JP2000332563A - Sawフィルタ - Google Patents
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- JP2000332563A JP2000332563A JP11138194A JP13819499A JP2000332563A JP 2000332563 A JP2000332563 A JP 2000332563A JP 11138194 A JP11138194 A JP 11138194A JP 13819499 A JP13819499 A JP 13819499A JP 2000332563 A JP2000332563 A JP 2000332563A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通過帯域外の減衰量を大きくしたSAWフィ
ルタを提供することを目的とする。 【解決手段】 圧電基板1上に三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4と、ラダー型フィルタ素子6を形成し、
パッケージ9内に収納し、この三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4とラダー型SAWフィルタ素子6は縦続
接続されており、三電極縦モード型SAWフィルタ素子
4とラダー型SAWフィルタ素子6のアース端子14
a,14b,14c,14dをパッケージ9のアース端
子13a,13b,13c,13dとそれぞれ電気的に
接続するとともに、アース端子13a,13b,13
c,13dをパッケージ9内の一ヵ所において電気的に
接続した構成である。
ルタを提供することを目的とする。 【解決手段】 圧電基板1上に三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4と、ラダー型フィルタ素子6を形成し、
パッケージ9内に収納し、この三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4とラダー型SAWフィルタ素子6は縦続
接続されており、三電極縦モード型SAWフィルタ素子
4とラダー型SAWフィルタ素子6のアース端子14
a,14b,14c,14dをパッケージ9のアース端
子13a,13b,13c,13dとそれぞれ電気的に
接続するとともに、アース端子13a,13b,13
c,13dをパッケージ9内の一ヵ所において電気的に
接続した構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、無線通信機
器における高周波回路などに使用されるSAWフィルタ
に関するものである。
器における高周波回路などに使用されるSAWフィルタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低挿入損失で広い通過帯域を有し、帯域
外減衰量の大きなSAWフィルタとしては、特開平7−
212183号公報に示されるようにラダー型SAWフ
ィルタ素子と三電極縦モード型SAWフィルタ素子とを
接続したものがある。
外減衰量の大きなSAWフィルタとしては、特開平7−
212183号公報に示されるようにラダー型SAWフ
ィルタ素子と三電極縦モード型SAWフィルタ素子とを
接続したものがある。
【0003】図7は従来のSAWフィルタの一例を示す
上面図である。
上面図である。
【0004】圧電基板100上において、図中点線で囲
まれた三電極縦モード型SAWフィルタ素子101と、
ラダー型SAWフィルタ素子102とが縦続接続されて
いる。また、パッケージ103の入、出力端子104
a,104bと、各SAWフィルタ101,102の
入、出力端子105a,105bとはワイヤ106で接
続されている。また、パッケージ103のアース端子1
07a,107b,107c,107dは、各SAWフ
ィルタ素子101,102のアース端子108a,10
8b,108c,108dとワイヤ106でそれぞれ接
続されている。図8にこのSAWフィルタの特性曲線図
を示す。
まれた三電極縦モード型SAWフィルタ素子101と、
ラダー型SAWフィルタ素子102とが縦続接続されて
いる。また、パッケージ103の入、出力端子104
a,104bと、各SAWフィルタ101,102の
入、出力端子105a,105bとはワイヤ106で接
続されている。また、パッケージ103のアース端子1
07a,107b,107c,107dは、各SAWフ
ィルタ素子101,102のアース端子108a,10
8b,108c,108dとワイヤ106でそれぞれ接
続されている。図8にこのSAWフィルタの特性曲線図
を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構成のSAWフィ
ルタは、アース端子108a,108b,108c,1
08dを別々に外部のアースへ接続していたので、通過
帯域外の減衰量が小さくなるという問題点を有してい
た。
ルタは、アース端子108a,108b,108c,1
08dを別々に外部のアースへ接続していたので、通過
帯域外の減衰量が小さくなるという問題点を有してい
