JP2000335825A - 線条積層成形物の製造装置 - Google Patents

線条積層成形物の製造装置

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JP2000335825A
JP2000335825A JP11148458A JP14845899A JP2000335825A JP 2000335825 A JP2000335825 A JP 2000335825A JP 11148458 A JP11148458 A JP 11148458A JP 14845899 A JP14845899 A JP 14845899A JP 2000335825 A JP2000335825 A JP 2000335825A
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bobbin
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angle
formwork
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Kyoichi Hikobe
恭一 彦部
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HIKOBE KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一カ所にのみ開口部を設けた線条積層成形物の
製造が可能であり、且つ、線条積層成形物が美しい模様
を形成することのできるものとする。 【解決手段】本発明は、回転する型枠に線条を、逆方向
に回転する糸巻きにより、巻き付けて線条積層成形物を
製造する装置において、型枠回転軸の糸巻き回転軸に対
する進入角度を自動的に変化させる回動機構を設け、該
回動機構による型枠回転軸の糸巻き回転軸に対する進入
角度の範囲を、90度以上且つ90度付近で、線条が型
枠の北極点を通過するが型枠の中心点を通過しない所定
角度から270度未満且つ270度付近で線条が型枠の
北極点を通過するが型枠の中心点を通過しない所定角度
の範囲とし、該回動機構により上記範囲で型枠回転軸の
進入角度を変化させることを特徴とする線条積層成形物
の製造装置を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型枠回転軸により
一方向に回転する型枠に、接着成分が浸透している線条
を、型枠の周りを型枠回転方向と逆方向に回転する糸巻
きにより、巻き付けて線条積層成形物を製造する装置に
関するものであり、主として、ポリエステル糸、ガラス
繊維、綿糸、絹糸等の線条により照明器具の化粧カバー
を製造することを目的に開発されたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、美しい線条積層成形物を製造する
ため、例えば、型枠が球形状の場合、線条がその球形状
の中心点、即ち型枠の中心点を通る線条積層成形物の製
造装置が存在した。しかし、この様な製造装置により成
形される物は、上下に開口部を有する物となり、開口部
を一カ所とする線条積層成形物の製造ができないなど、
できあがる線条積層成形物が有る程度限定されるもので
あった。
【0003】又、線条が型枠の中心点を通り、上下に開
口部を設けた線条積層成形物の場合、線条積層成形物に
形成される模様もある程度限定されるものであった。こ
のような線条積層成形物にあっては、開口部付近で線条
が密集して巻き付けられるため、開口部の口径に応じた
円形模様が形成される。この円形模様の口径の大きさを
変えることにより、線条積層成形物に一定間隔の連続す
る区切り模様としての段々巻きの模様を作ることができ
た。しかしこの場合には、型枠回転軸の糸巻き回転軸に
対する進入角度を変更するため一回一回機械を止め、手
作業で型枠回転軸の進入角度の変更を行う必要があり、
自動化は困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決しようとするもので、第1に、一カ所にのみ開口
部を設けた線条積層成形物の製造が可能であり、且つ、
線条積層成形物が美しい模様を形成することのできる製
造装置を提供すること、第2に、一回一回機械を止めな
い自動装置においても、線条の密集現象による渦巻き模
様を呈する線条積層成形物、更には、線条の密集現象を
