JP2000338891A - フラットデイスプレイ搭載用多関節アーム装置 - Google Patents

フラットデイスプレイ搭載用多関節アーム装置

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JP2000338891A
JP2000338891A JP11152286A JP15228699A JP2000338891A JP 2000338891 A JP2000338891 A JP 2000338891A JP 11152286 A JP11152286 A JP 11152286A JP 15228699 A JP15228699 A JP 15228699A JP 2000338891 A JP2000338891 A JP 2000338891A
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flat display
joint
diameter
small
mounting
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JP11152286A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kanai
井 博 金
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Uchida Yoko Co Ltd
Original Assignee
Uchida Yoko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デスク上の器物や書類に干渉することなくF
D画面を最も見やすい位置に置けるフラットデイスプレ
イ搭載用多関節アーム装置の提供を課題とする。 【解決手段】 デスク4等に固定的に取付けられる基部
1と、フラットデイスプレイ5を取付けるためのフラッ
トデイスプレイ支持部2と、これら基部1とフラットデ
イスプレイ支持部2とを連結する多関節アーム3とで構
成し、多関節アーム3を任意方向に屈曲自在な多数の関
節部材30で連結したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶デイスプレイの
ように薄型のデイスプレイを支持するフラットデイスプ
レイ搭載用多関節アーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンのデイスプレイであるCRT
は、奥行きがあることからこれをデスク上に置いたとき
デスク上面の大きなスペースを占有してしまうという問
題から、近年パソコンの普及と相俟ってそのデイスプレ
イも液晶を用いたフラットデイスプレイ(以下FDと略
称する)におき代りつつある。
【0003】FDは薄型であるため一般にはデスク上に
設置する置台にFDを立てて置くスタンドタイプのも
の、あるいはデスクの天板に固定して立設される基柱に
旋回アームを水平面内で回動操作自在に支持し、この旋
回アームの先端にFDを取付け、デスク上の空間を利用
してFDを使用することができるようにした支持アーム
タイプのものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして前記スタンド
タイプのものでは、デスク上で簡単に移動させることが
困難であるうえ、他の書類等と干渉して使い勝手が悪
く、また画面を最も見やすい姿勢に置くことが難しいな
どの問題があった。
【0005】一方、前記支持アームタイプのものでは、
旋回アームの旋回半径によってFDの位置が決まるた
め、最良の位置にFDを置くことが難しく、旋回アーム
を複数本連結してFDの移動範囲を拡大させたとしても
FDの位置に制限を受け、特に高さ方向の位置を変えら
れないので理想的な位置にFDを置くことができなかっ
た。また複数本の旋回アームを屈曲させるときその屈曲
するアームがデスク上の他の器物等に干渉したりして自
由性に欠けるなどの問題点があった。
【0006】本発明は上記従来の技術の諸問題に着目
し、デスク上の器物や書類に干渉することなくFD画面
を最も見やすい位置に置くことのできるフラットデイス
プレイ搭載用多関節アーム装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、デスク等に固定的に取付けられる基部
と、フラットデイスプレイを取付けるためのフラットデ
イスプレイ支持部と、これら基部とフラットデイスプレ
イ支持部とを連結する多関節アームとからなり、この多
関節アームは任意方向に屈曲自在とされる多数の関節部
材の連結により構成したことにある。
