JP2000344028A - 車載ユニットのインターフェース装置 - Google Patents

車載ユニットのインターフェース装置

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JP2000344028A
JP2000344028A JP11179962A JP17996299A JP2000344028A JP 2000344028 A JP2000344028 A JP 2000344028A JP 11179962 A JP11179962 A JP 11179962A JP 17996299 A JP17996299 A JP 17996299A JP 2000344028 A JP2000344028 A JP 2000344028A
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vehicle
switch
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JP11179962A
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English (en)
Inventor
光昭 ▲高▼阪
Mitsuaki Kosaka
Norio Isshiki
功雄 一色
Toshiyuki Sonoda
敏之 園田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種車載ユニットについて容易に操作し、ま
た種々の情報を容易に認識する。 【解決手段】 3スイッチ構造等のスイッチ操作装置2
1または音声認識回路でメニュー階層構造のメニュー選
択項目を選択し、容易に各車載ユニット2〜17を操作
する。この操作指示や車載ユニット2〜17からの種々
情報を、音声合成部23またはヘッドアップディスプレ
ーで運転者等に報知し、各車載ユニット2〜17に個々
に分散配置された表示部等を見なくてもこれらの情報を
認識できるようにする。これにより、運転中に前方から
目を離して操作したり表示内容を視認する必要をなく
し、自動車走行の安全性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車における
各種車載ユニットのインターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術の進展により、自動車の
分野においても、数々の車載ユニット(電装機器)が搭
載されるようになっている。即ち、1台の自動車におい
ては、例えば、時計、FM多重通信、カーナビゲーショ
ン、テレビジョン受像、音楽カセットテープ、音楽C
D、音楽MD、ラジオ、ダイアグノーシス(故障検
査)、空気調和(エアコンディション)、メータ表示、
ライト、ワイパー制御、ハンドリングにおけるターン
(右折または左折)、ハザードランプの点灯及び警告表
示等の多種の機能が、電子式の複数の車載ユニットによ
りそれぞれ実行されるようになっている。
【0003】一般に、上記のような複数の車載ユニット
は、それぞれ独立したものとして自動車内の所定の位置
にそれぞれ配置されている。そして、従来において、車
載ユニットの操作は各車載ユニットのそれぞれに設置さ
れたスイッチを押し操作するなどして個別に行うことと
なっていた。また、各車載ユニットのそれぞれの動作確
認についても、各車載ユニットに個別に設置された表示
部等を視認することにより行っていた。このように、各
種車載ユニットのインターフェース装置は、一般にそれ
ぞれ車載ユニットに独自に設置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載ユニッ
トのインターフェース装置では、各車載ユニットを操作
する際に、それぞれ個別のスイッチ等を操作する必要が
あったが、運転中にこれらの複数のスイッチ等を操作を
する場合、様々な位置に設置されたスイッチ等を操作を
するのが不便に感じる場合があった。
【0005】また、表示機能を持つ車載ユニットの場合
に、例えば、ドア開表示、シートベルトの非装着、油圧
インジケータ、ラジエータ水温インジケータ等の各種警
告表示に係る車載ユニットについては、その警告表示の
見落としが起こると危険な場合もあり、できるだけ運転
者等にその警告を確実に認識させることが望ましいこと
は言うまでもない。
【0006】上記の警告表示に限らず、速度メータ、エ
ンジン回転、ガソリンメータ及びカーナビゲーション等
の表示機能を有する車載ユニットについては、運転者が
その表示内容を確認する際に、運転中に前方から目を離
して表示内容を視認する必要があるが、自動車走行の安
全性を考慮すると、運転中にできるだけ前方から目を離
さずに情報を運転者に報知できることが望ましい。
【0007】そこで、この発明の課題は、各種車載ユニ
ットについて操作が容易で且つ種々の情報認識が容易な
車載ユニットのインターフェース装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、それぞれ個別スイッチの入力
操作により動作する複数の車載ユニットに接続されて、
当該各車載ユニットに対して1箇所から操作指示を与え
る中央操作指示手段と、前記各車載ユニットに関する情
報を操作者に認識させる情報認識手段と前記中央操作指
示手段及び情報認識手段と前記各車載ユニットとの間で
信号の送受信を行う信号送受信手段とを備え、前記中央
操作指示手段は、少なくとも自動車の運転席周りの所定
の位置に配置され、複数の前記車載ユニットの操作指示
について予め設定されたメニュー階層構造中の上位階層
と下位階層とに遷移するためのスイッチを有し、当該ス
イッチの操作により前記信号送受信手段を通じて前記各
車載ユニットに動作指示を与える簡易スイッチ操作装置
であり、前記情報認識手段は、前記信号送受信手段を通
じて前記各車載ユニットから与えられた前記各車載ユニ
ットの前記個別スイッチでの操作の名称または当該車載
ユニットの所定の設定状況を含む状況情報と、前記信号
送受信手段を通じて所定の車載ユニットから与えられた
自動車の警報情報とを、自然言語である音声信号に変換
する音声合成部と、前記音声合成部で合成された音声信
号を発声出力するスピーカとを備えるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、それぞれ個別ス
イッチの入力操作により動作する複数の車載ユニットに
接続されて、当該各車載ユニットに操作指示を与える中
央操作指示手段と、前記各車載ユニットに関する情報を
操作者に認識させる情報認識手段と前記中央操作指示手
段及び情報認識手段と前記各車載ユニットとの間で信号
の送受信を行う信号送受信手段とを備え、前記中央操作
指示手段は、操作者の発声を入力するマイクロフォン
と、前記マイクロフォンで入力された発声を音声認識
し、所定の操作に係る音声データと比較して一致するか
どうかを判断する音声認識回路と、前記音声認識回路で
一致したと判断された場合に、当該音声データに基づい
て、予め設定されたメニュー階層構造中の上位階層と下
位階層とに遷移しつつ、前記メニュー階層構造中で特定
されたメニュー選択項目を前記信号送受信手段を通じて
前記各車載ユニットに送信する操作制御部とを備え、前
記情報認識手段は、前記信号送受信手段を通じて前記各
車載ユニットから与えられた前記各車載ユニットの前記
個別スイッチでの操作の名称または当該車載ユニットの
所定の設定状況を含む状況情報と、前記信号送受信手段
を通じて所定の車載ユニットから与えられた自動車の警
報情報とを、自然言語である音声信号に変換する音声合
成部と、前記音声合成部で合成された音声信号を発声出
力するスピーカとを備えるものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、それぞれ個別ス
イッチの入力操作により動作する複数の車載ユニットに
接続されて、当該各車載ユニットに対して1箇所から操
作指示を与える中央操作指示手段と、前記各車載ユニッ
トに関する情報を操作者に認識させる情報認識手段と前
記中央操作指示手段及び情報認識手段と前記各車載ユニ
ットとの間で信号の送受信を行う信号送受信手段とを備
え、前記中央操作指示手段は、少なくとも自動車の運転
席周りの所定の位置に配置され、複数の前記車載ユニッ
トの操作指示について予め設定されたメニュー階層構造
中の上位階層と下位階層とに遷移するためのスイッチを
有し、当該スイッチの操作により前記信号送受信手段を
通じて前記各車載ユニットに動作指示を与える簡易スイ
ッチ操作装置であり、前記情報認識手段は、前記信号送
受信手段を通じて前記各車載ユニットから与えられた前
記各車載ユニットの前記個別スイッチでの操作の名称ま
たは当該車載ユニットの所定の設定状況を含む状況情報
と、前記信号送受信手段を通じて所定の車載ユニットか
ら与えられた自動車の警報情報とを、所定の表示画像と
して自動車の内側から投影してフロントガラスの前方位
置に画像表示するヘッドアップディスプレーであるもの
である。
【0011】請求項4に記載の発明は、それぞれ個別ス
イッチの入力操作により動作する複数の車載ユニットに
接続されて、当該各車載ユニットに対して1箇所から操
作指示を与える中央操作指示手段と、前記各車載ユニッ
トに関する情報を操作者に認識させる情報認識手段と前
記中央操作指示手段及び情報認識手段と前記各車載ユニ
ットとの間で信号の送受信を行う信号送受信手段とを備
え、前記中央操作指示手段は、操作者の発声を入力する
マイクロフォンと、前記マイクロフォンで入力された発
声を音声認識し、所定の操作に係る音声データと比較し
て一致するかどうかを判断する音声認識回路と、前記音
声認識回路で一致したと判断された場合に、当該音声デ
ータに基づいて、予め設定されたメニュー階層構造中の
上位階層と下位階層とに遷移しつつ、前記メニュー階層
構造中で特定されたメニュー選択項目を前記信号送受信
手段を通じて前記各車載ユニットに送信する操作制御部
とを備え、前記情報認識手段は、前記信号送受信手段を
通じて前記各車載ユニットから与えられた前記各車載ユ
ニットの前記個別スイッチでの操作の名称または当該車
載ユニットの所定の設定状況を含む状況情報と、前記信
号送受信手段を通じて所定の車載ユニットから与えられ
た自動車の警報情報とを、所定の表示画像として自動車
の内側から投影してフロントガラスの前方位置に画像表
示するヘッドアップディスプレーであるものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、前記各車載ユニ
ットから前記信号送受信手段を通じて前記情報認識手段
に与えられる前記状況情報及び前記警報情報は、当該各
車載ユニットで任意に決定された文字情報であり、前記
情報認識手段は、前記各車載ユニットから前記信号送受
信手段を通じて前記文字情報として与えられた前記状況
情報及び前記警報情報をそのまま前記音声合成部で音声
合成して前記スピーカから発声出力するようにされたも
のである。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記情報認識手
段の音声合成部は、前記中央操作指示手段での操作に対
応して前記各車載ユニットから前記文字情報として与え
られる前記状況情報を自然言語である音声信号に変換す
る機能を有するものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、前記中央操作指
示手段は、前記メニュー階層構造中の現階層からその上
位階層に遷移するための第一スイッチと、前記メニュー
階層構造中の前記現階層内でのメニュー選択項目を選択
変更するための第二スイッチと、前記メニュー階層構造
中の現階層からその下位階層に遷移するための第三スイ
ッチとを有する3スイッチ構造のスイッチ操作装置と、
前記スイッチ操作装置の前記第一及び第三スイッチで操
作指示された通りに上位階層と下位階層とで遷移し、ま
た前記第二スイッチによりメニュー選択項目が選択変更
された通りのメニュー選択項目を前記信号送受信手段を
通じて前記各車載ユニットに送信する操作制御部とを備
えるものである。
【0015】請求項8に記載の発明は、前記各車載ユニ
ットから前記信号送受信手段を通じて前記情報認識手段
に与えられる前記状況情報及び前記警報情報は、当該各
車載ユニットで任意に決定された文字情報及び図形情報
の少なくとも一方であり、前記情報認識手段は、前記各
