JP2000330715A - 情報処理装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに媒体

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JP2000330715A
JP2000330715A JP14340899A JP14340899A JP2000330715A JP 2000330715 A JP2000330715 A JP 2000330715A JP 14340899 A JP14340899 A JP 14340899A JP 14340899 A JP14340899 A JP 14340899A JP 2000330715 A JP2000330715 A JP 2000330715A
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touch pad
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window
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JP14340899A
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Takuma Miyazaki
琢磨 宮崎
Takatoshi Nakamura
隆俊 中村
Kenji Fujita
賢治 藤田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 習熟を必要とせず、オブジェクトを素早く操
作できる。 【解決手段】 タッチパッドドライバ92は、タッチパ
ッド11の面の指示されている位置を検出する。タッチ
パッドドライバ92は、タッチパッド11の面の位置の
指示の解除を検出する。タッチパッド特殊動作処理プロ
グラム93は、タッチパッド11の面の指示の解除に対
応して、オペレーティングシステム91に、アプリケー
ションプログラム201のウィンドウを閉じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、所定の面上の位置を
指定するポインティングデバイスを使用する情報処理装
置および方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯型パーソナルコンピュータが
普及しつつある。この携帯型パーソナルコンピュータが
普及する理由の1つに、例えば、ユーザが、同一の建物
内において、他の部屋に出かけていったり、あるいは、
得意先に出向いて各種の情報をプレゼンテーションした
りするのが比較的簡単にでき、利便性が高いことがあげ
られる。従って、当然のことながら、携帯型パーソナル
コンピュータは、小型で軽量であることが、その本来の
機能から要求される。
【0003】また、多くのユーザが、簡単に操作できる
ようにするために、マウスに代表される、ポインティン
グデバイスが、コンピュータの入力装置として利用され
るようになってきた。ポインティングデバイスを用いれ
ば、キーボードに不慣れなものでも、比較的簡単に入力
を行うことができるので、ポインティングデバイスは、
近年、急速に普及しつつある。特に、携帯型パーソナル
コンピュータの場合、マウスを本体とは別に所持するの
は不便であるところから、タッチパッドなどのポインテ
ィングデバイスが設けられていることが多い。
【0004】タッチパッドの操作の1つとして、タッチ
パッドを、素早く、押圧して離す、いわゆる、タップが
一般に利用されている。タップにより、他のスイッチ等
を操作することなく、迅速に、所定のアイコンをクリッ
クすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウィン
ドウの所定の位置に配置されているクローズボタン、最
大化ボタンなどをタップにより、クリックするには、タ
ッチパッドをこするように操作して、ポインタを所定の
ボタンに重ね合わせ、ポインタを移動させないように、
タッチパッドを素早く押圧して離すという、タッチパッ
ドの操作に習熟することが必要である。デスクトップ上
の所定のアイコンなどをシングルクリックまたはダブル
クリックする場合も、同様の操作が必要であり、習熟が
必要である。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、習熟を必要とせず、ウィンドウ、ボタン、
またはアイコンなどのオブジェクトを素早く操作できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、面状入力手段への指示の位置を検出する第1
の検出手段と、面状入力手段への指示の解除を検出する
第2の検出手段と、解除に対応して、所定の処理を実行
する処理手段とを含むことを特徴とする。
【0008】処理手段は、指示が所定の位置を指示した
後は処理を実行しないようにすることができる。
【0009】情報処理装置は、解除された指示の、最初
に指示された位置に対応して、処理手段が実行する処理
を選択する処理内容選択手段を更に設けることができ
る。
【0010】処理手段は、ウィンドウを閉じる処理を実
行するようにすることができる。
【0011】情報処理装置は、処理の対象を選択する処
理対象選択手段を更に設けることができる。
【0012】処理対象選択手段は、アクティブなウィン
ドウを選択するようにすることができる。
【0013】処理対象選択手段は、ポインタで指示され
ているウィンドウを選択するようにすることができる。
【0014】情報処理装置は、処理の対象を選択する処
理対象選択手段を更に設けることができる。
【0015】処理対象選択手段は、アクティブなオブジ
ェクトを選択するようにすることができる。
【0016】処理対象選択手段は、ポインタで指示され
ているオブジェクトを選択するするようにすることがで
きる。
【0017】情報処理装置は、処理対象選択手段で選択
された処理の対象に対応して、処理手段が実行する処理
を選択する処理内容選択手段を更に設けることができ
る。
【0018】情報処理装置は、処理対象選択手段で選択
された処理の対象の状態に対応して、処理手段が実行す
る処理を選択する処理内容選択手段を更に設けることが
できる。
【0019】請求項13に記載の情報処理方法は、面状
入力手段への指示の位置を検出する第1の検出ステップ
と、面状入力手段への指示の解除を検出する第2の検出
ステップと、解除に対応して、所定の処理を実行する処
理ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の媒体のプログラムは、
面状入力手段への指示の位置を検出する第1の検出ステ
ップと、面状入力手段への指示の解除を検出する第2の
検出ステップと、解除に対応して、所定の処理を実行す
る処理ステップとを含むことを特徴とする。
【0021】請求項1に記載の情報処理装置、請求項1
3に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の媒
体においては、面状入力手段への指示の位置が検出さ
れ、面状入力手段への指示の解除が検出され、解除に対
応して、所定の処理が実行される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したノート型
の携帯型パーソナルコンピュータについて添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0023】図1に示すように、携帯型パーソナルコン
ピュータ1の本体2には、文字等を入力するとき操作さ
れるキーボード4が設けられている。画像を表示する表
示部3は、本体2に対して開閉(折り畳み)自在に取り
付けられている。また、図においては示していないが、
本体2に対しては、外部のポインティングデバイスとし
てマウス等を外付けすることもできる。
【0024】本体2は電源ランプPL、電池ランプB
L、そしてメッセージランプMLを有し、電源ランプP
Lは電源オン時に点灯し、電池ランプBLはバッテリパ
ック5の電池残量の程度を示す。これらのランプの内の
特にメッセージランプMLは、表示部3を本体2に対し
て閉じた状態でも外部に表出している。これにより表示
部3を閉じていても所定のプログラムの動作は、メッセ
ージランプMLの点灯により利用者に報知することがで
きる。
【0025】本体2の側面には、電源をオンまたはオフ
するとき操作される電源スイッチ6と、ワンタッチ操作
用の操作キー7が設けられている。この操作キー7は、
所定のアプリケーションを瞬時に立ち上げるとき操作さ
れ、その立上げ状態がメッセージランプMLにより表示
