JP2000332853A - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法および無線通信装置

Info

Publication number
JP2000332853A
JP2000332853A JP11139795A JP13979599A JP2000332853A JP 2000332853 A JP2000332853 A JP 2000332853A JP 11139795 A JP11139795 A JP 11139795A JP 13979599 A JP13979599 A JP 13979599A JP 2000332853 A JP2000332853 A JP 2000332853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
confirmation request
pdu
confirmation
stat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11139795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Fukui
章人 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11139795A priority Critical patent/JP2000332853A/ja
Publication of JP2000332853A publication Critical patent/JP2000332853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線回線におけるフレーム損失率が高い
場合であっても、送信機において損失フレームの再送を
行うことが遅れてしまうことを防止すること。 【解決手段】 無線回線におけるフレーム損失率が高い
場合には、送信機100においては、勧誘型確認要求送
信部106が、送達確認要求を設定したフレームの送信
を一度に複数回行い、受信機においては、勧誘型確認フ
レーム送信部126が、その複数回送信されたフレーム
のうち最初に受信したフレームに従って、勧誘型送達確
認フレームの返信を一度に複数回行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムにおける無線通信方法および無線通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送信機が送信したフレームが送信
途中で損失し、受信機において受信されなかった場合
に、送信機において損失したフレームを再送するために
以下のような方法が用いられている。
【0003】図8は、損失フレームを再送する方法に使
用されている、送信フレーム(以下、「SD−PDU」
という)、勧誘型送達確認フレーム(以下、「STAT
−PDU」という)のフレーム構成を表す図である。S
D−PDUは、シーケンス番号(SN)と、送達確認要
求フラグ(P)と、送信データとから構成されている。
また、STAT−PDUは、リスト1〜NのN個のリス
トによって構成されている。
【0004】送信機は、送信順にシーケンス番号を送信
データに付加し、また、受信機から損失フレームに関す
る情報を通知してもらいたいときに送達確認要求フラグ
を「0」から「1」にして、SD−PDUを送信する。
送達確認要求フラグを「1」にするタイミングは、送信
機に任意のタイミングが設定されている。
【0005】受信機は、送達確認要求フラグが「1」と
なったSD−PDUを受信したときに、STAT−PD
Uのリスト1〜Nに損失フレームに関する情報をのせ
て、送信機へ返信する。このSTAT−PDUに基づ
き、送信機は、損失フレームを再送する。具体的には、
損失フレームの再送は次のようにして行われる。
【0006】図9は、損失フレームが再送される様子を
表すシーケンス図である。なお、図9において、「P」
とは送達確認要求フラグ、「SN」とはシーケンス番号
のことである。送信機では、タイミング11〜14にお
いて、送信データが、送信順にSD−PDUに組み立て
られ、シーケンス番号と送達確認要求フラグとを設定さ
れて、送信される。図9では、例えば、シーケンス番号
=3および4のSD−PDUが送信途中で損失してい
る。
【0007】送信機は、タイミング15において、送達
確認要求フラグを「1」にするタイミングが設定されて
いるタイマPが満了するため、シーケンス番号=6の送
信データについては、送達確認要求フラグを「1」に設
定して、SD−PDUを送信する。これと同時に、送信
機は、STAT−PDUの返信待ちのために使用される
タイマSTATを起動する。
【0008】受信機は、タイミング25において、シー
ケンス番号=6のSD−PDUの送達確認要求に対し
て、STAT−PDUを組み立てて返信する。STAT
−PDUのリスト1には最初の未受信のSD−PDUの
シーケンス番号である「3」を、リスト2にはその後受
信しているSD−PDUのシーケンス番号である「5」
を、リスト3には次に受信すべきSD−PDUのシーケ
ンス番号である「7」が設定される。これによって、受
信機は、送信機へ、未受信のSD−PDUと、受信済み
のSD−PDUとを通知する。
【0009】送信機は、タイミング16において受信機
から返信されたSTAT−PDUを受信し、STAT−
PDUのリスト1〜3に基づき、タイミング16、17
において、シーケンス番号=3、4のSD−PDUを再
送する。また、送信機は、再送を完了した時点で、タイ
マSTATを停止する。
【0010】なお、このように、送信機からの送達確認
要求によって受信機が送達確認フレームを返信し、これ
に基づいて送信機が損失フレームを再送する方法を、一
般に勧誘型送達確認という。
【0011】次に、送達確認要求に対する受信機からの
STAT−PDUが送信機へ返信される途中で損失した
場合の、従来の無線通信装置の動作について説明する。
図10は、送達確認要求に対する受信機からのSTAT
−PDUが送信機へ返信される途中で損失した場合に、
損失フレームが再送される様子を表すシーケンス図であ
る。
【0012】図10において、タイミング11〜15に
おける送信機の動作については、図9を用いて説明した
ものと同一となるため説明を省略する。図10において
は、タイミング25において受信機から返信されたST
AT−PDUが、返信途中で損失している。この場合、
送信機は、タイマSTATが満了することによって、S
TAT−PDUが損失したことを検知し、タイミング1
