JP2000342622A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2000342622A JP11159344A JP15934499A JP2000342622A JP 2000342622 A JP2000342622 A JP 2000342622A JP 11159344 A JP11159344 A JP 11159344A JP 15934499 A JP15934499 A JP 15934499A JP 2000342622 A JP2000342622 A JP 2000342622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な漏れ防止性を有し、吸収性物品の構成
材料の使用量が低減されており、安価に製造可能な、使
い捨ておむつ等の吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 表面シート2、防漏シート3及び吸収体
4を具備し、吸収体4の長手方向左右両側縁部上に立体
ガード形成用のシート材61が配されて立体ガード6が
形成されており、吸収体4は、吸収本体42と吸収本体
42の裏面側に配された台紙41とを具備しており、台
紙41は、その長手方向左右両側部41bが吸収本体4
2の長手方向左右両側縁42cを覆い、台紙41の左右
両側縁41aがそれぞれ吸収体4の表面側の左右両側縁
部上に位置するように、吸収本体42の側縁外方で折り
込まれて配されており、台紙41における折り込まれる
部位には、台紙41からその外方への液体の浸透を抑制
する液浸透抑制手段9が設けられた吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏れ防止性に優
れ、しかも構成材料の使用量が少なく、安価に製造可能
な使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつ等の吸収性物品は、その構成や使用材料の改良
により、包装体がコンパクトになり、持ち運びが便利に
なった。しかしながら、未だ複数枚の吸収性物品が収納
された包装体の重量はかなり重く、3kgを超えるもの
もあり、母親や介護人がこのような包装体を持つにはか
なり負担が大きい。また、使い捨ておむつ等の吸収性物
品において十分な漏れ防止性を得るために、特開平2−
309940号公報に記載されている発明のように、吸
収体の下部のモレ防止性を向上させる提案はあるが、吸
収体側部からのモレ防止に対しては特に有効な提案が見
当たらない。また、他の提案としては、吸収体や防漏シ
ートとは別の部材を吸収体の側部に配するのが一般的で
あるため、従来の使い捨ておむつでは、漏れ防止性を向
上させると使い捨ておむつの重量が増加するのが一般的
であった。
【0003】要するに、従来、使い捨ておむつの使用材
料を少なくする使い捨ておむつの構成が種々考えられて
いるが、構成材料を少なくして、激しい運動時等に十分
な漏れ防止性を確保し、更には、良好な通気性と柔軟性
を付与したものは、未だ提案されていないのが現状であ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、十分な漏れ防止
性を有し、吸収性物品の構成材料の使用量が低減されて
おり、安価に製造可能であり、使い捨ておむつ等の吸収
性物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の防漏シート、及び液保持性の吸
収体を具備し、該吸収体の長手方向左右両側には、立体
ガード形成用のシート材が配されて立体ガードが形成さ
れている吸収性物品において、前記吸収体は、吸収本体
と、該吸収本体の裏面側に配された台紙とを具備してお
り、前記台紙は、少なくともその長手方向左右両側部が
前記吸収本体の長手方向左右両側縁を覆い、該台紙の左
右両側縁がそれぞれ前記吸収体の表面側の左右両側縁部
上に位置するように、吸収本体の側縁外方で折り込まれ
て配されており、前記台紙における折り込まれる部位に
は、前記台紙からその外方への液体浸透を抑制する液浸
透抑制手段が設けられている吸収性物品を提供すること
により、前記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸収性物品の好ま
しい1実施形態について詳細に説明する。本実施形態の
吸収性物品としての使い捨ておむつ1は、図1及び2に
示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の防
漏シート3、及び液保持性の吸収体4を具備し、吸収体
4の長手方向左右両側縁部上には、立体ガード形成用の