【0008】前記多関節アームの関節部材として、一端
に小径球部が、他端にこの小径球部を所定角度の範囲に
わたり回転可能に内抱する中空の大径球部が形成される
よう2つ割り部材の合体により構成し、これら関節部材
の大径球部内に小径球部を内抱し所要のフリクションを
付与して連結されるように構成される。
【0009】これによれば、フラットデイスプレイ支持
部を水平面内での旋回はもとより垂直方向への上下動が
でき、これによりフラットデイスプレイの画面を最も見
やすい位置および高さに調整することをワンタッチで行
うことができる。
【0010】水平面内での旋回のみを許容すればよい場
合には、前記多関節アームの関節部材として、長手方向
両端上下部に軸孔を有する軸受片を突設し、各関節部材
の軸受片を互いに重ね合わせて前記軸孔に挿着する軸に
より水平面内で任意方向に回転自在に連結されるように
構成することができる。
【0011】この場合、関節部材の下面にケーブル載架
用フックを垂設すれば、コードを引きずることなくアー
ムを旋回させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0013】本発明にかかるフラットデイスプレイ搭載
用多関節アーム装置の全体構造は、図1に示すように金
属製の基部1と、フラットデイスプレイ(以下FDと略
称する)を取付けるための金属製のFD支持部2と、こ
れら基部1とFD支持部2とを連結するブラスチック等
の合成樹脂からなる多関節アーム3とにより構成されて
いる。
【0014】前記基部1は基板1a上に立設された支柱
1bおよび固定具1cとからなっており、これをデスク
4に固定する場合にはデスク天板4aに基板1aの裏面
を接触させるようにしてデスク天板4aを固定具1cの
上下面で挟んだのち、固定具1c側に設けられた締付部
材1dを締め付けることにより固定することができるよ
うになっている。
【0015】FD支持部2は四角形の平板状をなし、F
D5を取付ける際は、取付面となるFD5の裏面をFD
支持部2側の一面に接触させたのち該支持部の四隅に設
けられた取付孔に図示しないボルト等の締付部材により
締付けて一体とすることができる。
【0016】前記基部1とFD支持部2との間は関節部
材30,40,50からなる多関節アーム3により任意
方向に屈曲自在に連結されている。これによりFD支持
部2に支持されたFD5は基部1とFD支持部2との間
の間隔や高さ調整を自由に行うことができる。
【0017】基部1とFD支持部2に直接取付けられる
各1個の関節部材40および50を除く他の多関節アー
ム3の構成は一対の関節部材構成部片(以下単に部片と
いう)を互いに重ね合わせて一体となる関節部材30の
多数の連結により形成されるもので、これら関節部材3
0は1個ずつに切り離した状態では重ね合わせ面に対し
ほぼ対称な2っ割りの2部片31,32により構成され
ている。
【0018】その詳細は図2に一方の部片31、図3に
他方の部片32のそれぞれ単品を示している。
【0019】すなわち図2(A)は平面図であって、部
片31の図において左側には小径球部31aが形成さ
れ、同右側には他の部片の小径球部31aを所定角度の
範囲にわたり回転可能に内抱できる大きさの大径球部3
1bが形成されている。
【0020】そして小径球部31aと大径球部31bの
間は適宜の幅および高さを有する断面半円形の連結部3
1cにより一体に結合されている。
【0021】小径球部31aと大径球部31bのそれぞ
れの球中心O1,O2には紙面に直角方向に皿頭付きボル
ト等の締付部材7(図4示)を通すための同径の軸孔
6,6が貫通されている。
【0022】つぎに図2(B)は図2(A)の立面図、
図2(C)は図2(A)のA−A断面図を示すもので、
小径球部31aおよび大径球部31bはともに上下の重
ね合わせ面を示す基準線O−Oを境として、それぞれの
大きさの半球形に形成されている。小径球部31aの底
面31dは基準線O−Oと一致して前記軸孔6の上部は
底面31dから外周面の頂部にかけて約40°の角度に
なるよう漏斗状に拡径されたテーパー面8に形成されて
いる。
【0023】底面31dの軸孔6の周りには適宜深さで
かつ適宜幅を有する同心の環状溝9が外周面とテーパー
面8とで形成される断面ほぼ三角形状の肉部の中間に至
る深さまで底面31dに対して垂直方向に設けられてい
る。
【0024】該環状溝9を形成する内外周壁面の縁部
は、小径球部31aの底面31dの外周から内側に環状
溝9と同心をなす所要深さの外側凹部10aと内側凹部
10bとに形成されており、この両凹部10a,10b
は部片32を重ね合わせるときの第1の位置決め部とな
っている。
【0025】大径球部31bには半球状の中空部Aがあ
