JP2000339735A - アップコンバージョンファイバレーザ装置 - Google Patents

アップコンバージョンファイバレーザ装置

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JP2000339735A
JP2000339735A JP11149751A JP14975199A JP2000339735A JP 2000339735 A JP2000339735 A JP 2000339735A JP 11149751 A JP11149751 A JP 11149751A JP 14975199 A JP14975199 A JP 14975199A JP 2000339735 A JP2000339735 A JP 2000339735A
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light
reflecting
laser device
reflected
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JP11149751A
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Kiyoyuki Kawai
清幸 川井
Ritsuo Yoshida
律生 吉田
Ken Ito
謙 伊藤
Hideaki Okano
英明 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Tmを用いたアップコンバージョンレーザにお
いて青色450nm、480nmの光を同時出力し、高
効率で大出力が可能とし、また緑色アップコンバージョ
ンレーザも同様な手段で容易に実現する。 【解決手段】 波長A近辺の光を出力する光源装置30
1を有し、光ファイバ305の他端に波長A近辺の光を
反射する手段308を備え波長Aの光共振器を形成する
ハイブリッドファイバレーザ装置において、波長Aの光
共振器の中にアップコンバージョンファイバを設置し、
アップコンバージョンファイバの両端の2個所に波長B
の反射手段306、307で構成される波長Bの光共振
器構造を持ち、2個所の反射手段のうちSLDチップ側
を高反射306とし他端側を部分反射307とし部分反
射側より波長Bの出力光を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ、光
記憶装置、光情報処理等の分野に利用されるアップコン
バージョンファイバレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】J.Y.Allain,et.; "Blue Upconversion F
luorozirconate FiberLaser "Electoron. Lett.26,199
0,166においてTm3+イオンを674.4nm、64
7.1nmの2種の赤色光で励起した出力455nm、
480nmのTm3+イオンによるアップコンバージョ
ンレーザが報告されている。この報告では455nm出
力はパルスであり、480nmはスパイク状となってお
り、CW(Continuous Wave;連続波)は得られていな
い。
【0003】E.W.J.Oomen,et.; "A Material and Devic
e Study for Obtaining A Blue Upconvrsion FiberLase
r" Philips J.Res.46,157-198,1992において解析が報告
されており図2(A),図2(B)に示す。
【0004】図2(A)は、Tm3+イオンのエネルギ
ー準位であり、Tm3+イオンを650nmの光で励起
したときのエネルギー遷移を示している。この図におい
て101、103、105は吸収遷移(光を吸収してエ
ネルギーを蓄える方向)であり上向き矢印で示してい
る。104、106は発光遷移(エネルギーを光として
放出する方向)であり下向き矢印で示している。102
は非発光遷移であり下向き波状矢印で表記されている。
基底準位および各準位
2,3を各々準位1,2,3,
4,5,6,7,8と呼ぶことにする。Tm3+イオン
を650nmの光で励起したとき上記のようなエネルギ
ー交換が各準位で行われている。
【0005】Tm3+イオンのエネルギー準位は,励起
光を吸収し、基底準位1から準位6、5に吸収遷移10
1するがこの寿命は極めて短く瞬時に準位4へ非発光遷
移102する。Tm3+イオンはもう一度励起光を吸収
し準位4から準位8に遷移103する。次に準位8から
準位2に遷移するがこのときは450nmの青色光を放
射する発光遷移104である。さらにTm3+イオンは
励起光を吸収し、準位2から準位7に吸収遷移105す
る。そして準位7から基底準位1に発光遷移106する
がこのときの発光光は475nm(480nm)になる。
【0006】図2((B)は、励起光を650nmとし
たときの、各準位の分布密度を縦軸に、光パワーP
(W)を横軸にとった解析例である。光パワーの増加に
伴い、準位7と準位1のクロス点があり、準位7の分布
密度が準位1の分布密度を越えていわゆる反転状態が生
じていおり、480nmのCW出力が可能であることを
示している。つまり、図2(A)の発光遷移106が連
続することが可能であることを示している。
【0007】しかしながら、光パワーを増加させても準
位8の分布密度は準位2の分布密度を越えることがな
く、450nmのCW出力ができないことも示されてい
る。これは準位2に滞在する電子寿命が6msと非常に
長く、準位8に滞在する電子寿命が55μsと短いこと
が主たる要因となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイ光源とし
て、波長は赤:610nm乃至630nm、緑:510
nm乃至530nm、青:460nm乃至470nm、
出力はW(ワット)クラス以上が必要である。波長に関
しては、前記値に対して赤、緑は多少の許容幅がある。
しかしながら、青は非常にクリティカルである。短波長
側になれば青紫となるが、特に長波長側にはずれると色
再現範囲が著しく狭くなる。
【0009】青色波長を発光するレーザとして、ガリウ
ムナイトライド系のレーザダイオードが知られているが
出力、信頼性の観点から当面はディスプレイ用途への適
用は困難である。
【0010】また、SHGによる赤外線からの変換はや
はり出力と効率の観点からディスプレイ用途への適用は
困難である。他の青色レーザ生成手法として、希土類を
用いたアップコンバージョンが知られている。この場
合、青色出力波長は希土類のもつ物理的性質によってほ
ぼ一義的に決まってしまう。数多くの報告があるが、4
60nm乃至470nmの出力波長を満たし、変換効率
が良好でかつ大出力可能な報告事例は見当たらない。
【0011】しかしながら、ツリウム(Tm)は450
nmと480nmを同時に出力できる可能性があり、デ
ィスプレイ用途における460nm乃至470nm光と
ほぼ等価な光源として使用できる。
【0012】一方、ディスプレイ用途には当然CW(連
続波)が必要であるが、Tmの物理的性質から480n
m出力はCWが可能であるが、上述した準位8と準位2
の関係から450nm出力のCW出力が非常に困難であ
る。
【0013】そこで本発明は、Tmを用いたアップコン
バージョンレーザにおいて青色450nm、480nm
の光を同時出力し、高効率で大出力が可能な手段を提供
する事を第一の目的とする。また、緑色アップコンバー
ジョンレーザも同様な手段で容易に実現することを第二
の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、波長A近辺の光を出力するスーパール
ミネッセンスダイオード(SLD)チップ(またはレーザ
ダイオードチップ)と光ファイバを低反射接続し、SL
Dチップの他端と光ファイバの他端に波長A近辺の光を
反射する手段を備え波長Aの光共振器を形成するハイブ
リッドファイバレーザ装置において、波長Aの光共振器
の中にアップコンバージョンファイバを設置し、アップ
コンバージョンファイバの両端の2個所に波長Bの反射
手段で構成される波長Bの光共振器構造を持ち、2個所
の反射手段のうちSLDチップ側を高反射率とし他端側
を部分反射とし部分反射側より波長Bの出力光を得る事
を特徴とするものである。上記の波長Bの共振構造を得
ることで所望の色の光を取り出すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1(A),図1(B)は、この発明の第
1と第2の実施の形態である。本発明の具体的な実施形
態について説明する前に、まず本発明の基本的な原理に
ついて図面を用いて説明する。
【0017】図2(B)は励起光を650nmとしたと
きの、Tm3+イオンの各準位の分布密度を縦軸に、光
パワーP(W)を横軸にとったものである。
【0018】この図において非常にパワーが高い状態、
例えば2W付近の領域を考える。このとき準位7の分布
密度は準位1の分布密度よりも大きく、反転分布状態に
なっている。基準7は、43mW以上になると、基準1
に対して反転状態となっている。
【0019】このとき外部から強制的に図1(A)の準
位7と準位1間で誘導放出(発光遷移106)を行なっ
たと仮定する。準位7から準位1への誘導放出(発光遷
移106)が行われることで波長480nmの光が放射
される。この作用により準位7の分布密度は減少し、基
底準位1の分布密度は増加する。
【0020】波長650nmの励起光により十分な励起
が行なわれている状態を想定しているので、準位7の分
布密度の減少に伴い励起光の吸収がよくなり、準位2か
ら準位7へ励起遷移105が効果的に実現され、準位2
の分布密度は減少する。
【0021】また、準位1の分布密度の増加にともな
い、励起光を吸収して準位1から準位5、6への励起遷移
101が行なわれるが、準位5、6は寿命が短いので瞬
時に準位4へ非発光遷移102し、準位4の分布密度が
増加することになる。
【0022】準位4の電子の分布密度が増加し、準位2
の分布密度が減少すると、準位4、準位8、準位4の遷
移経路が出来上がる。つまり、波長650nmの励起光
により十分な励起が行なわれている状態では、さらに励
起光を吸収し準位4から準位8への励起遷移103がおこ
なわれ、準位8の分布密度が増加する。
【0023】以上の過程により準位2の分布密度の減少
と準位8の分布密度増加の関係が生じ、準位8の分布密
度が準位2の分布密度を越えるに至り、両準位間におい
て反転分布が実現される。この状態を実現することによ
り準位8から準位2への遷移により波長450nmの放
射が行なわれる。
【0024】この波長450nmの放射は準位2の分布
密度を増加させるため、この系が平衡状態になれば、準
位2の分布密度は系の平衡状態のある値に落ち着く。す
なわち、このとき他の各準位の分布密度もある平衡状態
に落ち着く。
【0025】すなわち、Tm3+イオンに充分な励起光
密度をあたえ、準位7から準位1への遷移による波長4
80nmの放射光を充分に誘導放出させ,準位2から準
位7への遷移105を活発に行わせることにより、結果
的に準位2の分布密度を減少させ、準位8の分布密度を
増加させることになる。これにより480nmの放射光
と準位8から準位2への誘導遷移による450nmの放
射光とを同時に得ることができる。
【0026】(第1の実施の形態)以上の原理に基づ
き、本発明の具体的実施形態1の構成を図1を参照し詳
細に説明する。図1(A)において301は励起光源装
置であり、中心波長650nm付近の励起光を出力する
SLD(super-luminescent diode)で構成される。30
2は励起光源装置301を駆動させるための駆動装置で
あり、電源・回路系から構成される。
【0027】305はフッ化物系等のフォノンエネルギ
の低い材料からなる光ファイバであり、そのコア部には
Tm3+が添加されている。303は結合素子であり、
励起光源301と光ファイバ305とを結合するための
導波路で構成されている。304はミラーであり、励起
光源装置301から一方の端から出射する励起光を反射
する光学部材からなる。例えばこれは励起光源装置30
1の一端に形成された誘電体の多層膜で構成されてお
り、励起光の波長650nm付近に対して99%以上の
高反射率を有する。308は光ファイバ305中に作製さ
れたファイバグレーティングであり、励起光波長650
nm付近に対し99%以上の高反射率を有するように屈
折率を変化させたグレーディングが施されている。つま
り、グレーディングは、光ファイバを部分的に波長に関
連させて周期的に屈折率を変化させた部分である。30
6、307も同様にファイバグレーディングであり、波
長450nmと480nmとを共に反射するようにグレ
ーティング周期を長手方向に徐々に変化させて広帯域化
してある。
【0028】また、306のグレーティングはそれぞれ
の波長共に99%以上の反射率、307のグレーティン
グはそれぞれの波長に対して異なる部分反射率を有する
ように構成されている。309はファイバ中に挿入され
た偏光素子であり、例えば光ファイバ305中に設けら
れたスリットに光学部材で作製された偏光子を挿入し構
成されている。
【0029】次に図1(A)を参照して本発明の第1の
実施の形態の動作を説明する。
【0030】まず、励起光源装置301から励起光が両
端から出射される。励起光源301の後端面から出射し
た励起光はミラー304に反射され再び励起光源装置3
01を通過増幅される。前端面から出射した励起光は結
合素子303を介して光ファイバ305に入射する。そ
の励起光はファイバグレーティング308により反射
し、結合素子303を介して再び励起光源装置301に
入射し、通過増幅される。つまり励起光に関しては、ミ
ラー304とファイバグレーティング308の間で共振
器が構成されており、この共振器構造により光ファイバ
305中での高い励起光密度を保つことができる。この
励起光は光ファイバ305に添加されているTm3+
オンに吸収される。
【0031】前述した原理のように、この励起光の光密
度を非常に高い状態にすることにより波長450nmと
480nmの光が放射される。このためにこれら波長4
50nmと480nmの放射光に対してファイバグレー
ティング306(高反射)と307(部分反射)とで共
振器が構成されている。また光ファイバ305中に挿入
された偏光素子309により、特定方向の偏光に関して
高いQ値を持つ共振器を形成し、これらの波長はその偏
光に関して強く励振される。高い励起光密度が保たれた
この共振器内部で繰り返し反射し増幅されたこれらの光
はレーザ発振する。これらの光の一部は、部分反射のフ
ァイバグレーティング307を透過し、光ファイバ端か
ら波長450nmと480nmの光を同時に得ることが
できる。
【0032】上記のように、この発明では共振器により
ファイバー内のエネルギー制御を行っている。そして複
数の波長に対してそれぞれ共振器を構築し、励起に必要
な波長の光はファイバー内に閉じ込め、必要な波長の光
は取り出すようにしている。またこれから述べる実施の
形態ではエネルギー制御のための各種変形手段が明らか
にされる。
【0033】以上の実施の形態において光ファイバ30
5中のファイバグレーティングは本実施例のような位置
関係に限ることはなく、例えばファイバグレーティング
307と308の位置関係を入れ換えても同様の動作を
することは明らかである。
