JP2000331572A - 通信機器用保安器又は通信機器用試験弾器 - Google Patents

通信機器用保安器又は通信機器用試験弾器

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JP2000331572A
JP2000331572A JP11139857A JP13985799A JP2000331572A JP 2000331572 A JP2000331572 A JP 2000331572A JP 11139857 A JP11139857 A JP 11139857A JP 13985799 A JP13985799 A JP 13985799A JP 2000331572 A JP2000331572 A JP 2000331572A
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armature
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test
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JP11139857A
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English (en)
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Juichi Takano
壽一 高野
Satoru Ono
哲 小野
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KAWAGUCHI ELECTRIC WORKS
Kawaguchi Electric Works Co Ltd
Original Assignee
KAWAGUCHI ELECTRIC WORKS
Kawaguchi Electric Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断線片を用いて回路試験を行う弾器接点を備
えた通信機器用保安器又は通信機器用試験弾器におい
て、断線片を用いて行う回線試験作業を面倒なく容易に
行えるようにする。 【解決手段】 弾器用接続端子12を弾器接点の接点接
触部10に取り付けた状態で断線片20を着脱自在に取
り付け、断線片20を取り付けたとき外線側回路と機器
側回路とを非導通状態にする断線片取付部25を、弾器
用接続端子12内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、断線片を用い
て回路試験を行う弾器接点を備えた通信機器用保安器又
は通信機器用試験弾器に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、たとえば通信機器用保安器の中
に、外線側ケーブルを接続する外線側コネクタと、通信
機器側ケーブルを接続する機器側コネクタを備えるとと
もに、たとえば特定加入者の専用回線を接続するための
弾器用接続端子を着脱自在に取り付け、図18に示すよ
うに、断線片1を抜き差して回路試験を行う弾器接点A
を備える構成としたものがある。
【0003】そして、回路試験時は、弾器用接続端子を
弾器接点Aから外してから、断線片1の先端1aを差し
込み、弾器接点A内の接点バネを押し開いて外線側回路
と機器側回路とを非導通状態にして専用回線の回線試験
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、従来で
は、上述のように回路試験時は、その都度、弾器用接続
端子をいちいち弾器接点Aから外してから、断線片1を
用いて回路試験を行うため、それだけ作業が面倒であっ
た。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な通信機器用保安器又は通信機器用試験弾器において、
断線片を用いて行う回路試験を面倒なく容易にすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、請求項1
に記載の発明のように、外線側ケーブルを接続する外線
側コネクタ2と、通信機器側ケーブルを接続する機器側
コネクタ3を備えるとともに、弾器用接続端子12を着
脱自在に取り付け、断線片20を用いて回路試験を行う
弾器接点5を備える通信機器用保安器又は通信機器用試
験弾器において、前記弾器用接続端子12を前記弾器接
点5に取り付けた状態で前記断線片20を着脱自在に取
り付け、その断線片20を取り付けたとき外線側回路と
機器側回路とを非導通状態にする断線片取付部25を、