り、この部分には他の部片の小径球部31aを内抱でき
る大きさになっている。これにより大径球部31bは球
形部から中空部Aを除いた肉厚で構成されている。
【0026】この大径球部31bの頂部に位置する軸孔
6の上部は締付部材7の皿頭部を当接させるための皿形
に形成されている。
【0027】また図2(C)において半球形に形成され
た大径球部31bの図において右側の端部は大径球部3
1bの中心O2から約20°の角度分に連結部31cの
半径分rを加えた角度に等しい範囲にわたり大径球部3
1bの外周面を切り欠いた状態に切欠き31gが形成さ
れ、これを図2(A)の平面図で見た場合は中心O1
2を結ぶ線を基準として上下に約20°ずつ合計40
°の角度分に連結部31cの半径分rを加えた範囲が切
り欠かれた状態となる。
【0028】前記連結部31cに連結されている大径球
部31bの底面31eの中心O1とO2を結ぶ仮想線上に
は微小幅でかつ微小深さの溝11が形成されている。こ
の溝11は部片31に部片32を重ね合わせるときの第
2の位置決め部となるようになっている。
【0029】なお小径球部31aの底面31dは連結部
31cの底面と同一面であるのに対して大径球部31b
の底面31eは小径球部31aの底面31dを僅かに削
り取った状態に形成されている。つまり大径球部31b
の底面31eは小径球部31aの底面31dよりも図2
(C)で見た場合僅かに高くなっている。
【0030】図3(A)の平面図に示す部片32におい
ても図において左側には図2(A)の場合と同様に小径
球部32aが形成され、右側には他部片の小径球部32
aを所定角度の範囲にわたり回転可能に内抱できる大径
球部32bが形成されている。
【0031】そして小径球部32aと大径球部31bの
間は適宜の幅および高さを有する断面半円形の連結部3
2cにより適宜長さを保って一体に結合されている。
【0032】なお連結部32cの大きさは連結部31c
と全く同じであることが望ましい。小径球部32aと大
径球部32bのそれぞれの中心O1,O2には紙面に直角
方向に皿頭付きボルト等の締付部材7を通すための同径
の軸孔6,6が貫通されている。
【0033】つぎに図3(B)は図3(A)の立面図、
図3(C)は図3(A)のB−B断面図を示すもので、
小径球部32aおよび大径球部32bはともに上下の合
わせ面を示す標準線O−Oを境としてそれぞれの大きさ
の半球形に形成されている。小径球部32aの底面32
dは基準線O−Oと一致して前記軸孔6の下部は底面3
1dから外周面の最下部にかけて約40°の角度になる
よう漏斗状に拡径されたテーパー面8に形成されてい
る。
【0034】底面32dの軸孔6の周りには適宜深さで
かつ適宜幅を有する同心の環状溝9が外周面とテーパー
面8とで形成される断面ほぼ三角形状の肉部の中間に至
る深さまで底面32dに対して垂直方向に設けられてい
る。
【0035】該環状溝9を形成する内外周壁面の縁部
は、小径球部32aの外径を形成する底面32dから内
側に所要高さ突出して外側凸部12aと内側凸部12b
とが形成されており、この両凸部12a,12bは前記
部片31に重ね合わせたとき該部片31に形成された外
側凹部10a,内側凹部10bにそれぞれ係合すること
により互いの位置が定められて合体されるようになって
いる。
【0036】大径球部32bには中空部Aがあり、この
部分は他の部片の小径球部32aを内抱できる大きさに
なっている。これにより大径球部32bは球形部から中
空部Aを除いた肉厚で構成されている。
【0037】また大径球部32bの頂部に位置する軸孔
6の外周面側はボス32fが形成されてこの内部に締付
部材7のネジに螺合するナット7aの収容穴13が形成
されている。
【0038】さらに図3(C)において半球形に形成さ
れた大径球部32bの右側の端部は大径球部32bの中
心O2から約20°の角度分に連結部32cの半径分r
を加えた角度に等しい範囲にわたり大径球部32bの外
周面を切り欠いた状態に切欠き32gが形成され、これ
を図3(A)の平面図で見た場合は中心O1とO2を結ぶ
線を中心として上下に約20°ずつ合計40°の角度分
に連結部32cの半径分rを加えた範囲が切り欠かれた
状態となる。
【0039】この大径球部32bの連結部32c側には
前記中心O1,O2を結ぶ仮想線上に微小幅でかつ微小高
さの突起14が設けられている。この突起14の高さは
前記両凸部12a,12bと同じにしてあり、前記部片
31を重ね合わせたとき第1の位置決め部による係合に
加え、溝11に係合して小径球部同士の回転が阻止され
て部片31と部片32とが重ね合わせ面で密着して固定
される。
【0040】なお小径球部32aの底面32dは連結部
32cの底面と同一面であるのに対して大径球部32b