車載ユニットから前記信号送受信手段を通じて前記文字
情報及び図形情報の少なくとも一方として与えられた前
記状況情報及び前記警報情報をそのまま前記ヘッドアッ
プディスプレーに表示するようにされたものである。
【0016】請求項9に記載の発明は、前記情報認識手
段は、前記中央操作指示手段での操作に対応して前記文
字情報及び図形情報の少なくとも一方として与えられた
前記状況情報を表示する機能を有するものである。
【0017】請求項10に記載の発明は、前記信号送受
信手段は、前記中央操作指示手段から前記車載ユニット
へ操作に係る信号を送信するための信号送信部を有し、
当該信号送信部と前記中央操作指示手段とは、単一の筐
体に設置されて単一ユニットとして構成され、前記中央
操作指示手段、前記情報認識手段及び前記車載ユニット
は、単一の通信配線を通じて多重通信を通じて相互通信
を行うようにされ、前記通信配線の複数の位置に、前記
中央操作指示手段が前記信号送信部を通じて着脱自在に
接続される接続コネクタが形成されたものである。
【0018】請求項11に記載の発明は、前記通信配線
の前記接続コネクタは、少なくとも自動車内の運転席付
近、助手席付近及び後部座席付近に配置されるものであ
る。
【0019】請求項12に記載の発明は、前記中央操作
指示手段は、前記メニュー階層構造に沿って操作指示す
る階層モードと、所定の操作指示を直接的に与えるダイ
レクトモードとを切り替えるモード切替スイッチと、前
記モード切替スイッチで前記ダイレクトモードに切り替
えられたときに所定の操作指示を直接的に与えるための
ダイレクト操作スイッチとを備えるものである。
【0020】請求項13に記載の発明は、前記中央操作
指示手段は、前記ダイレクト操作スイッチの操作指示に
係る機能を変更するための機能変更スイッチをさらに備
えるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】{第1の実施の形態} <構成>図1はこの発明の第1の実施の形態に係る車載
ユニットのインターフェース装置1を示す図である。こ
のインターフェース装置1は、図1の如く、自動車に搭
載された複数の車載ユニット2〜17に対して操作入力
する際に利用される簡易スイッチ操作装置21と、この
簡易スイッチ操作装置21での操作入力により各車載ユ
ニット2〜17での動作に係るメニュー切り替えを行う
操作制御部22と、各車載ユニット2〜17からの情報
をアナログ式の音声信号に変換して出力する音声合成部
23と、音声合成部23からの音声信号を発音するスピ
ーカ24と、簡易スイッチ操作装置21で操作入力され
たメニュー切り替えについての信号をLAN(ローカル
エリアネットワーク)等の多重通信配線26を通じて各
車載ユニット2〜17に送信するとともに各車載ユニッ
ト2〜17から得られた情報を音声合成部23に出力す
る信号送受信部25とを備える。
【0022】尚、この実施の形態における車載ユニット
2〜17としては、図1の如く、時計2、FM多重通信
部3、カーナビゲーション装置4、テレビジョン受像機
5、音楽MD(ミニディスク)装置6、音楽CD(コン
パクトディスク)装置7、音楽カセットテープ再生装置
8、ラジオ9、ダイアグノーシス(故障検査)装置1
0、空気調和機(エアコンディショナー)11、メータ
表示器12、各種ライト13、ワイパー制御機14、ハ
ンドリングにおけるターン(右折または左折)指示器1
5、ハザードランプ16及びホーン(音声出力)17等
が適用される。ただし、これらは例示であり、その他の
機能を有する車載ユニットを適用してもよいことは言う
までもない。
【0023】尚、これらの車載ユニット2〜17は、そ
れぞれ図示しない個別スイッチが備えられており、この
個別スイッチでの操作に基づいて各車載ユニット2〜1
7の所定の機能動作を発揮するようになっている。
【0024】また、各車載ユニット2〜17は、後述の
簡易スイッチ操作装置21でメニュー切り替え操作を行
う場合の階層構造のメニューがフラッシュROM等の所
定の記憶部に予め記憶されている。
【0025】そして、インターフェース装置1の簡易ス
イッチ操作装置21は、図2のように、各車載ユニット
2〜17内に記憶されたメニューの階層構造(以下「メ
ニュー階層構造」という)をたどっていく機能を有する
ものである。即ち、かかるメニュー階層構造を内部に保
有するのではなく、各車載ユニット2〜17に対してメ
ニュー階層構造の上位階層側に推移するのか、下位階層
側に推移するのかなどといった指示情報のみを送信する
ようになっている。
【0026】具体的に、各車載ユニット2〜17に分散
されて保有されるメニュー階層構造としては、図2の如
く、初期メニュー31として、「オーディオ(Audio)
電源」、「オーディオ(Audio)音量」、「ラジオ」、
「カセット(音楽カセットテープレコーダー)」、「C
D(音楽コンパクトディスク)」、「MD(音楽ミニデ
ィスク)」、「TV(テレビジョン受像機)」、「ナビ
(カーナビゲーション)」、「FM多重」、「時計」、
「エアコン(空気調和機)」、「ライト」、「ワイパ
ー」、「ターン」、「ハザード(ハザードランプ)」及
び「ホーン(音声出力)」といったメニュー選択項目が
用意されている。これらの初期メニュー31の各メニュ
ー選択項目は、それぞれが個別の下位階層のメニュー3
2,33,34,37,38,39,40,44,4
5,47,51,52,53,54,55を持ってお
り、また、これらの下位階層の各メニュー32,33,
34,37,38,39,40,44,45,47,5
1,52,53,54,55のうちのいくつか(符号3
4,40,45,47,55)はさらに下位階層のメニ
ュー35,36,41,42,43,46,48,4
9,50,56,57を持っている。そして、各メニュ
ー32〜57の名称は、その上位階層のメニュー31,
34,40,45,47,55において対応づけられた
メニュー選択項目の名称が該当するものとされている。
【0027】即ち、初期メニュー31の「オーディオ
(Audio)電源」に対応づけられた下位階層メニュー3
2におけるメニュー選択項目としては、「電源オン
(「ON」)」及び「電源オフ(「OFF」)」という
メニュー選択項目が用意されている。
【0028】初期メニュー31の「オーディオ(Audi
o)音量」に対応づけられた下位階層メニュー33にお
けるメニュー選択項目としては、「音量アップ(「U
P」)」及び「音量ダウン(「DOWN」)」というメ
ニュー選択項目が用意されている。
【0029】初期メニュー31の「ラジオ」に対応づけ
られた下位階層メニュー34におけるメニュー選択項目
としては、「AM」、「FM」及び「交通情報」といっ
たメニュー選択項目が用意され、さらに「AM」及び
「FM」のそれぞれに対応づけられた下位階層メニュー
35,36におけるメニュー選択項目として各種放送局
の選局名が用意されている。
【0030】初期メニュー31の「カセット(音楽カセ
ットテープレコーダー)」に対応づけられた下位階層メ
ニュー37におけるメニュー選択項目としては、「St
art」、「Stop」、「早送り(「FF」)」、
「巻き戻し(「REW」)」及び「繰り返しプレイ
(「Rep」)」といったメニュー選択項目が用意され
ている。
【0031】初期メニュー31の「CD(音楽コンパク
トディスク)」及び「MD(音楽ミニディスク)」の各
下位階層のメニュー38,39におけるメニュー選択項
目としては、「Start」、「Stop」、「先の曲
へ進む(「DISK UP」)」、「前の曲へ戻る
(「DISK DOWN」)」及び「繰り返しプレイ
(「Rep」)」といったメニュー選択項目がそれぞれ
用意されている。
【0032】初期メニュー31の「TV(テレビジョン
受像機)」に対応づけられた下位階層メニュー40にお
けるメニュー選択項目としては、「電源」、「音量」及
び「選局」といったメニュー選択項目が用意され、さら
に「電源」に対応づけられた下位階層メニュー41にお
けるメニュー選択項目として「電源オン(「ON」)」
及び「電源オフ(「OFF」)」というメニュー選択項
目が、「音量」に対応づけられた下位階層メニュー42
におけるメニュー選択項目として「音量アップ(「U
P」)」及び「音量ダウン(「DOWN」)」というメ
ニュー選択項目が、「選局」に対応づけられた下位階層
メニュー43におけるメニュー選択項目として各種放送
局の選局名が用意されている。
【0033】初期メニュー31の「FM多重」に対応づ
けられた下位階層メニュー44におけるメニュー選択項
目として各種放送局の選局名が用意されている。
【0034】初期メニュー31の「時計」に対応づけら
れた下位階層メニュー45におけるメニュー選択項目と
しては、「日時」及び「時間設定」が用意され、さらに
「日時」の設定を選択した場合にはこれに対応するメニ
ュー46として、「何月」、「何日」、「何時」及び
「何分」といったメニュー選択項目が用意されている。
【0035】初期メニュー31の「エアコン(空気調和
機)」に対応づけられた下位階層メニュー47における
メニュー選択項目としては、「電源オフ(「OF
F」)」、「温度(「TEMP」)」、「自動設定
(「AUTO」)」、「エアーコンデショニング設定
(「A/C」)」、「吹き出し位置設定(「MOD
E」)」及び「ブロア調整(「ブロア」)」といったメ
ニュー選択項目が用意され、さらに、「温度(「TEM
P」)」に対応づけられた下位階層メニュー48におけ
るメニュー選択項目として「温度アップ(「UP」)」
及び「温度ダウン(「DOWN」)」というメニュー選
択項目が、「吹き出し位置設定(「MODE」)」に対
応づけられた下位階層メニュー49におけるメニュー選
択項目として「前」、「前&下」、「下」及び「下&デ
フ」といった吹き出し位置項目が、「ブロア調整(「ブ
ロア」)」に対応づけられた下位階層メニュー50にお
けるメニュー選択項目として「風量アップ(「U
P」)」及び「風量ダウン(「DOWN」)」といった
メニュー選択項目が用意されている。
【0036】初期メニュー31の「ライト」に対応づけ
られた下位階層メニュー51におけるメニュー選択項目
としては、「電源オフ(「OFF」)」、「テールラン
プ(「TAIL」)」、「ロー・ヘッドランプ(HEA
D Lo)」、「ハイ・ヘッドランプ(HEAD H
i)」及び「自動設定(「AUTO」)」といったメニ
ュー選択項目が用意されている。
【0037】初期メニュー31の「ワイパー」に対応づ
けられた下位階層メニュー52におけるメニュー選択項
目としては、「電源オフ(「OFF」)」、「間欠」、
「低速」、「高速」及び「ウォシャー」といったメニュ
ー選択項目が用意されている。
【0038】初期メニュー31の「ターン」に対応づけ
られた下位階層メニュー53におけるメニュー選択項目
としては、「右」及び「左」といったメニュー選択項目
が用意されている。
【0039】初期メニュー31の「ハザード(ハザード
ランプ)」に対応づけられた下位階層メニュー54にお
けるメニュー選択項目としては、「点灯(「ON」)」
及び「消灯(「OFF」)」といったメニュー選択項目
が用意されている。
【0040】初期メニュー31の「ホーン(音声出
力)」が選択された場合は、各車載ユニット2〜17か
らの情報を音声により出力するようになっている。かか
る各車載ユニット2〜17からの情報の選択メニューと
しては、まず上位メニュー55として「警報」、「デー
タリピート(Rep)」及び「データ情報」といったメ
ニュー選択項目が用意され、「データリピート(Re
p)」が選択されたときには、これに対応する下位階層
メニュー56において「速度」及び「位置情報」のいず
れかをメニュー選択でき、これによりかかる情報を一定
間隔で繰り返しスピーカ24から出力するようになって
いる。また「データ情報」が選択されたときには、これ
に対応する下位階層メニュー57において、「走行距
離」、「燃費」、「残燃料」、「高度」、「傾斜」、
「Roll」、「外気温」及び「内気温」のいずれかを
メニュー選択できるようになっている。
【0041】これらはすべて、簡易スイッチ操作装置2
1での操作状況を示すものであるが、上述の通り、それ
ぞれの操作指示に対応して機能する各車載ユニット2〜
17内の各記憶部内に分散されて格納されている。
【0042】そして、簡易スイッチ操作装置21は、上
記(図2)のような階層構造のメニュー選択項目を、可
久的に簡素な構造で操作できるように工夫されており、
具体的に、この簡易スイッチ操作装置21は、メニュー
