JP2000341180A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2000341180A
JP2000341180A JP14548799A JP14548799A JP2000341180A JP 2000341180 A JP2000341180 A JP 2000341180A JP 14548799 A JP14548799 A JP 14548799A JP 14548799 A JP14548799 A JP 14548799A JP 2000341180 A JP2000341180 A JP 2000341180A
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JP14548799A
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な構成で、光伝送路上の断線位
置を正確に検出できる光通信システムを提供する。 【解決手段】 監視モジュール44cは、所定期間、監
視情報信号S48を受信しないと、自らのアドレスA_
2を第1の情報とする監視情報信号S48を光伝送路1
1を介して監視モジュール44bに送信する。監視モジ
ュール44bは、受信した監視情報信号S48の第1の
情報であるアドレスA_2を第2の情報とする監視情報
信号S48を光伝送路10を介して端局装置41aに送
信する。端局装置41aは、光伝送路10を介して受信
した監視情報信号S48の第2の情報を見て、光伝送路
10上の中継装置422 と421 との間に断線があると
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路上の断線箇
所を特定可能な通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の増幅器を経由して中継増幅を行う
光通信システムは、信号の送信器・受信器を設置する端
局装置と、信号を中継する増幅器を設置する中継装置と
を有する。このような光通信システムでは例えば光ファ
イバーなどの光伝送路に断線などの障害が発生した場
合、当該障害が何れの区間で発生したかを知ることが迅
速な故障復旧のために重要である。通常、これらの障害
の監視情報は保守性を鑑み、大都市近傍に設置される端
局装置に収集されることが好ましい。また、高出力の光
信号が伝送される光通信システムの場合、光伝送路の断
線時には安全のために光出力を停止することが一般的に
行われる。この場合、再度光出力を再開するためには、
安全上、光伝送路の断線が確実に復旧したことを知るこ
とが重要である。このような機能を各中継装置および端
局装置に監視モジュールを設け、主信号に多重化された
監視情報を利用して断線・復旧及びその箇所を検出する
方法は、以下に示すように既に多数提案されている。
【0003】図10は、端局装置と中継装置との間でポ
ーリングを行う従来の光通信システム20を説明するた
めの図である。図10に示す例では、監視情報を利用し
て端局装置21bの監視モジュール24bから中継装置
221 ,222 ,223 のそれぞれの監視モジュール2
4c,24d,24eに対して順番にポーリングをか
け、その応答を端局装置21bが一定時間内に受信した
か否かを検出することで、断線の発生及びその箇所を検
出する。例えば、光伝送路11上の中継装置222 と2
3 との間に断線が有る場合、監視モジュール24b
は、監視モジュール24c,24dからの応答は受信す
るが、監視モジュール24eからの応答は受信しない。
従って、監視モジュール24bは、中継装置222 と2
3 との間に断線箇所が有ることを検出できる。なお、
図10において、符号3は増幅器、符号10は光伝送
路、符号21aは端局装置、符号24aは監視モジュー
ルである。
【0004】図11は、中継装置が断線を検出し、中継
装置が当該検出結果を能動的に端局装置に通知する従来
の光通信システム30を説明するための図である。図1
1に示す光通信システム30では、中継装置321 ,3
2 ,323 の監視モジュール34c,34d,34e
において、光伝送路10,11の断線を検出し、断線を
検出した場合に、そのことを示す断線通知信号S35を
端局装置31a,31bの監視モジュール34a,34
bに送信する。端局装置31a,31bは、例えば、何
れの監視モジュール34c,34d,34eから断線通
知信号S35を受信したかによって、断線箇所を特定す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図10に示す光通信システム20では、中継装置の数
が増えた場合、断線箇所の検出までに時間がかかるとい
う問題がある。また、各中継装置に対してポーリングを
かけるため、中継装置の数が増えた場合に、光伝送路1
0,11のトラフィックが増大するという問題がある。
【0006】また、前述した図11に示す光通信システ
ム30では、図10に示す光通信システム20に比べ、
監視チャネルに常時信号を流す必要はないため、光伝送
路10,11のトラフィックは光通信システム20に比
べて小さいが、各中継装置に断線検出回路を備える必要
があり、中継装置が大規模化および高価格化するという
問題がある。また、光通信システム30では、断線通知
信号S35を中継装置から端局装置に確実に送信するた
めの手段が必要となりシステムが複雑化および高価格化
するという問題がある。また、光通信システム30で
は、断線が生じた箇所の下流側に位置する中継装置の全
てが、端局装置に断線通知信号S35を送信することに
なるので、中継装置の数が増えた場合、光伝送路10,
11のトラフィックが増大するという問題がある。ま
た、双方向通信を行う光通信システムでは、両端の端局
装置が故障情報を参照できることが好ましいが、これを
実現するためには、例えば故障を検出した監視モジュー
ルが両端の端局装置に対し監視情報を伝送することが必
要であり、監視モジュールの機能が複雑になり、高価格
化するという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、簡単かつ安価な構成で、伝送路上の断線箇所
