JP2000342096A - 小動物の飼育方法 - Google Patents

小動物の飼育方法

Info

Publication number
JP2000342096A
JP2000342096A JP11156643A JP15664399A JP2000342096A JP 2000342096 A JP2000342096 A JP 2000342096A JP 11156643 A JP11156643 A JP 11156643A JP 15664399 A JP15664399 A JP 15664399A JP 2000342096 A JP2000342096 A JP 2000342096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo powder
mat
beetles
small animals
breeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11156643A
Other languages
English (en)
Inventor
Chizuko Iwatani
千寿子 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki Sangyo KK
Original Assignee
Kotobuki Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kotobuki Sangyo KK filed Critical Kotobuki Sangyo KK
Priority to JP11156643A priority Critical patent/JP2000342096A/ja
Publication of JP2000342096A publication Critical patent/JP2000342096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内のマット上で小動物を飼育する方法
において、衛生的に、より簡単な方法で、子供達が小動
物を飼育できる方法を提供する。 【解決手段】 マットとして竹粉末を使用することによ
って、排泄物の臭い気にすることなく、カブト虫、クワ
ガタ、鈴虫、ハムスター、プレリードッグ、陸亀等の小
動物を安定して飼育できる。なお、竹粉末は、タンパク
質や糖類、ミネラル等も豊富であり、しかも保湿力があ
るので、栄養補給や水分補給も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内のマット
上で小動物を飼育する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カブト虫やクワガタ等の飼育は、
一般に腐葉土やオガクズを使用してなされており、飼育
容器に敷くマットとしては、クヌギ、ナラ、カシ等の広
葉樹を細かく破砕し、醗酵させたもの、又は椎茸栽培に
使用された、ホダ木の廃木を細かく砕いたものが商品と
して販売されている。
【0003】しかし、腐葉土やオガクズを使用した場
合、カブト虫の幼虫の糞の除去が困難であり、糞の臭い
も問題となった。また、水分の補給が難しく、水分を補
給し過ぎると、幼虫が死んでしまうことも多々あり、更
に、飼育中のダニの発生や、栄養補給等にも注意を要す
るため、子供達が、カブト虫の幼虫を簡単に飼育できる
ものではなかった。
【0004】なお、鈴虫もオガ粉を使用して飼育するこ
とが知られているが、この場合、オガ粉に醗酵菌を加
え、ヌカ、蜂蜜などを添加したもの使用する必要があ
り、これらを予め調合したものを購入して使用する必要
があった。
【0005】また、ハムスター、プレリードッグ、陸亀
等も、敷藁の上や鹿沼土の上等で飼育するが、排泄物の
臭いが強く、また、敷藁等を頻繁に取り替えないと、体
調を悪くするという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
ケース内のマット上で小動物を飼育する方法において、
衛生的に、より簡単な方法で、子供達が小動物を飼育で
きる方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、カブト虫、ク
ワガタ、鈴虫、ハムスター、プレリードッグ及び陸亀等
の小動物を、ケース内のマット上で飼育する際に、マッ
トとして竹粉末を使用することにより、上記課題を解決
した。
【0008】竹粉末としては、一般に、粒径6mm以下程
度の粉末を使用すればよく、粒径1〜5mm程度の粉末を
使用するのが好ましい。
【0009】なお、小動物飼育用のマットは、竹粉末だ
けで構成してもよいが、通常のマットに竹粉末を混合し
て使用してもよい。
【0010】いずれにしても、竹粉末は、タンパク質や
糖類、ミネラル等も豊富であり、また、消臭効果にも優
れるので、非常に有用である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を示す。 実施例1 カブト虫用のマットとして市販される「くぬぎマット」
と竹粉末(粒径1〜4mm)を、容器に半々に分けて敷
き、その上にカブト虫の幼虫20匹を入れた。幼虫はマ
ットの中を這いまわり、より美味しいマットを餌として
食するものであるが、この方法では、15匹が竹粉末の
方に移動した。
【0012】実施例2 カブト虫を実施例1と同様の竹粉末をマットとして飼育
した。カブト虫の糞はオガクズや腐葉土で飼育している
場合に比べて竹粉末の中で飼育している方が大きく、成
長が早かった。また、カブト虫は餌を食べる時期は、糞
も多く臭いが強いが、竹粉末の消臭力で、全く飼育容器
内は臭わなかった。更に、幼虫時期は餌を沢山食べて大
きくなるので、糞を拾いだして飼うのが、竹粉末は、粒
子が細かく、均一であるので、団子状となった糞の発見
が容易であり、糞のみを廃棄することが容易であった
(従来、オガクズや腐葉土のマットでは、マットそのも
のが粒が揃わず、糞の発見が困難であった)。なお、幼
虫は大変柔らかく、傷つき易いので、例えば、幼虫の数
を勘定したり、出し入れする際に、幼虫を手で扱う必要
があるが、竹粉末の使用では、オガクズや腐葉土を使用
した場合のように、手が汚れることがなかった。また、
カブト虫はさなぎになる時、マットを押しつけてよう室
(土繭)を作り、さなぎになる準備をするが、この時、
オガクズや腐葉土に比べ、竹粉末の状態が、カブト虫に
とって、固まりやすく(部屋を作り易く)、好都合であ
った。竹粉末で飼育した場合、保湿力があるので、水分
の補給が楽であり、特に水分補給用の商品を購入しなく
ても、時々の霧吹きで十分であった。また、水を補給し
過ぎても、べとつかず、安定して、カブト虫の飼育がで
きた。飼育中、ダニの発生もなかった。
【0013】実施例3 竹粉末をマットとして、クワガタを飼育した。クワガタ
は幼虫でいる期間が長く(一年以上)、冬を越すので、
凍結しないことが必要であるが、竹粉末は、保温力があ
るので、特に冬の管理に気を使う必要なく、安定して飼
育できた。また、クワガタ飼育では、小麦粉や特別な補
助餌を必要とし、中でもキノコの菌をクワガタに食べさ
せるのが最近主流の飼い方となっているが、キノコの菌
は、竹粉末に良くついていて、土壌改良材として使用し
ている場合、キノコが発生することが多いので、竹粉末
を使用した本実施例では、茸菌を添加することなく、ク
ワガタの飼育ができた。
【0014】実施例4 鈴虫を、竹粉末をマットとして飼育した。竹粉末は、タ
ンパク質や糖類、ミネラル等が豊富であり、しかも自然
醗酵するため、栄養補給することなく、非常に効率よ
く、鈴虫の飼育が可能となった。
【0015】実施例5 ハムスターを竹粉末を敷いた上で飼育した。その結果、
糞の臭いが軽減され、またハムスターが竹粉末を食して
も、藁を食した時のように腹痛で死ぬことがなかった。
また、敷藁やホワイトピートモス等をマットとした場合
には、排泄物の臭いがしたが、竹粉末では、実質的に臭
いのない飼育が可能となった。更に、従来のマットは柔
らか過ぎるので、ハムスターが潜りながら走り回ると、
槽内のレイアウトが壊れて景色が台無しになるが、竹粉
末を使用すると、ハムスターが潜って、走り回っても、
槽内のレイアウトに余り変化なく、ほぼ元通りの景色に
保たれた。
【0016】実施例6 外国産の陸亀を、水槽内に竹粉末を約15cm程度の厚さ
に敷き、その中で飼育した。従来法に従って、鹿沼土を
敷いて飼育した場合には、排泄物の臭いが強く、その蒸
散が遅く、いつもじめじめして、亀も体調が悪いことが
多かったが、竹粉末を使用した場合には、甲羅が汚れ
ず、臭いが少なく、また臭いの蒸散が早く、いつもサラ
サラしており、体調よく亀を飼育できた。なお、槽内に
置いている餌用の水等がこぼれても、他のマットに比し
て、処理し易く、また、こぼれた餌と一緒にマットであ
る竹粉末を食しても、腹痛を起こすことなく、安心して
飼育できた。また、日光浴のために戸外に出す場合に
も、軽量で扱い易かった。
【0017】
【発明の効果】本発明では、マットに竹粉末を使用する
ことによって、カブト虫、ハムスター及び陸亀等の小動
物を、臭いを気にすることなく、清潔な状態で容易に飼
育できる。また、竹の放置で山里が侵食され、頭を悩ま
せている行政が殆どであるので、竹の適度の伐採は、環
境保全につながる。我が国で竹を伐採して、粉状とする
ことで、醗酵もたやすく、これらを、小動物飼育用のマ
ットとして提供することは、環境破壊を解決できる上、
子供の教育にも役立つという効果がある。使用済の竹粉
末は、庭に巻けば、その他のマットのように腐ったりせ
ず、竹粉末本来の使用方法である土壌改良材として活か
され、またゴミとして焼却も容易である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内のマット上で小動物を飼育する
    方法において、マットとして竹粉末を使用することを特
    徴とする小動物の飼育方法。
  2. 【請求項2】 小動物がカブト虫、クワガタ、鈴虫、ハ
    ムスター、プレリードッグ及び陸亀からなる群から選ば
    れるものであることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 竹粉末の粒径が1〜5mmであることを特
    徴とする請求項1又は2の方法。
JP11156643A 1999-06-03 1999-06-03 小動物の飼育方法 Pending JP2000342096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11156643A JP2000342096A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 小動物の飼育方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11156643A JP2000342096A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 小動物の飼育方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000342096A true JP2000342096A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15632157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11156643A Pending JP2000342096A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 小動物の飼育方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000342096A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020001648A (ko) * 2000-06-28 2002-01-09 이승우 귀뚜라미 대량 사육 방법
