JP2000341686A - トランスコーダ装置 - Google Patents

トランスコーダ装置

Info

Publication number
JP2000341686A
JP2000341686A JP15274299A JP15274299A JP2000341686A JP 2000341686 A JP2000341686 A JP 2000341686A JP 15274299 A JP15274299 A JP 15274299A JP 15274299 A JP15274299 A JP 15274299A JP 2000341686 A JP2000341686 A JP 2000341686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
video
signal
pull
encoded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15274299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4295861B2 (ja
Inventor
Kazuo Ozeki
和夫 大関
Nobuyuki Sasaki
信之 佐々木
Taro Asano
太郎 浅野
Nobutaka Shinohara
延孝 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP15274299A priority Critical patent/JP4295861B2/ja
Publication of JP2000341686A publication Critical patent/JP2000341686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4295861B2 publication Critical patent/JP4295861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の復号器及び符号化器を用いて、取り扱う
符号化信号の伝送レートを任意に変更し、入力時の符号
化映像信号と再符号化された符号化映像信号との不整合
を最小限に抑える。 【解決手段】ビデオES信号をビデオデコーダ101で
1度復号して元に戻し、ビデオエンコーダ103で任意
の伝送レートで再度符号化する。ビデオデコーダ101
及びビデオエンコーダ103とは別系統で入力時のビデ
オES信号のGOP構造及びプルダウン構造をGOP検
出部104及びプルダウン検出部105で検出し、符号
化制御部106で検出結果を受けてビデオ信号を入力時
のビデオES信号のGOP構造及びプルダウン構造に合
わせて再符号化するようにビデオエンコーダ103の符
号化処理を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多種の伝送レー
トの映像信号を1つの切替装置で選択的に切り替えるシ
リアル伝送路切替システムに適用され、特に、符号化映
像信号の伝送レートを任意に変更するトランスコーダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、デジタル技術の進歩に伴い、スタ
ンダードな現行テレビジョン信号だけでなく、ハイビジ
ョンテレビジョン信号のデジタル化が実現されている。
また、このような映像信号のデジタル化により、映像圧
縮技術が盛んに開発されている。この映像圧縮技術とし
ては、例えばMPEG(Moving Picture Coding Expert
s Group)で規格されている符号化圧縮方式がある。
【0003】以上のことから、例えば放送局のスタジオ
機器にあっては、局内で多種の伝送レートの映像信号を
取り扱うようになってきている。この場合、複数の伝送
レートが混在する複数のシリアル伝送路を1ヵ所に集中
し、選択的に交換接続するシリアル伝送路切替装置が使
用される。
【0004】ところで、上記シリアル伝送路切替装置で
は、複数のシリアル伝送路を交換接続する際に、互いに
同一の伝送レートにする必要が生じる。そこで、MPE
G規格で符号化されたビットストリームについて、伝送
レートを任意に変更するトランスコーダ装置が用いられ
ている。
【0005】この種のトランスコーダ装置は、ビデオデ
コーダとビデオエンコーダとを備え、映像信号を符号化
したビットストリームをビデオデコーダで復号し、この
復号された映像信号をビデオエンコーダで指定された伝
送レートで再度符号化してシリアル伝送路切替装置に出
力する。
【0006】しかしながら、上記のような従来のトラン
スコーダ装置では、入力時のビットストリームの符号化
構造を確定することができず、このため、入力時のビッ
トストリームと再符号化時のビットストリームとの不整
合が生じて確率的に画質の変動が発生し、画質の劣化に
つながることになる。また、ビットストリームが例えば
テレビジョン方式とフィルム方式との違いを吸収するた
めに、任意の比率でプルダウンされている場合もあり、
従来のトランスコーダ装置では、ビットストリームのプ
ルダウン構造を確定することができない。
【0007】そこで、上記トランスコーダ装置では、ビ
デオデコーダでビットストリームの符号化構造及びプル
ダウン構造を示す補助情報を生成して復号した映像信号
に多重し、後段のビデオエンコーダで映像信号から補助
情報を抽出することにより、符号化構造及びプルダウン
構造を継承するmol(モル)方式を用いている。しか
