JP2000342664A - 消毒液噴出装置 - Google Patents

消毒液噴出装置

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JP2000342664A
JP2000342664A JP11159795A JP15979599A JP2000342664A JP 2000342664 A JP2000342664 A JP 2000342664A JP 11159795 A JP11159795 A JP 11159795A JP 15979599 A JP15979599 A JP 15979599A JP 2000342664 A JP2000342664 A JP 2000342664A
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JP
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coil spring
rotating member
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spring
shaft
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JP11159795A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yonezawa
義弘 米澤
Kazuhiro Haraga
一博 原賀
Mitsuo Rikimaru
光生 力丸
Tatsuo Tsukasaki
辰夫 司城
Koichi Owada
浩一 大和田
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Toto Ltd
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆止弁が液通路の入口の周縁部に付着した場合
に、ノズルヘッドを簡単に分解して、組み立て直すこと
ができ、装置の分解掃除作業を容易にして、使い勝手を
良くし、また、ランニングコストを低減することができ
るようにした消毒液噴出装置を提供する。 【解決手段】コイルばね225を受けるためのばね受け
部224を回転部材223と一体的に形成し、液通路2
31,221からの取り出しおよび、液通路231,2
21への収容の際に、ばね受け部224を回転部材22
3と一体的に取り扱うことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立壁などに据え付
けられ、ケース、ノズルを備え、該ケース内部にタン
ク、供給路および、ポンプを有し、該ポンプが前記タン
ク内の消毒液を前記供給路に通して前記ノズルへ送り込
み、消毒液を供給路に送り前記ノズルから噴出するよう
にした消毒液噴出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消毒液噴出装置は、食品
工場、レストラン、病院などの化粧室の壁面に据え付け
られており、従業員や一般客などが使用するもので、ポ
ンプが作動すると、タンク内の消毒液がノズルから噴出
するように構成されている。タンク内の消毒液は、ポン
プの吸入管を通ってケーシング内に入り、ケーシング内
から吐出管、チューブである供給路を通って、図10に
示すように、ノズルヘッド1内に形成された液通路2の
入口3に送り込まれる。
【0003】そして、ノズルヘッド1の液通路2の噴出
口である出口4から消毒液が噴出される。ノズルヘッド
1の液通路2の出口4側には回転金具5が配され、回転
金具5の周壁に形成された螺旋溝を消毒液が通過するこ
とにより、消毒液が溝に沿って流れ、渦巻き状になり、
消毒液が出口4を通って適度に噴出される。所定量の消
毒液が所定時間だけ噴出されると、ポンプが作動停止す
る。液通路2の入口3側には逆止弁6が配され、入口3
側と出口4側との間にはばね受け部7が配され、逆止弁
6とばね受け部7との間の隙間にはコイルばね8が圧縮
された状態で介装されており、チューブ内の圧力が下が
ると、コイルばね8の付勢力により、液通路2内の逆止
弁6が液通路2の入口3の周縁部に弾撥的に当接して、
液通路2の入口3を閉じて供給路を遮断するようになっ
ており、消毒液が出口4から漏れるのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消毒液噴出装置では、消毒液噴出装置の不使
用状態が続き、逆止弁5がノズルヘッド1の液通路2の
入口3の周縁部に長時間当接していると、消毒液の成分
や逆止弁6の材料によっては逆止弁6が液通路2の入口
3の周縁部に付着して、ポンプが始動してチューブであ
る供給管内が所定圧力に上昇しても、逆止弁6が液通路
2の入口3の周縁部に付着したままになり、液通路2の
入口3が開かないで、消毒液がノズルから噴出しない
で、装置が使用不能状態になる場合がある。
【0005】装置を使用可能状態にすべく、付着してい
る逆止弁6を液通路2の入口3の周縁部から離脱するに
は、ケースを開いて、ノズルヘッド1を分解掃除する必
要がある。すなわち、ノズルヘッド1の液通路2内か
ら、回転金具5、逆止弁6、ばね受け部7および、コイ
ルばね8などの細かな部品を1個ずつ取り出し、液通路
2の入口3やそれら細かな部品を掃除した後に、再び、
それらの細かな部品を液通路2内に一個ずつ順番に収容
して、ノズルヘッド1を組み立て直す煩わしく面倒な分
解掃除作業が必要になる。また、逆止弁6は液通路2の
入口3に付着しているため、分解清掃作業時にも、逆止
弁6は液通路2の入口3に付着したままであるため、取
り出すことが困難になる。また、回転金具5、逆止弁
6、コイルばね8などの細かな部品は分解時に紛失する
おそれがあった。また、このような煩わしく面倒なノズ
ルヘッド1の分解掃除作業は、逆止弁6が液通路2の入
口3の周縁部に付着する毎に、行う必要がある。一方、
不使用状態が所定時間継続すると自動的にポンプが始動
して、消毒液を噴出するようにすれば、逆止弁6が液通
路2の入口3の周縁部に付着することが防止されるが、
消毒液が無駄に消費され、消毒液のランニングコストが
高くなるという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、逆止弁が液通路の入
口の周縁部に付着した場合に、ノズルヘッドを簡単に分
解して、組み立て直すことができ、装置の分解掃除作業
を容易にして、使い勝手を良くし、また、ランニングコ
ストを低減することができるようにした消毒液噴出装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]立壁などに据え付けられるケース(10)と、該
ケース(10)の内部に装着されるノズル(20)とを
備え、前記ノズル(20)の先端部が前記ケース(1
0)の下穴を通して該ケース(10)の外方へ向けられ
ており、消毒液を供給路(40)に送り前記ノズル(2
0)から噴出するようにした消毒液噴出装置において、
前記ノズル(20)は、ノズル本体(210)、逆止弁
(250)、コイルばね(225)、回転部材(22