なくしたランダムな模様の線条積層成形物の製造が可能
な装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、型枠回転軸により一方向に回転する型枠
に、接着成分が浸透している線条を、型枠の周りを型枠
回転方向と逆方向に回転する糸巻きにより、巻き付けて
線条積層成形物を製造する装置において、型枠回転軸の
糸巻き回転軸に対する進入角度を自動的に変化させる回
動機構を設け、該回動機構による型枠回転軸の糸巻き回
転軸に対する進入角度の変化の範囲を、90度以上且つ
90度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の中
心点を通過しない所定の角度から、270度未満且つ2
70度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の中
心点を通過しない所定の角度の範囲内とし、該回動機構
により上記範囲で型枠回転軸の進入角度を変化させるこ
とを特徴とする線条積層成形物の製造装置を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例と共に発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明に係る線条積層
成形物の製造装置の概要図である。線条積層成形物の製
造装置は、糸巻き部1と型枠部2よりなるものである。
糸巻き部1には、線条案内11、11′を有する糸巻き
12と、変速機17を介してモータ16に連結される糸
巻き回転軸13と、ボビン状に巻かれた線条14とが設
けられている。
【0007】糸巻き12は、図1に示されるように、型
枠21の干渉を避けるため鉤形の形状とされている。糸
巻き12の内側には、鉤形の先端部付近と曲折部付近の
2カ所に、線条案内11、11′が設けられている。糸
巻き12は、糸巻き回転軸13の端部付近に固着されて
いる。従って、糸巻き12は、糸巻き回転軸13の回転
と同期して回転する。
【0008】糸巻き回転軸13は、モータ16により一
定方向にのみ回転自在とされている。本実施例では、右
方向にのみ回転自在である。又、変速機17により回転
速度の変更も可能とされている。これにより、糸巻き回
転軸13の端部に固着される糸巻き12も右方向にのみ
回転自在であり、又、回転速度の変更が可能とされてい
る。糸巻き回転軸13は、線条14の通過道を形成する
ため中空の円筒形状をした軸とされる。
【0009】線条14の材料は、ポリエステル糸、ナイ
ロン糸、綿糸、絹糸、ガラス繊維等である。線条14
は、ボビン状に巻かれた状態から取り出され、接着成分
である樹脂液15に浸透し、表面上に浸着している必要
以上の樹脂液15を一旦ローラにより振り落とした後、
糸巻き回転軸13の中空部を貫通して線条案内11′、
11に導かれ、図1中、糸巻き12の下方に位置する型
枠21に向かって垂下されている。線条14を樹脂液1
5に浸透するのは、線条14を型枠21に巻き付け糸道
18よりなる線条積層成形物を乾燥させた際に、線条積
層成形物が定形を保持するようにするためである。樹脂
液15の代わりに糊剤を用いても良い。
【0010】尚、線条14の材料として絹糸を使用する
場合、生糸(蚕の繭からとったままでまだ練っていない
絹糸)には、膠状物質(ニカワのような粘りけのある物
質)であるセリシンが、繊維構成物質であるフィブロイ
ンを包む形となっているため、樹脂液15を用いること
なく、定形的な線条積層成形物を製造することが可能で
ある。
【0011】次に、型枠部2には、型枠21と、型枠2
1の中心点に向かった型枠回転軸22と、型枠回転軸2
2を回転させる型枠回転機構3と、型枠回転軸22の糸
巻き回転軸13に対する進入角度を変化させる回動機構
4が設けられている。
【0012】型枠21は、型枠回転軸22により、糸巻
き12の回転範囲内に位置する。又、型枠21の中心
点、即ち、型枠回転軸22が、糸巻き回転軸13に対し
て同一水平面上に位置するよう設けられている。又、型
枠21は、糸巻き12の回転と逆方向にのみ回転自在と
する。これにより、線条14を型枠21に早く確実に巻
き付けるものである。本実施例では、型枠21は左方向
にのみ回転自在とされている。
【0013】軌道24の上を走行する台車25の上に、
型枠回転軸22の装備された型枠回転機構3が固定され
ている。台車25は、別設の駆動モータ(図示されてい
ない)により軌道24上を走行する。軌道24は、型枠