【0034】また偏光素子309も本実施例のような位
置関係に限ることはなく、ファイバグレーティング30
6と307とで構成される共振器中にあれば良い。
【0035】またファイバグレーティング307は45
0nm、480nm両方に対して部分反射するが、これ
を狭帯域なファイバグレーティング2つにしてそれぞれ
の波長に対してのみそれぞれの部分反射率を持つように
しても良い。
【0036】また、励起光源装置301は高光密度で発
振することのできる光源でよく、例えば半導体レーザを
用いてもよい。その場合ミラー304は不要である。
【0037】また、光ファイバ305中のファイバグレ
ーティングは光ファイバ305の両端に設けられた誘電
体の多層膜を用いた狭帯域なミラーでもよい。
【0038】また光ファイバ305は非対象な断面形状
のコアを持つような偏光保存ファイバを用いても良い。
【0039】また、偏光素子309は本発明にとって必
須の構成要素ではなく、出力光として一定偏光が不要な
場合には省略できる。これは以下の実施例においても同
様である。
【0040】また、Ho3+イオンを波長645nm付
近の励起光で励起すると波長545nmの出力を得るこ
とができるアップコンバージョンレーザは報告されてい
る。上記の実施の形態と同様の構成において、Tm3+
イオンの代わりにHo3+イオンを添加した光ファイバ
305を用い、光源装置301の代わりに波長645n
m付近の励起光を発する光源装置を用い、ファイバグレ
ーティングの反射中心波長を308は645nm付近、
306,307は545nm付近にすることにより高効
率な緑色アップコンバージョンファイバレーザ装置を構
成することができる。
【0041】また、同様にEr3+イオンを波長970
nm付近あるいは800nm付近の光で励起すると波長
545nmの出力が得られることも報告されている。こ
れも上記の実施形態1と同様の構成において、Tm3+
イオンの代わりにEr3+イオンを添加した光ファイバ
305を用い、光源装置301の代わりに波長970n
m付近あるいは波長645nm付近の励起光を発する光
源装置を用い、ファイバグレーティングの反射中心波長
をファイバーグレーティング308は,970nm付近
あるいは800nm付近、ファイバーグレーティング3
06,307は545nm付近にすることにより高効率
な緑色アップコンバージョンファイバレーザ装置を構成
することができる。
【0042】(第2の実施の形態)上記原理で説明した
ようにTm3+イオンによるアップコンバージョンにお
いて波長450nmと480nmとの両波長を同時発振
するためには三つの励起遷移101、103、105が
必要となる。それぞれの吸収スペクトルの中心波長を次
のようになっている。
【0043】 励起遷移101における吸収スペクトルの中心波長…676nm 励起遷移103における吸収スペクトルの中心波長…647nm 励起遷移105における吸収スペクトルの中心波長…640nm 上記に示したように励起遷移の中心波長の波長差の大き
なものは36nm程度ある。それぞれの吸収スペクトル
はある程度幅を持っているので上記の原理のように65
0nmという波長の励起光を吸収し、励起遷移すること
が可能であるが、それぞれの中心波長に近い光を励起光
とすればより効率的に吸収し、励起遷移を行なうことが
できる。
【0044】図1(B)は,本発明の第2の実施の形態
であるアップコンバージョンファイバレーザ装置の構成
を示した図である。本実施の形態においては第1の実施
の形態と異なる点についてのみ言及する。なお第1の実
施の形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、特に説
明はしない。
【0045】図1(B)において、401は第一の励起
光源装置であり、例えば中心波長波長650nmの励起
光を出射するSLDで構成される。402は第一の励起
光源装置401を駆動させるための駆動装置であり、電
源・回路系により構成される。403は結合素子であ
り、励起光源装置401と光ファイバ305とを結合す
るための導波路で構成されている。404は第一の励起
光源装置401の一端に作製されたミラーであり、波長
650nm付近の光に対し99%以上の反射率を持つよ
うに構成される。405は第二の励起光源装置であり、
例えば中心波長670nmの励起光を出射するSLDで
構成される。406は第二の励起光源装置405を駆動
するための駆動装置であり、電源・回路系により構成さ
れる。407は結合素子であり、励起光源装置405と
光ファイバ305とを結合するための導波路で構成され
ている。408は第二の励起光源装置405の一端に作
製されたミラーであり、波長670nm付近の光に対し
99%以上の反射率を持つように構成される。409は
光分波・合波器であり、例えばWDMカップラで構成さ
れる。410は光ファイバ305中に作製されたファイ
バグレーティングであり、波長650nm付近および6
70nm付近のそれぞれの波長付近の光に対して99%
以上の反射率を持つように構成される。
【0046】次に図1(B)を参照して本発明の第2の
実施形態の動作を説明する。
【0047】まず、第一の励起光源装置401から励起
光が両端から出射される。励起光源401の後端面から
出射した第一の励起光はミラー404に反射され再び励
起光源装置401を通過し増幅される。前端面から出射
した第一の励起光は結合素子403を通過し光ファイバ
305に入射し、光分波・合波器409を通過する。そ
の励起光はファイバグレーティング410により反射
し、光分波・合波器409を通過して再び第一の励起光
源装置401に入射し、通過増幅される。
【0048】つまり第一の励起光に関しては、ミラー4
04とファイバグレーティング410との間で共振器が
構成されており、この共振器構造により光ファイバ30
5中での高い励起光密度を保つことができる。
【0049】同様に、第二の励起光源装置405から励
起光が両端から出射される。励起光源装置405の後端
面から出射した第二の励起光はミラー408に反射され
再び励起光源装置405を通過増幅される。前端面から
出射した第二の励起光は結合素子407を通過し光ファ
イバ305に入射し、光分波・合波器407により第一
の励起光と合波される。その第二の励起光はファイバグ
レーティング410により反射し、光分波・合波器40
9により分波され再び第二の励起光源装置405に入射
し、通過増幅される。
【0050】つまり第二の励起光に関しても、ミラー4
08とファイバグレーティング410との間で共振器が
構成されており、第一の励起光と同様にこの共振器構造
により光ファイバ305中での高い励起光密度を保つこ
とができる。
【0051】第一および第二の励起光は光ファイバ30
5に添加されているTm3+イオンに吸収され、第一の
励起光は主に先に示した励起遷移103および105に
寄与し、第二の励起光は励起遷移101に寄与する。
【0052】上記のようにエネルギーを吸収するための
励起遷移を活発化させることができる波長の光源を選択
することにより、本願発明の装置の動作がより効果的に
達成される。以上の動作により本発明第1の実施の形態
と同様に、光ファイバ端から波長450nm,480n
mのレーザ光を同時に高効率で得ることができる。
【0053】本実施例において光ファイバ305中に作
製されたファイバグレーティング410は励起光波長6
50nmおよび670nm付近にたいして99%以上の
反射率を持つようにしたが、同様の反射率を持ち、65
0nm、670nmそれぞれに対する狭帯域な二つのフ
ァイバグレーティングにより構成してもよい。
【0054】また、同様にファイバグレーティング30
6および307も波長450nm,480nmそれぞれ
に対して、狭帯域な二つのファイバグレーティングで構
成しても良い。
【0055】(第3の実施の形態)図3(A)は本発明
の第3の実施の形態であるアップコンバージョンファイ
バレーザ装置の構成を示した図である。本実施の形態に
おいては第1、第2の実施の形態と異なる点についての
み言及する。なお第1と第2の実施の形態と同一の要素
は同一の符号を付し、特に説明はしない。
【0056】図3(A)において、501は第三の励起
光源装置であり、波長640nmの励起光を出射するS
LDで構成される。502は第三の励起光源装置501
を駆動させるための駆動装置であり、電源・回路系によ
り構成される。503は結合素子であり、励起光源50
1と光ファイバ305とを結合するための導波路で構成
されている。504は第三の励起光源装置501の一端
に作製されたミラーであり、波長640nmの光に対し
99%以上の反射率を持つように構成される。505は
光分波・合波器であり、例えばWDMカップラからな
る。506は光ファイバ305中に作製されたファイバ
グレーティングであり、640nmの光に対して99%
以上の反射率を持つように構成される。
【0057】次に図3(A)を参照して本発明の第3の
実施の形態の動作を説明する。
【0058】第三の励起光源装置501の両端から励起
光が出射される。励起光源501の後端面から出射した
第三の励起光はミラー504に反射され再び励起光源装
置501を通過増幅される。前端面から出射した第三の
励起光は結合素子503により光ファイバ305に入射
する。次に光分波・合波器505により合波する。その
励起光はファイバグレーティング506により反射し、
光分波・合波器505により反射してして再び第三の励
起光源装置501に入射し、通過増幅される。つまり第
三の励起光に関しては、ミラー504とファイバグレー
ティング506の間で共振器が構成されており、この共
振器構造により光ファイバ305中での高い励起光密度
を保つことができる。
【0059】本発明の第2の実施の形態と同様に第一お
よび第二の励起光源装置401,405からの第一およ
び第二の励起光と第三の励起光は光ファイバ305に添
加されているTm3+イオンに吸収され、第一の励起光
は主に先に示した励起遷移103に寄与し、第二の励起
光は励起遷移101に寄与し、第三の励起光は励起遷移
105に寄与する。
【0060】このように励起光の波長を三つにすること
により、より高効率に吸収遷移(発光エネルギーを蓄積
させるための遷移)を行なうことができ、第1と第2の
実施の形態と同様に波長450nm、480nmの発光
を同時に得ることができる。
【0061】また、第1の実施の形態の構成において、
ファイバグレーティング308を波長650nm、67
0nmもしくは640nm、650nm、670nmに
対して反射するようにし、例えば励起光源装置301を
分布帰還型(Distributed Feed back)レーザのグレー
ティングの周期を変化させることにより波長650n
m、670nmもしくは640nm、650nm、67
0nmの多波長発振するような励起光源装置に置き換え
ることで、第1の実施形態もしくは第3の実施形態と同
様の効果を得ることができる。
【0062】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態について説明する前に、まず本実施例の基本的な
原理について図2(B)と図3(C)とを用いて説明す
る。第1の実施の形態とは異なる部分のみ説明する。図
3(C)と図2(A)が異なる部分は、発光遷移701
が図3(C)に表れている点だけである。
【0063】今、図2(B)において非常に励起光密度
が高い状態、例えば2Wの領域を考える。このとき準位
2の分布密度は準位1の分布密度よりも大きく、反転分布
状態になっている。この準位2から準位1への遷移を強制
的に行なう。
【0064】この遷移は図3(C)中における発光遷移
701である。この動作によりにより波長1800nm
の光が放出され、それに伴い準位2の分布密度が減少す
る。
【0065】すると準位8の分布密度は準位2の分布密
度にくらべ、相対的に増大し準位8から準位2への発光
遷移104つまり波長450nmの発光が生じ易くな
る。
【0066】以上の原理に基づき、本発明の第4の実施
の形態の構成を図3(B)を参照し、実施例1と異なる
点を中心に説明する。
【0067】図3(B)において601、602はとも
に光ファイバ305中に作製されたファイバグレーティ
ングであり、波長1800nm付近の光を部分反射す
る。このファイバグレーテイング601、602は波長
1800nm付近の光に対して共振器を構成している。
この共振器構造により波長1800nmの光が誘導遷移
により生じる。すると上記の原理により波長450n
m、および480nmの発光を容易に得ることができ
る。
【0068】この発明の装置は、ディスプレイのための
青色光源として利用できることは勿論のこと、記録媒体
(光学ディスク)へのデータ書き込みレーザ出力装置、
データ読取りのためのレーザ出力装置など各種の応用分
野が可能である。
【0069】以上説明したこの発明の要点をまとめると
次のように述べることができる。即ち、波長A近辺の光
を出力するスーパールミネッセンスダイオード(SLD)
チップ(またはレーザダイオードチップ)と光ファイバを
低反射接続し、SLDチップの他端と光ファイバの他端
に波長A近辺の光を反射する手段を備え波長Aの光共振
器を形成するハイブリッドファイバレーザ装置におい
て、波長Aの光共振器の中にアップコンバージョンファ
イバを設置し、アップコンバージョンファイバの両端の
2個所に波長Bの反射手段で構成される波長Bの光共振
器構造を持ち、2個所の反射手段のうちSLDチップ側
を高反射率とし他端側を部分反射とし部分反射側より波
長Bの出力光を得る事を特徴とするものである。
【0070】また、前記アップコンバージョンファイバ
はツリウム(Tm)イオンを添加した光ファイバであり、
波長A近辺の光を反射する手段として650nm付近の
赤色光を100%近く反射し、波長Bの反射手段として
SLDチップ側では450nm付近および480nm付
近を100%近く反射し他端側では450nm付近およ
び480nm付近を部分反射するという構成を持つ。
【0071】また、前記波長Bの反射手段のうちSLD
チップの反対側の反射手段の部分反射率を450nm付
近および480nm付近で異なる反射率を用いるという
構成を備えてもよい。また、前記波長A近辺の光を反射
する前記反射手段として複数の波長に対して選択的に1
00%近く反射するという構成を設けてもよい。
【0072】また、前記波長A近辺の選択的複数の波長
として、650nm付近の赤色光および670nm付近
の赤色光を100%近く反射するとうい構成を付加した
アップコンバージョンファイバレーザ装置としてもよ
い。
【0073】また前記波長A近辺の選択的複数の波長と
して、640nm付近、650nm付近および670n
m付近の赤色光を100%近く反射するという構成を付
加したアップコンバージョンファイバレーザ装置として
もよい。
【0074】また、前記波長Bの反射手段として450
nm付近と480nm付近に加えて1800nm付近の
反射手段をも持ち、1800nm付近でも共振器構造を
有するという構成をさらに付加したアップコンバージョ
ンファファイバレーザ装置としても良い。また、前記ア
ップコンバージョンファイバはホルミウム(Ho)イオン
を添加した光ファイバであり、前記波長A近辺の光を反
射する手段として645nm付近の赤色光を100%近
く反射し、前記波長Bの反射手段としてSLDチップ側
では545nm付近を100%近く反射し他端側では5
45nm付近を部分反射するという構成を付加したアッ
プコンバージョンファイバレーザ装置を得ることで前記
第二の目的を達成する。また、前記アップコンバージョ
ンファイバはエルビウム(Er)イオンを添加した光ファ
イバであり、前記波長A近辺の光を反射する手段として
970nmまたは800nm付近の赤外光を100%近
く反射し、前記波長Bの反射手段としてSLDチップ側
では545nm付近を100%近く反射し他端側では5
45nm付近を部分反射するという構成を付加したアッ
プコンバージョンファイバレーザ装置を得ることでも第
二の目的を達成する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
Tmを用いたアップコンバージョンレーザにおいて青色
450nm、480nmの光を同時出力し、高効率で大
出力が可能となる。緑色アップコンバージョンレーザも
同様な手段で容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1と第2の実施の形態を示す図。
【図2】Tm3+イオンを波長650nm付近の光で励
起した時のエネルギ遷移図、及びTm3+イオンを波長
650nmの光で励起した時の各エネルギ準位の分布密
度を表した図である。
【図3】本発明によるアップコンバージョンファイバレ
ーザ装置の第3の実施の形態の図、第4の実施の形態の
図及び第4の形態を実現するための各エネルギ準位の分
布密度を表した図。
【符号の説明】
101、103、105…吸収遷移、102…非発光遷
移、104、106…発光遷移、301…励起光源装
置、302…駆動装置、303…結合素子、304…ミ
ラー、305…光ファイバ、306、307、308…フ
ァイバグレーティング、309…偏光素子、401…第
一の励起光源装置、402、406…駆動装置、40
3、407…結合素子、404、408…ミラー、40
5…第二の励起光源装置、409…光分波・合波器、4
10…ファイバグレーティング、501…第三の励起光
源装置、502…駆動装置、503…結合素子、504
…ミラー、505…光分波・合波器、506…ファイバ
グレーティング、701…発光遷移。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月7日(1999.9.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、少なくとも波長Aを含む第1の光を出
力するレーザダイオードチップと、このレーザダイオー
ドチップの光出力部に一方の端部が接続された光ファイ
バと、このレーザダイオードの反射側に前記第1の光を
反射する反射手段と、前記光ファイバの他方の端部に設
けられて前記第1の光を反射する第1のミラーとで構成
される第1の共振器と、前記第1のレーザダイオードチ
ップと前記第1のミラーとの間に設けられて、少なくと
も波長Bを含む第2の光を高反射する第2のミラーと、
前記光ファイバの前記他方の端部側に形成され、前記第
2の光を部分反射する第3のミラーとで構成され、前記
部分反射側より前記第2の光を出力する第2の共振器
と、を備えるものである。これにより、上記波長B付近
の共振構造を得ることで、所望の色の光を取り出すこと
が可能となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】(第1の実施の形態)以上の原理に基づ
き、本発明の具体的実施形態1の構成を図1を参照し詳
細に説明する。図1(A)において301は励起光源装
置であり、中心波長650nm付近の励起光を出力する
レーザダイオードチップ(SLD(super-luminescentdi
odeでもよい))で構成される。302は励起光源装置3
01を駆動させるための駆動装置であり、電源・回路系
から構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】305はフッ化物系等のフォノンエネルギ
の低い材料からなる光ファイバであり、そのコア部には
Tm3+が添加されている。303は結合素子であり、
励起光源301と光ファイバ305とを結合するための
導波路で構成されている。304はミラーであり、励起
光源装置301から一方の端から出射する励起光を反射
する光学部材からなる。例えばこれは励起光源装置30
1の一端に形成された誘電体の多層膜で構成されてお
り、励起光の波長650nm付近に対して99%以上の
高反射率を有する。308は光ファイバ305中に作製さ
れたファイバグレーティング(ミラー)であり、励起光
波長650nm付近に対し99%以上の高反射率を有す
るように屈折率を変化させたグレーティングが施されて
いる。つまり、グレーディングは、光ファイバを部分的
に波長に関連させて周期的に屈折率を変化させたミラー
である。306、307も同様にファイバグレーディン
(ミラー)であり、波長450nmと480nmとを
共に反射するようにグレーティング周期を長手方向に徐
々に変化させて広帯域化してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 謙 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 岡野 英明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F072 AB07 AB09 AK06 JJ02 JJ04 KK07 KK30 PP07 RR03 YY16 YY20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長A近辺の光を出力するスーパールミ
    ネッセンスダイオード(SLD)チップ(またはレーザダ
    イオードチップ)と光ファイバとの一端同士を低反射接
    続し、前記SLDチップの他端と光ファイバの他端側に
    波長A近辺の光を反射する手段を備え波長Aの光共振器
    を形成するハイブリッドファイバレーザ装置において、 前記波長Aの光共振器にアップコンバージョンファイバ
    を用い、前記アップコンバージョンファイバの両端側の
    2個所に波長Bの反射手段を設けて波長Bの光共振器を
    構成し、前記2個所の反射手段のうちSLDチップ側を
    高反射とし他端側を部分反射とし、部分反射側より波長
    Bの出力光を得る事を特徴とするアップコンバージョン
    ファイバレーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記アップコンバージョンファイバはツ
    リウム(Tm)イオンを添加した光ファイバであり、波長
    A近辺の光を反射する手段として650nm付近の赤色
    光を100%近く反射し、波長Bの反射手段としてSL
    Dチップ側では450nm付近および480nm付近を
    100%近く反射し他端側では450nm付近および4
    80nm付近を部分反射し、450nm付近および48
    0nm付近の出力光を得る事を特徴とする請求項1記載
    のアップコンバージョンファイバレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記波長Bの反射手段のうちSLDチッ
    プの反対側の反射手段の内前記部分反射として、 450nm付近および480nm付近で異なる反射率を
    奏する部分反射を用いる事を特徴とする請求項2記載の
    アップコンバージョンファイバレーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記波長A近辺の光を反射する前記反射
    手段として、 複数の波長に対して選択的に100%近く反射する反射
    手段を用いている事を特徴とする請求項2あるいは請求
    項3記載のアップコンバージョンファイバレーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記波長A近辺の選択的複数の波長とし
    ては、 650nm付近の赤色光および670nm付近の赤色光
    であり、これらの光を100%近く反射する事を特徴と
    する請求項4記載のアップコンバージョンファイバレー
    ザ装置。
  6. 【請求項6】 前記波長A近辺の選択的複数の波長とし
    ては、 640nm付近、650nm付近および670nm付近
    の赤色光であり、これらを100%近く反射する事を特
    徴とする請求項4記載のアップコンバージョンファイバ
    レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記波長Bの反射手段として、 前記450nm付近と480nm付近に加えて1800
    nm付近の反射手段をもち1800nm付近でも共振器
    を形成する事を特徴とする請求項2乃至6のいずれかに
    記載のアップコンバージョンファイバレーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記アップコンバージョンファイバはホ
    ルミウム(Ho)イオンを添加した光ファイバであり、
    前記波長A近辺の光を反射する手段として645nm付
    近の赤色光を100%近く反射し、前記波長Bの反射手
    段としてSLDチップ側では545nm付近を100%
    近く反射し他端側では545nm付近を部分反射し、5
    45nm付近の出力光を得る事を特徴とする請求項1記
    載のアップコンバージョンファイバレーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記アップコンバージョンファイバはエ
    ルビウム(Er)イオンを添加した光ファイバであり、
    前記波長A近辺の光を反射する手段として970nmま
    たは800nm付近の赤外光を100%近く反射し、前
    記波長Bの反射手段としてSLDチップ側では545n
    m付近を100%近く反射し他端側では545nm付近
    を部分反射し、545nm付近の出力光を得る事を特徴
    とする請求項1記載のアップコンバージョンファイバレ
    ーザ装置。
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