3)を有しており、前記ノズル本体(210)は、液通
路(231)を有しており、前記逆止弁(250)は、
前記液通路(231)の出口(222)側から前記液通
路(231)の入口(233)の周縁部に当接して、前
記入口(233)を閉じる閉じ位置と、前記供給路(4
0)が所定圧力を超えると、前記入口(233)の周縁
部から離れて前記入口(233)を開く開き位置とに開
閉可能に前記液通路(231)内に配されており、前記
回転部材(223)は前記液通路(231)内の出口
(222)側に配されており、前記コイルばね(22
5)は、前記逆止弁(250)と前記回転部材(22
3)との間に圧縮された状態で介在しており、前記逆止
弁(250)を前記開き位置から前記閉じ位置の方へ付
勢しており、前記回転部材(223)は、前記コイルば
ね(225)の端部を受けるためのばね受け部(22
4)を一体的に形成して成ることを特徴とする消毒液噴
出装置。
【0008】[2]前記コイルばね(225)の端部
は、前記逆止弁(250)と前記回転部材(223)の
少なくとも一方に連結していることを特徴とする[1]
に記載の消毒液噴出装置。
【0009】[3]前記回転部材(223)は、前記コ
イルばね(225)の端部を受けるためのばね受け部
(224)を一体的に形成して成り、前記ばね受け部
(224)は、前記回転部材(223)の回転中心を同
心とする軸形状に形成されており、前記ばね受け部(2
24)の外周を構成する周壁(226)には、前記コイ
ルばね(225)の端部が弾撥的に嵌着する嵌合溝(2
28)が周方向に形成されていることを特徴とする
[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0010】[4]前記ばね受け部(224)は、前記
回転部材(223)の回転中心を同心とする略半円形断
面の軸形状に形成されており、前記ばね受け部(22
4)の外周を構成する半周壁(227)には、前記コイ
ルばね(225)の端部が弾撥的に嵌着する嵌合溝(2
28)が周方向に形成されていることを特徴とする
[3]に記載の消毒液噴出装置。
【0011】[5]前記逆止弁(250)は、前記液通
路(231)の入口(233)側に対向する弁本体(2
51)と、該弁本体(251)から前記コイルばね(2
25)側に延びる軸体(252)とを一体的に形成して
成り、前記軸体(252)の軸周壁(253)には、軸
中心側から外方向に突出する突条部(254)を軸周方
向に延設して成り、前記コイルばね(225)の端部
は、前記突条部(254)を越えた前記弁本体(25
1)側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする
[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0012】[6]前記逆止弁(250)は、前記液通
路(231)の入口(233)側に対向する弁本体(2
51)と、該弁本体(251)から前記コイルばね(2
25)側に延びる軸体(252)とを一体的に形成して
成り、前記軸体(252)の軸周壁(253)には、軸
中心側から外方向に突出するボス部(255)を軸周方
向に一または複数配してなり、前記コイルばね(22
5)の端部は、前記ボス部(255)を越えた前記弁本
体(251)側の位置に弾撥的に係合することを特徴と
する[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0013】[7]前記回転部材(223)は、前記コ
イルばね(225)の端部を受けるためのばね受け部
(224)を一体的に形成して成り、前記ばね受け部
(224)は、前記回転部材(223)の回転中心を同
心とする軸形状に形成されていて、嵌合溝(228)お
よび、ガイド軸部(226)を有しており、前記嵌合溝
(228)は、前記コイルばね(225)の端部が弾撥
的に嵌着すべく、前記ばね受け部(224)の外周を構
成する周壁に周方向に形成されており、前記ガイド軸部
(226)は、前記コイルばね(225)の端部が前記
嵌合溝(228)に弾撥的に嵌着した状態において、前
記コイルばね(225)の内部に嵌入していることを特
徴とする[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0014】[8]前記回転部材(223)は、前記コ
イルばね(225)の端部を受けるためのばね受け部
(224)を一体的に形成して成り、前記ばね受け部
(224)は、前記回転部材(223)の回転中心を同
心とする軸形状に形成されており、前記ばね受け部(2
24)の外周壁には、外方向に突出する突条部(24
0)を形成してなり、前記コイルばね(225)の端部
は、前記突条部(240)を越えた前記回転部材(22
3)側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする
[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0015】[9]前記回転部材(223)は、前記コ
イルばね(225)の端部を受けるためのばね受け部
(224)を一体的に形成して成り、前記ばね受け部
(224)は、前記回転部材(223)の回転中心を同
心とする軸形状に形成されており、前記ばね受け部(2
24)の外周壁には、外方向に突出するボス部(24
1)を少なくとも1個形成してなり、前記コイルばね
(225)の端部は、前記ボス部(241)を越えた前
記回転部材(223)側の位置に弾撥的に係合すること
を特徴とする[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0016】[10]前記逆止弁(250)は、前記液
通路(231)の入口(233)側に対向する弁本体
(251)と、該弁本体(251)から前記コイルばね
(225)側に延びる軸体(252)とを一体的に形成
して成り、前記軸体(252)の外周壁に設けられる係
合溝(256)が、該係合溝(256)に弾撥的に係合
する前記コイルばね(225)の端部の線材の巻方向と
同方向に形成されていることを特徴とする[6]に記載
の消毒液噴出装置。
【0017】[11]前記逆止弁(250)は、前記液
通路(231)の入口(233)側に対向する弁本体
(251)と、該弁本体(251)から前記コイルばね
(225)側に延びる軸体(252)とを一体的に形成
して成り、前記軸体(252)の外周壁には、前記コイ
ルばね(225)の端部が係合する係合段部(257)
を周設していることを特徴とする[1]に記載の消毒液
噴出装置。
【0018】[12]前記回転部材(223)は、前記
コイルばね(225)の端部を受けるためのばね受け部
(224)を一体的に形成して成り、前記ばね受け部
(224)は、前記回転部材(223)の回転中心を同
心とする軸形状に形成されており、前記ばね受け部(2
24)の外周壁は、前記コイルばね(225)の端部が
係合する係合段部を周設していることを特徴とする
[1]に記載の消毒液噴出装置。
【0019】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。本発明の一つの構成では、コイルばね