階層構造における前回の階層に戻るように指示するため
の第一スイッチ21aと、現時点での階層(以下「現階
層」という)におけるメニュー選択項目の選択変更を行
う第二スイッチ21bと、第二スイッチ21bで選択変
更されたメニュー選択項目を決定しまたは当該メニュー
選択項目に対応づけられた下位階層メニューに推移する
ための第三スイッチ21cとを備えた3スイッチ構成と
なっている。尚、この簡易スイッチ操作装置21におい
て、第一スイッチ21aと第二スイッチ21bとが同時
に押し操作されたときには、どの階層にいても初期メニ
ュー31に戻るように意味づけられている。また、現階
層の状態を保存して操作を終了させたい場合には、第二
スイッチ21bと第三スイッチ21cとを同時に押すよ
うに意味づけられており、さらに、次回使用時には、第
二スイッチ21bのみを押し操作することで、前回終了
時に保存された階層のメニューを最初に読み出すように
意味づけられている。
【0043】これらの各スイッチ21a〜21cはいず
れも押しボタン式のものが適用されており、例えば、第
一スイッチ21aの表面には三角印(「△」)が、第二
スイッチ21bの表面には「MENU」の文字が、第三
スイッチ21cの表面には逆三角印(「▽」)がそれぞ
れマーキングされている。このように、簡易スイッチ操
作装置21として3スイッチ構成のような単純な構成を
採用することで、運転中での運転者による操作が容易に
なる。また、簡易スイッチ操作装置21は、自動車のス
テアリングの周囲またはピラー等の運転者が操作しやす
い位置に設置されている。
【0044】操作制御部22は、上記した図2の階層構
造のメニュー切り替え動作を司るもので、書き換え可能
なROMおよびRAM等が接続された一般的なCPU内
において所定のソフトウェアプログラムによって動作す
る機能部品である。具体的に、この操作制御部22は、
図2に示したメニュー階層構造において、現在どの階層
に位置しているかを認識し、その階層のメニュー選択項
目を該当する車載ユニット2〜17に問い合わせて入手
する機能と、各スイッチ21a〜21cでの操作により
上位階層及び下位階層のいずれに切り替えられたかを認
識し、かかる操作指示の信号を、これに関係する車載ユ
ニット2〜17に送信する機能と、メニュー階層構造の
最下層のメニュー選択項目の選択決定がなされたときに
疑似操作データとして信号送受信部25を通じて各車載
ユニット2〜17へシリアル信号を送信する機能と、簡
易スイッチ操作装置21の第二スイッチ21bと第三ス
イッチ21cとが同時に押し操作されたときにその時点
の階層の状態を書き換え可能なROMに保存して操作を
終了させる機能と、一定時間(例えば30秒)以上メニ
ュー選択が行われなかった場合にその時点の階層の状態
を書き換え可能なROMに保存して操作を終了させる機
能と、非駆動状態で第二スイッチ21bのみが押し操作
された場合に前回終了時に書き換え可能なROMに保存
された階層のメニューを最初に読み出してその情報を音
声合成部23へ伝達する機能とを備える。
【0045】音声合成部23は、信号送受信部25を通
じて各車載ユニット2〜17から与えられた情報(状況
情報や警報情報)を、所定の内蔵ROM等に予め格納さ
れた所定の記憶テーブルを参照して、それぞれ所定のア
ナログ式音声信号に変換し、この音声信号の増幅処理を
行った後、スピーカ24を通じて発声するようになって
いる。具体的な音声合成部23の音声合成手法として
は、例えば、前もって録音しておいた音声の断片をつな
ぎ合わせて合成する方法や、音声の生成されるモデルを
フィルタや信号源等から合成する方法等のいずれであっ
てもよく、一般のテキストファイル形式の日本文(カタ
カナ)データをアナログ式の音声信号に変換するテキス
ト合成方式が採用されている。
【0046】ここで、各車載ユニット2〜17での個別
スイッチ操作に係る情報は、各車載ユニット2〜17か
ら送信されてきた後述の文字情報に基づいて、これをそ
のまま音声合成部23によって音声合成し、スピーカ2
4に発音するようになっている。かかる操作指示の情報
を操作者に報知することを、この明細書では「アンサー
バック」ということにする。
【0047】そして、この実施の形態では、簡易スイッ
チ操作装置21で操作されたメニューの情報について、
このときの操作に係る指示信号が操作制御部22及び信
号送受信部25を通じて各車載ユニット2〜17に与え
られ、これに対応して各車載ユニット2〜17から送信
されてきた後述の文字情報に基づいて、これをそのまま
音声合成部23によって音声合成し、スピーカ24に発
音するようになっている。即ち、各車載ユニット2〜1
7での個別スイッチ操作に係るアンサーバックだけでな
く、簡易スイッチ操作装置21でのスイッチ操作につい
ても、併せて音声により報知できるようになっている。
【0048】また、簡易スイッチ操作装置21におい
て、「ホーン(音声出力)」に関するメニュー選択項目
が選択された場合には、各車載ユニット2〜17からの
所定の状況情報を信号送受信部25を通じて受信し、選
択された「速度」または「位置情報」を一定間隔で繰り
返しスピーカ24から出力し、あるいは、「走行距
離」、「燃費」、「残燃料」、「高度」、「傾斜」、
「Roll」、「外気温」または「内気温」をスピーカ
24から一度だけ出力するようになっている。
【0049】尚、この明細書では、これらの各車載ユニ
ット2〜17における所定の情報と、上記した個別スイ
ッチ操作の操作項目またはメニュー階層を示す情報と、
簡易スイッチ操作装置21での操作に係る操作項目また
はメニュー階層を示す情報とを総称して状況情報と呼ぶ
ことにする。
【0050】また、複数の車載ユニット2〜17のう
ち、ワーニング(警報)機能を有したものから警報情報
が信号送受信部25を通じて与えられたときには、かか
る警報情報を優先して所定のアナログ式音声信号に変換
し、この音声信号の増幅処理を行った後、スピーカ24
を通じて発声するようになっている。
【0051】そして、各車載ユニット2〜17のROM
等の記憶部内には、上記状況情報と警報情報といった運
転者や添乗者に発声報知したい日本文としての情報が、
テキストファイル形式の文字情報予め格納されており、
各車載ユニット2〜17から信号送受信部25を通じて
音声合成部23に送信できるようになっている。
【0052】このように、発声報知したい日本文を各車
載ユニット2〜17から送信するようにすることで、様
々な仕様の車載ユニット2〜17を適用する場合に、イ
ンターフェース装置1内で全ての仕様の車載ユニット2
〜17についての警報情報を内蔵しなくてもよくなり、
車載ユニット2〜17の仕様の変更に容易に対応でき
る。したがって、インターフェース装置1としての汎用
性を向上できるという利点がある。特に、各車載ユニッ
ト2〜17に対して多重通信により操作指示を与えた
後、これらの各車載ユニット2〜17側での各種の動作
情報や設定情報をテキストファイル形式の情報としてイ
ンターフェース装置1に返信するようにしているので、
警報情報の場合と同様に極めて便利である。具体的に
は、記述の通り、各車載ユニット2〜17の個別スイッ
チ操作や、簡易スイッチ操作装置21でのメニュー階層
の切り替え指示に対応して、所定の文字情報を各車載ユ
ニット2〜17から信号送受信部25を通じて音声合成
部23に送信する。あるいは、時計2からは日時情報等
を、FM多重通信部3、テレビジョン受像機5及びラジ
オ9からは選局名情報等を、カーナビゲーション装置4
からは自動車の走行位置情報等を、音楽MD(ミニディ
スク)装置6、音楽CD(コンパクトディスク)装置7
及び音楽カセットテープ再生装置8からは音楽プレイ情
報等を、ダイアグノーシス(故障検査)装置10からは
故障診断情報等を、空気調和機(エアコンディショナ
ー)11からは設定温度情報及び吹き出し口モード設定
情報等を、メータ表示器12からはパーキングブレーキ
情報、ドア開情報、シートベルトの非装着情報、車速情
報、走行距離情報、燃費情報、高度情報及び温度情報等
を、ハンドリングにおけるターン(右折または左折)指
示器15からは操作方向情報等をそれぞれ送信する。
【0053】尚、各車載ユニット2〜17での状況情報
あるいは警報情報については、インターフェース装置1
のスピーカ24からの発声出力に併せて、各車載ユニッ
ト2〜17に個別に表示部等が個別に設けられている場
合には、当該表示部にも同時に状況情報や警報情報を表
示するようになっている。
【0054】<動作>上記構成の車載ユニットのインタ
ーフェース装置1の動作を説明する。まず、警報情報の
読み上げ動作については、各車載ユニット2〜17から
インターフェース装置1に対し、運転者や添乗者に発声
報知したい日本文をテキストファイル形式の文字情報と
しての警報情報を送信する。ここでは、例えば、「ドア
が開いています」といったドア開情報や、「ブレーキが
引かれています」といったブレーキ解除忘れ警告情報等
がある。これらは、各車載ユニット2〜17側におい
て、自動車のトランスミッションレバーのパーキングポ
ジションからの解除と、所定のウォーニング状態との論
理積が演算された時点で、各車載ユニット2〜17から
インターフェース装置1へ送信される。
【0055】インターフェース装置1では、警報情報が
信号送受信部25を通じて得られた時点で、音声合成部
23が警報情報を優先して音声変換する。具体的には、
各車載ユニット2〜17から与えられたテキストファイ
ル形式の日本文の警報情報について、音声合成部23で
所定のコーディングを行ってアナログ式の音声信号に変
換し、増幅処理を経てスピーカ24から発音出力する。
【0056】また、各車載ユニット2〜17における個
別スイッチの操作の状況については、それぞれの操作指
示が個別スイッチを通じてなされた時点で、各車載ユニ
ット2〜17内の記憶部に予め格納されたテキストファ
イル形式の日本文の文字情報としての状況情報をインタ
ーフェース装置1に送信し、音声合成部23で所定のコ
ーディングを行ってアナログ式の音声信号に変換し、増
幅処理を経てスピーカ24から発音出力し、アンサーバ
ックとしての報知を行う。
【0057】さらに、簡易スイッチ操作装置21での操
作について説明する。まず、自動車のステアリングの周
囲またはピラー等の運転者が操作しやすい位置に設置さ
れた簡易スイッチ操作装置21の第二スイッチ(「ME
NU」)21bを押し操作する。そうすると、操作制御
部22では、スイッチ操作が開始されたものと認識し
て、前回終了時に保存された階層のメニューを最初に読
み出し、そのメニューに係るコード信号を音声合成部2
3に伝達する。音声合成部23では、そのコード信号に
基づいて、前回終了時に保存された階層のメニューの名
称を、記憶テーブルを参照して読み出し、これをアナロ
グ式音声信号に変換して増幅処理し、スピーカ24を通
じて発声する。
【0058】運転者等の操作者は、このときのスピーカ
24からの発声に応じて、各スイッチ21a〜21cを
押し操作しながら所望のメニュー階層に移動するよう動
作する。即ち、第一スイッチ21aを押し操作して、ニ
ュー階層構造における前回の階層に戻るように指示し、
第二スイッチ21bを押し操作して、現階層におけるメ
ニュー選択項目の選択変更を行い、第三スイッチ21c
を押し操作して、現階層のメニュー選択項目を決定しま
たは当該メニュー選択項目に対応づけられた下位階層メ
ニューに推移する。また、現階層がどの階層であって
も、第一スイッチ21aと第二スイッチ21bとを同時
に押し操作することで初期メニュー31に戻る。
【0059】これらのスイッチ操作においては、全ての
スイッチ21a〜21cの操作が行われた時点で、操作
制御部22がその旨を認識し、かかる操作によって指示
された内容を、現状の階層に照らして、かかる指示に関
する車載ユニット2〜17に送信する。かかる指示を受
けた車載ユニット2〜17は、これに対応して、階層構
造を遷移し、遷移した後の階層を再び操作制御部22に
返信するとともに、操作指示された後の階層の名称を、
記憶部に予め格納されたテキストファイル形式の日本文
の文字情報(状況情報)としてインターフェース装置1
に送信する。インターフェース装置1では、音声合成部
23で所定のコーディングを行ってアナログ式の音声信
号に変換し、増幅処理を経てスピーカ24から発音出力
し報知を行う。これにより、操作者は、各車載ユニット
2〜17のそれぞれの表示部等を視認することなく、イ
ンターフェース装置1のスピーカ24から発声された音