を正確に検出できる通信システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点の通信システムは、伝送路上に設けられ、前
記伝送路内を伝送する監視用信号を受信し、受信した監
視用信号を下流側に中継し、所定の時間、監視用信号を
受信しない場合に、自らのアドレスを示す前記監視用信
号を新たに生成し、下流側に送信する第1の処理手段
と、前記伝送路上の前記第1の処理手段の下流側に設け
られ、前記監視用信号を受信する第2の処理手段とを有
し、前記受信した監視用信号が示すアドレスに基づい
て、前記伝送路上の断線を検出する。
【0009】また、本発明の第2の観点の通信システム
は、第1の伝送路を介して第1の端局装置から第2の端
局装置に信号を伝送し、第2の伝送路を介して前記第2
の端局装置から前記第1の端局装置に信号を伝送し、前
記第1の伝送路および前記第2の伝送路上の所定箇所に
単数または複数の中継装置を設けた通信システムであっ
て、前記第1の端局装置は、第1の情報に自らのアドレ
スを設定し、第2の情報に前記第2の伝送路を介して受
信した監視用信号の第1の情報が示すアドレスを設定し
た監視用信号を生成し、当該生成した監視用信号を前記
第1の伝送路を介して前記第2の端末装置に送信し、前
記第2の端局装置は、第1の情報に自らのアドレスを設
定し、第2の情報に前記第1の伝送路を介して受信した
監視用信号の第1の情報が示すアドレスを設定した監視
用信号を生成し、当該生成した監視用信号を前記第2の
伝送路を介して前記第1の端局装置に送信し、前記中継
装置は、前記第1の伝送路を介して前記監視用信号を所
定時間受信しない場合に、第1の情報に自らのアドレス
を設定し、第2の情報に前記第2の伝送路を介して受信
した監視用信号の第1の情報が示すアドレスを設定した
監視用信号を前記第1の伝送路に送出し、前記第2の伝
送路を介して前記監視用信号を所定時間受信しない場合
に、第1の情報に自らのアドレスを設定し、第2の情報
に前記第1の伝送路を介して受信した監視用信号の第1
の情報が示すアドレスを設定した監視用信号を前記第2
の伝送路に送出し、前記監視用信号の前記第1の情報ま
たは前記第2の情報に基づいて前記第1の伝送路及び前
記第2の伝送路の断線を検出する。
【0010】また、本発明の第2の観点の通信システム
は、好ましくは、前記第1の端局装置、前記第2の端局
装置および前記中継装置には、それぞれ個別のアドレス
が割り当てられている。
【0011】また、本発明の第2の観点の通信システム
は、好ましくは、前記第1の端局装置および前記第2の
端局装置には、第1のアドレスが割り当てられ、前記中
継装置には、第2のアドレスが割り当てられている。
【0012】また、本発明の第2の観点の通信システム
は、好ましくは、前記第1の端局装置および前記第2の
端局装置は、前記第1の端局装置、前記第2の端局装置
および前記中継装置にそれぞれ個別に割り当てられたア
ドレスを記憶し、前記中継装置は、前記第1の端局装置
および前記第2の端局装置のアドレスとして第1のアド
レスを記憶し、中継装置のアドレスとして第2のアドレ
スを記憶している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
通信システムについて光通信システムを例にとって説明
する。第1実施形態 図1は、本実施形態の光通信システム40の構成図であ
る。図1に示すように、光通信システム40は、図1中
右方向に光信号を伝送する光伝送路10と、図1中左方
向に光信号を伝送する光伝送路11とを有し、双方向に
光信号を伝送できる。光伝送路10,11としては、例
えば、光ファイバが用いられる。
【0014】光伝送路10,11上の所定箇所には、端
局装置41a,41bと、中継装置421 ,422 とが
設けられている。本実施形態では、端局装置41b、中
継装置421 ,422 、端局装置41aに、それぞれア
ドレスA_1,A_2,A_3,A_4が割り当てられ
ている。ここで、アドレスA_1,A_2,A_3,A
_4は、例えば2ビットの情報である。本実施形態で
は、監視情報信号S48を用いて断線の検知および断線
箇所の検出を行う。監視情報信号S48は、当該監視情
報信号S48の送信元装置のアドレスを示すSa情報
と、当該監視情報信号S48が送信される伝送路(例え
ば光伝送路10)と対向する伝送路(例えば光伝送路1
1)における監視情報信号S48の送信元装置のアドレ
スを示すSb情報からなる。
【0015】〔中継装置421 〕中継装置421 は、図
2(A)に示すように、光伝送路10上の光増幅器3、
光伝送路11上の光増幅器3、監視モジュール44c、
光分岐器50、O/E変換器51、E/O変換器52、
光合波器53、光分岐器54、O/E変換器55、E/
O変換器56、光合波器57およびメモリ58を有す
る。
【0016】光分岐器50は、光伝送路10を介して伝
送される波長多重化された光信号を入力し、当該光信号
に含まれる所定波長の監視情報信号S48を分岐してO
/E変換器51に出力し、それ以外の主光信号S50を
光増幅器3に出力する。主光信号S50は、光増幅器3
において所定の光増幅率で増幅された後に光合波器53
に出力される。O/E変換器51は、監視情報信号S4
8を光信号から電気信号に変換して監視情報信号S48
aを生成し、監視情報信号S48aを監視モジュール4
4cに出力する。E/O変換器52は、監視モジュール
44cからの監視情報信号S48aを電気信号から光信
号に変換して監視情報信号S48を生成し、監視情報信
号S48を光合波器53に出力する。光合波器53は、
光増幅器3からの主光信号S50とE/O変換器52か
らの監視情報信号S48とを合波して光信号を生成し、
当該生成した光信号を光伝送路10に出力する。
【0017】光分岐器54は、光伝送路11を介して伝
送される波長多重化された光信号を入力し、当該光信号
に含まれる所定波長の監視情報信号S48を分岐してO
/E変換器55に出力し、それ以外の主光信号S50を
光増幅器3に出力する。主光信号S50は、光増幅器3
において所定の光増幅率で増幅された後に光合波器57
に出力される。O/E変換器55は、監視情報信号S4
8を光信号から電気信号に変換して監視情報信号S48
aを生成し、監視情報信号S48aを監視モジュール4
4cに出力する。E/O変換器56は、監視モジュール
