JP2000330912A - イベントサービス装置 - Google Patents
イベントサービス装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イベント発信部とイベント受信部が相手方の
状態を意識することなくイベント情報の発信と受信を行
うことができるイベントサービス装置を実現する。 【解決手段】 イベントサーバを複数個設け、各イベン
トサーバにはイベントに関連した情報を登録するイベン
ト情報登録テーブルを持たせ、このイベント情報登録テ
ーブルをもとに各イベントサーバは協調動作をしてイベ
ント情報をイベント発信部からイベント受信部へ送る。
状態を意識することなくイベント情報の発信と受信を行
うことができるイベントサービス装置を実現する。 【解決手段】 イベントサーバを複数個設け、各イベン
トサーバにはイベントに関連した情報を登録するイベン
ト情報登録テーブルを持たせ、このイベント情報登録テ
ーブルをもとに各イベントサーバは協調動作をしてイベ
ント情報をイベント発信部からイベント受信部へ送る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してイベント情報を提供するイベントサービス装置に関
するものである。
してイベント情報を提供するイベントサービス装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】通信技術の発達に伴い、ネットワークを
介してイベント情報を提供するシステムが普及してい
る。イベント情報の例としては、プラントに存在するプ
ロセス値が上限値を超えたことを知らせるプロセスアラ
ーム、通信システムのあるステーションがダウンしたこ
とを知らせるシステムアラーム等の情報がある。図８は
従来におけるネットワークシステムの構成例を示した図
である。図８で、ネットワーク１００上にコンピュータ
２１〜２６が接続されている。これらのコンピュータは
ネットワーク１００を介してイベント情報等の各種情報
をやりとりする。コンピュータ２３にイベント発信部３
１が存在し、コンピュータ２１にイベント受信部３２が
存在する。イベント発信部３１が発信したイベント情報
はネットワーク１０を経由してイベント受信部３２に送
られる。
介してイベント情報を提供するシステムが普及してい
る。イベント情報の例としては、プラントに存在するプ
ロセス値が上限値を超えたことを知らせるプロセスアラ
ーム、通信システムのあるステーションがダウンしたこ
とを知らせるシステムアラーム等の情報がある。図８は
従来におけるネットワークシステムの構成例を示した図
である。図８で、ネットワーク１００上にコンピュータ
２１〜２６が接続されている。これらのコンピュータは
ネットワーク１００を介してイベント情報等の各種情報
をやりとりする。コンピュータ２３にイベント発信部３
１が存在し、コンピュータ２１にイベント受信部３２が
存在する。イベント発信部３１が発信したイベント情報
はネットワーク１０を経由してイベント受信部３２に送
られる。
【０００３】図８の従来システムではイベント情報を送
るときにイベント発信部３１とイベント受信部３２では
次のことを意識しなければならなかった。 イベント発信部３１ 受信部が存在するか。 ・受信部の存在数はいくつか。 ・いつイベント情報を受信部に送ればよいか。 イベント受信部３２ ・発信側の存在場所はどこか。 ・発信側の生死状態はどのようになっているか。
るときにイベント発信部３１とイベント受信部３２では
次のことを意識しなければならなかった。 イベント発信部３１ 受信部が存在するか。 ・受信部の存在数はいくつか。 ・いつイベント情報を受信部に送ればよいか。 イベント受信部３２ ・発信側の存在場所はどこか。 ・発信側の生死状態はどのようになっているか。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決するためになされたものであり、イベントサー
バを複数個設け、各イベントサーバにはイベントに関連
した情報を登録するイベント情報登録テーブルを持た
せ、このイベント情報登録テーブルをもとに各イベント
サーバは協調動作をしてイベント情報をイベント発信部
からイベント受信部へ送ることによって、イベント発信
部とイベント受信部が相手方の状態を意識することなく
イベント情報の発信と受信を行うことができるイベント
