JP2000334522A - 折り曲げ装置 - Google Patents

折り曲げ装置

Info

Publication number
JP2000334522A
JP2000334522A JP11143546A JP14354699A JP2000334522A JP 2000334522 A JP2000334522 A JP 2000334522A JP 11143546 A JP11143546 A JP 11143546A JP 14354699 A JP14354699 A JP 14354699A JP 2000334522 A JP2000334522 A JP 2000334522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
holding
bending
plate material
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11143546A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Kikura
芳邦 亀倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMEKURA SEIKI KK
Original Assignee
KAMEKURA SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAMEKURA SEIKI KK filed Critical KAMEKURA SEIKI KK
Priority to JP11143546A priority Critical patent/JP2000334522A/ja
Publication of JP2000334522A publication Critical patent/JP2000334522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材を動力によって簡単に折曲でき、握持し
た指のスイッチ操作とこの握持したままでの上方への移
動によって折曲も折り返し重合も力を入れずに容易に行
え、更には、例えば高所作業者においては作業場の端部
から身を乗り出すことなく容易に垂下折曲でき、安全に
して非常に作業能率が向上する画期的な折り曲げ装置を
提供すること。 【解決手段】 握持部1の指掛け位置に設けた操作スイ
ッチ2の作動操作によって、握持部1に連設した本体部
3内のシリンダ装置4に弁機構5を介してエアや油など
の圧力媒体を圧送して作動杆6を可動せしめるように構
成したポータブルタイプの作動装置Aの先端部に、前記
作動杆6の可動によって開閉する板材挾持装置Bを設
け、板材7の端部を前記板材挾持装置Bによって挾持し
た状態で前記握持部1を握持したまま前記作動装置Aを
所定方向に回動操作することで前記板材7を折り曲げ得
るように構成した折り曲げ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば屋根板など
の金属製板材の端部を下方へ折り曲げたり、折り返し重
合したりするための折り曲げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】板材の
端部を折り曲げたり、折り返したりする作業はしばしば
あるが、例えば屋根に付設する屋根板の側端部も折り返
し重合する必要がある。
【0003】従来、この屋根板の折り返し重合作業は屋
根上で作業者がツカミ等と称されるペンチのような折り
曲げ専用工具を持って作業している。
【0004】この折り曲げ専用工具は、ペンチ形の挾持
工具でツカミ部分が所定幅を有する一対の挾持板部で形
成されていて、握柄に対してややツカミ部分が屈曲して
いるもので、この握持部を握持することで一対の挾持板
部によって屋根板の端部を挾持し、この状態で握持部を
下方へ向かって回動することで屋根板の端部を下方へ垂
下折曲し、更にこの垂下部分をもう一度改めて挾持して
潰すことで折り返し重合する専門の手動工具であった。
【0005】従って、単なる開閉する手動工具にすぎな
いため、力仕事となる不便さだけでなく、屋根板の側端
部を前述のように垂下折曲する場合に、屋根の側端から
作業者は工具を握持したまま身を乗り出して握持した手
を外方へ延ばし下方へ向けて垂下折曲しなければなら
ず、更に潰し(折り返し重合)作業に際しては、身を乗
り出したまま手を延ばして握持挾持しなければならず、
危険故に作業能率が悪い。