44cからの監視情報信号S48aを電気信号から光信
号に変換して監視情報信号S48を生成し、監視情報信
号S48を光合波器57に出力する。光合波器57は、
光増幅器3からの主光信号S50とE/O変換器56か
らの監視情報信号S48とを合波(波長多重化)又は時
分割多重化して光信号を生成し、当該生成した光信号を
光伝送路11に出力する。
【0018】メモリ58には、中継装置421 のアドレ
スA_2が記憶されている。
【0019】監視モジュール44cは、O/E変換器5
1から監視情報信号S48aを入力すると、当該入力し
た監視情報信号S48aをそのままE/O変換器52に
出力する。また、監視モジュール44cは、O/E変換
器55から監視情報信号S48aを入力すると、当該入
力した監視情報信号S48aをそのままE/O変換器5
6に出力する。
【0020】監視モジュール44cは、例えば、O/E
変換器51から監視情報信号S48aを所定の時間入力
していないと判断すると、O/E変換器55から入力し
た監視情報信号S48aが示すSa情報をSb情報に設
定し、自らのアドレスA_2をSa情報に設定した監視
情報信号S48aをE/O変換器52に出力する。ま
た、監視モジュール44cは、例えば、O/E変換器5
5から監視情報信号S48aを所定の時間入力していな
いと判断すると、O/E変換器51から入力した監視情
報信号S48aが示すSa情報をSb情報に設定し、自
らのアドレスA_2をSa情報に設定した監視情報信号
S48aをE/O変換器56に出力する。
【0021】〔中継装置422 〕中継装置422 は、図
2(A)に示すように、自らのアドレスとしてA_3を
用いることを除いて、前述した中継装置421 と同じ構
成である。ただし、監視モジュールには便宜上符号44
dを用いて説明する。
【0022】〔端局装置41a〕端局装置41aは、例
えば、図2(B)に示すように、図2(A)に示す構成
から、E/O変換器52、光合波器53、光分岐器54
およびO/E変換器55を除いた構成をしている。端局
装置41aでは、光伝送路10上の光増幅器3は、光増
幅した光信号を光受信器100に出力する。光伝送路1
1上の光増幅器3は、光送信器101から入力した光信
号を光増幅する。メモリ58は、端局装置41b、中継
装置421 ,422 、端局装置41aのアドレスA_
1,A_2,A_3,A_4を、その並び順とともに記
憶している。
【0023】監視モジュール44aは、所定の時間間隔
で、Sa情報に自らのアドレスA_4を設定し、Sb情
報にO/E変換器51から入力した監視情報信号S48
aのSa情報を設定した監視情報信号S48aをE/O
変換器56に出力する。監視モジュール44aは、O/
E変換器51から入力した監視情報信号S48aのSa
情報を見て、Sa情報がアドレスA_1を示す場合に
は、端局装置41bからの監視情報信号S48が光伝送
路10を介して到達しているため、光伝送路10に断線
が無いと判断する。また、監視モジュール44aは、O
/E変換器51から入力した監視情報信号S48aのS
b情報を見て、Sb情報が自らのアドレスA_4を示す
場合には、監視情報信号S48が端局装置41aから光
伝送路11を介して端局装置41bに到達しているた
め、光伝送路11に断線が無いと判断する。また、監視
モジュール44aは、O/E変換器51から入力した監
視情報信号S48aのSb情報が自らのアドレスA_4
を示さない場合には、光伝送路11に断線が有ると判断
し、光伝送路11への光信号の出力を停止する。
【0024】〔端局装置41b〕端局装置41bは、例
えば、図2(C)に示すように、図2(A)に示す構成
から、光分岐器50、O/E変換器51、E/O変換器
56および光合波器57を除いた構成をしている。端局
装置41bでは、光伝送路10上の光増幅器3は、光送
信器102からの光信号を入力して増幅する。また、光
伝送路11上の光増幅器3は、光増幅した光信号を光受
信器103に出力する。メモリ58は、端局装置41
b、中継装置421 ,422 、端局装置41aのアドレ
スA_1,A_2,A_3,A_4を、その並び順とと
もに記憶している。
【0025】監視モジュール44bは、所定の時間間隔
で、Sa情報に自らのアドレスA_1を設定し、Sb情
報にO/E変換器55から入力した監視情報信号S48
aのSa情報を設定した監視情報信号S48aをE/O
変換器52に出力する。監視モジュール44bは、O/
E変換器55から入力した監視情報信号S48aのSa
情報を見て、Sa情報がアドレスA_4を示す場合に
は、端局装置41aからの監視情報信号S48が光伝送
路11を介して到達しているため、光伝送路11に断線
が無いと判断する。また、監視モジュール44bは、O
/E変換器55から入力した監視情報信号S48aのS
b情報を見て、Sb情報が自らのアドレスA_1を示す
場合には、監視情報信号S48が端局装置41bから光
伝送路10を介して端局装置41aに到達しているた
め、光伝送路10に断線が無いと判断する。また、監視
モジュール44bは、O/E変換器55から入力した監
視情報信号S48aのSb情報が自らのアドレスA_1
を示さない場合には、光伝送路10に断線が有るため、
光伝送路10への光信号の出力を停止する。
【0026】以下、光通信システム40の動作形態につ
いて説明する。 〔第1動作形態〕以下、光伝送路10,11に断線が存
在しない場合の光通信システム40の動作形態について
説明する。図1に示すように、光伝送路10を介して端
局装置41bから端局装置41aにSa情報としてアド
レスA_1、Sb情報としてアドレスA_4をそれぞれ
格納した監視情報信号S48が送信され、この監視情報
信号S48が端局装置41aで受信される。なお、各中
継装置421 、422 の監視モジュール44c、44d
は監視情報信号S48をそのまま通過させる。次に、図
2(B)に示す端局装置41aのO/E変換器51にお
いて監視情報信号S48が監視情報信号S48aに変換
される。次に、監視モジュール44aにおいて、監視情
報信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアドレス
A_1を示しているため、光伝送路10に断線が無いと
判断する。また、監視モジュール44aは、O/E変換