(225)を受けるためのばね受け部(224)を回転
部材(223)と一体的に形成したものである。それに
より、ノズル本体(210)を分解して、ノズル本体
(210)の液通路(231)内から逆止弁(25
0)、コイルばね(225)、回転部材(223)を取
り出す際に、回転部材(223)とばね受け部(22
4)とを一体的に取り出すことができる。また、液通路
(231)の入口(233)や逆止弁(250)を掃除
した後に、ノズル本体(210)の液通路(231)内
に、逆止弁(250)、コイルばね(225)、回転部
材(223)を収容する際に、回転部材(223)とば
ね受け部(224)とを一体的に液通路(231)の出
口(222)側に収容することができる。
【0020】すなわち、液通路(231)からの取り出
しおよび、液通路(231)への収容の際に、ばね受け
部(224)を回転部材(223)と一体的に取り扱う
ことができ、ばね受け部(224)と回転部材(22
3)とを組み付ける必要もなく、共に細かな部品である
ばね受け部(224)および回転部材(223)を一体
化すれば、掃除する際に取り扱うのが容易になり、作業
者が容易に探し出すことができ、装置の分解掃除作業を
容易にすることができる。
【0021】また、本発明の別の構成によれば、コイル
ばね(225)の端部は、逆止弁(250)と回転部材
(223)の少なくとも一方に連結しているものであ
る。本装置を組み立てる際に、コイルばね(225)の
端部を逆止弁(250)と回転部材(223)の少なく
とも一方に連結しておくことにより、装置の分解掃除作
業時に取り扱う部品点数が少なくなり、作業性の向上が
期待できる。
【0022】さらに、本発明の別の構成では、回転部材
(223)と一体的に形成されるばね受け部(224)
の外周の周壁(226)に形成された嵌合溝(228)
に、コイルばね(225)の端部を弾撥的に嵌着したも
のである。
【0023】すなわち、コイルばね(225)の端部を
その復元力に抗してやや拡径して、ばね受け部(22
4)の外周に嵌め込んでいくと、ばね受け部(224)
の外周に周方向に形成された嵌合溝(228)に、コイ
ルばね(225)の端部がその復元力により弾撥的に嵌
着するようになる。それにより、回転部材(223)と
コイルばね(225)とを簡単に組み付けることがで
き、装置の分解掃除作業の際に回転部材(223)およ
び、コイルばね(225)を一体的に取り扱うことがで
きる。また、各部品を掃除するなど必要により、簡単に
分離することもできる。
【0024】さらに、本発明の別の構成では、ばね受け
部(224)が略半円形断面の軸形状に形成され、ばね
受け部(224)の半周壁(227)に形成された嵌合
溝(228)に、コイルばね(225)の端部が弾撥的
に嵌着するようにしたものである。
【0025】すなわち、コイルばね(225)の端部の
略半周に相当する部分をばね受け部(224)の半周壁
(227)に合わせて、嵌め込んでいけばよく、コイル
ばね(225)の端部をばね受け部(224)に嵌込み
易くなり、ばね受け部(224)の半周壁(227)に
周方向に形成された嵌合溝(228)に、コイルばね
(225)の端部がその復元力により弾撥的に嵌着すれ
ば、ばね受け部(224)とコイルばね(225)とを
簡単に組み付けることができる。また、ばね受け部(2
24)とコイルばね(225)とが組み付けられた状態
では、コイルばね(225)の端部は、ばね受け部(2
24)の嵌合溝(228)に沿って周方向に回転し得る
が、ばね受け部(224)の嵌合溝(228)から外れ
ることはなく、組み付けられた状態を維持する。
【0026】ここで、ばね受け部(224)の半周壁
(227)は、正確に全周壁の半分に相当するものでは
なく、全周壁の半分より多い場合、あるいは、少ない場
合とを含む概念である。半周壁(227)が全周壁の半
分より多くなるに応じて、コイルばね(225)が嵌合
溝(228)に嵌着し難くかつ外れ難くなるとともに、
コイルばね(225)の安定性が高くなる。一方、半周
壁(227)が全周壁の半分より少なくなるに応じて、
コイルばね(225)が嵌合溝(228)に嵌着し易く
かつ外れ易くなるとともに、コイルばね(225)の安
定性が低くなる。
【0027】したがって、ばね受け部(224)の半周
壁(227)の全周壁に対する割合は、コイルばね(2
25)の組付性や安定性を共に満たす値となる。
【0028】さらに、本発明の別の構成では、逆止弁
(250)を弁本体(251)と軸体(252)とで一
体的に構成し、コイルばね(225)の端部が軸体(2
52)の突条部(254)を越えた弁本体(251)側
の位置に弾撥的に係合するようにした。
【0029】すなわち、コイルばね(225)の端部が
その復元力に抗して拡径して、軸体(252)の突条部
(254)を乗り上がるようになり、突条部(254)
を乗り越えた際にその復元力により弁本体(251)側
の位置に弾撥的に係合し、逆止弁(250)とコイルば
ね(225)とを簡単に組み付けることができ、装置の
分解掃除作業の際に逆止弁(250)および、コイルば
ね(225)を一体的に取り扱うことができる。また、
突条部(254)を軸周方向へ長く、かつ、より外方へ
突出させれば、コイルばね(225)を外れ難いものに
することができる。さらに、突条部(254)を山形断
面形状に形成し、軸体(252)の端部側を緩斜面にす
る一方、弁本体(251)側を傾斜させないあるいは、
急斜面にすることにより、組み付け易く、外れ難くする
ことができる。
【0030】さらに、本発明の別の構成では、逆止弁
(250)を弁本体(251)と軸体(252)とで一
体的に構成し、コイルばね(225)の端部が軸体(2
52)のボス部(255)を乗り越えた弁本体(25
1)側の位置に弾撥的に係合するようにした。
【0031】それにより、コイルばね(225)の端部
を軸体(252)に嵌め込んでいくと、やがてコイルば
ね(225)の端部が軸体(252)の軸周壁(25
3)に一または複数配された突条部(254)に当接
し、コイルばね(225)の端部がその復元力に抗して
僅かに拡径して、軸体(252)の軸周壁(253)に
一または複数配された突条部(254)を乗り越えるよ
うになり、乗り越えた側である弁本体(251)側の位
置に弾撥的に係合するようになり、逆止弁(250)と
コイルばね(225)とを極めて簡単に組み付けること
ができる。
【0032】さらに、本発明の別の構成によれば、ばね
受け部(224)にガイド軸部(226)を設け、コイ
ルばね(225)の端部がばね受け部(224)の嵌合
溝(228)に弾撥的に嵌着した状態において、ガイド
軸部(226)がコイルばね(225)の内部に嵌入し
ているものである。
【0033】コイルばね(225)の端部をばね受け部
(224)の嵌合溝(228)に嵌め込む際に、ガイド
軸部(226)は、コイルばね(225)の端部に相対
的に嵌入していき、コイルばね(225)の端部を適正
な状態に維持しつつ嵌合溝(228)側へ案内する。そ
れにより、コイルばね(225)の端部を嵌合溝(22
8)に容易に嵌着することができる。
【0034】また、コイルばね(225)の端部がばね
受け部(224)の嵌合溝(228)に嵌着した状態で
