JP2000331702A - 低温作動発電装置 - Google Patents
低温作動発電装置Info
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- JP2000331702A JP2000331702A JP11143172A JP14317299A JP2000331702A JP 2000331702 A JP2000331702 A JP 2000331702A JP 11143172 A JP11143172 A JP 11143172A JP 14317299 A JP14317299 A JP 14317299A JP 2000331702 A JP2000331702 A JP 2000331702A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】長期間安定に高出力の電力を供給でき、ポータ
ブル発電装置として使用できる小型の低温作動発電装置
の提供。 【解決手段】燃料電池と該燃料電池に水素を供給する水
素発生装置とを備え、該水素発生装置では、ヒドロゲナ
ーゼを有する嫌気性菌(例えばクロストリジウム属に属
する菌)を基質の存在下で培養することにより水素を発
生させる低温作動発電装置。
ブル発電装置として使用できる小型の低温作動発電装置
の提供。 【解決手段】燃料電池と該燃料電池に水素を供給する水
素発生装置とを備え、該水素発生装置では、ヒドロゲナ
ーゼを有する嫌気性菌(例えばクロストリジウム属に属
する菌)を基質の存在下で培養することにより水素を発
生させる低温作動発電装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低温作動発電装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】商用電源を使用できない環境で電気を使
用する場合には、通常電池が使用されるが、電池は使用
できる電力に限りがある。充電式の二次電池は、充電す
ることにより繰り返し使用できるが、充電するためには
他の電源が必要であり、充電する時間も必要である。ま
た、上記二次電池により使用できる電力は小さい。
用する場合には、通常電池が使用されるが、電池は使用
できる電力に限りがある。充電式の二次電池は、充電す
ることにより繰り返し使用できるが、充電するためには
他の電源が必要であり、充電する時間も必要である。ま
た、上記二次電池により使用できる電力は小さい。
【0003】そのため、ある程度大きな電力を長時間必
要とする場合は、主としてエンジン発電機を用いたポー
タブル発電装置が用いられており、工事現場や夜店等で
活用されている。しかし、上記ポータブル発電装置は、
エンジン発電機からの騒音、排ガスの発生等の問題があ
るため、屋内やキャンプ場等での使用には必ずしも適し
ていない。
要とする場合は、主としてエンジン発電機を用いたポー
タブル発電装置が用いられており、工事現場や夜店等で
活用されている。しかし、上記ポータブル発電装置は、
エンジン発電機からの騒音、排ガスの発生等の問題があ
るため、屋内やキャンプ場等での使用には必ずしも適し
ていない。
【0004】上記問題を解決するため、水素を燃料とす
る燃料電池を用いた発電装置の開発が進められている。
通常、燃料電池を用いた発電装置では、水素は、水素ボ
ンベや、水素吸蔵合金を充填した水素貯蔵器から供給さ
れるが、これらを安全に取り扱うためには、そのための
知識と注意が必要である。
る燃料電池を用いた発電装置の開発が進められている。
通常、燃料電池を用いた発電装置では、水素は、水素ボ
ンベや、水素吸蔵合金を充填した水素貯蔵器から供給さ
れるが、これらを安全に取り扱うためには、そのための
知識と注意が必要である。
【0005】また、このほかに、メタノールやブタン等
の改質反応により得られた水素を供給する方法が考えら
れる。しかし、改質反応により得られる水素には一酸化
炭素が混在しており、一酸化炭素は燃料電池のアノード
触媒を被毒させて電池の出力を低下させるので、一酸化
炭素除去装置により除去する必要がある。また、発電装
置を室内で作動させる場合は、一酸化炭素の人体への影
響の考慮から、一酸化炭素が外部に漏れた場合の安全装
置も必要となる。したがって、水素を供給するシステム
全体としては大きなものとなる。
の改質反応により得られた水素を供給する方法が考えら
れる。しかし、改質反応により得られる水素には一酸化
炭素が混在しており、一酸化炭素は燃料電池のアノード
触媒を被毒させて電池の出力を低下させるので、一酸化
炭素除去装置により除去する必要がある。また、発電装
置を室内で作動させる場合は、一酸化炭素の人体への影
響の考慮から、一酸化炭素が外部に漏れた場合の安全装
置も必要となる。したがって、水素を供給するシステム
全体としては大きなものとなる。
【0006】また、燃料電池としては、低温作動、高出
力及び高速起動が可能であることから、固体高分子電解
質型燃料電池を用いるのが好ましい。しかし、上記燃料
電池においては、電解質である固体高分子を加湿する必