される。さらに本体2の側面には、PCMCIA(PersonalCo
mputer Memory Card International Association)カー
ド(いわゆるPCカード)が装着されるスロット8が設け
られている。
【0026】本体2の上面のキーボード4の手前には、
タッチ操作部9が設けられている。このタッチ操作部9
は、タッチパッド11、左ボタン12、および右ボタン
13により構成されている。
【0027】タッチパッド11は、ユーザにより、指ま
たはペン(図示はしないが、表示部3の左側面に収容さ
れている)で操作される。タッチパッド1は、例えば、
表示部3のLCD41(図2)に表示されているポインタ
を所定の位置に移動させるとき、こするようにして操作
される。左ボタン12は、「OK]や「キャンセル」な
どを選択したり、メニューを選ぶときなどに操作され
る。タッチパッド11が、指で1回軽く叩かれた場合に
も、同様の機能が実行される。左ボタン12は、ダブル
クリックするとき、2回続けて操作される。ポインタを
ドラッグする場合には、左ボタン12を操作したまま、
タッチパッド11上でも指が移動される。タッチパッド
11上で2回続けて軽く叩いた後、そのままタッチパッ
ド11上で指を動かした場合も、ドラッグの操作とな
る。右ボタン13は、さまざまな内容のバックアップメ
ニューを表示するときなどに操作される。
【0028】また、タッチパッド11の所定の領域(例
えば、左側上部または右側上部)から押圧し始めると、
後述する所定の機能(例えば、所定のウィンドウを閉じ
る、または所定のウィンドウを最大化するなど)が実行
される。
【0029】バッテリパック5の左側には、マイクロフ
ォン14が設けられており、本体2の底面の電源ランプ
PLの近傍にはスピーカ15が設けられている。
【0030】図2は、携帯型パーソナルコンピュータ1
の内部の構成例を表している。本体2は、情報の処理を
集中して行うCPU(Central Processing Unit)51、お
よび揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memor
y)53を有している。これらCPU51、およびRAM53
は、内部バス(PCI(Peripheral Component Interconne
ct) Bus)55にそれぞれ接続されている。この内部バ
ス55には、スロット8から挿入された、所定の機能を
備えたPCカード122も、インタフェース(I/F)52
を介して接続される。
【0031】CPU51は、各機能を統括するコントロー
ラであり、PCカード122は、内部バス55に対してオ
プションの機能を付加するためのものである。RAM53
の中には、本体2の起動が完了した時点において、オペ
レーティングシステム(Operating System: OS)91、
タッチパッドドライバ92、タッチパッド特殊動作処理
プログラム93、特殊動作表示処理プログラム94、お
よび図示せぬ所定のアプリケーション・プログラム等が
記憶される。
【0032】オペレーティングシステム91は、携帯型
パーソナルコンピュータ1の基本的な動作を制御するも
のであり、例えばWindows 98(商標)などの、市販のマ
ルチタスクOSを用いることができる。タッチパッドド
ライバ92は、タッチパッドコントローラ61から供給
された信号を処理し、オペレーティングシステム91ま
たはタッチパッド特殊動作処理プログラム93に所定の
メッセージ(所定のデータを含む)を供給する。
【0033】タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、タッチパッドドライバ92から供給された所定のメ
ッセージ(所定のデータを含む)、またはオペレーティ
ングシステム91から供給されたメッセージ(所定のデ
ータを含む)を基に、所定の特殊動作の処理(オペレー
ティングシステム91でサポートしていない処理)を実
行する。特殊動作表示処理プログラム94は、タッチパ
ッド特殊動作処理プログラム93から供給された所定の
メッセージ(所定のデータを含む)、またはオペレーテ
ィングシステム91から供給されたメッセージ(所定の
データを含む)を基に、タッチパッド特殊動作処理プロ
グラム93が所定の特殊動作の処理を実行するとき、そ
の特殊動作の処理に対応する画像を、LCD41に表示
させる。
【0034】また、本体2は、情報を記録する記録部で
あるHDD(Hard Disc Drive)57、データの入出力を制
御する入出力(in-out:I/O)コントローラ58、実時間
時計(Real Time Clock: RTC)59を有している。
【0035】HDD57、I/Oコントローラ58、キー
ボードコントローラ60、タッチパッドコントローラ6
1、LCDコントローラ62、MODEM63、および
インターフェース64は、外部バス(ISA(Industry Sta
ndard Architecture) Bus)56にそれぞれ接続されて
いる。外部バス56は、図示せぬ所定のブリッジを介し
て、内部バス55に接続されている。
【0036】HDD57には、オペレーティングシステム
81、タッチパッドドライバ82、タッチパッド特殊動
作処理プログラム83、特殊動作表示処理プログラム8
4、および図示せぬ所定のアプリケーション・プログラ
ム等が記録されている。HDD57内のオペレーティング
システム81、タッチパッドドライバ82、タッチパッ
ド特殊動作処理プログラム83、特殊動作表示処理プロ
グラム84、および図示せぬ所定のアプリケーション・
プログラム等は、本体2のブートアップ(bootup:起
動)処理の過程で、RAM53内に順次格納される。
【0037】I/Oコントローラ58は、マイクロコン
トローラ101を有し、このマイクロコントローラ10
1はROM102,CPU103、およびRAM104が相互に
接続されて構成され、外部バス56を介する、HDD5
7、キーボードコントローラ60、タッチパッドコント
ローラ61、LCDコントローラ62、MODEM6
3、およびインターフェース64などのデータの入出力
を制御する。
【0038】I/Oコントローラ58は、キーボードコ
ントローラ60、タッチパッドコントローラ61、MO
DEM63、またはインターフェース64から供給され
たデータを、外部バス56、図示せぬブリッジ、および
内部バス55を介して、CPU51またはRAM53に供給す
る。I/Oコントローラ58は、外部バス56、図示せ
ぬブリッジ、および内部バス55を介して、CPU51か
ら供給されたデータを、LCDコントローラ62、MO
DEM63、またはインターフェース64に供給する。
【0039】また、I/Oコントローラ58は、HDD5
7に所定のデータが記録されるとき、またはHDD57か
ら所定のデータが読み出されるとき、外部バス56の動
作を制御する。
【0040】ROM102は、例えばフラッシュメモリと
も呼ばれる電気的に書き込みまたは消去が可能な読出し
専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Rea
d-Only Memory:EEPROM)で構成されている。ROM102
には、基本入出力システムとしてのBIOS(Basic Input/
Output System )111が書き込まれている。このBIOS
111は、OSやアプリケーションプログラムと、LCD
41、キーボード4、HDD57等の周辺機器の間でのデ
ータの受け渡し(入出力)を制御するソフトウェアプロ
グラムである。ROM102には、更に、メッセージラン
プMLの点灯を制御するLED制御プログラムなどが記憶
されている。
【0041】CPU103は、ROM102またはRAM104
に記憶されている所定のプログラムおよび所定のパラメ
ータに基づき、マイクロコントローラ101の全体の動
作を実際に制御する。
【0042】RAM104は、LED制御レジスタ、および設
定時刻レジスタなどを有している。LED制御レジスタ
は、操作キー7が押されて、所定のアプリケーションの
瞬時の立ち上げ状態を表示するメッセージランプMLの
点灯を制御するものである。設定時刻レジスタは、ある
時刻を任意に設定することができるものである。
【0043】なお、このマイクロコントローラ101に
は図示せぬバックアップ用のバッテリが設けられてお
り、RAM104のデータは、本体2の電源がオフとされ
ている状態においても保持されるようになっている。
【0044】さらにマイクロコントローラ101には、
常時現在時刻をカウントするRTC59、メッセージラン
プML、バッテリランプBL、電源ランプPL、電源ス
イッチ6、および操作キー7が接続されている。