シート材61が配されて立体ガード6が形成されてい
る。本実施形態の使い捨ておむつ1は、背側部Bの左右
両側縁部B1,B2に使用時止着用のファスニングテー
プ11が配されている、いわゆる展開型の使い捨ておむ
つである。そして、使用時に着用者のウエスト回りに位
置するウエスト部8及び脚回りに位置するレッグ部7に
は、それぞれウエスト弾性部材81及びレッグ弾性部材
71が配されて、ウエストギャザー及びレッグギャザー
を形成している。また、立体ガード6の自由端63に
は、立体ガード弾性部材64が配されている。このよう
な構成は従来の展開型の使い捨ておむつと同じである。
【0007】而して、本実施形態の使い捨ておむつ1
は、吸収体4は、吸収本体42と、吸収本体42の裏面
側に配された台紙41とを具備しており、台紙41は、
少なくともその長手方向左右両側部41bが吸収本体4
2の長手方向左右両側縁42cを覆い、台紙41の左右
両側縁41aがそれぞれ吸収体4の表面側の左右両側縁
部上に位置するように、吸収本体42の側縁外方で折り
込まれて配されており、台紙41における折り込まれる
部位には、台紙41からその外方への液体の浸透を抑制
する液浸透抑制手段9が設けられている。ここで、「外
方」とは、台紙の折り込まれている部位よりも外側、即
ち、吸収性物品の幅方向側縁側の意である。「液体の浸
透を抑制」とは、液体が浸透して外方に漏れ出すこと防
止する意である。
【0008】更に詳述すると、立体ガード6は、吸収体
4上、更に望ましくは吸収性物品の長手方向全域に亘っ
て設けられている。吸収体4の存在しない部分、即ち、
おむつの腹側部A及び背側部Bのウエスト部8において
は、シート材61は、全面が表面シート2に固着されて
いる。前記立体ガードは、その基端が、前記吸収体の側
縁よりも吸収性物品内方側に位置するように形成されて
いる。そして、本実施形態において、液浸透抑制手段9
は、台紙の一面としての表面側(シート材61及び防漏
シート3側)に配されたフィルム材91であり、吸収体
の側縁に沿うように帯状のフィルム材を通常の接着剤を
介して接着することにより設けられる。なお、直接押し
出し成形したフィルムを熱溶融状態でラミネートして接
着するか又はフィルム材をエンボス処理して接着して、
設けてもよい。フィルム材91全体の幅方向長さは、1
0〜100mmとするのが好ましく、40〜60mmと
するのが更に好ましい。10mm以上とすることによ
り、漏れ防止性をより向上させることができ、100m
m以下とすることにより、吸収阻害の発生を抑制でき
る。また、折曲部92を境として、吸収体の裏面側に位
置するフィルム材91の長さは5〜50mmとするのが
好ましく、また、吸収体の表面側に位置するフィルム材
91の長さは5〜50mmとするのが好ましい。
【0009】防漏シート3の側縁3aは、吸収体4の裏
面側に位置するように且つその側縁3aがシート材61
と外層不織布5との最内方接合点13よりも使い捨てお
むつ外方に位置しないように、配されている。本実施形
態においては、吸収体4の側縁4aとほぼ同じ位置にな
るように配されている。防漏シート3の裏面側には、外
層不織布5が配されており、外層不織布5とシート材6
1とは、共に、吸収体4の側縁4aよりも使い捨ておむ
つの外方側に向けて延出され、延出された外層不織布5
とシート材61とが積層されてレッグ部7、ひいてはレ
ッグギャザーを形成している。即ち、レッグ弾性部材7
1は、外層不織布5とシート材61とにより狭持固定さ
れている。また、外層不織布5は、中央部分が括れた砂
時計状であり、おむつの外形を形成している。また、防
漏シート3及び吸収体4は、長方形状であり、外層不織
布5の中央部分に配されている。また、表面シート2も
長方形状であり、吸収体4の長手方向両端縁からおむつ
外方に延出されて、外層不織布5と積層されてウエスト
部8を形成している。このため、ウエスト弾性部材81
は、外層不織布5と表面シート2により狭持固定されて
いる。
【0010】表面シート2は、防漏シート3の表面側に
位置するように且つその側縁2aが吸収体4の側縁4a
よりも使い捨ておむつ外方に位置しないように、配され
ており、基端60は、シート材61を表面シート2に固
着して形成されている。本実施形態においては、表面シ
ート2の側縁2aは、吸収体4の側縁4aより内側に位
置するように配されている。なお、図2においては、基
端60を明瞭にするために、便宜上、基端60において
のみシート材61が表面シート2に固着されているよう
に記載しているが、シート材は、基端60より外方にお
いては、全面が表面シート2及び防漏シート3に固着さ
せるのが好ましい。
【0011】吸収本体42は、長方形状の第1吸収材4
2aと第1吸収材42aの上に載置された第1吸収材4