【0006】本発明は、このような不便さに鑑み、板材
を動力によって簡単に折曲でき、握持した指のスイッチ
操作とこの握持したままでの上方への移動によって折曲
も折り返し重合も力を入れずに容易に行え、更には、例
えば高所作業者においては作業場の端部から身を乗り出
すことなく容易に垂下折曲でき、安全にして非常に作業
能率が向上する画期的な折り曲げ装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】握持部1の指掛け位置に設けた操作スイッ
チ2の作動操作によって、握持部1に連設した本体部3
内のシリンダ装置4に弁機構5を介してエアや油などの
圧力媒体を圧送して作動杆6を可動せしめるように構成
したポータブルタイプの作動装置Aの先端部に、前記作
動杆6の可動によって開閉する板材挾持装置Bを設け、
板材7の端部を前記板材挾持装置Bによって挾持した状
態で前記握持部1を握持したまま前記作動装置Aを所定
方向に回動操作することで前記板材7を折り曲げ得るよ
うに構成したことを特徴とする折り曲げ装置に係るもの
である。
【0009】また、前記板材7を折り曲げた後、前記操
作スイッチ2の解除操作によって前記板材挾持装置Bを
開き作動させて挾持解除し、改めて前記操作スイッチ2
の作動操作によって、前記折曲した板材7の折り曲げ部
分7Aを板面方向から前記板材挾持装置Bによって挾持
して前記板材7の端部を折り返し重合し得るように構成
したことを特徴とする請求項1記載の折り曲げ装置に係
るものである。
【0010】また、前記作動装置Aの長さ方向に対して
前記板材挾持装置Bの一対の対向挾持部の長さ方向が<
状となるように構成して、前記板材7の外端部を前記板
材挾持装置Bが挾持した状態においては、前記作動装置
Aが板材7の内方側板面上方に傾斜状態に配設されるよ
うに構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか
1項に記載の折り曲げ装置に係るものである。
【0011】また、前記板材挾持装置Bは、前記作動装
置Aの本体部3の先端部に設けた所定幅を有する一方の
挾持板部8に他方の所定幅を有する挾持板部8を開閉自
在に枢着し、この他方の挾持板部8が前記作動装置Aの
本体部3の先端部より突出可動する前記作動杆6によっ
て押圧されることで枢着軸9を支点に開き付勢バネ12に
抗して閉動回動し、一対の挾持板部8の所定幅を有する
板面で板材7の端部を挾持し得るように構成したことを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の折り曲
げ装置に係るものである。
【0012】また、前記一対の挾持板部8の間に、この
挾持板部8間に挿入配設される前記板材7の先端部によ
って押圧されることで付勢バネ13に抗して回動する安全
用ストッパー14を回動自在に設け、前記押圧が加えられ
ない常態においては前記付勢バネ13によって前記安全用
ストッパー14は突出状態に保持されてこの安全用ストッ
パー14の介在によって前記操作スイッチ2の作動操作に
よって前記作動杆6が突出しようとしてもこの安全用ス
トッパー14が挟み込みの邪魔となって挾持板部8が閉動
し得ないように構成すると共に、前記板材7を挾持する
際には、この板材7の先端部が挿入時に前記安全用スト
ッパー14を前記付勢バネ13に抗して押動回動して安全用
ストッパー14は没動し、前記作動杆6の突出動により挾
持板部8が閉動し得るように構成したことを特徴とする
請求項4記載の折り曲げ装置に係るものである。
【0013】また、前記開き付勢バネ12によって開き付
勢される前記挾持板部8の開き間隔を調整し得る開き度
合調整装置15を設けたことを特徴とする請求項4,5の
いずれか1項に記載の折り曲げ装置に係るものである。
【0014】また、前記板材挾持装置Bに前記板材7の
端部を突き当てる板材位置決部16を設け、この板材位置
決部16に突き当たるまで板材7を一対の挾持板部8間に
挿入配設することで板材7の折り曲げ奥行きが常に一定
となるように構成したことを特徴とする請求項1〜6の
いずれか1項に記載の折り曲げ装置に係るものである。
【0015】また、前記板材位置決部16はピン状体で構
成して、前記挾持板部8の左右に突没動自在に突設し、
前記板材7の折り曲げ操作に際し、板材位置決部16が部
材に突き当たる場合においてはこの板材位置決部16が付
勢バネ17に抗して没動することで折り曲げ操作に支障を
生じないように構成したことを特徴とする請求項7記載