【0045】外部バス56に接続されているキーボード
コントローラ60は、キーボード4からの入力し、入力
された信号に対応するデータを、外部バス56を介し
て、I/Oコントローラ58に供給する。
【0046】タッチパッドコントローラ61は、タッチ
パッド11、左ボタン12、および右ボタン13から所
定の信号を入力し、入力された信号に対応するデータ
(タッチパッド11が押圧されているか否か、押圧タッ
チパッド11の押圧されている位置、左ボタン12が押
されたなどを示す)を、外部バス56を介して、I/O
コントローラ58に供給する。
【0047】LCDコントローラ62は、表示部3のLCD4
1と、その後方に配置されているバックライト42とを
制御する。
【0048】モデム63は、本体2と外部のネットワー
ク121とを接続して、通信を行うために情報信号のフ
ォーマットを変換する処理を行う。
【0049】インターフェース64は、内部マイクロフ
ォン14からの入力を取り込み、あるいは内蔵スピーカ
15に対して音声信号を供給する。
【0050】タッチパッド11は、キーボード4の手前
側に配設され、LCD41の画面上の位置を特定するポイ
ンティングデバイスとして用いることにより、ポイント
の軌跡の入力を行うものである。すなわち、ポインティ
ングデバイスは、LCD41の表示画面に表示され、入力
操作に応じて移動される指標(ポインタ)について、そ
の指標の移動軌跡を入力するのに用いられる。タッチパ
ッド11は、指またはペンなどで押圧されているか否
か、および押圧されている位置に対応する信号をタッチ
パッドコントローラ61に出力する。
【0051】また、タッチパッド11には、点の位置の
みならず押圧された強さをも同時に検出することができ
る感圧式のタッチパッドも利用することができる。
【0052】図3は、タッチパッド11を操作して、特
殊動作を行わせるときの、ハードウェアおよびソフトウ
ェア(プログラム)の構成を説明するブロック図であ
る。
【0053】この図において、既に起動しているアプリ
ケーションプログラム201は、所定のウィンドウを表
示させるメッセージをオペレーティングシステム91に
供給する。オペレーティングシステム91は、アプリケ
ーションプログラム201から入力されたメッセージに
基づき、LCDコントローラ62を動作させ、アプリケ
ーションプログラム201の動作の状態に対応するウィ
ンドウの画像をLCD41に表示させる。
【0054】タッチパッド11を指若しくは所定のペン
などで押圧し、または指若しくは所定のペンなどをタッ
チパッド11から離すと、タッチパッド11は、押圧さ
れているか否か、およびタッチパッド11上の押圧され
ている位置を示す信号をタッチパッドコントローラ61
に出力する。タッチパッドコントローラ61は、押圧さ
れているか否か、およびタッチパッド11上の押圧され
ている位置を示すデータを、CPU51に実行されている
タッチパッドドライバ92に供給する。
【0055】タッチパッドドライバ92は、タッチパッ
ドコントローラ61から供給された、タッチパッド11
が押圧されているか否か、およびタッチパッド11上の
押圧されている位置を示すデータを基に、LCD41に
表示されているポインタを移動させるためのデータなど
をオペレーティングシステム91に供給するとともに、
特殊動作が要求されたか否かを判定し、特殊動作が要求
されたと判定された場合、要求された特殊動作に対応す
る、所定のメッセージをタッチパッド特殊動作処理プロ
グラム93に出力する。
【0056】タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、オペレーティングシステム91から供給される所定
のメッセージ(操作の対象となるウィンドウの状態など
を示す)、およびタッチパッドドライバ92から入力さ
れたメッセージを基に、所定の処理を実行させるメッセ
ージをオペレーティングシステム91に供給するととも
に、実行しようとする処理または実行している処理を示
すメッセージを特殊動作表示処理プログラム94に出力
する。オペレーティングシステム91は、タッチパッド
特殊動作処理プログラム93から供給されたメッセージ
に対応する処理(例えば、所定のウィンドウを閉じる、
または所定のウィンドウを最大化するなど)を実行し、
所定の処理をLCDコントローラ62に実行させ、所定
の画像をLCD41に表示させる。
【0057】特殊動作表示処理プログラム94は、タッ
チパッド特殊動作処理プログラム93から供給された、
実行しようとする処理または実行している処理を示すメ
ッセージを基に、所定の静止画像または動画像を表示を
させるメッセージをオペレーティングシステム91に供
給する。オペレーティングシステム91は、特殊動作表
示処理プログラム94から供給されたメッセージに対応
する表示の処理を実行し、所定の処理をLCDコントロ
ーラ62に実行させ、所定の画像をLCD41に表示さ
せる。
【0058】図4は、押圧され始めたとき、タッチパッ
ド特殊動作処理プログラム93が特殊動作を実行する、
タッチパッド11の所定の領域を説明する図である。本
明細書に係る発明の一実施の形態において、タッチパッ
ド11の所定の領域に対応する、タッチパッド特殊動作
処理プログラム93が実行する処理の内容は、後述する
所定の設定画面(図9を参照して説明する)で使用者に
より設定される。
【0059】例えば、タッチパッド11の領域1が、指
またはペンなどで押圧され始めたとき、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93が、所定のウィンドウを閉じ
るための一連の処理を行うように設定することができ
る。また、タッチパッド11の領域2が押圧され始めた
とき、タッチパッド特殊動作処理プログラム93が、所
定のウィンドウを最大化する、最小化する、または元に
戻すのいずれかのための一連の処理を実行するように設
定することができる。
【0060】タッチパッド11の領域3が押圧され始め
たとき、タッチパッド特殊動作処理プログラム93が、
所定のウィンドウの表示の内容を戻させる、または進ま
せるように設定することができる。タッチパッド11の
領域4が押圧され始めたとき、タッチパッド特殊動作処
理プログラム93が、所定のウィンドウを上方向または
下方向にスクロールさせるように設定することができ
る。タッチパッド11の領域5が押圧され始めたとき、
タッチパッド特殊動作処理プログラム93が、所定のウ
ィンドウを左方向または右方向にスクロールさせるよう
に設定することができる。
【0061】処理の対象となる、所定のウィンドウの選
択は、後述する所定の設定画面(図9を参照して説明す
る)で使用者により設定される。
【0062】図5および図6を参照して、タッチパッド
11の領域1が押圧され始め、所定のウィンドウを閉じ
る処理が実行されるとき、特殊動作表示処理プログラム
94が、LCD41に表示させる画像を説明する。この
処理の例において、処理の対象となるウィンドウは、ア
クティブなウィンドウに設定されている。
【0063】図5は、タッチパッド11の領域1が押圧
され始める前に、LCD41に表示されている画像を示
す図である。図5において、アクティブであるウインド
ウ221、非アクティブであるウィンドウ222、およ
びポインタ223が、LCD41に表示されている。
【0064】図5の状態から、タッチパッド11の領域
1が押圧され始めると、ポインタ223の位置に拘わら
ず、アクティブであるウインドウ221が処理の対象と
して選択される。図6に示すように、特殊動作表示処理
プログラム94は、選択されたウィンドウ221の枠を
強調表示させるとともに、ポインタ223の表示を消去
し、ウィンドウ221の中央に、ウィンドウ221を閉
じることを示す画像231を表示させる。
【0065】図6に示す状態で、タッチパッド11から
指またはペンが離されると、タッチパッド特殊動作処理
プログラム93は、処理の対象であるウィンドウ221
を、閉じさせる。
【0066】処理の対象となるウィンドウが、ポインタ
223の位置に対応するウィンドウに設定されていると
き、図5の状態から、同様の操作を実行すると、特殊動
作表示処理プログラム94は、ウィンドウ222の枠を
強調表示させるとともに、ウィンドウ222の中央に、
ウィンドウ222を閉じることを示す画像231を表示
させる。その状態で、タッチパッド11から指またはペ
ンが離されると、タッチパッド特殊動作処理プログラム
93は、処理の対象であるウィンドウ222を、閉じさ
せる。
【0067】次に、所定のウィンドウを最大化する、最
小化する、または元に戻すのいずれかの処理が実行され
るとき、LCD41に表示される画像を説明する。例え
ば、タッチパッド11の領域2が指またはペンで押圧さ
れ始めたとき、特殊動作表示処理プログラム94は、図
7(A)に示す、所定のウィンドウを最大化する、最小
化する、または元に戻す処理に対応する画像を、LCD
41に表示させる。
【0068】タッチパッド11の領域2を指またはペン
で押圧し始め、タッチパッド11を押圧しまま、図8に
示す領域bに指またはペンを移動させたとき、特殊動作
表示処理プログラム94は、図7(B)に示す、所定の
ウィンドウを最大化する、または元に戻す処理に対応す
る画像を、LCD41に表示させる。
【0069】図7(B)に示す画像が、LCD41に表
示された状態(タッチパッド11の領域2を指またはペ
ンで押圧し始め、タッチパッド11を押圧したまま、図
8の領域bに指またはペンを移動させた)で、指または
ペンをタッチパッド11から離すと、タッチパッド特殊
動作処理プログラム93は、処理の対象であるウィンド
ウの状態に対応して、ウィンドウを最大化させる、また
は元に戻させる処理をオペレーティングシステム91に
実行させる。
【0070】より具体的には、例えば、処理の対象であ
るウィンドウが最大化されているとき、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93は、オペレーティングシステ
ム91に、処理の対象であるウィンドウを元に戻させ
る。処理の対象であるウィンドウが最大化されていない
とき、タッチパッド特殊動作処理プログラム93は、オ
ペレーティングシステム91に、処理の対象であるウィ
ンドウを最大化させる。
【0071】タッチパッド11の領域2を押圧し始め、
指またはペンを、図8の領域aまたは領域cを経由させ
て、領域bに移動させた後に、指またはペンをタッチパ
ッド11から離しても、タッチパッド特殊動作処理プロ
グラム93は、同様の処理を実行する。
【0072】タッチパッド11の領域2を指またはペン
で押圧し始め、タッチパッド11を押圧したまま、図8
に示す領域aに指またはペンを移動させたとき、特殊動
作表示処理プログラム94は、LCD41に、図7
(C)に示す、所定のウィンドウを最小化する処理に対
応する画像を表示させる。
【0073】図7(C)に示す画像が、LCD41に表
示された状態(タッチパッド11の領域2を指またはペ
ンで押圧し始め、タッチパッド11を押圧したまま、図
8の領域aに指またはペンを移動させた)で、指または
ペンをタッチパッド11から離すと、タッチパッド特殊
動作処理プログラム93は、オペレーティングシステム
91に、処理の対象であるウィンドウを最小化させる。
【0074】タッチパッド11の領域2を押圧し始め、
指またはペンを、図8の領域bまたは領域cを経由させ
て、領域aに移動させた後に、指またはペンをタッチパ
ッド11から離しても、タッチパッド特殊動作処理プロ
グラム93は、処理の対象であるウィンドウを最小化さ
せる。
【0075】図7(A)に示す画像を表示させたまま
(指またはペンを移動させないで)、指またはペンをタ
ッチパッド11から離すと、タッチパッド特殊動作処理
プログラム93は、処理をキャンセルする。また、タッ
チパッド11の領域2を指またはペンで押圧し始め、タ
ッチパッド11を押圧したまま、図8に示す領域cに指
またはペンを移動させたとき、特殊動作表示処理プログ
ラム94は、表示を変化させない。タッチパッド11の
領域2を指またはペンで押圧し始め、タッチパッド11
を押圧したまま、図8に示す領域cに指またはペンを移
動させて、指またはペンをタッチパッド11から離す
と、特殊動作表示処理プログラム94は、処理をキャン
セルする。
【0076】図9は、タッチパッド11の領域1を押圧
し始めて実行される処理、タッチパッド11の領域2を
押圧し始めて実行される処理、および処理の対象となる
ウィンドウの選択を設定する画面の例を示す図である。
フィールド241には、タッチパッド11の領域1を押
圧し始めて実行される処理が設定される。設定される処
理は、例えば、所定のウィンドウを閉じる、ウィンドウ
サイズを変更する、ショートカットメニューの表示、ラ
ンチャーメニューの表示などである。
【0077】フィールド242には、タッチパッド11
の領域2を押圧し始めて実行される処理が設定される。
設定される処理は、例えば、所定のウィンドウを閉じ
る、ウィンドウサイズを変更する、ショートカットメニ
ューの表示、またはランチャーメニューの表示などであ
る。
【0078】フィールド243には、処理の対象となる
ウィンドウの選択が設定される。選択されるウィンドウ
は、例えば、アクティブなウィンドウ、ポインタ223
の位置に対応するウィンドウ、または所定のアプリケー
ションプログラムのウィンドウなどである。
【0079】次に、タッチパッド11の領域3が押圧さ
れ始めて、タッチパッド特殊動作処理プログラム93
が、所定のウィンドウの表示の内容を戻させる、または
進ませる処理を実行するとき、特殊動作表示処理プログ
ラム94が、LCD41に表示させる画像を説明する。
【0080】タッチパッド11の領域3が指またはペン
で押圧され始めたとき、特殊動作表示処理プログラム9
4は、図10(A)に示す所定のウィンドウの表示の内
容を戻させる、または進ませるのいずれかの処理に対応
する画像を、LCD41に表示させる。
【0081】タッチパッド11の領域3を指またはペン
で押圧し始めて、タッチパッド11を押圧したまま、指
またはペンを所定の範囲で右側に移動させたとき、特殊
動作表示処理プログラム94は、図10(B)に示す所
定のウィンドウの表示の内容を進ませる処理に対応する
画像を、LCD41に表示させる。図10(B)に示す
画像が、LCD41に表示された状態(タッチパッド1
1の領域3を指またはペンで押圧し始めて、指またはペ
ンを領域3の範囲で右側に移動させた)で、指またはペ
ンをタッチパッド11から離すと、タッチパッド特殊動
作処理プログラム93は、オペレーティングシステム9
1に、所定のウィンドウの表示の内容を進ませる処理を
実行させる。
【0082】タッチパッド11の領域3を指またはペン
で押圧し始めて、タッチパッド11を押圧したまま、指
またはペンを左側に移動させたとき、特殊動作表示処理
プログラム94は、図10(C)に示す所定のウィンド
ウの表示の内容を戻させる処理に対応する画像を、LC
D41に表示させる。図10(C)に示す画像が、LC
D41に表示された状態(タッチパッド11の領域3を
指またはペンで押圧し始めて、指またはペンを領域3の
範囲で左側に移動させた)で、指またはペンをタッチパ
ッド11から離すと、タッチパッド特殊動作処理プログ
ラム93は、オペレーティングシステム91に、所定の
ウィンドウの表示の内容を戻す処理を実行させる。
【0083】次に、タッチパッド11の領域4が押圧さ
れ始めて、タッチパッド特殊動作処理プログラム93
が、所定のウィンドウを上方向または下方向にスクロー
ルさせる処理を実行するとき、特殊動作表示処理プログ
ラム94が、LCD41に表示させる画像を説明する。
【0084】タッチパッド11の領域4が指またはペン
で押圧され始めたとき、特殊動作表示処理プログラム9
4は、図11(A)に示す所定のウィンドウを上方向ま
たは下方向にスクロールさせる処理に対応する画像を、
LCD41に表示させる。
【0085】タッチパッド11の領域4を指またはペン
で押圧し始めて、タッチパッド11を押圧したまま、指
またはペンを上方向に移動させたとき、特殊動作表示処
理プログラム94は、図11(B)に示す所定のウィン
ドウを上方向にスクロールさせる処理に対応する画像
を、LCD41に表示させる。タッチパッド11の領域
4を指またはペンで押圧し始めて、指またはペンを領域
4の範囲で上方向に移動させたとき(図11(B)に示
す画像が、LCD41に表示されたとき)、タッチパッ
ド特殊動作処理プログラム93は、オペレーティングシ
ステム91に、所定のウィンドウを上にスクロールさせ
る処理を実行させる。
【0086】タッチパッド11の領域3を指またはペン
で押圧し始めて、タッチパッド11を押圧したまま、指
またはペンを下方向に移動させたとき、特殊動作表示処
理プログラム94は、図11(C)に示す所定のウィン
ドウを下方向にスクロールさせる処理に対応する画像
を、LCD41に表示させる。タッチパッド11の領域
4を指またはペンで押圧し始めて、指またはペンを所定
の範囲で下方向に移動させたとき(図11(C)に示す
画像が、LCD41に表示されたとき)、タッチパッド
特殊動作処理プログラム93は、オペレーティングシス
テム91に、所定のウィンドウを下にスクロールさせる
処理を実行させる。
【0087】タッチパッド11の領域5が押圧され始め
て、所定のウィンドウを右側または左側にスクロールさ
せる処理も、同様に実行される。
【0088】次に、タッチパッド11の領域1を指また
はペンで押圧し始めて実行される、所定のウィンドウを
閉じる処理を、図12のフローチャートを参照して説明
する。ステップS11において、タッチパッドドライバ
92は、タッチパッド11の領域1が押圧され始めたか
否かを判定し、タッチパッド11の領域1が押圧され始
めていないと判定された場合、ステップS11に戻り、
タッチパッド11の領域1が押圧され始めるまで処理を
繰り返す。
【0089】ステップS11において、タッチパッド1
1の領域1が押圧され始めたと判定された場合、ステッ
プS12に進み、タッチパッドドライバ92は、所定の
メッセージをタッチパッド特殊動作処理プログラム93
に供給する。タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、オペレーティングシステム91から供給された所定
のメッセージを基に、対象であるウィンドウにクローズ
ボタンがあるか否かを判定し、対象であるウィンドウに
クローズボタンがないと判定された場合、対象であるウ
ィンドウを閉じることはできないので、ステップS11
に戻り、処理を繰り返す。
【0090】ステップS12において、対象であるウィ
ンドウにクローズボタンがあると判定された場合、ステ
ップS13に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラ
ム93は、特殊動作表示処理プログラム94に所定のメ
ッセージを供給する。特殊動作表示処理プログラム94
は、タッチパッド特殊動作処理プログラム93から供給
されたメッセージ、および、オペレーティングシステム
91から供給された処理の対象となるウィンドウのデー
タを基に、オペレーティングシステム91に、処理の対
象となるウィンドウの枠を強調表示させる。ステップS
14において、特殊動作表示処理プログラム94は、オ
ペレーティングシステム91に、ポインタを消去させる
とともに、図6に示す、ウィンドウを閉じることを示す
画像231を表示させる。
【0091】ステップS15において、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93は、タッチパッドドライバ9
2から供給されるデータを基に、タッチパッド11の領
域1が押圧されているか否かを判定し、タッチパッド1
1の領域1が押圧されていると判定された場合、ステッ
プS16に進み、タッチパッドドライバ92から供給さ
れるデータを基に、タッチパッド11が離されたか否か
を判定する。
【0092】ステップS16において、タッチパッド1
1が押圧されたままであると判定された場合、ステップ
S15に戻り、タッチパッド11が離されるまで、処理
を繰り返す。
【0093】ステップS16において、タッチパッド1
1が離されたと判定された場合、ステップS17に進
み、特殊動作表示処理プログラム94は、オペレーティ
ングシステム91に、対象となるウィンドウの枠の表示
を元に戻させる。ステップS18において、特殊動作表
示処理プログラム94は、オペレーティングシステム9
1に、ポインタを表示させるとともに、ウィンドウを閉
じることを示す画像231を消去させる。
【0094】ステップS19において、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93は、オペレーティングシステ
ム91に、対象のウィンドウを閉じさせ、ステップS1
1に戻り、処理を繰り返す。
【0095】ステップS15において、他の領域が押圧
されてると判定された場合、ステップS20に進み、特
殊動作表示処理プログラム94は、オペレーティングシ
ステム91に、ポインタを表示させるとともに、ウィン
ドウを閉じることを示す画像231を消去させる。ステ
ップS21において、特殊動作表示処理プログラム94
は、オペレーティングシステム91に、対象となるウィ
ンドウの枠の表示を元に戻させ、ステップS11に戻
り、処理を繰り返す。
【0096】このように、携帯型パーソナルコンピュー
タ1は、タッチパッド11の領域1が押圧され、その
後、領域1で離されるだけで、所定のウィンドウを閉じ
ることができる。また、タッチパッド11の領域1を押
圧し、その後、タッチパッド11を押圧したまま、他の
領域に指またはペンを移動すれば、ウィンドウを閉じる
処理はキャンセルされる。
【0097】以上のように、簡単な操作で、所定のウィ
ンドウを閉じることができるとともに、所定のウィンド
ウを閉じる処理を途中でキャンセルすることができる。
【0098】次に、タッチパッド11の領域2を指また
はペンで押圧し始めて実行される、所定のウィンドウを
最大化、最小化、または元に戻すのいずれかの処理を、
図13および図14のフローチャートを参照して説明す
る。ステップS81において、タッチパッドドライバ9
2は、タッチパッド11の領域2が押圧され始めたか否
かを判定し、タッチパッド11の領域2が押圧され始め
ていないと判定された場合、ステップS81に戻り、タ
ッチパッド11の領域2が押圧され始めるまで処理を繰
り返す。
【0099】ステップS81において、タッチパッド1
1の領域2が押圧され始めたと判定された場合、ステッ
プS82に進み、タッチパッドドライバ92は、所定の
メッセージをタッチパッド特殊動作処理プログラム93
に供給する。タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、オペレーティングシステム91から供給された所定
のメッセージを基に、対象であるウィンドウに最大化ボ
タンおよび最小化ボタンがあるか否かを判定し、対象で
あるウィンドウに最大化ボタンおよび最小化ボタンがな
いと判定された場合、対象であるウィンドウを変更する
ことはできないので、ステップS81に戻り、処理を繰
り返す。
【0100】ステップS82において、対象であるウィ
ンドウに最大化ボタンおよび最小化ボタンがあると判定
された場合、ステップS83に進み、タッチパッド特殊
動作処理プログラム93は、特殊動作表示処理プログラ
ム94に所定のメッセージを供給する。特殊動作表示処
理プログラム94は、タッチパッド特殊動作処理プログ
ラム93から供給されたメッセージ、および、オペレー
ティングシステム91から供給されたメッセージ(処理
の対象となるウィンドウの状態を示す)を基に、オペレ
ーティングシステム91に、処理の対象となるウィンド
ウの枠を強調表示させる。ステップS84において、特
殊動作表示処理プログラム94は、オペレーティングシ
ステム91に、ポインタを消去させるとともに、所定の
ウィンドウを最大化する、最小化する、または元に戻す
旨を示す画像(例えば、図7(A)に示した画像)を表
示させる。
【0101】ステップS85において、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93は、タッチパッドドライバ9
2から供給されたメッセージを基に、タッチパッド11
の領域cが押圧されているか否かを判定し、タッチパッ
ド11の領域cが押圧されていると判定された場合、表
示は変更されないので、ステップS92に進む。
【0102】ステップS85において、タッチパッド1
1の領域cが押圧されていないと判定された場合、ステ
ップS86に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラ
ム93は、タッチパッドドライバ92から供給されたメ
ッセージを基に、タッチパッド11の領域aが押圧され
ているか否かを判定し、タッチパッド11の領域aが押
圧されていると判定された場合、ステップS87に進
み、特殊動作表示処理プログラム94は、所定のウィン
ドウを最小化する旨を示す画像(例えば、図7(C)に
示した画像)を表示させ、手続きは、ステップS92に
進む。
【0103】ステップS86において、タッチパッド1
1の領域aが押圧されていないと判定された場合、ステ
ップS88に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラ
ム93は、タッチパッドドライバ92から供給されたメ
ッセージを基に、タッチパッド11の領域bが押圧され
ているか否かを判定し、タッチパッド11の領域bが押
圧されていると判定された場合、ステップS89に進
み、特殊動作表示処理プログラム94は、オペレーティ
ングシステム91から供給される所定のメッセージを基
に、対象であるウィンドウが最大化されているか否かを
判定する。
【0104】ステップS89において、対象であるウィ
ンドウが最大化されていると判定された場合、ステップ
S90に進み、特殊動作表示処理プログラム94は、対
象であるウィンドウを元に戻す旨を示す画像(例えば、
図7(B)に示した画像)を表示させ、ステップS92
に進む。
【0105】ステップS89において、対象であるウィ
ンドウが最大化されていないと判定された場合、ステッ
プS91に進み、特殊動作表示処理プログラム94は、
対象であるウィンドウを最大化する旨を示す画像(例え
ば、図7(B)に示した画像の所定の部位を反転させた
画像)を表示させ、ステップS92に進む。
【0106】ステップS92において、タッチパッド特
殊動作処理プログラム93は、タッチパッドドライバ9
2から供給されたメッセージを基に、タッチパッド11
が離されたか否かを判定し、タッチパッド11が離され
ていないと判定された場合、対象であるウィンドウに対
する処理をまだ実行しないので、ステップS85に戻
り、処理に対応する画像の表示の処理を繰り返す。
【0107】ステップS92において、タッチパッド1
1が離されたと判定された場合、ステップS93に進
み、タッチパッド特殊動作処理プログラム93は、タッ
チパッドドライバ92から供給されたメッセージを基
に、タッチパッド11の領域2で離されたか否かを判定
し、タッチパッド11の領域2で離されたと判定された
場合、対象となるウィンドウに対する処理は実行されな
いので、ステップS100に進む。
【0108】ステップS93において、タッチパッド1
1の領域2以外で離されたと判定された場合、ステップ
S94に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム9
3は、タッチパッドドライバ92から供給されたデータ
を基に、タッチパッド11の領域aで離されたか否かを
判定し、タッチパッド11の領域aで離されたと判定さ
れた場合、ステップS95に進み、オペレーティングシ
ステム91に、対象であるウィンドウを最小化させ、ス
テップS101に進む。
【0109】ステップS94において、タッチパッド1
1の領域a以外で離されたと判定された場合、ステップ
S96に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム9
3は、タッチパッドドライバ92から供給されたメッセ
ージを基に、タッチパッド11の領域bで離されたか否
かを判定し、タッチパッド11の領域bで離されたと判
定された場合、ステップS97に進み、オペレーティン
グシステム91から供給される所定のメッセージを基
に、対象であるウィンドウが最大化されているか否かを
判定する。
【0110】ステップS97において、対象であるウィ
ンドウが最大化されていると判定された場合、ステップ
S98に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム9
3は、オペレーティングシステム91に、対象であるウ
ィンドウを元に戻させ、ステップS101に進む。
【0111】ステップS97において、対象であるウィ
ンドウが最大化されていないと判定された場合、ステッ
プS99に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム
93は、オペレーティングシステム91に、対象である
ウィンドウを最大化させ、ステップS101に進む。
【0112】ステップS96において、タッチパッド1
1の領域b以外で離されたと判定された場合、タッチパ
ッド11の領域cで離されたので、処理は、ステップS
100に進む。ステップS100において、タッチパッ
ド特殊動作処理プログラム93は、処理をキャンセル
し、ステップS101に進む。
【0113】ステップS101において、特殊動作表示
処理プログラム94は、オペレーティングシステム91
に、対象であるウィンドウの枠の表示を元に戻させる。
ステップS102において、特殊動作表示処理プログラ
ム94は、オペレーティングシステム91に、ポインタ
を表示させるとともに、処理に対応する画像の表示を消
させ、手続きは、ステップS81に戻り、処理を繰り返
す。
【0114】以上のように、携帯型パーソナルコンピュ
ータ1は、タッチパッド11の領域2が押圧され、その
後、所定の領域で離されるときに、所定のウィンドウを
最大化、最小化、または元に戻すのいずれかの処理を実
行する。携帯型パーソナルコンピュータ1の使用者は、
所定のウィンドウを最大化、最小化、または元に戻すの
いずれかの処理を、処理の途中でキャンセルすることも
できる。
【0115】また、押圧されている領域に対応する処理
を示す所定の画像が、LCD41に表示されるので、携
帯型パーソナルコンピュータ1の使用者は、実行しよう
とする処理を確実に知ることができる。
【0116】なお、ステップS85、ステップS86、
ステップS88、ステップS93、ステップS94、お
よびステップS96において、タッチパッド11が押圧
されている領域の判定に代わり、タッチパッド11が押
圧されている位置の移動の方向を判定するようにしても
よい。
【0117】次に、タッチパッド11の領域4を指また
はペンで押圧し始めて実行される、所定のウィンドウを
上方向または下方向にスクロールする処理を、図15の
フローチャートを参照して説明する。ステップS131
において、タッチパッドドライバ92は、タッチパッド
11の領域4が押圧され始めたか否かを判定し、タッチ
パッド11の領域4が押圧され始めていないと判定され
た場合、ステップS131に戻り、タッチパッド11の
領域4が押圧され始めるまで処理を繰り返す。
【0118】ステップS131において、タッチパッド
11の領域4が押圧され始めたと判定された場合、ステ
ップS132に進み、タッチパッドドライバ92は、所
定のメッセージをタッチパッド特殊動作処理プログラム
93に供給する。タッチパッド特殊動作処理プログラム
93は、オペレーティングシステム91から供給された
メッセージを基に、対象であるウィンドウに上下方向の
スクロールバーがあるか否かを判定し、対象であるウィ
ンドウに上下方向のスクロールバーがないと判定された
場合、対象であるウィンドウを上下方向にスクロールす
ることはできないので、ステップS131に戻り、始め
から処理を繰り返す。
【0119】ステップS132において、対象であるウ
ィンドウに上下方向のスクロールバーがあると判定され
た場合、ステップS133に進み、タッチパッド特殊動
作処理プログラム93は、特殊動作表示処理プログラム
94に所定のメッセージを供給する。特殊動作表示処理
プログラム94は、タッチパッド特殊動作処理プログラ
ム93から供給されたメッセージ、および、オペレーテ
ィングシステム91から供給されたメッセージを基に、
オペレーティングシステム91に、処理の対象となるウ
ィンドウの枠を強調表示させる。ステップS134にお
いて、特殊動作表示処理プログラム94は、オペレーテ
ィングシステム91に、ポインタを消去させるととも
に、上方向または下方向にスクロールさせる旨を示す画
像(例えば、図11(A)に示した画像)を表示させ
る。
【0120】ステップS135において、タッチパッド
特殊動作処理プログラム93は、タッチパッドドライバ
92から供給されたメッセージを基に、タッチパッド1
1の押圧されている位置が図4中の上方向に移動したか
否かを判定し、タッチパッド11の押圧されている位置
が図4中の上方向に移動したと判定された場合、ステッ
プS136に進み、特殊動作表示処理プログラム94
は、オペレーティングシステム91に、上方向にスクロ
ールさせる旨を示す画像(例えば、図11(B)に示し
た画像)を表示させる。ステップS137に進み、タッ
チパッド特殊動作処理プログラム93は、オペレーティ
ングシステム91に、対象となるウィンドウを上方向に
スクロールさせ、ステップS135に戻る。
【0121】ステップS135において、タッチパッド
11の押圧されている位置が図4中の上方向に移動して
いないと判定された場合、ステップS138に進み、タ
ッチパッド特殊動作処理プログラム93は、タッチパッ
ドドライバ92から供給されたメッセージを基に、タッ
チパッド11の押圧されている位置が図4中の下方向に
移動したか否かを判定し、タッチパッド11の押圧され
ている位置が図4中の下方向に移動したと判定された場
合、ステップS139に進み、特殊動作表示処理プログ
ラム94は、オペレーティングシステム91に、下方向
にスクロールさせる旨を示す画像(例えば、図11
(C)に示した画像)を表示させる。ステップS140
に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム93は、
オペレーティングシステム91に、対象なるウィンドウ
を下方向にスクロールさせ、ステップS135に戻る。
【0122】ステップS138において、タッチパッド
11の押圧されている位置が図4中の下方向に移動して
いないと判定された場合、ステップS141に進み、タ
ッチパッド特殊動作処理プログラム93は、タッチパッ
ド11が離されたか否かを判定し、タッチパッド11が
離されたと判定された場合、処理が中断されたので、手
続きは、ステップS143に進む。
【0123】ステップS141において、タッチパッド
11が離されていないと判定された場合、ステップS1
42に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、タッチパッドドライバ92から供給されたメッセー
ジを基に、タッチパッド11の領域4が押圧されている
か否かを判定し、タッチパッド11の領域4が押圧され
ていると判定された場合、ステップS135に戻り、ス
クロールの処理を繰り返す。
【0124】ステップS142において、タッチパッド
11の領域4が押圧されていないと判定された場合、処
理が中断されたので、手続きは、ステップS143に進
む。
【0125】ステップS143において、特殊動作表示
処理プログラム94は、オペレーティングシステム91
に、対象となるウィンドウの枠の表示を元に戻させる。
ステップS144において、特殊動作表示処理プログラ
ム94は、オペレーティングシステム91に、ポインタ
を表示させるとともに、ウィンドウを上方向または下方
向にスクロールさせる旨を示す画像を消去させ、ステッ
プS131に戻り、処理を繰り返す。
【0126】以上のように、携帯型パーソナルコンピュ
ータ1は、タッチパッド11の領域4が押圧され、押圧
される位置が移動するだけで、所定のウィンドウを上方
向または下方向にスクロールする。
【0127】また、上方向または下方向にスクロールす
る処理を示す所定の画像が、LCD41に表示されるの
で、携帯型パーソナルコンピュータ1の使用者は、実行
している処理を確実に知ることができる。
【0128】なお、右方向または左方向にスクロールす
る処理も、同様に実行される。
【0129】タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、アイコンまたはボタンなどの所定のオブジェクト
を、クリックまたはダブルクリックする処理を実行させ
るようにすることもできる。図16のフローチャートを
参照して、所定のアイコンをクリックまたはダブルクリ
ックする処理を説明する。ステップS171において、
タッチパッド特殊動作処理プログラム93は、タッチパ
ッドドライバ92から供給されたメッセージを基に、タ
ッチパッド11が押圧されているか否かを判定し、タッ
チパッド11が押圧されていないと判定された場合、手
続きは、ステップS171に戻り、タッチパッド11が
押圧されるまで、処理を繰り返す。
【0130】ステップS171において、タッチパッド
11が押圧されていると判定された場合、ステップS1
72に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム93
は、タッチパッドドライバ92から供給されたメッセー
ジを基に、タッチパッド11が離されたか否かを判定
し、タッチパッド11が離されていないと判定された場
合、ステップS172に戻り、タッチパッド11が離さ
れるまで、処理を繰り返す。
【0131】ステップS172において、タッチパッド
11が離されたと判定された場合、ステップS173に
進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム93は、オ
ペレーティングシステム91から供給されるメッセージ
を基に、ポインタとアイコンとが重なっているか否かを
判定し、ポインタとアイコンとが重なっていないと判定
された場合、操作の対象となるアイコンが無いので、ス
テップS171に戻り、処理を最初から繰り返す。
【0132】ステップS173において、ポインタとア
イコンとが重なっていると判定された場合、ステップS
174に進み、タッチパッド特殊動作処理プログラム9
3は、オペレーティングシステム91から供給されるメ
ッセージを基に、ポインタと重なっているアイコンがボ
タンであるか否かを判定し、ポインタと重なっているア
イコンがボタンであると判定された場合、ステップS1
75に進む。ステップS175において、タッチパッド
特殊動作処理プログラム93は、ポインタと重なってい
るボタンをシングルクリックし(シングルクリックに対
応する所定のメッセージをオペレーティングシステム9
1に供給する)、ステップS171に戻り、処理を繰り
返す。
【0133】ステップS174において、ポインタと重
なっているアイコンがボタンでないと判定された場合、
ステップS176に進み、タッチパッド特殊動作処理プ
ログラム93は、ポインタと重なっているアイコンをダ
ブルクリックし(ダブルクリックに対応する所定のメッ
セージをオペレーティングシステム91に供給する)、
ステップS171に戻り、処理を繰り返す。
【0134】このように、携帯型パーソナルコンピュー
タ1は、タッチパッド11が押圧され、ポインタが所定
のボタンまたは所定のアイコンの位置に移動され、タッ
チパッド11が離されるだけで、所定のボタンをクリッ
クする、または所定のアイコンをダブルクリックする処
理を実行させることができる。
【0135】また、ポインタが、ボタンまたはアイコン
の無い位置に移動され、タッチパッド11が離されれ
ば、クリックまたはダブルクリックの処理はキャンセル
される。
【0136】なお、特殊動作表示処理プログラム94
は、所定の静止画像または動画像を表示をさせるメッセ
ージをオペレーティングシステム91に供給すると説明
したが、画像の表示のみならず、所定の音声を再生させ
るメッセージをオペレーティングシステム91に供給す
るようにしてもよい。特殊動作表示処理プログラム94
を、画像の表示をさせるとともに、所定の音声を再生さ
せるメッセージをオペレーティングシステム91に供給
するようにしてもよいことは、勿論である。
【0137】また、一実施の形態として、携帯型パーソ
ナルコンピュータ1に備えられた圧力センサを使用する
タッチパッド11を利用すると説明したが、据え置きの
コンピュータに接続された、電磁気を利用して位置を検
出するグラフィクスタブレットなどを使用するようにし
てもよい。
【0138】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアとしてのデコーダ(実施
の形態の装置の名称)に組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用の
パーソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0139】次に、図17を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0140】プログラムは、図17(A)に示すよう
に、パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記
録媒体としてのハードディスク302(図2のハードデ
ィスクドライブ57に内蔵されているハードディスクに
対応する)や半導体メモリ303に予めインストールし
た状態でユーザに提供することができる。
【0141】あるいはまた、プログラムは、図17
(B)に示すように、フロッピーディスク311、CD
−ROM(Compact Disk-Read Only Disk)312、MO
(Magneto-Optical)ディスク313、DVD(Digital Ve
rsatile Disk)314、磁気ディスク315、半導体メ
モリ316などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に
格納し、パッケージソフトウエアとして提供することが
できる。
【0142】さらに、プログラムは、図17(C)に示
すように、ダウンロードサイト321から、デジタル衛
星放送用の人工衛星322を介して、パーソナルコンピ
ュータ323に無線で転送したり、ローカルエリアネッ
トワーク、インターネットといったネットワーク331
を介して、パーソナルコンピュータ323に有線で転送
し、パーソナルコンピュータ323において、内蔵する
ハードディスクなどに格納させることができる。
【0143】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0144】また、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0145】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0146】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
13に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の
媒体によれば、面状入力手段への指示の位置が検出さ
れ、面状入力手段への指示の解除が検出され、解除に対
応して、所定の処理が実行されるようにしたので、習熟
を必要とせず、所定のオブジェクトを素早く操作できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯型パーソナルコンピュータ1を示す図であ
る。
【図2】携帯型パーソナルコンピュータ1の内部の構成
例を表す図である。
【図3】タッチパッド11を操作して、特殊動作を行わ
せるときの、ハードウェアおよびソフトウェアの構成を
説明するブロック図である。
【図4】タッチパッド特殊動作処理プログラム93が特
殊動作を実行する、タッチパッド11の所定の領域を説
明する図である。
【図5】特殊動作表示処理プログラム94が、LCD4
1に表示させる画像を説明する図である。
【図6】特殊動作表示処理プログラム94が、LCD4
1に表示させる画像を説明する図である。
【図7】所定のウィンドウを最大化する、最小化する、
または元に戻すのいずれかの処理が実行されるとき、L
CD41に表示される画像を説明する図である。
【図8】所定のウィンドウを最大化する、最小化する、
または元に戻すのいずれかの処理が実行されるとき、タ
ッチパッド11の所定の領域を説明する図である。
【図9】特殊機能を設定する画面の例を示す図である。
【図10】所定のウィンドウの表示の内容を戻させる、
または進ませる処理が実行されるとき、LCD41に表
示される画像を説明する図である。
【図11】所定のウィンドウの表示の内容を戻させる、
または進ませる処理が実行されるとき、LCD41に表
示される画像を説明する図である。
【図12】ウィンドウを閉じる処理を説明するフローチ
ャートである。
【図13】ウィンドウのサイズを変更する処理を説明す
るフローチャートである。
【図14】ウィンドウのサイズを変更する処理を説明す
るフローチャートである。
【図15】ウィンドウを上方向または下方向にスクロー
ルする処理を説明するフローチャートである。
【図16】所定のアイコンをクリックまたはダブルクリ
ックする処理を説明するフローチャートである。
【図17】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 携帯型パーソナルコンピュータ, 3 表示部,
9 タッチ操作部,11 タッチパッド, 41 LC
D, 61 タッチパッドコントローラ,62 LCD
コントローラ, 81 オペレーティングシステム,
82 タッチパッドドライバ, 83 タッチパッド特
殊動作処理プログラム, 84 特殊動作表示処理プロ
グラム, 91 オペレーティングシステム, 92
タッチパッドドライバ, 93 タッチパッド特殊動作
処理プログラム, 94 特殊動作表示処理プログラ
ム, 302 ハードディスク, 303 半導体メモ
リ, 311 フロッピーディスク, 312 CD−
ROM, 313 MOディスク, 314 DVD,
315 磁気ディスク, 316 半導体メモリ,
321 ダウンロードサイト, 322 人工衛星,
323 パーソナルコンピュータ, 331 ネットワ
ーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 賢治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA09 BC01 DD02 DD09 DE05 5E501 AA03 BA05 CB08 EA02 FA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面に表示されるポインタの移動位置
    情報を与える面状入力手段への指示に対応する処理を行
    なう情報処理装置において、 前記面状入力手段への指示の位置を検出する第1の検出
    手段と、 前記面状入力手段への前記指示の解除を検出する第2の
    検出手段と、 前記解除に対応して、所定の処理を実行する処理手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記指示が所定の位置
    を指示した後は前記処理を実行しないことを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記解除された指示の、最初に指示され
    た位置に対応して、前記処理手段が実行する前記処理を
    選択する処理内容選択手段を更に含むことを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理は、ウィンドウを閉じる処理で
    あることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理の対象を選択する処理対象選択
    手段を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理対象選択手段は、アクティブな
    ウィンドウを選択することを特徴とする請求項5に記載
    の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理対象選択手段は、ポインタで指
    示されているウィンドウを選択することを特徴とする請
    求項5に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理の対象を選択する処理対象選択
    手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理対象選択手段は、アクティブな
    オブジェクトを選択することを特徴とする請求項8に記
    載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理対象選択手段は、ポインタで
    指示されているオブジェクトを選択することを特徴とす
    る請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記処理対象選択手段で選択された前
    記処理の対象に対応して、前記処理手段が実行する前記
    処理を選択する処理内容選択手段を更に含むことを特徴
    とする請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記処理対象選択手段で選択された前
    記処理の対象の状態に対応して、前記処理手段が実行す
    る前記処理を選択する処理内容選択手段を更に含むこと
    を特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 表示面に表示されるポインタの移動位
    置情報を与える面状入力手段への指示に対応する処理を
    行なう情報処理装置の情報処理方法において、 前記面状入力手段への指示の位置を検出する第1の検出
    ステップと、 前記面状入力手段への前記指示の解除を検出する第2の
    検出ステップと、 前記解除に対応して、所定の処理を実行する処理ステッ
    プとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 表示面に表示されるポインタの移動位
    置情報を与える面状入力手段への指示に対応する処理を
    行なう情報処理用のプログラムであって、 前記面状入力手段への指示の位置を検出する第1の検出
    ステップと、 前記面状入力手段への前記指示の解除を検出する第2の
    検出ステップと、 前記解除に対応して、所定の処理を実行する処理ステッ
    プとを含むことを特徴とするプログラムをコンピュータ
    に実行させる媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093260A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
WO2009128148A1 (ja) * 2008-04-16 2009-10-22 パイオニア株式会社 遠隔操作装置
JP2014154074A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Seiko Epson Corp 入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法

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