た。
【0006】そこで本発明は通過帯域外の減衰量を大き
くしたSAWフィルタを提供することを目的とするもの
である。
くしたSAWフィルタを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のSAWフィルタは、複数のアース電極を有す
るパッケージと、このパッケージ内に収納した三電極縦
モード型SAWフィルタ素子と、前記パッケージ内に収
納すると共に前記三電極縦モードSAWフィルタ素子に
縦続接続されたラダー型SAWフィルタ素子とを備え、
前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子は圧電基板上
に形成された一対の反射器とこの反射器のSAWの伝搬
方向に沿って形成した三個のインターデジタルトランス
デューサ(以下IDTと称す)とこのIDTに接続した
入、出力端子とアース端子とを有するものであり、前記
ラダー型SAWフィルタ素子は、圧電基板上に入、出力
端子を形成しこの入、出力端子間に直列に接続した少な
くとも一つの直列腕SAW共振器と前記入、出力端子間
に並列に接続すると共にアース端子に接続した少なくと
も一つの並列腕SAW共振器とを有するものであり、前
記三電極縦モード型SAWフィルタ素子と前記ラダー型
SAWフィルタ素子のアース電極と前記パッケージのア
ース電極とをそれぞれ電気的に接続するとともに、前記
パッケージの複数のアース電極はパッケージ内において
電気的に接続された構成としたものであり、通過帯域外
の減衰量を大きくすることができる。
に本発明のSAWフィルタは、複数のアース電極を有す
るパッケージと、このパッケージ内に収納した三電極縦
モード型SAWフィルタ素子と、前記パッケージ内に収
納すると共に前記三電極縦モードSAWフィルタ素子に
縦続接続されたラダー型SAWフィルタ素子とを備え、
前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子は圧電基板上
に形成された一対の反射器とこの反射器のSAWの伝搬
方向に沿って形成した三個のインターデジタルトランス
デューサ(以下IDTと称す)とこのIDTに接続した
入、出力端子とアース端子とを有するものであり、前記
ラダー型SAWフィルタ素子は、圧電基板上に入、出力
端子を形成しこの入、出力端子間に直列に接続した少な
くとも一つの直列腕SAW共振器と前記入、出力端子間
に並列に接続すると共にアース端子に接続した少なくと
も一つの並列腕SAW共振器とを有するものであり、前
記三電極縦モード型SAWフィルタ素子と前記ラダー型
SAWフィルタ素子のアース電極と前記パッケージのア
ース電極とをそれぞれ電気的に接続するとともに、前記
パッケージの複数のアース電極はパッケージ内において
電気的に接続された構成としたものであり、通過帯域外
の減衰量を大きくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のアース電極を有するパッケージと、このパッ
ケージ内に収納した三電極縦モード型SAWフィルタ素
子と、前記パッケージ内に収納すると共に前記三電極縦
モードSAWフィルタ素子に縦続接続されたラダー型S
AWフィルタ素子とを備え、前記三電極縦モード型SA
Wフィルタ素子は圧電基板上に形成された一対の反射器
とこの反射器のSAWの伝搬方向に沿って形成した三個
のIDTとこのIDTに接続した入、出力端子とアース
端子とを有するものであり、前記ラダー型SAWフィル
タ素子は圧電基板上に入、出力端子を形成しこの入、出
力端子間に直列に接続した少なくとも一つの直列腕SA
W共振器と前記入、出力端子間に並列に接続すると共に
アース端子に接続した少なくとも一つの並列腕SAW共
振器とを有するものであり、前記三電極縦モード型SA
Wフィルタ素子と前記ラダー型SAWフィルタ素子のア
ース電極と前記パッケージのアース電極とをそれぞれ電
気的に接続するとともに、前記パッケージの複数のアー
ス電極はパッケージ内において電気的に接続された構成
のSAWフィルタであり、通過帯域の挿入損失はほとん
ど変えず、かつ通過帯域外の減衰量をさらに大きくする
ことができ、良好なフィルタ特性が得られる。
は、複数のアース電極を有するパッケージと、このパッ
ケージ内に収納した三電極縦モード型SAWフィルタ素
子と、前記パッケージ内に収納すると共に前記三電極縦
モードSAWフィルタ素子に縦続接続されたラダー型S
AWフィルタ素子とを備え、前記三電極縦モード型SA
Wフィルタ素子は圧電基板上に形成された一対の反射器
とこの反射器のSAWの伝搬方向に沿って形成した三個
のIDTとこのIDTに接続した入、出力端子とアース
端子とを有するものであり、前記ラダー型SAWフィル
タ素子は圧電基板上に入、出力端子を形成しこの入、出
力端子間に直列に接続した少なくとも一つの直列腕SA
W共振器と前記入、出力端子間に並列に接続すると共に
アース端子に接続した少なくとも一つの並列腕SAW共
振器とを有するものであり、前記三電極縦モード型SA
Wフィルタ素子と前記ラダー型SAWフィルタ素子のア
ース電極と前記パッケージのアース電極とをそれぞれ電
気的に接続するとともに、前記パッケージの複数のアー