声に基づいて操作を容易に行うことができる。また、操
作ミスした場合、音声での確認により操作ミスしたこと
をすぐに認識でき、利便性が向上する。
【0060】これらのスイッチ操作を経て、最下層のメ
ニュー選択項目が決定された(即ち、第三スイッチ21
cが押し操作された)場合は、操作制御部22及び信号
送受信部25を通じて信号が対応車載ユニット2〜17
に送信される。この対応車載ユニット2〜17では、得
られた信号に基づいて最下層のメニュー選択項目の決定
を認識し、指示されたコード信号に対応する所望の動作
を実行する。そして、これらの各車載ユニット2〜17
内において、それぞれの所定のROM等の記憶部内の記
憶テーブル内のテキストデータを読み出し、各車載ユニ
ット2〜17側での各種の動作情報や設定情報をテキス
トファイル形式の情報としてインターフェース装置1に
返信する。例えば、時計2からは日時情報(例えば「○
月○日○時○分です」)等を、FM多重通信部3、テレ
ビジョン受像機5及びラジオ9からは選局名情報(例え
ば「○○放送局です」)等を、カーナビゲーション装置
4からは自動車の走行位置情報(例えば「現在○○を通
過中です」)等を、音楽MD(ミニディスク)装置6、
音楽CD(コンパクトディスク)装置7及び音楽カセッ
トテープ再生装置8からは音楽プレイ情報(例えば「カ
セットを巻き戻ししています」や「○曲目です」)等
を、ダイアグノーシス(故障検査)装置10からは故障
診断情報等を、空気調和機(エアコンディショナー)1
1からは設定温度情報(例えば「摂氏○度です」)及び
吹き出し口モード設定情報(例えば「モードはデフで
す」)等を、メータ表示器12からはパーキングブレー
キ情報(例えば「ブレーキが引かれています」)、ドア
開情報(例えば「ドアが開いています」)、シートベル
トの非装着情報(例えば「シートベルトが装着されてい
ません」)、車速情報(例えば「ただいまの速度は時速
○kmです」)、走行距離情報、燃費情報、高度情報及
び温度情報等を、ハンドリングにおけるターン(右折ま
たは左折)指示器15からは操作方向情報(例えば「右
に曲がります」)等をそれぞれテキストファイル形式の
日本文データとして送信する。インターフェース装置1
では、これらの日本文データ(状況情報)が信号送受信
部25を通じて得られた時点で、音声合成部23が、こ
れらの情報について、所定のコーディングを行ってアナ
ログ式の音声信号に変換し、増幅処理を経てスピーカ2
4から発音出力する。これにより、運転者等の操作者
は、各車載ユニット2〜17の表示部等を視認せず、前
方から視点を移さずに各種の動作情報や設定情報を容易
に視認でき、自動車運転時の安全性を向上できる。尚、
簡易スイッチ操作装置21での操作において「データリ
ピート(Rep)」が選択され、これに対応する下位階
層メニュー56において「速度」及び「位置情報」のい
ずれかがメニュー選択されたとき、これに係る情報は、
一定間隔で繰り返しスピーカ24から発声出力すればよ
い。
【0061】尚、各車載ユニット2〜17での状況情報
及び警報情報については、インターフェース装置1のス
ピーカ24からの発声出力に併せて、各車載ユニット2
〜17に個別に表示部が個別に設けられている場合に
は、当該表示部にも同時に動作情報や設定情報あるいは
警報情報を表示するようにし、操作者が運転停止中など
で時間の余裕がある場合には直接各車載ユニット2〜1
7の表示部を視認すればよい。
【0062】最後に、操作を終了させたい場合には、第
二スイッチ21bと第三スイッチ21cとを同時に押し
操作する。このとき、操作制御部22は、現階層の状態
を保存してから簡易スイッチ操作装置21による操作を
終了する。また、一定時間(例えば30秒)以上メニュ
ー選択が行われなかった場合にも、その時点の階層の状
態を書き換え可能なROMに保存して操作を終了させ
る。
【0063】このように、極めて簡素な構成の簡易スイ
ッチ操作装置21を操作し、スピーカ24から発声出力
される情報を聞きながらメニュー階層構造を変更して操
作を行うことができるので、運転中、各車載ユニット2
〜17に分散して個別に設置されたスイッチの操作を行
わずに済み、操作性が向上することで自動車の運転上の
安全性が向上する。また、各車載ユニット2〜17に分
散して個別に設置された表示部を視認しなくても、スピ
ーカ24から発声される音声により車載ユニット2〜1
7の操作内容を間違えずに確認しながら容易に操作する
ことが可能となり、特に運転中に前方から目を離して表
示内容を視認する必要がないため、自動車走行の安全性
を大幅に向上できる。
【0064】そして、各車載ユニット2〜17での状況
情報及び警報情報について、インターフェース装置1側
で音声データを持つのではなく、各車載ユニット2〜1
7側からテキストファイル形式の日本文データとしてイ
ンターフェース装置1に送信し、インターフェース装置
1側では、ここで与えられたテキストファイル形式の日
本文データをそのまま音声信号に変換して発声出力すれ
ばよいので、様々な仕様の車載ユニット2〜17を適用
する場合に、その仕様変更に合わせて車載ユニット2〜
17側でテキストファイル形式の日本文データを変更す
ればよく、インターフェース装置1でのデータの変更を
行わなくてもよい。したがって、各車載ユニット2〜1
7の仕様の変更に容易に対応でき、インターフェース装
置1としての汎用性を向上できる。
【0065】また、各車載ユニット2〜17からの警報
情報については、これを優先してインターフェース装置
1で発声報知するようにしているので、ウォーニング情
報を表示部でのみ表示していた従来に比べて、警報情報
の見落としをすることがなくなり、安全性を大幅に向上
できる。
【0066】{第2の実施の形態}図3はこの発明の第
2の実施の形態に係る車載ユニットのインターフェース
装置1を示す図である。なお、図3では第1の実施の形
態と同様の機能を有する要素については同一符号を付し
ている。
【0067】図3の如く、この実施形態の車載ユニット
のインターフェース装置1は、図2に示したメニュー階
層構造で各車載ユニット2〜17に対する操作指示を行
い、その動作情報及び設定情報や警報情報をスピーカ2
4を通じて音声にて発声出力する点で第1の実施の形態
と共通しているが、各車載ユニット2〜17に対する操
作指示を、自動車のステアリングの周囲またはピラー等
の運転者が操作しやすい位置に設置されたマイクロフォ
ン61で音声入力し、音声認識回路62で音声認識を行
って操作指示を行う点で、第1の実施の形態と異なって
いるものである。
【0068】この音声認識回路62は、第一音声である
「戻る」という語と、第二音声である「メニュー」とい
う語と、第三音声である「進む」という語の音声データ
(モデル)が所定の記憶装置(ROM)に格納されてお
り、音声認識回路62では、音声が入力された時点で当
該音声のスペクトル解析を行い、ピッチ(周波数)抽出
を行って補正を加え、時間軸に沿ったスペクトルの変化
をDPマッチング方式により記憶装置(ROM)内の音
声データ(モデル)と比較するといった「隠れマルコフ
モデル」が採用されている。
【0069】音声認識回路62の操作方法としては、メ
ニュー階層構造における前回の階層に戻るように指示す
る場合には、操作者(運転者)がマイクロフォン61に
第一音声である「戻る」という語を音声入力し、現階層
におけるメニュー選択項目の選択変更を行う場合には、
操作者がマイクロフォン61に第二音声である「メニュ
ー」という語を音声入力し、第二音声で選択変更された
メニュー選択項目を決定しまたは当該メニュー選択項目
に対応づけられた下位階層メニューに推移する場合に
は、操作者がマイクロフォン61に第三音声である「進
む」という語を音声入力する。音声認識回路62がこれ
らの語と記憶装置(ROM)内の音声データ(モデル)
とを比較し、一致している場合に、これを所定のコード
データに変換して操作制御部22に送信する。
【0070】尚、上記第一音声(「戻る」)の入力は、
第1の実施の形態中の第一スイッチ21aの押し操作に
対応しており、上記第二音声(「メニュー」)の入力
は、第1の実施の形態中の第二スイッチ21bの押し操
作に対応しており、上記第三音声(「進む」)の入力
は、第1の実施の形態中の第三スイッチ21cの押し操
作に対応している。そして、操作制御部22、音声合成
部23、スピーカ24、信号送受信部25及び各車載ユ
ニット2〜17の機能及び動作は、第1の実施の形態で
説明した場合と同様であるため、その説明を省略する。
【0071】この実施の形態に係るインターフェース装
置1においては、各車載ユニット2〜17の操作指示を
行う場合、一切のスイッチ操作を行わず、操作者が「戻
る」、「メニュー」または「進む」といった極めて簡単
な言葉を発音するだけで容易に操作を行うことができる
ので、特に運転中に前方から目を離して表示内容を視認
する必要がなくなり、自動車走行の安全性を大幅に向上
できる。
【0072】また、各車載ユニット2〜17での個別ス
イッチ操作やマイクロフォン61及び音声認識回路62
を通じた操作指示などの状況情報をスピーカ24から発
声しながらメニュー階層構造を変更して操作を行うこと
ができる点、各車載ユニット2〜17からの警報情報に
ついては、これを優先してインターフェース装置1で発
声報知できる点、各車載ユニット2〜17での状況情報
や警報情報について各車載ユニット2〜17で予め用意
されたテキストファイル形式の日本文データとしてイン
ターフェース装置1に送信する点は、第1の実施の形態
と同様であり、その利便性も第1の実施の形態と同様に
確保できることは勿論である。
【0073】{第3の実施の形態}図4はこの発明の第
3の実施の形態に係る車載ユニットのインターフェース
装置1を示す図である。なお、図4では第1の実施の形
態と同様の機能を有する要素については同一符号を付し
ている。
【0074】図4の如く、この実施形態の車載ユニット
のインターフェース装置1は、図2に示したメニュー階
層構造で各車載ユニット2〜17に対する簡易スイッチ
操作装置21でのスイッチ操作指示を行い、その動作情
報及び設定情報や警報情報を操作者に認識させる点で第
1の実施の形態と共通しているが、各車載ユニット2〜
17における個別スイッチ操作状況(アンサーバック)
や簡易スイッチ操作装置21での操作指示等についての
状況情報と警報情報とをヘッドアップディスプレー(H
UD)71で自動車のフロントガラスに映しだして表示
する点で、第1の実施の形態と異なっているものであ
る。
【0075】ここで、ヘッドアップディスプレー71
は、図5及び図6の如く、自動車内のダッシュボード7
2等に設置された画像投影機であって、フロントガラス
74内の特定の位置に凹面鏡として作用するホログラム
板73を設置しておき、投影した表示画像をホログラム
板73によりフロントガラス74より前方に結像させて
画像表示を行うものである。これにより、運転者が前方
の遠視点から視点を移さずに表示画像を視認することが
可能となる。
【0076】ヘッドアップディスプレー71で表示され
る表示画像の内容としては、各車載ユニット2〜17で
の個別スイッチ操作や、簡易スイッチ操作装置21での
スイッチ操作の操作状況に係る表示と、かかるスイッチ
操作に応じて動作する各車載ユニット2〜17の動作情
報や設定情報の表示と、ウォーニング機能を有する車載
ユニット2〜17から送信されてきた警報情報の表示と
があり、これらの全てが適宜のタイミングで表示され
る。特に、簡易スイッチ操作装置21でのスイッチ操作
に関しては、図2に示したメニュー階層構造の現階層の
名称とその下位階層のメニュー32〜57のメニュー選
択項目が表示される。
【0077】そして、この実施の形態では、各車載ユニ
ット2〜17で予め保有している状況情報や警報情報に
ついては、文字情報及び図形情報の少なくとも一方の形
式でそれぞれの記憶部に格納されており、これらをイン
ターフェース装置1に送信するときには、ヘッドアップ
ディスプレー71においてこれらの文字情報や図形情報
をそのまま表示するようにしている。これにより、イン
ターフェース装置1では、これらの情報についての表示
画像等を一切保有する必要がなくなり、車載ユニット2
〜17の構成が変更された場合などには、変更された車
載ユニット2〜17側で保有情報を変更するだけでよく
なる。即ち、車載ユニット2〜17の仕様変更に対して
インターフェース装置1側で一切対応する必要がなくな
り、便利である。