し、このmol方式では、符号化構造及びプルダウン構
造の検出、符号化構造及びプルダウン構造を示す補助情
報の生成、多重処理を1つのビデオデコーダで行なって
おり、また補助情報の抽出及び符号化制御処理を1つの
ビデオエンコーダで行なっていることにより、ビデオデ
コーダ及びビデオエンコーダそれぞれに高い処理能力が
要求され、このため、ビデオデコーダ及びビデオエンコ
ーダの内部を改造しなければならなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
トランスコーダ装置では、入力時のビットストリームの
符号化構造及びプルダウン構造と再符号化時のビットス
トリームの符号化構造及びプルダウン構造との不整合に
より画質の劣化等を生じるという問題を有している。ま
た、これら符号化構造及びプルダウン構造の整合をとる
ために、符号化構造及びプルダウン構造の検出、符号化
構造及びプルダウン構造を示す補助情報の生成及び補助
情報を復号した映像信号に多重する処理を1つのビデオ
デコーダで行なっており、補助情報の抽出及び符号化制
御処理を1つのビデオエンコーダで行なっていることに
より、ビデオデコーダ及びビデオエンコーダそれぞれに
高い処理能力が要求され、内部回路の改造が必要となる
という不都合を有している。
【0009】この発明の目的は、既存の復号器及び符号
化器を用いて、符号化映像信号の伝送レートを任意に変
更可能であり、かつ異種の構造を持つ符号化映像信号に
対しても柔軟に対応し得るトランスコーダ装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るトランス
コーダ装置は、ダミーフィールドを挿入することで、M
(Mは自然数):N(Nは自然数)にプルダウンされ、
符号化処理が施された符号化映像信号を取り扱う装置で
あって、符号化映像信号を復号する復号手段と、この復
号手段で復号された復号信号を外部から指定された伝送
レートで符号化する符号化手段と、復号手段に入力され
る符号化映像信号のプルダウン構造を検出する検出手段
と、この検出手段の検出結果に基づいて符号化手段の符
号化処理を制御する符号化制御手段とを備えるようにし
たものである。なお、符号化制御手段は、検出手段の検
出結果から復号手段に入力される符号化映像信号のプル
ダウン構造、符号化構造に合わせて符号化処理を実行す
るように前記符号化手段を制御することを特徴とする。
【0011】この構成によれば、符号化映像信号を1度
復号して元に戻し、任意の伝送レートで再度符号化する
ようにしているので、符号化信号の伝送レートを容易に
変更でき、さらに、符号化映像信号の復号処理及び符号
化処理とは別系統で入力時の符号化映像信号のプルダウ
ン構造を検出し、この検出結果に基づいて復号信号を入
力時の符号化映像信号のプルダウン構造に合わせて再符
号化するように符号化処理を制御するようにしている。
【0012】このため、入力時の符号化映像信号のプル
ダウン構造が復号処理及び符号化処理とは別系統で再符
号化時に継承されるので、入力時の符号化映像信号と再
符号化された符号化映像信号との不整合による画質の変
動と劣化とを最小限に抑えられて、異種の構造を持つ符
号化映像信号に対しても柔軟に対応することが可能とな
るとともに、復号器及び符号化器では入力時の符号化映
像信号のプルダウン構造を再符号化時に継承するための
高い処理能力が必要なくなるため、内部回路の変更、改
造等を行なう必要がなくなる。
【0013】従って、既存の復号器及び符号化器を使用
するだけで、多種の伝送レートを取り扱う切替システム
に好適し、検出及び符号化制御処理をコンピュータで実
行すれば汎用性の高いものとなる。
【0014】上記構成において、復号手段と符号化手段
との間の信号経路中に介在され、復号手段の出力を遅延
する遅延手段をさらに備えることを特徴とする。
【0015】この構成によれば、再符号化処理における
プルダウン構造もしくは符号化構造の変更には処理時間
がかかるため、復号信号を所定時間遅延させることによ
り変更に要する処理時間を吸収することができる。
【0016】上記構成において、符号化手段は、符号化
制御手段の制御により、入力された復号信号に含まれる
ダミーフィールドをスキップさせることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、符号化手段は、符号化
制御手段の制御により、入力時の符号化映像信号のプル
ダウン構造と、復号信号のプルダウン構造とが一致する
か否かを判定し、一致しないと判定した場合に、復号信
号に含まれるダミーフィールドをスキップさせて符号化
処理を行なうようにしているので、万一、異なるプルダ
ウン構造を持つ符号化映像信号が到来した場合にも、符
号化映像信号の品質を悪化させることなく、入力時の符
号化映像信号と再符号化された符号化映像信号とのプル
ダウン構造を強制的に一致させることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明に
係るトランスコーダ装置の一実施形態を示す回路ブロッ
ク図である。ここでは、ビットストリームとして3:2
プルダウン構造で、少なくとも2種類以上の符号化方式
により符号化されたGOP(Group Of Picture)構造を
持つMPEG−2規格のビデオES(Elementary Strea
m)信号を取り扱う例に説明する。図中符号101はビ
デオデコーダで、入力されたMPEG−2のビデオES
信号を元のビデオ信号に復号する。この復号されたビデ