21の中心点を中心とする円弧状のもので、台車25の
走行範囲は、糸巻き回転軸13の進入角度と一致させら
れている。
【0014】型枠回転軸22は、回動機構4により、糸
巻き回転軸13に対する進入角度の変化の範囲を、90
度以上且つ90度付近で線条14が型枠21の北極点を
通過するが型枠21の中心点を通過しない所定の角度か
ら、270度未満且つ270度付近で線条14が型枠2
1の北極点を通過するが型枠21の中心点を通過しない
所定の角度の範囲とし、該範囲で進入角度を変化させ
る。進入角度の変化は、台車25の走行による。
【0015】線条14が型枠21の北極点を通過するが
中心点を通過しないのは、線条積層成形物の開口部を一
カ所にのみ設けるためである。又、型枠回転軸22が、
糸巻き回転軸13に対して進入角度の範囲を、90度以
上90度付近の所定の角度から270度未満且つ270
度付近の所定の角度の範囲内で変化させるのは、線条積
層成形物に種々の模様を形成するためである。
【0016】型枠回転軸22の糸巻き回転軸13に対す
る巻きつけ開始時の進入角度は、線条積層成形物の開口
部の広さをどれくらいにするかにより決定される。線条
積層成形物の開口部を広くしたいときには、型枠回転軸
22の糸巻き回転軸13に対する進入角度を大さく設定
し、線条積層成形物の開口部を狭くしたいときには、型
枠回転軸22の糸巻き回転軸13に対する進入角度は小
さく(90度以上で、90度に向かって小さく)設定す
る。
【0017】型枠回転軸22と連結する型枠回転機構3
の駆動源はモータ23である。モータ23を回転させる
ことによりプーリ及び歯車を介して、型枠回転軸22を
回転させ、型枠21を回転させるのである。
【0018】180度以外の進入角度で型枠回転軸22
が進入しているとき、糸巻き12の回転を一定とする
と、型枠21を速く回転する程、型枠21に巻きつけら
れる糸道18のピッチ幅は広くなり、型枠21を遅く回
転する程、糸道18のピッチ幅は狭くなる。逆に型枠2
1の回転を一定とすると、糸巻き12を速く回転する
程、糸道18のピッチ幅は狭くなり、糸巻き12を遅く
回転する程、糸道18のピッチ幅は広くなる。これによ
り、線条14を型枠21に所望のピッチ幅に確実に巻き
付けることができる。
【0019】
【実施例】以下図1乃至図3に従って、線条積層成形物
の製造装置の第1実施例について説明する。第1実施例
では、線条14はポリエステル糸を用い、型枠21は球
形状を用い、線条積層成形物として一つの開口部26を
設けた照明器具の化粧カバー(電気笠)を製造する。線
条積層成形物に現れる糸道18の密集現象による模様は
渦巻き模様とする。
【0020】型枠21は、糸巻き12より導かれた線条
14が、型枠21の北極点27(型枠回転軸22の延長
線29上で型枠21の中心点28を通る型枠21の先端
部)を通るように位置させる。この時、型枠回転軸22
は、回動機構4により、糸巻き回転軸13に対する進入
角度を105度に設定されている。図2はこの状態を表
したものである。
【0021】渦巻き模様の線条積層成形物を形成するに
は、先ず、モータ16により糸巻き12を右回転させる
と共に、モータ23により型枠21を左回転させる。こ
れにより、全ての糸道18が北極点を通ると共に、南極
側に開口部26を形成して型枠21のほぼ全体(開口部
26内を除く)に糸道18を一面に形成する。このと
き、全ての糸道が北極点を通るため、北極点は糸道18
の交点が密集し、渦巻きの中心点となる。又、開口部2
6付近でも糸道18が他の部分に比較して密集している
ため、開口部26の口径に応じた円形模様が現れる。
【0022】次に、モータ16及びモータ23の駆動に
加え、回動機構4のモータ(図示されていない)を駆動
させる。該回動機構4のモータの駆動により型枠21を
装着した型枠回転軸22は、糸巻き回転軸13に対する
進入角度を、同一平面上で糸巻き回転軸13に対して1
05度から180度の方向に向かって連続的に等速で回
動する。
【0023】これにより、図3に示されるように、北極
側の糸道18の密集点A、A′は、徐々に右への回転を
伴いながら赤道側へと移動し、南極側の糸道18の密集
点B、B′は徐々に左への回転を伴いながら赤道側へと
移動する。
【0024】このように、糸巻き12及び型枠21の回
転に加え回動機構4の回動を加えると、北極点27から
赤道へ向かう渦巻き模様と、開口部26から赤道へ向か
う渦巻き模様とが、赤道付近で一体となる渦巻き模様が