【0078】尚、簡易スイッチ操作装置21、操作制御
部22及び信号送受信部25は第1の実施の形態と同様
であり、その利便性も第1の実施の形態と同様に確保で
きることは勿論である。
【0079】この実施の形態のインターフェース装置1
では、各車載ユニット2〜17内の個別スイッチ操作の
アンサーバックや、簡易スイッチ操作装置21でのスイ
ッチ操作に応じて動作する各車載ユニット2〜17の動
作情報等の状況情報と、ウォーニング機能を有する車載
ユニット2〜17から送信されてきた警報情報といった
所定の文字情報や画像情報を、ヘッドアップディスプレ
ー71でそのまま表示すればよい。即ち、ヘッドアップ
ディスプレー71では、これらの情報をフロントガラス
74上のホログラム板73に照射し、このホログラム板
73によりフロントガラス74の前方に結像して写り込
んだ表示画像を運転者等が視認できるようにしているの
で、運転者が前方の遠視点から視点を移さずに表示画像
を視認することができ、自動車の運転上での安全性が向
上する。
【0080】{第4の実施の形態}図7はこの発明の第
4の実施の形態に係る車載ユニットのインターフェース
装置1を示す図である。なお、図7では第2の実施の形
態及び第3の実施の形態と同様の機能を有する要素につ
いては同一符号を付している。この実施形態の車載ユニ
ットのインターフェース装置1は、各車載ユニット2〜
17に対する操作指示を、第2の実施の形態と同様のマ
イクロフォン61及び音声認識回路62を用いて実行す
るとともに、かかる操作指示状況や各車載ユニット2〜
17の動作情報または設定情報といった状況情報、及び
警報情報を、第3の実施の形態と同様のヘッドアップデ
ィスプレー(HUD)71で自動車のフロントガラスに
映しだして表示するようにしたものである。
【0081】マイクロフォン61及び音声認識回路62
を用いた操作指示は、図2に示したメニュー階層構造で
各車載ユニット2〜17に対する操作指示を行い、操作
制御部22で所定のコード信号に変換した後、信号送受
信部25を通じて各車載ユニット2〜17に送信すると
ともに、ヘッドアップディスプレー71を通じてホログ
ラム板73によりフロントガラス74(図5及び図6)
の前方位置に結像表示する。
【0082】また、各車載ユニット2〜17から伝送さ
れてきた状況情報及び警報情報を、ヘッドアップディス
プレー(HUD)71で自動車のフロントガラス74上
のホログラム板73(図5及び図6)の前方位置に結像
表示する。特に、警報情報については、他の処理より優
先してヘッドアップディスプレー71で表示を行う。
【0083】この実施の形態のインターフェース装置1
では、第2の実施の形態と同様に、各車載ユニット2〜
17の操作指示を行う際に、一切のスイッチ操作を行わ
ず、操作者が「戻る」、「メニュー」または「進む」と
いった極めて簡単な言葉を発音するだけで容易に操作を
行うことができるので、特に運転中に前方から目を離し
て表示内容を視認する必要がなくなり、自動車走行の安
全性を大幅に向上できる。
【0084】また、これらの操作指示のアンサーバック
の情報や、かかる操作指示に応じて動作する各車載ユニ
ット2〜17の動作情報及び設定情報や、ウォーニング
機能を有する車載ユニット2〜17から送信されてきた
警報情報といった所定の文字情報や画像情報を、各車載
ユニット2〜17側で予め保有することとし、これらを
インターフェース装置1に送信してヘッドアップディス
プレー71でそのまま使用して表示することで、インタ
ーフェース装置1では、これらの情報についての表示画
像等を一切保有する必要がなくなり、車載ユニット2〜
17の構成が変更された場合などには、変更された車載
ユニット2〜17側で保有情報を変更するだけでよくな
る。即ち、車載ユニット2〜17の仕様変更に対してイ
ンターフェース装置1側で一切対応する必要がなくな
り、便利である。
【0085】また、これらの情報をヘッドアップディス
プレー71でフロントガラス74上のホログラム板73
に照射し、このホログラム板73によりフロントガラス
74の前方に結像して写り込んだ表示画像を運転者等が
視認できるようにしているので、第3の実施の形態と同
様に、運転者が前方の遠視点から視点を移さずに表示画
像を視認することができ、自動車の運転上での安全性が
向上する。
【0086】尚、第1の実施の形態及び第3の実施の形
態における簡易スイッチ操作装置21として、押しボタ
ン式の3スイッチ構造のものを例にあげて説明したが、
これに限るものではなく、例えばジョイスティックやタ
ッチパネル等のように、操作が簡単なものであればどの
ようなものを適用してもよい。
【0087】また、上記各実施の形態では、説明の便宜
上、アンサーバックの表示等について、集中的に設けら
れた簡易スイッチ操作装置21や音声入力指示にかかる
ものを対象とするように説明したが、既存の各車載ユニ
ット2〜17のうちのいくつかに個別に対応して設けら
れた個別スイッチ装置での操作をも、併せてアンサーバ
ックの表示等の対象としても良い。例えば、空気調和
(エアコンディション)のためのスイッチ装置は実際の
空気調和機から離間した場所に設けられることが殆どで
あるので、その操作を行うためのスイッチ装置での操作
を、簡易スイッチ操作装置21での操作に合わせてアン
サーバックすることが望ましい。
【0088】{第5の実施の形態}図8はこの発明の第
5の実施の形態に係る車載ユニットのインターフェース
装置1を示すブロック図、図9はその要素であるスイッ
チ操作装置81の内部構成を示す回路構成図、図10は
同じくその外観を示す斜視図である。なお、図8では第
1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同様の機能を
有する要素については同一符号を付している。
【0089】第1の実施の形態ないし第4の実施の形態
では、メニュー階層構造をたどっていくことで所望の操
作指示を与えるようにしていたが、この場合、最下層の
メニュー選択項目にたどり着くまでに何度も操作入力を
繰り返し行わなければならず、メニュー階層構造が何層
もある場合(即ち、階層が深い場合)、人によっては面
倒だと感じるおそれがある。
【0090】また、第1の実施の形態ないし第4の実施
の形態では、簡易スイッチ操作装置21やマイクロフォ
ン61を、自動車のステアリングの周囲またはピラー等
の運転者が操作しやすい位置に設置していたため、車載
ユニット2〜17を操作することのできる位置が運転席
付近に限られ、その他の位置(例えば後部座席等)で操
作入力を行うことができなかった。この場合、特にレク
リエーションビークル(RV)車やマイクロバス等の乗
員人数の比較的多い自動車においては、運転席以外の位
置でも容易に操作したいという要望が出る可能性があ
る。
【0091】これらのことを考慮し、この実施の形態で
は、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態のような
メニュー階層構造をたどっていく操作入力方式に加え
て、一部の操作内容を限定してダイレクトに操作できる
ようにするとともに、自動車内に予め配策されたLAN
(ローカルエリアネットワーク:多重通信配線)26に
対して接続するための接続コネクタを複数箇所に用意し
ておき、この複数の接続コネクタのうちの所望のいずれ
か単数または複数個に対して中央操作指示手段として機
能する単数または複数個の所定のスイッチ操作装置81
(図8)を着脱自在に接続できるようにしたものであ
る。
【0092】具体的に、このインターフェース装置1
は、図8の如く、自動車に搭載された複数の車載ユニッ
ト2〜17に対して操作入力する複数のスイッチ操作装
置81と、各車載ユニット2〜17からの情報をアナロ
グ式の音声信号に変換して出力する音声合成部23と、
音声合成部23からの音声信号を増幅する増幅器(AM
P)82と、この増幅器82で増幅された音声信号を発
音するスピーカ24とを備える。尚、この実施の形態に
おける車載ユニット2〜17は第1の実施の形態ないし
第4の実施の形態と同様のものであり、これらの車載ユ
ニット2〜17にはそれぞれ個別スイッチが備えられて
おり、この個別スイッチでの操作に基づいて各車載ユニ
ット2〜17の所定の機能動作を発揮するようになって
いる。
【0093】スイッチ操作装置81は、車載ユニット2
〜17、音声合成部23及び増幅器82に対してLAN
(ローカルエリアネットワーク)等の多重通信配線26
を通じて接続されており、スイッチ操作装置81での操
作入力に係る信号を各車載ユニット2〜17に送信する
ようになっている。ここで、多重通信配線26には、図
8のように複数の接続コネクタ83が形成されており、
この接続コネクタ83のうちの任意のいくつかを選択し
てスイッチ操作装置81のコネクタ接続部83a(図9
及び図10参照)を接続できるようになっており、これ
により多重通信配線26に接続されるスイッチ操作装置
81は、単一であってもよく、あるいは複数個であって
もよい。尚、多重通信配線26の接続コネクタ83は、
少なくとも、運転席、助手席、後部座席右側、後部座席
左側及び後部座席中央部等の全ての座席に接地されてい
る。
【0094】そして、このスイッチ操作装置81は、図
9及び図10の如く、押しボタン方式の4個のスイッチ
(第一ないし第四スイッチ)91〜94と、3個のLE
Dランプ96〜98と、スライド方式の複数のディップ
スイッチ(機能変更スイッチ)99a〜99dと、第一
ないし第四スイッチ91〜94及びディップスイッチ9
9a〜99dのスイッチの操作または設定状態により多
重通信配線26に操作指示の信号を出力するとともにL
EDランプ96〜98の発光駆動を行う制御部100
と、第一ないし第四スイッチ91〜94で操作入力され
た旨の信号を多重通信配線26を通じて各車載ユニット
2〜17に送信する信号送信部101とが設置されてい
る。
【0095】ここで、スイッチ操作装置81での操作入
力は、メニュー階層構造により操作指示をたどっていく
階層モードと、階層を無くして直接に操作指示を行うダ
イレクトモードとを切り替えるようになっており、スイ
ッチ操作装置81に取り付けられたスイッチ91〜94
のうちの第四スイッチ94は、階層モードとダイレクト
モードとを切り替え、またダイレクトモードでのサブダ
イレクトモードを切り替えるためのモード切替スイッチ
として意味づけられている。
【0096】具体的には、階層モードにおいて、第四ス
イッチ(モード切替スイッチ)94を1回押すと、ダイ
レクトモード選定時期に入り、LEDランプ96〜98
が例えば3秒間だけ点滅する。そして、LEDランプ9
6〜98の点滅中に第一スイッチ91ないし第三スイッ
チ93のいずれかを選択して押し操作することにより、
希望のサブダイレクトモードになるとともに、それに対
応したLEDランプ96〜98のみが点灯する。また、
ダイレクトモードにおいて、第四スイッチ(モード切替
スイッチ)94を所定時間(例えば3秒間)以上押し操
作し続けたときに階層モードに切り替わるようになって
いる。かかる機能は制御部100によって作動されてお
り、制御部100は、内蔵された図示しないタイマー
(計時回路)での計時に基づいて、第四スイッチ94が
押し操作し続けられている経時時間を認識し、所定の基
準時間(例えば2秒間)と比較を行い、経時時間が基準
時間以上である場合は、当該押し操作が階層モードへの
切り替え指示であると認識する。
【0097】ここで、上記の階層モードでは、このスイ
ッチ操作装置81は、図2に示した第1の実施の形態と
同様に、各車載ユニット2〜17内に記憶されたメニュ
ーの階層構造(以下「メニュー階層構造」という)をた
どっていく機能を有しており、特にメニュー階層構造を
内部に保有するのではなく、各車載ユニット2〜17に
対してメニュー階層構造の上位階層側に推移するのか、
下位階層側に推移するのかなどといった指示情報のみを
信号送信部101を通じて送信するようになっている。
この際、スイッチ操作装置81の第一スイッチ91が第
1の実施の形態における第一スイッチ21aと同等のも
のとして機能し、スイッチ操作装置81の第二スイッチ
92が第1の実施の形態における第二スイッチ21bと
同等のものとして機能し、スイッチ操作装置81の第三
スイッチ93が第1の実施の形態における第三スイッチ
21cと同等のものとして機能する。尚、これらのスイ
ッチ(ダイレクト操作スイッチ)91〜93を用いた階
層モードでのスイッチ操作装置81の機能は、第1の実
施の形態で詳述したものと同様であるため、ここでは説