サービス装置を実現することを目的とする。
点を解決するためになされたものであり、イベントサー
バを複数個設け、各イベントサーバにはイベントに関連
した情報を登録するイベント情報登録テーブルを持た
せ、このイベント情報登録テーブルをもとに各イベント
サーバは協調動作をしてイベント情報をイベント発信部
からイベント受信部へ送ることによって、イベント発信
部とイベント受信部が相手方の状態を意識することなく
イベント情報の発信と受信を行うことができるイベント
サービス装置を実現することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの構
成になったイベントサービス装置である。
成になったイベントサービス装置である。
【０００６】（１）ネットワーク上に接続された複数の
コンピュータにイベントサーバを分散配置したイベント
サービス装置であって、各イベントサーバは、イベント
に関連した情報を登録するイベント情報登録テーブル
と、イベント発信部から受けたイベント情報を保持する
記憶手段と、イベント受信部からイベント情報の要求を
受けたときに自分の識別子と要求されたイベント種類と
を自分のイベント情報登録テーブル及び他のイベントサ
ーバのイベント情報登録テーブルに登録する登録手段と
を有し、イベント受信部からイベント情報の要求を受け
たイベントサーバＡは、自分の識別子と要求されたイベ
ント種類とを自分のイベント情報登録テーブル及び他の
イベントサーバのイベント情報登録テーブルに登録し、
要求されているイベント情報を保持していることを認識
したイベントサーバＢは、保持しているイベント情報を
ネットワークを経由して前記イベントサーバＡに配信
し、イベントサーバＡは配信されてきたイベント情報を
要求元のイベント受信部に送ることを特徴とするイベン
トサービス装置。
コンピュータにイベントサーバを分散配置したイベント
サービス装置であって、各イベントサーバは、イベント
に関連した情報を登録するイベント情報登録テーブル
と、イベント発信部から受けたイベント情報を保持する
記憶手段と、イベント受信部からイベント情報の要求を
受けたときに自分の識別子と要求されたイベント種類と
を自分のイベント情報登録テーブル及び他のイベントサ
ーバのイベント情報登録テーブルに登録する登録手段と
を有し、イベント受信部からイベント情報の要求を受け
たイベントサーバＡは、自分の識別子と要求されたイベ
ント種類とを自分のイベント情報登録テーブル及び他の
イベントサーバのイベント情報登録テーブルに登録し、
要求されているイベント情報を保持していることを認識
したイベントサーバＢは、保持しているイベント情報を
ネットワークを経由して前記イベントサーバＡに配信
し、イベントサーバＡは配信されてきたイベント情報を
要求元のイベント受信部に送ることを特徴とするイベン
トサービス装置。
【０００７】（２）イベント情報登録テーブルは、サー
バ固有の固有テーブル及びシステム共通の共通テーブル
からなり、イベント受信部からイベント情報の要求を受
けたイベントサーバの登録手段は、前記固有テーブルに
要求されたイベント種類及び要求を出したイベント受信
部の識別子を登録するとともに、自分がいるイベントサ
ーバ及び他のイベントサーバの共通テーブルに要求され
たイベント種類及び自分がいるイベントサーバの識別子
を登録することを特徴とする（１）記載のイベントサー
ビス装置。
バ固有の固有テーブル及びシステム共通の共通テーブル
からなり、イベント受信部からイベント情報の要求を受
けたイベントサーバの登録手段は、前記固有テーブルに
要求されたイベント種類及び要求を出したイベント受信
部の識別子を登録するとともに、自分がいるイベントサ
ーバ及び他のイベントサーバの共通テーブルに要求され
たイベント種類及び自分がいるイベントサーバの識別子
を登録することを特徴とする（１）記載のイベントサー
ビス装置。
【０００８】（３）ネットワーク上に接続された複数の
コンピュータにイベントサーバの機能を実行するオブジ
ェクトを分散配置したことを特徴とする（１）記載のイ
ベントサービス装置。
コンピュータにイベントサーバの機能を実行するオブジ
ェクトを分散配置したことを特徴とする（１）記載のイ
ベントサービス装置。
【０００９】（４）前記イベント発信部はイベント情報
を格納するための記憶手段を有し、この記憶手段にはプ
ライオリティの異なる複数のイベントキューを設け、前
