JP2000341639A - 画像記録装置、画像再生装置、画像記録再生方法及び画像信号を記憶可能なディスク状媒体 - Google Patents

画像記録装置、画像再生装置、画像記録再生方法及び画像信号を記憶可能なディスク状媒体

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JP2000341639A
JP2000341639A JP11150311A JP15031199A JP2000341639A JP 2000341639 A JP2000341639 A JP 2000341639A JP 11150311 A JP11150311 A JP 11150311A JP 15031199 A JP15031199 A JP 15031199A JP 2000341639 A JP2000341639 A JP 2000341639A
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Shunji Ui
俊司 宇井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最大転送レートの制限内で高画質を得る。 【解決手段】動画像信号はMPEG符号化部10に与え
て符号化すると共に、遅延回路41を介して減算回路4
2にも供給する。減算回路42は、MPEG符号化部1
0からのローカルデコード出力と入力動画像信号との減
算によって、符号化誤差信号を得る。この符号化誤差信
号をMPEG符号化部43によって符号化する。標準画
質のMPEGストリームと符号化誤差に基づくMPEG
ストリームとを光ディスク51の第1,第2面に記録す
る。再生時には、これらのMPEGストリームを読み出
して復号化し、復号結果を加算することで、高画質の再
生画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD等の光ディ
スクに画像を記録するものに好適な画像記録装置、画像
再生装置、画像記録再生方法及び画像信号を記録可能な
ディスク状媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像をディジタル記録するための
媒体の一つとして、DVDが実用化されている。このD
VDは、高密度記録技術や、両面、2層記録技術によ
り、大容量化を実現するとともに、画像の圧縮符号化方
式として、ISO/IEC 13818−2で定められた
通称MPEG方式と呼ばれる圧縮符号化方式を採用する
ことにより、動画像の長時間記録を実現している。
【0003】MPEG方式は、過去及び未来のフレーム
又はフィールド(以下、画像という)と現画像の画像間
相関を利用した動き補償予測や、8×8画素毎のブロッ
クに対するDCT変換、量子化及び可変長符号化(VL
C)等の技術を組み合わせて、高能率な圧縮符号化を実
現するものである。
【0004】MPEG方式によって符号化された画像
は、符号化における画像間予測の有無及び予測方向によ
ってIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャの3種類の
符号化タイプ(ピクチャタイプ)に分類することができ
る。Iピクチャは、画像間予測を利用せずに現画像のD
CT変換のみによるイントラ符号化を行って生成したも
のである。Pピクチャは、現画像と過去の画像との相関
を利用したもので、現画像と動き補償を行った直前のI
又はPピクチャのデコード画像(参照画像)との差分
(予測誤差信号)に対して圧縮符号化を行って生成した
ものである。また、Bピクチャは、現画像と過去及び未
来の画像との相関を利用しており、それぞれ動き補償を
行った直前及び直後のI又はPピクチャのデコード画像
(参照画像)との差分(予測誤差信号)に対して、DCT
変換を施すものである。
【0005】なお、P又はBピクチャであっても、画像
間相関が小さい場合には、Iピクチャと同様にイントラ
符号化が用いられ、また、Bピクチャでは、過去の画像
のみからの予測、未来の画像からの予測、過去・未来双
方からの予測が適応的に用いられる。
【0006】フレーム内符号化とフレーム間符号化との
切換えや、予測方向の切換えは、2×2ブロック、即ち
16×16画素を単位とするマクロブロック毎に行われ
る。また、MPEGでは、Iピクチャを先頭とした連続
するピクチャデータ(通常次のIピクチャの前のピクチ
ャデータまで)がGOP(Group of Picture)として定
義されており、MPEGストリームは、このGOPを単
位として、ストリームの途中へのアクセスや、ストリー
ムの編集が可能となっている。
【0007】図5はこのようなMPEG2規格の符号化
部を備えて光ディスクに記録を行う従来の画像記録装置
の構成を示すブロック図である。
【0008】入力端子1を介して入力されたディジタル
の動画像信号は、MPEG符号化部10の順序入れ替え
回路11に供給される。順序入れ替え回路11は、画像
の順番を符号化順に並び替えた後、減算回路12を介し
てDCT回路13に出力する。いま、Iピクチャを生成
するものとする。この場合には、減算回路12は順序入
れ替え回路11の出力をそのままDCT回路13に与え
る。DCT回路13は、入力された画像信号にDCT処
理を施して、DCT変換係数を量子化回路14に出力す
る。
【0009】量子化回路14は、入力されたDCT変換
係数を量子化して量子化出力をVLC回路15に出力す
る。VLC回路15は、量子化出力に対して可変長符号
化を施すことによって、符号量を一層削減する。VLC
回路15の出力はバッファ16を介して記録部3に供給
される。
【0010】一方、量子化回路14からの量子化出力は
逆量子化回路17に供給されて、参照画像を生成するた
めのローカルデコード処理が行われる。逆量子化回路1
7の逆量子化処理によって量子化出力はDCT変換係数
に戻されて逆DCT回路18に与えられる。逆DCT回
路18の逆DCT処理によってDCT変換係数はDCT
変換前の画像信号に戻されて加算器19を介して参照画
像メモリ20に与えられる。
【0011】参照画像メモリ20は、入力された画像を
参照画像として保持する。参照画像はベクトル検出回路
22に与えられ、現画像との動きを示す動きベクトルが
求められる。動き補償回路23は、動きベクトルに基づ
いて参照画像のブロック化位置を制御することで動き補
償を行って、動き補償した参照画像を減算回路12に出
力する。
【0012】P,Bピクチャの作成時には、減算回路1
2は、現画像と動き補償された参照画像との差分(予測
誤差信号)を求めてDCT回路13に出力する。即ち、
P,Bピクチャ作成時には、予測誤差信号についてDC
T処理以降の処理が行われることになり、Iピクチャ生
成時に比べて発生符号量を著しく削減することができ
る。
【0013】予測誤差信号についてのローカルデコード
処理の過程で得られる逆DCT回路18の出力も予測誤
差信号である。この予測誤差信号は、加算器19におい
て、動き補償回路23から出力された動き補償された参
照画像と加算されて、元の画像に復元される。加算器1
9からのローカルデコード出力は参照画像として参照画
像メモリ20に与えられて記憶される。
【0014】ローカルデコード出力は、選択回路21を
介して出力端子5から出力される。このローカルデコー
ド出力は、再生装置側で再生される画像信号と同様の画
質の信号であり、画像記録装置における録画状況のモニ
タ用等に用いられる。
【0015】制御回路4は、MPEG符号化部10を制
御して符号化を行う。更に、制御回路4は、記録部3を
制御してディスク2上の記録位置を制御する。記録部3
によって、符号化された画像データがディスク2に記録
される。
【0016】図6は図5の画像記録装置によって記録が
行われた光ディスク2を再生する従来の画像再生装置を
示すブロック図である。
【0017】光ディスク2に記録された画像データは、
読み出し部7によって読み出されてMPEG復号化部3
0に供給される。読み出し部7からのMPEGストリー
ムは、入力バッファ31を介して逆VLC回路32に与
えられて、可変長復号化処理が施される。更に、逆量子
化回路33及び逆DCT回路34によって、逆量子化処
理及び逆DCT処理が行われて、元の画像信号が復元さ
れる。
【0018】再生MPEGストリームがIピクチャであ
る場合には、逆DCT回路34の出力は復元画像であ
り、この場合には、逆DCT回路34の出力は加算回路
35を介してそのまま選択回路38から出力端子8に出
力される。また、加算回路35の出力は参照画像として
参照画像メモリ36に与えられて記憶される。
【0019】再生MPEGストリームがフレーム間予測
符号化されたものである場合には、逆DCT回路34の
出力は予測誤差信号である。動き補償回路37は、動き
ベクトルに基づいて参照画像メモリ36に記憶されてい
る参照画像を動き補償して加算回路35に出力する。加
算回路35は予測誤差信号と動き補償された参照画像と
を加算して元の画像を復元し、参照画像メモリ36及び
選択回路38に出力する。選択回路38は、加算回路3
5の出力及び参照画像メモリ36に記憶されている画像
を出力端子8から再生順に出力する。
【0020】DVDディスク等の光ディスクにおいて
は、近年、両面記録及び2層記録による大容量化が図ら
れている。また、上述したMPEG方式による高能率圧
縮符号化を採用することにより、1枚の光ディスクに長
時間の動画像を記録することができるようになってい
る。
【0021】ところで、記録画像の画質は圧縮率によっ
て変化する。記録画像の高画質化を図る場合には、圧縮
率を低くすればよい。絵柄の細かさに応じて符号化レー
トを変化させる可変レート符号化を採用することによっ
て、長時間記録と高画質化を達成している。
【0022】しかしながら、ディスクからの読み出しレ
ートあるいは書き込みレートの制限によって符号化レー
トは制限されており、例えば、DVDビデオ規格では、
ディスク読み出し時の最大転送レートは10.08Mb
ps以下に規定されている。複雑且つ動きが速い画像の
場合或いは画像の種類によっては、最大転送レートの制
限によって、再生時の量子化誤差による雑音が大きくな
り、十分な画質を得ることができないことがあるという
問題があった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、規
格上の最大レートの制限によって、十分な画質の再生画
像を得ることができないことがあるという問題点があっ
た。
【0024】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、既存の装置との互換性を維持しつつ、十分
な画質の再生画像を得ることができる画像記録装置、画
像再生装置、画像記録方法、画像再生方法及び画像デー
タを記憶可能なディスク状媒体を提供することを目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像記録装置は、入力画像信号を圧縮符号化して第1の
符号化データを得ると共に前記第1の符号化データを復
号化してローカルデコード信号を得る第1の符号化手段
と、前記入力画像信号と前記ローカルデコード信号との
差分を求めて符号化誤差信号として出力する減算手段
と、前記符号化誤差信号を圧縮符号化して第2の符号化
データを得る第2の符号化手段と、前記第1の符号化デ
ータをディスク状媒体に記録する第1の記録手段と、前
記第2の符号化データを前記ディスク状媒体に記録する
第2の記録手段とを具備したものであり、本発明の請求
項7に係る画像再生装置は、入力画像信号を圧縮符号化
して得た第1の符号化データと前記入力画像信号の圧縮
符号化時の符号化誤差分を圧縮符号化して得た第2の符
号化データとが記録されたディスク状媒体から前記第1
の符号化データを読み出す第1の読み出し手段と、前記
ディスク状媒体から前記第2の符号化データを読み出す
第2の読み出し手段と、前記第1の読み出し手段が読み
出した前記第1の符号化データを復号化して復号画像を
得る第1の復号化手段と、前記第2の読み出し手段が読
み出した前記第2の符号化データを復号化して符号化誤
差分を得る第2の復号化手段と、前記第1及び第2の復
号化手段が得た前記復号画像と前記符号化誤差分とを加
算して再生画像を得る加算手段とを具備したものであ
り、本発明の請求項8に係る画像記録再生方法は、記録
側において、入力画像信号を圧縮符号化して第1の符号
化データを得ると共に、前記入力画像信号から前記第1
の符号化データを復号し復号画像信号を減算して得る圧
縮符号化時の符号化誤差分を圧縮符号化して第2の符号
化データを得る手順と、前記第1及び第2の符号化デー
タをディスク状媒体に記録する記録手順とを具備し、再
生側において、前記ディスク状媒体から前記第1及び第
2の符号化データを読み出す手順と、前記ディスク状媒
体から読み出された前記第1及び第2の符号化データを
復号化する手順と、前記第1及び第2の符号化データの
復号出力を加算して再生画像を得る手順とを具備したも
のであり、本発明の請求項9に係る画像データを記憶可
能なディスク状媒体は、入力画像信号を圧縮符号化して
得た第1の符号化データと前記入力画像信号から前記第
1の符号化データを復号し復号画像信号を減算して得る
圧縮符号化時の符号化誤差分を圧縮符号化して得た第2
の符号化データとを記憶したことを特徴とするものであ
る。
【0026】本発明の請求項1において、第1の符号化
手段によって入力画像信号を圧縮符号化する。減算手段
は、第1の符号化手段の圧縮符号化時の符号化誤差を符
号化誤差信号として求める。第2の符号化手段は符号化
誤差信号を圧縮符号化して第2の符号化データを得る。
第1及び第2の記録手段は第1及び第2の符号化データ
をディスク状媒体に記録する。
【0027】本発明の請求項7において、第1の読み出
し手段は、ディスク状媒体に記録された第1の符号化デ
ータを読出し、第2の読み出し手段は、ディスク状媒体
に記録された第2の符号化データを読み出す。第1及び
第2の符号化データは夫々第1及び第2の復号化手段に
よって復号化され、加算手段によって復号出力が加算さ
れる。加算手段から再生画像が得られる。
【0028】本発明の請求項8において、記録側では、
入力画像信号を圧縮符号化して第1の符号化データを得
ると共に、入力画像信号から第1の符号化データを復号
し復号画像信号を減算して得る圧縮符号化時の符号化誤
差分を圧縮符号化して第2の符号化データを得る。第1
及び第2の符号化データはディスク状媒体に記録され
る。再生側では、ディスク状媒体から第1及び第2の符
号化データが読み出されて復号化される。復号結果を加
算することにより、再生画像を得る。
【0029】本発明の請求項9においては、入力画像信
号を圧縮符号化して得た第1の符号化データと入力画像
信号から第1の符号化データを復号し復号画像信号を減
算して得る圧縮符号化時の符号化誤差分を圧縮符号化し
て得た第2の符号化データとが記憶されており、これら
の第1及び第2の符号化データを再生することで、再生
画像が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
画像記録装置の一実施の形態を示すブロック図であり、
図2は本発明に係る画像再生装置の一実施の形態を示す
ブロック図である。図1及び図2において夫々図5及び
図6と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0031】入力端子1にはディジタルの動画像信号が
入力される。この動画像信号はMPEG符号化部10を
構成する順序入れ替え回路11に供給されると共に、遅
延回路41にも供給される。
【0032】順序入れ替え回路11は、画像の順番を入
力順から符号化順に並び替えて符号化順の画像信号を出
力する。これにより、Bピクチャの符号化を行う際の予
測に必要な未来の画像をI又はPピクチャとして先行し
て符号化しておくことができる。順序入れ替え回路11
からの符号化順の画像信号は、減算回路12及びベクト
ル検出回路22に供給される。
【0033】ベクトル検出回路22は、後述する参照画
像メモリ20に保持されているI,Pピクチャのローカ
ルデコード信号(参照画像)と入力動画像信号とから、
画像の動きの方向及び動きの量を動きベクトルとしてマ
クロブロック毎に検出し、動き補償回路23に供給す
る。動き補償回路23は、動きベクトルを用いて、参照
画像メモリ20に記憶されている参照画像に対し動き補
償を行い、動き補償された参照画像信号を減算回路12
及び加算回路19に出力するようになっている。
【0034】減算回路12は、順序入れ替え回路11か
ら出力された符号化順の画像信号から動き補償された参
照画像信号を減算して得た予測誤差信号をDCT回路1
3に供給する。なお、イントラ符号化されるマクロブロ
ックについては、減算回路12は入力された画像信号を
そのままDCT回路13に供給するようになっている。
【0035】DCT回路13は、入力された画像信号又
は予測誤差信号を8×8画素のブロック毎にDCT変換
し、得られたDCT変換係数を量子化回路14に出力す
る。量子化回路14は入力されたDCT変換係数を定め
られたステップ幅で量子化し、VLC回路15及び逆量
子化回路17に供給する。
【0036】VLC回路15は、量子化出力を可変長符
号化して冗長度を更に減少させると共に、MPEG規格
に基づいたフォーマットに変換してバッファ16に出力
する。バッファ16は入力されたMPEGストリームを
MPEG符号化部10の出力として記録部49に出力す
る。記録部49は、制御回路48に制御されて、光ディ
スク51にMPEGストリームを記録するようになって
いる。
【0037】一方、逆量子化回路17は、量子化回路1
4からの量子化出力を逆量子化してDCT変換係数を得
る。逆量子化回路17の出力は逆DCT回路18に与え
られ、逆DCT回路18はDCT変換係数を逆DCT変
換して、元の画像信号又は予測誤差信号を得て、加算回
路19に出力する。
【0038】加算回路19は、予測誤差信号が入力され
ると、動き補償回路23から出力された参照画像信号と
予測誤差信号とを加算して元の画像信号を得て参照画像
メモリ20に出力する。加算回路19は逆DCT回路1
8の出力が復元画像である場合には、入力された画像信
号をそのまま参照画像メモリ20に出力する。
【0039】参照画像メモリ20は、加算回路19から
出力されたI,Pピクチャのローカルデコード画像を参
照画像として保存する。参照画像メモリ20に保存され
た参照画像を用いて、P,Bピクチャの予測復号化が行
われる。
【0040】また、加算回路19からのローカルデコー
ド出力は選択回路21にも供給される。選択回路21に
は、参照画像メモリ20に保存されているI,Pピクチ
ャのローカルデコード出力も与えられる。選択回路21
は、Bピクチャの表示タイミングでは、加算回路19の
出力を選択し、I,Pピクチャの表示タイミングでは参
照画像メモリ20の出力を選択して、復元画像を表示順
に出力する。
【0041】制御回路48は、MPEG符号化部10及
び記録部49を制御する。即ち、制御回路48は、順序
入れ替え回路11の符号化順制御及び参照画像メモリ2
0に対する参照画像の書き込み及び読み出しの制御によ
る画像のピクチャタイプの決定を行い、また、VLC回
路15における発生符号量の制御及び出力バッファ16
のバッファ残量の監視を行って、生成されるMPEGス
トリームの符号化レートが既定値を超えないように量子
化回路14における量子化ステップ幅を制御する。ま
た、制御回路48は、記録部49を制御して、ディスク
51上の記録位置も制御するようになっている。
【0042】なお、記録部49によって記録されるMP
EGストリームは、例えばDVDビデオ規格に準拠した
標準画質の画像を得るものである。記録部49は、ディ
スク51の第1の面に記録を行うようになっている。
【0043】本実施の形態においては、選択回路21か
らのローカルデコード出力は減算回路42に供給される
ようになっている。遅延回路41は入力端子1を介して
入力された動画像信号をMPEG符号化部10の処理時
間だけ遅延させることにより、入力動画像信号の位相を
ローカルデコード出力の位相に一致させて減算回路42
に出力する。
【0044】減算回路42は、遅延された入力動画像信
号とローカルデコード信号との差分を求めて、符号化誤
差信号としてMPEG符号化部43に供給する。ローカ
ルデコード信号は、ディスク51の第1面に記録された
MPEGストリーム(以下、標準画質のMPEGストリ
ームという)を再生側において再生して得られる再生出
力と同等の画質を有する。符号化誤差信号は、MPEG
符号化部10の符号化処理によって画質が劣化した標準
画像と元の入力動画像との差分を示し、この差分とMP
EG符号化部10からのMPEGストリームの再生出力
とを加算することで、元の入力動画像に近似した高画質
の復元画像を得ることができるものと考えられる。
【0045】減算回路42からの差分は、MPEG符号
化部43に供給される。MPEG符号化部43は、DC
T回路44、量子化回路45、VLC回路46及びバッ
ファ47によって構成される。DCT回路44、量子化
回路45、VLC回路46及びバッファ47は夫々MP
EG符号化部10のDCT回路13、量子化回路14、
VLC回路15及びバッファ16と同様の構成である。
【0046】即ち、DCT回路44は、符号化誤差信号
を8×8画素のブロック毎にDCT変換し、DCT変換
係数を量子化回路45に出力する。量子化回路45は、
DCT変換係数を量子化し量子化出力をVLC回路46
に出力する。VLC回路46は量子化出力を可変長符号
化してMPEG2のフォーマットに変換した後、バッフ
ァ47に出力する。バッファ47は入力されたMPEG
ストリーム(以下、符号化誤差に基づくMPEGストリ
ームという)を記録部50に供給する。記録部50は、
制御回路48に制御されて、符号化誤差に基づくMPE
Gストリームを光ディスク51の第2面に記録するよう
になっている。
【0047】なお、MPEG符号化部43に供給される
符号化誤差信号は、画像間の相関性が高くないことか
ら、MPEG符号化部43においては画像間相関を利用
した圧縮方法である予測符号化を行っても符号化効率を
向上させることはできない。この理由から、本実施の形
態においては、MPEG符号化部43は、イントラ符号
化のみを行うようになっている。
【0048】即ち、MPEG符号化部43は、全ての画
像の符号化誤差信号をIピクチャタイプで符号化するこ
とから、MPEG符号化部43を、予測符号化を行うた
めに必要な参照画像メモリ、ベクトル検出回路、動き補
償回路並びに逆量子化回路、逆DCT回路及び加算回路
等によるローカルデコード部を省略した簡易型の構成に
することができる。
【0049】なお、制御回路48は、MPEG符号化部
43を制御して、符号化誤差に基づくMPEGストリー
ムが、MPEG符号化部10において生成される標準画
質のMPEGストリームの符号化レートを超えないよう
に符号量制御を行うようになっている。
【0050】また、制御回路48は、記録部49及び記
録部50を制御して、同時刻に再生される標準画質のM
PEGストリームと符号化誤差に基づくMPEGストリ
ームとを、夫々光ディスクの51第1面、第2面上の、
ほぼ同一円周上に記録するように記録位置を制御する。
これにより、標準画質のMPEGストリームと、符号化
誤差に基づくMPEGストリームの書き込みスピード及
び書き込みのためのディスク回転速度を常に同一にする
ことができる。従って、これらのMPEGストリームを
リアルタイムで、一枚のディスクに同時に記録すること
ができる。
【0051】図2において、光ディスク51は図1の画
像記録装置によって第1面に標準画質のMPEGストリ
ームが記録され、第2面に符号化誤差に基づくMPEG
ストリームが記録されているものとする。読み出し部6
1は、光ディスク51の第1面に記録されている標準画
質のMPEGストリームを読み出して、MPEG復号化
部30に出力する。また、読み出し部61の読み出しと
同時に、読み出し部62は、光ディスク51の第2面に
記録されている符号化誤差に基づくMPEGストリーム
を読み出して、MPEG復号化部63に出力するように
なっている。
【0052】MPEG復号化部30は、図6の従来例と
同一構成である。バッファ31は、入力されたMPEG
ストリームを逆VLC回路32に供給する。逆VLC回
路32は入力されたMPEGストリームを可変長復号化
して逆量子化回路33に出力する。逆量子化回路33
は、逆VLC回路32の出力を逆量子化処理してDCT
変換係数を得、このDCT変換係数を逆DCT回路34
に出力する。逆DCT回路34は、DCT変換係数を逆
DCT処理して元の画像信号又は予測誤差信号を得る。
逆DCT回路34の出力は加算回路35に供給される。
【0053】加算回路35は、予測誤差信号と後述する
参照画像メモリ36に保持されている参照画像信号との
加算処理によって元の復元画像を得る。加算回路35
は、Pピクチャの復元画像については参照画像として参
照画像メモリ36に与え、Bピクチャの復元画像につい
ては選択回路38に与える。また、加算回路35は、I
ピクチャに基づく復号処理時の逆DCT回路34の出力
はそのまま参照画像メモリ36に与える。
【0054】参照画像メモリ36は、I,Pピクチャの
復元画像を参照画像として保存し、動き補償回路37及
び選択回路38に出力する。動き補償回路37は、参照
画像メモリ36からの参照画像を動き補償して加算回路
35に出力する。選択回路38は、加算回路35からの
復元画像と参照画像メモリ36に格納された復元画像と
を表示順に選択して、加算回路68に出力するようにな
っている。
【0055】MPEG復号化部63は、図1のMPEG
符号化部43に対応した構成であり、バッファ64、逆
VLC回路65、逆量子化回路66及び逆DCT回路6
7によって構成されている。読み出し部62からの符号
化誤差に基づくMPEGストリームはバッファ64に供
給される。バッファ64はMPEGストリームを逆VL
C回路65に出力する。
【0056】逆VLC回路65は、入力されたMPEG
ストリームを可変長復号化して逆量子化回路66に出力
し、逆量子化回路66は、逆VLC回路65の出力を逆
量子化処理してDCT変換係数を逆DCT回路67に出
力する。逆DCT回路67は、DCT変換係数を逆DC
T処理して元の符号化誤差信号を得る。逆DCT回路6
7の出力は加算回路68に供給される。
【0057】加算回路68は、MPEG復号化部30か
らの復元画像とMPEG復号化部63からの符号化誤差
信号とを加算して出力端子8から出力する。MPEG復
号化部30の出力は標準画質の復元画像であり、この復
元画像に符号化誤差信号を加算することにより、高画質
の復元画像を得ることができる。
【0058】符号化誤差に基づくMPEGストリーム
は、イントラ符号化のみによって作成されたものである
ので、MPEG復号化部63は、予測符号化を復号する
ための参照画像メモリ、動き補償回路等を省略した簡易
型で構成することができる。
【0059】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0060】記録側においては、入力端子1を介して入
力された動画像信号はMPEG符号化部10及び遅延回
路41に供給される。入力動画像信号は順序入れ替え回
路11によって符号化順に並べ替えられて減算回路12
に供給される。減算回路12によって入力画像信号と参
照画像信号との差分が求められ、予測誤差信号がDCT
回路13に供給される。なお、Iピクチャ生成時には、
減算回路12は、入力画像信号をそのままDCT回路1
3に供給する。
【0061】DCT回路13は入力された信号をDCT
処理し、量子化回路14は、DCT変換係数を量子化す
る。これにより、符号量が削減される。更に、量子化出
力はVLC回路15によって可変長符号化され、符号量
は一層削減される。
【0062】量子化回路14からの量子化出力は参照画
像を得るために逆量子化回路17にも供給される。逆量
子化回路17の逆量子化処理及び逆DCT回路18の逆
DCT処理によって、加算回路19には元の復元画像又
は予測誤差信号が入力される。加算回路19は、動き補
償回路23から参照画像が与えられて、予測誤差信号を
元の復元画像に戻す。
【0063】こうして、参照画像メモリ20には、I,
Pピクチャの復元画像が参照画像として保持される。こ
の参照画像は、動き補償回路23によって、動きベクト
ルに基づいて動き補償され、減算回路12及び加算回路
19に与えられる。
【0064】VLC回路15からのMPEGストリーム
はバッファ16を介して記録部49に供給され、記録4
9は、制御回路48に制御されてディスク51の第1面
にMPEGストリームを記録する。
【0065】こうして、光ディスク51の第1面には、
図5の従来例と同様に、標準画質のMPEGストリーム
が記録される。
【0066】一方、入力端子1を介して入力された動画
像信号は遅延回路41にも供給され、遅延回路41は、
MPEG符号化部10の符号化処理に基づく遅延量だけ
入力動画像信号を遅延させて、入力動画像信号の位相を
ローカルデコード出力の位相に一致させて減算回路42
に出力する。
【0067】減算回路42は、記録したMPEGストリ
ームの再生出力に相当するローカルデコード出力と入力
動画像信号との差分を求め、符号化誤差信号としてMP
EG符号化部43に出力する。この符号化誤差信号は、
MPEG符号化部43のDCT回路44によってDCT
処理され、量子化回路45によって量子化処理され、更
に、VLC回路46によって可変長符号化されて、MP
EGストリームに変換される。
【0068】VLC回路46からの符号化誤差に基づく
MPEGストリームはバッファ47を介して記録部50
に供給され、記録部50は、制御回路48に制御され
て、光ディスク51の第2面にMPEGストリームを記
録する。
【0069】こうして、光ディスク51の第2面には、
符号化誤差に基づくMPEGストリームが記録される。
【0070】再生時には、読み出し部61,62によっ
て、光ディスク51の第1面及び第2面が読み出され
る。読み出し部61の出力はMPEG復号化部30のバ
ッファ31に供給され、読み出し部62の出力はMPE
G復号化部63のバッファ64に供給される。バッファ
31,64からのMPEGストリームは、夫々逆VLC
回路32,65に供給されて可変長復号される。逆VL
C回路32,65の出力は、夫々逆量子化回路33,6
6に供給されて逆量子化処理される。更に、逆量子化回
路33,66の出力は、夫々逆DCT回路34,67に
よって逆DCT処理される。
【0071】逆DCT回路34の出力は、光ディスク5
1の第1面から読み出されたMPEGストリームがIピ
クチャに基づくものである場合には復元画像そのもので
あり、P,Bピクチャに基づくものである場合には予測
誤差信号である。加算回路35は、逆DCT回路34か
ら復元画像が出力された場合には、この復元画像をその
まま参照画像メモリ36に与えて参照画像として記憶さ
せる。
【0072】参照画像メモリ36に記憶された参照画像
は動き補償回路37によって動き補償されて加算回路3
5に与えられる。こうして、加算回路35は、逆DCT
回路34からの予測誤差信号と参照画像とを加算して、
元の復元画像を得る。Pピクチャに基づく復元画像は、
参照画像として参照画像メモリ36に供給され、Bピク
チャに基づく復元画像は選択回路38に供給される。
【0073】選択回路38は、画像の表示順に基づい
て、加算回路35からの復元画像と参照画像メモリ36
からの復元画像とを選択して加算回路68に出力する。
MPEG復号化部30の出力は光ディスク51の第1面
に記録された標準画質のMPEGストリームに基づくも
のであり、標準画質の復元画像である。
【0074】一方、逆DCT回路67の出力は、光ディ
スク51の第2面に記録されたMPEGストリームに基
づくものであり、符号化時の符号化誤差を示す信号であ
る。加算回路68は、MPEG復号化部30,63の出
力を加算する。これにより、標準画質の復元画像に符号
化時の符号化誤差が加算されて、符号化誤差が補正され
た高画質の復元画像が得られる。加算回路68からの復
元画像は出力端子8を介して出力される。
【0075】このように、本実施の形態においては、デ
ィスクへの書き込みレートあるいはディスクの読み出し
レートによる最大転送レートの制限内で標準画質のMP
EGストリームを記録すると共に、標準画質のMPEG
ストリームを得るための符号化時の符号化誤差を求めて
MPEGストリームに変換し、最大転送レートの制限内
で符号化誤差に基づくMPEGストリームを記録してい
る。再生時に、最大転送レートの制限内で記録された標
準画質のMPEGストリーム及び符号化誤差に基づくM
PEGストリームを再生して復号化し、標準画質の再生
画像に符号化誤差を加算することで、高品質な再生画像
を得ている。
【0076】また、光ディスク51の第1面に記録され
たMPEGストリームは、従来例において記録されるM
PEGストリームと同様の標準画質のストリームであ
る。従って、光ディスク51を従来の画像再生装置によ
って再生することも可能であり、互換性に優れている。
【0077】しかも、記録側及び再生側で追加された部
分は、MPEG符号化部及びMPEG復号化部の一部と
同一構成であり、既存のMPEG符号化部及びMPEG
復号化部を流用することができる。既に、MPEG符号
化部及びMPEG復号化部は集積回路化されており、既
存の回路を流用可能であることは有利である。
【0078】また、符号化処理回路だけでなく、その符
号化制御アルゴリズムについても既存のものを利用する
ことができるという利点もある。
【0079】ところで、図1及び図2の実施の形態にお
いては、符号化誤差信号に対する符号化及び復号化にお
いては、画像間の予測符号化及び予測復号化を行ってお
らず、これにより符号化部43及び復号化部63を簡略
化した構成にしている。しかし、符号化誤差信号の符号
化部及び復号化部として夫々MPEG符号化部10及び
MPEG復号化部30と同一構成のものを用いてもよ
い。
【0080】図3及び図4は夫々この場合の画像記録装
置及び画像再生装置を示すブロック図である。
【0081】図3において、MPEG符号化部10′は
MPEG符号化部10と同一構成である。減算回路42
の出力をMPEG符号化部10′のDCT回路13に供
給するようにしてもよい。また、減算回路42の出力を
MPEG符号化部10′の順序入れ替え回路11に与
え、順序入れ替え回路の処理及び減算回路12の減算処
理を行わずにそのままDCT回路13に供給するように
してもよい。更に、発生符号量が既定値を超えなけれ
ば、MPEG符号化部10′においてMPEG符号化部
10と同様に、減算回路42の出力に対する予測符号化
処理を行ってもよい。
【0082】図4において、MPEG復号化部30′
は、MPEG復号化部30と同一構成である。MPEG
復号化部30′内の逆DCT回路34の出力を直接加算
回路68に供給するようにしてもよい。
【0083】ところで、MPEG符号化部10による符
号化とMPEG符号化部10′による符号化とで夫々独
立してピクチャタイプの切り替えを行った場合には、標
準画質のMPEGストリームと符号化誤差に基づくMP
EGストリームとのGOP構成が異なってしまう可能性
がある。そうすると、標準画質のMPEGストリームと
符号化誤差に基づくMPEGストリームとで、アクセス
可能な位置及び編集可能な位置が異なってしまう。
【0084】この問題を解決するために、制御回路48
は、符号化誤差信号に対する符号化時のピクチャタイプ
が、対応する入力画像信号の符号化時のピクチャタイプ
に一致するように、MPEG符号化部10,10′を制
御する。これにより、標準画質のMPEGストリームと
符号化誤差に基づくMPEGストリームとのGOP構成
を一致させることができる。この場合には、符号化誤差
信号の符号化にPピクチャタイプ又はBピクチャタイプ
を採用しても、これらの2つのMPEGストリームの任
意のGOPに対するアクセス及び任意のGOP単位の編
集が可能となる。
【0085】また、上記各実施の形態においては、両面
記録可能な光ディスクの第1面に標準画質のMPEGス
トリームを記録し、第2面に符号化誤差に基づくMPE
Gストリームを記録する例について説明したが、2層記
録可能な光ディスクを採用し、第1層に標準画質のMP
EGストリームを記録し、第2層に符号化誤差に基づく
MPEGストリームを記録するようにしてもよいことは
明らかである。
【0086】更に、光ディスクの同一面の同一層を2つ
以上の記録領域を分け、第1領域に標準画質のMPEG
ストリームを記録し、第2領域に符号化誤差に基づくM
PEGストリームを記録するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
存の装置との互換性を維持しつつ、十分な画質の再生画
像を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】本発明に係る画像再生装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図3】画像記録装置の変形例を示すブロック図。
【図6】画像再生装置の変形例を示すブロック図。
【図5】従来の画像記録装置を示すブロック図。
【図6】従来の画像再生装置を示すブロック図。
【符号の説明】
10…MPEG符号化部、30…MPEG復号化部、4
1…遅延回路、42…減算回路、43…MPEG符号化
部、48…制御回路、49,50…記録部、51…光デ
ィスク、61,62…読み出し部、63…MPEG復号
化部、68…加算回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月16日(1999.6.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】本発明に係る画像再生装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図3】画像記録装置の変形例を示すブロック図。