明を省略する。
【0098】また、上記ダイレクトモードでは、さらに
3つのサブダイレクトモード(第一〜第三サブダイレク
トモード)が規律されている。例えば、第一サブダイレ
クトモードは、『音量アップ』、『ミュート』及び『音
量ダウン』を第一スイッチ91ないし第三スイッチ93
でそれぞれ選択的に操作入力する「音量調整モード」で
あり、第二サブダイレクトモードは、『ラジオ』、『コ
ンパクトディスク』及び『テープ』を第一スイッチ91
ないし第三スイッチ93でそれぞれ選択する「オーディ
オ選定モード」であり、第三サブダイレクトモードは、
『車載空気調和機(エアコンディショナ)のオフ』、
『自動温度調整(AUTO)』及び『吹き出し位置切り
替え』を第一スイッチ91ないし第三スイッチ93でそ
れぞれ操作入力する「エアコンディショナ選定モード」
である。これらのサブダイレクトモードは、第四スイッ
チ94を押し、ダイレクトモード選定時間内(3秒間)
に第一スイッチ91ないし第三スイッチ93のいずれか
を押すことにより切り替わるようになっている。さら
に、上記の第一〜第三サブダイレクトモード以外に、第
四サブダイレクトモード、第五サブダイレクトモード…
を別途規定しておき、各ディップスイッチ99a〜99
dのスライド位置の組合せを切り替えることで、第一ス
イッチ91ないし第三スイッチ93に対するサブダイレ
クトモードの割り当てを変更できるようになっている。
かかるディップスイッチ99a〜99dによる各サブダ
イレクトモードの各スイッチ91〜94への割り当て
や、押し操作時の信号出力等の各種制御機能は、全て、
スイッチ操作装置81に内蔵された制御部100によっ
て行われる。尚、上記の第一〜第三サブダイレクトモー
ドは、出荷時のディップスイッチ99a〜99dのスラ
イド位置を初期状態としてデフォルト設定されるもので
あるが、上記のように、使用者はディップスイッチ99
a〜99dのスライド位置の組合せを変更切り替えする
ことで、第四サブダイレクトモード、第五サブダイレク
トモード…等のデフォルト設定以外のサブダイレクトモ
ードに自由に変更可能となっている。
【0099】尚、図9の如く、各スイッチ91〜94の
一端はプルアップ抵抗104a〜104dにそれぞれ接
続される一方、他端はそれぞれ接地され、各プルアップ
抵抗104a〜104dと各スイッチ91〜94との接
続点が制御部100に接続されており、これにより、各
スイッチ91〜94がオフのときは制御部100にそれ
ぞれハイ信号が与えられる一方、各スイッチ91〜94
がオンのときは制御部100にそれぞれロー信号が与え
られるようになっている。
【0100】また、ディップスイッチ99a〜99d
は、図10の如く、スイッチ操作装置81の一部領域に
形成されたディップスイッチ配置孔102の底部に設置
されており、図9の如く、各ディップスイッチ99a〜
99dの一端はプルアップ抵抗105a〜105dにそ
れぞれ接続される一方、他端はそれぞれ接地され、各プ
ルアップ抵抗105a〜105dと各ディップスイッチ
99a〜99dとの接続点が制御部100に接続されて
おり、これにより、ディップスイッチ99a〜99dが
オフのときは制御部100にそれぞれハイ信号が与えら
れる一方、各ディップスイッチ99a〜99dがオンの
ときは制御部100にそれぞれロー信号が与えられるよ
うになっている。尚、スイッチ操作装置81の一部に形
成されたディップスイッチ配置孔102の開口部には、
図示しないヒンジ部を中心に回動することで開閉自在と
されたシャッタ103が設けられている。
【0101】3個のLEDランプ96〜98は、例えば
赤色、緑色及び黄色といった互いに色分けされた発光ダ
イオードが使用されており、これらは、上記のディップ
スイッチ99a〜99dによって各スイッチ91〜93
で選択可能とされる3つのサブダイレクトモードにそれ
ぞれ対応付けされる。例えば、第一スイッチ91に第一
サブダイレクトモードが対応づけられている場合には、
第一LEDランプ96は第一サブダイレクトモードに対
応づけられることになる。そして、各LEDランプ96
〜98のアノードはプルアップ抵抗106a〜106c
にそれぞれ接続される一方、カソードはスイッチング素
子としてのnpn型トランジスタ107a〜107cの
コレクタに接続されている。また、各トランジスタ10
7a〜107cのエミッタは接地され、同じくそのベー
スは抵抗108a〜108cを通じて制御部100に接
続され、さらに各トランジスタ107a〜107cのベ
ースと抵抗108a〜108cとの接続点はプルダウン
抵抗109a〜109cを通じてそれぞれ接地されてい
る。これにより、制御部100から各トランジスタ10
7a〜107cにハイ信号が与えられたときには当該ト
ランジスタ107a〜107cがオンに切り替わって各
LEDランプ96〜98が発光駆動するようになってい
る。
【0102】スイッチ操作装置81内の制御部100
は、書き換え可能なROMおよびRAM等が接続された
一般的なCPUが使用されて構成されており、所定のソ
フトウェアプログラムがRAM内に一時的に読み込まれ
てCPUによって動作する機能部品である。そして、こ
の制御部100は、上記のように、第四スイッチ94の
押し操作に基づいて階層モードとダイレクトモードとに
切り替える機能と、ディップスイッチ99a〜99dの
切り替え設定に基づいてダイレクトモード時の第一スイ
ッチ91ないし第三スイッチ93の機能割り当て設定を
行う機能と、ダイレクトモード時に第一スイッチ91な
いし第三スイッチ93の押し操作に基づいて所定のダイ
レクト操作入力を行う機能とを有する他、第1の実施の
形態で説明した操作制御部22と同様に図2の階層構造
のメニュー切り替え動作を行う機能と、階層モード及び
ダイレクトモードのそれぞれにおいて操作入力された結
果の信号を多重通信配線26を通じて各車載ユニット2
〜17に伝達する機能とを有している。
【0103】音声合成部23及びスピーカ24について
は、増幅器82が使用される点以外は、第1の実施の形
態と同様のものが使用される。また、増幅器82は、一
般的な作動増幅回路が使用された既存のものが使用され
る。
【0104】尚、図8では、音声合成部23に各車載ユ
ニット2〜17との間で通信を行う通信回路を図示省略
しているが、実際には音声合成部23と多重通信配線2
6との間に通信回路が介在されており、この図示しない
通信回路と、各スイッチ操作装置81内の信号送信部1
01とから、各車載ユニット2〜17との間で信号の送
受信を行う信号送受信手段が構成される。
【0105】また、制御部100、スイッチ91〜94
及びディップスイッチ99a〜99dは、各車載ユニッ
ト2〜17に対して1箇所から操作指示を与える中央操
作指示手段を構成していることになる。
【0106】そして、この中央操作指示手段と信号送信
部101とは、単一の筐体に設置されて単一ユニットと
して構成されるようになっている。
【0107】<動作>上記構成の車載ユニットのインタ
ーフェース装置1の動作を説明する。
【0108】使用者は、まず自動車内でスイッチ操作装
置81を使用する位置を決定し、その位置にスイッチ操
作装置81を設置する。例えば、運転席でスイッチ操作
装置81での操作入力を行いたい場合は、多重通信配線
26の運転席付近に設置された接続コネクタ83にスイ
ッチ操作装置81のコネクタ接続部83aを接続して設
置し、例えば後部座席右側でスイッチ操作装置81での
操作入力を行いたい場合は、多重通信配線26の後部座
席右側付近に設置された接続コネクタ83にスイッチ操
作装置81のコネクタ接続部83aを接続して設置す
る。尚、複数のスイッチ操作装置81を所有している場
合は、スイッチ操作装置81の個数分の接続コネクタ8
3に接続して設置しておけばよい。
【0109】ここで、各スイッチ操作装置81につい
て、出荷時のディップスイッチ99a〜99dのスライ
ド位置により、ダイレクトモードにおいて第四スイッチ
94を押し操作することで、初期状態としての第一〜第
三サブダイレクトモードがデフォルト設定として切り替
え可能とされている。
【0110】この際、使用者はディップスイッチ99a
〜99dのスライド位置の組合せを変更切り替えするこ
とで、図9の如く、オンとなったディップスイッチ99
a〜99dから制御部100にロー信号が与えられ、こ
れに対応して、制御部100は、デフォルト設定以外の
第四サブダイレクトモード、第五サブダイレクトモード
…等に変更切り換えされる。ただし、ここでは、説明の
簡単のため、初期状態としての第一〜第三サブダイレク
トモードがデフォルト設定として第四スイッチ94で切
り替え可能とされているものとして説明を進める。
【0111】次に、ダイレクトモードでの操作を希望す
る場合において、既にダイレクトモードである場合はそ
のままの状態でよいが、現状が階層モードである場合
は、使用者は、その階層モードにおいて第四スイッチ
(モード切替スイッチ)94を1回だけ押し操作する。
この際、図9の如く、第四スイッチ94がオンになり、
制御部100にロー信号が与えられることで、制御部1
00はダイレクトモード選定時間に入り、LEDランプ
96〜98が3秒間点滅する。
【0112】次に、使用者は、ダイレクトモード選定時
間において、第一スイッチ91ないし第三スイッチ93
のいずれかを押すことにより、3つのサブダイレクトモ
ード(第一〜第三サブダイレクトモード)のうちのひと
つを選択する。この場合、デフォルト設定では、第一サ
ブダイレクトモードが「音量調整モード」であり、第二
サブダイレクトモードが「オーディオ選定モード」であ
り、第三サブダイレクトモードが「エアコンディショナ
選定モード」である。これらのサブダイレクトモード
は、第四スイッチ94を押し、ダイレクトモード選定時
間(3秒間)内に第一スイッチ91ないし第三スイッチ
93のいずれかを押すことで、これらのサブダイレクト
モードを順次切り替える。
【0113】制御部100は、切り替えられたサブダイ
レクトモードに対応して、それぞれのスイッチ91〜9
3に対応づけられたLEDランプ96〜98に接続され
たトランジスタ107a〜107cをオンに切り替える
ことで、当該LEDランプ96〜98を発光駆動させ
る。これにより、使用者は、現在いずれのサブダイレク
トモードを選択しているかを容易に認識できる。
【0114】サブダイレクトモードを選択し終えたら、
第一スイッチ91ないし第三スイッチ93のいずれかを
押し操作して、所望の車載ユニット2〜17に対する動
作指示を与える。
【0115】例えば、第一サブダイレクトモード(音量
調整モード)では、第一スイッチ91を押し操作するこ
とで『音量アップ』を指示し、第二スイッチ92を押し
操作することで『ミュート』を指示し、第三スイッチ9
3を押し操作することで『音量ダウン』を指示する。
【0116】また、第二サブダイレクトモード(オーデ
ィオ選定モード)では、第一スイッチ91を押し操作す
ることで『ラジオ』を指示し、第二スイッチ92を押し
操作することで『コンパクトディスク』を指示し、第三
スイッチ93を押し操作することで『テープ』を指示す
る。
【0117】さらに、第三サブダイレクトモード(エア
コンディショナ選定モード)では、第一スイッチ91を
押し操作することで『車載空気調和機(エアコンディシ
ョナ)のオフ』を指示し、第二スイッチ92を押し操作
することで『自動温度調整(AUTO)』を指示し、第
三スイッチ93を押し操作することで『吹き出し位置切
り替え』を指示する。
【0118】その後、制御部100は、かかるスイッチ
91から93の押し操作に基づいて所定の信号を信号送
信部101から多重通信配線26に送出し、所定の車載
ユニット2〜17に対する動作指示の信号を送信する。
これに基づいて、該当する車載ユニット2〜17が駆動
するとともに、その旨を多重通信配線26を通じて音声
合成部23に出力し、増幅器82を通じてスピーカ24
で発生することで、その旨を音声報知する。
【0119】次に、ダイレクトモードにおいて、階層モ
ードに切り替えたいときは、第四スイッチ(モード切替
スイッチ)94を所定時間(例えば2秒間)以上押し操
作し続ける。このとき、制御部100はその旨を認識
し、スイッチ操作装置81は階層モードに切り替わる。
【0120】この場合、階層モードでは、使用者は、図
2に示した第1の実施の形態と同様に、各車載ユニット
2〜17内に記憶されたメニューの階層構造(以下「メ
ニュー階層構造」という)をたどっていくことになる。