形成される。
【0025】第1実施例では、上記模様を形成するた
め、回動機構4の回動が連続した等速での片道1回であ
るのに対して、型枠21の回転が10回転であり、糸巻
き12の回転が800回転である。この場合、渦巻き
は、北極側から10段と開口部側から10段の計20段
形成される。尚、型枠21の回転を糸巻き12の回転に
対して遅くすると渦巻きの線はハッキリと現れ、型枠2
1の回転を糸巻き12の回転に対して速くすると渦巻き
の線はボケる。
【0026】第2実施例は、第1実施例と共通する。相
違するのは、第1実施例が、回動機構4の回動が片道1
回に限定されているのに対し、第2実施例では、連続的
往復運動をすることである。本実施例では、回動機構4
が片道6回(3往復)回動し、型枠21の回転が60回
転、糸巻き12の回転が720回転である。
【0027】回動機構4の回動が片道6回と多くなり、
型枠21の回転が糸巻き12の回転に対して速くなるこ
とにより、糸道18の交点や糸道18自体の密集が解消
され、渦巻きの線が強調されなくなる。これにより糸道
18は、ランダムな透かし模様を形成する。回動機構4
の回動及び型枠21の回転をさらに速くし、且つ糸巻き
12の回転を多くすることにより、ランダムで且つ透き
間のない、模様が形成される。
【0028】請求項4に係る発明は、型枠回転軸の進退
機構30を設けたことを特徴とする線条積層成形物の製
造装置である。進退機構30は、シリンダー等にて自動
制御可能なものが好ましい。進退機構30により、長尺
円筒形等の線条積層成形物の製造を可能とすると共に、
進退機構30による型枠21の移動により、口径(開口
部の大きさ)を変化させたり、ランダム模様を現したり
することも可能である。
【0029】尚、本実施例では、線条積層成形物として
照明器具の化粧カバー(電気笠)を製造したが、型枠2
1を取り変えることにより、帽子、箱体、広幅不織布、
壁材、浮子、置物等種々の線条積層成形物を製造するこ
とが可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、如上のように構成されるため
以下のような効果を発揮する。第1に、線条積層成形物
の製造装置において、回動機構による型枠回転軸の糸巻
き回転軸に対する進入角度の変化の範囲を、90度以上
且つ90度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠
の中心点を通過しない所定の角度から、270度未満且
つ270度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠
の中心点を通過しない所定の角度の範囲内とし、上記範
囲で型枠回転軸の進入角度を変化させることにより、線
条積層成形物の開口部を一カ所にのみ設けた線条積層成
形物の製造も可能となり、幅広い線条積層成形物の製造
が可能となった。
【0031】第2に、請求項2の発明の効果であるが、
線条積層成形物の製造装置において、回動機構による型
枠回転軸の糸巻き回転軸に対する進入角度が巻き付け開
始地点では糸巻き回転軸に対して約90度以上で線条が
型枠の北極点を通過するが型枠の中心点を通過しない所
定の角度であり、巻き付け完了地点では糸巻き回転軸に
対して約180度であり、該回動機構により上記範囲で
型枠回転軸の進入角度を連続的一方向に等速で変化させ
ることとしため、従来の装置のように、一回一回機械を
止めるることなく自動装置により渦巻き模様の線条積層
成形物の製造が可能となった。
【0032】第3に、請求項1の発明で可能なものであ
るが、巻き付け完了地点を、270度未満且つ270度
付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の中心点を
通過しない所定の角度までとすることにより、渦巻き模
様を重ね合わせることができ、趣の異なる模様を表現す
ることができる。
【0033】第4に、請求項3の効果ではあるが、回動
機構による型枠回転軸の糸巻き回転軸に対する進入角度
の範囲が、巻き付け開始地点では糸巻き回転軸に対して
約90度以上で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の
中心点を通過しない所定の角度であり、巻き付け完了地
点では糸巻き回転軸に対して約180度であり、該回動
機構により上記範囲で型枠回転軸の進入角度を連続的往
復運動にて変化させることにより、線条の密集現象によ