ス電極はパッケージ内において電気的に接続された構成
のSAWフィルタであり、通過帯域の挿入損失はほとん
ど変えず、かつ通過帯域外の減衰量をさらに大きくする
ことができ、良好なフィルタ特性が得られる。
【0009】請求項2に記載の発明は、ラダー型SAW
フィルタ素子の並列腕SAW共振器と前記三電極縦モー
ド型SAWフィルタ素子の中央のIDTとを接続した請
求項1に記載のSAWフィルタであり、帯域外から通過
帯域内への立ち上がり特性が良くなり、良好なフィルタ
特性が得られる。
フィルタ素子の並列腕SAW共振器と前記三電極縦モー
ド型SAWフィルタ素子の中央のIDTとを接続した請
求項1に記載のSAWフィルタであり、帯域外から通過
帯域内への立ち上がり特性が良くなり、良好なフィルタ
特性が得られる。
【0010】請求項3に記載の発明は、ラダー型SAW
フィルタ素子の並列腕SAW共振器と前記三電極縦モー
ド型SAWフィルタ素子の両側のIDTとを接続したす
ると共に、前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子の
中央のIDTがバランス型の入、出力端子に接続された
請求項1に記載のSAWフィルタであり、バランス−ア
ンバランスの変換機能を持たせたSAWフィルタを構成
することができる。
フィルタ素子の並列腕SAW共振器と前記三電極縦モー
ド型SAWフィルタ素子の両側のIDTとを接続したす
ると共に、前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子の
中央のIDTがバランス型の入、出力端子に接続された
請求項1に記載のSAWフィルタであり、バランス−ア
ンバランスの変換機能を持たせたSAWフィルタを構成
することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、ラダー型SAW
フィルタ素子と三電極縦モード型SAWフィルタ素子の
接続側から見た前記ラダー型SAWフィルタ素子と前記
三電極縦モード型SAWフィルタ素子のそれぞれの位相
をほぼ等しくした請求項1から請求項3のいずれか一つ
に記載のSAWフィルタであり、二種類のSAWフィル
タ素子を接続したとき通過帯域内のインピーダンス特性
を容易に合わせることができるものである。
フィルタ素子と三電極縦モード型SAWフィルタ素子の
接続側から見た前記ラダー型SAWフィルタ素子と前記
三電極縦モード型SAWフィルタ素子のそれぞれの位相
をほぼ等しくした請求項1から請求項3のいずれか一つ
に記載のSAWフィルタであり、二種類のSAWフィル
タ素子を接続したとき通過帯域内のインピーダンス特性
を容易に合わせることができるものである。
【0012】以下本発明の一実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるSAWフィルタの上面図である。
態1におけるSAWフィルタの上面図である。
【0014】圧電基板1上に一対の反射器2を設け、こ
の反射器2の間の弾性表面波が伝搬する方向に形成した
三個のIDT3a,3b,3c(点線で各IDTを囲ん
でいる)とを備えた三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4(点線で囲んだ部分)を形成する。また、圧電基板
1上に直列腕SAW共振器5aと並列腕SAW共振器5
bとからなるラダー型SAWフィルタ素子6(点線で囲
んだ部分)を形成する。
の反射器2の間の弾性表面波が伝搬する方向に形成した
三個のIDT3a,3b,3c(点線で各IDTを囲ん
でいる)とを備えた三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4(点線で囲んだ部分)を形成する。また、圧電基板
1上に直列腕SAW共振器5aと並列腕SAW共振器5
bとからなるラダー型SAWフィルタ素子6(点線で囲
んだ部分)を形成する。
【0015】この直列腕SAW共振器5a、並列腕SA
W共振器5bは、それぞれ反射器7間にIDT8を形成
したものである。
W共振器5bは、それぞれ反射器7間にIDT8を形成
したものである。
【0016】この、三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4の中央のIDT3bと、ラダー型SAWフィルタ素
子6の直列腕SAW共振器5aとを圧電基板1上で縦続
接続している。
子4の中央のIDT3bと、ラダー型SAWフィルタ素
子6の直列腕SAW共振器5aとを圧電基板1上で縦続
接続している。
【0017】また、パッケージ9の入力端子10a、出
力端子10bとは、圧電基板1上に形成した本実施の形
態のSAWフィルタの入力端子11a、出力端子11b
とワイヤ12で接続されている。
力端子10bとは、圧電基板1上に形成した本実施の形
態のSAWフィルタの入力端子11a、出力端子11b
とワイヤ12で接続されている。
【0018】また、パッケージ9のアース端子13a,
13b,13c,13dは、パッケージ9の内部で電気
的に接続されており、各SAWフィルタ素子4,6のア
ース端子14a,14b,14c,14dとワイヤ12
で接続されている。
13b,13c,13dは、パッケージ9の内部で電気
