JP2000341587A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法Info
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- JP2000341587A JP2000341587A JP11145466A JP14546699A JP2000341587A JP 2000341587 A JP2000341587 A JP 2000341587A JP 11145466 A JP11145466 A JP 11145466A JP 14546699 A JP14546699 A JP 14546699A JP 2000341587 A JP2000341587 A JP 2000341587A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slice
- position information
- macroblock
- input
- screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のビットストリームについてデコード及
び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像を生
成する。 【解決手段】 各スライスの合成画面内での位置を示す
垂直位置情報及び各スライスに含まれる先頭マクロブロ
ックの合成画面内での位置を示す水平位置情報が入力さ
れる手段6と、各スライスに付加されスライス層の開始
を示すスライス位置情報を垂直位置情報に基づいて書き
換える手段5と、各スライスに含まれる先頭マクロブッ
クに付加され合成画面内での表示位置を示すマクロブロ
ック位置情報を水平位置情報に基づいて書き換える手段
5と、スライス位置情報及びマクロブロック位置情報が
書き換えられた各スライスのビット量が8の倍数となる
ように合成画面表示データを生成する手段とを備え、M
PEG規格に準拠した複数の動画像データを一画面内に
表示するように合成して合成画面を生成する。
び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像を生
成する。 【解決手段】 各スライスの合成画面内での位置を示す
垂直位置情報及び各スライスに含まれる先頭マクロブロ
ックの合成画面内での位置を示す水平位置情報が入力さ
れる手段6と、各スライスに付加されスライス層の開始
を示すスライス位置情報を垂直位置情報に基づいて書き
換える手段5と、各スライスに含まれる先頭マクロブッ
クに付加され合成画面内での表示位置を示すマクロブロ
ック位置情報を水平位置情報に基づいて書き換える手段
5と、スライス位置情報及びマクロブロック位置情報が
書き換えられた各スライスのビット量が8の倍数となる
ように合成画面表示データを生成する手段とを備え、M
PEG規格に準拠した複数の動画像データを一画面内に
表示するように合成して合成画面を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のMPEG規
格に準拠した動画像データを一画面内に合成して表示す
るための処理を行う画像処理装置及び方法に関する。
格に準拠した動画像データを一画面内に合成して表示す
るための処理を行う画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンのチャンネル選択やデータ
ベースの画像検索を行うときにおいて、複数の画像(小
画面)を一画面の画像に合成して表示するように画像デ
ータを生成する画像処理装置がある。この画像処理装置
は、例えば352画素×240画素の画像サイズを小画
面として4つの画像データを用意し、これら小画面を合
成することで704画素×480画素の合成動画像を示
す合成画像データを生成する処理を行うことができる。
ベースの画像検索を行うときにおいて、複数の画像(小
画面)を一画面の画像に合成して表示するように画像デ
ータを生成する画像処理装置がある。この画像処理装置
は、例えば352画素×240画素の画像サイズを小画
面として4つの画像データを用意し、これら小画面を合
成することで704画素×480画素の合成動画像を示
す合成画像データを生成する処理を行うことができる。
【0003】複数の小画面を示す画像データがMPEG
1又はMPEG2規格に準拠したビデオストリームであ
る場合の画像処理装置100の構成例を図11に示す。
この画像処理装置100は、複数の端子101a〜10
1nを備え、各端子101a〜101nから入力したM
PEG規格に準拠した動画像を示すビットストリームが
入力される。各ビットストリームは、MPEGデコーダ
103a〜103nで画像信号にデコードされ、端子1
04a〜104nを介して画像合成部105に入力され
る。
1又はMPEG2規格に準拠したビデオストリームであ
る場合の画像処理装置100の構成例を図11に示す。
この画像処理装置100は、複数の端子101a〜10
1nを備え、各端子101a〜101nから入力したM
PEG規格に準拠した動画像を示すビットストリームが
入力される。各ビットストリームは、MPEGデコーダ
103a〜103nで画像信号にデコードされ、端子1
04a〜104nを介して画像合成部105に入力され
る。
【0004】また、この画像処理装置100は、端子1
02から各ビットストリームが示す複数の動画像からな
る合成動画像内での表示位置を示す表示位置情報がフレ
ームメモリ106に入力される。
02から各ビットストリームが示す複数の動画像からな
る合成動画像内での表示位置を示す表示位置情報がフレ
ームメモリ106に入力される。
【0005】画像合成部105では、各MPEGデコー
ダ103a〜103nからの画像信号をフレームメモリ
106内の所定のアドレスに格納する。そして、画像合
成部105は、フレームメモリ106に入力された表示
位置情報に基づいて各動画像を一画面に合成してなる合
成動画像を示す合成画像データを生成し、合成画像デー
タをMPEGエンコーダ107に出力する。
ダ103a〜103nからの画像信号をフレームメモリ
106内の所定のアドレスに格納する。そして、画像合
成部105は、フレームメモリ106に入力された表示
位置情報に基づいて各動画像を一画面に合成してなる合
成動画像を示す合成画像データを生成し、合成画像デー
タをMPEGエンコーダ107に出力する。
【0006】MPEGエンコーダ107は、フレームメ
モリ106からの合成画像データをエンコードし、端子
108を介してビットストリームとして外部に出力す
る。このビットストリームは、図示しない表示装置に入
力され、デコード処理等がなされてモニター上に複数の
動画像からなる合成動画像として表示される。
モリ106からの合成画像データをエンコードし、端子
108を介してビットストリームとして外部に出力す
る。このビットストリームは、図示しない表示装置に入
力され、デコード処理等がなされてモニター上に複数の
動画像からなる合成動画像として表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した画像
処理装置100では、MPEG規格に準拠したビットス
トリームを各MPEGデコーダ103a〜103nでデ
コードし、MPEGエンコーダ107でエンコードを行
っているので、合成動画像を構成する各動画像の画質が
劣化するという問題点がある。
処理装置100では、MPEG規格に準拠したビットス
トリームを各MPEGデコーダ103a〜103nでデ
コードし、MPEGエンコーダ107でエンコードを行
っているので、合成動画像を構成する各動画像の画質が
劣化するという問題点がある。
【0008】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、入力されたMPEG規格
に準拠した複数のビットストリームについてデコード及
び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像を生
成することができる画像処理装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、入力されたMPEG規格
に準拠した複数のビットストリームについてデコード及
び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像を生
成することができる画像処理装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る画像処理装置は、MPEG(Moving Picture