記イベント情報にはプライオリティを持たせ、プライオ
リティに基づいてイベント情報を格納するイベントキュ
ーを振り分け、プライオリティの高いイベントキューに
属するイベント情報から優先して配信することを特徴と
する（１）記載のイベントサービス装置。
を格納するための記憶手段を有し、この記憶手段にはプ
ライオリティの異なる複数のイベントキューを設け、前
記イベント情報にはプライオリティを持たせ、プライオ
リティに基づいてイベント情報を格納するイベントキュ
ーを振り分け、プライオリティの高いイベントキューに
属するイベント情報から優先して配信することを特徴と
する（１）記載のイベントサービス装置。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳し
く説明する。図１は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図１で、ネットワーク１０上にはコンピュータ４１
〜４６が接続されている。コンピュータ４１，４２，４
３，４４にはイベントサーバ４１１，４２１，４３１，
４４１がそれぞれ設けられている。図の例では、コンピ
ュータ４５にイベント発信部３１が存在し、コンピュー
タ４６にイベント受信部３２が存在する。
く説明する。図１は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図１で、ネットワーク１０上にはコンピュータ４１
〜４６が接続されている。コンピュータ４１，４２，４
３，４４にはイベントサーバ４１１，４２１，４３１，
４４１がそれぞれ設けられている。図の例では、コンピ
ュータ４５にイベント発信部３１が存在し、コンピュー
タ４６にイベント受信部３２が存在する。
【００１１】イベントサーバ４１１で、イベント情報登
録テーブル４１２はイベントに関連した情報を登録す
る。記憶手段４１３は、イベント発信部から受けたイベ
ント情報を保持する。イベント発信部からイベントサー
バに送られてくる情報にはイベント種類の情報が含まれ
ている。従って、イベントサーバ４１１は記憶手段４１
３に格納されているイベント情報の種類を認識できる。
登録手段４１４は、イベント受信部からイベント情報の
要求を受けたときに自分の識別子と要求されたイベント
種類とを自分のイベント情報登録テーブル及び他のイベ
ントサーバのイベント情報登録テーブルに登録する。他
のイベントサーバ４２１，４３１，４４１もイベントサ
ーバ４１１と同様な構成になっている。
録テーブル４１２はイベントに関連した情報を登録す
る。記憶手段４１３は、イベント発信部から受けたイベ
ント情報を保持する。イベント発信部からイベントサー
バに送られてくる情報にはイベント種類の情報が含まれ
ている。従って、イベントサーバ４１１は記憶手段４１
３に格納されているイベント情報の種類を認識できる。
登録手段４１４は、イベント受信部からイベント情報の
要求を受けたときに自分の識別子と要求されたイベント
種類とを自分のイベント情報登録テーブル及び他のイベ
ントサーバのイベント情報登録テーブルに登録する。他
のイベントサーバ４２１，４３１，４４１もイベントサ
ーバ４１１と同様な構成になっている。
【００１２】図２は本発明にかかるイベントサービス装
置の概念図である。本発明にかかるイベントサービス装
置は多対多の非同期通信を受け持つ。図２で、イベント
発信部１はイベントサービス装置２にイベント情報を送
る。イベント受信部３はイベントサービス装置２にコー
ルバック関数を登録し、イベントサービス装置２からイ
ベント情報を受ける。イベントサービス装置２は、複数
のイベントサーバをネットワーク上に接続することによ
って構成される。図１の例では、イベントサービス装置
２は、ネットワーク１０、コンピュータ４１〜４４、イ
ベントサーバ４１１，４２１，４３１，４４１からな
る。
置の概念図である。本発明にかかるイベントサービス装
置は多対多の非同期通信を受け持つ。図２で、イベント
発信部１はイベントサービス装置２にイベント情報を送
る。イベント受信部３はイベントサービス装置２にコー
ルバック関数を登録し、イベントサービス装置２からイ
ベント情報を受ける。イベントサービス装置２は、複数
のイベントサーバをネットワーク上に接続することによ
って構成される。図１の例では、イベントサービス装置
２は、ネットワーク１０、コンピュータ４１〜４４、イ
ベントサーバ４１１，４２１，４３１，４４１からな