2aよりも幅広の第2吸収材42bとからなり、吸収体
4は、吸収本体42の表面側に配された拡散シート43
を具備しており、台紙41は、拡散シート43上方にま
で巻き上げられている。図2において、台紙41の側縁
41aは、基端60と同位置か又は基端60よりも使い
捨ておむつ内方に位置するようになされている。なお、
本明細書において「側縁」とは、各部材の最も幅方向外
方に位置する部位を意味する。台紙41の側縁41aと
基端60との間の距離は、0〜20mmとするのが好ま
しい。なお、上述の説明における位置や距離は、それぞ
れ、使い捨ておむつを平面視した場合の位置及び距離で
ある。
【0012】また、ファスニングテープ11は、その固
定部において、外層不織布5に固定されているが、本実
施形態においては、図1に示すように、補強のために補
強用シート12を配している。補強用シート12は、外
層不織布5とシート材61とにより、接着剤を介して狭
持固定されている。
【0013】本実施形態の使い捨ておむつの各構成部材
の形成材料について説明すると、前記表面シート2、前
記防漏シート3、及び前記ファスニングテープ11とし
ては、通常使い捨ておむつに用いられるものを特に制限
なく用いることができる。
【0014】前記台紙41は、クレム吸水高さが好まし
くは5mm/10min以下、更に好ましくは0mm/
10minで、透気度が好ましくは2〜900sec/
(300ml・32枚)、更に好ましくは30〜150
sec/(300ml・32枚)で、坪量が好ましくは
14〜60g/m2 、更に好ましくは16〜25g/m
2 の撥水性台紙であるのが好ましい。
【0015】前記クレム吸水高さを、5mm/10mi
n以下とすることにより、特に体圧のかからない状態に
おいても吸収体からのにじみを抑制することができる。
前記透気度を前記範囲内とすることにより、おむつ製造
ラインにおいて、搬送性を良好にでき、生産性が向上す
る。前記坪量を14g/m2 以上とすることにより、一
般に台紙の強度が十分になり、加工上あるいは製品の実
使用で破れが生じる等不具合が生じなくなり、60g/
2 以下とすることにより、コスト的に十分なメリット
が出、製品にゴワツキ感が出るといった欠点が生じな
い。
【0016】ここで、前記クレム吸水高さは、JIS−
P8141に準じて測定する。即ち、撥水性台紙を、幅
20mm、長さ200mmの短冊状に裁断した後、長手
方向にを鉛直方向にして、下端から15mmの部分まで
を水に浸した。水に浸してから10分後に水が何mm吸
い上げられたかを測定し、これをクレム吸水高さとす
る。また、前記透気度は、JIS−P8141に準じて
測定する。即ち、撥水性台紙を70×70mmに裁断
し、32枚重ね、透気度測定器〔熊谷理機工業(株)社
製のGURLEY DENSOMETER(商品名)〕
を用いて、300mlの空気が透過するのに要する時間
を測定し、これを透気度とした。
【0017】前記フィルム材としては、防漏フィルムと
して通常用いられるものが好ましく用いられ、具体的に
は、下記する材料等が挙げられる。即ち、ポリエチレン
やポリプロピレンのフィルム;ポリエチレン(線状低密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン)と有機・無機フ
ィラーを混練したものをフィルム状とし、一軸あるいは
二軸方向に延伸したもの(開孔透湿フィルム);ポリプ
ロピレンと鉱物オイル、パラフィンオイルとを開孔透湿
フィルムと同様に混練、フィルム化、延伸処理したも
の;ポリウレタンやポリエステルフィルム(非開口透湿
フィルム)等が挙げられる。また、フィルム材の厚み
は、5μm〜50μmとするのが好ましく、15μm〜
25μmとするのが更に好ましい。5μm以上とするこ
とにより、加工性が向上し、50μm以下とすることに
より違和感の発生を抑制できる。
【0018】また、前記シート材61及び/又は前記外
層不織布5は、それぞれ、CD強度が1000cN/5
0mm以上であるのが好ましく、1200〜2000c
N/50mmであるのが更に好ましい。CD強度を10
00cN/50mm以上とすることにより、ファスニン
グテープが付け根から破れることがない。
【0019】ここで、CD強度は、下記のようにして測
定される。 <CD強度>原反の流れ方向(MD)に幅50mm、流
れ方向と直交する方向(CD)に長さ150mmの試験
片を切り出した。この試験片について、テンシロン引張
試験機〔(株)オリエンテック社製〕を用い、チャック
間50mm、CD方向の引張速度300mm/minで
引張試験を行い、破断時の強度を測定し、これをCD強
度とした。
【0020】また、 前記シート材61及び前記外層不