の底面32eは小径球部32aの底面32dを僅かに削
り取った状態に形成されている。つまり大径球部32b
の底面32eは小径球部32aの底面32dよりも図3
(C)のように僅かに低くなっている。
【0041】図4は図2の部片31と図3の部片32と
を合体させて両者を一体とした関節部材30の断面を示
すもので、この場合には小径球部31aおよび小径球部
32aはそれぞれ外側凹部10aと内側凹部10bとは
外側凸部12aと内側凸部12bとに係合するととも
に、大径球部31bおよび大径球部32bはそれぞれ溝
11と突起14が係合するため両位置決め部により両者
の小径球部31aの底面31dと小径球部32aの底面
31dとは隙間なく接触して左右の移動なく重ね合わせ
られるが、この状態のとき大径球部31bの底面31e
と大径球部32bの底面32eとは適宜隙間Sが保持さ
れる。
【0042】そして両者を一体とした関節部材30とす
るには大径球部31b側の軸孔6に締付部材7を挿入し
て大径球部32bのボス32fの収納穴13に予め挿入
しておいたナット7aにネジ込むことにより締付部材7
の頭部は大径球部31b側の孔の皿形に一致して締付け
ることによりなされる。
【0043】このようにして得られる各関節部材30同
士を連結するには、大径球部31b,32bの中空部
A,Aに重ね合わされた別の関節部材30の小径球部3
1a,32aを挿入し、小径球部を受け入れた大径球部
31b,32bを締付部材7で順次締付けることにより
連結が行われ、かくして一連の多関節アーム3とするこ
とができる。
【0044】この場合、一体とされた小径球部31a,
32aは締付部材7を避けて大径球部31b,32b内
で2点鎖線で囲まれたテーパー面8内に自由に回動する
ことが可能であり、また小径球部31a,32aと大径
球部31b,32bとを連結している連結部31c,3
2cも大径球部31b,32bの解放端にある切欠き3
1g、32g内で該切欠きの端部に接触するまでの範囲
内で傾動が可能である。
【0045】このとき大径球部31bの底面31eと大
径球部32bの底面32eとは適宜隙間sに保持されて
いるために締付部材7を締付ける際にこの隙間分でFD
5の重量に応じて調整を行うことができ、したがって所
要のフリクションを付与しての連結が可能であり、これ
により多関節アームは任意の方向に屈曲自在とすること
ができる。
【0046】なお図4において締付部材7として皿頭付
きボルトにより締付ける場合を説明したが、FD5の重
量が一定の場合には皿頭付きボルトに代えて引張バネを
用いてもよい。
【0047】さらに小径球部31a,31bに形成され
ている環状溝9はテーパー面8にフリクションを与える
ために設けられているものであるが、フリクションをさ
らに調整できるように環状溝9の空洞部分に圧縮バネを
内蔵させることもできる。
【0048】以上のようにして1番目の関節部材30の
大径球部31b,32bには2番目の関節部材30の小
径球部31a,32aを内抱し、その大径球部31b,
32bには3番目の関節部材の小径球部31a,32a
を内抱するようにして順次連結を繰り返すことにより図
1に示される多関節アーム3が形成されることになる。
【0049】なお、図1において関節部材40を前記関
節部材30の小径球部31a,32aを重ね合わせて球
体としたものと同じ大きさの球体に連結部31c,32
cと同じ大きさの連結部を加えて、予め支柱1側の外面
から突出(固着)させる構造とすれば、この関節部材4
0を1番目の関節部材30の大径球部に内抱できるので
一番目の関節部材30を直接支柱側1bと連結すること
ができる。
【0050】つぎに最終番目となる関節部材30の小径
球部をFD支持部2に直接取付ける場合の関節部材50
の構造を図5乃至図7を参照して説明する。
【0051】図5はFD支持部2側に設けられる関節部
材50の一方の部片51を示すもので、大径球部51b
はこれまでに説明してきた図2に示した部片31の大径
球部32bと同じ寸法で、これに四角形状の薄板からな
るプレート51aを一体とした構造からなり、(A)は
平面図、(B)は大径球部が半球形である断面図、
(C)は(B)の正面図である。
【0052】この大径球部51b内の中空部Aには部片
31の小径球部31aが内抱されるため図2に示した大
径球部31bと全く同じ構造となる。したがって図2に
示したものと同じ個所については図2と同じ符号を付し
て説明は省略し、異なる個所のみ説明する。
【0053】大径球部51bとプレート51aとの間は
両者を連結する縦リブ51cと横リブ51dにより一体
に固着され、プレート51aには水平の中心線O−Oか
ら下側に垂直な中心線上に縦長な角孔16が設けられて