7において、シーケンス番号=7の送信データについて
は、再度送達確認要求フラグを「1」に設定してSD−
PDUを送信する。送信と同時に、タイマSTATはリ
セットされる。
【0013】その後、受信機は、タイミング26におい
て、上述した規則に従ってSTAT−PDUを組み立
て、送信機へ返信する。そして、送信機は、タイミング
18において受信機から返信されたSTAT−PDUを
受信し、STAT−PDUのリスト1〜3に基づき、タ
イミング18、19においてシーケンス番号=3、4の
SD−PDUを再送する。また、送信機は、再送を完了
した時点で、タイマSTATを停止する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信装置における勧誘型送達確認には、以下のよう
な問題がある。すなわち、図9に示すように、受信機が
送信機からの送達確認要求に対してSTAT−PDUを
返信し、これに基づいて送信機が損失フレームを再送す
るためには、送信機がタイミング15において送信する
送達確認要求フラグが「1」に設定されたSD−PDU
と、その送達確認要求に対して受信機がタイミング25
において返信するSTAT−PDUの双方が伝送途中で
損失しないことが必要となる。
【0015】今、例えば、送信機−受信機間の無線回線
におけるフレーム損失率が、送信機から受信機へSD−
PDUが送信される場合、受信機から送信機へSTAT
−PDUが返信される場合ともに「0.3(フレームを
10回送信・返信した場合、10回のうち3回はフレー
ム損失が発生する)」であるとすると、送信機がSTA
T−PDUを受信する確率は、 (送達確認要求フラグが「1」に設定されたSD−PDUが損失しない確率) ×(送達確認要求に対して返信されるSTAT−PDUが損失しない確率) =(1−0.3)×(1−0.3) =0.49 = 約50% となり、送信機は、ほぼ2回に1回の割合でSTAT−
PDUを受信できないこととなる。
【0016】送信機は、STAT−PDUを受信できな
かった場合、図10に示すように、タイマSTATが満
了した時点で、送達確認要求フラグを「1」に設定した
SD−PDUを再送し、以降、送信機は、STAT−P
DUを受信するまで、この再送を繰り返す。従って、無
線回線におけるフレーム損失率が高いほど、送信機がS
TAT−PDUを受信できる確率は低くなり、送信機に
おいて損失フレームの再送を行うことが遅れてしまい、
その結果、送信データの伝送時間が増大してしまうとい
う問題がある。
【0017】また、タイマSTATに設定される満了時
間は、送信機−受信機間の伝播状況および伝送効率等を
考慮して設定されているため、タイマSTATの満了時
間を短縮して、送信機において損失フレームの再送を行
うことを早くするのには限界がある。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、無線回線におけるフレーム損失率が高い場合であ
っても、送信機において損失フレームの再送を行うこと
が遅れてしまうことを防止する無線通信方法および無線
通信装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は、送信機にお
いて損失フレームの再送を行うことが遅れてしまう原因
は、無線回線におけるフレーム損失率が高い場合に、送
達確認要求を設定したSD−PDUおよびその送達確認
要求に対するSTAT−PDUが伝送途中で損失してし
まうことにあると着目して、無線回線におけるフレーム
損失率が高い場合には、送達確認要求を設定したSD−
PDUの送信およびその送達確認要求に対するSTAT
−PDUの返信を一度に複数回行うことによってフレー
ム損失に対処できることを見出し、本発明をするに至っ
た。
【0020】すなわち、本発明の骨子は、無線回線にお
けるフレーム損失率が高い場合には、送信機において
は、送達確認要求を設定したSD−PDUの送信を一度
に複数回行い、受信機においては、その複数回送信され
たSD−PDUのうち最初に受信したSD−PDUに従
って、STAT−PDUの返信を一度に複数回行うこと
である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様における無線
通信方法は、送信側が、送信したフレームが受信側へ送
達されたことを確認するための確認要求を設定した確認
要求フレームを一度の確認要求につき任意の複数回受信
側へ送信し、受信側が、前記複数回送信された確認要求
フレームのうち最初に受信した確認要求フレームの確認
要求に対して同一のリスト内容の送達確認用フレームを
任意の複数回送信側へ返信し、送信側が、前記複数回返
信された送達確認用フレームのうち最初に受信した送達
確認用フレームのリスト内容に従って損失フレームを受
信側へ再送するようにした。
【0022】本発明の第2の態様における無線通信方法
は、第1の態様において、送信側が、確認要求フレーム
を一度の確認要求につき任意の複数回受信側へ送信する
際に、それらのフレームが同一の確認要求によって送信
されたことを示す識別番号を付加し、受信側が、その識
別番号が相違する確認要求フレームを受信したときに送
達確認用フレームを任意の複数回送信側へ返信するよう
にした。
【0023】本発明の第3の態様における無線通信方法
は、第1の態様または第2の態様において、受信側が、
同一のリスト内容の送達確認用フレームを任意の複数回
送信側へ返信する際に、それらのフレームが同一の確認
要求に対して返信されたことを示す識別番号を付加し、
送信側が、その識別番号が相違する送達確認用フレーム
を受信したときに損失フレームを受信側へ再送するよう
にした。
【0024】これらの方法によれば、無線回線における
フレーム損失率が高い場合に、送達確認要求を設定した
確認要求フレームの送信およびその送達確認要求に対す
る送達確認用フレームの返信を複数回行うことによって
フレーム損失に対処できるため、送信側において、損失
フレームの再送を行うことが遅れてしまうことを防止す
ることができる。
【0025】本発明の第4の態様における無線通信装置
は、送信したフレームが受信側へ送達されたことを確認
するための確認要求を設定し、その確認要求を設定した
確認要求フレームを一度の確認要求につき任意の複数回
受信側へ送信する送信手段と、前記確認要求に対して受
信側から返信される送達確認用フレームを受信する受信
手段と、を具備し、前記送信手段において、前記送達確
認用フレームに設定されたリスト内容に従って損失フレ
ームを受信側へ再送する構成を採る。
【0026】本発明の第5の態様における無線通信装置
は、第4の態様において、送信手段は、確認要求フレー