EP1417882A3 (en) * 2002-10-28 2004-11-03 Peparlet Co., Ltd. Method of manufacturing granulated body for absorbing excrement of animals
KR100622403B1 (ko) * 2004-03-10 2006-09-18 대한민국 귀뚜라미 실내 대량 입체사육법 및 인공산란방법
CN103719040A (zh) * 2013-12-20 2014-04-16 铜陵桂生生态养殖有限公司 蝎子养殖中防止蝎尾干枯的方法
CN103749398A (zh) * 2013-12-25 2014-04-30 铜陵桂生生态养殖有限公司 一种幼蝎的饲养方法
CN103766286A (zh) * 2014-02-14 2014-05-07 山东丁马生物科技有限公司 一种甲鱼养殖生物调水方法
CN105707008A (zh) * 2016-03-07 2016-06-29 五河县金满塘生态种养殖家庭农场 一种甲鱼冬季饲养管理方法
JP2016174572A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社コバヤシ産業 カブトムシ飼育床及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020001648A (ko) * 2000-06-28 2002-01-09 이승우 귀뚜라미 대량 사육 방법
EP1417882A3 (en) * 2002-10-28 2004-11-03 Peparlet Co., Ltd. Method of manufacturing granulated body for absorbing excrement of animals
KR100622403B1 (ko) * 2004-03-10 2006-09-18 대한민국 귀뚜라미 실내 대량 입체사육법 및 인공산란방법
CN103719040A (zh) * 2013-12-20 2014-04-16 铜陵桂生生态养殖有限公司 蝎子养殖中防止蝎尾干枯的方法
CN103749398A (zh) * 2013-12-25 2014-04-30 铜陵桂生生态养殖有限公司 一种幼蝎的饲养方法
CN103766286A (zh) * 2014-02-14 2014-05-07 山东丁马生物科技有限公司 一种甲鱼养殖生物调水方法
JP2016174572A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社コバヤシ産業 カブトムシ飼育床及びその製造方法
CN105707008A (zh) * 2016-03-07 2016-06-29 五河县金满塘生态种养殖家庭农场 一种甲鱼冬季饲养管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Seymour The Complete Book of Self-Sufficiency: The Classic Guide for Realists and Dreamers
Munroe Manual of on-farm vermicomposting and vermiculture
CN103999718A (zh) 黄河漫滩有机稻鸭鱼鳖畜耦合生产系统方法
Sherman Raising earthworms successfully
CN108124823B (zh) 虫、鱼、菜生态种养方法
Seymour The self-sufficient life and how to live it: The complete back-to-basics guide
JP2000342096A (ja) 小動物の飼育方法
JPH0255005B2 (ja)
Chanu et al. A Guide to vermicomposting-production process and socio economic aspects
JPH05336860A (ja) ドジョウの産卵育成方法及びその装置
CN1209011C (zh) 青蛙生态养殖方法
Fedonenko et al. Basics of aquaculture and hydrobiotechnology
Walia et al. Basics of Integrated Farming Systems
JP2001275511A (ja) 生ごみの処理方法及び生ごみ処理用鶏舎
Logsdon Holy shit: managing manure to save mankind
CN112219661A (zh) 一种稻鳖生态种养方法
Nancarrow et al. The Worm Book: The Complete Guide to Gardening and Composting with Worms
Apud Prawn grow-out practices in the Philippines
Harris Ecological gardening: Your safe path to a healthy, beautiful garden
McLaughlin The Complete Idiot's Guide to Composting: Turn Your Organic Waste Material into Black Gold
Mishra Duck rearing in IFS: Potential option for income and employment generation
JPH11318274A (ja) クワガタの養殖方法および肥料の製造方法
Louie Compost City: Practical Composting Know-How for Small-Space Living
Ghosh et al. Principles and Practices of Organic Farming and Quality Food Production
Vincent The Complete Guide to Working with Worms: Using the Gardener's Best Friend for Organic Gardening and Composting