要があり、通常加湿した水素を供給する方法が採用され
る。そのため、固体高分子電解質型燃料電池を用いる場
合は、水素の加湿装置が必要となり、システムが大きく
なる。
力及び高速起動が可能であることから、固体高分子電解
質型燃料電池を用いるのが好ましい。しかし、上記燃料
電池においては、電解質である固体高分子を加湿する必
要があり、通常加湿した水素を供給する方法が採用され
る。そのため、固体高分子電解質型燃料電池を用いる場
合は、水素の加湿装置が必要となり、システムが大きく
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間安定
に高出力の電力を供給でき、ポータブル発電装置として
良好に使用できる小型の低温作動装置を提供することを
目的とする。
に高出力の電力を供給でき、ポータブル発電装置として
良好に使用できる小型の低温作動装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料電池と該
燃料電池に水素を供給する水素発生装置とを備え、該水
素発生装置では、ヒドロゲナーゼを有する嫌気性菌を基
質の存在下で培養することにより水素を発生させること
を特徴とする低温作動発電装置を提供する。
燃料電池に水素を供給する水素発生装置とを備え、該水
素発生装置では、ヒドロゲナーゼを有する嫌気性菌を基
質の存在下で培養することにより水素を発生させること
を特徴とする低温作動発電装置を提供する。
【0009】本発明の低温作動発電装置は、燃料電池と
水素発生装置とを備え、水素発生装置で発生させた水素
を燃料ガスとして燃料電池に供給している。
水素発生装置とを備え、水素発生装置で発生させた水素
を燃料ガスとして燃料電池に供給している。
【0010】本発明における燃料電池は低温で作動する
ものであり、具体的には0℃〜150℃で作動するもの
が好ましく、特に25〜100℃で作動するものが好ま
しい。この点で、リン酸を電解質とするリン酸型燃料電
池及び固体高分子電解質型燃料電池が使用でき、高出力
が得られることから固体高分子電解質型燃料電池が好ま
しい。
ものであり、具体的には0℃〜150℃で作動するもの
が好ましく、特に25〜100℃で作動するものが好ま
しい。この点で、リン酸を電解質とするリン酸型燃料電
池及び固体高分子電解質型燃料電池が使用でき、高出力
が得られることから固体高分子電解質型燃料電池が好ま
しい。
【0011】固体高分子電解質型燃料電池は、電解質で
ある固体高分子膜の両面にガス拡散性の電極層が配置さ
れてなり、一方の電極に燃料である水素を供給し、他方
の電極に酸化剤、例えば酸素、空気等を供給し作動させ
る。
ある固体高分子膜の両面にガス拡散性の電極層が配置さ
れてなり、一方の電極に燃料である水素を供給し、他方
の電極に酸化剤、例えば酸素、空気等を供給し作動させ
る。
【0012】電解質である固体高分子膜としては、通常
厚さ50〜200μmのプロトン伝導性イオン交換膜が
用いられ、出力密度が高く耐久性に優れる点から好まし
くはスルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体
(水素原子がフッ素原子に全て置換されていれば、例え
ばエーテル結合性の酸素原子等を含んでもよい。)から
なるイオン交換膜が用いられる。
厚さ50〜200μmのプロトン伝導性イオン交換膜が
用いられ、出力密度が高く耐久性に優れる点から好まし
くはスルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体
(水素原子がフッ素原子に全て置換されていれば、例え
ばエーテル結合性の酸素原子等を含んでもよい。)から
なるイオン交換膜が用いられる。
【0013】本発明における水素発生装置では、ヒドロ
ゲナーゼを有する嫌気性菌(以下、単に嫌気性菌と称す
る)を基質の存在下で培養し、ヒドロゲナーゼを基質に
作用させることにより水素を発生させる。ヒドロゲナー
ゼとは、水素による電子受容体の還元とその逆反応によ
る水素発生において触媒として機能する酵素をいい、嫌
気性菌に保持されるヒドロゲナーゼは、水素を発生させ
るときに触媒として機能する。
ゲナーゼを有する嫌気性菌(以下、単に嫌気性菌と称す
る)を基質の存在下で培養し、ヒドロゲナーゼを基質に
作用させることにより水素を発生させる。ヒドロゲナー
ゼとは、水素による電子受容体の還元とその逆反応によ
る水素発生において触媒として機能する酵素をいい、嫌
気性菌に保持されるヒドロゲナーゼは、水素を発生させ
るときに触媒として機能する。
【0014】嫌気性菌としては、クロストリジウム属、
シトロバクター属、デサルフォビブリオ属に属する菌が
好ましい。なかでも、クロストリジウム属に属する菌
は、糖やセルロース等から高い効率で水素を発生させる
ことができ、水素生成速度が速いので好ましい。具体的
には、野生のシロアリから単離した、Clostrid
ium sp.X53株(J.Ferment.Bio
eng.,81(2),178−180(1996)、
以下文献1という)、Clostridiumsp.N
