JP2000338223A - 電波反射装置 - Google Patents

電波反射装置

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JP2000338223A
JP2000338223A JP11145890A JP14589099A JP2000338223A JP 2000338223 A JP2000338223 A JP 2000338223A JP 11145890 A JP11145890 A JP 11145890A JP 14589099 A JP14589099 A JP 14589099A JP 2000338223 A JP2000338223 A JP 2000338223A
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JP
Japan
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radio wave
reflecting surface
reflected
incident
reflection
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JP11145890A
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English (en)
Inventor
Koji Taguchi
康治 田口
Yoshihide Agari
良英 上里
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Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射電波を入射方向に反射するリフレクタに
おいて、リフレクタのサイズを小さくする。 【解決手段】 内側反射面10と外側反射面12の2重
構造とする。内側反射面10は樹脂平板10aと偏波フ
ィルタ10bで構成し、外側反射面12はポラライザ1
2aと金属板12bで構成する。偏波フィルタ10bを
水平偏波は反射するが垂直偏波は透過する特性に設定す
ると、入射電波が水平偏波の場合には内側反射面10で
入射方向に反射するととともに、外側反射面12の一方
で反射した電波は内側反射面10を透過して他方の反射
面で反射して入射方向に戻される。すなわち、内側反射
面10と外側反射面12がともに反射面として機能し、
装置サイズを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電波反射装置、特に
反射効率の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されたレーダ装置
からの電波を入射方向に反射する電波反射装置(リフレ
クタ)が知られており、例えばレーンマーカとして用い
られている。すなわち電波反射装置をレーンに沿って配
置し、車両前方に電波を送信し反射電波を受信すること
で、レーンの形状、さらにはレーンに対する車両の相対
位置を検出することができる。また、他の車両その他の
物体に電波反射装置を搭載することにより、この物体の
存在を検出することも可能である。電波反射装置の代表
例はいわゆるコーナキューブであり、互いに90度をな
す2つの反射面で電波を入射方向に反射する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レーンあるい
は物体を確実に検出するためには、電波反射装置の反射
強度を大きくすることが必要であり、このためには電波
反射装置の反射断面積を大きくすることが有効である。
【0004】しかしながら、電波反射装置を取り付ける
物体によっては、電波反射装置自体のサイズを大きくす
ることが困難である場合が少なくない。例えば、電波反
射装置を車両のリア部に搭載する場合、電波反射装置自
体のサイズを大きくすることは意匠上も問題であり、特
に電波反射装置の車両前後方向のサイズ、すなわち厚み
は車両の突出部となるので可能な限り薄くすることが要
求される。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、反射性能(反射断
面積)を低下させずにサイズを小さくすることができる
電波反射装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入射電波を入射方向に反射させる電波反
射装置であって、内側反射面と、前記内側反射面を内包
する外側反射面の2重構造を有し、前記内側反射面に設
けられる、第1の直線偏波を反射し、前記第1の直線偏
波と偏波方向が直交する第2の直線偏波を透過する偏波
フィルタと、前記外側反射面に設けられる、前記第1の
直線偏波と前記第2の直線偏波を相互に変換するポララ
イザ及び金属面とを有することを特徴とする。内側反射
面と外側反射面の2重構造とし、内側反射面と外側反射
面でともに入射電波を反射することで、小サイズであり
ながら反射断面積を大きくすることができる。ここで、
内側反射面には偏波フィルタが設けられており、第1の
直線偏波は反射するものの、第2の直線偏波は透過す
る。従って、外側反射面で反射して内側反射面に向かう
第2の直線偏波は内側反射面で反射されず、そのまま透
過することとなる。すなわち、内側反射面は外側反射面
で反射した電波を阻害することがない。
【0007】また、本発明は、前記内側反射面で反射し
た電波と前記外側反射面で反射した電波の光路差が、前
記電波の波長の整数倍であることを特徴とする。両者の
光路差を波長の整数倍とすることで、内側反射面で反射
した電波と外側反射面で反射した電波とが同相となり、
両者を合成することで反射強度が一層増大する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0009】図1には、本実施形態の電波反射装置の平
面図が示されている。本実施形態の電波反射装置は、内
側反射面10と外側反射面12の2重構造で構成されて
いる。内側反射面10は、略90度をなす2つの面から
構成されており、各面は樹脂平板10aとこの樹脂平板
10aに密着された平板状偏波フィルタ10bから構成
されている。電波、例えばミリ波は図中矢印方向から入
射するが、偏波フィルタ10bは入射方向に対して樹脂
平板10aの裏面側に設けられている。この偏波フィル
タ10bは、水平偏波は反射するが、垂直偏波は透過す
るようにその偏波面が設定される。
【0010】一方、外側反射面12は内側反射面10を
内包するように3つの面から構成され、内側反射面10
に対向する2面が反射面として機能する。尚、この2面
は互いのなす角が90度であり、また本実施形態ではこ
の2面が内側反射面10と各々平行な面となっている。
反射面として機能する2つの面は、平板状ポラライザ1
2aと金属板12bから構成されており、ポラライザ1
2aは電波の入射方向に対して金属板12bの表面側に
設けられている。このポラライザ12aは入射電波の水
平偏波と垂直偏波に対して90度の位相差を与えること
で偏波方向を変化させる。外側反射面12に入射した電
波は、ポラライザ12aを通過することで90度の位相
差が生じ、ポラライザ12aの裏面に位置する金属板1
2bで反射し、さらにポラライザ12aを通過すること
で再び90度の位相差が生じる。従って、例えば水平偏
波が外側反射面12に入射した場合、その反射電波は垂
直偏波となり、垂直偏波が外側反射面12に入射した場
合にはその反射電波は水平偏波となる。
【0011】図2には、図1に示された電波反射装置に
水平偏波を送信した場合の、反射の様子が模式的に示さ
れている。図中矢印方向から水平偏波が入射すると、内
側反射面10の一方の面で水平偏波は反射し(正確に
は、偏波フィルタ10bで反射)、反射電波は他方の面
に向かい、他方の面でさらに反射して入射方向に戻され
る。内側反射面での反射光路は符号100で示されてい
る。
【0012】また、外側反射面12では、入射した水平
偏波はまず一方の面で反射して垂直偏波に変換され、内
側反射面の方に向かう。内側反射面10の偏波フィルタ
10bは垂直偏波に対しては透明(透過)であるので、
そのまま外側反射面12の他方の面に向かい、他方の面
でさらに反射して再び水平偏波に変換されて入射方向に
戻される。外側反射面での反射光路は符号200で示さ
れている。
【0013】このように、水平偏波が入射した場合、内
側反射面10ではいわゆるコーナキューブでの2面反射
の如く入射電波が反射して入射方向に戻され、外側反射
面12ではあたかも内側反射面が存在していないよう
に、2面反射が行われて入射方向に戻されるので、内側
反射面10と外側反射面はともに入射電波を入射方向に
戻す反射面として機能することになる。
【0014】従って、図1に示されるように、電波反射
装置の厚み(奥行き)をL1からL2として(図中波線
部分を除去)、電波反射装置のサイズを小さくしても、
波線部分を除去することで外側反射面12に生じた反射
断面積の減少を内側反射面10で補償することができ、
反射断面積を維持あるいは増大することが可能となる。
【0015】なお、図2に示されるように、内側反射面
10での入射電波の反射光路は(2d1+d2)であ
り、外側反射面12での入射電波の反射光路は(2D1
+D2)である。従って、両者の位相差により両反射電
波が打ち消し合わないように、両者の光路差を波長の整
数倍とすることが望ましい。すなわち、波長をλとする
と、
【数1】(2d1+d2)−(2D1+D2)=n・λ とするのが望ましい。但し、nは正の整数である。これ
により、内側反射面10で反射した電波と外側反射面1
2で反射した電波の位相が同一となり、反射強度を増大
させることができる。
【0016】また、本実施形態では、内側反射面10の
偏波フィルタ10bは水平偏波を反射し、垂直偏波を透
過する特性に設定しているが、水平偏波を透過し、垂直
偏波を反射する特性に設定することも可能である。この
場合、入射電波が垂直偏波の場合に内側反射面10と外
側反射面12で反射されて入射方向に戻されることにな
る。
【0017】本実施形態の電波反射装置はレーンマーカ
として、あるいは車両などの物体に搭載することができ
るが、車両に搭載した場合にはその車両の識別標識とし
て機能することもできる。
【0018】上述した説明から明らかなように、本実施
形態の電波反射装置は水平偏波に対しては内側反射面1
0と外側反射面12で反射するが、入射電波が垂直偏波
である場合には、内側反射面10では透過するととも
に、外側反射面12では反射電波は垂直偏波から水平偏
波に変換されて内側反射面10に向かい、偏波フィルタ
10bを透過することなく反射してしまうため、入射方
向に戻る電波が極めて小さくなる。すなわち、入射電波
が水平偏波の場合と垂直偏波の場合とで反射強度が大き
く異なる(言い換えると、水平偏波と垂直偏波とで、反
射断面積に相違がある)。そこで、この電波反射装置を
特定の車両(例えばバスなどの大型車両)に搭載し、送
信電波が水平偏波の場合と垂直偏波の場合における反射
強度を比較することで、バスなどの大型車両を容易に識
別することが可能となる。
【0019】もちろん、入射電波の偏波方向が不明であ
る場合に、この電波反射装置に電波を入射させ、その反
射強度を検出することで入射電波の偏波方向を検出する
という用途に用いることも可能である。
【0020】さらに、本実施形態では、電波反射装置に
入射する電波として水平偏波や垂直偏波などの直線偏波
を用いているが、電波反射装置の前面に第2のポラライ
ザを配置することで、入射した電波が円偏波の場合でも
これを直線偏波に変換して入射方向に反射させることが
可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反射性能(反射断面積)を低下させずに装置サイズを小
さくすることができる。これにより、装置を取り付ける
箇所の制約が緩和され、より多様な箇所に設置すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の平面図である。
【図2】 図1の電波反射装置の反射説明図である。
【符号の説明】
10 内側反射面、10a 樹脂平板、10b 偏波フ
ィルタ、12 外側反射面、12a ポラライザ、12
b 金属板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上里 良英 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 CC12 CC14 CC24 LL01 LL02 LL08 5J020 AA03 AA07 BA07 CA01 5J070 AB24 AC01 AD15 AF03 AH39 AK40 AL01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射電波を入射方向に反射させる電波反
    射装置であって、 内側反射面と、前記内側反射面を内包する外側反射面の
    2重構造を有し、 前記内側反射面に設けられる、第1の直線偏波を反射
    し、前記第1の直線偏波と偏波方向が直交する第2の直
    線偏波を透過する偏波フィルタと、 前記外側反射面に設けられる、前記第1の直線偏波と前
    記第2の直線偏波を相互に変換するポラライザ及び金属
    面と、 を有することを特徴とする電波反射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記内側反射面で反射した電波と前記外側反射面で反射
    した電波の光路差が、前記電波の波長の整数倍であるこ
    とを特徴とする電波反射装置。
JP11145890A 1999-05-26 1999-05-26 電波反射装置 Withdrawn JP2000338223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190402A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Furukawa Electric Co Ltd:The リフレクタ、レーダ装置、及びレーダシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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