織布5の耐水圧は、30mm以上であるのが好ましく、
50mm以上であるのが更に好ましい。耐水圧を30m
m以上とすることにより、万一立体ガード6を乗り越え
た排泄物もシートににじんでモレることがない。
【0021】このような条件を満足する、前記シート材
61及び外層不織布5の形成材料としては、ヒートロー
ル不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルト
ブローン−スパンボンド(SMS)、スパンボンド−メ
ルトブローン−メルトブローン−スパンボンド(SMM
S)等が好ましく用いられる。このように、シート材6
1及び外層不織布5としては、共に通気性のある(通気
性の高い)不織布材料等を用いるのが、ムレ防止性の点
から好ましい。また、前記シート材61及び前記外層不
織布5の坪量は、それぞれ、10〜40g/m2 である
のが好ましく、15〜30g/m2 であるのが更に好ま
しい。坪量を10g/m2 以上とすることにより、必要
な強度と耐水圧とを発現することができ、40g/m2
以下とすることにより、コストがかからない柔軟で軽量
のおむつを提供することができる。
【0022】また、前記補強用シートとしては、特に制
限されないが、下記のシート等が好ましく用いられる。
例えば、上述のヒートロール不織布、スパンボンド不織
布、SMS、SMMSに加え、エアースルー不織布ある
いはウレタンフォーム等の発泡体、ポリオレフィンやウ
レタンフィルム、紙等、これらと弾性部材との複合体等
が挙げられる。
【0023】また、前記吸収体4における吸収本体42
を構成する第1吸収材42a及び第2吸収材42bは、
通常のパルプに吸水性ポリマーを混合してなるものが用
いられる。この際用いられる吸水性ポリマーとしては、
特開平10−118117号公報の段落番号〔001
0〕〔0011〕〔0012〕及び〔0013〕に記載
されている吸水性ポリマーや、同号公報の段落番号〔0
014〕〔0015〕〔0016〕及び〔0037〕に
記載されている吸水性ポリマー等が好ましく挙げられ、
これらは、漏れ防止性をより向上させるために併用して
も良い。これらを併用する場合には、同号公報の段落番
号〔0019〕に記載されている配合割合とすればよ
い。また、吸収体には、吸収性能を阻害しないレベルで
あれば、吸収体の形状を安定化させるために、親水性の
長繊維(レーヨン、コットン、ポリビニルアルコール繊
維、羊毛等)や、熱可塑性繊維を適宜混合して用いても
良い。
【0024】前記台紙41の形成材料としては、上述の
物性を満足すれば特に制限されないが、パルプ、紙力増
強剤およびサイズ剤を含有し、該紙力増強剤が該パルプ
重量に対して0.1〜10%含まれ、該サイズ剤が該パ
ルプ重量に対して0.05〜4%含まれている撥水性台
紙を用いることが好ましい。
【0025】前記パルプとしては、針葉樹や広葉樹の化
学パルプ(NBKP、LBKP)、半化学パルプ及び及
び機械パルプ等の木材パルプ、これら木材パルプを化学
処理したマーセル化パルプ及び架橋パルプ、麻や綿等の
非木材系繊維並びにレーヨン繊維等の再生繊維のような
セルロース系繊維等が好ましい。これらの材料のうち、
製品コスト、シート強度および抄紙適性等の観点から、
木材パルプ、これら木材パルプを化学処理したマーセル
化パルプ及び架橋パルプ等が更に一層好ましい。これら
の材料は単独で、或いは得られる台紙の強度や透気度を
適宜調整するために二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0026】得られる撥水性台紙の透気度と柔軟性をコ
ントロールするために、前記パルプと合成パルプとを併
用することもできる。この場合、合成パルプの配合量は
撥水性台紙の前記パルプ100重量部に対して好ましく
は100重量部以下、更に好ましくは5〜50重量部で
ある。合成パルプとしては、ポリエチレン繊維やポリプ
ロピレン繊維等のポリオレフィン樹脂からなる繊維を用
いることができ、低密度ポリエチレンや線状低密度ポリ
エチレンからなる繊維等が特に好ましく用いられる。
【0027】前記紙力増強剤としては、乾燥紙力剤や湿
潤紙力剤等の一般的に使用されている薬剤を使用するこ
とができる。前記乾燥紙力剤の例としては、でん粉、変
性でん粉、植物ガム、カルボキシメチルセルロース、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カイメン等
が挙げられるが、これらに制限されるものではない。前
記湿潤紙力剤の例としては、尿素−ホルマリン樹脂、メ
ラミン−ホルマリン樹脂、ジアルデヒドデンプン、ポリ
エチレンイミン、エポキシ化ポリアミド、メチロール化
ポリアミド等が挙げられるがこれらに制限されるもので