【図4】画像再生装置の変形例を示すブロック図。
【図5】従来の画像記録装置を示すブロック図。
【図6】従来の画像再生装置を示すブロック図。
【符号の説明】 10…MPEG符号化部、30…MPEG復号化部、4
1…遅延回路、42…減算回路、43…MPEG符号化
部、48…制御回路、49,50…記録部、51…光デ
ィスク、61,62…読み出し部、63…MPEG復号
化部、68…加算回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号を圧縮符号化して第1の符
    号化データを得ると共に前記第1の符号化データを復号
    化してローカルデコード信号を得る第1の符号化手段
    と、 前記入力画像信号と前記ローカルデコード信号との差分
    を求めて符号化誤差信号として出力する減算手段と、 前記符号化誤差信号を圧縮符号化して第2の符号化デー
    タを得る第2の符号化手段と、 前記第1の符号化データをディスク状媒体に記録する第
    1の記録手段と、 前記第2の符号化データを前記ディスク状媒体に記録す
    る第2の記録手段とを具備したことを特徴とする画像記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク状媒体は、両面記録可能な
    光ディスクであり、 前記第1の符号化データは前記光ディスクの一方の面に
    記録し、 前記第2の符号化データは前記光ディスクの他方の面に
    記録することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク状媒体は、多層記録可能な
    光ディスクであり、 前記第1の符号化データは前記光ディスクの第1の層に
    記録し、 前記第2の符号化データは前記光ディスクの第2の層に
    記録することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の符号化手段は、前記
    第2の符号化データの符号化レートが前記第1の符号化
    データの符号化レート以下となるように符号化を行い、 前記第1及び第2の記録手段は、同一時刻に復号化され
    る前記第1の符号化データと前記第2の符号化データと
    を前記ディスク状媒体の略々同一円周上に記録すること
    を特徴とする請求項2又は3のいずれか一方に記載の画
    像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の符号化手段は、フレーム内符
    号化によって前記第2の符号化データを得ることを特徴
    とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の符号化手段は、MP
    EG方式に基づく符号化によって前記第1及び第2の符
    号化データを得るものであって、前記第1及び第2の符
    号化データのGOP構成を一致させることを特徴とする
    請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 入力画像信号を圧縮符号化して得た第1
    の符号化データと前記入力画像信号の圧縮符号化時の符
    号化誤差分を圧縮符号化して得た第2の符号化データと
    が記録されたディスク状媒体から前記第1の符号化デー
    タを読み出す第1の読み出し手段と、 前記ディスク状媒体から前記第2の符号化データを読み
    出す第2の読み出し手段と、 前記第1の読み出し手段が読み出した前記第1の符号化
    データを復号化して復号画像を得る第1の復号化手段
    と、 前記第2の読み出し手段が読み出した前記第2の符号化
    データを復号化して符号化誤差分を得る第2の復号化手
    段と、 前記第1及び第2の復号化手段が得た前記復号画像と前
    記符号化誤差分とを加算して再生画像を得る加算手段と
    を具備したことを特徴とする画像再生装置。
  8. 【請求項8】 記録側において、 入力画像信号を圧縮符号化して第1の符号化データを得
    ると共に、前記入力画像信号から前記第1の符号化デー
    タを復号し復号画像信号を減算して得る圧縮符号化時の
    符号化誤差分を圧縮符号化して第2の符号化データを得
    る手順と、 前記第1及び第2の符号化データをディスク状媒体に記
    録する記録手順とを具備し、 再生側において、 前記ディスク状媒体から前記第1及び第2の符号化デー
    タを読み出す手順と、 前記ディスク状媒体から読み出された前記第1及び第2
    の符号化データを復号化する手順と、 前記第1及び第2の符号化データの復号出力を加算して
    再生画像を得る手順とを具備したことを特徴とする画像
    記録再生方法。
  9. 【請求項9】 入力画像信号を圧縮符号化して得た第1
    の符号化データと前記入力画像信号から前記第1の符号
    化データを復号し復号画像信号を減算して得る圧縮符号
    化時の符号化誤差分を圧縮符号化して得た第2の符号化
    データとを記憶したことを特徴とする画像信号を記録可
    能なディスク状媒体。
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