る。
【００１３】イベント受信部３は、受け取りたいイベン
ト情報の種類に着目するだけで、そのイベント情報の発
信源を気にする必要はない。イベント受信部３は、受け
取りたいイベント情報の種類、及び所望のイベント情報
を転送してもらう際に使うコールバック関数をイベント
サービス装置２に登録すれば、所望のイベント情報を受
け取ることができる。
ト情報の種類に着目するだけで、そのイベント情報の発
信源を気にする必要はない。イベント受信部３は、受け
取りたいイベント情報の種類、及び所望のイベント情報
を転送してもらう際に使うコールバック関数をイベント
サービス装置２に登録すれば、所望のイベント情報を受
け取ることができる。
【００１４】イベント発信部１は、イベント受信部３の
数や生死状態を気にする必要はない。発生したイベント
情報をイベントサービス装置２に１回だけ送れば、この
イベント情報は複数のイベント受信部に伝達されること
になる。更に、イベント発信部１もイベント受信部３も
イベントサービス装置２の内部構成を知る必要もない。
イベント情報は、イベント種類及びイベント本体のペア
からなる。イベント種類は文字列で構成されている。イ
ベント本体は、整数、文字列、構造体等のデータ構造に
なっている。
数や生死状態を気にする必要はない。発生したイベント
情報をイベントサービス装置２に１回だけ送れば、この
イベント情報は複数のイベント受信部に伝達されること
になる。更に、イベント発信部１もイベント受信部３も
イベントサービス装置２の内部構成を知る必要もない。
イベント情報は、イベント種類及びイベント本体のペア
からなる。イベント種類は文字列で構成されている。イ
ベント本体は、整数、文字列、構造体等のデータ構造に
なっている。
【００１５】図３はイベントサービス装置の内部構成例
を示した図である。イベントサービス装置２は複数のイ
ベントサーバ５１〜５４の協調関係によって実現されて
いる。各イベントサーバは、ネットワーク構造の関係に
接続されていて、これによってフォルト・トレラント性
の向上、負荷の分散等を実現している。イベントサーバ
５１〜５４は、イベント発信部６１〜６３、イベント受
信部７１〜７３との間でイベント情報をやりとりする。
イベントサーバ５１〜５４は、イベント情報登録テーブ
ル８１〜８４を持っている。
を示した図である。イベントサービス装置２は複数のイ
ベントサーバ５１〜５４の協調関係によって実現されて
いる。各イベントサーバは、ネットワーク構造の関係に
接続されていて、これによってフォルト・トレラント性
の向上、負荷の分散等を実現している。イベントサーバ
５１〜５４は、イベント発信部６１〜６３、イベント受
信部７１〜７３との間でイベント情報をやりとりする。
イベントサーバ５１〜５４は、イベント情報登録テーブ
ル８１〜８４を持っている。
【００１６】イベントサーバは、起動時に他のイベント
サーバへの参照を全て取得する。ある種類のイベント情
報を受信したいイベント受信部は、自分の近くにあるイ
ベントサーバに、受信したいイベント情報の種類と自分
への参照情報（すなわち、コールバック関数）を登録す
る。登録を受けたイベントサーバは、ネットワークを介
して接続関係にある他のイベントサーバに対して、受信
したいイベント情報の種類と自分への参照情報のペアを
登録する。以上の手続を行っておけば、システムのどこ
かで該当種類のイベント情報が発生したら、そのイベン
ト情報を受け付けたイベントサーバは、該当するイベン
ト情報をどのイベントサーバに送るべきであるかがわか
り、送るべきイベントサーバにイベント情報を配信する
ことができる。
サーバへの参照を全て取得する。ある種類のイベント情
報を受信したいイベント受信部は、自分の近くにあるイ
ベントサーバに、受信したいイベント情報の種類と自分
への参照情報（すなわち、コールバック関数）を登録す
る。登録を受けたイベントサーバは、ネットワークを介
して接続関係にある他のイベントサーバに対して、受信
したいイベント情報の種類と自分への参照情報のペアを
登録する。以上の手続を行っておけば、システムのどこ
かで該当種類のイベント情報が発生したら、そのイベン
ト情報を受け付けたイベントサーバは、該当するイベン
ト情報をどのイベントサーバに送るべきであるかがわか
り、送るべきイベントサーバにイベント情報を配信する
ことができる。
【００１７】図４はイベント情報登録テーブルの具体例
を示した図である。イベント情報登録テーブルは、サー
バ固有の固有テーブル及びシステム共通の共通テーブル
からなる。各イベントサーバ５１〜５４は、固有テーブ
ル８１１〜８１４及び共通テーブル８２１〜８２４をそ
れぞれ持つ。
を示した図である。イベント情報登録テーブルは、サー
バ固有の固有テーブル及びシステム共通の共通テーブル
からなる。各イベントサーバ５１〜５４は、固有テーブ
ル８１１〜８１４及び共通テーブル８２１〜８２４をそ
れぞれ持つ。
【００１８】イベント受信部６３がイベントサーバ５３
に受信登録を行うと、固有テーブル８１３にはイベント
種類「Ｅ００１」とイベント受信部６３のリファレンス
「Ｏｂｊｅｃｔ１」のペアが登録される。イベントサー
バ５３の共通テーブル８２３には、イベント種類「Ｅ０
０１」とイベントサーバ５３自身のリファレンス「ＥＳ
１」のペアが登録される。そして、イベント種類「Ｅ０
０１」とリファレンス「ＥＳ１」のペアは関連する全て
のイベントサーバ５１，５２，５４の共通テーブル８２
１，８２２，８２４に登録される。
に受信登録を行うと、固有テーブル８１３にはイベント
種類「Ｅ００１」とイベント受信部６３のリファレンス
「Ｏｂｊｅｃｔ１」のペアが登録される。イベントサー
バ５３の共通テーブル８２３には、イベント種類「Ｅ０
０１」とイベントサーバ５３自身のリファレンス「ＥＳ
１」のペアが登録される。そして、イベント種類「Ｅ０
０１」とリファレンス「ＥＳ１」のペアは関連する全て
のイベントサーバ５１，５２，５４の共通テーブル８２
１，８２２，８２４に登録される。
【００１９】各イベントサーバは、固有テーブルの内容
は異なるが、共通テーブルの内容は同じである。このよ
うにすることによって、システム共通のイベント登録情
報の量を抑えることができる。イベント種類「Ｅ００
１」のイベント情報を受け付けたイベントサーバは、共
通テーブルの登録情報をもとに、要求されているイベン
ト情報を自分が持っていることを認識し、イベント種類
「Ｅ００１」のイベント情報をイベントサーバ５３に配
信する。イベントサーバ５３は受けたイベント情報をイ
ベント受信部６３に送る。これによって、イベント受信
部６３は所望のイベント情報を取得できる。
は異なるが、共通テーブルの内容は同じである。このよ
うにすることによって、システム共通のイベント登録情
報の量を抑えることができる。イベント種類「Ｅ００
１」のイベント情報を受け付けたイベントサーバは、共
通テーブルの登録情報をもとに、要求されているイベン
ト情報を自分が持っていることを認識し、イベント種類
「Ｅ００１」のイベント情報をイベントサーバ５３に配
信する。イベントサーバ５３は受けたイベント情報をイ
ベント受信部６３に送る。これによって、イベント受信
部６３は所望のイベント情報を取得できる。
【００２０】図５はイベント情報の配信経路の説明図で
ある。図５の破線はイベント情報登録テーブルへ情報を
登録する経路で、実線はイベント情報を配信する経路で
ある。イベント受信部９１が取得したいイベント種類の
情報は、Ａ１，Ａ２の経路をたどってイベントサーバ９
２及び９３の共通テーブルに登録される。イベント情報
は、Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３の経路をたどってイベント発信部
９０からイベント受信部９１に送られる。
ある。図５の破線はイベント情報登録テーブルへ情報を
登録する経路で、実線はイベント情報を配信する経路で
ある。イベント受信部９１が取得したいイベント種類の
情報は、Ａ１，Ａ２の経路をたどってイベントサーバ９
２及び９３の共通テーブルに登録される。イベント情報
は、Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３の経路をたどってイベント発信部
９０からイベント受信部９１に送られる。
【００２１】図６はイベント発信部におけるイベント情
報の格納のしかたの一例を示した図である。イベント発
信部にある記憶手段１００にはイベントキュー１０１〜
１０ｎが設けられている。イベントキュー１０１から１
０ｎへいくに従ってプライオリティの高いキューにな
る。イベント情報はそのプライオリティに応じてイベン
トキュー１０１〜１０ｎに振り分けられて格納される。
イベント情報を配信するときは、プライオリティの高い
キューに属するイベント情報から優先して配信される。
報の格納のしかたの一例を示した図である。イベント発
信部にある記憶手段１００にはイベントキュー１０１〜
１０ｎが設けられている。イベントキュー１０１から１
０ｎへいくに従ってプライオリティの高いキューにな
る。イベント情報はそのプライオリティに応じてイベン
トキュー１０１〜１０ｎに振り分けられて格納される。
イベント情報を配信するときは、プライオリティの高い
キューに属するイベント情報から優先して配信される。
【００２２】イベント受信部の数や状態によってイベン
ト送信部の送信動作を妨げてはいけない。従って、イベ
ントサーバはマルチスレッドを用いて受信と配信を行
う。マルチスレッドは受信用スレッドと発信用スレッド
からなる。図７はマルチスレッドの構成例を示した図で
ある。
ト送信部の送信動作を妨げてはいけない。従って、イベ
ントサーバはマルチスレッドを用いて受信と配信を行
う。マルチスレッドは受信用スレッドと発信用スレッド
からなる。図７はマルチスレッドの構成例を示した図で
ある。
【００２３】図７で、配信用スレッド１１０は次のとお
りに実装されている。 受信用スレッドよりも低いプライオリティで動作す
る。 配信すべきイベント情報がない場合、待機状態に入
る。 １つのイベント受信部に対して１つのイベント情報を
配信したら、受信用スレッドに明示的に実行権を渡す。
りに実装されている。 受信用スレッドよりも低いプライオリティで動作す
る。 配信すべきイベント情報がない場合、待機状態に入
る。 １つのイベント受信部に対して１つのイベント情報を
配信したら、受信用スレッドに明示的に実行権を渡す。
【００２４】受信用スレッド１１１は次のとおりに実装
されている。 イベント情報を受けると、このイベント情報をイベン
トキュー１１２に入れる。 イベント情報をイベントキュー１１２に入れると、待
機状態になっている配信用スレッド１１０を起こす。
されている。 イベント情報を受けると、このイベント情報をイベン
トキュー１１２に入れる。 イベント情報をイベントキュー１１２に入れると、待
機状態になっている配信用スレッド１１０を起こす。
【００２５】なお、ネットワーク上に接続された複数の
コンピュータにイベントサーバの機能を実行するオブジ
ェクトを分散配置した構成にしてもよい。このようにす
ると、分散オブジェクトシステム上でイベントサービス
装置を実現できる。
コンピュータにイベントサーバの機能を実行するオブジ
ェクトを分散配置した構成にしてもよい。このようにす
ると、分散オブジェクトシステム上でイベントサービス
装置を実現できる。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。
【００２７】請求項１の発明によれば、イベントサーバ
を複数個設け、各イベントサーバにはイベントに関連し
た情報を登録するイベント情報登録テーブルを持たせ、
このイベント情報登録テーブルをもとに各イベントサー
バは協調動作をしてイベント情報をイベント発信部から
イベント受信部へ送っている。これによって、イベント
発信部とイベント受信部が相手方の状態を意識すること
なくイベント情報の発信と受信を行うことができる。ま
た、各イベントサーバは協調動作をして通信を行ってい
るため、あるイベントサーバが停止しても、停止がイベ
ントサービス装置全体に影響を及ぼさない。これによっ
て、高い信頼性を保証できる。
を複数個設け、各イベントサーバにはイベントに関連し
た情報を登録するイベント情報登録テーブルを持たせ、
このイベント情報登録テーブルをもとに各イベントサー
バは協調動作をしてイベント情報をイベント発信部から
イベント受信部へ送っている。これによって、イベント
発信部とイベント受信部が相手方の状態を意識すること
なくイベント情報の発信と受信を行うことができる。ま
た、各イベントサーバは協調動作をして通信を行ってい
るため、あるイベントサーバが停止しても、停止がイベ
ントサービス装置全体に影響を及ぼさない。これによっ
て、高い信頼性を保証できる。
【００２８】請求項２の発明によれば、イベント情報登
録テーブルをサーバ固有の固有テーブルとシステム共通
の共通テーブルで構成したため、ネットワークを跨って
配信されるイベント情報を集約することができ、通信の
オーバーヘッドを最小限に抑えることができる。
録テーブルをサーバ固有の固有テーブルとシステム共通
の共通テーブルで構成したため、ネットワークを跨って
配信されるイベント情報を集約することができ、通信の
オーバーヘッドを最小限に抑えることができる。
【００２９】請求項３の発明によれば、イベント発信部
とイベント受信部が相手方の状態を意識することなくイ
ベント情報の発信と受信を行うことができるイベントサ
ービス装置を分散オブジェクトシステム上で実現でき
る。
とイベント受信部が相手方の状態を意識することなくイ
ベント情報の発信と受信を行うことができるイベントサ
ービス装置を分散オブジェクトシステム上で実現でき
る。
【００３０】請求項４の発明によれば、重要なイベント
情報等を優先して配信することができる。
情報等を優先して配信することができる。
【００３１】以上説明したように本発明によれば、イベ
ント発信部とイベント受信部が相手方の状態を意識する
ことなくイベント情報の発信と受信を行うことができる
イベントサービス装置を実現できる。
ント発信部とイベント受信部が相手方の状態を意識する
ことなくイベント情報の発信と受信を行うことができる
イベントサービス装置を実現できる。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】本発明にかかるイベントサービス装置の概念図
である。
である。
【図３】本発明にかかるイベントサービス装置の内部構
成例を示した図である。
成例を示した図である。
【図４】イベント情報登録テーブルの具体例を示した図
である。
である。
【図５】イベント情報の配信経路の説明図である。
【図６】イベント発信部におけるイベント情報の格納の
しかたの一例を示した図である。
しかたの一例を示した図である。
【図７】マルチスレッドの構成例を示した図である。
【図８】従来におけるネットワークシステムの構成例を
示した図である。
示した図である。
１，３１，６１〜６３．９０ イベント発信部 ２ イベントサービス装置 ３，３２，７１〜７４，９１ イベント受信部 １０ ネットワーク ４１〜４６ コンピュータ ５１〜５４，９２，９３，４１１，４２１，４３１，４
４１ イベントサーバ ８１〜８４ イベント情報登録テーブル ４１２ イベント情報テーブル ４１３ 記憶手段 ４１４ 登録手段 ８１１〜８１４ 固有テーブル ８２１〜８２４ 共通テーブル １００ 記憶手段 １０１〜１０ｎ イベントキュー
４１ イベントサーバ ８１〜８４ イベント情報登録テーブル ４１２ イベント情報テーブル ４１３ 記憶手段 ４１４ 登録手段 ８１１〜８１４ 固有テーブル ８２１〜８２４ 共通テーブル １００ 記憶手段 １０１〜１０ｎ イベントキュー
Claims (4)
- 【請求項１】 ネットワーク上に接続された複数のコン
ピュータにイベントサーバを分散配置したイベントサー
ビス装置であって、 各イベントサーバは、 イベントに関連した情報を登録するイベント情報登録テ
ーブルと、 イベント発信部から受けたイベント情報を保持する記憶
手段と、 イベント受信部からイベント情報の要求を受けたときに
自分の識別子と要求されたイベント種類とを自分のイベ
ント情報登録テーブル及び他のイベントサーバのイベン
ト情報登録テーブルに登録する登録手段とを有し、 イベント受信部からイベント情報の要求を受けたイベン
トサーバＡは、自分の識別子と要求されたイベント種類
とを自分のイベント情報登録テーブル及び他のイベント
サーバのイベント情報登録テーブルに登録し、要求され
ているイベント情報を保持していることを認識したイベ
ントサーバＢは、保持しているイベント情報をネットワ
ークを経由して前記イベントサーバＡに配信し、イベン
トサーバＡは配信されてきたイベント情報を要求元のイ
ベント受信部に送ることを特徴とするイベントサービス
装置。 - 【請求項２】 イベント情報登録テーブルは、サーバ固
有の固有テーブル及びシステム共通の共通テーブルから
なり、 イベント受信部からイベント情報の要求を受けたイベン
トサーバの登録手段は、前記固有テーブルに要求された
イベント種類及び要求を出したイベント受信部の識別子
を登録するとともに、自分がいるイベントサーバ及び他
のイベントサーバの共通テーブルに要求されたイベント
種類及び自分がいるイベントサーバの識別子を登録する
ことを特徴とする請求項１記載のイベントサービス装
置。 - 【請求項３】 ネットワーク上に接続された複数のコン
ピュータにイベントサーバの機能を実行するオブジェク
トを分散配置したことを特徴とする請求項１記載のイベ
ントサービス装置。 - 【請求項４】 前記イベント発信部はイベント情報を格
納するための記憶手段を有し、この記憶手段にはプライ
オリティの異なる複数のイベントキューを設け、前記イ
ベント情報にはプライオリティを持たせ、プライオリテ
ィに基づいてイベント情報を格納するイベントキューを
振り分け、プライオリティの高いイベントキューに属す
るイベント情報から優先して配信することを特徴とする
請求項１記載のイベントサービス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11137341A JP2000330912A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | イベントサービス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11137341A JP2000330912A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | イベントサービス装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000330912A true JP2000330912A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15196389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11137341A Pending JP2000330912A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | イベントサービス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000330912A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8516499B2 (en) | 2008-11-27 | 2013-08-20 | International Business Machines Corporation | Assistance in performing action responsive to detected event |
| US8707335B2 (en) | 2007-06-19 | 2014-04-22 | International Business Machines Corporation | Detecting patterns of events in information systems |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11137341A patent/JP2000330912A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8707335B2 (en) | 2007-06-19 | 2014-04-22 | International Business Machines Corporation | Detecting patterns of events in information systems |
| US9660893B2 (en) | 2007-06-19 | 2017-05-23 | International Business Machines Corporation | Detecting patterns of events in information systems |
| US10250479B2 (en) | 2007-06-19 | 2019-04-02 | International Business Machines Corporation | Detecting patterns of events in information systems |
| US8516499B2 (en) | 2008-11-27 | 2013-08-20 | International Business Machines Corporation | Assistance in performing action responsive to detected event |
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