ムを一度の確認要求につき任意の複数回送信する際に、
それらのフレームが同一の確認要求によって送信された
ことを示す識別番号を付加する構成を採る。
【0027】本発明の第6の態様における無線通信装置
は、第4の態様または第5の態様において、送信手段
は、受信手段が識別番号の相違する送達確認用フレーム
を受信したときに損失フレームを再送する構成を採る。
【0028】本発明の第7の態様における無線通信装置
は、送信側が送信する確認要求を設定した確認要求フレ
ームを受信する受信手段と、その確認要求に対して同一
のリスト内容の送達確認用フレームを任意の複数回送信
側へ返信する返信手段と、を具備する構成を採る。
【0029】本発明の第8の態様における無線通信装置
は、第7の態様において、返信手段は、送達確認用フレ
ームを任意の複数回返信する際に、それらのフレームが
同一の確認要求に対して返信されたことを示す識別番号
を付加する構成を採る。
【0030】本発明の第9の態様における無線通信装置
は、第7の態様または第8の態様において、返信手段
は、受信手段が識別番号の相違する確認要求フレームを
受信したときに送達確認用フレームを返信する構成を採
る。
【0031】これらの構成によれば、無線回線における
フレーム損失率が高い場合に、送達確認要求を設定した
確認要求フレームの送信およびその送達確認要求に対す
る送達確認用フレームの返信を複数回行うことによって
フレーム損失に対処できるため、送信側において、損失
フレームの再送を行うことが遅れてしまうことを防止す
ることができる。
【0032】本発明の第10の態様における無線通信端
末装置は、第4の態様から第9の態様のいずれかに記載
の無線通信装置を搭載する構成を採る。
【0033】本発明の第11の態様における無線通信基
地局装置は、第4の態様から第9の態様のいずれかに記
載の無線通信装置を搭載する構成を採る。
【0034】これらの構成によれば、無線通信端末装置
−無線通信基地局装置間の無線通信において、フレーム
の伝送効率を上げることができる。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態)図1は、本発明の一実施の形態に係る無
線通信装置の構成を示すブロック図である。まず、送信
機の構成について説明する。送信機100において、送
信フレーム組立部101は、送信データを図2(a)に
示すようなフレーム構成を採るSD−PDUに組み立て
る。SD−PDUは、シーケンス番号(SN)と、送達
確認要求フラグ(P)と、送達確認要求番号(SD−P
S)と、送信データとから構成される。そして、送信フ
レーム組立部101は、SD−PDUにシーケンス番号
を設定し、送信フレームバッファ102へ出力する。
【0036】送信フレームバッファ102は、送信フレ
ーム組立部101で組み立てられたSD−PDUを一時
的に格納する。また、再送フレームバッファ103は、
確認待ちバッファ105から出力される再送するSD−
PDUを一時的に格納する。
【0037】送信フレーム取り出し部104は、SD−
PDUを送信フレームバッファ102または再送フレー
ムバッファ103から取り出し、確認待ちバッファ10
5および勧誘型確認要求送信部106へ出力する。確認
待ちバッファ105は、SD−PDUが受信機120へ
送達されたことが確認されるまでの間、そのSD−PD
Uを格納する。
【0038】勧誘型確認要求送信部106は、送信フレ
ーム取り出し部104から出力されたSD−PDUを送
信する。勧誘型確認要求送信部106は、タイマP10
7またはP間隔タイマ108が満了するタイミングで
は、受信機へ送達確認要求を行うために、送達確認要求
フラグを「1」にするとともに、、送達確認要求番号を
設定してSD−PDUを送信する。送達確認要求番号
は、受信機が、送信機からの送達確認要求を識別するた
めに使用する番号である。
【0039】タイマP107は、送達確認要求フラグが
「1」に設定されたSD−PDUのうち、送達確認要求
番号の異なるSD−PDUの送信間隔が任意に設定され
るタイマである。
【0040】P間隔タイマ108は、送達確認要求フラ
グが「1」に設定されたSD−PDUの送信が一度に複
数回行われる場合に、送達確認要求番号が同一となるS
D−PDUの送信間隔が任意に設定されるタイマであ
る。
【0041】なお、タイマP107に設定される送信間
隔は、P間隔タイマ108に設定される送信間隔に比べ
十分に長い送信間隔が設定される。
【0042】Pカウンタ109は、送達確認要求フラグ
が「1」に設定されたSD−PDUの送信が一度に複数
回行われる場合に、その送信回数が任意に設定されるカ
ウンタである。この送信回数は、無線回線におけるフレ
ーム損失率に応じて設定され、例えば、無線回線におけ
るフレーム損失率が「0.5(フレームを2回送信した
場合、2回のうち1回はフレーム損失が発生する)」で
あるとすると、この送信回数は「2回」と設定される。
また、Pカウンタ109は、送達確認要求フラグが
「1」に設定されたSD−PDUの送信が一度に複数回
行われる場合に、その送信回数をカウントするカウンタ
でもある。
【0043】勧誘型確認フレーム受信部110は、送達
確認要求に対して受信機120から返信されるSTAT
−PDUを受信し、送達が確認されたフレームの開放お
よび未送達のフレームの再送を、確認待ちバッファ10
5に指示する。
【0044】STAT−PS保持部111は、受信され
たSTAT−PDUに設定されている送達確認番号(S
TAT−PS)を保持する。
【0045】タイマSTAT112は、STAT−PD
Uが返送途中で損失した場合に、送達確認要求フラグが
「1」に設定されたSD−PDUを再送するために、そ
の再送間隔が任意に設定されるタイマである。
【0046】次に、受信機の構成について説明する。受
信機120において、勧誘型確認要求受信部121は、
受信したSD−PDUから送達確認要求の有無を検査
し、送達確認が要求されている場合には、勧誘型確認フ
レーム送信部126へ、そのSD−PDUに設定されて
いる送達確認要求番号(SD−PS)を通知するととも
に、STAT−PDUを返信するように指示を出す。そ
して、勧誘型確認要求受信部121は、送達確認要求の
有無を検査後、SD−PDUを受信フレーム分解部12
3へ出力する。
【0047】SD−PS保持部122は、受信されたS
D−PDUに設定されている送達確認要求番号(SD−
PS)を保持する。
【0048】受信フレーム分解部123は、受信された
SD−PDUを分解し、受信フレームバッファ124へ
出力する。受信フレームバッファ124は、分解された
SD−PDUを一時的に格納する。