の折り曲げ装置に係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】例えば、金属製の屋根板(板材7)の外端
部を下方へ折り曲げ、更にこの折り曲げ部分7Aを潰し
て折り返し重合する場合を例に説明する。
【0018】作動装置Aの握持部1を握持した指で操作
スイッチ2を作動操作(ON操作)すると、例えば、コ
ンプレッサから弁機構5を介してエア(圧力媒体)が作
動装置Aの本体部3内のシリンダ装置4に圧送され、戻
りバネ10に抗して作動杆6が作動装置Aの先端部より突
出可動する。
【0019】この作動杆6の突出可動によって板材挾持
装置Bが閉動作して板材7の端部を挾持する。
【0020】例えば、一対の挾持板部8を開閉自在に枢
着した構成とした板材挾持装置Bを作動装置Aの先端部
に設け、前記作動杆6の突出可動によって固定した一方
の挾持板部8に対して他方の挾持板部8を押動して閉動
作させ、一対の板面によって板材7の端部を挾持する。
【0021】この挾持状態を保持したまま握持部1を上
方へ押しやって挾持部を支点に回動操作し、挾持部を下
方へ垂下折曲する。
【0022】そして、一旦操作スイッチ2をOFF操作
することで作動杆6を後退させて挾持解除し、改めて操
作スイッチ2をON操作させて折曲部分7Aをその板面
方向から挾持し(潰し)、折り返し重合させる。
【0023】従って、握持部1を握持したまま操作スイ
ッチ2のON・OFF操作と、握持部1による起伏回動
操作によって板材7を折り曲げたり、折り返したりする
ことができ、力を要せず簡単に能率良く板材7を折り曲
げることができる。
【0024】しかも、前記作動装置Aの長さ方向に対し
て前記板材挾持装置Bの一対の対向挾持部の長さ方向が
<状となるように構成すれば、前記板材7の外端部を前
記板材挾持装置Bが挾持した状態においては、前記作動
装置Aが板材7の内方側板面上方に傾斜状態に配設され
ることとなるため、板材7を下方へ折曲する場合には、
単に握持部1を握持したまま作動装置Aを上方へ向けて
立ち起こし回動することで板材7の端部を下方へ垂下折
曲できることとなる。
【0025】従って、屋根板材7の端部を下方へ垂下折
曲するに際して、屋根の端部から身を乗り出したり、手
を大きく屋根外方へ延ばす必要もなく、単にその場で握
持している作業装置Aを上方へ立ち起こすだけで折曲で
きることとなるから、屋根上などの高所作業における折
曲作業において極めて安全にして能率良く作業ができ、
作業スピードが極めて向上する画期的な折り曲げ装置と
なる。
【0026】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0027】本実施例の作動装置Aは、エアシリンダ装
置4を内装した本体部3に握持部1を突設し、この握持
部1の基部に操作スイッチ2を設けたいわゆるガンタイ
プのエア駆動装置に構成したもので、この操作スイッチ
2のON操作によって本体部3に設けた弁機構(逆止
弁)5の導通作動によって、コンプレッサに接続するエ
ア管11を通じて本体部3内のシリンダ装置4にエアが圧
送されるように構成したもので、このエアは三段に配し
たエアシリンダ部に分岐流通して三段直列に配した各エ
アシリンダ部分のエア圧によって、本体部3の長さ方向
に配した作動杆6を戻りバネ10に抗して突出可動するよ
うに構成している。
【0028】また、操作スイッチをOFFにすると、逆
に弁機構5によってエアの圧送が阻止され、排水部から
エアが排出されると共に、戻りバネ10によって作動杆6
が後退するように構成している。
【0029】また、この作動装置Aの先端部に前記作動
杆6の可動によって開閉する板材挾持装置Bを設けてい
るが、この板材挾持装置Bは、前記作動装置Aの本体部
3の先端部に設けた所定幅を有する一方の挾持板部8に
他方の所定幅を有する挾持板部8を開閉自在に枢着し、
この他方の挾持板部8が前記作動装置Aの本体部3の先
端部より突出可動する前記作動杆6によって押圧される
ことで枢着軸9を支点に開き付勢バネ12に抗して閉動回
動し、一対の挾持板部8の所定幅を有する板面で板材7
の端部を挾持し得るように構成している。
【0030】また、図1に示すように前記作動装置Aの
長さ方向に対して前記板材挾持装置Bの一対の対向挾持
部の長さ方向が<状となるように構成して、前記板材7
の外端部を前記板材挾持装置Bが挾持した状態において
は、前記作動装置Aが板材7の内方側板面上方に傾斜状
態に配設されるように構成している。
【0031】また、図5〜図16には、安全用ストッパ
ー14,開き度合調整装置15,板材位置決部16を設けた構
成の第二実施例を図示している。