的に接続されており、各SAWフィルタ素子4,6のア
ース端子14a,14b,14c,14dとワイヤ12
で接続されている。
【0019】図2は図1で示したSAWフィルタの特性
曲線図である。本実施の形態では、従来例に比較して帯
域外の減衰量が良くなっていることがわかる。
曲線図である。本実施の形態では、従来例に比較して帯
域外の減衰量が良くなっていることがわかる。
【0020】(実施の形態2)図3は実施の形態2にお
けるSAWフィルタの上面図である。圧電基板1上に実
施の形態1と同様の三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4と、ラダー型SAWフィルタ素子6が形成されてい
る。
けるSAWフィルタの上面図である。圧電基板1上に実
施の形態1と同様の三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4と、ラダー型SAWフィルタ素子6が形成されてい
る。
【0021】また、三電極縦モード型SAWフィルタ素
子4の中央のIDT3bに、ラダー型SAWフィルタ素
子6の直列腕共振器5a及び並列腕共振器5bとが並列
に圧電基板1上で接続されている。
子4の中央のIDT3bに、ラダー型SAWフィルタ素
子6の直列腕共振器5a及び並列腕共振器5bとが並列
に圧電基板1上で接続されている。
【0022】また、パッケージ9の入力端子10a、出
力端子10bは、各SAWフィルタ素子4,6の入力端
子11a、出力端子11bとワイヤ12でそれぞれ接続
されている。
力端子10bは、各SAWフィルタ素子4,6の入力端
子11a、出力端子11bとワイヤ12でそれぞれ接続
されている。
【0023】さらに、パッケージ9のアース端子13
a,13b,13c,13dは、パッケージ9の内部で
電気的に接続されているとともに、各SAWフィルタ素
子4,6のアース端子14a,14b,14c,14d
とワイヤ12でそれぞれ接続されている。
a,13b,13c,13dは、パッケージ9の内部で
電気的に接続されているとともに、各SAWフィルタ素
子4,6のアース端子14a,14b,14c,14d
とワイヤ12でそれぞれ接続されている。
【0024】図4は実施の形態2(図3)に示す構成の
SAWフィルタと実施の形態1(図1)に示す構成のS
AWフィルタの通過帯域内特性を示したものである。図
4中、実施の形態1のSAWフィルタの通過帯域内の特
性を実線で、実施の形態2のSAWフィルタの特性を点
線で示している。本実施の形態2のSAWフィルタは実
施の形態1のSAWフィルタと比較すると、通過帯域外
から通過帯域内への立ち上がり特性がさらに向上してい
ることが分かる。
SAWフィルタと実施の形態1(図1)に示す構成のS
AWフィルタの通過帯域内特性を示したものである。図
4中、実施の形態1のSAWフィルタの通過帯域内の特
性を実線で、実施の形態2のSAWフィルタの特性を点
線で示している。本実施の形態2のSAWフィルタは実
施の形態1のSAWフィルタと比較すると、通過帯域外
から通過帯域内への立ち上がり特性がさらに向上してい
ることが分かる。
【0025】また、図5(a)は、実施の形態2(図
3)に示す構成のSAWフィルタの三電極縦モード型S
AWフィルタ素子4とラダー型SAWフィルタ素子6を
接続した側から見たラダー型SAWフィルタ素子6の通
過帯域近傍のインピーダンス特性図、図5(b)は、同
ラダー型SAWフィルタ素子6の通過帯域近傍のインピ
ーダンス特性図である。どちらもスミス図上で短絡点よ
り始まり誘導性領域を通過して50Ω付近へと向かい、
50Ω付近で極を作り、さらに50Ω付近より容量性領
域を通過して、再び短絡点へと戻っている。
3)に示す構成のSAWフィルタの三電極縦モード型S
AWフィルタ素子4とラダー型SAWフィルタ素子6を
接続した側から見たラダー型SAWフィルタ素子6の通
過帯域近傍のインピーダンス特性図、図5(b)は、同
ラダー型SAWフィルタ素子6の通過帯域近傍のインピ
ーダンス特性図である。どちらもスミス図上で短絡点よ
り始まり誘導性領域を通過して50Ω付近へと向かい、
50Ω付近で極を作り、さらに50Ω付近より容量性領
域を通過して、再び短絡点へと戻っている。
【0026】このように二つのSAWフィルタ素子4,
6の位相をほぼ等しくすることにより、50Ω付近で合
わせられる周波数帯域が広くなり、結果的に通過帯域を
広くとることができる。すなわち二つのSAWフィルタ
素子4,6のインピーダンス整合性が良くなるのであ
る。
6の位相をほぼ等しくすることにより、50Ω付近で合
わせられる周波数帯域が広くなり、結果的に通過帯域を
広くとることができる。すなわち二つのSAWフィルタ
素子4,6のインピーダンス整合性が良くなるのであ
る。
【0027】(実施の形態3)図6は実施の形態3にお
けるSAWフィルタの上面図である。圧電基板1上に三
電極縦モード型SAWフィルタ素子4と、ラダー型SA
Wフィルタ素子6が形成され、三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4の両側のIDT3a,3cに、ラダー型
SAWフィルタ素子6の直列腕共振器5a及び並列腕共
振器5bとが並列に接続されている。また、パッケージ
9の入力端子10a,10c、出力端子10bは、各S
AWフィルタ素子4,6の入力端子11a,11c、出
力端子11bとワイヤ12でそれぞれ接続されている。
さらに、パッケージ9のアース端子13d,13eはパ
ッケージ9の内部で電気的に接続されているとともに、
各SAWフィルタ素子4,6のアース端子14d,14
eとワイヤ12でそれぞれ接続されている。
けるSAWフィルタの上面図である。圧電基板1上に三
電極縦モード型SAWフィルタ素子4と、ラダー型SA
Wフィルタ素子6が形成され、三電極縦モード型SAW
フィルタ素子4の両側のIDT3a,3cに、ラダー型
SAWフィルタ素子6の直列腕共振器5a及び並列腕共
振器5bとが並列に接続されている。また、パッケージ
9の入力端子10a,10c、出力端子10bは、各S
AWフィルタ素子4,6の入力端子11a,11c、出
力端子11bとワイヤ12でそれぞれ接続されている。
さらに、パッケージ9のアース端子13d,13eはパ
ッケージ9の内部で電気的に接続されているとともに、
各SAWフィルタ素子4,6のアース端子14d,14
eとワイヤ12でそれぞれ接続されている。
【0028】本実施の形態3のSAWフィルタは、実施
の形態1のSAWフィルタと比較して優れているところ
は、三電極縦モード型SAWフィルタ素子4において入
力端子11a,11cを二つ設けて中央のIDT3aと
それぞれ接続することにより、バランス−アンバランス
の変換機能を有することである。
の形態1のSAWフィルタと比較して優れているところ
は、三電極縦モード型SAWフィルタ素子4において入
力端子11a,11cを二つ設けて中央のIDT3aと
それぞれ接続することにより、バランス−アンバランス
の変換機能を有することである。
【0029】なお、上記実施の形態1〜3においては、
三電極縦モード側SAWフィルタ素子4を入力側、ラダ
ー型フィルタ素子6を出力側としたが、三電極縦モード
側SAWフィルタ素子4を出力側、ラダー型フィルタ素
子6を入力側としても同様の効果が得られるものであ
る。
三電極縦モード側SAWフィルタ素子4を入力側、ラダ
ー型フィルタ素子6を出力側としたが、三電極縦モード
側SAWフィルタ素子4を出力側、ラダー型フィルタ素
子6を入力側としても同様の効果が得られるものであ
る。
【0030】また、各SAWフィルタ素子4,6のアー
ス端子14a,14b,14c,14dをそれぞれパッ
ケージ9のアース端子13a,13b,13c,13d
と接続した後、アース端子13a,13b,13c,1
3dをパッケージ9の内部の一ヵ所で電気的に接続する
ことにより、各SAWフィルタ素子4,6のアース端子
14a,14b,14c,14dをパッケージ9に設け
た一つのアース端子に直接接続するよりも帯域外減衰量
をより大きくすることができる。
ス端子14a,14b,14c,14dをそれぞれパッ
ケージ9のアース端子13a,13b,13c,13d
と接続した後、アース端子13a,13b,13c,1
3dをパッケージ9の内部の一ヵ所で電気的に接続する
ことにより、各SAWフィルタ素子4,6のアース端子
14a,14b,14c,14dをパッケージ9に設け
た一つのアース端子に直接接続するよりも帯域外減衰量
をより大きくすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上本発明によると、通過帯域内の挿入
損失を損なうことなく、帯域外の減衰量の大きなSAW
フィルタを提供することができる。
損失を損なうことなく、帯域外の減衰量の大きなSAW
フィルタを提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるSAWフィルタ
の上面図
の上面図
【図2】図1に示すSAWフィルタの特性曲線図
【図3】本発明の実施の形態2におけるSAWフィルタ
の上面図
の上面図
【図4】図1及び図3に示すSAWフィルタの特性曲線
図
図
【図5】(a)図3に示すラダー型SAWフィルタ素子
のインピーダンス特性曲線図 (b)図3に示す三電極縦モード型SAWフィルタ素子
のインピーダンス特性曲線図
のインピーダンス特性曲線図 (b)図3に示す三電極縦モード型SAWフィルタ素子
のインピーダンス特性曲線図
【図6】本発明の実施の形態3におけるSAWフィルタ
の上面図
の上面図
【図7】従来のSAWフィルタの上面図
【図8】図7のSAWフィルタの特性曲線図
1 圧電基板 2 反射器 3a IDT 3b IDT 3c IDT 4 三電極縦モード型SAWフィルタ素子 5a 直列腕SAW共振器 5b 並列腕SAW共振器 6 ラダー型SAWフィルタ素子 7 反射器 8 IDT 9 パッケージ 10a 入力端子 10b 出力端子 10c 入力端子 11a 入力端子 11b 出力端子 11c 入力端子 12 ワイヤ 13a アース端子 13b アース端子 13c アース端子 13d アース端子 13e アース端子 14a アース端子 14b アース端子 14c アース端子 14d アース端子 14e アース端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 俊一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J097 AA12 AA16 AA18 BB02 BB11 CC02 DD25 HA04 KK02 KK04