Experts Group)規格に準拠した複数の動画像データを
一画面内に表示するように合成して合成画面を生成する
画像処理装置において、各スライスの合成画面内での位
置を示す垂直位置情報及び各スライスに含まれる先頭マ
クロブロックの合成画面内での位置を示す水平位置情報
が入力される入力手段と、各スライスに付加されスライ
ス層の開始を示すスライス位置情報を上記入力手段に入
力された垂直位置情報に基づいて書き換える垂直位置書
換手段と、各スライスに含まれる先頭マクロブックに付
加され合成画面内での表示位置を示すマクロブロック位
置情報を上記入力手段に入力された水平位置情報に基づ
いて書き換える水平位置書換手段と、上記垂直位置書換
手段及び水平位置書換手段により上記スライス位置情報
及び上記マクロブロック位置情報が書き換えられた各ス
ライスのビット量が8の倍数となるように合成画面表示
データを生成する合成画面生成手段とを備えることを特
徴とするものである。
発明に係る画像処理装置は、MPEG(Moving Picture
Experts Group)規格に準拠した複数の動画像データを
一画面内に表示するように合成して合成画面を生成する
画像処理装置において、各スライスの合成画面内での位
置を示す垂直位置情報及び各スライスに含まれる先頭マ
クロブロックの合成画面内での位置を示す水平位置情報
が入力される入力手段と、各スライスに付加されスライ
ス層の開始を示すスライス位置情報を上記入力手段に入
力された垂直位置情報に基づいて書き換える垂直位置書
換手段と、各スライスに含まれる先頭マクロブックに付
加され合成画面内での表示位置を示すマクロブロック位
置情報を上記入力手段に入力された水平位置情報に基づ
いて書き換える水平位置書換手段と、上記垂直位置書換
手段及び水平位置書換手段により上記スライス位置情報
及び上記マクロブロック位置情報が書き換えられた各ス
ライスのビット量が8の倍数となるように合成画面表示
データを生成する合成画面生成手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る画像処理方法は、MP
EG(Moving Picture Experts Group)規格に準拠した
複数の動画像データを一画面内に表示するように合成し
て合成画面を生成する画像処理方法において、各スライ
スの合成画面内での位置を示す垂直位置情報及び各スラ
イスに含まれる先頭マクロブロックの合成画面内での位
置を示す水平位置情報を入力し、各スライスに付加され
スライス層の開始を示すスライス位置情報を上記垂直位
置情報に基づいて書き換えるとともに、各スライスに含
まれる先頭マクロブックに付加され合成画面内での表示
位置を示すマクロブロック位置情報を上記水平位置情報
に基づいて書き換え、各スライスのビット量が8の倍数
となるように上記合成画面を表示するための合成画面表
示データを生成することを特徴とする。
EG(Moving Picture Experts Group)規格に準拠した
複数の動画像データを一画面内に表示するように合成し
て合成画面を生成する画像処理方法において、各スライ
スの合成画面内での位置を示す垂直位置情報及び各スラ
イスに含まれる先頭マクロブロックの合成画面内での位
置を示す水平位置情報を入力し、各スライスに付加され
スライス層の開始を示すスライス位置情報を上記垂直位
置情報に基づいて書き換えるとともに、各スライスに含
まれる先頭マクロブックに付加され合成画面内での表示
位置を示すマクロブロック位置情報を上記水平位置情報
に基づいて書き換え、各スライスのビット量が8の倍数
となるように上記合成画面を表示するための合成画面表
示データを生成することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】本発明は、例えば図1に示すように構成さ
れた画像処理装置1に適用される。
れた画像処理装置1に適用される。
【0013】この画像処理装置1は、動画像を示すMP
EG(Moving Picture Experts Group)規格に準拠した
ビットストリームが入力される各入力端子2a〜2nか
らの各ビットストリームをスライス単位のビットストリ
ームとして切換出力するスイッチ部3と、スイッチ部3
からのビットストリームについて付加されたヘッダを調
べるシンタクスパーサ4と、シンタクスパーサ4からの
ビットストリームの表示位置を制御する表示位置情報変
更部5と、表示位置情報変更部5からのスライス単位の
ビットストリームのビット長を調整するゼロビット挿入
部7と、ゼロビット挿入部7からのビットストリーム、
端子9からのシーケンスヘッダ、シンタクスパーサ4か
らのピクチャヘッダを切換出力するスイッチ部8とを備
える。
EG(Moving Picture Experts Group)規格に準拠した
ビットストリームが入力される各入力端子2a〜2nか
らの各ビットストリームをスライス単位のビットストリ
ームとして切換出力するスイッチ部3と、スイッチ部3
からのビットストリームについて付加されたヘッダを調
べるシンタクスパーサ4と、シンタクスパーサ4からの
ビットストリームの表示位置を制御する表示位置情報変
更部5と、表示位置情報変更部5からのスライス単位の
ビットストリームのビット長を調整するゼロビット挿入
部7と、ゼロビット挿入部7からのビットストリーム、
端子9からのシーケンスヘッダ、シンタクスパーサ4か
らのピクチャヘッダを切換出力するスイッチ部8とを備
える。
【0014】このような画像処理装置1は、入力端子2
aに動画像Aを示すビットストリーム、入力端子2bに
動画像Bを示すビットストリーム、入力端子2cに動画
像Cを示すビットストリーム、入力端子2dに動画像D
を示すビットストリームが入力されたときには、各動画
像を例えば図2(a)に示す縦240画素×横352画
素の小画面の子画像A,B,C,Dとし、これらの子画
像A,B,C,Dを合成することで図2(b)に示す縦
480画素×横704画素の合成動画像とする処理を行
うものである。
aに動画像Aを示すビットストリーム、入力端子2bに
動画像Bを示すビットストリーム、入力端子2cに動画
像Cを示すビットストリーム、入力端子2dに動画像D
を示すビットストリームが入力されたときには、各動画
像を例えば図2(a)に示す縦240画素×横352画
素の小画面の子画像A,B,C,Dとし、これらの子画
像A,B,C,Dを合成することで図2(b)に示す縦
480画素×横704画素の合成動画像とする処理を行
うものである。
【0015】先ず、各入力端子2a〜2nに入力される
MPEG規格に準拠したビットストリームについて説明
する。
MPEG規格に準拠したビットストリームについて説明
する。
【0016】各ビットストリームは、合成動画像を構成
する子画像用の動画像がMPEG規格に準拠してエンコ
ードされているものである。これら各入力端子2a〜2
nからの各ビットストリームは、以下に説明する制限に
従ってエンコードされていることを要する。
する子画像用の動画像がMPEG規格に準拠してエンコ
ードされているものである。これら各入力端子2a〜2
nからの各ビットストリームは、以下に説明する制限に
従ってエンコードされていることを要する。
【0017】まず、各ビットストリームのフレームレー
トは、端子10から出力する合成動画像を示すビットス
トリームと同じフレームレートであることを要する。
トは、端子10から出力する合成動画像を示すビットス
トリームと同じフレームレートであることを要する。
【0018】また、各ビットストリームのhorizontal_s
ize及びvertical_sizeで定義される各ピクチャを表示す
るための画像サイズはそれぞれ異なっていても良いが、
全てのビットストリームを一画面に合成して合成動画像
を生成したときにおいて各子画像間に隙間が発生しない
ことを要する。
ize及びvertical_sizeで定義される各ピクチャを表示す
るための画像サイズはそれぞれ異なっていても良いが、
全てのビットストリームを一画面に合成して合成動画像
を生成したときにおいて各子画像間に隙間が発生しない
ことを要する。
【0019】更に、合成動画像を示す各ビットストリー
ムの同時刻に表示される子画像は、同じピクチャタイプ
であることを要する。すなわち、入力端子2aから入力
されるビットストリームをS1、入力端子2bから入力
されるビットストリームをS2、入力端子2cから入力
されるビットストリームをS3、入力端子2dから入力
されるビットストリームをS4とした場合において、各