【0032】本実施例は、図1〜図4に示す前述の第一
実施例と同様に構成し請求項1〜4に属するもので、更
に請求項5〜8にも属する実施例である。
【0033】即ち、本実施例は、前記一対の挾持板部8
の間に、この挾持板部8間に挿入配設される前記板材7
の先端部によって押圧されることで付勢バネ13に抗して
回動する安全用ストッパー14を下側の挾持板部8の中央
部より突出状態にして回動自在に設け、前記押圧が加え
られない常態においては前記付勢バネ13によって前記安
全用ストッパー14は挾持板部8間に突出状態に保持され
てこの安全用ストッパー14の介在によって前記操作スイ
ッチ2の作動操作によって前記作動杆6が突出しようと
してもこの安全用ストッパー14が挟み込みの邪魔となっ
て挾持板部8が閉動し得ないように構成すると共に、前
記板材7を挾持する際には、この板材7の先端部が挿入
時に前記安全用ストッパー14を前記付勢バネ13に抗して
押動回動して安全用ストッパー14は没動し、前記作動杆
6の突出動により挾持板部8が閉動し得るように下側の
挾持板部8と面一状態となるまで没動するように構成し
ている。
【0034】具体的には、図5〜図9に示すように、下
側の挾持板部8の中央部に取付孔を介して突出状態に安
全用ストッパー14を回動自在に突設し、この安全用スト
ッパー14が挾持板部8間に介在するために操作スイッチ
2が作動して作動杆6が突出駆動しても、図8に示すよ
うにこの安全用ストッパー14を挾み込むために挾持板部
8同志が挾持し得ないように構成し、誤って操作スイッ
チ2を作動操作しても挾持板部8間に指を挾むことを確
実に防止できる。
【0035】しかも、この安全用ストッパー14は単に突
出付勢する付勢バネ13に抗して突没動する構成とするだ
けでなく、側方からの押圧によって安全用ストッパー14
が付勢バネ13に抗して回動することで突没動自在となる
ように構成し、板材7を挾持板部8間に挿入する動作に
よってこの板材7の先端部が安全用ストッパー14を側方
から押動回動し没動するように構成している。
【0036】従って、板材7を折り曲げるために挾持す
る際にこの板材7の挿入配設によって自動的にこの安全
機能が解除されるように構成している。
【0037】また、本実施例では、前記開き付勢バネ12
によって開き付勢される前記挾持板部8の開き間隔を調
整し得る開き度合調整装置15を設けている。
【0038】具体的には、挾持板部8の開閉枢着軸9に
平行させて操作回動軸18を架設し、この操作回動軸18に
は操作ダイヤル19を設け、この操作回動軸18には前記一
方の挾持板部8の端部に当接するカム縁部20を設け、操
作ダイヤル19を操作して操作回動軸18を回動させること
でカム縁部20(切欠溝を形成することで回動向きによっ
て外径を異ならせている)により前記開閉枢着軸9に設
けた開き付勢バネ12に抗して挾持板部8の端部を押圧し
て挾持板部8の常態での開き位置を調整し得るように構
成している。
【0039】更に説明すれば、図10〜図12に示すよ
うに、双方の挾持板部8の左右に連設した側板部8Aを
重合状態に設け、この側板部8Aの重合部に前記枢着軸
9を架設し、この枢着軸9と並行させて外側の側板部8
A間に操作回動軸18を架設し、内側の側板部8Aの端縁
がこの操作回動軸18の端部に設けたカム縁部20に当接す
るように構成し、操作ダイヤル19を回動操作することで
操作回動軸18を所定位置に回動させてカム縁部20のカム
作用によって(外径寸法が回動位置によって異なること
によって一方の側板部8Aの端縁を押圧することで)、
開き付勢バネ12に抗して一方の挾持板部8を押動して他
方の挾持板部8に対する一方の挾持板部8の開き間隔を
調整するように構成している。
【0040】また、この操作回動軸18には、操作回動軸
18の回動調整位置を保持するため、前記開閉枢着軸9に
設ける開き付勢バネ12の端部が押圧係合し所定位置を保
持するために底部を平坦とした係合溝21を設けている。
【0041】従って、単に操作ダイヤル19を所定位置に
回動調整することで挾持板部8の開き度合いを調整で
き、必要十分な間隔に挾持板部8の開き度合いを調整し
ておくことができると共に、折り返し重合する際に、折
り曲げてある長さが長く大きな開き間隔が必要な場合に
は、図12に示すように、簡単に開き間隔を広げること
ができることとなる。
【0042】また、本実施例では、図13〜図16に示
すように、前記板材挾持装置Bに前記板材7の端部を突
き当てる板材位置決部16を設け、この板材位置決部16に
突き当たるまで板材7を一対の挾持板部8間に挿入配設