る模様の発生を押さえ、ランダムな模様の線条積層物の
製造が、簡単且つ自動的に可能となった。
【0034】第5に、請求項4の発明の効果であるが、
型枠回転軸に糸巻き方向への自動進退機構を設けたこと
により、細長い形状の線条積層成形物の製造に対応でき
るのみでなく、該自動進退機構の動作のみで渦巻き模様
を有する線条積層成形物を製造できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】線条積層成形物の製造装置の概要図
【図2】巻き付け開始時における型枠と糸道の関係を示
す説明図
【図3】渦巻き模様の現れ方を示す説明図
【符号の説明】
1.......糸巻き部 2.......型枠部 3.......型枠回転機構 4.......回動機構 11、11′..線条案内 12......糸巻き 13......糸巻き回転軸 14......線条 15......樹脂液 16、23...モータ 17......変速機 18......糸道 21......型枠 22......型枠回転軸 24......軌道 25......台車 26......開口部 27......北極点 28......中心点 29......延長線 30......進退機構 A、A′....北極側の密集点 B、B′....南極側の密集点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠回転軸により一方向に回転する型枠
    に、接着成分が浸透している線条を、型枠の周りを型枠
    回転方向と逆方向に回転する糸巻きにより、巻き付けて
    線条積層成形物を製造する装置において、型枠回転軸の
    糸巻き回転軸に対する進入角度を自動的に変化させる回
    動機構を設け、該回動機構による型枠回転軸の糸巻き回
    転軸に対する進入角度の変化の範囲を、90度以上且つ
    90度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の中
    心点を通過しない所定の角度から、270度未満且つ2
    70度付近で線条が型枠の北極点を通過するが型枠の中
    心点を通過しない所定の角度の範囲内とし、該回動機構
    により上記範囲で型枠回転軸の進入角度を変化させるこ
    とを特徴とする線条積層成形物の製造装置。
  2. 【請求項2】回動機構による型枠回転軸の糸巻き回転軸
    に対する進入角度が、巻き付け開始地点では糸巻き回転
    軸に対して約90度以上で線条が型枠の北極点を通過す
    るが型枠の中心点を通過しない所定の角度であり、巻き
    付け完了地点では糸巻き回転軸に対して約180度であ
    り、該回動機構により上記進入角度の範囲で型枠回転軸
    の進入角度を連続的一方向に等速で変化させることを特
    徴とする請求項1記載の線条積層成形物の製造装置。
  3. 【請求項3】回動機構による型枠回転軸の糸巻き回転軸
    に対する進入角度が、巻き付け開始地点では糸巻き回転
    軸に対して約90度以上で線条が型枠の北極点を通過す
    るが型枠の中心点を通過しない所定の角度であり、巻き
    付け完了地点では糸巻き回転軸に対して約180度であ
    り、該回動機構により上記進入角度の範囲で型枠回転軸
    の進入角度を連続的往復運動にて変化させることを特徴
    とする請求項1記載の線条積層成形物の製造装置。
  4. 【請求項4】型枠回転軸に糸巻き方向への自動進退機構
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の線条積層形成
    物の製造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083719A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Gunma Prefecture 線条樹脂成形物の製造法及びその成形物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083719A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Gunma Prefecture 線条樹脂成形物の製造法及びその成形物

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