JP2000341334A - 基地局制御装置及び送信タイミング制御方法 - Google Patents

基地局制御装置及び送信タイミング制御方法

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JP2000341334A
JP2000341334A JP15190899A JP15190899A JP2000341334A JP 2000341334 A JP2000341334 A JP 2000341334A JP 15190899 A JP15190899 A JP 15190899A JP 15190899 A JP15190899 A JP 15190899A JP 2000341334 A JP2000341334 A JP 2000341334A
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transmission timing
connection
transmission
base station
signal
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JP15190899A
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Haruyuki Ueyasu
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関連する信号間において伝送遅延差を生
じさせず、基地局装置との間の伝送路における伝送量を
平準化すること。 【解決手段】 新たにコネクションを設定する場合、主
制御部106の送信タイミング管理部163が、その新
設するコネクションが既設のコネクションのいずれかに
関連するか否かを検索する。検索の結果、送信タイミン
グ管理部163は、既設のコネクションのいずれかに関
連する場合には、その関連するコネクションと送信タイ
ミングが同一となるように、他の場合には、既設のコネ
クションと送信タイミングが異なるように、信号処理部
102及びDHO部103を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】W−CDMA方式を用いる移
動通信システムにおける基地局制御装置及び送信タイミ
ング制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】W−CDMAの移動通信システムでは、
一定の時間(10ms)を伝送単位としてフレームナンバ
ー(以下、「FN」という)を付与し、通信端末装置、
無線基地局装置及び基地局制御装置の各装置においてF
Nをカウントすることにより、各装置間の同期を取りな
がらデータの送受信を行っている。
【0003】図6は、移動通信システムのシステム構成
図である。図6に示すように、移動通信システムは、交
換制御装置(MSC)11と、基地局制御装置(BS
C)12と、基地局装置(BTS)13と、通信端末装
置(MS)14とから主に構成される。
【0004】なお、図6において、説明を簡単にするた
めに交換制御装置11と接続する基地局制御装置12を
1つのみ明示しているが、実際には、交換制御装置11
は複数の基地局制御装置12と接続している。
【0005】交換制御装置11は、複数の基地局制御装
置12と公衆網の基幹網15とを相互接続する。また、
基地局制御装置12は、複数の基地局装置13の無線チ
ャネルを制御する。基地局装置13は、自己のセル内に
存在する通信端末装置14と無線通信を行う。
【0006】W−CDMAの移動通信システムにて提供
する通信サービスには、音声通信、非制限ディジタル通
信及びパケット通信等がある。この中で、非制限ディジ
タル通信サービスの場合、無線区間における誤り訂正符
号の効率化のために、8伝送単位分(80ms)の信号を
1単位として、各装置間で連続的に送受信している。
【0007】基地局制御装置12には、交換制御装置1
1から1又は複数の信号が連続的に入力される。基地局
制御装置12は、各入力信号に対してコネクションを設
定し、コネクション毎に所定のタイミングで1単位の信
号を切り出し、例えば、8N+7(Nは自然数)等の予
めシステムで設定された値に信号のFNを合わせ込んで
基地局装置13に送信する。
【0008】基地局装置13は、基地局制御装置12か
ら入力した信号に付与されたFNに基づく送信タイミン
グで信号を通信端末装置に対して無線送信する。
【0009】図7は、従来の基地局制御装置を含む各装
置内及び装置間での送信タイミングを示すタイミング図
である。
【0010】図7において、基地局制御装置12は、コ
ネクションAのFNが(8N−7)から(8N)までの
部分の信号を切り出して蓄積するものとする。移動通信
システムでは基地局制御装置12において、切り出した
信号に対して蓄積単位の最終FNを付与するので、FN
が(1)から(8)までの部分の信号21にはFN=8
が付与される。
【0011】さらに、無線区間上で各基地局から同一の
信号を同一のタイミングで無線送信するために、信号2
1のFNにはFNオフセット値が加算される。その後、
信号21のFNが8N+7に合わせ込まれる。
【0012】例えば、FNオフセット値を4とすれば、
信号21にはFN=12が付与され、さらに、FN=8
N+7に合わせ込まれることにより、結局、基地局制御