この際、スイッチ操作装置81の第一スイッチ91が第
1の実施の形態における第一スイッチ21aと同等のも
のとして機能し、スイッチ操作装置81の第二スイッチ
92が第1の実施の形態における第二スイッチ21bと
同等のものとして機能し、スイッチ操作装置81の第三
スイッチ93が第1の実施の形態における第三スイッチ
21cと同等のものとして機能する。かかる動作は、第
1の実施の形態と同様のため、ここでは説明を省略す
る。
【0121】以上のように、この実施の形態では、第1
の実施の形態ないし第4の実施の形態のようなメニュー
階層構造をたどっていく操作入力方式に加えて、スイッ
チ操作装置81をダイレクトモードに切り替えること
で、一部の操作内容を限定してダイレクトに操作できる
ようにしているので、階層モードで最下層のメニュー選
択項目にたどり着くまでに何度も操作入力を繰り返し行
うことが面倒だと感じる場合は、ダイレクトモードでの
直接的な操作入力を行うことができ、操作方式の選択の
余地が増えることで便利となる。この場合、各スイッチ
91〜93での操作について、ディップスイッチ99a
〜99dを用いて機能の変更を行うことができるので、
使用者のニーズに合致した操作入力が可能なスイッチ操
作装置81を提供できる。
【0122】また、自動車内に予め配策された多重通信
配線26に対して接続するための接続コネクタ83を複
数箇所に用意しておき、この複数の接続コネクタ83の
うちの所望のいずれか単数または複数個に対してスイッ
チ操作装置81を着脱自在に接続できるようにしている
ので、車載ユニット2〜17を操作することのできる位
置を運転席付近に限定する必要がなくなり、その他の位
置(例えば後部座席等)でも操作入力を容易に行うこと
ができる。特に、レクリエーションビークル(RV)車
やマイクロバス等の乗員人数の比較的多い自動車におい
て有効なものとなる。
【0123】尚、この実施の形態では、音声合成部23
及びスピーカ24等を用いて音声出力により操作状況を
報告していたが、この他、車載ユニット2〜27の情報
を使用者に認識させる情報認識手段として、第3の実施
の形態及び第4の実施の形態のようにヘッドアップディ
スプレー(HUD)に表示を行うようにしてもよいこと
は勿論である。
【0124】また、この実施の形態では、中央操作指示
手段として機能するスイッチ操作装置81を採用する例
について説明したが、これに加えて、第2の実施の形態
及び第4の実施の形態のようなマイクロフォン61及び
音声認識回路62を採用して操作入力を行うようにして
もよい。
【0125】さらに、この実施の形態におけるスイッチ
操作装置81について、これを、モード切り替え及びダ
イレクトモードでの操作だけでなく、併せて階層モード
でのスイッチ操作をも行うようにしていたが、階層モー
ドにおいては、スイッチ操作装置81を用いずに、専ら
第2の実施の形態及び第4の実施の形態のようなマイク
ロフォン61及び音声認識回路62を用いて操作入力を
行うようにしてもよい。
【0126】また、多重通信配線26の複数の接続コネ
クタ83に中央操作指示手段を接続する構成は、この実
施の形態に限らず、第1の実施の形態〜第4の実施の形
態で適用してもよい。
【0127】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の発明によ
れば、信号送受信手段を通じて各車載ユニットから与え
られた当該各車載ユニットの所定の状況情報や自動車の
警報情報を、音声合成部で自然言語である音声信号に変
換し、スピーカで発声出力するようにしているので、各
車載ユニットに分散して個別に設置された表示部を視認
しなくても、スピーカから発声される音声により操作し
た内容や各車載ユニットの動作情報等を間違えずに確認
しながら容易に操作することが可能となり、特に運転中
に前方から目を離して表示内容を視認する必要がないた
め、自動車走行の安全性を大幅に向上できる。
【0128】請求項1及び請求項3に記載の発明によれ
ば、簡易スイッチ操作装置のスイッチを操作すること
で、予め設定されたメニュー階層構造中の上位階層と下
位階層とに遷移して各車載ユニットに動作指示を与える
ようにしているので、運転中、各車載ユニットに分散し
て個別に設置されたスイッチの操作を行わずに済み、ま
たインターフェース装置での操作も、メニュー階層構造
中の多くのメニュー選択項目を数少ないスイッチで指示
操作でき、操作性が向上することで自動車の運転上の安
全性が向上する。
【0129】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、マイクロフォンで操作者の発声を入力し、この発声
を音声認識回路で音声認識し、所定の操作に係る音声デ
ータと比較して一致するかどうかを判断した後、予め設
定されたメニュー階層構造中の上位階層と下位階層とに
遷移しつつ、メニュー階層構造中で特定されたメニュー
選択項目を信号送受信手段を通じて各車載ユニットに送
信するようにしているので、各車載ユニットの操作指示
の際に一切のスイッチ操作を行わずに済み、特に運転中
に前方から目を離して表示内容を視認する必要がなくな
り、自動車走行の安全性を大幅に向上できる。
【0130】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、信号送受信手段を通じて各車載ユニットから与えら
れた当該各車載ユニットの所定の状況情報や自動車の警
報情報をヘッドアップディスプレーでフロントガラスに
照射し、このフロントガラスに反射して写り込んだ表示
画像を運転者等が視認できるようにしているので、運転
者が前方の遠視点から視点を移さずに表示画像を視認す
ることができ、自動車の運転上での安全性が向上する。
【0131】請求項5に記載の発明によれば、各車載ユ
ニットの状況情報及び警報情報を、文字情報として当該
各車載ユニット側で任意に決定するようにし、情報認識
手段は、これらの文字情報をそのままで音声合成してス
ピーカから発声出力するようにしているので、様々な仕
様の車載ユニットを搭載する場合に、インターフェース
装置内で全ての仕様の車載ユニットについての情報(状
況情報や警報情報)を内蔵しなくてもよくなり、車載ユ
ニットの仕様の変更に容易に対応できる。したがって、
インターフェース装置としての汎用性を向上できるとい
う利点がある。
【0132】請求項6に記載の発明によれば、各車載ユ
ニットの個別スイッチの操作だけでなく、中央操作指示
手段での操作についても、各車載ユニットからの文字情
報に基づいてそのまま音声信号に変換でき、したがって
中央操作指示手段での操作情報についてのデータを音声
合成部や中央操作指示手段に内蔵しなくてもよくなり、
車載ユニットの仕様の変更に容易に対応できる。したが
って、インターフェース装置としての汎用性を向上でき
るという利点がある。
【0133】請求項7に記載の発明によれば、3スイッ
チ構造といった極めて簡素なスイッチ操作装置で各車載
ユニットに対する操作指示を行うことができるので、操
作が容易になるとともに、スイッチ操作装置の製造コス
トを可久的に抑制できる。
【0134】請求項8に記載の発明によれば、各車載ユ
ニットの状況情報及び警報情報を、文字情報及び図形情
報の少なくとも一方として当該各車載ユニット側で任意
に決定するようにし、情報認識手段は、これらの文字情
報及び図形情報の少なくとも一方をそのままヘッドアッ
プディスプレーに表示するようにしているので、様々な
仕様の車載ユニットを搭載する場合に、インターフェー
ス装置内で全ての仕様の車載ユニットについての情報
(状況情報や警報情報)を内蔵しなくてもよくなり、車
載ユニットの仕様の変更に容易に対応できる。したがっ
て、インターフェース装置としての汎用性を向上できる
という利点がある。
【0135】請求項9に記載の発明によれば、各車載ユ
ニットの個別スイッチの操作だけでなく、中央操作指示
手段での操作についても、各車載ユニットからの文字情
報及び図形情報の少なくとも一方に基づいてそのままヘ
ッドアップディスプレーに表示でき、したがって中央操
作指示手段での操作情報についてのデータを情報認識手
段や中央操作指示手段に内蔵しなくてもよくなり、車載
ユニットの仕様の変更に容易に対応できる。したがっ
て、インターフェース装置としての汎用性を向上できる
という効果がある。
【0136】請求項10及び請求項11に記載の発明に
よれば、通信配線の複数の位置(例えば、請求項11の
ように自動車内の運転席付近、助手席付近及び後部座席
付近等)に接続コネクタを形成し、この接続コネクタ
に、中央操作指示手段を信号送信部を通じて着脱自在に
接続できるようにしているので、中央操作指示手段のユ
ニットを付け替えたり、あるいは予め複数の中央操作指
示手段のユニットを設置したりしておくことで、車載ユ
ニットを操作することのできる位置を1箇所に限定する
必要がなくなり、その他の位置でも、操作入力を容易に
行うことができる。特に、レクリエーションビークル
(RV)車やマイクロバス等の乗員人数の比較的多い自
動車において有効なものとなる。
【0137】請求項12に記載の発明によれば、中央操
作指示手段の操作について、モード切替スイッチで階層
モードとダイレクトモードとを切り替えるようにし、特
にダイレクトモードではダイレクト操作スイッチを操作
することで所定の操作指示を直接的に与えるようにして
いるので、階層モードで最下層のメニュー選択項目にた
どり着くまでに何度も操作入力を繰り返し行うことが面
倒だと感じる場合は、ダイレクトモードでの直接的な操
作入力を行うことができ、操作方式の選択の余地が増え
ることで便利となる。
【0138】請求項13に記載の発明によれば、中央操
作指示手段において、ダイレクト操作スイッチの操作指
示に係る機能を変更するための機能変更スイッチをさら
に備えているので、機能変更スイッチによりダイレクト
操作スイッチの操作指示に係る機能を変更することで、
使用者のニーズに合致した操作入力が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図2】操作のメニュー階層構造を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図4】この発明の第3の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図5】この発明の第3の実施の形態におけるヘッドア
ップディスプレーを示す斜視図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態におけるヘッドア
ップディスプレーを示す断面図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図8】この発明の第5の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図9】この発明の第5の実施の形態に係る複数の車載
ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図で
ある。
【図10】この発明の第5の実施の形態に係る複数の車
載ユニット及びインターフェース装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 インターフェース装置 2〜17 車載ユニット 21 簡易スイッチ操作装置 21a〜21c スイッチ 22 操作制御部 23 音声合成部 24 スピーカ 25 信号送受信部 26 多重通信配線 31〜57 メニュー 61 マイクロフォン 62 音声認識回路 71 ヘッドアップディスプレー 73 ホログラム板 74 フロントガラス 81 スイッチ操作装置 82 増幅器 83 接続コネクタ 83a コネクタ接続部 91〜93 第一〜第三スイッチ(ダイレクト操作ス
イッチ) 94 第四スイッチ(モード切替スイッチ) 96〜98 LEDランプ 99a〜99d ディップスイッチ(機能変更スイッ
チ) 100 制御部 101 信号送信部 102 ディップスイッチ配置孔 103 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼阪 光昭 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 一色 功雄 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 園田 敏之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5C086 BA22 DA02 DA40 FA07 FA17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ個別スイッチの入力操作により