は、例えば、装置の分解清掃作業時に、コイルばね(2
25)が落下してコイルばね(225)に外力がかかっ
て、コイルばね(225)の端部が変形しようとして
も、コイルばね(225)の内部に嵌入するガイド軸部
(226)がコイルばね(225)の端部の変形を抑え
るので、コイルばね(225)の端部が大きく変形しな
いで、コイルばね(225)の端部がばね受け部(22
4)の嵌合溝(228)に嵌着した状態を維持し、その
ような程度の外力では、コイルばね(225)は外れる
ことがなく、コイルばね(225)の端部を嵌合溝(2
28)に再度嵌着する必要がなく、取り扱いが容易であ
る。
【0035】さらに、本発明の別の構成によれば、ばね
受け部(224)の外周壁に外方向に突出する突条部
(254)が形成され、コイルばね(225)の端部が
突条部(254)を越えた回転部材(223)側の位置
に弾撥的に係合しているものである。すなわち、コイル
ばね(225)の端部をばね受け部(224)の外周に
嵌め込んでいくと、ばね受け部(224)の外周壁に外
方向に突出する突条部(254)に当たって、コイルば
ね(225)の端部がその復元力に抗してやや拡径し、
突条部(254)に乗り上がる。やがて、コイルばね
(225)の端部が突条部(254)を越えて、回転部
材(223)側の位置に弾撥的に嵌着するようになる。
それにより、回転部材(223)とコイルばね(22
5)とを簡単に組み付けることができ、装置の分解掃除
作業の際に回転部材(223)および、コイルばね(2
25)を一体的に取り扱うことができる。また、各部品
を掃除するなど必要により、簡単に分離することもでき
る。
【0036】さらに、本発明の別の構成によれば、ばね
受け部(224)の外周壁に外方向に突出するボス部が
形成され、コイルばね(225)の端部がボス部を越え
た回転部材(223)側の位置に弾撥的に係合している
ものである。ボス部は1個以上形成されている。すなわ
ち、コイルばね(225)の端部をばね受け部(22
4)の外周に嵌め込んでいくと、ばね受け部(224)
の外周壁に外方向に突出するボス部に当たって、コイル
ばね(225)の端部がその復元力に抗してやや拡径
し、ボス部に乗り上がる。やがて、コイルばね(22
5)の端部がボス部を越えて、回転部材(223)側の
位置に弾撥的に嵌着するようになる。それにより、同じ
く、回転部材(223)とコイルばね(225)とを簡
単に組み付けることができる。
【0037】さらに、本発明の別の構成によれば、逆止
弁(250)の軸体(252)の外周壁に設けられる係
合溝(256)が、その係合溝(256)に弾撥的に係
合するコイルばね(225)の端部の線材の巻方向と同
方向に形成されているものである。
【0038】すなわち、コイルばね(225)の端部を
係合溝(256)に弾撥的に係合する際に、係合中ある
いは、係合後に、コイルばね(225)をコイル軸回り
に回転するようにすれば、コイルばね(225)の端部
の形状が係合溝(256)の形状に一致して、コイルば
ね(225)の端部が係合溝(256)に完全に係合
し、小さな外力がかかった程度では、コイルばね(22
5)の端部が係合溝(256)から外れなくなる。
【0039】さらに、本発明の別の構成によれば、逆止
弁(250)の軸体(252)の外周壁にコイルばね
(225)の端部が係合する係合段部(257)を周設
したものである。それにより、コイルばね(225)の
端部全周がその復元力に抗して拡径して係合段部(25
7)に嵌め込まれており、多少の外力がかかった場合に
も、全周に設けられている係合段部(257)にコイル
ばね(225)の端部が強固に嵌合して、多少の外力で
は、容易に外れないようになる。
【0040】さらに、本発明の別の構成では、回転部材
(223)のばね受け部(224)の外周壁にコイルば
ね(225)の端部が係合する係合段部(231)を周
設したものである。それにより、同じく、コイルばね
(225)の端部全周がその復元力に抗して拡径して係
合段部(231)に嵌め込まれており、多少の外力がか
かった場合にも、係合段部にコイルばね(225)の端
部が強固に嵌合して、コイルばね(225)の端部が回
転部材(223)から容易に外れないようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の第1実施
の形態を示している。本実施の形態に係る消毒液噴出装
置は、食品工場、レストラン、病院、その他の建物の化
粧室の立壁などに据え付けられるもので、従業員や一般
客が使用するものである。
【0042】図1〜図3に示すように、消毒液噴出装置
は、ケース10、ノズル20を備え、ケース10内部に
はタンク30、供給路40および、ポンプ50が設けら
れている。ポンプ50がタンク30内の消毒液を供給路
40に通してノズル20へ送り込み、ノズル20から消
毒液を下方に噴出するようになっている。
【0043】ケース10は、正面ケース11と背面ケー
ス12とが前後から合わせられ、箱形状に形成されて成
る。ケース10の上部開口はカバー13で塞がれてい
る。
【0044】正面ケース11と背面ケース12との間に
は仕切部材が介装され、仕切部材により、ケース10の
内部の収容空間が上下に隔離されている。上側の収容空
間10aには、タンク30が収容され、下側の収容空間
10bには、ポンプ50、配電盤61などの電気系統な
どが収容されている。配電盤61は、背面ケース12の
内壁面に突設されたボスにねじ止めされている。
【0045】背面ケース12の下面部であるケース10
の下面奥部14には収容凹部16が形成されている。収
容凹部16は、上方に凹設されていて、電源用コード6
2を折り畳んだ状態で収容可能である。下面奥部14に
はクリップ62aが設けられ、折り畳んだ状態の電源用
コード62を結束している。また、収容凹部16の壁面
にはロッカスイッチである電源スイッチ17が取り付け
られている。
【0046】ケース10の正面ケース11の下面手前部
15がケース10の下面を成しており、下面手前部15
にはノズル20を挿通するための下孔15cが形成され
ている。背面ケース12には、下面手前部15の上方に
あって、上下方向で下面手前部15に対向するフランジ
15eが形成され、そのフランジ15eにはノズル20
を挿通するための下孔15aが形成されている。そのフ
ランジ15eには一対のボス部15bが下方に突設され
ている。
【0047】図1に示すように、ノズル20は、ノズル
本体210内に逆止弁250を備えて成り、ノズル本体
210は、ノズルヘッド220および、逆止弁受け部材
230から成る。ノズルヘッド220および、逆止弁受
け部材230には、液通路221および、液通路231
がそれぞれ形成され、逆止弁受け部材230の液通路2
31側に入口233が設けられ、液通路221側に噴出
口である出口222が設けられている。逆止弁受け部材
230がシール部材を介してノズルヘッド220の液通
路221に嵌合しており、液通路221および液通路2
31が連通している。ノズルヘッド220と逆止弁受け
部材230とは螺着し合って一体化している。
【0048】逆止弁受け部材230は連結ボス235を
有し、連結ボス235にはボス中心軸方向に小径の導入