いる。またプレート51aの四隅にはFD支持部2との
取付用の4個のボルト孔17が穿設されている。
【0054】図6は図5に示した部片51に重ね合わせ
られる他方の部片52を示し、(A)は側面図、(B)
は平面図、(C)は(A)の正面図である。
【0055】この場合も大径球部52aは図3に大径球
部32bに示したものと全く同じであるので図3と同じ
符号を付して説明は省略し、異なる個所のみ説明する。
【0056】大径球部52aには一側の外半周に所定長
さの水平リブ52bが設けられ、該リブ52bの中心部
にはさらに水平リブ52bよりも一定長さ分外側に突出
し、前記部片51のプレート51aに設けられている縦
長の角孔16に係合可能なリブ52cが設けられてい
る。図中、52dは図3(B),(C)のボス32fと
同じ寸法のボスである。
【0057】図7は図5の部片51と図6の部片52と
を重ね合わせて関節部材50とした状態を示すもので、
この場合部片52bの水平リブ52bはプレート51a
に接し、プレート51aの角孔16にはリブ52cが係
合することにより位置決め固定され、中空部Aには関節
部材30の小径球部31a,32aを重ねてなる小径球
部を内抱することができる。
【0058】これによりこれまで説明してきた関節部材
30同士の連結と全く同様に関節部材30と関節部材5
0とは締付部材7により結合され、したがって関節部材
30の小形球部の回動も同じフリクションで行える。
【0059】図8は、FD5に接続されるケーブル53
が垂れ下がることを防ぐため前記関節部材30の下面側
にケーブル載架用のフック54、54を一対として互い
違いに垂設した場合を示している。この実施形態では、
一つ置きの関節部材30にフック54,54を設けてお
り、そのフック54,54は図9にみられるように関節
部材30の大径球部32bのボス32fの直径線上両側
に位置して垂設される釣針状のもので、その立上片54
a,54aが互い違いに反対位置におかれている。
【0060】したがって図8に示すようにケーブル53
を関節部材30のフック54,54に掛止して基部1へ
導くようにすれば、多関節アーム3を屈曲させてもケー
ブル53を引きずることがなく、邪魔になることがない
とともに外観上の煩雑さも解消することができる。
【0061】図10は請求項3にかかるフラットディス
プレイ搭載用多関節アーム装置の構造の一実施形態を示
すもので、多関節アーム60を構成する各関節部材61
には、長手方向両端上下部に軸孔62を有する軸受片6
1bが突設され、各関節部材61の軸受片61bを互い
に重ね合わせて前記軸孔62に挿着する軸63により水
平面内で任意方向に回転自在に連結されるようにしたも
のである。
【0062】すなわち図11に単品の関節部材61の斜
視図を、図12に関節部材61の三面図を示すように、
関節部材61は筒状に形成された関節部材本体61aの
長手方向両端の上下部を延設して軸受片61bとされ、
ここにそれぞれ軸孔62を穿設したものである。そして
この関節部材61,61を互いに連結する場合には1個
目の関節部材61の軸受片61bの上に2個目の軸受片
61bを互いに重ねたことで下側となった1個目の上側
軸受片61bと上側となった2個目の下側軸受片61b
との間にネジ孔65を有する軸63を挿着し、軸受片6
1bの上下方向からビス64を軸孔62を通して軸63
のネジ孔65にネジ込むことにより連結がなされ、この
ような連結を順次繰り返すことにより図8に示した多関
節アーム60が得られ、この結果関節部材61,61間
で水平面内での回動が自由に行えることになる。
【0063】なお図12に示されている符号61cは関
節部材61の下面に水平面を有するように垂設されてい
るフックであって、水平面が互いに向き合うように形成
されており、ここでパソコン等のケーブルが垂れ下がる
を防止することのできるケーブル載架用に使用するもの
である。
【0064】また図10において多関節アーム60と基
部1側、および多関節アーム60とFD支持部2側との
連結構造について簡単に説明する。
【0065】図示のようにFD支持部2側にはボールジ
ョイント66a等を保持する部材2Aを延設し、ボール
ジョイント66a側は下部に軸部66を形成して、この
軸部66の上下に関節部材61の軸受片61bと同じ軸
受片66bを設けた構造として連結することによりFD
5をチルトさせることを可能とすることができる。ここ
で図10中、図1と共通する部品については図1と同一
の符号を用いてある。同様に基部1側に支柱1aの上部
で関節部材61を支持する部材67を設け、この部材6
7の上下から関節部材61の軸受片61bと同じ軸受片
67aを張り出して設けることにより基部1側に関節部