装置12において、信号21にはFN=15が付与され
た状態で、基地局装置13に送信される。
【0013】基地局制御装置12における信号21は、
基地局制御装置12と基地局装置13との間の伝送路
(以下、単に「伝送路」という)上において信号22と
して表現される。図7に示すように、伝送路では、基地
局制御装置12にて切り出された8伝送単位分(80m
s)の信号が80msより短時間で送信される。
【0014】ここで、伝送路を有効に使用するために
は、伝送路における伝送量を平準化することが望まし
い。その方策として、基地局制御装置12において、信
号を切り出すタイミングを各コネクション間で互いにず
らすことが考えられる。例えば、図7に示すように、基
地局制御装置12において、コネクションBに関して、
FNが(8N−5)から(8N+2)までの部分の信号
31を切り出して蓄積させる。FNが(3)から(1
0)までの部分の信号31にはFN=15が付与され、
基地局装置13に送信される。基地局制御装置12にお
ける信号31は、伝送路上において信号32として表現
される。
【0015】基地局装置13では、付与されているFN
に基づく送信タイミングにて、各信号を通信端末装置1
4に無線送信する。図7の場合、信号22及び信号32
に付与されるFNは、共に15である。信号22は、基
地局装置13と通信端末装置14との間の無線路(以
下、単に「無線路」という)上において信号23として
表現され、信号32は、無線路上において信号33とし
て表現される。すなわち、同一のFNが付与された信号
は、同一のタイミングで無線路を送信される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ここで、異なるタイミ
ングで切り出された信号が、通信端末装置に同じタイミ
ングで受信されるということは、通信端末装置では、こ
れらの信号間に伝送遅延差が生じることを意味する。
【0017】テレビ電話等のように、複数コネクション
を束ねて使用するサービスでは、関連するコネクション
間における信号に伝送遅延差が生じると、品質が劣化す
る等の不都合が生じる。
【0018】よって、従来の基地局制御装置は、基地局
装置との間の伝送路における伝送量が大きく変動すると
いう問題を有しながらも、コネクション間における信号
に伝送遅延差が生じることを防ぐため、やむなく各コネ
クションの送信タイミングを同じにしている。
【0019】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、関連する信号間において伝送遅延差を生じさせ
ず、基地局装置との間の伝送路における伝送量を平準化
することができる基地局制御装置及び送信タイミング制
御方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、新設す
るコネクションが、既設のコネクションのいずれかに関
連する場合には、その関連するコネクションと同一とな
るように、他の場合には、既設のコネクションと異なる
ように、新設するコネクションの送信タイミングを制御
することである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る基地局
制御装置は、既設のコネクションの送信タイミングに基
づいて新設するコネクションの送信タイミングを決定す
る送信タイミング管理手段を包括し、各部を制御する制
御手段と、この制御手段の制御に基づいてコネクション
の信号を処理する信号処理手段と、前記制御手段にて決
定された送信タイミングにより前記信号処理手段の出力
信号を送信する送信手段とを具備する構成を採る。
【0022】この構成により、関連するコネクション間
において送信される信号に伝送遅延差を生じさせず、し
かも、基地局装置との間の伝送路における伝送量を平準
化することができる。
【0023】本発明の第2の態様に係る基地局制御装置
は、各部を制御する制御手段と、既設のコネクションの
送信タイミングに基づいて新設するコネクションの送信
タイミングを決定する送信タイミング管理手段を包括
し、前記制御手段の制御に基づいてコネクションの信号
を処理する信号処理手段と、この信号処理手段にて決定
された送信タイミングにより前記信号処理手段の出力信
号を送信する送信手段とを具備する構成を採る。
【0024】この構成により、主制御部の中の送信タイ
ミング管理部が不要となり、装置内における処理負荷の
分散を図ることができる。
【0025】本発明の第3の態様に係る基地局制御装置
は、各部を制御する制御手段と、この制御手段の制御に
基づいてコネクションの信号を処理する信号処理手段
と、既設のコネクションの送信タイミングに基づいて新
設するコネクションの送信タイミングを決定する送信タ
イミング管理手段を包括し、前記信号処理手段から出力
された信号を新規に決定した送信タイミングで送信する
送信手段とを具備する構成を採る。
【0026】この構成により、主制御部の中の送信タイ
ミング管理部が不要となり、装置内における処理負荷の
分散を図ることができる。
【0027】本発明の第4の態様は、第1から第3のい
ずれかの態様の基地局制御装置において、送信タイミン
グ管理手段は、新設するコネクションが既設のコネクシ
ョンのいずれかと関連する場合、新設するコネクション
の送信タイミングを関連する既設のコネクションと同一
にする構成を採る。