通路236が形成されている。小径の導入通路236の
下端口が大径の液通路231に通じている。すなわち、
小径の導入通路236の下端口が大径の液通路231の
入口233になっている。入口233の周縁部は面取り
が施されている。
【0049】液通路221内には、回転金具である回転
部材223が液通路221の出口222側に設けられ、
逆止弁250が液通路231の入口233側に設けら
れ、コイルばね225が、逆止弁250と回転部材22
3との間の隙間に圧縮された状態で介装されている。
【0050】図1および、図4に示すように、回転部材
223には回転軸となる細径の連結軸223aが上方に
延ばされ、テーパ部227の上端部にはばね受け部22
4が一体的に形成されている。ばね受け部224は、そ
の上端側から下端側に向かって、ガイド軸部226、テ
ーパ部227、嵌合溝228および、大径軸部229を
有して成る。ガイド軸部226は、大径軸部229より
小径な軸であり、コイルばね225の下端部が外嵌して
おり、ガイド軸部226の頂面の周縁に面取りが施され
ている。
【0051】テーパ部227は、コイルばね225の環
状の下端を嵌合溝228に導くべくガイド軸部226の
下端に連続しその下端から嵌合溝228に向かって徐々
に拡径して成る。嵌合溝228は、テーパ部227と大
径軸部229との間のガイド軸部226の周壁に円周方
向に形成されており、嵌合溝228にはコイルばね22
5の環状の下端が嵌着されている。
【0052】図1、図5および図6に示すように、逆止
弁250は、弾頭形の弁本体251および、それに連続
する軸体252とから構成されている。軸体252の軸
周壁253には周方向に突条部254が形成されてい
る。突条部254は軸周壁253の略半周に形成されて
いるが、全周に連続して形成されていても良い。突条部
254は周方向においてその始端部および終端部の上下
方向の突条幅が、始端部と終端部との中央部に向かって
徐々に幅広になるとともに、その始端部および終端部の
径方向の突条丈が、始端部と終端部との中央部に向かっ
て徐々に高くなっている。
【0053】コイルばね225の上端部が逆止弁受け部
材230の液通路231内を逆止弁250の方に延ばさ
れている。コイルばね225の環状の上端の内径は、突
条部254の中央部に相当する軸体252の軸径より小
さめに形成されていて、コイルばね225の環状の上端
は、突条部254を乗り越えた弁本体251側の位置に
弾撥的に係合している。このとき、コイルばね225の
環状の上端が突条部254の中央部に係合する力が、突
条部254の始端部や終端部に係合する力に対して大き
くなっている。
【0054】すなわち、コイルばね225は、ばね受け
部224と逆止弁250との間の隙間に圧縮された状態
で介装され、コイルばね225の付勢力により、逆止弁
250の弾頭形の弁本体251が液通路231の入口2
33の周縁部(面取りが施された周縁部)に弾撥的に当
接して、消毒液の液漏れを防止している。
【0055】また、コイルばね225は、その環状の上
端から環状の下端に向かってその内径を徐々に大きくし
た円錐コイルばねであり、それにより、コイルばね22
5が伸縮する際の安定性を向上している。コイルばね2
25の外形が円錐形状であるので、液通路231の路壁
から路内方へ突出してコイルばね225の外径に近接し
てコイルばね225の倒れを防止するリブ238も液通
路231の下流(下端)に向かって徐々にその突出量が
少なくなっている。
【0056】逆止弁受け部材230には、一対のフラン
ジ234が形成され、一対のフランジ234は、背面ケ
ース12のフランジ15eの下面に沿って広がり、該フ
ランジ15eにネジ止めされている。
【0057】図2に示すように、下面手前部15には、
ノズル20の奥側に窓64が嵌め込まれている。ケース
10の内部には、窓64に対応して赤外線センサ65が
設けられている。ポンプ50のモータの電源端子およ
び、赤外線センサ65は、配線材で配電盤61に接続さ
れている。
【0058】前述するように構成された消毒液噴出装置
において、ノズル20の下方位置に手を差し出すと、赤
外線センサ65が感知して、電源用コード62および配
電盤61を通ってポンプ50のモータ51に給電され
る。ポンプ50のモータ51が回転すると、タンク30
内の消毒液がポンプ50内に送り込まれ、さらに、ポン
プ50から供給路40を通ってノズル20へ送り込ま
れ、供給路40内が所定圧力を超え、コイルばね225
の付勢力に勝るようになる。それにより、逆止弁250
がコイルばね225の付勢力に抗して下方に移動し、逆
止弁250が液通路231の入口233から離れ、液通
路231の入口233が開く。それにより、消毒液は、
開いた入口233を通って逆止弁受け部材230の液通
路231からノズルヘッド220の液通路221に送り
込まれ、液通路221の出口222を通って下方に噴出
され、手に降りかかる。
【0059】このとき、回転部材223の螺旋溝を流れ
る消毒液の水流が回転して、消毒液は適度に散水され
る。モータ51が回転してから、所定時間例えば3秒経
過すると、モータ51が停止し、供給路40内が所定圧
力を超えなくなり、逆止弁250がコイルばね225の
付勢力により、液通路231の入口233の周縁部に弾
撥的に当接し、液通路231の入口233を閉じ、ノズ
ル20からの消毒液の噴出も停止する。
【0060】本装置を長期間不使用状態にすると、消毒
液の成分などの付着成分により、逆止弁250が液通路
231の入口233の周縁部に付着して、モータ51が
回転し、供給路40内が所定圧力を超えても、付着成分
の付着力により、逆止弁250が下方に移動しないで、
入口233が開かないで、使用不能状態が発生する場合
がある。
【0061】このような場合には、ノズル本体210を
分解するには、ノズルヘッド220と逆止弁受け部材2
30との螺合を外し、ノズル本体210の液通路231
内から逆止弁250、コイルばね225および、回転部
材223の構成部品を取り出す。それらの構成部品は、
コイルばね225によって逆止弁250と回転部材22
3とが連結関係にあるので、それらの構成部品を一体的
に取り出すことができる。なお、ばね受け部224は連
結軸223aを介して回転部材223と一体的に形成さ
れているので、それらの構成部品として、一体的に取り
出し可能である。
【0062】それらの構成部品を取り出した後に、液通
路231の入口233の周縁部や逆止弁250などの構
成部品を掃除する。逆止弁250などの構成部品は連結
関係を維持した状態で掃除してもよく、単品としてそれ
ぞれ掃除してもよい。単品として掃除した場合には、液
通路231に収容する前に、組み付けて一体的にしてお
く。
【0063】このとき、コイルばね225の環状の下端
とばね受け部224とを組み付けるには、次のようにす
る。すなわち、コイルばね225の環状の下端をばね受
け部224のガイド軸部226に外嵌させる。このと
き、ガイド軸部226の頂面の周縁に面取りが施されて
いるので、コイルばね225の環状の下端を外嵌させ易
い。コイルばね225の環状の下端を外嵌させていく
と、コイルばね225の環状の下端がばね受け部224
のテーパ部227に当たり、テーパ部227に外嵌させ