することで板材7の折り曲げ奥行きが常に一定となるよ
うに構成している。
【0043】更に本実施例では、前記板材位置決部16は
ピン状体で構成して、前記挾持板部8の左右に突没動自
在に突設し、前記板材7の折り曲げ操作に際し、板材位
置決部16が部材に突き当たる場合においてはこの板材位
置決部15が付勢バネ17に抗して没動することで折り曲げ
操作に支障を生じないように構成している。
【0044】従って、この左右に立設した板材位置決部
16に板材7を突き当てるように配設することで板材7を
位置決めできると共に、板材7の端部を平行に折り曲げ
でき、しかも常に一定の深さまで挿入することになるか
ら常に一定の長さだけ折り曲げできることとなる。
【0045】しかも、この板材位置決部16は、例えば図
15に示すように折り曲げ操作に際して、屋根の外壁部
や外壁部に沿って付設されている板材や金具などの部材
に当たって折り曲げの邪魔となるようなことがなく、こ
のような部材に突き当たる場合には、この板材位置決部
16は付勢バネ17に抗して没動するため折り曲げ操作に支
障は生じない。
【0046】また、この板材位置決部16を一方の挾持板
部8と面一となる以上に没動するように構成すること
で、板材位置決部16を突き当てとして用いない使用用途
に際しては、この板材位置決部16を十分に没動させ、こ
れが邪魔とならずに使用できることとなる。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、力
を要せずして握持したままでのスイッチ操作と、握持し
たままでの回動操作のみによる簡単な操作で容易に板材
を折曲でき、請求項2記載の発明においては、同様に容
易な操作で更に板材を折り返し重合することができる画
期的な折り曲げ装置となる。
【0048】更に請求項3記載の発明においては、例え
ば屋根板材の端部を下方へ垂下折曲するに際して、屋根
の端部から身を乗り出したり、手を大きく屋根外方へ延
ばす必要もなく、単にその場で握持している本装置を上
方へ立ち起こすだけで折曲できることとなるから、屋根
上などの高所作業における折曲作業が極めて安全にして
能率良く作業でき、作業スピードが極めて向上する折り
曲げ装置となる。
【0049】また、請求項4記載の発明においては、本
発明を容易に実現でき一層実用性に秀れた折り曲げ装置
となる。
【0050】また、請求項5記載の発明においては、誤
って手を挟むようなことを確実に防止できると共に、板
材の挿入によって自動的にこの安全機能が解除される画
期的な折り曲げ装置となる。
【0051】また、請求項6記載の発明においては、開
き度合いを簡単に調整できるため、非常に使い易い実用
性に秀れた折り曲げ装置となる。
【0052】また、請求項7,8記載の発明において
は、常に所定長さを折曲できると共に、特に請求項8記
載の発明においては、折り曲げ操作に支障も生じない極
めて画期的な折り曲げ操作となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の垂下折曲作業を示す説明側面図で
ある。
【図2】第一実施例の折り返し重合作業を示す説明側面
図である。
【図3】第一実施例の板材挾持装置を示す説明斜視図で
ある。
【図4】第一実施例の作動装置を示す説明断面図であ
る。
【図5】第二実施例の説明側断面図である。
【図6】第二実施例の要部の説明分解斜視図である。
【図7】第二実施例の安全用ストッパーを示す常態での
要部の説明断面図である。
【図8】第二実施例の安全用ストッパーによる挾持阻止
状態での要部の説明断面図である。
【図9】第二実施例の安全用ストッパーによる安全機能
が解除した状態(挾持状態)での要部の説明断面図であ
る。
【図10】第二実施例の開き度合調整装置を示す要部の
説明斜視図である。
【図11】第二実施例の開き度合調整装置を示す広く開
いた調整状態での説明側断面図である。
【図12】第二実施例の開き度合調整装置を示す狭く開
いた調整状態での説明側断面図である。
【図13】第二実施例の板材位置決部を示す要部の説明
斜視図である。
【図14】第二実施例の板材位置決部を示す挾持状態で
の要部の説明側面図である。
【図15】第二実施例の板材位置決部を示す折曲作業時
での要部の説明側面図である。
【図16】第二実施例の板材位置決部を示す折り返し重
合作業時の要部の説明側面図である。
【符号の説明】
1 握持部 2 操作スイッチ 3 本体部 4 シリンダ装置 5 弁機構 6 作動杆 7 板材 7A 折り曲げ部分 8 挾持板部 9 枢着軸 12 開き付勢バネ 13 付勢バネ 14 安全用ストッパー 15 開き度合調整装置 16 板材位置決部 17 付勢バネ A 作動装置 B 板材挾持装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握持部の指掛け位置に設けた操作スイッ
    チの作動操作によって、握持部に連設した本体部内のシ
    リンダ装置に弁機構を介してエアや油などの圧力媒体を
    圧送して作動杆を可動せしめるように構成したポータブ
    ルタイプの作動装置の先端部に、前記作動杆の可動によ
    って開閉する板材挾持装置を設け、板材の端部を前記板
    材挾持装置によって挾持した状態で前記握持部を握持し
    たまま前記作動装置を所定方向に回動操作することで前
    記板材を折り曲げ得るように構成したことを特徴とする
    折り曲げ装置。
  2. 【請求項2】 前記板材を折り曲げた後、前記操作スイ
    ッチの解除操作によって前記板材挾持装置を開き作動さ
    せて挾持解除し、改めて前記操作スイッチの作動操作に
    よって、前記折曲した板材の折り曲げ部分を板面方向か
    ら前記板材挾持装置によって挾持して前記板材の端部を
    折り返し重合し得るように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の折り曲げ装置。
  3. 【請求項3】 前記作動装置の長さ方向に対して前記板
    材挾持装置の一対の対向挾持部の長さ方向が<状となる
    ように構成して、前記板材の外端部を前記板材挾持装置
    が挾持した状態においては、前記作動装置が板材の内方
    側板面上方に傾斜状態に配設されるように構成したこと
    を特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の折り
    曲げ装置。
  4. 【請求項4】 前記板材挾持装置は、前記作動装置の本
    体部の先端部に設けた所定幅を有する一方の挾持板部に
    他方の所定幅を有する挾持板部を開閉自在に枢着し、こ
    の他方の挾持板部が前記作動装置の本体部の先端部より
    突出可動する前記作動杆によって押圧されることで枢着
    軸を支点に開き付勢バネに抗して閉動回動し、一対の挾
    持板部の所定幅を有する板面で板材の端部を挾持し得る
    ように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の折り曲げ装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の挾持板部の間に、この挾持板
    部間に挿入配設される前記板材の先端部によって押圧さ
    れることで付勢バネに抗して回動する安全用ストッパー
    を回動自在に設け、前記押圧が加えられない常態におい
    ては前記付勢バネによって前記安全用ストッパーは突出
    状態に保持されてこの安全用ストッパーの介在によって
    前記操作スイッチの作動操作によって前記作動杆が突出
    しようとしてもこの安全用ストッパーが挟み込みの邪魔
    となって挾持板部が閉動し得ないように構成すると共
    に、前記板材を挾持する際には、この板材の先端部が挿
    入時に前記安全用ストッパーを前記付勢バネに抗して押
    動回動して安全用ストッパーは没動し、前記作動杆の突
    出動により挾持板部が閉動し得るように構成したことを
    特徴とする請求項4記載の折り曲げ装置。
  6. 【請求項6】 前記開き付勢バネによって開き付勢され
    る前記挾持板部の開き間隔を調整し得る開き度合調整装
    置を設けたことを特徴とする請求項4,5のいずれか1
    項に記載の折り曲げ装置。
  7. 【請求項7】 前記板材挾持装置に前記板材の端部を突
    き当てる板材位置決部を設け、この板材位置決部に突き
    当たるまで板材を一対の挾持板部間に挿入配設すること
    で板材の折り曲げ奥行きが常に一定となるように構成し
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の折り曲げ装置。
  8. 【請求項8】 前記板材位置決部はピン状体で構成し
    て、前記挾持板部の左右に突没動自在に突設し、前記板
    材の折り曲げ操作に際し、板材位置決部が部材に突き当
    たる場合においてはこの板材位置決部が付勢バネに抗し
    て没動することで折り曲げ操作に支障を生じないように
    構成したことを特徴とする請求項7記載の折り曲げ装
    置。
JP11143546A 1999-05-24 1999-05-24 折り曲げ装置 Pending JP2000334522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143546A JP2000334522A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 折り曲げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143546A JP2000334522A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 折り曲げ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000334522A true JP2000334522A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15341271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11143546A Pending JP2000334522A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 折り曲げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000334522A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746138B1 (ko) 2006-04-12 2007-08-03 주식회사 한솔엔지니어링 자동차용 휀더 해밍장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100746138B1 (ko) 2006-04-12 2007-08-03 주식회사 한솔엔지니어링 자동차용 휀더 해밍장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040261272A1 (en) Folding tool
US7204021B2 (en) Multi-purpose plastic pipe cutter
US5029355A (en) Folding utility tool
US8677865B2 (en) Hand operated gripping tool
US11118383B2 (en) Clamping device
US8561506B2 (en) Hand operated gripping tool
JP7062755B2 (ja) デュアルブレードロック機構
US5001946A (en) Roof shingle stripping apparatus
KR970058852A (ko) 복합공구
RU2009105161A (ru) Системы сшивания для хирургического режущего и сшивающего инструмента
US6305087B1 (en) Shears for cutting water pipe and the like
EP2025472A2 (en) Ratchetable open-end wrench
US6095019A (en) Locking plier tool
US20080224375A1 (en) Clamp Arrangement
US6311586B1 (en) Self-clamping wrench
JP4298965B2 (ja) パイプレンチ
US4905350A (en) Plier-type clam opener
US6487776B2 (en) Handheld and bench top hose and tubing cutter
JP2004535943A (ja) 片手パイプレンチ
JP2000334522A (ja) 折り曲げ装置
WO2012146214A1 (zh) 斜断锯
US2711793A (en) Device for separating interleaved carbons
JP3713191B2 (ja) 加工片の機械的取り扱い装置
US4087086A (en) Tension clamp
US5988021A (en) Shingle removing apparatus