前記弾器用接続端子12に設けたことにより達成され
る。
【0007】また、上記目的は、請求項2に記載の発明
のように、請求項1に記載の通信機器用保安器又は通信
機器用試験弾器において、前記弾器用接続端子12を前
記弾器接点5に1回線ごとに着脱自在に取り付けること
により達成される。
【0008】さらに、上記目的は、請求項3に記載の発
明のように、請求項1に記載の通信機器用保安器又は通
信機器用試験弾器において、前記弾器用接続端子12を
前記弾器接点5に取り付けた状態で、前記断線片20
を、外線側回路と機器側回路とを導通状態とする導通位
置と反対に非導通状態とする非導通位置に移動可能に備
え付けとしたことにより達成される。
【0009】上記目的は、請求項4に記載の発明のよう
に、請求項3に記載の通信機器用保安器又は通信機器用
試験弾器において、前記断線片20を、前記弾器用接続
端子12に対し前記導通位置と前記非導通位置との間で
直線往復移動可能に取り付けたことにより達成される。
【0010】上記目的は、請求項5に記載の発明のよう
に、請求項3に記載の通信機器用保安器又は通信機器用
試験弾器において、前記断線片20を、回転可能に前記
弾器用接続端子12に設ける外部回転操作部材30と、
その外部回転操作部材30に回転規制して連結し、外部
回転操作部材30の回転運動を直線運動に変換させて前
記導通位置と前記非導通位置に移動する作動子31とで
構成したことにより達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、この
発明に係る通信機器用保安器の実施の形態について説明
する。
【0012】図4に、この発明の一例として、この通信
機器用保安器の概略回路構成を示す。この通信機器用保
安器には、外線側ケーブルを接続する線路側コネクタ2
と、通信機器側ケーブルを接続する機器側コネクタ3を
備えるとともに、過電圧,過電流防護素子4と回路試験
用に弾器接点5を備える。
【0013】弾器接点5には、その内部の接点接触部1
0に、たとえば特定加入者の専用回線を接続するための
弾器用接続端子12を着脱自在に取り付ける。図1に示
すように、接点接触部10は、互いに圧接させて設ける
双子の弾器接点バネ11,11で形成し、その一対の弾
器接点バネを多数組み一列に並べて構成する。そして、
弾器用接続端子12を、回線数に応じて、弾器接点に1
回線ごと着脱自在に取り付け得るようになっている
【0014】弾器用接続端子12は、所謂Uスリット端
子で、図3に示すように、樹脂製の端子本体15を備え
る。端子本体15は、下部側を開放した比較的薄い箱形
をなし、上側に一対のW状凸部15cを設ける。それら
W状凸部15c内には、図1に示すように、上端を切り
欠いてそれぞれUスリット状をなす刃部16aを有する
細長いリン青銅製の導体16,16を固設してなる。そ
して、図示省略したが、U状刃部16a内に専用回線の
ケーブルを押し込み、その心線外周の絶縁層をU状刃部
16aで切って剥離し、ケーブルを導体16に接触させ
て電気的に接続している。
【0015】さらに、端子本体15は、導体16,16
の下側でそれぞれ端子板17,17を固定し、その図1
中下端を突出させてなる。端子板17,17には、ほぼ
中間にバネ挿通穴17aを有する。そして、端子板1
7,17には、接点バネ18の基端を取り付ける。接点
バネ18,18は、それぞれリン青銅製で、略く字状に
曲げて、曲げ凸状部18aを互いに近づけた状態で固定
し、先端をバネ挿通穴17aに通して配設する。そし
て、図4に示すように、弾器用接続端子12内にも、外
線側回路と機器側回路との間を導通状態と非導通状態と
に切り替える試験弾器部19を形成する。
【0016】さて、この弾器用接続端子12は、端子本
体15に断線片20を取付可能な構成とする。そのた
め、端子本体15の端子板17,17の上端部間に、そ
の長さ方向下向きにガイド穴21を設けるとともに、ガ
イド穴21の真下にストッパ凸部15fを設け、それら
ストッパ凸部とガイド穴21とで、この発明でいう断線
片取付部25を形成してなる。
【0017】一方、断線片20は、樹脂製で、図3に示
すように、先端をテーパ状の縦長なバネ押圧部20a
と、バネ押圧部20a上に設ける薄片状頭部20cとか
らなる。頭部20cには、引っ掛け穴24を設けてな
る。
【0018】そして、この通信機器用保安器において、
弾器用接続端子12は、通常、図2に示すように、端子
板17,17を双子の弾器接点バネ11,11間に差し
込んで前記弾器接点5の接点接触部10に取り付けてい
る。そうして、接点バネ18の先端をそれぞれ端子板1
7,17に押し当てて外線側回路と機器側回路とを導通
状態にしている。
【0019】一方、専用回線の回線試験を行うときは、
弾器用接続端子12を弾器接点5に取り付けたままの状
態で、図1に示すように断線片20のバネ押圧部20a
を、断線片取付部25のガイド穴21に差し込み、先端
をストッパ凸部15fに当てて止めて接点バネ18,1
8を外側に押圧し、バネ先端をそれぞれ端子板17,1
7から離して外線側回路と機器側回路とを非導通状態に
する。
【0020】回線試験後は、弾器用接続端子12を弾器
接点5に取り付けたまま、適宜フック部材を断線片20
の引っ掛け穴24に引っ掛けて断線片20を引き上げ、
図2に示すように、接点バネ18の押し当てを解除して
外線側回路と機器側回路を導通状態に戻す。
【0021】なお、上述した通信機器用保安器では、必
要に応じて、前述した図18に示す従来の場合と同様
に、図5に示すように弾器接点5に差し込んだ弾器用接
続端子12を弾器接点5から外してから、たとえば従来
の断線片1の二股状先端1aを差し込み、弾器接点5内
の弾器接点バネ11,11を押し開いて外線側回路と機
器側回路とを非導通状態にして専用回線の回線試験を行
う使い方をすることもできる。
【0022】ところで、上述した通信機器用保安器で
は、断線片20を使用しないときは、弾器用接続端子1
2から取り外す構成とするが、この発明では、断線片を
紛失しないように管理する面倒をなくすために、断線片
20を弾器用接続端子12に取り付けたまま分離しない
構成とすることもできる。
【0023】この他例における通信機器用保安器では、
前述したと同様に、弾器接点5内の接点接触部10に弾
器用接続端子12を着脱自在に取り付け、接点接触部1
0を、図6に示すように互いに圧接させて設ける双子の
弾器接点バネ11,11で形成し、その一対の弾器接点
バネを多数組み一列に並べて構成する。
【0024】一方、この通信機器用保安器では、図8に
示すように、専用回線の数だけ弾器用接続端子12を収
容する端子取付ケース13を備える。端子取付ケース1
3は、弾器用接続端子12の取付方向上下両面を開放
し、対向する側板部内面に多数の係合縦溝13aを横に
並べて設ける。
【0025】弾器用接続端子12は、樹脂製の端子本体
15を備える。端子本体15は、下部側を開放した比較
的薄い箱形をなし、両側部の外面に、それぞれ端子取付
ケース13の係合縦溝13aに合わせてガイド凸条部1
5aを形成し、ガイド凸条部15aの上側にストッパ突
起15bを設ける。そして、ガイド凸条部15aを、図
9に示すように端子取付ケース13の係合縦溝13aに
係合させ、ストッパ突起15bを端子取付ケース13の
上縁に当てて、弾器用接続端子12を端子取付ケース1
3に着脱自在に取り付けて収容する。
【0026】また、端子本体15には、上側に一対のW
状凸部15cを設ける。それらW状凸部15c内には、
図6に示すように、上端を切り欠いてそれぞれUスリッ
ト状をなす刃部16aを有する細長いリン青銅製の導体
16,16を固設してなる。そして、図示省略したが、
U状刃部16a内に専用回線のケーブルを押し込み、そ
の心線外周の絶縁層をU状刃部16aで切って剥離し、
ケーブルを導体16に接触させて電気的に接続してい
る。
【0027】さらに、端子本体15は、導体16,16
の下側でそれぞれ端子板17,17を固定し、その図中
下端を端子取付ケース13から突出させてなる。端子板
17,17には、それぞれ外線側回路と機器側回路の間
を導通状態と非導通状態とに切り替える接点バネ18の
一端を取り付ける。接点バネ18,18は、それぞれリ
ン青銅製で、略く字状に曲げて、曲げ凸状部18aを互
いに近づけた状態で固定してなる。
【0028】さて、この弾器用接続端子12は、端子本
体15に断線片20を取り付けて、常に備え付けの構成
とする。そのため、端子本体15の端子板17,17の
上端部間に断線片取付部、すなわち、長さ方向下向きに
延ばしてガイド板部15d,15dを間隔をあけて設け
る。さらに、それらガイド板部の対向する内面に、半球
状の位置決め凸部15e,15eを設ける。そして、ガ
イド板部間中央の上側に、その長て方向に貫通する軸ガ
イド穴21を設けてなる。
【0029】一方、断線片20は、樹脂製で、バネ押圧
部20aと、バネ押圧部20aから図6中上向きに伸び
る軸状部20bと、軸状部20c上に設ける頭部20c
とからなる。バネ押圧部20aには、その両側部にそれ
ぞれ上下二段に半球状の位置決め凹部22,23を設け
る。また、図中下面の角部をテーパにして押当て部20
d,20dを形成してなる。頭部20cには、引っ掛け
穴24を設けてなる。
【0030】そして、この通信機器用保安器において、
弾器用接続端子12は、通常、図6に示すように、端子
板17,17を双子の弾器接点バネ11,11間に差し
込んで前記弾器接点5の接点接触部10に取り付けると
ともに、断線片20を押し込み(図10に頭部20cを
押し込み状態とした断線片を示す)、下段の位置決め凹
部23に位置決め凸部15e,15eを嵌め込んで導通
位置に移動し、押当て部20d,20dで接点バネ18
を押して外線側回路と機器側回路を導通状態にしてい
る。
【0031】一方、専用回線の回線試験を行うときは、
弾器用接続端子12を弾器接点5に取り付けたままの状
態で、適宜フック部材で断線片20の引っ掛け穴24に
引っ掛けて、図7に示すように断線片20を引き上げる
(図11でも頭部20cを引き出し状態とした断線片を
示す)。そして、下段の位置決め凹部23と接点バネ1
8の曲げ凸状部18aの嵌め合いを外し、上段の位置決
め凹部22に位置決め凸部15e,15eが嵌り込んだ
非導通位置に、断線片20を移動し、接点バネ18の押
し当てを解除して外線側回路と機器側回路を非導通状態
にする。
【0032】ところで、上述した他例では、接点ばね1
8を端子板17,17側に固定したが、たとえば図12
に概略的に示すように、断線片20側に接点バネ18を
固定し、上述したと同様に、断線片20を前記導通位置
と前記非導通位置との間で直線往復移動自在に構成する
こともできる。なお、この場合、断線片20に、その厚
さ方向両側に接点バネ18の一端を接続した導体部26
を設ける。そして、導体部26に、それぞれ上端にU状
刃部16aをもった前記導体16,16に一端を固定し
た接点バネ27の他端を押し当てて電気的に接続してな
る。
【0033】そして、通常は、端子板17,17を双子
の弾器接点バネ11,11間に差し込んで前記弾器接点
5の接点接触部10に取り付けるとともに、断線片20
を押し込んで導通位置に移動し、接点バネ18で外線側
回路と機器側回路を導通状態とする。
【0034】一方、回線試験時は、弾器用接続端子12
を弾器接点5に取り付けたままの状態で、図13に示す
ように、フック部材28を用いて断線片20を引き上げ
て非導通位置に移動し、外線側回路と機器側回路を非導
通状態にする。
【0035】また、上述した例では、断線片20を端子
本体15に対し直線往復移動させて導通状態と非導通状
態に切り替えるが、この発明の通信機器用保安器では、
以下のように構成して導通・非導通の切り替えを行う構
成とすることもできる。
【0036】この例では、たとえば図14に示すよう
に、断線片20を、図中符号30で示す外部操作回転部
材と符号31で示す作動子とで構成する。
【0037】外部操作回転部材30は、たとえば各々樹
脂製のロッド32と筒状カム33を溶着により連結して
形成する。ロッド32には、頭部に、この例ではマイナ
スドライバ34の差し込み溝32aを有する。カム33
には、外周面に波状に形成したカム溝33aを設けてな
る。
【0038】作動子31は、カム33の入り込む凹部3
1aを設けてコ形状につくり、その凹部31aに互いに
対向させて係合突起35を設ける。そして、係合突起3
5をカム溝33aに係合してカム33を作動子31の凹
部31aに嵌め込み、ロッド32を軸ガイド穴21に挿
通させて外部操作回転部材30を回転自在に端子本体1
5に取り付け、作動子31を、回転規制部であるガイド
板部15d,15d間に直線移動可能に配設してなる。
【0039】そして、通常は、前記図6,7で示した弾
器用接続端子12の場合と同様に、端子板17,17を
双子の弾器接点バネ11,11間に差し込んで弾器接点
5の接点接触部10に取り付けるとともに、図14に示
すように、ドライバ34の先を断線片20の差し込み溝
32aに差し込み、外部操作回転部材30を、この例で
は90度一方向に回転する。すると、カム溝33aで係
合突起35を案内して回転運動を直線運動に変換し、作
動子31を直線的に押し込んで導通位置に移動し、押当
て部20d,20dで接点バネ18を押して外線側回路
と機器側回路を導通状態とする。
【0040】一方、回線試験時は、弾器用接続端子12
を弾器接点5に取り付けたままの状態で、ドライバ34
で外部操作回転部材30を90度他方向に回転する。そ
して、図15に示すように、カム溝33aで係合突起3
5を案内して回転運動を直線運動に変換し、作動子31
を直線的に引き上げて非導通位置に移動し、外線側回路
と機器側回路を非導通状態にする。
【0041】なお、図14,15に示した例では、カム
33にカム溝33aを設け、作動子31の凹部31aに
係合突起35を設けるが、反対に作動子の凹部側にカム
溝を設け、カム側に係合突起を設けるようにしてもよ
い。
【0042】また、この発明の通信機器用保安器では、
次のように構成することにより、外部操作回転部材30
の回転運動を直線運動に変換して作動子31を移動して
導通・非導通の切り替えを行うこともできる。
【0043】たとえば図16に示すように、外部操作回
転部材30として、頭部に、たとえばマイナスドライバ
34の差し込み溝30aを有し、先端側に雄ねじ部30
bを設けるねじ部材を用いる。作動子31は、図16中
上向きに外部操作回転部材30の雄ねじ部30bに対応
して雌ねじ穴31bをあけ、下面の角部をテーパにして
押当て部31c,31cを形成してなる。そして、雌ね
じ穴31bに雄ねじ部30bを螺合し、軸部30cを端
子本体15の軸ガイド穴21に挿通させて外部操作回転
部材30を回転自在に端子本体15に取り付け、作動子
31を回転規制部であるガイド板部15d,15d間に
直線移動可能に配設してなる。
【0044】そして、通常は、前記したと同様に、端子
板17,17を弾器接点バネ11,11間に差し込んで
弾器接点5の接点接触部10に取り付けるとともに、ド
ライバ34の先を断線片20の差し込み溝30aに差し
込み、外部操作回転部材30を90度一方向に回転して
ねじ込む一方、回転規制部15d,15dで回転を規制
しながら回転運動を直線運動に変換して作動子31を導
通位置に下降し、押当て部31c,31cで接点バネ1
8を押して外線側回路と機器側回路を導通状態とする。
【0045】一方、回線試験時は、弾器用接続端子12
を弾器接点5に取り付けたままの状態で、ドライバ34
を用いて外部操作回転部材30を90度他方向に回転
し、回転規制部15d,15dで回転を規制しながら回
転運動を直線運動に変換して作動子35を非導通位置に
引き上げ、外線側回路と機器側回路を非導通状態にす
る。
【0046】ところで、上述した例では、図8,9に示
したように、回線の数だけ弾器用接続端子12を端子取
付ケース13に個別に出し入れ自在に収容した。しか
し、この発明の通信機器用保安器では、図17に示すよ
うに、たとえば10回線分の弾器用接続端子12を端子
取付ケース13に一体に取り付けて収容したタイプのも
のにも適用することができる。そして、その場合にも、
各々の弾器用接続端子12に断線片20を、前記導通位
置と前記非導通位置に移動可能に組み込む。
【0047】なお、以上に図示した例では、この発明を
通信機器用保安器に適用した場合を示したが、この発明
は、そのような過電圧,過電流防護素子を備えた通信機
器用保安器に限らず、同様に、少なくとも断線片を用い
て回路試験を行う弾器接点を備えた通信機器用試験弾器
にも適用することができる。
【0048】
【発明の効果】 したがって、この発明によれば、弾器
用接続端子に断線片を取り付ける断線片取付部を設け、
回線試験時は、弾器用接続端子を弾器接点に取り付けた
まま、断線片を用いて作業を行えることから、従来のよ
うに弾器用接続端子をいちいち弾器接点から外す手間が
なくなり、回線試験作業を簡単にすることができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
弾器用接続端子を弾器接点に1回線ごとに着脱自在と
し、回線に応じた数だけ容易に弾器用接続端子を取り付
けることができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、加えて、
弾器用接続端子に断線片を移動可能に備え付けて、断線
片を常に分離させない構成とするから、回線試験を行う
とき、その作業のたびに弾器用接続端子とは別に断線片
を用意する必要がなく、そのため、比較的小さな断線片
を紛失するおそれがなく、それを捜すような手間もかか
らず、また、接続作業のたびに紛失しないように断線片
を管理する面倒もなくすことができる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、加えて、
断線片を弾器用接続端子に対し導通位置と非導通位置と
の間で直線往復移動自在に取り付けることにより、回線
試験を行うとき、それだけ導通・非導通の切替作業を簡
単に行うことができる。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、加えて、
外部操作回転部材を回転し、その回転運動を直線運動に
変換して作動子を直線移動して導通・非導通の切り替え
を行う構成とすることにより、回線試験を行うとき、そ
れだけ導通・非導通の切替作業を、より一層簡単に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一例である通信機器用保安器の弾
器用接続端子の取付状態を、導通状態において示す縦断
面図である。
【図2】 その弾器用接続端子の取付状態を非導通状態
において示す縦断面図である。
【図3】 通信機器用保安器の弾器接点に差し込んだ弾
器用接続端子に、断線片を差し込む状態を説明する斜視
図である。
【図4】 その通信機器用保安器の概略回路構成図であ
る。
【図5】 その通信機器用保安器の弾器接点に、従来の
方法で弾器用接続端子に代えて断線片を差し込む状態を
説明する斜視図である。
【図6】 この発明に係る通信機器用保安器の他例であ
って、弾器用接続端子の取付状態を導通状態において示
す縦断面図である。
【図7】 その弾器用接続端子の取付状態を非導通状態
において示す縦断面図である。
【図8】 その弾器用接続端子と端子取付ケースを分解
して示す斜視図である。
【図9】 その弾器用接続端子を端子取付ケース内に収
容した状態を示す斜視図である。
【図10】 その弾器用接続端子を、断線片の押し込み
状態において示す斜視図である。
【図11】 その弾器用接続端子を、断線片の引き出し
状態において示す斜視図である。
【図12】 弾器用接続端子の他例であって、その取付
状態を導通状態において示す概略断面図である。
【図13】 その弾器用接続端子の取付状態を非導通状
態において示す概略断面図である。
【図14】 弾器用接続端子のさらなる他例であって、
その取付状態を導通状態において示す縦断面図である。
【図15】 その弾器用接続端子の取付状態を非導通状
態において示す縦断面図である。
【図16】 弾器用接続端子のさらなる別の例であっ
て、その取付状態を非導通状態において示す縦断面図で
ある。
【図17】 端子取付ケースに取り付けた10回線一体
タイプの弾器用接続端子の例を示す斜視図である。
【図18】 従来の通信機器用保安器において、その弾
器接点に断線片を差し込む状態を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 外線側コネクタ 3 機器側コネクタ 5 弾器接点 10 弾器接点の接点接触部 11 弾器接点バネ 12 弾器用接続端子 15 端子本体 16a U状刃部 18 接点バネ 20 断線片 25 断線片取付部 30 外部操作回転部材 31 作動子 33 カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外線側ケーブルを接続する外線側コネク
    タと、通信機器側ケーブルを接続する機器側コネクタを
    備えるとともに、弾器用接続端子を着脱自在に取り付
    け、断線片を用いて回路試験を行う弾器接点を備える通
    信機器用保安器又は通信機器用試験弾器において、 前記弾器用接続端子を前記弾器接点に取り付けた状態で
    前記断線片を着脱自在に取り付け、その断線片を取り付
    けたとき外線側回路と機器側回路とを非導通状態にする
    断線片取付部を、前記弾器用接続端子に設けたことを特
    徴とする通信機器用保安器又は通信機器用試験弾器。
  2. 【請求項2】 前記弾器用接続端子を前記弾器接点に1
    回線ごとに着脱自在に取り付けてなることを特徴とする
    請求項1に記載の通信機器用保安器又は通信機器用試験
    弾器。
  3. 【請求項3】 前記弾器用接続端子を前記弾器接点に取
    り付けた状態で、前記断線片を、外線側回路と機器側回
    路とを導通状態とする導通位置と反対に非導通状態とす
    る非導通位置に移動可能に備え付けとしたことを特徴と
    する請求項1に記載の通信機器用保安器又は通信機器用
    試験弾器。
  4. 【請求項4】 前記断線片を、前記弾器用接続端子に対
    し前記導通位置と前記非導通位置との間で直線往復移動
    可能に取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の通
    信機器用保安器又は通信機器用試験弾器。
  5. 【請求項5】 前記断線片を、回転可能に前記弾器用接
    続端子に設ける外部回転操作部材と、その外部回転操作
    部材に回転規制して連結し、外部回転操作部材の回転運
    動を直線運動に変換させて前記導通位置と前記非導通位
    置に移動する作動子とで構成したことを特徴とする請求
    項3に記載の通信機器用保安器又は通信機器用試験弾
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6784783B2 (en) * 2000-10-24 2004-08-31 Cooper Technologies Company Compact fused disconnect switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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