器51から入力した監視情報信号S48aのSb情報を
見て、Sb情報が自らのアドレスA_4を示すため、光
伝送路11に断線が無いと判断する。
【0027】また、監視モジュール44aは、Sa情報
に自らのアドレスA_4を設定し、Sb情報にO/E変
換器51から入力した監視情報信号S48aのSa情報
であるアドレスA_1を設定した監視情報信号S48a
をE/O変換器56に出力する。次に、E/O変換器5
6において、監視情報信号S48aが監視情報信号S4
8に変換される。次に、この監視情報信号S48が、光
伝送路11を介して端局装置41aから端局装置41b
に送信され、端局装置41aで受信される。次に、図2
(C)に示す端局装置41bのO/E変換器55におい
て監視情報信号S48が監視情報信号S48aに変換さ
れる。
【0028】次に、監視モジュール44bにおいて、監
視情報信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアド
レスA_4を示しているため、光伝送路11に断線が無
いと判断する。また、監視モジュール44b、O/E変
換器55から入力した監視情報信号S48aのSb情報
を見て、Sb情報が自らのアドレスA_1を示すため、
光伝送路10に断線が無いと判断する。また、監視モジ
ュール44bは、Sa情報に自らのアドレスA_1を設
定し、Sb情報にO/E変換器51から入力した監視情
報信号S48aのSa情報であるアドレスA_4を設定
した監視情報信号S48aをE/O変換器52に出力す
る。そして、E/O変換器52において、監視情報信号
S48aが監視情報信号S48に変換され、監視情報信
号S48が、光伝送路10を介して端局装置41bから
端局装置41aに送信される。以上の動作が繰り返さ
れ、監視が続けられる。
【0029】〔第2動作形態〕以下、図3に示すよう
に、光伝送路11上の中継装置422 と421 との間に
断線が存在する場合の光通信システム40の動作形態に
ついて説明する。図3に示すように、まず第1動作形態
の場合と同様に端局装置41bから端局装置41aに監
視情報信号S48が送信される。端局装置41aの監視
モジュール44aは、これを受信した後、Sa情報とし
て自らのアドレスA_4を設定し、Sb情報としてO/
E変換器51から入力した監視情報信号S48aのSa
情報であるアドレスA_1を設定した監視情報信号S4
8aを、E/O変換器56に出力する。E/O変換器5
6において、監視情報信号S48aが監視情報信号S4
8に変換され、監視情報信号S48が光伝送路11を介
して端局装置41aから端局装置41bに向けて送信さ
れる。
【0030】このとき、光伝送路11上の中継装置42
2 と421 との間に断線があるため、中継装置421
監視情報信号S48を受信しない。そのため、中継装置
421 は、図2(A)に示すO/E変換器55から監視
情報信号S48aを所定の時間入力していないと判断
し、O/E変換器51から入力した監視情報信号S48
aが示すSa情報であるアドレスA_1をSb情報に設
定し、自らのアドレスであるアドレスA_2をSa情報
に設定した監視情報信号S48aをE/O変換器56に
出力する。そして、E/O変換器56において、監視情
報信号S48aが監視情報信号S48に変換される。こ
の監視情報信号S48は、光伝送路11を介して端局装
置41bに送信される。次に、端局装置41bは、図2
(C)に示す端局装置41bのO/E変換器55におい
て、受信した監視情報信号S48を監視情報信号S48
aに変換する。
【0031】次に、監視モジュール44bにおいて、監
視情報信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアド
レスA_2を示しているため、光伝送路11上の中継装
置422 と421 との間に断線が有ると判断する。ま
た、監視モジュール44b、O/E変換器55から入力
した監視情報信号S48aのSb情報を見て、Sb情報
が自らのアドレスA_1を示すため、光伝送路10上の
端局装置41bと中継装置421 との間には断線が無い
と判断する。
【0032】また、監視モジュール44bは、Sa情報
に自らのアドレスA_1を設定し、Sb情報にO/E変
換器55から入力した監視情報信号S48aのSa情報
であるアドレスA_2を設定した監視情報信号S48a
をE/O変換器52に出力する。そして、E/O変換器
52において、監視情報信号S48aが監視情報信号S
48に変換され、図4に示すように、監視情報信号S4
8が、光伝送路10を介して端局装置41bから端局装
置41aに送信される。このとき、光伝送路10には断
線が無いため、監視情報信号S48は、端局装置41a
で受信される。そして、図2(B)に示す端局装置41
aのO/E変換器51において、受信した監視情報信号
S48が監視情報信号S48aに変換される。
【0033】次に、監視モジュール44aは、監視情報
信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアドレスA
_1を示しているため、光伝送路10には断線が無いと
判断する。また、監視モジュール44aは、監視情報信
号S48aのSb情報を見て、Sb情報がアドレスA_
2を示すため、光伝送路11上の中継装置422 と42
1との間に断線が有ると判断する。これにより、監視モ
ジュール44aは、例えば、光伝送路11への光信号の
送出を停止する。
【0034】以上説明したように、光通信システム40
によれば、光伝送路11に断線が有る場合に、端局装置
41a,41bが当該断線位置を特定できる。また、光
通信システム40によれば、光伝送路10に断線が有る
場合にも、同様に、端局装置41a,41bが当該断線
位置を特定できる。また、光通信システム40によれ
ば、端局装置41a,41bが、断線を検出したとき
に、当該断線が有る光伝送路10,11への光信号の送
出を停止することで、断線箇所から光信号が長時間漏れ
ることを効果的に回避できる。
【0035】第2実施形態 図5は、本実施形態の光通信システム60の構成図であ
る。図5に示すように、光通信システム60は、前述し
た図1に示す光通信システム40と同じ構成をしている
が、動作が異なる。なお、図5において、図1に示す光
通信システム40の場合と異なる動作をする中継装置6
1 ,622 および監視モジュール64c,64dに
は、図1とは異なる符号を付している。
【0036】中継装置621 ,622 は、図2(A)に
示すように監視モジュール44cに代えて、それぞれ監
視モジュール64c,64dを用いた構成をしている。
また、中継装置621 ,622 の図2(A)に示すメモ
リ58には、端局装置41b、中継装置421 ,4
2 、端局装置41aのアドレスA_1,A_2,A_
3,A_4がその並び順とともに記憶されている。
【0037】本実施形態では、中継装置621 ,622
の監視モジュール64c,64dは端局装置41a,4
1bの監視モジュール44a,44bと同様に、以下に
示すように断線検出機能を備えている。中継装置6
1 ,622 の監視モジュール64c,64dは、図2
(A)に示すO/E変換器51から入力した監視情報信
号S48aのSb情報が端局装置41aのアドレスA_
4を示しているかを見て、アドレスA_4を示していれ
ば光伝送路11に断線が無いと判断し、アドレスA_4
を示していなければ光伝送路11に断線が有ると判断す
る。監視モジュール64c,64dは、自装置と次段の
装置との間の光伝送路11に断線が有ると判断した場合
には、光伝送路11への光信号の出力を停止する。ま
た、監視モジュール64c,64dは、光伝送路11へ
の光信号の出力を停止した後に、O/E変換器51から
入力した監視情報信号S48aのSb情報が端局装置4
1aのアドレスA_4を示すようになった場合に、光伝
送路11上の断線が復旧したと判断し、光伝送路11へ
の光信号の出力を再開する。
【0038】また、監視モジュール64c,64dは、
図2(A)に示すO/E変換器55から入力した監視情
報信号S48aのSb情報が端局装置41bのアドレス
A_1を示しているかを見て、アドレスA_1を示して
いれば光伝送路10に断線が無いと判断し、アドレスA
_1を示していなければ光伝送路10に断線が有ると判
断する。監視モジュール64c,64dは、自装置と次
段の装置との間の光伝送路10に断線が有ると判断した
場合には、光伝送路10への光信号の出力を停止する。
また、監視モジュール64c,64dは、光伝送路10
への光信号の出力を停止した後に、O/E変換器55か
ら入力した監視情報信号S48aのSb情報が端局装置
41bのアドレスA_1を示すようになった場合に、光
伝送路10上の断線が復旧したと判断し、光伝送路10
への光信号の出力を再開する。
【0039】〔第1動作形態〕以下、図5に示すよう
に、光伝送路11上の中継装置622 と621 との間に
断線が存在する場合の光通信システム60の動作形態に
ついて説明する。図5に示すように、端局装置41aの
監視モジュール44aは、Sa情報として自らのアドレ
スA_4を設定し、Sb情報としてO/E変換器51か
ら入力した監視情報信号S48aのSa情報であるアド
レスA_1を設定した監視情報信号S48aを、E/O
変換器56に出力する。E/O変換器56において、監
視情報信号S48aが監視情報信号S48に変換され、
監視情報信号S48が光伝送路11を介して端局装置4
1aから端局装置41bに向けて送信される。
【0040】このとき、光伝送路11上の中継装置62
2 と621 との間に断線があるため、中継装置621
監視情報信号S48を受信しない。そのため、中継装置
621 は、図2(A)に示すO/E変換器55から監視
情報信号S48aを所定の時間入力していないと判断
し、O/E変換器51から入力した監視情報信号S48
aが示すSa情報であるアドレスA_1をSb情報に設
定し、自らのアドレスであるアドレスA_2をSa情報
に設定した監視情報信号S48aをE/O変換器56に
出力する。そして、E/O変換器56において、監視情
報信号S48aが監視情報信号S48に変換される。こ
の監視情報信号S48は、光伝送路11を介して端局装
置41bに送信される。次に、端局装置41bは、図2
(C)に示す端局装置41bのO/E変換器55におい
て、受信した監視情報信号S48を監視情報信号S48
aに変換する。
【0041】次に、監視モジュール44bにおいて、監
視情報信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアド
レスA_2を示しているため、光伝送路11上の中継装
置622 と621 との間に断線が有ると判断する。ま
た、監視モジュール44b、O/E変換器55から入力
した監視情報信号S48aのSb情報を見て、Sb情報
が自らのアドレスA_1を示すため、光伝送路10に断
線が無いと判断する。
【0042】また、監視モジュール44bは、Sa情報
に自らのアドレスA_1を設定し、Sb情報にO/E変
換器55から入力した監視情報信号S48aのSa情報
であるアドレスA_2を設定した監視情報信号S48a
をE/O変換器52に出力する。そして、E/O変換器
52において、監視情報信号S48aが監視情報信号S
48に変換され、図5に示すように、監視情報信号S4
8が、光伝送路10を介して端局装置41bから端局装
置41aに向けて送信される。
【0043】この過程で、監視情報信号S48は、中継
装置622 の図2(A)に示すO/E変換器51に入力
され、O/E変換器51において、監視情報信号S48
aに変換される。次に、監視モジュール64dは、監視
情報信号S48aのSb情報を見て、Sb情報がアドレ
スA_2を示しているため、メモリ58に記憶された各
装置のアドレスに基づいて、光伝送路11上の中継装置
621 と622 との間に断線が有ると判断する。そし
て、監視モジュール64dは、光伝送路11への光信号
の出力を停止する。また、監視モジュール64dは、監
視情報信号S48aのSa情報を見て、Sb情報がアド
レスA_1を示しているため、光伝送路10上には断線
が無いと判断する。同様に中継装置621 の監視モジュ
ール64cでも中継装置621 〜622 の間で断線があ
ることを検出できる。また、端末装置41bと中継装置
621 の間は正常であることも分かるので、中継装置6
1 は出力を停止する必要はない。
【0044】また、光伝送路10には断線が無いため、
監視情報信号S48は、端局装置41aで受信される。
そして、図2(B)に示す端局装置41aのO/E変換
