JP2000342508A - 食器洗浄乾燥機の構造 - Google Patents
食器洗浄乾燥機の構造Info
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- tip
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- rails
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L15/00—Washing or rinsing machines for crockery or tableware
- A47L15/42—Details
- A47L15/4251—Details of the casing
- A47L15/4257—Details of the loading door
- A47L15/4261—Connections of the door to the casing, e.g. door hinges
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L15/00—Washing or rinsing machines for crockery or tableware
- A47L15/42—Details
- A47L15/50—Racks ; Baskets
- A47L15/507—Arrangements for extracting racks, e.g. roller supports
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厨房家具の天板の下にビルトインするように
した食器洗浄乾燥機においては、下段の網籠の高さが作
業者の膝程度と極端に低くなるため、下段の網籠を昇降
させる機構が漠然と求められていたが、機構の単純さ、
使い安さ、製作コスト等の面から実際に商品化しうる現
実的な技術提案はなされていなかった。 【解決手段】 網籠４を乗せるレールを、キャビネット
２内の奥に枢着した枠状の本体内レール７と、扉裏面に
沿い互いにスライド自在な中間レール８と先端レール９
とから構成し、本体内レール７と中間レール８は回転自
在に連結し、先端レール９を最後まで引き出すと先端レ
ール９と中間レール８が掛止され、この状態で扉６を閉
じると、網籠４を扉６裏面上に引き出したまま、本体内
レール７が回動することで網籠４を乗せたまま先端レー
ル９と中間レール８がほぼ水平を保ち、キャビネット２
前面を昇降するようにした。
した食器洗浄乾燥機においては、下段の網籠の高さが作
業者の膝程度と極端に低くなるため、下段の網籠を昇降
させる機構が漠然と求められていたが、機構の単純さ、
使い安さ、製作コスト等の面から実際に商品化しうる現
実的な技術提案はなされていなかった。 【解決手段】 網籠４を乗せるレールを、キャビネット
２内の奥に枢着した枠状の本体内レール７と、扉裏面に
沿い互いにスライド自在な中間レール８と先端レール９
とから構成し、本体内レール７と中間レール８は回転自
在に連結し、先端レール９を最後まで引き出すと先端レ
ール９と中間レール８が掛止され、この状態で扉６を閉
じると、網籠４を扉６裏面上に引き出したまま、本体内
レール７が回動することで網籠４を乗せたまま先端レー
ル９と中間レール８がほぼ水平を保ち、キャビネット２
前面を昇降するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、システムキッチ
ンや流し台などのカウンター下にビルトインする食器洗
浄乾燥機に関するものであり、詳しくは扉を閉める動作
を利用し、内部の下段に装備されている網籠を昇降させ
得る食器洗浄乾燥機の構造に関するものである。
ンや流し台などのカウンター下にビルトインする食器洗
浄乾燥機に関するものであり、詳しくは扉を閉める動作
を利用し、内部の下段に装備されている網籠を昇降させ
得る食器洗浄乾燥機の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来よりシステムキッチンや流し台のカ
ウンター下には食器洗浄乾燥機をビルトインすることが
一般化している。ここで使用される食器洗浄乾燥機の標
準的な概略構造は、キャビネットの前面下方に起倒自在
として手前側に床と水平になるまで開放される扉を備
え、キャビネット内部の洗浄乾燥室には、その下部に洗
浄のためのノズルや乾燥のためのヒータなどを備え、か
つ食器、調理具などを並べる網籠を上下二段に出し入れ
自在に装備したものである。
ウンター下には食器洗浄乾燥機をビルトインすることが
一般化している。ここで使用される食器洗浄乾燥機の標
準的な概略構造は、キャビネットの前面下方に起倒自在
として手前側に床と水平になるまで開放される扉を備
え、キャビネット内部の洗浄乾燥室には、その下部に洗
浄のためのノズルや乾燥のためのヒータなどを備え、か
つ食器、調理具などを並べる網籠を上下二段に出し入れ
自在に装備したものである。
【０００３】作業者がこの食器洗浄乾燥機を使用する場
合、まずカウンターのシンク内で軽く食器の下洗いを行
う。次に食器洗浄乾燥機の扉を手前に倒すように開放
し、通常は先に上段の網籠を手前に引き出す。上段の網
籠は、レールによって支持される構造であるため、引き
出した状態で主に小物の食器類を収納し、再び食器洗浄
乾燥機キャビネット内に押し込む。下段の網籠は下部に
脚車を備えた構造であり、キャビネット内から扉裏面上
に滑らせ引き出せるようになっている。そして、作業者
は、その下段の網籠に重量の嵩む食器類や鍋釜等の調理
用具をシンクより移し、再び食器洗浄乾燥機キャビネッ
ト内に押し入れる。最後に、扉を持ち上げるように回転
させて閉めた後、スイッチを投入して作動させる。具体
的には、洗剤と共に温水を回転させながらジェット噴射
をして洗浄し、濯ぎが終わるとヒータによって洗浄乾燥
室内温度を上昇させ、湿気を排出しながら乾燥させるよ
うにする。
合、まずカウンターのシンク内で軽く食器の下洗いを行
う。次に食器洗浄乾燥機の扉を手前に倒すように開放
し、通常は先に上段の網籠を手前に引き出す。上段の網
籠は、レールによって支持される構造であるため、引き
出した状態で主に小物の食器類を収納し、再び食器洗浄
乾燥機キャビネット内に押し込む。下段の網籠は下部に
脚車を備えた構造であり、キャビネット内から扉裏面上
に滑らせ引き出せるようになっている。そして、作業者
は、その下段の網籠に重量の嵩む食器類や鍋釜等の調理
用具をシンクより移し、再び食器洗浄乾燥機キャビネッ
ト内に押し入れる。最後に、扉を持ち上げるように回転
させて閉めた後、スイッチを投入して作動させる。具体
的には、洗剤と共に温水を回転させながらジェット噴射
をして洗浄し、濯ぎが終わるとヒータによって洗浄乾燥
室内温度を上昇させ、湿気を排出しながら乾燥させるよ
うにする。
【０００４】別の手段として実開昭５９−１６００２号
公報や特開昭６２−１６７１０号公報に開示されている
ように、カウンターのシンク脇に食器洗浄乾燥機の上部
開口を配置し、この開口から食器等の出し入れを行うよ
うにした形態のものも提案され商品化されている。
公報や特開昭６２−１６７１０号公報に開示されている
ように、カウンターのシンク脇に食器洗浄乾燥機の上部
開口を配置し、この開口から食器等の出し入れを行うよ
うにした形態のものも提案され商品化されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述の正面からビルト
インするようにした食器洗浄乾燥機においては、使用上
および機器の構造において次の課題を有していた。下段
の網籠を引き出した状態において、網籠の位置がシンク
から遠くなり、しかも高さが作業者の膝程度と極端に低
くなるため、下洗いして濡れた食器等を移す動作で水滴
がカウンターや床に飛散し、膝や腰を曲げひねる動作を
繰り返すことになり食器を移し難いばかりか、疲労の原
因となっていた。なお、乾燥後に食器を取り出す際にも
同じ動作の逆となるので同様の問題があった。前述した
カウンターのシンク脇に食器洗浄乾燥機の上部開口を設
けるようにした構造では、自由に使えるカウンターの面
積を狭くするため調理作業に支障を来すことがあり、ま
た、製造時においてカウンターへの加工が必要で、その
取り付けはキャビネット内の狭い場所となるため作業性
が悪く問題となっていた。
インするようにした食器洗浄乾燥機においては、使用上
および機器の構造において次の課題を有していた。下段
の網籠を引き出した状態において、網籠の位置がシンク
から遠くなり、しかも高さが作業者の膝程度と極端に低
くなるため、下洗いして濡れた食器等を移す動作で水滴
がカウンターや床に飛散し、膝や腰を曲げひねる動作を
繰り返すことになり食器を移し難いばかりか、疲労の原
因となっていた。なお、乾燥後に食器を取り出す際にも
同じ動作の逆となるので同様の問題があった。前述した
カウンターのシンク脇に食器洗浄乾燥機の上部開口を設
けるようにした構造では、自由に使えるカウンターの面
積を狭くするため調理作業に支障を来すことがあり、ま
た、製造時においてカウンターへの加工が必要で、その
取り付けはキャビネット内の狭い場所となるため作業性
が悪く問題となっていた。
【０００６】そのために、この発明のように正面からビ
ルトインする食器洗浄乾燥機において、下段の網籠を昇
降させる機構が漠然と求められていたが、機構の単純
さ、使い安さ、製作コスト等の面から実際に商品化しう
る現実的な技術提案はなされていなかった。出願人は、
網籠を昇降させる機構として、先に特願平１０−３３４
０３１号においてロープと滑車を利用した網籠の昇降機
構を提案した。しかし、この提案は構造的な複雑さやロ
ープを採用したことによる機能の不安定性やロープを本
体の外側に配置したことで外観を損ない商品性に欠ける
点があった。そこで、この発明はこれらの点に改良を加
えて完成させたものである。
ルトインする食器洗浄乾燥機において、下段の網籠を昇
降させる機構が漠然と求められていたが、機構の単純
さ、使い安さ、製作コスト等の面から実際に商品化しう
る現実的な技術提案はなされていなかった。出願人は、
網籠を昇降させる機構として、先に特願平１０−３３４
０３１号においてロープと滑車を利用した網籠の昇降機
構を提案した。しかし、この提案は構造的な複雑さやロ
ープを採用したことによる機能の不安定性やロープを本
体の外側に配置したことで外観を損ない商品性に欠ける
点があった。そこで、この発明はこれらの点に改良を加
えて完成させたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上のよう
なシステムキッチン等のカウンター下にビルトインされ
る食器洗浄乾燥機の課題を解決し、構造が単純で、機能
も安定し、従来の食器洗浄機と外観において変わらない
食器洗浄乾燥機の構造を提供しようとするものである。
請求項１の発明の食器洗浄乾燥機の構造は、キャビネッ
トの前部には開くと水平に位置する迄開放する扉を取り
付け、キャビネット内から扉裏面にレールを配して引き
出し可能な網籠を装備した食器洗浄乾燥機であって、レ
ールを、キャビネット内の奥に枢着した枠状の本体内レ
ールと、扉裏面に沿い互いにスライド自在な中間レール
と先端レールとから構成し、本体内レールと中間レール
は回転自在に連結し、先端レールを扉裏面開放端の止め
金具にスライド自在に取り付け先端レールが扉より突出
できるようにし、先端レールを最後まで引き出すと先端
レールと中間レールが掛止され、この状態で扉を閉じる
と、網籠を扉裏面上に引き出したまま、本体内レールが
回動することで先端レールと中間レールがほぼ水平を保
ち、キャビネット前面を昇降するようにしたものであ
る。
なシステムキッチン等のカウンター下にビルトインされ
る食器洗浄乾燥機の課題を解決し、構造が単純で、機能
も安定し、従来の食器洗浄機と外観において変わらない
食器洗浄乾燥機の構造を提供しようとするものである。
請求項１の発明の食器洗浄乾燥機の構造は、キャビネッ
トの前部には開くと水平に位置する迄開放する扉を取り
付け、キャビネット内から扉裏面にレールを配して引き
出し可能な網籠を装備した食器洗浄乾燥機であって、レ
ールを、キャビネット内の奥に枢着した枠状の本体内レ
ールと、扉裏面に沿い互いにスライド自在な中間レール
と先端レールとから構成し、本体内レールと中間レール
は回転自在に連結し、先端レールを扉裏面開放端の止め
金具にスライド自在に取り付け先端レールが扉より突出
できるようにし、先端レールを最後まで引き出すと先端
レールと中間レールが掛止され、この状態で扉を閉じる
と、網籠を扉裏面上に引き出したまま、本体内レールが
回動することで先端レールと中間レールがほぼ水平を保
ち、キャビネット前面を昇降するようにしたものであ
る。
【０００８】請求項２の発明は、スムースかつ確実に網
籠が上昇すべく、本体内レールを扉側に向かって上昇す
るように傾斜配置するようにしたするものである。請求
項３の発明は、中間レールと先端レールをスライド自在
に繋げるのに、中間レールの両側に２本のロッドを渡
し、先端レールの両側に長手方向に沿ったスロットを設
け、ロッドの先端をスロットに通して中間レールと先端
レールをスライド自在とし、扉裏面の開放端の止め金具
に支軸を渡し、この支軸に先端レールのスロットに通す
ようにして先端レールが扉より突出するようにし、先端
レールの基部側のスロットに上向きの掛止孔を連続して
設け、先端レールを最後まで引き出すと中間レールの一
方のロッドが入り込こむことで中間レールと先端レール
を掛止するようにしたものである。請求項４の発明は、
網籠を扉裏面に引き出したままキャビネット前面を上昇
させた最上部に至ったときに停止させるアームを、扉裏
面とキャビネットの間に設けたものである。
籠が上昇すべく、本体内レールを扉側に向かって上昇す
るように傾斜配置するようにしたするものである。請求
項３の発明は、中間レールと先端レールをスライド自在
に繋げるのに、中間レールの両側に２本のロッドを渡
し、先端レールの両側に長手方向に沿ったスロットを設
け、ロッドの先端をスロットに通して中間レールと先端
レールをスライド自在とし、扉裏面の開放端の止め金具
に支軸を渡し、この支軸に先端レールのスロットに通す
ようにして先端レールが扉より突出するようにし、先端
レールの基部側のスロットに上向きの掛止孔を連続して
設け、先端レールを最後まで引き出すと中間レールの一
方のロッドが入り込こむことで中間レールと先端レール
を掛止するようにしたものである。請求項４の発明は、
網籠を扉裏面に引き出したままキャビネット前面を上昇
させた最上部に至ったときに停止させるアームを、扉裏
面とキャビネットの間に設けたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下図面に示すこの発明の実施の
形態に則して説明する。食器洗浄乾燥機Ｗは、図１０に
示すように流し台Ｓのカウンター１の下部に納めるもの
である。食器洗浄乾燥機Ｗのキャビネット２内は、下部
の配管スペース（詳細な図示は省略する）、中央の洗浄
乾燥室３に区画されている。配管スペースには、給排水
管のための接続配管、ポンプ等が装備されている。洗浄
乾燥室３には、乾燥のためのヒータと洗浄のための吐出
ノズルが臨むようになっており、下段に食器、調理具な
どを並べる脚車を備えた網籠４を出し入れ自在に装備
し、上段には浅い網籠５を洗浄乾燥室３内の上部両側に
配置したスライドレールにより出し入れ自在としてあ
る。キャビネット２の前面には、手前側に倒し床と水平
になるまで開放される起伏自在な扉６を備え、前記網籠
４は開いた扉６の裏面に引き出せるようになっている。
扉６の正面上部にはスイッチ等の制御手段や可動状態の
表示ランプを設けるようにしてある。
形態に則して説明する。食器洗浄乾燥機Ｗは、図１０に
示すように流し台Ｓのカウンター１の下部に納めるもの
である。食器洗浄乾燥機Ｗのキャビネット２内は、下部
の配管スペース（詳細な図示は省略する）、中央の洗浄
乾燥室３に区画されている。配管スペースには、給排水
管のための接続配管、ポンプ等が装備されている。洗浄
乾燥室３には、乾燥のためのヒータと洗浄のための吐出
ノズルが臨むようになっており、下段に食器、調理具な
どを並べる脚車を備えた網籠４を出し入れ自在に装備
し、上段には浅い網籠５を洗浄乾燥室３内の上部両側に
配置したスライドレールにより出し入れ自在としてあ
る。キャビネット２の前面には、手前側に倒し床と水平
になるまで開放される起伏自在な扉６を備え、前記網籠
４は開いた扉６の裏面に引き出せるようになっている。
扉６の正面上部にはスイッチ等の制御手段や可動状態の
表示ランプを設けるようにしてある。
【００１０】網籠４を引き出し可能とするためのレール
は三つに分割されるものである。すなわち、キャビネッ
ト２内の奥に枢着した枠状の本体内レール７（図７）
と、扉６を閉めた状態で扉６裏面とともに同様に立ち上
がる中間レール８（図８）及び先端レール９（図９）で
ある。中間レール８と先端レール９とはトレー状をな
し、互いにスライド自在に繋げるようにしてなり、予洗
した食器を網籠４に並べたとき食器からの水滴が外にこ
ぼれずキャビネット２内に導くようにしてある。また、
扉６裏面開放端に一対設けたＬ型の止め金具１０に渡し
た支軸１１に先端レール９をスライド自在に取り付ける
ことで、先端レール９が扉６を開けた状態で突出するよ
うにしてある。本体内レール７は、常態で扉６側に向か
って若干上昇するようにキャビネット２内壁の開口に近
い箇所に取り付けた一対の受金具１２に載せられてお
り、かつ、中間レール８とは回転自在に繋げるようにし
てある。
は三つに分割されるものである。すなわち、キャビネッ
ト２内の奥に枢着した枠状の本体内レール７（図７）
と、扉６を閉めた状態で扉６裏面とともに同様に立ち上
がる中間レール８（図８）及び先端レール９（図９）で
ある。中間レール８と先端レール９とはトレー状をな
し、互いにスライド自在に繋げるようにしてなり、予洗
した食器を網籠４に並べたとき食器からの水滴が外にこ
ぼれずキャビネット２内に導くようにしてある。また、
扉６裏面開放端に一対設けたＬ型の止め金具１０に渡し
た支軸１１に先端レール９をスライド自在に取り付ける
ことで、先端レール９が扉６を開けた状態で突出するよ
うにしてある。本体内レール７は、常態で扉６側に向か
って若干上昇するようにキャビネット２内壁の開口に近
い箇所に取り付けた一対の受金具１２に載せられてお
り、かつ、中間レール８とは回転自在に繋げるようにし
てある。
【００１１】先端レール９を最後まで引き出すと先端レ
ール９と中間レール８が掛止されるようにし、この状態
で扉６を閉じると、本体内レール７が回動することで一
体となった先端レール９と中間レール８が上昇し、網籠
４を扉６裏面上に引き出したまま水平に保ちキャビネッ
ト２前面を昇降するようになっている。中間レール８と
先端レール９をスライド自在に繋げる構成として採用し
ているのは、中間レール８の両側に２本のロッド８１
ａ、８１ｂを渡し、先端レール９の両側に長手方向に沿
ったスロット９１を設け、中間レールの２本のロッド８
１ａ、８１ｂの先端をスロット９１に通し、ロッド８１
ａ、８１ｂがスロット９１内でスライドすることで重な
り合うようにしてある。また支軸１１が先端レール９の
スロット９１に入り込み先端レール９が扉６の端から突
出することで網籠４をより上まで上昇できるようにして
いる。
ール９と中間レール８が掛止されるようにし、この状態
で扉６を閉じると、本体内レール７が回動することで一
体となった先端レール９と中間レール８が上昇し、網籠
４を扉６裏面上に引き出したまま水平に保ちキャビネッ
ト２前面を昇降するようになっている。中間レール８と
先端レール９をスライド自在に繋げる構成として採用し
ているのは、中間レール８の両側に２本のロッド８１
ａ、８１ｂを渡し、先端レール９の両側に長手方向に沿
ったスロット９１を設け、中間レールの２本のロッド８
１ａ、８１ｂの先端をスロット９１に通し、ロッド８１
ａ、８１ｂがスロット９１内でスライドすることで重な
り合うようにしてある。また支軸１１が先端レール９の
スロット９１に入り込み先端レール９が扉６の端から突
出することで網籠４をより上まで上昇できるようにして
いる。
【００１２】先端レール９の基部側のスロット９１には
上向きの掛止孔９１ａを連続して設け、また、先端レー
ル９の端側のスロット９１には上向きの凹部９１ｂを連
続して形成してある。そこで、先端レール９を最後まで
引き出すと、先端レールの掛止孔９１ａに中間レール８
のロッド８１ａが入り込み掛止され、もう一方のロッド
８１ｂと共に先端レール９を支え、中間レール８と先端
レール９が一時的に固定される。この状態で、扉６を閉
めてゆくと、本体内レール７は奥で枢着されているの
で、中間レール８と本体内レール７の接合部で屈曲し、
網籠４をのせた状態で中間レール８と先端レール９が一
緒に上昇することになる。また、先端レール９を最後ま
で引き出したとき、先端レール９の上向きの凹部９１ｂ
に支軸１１が入り込むことで、先端レール９の水平を保
つようにして、その上に載せられた網籠４が傾斜しない
ようにしている。
上向きの掛止孔９１ａを連続して設け、また、先端レー
ル９の端側のスロット９１には上向きの凹部９１ｂを連
続して形成してある。そこで、先端レール９を最後まで
引き出すと、先端レールの掛止孔９１ａに中間レール８
のロッド８１ａが入り込み掛止され、もう一方のロッド
８１ｂと共に先端レール９を支え、中間レール８と先端
レール９が一時的に固定される。この状態で、扉６を閉
めてゆくと、本体内レール７は奥で枢着されているの
で、中間レール８と本体内レール７の接合部で屈曲し、
網籠４をのせた状態で中間レール８と先端レール９が一
緒に上昇することになる。また、先端レール９を最後ま
で引き出したとき、先端レール９の上向きの凹部９１ｂ
に支軸１１が入り込むことで、先端レール９の水平を保
つようにして、その上に載せられた網籠４が傾斜しない
ようにしている。
【００１３】中間レール８と先端レール９の掛止を外す
には、先端レール９の端を下に押し、かつキャビネット
２内に押し込むようにして（図５参照）入り込んでいる
ロッド８１ａが掛止孔９１ａから外れ、スロット９１に
てスライド自在となる。先端レール９の端にはストッパ
ー９２を立設して網籠４が滑り落ちないようにしてあ
る。
には、先端レール９の端を下に押し、かつキャビネット
２内に押し込むようにして（図５参照）入り込んでいる
ロッド８１ａが掛止孔９１ａから外れ、スロット９１に
てスライド自在となる。先端レール９の端にはストッパ
ー９２を立設して網籠４が滑り落ちないようにしてあ
る。
【００１４】網籠４を乗せた中間レール８と先端レール
９を最上部で停止させる扉ストッパーとなるのは、扉６
に固定した門型の支持アーム１３とキャビネット２の開
口に近い側板に固定したコ字状の掛止具１４であり、支
持アーム１３に形成した掛止切欠１３ａが中間レール８
と先端レール９が最上部まで上がったときに掛止具１４
に入り込み止まるようになっている。
９を最上部で停止させる扉ストッパーとなるのは、扉６
に固定した門型の支持アーム１３とキャビネット２の開
口に近い側板に固定したコ字状の掛止具１４であり、支
持アーム１３に形成した掛止切欠１３ａが中間レール８
と先端レール９が最上部まで上がったときに掛止具１４
に入り込み止まるようになっている。
【００１５】図６は扉ストッパーの別の実施の形態を示
すものである。キャビネット２の開口に臨む側板上部に
吊り下げた一対の先端に鉤状切欠１５ａを設けたアーム
１５と、扉６の両側の内壁に水平方向に設けた短棒１６
とから扉ストッパーを構成するものである。中間レール
８と先端レール９が最上部に至ったときにアーム１５を
回動させて、短棒１６に掛け止めることで停止させるよ
うにする。いずれにしても扉ストッパーを機能させない
と網籠４を乗せた中間レール８と先端レール９は上昇下
降するのみとなる。
すものである。キャビネット２の開口に臨む側板上部に
吊り下げた一対の先端に鉤状切欠１５ａを設けたアーム
１５と、扉６の両側の内壁に水平方向に設けた短棒１６
とから扉ストッパーを構成するものである。中間レール
８と先端レール９が最上部に至ったときにアーム１５を
回動させて、短棒１６に掛け止めることで停止させるよ
うにする。いずれにしても扉ストッパーを機能させない
と網籠４を乗せた中間レール８と先端レール９は上昇下
降するのみとなる。
【００１６】このように上昇させた状態で、網籠４に下
洗いをした食器等をセットしたり、洗浄を終わった後の
取り出しを行うことになる。上昇した網籠４を下降させ
るには、扉ストッパーを外し下降させることになる。最
下段で中間レール８と先端レール９の掛止を外してから
網籠４をキャビネット２内の本体内レール７に移動させ
るのである。
洗いをした食器等をセットしたり、洗浄を終わった後の
取り出しを行うことになる。上昇した網籠４を下降させ
るには、扉ストッパーを外し下降させることになる。最
下段で中間レール８と先端レール９の掛止を外してから
網籠４をキャビネット２内の本体内レール７に移動させ
るのである。
【００１７】
【発明の効果】この発明は以上のような構成からなるも
ので、請求項１の発明では、網籠を扉裏面上に引き出し
た状態で、水平に保ちキャビネット前面を昇降するよう
にしたので、極めて使い勝手が良好となるのである。そ
して、昇降させる機構をキャビネット内に一括して設け
るようにしたので、外観を損なうことがないのである。
請求項２記載の発明では、扉裏面に引き出す網籠を扉の
開閉に伴って昇降させることができ、食器等の洗浄物の
出し入れに際して床面に水滴を飛散させることなく作業
を楽にすることができるのである。請求項３の発明で
は、先端レールが扉より突出するようにしてあるので、
より上部に上げることができ、先端レールを引き出すの
みで、中間レールと先端レールが掛止できるような構成
となったので取り扱いが容易となるのである。また、中
間レールと先端レールとはトレー状をなすようにすれば
し、予洗した食器を網籠に並べたとき食器からの水滴が
外にこぼれずキャビネット内に導くことができる。請求
項４の発明では、網籠を乗せた先端レール及び中間レー
ルが最上部に至ったときに停止させるのに、扉裏面とキ
ャビネットの間にアームを設けるようにしたので簡単に
操作できるのである。
ので、請求項１の発明では、網籠を扉裏面上に引き出し
た状態で、水平に保ちキャビネット前面を昇降するよう
にしたので、極めて使い勝手が良好となるのである。そ
して、昇降させる機構をキャビネット内に一括して設け
るようにしたので、外観を損なうことがないのである。
請求項２記載の発明では、扉裏面に引き出す網籠を扉の
開閉に伴って昇降させることができ、食器等の洗浄物の
出し入れに際して床面に水滴を飛散させることなく作業
を楽にすることができるのである。請求項３の発明で
は、先端レールが扉より突出するようにしてあるので、
より上部に上げることができ、先端レールを引き出すの
みで、中間レールと先端レールが掛止できるような構成
となったので取り扱いが容易となるのである。また、中
間レールと先端レールとはトレー状をなすようにすれば
し、予洗した食器を網籠に並べたとき食器からの水滴が
外にこぼれずキャビネット内に導くことができる。請求
項４の発明では、網籠を乗せた先端レール及び中間レー
ルが最上部に至ったときに停止させるのに、扉裏面とキ
ャビネットの間にアームを設けるようにしたので簡単に
操作できるのである。
【図１】この発明に係る食器洗浄乾燥機の要部断面図で
ある。
ある。
【図２】食器洗浄乾燥機の扉を開いた状態の要部断面図
である。
である。
【図３】食器洗浄乾燥機の扉を水平にした状態の断面図
である。
である。
【図４】食器洗浄乾燥機の網籠を上昇させている状態の
断面図である。
断面図である。
【図５】食器洗浄乾燥機の中間レールと先端レールを外
した状態の断面図である。
した状態の断面図である。
【図６】食器洗浄乾燥機の別の実施の形態を示す断面図
である。
である。
【図７】本体内レールの平面図である。
【図８】中間レールの平面図である。
【図９】先端レールの平面図である。
【図１０】食器洗浄乾燥機を組み込んだ流し台の正面図
である。
である。
Ｓ 流し台 １ カウンター Ｗ 食器洗浄乾燥機 ２ キャビネット ３ 洗浄乾燥室 ４ 網籠 ５ 網籠 ６ 扉 ７ 本体内レール ８ 中間レール ９ 先端レール １０ 止め金具 １１ 支軸
Claims (4)
- 【請求項１】 キャビネットの前部には開くと水平に位
置する迄開放する扉を取り付け、キャビネット内から扉
裏面にレールを配して引き出し可能な網籠を装備した食
器洗浄乾燥機であって、 レールを、キャビネット内の奥に枢着した枠状の本体内
レールと、扉裏面に沿い互いにスライド自在な中間レー
ルと先端レールとから構成し、本体内レールと中間レー
ルは回転自在に連結し、先端レールを扉裏面開放端の止
め金具にスライド自在に取り付け先端レールが扉より突
出できるようにし、 先端レールを最後まで引き出すと先端レールと中間レー
ルが掛止され、この状態で扉を閉じると、網籠を扉裏面
上に引き出したまま、本体内レールが回動することで先
端レールと中間レールがほぼ水平を保ち、キャビネット
前面を昇降するようにしたことを特徴とする食器洗浄乾
燥機の構造。 - 【請求項２】 本体内レールを扉側に向かって上昇する
ように傾斜配置するようにしたことを特徴とする請求項
１記載の食器洗浄乾燥機の構造。 - 【請求項３】 中間レールと先端レールをスライド自在