材61を取付けることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したこ
とにより次のような効果が得られる。
【0067】1)請求項1および2項によれば、多関節
アームを所要のフリクションを付与して連結したからデ
イスプレイ支持部を水平面内での旋回はもとより垂直方
向への上下動が容易にでき、これによりフラットデイス
プレイの画面を最も見易い位置や高さに調整することが
ワンタッチで行える。
【0068】2)請求項3によれば多関節アーム構造を
簡素化したためデイスプレイ支持部の水平面内での旋回
は容易に行え、しかも前項に比較して安価に製作するこ
とができる。
【0069】3)請求項4によれば関節部材の下面にケ
ーブル載架用のフックを設けたことにより、フラットデ
イスプレイ等のケーブル類がデスクに垂下してデスク上
の器物や書類と干渉する不具合をフックの下部の水平面
にケーブル類を載架することにより避けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフラットデイスプレイ搭載用多
関節アーム装置の一実施形態の全体構造を示す側面図。
【図2】図1の関節部材を構成する一側の部片を示し、
(A)は平面図、(B)は(A)の立面図、図(C)は
(A)のA−A断面図。
【図3】図1の関節部材を構成する他側の部片を示し、
(A)は平面図、(B)は(A)の立面図、図(C)は
(A)のB−B断面図。
【図4】図2(C)に示す部片と図3(C)に示す部片
とを重ね合わせて両者を一体とした関節部材の断面図。
【図5】本発明のFD支持部側に設けられる関節部材の
一側の部片を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、
(C)は正面図。
【図6】図5に重ね合わされる関節部材の他側の部片を
示し、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は正面
図。
【図7】図5の部片と図6の部片とを重ね合わせて関節
部材とした状態を示す断面図。
【図8】図1の多関節アームにケーブル載架用フックを
設けた場合の側面図。
【図9】図8の関節部材の一つの下半分を示す斜視図。
【図10】本発明の他の実施形態のフラットディスプレ
イ搭載用多関節アーム装置の構造を示す側面図。
【図11】図10の多関節アームを展開した状態を示す
単品の関節部材の斜視図。
【図12】図11の単品の関節部材を示し、(A)は側
面図、(B)は平面図、(C)は正面図。
【符号の説明】
1 基部 2 FD(フラットデイスプレイ)支持部 3 多関節アーム 4 デスク 5 FD(フラットデイスプレイ) 6 軸孔 7 締付部材 30,40,50 関節部材 31,32 関節部材構成部片 31a,32a 小径球部 31b,32b 大径球部 54 ケーブル載架用フック 60 多関節アーム 61 関節部材 61b 軸受片 61c ケーブル載架用フック 62 軸孔 63 軸 64 ビス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デスク等に固定的に取付けられる基部と、
    フラットデイスプレイを取付けるためのフラットデイス
    プレイ支持部と、これら基部とフラットデイスプレイ支
    持部とを連結する多関節アームとからなり、この多関節
    アームは任意方向に屈曲自在とされる多数の関節部材の
    連結により構成されていることを特徴とするフラットデ
    イスプレイ搭載用多関節アーム装置。
  2. 【請求項2】前記多関節アームの関節部材は、一端に小
    径球部が、他端にこの小径球部を所定角度の範囲にわた
    り回転可能に内抱する中空の大径球部が形成されるよう
    2つ割り部材の合体により構成され、これら関節部材の
    大径球部内に小径球部を内抱し所要のフリクションを付
    与して連結されるように構成されている請求項1記載の
    フラットデイスプレイ搭載用多関節アーム装置。
  3. 【請求項3】前記多関節アームの関節部材は、長手方向
    両端上下部に軸孔を有する軸受片が突設され、各関節部
    材の軸受片を互いに重ね合わせて前記軸孔に挿着する軸
    により水平面内で任意方向に回転自在に連結されるよう
    に構成されている請求項1記載のフラットデイスプレイ
    搭載用多関節アーム装置。
  4. 【請求項4】前記関節部材の下面にケーブル載架用フッ
    クが垂設されている請求項1〜3のいずれか1項記載の
    フラットデイスプレイ搭載用多関節アーム装置。
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