器51において、受信した監視情報信号S48が監視情
報信号S48aに変換される。次に、監視モジュール4
4aにおいて、監視情報信号S48aのSa情報を見
て、Sa情報がアドレスA_1を示しているため、光伝
送路10には断線が無いと判断する。また、監視モジュ
ール44aは、監視情報信号S48aのSb情報を見
て、Sb情報がアドレスA_2を示すため、光伝送路1
1上の中継装置622 と621との間に断線が有ると判
断する。これにより、監視モジュール44aは、例え
ば、光伝送路11への光信号の送出を停止することもで
きる。
【0045】〔第2の動作形態〕以下、上述した図5に
示す状態から、光伝送路11上の中継装置621 と62
2 との間の断線が復旧したときの光通信システム60の
動作について説明する。光伝送路11上の中継装置62
1 と622 との間の断線が復旧すると、図6に示すよう
に、端局装置41aの監視モジュール44aから送信さ
れた監視情報信号S48が、光伝送路11上で中継装置
622 ,621 を介して、端局装置41bで受信され
る。この監視情報信号S48は、図6に示すように、S
a情報にアドレスA_4が設定され、Sb情報にアドレ
スA_1が設定されている。
【0046】そして、端局装置41bから端局装置41
aに、光伝送路10を介して、監視情報信号S48が送
信される。この監視情報信号S48は、図6に示すよう
に、Sa情報にアドレスA_1が設定され、Sb情報に
アドレスA_4が設定されている。
【0047】この過程で、監視情報信号S48は、中継
装置622 の図2(A)に示すO/E変換器51に入力
され、O/E変換器51において、監視情報信号S48
aに変換される。次に、監視モジュール64dは、監視
情報信号S48aのSb情報を見て、Sb情報がアドレ
スA_4を示しているため、メモリ58に記憶された各
装置のアドレスに基づいて、光伝送路11上の断線が復
旧したと判断する。そして、監視モジュール64cは、
光伝送路11への光信号の出力を再開する。同様に、第
1の動作形態において端局装置41aの光信号出力を停
止していた場合には端局装置41aも、光伝送路11へ
の光信号の出力を再開する。
【0048】以上説明したように、光通信システム60
によれば、中継装置621 ,622においても、光伝送
路10,11上の断線を検出できる。そのため、端局装
置41a,41bが断線のある光伝送路10,11への
光信号の送出を停止する前に、断線箇所の上流側に位置
する中継装置からの光信号の送出を停止でき、前述した
第1実施形態の光通信システム40に比べて、断線箇所
への光信号の流入を早期に停止できる。
【0049】第3実施形態 図7は、本実施形態の光通信システム70の構成図であ
る。図7に示すように、光通信システム70は、前述し
た図1に示す光通信システム40と同じ構成をしている
が、動作が異なる。なお、図5において、図1に示す光
通信システム40の場合と異なる動作をする端局装置7
1a,71b、中継装置721 ,722 および監視モジ
ュール74a,74b,74c,74dには、図1とは
異なる符号を付している。
【0050】光通信システム70では、図7に示すよう
に、端局装置71a,71bにアドレス「1」が割り当
てられ、中継装置721 ,722 にアドレス「0」が割
り当てられている。
【0051】〔端局装置71a〕端局装置71aは、図
2(B)に示す構成からメモリ58を除き、監視モジュ
ール44aに代えて監視モジュール74aを用いた構成
をしている。すなわち、端局装置71aは、各装置のア
ドレスを記憶したメモリ58を有していない。監視モジ
ュール74aは、所定の時間間隔で、Sa情報にアドレ
ス「1」を設定し、Sb情報にO/E変換器51から入
力した監視情報信号S48aのSa情報を設定した監視
情報信号S48aをE/O変換器56に出力する。監視
モジュール74aは、O/E変換器51から入力した監
視情報信号S48aのSa情報を見て、Sa情報がアド
レス「1」を示す場合には、端局装置71bからの監視
情報信号S48が光伝送路10を介して到達しているた
め、光伝送路10に断線が無いと判断する。また、監視
モジュール74aは、O/E変換器51から入力した監
視情報信号S48aのSb情報を見て、Sb情報がアド
レス「1」を示す場合には、監視情報信号S48が端局
装置71aから光伝送路11を介して端局装置71bに
到達しているため、光伝送路11に断線が無いと判断す
る。また、監視モジュール74aは、O/E変換器51
から入力した監視情報信号S48aのSb情報がアドレ
ス「1」を示さない場合には、光伝送路11に断線が有
ると判断し、光伝送路11への光信号の出力を停止す
る。
【0052】〔端局装置71b〕端局装置71bは、図
2(C)に示す構成からメモリ58を除き、監視モジュ
ール44bに代えて監視モジュール74bを用いた構成
をしている。すなわち、端局装置71bは、各装置のア
ドレスを記憶したメモリ58を有していない。
【0053】監視モジュール74bは、所定の時間間隔
で、Sa情報にアドレス「1」を設定し、Sb情報にO
/E変換器55から入力した監視情報信号S48aのS
a情報を設定した監視情報信号S48aをE/O変換器
52に出力する。監視モジュール74bは、O/E変換
器55から入力した監視情報信号S48aのSa情報を
見て、Sa情報がアドレス「1」を示す場合には、端局
装置71aからの監視情報信号S48が光伝送路11を
介して到達しているため、光伝送路11に断線が無いと
判断する。
【0054】また、監視モジュール74bは、O/E変
換器55から入力した監視情報信号S48aのSb情報
を見て、Sb情報がアドレス「1」を示す場合には、監
視情報信号S48が端局装置71bから光伝送路10を
介して端局装置71aに到達しているため、光伝送路1
0に断線が無いと判断する。また、監視モジュール74
bは、O/E変換器55から入力した監視情報信号S4
8aのSb情報がアドレス「1」を示さない場合には、
光伝送路10に断線が有るため、光伝送路10への光信
号の出力を停止する。
【0055】〔中継装置721 ,722 〕中継装置72
1 ,722 は、図2(A)に示す構成からメモリ58を
除き、監視モジュール44c,44dに代えて、それぞ
れ監視モジュール74c,74dを用いた構成をしてい