に繋げるのに、中間レールの両側に２本のロッドを渡
し、先端レールの両側に長手方向に沿ったスロットを設
け、ロッドの先端をスロットに通して中間レールと先端
レールをスライド自在とし、扉裏面の開放端の止め金具
に支軸を渡し、この支軸を先端レールのスロットに通す
ようにして先端レールが扉より突出するようにし、先端
レールの基部側のスロットに上向きの掛止孔を連続して
設け、先端レールを最後まで引き出すと中間レールの一
方のロッドが入り込こむことで中間レールと先端レール
を掛止するようにしたことを特徴とする請求項１又は請
求項２記載の食器洗浄乾燥機の構造。 - 【請求項４】 網籠を扉裏面に引き出したままキャビネ
ット前面を上昇させた最上部に至ったときに停止させる
アームを、扉裏面とキャビネットの間に設けたことを特
徴とする請求項１、請求項２又は請求項３記載の食器洗
浄乾燥機機の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15679199A JP2000342508A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 食器洗浄乾燥機の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15679199A JP2000342508A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 食器洗浄乾燥機の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000342508A true JP2000342508A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15635396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15679199A Pending JP2000342508A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 食器洗浄乾燥機の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000342508A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006136613A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Toshiba Corp | 食器洗浄機 |
| KR100818910B1 (ko) | 2007-06-07 | 2008-04-04 | 삼성전기주식회사 | 인출입장치 |
| CN110573053A (zh) * | 2017-06-19 | 2019-12-13 | 松下知识产权经营株式会社 | 餐具清洗机 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP15679199A patent/JP2000342508A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006136613A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Toshiba Corp | 食器洗浄機 |
| JP4542875B2 (ja) * | 2004-11-15 | 2010-09-15 | 株式会社東芝 | 食器洗浄機 |
| KR100818910B1 (ko) | 2007-06-07 | 2008-04-04 | 삼성전기주식회사 | 인출입장치 |
| CN110573053A (zh) * | 2017-06-19 | 2019-12-13 | 松下知识产权经营株式会社 | 餐具清洗机 |
| CN110573053B (zh) * | 2017-06-19 | 2022-07-22 | 松下知识产权经营株式会社 | 餐具清洗机 |
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