【0049】受信フレーム取り出し部125は、一定の
タイミングで受信フレームバッファ124に格納されて
いる分解されたSD−PDUのデータ部分を取り出し、
受信データを得る。
【0050】勧誘型確認フレーム送信部126は、勧誘
型確認要求受信部121からSTAT−PDUを返信す
るように指示された場合、図2(b)に示すフレーム構
成を採るSTAT−PDUを組み立て、返信する。勧誘
型確認フレーム送信部126は、STAT−PDUを組
み立てる際、勧誘型確認要求受信部121から通知され
る送達確認要求番号(SD−PS)を送達確認番号(S
TAT−PS)として設定するとともに、受信フレーム
バッファ124に格納されているSD−PDUのシーケ
ンス番号に基づきリスト1〜Nを設定する。送達確認番
号は、送信機が、受信機からの送達確認を識別するため
に使用する番号である。
【0051】STAT間隔タイマ127は、STAT−
PDUの返信が一度に複数回行われる場合に、送達確認
番号が同一となるSTAT−PDUの返信間隔が任意に
設定されるタイマである。
【0052】STATカウンタ128は、STAT−P
DUの返信が一度に複数回行われる場合に、その返信回
数が任意に設定されるカウンタである。この返信回数は
無線回線におけるフレーム損失率に応じて設定され、例
えば、無線回線におけるフレーム損失率が「0.5」で
あるとすると、この返信回数は「2回」と設定される。
また、STATカウンタ128は、STAT−PDUの
返信が一度に複数回行われる場合に、その返信回数をカ
ウントするカウンタでもある。
【0053】次に、上記構成を有する無線通信装置の動
作について説明する。まず、送信機100において勧誘
型確認要求送信部106がSD−PDUを送信する場合
の動作について図3に示すフロー図を用いて説明する。
【0054】勧誘型確認要求送信部106は、SD−P
DUが送信フレーム取り出し部104から出力されたと
きに、図3に示すフロー図に従って動作する。なお、初
期状態(START)においては、タイマP107は起
動中であり、Pカウンタ109はリセットされて0にな
っているものとする。
【0055】まず、ステップ(以下、「ST」とい
う。)301では、タイマP107が満了するまでは、
ST302へ進み、勧誘型確認要求送信部106は、送
達確認要求フラグを「0」としたまま、SD−PDUを
送信し続ける。
【0056】ST301で、タイマP107が満了した
ときに、勧誘型確認要求送信部106は、ST303
で、タイマSTAT112を起動する。
【0057】次に、ST304で、勧誘型確認要求送信
部106は、SD−PDUの送達確認要求番号(SD−
PS)を設定し、ST305で、送達確認要求フラグを
「1」に設定して、送達確認要求を行うためのSD−P
DUを送信する。なお、送達確認要求番号(SD−P
S)は、タイマP107が満了する度に、例えば1から
1づつ増加する番号が使用され、今ここでは、「1」が
設定されるものとする。
【0058】そして、ST306で、勧誘型確認要求送
信部106は、Pカウンタ109を0から1に増加さ
せ、ST307で、その増加させたカウンタ値とPカウ
ンタ109にあらかじめ任意に設定されている送信回数
とを比較する。今、例えば、無線回線におけるフレーム
損失率が「0.5」であり、あらかじめ任意に設定され
ている送信回数が「2回」であるとすると、カウンタ値
があらかじめ任意に設定されている送信回数に達してい
ないため、ST308へ進み、勧誘型確認要求送信部1
06は、P間隔タイマ108を起動する。そして、ST
301へ戻る。
【0059】次に、ST301で、P間隔タイマ108
が満了したときに、勧誘型確認要求送信部106は、S
T304で、SD−PDUの送達確認要求番号(SD−
PS)を設定し、ST305で、送達確認要求フラグを
「1」に設定して、再度、送達確認要求を行うためのS
D−PDUを送信する。この際に設定される送達確認要
求番号(SD−PS)は、前回ST304で設定された
送達確認要求番号と同一の番号であるため、今ここでは
「1」が設定されることになる。
【0060】そして、ST306で、勧誘型確認要求送
信部106は、Pカウンタ109を「1」から「2」に
増加させ、ST307で、その増加させたカウンタ値と
Pカウンタ109にあらかじめ任意に設定されている送
信回数とを比較する。そして、カウンタ値があらかじめ
任意に設定されている送信回数である「2回」に達する
ことになるため、ST309へ進み、勧誘型確認要求送
信部106は、Pカウンタ109を0にリセットすると
ともに、P間隔タイマ108を停止する。そして、再び
ST301へ戻り、タイマP107が満了するまでST
302へ進む。
【0061】なお、Pカウンタ109にあらかじめ任意
に設定されている送信回数が「3回」以上であり、ST
307で、カウンタ値があらかじめ任意に設定されてい
る送信回数に達せずST308へ進んだ場合には、勧誘
型確認要求送信部106は、その都度、P間隔タイマ1
08を再起動する。
【0062】以上のようにして、送信機100は、無線
回線におけるフレーム損失率に応じて、送達確認要求フ
ラグを「1」にしたSD−PDUの送信を一度に複数回
行う。
【0063】次に、受信機120において勧誘型確認要
求受信部121が、送達確認要求フラグが「1」に設定
されたSD−PDUを受信する場合の動作について図4
に示すフロー図を用いて説明する。なお、初期状態(S
TART)においては、SD−PS保持部122に保持
されている送達確認要求番号(SD−PS)は、初期値
として「0」が保持されているものとする。
【0064】勧誘型確認要求受信部121は、ST40
1で、送達確認要求フラグが「1」に設定されたSD−
PDUを受信した場合に、ST402で、SD−PDU
に設定されている送達確認要求番号(SD−PS)と、
そのSD−PS保持部122に保持されている送達確認
要求番号とを比較する。
【0065】そして、両者が相違する場合には、勧誘型
確認要求受信部121は、ST403で、SD−PS保
持部122に保持されている送達確認要求番号をSD−
PDUに設定されている送達確認要求番号(SD−P
S)によって更新した後、ST404で、勧誘型確認フ
レーム送信部126へ、その送達確認要求番号(SD−
PS)を通知するとともに、STAT−PDUを返信す
るように指示を出す。その後、勧誘型確認要求受信部1
21は、ST405で、受信したSD−PDUを受信フ
レーム分解部123へ出力し、ST401へ戻る。
【0066】今、例えば、勧誘型確認要求受信部121
が、送達確認要求番号(SD−PS)が「1」に設定さ
れたひとつ目のSD−PDUを受信した場合には、その
送達確認要求番号「1」がSD−PS保持部122に保
持されることになる。
【0067】一方、ST402で、勧誘型確認要求受信
部121は、SD−PDUに設定されている送達確認要
求番号(SD−PS)と、SD−PS保持部122に保
持されている送達確認要求番号とを比較した結果、両者
が同一の場合には、勧誘型確認フレーム送信部126へ
STAT−PDUの返信指示を出さずに、ST405
で、受信したSD−PDUを受信フレーム分解部123
へ出力する。
【0068】今、例えば、勧誘型確認要求受信部121
が、送達確認要求番号が「1」に設定されたふたつ目の
SD−PDUを受信した場合には、勧誘型確認要求受信
部121は、勧誘型確認フレーム送信部126へSTA
T−PDUの返信指示を出さない。
【0069】以上のようにして、勧誘型確認要求受信部
121は、送達確認要求フラグが「1」に設定されたS
D−PDUが送信機100から一度に複数回送信された
場合であっても、そのうち最初に受信したSD−PDU
にのみ基づいてSTAT−PDUの返信指示を出すた
め、STAT−PDUの返信指示を重複して出してしま
うことはない。従って、例えば、送達確認要求フラグが
「1」に設定されたSD−PDUが送信機100から一
度に2回送信され、受信機120が2回とも受信した場
合であっても、勧誘型確認要求受信部121は1回しか
STAT−PDUの返信指示を出さないため、フレーム
損失率を考慮して設定される返信回数を超えてSTAT
−PDUが返信されることはない。このため、無駄なS
TAT−PDUが返信されることはなく、伝送効率の過
剰な低下を招くことはない。
【0070】次に、受信機120において勧誘型確認フ
レーム送信部126がSTAT−PDUを返信する場合
の動作について図5に示すフロー図を用いて説明する。
なお、初期状態(START)においては、STATカ
ウンタ128はリセットされて0になっているものとす
る。
【0071】勧誘型確認フレーム送信部126は、ST
501で、勧誘型確認要求受信部121からSTAT−
PDUの返信指示が出されたときに、ST502で、S
TAT−PDUの送達確認番号(STAT−PS)を設
定し、ST503で、勧誘型確認要求受信部121から
通知された送達確認要求番号(SD−PS)をSTAT
−PDUの送達確認番号(STAT−PS)として設定
するとともに、STAT−PDUのリスト1〜Nを設定
して、STAT−PDUを返信する。従って、今ここで
は、「1」が設定されることになる。
【0072】そして、ST504で、勧誘型確認フレー
ム送信部126は、STATカウンタ128を0から1
に増加させ、ST505で、その増加させたカウンタ値
とSTATカウンタ128にあらかじめ任意に設定され
ている返信回数とを比較する。今、例えば、無線回線に
おけるフレーム損失率が「0.5」であり、あらかじめ
任意に設定されている返信回数が「2回」であるとする
と、カウンタ値が、あらかじめ任意に設定されている返
信回数に達していないため、ST506へ進み、勧誘型
確認フレーム送信部126は、STAT間隔タイマ12
7を起動する。そして、ST501へ戻る。
【0073】次に、ST501で、STAT間隔タイマ
127が満了したときに、勧誘型確認フレーム送信部1
26は、ST502で、STAT−PDUの送達確認番
号(STAT−PS)を設定し、ST503で、再度、
前回ST503で返信したSTAT−PDUと同一内容
のSTAT−PDUを返信する。なお、この際に設定さ
れる送達確認番号(STAT−PS)は、前回ST50
2で設定された送達確認番号と同一の番号であるため、
今ここでは「1」が設定されることになる。
【0074】そして、ST504で、勧誘型確認フレー
ム送信部126は、STATカウンタ128を1から2
に増加させ、ST505で、その増加させたカウンタ値
とSTATウンタ128にあらかじめ任意に設定されて
いる返信回数とを比較する。そして、カウンタ値があら
かじめ任意に設定されている返信回数である「2回」に
達することになるため、ST507へ進み、勧誘型確認
フレーム送信部126は、STATカウンタ128を0
にリセットするとともに、STAT間隔タイマ127を
停止する。そして、再びST501へ戻り、勧誘型確認
フレーム送信部126は、勧誘型確認要求受信部121
から出力されるSTAT−PDUの返信指示を待つ。
【0075】なお、STATカウンタ128にあらかじ
め任意に設定されている送信回数が「3回」以上であ
り、ST505で、カウンタ値があらかじめ任意に設定
されている送信回数に達せずST506へ進んだ場合に
は、勧誘型確認フレーム送信部126は、その都度、S
TAT間隔タイマ127を再起動する。
【0076】以上のようにして、受信機120は、無線
回線におけるフレーム損失率に応じて、STAT−PD
Uの返信を一度に複数回行う。
【0077】次に、送信機100において勧誘型確認フ
レーム受信部110がSTAT−PDUを受信する場合
の動作について図6に示すフロー図を用いて説明する。
なお、初期状態(START)においては、STAT−
PS保持部111に保持されている送達確認番号(ST
AT−PS)は、初期値として「0」が保持されている
ものとする。
【0078】勧誘型確認フレーム受信部110は、ST
601で、STAT−PDUを受信した場合に、ST6
02で、STAT−PDUに設定されている送達確認番
号(STAT−PS)と、STAT−PS保持部111
に保持されている送達確認番号とを比較する。
【0079】そして、両者が相違する場合には、勧誘型
確認フレーム受信部110は、ST603で、STAT
−PS保持部111に保持されている送達確認番号をS
TAT−PDUに設定されている送達確認番号(STA
T−PS)によって更新する。そして、勧誘型確認フレ
ーム受信部110は、ST604で、受信したSTAT
−PDUからリスト1〜Nを取り出して確認待ちバッフ
ァ105へ出力するとともに、タイマSTAT112を
停止する。その後、ST601へ戻る。
【0080】今、例えば、勧誘型確認フレーム受信部1
10が、送達確認番号が「1」に設定されたひとつ目の
STAT−PDUを受信した場合には、その送達確認番
号「1」がSTAT−PS保持部111に保持されるこ
とになる。
【0081】一方、ST602で、勧誘型確認フレーム
受信部110は、STAT−PDUに設定されている送
達確認番号(STAT−PS)と、STAT−PS保持
部111に保持されている送達確認番号とを比較した結
果、両者が同一の場合には、ST605で、受信したS
TAT−PDUを廃棄する。また、この場合、勧誘型確
認フレーム受信部110は、リスト1〜Nを確認待ちバ
ッファ105へ出力せず、タイマSTAT112の停止
も行わない。
【0082】今、例えば、勧誘型確認フレーム受信部1
10が、送達確認番号が「1」に設定されたふたつ目の
STAT−PDUを受信した場合には、そのSTAT−
PDUのリスト内容は、前回受信したひとつ目のSTA
T−PDUのリスト内容と同一であるので、そのSTA
T−PDUは不要であるため、勧誘型確認フレーム受信
部110は、ふたつ目のSTAT−PDUを廃棄する。
【0083】以上のようにして、勧誘型確認フレーム受
信部110は、STAT−PDUが受信機120から一
度に複数回返信された場合であっても、そのうち最初に
受信したSTAT−PDUのみを使用し、リスト1〜N
を1回だけ確認待ちバッファ105へ出力するため、送
信機100は、損失フレームを重複して再送してしまう
ことはない。
【0084】次に、上記構成を有する送信機100と受
信機120とが通信を行い、損失フレームが再送される
様子について、図7のシーケンス図を用いて、具体的に
説明する。なお、図7において、「P」とは送達確認要
求フラグ、「SD−PS」とは送達確認要求番号、「S
N」とはシーケンス番号、「STAT−PS」とは送達
確認番号のことである。また、初期条件、各カウンタに
あらかじめ任意に設定される送信・返信回数、送達確認
要求番号の設定方法は、図3〜図6の説明で使用したも
のと同一のものとして説明する。
【0085】送信データは、タイミング701〜706
において、シーケンス番号を付加されSD−PDUに組
み立てられた後、送信機100から送信される。今、例
えば、タイミング702、703および705において
送信されるシーケンス番号=3、4および6のSD−P
DUが送信途中で損失し、受信機120にて受信されな
いものとする。
【0086】タイミング705において、タイマP10
7が満了するため、シーケンス番号=6の送信データに
ついては、勧誘型確認要求送信部106は、送達確認要
求番号(SD−PS)を「1」に設定して、送達確認要
求フラグを「1」に設定したひとつ目のSD−PDUを
送信する。また、同時に、勧誘型確認要求送信部106
は、タイマSTAT112を起動し、Pカウンタ109
を「0」から「1」に増加させ、P間隔タイマ108を
起動する。この送達確認要求フラグを「1」に設定した
ひとつ目のSD−PDUは、送信途中で損失してしま
う。
【0087】また、タイミング706において、P間隔
タイマ108が満了するため、シーケンス番号=7の送
信データについては、勧誘型確認要求送信部106は、
再度送達確認要求番号(SD−PS)を「1」に設定し
て、送達確認要求フラグを「1」に設定したふたつ目の
SD−PDUを送信する。また、同時に、勧誘型確認要
求送信部106は、Pカウンタ109を「1」から
「2」に増加させる。増加させた結果、Pカウンタ10
9のカウンタ値が、Pカウンタ109にあらかじめ任意
に設定されている送信回数である「2回」に達するた
め、勧誘型確認要求送信部106は、Pカウンタ109
を0にリセットするとともに、P間隔タイマ108を停
止する。
【0088】一方、受信機120では、タイミング72
1〜726において、タイミング701〜706におい
て送信機100から送信されたSD−PDUを受信す
る。このうち、シーケンス番号=3、4および6のSD
−PDUは、送信途中で損失しているため、受信されな
い。従って、受信機120は、シーケンス番号=6のS
D−PDUに設定された送達確認要求に基づいてSTA
T−PDUを返信することができない。
【0089】タイミング726においては、勧誘型確認
要求受信部121が、シーケンス番号=7のSD−PD
Uに設定された送達確認要求を検出し、送達確認要求番
号(SD−PS)「1」をSD−PS保持部122に保
持した後、勧誘型確認フレーム送信部126へ、送達確
認要求番号(SD−PS)「1」を通知するとともに、
STAT−PDUの返信指示を出す。
【0090】また、タイミング726においては、勧誘
型確認フレーム送信部126は、勧誘型確認要求受信部
121からの返信指示に従って、送達確認番号(STA
T−PS)を「1」に設定して、ひとつ目のSTAT−
PDUを返信する。また、同時に、勧誘型確認フレーム
送信部126は、STATカウンタ128を「0」から
「1」に増加させるとともに、STAT間隔タイマ12
7を起動する。
【0091】なお、STAT−PDUのリスト1には最
初の未受信のSD−PDUのシーケンス番号である
「3」が、リスト2にはその後受信しているSD−PD
Uのシーケンス番号である「5」が、リスト3には次に
未受信のSD−PDUのシーケンス番号である「6」
が、リスト4にはその後受信しているSD−PDUのシ
ーケンス番号である「7」が、リスト5にはその後受信
すべきSD−PDUのシーケンス番号である「8」が設
定される。なお、このSTAT−PDUの設定方法は一
例にすぎず、この設定方法に限定されるものではない。
【0092】タイミング727においては、STAT間
隔タイマ127が満了するため、勧誘型確認フレーム送
信部126は、再度、送達確認番号(STAT−PS)
を「1」に設定して、ひとつ目のSTAT−PDUのリ
スト内容と同一のリスト内容のふたつ目のSTAT−P
DUを返信する。また、同時に、勧誘型確認フレーム送
信部126は、STATカウンタ128を「1」から
「2」に増加させる。増加させた結果、STATカウン
タ128のカウンタ値が、STATカウンタ128にあ
らかじめ任意に設定されている送信回数である「2回」
に達するため、勧誘型確認フレーム送信部126は、S
TATカウンタ128を0にリセットするとともに、S
TAT間隔タイマ127を停止する。
【0093】これに対し、送信機100では、タイミン
グ707において、タイミング726において受信機1
20から返信されたひとつ目のSTAT−PDUを受信
し、このSTAT−PDUのリスト内容に基づき、タイ
ミング707、708、710において、シーケンス番
号=3、4、6の損失フレームを受信機120へ再送す
る。
【0094】また、タイミング707においては、勧誘
型確認フレーム受信部110は、ひとつ目のSTAT−
PDUの送達確認番号(STAT−PS)「1」をST
AT−PS保持部111に保持した後、タイマSTAT
112を停止する。
【0095】タイミング709においては、勧誘型確認
フレーム受信部110は、タイミング727において受
信機120から返信されたふたつ目のSTAT−PDU
を受信する。そして、勧誘型確認フレーム受信部110
は、このふたつ目のSTAT−PDUの送達確認番号
(STAT−PS)「1」が、タイミング707でST
AT−PS保持部111に保持したひとつ目のSTAT
−PDUの送達確認番号「1」と同一であるため、この
ふたつ目のSTAT−PDUを廃棄する。従って、送信
機100は、タイミング709において受信されたST
AT−PDUによって、損失フレーム(シーケンス番号
=3、4、6の損失フレーム)の再送を重複して行うこ
とはない。
【0096】なお、上記実施の形態では、フレーム損失
率はあらかじめ測定された値が用いられ、この値に基づ
き、P間隔タイマ108に設定される時間、Pカウンタ
109に設定される送信回数、STAT間隔タイマ12
7に設定される時間、STATカウンタ128に設定さ
れる返信回数があらかじめ決定される。しかし、通信中
にフレーム損失率が変化する場合には、フレーム損失率
に応じてこれらの時間および回数を適応的に制御するこ
とも可能である。
【0097】このように、本実施の形態の無線通信装置
によれば、無線回線におけるフレーム損失率が高い場合
に、送達確認要求を設定したSD−PDUの送信および
その送達確認要求に対するSTAT−PDUの返信を複
数回行うことによってフレーム損失に対処できるため、
送信機において、損失フレームの再送を行うことが遅れ
てしまうことを防止することができる。
【0098】上記一実施の形態に係る無線通信装置は、
無線通信システムにおける無線通信端末装置や無線通信
基地局装置に適用することができる。従って、無線通信
端末装置−無線通信基地局装置間の無線通信において、
フレームの伝送効率を上げることができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線回線におけるフレーム損失率が高い場合であって
も、送信機において損失フレームの再送を行うことが遅
れてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る無線通信装置で使
用されるフレームの構成を示すフレーム構成図
【図3】本発明の一実施の形態に係る送信機内の勧誘型
確認要求送信部の動作を説明するためのフロー図
【図4】本発明の一実施の形態に係る受信機内の勧誘型
確認要求受信部の動作を説明するためのフロー図
【図5】本発明の一実施の形態に係る受信機内の勧誘型
確認フレーム送信部の動作を説明するためのフロー図
【図6】本発明の一実施の形態に係る送信機内の勧誘型
確認フレーム受信部の動作を説明するためのフロー図
【図7】本発明の一実施の形態に係る無線通信装置の動
作を説明するためのシーケンス図
【図8】従来の無線通信装置で使用されるフレームの構
成を示すフレーム構成図
【図9】従来の無線通信装置の動作を説明するためのシ
ーケンス図
【図10】従来の無線通信装置の動作を説明するための
シーケンス図
【符号の説明】
106 勧誘型確認要求送信部 107 タイマP 108 P間隔タイマ 109 Pカウンタ 110 勧誘型確認フレーム受信部 111 STAT−PS保持部 112 タイマSTAT 121 勧誘型確認要求受信部 122 SD−PS保持部 126 勧誘型確認フレーム送信部 127 STAT間隔タイマ 128 STATカウンタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側が、送信したフレームが受信側へ
    送達されたことを確認するための確認要求を設定した確
    認要求フレームを一度の確認要求につき任意の複数回受
    信側へ送信し、受信側が、前記複数回送信された確認要
    求フレームのうち最初に受信した確認要求フレームの確
    認要求に対して同一のリスト内容の送達確認用フレーム
    を任意の複数回送信側へ返信し、送信側が、前記複数回
    返信された送達確認用フレームのうち最初に受信した送
    達確認用フレームのリスト内容に従って損失フレームを
    受信側へ再送することを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 送信側が、確認要求フレームを一度の確
    認要求につき任意の複数回受信側へ送信する際に、それ
    らのフレームが同一の確認要求によって送信されたこと
    を示す識別番号を付加し、受信側が、その識別番号が相
    違する確認要求フレームを受信したときに送達確認用フ
    レームを任意の複数回送信側へ返信することを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信方法。
  3. 【請求項3】 受信側が、同一のリスト内容の送達確認
    用フレームを任意の複数回送信側へ返信する際に、それ
    らのフレームが同一の確認要求に対して返信されたこと
    を示す識別番号を付加し、送信側が、その識別番号が相
    違する送達確認用フレームを受信したときに損失フレー
    ムを受信側へ再送することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 送信したフレームが受信側へ送達された
    ことを確認するための確認要求を設定し、その確認要求
    を設定した確認要求フレームを一度の確認要求につき任
    意の複数回受信側へ送信する送信手段と、前記確認要求
    に対して受信側から返信される送達確認用フレームを受
    信する受信手段と、を具備し、前記送信手段において、
    前記送達確認用フレームに設定されたリスト内容に従っ
    て損失フレームを受信側へ再送することを特徴とする無
    線通信装置。
  5. 【請求項5】 送信手段は、確認要求フレームを一度の
    確認要求につき任意の複数回送信する際に、それらのフ
    レームが同一の確認要求によって送信されたことを示す
    識別番号を付加することを特徴とする請求項4記載の無
    線通信装置。
  6. 【請求項6】 送信手段は、受信手段が識別番号の相違
    する送達確認用フレームを受信したときに損失フレーム
    を再送することを特徴とする請求項4または請求項5記
    載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 送信側が送信する確認要求を設定した確
    認要求フレームを受信する受信手段と、その確認要求に
    対して同一のリスト内容の送達確認用フレームを任意の
    複数回送信側へ返信する返信手段と、を具備することを
    特徴とする無線通信装置。
  8. 【請求項8】 返信手段は、送達確認用フレームを任意
    の複数回返信する際に、それらのフレームが同一の確認
    要求に対して返信されたことを示す識別番号を付加する
    ことを特徴とする請求項7記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 返信手段は、受信手段が識別番号の相違
    する確認要求フレームを受信したときに送達確認用フレ
    ームを返信することを特徴とする請求項7または請求項
    8記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項9のいずれかに記
    載の無線通信装置を搭載することを特徴とする無線通信
    端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項4から請求項9のいずれかに記
    載の無線通信装置を搭載することを特徴とする無線通信
    基地局装置。
JP11139795A 1999-05-20 1999-05-20 無線通信方法および無線通信装置 Pending JP2000332853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11139795A JP2000332853A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 無線通信方法および無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11139795A JP2000332853A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 無線通信方法および無線通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000332853A true JP2000332853A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15253611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11139795A Pending JP2000332853A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 無線通信方法および無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000332853A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031381A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 三菱重工業株式会社 通信子機、通信親機、および無線通信システム、ならびに通信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031381A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 三菱重工業株式会社 通信子機、通信親機、および無線通信システム、ならびに通信方法
JP7189698B2 (ja) 2018-08-24 2022-12-14 三菱重工業株式会社 通信子機、通信親機、および無線通信システム、ならびに通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3677297B2 (ja) 階層arq方式のための連結された誤り検出コード化及びパケット番号付け
US6904016B2 (en) Processing unexpected transmission interruptions in a wireless communications system
US8755408B2 (en) Method and apparatus for MAC message reliability
US5432798A (en) Data communication method and system
US7746786B2 (en) Retransmission control method and device
CN101176292B (zh) 用于改进无线通信系统中的数据传输可靠性的方法和设备
CN106559739B (zh) 适于蓝牙低功耗无线通信系统的轻量级数据传输方法
KR101313291B1 (ko) 이동 통신 시스템에서의 재전송 방법
US10284340B2 (en) Multicast sending apparatus, multicast receiving apparatus, and multicast transmission determining method
US6898414B2 (en) Method for acknowledging messages in a communication system
US20130329573A1 (en) Data Retransmission Method, Apparatus, and System
CN104885395A (zh) 用于冲突解决的系统和方法
CN104836648A (zh) 一种rlc am模式的快速重传和反馈的方法
JP2000115051A (ja) 無線マルチキャストデータ転送方法及び該方法を用いた無線通信システム
JP2003008642A (ja) マルチキャスト通信方法およびシステム
KR100278288B1 (ko) 무선통신시스템에서 다수의 응답신호를 이용한 무선패킷 재전송방법
US10849160B2 (en) Reinstating poll retransmission timer
JP2000244463A (ja) 無線パケット送受信方法及び装置
JP2000332853A (ja) 無線通信方法および無線通信装置
JP2624730B2 (ja) 同報無線通信方法
CN101626287A (zh) 状态报告发送的方法和装置
CN1997020A (zh) 分段和重新装配接收器及其操作方法
EP1424823A1 (en) Processing unexpected transmission interruptions in a wireless communications system
CN1921367B (zh) 多载波do系统中基于非应答机制的数据帧重传方法和系统
JP4146569B2 (ja) 無線通信方法および無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250