o.2株(Can.J.Microbiol.,40,
228−233(1994)、以下文献2という)、C
lostridium beijerinckiiAM
株(Can.J.Microbiol.,39,726
−730(1993))が好ましい。これらの菌は、市
販の嫌気性菌同定キットAPIA20(アスカ純薬社
製)によりクロストリジウム属であることが同定されて
いる。
シトロバクター属、デサルフォビブリオ属に属する菌が
好ましい。なかでも、クロストリジウム属に属する菌
は、糖やセルロース等から高い効率で水素を発生させる
ことができ、水素生成速度が速いので好ましい。具体的
には、野生のシロアリから単離した、Clostrid
ium sp.X53株(J.Ferment.Bio
eng.,81(2),178−180(1996)、
以下文献1という)、Clostridiumsp.N
o.2株(Can.J.Microbiol.,40,
228−233(1994)、以下文献2という)、C
lostridium beijerinckiiAM
株(Can.J.Microbiol.,39,726
−730(1993))が好ましい。これらの菌は、市
販の嫌気性菌同定キットAPIA20(アスカ純薬社
製)によりクロストリジウム属であることが同定されて
いる。
【0015】なお、本発明における水素発生装置では、
嫌気性菌中から取り出したヒドロゲナーゼのみを基質の
存在下に培養し、水素を発生させることもできる。
嫌気性菌中から取り出したヒドロゲナーゼのみを基質の
存在下に培養し、水素を発生させることもできる。
【0016】基質としては種々のものが使用できるが、
アラビノース、セルビオース、フルクトース、ガラクト
ース、グルコース、ラクトース、スターチ、キシロー
ス、アビセル、セルロース、キシラン、デキストラン等
が好ましい。なかでもデキストランを使用すると水素発
生量が多く、例えばグルコースを使用した場合の2倍以
上の量の水素が得られるので、特に好ましい。また、セ
ルロースとしては、例えば印刷用の紙、コピー用紙、新
聞紙等も使用できる。
アラビノース、セルビオース、フルクトース、ガラクト
ース、グルコース、ラクトース、スターチ、キシロー
ス、アビセル、セルロース、キシラン、デキストラン等
が好ましい。なかでもデキストランを使用すると水素発
生量が多く、例えばグルコースを使用した場合の2倍以
上の量の水素が得られるので、特に好ましい。また、セ
ルロースとしては、例えば印刷用の紙、コピー用紙、新
聞紙等も使用できる。
【0017】嫌気性菌を培養する培地としては、通常使
用されるものが使用でき、例えばPY液体培地等の液体
培地、PY寒天培地等の半固形培地や固形培地が使用さ
れる。なお、PY培地とは、ペプトンとイーストエキス
を含む培地を示す。
用されるものが使用でき、例えばPY液体培地等の液体
培地、PY寒天培地等の半固形培地や固形培地が使用さ
れる。なお、PY培地とは、ペプトンとイーストエキス
を含む培地を示す。
【0018】嫌気性菌の培地の温度は嫌気性菌の種類に
よって異なるが、25〜55℃が好ましく、特に30〜
40℃が好ましい。この温度範囲では発酵が効率良く行
われ、水素の生成速度が速くなる。また、培地のpHも
嫌気性菌の種類によって異なるが、4.0〜6.0、特
に4.5〜5.5であるのが好ましい。pHが上記範囲
内であると水素の発生量を多くできる。
よって異なるが、25〜55℃が好ましく、特に30〜
40℃が好ましい。この温度範囲では発酵が効率良く行
われ、水素の生成速度が速くなる。また、培地のpHも
嫌気性菌の種類によって異なるが、4.0〜6.0、特
に4.5〜5.5であるのが好ましい。pHが上記範囲
内であると水素の発生量を多くできる。
【0019】本発明の低温作動発電装置は、燃料電池、
水素発生装置に加え、水素貯蔵器を備えることが好まし
い。水素貯蔵器を備えることにより、水素発生装置の水
素供給能力を超える量の水素を供給する必要が生じた場
合にも対応できる。水素貯蔵器としては、ミッシュメタ
ル、LaNi5系合金、FeTi系合金又はMg系合金
等の水素吸蔵合金と活性炭等の高比表面積の材料との混
合物を器に充填して用いることが好ましい。
水素発生装置に加え、水素貯蔵器を備えることが好まし
い。水素貯蔵器を備えることにより、水素発生装置の水
素供給能力を超える量の水素を供給する必要が生じた場
合にも対応できる。水素貯蔵器としては、ミッシュメタ
ル、LaNi5系合金、FeTi系合金又はMg系合金
等の水素吸蔵合金と活性炭等の高比表面積の材料との混
合物を器に充填して用いることが好ましい。
【0020】本発明における水素貯蔵器は、温度を制御
することにより水素の放出量を制御できる。すなわち、
温度を高くすると水素の放出量は増加し、温度を低くす
ると水素は放出されず水素貯蔵器内に蓄積される。水素
貯蔵器の温度制御には、燃料電池の排熱を利用してもよ
い。また、燃料電池の排熱は水素発生装置の温度制御に
利用してもよい。
することにより水素の放出量を制御できる。すなわち、
温度を高くすると水素の放出量は増加し、温度を低くす
ると水素は放出されず水素貯蔵器内に蓄積される。水素
貯蔵器の温度制御には、燃料電池の排熱を利用してもよ
い。また、燃料電池の排熱は水素発生装置の温度制御に
利用してもよい。
【0021】
【実施例】[例1]文献2に基づき、野生のシロアリよ
り嫌気性菌を単離した。この嫌気性菌は文献1において
Clostridium.SP.X53株と名付けられ
ているものである。この嫌気性菌の同定は、市販の嫌気
性菌同定キットAPI A20(アスカ純薬社製)を用
い、クロストリジウム属であることを確認した。この嫌
気性菌をAK−02(受託番号:FERM P−170
70)と名付けた。
り嫌気性菌を単離した。この嫌気性菌は文献1において
Clostridium.SP.X53株と名付けられ
ているものである。この嫌気性菌の同定は、市販の嫌気
性菌同定キットAPI A20(アスカ純薬社製)を用
い、クロストリジウム属であることを確認した。この嫌
気性菌をAK−02(受託番号:FERM P−170
70)と名付けた。
【0022】次に、PY液体培地を作製した。PY液体
培地は文献2にしたがい、ペプトンを10g、イースト
エキスを5g、L−システイン塩酸塩を500mg、C
aCl2を8mg、MgSO4を8mg、KH2PO4を4
0mg、NaHCO3を400mg及びNaClを80
mg含有する水溶液1Lに、グルコースを10重量%加
えて作製した。また、同様にPY液体培地を作製した
後、寒天を含有量が1.2重量%となるように添加し、
PY寒天板状培地を作製した。
培地は文献2にしたがい、ペプトンを10g、イースト
エキスを5g、L−システイン塩酸塩を500mg、C
aCl2を8mg、MgSO4を8mg、KH2PO4を4
0mg、NaHCO3を400mg及びNaClを80
mg含有する水溶液1Lに、グルコースを10重量%加
えて作製した。また、同様にPY液体培地を作製した
後、寒天を含有量が1.2重量%となるように添加し、
PY寒天板状培地を作製した。
【0023】次いで、上記のPY液体培地及びPY寒天
板状培地を、高圧蒸気滅菌器内で121℃にて30分間
加熱して滅菌し、10重量%の塩酸水溶液又は10重量
%の水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを4.8に調
整した。
板状培地を、高圧蒸気滅菌器内で121℃にて30分間
加熱して滅菌し、10重量%の塩酸水溶液又は10重量
%の水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを4.8に調
整した。
【0024】PY液体培地100mLに、PY寒天板状
培地で生育させたAK−02を1白金耳植え付けて、4
0℃で終夜培養した。次いでこれに900mLのPY液
体培地を混合してさらに終夜培養した。この培養液(P
Y液体培地と培養したAK−02)の全量を、水素発生
用培地(PY液体培地9Lに、親水処理した比表面積1
000m2/gの活性炭約50gと、基質となる分子量
約40000のデキストラン約100gを添加した培
地)に添加し、よく撹拌したものを水素発生装置とし
た。40℃における前記水素発生装置の水素の生成速度
は、6L/hrであった。
培地で生育させたAK−02を1白金耳植え付けて、4
0℃で終夜培養した。次いでこれに900mLのPY液
体培地を混合してさらに終夜培養した。この培養液(P
Y液体培地と培養したAK−02)の全量を、水素発生
用培地(PY液体培地9Lに、親水処理した比表面積1
000m2/gの活性炭約50gと、基質となる分子量
約40000のデキストラン約100gを添加した培
地)に添加し、よく撹拌したものを水素発生装置とし
た。40℃における前記水素発生装置の水素の生成速度
は、6L/hrであった。
【0025】次に固体高分子電解質型燃料電池を作製し
た。電解質としては厚さ30μmのスルホン酸基を含有
するパーフルオロカーボン重合体からなるイオン交換膜
(商品名:フレミオン、旭硝子社製)を用いた。水素極
としては、電極有効面積が50cm2であり、ガス拡散
電極中の白金量が見かけ表面積あたり2mg/cm2で
あるガス拡散電極を使用した。また、空気極としては、
電極有効面積が50cm 2であり、ガス拡散電極中の白
金量が見かけ表面積あたり1mg/cm2であるガス拡
散電極を使用した。
た。電解質としては厚さ30μmのスルホン酸基を含有
するパーフルオロカーボン重合体からなるイオン交換膜
(商品名:フレミオン、旭硝子社製)を用いた。水素極
としては、電極有効面積が50cm2であり、ガス拡散
電極中の白金量が見かけ表面積あたり2mg/cm2で
あるガス拡散電極を使用した。また、空気極としては、
電極有効面積が50cm 2であり、ガス拡散電極中の白
金量が見かけ表面積あたり1mg/cm2であるガス拡
散電極を使用した。
【0026】ホットプレス法にて、上記イオン交換膜を
間に介して上記水素極と上記空気極を接合し、電極−膜
の接合体を作製した。この電極−膜の接合体をセパレー
タを介して20個積層し、固体高分子型燃料電池とし
た。
間に介して上記水素極と上記空気極を接合し、電極−膜
の接合体を作製した。この電極−膜の接合体をセパレー
タを介して20個積層し、固体高分子型燃料電池とし
た。
【0027】次に、水素発生装置から発生させた水素
が、固体高分子電解質型燃料電池の水素極側に供給され
るように水素発生装置と固体高分子電解質型燃料電池を
接続した。水素極には水素発生装置から水素を、空気極
には空気を供給し、常圧、70℃にて固体高分子電解質
型燃料電池の発電試験を実施した。水素の生成速度は定
常的に6L/hrであり、5Wの電力が安定に得られ
た。また、サージ出力は100Wであった。なお、水素
発生装置から発生する水素には室温において約0.05
atmの水蒸気が含まれていた。
が、固体高分子電解質型燃料電池の水素極側に供給され
るように水素発生装置と固体高分子電解質型燃料電池を
接続した。水素極には水素発生装置から水素を、空気極
には空気を供給し、常圧、70℃にて固体高分子電解質
型燃料電池の発電試験を実施した。水素の生成速度は定
常的に6L/hrであり、5Wの電力が安定に得られ
た。また、サージ出力は100Wであった。なお、水素
発生装置から発生する水素には室温において約0.05
atmの水蒸気が含まれていた。
【0028】[例2]水素貯蔵器として、水素吸蔵合金
であるMmNi5(Mm:ミッシュメタル)1kgを充
填した容器を準備した。上記水素貯蔵器を、例1で用い
た水素発生装置と固体高分子電解質型燃料電池の間に配
し、水素発生装置及び固体高分子電解質型燃料電池のそ
れぞれに接続した。固体高分子電解質型燃料電池を動作
させる前に、水素発生装置を用いて約10時間水素を製
造し、約50Lの水素を水素貯蔵装器に貯蔵させた後、
例1と同様に発電試験を実施した。水素の生成速度は定
常的に6L/hrであり、5Wの電力が安定に得られ
た。また、サージ出力は300Wであった。
であるMmNi5(Mm:ミッシュメタル)1kgを充
填した容器を準備した。上記水素貯蔵器を、例1で用い
た水素発生装置と固体高分子電解質型燃料電池の間に配
し、水素発生装置及び固体高分子電解質型燃料電池のそ
れぞれに接続した。固体高分子電解質型燃料電池を動作
させる前に、水素発生装置を用いて約10時間水素を製
造し、約50Lの水素を水素貯蔵装器に貯蔵させた後、
例1と同様に発電試験を実施した。水素の生成速度は定
常的に6L/hrであり、5Wの電力が安定に得られ
た。また、サージ出力は300Wであった。
【0029】
【発明の効果】本発明における水素発生装置で製造され
る水素中には一酸化炭素は含有されないため、アノード
触媒が被毒するおそれがなく安定した出力が得られる。
また、嫌気性菌を含有する水溶液から水素を発生させる
ため、水素は水分を含有しており、水素の加湿装置を別
に設ける必要がない。したがって、水素発生装置を全体
として小型化できる。
る水素中には一酸化炭素は含有されないため、アノード
触媒が被毒するおそれがなく安定した出力が得られる。
また、嫌気性菌を含有する水溶液から水素を発生させる
ため、水素は水分を含有しており、水素の加湿装置を別
に設ける必要がない。したがって、水素発生装置を全体
として小型化できる。
【0030】また、水素は空気と接触すると爆発する可
能性があるため、従来の燃料電池を使用する発電装置で
は種々の安全対策をとる必要があるが、本発明では嫌気
性菌は空気と接触すると水素の生成を停止するので安全
性が高い。また、基質として用いられる糖類、セルロー
ス、アルコール類は人体に対する有害性がきわめて低い
ため、取り扱いや廃棄が容易である。
能性があるため、従来の燃料電池を使用する発電装置で
は種々の安全対策をとる必要があるが、本発明では嫌気
性菌は空気と接触すると水素の生成を停止するので安全
性が高い。また、基質として用いられる糖類、セルロー
ス、アルコール類は人体に対する有害性がきわめて低い
ため、取り扱いや廃棄が容易である。
【0031】したがって、本発明によれば、長期間安定
に高出力の電力を供給でき、かつポータブル発電装置と
して使用できる小型の低温作動発電装置を提供できる。
に高出力の電力を供給でき、かつポータブル発電装置と
して使用できる小型の低温作動発電装置を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/00 C12N 1/00 P H01M 8/10 H01M 8/10 (72)発明者 吉田 直樹 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 国狭 康弘 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 田中 博己 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4B029 AA02 AA03 AA27 BB02 CC04 CC10 DA01 DG10 EA20 4B065 AA23X BB12 BB15 BB19 BC42 CA01 CA60 4G040 BA03 BB03 DA01 DA05 DC01 DC07 5H026 AA06 BB00 EE00 HH08 5H027 AA04 DD00
Claims (5)
- 【請求項1】燃料電池と該燃料電池に水素を供給する水
素発生装置とを備え、該水素発生装置では、ヒドロゲナ
ーゼを有する嫌気性菌を基質の存在下で培養することに
より水素を発生させることを特徴とする低温作動発電装
置。 - 【請求項2】前記嫌気性菌は、クロストリジウム属に属
する菌である請求項1に記載の低温作動発電装置。 - 【請求項3】燃料電池と該燃料電池に水素を供給する水
素発生装置とを備え、該水素発生装置では、ヒドロゲナ
ーゼを有する嫌気性菌AK−02(受託番号:FERM
P−17070)を基質の存在下で培養することによ
り水素を発生させることを特徴とする低温作動発電装
置。 - 【請求項4】低温作動発電装置が水素貯蔵器を備える請
求項1、2又は3に記載の低温作動発電装置。 - 【請求項5】燃料電池が固体高分子電解質型燃料電池で
ある請求項1、2、3又は4に記載の低温作動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143172A JP2000331702A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 低温作動発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143172A JP2000331702A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 低温作動発電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331702A true JP2000331702A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15332600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11143172A Pending JP2000331702A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 低温作動発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000331702A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003019705A3 (en) * | 2001-08-24 | 2004-02-26 | Isis Innovation | Anode comprising hydrogenase for a fuel cell |
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| US7258938B2 (en) | 2001-03-06 | 2007-08-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Polymer electrolyte fuel cell |
| US7432091B2 (en) | 2003-02-24 | 2008-10-07 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Highly efficient hydrogen production method using microorganism |
| JP2009205882A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 模擬改質ガス製造方法およびその装置ならびにこれを用いた燃料電池試験装置 |
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| CN112483890A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-03-12 | 山东大学 | 一种可进行热能回收的轻质金属氢化物混填储氢装置 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11143172A patent/JP2000331702A/ja active Pending
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| CN110607337B (zh) * | 2019-09-24 | 2022-08-26 | 哈尔滨工业大学 | 一种发酵产氢细菌和电活性细菌互养互作的产氢方法 |
| CN112483890A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-03-12 | 山东大学 | 一种可进行热能回收的轻质金属氢化物混填储氢装置 |
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