オ信号は、遅延部102で所定時間遅延されて、ビデオ
エンコーダ103に供給される。ビデオエンコーダ10
3は、入力信号を符号化する符号化構造もしくは符号化
するプルダウン構造を任意に設定可能で、遅延部102
の出力を外部から指定された伝送レートで符号化し、ビ
デオES信号として図示しないシリアル伝送路切替装置
に出力する。なお、ビデオエンコーダ103に対して指
示する伝送レートは、外部から任意の値を設定可能であ
る。
【0019】一方、入力されたビデオES信号は、GO
P検出部104でGOPヘッダ情報が検出され、同時に
プルダウン検出部105でプルダウン構造が検出され
る。それぞれの検出結果は、符号化制御部106に供給
される。
【0020】符号化制御部106は、入力された検出結
果から入力時のビデオES信号のGOP構造及びプルダ
ウン構造を解析し、ビデオエンコーダ103の符号化方
式及び符号化するプルダウン構造が入力時のビデオES
信号のGOP構造及びプルダウン構造に一致するように
制御するものである。
【0021】次に、上記構成における動作について、図
2及び図3に示すMPEG−2のビデオES信号の構造
を参照して説明する。すなわち、上記構成で取り扱われ
るビデオES信号は、図2に示すように、フレーム内符
号化方式により1フレーム自体を直接符号化されたIフ
レームと、過去のフレームからの予測を利用して符号化
されたPフレームと、過去と未来との両側のフレームか
らの予測を利用して符号化されたBフレームとから成る
GOP構造であり、IBBPBBPBBPBBPBBか
ら成る15フレームの繰り返しパターンで、Iフレーム
の先頭にGOPヘッダが付加されている。
【0022】そこで、ビデオエンコーダ103の符号化
方式を決定するために、入力時のビデオES信号からG
OPヘッダ情報を検出し、この検出結果を符号化制御部
106に与える。この検出結果を受けて、符号化制御部
106は、スタートトリガ信号をビデオエンコーダ10
3に与えることにより、ビデオエンコーダ103の符号
化処理にリセットをかける。なお、ビデオエンコーダ1
03は、初期時に入力信号に対してフレーム内符号化方
式により符号化して出力し、次にフレーム間符号化方式
により符号化して出力した後、リセットがかかるまでフ
レーム間符号化方式の状態を維持する回路である。
【0023】これにより、ビデオエンコーダ103から
出力される各フレームのピクチャーコードタイプは、ビ
デオデコーダ101への入力時のピクチャーコードタイ
プのパターンと一致することになる。
【0024】また、上記ビデオES信号は、図3に示す
ように、複数フレームそれぞれを2つのフィールドに分
割するとともに、例えば2フレーム単位で無効なダミー
フィールドをフィールド相互間に挿入した3:2プルダ
ウン構造の信号である。ここでは、第1フィールドと同
じフィールドを作成してダミーフィールドとしてフィー
ルド相互間に挿入している。
【0025】すなわち、GOPが変化しない場合でも、
3:2プルダウンの発生によって通常の符号化処理とは
異なるビデオES信号が到来することがある。復号誤差
が小さい場合には、ビデオエンコーダ103で符号化さ
れたビデオES信号は、入力時のビデオES信号と3:
2プルダウン構造がほぼ同一となるが、実際には復号誤
差が大きく、同一の3:2プルダウン構造とならない場
合がある。
【0026】そこで、ビデオエンコーダ103の符号化
するプルダウン構造を決定するために、プルダウン検出
部105は、入力時のビデオES信号からプルダウン構
造を検出し、この検出結果を符号化制御部106に与え
る。この検出結果を受けて、符号化制御部106は、こ
の3:2プルダウン構造における偶、奇フィールド符号
化、スキップ等の設定に必要な制御情報をビデオエンコ
ーダ103に与える。ビデオエンコーダ103は、与え
られた制御情報に基づいて入力時のビデオES信号の
3:2プルダウン構造を把握し、この3:2プルダウン
構造と同一パターンで遅延部102の出力の再符号化を
行ない、強制的に入力時と再符号化時との3:2プルダ
ウン構造の一致を図る。
【0027】図4は、入力時と再符号化時との3:2プ
ルダウン構造の一致を図るためのビデオエンコーダ10
3の動作を示すフローチャートである。
【0028】すなわち、符号化制御部106から制御情
報が通知されると(ステップS11)、ビデオエンコー
ダ103は、この制御情報に基づいて入力時のビデオE
S信号の3:2プルダウン構造を把握し、符号化するプ
ルダウン構造を決定する(ステップS12)。そして、
符号化すべきプルダウン構造と遅延部102の出力であ
るビデオ信号のプルダウン構造とを比較し(ステップS
13)、一致するか否かを判定する(ステップS1
4)。ここで、一致したと判定した場合(YES)、通
常の符号化処理を実行し(ステップS15)、一致しな
い場合(NO)、ビデオ信号に含まれるダミーフィール
ドをスキップさせて符号化処理を実行する(ステップS
16)。
【0029】なお、スキップすべきダミーフィールドの
挿入位置は、プルダウン検出部105で検出され、符号
化制御部106にてダミーフィールドの挿入位置を示す
情報を制御情報としてビデオエンコーダ103に通知す
る。
【0030】以上のように上記実施形態であれば、ビデ
オES信号をビデオデコーダ101で1度復号して元に
戻し、ビデオエンコーダ103で任意の伝送レートで再
度符号化するようにしているので、ビデオES信号の伝
送レートを容易に変更でき、さらに、ビデオデコーダ1
01及びビデオエンコーダ103とは別系統で入力時の
ビデオES信号のGOP構造及び3:2プルダウン構造
をGOP検出部104及びプルダウン検出部105で検
出し、符号化制御部106で検出結果を受けてビデオ信
号を入力時のビデオES信号のGOP構造及び3:2プ
ルダウン構造に合わせて再符号化するようにビデオエン
コーダ103の符号化処理を制御するようにしている。
【0031】このため、入力時のビデオES信号のGO
P構造及び3:2プルダウン構造がビデオデコーダ10
1及びビデオエンコーダ103とは別系統で再符号化時
に継承されるので、入力時のビデオES信号と再符号化
されたビデオES信号との不整合による画質の変動と劣
化とを最小限に抑えることが可能となるとともに、ビデ
オデコーダ101及びビデオエンコーダ103では入力
時のビデオES信号の特性を再符号化時に継承するため
の高い処理能力が必要なくなるため、内部回路の変更、
改造等を行なう必要がなくなる。つまり、ビデオデコー
ダ101及びビデオエンコーダ103では、ビデオES
信号の符号化構造の検出、符号化構造を示す補助情報の
生成、補助情報の抽出及び符号化制御処理を必要とせず
に済む。
【0032】従って、既存のビデオデコーダ101及び
ビデオエンコーダ103を使用するだけで、多種の伝送
レートを取り扱う切替システムに好適し、GOP検出部
104、プルダウン検出部105及び符号化制御部10
6のそれぞれの処理を1つのコンピュータで実行すれば
汎用性の高いものとなる。
【0033】また、ビデオエンコーダ103にて符号化
すべくプルダウン構造を決定するための制御情報は、符
号化制御部106からビデオエンコーダ103に通知さ
れ、ビデオエンコーダ103は通知された制御情報に基
づいて、符号化すべくプルダウン構造を設定し、この設
定されたプルダウン構造、つまり入力時のビデオES信
号の3:2プルダウン構造とビデオ信号のプルダウン構
造、つまり実際に符号化する3:2プルダウン構造とが
一致するか否かを判定し、一致しないと判定した場合
に、ビデオ信号に含まれるダミーフィールドをスキップ
させて符号化処理を行なうようにしているので、3:2
プルダウン構造とは異なるプルダウン構造を持つビデオ
ES信号が到来した場合にも、画質を悪化させることな
しに、入力時のビデオES信号と再符号化されたビデオ
ES信号とのプルダウン構造を一致させることが可能と
なる。なお、スキップさせるフィールドは、無効なダミ
ーフィールドであるので、ビデオES信号の品質に影響
を及ぼすことがない。
【0034】なお、上記実施形態では、ビデオデコーダ
101とビデオエンコーダ103との間の信号経路中に
遅延部102を介在した例について説明しているが、こ
の遅延部102はGOP構造、3:2プルダウン構造を
検出するために必要とする処理時間の長さに応じて、そ
の遅延時間やその有無が決められる。従って、処理が十
分速い検出回路に対しては、遅延部102は不要であ
る。しかし、一般には、ビデオエンコーダ103のGO
P構造、プルダウン構造の変更には、充分処理時間がか
かる場合が多いため、現状では0.5〜数フレーム分の
遅延を行なっていた方がよい。この場合、遅延部102
でビデオ信号を遅延させることにより、ビデオエンコー
ダ103における符号化方式、符号化すべくプルダウン
構造の変更に要する処理時間を吸収することができる。
【0035】なお、上記実施形態では、ビデオES信号
に含まれるGOPヘッダ情報に基づいて、ビデオエンコ
ーダ103の符号化方式を制御する例について説明した
が、ビデオES信号にGOPヘッダ情報が含まれていな
い場合には、IPBパターンを調べ、Iフレームの先頭
に付加された識別符号をGOPの先頭として検出すれば
よい。
【0036】また、GOP以外にも、少なくともモード
の異なる符号化方式により符号化された2種類以上のフ
レームを有し、それぞれのフレーム先頭に自フレームに
対応する符号化方式の種類を識別するための識別情報を
付加した符号化信号を取り扱うようにしてもよい。この
場合、符号化映像信号から識別情報を検出し、この検出
された識別情報の内容を基に、ビデオエンコーダ103
の符号化方式を制御するようにしている。
【0037】さらに、上記実施形態では、ビデオES信
号が3:2プルダウン構造であるものを取り扱う例につ
いて説明したが、3:2プルダウン構造以外にも、複数
フレームそれぞれを2つのフィールドに分割し、複数フ
レーム単位でダミーフィールドをフィールド相互間に挿
入したM:N(M,Nは自然数)プルダウン構造の符号
化映像信号を取り扱うようにしてもよい。
【0038】この他、ビデオデコーダ、ビデオエンコー
ダ、GOP検出部、プルダウン検出部及び符号化制御部
の構成、取り扱うビットストリームの種類等について
も、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
既存の復号器及び符号化器を用いて、取り扱う符号化信
号の伝送レートを任意に変更可能であり、かつ異種の構
造を持つ符号化映像信号に対しても柔軟に対応可能で、
多種の伝送レートのシリアル伝送路を取り扱うシリアル
伝送路切替システムに好適し得るトランスコーダ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るトランスコーダ装置の一実施形
態を示す回路ブロック図。
【図2】同実施形態で取り扱うビデオES信号のGOP
構造を説明するために示す図。
【図3】同実施形態で取り扱うビデオES信号の3:2
プルダウン構造を説明するために示す図。
【図4】上記図1に示したビデオエンコーダの動作を説
明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
101…ビデオデコーダ、 102…遅延部、 103…ビデオエンコーダ、 104…GOP検出部、 105…プルダウン検出部、 106…符号化制御部。
フロントページの続き (72)発明者 浅野 太郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 篠原 延孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 Fターム(参考) 5C059 KK01 LB13 MA00 MA05 MA14 PP05 PP06 PP07 RA01 RB01 RB15 RC07 RC11 SS02 SS03 SS05 SS06 TA17 TA25 TB03 TC00 TD00 UA02 UA05 UA34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダミーフィールドを挿入することで、M
    (Mは自然数):N(Nは自然数)にプルダウンされ、
    符号化処理が施された符号化映像信号を取り扱う装置で
    あって、 前記符号化映像信号を復号する復号手段と、 この復号手段で復号された復号信号を外部から指定され
    た伝送レートで符号化する符号化手段と、 前記復号手段に入力される前記符号化映像信号のプルダ
    ウン構造を検出する検出手段と、 この検出手段の検出結果に基づいて前記符号化手段の符
    号化処理を制御する符号化制御手段とを具備してなるこ
    と特徴とするトランスコーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記復号手段に入力される符号化映像信
    号は、少なくともモードの異なる2種類以上の符号化構
    造を持つ信号であることを特徴とする請求項1記載のト
    ランスコーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化構造は、グループ・オブ・ピ
    クチャー構造であることを特徴とする請求項2記載のト
    ランスコーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記符号化映像信号か
    ら符号化構造をさらに検出することを特徴とする請求項
    1または2記載のトランスコーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記復号手段と前記符号化手段との間の
    信号経路中に介在され、前記復号手段の出力を遅延する
    遅延手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載
    のトランスコーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化制御手段は、前記検出手段の
    検出結果から前記復号手段に入力される符号化映像信号
    のプルダウン構造、符号化構造に合わせて符号化処理を
    実行するように前記符号化手段を制御することを特徴と
    する請求項1または2記載のトランスコーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化手段は、前記符号化制御手段
    の制御により、入力された復号信号に含まれる前記ダミ
    ーフィールドをスキップさせることを特徴とする請求項
    1記載のトランスコーダ装置。
JP15274299A 1999-05-31 1999-05-31 トランスコーダ装置 Expired - Fee Related JP4295861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15274299A JP4295861B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 トランスコーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15274299A JP4295861B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 トランスコーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000341686A true JP2000341686A (ja) 2000-12-08
JP4295861B2 JP4295861B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=15547175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15274299A Expired - Fee Related JP4295861B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 トランスコーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4295861B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6642967B1 (en) * 1999-11-16 2003-11-04 Sony United Kingdom Limited Video data formatting and storage employing data allocation to control transcoding to intermediate video signal
WO2004102972A1 (ja) * 2003-05-14 2004-11-25 Sony Corporation 画像処理装置および画像処理方法、情報処理装置および情報処理方法、情報記録装置および情報記録方法、情報再生装置および情報再生方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP2008300997A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Sharp Corp 画像再符号化装置および画像再符号化方法
US7680187B2 (en) 1999-02-09 2010-03-16 Sony Corporation Coding system and method, encoding device and method, decoding device and method, recording device and method, and reproducing device and method
USRE43021E1 (en) 1994-03-29 2011-12-13 Sony Corporation Picture signal transmitting method and apparatus
US8170118B2 (en) 1999-12-03 2012-05-01 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method and recording medium
US8638849B2 (en) 1998-03-10 2014-01-28 Sony Corporation Transcoding system using encoding history information

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43238E1 (en) 1994-03-29 2012-03-13 Sony Corporation Picture signal transmitting method and apparatus
USRE43021E1 (en) 1994-03-29 2011-12-13 Sony Corporation Picture signal transmitting method and apparatus
USRE43043E1 (en) 1994-03-29 2011-12-27 Sony Corporation Picture signal transmitting method and apparatus
USRE43111E1 (en) 1994-03-29 2012-01-17 Sony Corporation Picture signal transmitting method and apparatus
US8687690B2 (en) 1998-03-10 2014-04-01 Sony Corporation Transcoding system using encoding history information
US8638849B2 (en) 1998-03-10 2014-01-28 Sony Corporation Transcoding system using encoding history information
US8681868B2 (en) 1999-02-09 2014-03-25 Sony Corporation Coding system and method, encoding device and method, decoding device and method, recording device and method, and reproducing device and method
US7680187B2 (en) 1999-02-09 2010-03-16 Sony Corporation Coding system and method, encoding device and method, decoding device and method, recording device and method, and reproducing device and method
US6642967B1 (en) * 1999-11-16 2003-11-04 Sony United Kingdom Limited Video data formatting and storage employing data allocation to control transcoding to intermediate video signal
US8170118B2 (en) 1999-12-03 2012-05-01 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method and recording medium
US7606124B2 (en) 2003-05-14 2009-10-20 Sony Corporation Image processing device and image processing method, information processing device and information processing method, information recording device and information recording method, information reproducing device and information reproducing method, storage medium, and program
US7859956B2 (en) 2003-05-14 2010-12-28 Sony Corporation Image processing device and image processing method, information processing device and information processing method, information recording device and information recording method, information reproducing device and information reproducing method, storage medium, and program
KR100968988B1 (ko) 2003-05-14 2010-07-09 소니 주식회사 화상 처리 장치 및 화상 처리 방법, 및 기록 매체
WO2004102972A1 (ja) * 2003-05-14 2004-11-25 Sony Corporation 画像処理装置および画像処理方法、情報処理装置および情報処理方法、情報記録装置および情報記録方法、情報再生装置および情報再生方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP2008300997A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Sharp Corp 画像再符号化装置および画像再符号化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4295861B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7248304B2 (en) Digital broadcast receiving apparatus
JP4666695B2 (ja) ビデオ信号圧縮処理方法
US6792045B2 (en) Image signal transcoder capable of bit stream transformation suppressing deterioration of picture quality
JP2950376B2 (ja) ピクチャーデコーディング同期化回路及びその方法
US20020057739A1 (en) Method and apparatus for encoding video
JP4223567B2 (ja) 符号化ビデオシーケンスの切り替え方法及び装置
US20040081237A1 (en) Transcoder system for compressed digital video bitstreams
JP2000059790A (ja) 動画像符号列変換装置及びその方法
KR20040094441A (ko) 인코딩된 오디오/비디오 시퀀스의 편집
US7079578B2 (en) Partial bitstream transcoder system for compressed digital video bitstreams
JP2002320228A (ja) 信号処理装置
JP2000341686A (ja) トランスコーダ装置
US20080025408A1 (en) Video encoding
US5973744A (en) Apparatus for decoding video data
US20060061497A1 (en) Bit rate conversion apparatus and method
US6885703B1 (en) Video code processing method, which can generate continuous moving pictures
US8199832B2 (en) Video-signal switching apparatus
JP2002010265A (ja) 送信装置およびその方法と受信装置およびその方法
JP4227643B2 (ja) 動画像符号化装置およびその方法
JP4621629B2 (ja) 画像復号装置
JP2000236541A (ja) トランスコーダ装置
JP2000341691A (ja) トランスコーダ装置
US20090016437A1 (en) Information processing apparatus
JP2002077922A (ja) 画像制御システム及び画像復号化装置
JP4373283B2 (ja) 映像音声復号方法、映像音声復号装置、映像音声復号プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081027

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090413

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees