JP2000332020A - Cu配線膜形成方法 - Google Patents
Cu配線膜形成方法Info
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Abstract
地膜の不具合部分の除去と膜質改善を図り、かつ簡易な
構成と簡略な工程で密着性向上、除去、膜質改善を行
い、製作コストの上昇とスループットの低下を抑制した
Cu配線膜形成方法を提供する。 【解決手段】このCu配線膜形成方法は、拡散バリア用
TiN膜を成膜し、TiN膜の上にCu配線膜を成膜す
る方法であり、TiN膜の成膜工程とCu配線膜の成膜
工程の間に、ビアホールの底部に存するTiN膜をアル
ゴン、窒素、および水素のうちいずれか1種類のガス、
あるいは2種類以上の混合ガスを用いて除去するスパッ
タエッチング工程を設けたことを特徴とする。
Description
配線材料としてCuを用いる場合に下地膜の不具合部分
を除去し膜質を改善したCu配線膜の形成方法に関す
る。
材料としてCu(銅)が注目されている。その理由は、
Cuは、Al(アルミニウム)に比較して、ストレスマ
イグレーションやエレクトロマイグレーションという配
線を構成する金属原子の拡散挙動が支配する現象に対し
て高い耐性を有しているからである。Cu膜の成膜方法
としては、多層配線層間の接続孔(ビアホールまたはコ
ンタクトホール)等の段差被覆性が優れたCVD法(化
学気相成長法)が使用される。一方、Cu膜を半導体デ
バイスの配線材料として利用する場合、Cu膜中のCu
原子はシリコンやシリコン酸化膜の中に拡散し、トラン
ジスタ素子等の電気特性に悪影響を及ぼすため、配線層
のCu原子の拡散を阻止する目的で拡散防止用薄膜(拡
散バリア層)を下地膜として形成する必要がある。拡散
バリア層としては熱的に安定な高融点金属の窒化物とし
てのTiNが注目されている。シリコン大規模集積回路
の極微細化によるビアホール等の増加するアスペクト比
に対する良好なステップカバレッジの形成方法としてT
iN膜のCVD法が研究されている。
に関しては、次のような問題が存在する。半導体デバイ
スを多層配線構造で作るとき、上下の配線層の電気的接
続は、図3に示すごとく、上層のCu配線51と下層の
Cu配線52とを接続するビアプラグ53によって行わ
れる。ビアプラグ53もCuで形成されている。この接
続構造において、従来では、前述のように配線用Cu膜
を成膜する前の段階で拡散防止用バリア層としてのTi
N膜54が形成されている。従って、当然のことなが
ら、ビアプラグ53と下層のCu配線52との間にもT
iN膜54aが存在する。ビアプラグ53の底部に位置
するTiN膜54aは配線の途中に存在することにな
る。TiN膜54aは配線としてのこの部分の抵抗を高
くし、またCuのエレクトロマイグレーションによりT
iN膜54aの近傍領域55,56に空孔を形成するた
めCu配線を断線させるおそれが生じるという問題が生
じる。従って、TiN膜54aを除去し、Cu配線を直
接に接続することが有効である。そこで従来では、例え
ばCHF3 とArを用いたRIE(リアクティブ・イオ
ン・エッチング)によりTiN膜54aを除去する方法
が提案されている(Y.Tsuchiya,K.Ueno,V.M.Donnelly,
T.Kikkawa,Y.Hayashi,A.Kobayashi,A.Sekiguchi:1997 S
ymposium on VLSI Technology Digest of Technical Pa
pers pp.59-60, "Ultra-Low Resistance Direct Contac
t Cu Via Technology Using In-situ Chemical Vapor C
leaning" )。なお図3で示された斜線部57はSiN
の層である。
じるバリア膜の問題については、前述のTiN下地膜の
界面で起こるCu配線のエレクトロマイグレーション耐
性が低いことから生じる断線の他、MOCVDで成膜さ
れるTiN膜固有の問題でもある、比抵抗値が高くかつ
比抵抗の経時変化が大きく、しかもCu配線膜との密着
性が不良である点が挙げられる。従って、ビアプラグの
底部に存するMOCVDで成膜されるTiN膜について
は、Cu配線の形成過程で、前述の不具合により除去さ
れるべきものであるが、従来、RIE(リアクティブ・
イオン・エッチング)で除去する方法が提案されてい
た。しかし、このRIEによるTi膜の除去方法では、
エッチング完了後、ビアホールの側壁等にC,F,CF
x,CuFx等の形で不純物が残る不具合が生じ、Ti
N膜とCu配線膜間の密着性低下の原因となった。従っ
て、これらの不純物を取り除くため、RIE後、3つの
ステップ(O2 プラズマ照射工程、HFウェットエッチ
ング工程、H(hfac) ガスクリーニング工程)からなるク
リーニングの工程が必要となり、そのための工程数およ
び設備等が必要であった。
体デバイスでCu配線を用いる場合において、下地膜に
おけるビアホールの底部の除去を図り、簡易な構成、お
よび簡略な工程でMOTiN成膜固有の問題点である比
抵抗の経時変化の防止、比抵抗の低抵抗化等を総合的に
解決することを可能とし、さらに、下地膜におけるビア
ホールの底部の下地膜の除去の際の、ビアホール側壁
部、底部のクリーニング工程の削除を可能とし、製作コ
ストの抑制、および最良の生産効率を追及したCu配線
膜形成方法を提供することにある。
Cu配線形成方法は、MOCVD法により、原料として
テトラキスジアルキルアミノチタン(TDAAT)を用
いて拡散バリア用TiN膜を成膜し、TiN膜の上に配
線用Cu膜を成膜する方法であって、TiN膜の成膜工
程とCu膜の成膜工程の間にビアホールの底部に存する
TiN膜をAr,N2 ,H 2 のガスを用いて除去するプ
ロセス処理工程を設けたことを特徴とする。このプラズ
マ処理工程によれば、上層のCu配線と下層のCu配線
をつなぐビアプラグの底部に位置することになるバリア
層としてのTiN膜の部分をプラズマ処理を施すことに
より除去することができる。さらにこのとき、ビアホー
ル底部のTiN膜の除去にドライエッチングで通常用い
られるCF系やSF系のガスを用いないので、ビアホー
ル底部のTiN膜の除去後に、ビアホール側壁、底部の
クリーニングを必要としない。ビアホール底部のTiN
膜の除去により、ビアプラグの通電路部分にバリア膜が
存在することから生じる、Cu配線のエレクトロマイグ
レーション耐性の低下の問題を解決し、スパッタエッチ
ング中に、ビアホールの底部以外の領域もプラズマに晒
されることにより、MOCVD−TiN膜の固有の問題
であった比抵抗の経時変化も大きく、膜中からのガス放
出が多いという問題が、プラズマ照射による比抵抗の低
減、比抵抗経時変化の低減、膜中からのガス放出量の低
減が可能となり、同一工程の中で、総合的に解決され
る。
を添付図面に基づいて説明する。
の実施する装置の概略構成の一例を示す。この装置は、
少なくとも、MOCVD(Metal Organic Chemical vapo
ur Deposition)チャンバ11、CVDチャンバ12、ス
パッタエッチングチャンバ13を備えている。この装置
の構成によれば、MOCVDチャンバ11、CVDチャ
ンバ12、スパッタエッチングチャンバ13の各々を個
別の専用機として備えた構成を示している。
施する装置として、基板搬送機構を内蔵するセパレーシ
ョンチャンバ(トランスファーチャンバ)を中央に備え
たマルチチャンバ方式の装置を用いることができるのは
勿論である。マルチチャンバ式の装置では、セパレーシ
ョンチャンバの周囲に、上記の各チャンバが設けられる
ことになる。この場合、各チャンバでの成膜は、基板搬
送機構によりセパレーションチャンバを介して、真空雰
囲気に維持されたまま、すなわち大気に晒されることな
く真空一貫の構造で、予め定められた手順に従って行わ
れる。
チャンバ11は配線用Cu膜(Cu配線膜)の中の金属
原子がシリコン等に拡散するのを防止するバリア層とし
ての下地膜(拡散バリア用下地膜)を成膜するためのチ
ャンバであり、CVDチャンバ12はCu配線膜を成膜
するためのチャンバであり、スパッタエッチングチャン
バ13は、ビアホールの底部に堆積した下地膜を除去す
るためのチャンバである。MOCVDチャンバ11で
は、原料ガスが導入され、MOCVD法によって拡散バ
リア用下地膜が成膜される。下地膜は好ましくはTiN
膜である。TiN膜の成膜では、原料としてテトラキス
ジアルキルアミノチタン(TDAAT)を用いられるこ
とが好ましい。またCVDチャンバ12では、有機金属
錯体等の原料を用いてCVD法によって、バリア膜であ
るTiN膜の上にCu配線膜が成膜される。多層配線構
造の半導体デバイスの場合、下層の電気回路部と上層の
電気回路部との間に層間絶縁膜が形成されており、下層
と上層のそれぞれで下地膜の成膜とCu配線膜の成膜が
行われる。上層における下地膜とCu配線膜の成膜工程
では、下層のCu配線膜との電気的接続を行うため、層
間絶縁膜にビアホールを形成し、その後に、バリア層と
しての下地膜を成膜し、さらにその後に上層のCu配線
膜の成膜が行われることになる。上層のCu配線膜の成
膜ではCuがビアホールの中に埋め込まれ、ビアプラグ
が形成され、下層のCu配線膜と上層のCu配線膜とが
接続される。この場合に、上層のCu配線膜を成膜する
前に、ビアホールの底部に存在する下地膜の部分が除去
される。この下地膜の除去は、スパッタエッチングチャ
ンバ13でのアルゴン、窒素、および水素のうちいずれ
か1種類のガス、あるいは2種類以上の混合ガスを用い
てプラズマ処理に基づくスパッタエッチングによって行
われる。このプラズマ処理では、前述のごとく、下地膜
の除去と併せて、下地膜の膜質改善が行われる。
作製におけるビアホールでの下地膜の本発明によるプラ
ズマ処理の前後の状態を示している。(A)はプラズマ
処理前の状態、(B)はプラズマ処理後の状態である。
14は下層のCu配線、15は層間絶縁膜、16はビア
プラグを形成するビアホール、17は上層のCu配線が
形成される凹状の溝、18は層間絶縁膜中へのCuの拡
散を防ぐ拡散バリア膜となる下地膜である。なお、本発
明によるプラズマ処理は、ビアホールのみを作製する場
合にも適用される。
アホール16の底部となるべき箇所に存在する下地膜部
分18cを除去するようにプラズマ処理が行われる。こ
のとき、同時に、凹部17の上端開口部17aや、ビア
ホール16と凹部17の間の段差部19に堆積した厚み
の大きい下地膜部分18a,18bの角がプラズマ処理
時落とされる。プラズマ処理時に基板に誘起されるバイ
アス電圧が大きくなると、18a、18bの角部の除去
量が特に大きくなり、場合によっては、18a、18b
の角部の膜がすべて除去されてしまう。さらに、段差部
19における下地膜部分18dの膜厚は、下地膜部分1
8cの除去により減少してしまう。18a、18bの角
部の膜及び18dの膜がすべて除去されてしまうと、こ
の部分からCuが層間絶縁膜中に拡散してしまうので、
18a、18bの角部の膜および18dの膜がすべて除
去されてしまわないように、プラズマ処理を行う前に1
8a,18b,および18dの膜厚は予め厚くなるよう
に堆積させる。
ける下地膜部分18dの膜厚が薄くなりすぎないよう
に、下地膜部分18cを除去するように制御される。
膜(特にTDEATを主原料としてCVD法により成膜
されたTiN膜の場合)の高い比抵抗を低減し、比抵抗
の経時変化を低減し、膜質の改善を行う。
3におけるプラズマ処理の一工程で、下地膜の不具合部
の除去、下地膜の比抵抗に関する膜質改善、さらには、
その後にその上に堆積されるCu配線膜との密着性の改
善等の、本来ならば複数の工程に分けられる処理内容を
同時に実施するため、最小限の工程数、および設備で対
応することが可能となる。
プラズマ源には各種のものが使用される。例えば、本出
願人が先に特願平8−24073号(平成8年2月9日
出願)で提案した2周波を利用した平行平板型プラズマ
源、あるいは低圧高密度プラズマ源が使用される。2周
波を利用した平行平板型プラズマ源では、2周波の組合
せについて各種の周波数の組合せを選択することができ
る。また低圧高密度プラズマ源については、例えばヘリ
コン波励起プラズマ源、内蔵アンテナ型プラズマ源、I
CP(誘導結合型プラズマ源)、ECR(Electron Cycl
otron Resonance)などが使用される。
VD法で成膜するようにしたが、これに限定されず、例
えばスパッタリング法で作製することも可能である。
2,13には、それぞれ真空排気機構11a,12a,
13aを備える。各チャンバは、その真空排気機構によ
って内部を適宜な減圧状態すなわち所望の真空状態に保
持される。各チャンバには、基板を出し入れしかつ各チ
ャンバの内部の真空状態を隔離して保持するためのゲー
トバルブが設けられているが、それらの図示は省略され
ている。また基板を各チャンバに搬送するための基板搬
送機構が設けられているが、その図示も省略される。
の移動は、基板に対する処理の手順に応じて決まる。図
1において矢印20は基板の移動の軌跡を示している。
当該基板の移動は、基板搬送機構の動作によって行われ
る。基板の移動の仕方については、制御装置21によっ
て制御される。また各チャンバ11,12,13におけ
る下地膜あるいはCu配線膜の成膜、下地膜のスパッタ
エッチング等の各動作も制御装置21によって制御され
る。
実施例について述べる。
て拡散バリア用下地膜としてTiN膜を成膜する条件は
次の通りである。まず原料としてTDAATが例えば
0.004〜0.2g/分の範囲で供給され、このとき
キャリアガス(アルゴン:Ar)は例えば100〜10
00sccmの流量範囲で、添加ガス(NH3 )は例えば1
〜500sccmの流量範囲で供給される。MOCVDチャ
ンバ11の内部圧力は例えば0.1〜15Paの範囲で
ある。さらに温度条件は例えば約300〜400℃とな
るように加熱される。上記の条件によってバリア層であ
るTiN膜は例えば10〜30nmの膜厚で成膜され
る。
散バリア用下地膜としての上記TiN膜の上にCu配線
膜を成膜する条件は次の通りである。材料としてCu(hfa
c)(tmvs)が例えば約0.17g/分の流量で供給され、
このときキャリアガス(H2 )が例えば約300sccmで
供給される。また成膜の際の温度は例えば約170℃に
保持され、内部圧力は例えば約2.6kPaに保持され
る。この条件で、Cu配線膜は約200nmの膜厚で成
膜される。
ついて、下層および上層に関するTiN膜の成膜、Cu
配線膜の成膜は前述の実施例と同じである。上層の成膜
に関して、TiN膜のTiN膜の成膜および密着性向上
の処理の後、スパッタエッチングチャンバ13において
ビアホールのTiN膜の除去および膜質改善に関するプ
ラズマ処理によるスパッタエッチングが行われる。
行われる。処理対象のMOCVDによりバリア層が積層
された基板を真空チャンバ内の電極上に載置し、当該電
極に交流電力または直流電力を印加すると共に、真空チ
ャンバの中にアルゴンガス等の不活性等を減圧状態で導
入する。上記電力の印加によって真空チャンバ内の中に
プラズマ放電が生じる。上記基板を載置する電極と発生
したプラズマとの間にはセルフバイアス電圧(以下の説
明で記号的には「Vdc」と記す)が発生する。プラズ
マ中のプラス電荷のイオン(上記イオン化したアルゴン
ガス等)は、負のセルフバイアス電圧で加速され、基板
の表面に衝突して当該表面の原子や分子を跳ね飛ばし、
基板上の薄い膜層を除去する。しかも、プラスイオンの
衝突エネルギを決めるセルフバイアス電圧Vdcは、電
極に印加される電源の種類および電力値で制御される。
ここでは、上記スパッタエッチングで使用されるプラズ
マ源として以下の(1),(2)の実施例を述べる。
る第2の電極との間の空間プラズマ放電を励起してプラ
ズマを生成するプラズマ源である。基板(本実施例では
8インチSiウェハーを使用)は、プラズマを励起する
ための高周波電力が印加される第1の電極(基板ホル
ダ)上に載置される。供給される電力は、例えば8イン
チSiウェハー面積当たり200〜300Wである。こ
のとき、被処理膜に誘起される負のセルフバイアス電圧
Vdcは、−200V〜−800Vとする。スパッタエ
ッチングチャンバ13の内部圧力は、例えば4.0〜
9.3Paの範囲で減圧され、プロセスガスは、窒素と
アルゴンの混合ガス(例えばアルゴン:窒素=7:3)
である。基板温度は50〜350℃の範囲に維持され
る。以上のプロセス条件でのスパッタエッチングレート
は、約15nm/分となった。またプロセスガスとし
て、窒素、アルゴンおよび水素の混合ガス(例えば、窒
素:アルゴン:水素=5:2:3)を供給した場合、被
処理膜の比抵抗の経時変化の低減、被処理膜からのガス
放出の低減、および、密着性の向上に、より効果が認め
られた。
ラズマ源、誘導結合型プラズマ源、ECR(Electron C
yclotron Resonance)が該当するが、本実施例では、内
蔵アンテナプラズマ源を使用した。基板(本実施例では
8インチSiウェハーを使用)、プラズマを励起する高
周波電力が印加される電極(基板ホルダ)上に載置され
る。プラズマ生成に供給される電力は、3000Wであ
る。このとき、被処理膜に誘起される負のセルフバイア
ス電圧Vdcは、基板ホルダーに印加する高周波電力を
調整することで、−30V〜−100Vとする。基板ホ
ルダに印加する高周波電力の周波数は、400KHz〜
100MHzとする。本実施例では13.56MHzの
高周波電力を、500W印加して、負のセルフバイアス
電圧Vdcを−50Vでスパッタエッチングを行った。
スパッタエッチングチャンバ13の内部圧力は、0.3
Paに減圧され、プロセスガスは、窒素を35sccm、ア
ルゴンを30sccmを供給した。以上のプロセス条件での
スパッタエッチングレートは、約5nm/分となった。
TiN膜の比抵抗は、10nmの膜厚で、成膜後、約1
0000μΩ・cmからスパッタエッチング後、500
μΩ・cmまで低下した。
れば、拡散バリア用のTiN膜を成膜し、このTiN膜
の上にCu配線膜を成膜する方法において、TiN膜の
成膜の工程間でビアホールの底部に存するTiN膜を除
去する際、ドライエッチングで使用するCF系およびS
F系のプロセスガスが不要であるため、Cu配線膜との
密着性を劣化させるCF系の膜やフッ素等の堆積が、除
去後のビアホール側壁等に全く残らない。従って、ビア
ホール側壁等に堆積したCF系の膜やフッ素等の除去や
露出したCu配線のフッ素等による損傷部除去等の工程
を必要とせずに処理することが可能になった。
するTiN膜の除去によって、ビアプラグによる通電路
部分での密着性不良、エレクトロマイグレーション耐性
の低下はなくなり、しかも、除去されないビアホール底
部以外のTiN膜は、プラズマに晒されることにより、
MOCVD固有の高比抵抗や経時変化の増大等の問題
が、1つの工程で一挙に解消され、その結果、製作コス
トの上昇とスループットの低下を抑制することができ
る。
めの装置の概略図である。
態を示す断面図である。
る従来の問題を説明するための断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 MOCVD法により原料としてテトラキ
スジアルキルアミノチタン(TDAAT)を用いて拡散
バリア用TiN膜を成膜し、前記TiN膜の上に配線用
Cu膜を成膜する方法であって、前記TiN膜の成膜工
程と前記Cu膜の成膜工程の間にビアホールの底部に存
するTiN膜を15Pa以下の圧力範囲で、アルゴン、
窒素、および水素のうちいずれか1種類のガス、あるい
は2種類以上の混合ガスを用いて除去するプラズマ処理
工程を設けたことを特徴とするCu配線膜形成方法。
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