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のアース電極を有するパッケージ
と、このパッケージ内に収納した三電極縦モード型SA
Wフィルタ素子と、前記パッケージ内に収納すると共に
前記三電極縦モードSAWフィルタ素子に縦続接続され
たラダー型SAWフィルタ素子とを備え、前記三電極縦
モード型SAWフィルタ素子は圧電基板上に形成された
一対の反射器とこの反射器のSAWの伝搬方向に沿って
形成した三個のインターデジタルトランスデューサとこ
のインターデジタルトランスデューサに接続した入、出
力端子とアース端子とを有するものであり、前記ラダー
型SAWフィルタ素子は圧電基板上に入、出力端子を形
成しこの入、出力端子間に直列に接続した少なくとも一
つの直列腕SAW共振器と前記入、出力端子間に並列に
接続すると共にアース端子に接続した少なくとも一つの
並列腕SAW共振器とを有するものであり、前記三電極
縦モード型SAWフィルタ素子と前記ラダー型SAWフ
ィルタ素子のアース電極と前記パッケージのアース電極
とをそれぞれ電気的に接続するとともに、前記パッケー
ジの複数のアース電極はパッケージ内において電気的に
接続された構成としたSAWフィルタ。 - 【請求項2】 ラダー型SAWフィルタ素子の並列腕S
AW共振器と前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子
の中央のインターデジタルトランスデューサとを接続し
た請求項1に記載のSAWフィルタ。 - 【請求項3】 ラダー型SAWフィルタ素子の並列腕S
AW共振器と前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子
の両側のインターデジタルトランスデューサとを接続す
ると共に、前記三電極縦モード型SAWフィルタ素子の
中央のインターデジタルトランスデューサがバランス型
の入、出力端子に接続された請求項1に記載のSAWフ
ィルタ。 - 【請求項4】 ラダー型SAWフィルタ素子と三電極縦
モード型SAWフィルタ素子の接続側から見た前記ラダ
ー型SAWフィルタ素子と前記三電極縦モード型SAW
フィルタ素子のそれぞれの位相をほぼ等しくした請求項
1から請求項3のいずれか一つに記載のSAWフィル
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138194A JP2000332563A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | Sawフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138194A JP2000332563A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | Sawフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332563A true JP2000332563A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15216290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138194A Pending JP2000332563A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | Sawフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100489777B1 (ko) * | 2001-08-09 | 2005-05-16 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 탄성표면파 필터 및 통신 장치 |
US7042131B2 (en) | 2001-06-06 | 2006-05-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138194A patent/JP2000332563A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7042131B2 (en) | 2001-06-06 | 2006-05-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device |
KR100489777B1 (ko) * | 2001-08-09 | 2005-05-16 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 탄성표면파 필터 및 통신 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |