JP2000342838A - 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法 - Google Patents

景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法

Info

Publication number
JP2000342838A
JP2000342838A JP11157547A JP15754799A JP2000342838A JP 2000342838 A JP2000342838 A JP 2000342838A JP 11157547 A JP11157547 A JP 11157547A JP 15754799 A JP15754799 A JP 15754799A JP 2000342838 A JP2000342838 A JP 2000342838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket
exchange ticket
prize exchange
paper
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11157547A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihisa Abe
恭久 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYOO KK
Original Assignee
SANKYOO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKYOO KK filed Critical SANKYOO KK
Priority to JP11157547A priority Critical patent/JP2000342838A/ja
Publication of JP2000342838A publication Critical patent/JP2000342838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な設備コスト上昇を来すことなく、店外
で景品交換チケットを偽造することによる不正行為を有
効に防止する。 【解決手段】 感熱記録紙からなる発券用ロール紙1の
表面1aに、特定のキャラクタ11及びロゴタイプ12
がそれぞれ発券長さよりも狭い所定のピッチで印刷され
ている。キャラクタ11は淡い色彩の塗料で印刷されて
おり、ロゴタイプ12は、波長が300nm以上の紫外
線の照射によって蛍光が励起される蛍光物質を含んだ白
色又は半透明の合成樹脂系塗料で印刷されている。この
発券用ロール紙1を用いて発券された正規の景品交換チ
ケットであるか、店外で偽造されたものであるかは、波
長が300nm以上の紫外線を照射することによって判
断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊戯等で
遊戯者が獲得したパチンコ玉等の遊戯媒体を計数する計
数機において、計数データを印字した景品交換チケット
を発行するための発券用紙に関するものであって、更に
は、前記景品交換チケットの改ざんによる不正を防止す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊戯店においては、遊戯者がパ
チンコ遊戯機で多数のパチンコ玉を獲得した場合、これ
を店に用意してある所定の箱に収容して、店内に設置さ
れているパチンコ玉計数機まで運び、この計数機のホッ
パに投入する。投入されたパチンコ玉は、計数機内部を
順次転動することによってセンサにより計数され、その
計数データは計数機の液晶ディスプレイ等に表示され
る。計数が終わったら、遊戯者が前記計数機の発券プリ
ンタの押しボタンを押せば、総獲得玉数のデータが店コ
ード等のデータと共にバーコード化されて感熱印字され
たロール紙が発券口から送出されることにより、景品交
換チケットの発券が行われる。
【0003】図4は従来の景品交換チケットの一例を示
すものである。このチケット100は、感熱記録紙から
なるものであって、パチンコ玉計数機の発券プリンタに
より、日時データ101、数字表記された玉数102、
玉数データが店コード等と共に符号化されたバーコード
103、及び「当日限り有効 毎度ありがとうございま
す」といったメッセージ104等が感熱印字された状態
で発券される。そして、この景品交換チケット100を
店内の景品交換所に持参すれば、店員が、カウンタに設
置したPOSシステムに具備されたバーコードリーダで
前記バーコード103を読み取り、その玉数データに応
じて、遊戯者は希望の景品を受け取ることができる。
【0004】ところで近年、景品交換チケット100に
おけるバーコード103を改ざんして、実際に獲得した
玉数よりも遥かに多い玉数のデータを印字し、不正に景
品を獲得する行為が横行している。その手口は、不正行
為者は、予めパソコン等を用いたバーコード解読手段
や、玉数計数機の発券プリンタと同様の印字機構を備え
たプリンタを用意しており、パチンコ遊戯店で僅かなパ
チンコ玉をパチンコ玉計数機で計数してそのチケットを
入手し、これを店外に持ち出して、前記データ解読手段
でバーコード103の店コード等を解読し、それに基づ
いて、前記プリンタに玉数データのみを改ざんした印字
データを入力し、景品交換チケット発券用ロール紙と同
様の感熱記録用ロール紙に前記データを印字して景品交
換チケットを偽造する。そして、これを店内の景品交換
所に持ち込んで、不正な景品交換を行うものである。
【0005】従来、景品交換チケット発券用ロール紙に
は予め適当なキャラクタデザインやロゴタイプ等の図柄
(図示省略)が淡い色彩で印刷され、これらの図柄を定
期的に変更することによって、上述のような不正の防止
を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、景品交換チケ
ットに印刷された図柄は、カラー複写機等を用いれば複
写可能であるため、発券用紙を容易に偽造することがで
き、不正防止の確実な決め手にはならなかった。また、
玉数計数機と景品交換所のPOSシステムとを直結し
て、遊戯者の獲得玉数データをリアルタイムで管理する
ことによって不正防止を図ることも考えられるが、この
ような設備を導入することは、遊戯店の設備コストの大
幅な負担増を来すといった問題があった。
【0007】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、大幅な設
備コストの上昇を来すことなく、景品交換チケットの偽
造による不正行為を有効に防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る景品交換チケット発券用紙は、予め適当な
文字又は図形が特定の波長域の電磁波、好ましくは波長
が300nm以上の紫外線によって蛍光を励起する蛍光
物質を含有する塗料によって印刷されたものである。
【0009】また、本発明に係る偽造チケット判別方法
は、景品交換チケットを、上記構成の景品交換チケット
発券用紙に遊戯媒体の計数データを印刷することにより
発券し、店頭に提示された景品交換チケットに特定の波
長域の電磁波を照射することによって行う。したがっ
て、計数機にセットした前記発券用紙を用いて発券され
た正規の景品交換チケットであるか、外部で偽造された
景品交換チケットであるかは、前記特定の波長の電磁波
を照射することによって、このチケットに印刷された文
字又は図形が蛍光を発するかどうかで容易に判定するこ
とができ、偽造チケットによる不正行為を防止する目的
で既存のPOSシステム等の設備を変更する必要がな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る景品交換チ
ケット発券用紙の好ましい一実施形態としてのロール紙
1を示すものである。この発券用ロール紙1は幅が58
mm程度の帯状に連続した白い感熱記録紙からなり、感
熱剤をコーティングしたその表面1aには特定のキャラ
クタ11と、特定のロゴタイプ12が、それぞれチケッ
ト発券時の切断間隔よりも狭い所定のピッチで印刷され
ている。
【0011】キャラクタ11は、薄いピンク等の淡い色
彩の塗料で印刷されており、ロゴタイプ12は、紫外線
の照射によって蛍光が励起される蛍光物質を含んだ白色
又は半透明の合成樹脂系塗料で印刷されている。更に詳
しくは、前記蛍光物質としては、可視域に近い波長域
(300〜400nm)の紫外線(UV−A)の照射に
よって蛍光を発するものが選択される。
【0012】また、この発券用ロール紙1の裏面1bに
は、表面1aと同一意匠のキャラクタ13及びロゴタイ
プ14が、水色等の淡い色彩の塗料によって、チケット
発券時の切断間隔よりも狭い所定のピッチで印刷されて
いる。
【0013】次に図2は、上述の構成を有する発券用ロ
ール紙1を用いて発券された景品交換チケット10を示
すものである。この景品交換チケット10は、前記発券
用ロール紙1の表面1aに、パチンコ玉計数機の発券プ
リンタ(図示省略)により、日時データ15、数字表記
された玉数16、他店での景品交換を無効とするための
店コード等と共に玉数データが符号化されたバーコード
17、及び「当日限り有効 毎度ありがとうございま
す」といったメッセージ18等が感熱印字され、所定の
長さだけ前記プリンタの発券口から送出された後で切断
したものである。また、先に説明したように、前記発券
用ロール紙1の表面1aには、キャラクタ11及びロゴ
タイプ12がチケット発券長さLよりも短いピッチで印
刷されているため、発券された景品交換チケット10の
表面10aには、一乃至複数のキャラクタ11及びロゴ
タイプ12が必ず存在することになる。
【0014】すなわちパチンコ遊戯店において、パチン
コ遊戯機で多数のパチンコ玉を獲得した遊戯者は、獲得
したパチンコ玉を所定の箱に入れて店内のパチンコ玉計
数機へ運び、そのホッパに投入することによって獲得玉
数を計数し、計数終了後に前記計数機の発券プリンタの
押しボタンを押すことによって、図2に示されるような
景品交換チケット10を発券させ、この景品交換チケッ
ト10を景品交換所に持参して、その玉数データに応じ
た希望の景品と交換する。
【0015】図3は、パチンコ遊戯店における景品交換
所の概略的な斜視図である。すなわちカウンタテーブル
2があり、その上には、遊戯者が持ち込む景品交換チケ
ット10に印字されたバーコード17から玉数データ等
を読み取って、その玉数データと景品の種類毎の交換玉
数との照合・計算や、景品の在庫等をリアルタイムで管
理するためのPOSシステムの端末機3が設置されてい
る。この端末機3は、景品交換チケット10のバーコー
ド17を読み取るためのハンディタイプのバーコードリ
ーダ31と、各種キー32と、前記バーコード17から
読み取った玉数データや、景品の種類や個数等をディジ
タル表示するディスプレイ33等を備えている。
【0016】カウンタテーブル2上における端末機3の
隣接位置には、前記カウンタテーブル2の内側(店員
側)へ向けて開口した遮光ボックス4が設置されてお
り、この遮光ボックス4の天板の下面には、蛍光ランプ
の一種であって波長が300〜400nmの紫外線(U
V−A)を放射するブラックライト放電管5が設置され
ている。遮光ボックス4は外部からの店内の照明光を遮
断するものであり、その内側に設置したブラックライト
放電管5は開店中は常時点灯させているが、その照射光
は可視光ではなく紫外線であるため、前記遮光ボックス
4の内部は暗くなっている。
【0017】すなわちこの景品交換所では、遊戯者が提
示する景品交換チケット10を店員が受け取り、これを
遮光ボックス4の開口4aに入れる。この時、前記景品
交換チケット10が、店内の玉数計数機で発券された正
規のものである場合は、その表面10aに印刷されたロ
ゴタイプ12がブラックライト放電管5からの紫外線に
より蛍光を励起し、遮光ボックス4による暗所で鮮やか
に有色発光するのに対し、カラー複写機等を用いて複製
した用紙に、玉数を改ざんしたデータを印字することに
よって偽造したものである場合は、このような発光がな
いので、偽造を容易に見破ることができる。
【0018】また、キャラクタ11の図柄や色彩を定期
的に変更することも、チケット発券用紙の偽造防止には
有効であるが、上述のように紫外線照射による偽造判別
方法を採用することによって、一層確実に不正行為を防
止することができる。
【0019】なお、紫外線は波長が短いほどエネルギが
大きくなり、波長が300nm以下になると生体に対す
る有害性が増大するが、ブラックライト放電管5から放
射される紫外線はそれよりも長い波長域であるため、生
体への悪影響を与えない。したがって、店員が前記ブラ
ックライト放電管5からの紫外線に被曝されることによ
って皮膚の色素沈着といった健康上の悪影響を受けるこ
とはない。
【0020】景品交換チケット10が正規のものである
ことが確認されたら、その後は従来どおりの手順で、店
員が、この景品交換チケット10に感熱印字されたバー
コード17をバーコードリーダ31で読み取り、その玉
数データに応じて、遊戯者に希望の景品を払い出す。
【0021】なお、本発明は、図示の実施形態によって
限定的に解釈されるものではない。例えば、蛍光物質を
含んだ合成樹脂系塗料としては、母材となる合成樹脂
(例えばポリウレタン等)と、蛍光物質と、顔料と、T
iO等の組み合わせによって、上述の実施形態のよう
に、通常は白色又は半透明で紫外線により有色の蛍光を
発するもののほか、通常は有色で、紫外線によりこれと
同色の蛍光を発するもの、あるいは異なる色の蛍光を発
するもの等、種々の塗料が使用可能である。
【0022】また、図示の実施形態では、キャラクタ1
1が有色の塗料で印刷され、ロゴタイプ12が、蛍光物
質を含んだ合成樹脂系塗料で印刷されているが、逆であ
っても良く、あるいは双方とも蛍光物質を含んだ合成樹
脂系塗料で印刷された構成としても良い。
【0023】また、上記実施形態においては、パチンコ
遊戯での獲得玉数の計数機で発券される景品交換チケッ
ト用として説明したが、スロットマシンでの獲得コイン
数等を計数して発券されるチケット等にも同様に適用す
ることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、景品交換チケット発券
用紙に、予め適当な文字又は図形が、300nm以上の
波長域の紫外線等、特定の波長域の電磁波の照射によっ
て蛍光を励起する蛍光物質を含有する塗料によって印刷
されているため、この用紙をセットした店内計数機で発
券された正規のチケットであるか、外部で偽造されたチ
ケットであるかを、前記特定波長域の電磁波の照射によ
って容易に判定することができ、遊戯店の設備コストの
大幅な負担増を来すことなく、偽造チケットでの不正行
為による損害を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る景品交換チケット発券用紙の好適
な一実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態のロール紙を用いて発券された景
品交換チケットの一例を示す表面図である。
【図3】本発明による偽造チケット判別方法の一実施形
態を示す、景品交換所の概略的な斜視図である。
【図4】従来技術に係る景品交換チケット発券用紙を用
いて発券された景品交換チケットの一例を示す表面図で
ある。
【符号の説明】
1 景品交換チケット発券用紙 3 POS端末機 10 景品交換チケット 12 ロゴタイプ 17 バーコード 4 遮光ボックス 5 ブラックライト放電管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯媒体の計数データを印刷した景品交
    換チケットを発券するプリンタにセットされる用紙であ
    って、予め適当な文字又は図形が特定の波長域の電磁波
    によって蛍光を励起する蛍光物質を含有する塗料によっ
    て印刷されたことを特徴とする景品交換チケット発券用
    紙。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 特定の波長域の電磁波は、波長が300nm以上の紫外
    線であることを特徴とする景品交換チケット発券用紙。
  3. 【請求項3】 景品交換チケットを、請求項1に記載さ
    れた景品交換チケット発券用紙に遊戯媒体の計数データ
    を印刷することにより発券し、店頭に提示された景品交
    換チケットに特定の波長域の電磁波を照射することを特
    徴とする偽造チケット判別方法。
JP11157547A 1999-06-04 1999-06-04 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法 Pending JP2000342838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157547A JP2000342838A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157547A JP2000342838A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000342838A true JP2000342838A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15652075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11157547A Pending JP2000342838A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000342838A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2752551C (en) Printed document including bar code authentication system
US5838814A (en) Security check method and apparatus
US5091634A (en) Coupon validation terminal
US7303134B2 (en) Lottery game tickets and methods for making same
US6110044A (en) Method and apparatus for issuing and automatically validating gaming machine payout tickets
EA003957B1 (ru) Система выполнения транзакций
US20080122220A1 (en) Lottery ticket with taggant detection of scratchoff
AU2008345311B2 (en) System and method for detecting compromised instant lottery tickets
JP4712990B2 (ja) 真偽判定可能な偽造防止印刷媒体と印刷媒体の真偽判定方法
US5586787A (en) Method and apparatus for prevention of register receipt falsification
US7906201B2 (en) Value document
WO1996008788A1 (fr) Carte d'enregistrement et methode d'enregistrement d'un code en deux dimensions
US7819434B2 (en) Value document
JPH06234289A (ja) 潜像形成部材
JP2000342838A (ja) 景品交換チケット発券用紙及び偽造チケット判別方法
CA2150723C (en) Gaming machine and coupons
JPH08152359A (ja) 機械読取り方法及び機械読取り装置
JP2704847B2 (ja) 遊技機の不正使用確認システム
JP3651913B2 (ja) 蛍光体およびそれを用いた潜像形成部材ならびに光学読取システム
RU12384U1 (ru) Лотерейный билет
JPH1044661A (ja) 遊技媒体計数装置の記録券片
JPH0732108Y2 (ja) カード状の情報記録媒体
JPH01278397A (ja) カード、及び前記カードの種類を識別する方法
JPH01188397A (ja) 記録媒体
JP3069614U (ja) 換金用カ―ド

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020213