入力端子2a〜2dに入力されるピクチャの順序は、 S1:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S2:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S3:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S4:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 となっていることを要する。ここで、上記、I,B,P
はそれぞれI(Intra)ピクチャ、P(Predictive)ピ
クチャ、B(Bidirectionally predictive)ピクチャを
表し、I,P,Bに付加されている添え字の数字は各ピ
クチャの表示順序を表す。
ムの同時刻に表示される子画像は、同じピクチャタイプ
であることを要する。すなわち、入力端子2aから入力
されるビットストリームをS1、入力端子2bから入力
されるビットストリームをS2、入力端子2cから入力
されるビットストリームをS3、入力端子2dから入力
されるビットストリームをS4とした場合において、各
入力端子2a〜2dに入力されるピクチャの順序は、 S1:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S2:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S3:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 S4:I2,B0,B1,P5,B3,B4,P8,B6,B7,P11,B
9,B10 となっていることを要する。ここで、上記、I,B,P
はそれぞれI(Intra)ピクチャ、P(Predictive)ピ
クチャ、B(Bidirectionally predictive)ピクチャを
表し、I,P,Bに付加されている添え字の数字は各ピ
クチャの表示順序を表す。
【0020】更にまた、各ビットストリームの同時刻に
表示されるピクチャは、以下に示すMPEG規格で定義
している各階層のヘッダとして付加されているパラメー
タの値が同じであることを要する。すなわち、各ビット
ストリームのピクチャ層について付加されているtempor
al_reference、full_pel_forward_ventor、forward_f_c
ode、full_pel_backward_vector、backward_f_codeが同
じであることを要する。ここで、各ビットストリームが
MPEG2規格でエンコードされているときにおいて
は、更にピクチャ符号化機能拡張部(picture_coding_e
xtention)に含まれる各種パラメータも同じであること
を要する。
表示されるピクチャは、以下に示すMPEG規格で定義
している各階層のヘッダとして付加されているパラメー
タの値が同じであることを要する。すなわち、各ビット
ストリームのピクチャ層について付加されているtempor
al_reference、full_pel_forward_ventor、forward_f_c
ode、full_pel_backward_vector、backward_f_codeが同
じであることを要する。ここで、各ビットストリームが
MPEG2規格でエンコードされているときにおいて
は、更にピクチャ符号化機能拡張部(picture_coding_e
xtention)に含まれる各種パラメータも同じであること
を要する。
【0021】更にまた、各ビットストリームは、1スラ
イスに含まれるマクロブロックの垂直位置(slice_vert
ical_position)が同じであることを要する。すなわ
ち、1スライスは、2列以上のマクロブロックラインに
亘って連続してはならない。例えば図3に示すように、
各スライスは、macroblock_address_incrementが“1”
である先頭のマクロブロック(以下、先頭マクロブロッ
クと呼ぶ。)が画面の左端の位置し、同じ垂直位置の右
端のマクロブロックで終わるように位置していることが
望ましい。
イスに含まれるマクロブロックの垂直位置(slice_vert
ical_position)が同じであることを要する。すなわ
ち、1スライスは、2列以上のマクロブロックラインに
亘って連続してはならない。例えば図3に示すように、
各スライスは、macroblock_address_incrementが“1”
である先頭のマクロブロック(以下、先頭マクロブロッ
クと呼ぶ。)が画面の左端の位置し、同じ垂直位置の右
端のマクロブロックで終わるように位置していることが
望ましい。
【0022】このような制限に従って各入力端子2a〜
2nから入力されるビットストリームにより表示される
ピクチャは、図3に示すように、例えば画像サイズが縦
240画素×横352画素である。このピクチャのスラ
イス構造は、上述したように画面の左端ではじまり、同
じ垂直位置の右端のマクロブロックで終わるように構成
されている。1ピクチャは15のスライスからなり、1
スライスは図4に示すように22個のマクロブロックか
らなる。
2nから入力されるビットストリームにより表示される
ピクチャは、図3に示すように、例えば画像サイズが縦
240画素×横352画素である。このピクチャのスラ
イス構造は、上述したように画面の左端ではじまり、同
じ垂直位置の右端のマクロブロックで終わるように構成
されている。1ピクチャは15のスライスからなり、1
スライスは図4に示すように22個のマクロブロックか
らなる。
【0023】ピクチャを構成する各スライスの垂直位置
は、画面の上から下に1〜15のslice_vertical_posit
ionの値で表現される。MPEG規格に準拠したスライ
ス層のシンタクスは、図5に示すようになされている。
すなわち、スライス層は、32ビットのslice_start_co
de、5ビットのquantizer_bit_slice、1ビットのextra
_bit_slice、8ビットのextra_information_slice、1
ビットでありコード値が“0”であるextra_bit_slice
のパラメータを含む。
は、画面の上から下に1〜15のslice_vertical_posit
ionの値で表現される。MPEG規格に準拠したスライ
ス層のシンタクスは、図5に示すようになされている。
すなわち、スライス層は、32ビットのslice_start_co
de、5ビットのquantizer_bit_slice、1ビットのextra
_bit_slice、8ビットのextra_information_slice、1
ビットでありコード値が“0”であるextra_bit_slice
のパラメータを含む。
【0024】各スライスの画面上での垂直位置(slice_
vertical_position)は、上述のスライス層のパラメー
タのうち、スライス・スタート・コード(slice_start_
code)のうち下位8ビットで表現される。ここで、スラ
イス・スタート・コードは、32ビット固定長であり、
16進数で“000001xx”で表現される値であ
る。そして、スライス・スタート・コードの下位8ビッ
トの“xx”が垂直位置(slice_vertical_position)
を表す。
vertical_position)は、上述のスライス層のパラメー
タのうち、スライス・スタート・コード(slice_start_
code)のうち下位8ビットで表現される。ここで、スラ
イス・スタート・コードは、32ビット固定長であり、
16進数で“000001xx”で表現される値であ
る。そして、スライス・スタート・コードの下位8ビッ
トの“xx”が垂直位置(slice_vertical_position)
を表す。
【0025】また、各スライスを構成する先頭マクロブ
ロックのピクチャ内での水平位置は、ピクチャの左端か
らのマクロブロックの個数で表される。図3に示したピ
クチャのスライス構造の例では、各スライスの先頭マク
ロブロックのピクチャ内での水平位置は“1”である。
ロックのピクチャ内での水平位置は、ピクチャの左端か
らのマクロブロックの個数で表される。図3に示したピ
クチャのスライス構造の例では、各スライスの先頭マク
ロブロックのピクチャ内での水平位置は“1”である。
【0026】各スライスを構成するマクロブロック層の
シンタクスは、図6に示すようになっている。すなわ
ち、マクロブロック層は、macroblock_stuffing、macro
block_escape、macroblock_address_increment、macrob
lock_type、quantizer_scale、motion_horizontal_forw
ard_code、motion_horizontal_forward_r、motion_vert
ical_forward_code、motion_vertical_forward_r、moti
on_horizontal_backward_code、motion_horizontal_bac
kward_r、motion_vertical_backward_code、motion_ver
tical_backward_r、coded_block_pattern、end_of_macr
oblockのパラメータを含む。
シンタクスは、図6に示すようになっている。すなわ
ち、マクロブロック層は、macroblock_stuffing、macro
block_escape、macroblock_address_increment、macrob
lock_type、quantizer_scale、motion_horizontal_forw
ard_code、motion_horizontal_forward_r、motion_vert
ical_forward_code、motion_vertical_forward_r、moti
on_horizontal_backward_code、motion_horizontal_bac
kward_r、motion_vertical_backward_code、motion_ver
tical_backward_r、coded_block_pattern、end_of_macr
oblockのパラメータを含む。
【0027】各スライスの先頭マクロブロックのピクチ
ャ内での位置は、上述したマクロブロック層のパラメー
タのうちmacroblock_escapeとmacroblock_address_incr
ementのパラメータで表される。このmacroblock_addres
s_incrementは、図7に示すように、スライスを構成す
る各マクロブロックを示す値(increment_value)を可
変長コード(VLC_code)により表現している。
ャ内での位置は、上述したマクロブロック層のパラメー
タのうちmacroblock_escapeとmacroblock_address_incr
ementのパラメータで表される。このmacroblock_addres
s_incrementは、図7に示すように、スライスを構成す
る各マクロブロックを示す値(increment_value)を可
変長コード(VLC_code)により表現している。
【0028】このように上述した制限に従い、図5〜図
7を参照して説明したようなスライス層及びマクロブロ
ック層のシンタクスで示したパラメータが含まれるビッ
トストリームは、各入力端子2a〜2nを介してスイッ
チ部3に入力される。
7を参照して説明したようなスライス層及びマクロブロ
ック層のシンタクスで示したパラメータが含まれるビッ
トストリームは、各入力端子2a〜2nを介してスイッ
チ部3に入力される。
【0029】このスイッチ部3は、例えば図示しない制
御部によりシンタクスパーサ4への出力タイミングが制
御され、図1に示すスイッチ端子3a、スイッチ端子3
b、スイッチ端子3c、スイッチ端子3d、・・・、ス
イッチ端子3nの順に接続を切り換えることで、合成動
画像上での左上左端に位置するマクロブロックからラス
タースキャン方向にマクロブロック単位で読み込んで各
スライスをシンタクスパーサ4に出力する。
御部によりシンタクスパーサ4への出力タイミングが制
御され、図1に示すスイッチ端子3a、スイッチ端子3
b、スイッチ端子3c、スイッチ端子3d、・・・、ス
イッチ端子3nの順に接続を切り換えることで、合成動
画像上での左上左端に位置するマクロブロックからラス
タースキャン方向にマクロブロック単位で読み込んで各
スライスをシンタクスパーサ4に出力する。
【0030】例えば、合成動画像を構成する各子画像の
画像サイズが縦240画素×横352画素であって、図
8に示すように4個の子画像A,B,C,Dを一画面に
合成して合成動画像を生成する場合、入力端子2aには
子画像Aを示すビットストリームが入力され、入力端子
2bには子画像Bを示すビットストリームが入力され、
入力端子2cには子画像Cを示すビットストリームが入
力され、入力端子2dには子画像Dを示すビットストリ
ームが入力されるとする。
画像サイズが縦240画素×横352画素であって、図
8に示すように4個の子画像A,B,C,Dを一画面に
合成して合成動画像を生成する場合、入力端子2aには
子画像Aを示すビットストリームが入力され、入力端子
2bには子画像Bを示すビットストリームが入力され、
入力端子2cには子画像Cを示すビットストリームが入
力され、入力端子2dには子画像Dを示すビットストリ
ームが入力されるとする。
【0031】このとき、スイッチ部3は、先ず子画像A
を構成するスライス及び子画像Bを構成するスライスを
子画像A、子画像Bの順序に上から交互に出力するよう
に動作し、子画像A及び子画像Bを構成する全スライス
の出力を終了すると、子画像Cを構成するスライス及び
子画像Dを構成するスライスを子画像C、子画像Dの順
序に上から交互に出力するように動作する。
を構成するスライス及び子画像Bを構成するスライスを
子画像A、子画像Bの順序に上から交互に出力するよう
に動作し、子画像A及び子画像Bを構成する全スライス
の出力を終了すると、子画像Cを構成するスライス及び
子画像Dを構成するスライスを子画像C、子画像Dの順
序に上から交互に出力するように動作する。
【0032】より具体的には、スイッチ部3は、先ずsl
ice_vertical_positionの値が“1”のスライスを構成
し合成動画像内での水平位置が“0〜21”であってma
croblock_address_incrementの値が“1〜22”のマク
ロブロック、slice_vertical_positionの値が“1”の
スライスを構成し合成動画像内での水平位置が“22〜
43”であってmacroblock_address_incrementの値が
“23〜44”となるべきマクロブロックの順に子画像
A、子画像Bの順序で交互に読み込むことで、合成動画
像のslice_vertical_positionの値が“1”におけるス
ライスを出力する処理を行う。そして、スイッチ部3
は、slice_vertical_positionの値が“1”のスライス
を読み込んだら、順次slice_vertical_positionの値が
“1〜15”となるべきスライスを読み込み合成動画像
における子画像A及び子画像Bを出力する。そして、ス
イッチ部3は、子画像C及び子画像Dについても、上述
と同様に順次slice_vertical_positionの値が“16〜
30”となるべきスライスを出力する処理を行うことで
合成動画像を構成する全ての画素をシンタクスパーサ4
に出力する処理を行う。
ice_vertical_positionの値が“1”のスライスを構成
し合成動画像内での水平位置が“0〜21”であってma
croblock_address_incrementの値が“1〜22”のマク
ロブロック、slice_vertical_positionの値が“1”の
スライスを構成し合成動画像内での水平位置が“22〜
43”であってmacroblock_address_incrementの値が
“23〜44”となるべきマクロブロックの順に子画像
A、子画像Bの順序で交互に読み込むことで、合成動画
像のslice_vertical_positionの値が“1”におけるス
ライスを出力する処理を行う。そして、スイッチ部3
は、slice_vertical_positionの値が“1”のスライス
を読み込んだら、順次slice_vertical_positionの値が
“1〜15”となるべきスライスを読み込み合成動画像
における子画像A及び子画像Bを出力する。そして、ス
イッチ部3は、子画像C及び子画像Dについても、上述
と同様に順次slice_vertical_positionの値が“16〜
30”となるべきスライスを出力する処理を行うことで
合成動画像を構成する全ての画素をシンタクスパーサ4
に出力する処理を行う。
【0033】シンタクスパーサ4は、スイッチ部3から
各スライスに付加されているスライス・スタート・コー
ドと、各スライスの先頭マクロブロックに付加されてい
るmacroblock_escape及びmacroblock_address_incremen
tの値を調べる処理を行って、スライス単位のビットス
トリームとともに表示位置情報変更部5に出力する。
各スライスに付加されているスライス・スタート・コー
ドと、各スライスの先頭マクロブロックに付加されてい
るmacroblock_escape及びmacroblock_address_incremen
tの値を調べる処理を行って、スライス単位のビットス
トリームとともに表示位置情報変更部5に出力する。
【0034】また、このシンタクスパーサ4は、上述の
ように各入力端子2a〜2nから入力される全てのビッ
トストリームのピクチャ層のパラメータが同じであると
いう制限を満たしているものとみなして、入力端子2a
に入力されたビットストリームについてのみピクチャヘ
ッダを読み出す処理を行う。そして、シンタクスパーサ
4は、読み出したピクチャヘッダを合成動画像のピクチ
ャヘッダとしてスイッチ部8に出力する。
ように各入力端子2a〜2nから入力される全てのビッ
トストリームのピクチャ層のパラメータが同じであると
いう制限を満たしているものとみなして、入力端子2a
に入力されたビットストリームについてのみピクチャヘ
ッダを読み出す処理を行う。そして、シンタクスパーサ
4は、読み出したピクチャヘッダを合成動画像のピクチ
ャヘッダとしてスイッチ部8に出力する。
【0035】表示位置情報変更部5には、シンタクスパ
ーサ4からスライス単位のビットストリームとともに、
端子6から各子画像の合成動画像内での表示位置を指定
する表示位置情報が入力される。表示位置情報変更部5
は、表示位置情報に基づいて、合成動画像内における各
スライスの垂直位置及び合成動画像内における各スライ
スの先頭マクロブロックの水平位置を計算する処理を行
う。
ーサ4からスライス単位のビットストリームとともに、
端子6から各子画像の合成動画像内での表示位置を指定
する表示位置情報が入力される。表示位置情報変更部5
は、表示位置情報に基づいて、合成動画像内における各
スライスの垂直位置及び合成動画像内における各スライ
スの先頭マクロブロックの水平位置を計算する処理を行
う。
【0036】この表示位置情報変更部5は、例えば図8
に示す子画像A,B,C,Dの合成動画像内での表示位
置を指定する表示位置情報が入力されたとき、各スライ
スに付加されたビットストリームのスライス・スタート
・コード、各スライスの先頭マクロブロックに付加され
たmacroblock_escape及びmacroblock_address_incremen
tのパラメータについて計算を行って合成動画像内にお
ける子画像A,B,C,Dの表示位置を決定する。
に示す子画像A,B,C,Dの合成動画像内での表示位
置を指定する表示位置情報が入力されたとき、各スライ
スに付加されたビットストリームのスライス・スタート
・コード、各スライスの先頭マクロブロックに付加され
たmacroblock_escape及びmacroblock_address_incremen
tのパラメータについて計算を行って合成動画像内にお
ける子画像A,B,C,Dの表示位置を決定する。
【0037】すなわち、表示位置情報変更部5は、子画
像Aと子画像Bを構成する各スライスの合成動画像内で
の垂直位置を上から順に“1〜15”(slice_vertical
_position=1〜15)とし、子画像Cと子画像Dを構成す
る各スライスの合成動画像内での垂直位置を上から順に
“16〜30”(slice_vertical_position=16〜30)と
する。更に、表示位置情報変更部5は、子画像Aと子画
像Cを構成する各スライスの先頭マクロブロックの合成
動画像内での水平位置を“0”(macroblock_address_i
ncrement=1)とし、子画像Bと子画像Dを構成する各ス
ライスの先頭マクロブロックの合成動画像内での水平位
置を“22”(macroblock_address_increment=23)と
する。
像Aと子画像Bを構成する各スライスの合成動画像内で
の垂直位置を上から順に“1〜15”(slice_vertical
_position=1〜15)とし、子画像Cと子画像Dを構成す
る各スライスの合成動画像内での垂直位置を上から順に
“16〜30”(slice_vertical_position=16〜30)と
する。更に、表示位置情報変更部5は、子画像Aと子画
像Cを構成する各スライスの先頭マクロブロックの合成
動画像内での水平位置を“0”(macroblock_address_i
ncrement=1)とし、子画像Bと子画像Dを構成する各ス
ライスの先頭マクロブロックの合成動画像内での水平位
置を“22”(macroblock_address_increment=23)と
する。
【0038】具体的には、表示位置情報変更部5は、各
スライスに付加されているスライス・スタート・コード
の下位8ビットを各スライスの合成動画像内での垂直位
置の値に書き換え、各スライスの先頭マクロブロックに
付加されているmacroblock_address_incrementの値を各
スライスの先頭マクロブロックの合成動画像内での水平
位置の値に書き換える処理を行う。
スライスに付加されているスライス・スタート・コード
の下位8ビットを各スライスの合成動画像内での垂直位
置の値に書き換え、各スライスの先頭マクロブロックに
付加されているmacroblock_address_incrementの値を各
スライスの先頭マクロブロックの合成動画像内での水平
位置の値に書き換える処理を行う。
【0039】これにより、表示位置情報変更部5は、子
画像Aはmacroblock_address_incrementの値が“1”で
ある先頭マクロブロックを含んだslice_vertical_posit
ionの値が“1〜15”であるスライスにより表示さ
れ、子画像Bはmacroblock_address_incrementの値が
“23”である先頭マクロブロックを含んだslice_vert
ical_positionの値が“1〜15”であるスライスによ
り表示され、子画像Cはmacroblock_address_increment
の値が“1”である先頭マクロブロックを含んだslice_
vertical_positionの値が“16〜30”であるスライ
スにより表示され、子画像Dはmacroblock_address_inc
rementの値が“23”である先頭マクロブロックを含ん
だslice_vertical_positionの値が“16〜30”であ
るスライスにより表示されるようにパラメータを書き換
える処理を行う。
画像Aはmacroblock_address_incrementの値が“1”で
ある先頭マクロブロックを含んだslice_vertical_posit
ionの値が“1〜15”であるスライスにより表示さ
れ、子画像Bはmacroblock_address_incrementの値が
“23”である先頭マクロブロックを含んだslice_vert
ical_positionの値が“1〜15”であるスライスによ
り表示され、子画像Cはmacroblock_address_increment
の値が“1”である先頭マクロブロックを含んだslice_
vertical_positionの値が“16〜30”であるスライ
スにより表示され、子画像Dはmacroblock_address_inc
rementの値が“23”である先頭マクロブロックを含ん
だslice_vertical_positionの値が“16〜30”であ
るスライスにより表示されるようにパラメータを書き換
える処理を行う。
【0040】そして、表示位置情報変更部5は、上述の
ように書き換えたパラメータとともに、スライス単位の
ビットストリームをゼロビット挿入部7に出力する。
ように書き換えたパラメータとともに、スライス単位の
ビットストリームをゼロビット挿入部7に出力する。
【0041】ゼロビット挿入部7は、macroblock_addre
ss_incrementが図7に示すように可変長であり、表示位
置情報変更部5によりmacroblock_address_incrementの
値を書き換えることにより各スライスのビット数が変化
した可能性があり、MPEG規格のスタートコードがバ
イト量の調整されていなければならずスライス単位のビ
ットストリームのビット数が8の倍数である必要がある
ので、各スライスのビット数を調整する処理を行う。
ss_incrementが図7に示すように可変長であり、表示位
置情報変更部5によりmacroblock_address_incrementの
値を書き換えることにより各スライスのビット数が変化
した可能性があり、MPEG規格のスタートコードがバ
イト量の調整されていなければならずスライス単位のビ
ットストリームのビット数が8の倍数である必要がある
ので、各スライスのビット数を調整する処理を行う。
【0042】すなわち、ゼロビット挿入部7は、スライ
ス単位のビットストリームのビット数が8の倍数である
か否かを調べ、スライス単位のビットストリームのビッ
ト数が8の倍数となるように値が“0”のビットを各ス
ライスの終端に挿入する処理を行う。そして、ゼロビッ
ト挿入部7は、8の倍数となるようにビット長を調整し
たスライス単位のビットストリームをスイッチ部8に出
力する。
ス単位のビットストリームのビット数が8の倍数である
か否かを調べ、スライス単位のビットストリームのビッ
ト数が8の倍数となるように値が“0”のビットを各ス
ライスの終端に挿入する処理を行う。そして、ゼロビッ
ト挿入部7は、8の倍数となるようにビット長を調整し
たスライス単位のビットストリームをスイッチ部8に出
力する。
【0043】スイッチ部8は、例えば図示しない制御部
により制御され、ゼロビット挿入部7からスライス単位
のビットストリームが入力されるスイッチ端子8a、シ
ンタクスパーサ4からピクチャヘッダが入力されるスイ
ッチ端子8b、端子9からシーケンスヘッダ及びGOP
(Group of Pictures)ヘッダが入力されるスイッチ端
子8cを切り換えることで、端子10を介して合成動画
像を示すビットストリームを出力する。
により制御され、ゼロビット挿入部7からスライス単位
のビットストリームが入力されるスイッチ端子8a、シ
ンタクスパーサ4からピクチャヘッダが入力されるスイ
ッチ端子8b、端子9からシーケンスヘッダ及びGOP
(Group of Pictures)ヘッダが入力されるスイッチ端
子8cを切り換えることで、端子10を介して合成動画
像を示すビットストリームを出力する。
【0044】ここで、上記シーケンスヘッダ、GOPヘ
ッダ、ピクチャヘッダ及びスライス単位のビットストリ
ームは、それぞれMPEG規格に準拠したシーケンス
層、GOP層、ピクチャ層のシンタクスを満たす。
ッダ、ピクチャヘッダ及びスライス単位のビットストリ
ームは、それぞれMPEG規格に準拠したシーケンス
層、GOP層、ピクチャ層のシンタクスを満たす。
【0045】端子10から出力されたビットストリーム
は、図示しない表示装置に入力され、表示装置内でデコ
ードされてモニター上に複数の子画像からなる合成動画
像として表示される。
は、図示しない表示装置に入力され、表示装置内でデコ
ードされてモニター上に複数の子画像からなる合成動画
像として表示される。
【0046】このように構成された画像処理装置1は、
表示位置情報に基づいて、表示位置情報変更部5により
スライス・スタート・コードの下位8ビットを各スライ
スの合成動画像内での垂直位置の値に書き換えるととも
に、macroblock_address_incrementの値を各スライスの
先頭マクロブロックの合成画像内での水平位置に書き換
える処理を行うことにより、入力端子2a〜2nから入
力されたビットストリームが示す動画像を子画像として
合成動画像内における表示位置を決定して合成動画像を
示すビットストリームを生成することができるので、各
動画像の品質を保持しつつ合成動画像を示すビットスト
リームを生成することができる。
表示位置情報に基づいて、表示位置情報変更部5により
スライス・スタート・コードの下位8ビットを各スライ
スの合成動画像内での垂直位置の値に書き換えるととも
に、macroblock_address_incrementの値を各スライスの
先頭マクロブロックの合成画像内での水平位置に書き換
える処理を行うことにより、入力端子2a〜2nから入
力されたビットストリームが示す動画像を子画像として
合成動画像内における表示位置を決定して合成動画像を
示すビットストリームを生成することができるので、各
動画像の品質を保持しつつ合成動画像を示すビットスト
リームを生成することができる。
【0047】したがって、この画像処理装置1は、例え
ばデコードや再エンコード等の処理を行う必要がないの
で、各動画像の品質を劣化させるようなことがなく合成
動画像を生成することができる。
ばデコードや再エンコード等の処理を行う必要がないの
で、各動画像の品質を劣化させるようなことがなく合成
動画像を生成することができる。
【0048】次に、上述した画像処理装置1により合成
動画像を生成するときの処理手順について図9及び図1
0のフローチャートを参照して説明する。
動画像を生成するときの処理手順について図9及び図1
0のフローチャートを参照して説明する。
【0049】図9に示すフローチャートによれば、先
ず、ステップST1において、画像処理装置1は、図示
しない制御部により端子9からGOPヘッダをスイッチ
部8に出力するか否かを判定する。このステップST1
において、制御部は、端子10から出力する合成動画像
を示すビットストリームを出力するときにおいて、GO
Pヘッダ及びシーケンスヘッダを出力するタイミングを
判定してスイッチ部8にGOPヘッダを出力するか否か
を判定する。そして、制御部は、GOPヘッダを出力す
ると判定したときにはステップST2に進み、GOPヘ
ッダを出力しないと判定したときにはステップST3に
進む。
ず、ステップST1において、画像処理装置1は、図示
しない制御部により端子9からGOPヘッダをスイッチ
部8に出力するか否かを判定する。このステップST1
において、制御部は、端子10から出力する合成動画像
を示すビットストリームを出力するときにおいて、GO
Pヘッダ及びシーケンスヘッダを出力するタイミングを
判定してスイッチ部8にGOPヘッダを出力するか否か
を判定する。そして、制御部は、GOPヘッダを出力す
ると判定したときにはステップST2に進み、GOPヘ
ッダを出力しないと判定したときにはステップST3に
進む。
【0050】ステップST2において、制御部は、ステ
ップST1でGOPヘッダ及びシーケンスヘッダを出力
するタイミングと判定したことに応じて、端子9からG
OPヘッダ及びシーケンスヘッダをスイッチ部8に出力
する処理を行う。
ップST1でGOPヘッダ及びシーケンスヘッダを出力
するタイミングと判定したことに応じて、端子9からG
OPヘッダ及びシーケンスヘッダをスイッチ部8に出力
する処理を行う。
【0051】ステップST3において、制御部は、シン
タクスパーサ4に格納されたビットストリームを構成す
るピクチャごとにピクチャヘッダを出力する。そして、
制御部は、後述のステップST4〜ステップST7にお
いて、ステップST3で出力したピクチャヘッダが付加
されるピクチャを構成するスライスについての処理を行
わせる。
タクスパーサ4に格納されたビットストリームを構成す
るピクチャごとにピクチャヘッダを出力する。そして、
制御部は、後述のステップST4〜ステップST7にお
いて、ステップST3で出力したピクチャヘッダが付加
されるピクチャを構成するスライスについての処理を行
わせる。
【0052】ステップST4において、制御部は、スイ
ッチ部3を制御することにより、ピクチャを構成するス
ライス単位のビットストリームをシンタクスパーサ4に
出力させる。ここで、各入力端子2a〜2nに入力され
たスライス単位のビットストリームは、一画面で表示さ
れるピクチャを構成するビットストリームである。
ッチ部3を制御することにより、ピクチャを構成するス
ライス単位のビットストリームをシンタクスパーサ4に
出力させる。ここで、各入力端子2a〜2nに入力され
たスライス単位のビットストリームは、一画面で表示さ
れるピクチャを構成するビットストリームである。
【0053】ステップST5において、シンタクスパー
サ4は、スイッチ部3からのスライス単位の各ビットス
トリームを、一画面に表示される各ピクチャを示すスラ
イスから、合成動画像を表示するためのスライスに変換
する処理を行う。
サ4は、スイッチ部3からのスライス単位の各ビットス
トリームを、一画面に表示される各ピクチャを示すスラ
イスから、合成動画像を表示するためのスライスに変換
する処理を行う。
【0054】すなわち、制御部は、図10のフローチャ
ートに示す処理をシンタクスパーサ4、表示位置情報変
更部5、及びゼロビット挿入部7に行わせる。この図1
0によれば、先ず、制御部は、ステップST11におい
て、端子6から表示位置情報を表示位置情報変更部5に
入力させるように制御する。
ートに示す処理をシンタクスパーサ4、表示位置情報変
更部5、及びゼロビット挿入部7に行わせる。この図1
0によれば、先ず、制御部は、ステップST11におい
て、端子6から表示位置情報を表示位置情報変更部5に
入力させるように制御する。
【0055】そして、シンタクスパーサ4は、スライス
単位のビットストリームのスライス・スタート・コー
ド、各スライスの先頭マクロブロックのmacroblock_esc
ape及びmacroblock_address_incrementの値を調べる処
理を行うことで、各スライスの合成動画像内で表示され
るべき垂直位置及び各スライスの先頭マクロブロックの
合成動画像内で表示されるべき水平位置を調べる処理を
行う。
単位のビットストリームのスライス・スタート・コー
ド、各スライスの先頭マクロブロックのmacroblock_esc
ape及びmacroblock_address_incrementの値を調べる処
理を行うことで、各スライスの合成動画像内で表示され
るべき垂直位置及び各スライスの先頭マクロブロックの
合成動画像内で表示されるべき水平位置を調べる処理を
行う。
【0056】次のステップST12において、表示位置
情報変更部5は、ステップST11における各スライス
の合成動画像内で表示されるべき垂直位置及び端子6か
らの表示位置情報に基づいて、各スライスについてのス
ライス・スタート・コードの下位8ビットをスライスの
合成動画像内での垂直位置の値に書き換える処理を行
う。
情報変更部5は、ステップST11における各スライス
の合成動画像内で表示されるべき垂直位置及び端子6か
らの表示位置情報に基づいて、各スライスについてのス
ライス・スタート・コードの下位8ビットをスライスの
合成動画像内での垂直位置の値に書き換える処理を行
う。
【0057】また、表示位置情報変更部5は、ステップ
ST13において、各スライスの先頭マクロブロックの
合成動画像内で表示されるべき水平位置及び端子6から
の表示位置情報に基づいて、スライスの先頭マクロブロ
ックのmacroblock_address_incrementの値をスライスの
先頭マクロブロックの合成動画像内での水平位置の値に
書き換える処理を行う。
ST13において、各スライスの先頭マクロブロックの
合成動画像内で表示されるべき水平位置及び端子6から
の表示位置情報に基づいて、スライスの先頭マクロブロ
ックのmacroblock_address_incrementの値をスライスの
先頭マクロブロックの合成動画像内での水平位置の値に
書き換える処理を行う。
【0058】次のステップST14において、ゼロビッ
ト挿入部7は、スライス単位のビットストリームのビッ
ト数が8の倍数であるか否かを調べ、スライス単位のビ
ットストリームのビット数が8の倍数となるように値が
“0”のビットをスライスの終端に挿入する処理を行っ
て各スライスについての処理を終了して図9に示すステ
ップST6に進む。
ト挿入部7は、スライス単位のビットストリームのビッ
ト数が8の倍数であるか否かを調べ、スライス単位のビ
ットストリームのビット数が8の倍数となるように値が
“0”のビットをスライスの終端に挿入する処理を行っ
て各スライスについての処理を終了して図9に示すステ
ップST6に進む。
【0059】そして、ステップST6において、制御部
は、8の倍数となるようにビット長を調整したスライス
単位のビットストリームをスイッチ部8に出力する処理
を行う。
は、8の倍数となるようにビット長を調整したスライス
単位のビットストリームをスイッチ部8に出力する処理
を行う。
【0060】ステップST7において、制御部は、上述
のステップST6において出力したスライス単位のビッ
トストリームが合成動画像を構成する最後のスライスか
否かを判定する。そして、制御部は、合成動画像を構成
する最後のスライスであると判定したときにはステップ
ST8に進み、合成動画像を構成する最後のスライスで
はないと判定したときにはステップST4に戻って次の
スライスをスイッチ部3から入力し再びステップST5
〜ステップST7に示す処理を行わせる。すなわち、制
御部は、合成動画像を構成する全スライスについてステ
ップST5で説明した処理を行わせて、全スライスにつ
いてステップST5に示す処理を行ったときにステップ
ST8に進む。
のステップST6において出力したスライス単位のビッ
トストリームが合成動画像を構成する最後のスライスか
否かを判定する。そして、制御部は、合成動画像を構成
する最後のスライスであると判定したときにはステップ
ST8に進み、合成動画像を構成する最後のスライスで
はないと判定したときにはステップST4に戻って次の
スライスをスイッチ部3から入力し再びステップST5
〜ステップST7に示す処理を行わせる。すなわち、制
御部は、合成動画像を構成する全スライスについてステ
ップST5で説明した処理を行わせて、全スライスにつ
いてステップST5に示す処理を行ったときにステップ
ST8に進む。
【0061】ステップST8において、制御部は、スイ
ッチ部8を介して端子10から出力するピクチャが最後
のピクチャか否かを判定する処理を行う。そして、制御
部は、最後のピクチャであると判定したときには合成動
画像を生成する処理を終了し、最後のピクチャではない
と判定したときにはステップST1に戻って再びステッ
プST1〜ステップST8の処理を繰り返して合成動画
像を構成するピクチャを生成する処理を行う。
ッチ部8を介して端子10から出力するピクチャが最後
のピクチャか否かを判定する処理を行う。そして、制御
部は、最後のピクチャであると判定したときには合成動
画像を生成する処理を終了し、最後のピクチャではない
と判定したときにはステップST1に戻って再びステッ
プST1〜ステップST8の処理を繰り返して合成動画
像を構成するピクチャを生成する処理を行う。
【0062】このような処理を行う画像処理装置1は、
入力端子2a〜2nに入力したビットストリームをシン
タクスパーサ4、表示位置情報変更部5及びゼロビット
挿入部7により合成動画像を構成するスライス単位のビ
ットストリームとして端子8aに入力するとともに、ピ
クチャヘッダをスイッチ端子8bに入力し、シーケンス
ヘッダ及びGOPヘッダをスイッチ端子8cに入力す
る。そして、制御部は、スイッチ部8を制御することに
より、スライス単位のビットストリーム、ピクチャヘッ
ダ、シーケンスヘッダ及びGOPヘッダの出力タイミン
グを制御して、端子10から合成動画像を示すビットス
トリームを出力する。
入力端子2a〜2nに入力したビットストリームをシン
タクスパーサ4、表示位置情報変更部5及びゼロビット
挿入部7により合成動画像を構成するスライス単位のビ
ットストリームとして端子8aに入力するとともに、ピ
クチャヘッダをスイッチ端子8bに入力し、シーケンス
ヘッダ及びGOPヘッダをスイッチ端子8cに入力す
る。そして、制御部は、スイッチ部8を制御することに
より、スライス単位のビットストリーム、ピクチャヘッ
ダ、シーケンスヘッダ及びGOPヘッダの出力タイミン
グを制御して、端子10から合成動画像を示すビットス
トリームを出力する。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る画像処理装置及び方法によれば、合成号画像を構成す
る複数の動画像データとともに、各動画像データを構成
する各スライスの合成画面内での位置を示す垂直位置情
報及び各スライスに含まれる先頭マクロブロックの合成
画面内での位置を示す水平位置情報を入力し、各スライ
スに付加されスライス層の開始を示すスライス位置情報
を垂直位置情報に基づいて書き換えるとともに、各スラ
イスに含まれる先頭マクロブックに付加され合成画面内
での表示位置を示すマクロブロック位置情報を水平位置
情報に基づいて書き換えることにより、各スライスの合
成画面内での表示位置を決定して、MPEG規格に準拠
した複数の動画像データを一画面内に表示するように合
成して合成画面を生成することができる。したがって、
この画像処理装置及び方法によれば、入力されたMPE
G規格に準拠したビットストリームについて行うデコー
ド及び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像
を生成することができる。
る画像処理装置及び方法によれば、合成号画像を構成す
る複数の動画像データとともに、各動画像データを構成
する各スライスの合成画面内での位置を示す垂直位置情
報及び各スライスに含まれる先頭マクロブロックの合成
画面内での位置を示す水平位置情報を入力し、各スライ
スに付加されスライス層の開始を示すスライス位置情報
を垂直位置情報に基づいて書き換えるとともに、各スラ
イスに含まれる先頭マクロブックに付加され合成画面内
での表示位置を示すマクロブロック位置情報を水平位置
情報に基づいて書き換えることにより、各スライスの合
成画面内での表示位置を決定して、MPEG規格に準拠
した複数の動画像データを一画面内に表示するように合
成して合成画面を生成することができる。したがって、
この画像処理装置及び方法によれば、入力されたMPE
G規格に準拠したビットストリームについて行うデコー
ド及び再エンコードをすることなく高品質な合成動画像
を生成することができる。
【図1】本発明を適用した画像処理装置の構成の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】(a)は小画面の子画像A,B,C,Dを示
し、(b)はこれらの子画像A,B,C,Dを合成する
ことで合成動画像とする処理を行うことを説明するため
の図である。
し、(b)はこれらの子画像A,B,C,Dを合成する
ことで合成動画像とする処理を行うことを説明するため
の図である。
【図3】ピクチャのスライス構造について説明するため
の図である。
の図である。
【図4】スライスの構成についての説明するための図で
ある。
ある。
【図5】MPEG規格に準拠したスライス層のシンタク
スについて説明するための図である。
スについて説明するための図である。
【図6】MPEG規格に準拠したマクロブロック層のシ
ンタクスについて説明するための図である。
ンタクスについて説明するための図である。
【図7】スライスを構成する各マクロブロックを示す値
(increment_value)を可変長コード(VLC_code)によ
り表現していることを説明するための図である。
(increment_value)を可変長コード(VLC_code)によ
り表現していることを説明するための図である。
【図8】4個の子画像A,B,C,Dを一画面に合成し
て合成動画像を生成することを説明するための図であ
る。
て合成動画像を生成することを説明するための図であ
る。
【図9】画像処理装置により合成動画像を生成する と
きの処理手順について示すフローチャートである。
きの処理手順について示すフローチャートである。
【図10】画像処理装置により合成動画像を生成すると
きにおいて、各スライスについて行う処理の処理手順に
ついて示すフローチャートである。
きにおいて、各スライスについて行う処理の処理手順に
ついて示すフローチャートである。
【図11】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
である。
1 画像処理装置、2a〜2n 入力端子、4 シンタ
クスパーサ、5 表示位置情報変更部、7 ゼロビット
挿入部
クスパーサ、5 表示位置情報変更部、7 ゼロビット
挿入部
Claims (6)
- 【請求項1】 MPEG(Moving Picture Experts Gro
up)規格に準拠した複数の動画像データを一画面内に表
示するように合成して合成画面を生成する画像処理装置
において、 各スライスの合成画面内での位置を示す垂直位置情報及
び各スライスに含まれる先頭マクロブロックの合成画面
内での位置を示す水平位置情報が入力される入力手段
と、 各スライスに付加されスライス層の開始を示すスライス
位置情報を上記入力手段に入力された垂直位置情報に基
づいて書き換える垂直位置書換手段と、 各スライスに含まれる先頭マクロブックに付加され合成
画面内での表示位置を示すマクロブロック位置情報を上
記入力手段に入力された水平位置情報に基づいて書き換
える水平位置書換手段と、 上記垂直位置書換手段及び水平位置書換手段により上記
スライス位置情報及び上記マクロブロック位置情報が書
き換えられた各スライスのビット量が8の倍数となるよ
うに合成画面表示データを生成する合成画面生成手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 上記垂直位置書換手段は、上記スライス
位置情報としてスライス・スタート・コード(slice_st
art_code)の下位8ビットを上記入力手段に入力された
垂直位置情報に基づいて書き換えることを特徴とする請
求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 上記水平位置書換手段は、上記マクロブ
ロック位置情報として各スライスに含まれる先頭マクロ
ブックに付加され合成画面内での表示位置を示すマクロ
ブロック・アドレス・インクリメント(macroblock_add
ress_increment)を上記入力手段に入力された水平位置
情報に基づいて書き換えることを特徴とする請求項1記
載の画像処理装置。 - 【請求項4】 MPEG(Moving Picture Experts Gro
up)規格に準拠した複数の動画像データを一画面内に表
示するように合成して合成画面を生成する画像処理方法
において、 各スライスの合成画面内での位置を示す垂直位置情報及
び各スライスに含まれる先頭マクロブロックの合成画面
内での位置を示す水平位置情報を入力し、 各スライスに付加されスライス層の開始を示すスライス
位置情報を上記垂直位置情報に基づいて書き換えるとと
もに、各スライスに含まれる先頭マクロブックに付加さ
れ合成画面内での表示位置を示すマクロブロック位置情
報を上記水平位置情報に基づいて書き換え、 各スライスのビット量が8の倍数となるように上記合成
画面を表示するための合成画面表示データを生成するこ
とを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項5】 上記スライス位置情報としてスライス・
スタート・コード(slice_start_code)の下位8ビット
を上記垂直位置情報に基づいて書き換えることを特徴と
する請求項4記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 上記マクロブロック位置情報として各ス
ライスに含まれる先頭マクロブックに付加され合成画面
内での表示位置を示すマクロブロック・アドレス・イン
クリメント(macroblock_address_increment)を入力さ
れた上記水平位置情報に基づいて書き換えることを特徴
とする請求項4記載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11145466A JP2000341587A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 画像処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11145466A JP2000341587A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 画像処理装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341587A true JP2000341587A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15385900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11145466A Withdrawn JP2000341587A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 画像処理装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000341587A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-05-25 JP JP11145466A patent/JP2000341587A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7525557B2 (en) | 2003-02-14 | 2009-04-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Moving image composition device, moving image composition method, and information terminal with moving image composition function |
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