る。すなわち、中継装置721 ,722 は、各装置のア
ドレスを記憶したメモリ58を有していない。
【0056】中継装置721 ,722 の監視モジュール
74c,74dは、図2(A)に示すO/E変換器51
から入力した監視情報信号S48aのSb情報が端局装
置のアドレス「1」を示しているかを見て、アドレス
「1」を示していれば光伝送路11上に断線が無いと判
断し、アドレス「1」を示していなければ光伝送路11
に断線が有ると判断する。監視情報信号74c,74d
は、光伝送路11に断線が有ると判断した場合には、光
伝送路11への光信号の出力を停止する。また、監視モ
ジュール74c,74dは、光伝送路11への光信号の
出力を停止した後に、O/E変換器51から入力した監
視情報信号S48aのSb情報がアドレス「1」を示す
ようになった場合に、光伝送路11上の断線が復旧した
と判断し、光伝送路11への光信号の出力を再開する。
【0057】また、監視モジュール74c,74dは、
図2(A)に示すO/E変換器55から入力した監視情
報信号S48aのSb情報が端局装置のアドレス「1」
を示しているかを見て、アドレス「1」を示していれば
光伝送路10に断線が無いと判断し、アドレス「1」を
示していなければ光伝送路10に断線が有ると判断す
る。監視情報信号74c,74dは、光伝送路10に断
線が有ると判断した場合には、光伝送路10への光信号
の出力を停止する。また、監視モジュール74c,74
dは、光伝送路10への光信号の出力を停止した後に、
O/E変換器55から入力した監視情報信号S48aの
Sb情報がアドレス「1」を示すようになった場合に、
光伝送路10上の断線が復旧したと判断し、光伝送路1
0への光信号の出力を再開する。
【0058】以下、光通信システム70の動作形態につ
いて説明する。先ず、光伝送路10,11上に断線が無
い場合には、図7に示すように、光伝送路10,11を
伝送する監視情報信号S48のSa情報およびSb情報
は共にアドレス「1」を示している。そして、例えば、
図8に示すように、光伝送路11上の中継装置721
中継装置72 2との間で断線が生じると、監視モジュー
ル74aから送信された監視情報信号S48は、監視モ
ジュール74dには達するが、監視モジュール74cに
は達しない。そのため、監視モジュール74cから監視
モジュール74bに、Sa情報にアドレス「0」が設定
され、Sb情報にアドレス「1」が設定された監視情報
信号S48が送信される。これにより、監視モジュール
74cにおいて、受信した監視情報信号S48のSa情
報に基づいて、光伝送路11に断線があることが検出さ
れる。また、監視モジュール74bから監視モジュール
74aに光伝送路10を介して、Sa情報がアドレス
「1」を示し、Sb情報がアドレス「0」を示す監視情
報信号S48が送信される。この過程で、監視モジュー
ル74dにおいて、監視情報信号S48のSb情報が
「0」であるため、光伝送路11の下流側で断線がある
と判断され、光伝送路11への光信号の出力が停止され
る。
【0059】以上説明したように、光通信システム60
によれば、光伝送路10,11上の断線の有無を、端局
装置71a,71bおよび中継装置721 ,722 の各
々において検出することができる。また、断線を検出し
た場合に、端局装置71a,71bおよび中継装置72
1,722 が断線の有る光伝送路10,11への光信号
の出力を停止するため、優れた安全性を有する。また、
光通信システム60によれば、監視情報信号S48に含
まれるSa情報およびSb情報は、各々1ビットで表現
できるため、監視情報信号S48のデータ量を第1およ
び第2実施形態に比べて小さくできる。その結果、Sa
情報およびSb情報を用いた処理を行う監視モジュール
74a,74b,74c,74dの回路規模を縮小でき
る共に、光伝送路10,11上の伝送する信号のデータ
量も削減できる。また、光通信システム60によれば、
端局装置71a,71bおよび中継装置721 ,722
が、各装置のアドレスを記憶したメモリを持つ必要がな
いため、装置規模をさらに縮小できる。
【0060】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。本発明は光通信システムに限定されず、電気通信シ
ステムであってもよい。本発明のその他の実施形態の光
通信システムでは、例えば、上述した第2実施形態のア
ドレス方式と第3実施形態のアドレス方式とを組み合わ
せた例えば図9に示すアドレス方式を用いる。当該光通
信システムは、端局装置1a,1bおよび中継装置
1 ,22 を光伝送路10,11上の所定の箇所に配置
しており、前述した実施形態と同様の構成をしている
が、各装置の動作が異なる。
【0061】例えば、当該光通信システムでは、端局装
置1a,1bは、前述した第1および第2実施形態の端
局装置41a,41bと同様に、図9に示す各々2ビッ
トのタイプBの形式で各装置のアドレスを記憶し、当該
2ビットのアドレスを用いて処理を行う。尚、中継装置
や端局装置がこれ以上増える場合はもちろんこのアドレ
スのビット数を増やして対応する。一方、中継装置
1 ,22 は、前述した第3実施形態の中継装置21
2 と同様に、各装置のアドレスを記憶したメモリを持
たず、図9に示す1ビットのタイプAの形式で処理を行
う。この光通信システムによれば、端局装置において光
伝送路10,11上の断線位置を特定できる。また、中
継装置21 ,22 において光伝送路10,11上の断線
の有無を特定できるので、中継装置21 ,22 内の光増
幅器3の出力を止めることにより、無駄な電力消費を低
減し、かつ断線箇所からの光信号の漏れを防止すること
ができる。
【0062】また、上述した実施形態では、双方向光通
信において、光伝送路10,11の双方の断線位置を検
出する場合を例示したが、一方向光通信において、1本
の光伝送路の断線位置を検出する場合にも、本発明は適
用される。また、本発明では、例えば、光伝送路10,
11上の中継装置の数は任意である。また、各装置に割
り当てられるアドレスのビット数も任意である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムによれば、簡単かつ安価な構成で、伝送路上の断線
を検出できる。また、本発明の通信システムによれば、
高い安全性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の光通信システ
ムの構成図である。
【図2】図2は、図1に示す中継装置および端局装置の
部分構成図である。
【図3】図3は、図1に示す光通信システムの第2の動
作形態を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示す光通信システムの第2の動
作形態を説明するための図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態の光通信システ
ムの構成図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態の光通信システ
ムの第2の動作形態を説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の第3実施形態の光通信システ
ムの構成図である。
【図8】図8は、本発明の第3実施形態の光通信システ
ムの第2の動作形態を説明するための図である。
【図9】図9は、本発明のその他の実施形態の光通信シ
ステムが採用するアドレス方式を説明するための図であ
る。
【図10】図10は、従来の光通信システムを説明する
ための図である。
【図11】図11は、従来のその他の光通信システムを
説明するための図である。
【符号の説明】
3…光増幅器、44a,44b,44c,44d,64
c,64d,74c,74d…監視モジュール、10,
11…光伝送路、40,60,70…光通信システム、
41a,41b,71a,71b…端局装置、421
422 ,621,622 ,721 ,722 …中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 AA06 BA31 CA05 DA02 DA03 EA06 FA01 GA03 5K029 AA01 AA11 AA18 CC04 DD02 KK01 KK13 KK31 5K042 AA08 BA01 CA03 CA10 CA11 CA12 CA15 DA18 DA34 DA35 EA02 EA09 FA15 MA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路上に設けられ、前記伝送路内を伝送
    する監視用信号を受信し、受信した監視用信号を下流側
    に中継し、所定の時間、監視用信号を受信しない場合
    に、自らのアドレスを示す前記監視用信号を新たに生成
    し、下流側に送信する第1の処理手段と、 前記伝送路上の前記第1の処理手段の下流側に設けら
    れ、前記監視用信号を受信する第2の処理手段とを有
    し、 前記受信した監視用信号が示すアドレスに基づいて、前
    記伝送路上の断線を検出する通信システム。
  2. 【請求項2】第1の伝送路を介して第1の端局装置から
    第2の端局装置に信号を伝送し、第2の伝送路を介して
    前記第2の端局装置から前記第1の端局装置に信号を伝
    送し、前記第1の伝送路および前記第2の伝送路上の所
    定箇所に単数または複数の中継装置を設けた通信システ
    ムにおいて、 前記第1の端局装置は、第1の情報に自らのアドレスを
    設定し、第2の情報に前記第2の伝送路を介して受信し
    た監視用信号の第1の情報が示すアドレスを設定した監
    視用信号を生成し、当該生成した監視用信号を前記第1
    の伝送路を介して前記第2の端末装置に送信し、 前記第2の端局装置は、第1の情報に自らのアドレスを
    設定し、第2の情報に前記第1の伝送路を介して受信し
    た監視用信号の第1の情報が示すアドレスを設定した監
    視用信号を生成し、当該生成した監視用信号を前記第2
    の伝送路を介して前記第1の端局装置に送信し、 前記中継装置は、前記第1の伝送路を介して前記監視用
    信号を所定時間受信しない場合に、第1の情報に自らの
    アドレスを設定し、第2の情報に前記第2の伝送路を介
    して受信した監視用信号の第1の情報が示すアドレスを
    設定した監視用信号を前記第1の伝送路に送出し、前記
    第2の伝送路を介して前記監視用信号を所定時間受信し
    ない場合に、第1の情報に自らのアドレスを設定し、第
    2の情報に前記第1の伝送路を介して受信した監視用信
    号の第1の情報が示すアドレスを設定した監視用信号を
    前記第2の伝送路に送出し、前記監視用信号の前記第1
    の情報または前記第2の情報に基づいて前記第1の伝送
    路及び前記第2の伝送路の断線を検出する通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記第1の端局装置、前記第2の端局装置
    および前記中継装置には、それぞれ個別のアドレスが割
    り当てられている請求項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】前記第1の端局装置および前記第2の端局
    装置には、第1のアドレスが割り当てられ、 前記中継装置には、第2のアドレスが割り当てられてい
    る請求項2または請求項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】前記第1の端局装置および前記第2の端局
    装置は、前記第1の端局装置、前記第2の端局装置およ
    び前記中継装置にそれぞれ個別に割り当てられたアドレ
    スを記憶し、 前記中継装置は、前記第1の端局装置および前記第2の
    端局装置のアドレスとして第1のアドレスを記憶し、中
    継装置のアドレスとして第2のアドレスを記憶している
    請求項4に記載の通信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206630A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Nec Corp 伝送路光ファイバ障害の評定方法及びその装置

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