【0028】この構成により、関連するコネクション間
において送信される信号に伝送遅延差を生じさせずに無
線通信を行うことができる。
【0029】本発明の第5の態様は、第4の態様の基地
局制御装置において、送信手段は、コネクションの送信
タイミングを変更する場合、対象となるコネクションに
関連する既設のコネクションの送信タイミングも合わせ
て変更する構成を採る。
【0030】この構成により、コネクションの送信タイ
ミングを変更する場合であっても、関連する信号間にお
いて伝送遅延差が生じてしまうことを防止できる。
【0031】本発明の第6の態様は、第1から第5のい
ずれかの態様の基地局制御装置において、送信タイミン
グ管理手段は、新設するコネクションが既設のコネクシ
ョンと関連しない場合、新設するコネクションの送信タ
イミングを既設のコネクションと異ならせる構成を採
る。
【0032】本発明の第7の態様は、第6の態様の基地
局制御装置において、送信タイミング管理手段は、既設
のコネクションの送信間隔が最大となる箇所を検索し、
新設するコネクションの送信タイミングを検索した最大
送信間隔の中央に合わせる構成を採る。
【0033】これらの構成により、基地局装置との間の
伝送路における伝送量を平準化することができる。
【0034】本発明の第8の態様に係る送信タイミング
制御方法は、新設するコネクションが既設のコネクショ
ンのいずれかと関連する場合には、前記新設するコネク
ションの送信タイミングを関連する既設のコネクション
と同一にし、関連しない場合には、前記新設するコネク
ションの送信タイミングを既設のコネクションと異なら
せる方法を採る。
【0035】この方法により、関連するコネクション間
において送信される信号に伝送遅延差を生じさせず、し
かも、基地局装置との間の伝送路における伝送量を平準
化することができる。
【0036】本発明の第9の態様は、第8の態様の送信
タイミング制御方法において、コネクションの送信タイ
ミングを変更する場合、対象となるコネクションに関連
する既設のコネクションの送信タイミングも合わせて変
更する方法を採る。
【0037】この方法により、コネクションの送信タイ
ミングを変更する場合であっても、関連する信号間にお
いて伝送遅延差が生じてしまうことを防止できる。
【0038】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0039】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る基地局制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0040】図1に示す基地局制御装置において、信号
処理部102は、交換制御装置との接続インターフェー
スであるMSC側ハイウェイ部101を経由して受信し
た信号を基地局装置に送信するのに適当な状態に変換
し、DHO(ダイバーシチハンドオーバトランク)部1
03に出力する。さらに、信号処理部102は、DHO
部103から入力した信号を交換制御装置に送信するの
に適当な状態に変換し、MSC側ハイウェイ部101を
経由して交換制御装置に送信する。
【0041】DHO部103は、基地局装置との接続イ
ンターフェースであるBTS側ハイウェイ部104を経
由して受信した信号の中で受信状態が良好なものを選択
して、信号処理部102に出力する。さらに、DHO部
103は、信号処理部102から入力した信号のFNに
FNオフセット値を加算した後、当該信号を複製し、B
TS側ハイウェイ部104を経由して各基地局装置に送
信する。
【0042】ATMスイッチ部105は、MSC側ハイ
ウェイ部101と信号処理部102との間、信号処理部
102とDHO部103との間、及び、DHO部103
とBTS側ハイウェイ部104との間を接続して、コネ
クションを設定する。
【0043】主制御部106は、MSC側ハイウェイ部
101、信号処理部102、DHO部103、BTS側
ハイウェイ部104及びATMスイッチ部105の各部
と接続し、各部の動作タイミングを制御する。
【0044】そして、主制御部106は、コネクション
等を管理するリソース管理部161と、各部の状態を監
視する状態監視部162と、基地局装置に対して送信す
る信号の送信タイミングを管理する送信タイミング管理
部163とを有する。
【0045】次に、本実施の形態の基地局制御装置にお
いて、新規送信信号の送信タイミングを規定する動作を
図2のフロー図を用いて説明する。
【0046】まず、ステップ(以下、「ST」という)
201で、リソース管理部161が、MSC側ハイウェ
イ部101と信号処理部102との間、信号処理部10
2とDHO部103との間、及び、DHO部103とB
TS側ハイウェイ部104との間にコネクションを設定
するように、ATMスイッチ部105に対して指示を行
う。
【0047】次に、ST202で、送信タイミング管理
部163は、新たに設定するコネクションが、信号処理
部102における既設のコネクションのいずれかに関連
するか否かを、同一の端末装置からの呼であるか否か等
の所定の事項に基づいて検索する。
【0048】ST202における検索の結果、関連する
コネクションがない場合、ST203で、送信タイミン
グ管理部163は、既設のコネクションの送信タイミン
グをすべて読み出す。
【0049】そして、ST204で、送信タイミング管
理部163は、伝送路の伝送量を平準化するため、既設
のコネクションの送信タイミングの間隔が最も広い箇所
の中央が、新たに設定するコネクションの送信タイミン
グになるように、信号処理部102に対して動作処理を
指示する。
【0050】一方、ST202における検索の結果、関
連するコネクションがある場合、ST205で、送信タ
イミング管理部163は、伝送遅延差が生じることを防
止するため、当該関連するコネクションの送信タイミン
グを読み出す。
【0051】そして、ST205からST206で、送
信タイミング管理部163は、新たに設定するコネクシ
ョンの送信タイミングが、関連するコネクションの送信
タイミングと同一になるように、信号処理部102に対
して動作処理を指示する。
【0052】ST203あるいはST206の後、ST
207で、状態監視部162がDHO部103に対し
て、ダイバーシチハンドオーバ処理を実施するように指
示する。
【0053】図3は、本実施の形態の基地局制御装置を
含む各装置内及び装置間での送信タイミングを示すタイ
ミング図である。
【0054】図3において、現在、コネクションA及び
コネクションBが既に設定され、コネクションAでは、
FNが(8N−7)から(8N)までの部分の信号が切
り出され、伝送路上でFN=8Nのタイミングで基地局
装置に送信されているものとする。例えば、FNが
(1)から(8)までの部分の信号301は、FN=8
のタイミングで基地局装置に送信される。信号301
は、伝送路上では信号302として表現され、無線上で
は信号303として表現される。
【0055】また、コネクションBでは、FNが(8N
−5)から(8N+2)までの部分の信号が切り出さ
れ、伝送路上でFN=8N+2のタイミングで基地局装
置に送信されているものとする。例えば、FNが(3)
から(10)までの部分の信号311は、FN=10の
タイミングで基地局装置に送信される。信号311は、
伝送路上では信号312として表現され、無線上では信
号313として表現される。
【0056】そして、コネクションAにもコネクション
Bにも関連のないコネクションCを新たに設定する場合
を考える。この場合、基地局装置との間の伝送路におけ
る伝送量を平準化することを考える。
【0057】図3の例では、コネクションAの送信タイ
ミング(FN=8N)とコネクションBの送信タイミン
グ(FN=8N+2)との間隔は(2)であり、コネク
ションBの送信タイミング(FN=8N+2)とコネク
ションAの送信タイミング(FN=8(N+1))との
間隔は(6)でる。
【0058】よって、送信タイミングの間隔が最も広い
箇所はコネクションBとコネクションAとの間であり、
その中央はFN=8N+5である。送信タイミング管理
部163は、コネクションCの送信タイミングがFN=
8N+5となるように、信号処理部102に対して動作
処理を指示する。
【0059】例えば、FN=13のタイミングで基地局
装置に送信されるように、FNが(6)から(13)ま
での部分の信号321を切り出す。信号321は、伝送
路上では信号322として表現され、無線上では信号3
23として表現される。
【0060】また、コネクションAに関連のあるコネク
ションDを新たに設定する場合を考える。この場合、関
連するコネクション間において送信される信号に伝送遅
延差を生じさせないため、送信タイミング管理部163
は、コネクションDの送信タイミングが、コネクション
Aと同じくFN=8Nになるように、信号処理部102
に対して動作処理を指示する。
【0061】例えば、FN=8のタイミングで基地局装
置に送信されるように、FNが(1)から(8)までの
部分の信号331を切り出す。信号331は、伝送路上
では信号332として表現され、無線上では信号333
として表現される。
【0062】このように、新設するコネクションが、既
設のコネクションのいずれかに関連する場合には、その
関連するコネクションと同一となるように、他の場合に
は、既設のコネクションと異なるように、新設するコネ
クションの送信タイミングを制御することにより、関連
するコネクション間において送信される信号に伝送遅延
差を生じさせず、しかも、基地局装置との間の伝送路に
おける伝送量を平準化することができる。
【0063】次に、本実施の形態に係る基地局制御装置
において、FNスライドを実行する動作を説明する。F
Nスライドとは、基地局装置と基地局制御装置との間に
おける伝送遅延が増加し、同期を保てず所定のタイミン
グで通信できなくなった場合に、DHO部103にて加
算しているFNオフセット値を増加させることにより、
同期を維持して通信を継続する処理である。
【0064】主制御部106の状態監視部162は、B
TS側ハイウェイ部104及びDHO部103を経由し
て主制御部106に入力される基地局装置からの信号に
基づいて、伝送遅延の増加を監視する。
【0065】そして、状態監視部162が、FNスライ
ドを実施する必要があると判断した場合、主制御部10
6の送信タイミング管理部163は、FNスライドの対
象となるコネクションと関連するコネクションがあるか
否かを検索する。
【0066】検索の結果、関連するコネクションがある
場合、送信タイミング管理部163は、当該関連するコ
ネクションのすべてに対して、同量のFNスライドを行
うようにDHO部103に対して指示する。
【0067】このように、関連するコネクションのすべ
てに対して同量のFNスライドを行うことにより、FN
スライドを実行した場合であっても、関連する信号間に
おいて伝送遅延差が生じてしまうことを防止できる。
【0068】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る基地局制御装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、図4に示す基地局制御装置において、図1
に示した基地局制御装置と共通する構成部分について
は、図1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0069】図4に示す基地局制御装置は、図1と比較
して、信号処理部102が、元来有する信号処理機能4
21に加えて、送信タイミング管理機能422を有する
点が異なる。
【0070】送信タイミング管理機能422は、新たに
設定するコネクション信号が、信号処理機能421にお
ける既設のコネクションのいずれかに関連するか否かを
検索する。
【0071】そして、送信タイミング管理機能422
は、関連するコネクション信号がない場合、既設のコネ
クションの送信タイミングをすべて読み出し、送信タイ
ミングの間隔が最も広い箇所の中央が、新たに設定する
コネクションの送信タイミングになるように、信号処理
機能421に対して動作処理を指示する。
【0072】一方、送信タイミング管理機能422は、
関連するコネクションがある場合、信号処理機能421
における当該関連するコネクションの送信タイミングを
読み出し、新たに設定するコネクションの送信タイミン
グが、関連するコネクションの送信タイミングと同一に
なるように、信号処理機能421に対して動作処理を指
示する。
【0073】このように、信号処理部に送信タイミング
管理機能を持たせることにより、主制御部の中の送信タ
イミング管理部が不要となり、装置内における処理負荷
の分散を図ることができる。
【0074】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係る基地局制御装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、図5に示す基地局制御装置において、図1
に示した基地局制御装置と共通する構成部分について
は、図1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0075】図5に示す基地局制御装置は、図1と比較
して、DHO部103が、下りデータバッファ部531
を有し、DHO制御部135の中に送信タイミング管理
機能532を有する点が異なる。
【0076】なお、図1において、DHO部の内部構成
について省略したが、FN加算部131、セルコピー部
132、上りデータバッファ部133、選択合成部13
4及びDHO制御部135は、図1のDHO部103に
おいても具備されるものである。
【0077】FN加算部131は、信号処理部102か
ら入力した信号のFNにFNオフセット値を加算する。
セルコピー部132は、FN加算部131の出力信号を
複製する。上りデータバッファ部133は、BTS側ハ
イウェイ部104を経由して受信した信号を一時的に保
持する。選択合成部134は、上りデータバッファ部1
33に保持された信号の中で受信状態が良好なものを選
択する。DHO制御部135は、DHO部の中の各部と
接続し、各部の動作タイミングを制御する。
【0078】送信タイミング管理機能532は、新たに
設定するコネクションが、下りデータバッファ部531
において既設のコネクションのいずれかに関連するか否
かを検索する。
【0079】そして、送信タイミング管理機能532
は、関連するコネクションがない場合、既設のコネクシ
ョンの送信タイミングをすべて読み出し、送信タイミン
グの間隔が最も広い箇所の中央が、新たに設定するコネ
クションの送信タイミングになるように、下りデータバ
ッファ部531に対して動作処理を指示する。
【0080】一方、送信タイミング管理機能532は、
関連するコネクションがある場合、下りデータバッファ
部531における当該関連するコネクションの送信タイ
ミングを読み出し、新たに設定するコネクションの送信
タイミングが、関連するコネクションの送信タイミング
と同一になるように、下りデータバッファ部531に対
して動作処理を指示する。
【0081】このように、DHO部に送信タイミング管
理機能を持たせることにより、主制御部の中の送信タイ
ミング管理部が不要となり、装置内における処理負荷の
分散を図ることができる。
【0082】なお、実施の形態1及び実施の形態2にお
いても、下りデータのバッファリング機能をDHO部に
持たせて、信号処理部の処理負荷を軽減することもでき
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基地局制
御装置及び送信タイミング制御方法によれば、関連する
信号間において伝送遅延差を生じさせず、しかも、基地
局装置との間の伝送路における伝送量を平準化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る基地局制御装置の
構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態の基地局制御装置において、新
規送信信号の送信タイミングを規定する動作を示すフロ
ー図
【図3】上記実施の形態の基地局制御装置を含む各装置
内及び装置間での送信タイミングを示すタイミング図
【図4】本発明の実施の形態2に係る基地局制御装置の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る基地局制御装置の
構成を示すブロック図
【図6】移動通信システムのシステム構成図
【図7】従来の基地局制御装置を含む各装置内及び装置
間での送信タイミングを示すタイミング図
【符号の説明】
102 信号処理部 103 DHO部 105 ATMスイッチ部 106 主制御部 161 リソース管理部 162 状態監視部 163 送信タイミング管理部 422、532 送信タイミング管理機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA02 GA11 GA16 HA10 HB01 HB02 HC09 JL01 JT02 JT09 LA15 LA18 LB01 MB12 5K047 AA01 BB01 BB05 BB11 DD01 DD02 JJ08 5K067 AA12 BB02 CC10 DD25 EE10 EE16 GG01 HH07 HH11 HH24 HH25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設のコネクションの送信タイミングに
    基づいて新設するコネクションの送信タイミングを決定
    する送信タイミング管理手段を包括し、各部を制御する
    制御手段と、この制御手段の制御に基づいてコネクショ
    ンの信号を処理する信号処理手段と、前記制御手段にて
    決定された送信タイミングにより前記信号処理手段の出
    力信号を送信する送信手段とを具備することを特徴とす
    る基地局制御装置。
  2. 【請求項2】 各部を制御する制御手段と、既設のコネ
    クションの送信タイミングに基づいて新設するコネクシ
    ョンの送信タイミングを決定する送信タイミング管理手
    段を包括し、前記制御手段の制御に基づいてコネクショ
    ンの信号を処理する信号処理手段と、この信号処理手段
    にて決定された送信タイミングにより前記信号処理手段
    の出力信号を送信する送信手段とを具備することを特徴
    とする基地局制御装置。
  3. 【請求項3】 各部を制御する制御手段と、この制御手
    段の制御に基づいてコネクションの信号を処理する信号
    処理手段と、既設のコネクションの送信タイミングに基
    づいて新設するコネクションの送信タイミングを決定す
    る送信タイミング管理手段を包括し、前記信号処理手段
    から出力された信号を新規に決定した送信タイミングで
    送信する送信手段とを具備することを特徴とする基地局
    制御装置。
  4. 【請求項4】 送信タイミング管理手段は、新設するコ
    ネクションが既設のコネクションのいずれかと関連する
    場合、新設するコネクションの送信タイミングを関連す
    る既設のコネクションと同一にすることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載の基地局制御装
    置。
  5. 【請求項5】 送信手段は、コネクションの送信タイミ
    ングを変更する場合、対象となるコネクションに関連す
    る既設のコネクションの送信タイミングも合わせて変更
    することを特徴とする請求項4記載の基地局制御装置。
  6. 【請求項6】 送信タイミング管理手段は、新設するコ
    ネクションが既設のコネクションと関連しない場合、新
    設するコネクションの送信タイミングを既設のコネクシ
    ョンと異ならせることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれかに記載の基地局制御装置。
  7. 【請求項7】 送信タイミング管理手段は、既設のコネ
    クションの送信間隔が最大となる箇所を検索し、新設す
    るコネクションの送信タイミングを検索した最大送信間
    隔の中央に合わせることを特徴とする請求項6記載の基
    地局制御装置。
  8. 【請求項8】 新設するコネクションが既設のコネクシ
    ョンのいずれかと関連する場合には、前記新設するコネ
    クションの送信タイミングを関連する既設のコネクショ
    ンと同一にし、関連しない場合には、前記新設するコネ
    クションの送信タイミングを既設のコネクションと異な
    らせることを特徴とする送信タイミング制御方法。
  9. 【請求項9】 コネクションの送信タイミングを変更す
    る場合、対象となるコネクションに関連する既設のコネ
    クションの送信タイミングも合わせて変更することを特
    徴とする請求項8記載の送信タイミング制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091530A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nec Corporation 受信信号をバッファに一時保持する無線基地局装置

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