ていくと、テーパ部227が徐々に拡径しているので、
コイルばね225の環状の下端の内径がその復元力に抗
して徐々に大きくなるとともに、嵌合溝228に導かれ
ていく。やがて、コイルばね225の環状の下端が嵌合
溝228にさしかかると、コイルばね225の環状の下
端は、その復元力により、嵌合溝228に弾撥的に嵌着
する。それにより、回転部材223のばね受け部224
とコイルばね225とを簡単に組み付けることができ
る。また、組み付け状態にあるコイルばね225の端部
をその復元力に抗して大きくして、テーパ部227側に
外嵌させれば、回転部材223とコイルばね225とを
簡単に分離することもできる。
【0064】また、コイルばね225の環状の上端と逆
止弁250とを組み付けるには、次のようにする。コイ
ルばね225の環状の上端を逆止弁250の軸体252
に外嵌する。コイルばね225の環状の上端を外嵌して
いくと、軸体252の突条部254に当たり、コイルば
ね225の環状の上端の内径がその復元力に抗して大き
くなり、突条部254を乗り上がるようになり、コイル
ばね225の環状の上端が、突条部254を乗り越える
と、その復元力により、弁本体251側の位置に弾撥的
に係合する。なお、図11および図12に示すように、
コイルばね225の一方の端部Aの内径を軸体252の
外径よりも小さくすることにより、係合をより確実にす
ることが可能である。このとき、突条部254は、軸周
壁253の略半周に形成されていて、突条部254の始
端部と終端部との中央部の突条幅を広くかつ、突条丈を
高くしているので、コイルばね225の環状の上端が突
条部254を乗り越える際に、コイルばね225の環状
の上端において突条部254の中央部に当たる部分が外
へ広がれば、環状の上端の内径が全体的に大きくならな
くても突条部254を乗り越えることができ、大きな力
を必要としないで、逆止弁250とコイルばね225と
を簡単に組み付けることができる。
【0065】一方、ノズル本体210の液通路231内
に、逆止弁250、コイルばね225、回転部材223
の構成部品を収容する際に、それらの構成部品を一体的
に液通路231内に収容することができる。したがっ
て、構成部品を1個ずつ所定の順番に従って収容する煩
わしい作業を行う必要がなく、また、細かな部品である
構成部品を一体化すれば、作業者の目に付きやすく、作
業者が容易に探し出すことができ、装置の分解掃除作業
を容易にすることができる。
【0066】図7は、本発明の第2実施の形態を示して
いる。本第2実施の形態では、ばね受け部224の大径
軸部229を回転部材223の径より大きくして、大径
軸部229の外周とノズルヘッド220の液通路221
の路壁との間の間隔を狭くし、大径軸部229の外周が
液通路221の路壁に支持されるようになることによ
り、ばね受け部224が安定し、ばね受け部224が支
持すべきコイルばね225および、逆止弁250の安定
性を高めることができ、ばね受け部224の伸縮動作や
逆止弁250の開閉動作の確実性を高めることができ
る。
【0067】大径軸部229の外周とノズルヘッド22
0の液通路221の路壁との間の間隔を狭くしたことに
より、液通路221を通るべき消毒液の通路が狭くなる
が、大径軸部229の外周にローレット部229aが施
されているので、消毒液は、ローレット部229aを通
過して、回転部材223側に流入可能になる。ここでロ
ーレット部229aの直径は、大径軸部229(φ6.
8mm)に対してφ6.0mmになっており、少なくと
も0.4mm(=(6.8−6.0)/2)幅の通路が
大径軸部229の片側に確保されている。
【0068】図8は、本発明の第3実施の形態を示して
いる。本第3実施の形態では、ばね受け部224が略半
円形断面の軸形状に形成され、ばね受け部224の半周
壁227に形成された嵌合溝228に、コイルばね22
5の環状の端部を弾撥的に嵌着したものである。半周壁
227は、ばね受け部224の全周の厳密には半分でな
く、またコイルばね225の装着性や安定性を満たすよ
うに形成されていることは前述したが、本実施の形態で
は、半周壁227は、例えば、ばね受け部224の大径
軸部229の直径φ6.8mmに対して2.3mm分を
切り欠いた後の周壁である。
【0069】コイルばね225の環状の下端の略半周に
相当する部分をばね受け部224の半周壁227に合わ
せて、嵌め込んでいき、ばね受け部224の嵌合溝22
8に、コイルばね225の環状の下端を弾撥的に嵌着す
れば、ばね受け部224に嵌め込み易くなり、ばね受け
部224とコイルばね225とを簡単に組み付けること
ができる。また、大径軸部229は、コイルばね225
の環状の下端全体が当接しているので、コイルばね22
5を安定して支持することができる。
【0070】また、ばね受け部224とコイルばね22
5とが組み付けられた状態では、コイルばね225の環
状の下端は、ばね受け部224の嵌合溝に沿って周方向
に回転し得るが、ばね受け部224の嵌合溝から外れる
ことはなく、組み付けられた状態を維持する。
【0071】図9は本発明の第4実施の形態を示してい
る。本第4実施の形態では、逆止弁250の軸体252
にボス部255を形成し、コイルばね225の環状の端
部がボス部255を乗り越えて、弁本体251側の位置
に弾撥的に係合するようにしている。また、ボス部25
5は、軸体252の軸周壁253に一または複数配され
ている。
【0072】それにより、コイルばね225の環状の端
部を軸体252に嵌め込んでいくと、やがてコイルばね
225の環状の端部が軸体252の軸周壁253に一ま
たは複数配されたボス部255に当接し、コイルばね2
25の環状の端部がその復元力に抗して僅かに拡径し
て、軸体252の軸周壁253に一または複数配された
ボス部255を乗り越えるようになり、乗り越えた位置
に弾撥的に係合するようになり、逆止弁250とコイル
ばね225とを同じく簡単に組み付けることができる。
【0073】図13は、本発明の第5実施の形態を示し
ている。本第5実施の形態では、回転部材223のばね
受け部224のガイド軸部226の外周壁には、外方向
に突出する突条部230が形成されているものであり、
コイルばね225の端部をガイド軸部226の外周に嵌
め込んでいき、突条部230に乗り上がって、コイルば
ね225の端部がその復元力に抗して拡径し、突条部2
30を越えた際に、その越えた位置に弾撥的に係合する
ようにしたものである。それにより、回転部材223と
コイルばね225とを容易に分離かつ一体にすることが
できる。
【0074】図14は、本発明の第6実施の形態を示し
ている。本第6実施の形態では、ばね受け部224のガ
イド軸部226の外周壁に外方向に突出するボス部23
1が形成されているものである。ボス部231は、ガイ
ド軸部226の外周壁に周方向にほぼ等間隔に3個設け
られている。
【0075】図15は、本発明の第7実施の形態を示し
ている。本第7実施の形態では、逆止弁250の軸体2
52の外周壁に係合溝256が設けられ、その係合溝2
56に弾撥的に係合するコイルばね225の端部の線材
の巻方向と同方向に形成されているものである。コイル
ばね225の端部の形状が係合溝256の形状に一致し
ているので、コイルばね225の端部が係合溝256に
容易に係合し、かつ、端部の全周が係合溝256に係合
しているので、小さな外力がかかった程度では、コイル
ばね225の端部が係合溝256から外れなくなる。
【0076】図16は、本発明の第8実施の形態を示し
ている。本第8実施の形態では、逆止弁250の軸体2
52の外周壁にコイルばね225の端部が係合する係合
段部257を周設したものである。それにより、コイル
ばね225の端部全周がその復元力に抗して拡径して係
合段部257に嵌め込まれており、多少の外力では、コ
イルばね225の端部が逆止弁250から容易に外れな
いようになる。
【0077】図17は、本発明の第9実施の形態を示し
ている。本第9実施の形態では、回転部材223のばね
受け部224の外周壁にコイルばね225の端部が係合
する係合段部231を周設したものである。それによ
り、同じく、コイルばね225の端部全周がその復元力
に抗して拡径して係合段部231に嵌め込まれており、
多少の外力では、コイルばね225の端部が回転部材2
23から容易に外れないようになる。
【0078】
【発明の効果】前述するように、本発明の一つの構成で
は、コイルばねを受けるためのばね受け部を回転部材と
一体的に形成したので、液通路からの取り出しおよび、
液通路への収容の際に、ばね受け部を回転部材と一体的
に取り扱うことができ、ばね受け部と回転部材とを組み
付ける必要もなく、共に細かな部品であるばね受け部お
よび回転部材を一体化すれば、掃除する際に取り扱うの
が容易になり、作業者が容易に探し出すことができ、装
置の分解掃除作業を容易にすることができる。
【0079】また、本発明の別の構成では、コイルばね
の端部は、逆止弁と回転部材の少なくとも一方に連結し
ているので、本装置を組み立てる際に、コイルばねの端
部を逆止弁と回転部材の少なくとも一方に連結しておけ
ば、装置の分解掃除作業時に取り扱う部品点数が少なく
なり、作業性の向上が期待できる。コイルばねの各端部
を逆止弁と回転部材との両方に連結しておけば、作業性
がさらに向上する。
【0080】さらに、本発明の別の構成では、回転部材
と一体的に形成されるばね受け部の外周の周壁に形成さ
れた嵌合溝に、コイルばねの環状の端部を弾撥的に嵌着
したので、回転部材とコイルばねとを簡単に組み付ける
ことができ、装置の分解掃除作業の際に回転部材およ
び、コイルばねを一体的に取り扱うことができる。ま
た、各部品を掃除するなど必要により、簡単に分離する
こともできる。
【0081】さらに、本発明の別の構成では、ばね受け
部が略半円形断面の軸形状に形成され、ばね受け部の半
周壁に形成された嵌合溝に、コイルばねの環状の端部が
弾撥的に嵌着するようにしたので、コイルばねの環状の
端部の略半周に相当する部分をばね受け部の半周壁に合
わせて、嵌め込んでいけばよく、コイルばねの環状の端
部をばね受け部に嵌め込み易くなり、ばね受け部の半周
壁に周方向に形成された嵌合溝に、コイルばねの環状の
端部がその復元力により弾撥的に嵌着すれば、ばね受け
部とコイルばねとを簡単に組み付けることができる。
【0082】さらに、本発明の別の構成では、逆止弁を
弁本体と軸体とで一体的に構成し、コイルばねの環状の
端部が軸体の突条部を越えた弁本体側の位置に弾撥的に
係合するようにしたので、コイルばねの環状の端部がそ
の復元力に抗して拡径して、軸体の突条部を乗り上がる
ようになり、突条部を乗り越えた際にその復元力により
弁本体側の位置に弾撥的に係合し、逆止弁とコイルばね
とを簡単に組み付けることができ、装置の分解掃除作業
の際に逆止弁および、コイルばねを一体的に取り扱うこ
とができる。
【0083】さらに、本発明の別の構成では、逆止弁を
弁本体と軸体とで一体的に構成し、コイルばねの環状の
端部が軸体のボス部を越えた弁本体側の位置に弾撥的に
係合するようにしたので、コイルばねの環状の端部を軸
体に嵌め込んでいくと、やがてコイルばねの環状の端部
が軸体の軸周壁に一または複数配された突条部に当接
し、コイルばねの環状の端部がその復元力に抗して僅か
に拡径して、軸体の軸周壁に一または複数配された突条
部を乗り越えるようになり、乗り越えた側である弁本体
側の位置に弾撥的に係合するようになり、逆止弁とコイ
ルばねとを極めて簡単に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る消毒液噴出装置
の内部を示す側面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る回転部材の正面
図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る逆止弁の正面図
である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る回転部材の正面
図である。
【図8】本発明の第3実施の形態に係る回転部材の正面
図である。
【図9】本発明の第4実施の形態に係る逆止弁の正面図
である。
【図10】従来の技術に係るノズル近傍の断面図であ
る。
【図11】図12のXI矢視図である。
【図12】本発明の第1実施の形態に係るコイルばねの
正面図である。
【図13】本発明の第5実施の形態に係る回転部材の正
面図である。
【図14】本発明の第6実施の形態に係る回転部材の正
面図である。
【図15】本発明の第7実施の形態に係る逆止弁の正面
図である。
【図16】本発明の第8実施の形態に係る逆止弁の正面
図である。
【図17】本発明の第9実施の形態に係る回転部材の正
面図である。
【符号の説明】
10…ケース 13…カバー 15…下面手前部 15a…下孔 15b…ボス部 15c…下孔 15e…フランジ 20…ノズル 40…供給路 210…ノズル本体 220…ノズルヘッド 221…液通路 222…出口 223…回転部材 223a…連結軸 224…ばね受け部 225…コイルばね 226…ガイド軸部 227…テーパ部 228…嵌合溝 229…大径軸部 229a…ローレット部 230…逆止弁受け部材 231…液通路 233…入口 238…リブ 250…逆止弁 251…弁本体 252…軸体 254…突条部 255…ボス部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月10日(1999.9.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原賀 一博 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 力丸 光生 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 司城 辰夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大和田 浩一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA47 BB21 BB92 CB01 CD42 CD43 4C058 AA29 BB07 EE26 EE29 JJ06 JJ24 4F033 AA04 BA03 CA01 DA01 EA01 GA02 GA10 NA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立壁などに据え付けられるケースと、該ケ
    ースの内部に装着されるノズルとを備え、前記ノズルの
    先端部が前記ケースの下穴を通して該ケースの外方へ向
    けられており、消毒液を供給路に送り前記ノズルから噴
    出するようにした消毒液噴出装置において、 前記ノズルは、ノズル本体、逆止弁、コイルばね、回転
    部材を有しており、 前記ノズル本体は、液通路を有しており、 前記逆止弁は、前記液通路の出口側から前記液通路の入
    口の周縁部に当接して、前記入口を閉じる閉じ位置と、
    前記供給路が所定圧力を超えると、前記入口の周縁部か
    ら離れて前記入口を開く開き位置とに開閉可能に前記液
    通路内に配されており、 前記回転部材は前記液通路内の出口側に配されており、 前記コイルばねは、前記逆止弁と前記回転部材との間に
    圧縮された状態で介在しており、前記逆止弁を前記開き
    位置から前記閉じ位置の方へ付勢しており、 前記回転部材は、前記コイルばねの端部を受けるための
    ばね受け部を一体的に形成して成ることを特徴とする消
    毒液噴出装置。
  2. 【請求項2】前記コイルばねの端部は、前記逆止弁と前
    記回転部材の少なくとも一方に連結していることを特徴
    とする請求項1に記載の消毒液噴出装置。
  3. 【請求項3】前記回転部材は、前記コイルばねの端部を
    受けるためのばね受け部を一体的に形成して成り、 前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中心を同心とす
    る軸形状に形成されており、 前記ばね受け部の外周を構成する周壁には、前記コイル
    ばねの端部が弾撥的に嵌着する嵌合溝が周方向に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の消毒液噴出
    装置。
  4. 【請求項4】前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中
    心を同心とする略半円形断面の軸形状に形成されてお
    り、 前記ばね受け部の外周を構成する半周壁には、前記コイ
    ルばねの端部が弾撥的に嵌着する嵌合溝が周方向に形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の消毒液噴
    出装置。
  5. 【請求項5】前記逆止弁は、前記液通路の入口側に対向
    する弁本体と、該弁本体から前記コイルばね側に延びる
    軸体とを一体的に形成して成り、 前記軸体の軸周壁には、軸中心側から外方向に突出する
    突条部を軸周方向に延設して成り、 前記コイルばねの端部は、前記突条部を越えた前記弁本
    体側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする請求項
    1に記載の消毒液噴出装置。
  6. 【請求項6】前記逆止弁は、前記液通路の入口側に対向
    する弁本体と、該弁本体から前記コイルばね側に延びる
    軸体とを一体的に形成して成り、 前記軸体の軸周壁には、軸中心側から外方向に突出する
    ボス部を軸周方向に一または複数配してなり、 前記コイルばねの端部は、前記ボス部を越えた前記弁本
    体側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする請求項
    1に記載の消毒液噴出装置。
  7. 【請求項7】前記回転部材は、前記コイルばねの端部を
    受けるためのばね受け部を一体的に形成して成り、 前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中心を同心とす
    る軸形状に形成されていて、嵌合溝および、ガイド軸部
    を有しており、 前記嵌合溝は、前記コイルばねの端部が弾撥的に嵌着す
    べく、前記ばね受け部の外周を構成する周壁に周方向に
    形成されており、 前記ガイド軸部は、前記コイルばねの端部が前記嵌合溝
    に弾撥的に嵌着した状態において、前記コイルばねの内
    部に嵌入していることを特徴とする請求項1に記載の消
    毒液噴出装置。
  8. 【請求項8】前記回転部材は、前記コイルばねの端部を
    受けるためのばね受け部を一体的に形成して成り、 前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中心を同心とす
    る軸形状に形成されており、 前記ばね受け部の外周壁には、外方向に突出する突条部
    を形成してなり、 前記コイルばねの端部は、前記突条部を越えた前記回転
    部材側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする請求
    項1に記載の消毒液噴出装置。
  9. 【請求項9】前記回転部材は、前記コイルばねの端部を
    受けるためのばね受け部を一体的に形成して成り、 前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中心を同心とす
    る軸形状に形成されており、 前記ばね受け部の外周壁には、外方向に突出するボス部
    を少なくとも1個形成してなり、 前記コイルばねの端部は、前記ボス部を越えた前記回転
    部材側の位置に弾撥的に係合することを特徴とする請求
    項1に記載の消毒液噴出装置。
  10. 【請求項10】前記逆止弁は、前記液通路の入口側に対
    向する弁本体と、該弁本体から前記コイルばね側に延び
    る軸体とを一体的に形成して成り、 前記軸体の外周壁に設けられる係合溝が、該係合溝に弾
    撥的に係合する前記コイルばねの端部の線材の巻方向と
    同方向に形成されていることを特徴とする請求項6に記
    載の消毒液噴出装置。
  11. 【請求項11】前記逆止弁は、前記液通路の入口側に対
    向する弁本体と、該弁本体から前記コイルばね側に延び
    る軸体とを一体的に形成して成り、 前記軸体の外周壁には、前記コイルばねの端部が係合す
    る係合段部を周設していることを特徴とする請求項1に
    記載の消毒液噴出装置。
  12. 【請求項12】前記回転部材は、前記コイルばねの端部
    を受けるためのばね受け部を一体的に形成して成り、 前記ばね受け部は、前記回転部材の回転中心を同心とす
    る軸形状に形成されており、 前記ばね受け部の外周壁は、前記コイルばねの端部が係
    合する係合段部を周設していることを特徴とする請求項
    1に記載の消毒液噴出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892300B1 (ko) * 2008-10-31 2009-04-07 카본코리아 주식회사 정수장의 여과지 역 세척시 역류 슬러지 방지 및 표면 세척용 노즐

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