はない。前記紙力増強剤は、上述の通りパルプ重量に対
して好ましくは0.1〜10%含まれ、更に好ましくは
0.2〜5%、一層好ましくは0.3〜3%含まれる。
前記紙力増強剤の配合量が0.1%未満であると、配合
の効果があまり期待できず、4%を超えて配合しても配
合の効果が飽和したり、紙が堅くなりすぎて製品の風合
いを損なうので前記範囲内とすることが好ましい。
【0028】前記サイズ剤は、使用法によって無添サイ
ズ剤および表面サイズ剤に分類され、本発明においては
一般的に使用されているサイズ剤を使用することができ
る。前記サイズ剤を原料別に区分すると、ロジンサイズ
剤、ワックスサイズ剤、石油樹脂サイズ剤、合成サイズ
剤等があり、成分としては、天然ロジン・無水マレイン
酸共重合体、水素添加ロジン・無水マレイン酸共重合
物、ロジン・無水マレイン酸共重合体ワックスエマルジ
ョン、石油樹脂・無水マレイン酸共重合物、アルキル・
ケテン・ダイマー、アルケニル無水こはく酸、無水ステ
アリン酸等が挙げられるが、これらに制限されるもので
はない。前記サイズ剤は、上述の通りパルプ重量に対し
て好ましくは0.05〜10%含まれ、更に好ましくは
0.1〜5%、一層好ましくは0.1〜3%含まれる。
前記サイズ剤の配合量が0.05%未満であると、配合
の効果があまり期待できず、10%を超えて配合しても
配合の効果が飽和したり、紙の製造ラインが薬品で汚れ
ることがあるので前記範囲内とすることが好ましい。
【0029】前記撥水性台紙には、前記サイズ剤の定着
のためにサイズ剤定着剤が配合されていてもよい。該サ
イズ剤定着剤としては、硫酸バンド、アルミン酸ソー
ダ、ポリ塩化アルミニウム等が使用され、該サイズ剤の
重量に対して50〜400%配合されることが望まし
い。また、前記撥水性台紙には、必要に応じて染料や顔
料等を配合してもよい。
【0030】前記台紙は、一般に用いられている湿式抄
紙法によって製造される。抄紙後の紙には、撥水性を一
層高める目的で、パラフィンワックスやシリコーン等の
油剤を用いて撥水処理を施してもよい。また、防漏性を
向上させるために、所望の部位に通常のホットメルト接
着剤を塗工しても良い。ホットメルト接着剤は、コータ
ー方式により塗工するのが望ましく、その塗工坪量は3
〜100g/m2 が望ましい。
【0031】前記拡散シート43としては、通常使い捨
ておむつに用いられるものを特に制限なく用いることが
できる。特に好ましい拡散シートの例としては、紙や不
織布である。特に不織布を用いる場合は、構成繊維の繊
度が1.5〜10d、坪量15〜60g/m2 のものが
好ましいが、適宜選択可能である。合成繊維のみなら
ず、レーヨンやコットン等を混合したシートでも良い。
また、台紙41は、吸収本体42に接着剤を介して固着
されている。
【0032】本実施形態の使い捨ておむつ1は、上述の
如く構成されたものであるため、従来の使い捨ておむつ
よりも構成材料の使用量を低減することができると共
に、防漏シートを上述の如く配してあるので、側部から
の漏れ防止性にも優れており、漏れ防止性に優れたもの
である。
【0033】また、装着時、激しい運動によって万一台
紙に微小なクラックが生じた場合、あるいは又、抄紙工
程で台紙の均一性がみだれた場合でも、構造の破綻を来
すことがなく、その結果漏れ防止性に得に優れている。
また、上述のように、液浸透抑制手段9としてのフィル
ム材91が設けられているので、台紙41の折り込みが
容易で、生産性に優れ、しかも漏れ防止性が向上された
ものである。
【0034】本実施形態の使い捨ておむつ1は、従来の
使い捨ておむつを製造する際に用いられる手法を特に制
限なく用いて、上述の構成の使い捨ておむつを製造する
ことにより得られる。
【0035】次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態
の使い捨ておむつについて詳述する。なお、以下の説明
においては、上述した第1の実施形態の使い捨ておむつ
と異なる点について特に説明する。特に詳述しない点に
ついては、上述した第1の実施形態と同じであり、上述
した説明が適宜適用される。
【0036】図3に示す第2の実施形態の使い捨ておむ
つ1は、液浸透抑制手段9として、台紙の一面である表
面側に塗工材料91’が配されている。なお、幅方向の
長さについては、第1の実施形態と同じである。
【0037】また、塗工材料91’としては、粘着剤、
ワックス等が挙げられる。塗工材料91’の塗布坪量
は、ホットメルト接着剤を用いる場合には、1〜100
g/m2 が好ましくは、5〜70g/m2 が更に好まし
く、10〜30g/m2 が最も好ましい。また、印刷イ
ンクを用いる場合には、0.1〜20g/m 2 が好まし
く、0.5〜10g/m2 が更に好ましく、1〜5g/
2 が最も好ましい。塗工材料の具体例としては、下記
するもの等が挙げられる。粘着剤:スチレン系のホット
メルト粘着剤、オレフィン系のホットメルト系粘着剤等
のホットメルト系粘着剤;スチレン系の溶剤粘着剤、オ
レフィン系の溶剤粘着剤、アクリル系の溶剤粘着剤等の
溶剤系粘着剤;アクリル系の水粘着剤等の水系粘着剤。
これらの中でも、加工性及び接着力を考慮すると、ホッ
トメルト系粘着剤、特にスチレン系のホットメルト粘着
剤が好ましい。
【0038】ホットメルト粘着剤は、ベースポリマー、
常温で固体の熱融着性繊維付与成分、軟化剤成分及び酸
化防止剤を構成成分して具備してなるものが、好ましく
用いられる。ベースポリマーとしては、スチレンブタジ
エンゴム(SBR)、スチレン・ブタジエン・スチレン
ブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレン・
スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・エチ
レン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEB
S)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロ
ック共重合体(SEPS)等が挙げられ、粘着付与成分
及び軟化剤成分の合計量を100重量部とした時、10
〜100重量部の範囲で用いられる。熱融着性繊維付与
成分としては、C5 系石油樹脂、C9 系石油樹脂、ジシ
クロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリ
テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ
る。粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量100重量部
中、50〜90重量部の範囲で用いられる。
【0039】軟化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ベンズ
イミダゾール系酸化防止剤等が用いられ、ベースポリマ
ー、粘着付与成分及び何さ剤成分の合計量を100重量
部とした時、0.5〜3重量部の範囲で用いられた。
【0040】また、これらの成分の他、通常遠地剤に用
いられる成分を適宜添加することもできる。
【0041】また、本発明において用いられる粘着剤
は、その溶融粘度が180℃で10000mPas以下
であるのが好ましく、1000〜8000mPa・sで
あるのが更に好ましい。1000〜6000mPa・s
であるのが最も好ましい。溶融粘度を10000cps
以下とすることにより、粘着合いを非接触で霧状に塗工
する時に塗工むらが生じたり、ボタ落ちが生じたりする
ことがなくなる。
【0042】ワックスとしては、みつろう等の動物系ワ
ックス;カルナワバワックス、木ろう等の植物系ワック
ス、モンタンワックス等の鉱物系ワックス;パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワ
ックス;グリセリールステアレート、ポリエチレングリ
コールステアレート等の合成ワックス等が挙げられる。
【0043】なお、特に図示しないが、立体ガード6
は、2つ以上の折り曲げ部が形成されており、使用時
に、立体ガードの表面側において立体ガードにより形成
された2つ以上のポケット部が並設されるようになされ
た形態、複数の立体ガード弾性部材を有し、立体ガー
ド弾性部材は、前記立体ガードの基端と自由縁端との間
及び該自由縁端に複数配されており、且つ該立体ガード
の表面に該立体ガードにより複数のポケット部が形成さ
れるようになされた形態等とすることもできる。前記の
及びの形態とすることにより、モレ防止効果をより
一層高めることができる。具体的には、排泄物が立体ガ
ードを超えてもこれらのポケット部により捕集され、レ
ッグ部からの漏れを効果的に防止できる。また、シート
材61を、基端60より使い捨ておむつ内方にて外側に
折り返して、使い捨ておむつの長手方向両端にて固定し
てもよい。この場合には、立体ガード6は、折り曲げ部
を使い捨ておむつの内方に位置させてくの字状の形状と
なる。更には、このように外側に折り返した後、更に内
方に向けて折り返してもよい。この場合には、立体ガー
ド6は、Z字状になる。これらのようにした場合には、
立体ガードが良好に立ち上がるため、使用時における立
体ガードの高さが保持され、漏れ防止性が向上される。
【0044】なお、上述の実施形態においては、展開型
の使い捨ておむつを例示して説明したが、本発明は、パ
ンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド
等にも適用可能である。また、図示しないが、レッグ弾
性部材は、吸収体の側縁部の裏面側(裏面シート側)に
配して、防漏シートと外層不織布とで狭持固定するよう
にしてもよい。上述の実施形態においては、レッグ弾性
部材が配されたものを例示して説明したが、レッグ弾性
部材は設けなくても良い。また、撥水性台紙の裏面側
(裏面シート側)には、液不透過性のフィルムを設ける
こともできる。該フィルムとしては、通常、使い捨てお
むつに用いられる樹脂とフィラーの混合からなる、透湿
防漏シートの他、一部のエステルやウレタンフィルムの
ように伸縮性で透湿性を有するフィルム等を特に制限な
く用いることができる。また、図示しないが、レッグ弾
性部材は、吸収体の側縁部の裏面側(裏面シート側)に
配して、防漏シートと外層不織布とで狭持固定するよう
にしてもよい。また、前述の実施形態においては、台紙
41の表面側に液浸透抑制手段が設けられたものを例示
して説明したが、これに制限されず、台紙の内面側(吸
収体4側)に設けたり、両面に設けることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、十分な漏れ防止
性を有し、吸収性物品の構成材料の使用量が低減されて
安価に製造は可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品としての使い捨て
おむつの1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のX−X断面を模式的に示す断面
図である。
【図3】図3は、本発明の他の形態を模式的に示す断面
図(図2相当図)である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 11 ファスニングテープ 12 補強用シート 2 表面シート 3 防漏シート 4 吸収体 41 撥水性台紙 42 吸収本体 43 拡散シート 5 外層不織布 6 立体ギャザー 60 基端 61 シート材 63 自由端 64 立体ギャザー弾性部材 7 レッグギャザー 71 レッグ弾性部材 8 ウエスト部 81 ウエスト弾性部材 9 液浸透抑制手段 91 フィルム材 A 腹側部 B 背側部
フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BA13 BC03 BC05 BD12 BD13 BD14 BD15 4C098 AA09 CC02 CC10 CC15 CE06 CE07 DD10 DD25 DD30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
    漏シート、及び液保持性の吸収体を具備し、該吸収体の
    長手方向左右両側には、立体ガード形成用のシート材が
    配されて立体ガードが形成されている吸収性物品におい
    て、 前記吸収体は、吸収本体と、該吸収本体の裏面側に配さ
    れた台紙とを具備しており、 前記台紙は、少なくともその長手方向左右両側部が前記
    吸収本体の長手方向左右両側縁を覆い、該台紙の左右両
    側縁がそれぞれ前記吸収体の表面側の左右両側縁部上に
    位置するように、吸収本体の側縁外方で折り込まれて配
    されており、 前記台紙における折り込まれる部位には、前記台紙から
    その外方への液体浸透を抑制する液浸透抑制手段が設け
    られている吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記台紙は、クレム吸水高さが5mm/
    10min以下で、透気度が2〜900sec/(30
    0ml・32枚)で、坪量が14〜60g/m2 の撥水
    性台紙である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】 前記液浸透抑制手段が、前記台紙の少な
    くとも一面に配されたフィルム材である請求項1または
    2記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記液浸透抑制手段が、前記台紙の少な
    くとも一面に配された塗工材料である請求項1または2
    記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 前記台紙の側縁は、前記基端よりも吸収
    性物品の内方側に位置する請求項1又は2記載の吸収性
    物品。
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