    動作する複数の車載ユニットに接続されて、当該各車載
    ユニットに対して1箇所から操作指示を与える中央操作
    指示手段と、 前記各車載ユニットに関する情報を操作者に認識させる
    情報認識手段と前記中央操作指示手段及び情報認識手段
    と前記各車載ユニットとの間で信号の送受信を行う信号
    送受信手段とを備え、 前記中央操作指示手段は、少なくとも自動車の運転席周
    りの所定の位置に配置され、複数の前記車載ユニットの
    操作指示について予め設定されたメニュー階層構造中の
    上位階層と下位階層とに遷移するためのスイッチを有
    し、当該スイッチの操作により前記信号送受信手段を通
    じて前記各車載ユニットに動作指示を与える簡易スイッ
    チ操作装置であり、 前記情報認識手段は、前記信号送受信手段を通じて前記
    各車載ユニットから与えられた前記各車載ユニットの前
    記個別スイッチでの操作の名称または当該車載ユニット
    の所定の設定状況を含む状況情報と、前記信号送受信手
    段を通じて所定の車載ユニットから与えられた自動車の
    警報情報とを、自然言語である音声信号に変換する音声
    合成部と、 前記音声合成部で合成された音声信号を発声出力するス
    ピーカとを備えることを特徴とする車載ユニットのイン
    ターフェース装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ個別スイッチの入力操作により
    動作する複数の車載ユニットに接続されて、当該各車載
    ユニットに操作指示を与える中央操作指示手段と、 前記各車載ユニットに関する情報を操作者に認識させる
    情報認識手段と前記中央操作指示手段及び情報認識手段
    と前記各車載ユニットとの間で信号の送受信を行う信号
    送受信手段とを備え、 前記中央操作指示手段は、 操作者の発声を入力するマイクロフォンと、 前記マイクロフォンで入力された発声を音声認識し、所
    定の操作に係る音声データと比較して一致するかどうか
    を判断する音声認識回路と、 前記音声認識回路で一致したと判断された場合に、当該
    音声データに基づいて、予め設定されたメニュー階層構
    造中の上位階層と下位階層とに遷移しつつ、前記メニュ
    ー階層構造中で特定されたメニュー選択項目を前記信号
    送受信手段を通じて前記各車載ユニットに送信する操作
    制御部とを備え、 前記情報認識手段は、 前記信号送受信手段を通じて前記各車載ユニットから与
    えられた前記各車載ユニットの前記個別スイッチでの操
    作の名称または当該車載ユニットの所定の設定状況を含
    む状況情報と、前記信号送受信手段を通じて所定の車載
    ユニットから与えられた自動車の警報情報とを、自然言
    語である音声信号に変換する音声合成部と、 前記音声合成部で合成された音声信号を発声出力するス
    ピーカとを備えることを特徴とする車載ユニットのイン
    ターフェース装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ個別スイッチの入力操作により
    動作する複数の車載ユニットに接続されて、当該各車載
    ユニットに対して1箇所から操作指示を与える中央操作
    指示手段と、 前記各車載ユニットに関する情報を操作者に認識させる
    情報認識手段と前記中央操作指示手段及び情報認識手段
    と前記各車載ユニットとの間で信号の送受信を行う信号
    送受信手段とを備え、 前記中央操作指示手段は、少なくとも自動車の運転席周
    りの所定の位置に配置され、複数の前記車載ユニットの
    操作指示について予め設定されたメニュー階層構造中の
    上位階層と下位階層とに遷移するためのスイッチを有
    し、当該スイッチの操作により前記信号送受信手段を通
    じて前記各車載ユニットに動作指示を与える簡易スイッ
    チ操作装置であり、 前記情報認識手段は、前記信号送受信手段を通じて前記
    各車載ユニットから与えられた前記各車載ユニットの前
    記個別スイッチでの操作の名称または当該車載ユニット
    の所定の設定状況を含む状況情報と、前記信号送受信手
    段を通じて所定の車載ユニットから与えられた自動車の
    警報情報とを、所定の表示画像として自動車の内側から
    投影してフロントガラスの前方位置に画像表示するヘッ
    ドアップディスプレーであることを特徴とする車載ユニ
    ットのインターフェース装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ個別スイッチの入力操作により
    動作する複数の車載ユニットに接続されて、当該各車載
    ユニットに対して1箇所から操作指示を与える中央操作
    指示手段と、 前記各車載ユニットに関する情報を操作者に認識させる
    情報認識手段と前記中央操作指示手段及び情報認識手段
    と前記各車載ユニットとの間で信号の送受信を行う信号
    送受信手段とを備え、 前記中央操作指示手段は、 操作者の発声を入力するマイクロフォンと、 前記マイクロフォンで入力された発声を音声認識し、所
    定の操作に係る音声データと比較して一致するかどうか
    を判断する音声認識回路と、 前記音声認識回路で一致したと判断された場合に、当該
    音声データに基づいて、予め設定されたメニュー階層構
    造中の上位階層と下位階層とに遷移しつつ、前記メニュ
    ー階層構造中で特定されたメニュー選択項目を前記信号
    送受信手段を通じて前記各車載ユニットに送信する操作
    制御部とを備え、 前記情報認識手段は、前記信号送受信手段を通じて前記
    各車載ユニットから与えられた前記各車載ユニットの前
    記個別スイッチでの操作の名称または当該車載ユニット
    の所定の設定状況を含む状況情報と、前記信号送受信手
    段を通じて所定の車載ユニットから与えられた自動車の
    警報情報とを、所定の表示画像として自動車の内側から
    投影してフロントガラスの前方位置に画像表示するヘッ
    ドアップディスプレーであることを特徴とする車載ユニ
    ットのインターフェース装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の車載ユ
    ニットのインターフェース装置であって、 前記各車載ユニットから前記信号送受信手段を通じて前
    記情報認識手段に与えられる前記状況情報及び前記警報
    情報は、当該各車載ユニットで任意に決定された文字情
    報であり、 前記情報認識手段は、前記各車載ユニットから前記信号
    送受信手段を通じて前記文字情報として与えられた前記
    状況情報及び前記警報情報をそのまま前記音声合成部で
    音声合成して前記スピーカから発声出力するようにされ
    たことを特徴とする車載ユニットのインターフェース装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車載ユニットのインタ
    ーフェース装置であって、前記情報認識手段の音声合成
    部は、前記中央操作指示手段での操作に対応して前記各
    車載ユニットから前記文字情報として与えられる前記状
    況情報を自然言語である音声信号に変換する機能を有す
    ることを特徴とする車載ユニットのインターフェース装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項3に記載の車載ユ
    ニットのインターフェース装置であって、 前記中央操作指示手段は、 前記メニュー階層構造中の現階層からその上位階層に遷
    移するための第一スイッチと、前記メニュー階層構造中
    の前記現階層内でのメニュー選択項目を選択変更するた
    めの第二スイッチと、前記メニュー階層構造中の現階層
    からその下位階層に遷移するための第三スイッチとを有
    する3スイッチ構造のスイッチ操作装置と、 前記スイッチ操作装置の前記第一及び第三スイッチで操
    作指示された通りに上位階層と下位階層とで遷移し、ま
    た前記第二スイッチによりメニュー選択項目が選択変更
    された通りのメニュー選択項目を前記信号送受信手段を
    通じて前記各車載ユニットに送信する操作制御部とを備
    える車載ユニットのインターフェース装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または請求項4に記載の車載ユ
    ニットのインターフェース装置であって、 前記各車載ユニットから前記信号送受信手段を通じて前
    記情報認識手段に与えられる前記状況情報及び前記警報
    情報は、当該各車載ユニットで任意に決定された文字情
    報及び図形情報の少なくとも一方であり、 前記情報認識手段は、前記各車載ユニットから前記信号
    送受信手段を通じて前記文字情報及び図形情報の少なく
    とも一方として与えられた前記状況情報及び前記警報情
    報をそのまま前記ヘッドアップディスプレーに表示する
    ようにされたことを特徴とする車載ユニットのインター
    フェース装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の車載ユニットのインタ
    ーフェース装置であって、前記情報認識手段は、前記中
    央操作指示手段での操作に対応して前記文字情報及び図
    形情報の少なくとも一方として与えられた前記状況情報
    を表示する機能を有することを特徴とする車載ユニット
    のインターフェース装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の車載ユニットのインターフェース装置であって、 前記信号送受信手段は、前記中央操作指示手段から前記
    車載ユニットへ操作に係る信号を送信するための信号送
    信部を有し、当該信号送信部と前記中央操作指示手段と
    は、単一の筐体に設置されて単一ユニットとして構成さ
    れ、 前記中央操作指示手段、前記情報認識手段及び前記車載
    ユニットは、単一の通信配線を通じて多重通信を通じて
    相互通信を行うようにされ、 前記通信配線の複数の位置に、前記中央操作指示手段が
    前記信号送信部を通じて着脱自在に接続される接続コネ
    クタが形成されたことを特徴とする車載ユニットのイン
    ターフェース装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の車載ユニットのイ
    ンターフェース装置であって、 前記通信配線の前記接続コネクタは、少なくとも自動車
    内の運転席付近、助手席付近及び後部座席付近に配置さ
    れることを特徴とする車載ユニットのインターフェース
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載の車載ユニットのインターフェース装置であっ
    て、 前記中央操作指示手段は、 前記メニュー階層構造に沿って操作指示する階層モード
    と、所定の操作指示を直接的に与えるダイレクトモード
    とを切り替えるモード切替スイッチと、 前記モード切替スイッチで前記ダイレクトモードに切り
    替えられたときに所定の操作指示を直接的に与えるため
    のダイレクト操作スイッチとを備えることを特徴とする
    車載ユニットのインターフェース装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の車載ユニットのイ
    ンターフェース装置であって、 前記中央操作指示手段は、 前記ダイレクト操作スイッチの操作指示に係る機能を変
    更するための機能変更スイッチをさらに備えることを特
    徴とする車載ユニットのインターフェース装置。
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