JP2014154074A - 入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法 - Google Patents

入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法 Download PDF

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総志 木村
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武 藤城
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Abstract

【課題】操作面と表示画面とが分離して設けられる場合であっても、使用者の操作性を向上させることが可能な入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法を提供する。
【解決手段】画像表示装置10と分離して設けられるコントローラー20であって、指示体に操作される操作面41と、操作面41における指示体の操作状態を検出する操作制御部72と、操作面41に対する指示体の操作に対応した処理をする処理部と、を備え、処理部は、操作面41において特定の操作を検出した場合、所定の機能を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、指示体の接触による操作が可能な操作面を有する入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法に関するものである。
従来、パーソナルコンピューター(PC)などの情報処理装置の操作手段として、タッチパッドなどのポインティングデバイスが搭載されたものがある(例えば、特許文献1参照)。この情報処理装置では、タッチパッドの操作面を指(指示体)でスライドさせることで表示画面上のポインター(カーソル)を移動させて対象となるオブジェクト(アイコンなど)を指定し、その後に操作面の近傍に設けられたボタンを押下することで当該オブジェクトの選択やオブジェクトに関連付けられたアプリケーションの実行などを行うことができる。
特開2004−199426号公報
しかしながら、上記のようなタッチパッドを用いて操作を行う場合、使用者の指がぶれるなどの原因により、ポインターの移動方向を一定方向に保つことが難しく、思うように目的の位置までポインターを動かすことが難しいという問題がある。また、通常、タッチパッドは表示画面と分離して設けられているため、使用者は、分離した表示画面のポインターを見ながらタッチパッドを操作しなければならない。言い換えれば、分離した表示画面上のポインターを相対的操作によって移動させることになるため、使用者は直感的な操作ができず、操作性が著しく低下するという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑み、操作面と表示画面とが分離して設けられる場合であっても、使用者の操作性を向上させることが可能な入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の入力装置は、表示装置と分離して設けられる入力装置であって、指示体に操作される操作面と、操作面における指示体の操作状態を検出する操作検出部と、操作面に対する指示体の操作に対応した処理をする処理部と、を備え、処理部は、操作面において特定の操作を検出した場合、所定の機能を実行することを特徴とする。
本発明の入力装置の制御方法は、表示装置と分離して設けられる入力装置の制御方法であって、入力装置は、指示体に操作される操作面を有し、操作面における指示体の特定の操作を検出するステップと、検出した特定の操作に対応した所定の機能を実行するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、使用者は操作面上で特定の操作(特定操作)をするだけで、当該特定の操作に対応した所定の機能を実行することができる。このため、従来のように、表示画面を見ながら、操作面上で何度も指(指示体)をスライドさせてポインターを目的の位置に移動させるなどの煩雑な操作を行う必要がなく、直感的な操作を行うことができ、操作性を向上させることができる。また、使用者の操作に係る負担を軽減できる。
本発明の入力装置において、所定の機能は、少なくとも十字キーによる入力操作と同様の機能を含むことが好ましい。
本発明の構成によれば、操作面上の特定の操作で、十字キー(上下左右スイッチ)を操作した場合と同様の機能を実現できる。これにより、操作面上の操作で直感的な操作を行うことができる。また、入力装置に十字キーを設ける必要が無いため、従来のように、指(指示体)を操作面から十字キーに移動させてスイッチを押すなどの操作も不要になり、使用者の操作に係る負担を軽減することができる。また、十字キーを設けるスペースが不要となるため、特に、小型の入力装置(例えば、片手で持てるサイズ(手のひらサイズ)の入力装置など)の場合は、その分操作面を大きく形成することができ、使い勝手を良くすることができる。
本発明の入力装置において、操作面は、特定の操作を受け付ける特定操作領域を備えたことが好ましい。
本発明の入力装置において、表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、特定操作領域で指示体をスライドさせた後、特定操作領域から指示体を離す操作を検出した場合、処理部は、現在選択されているオブジェクトから指示体のスライド方向にある次のオブジェクトにフォーカスを移動することが好ましい。
本発明の構成によれば、特定操作領域で指示体をスライドさせた後、特定操作領域から指示体を離す操作をすることで、現在選択されているオブジェクトの1つ上側、1つ下側、1つ左側または1つ右側にあるオブジェクトにフォーカスを移動させる。すなわち、一般的な十字キーの上下スイッチや左右スイッチを1回押してオブジェクトのフォーカスを移動する場合と同様の機能を実現できる。これにより、操作面上の簡単な操作で、確実に目的のオブジェクトを選択できるため、使い勝手がよく、操作性を向上させることができる。
なお、上記のオブジェクトとは、例えば、画面表示されたアイコンや、選択画面における各選択項目などを意味する。
本発明の入力装置において、表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、特定操作領域で指示体をスライドさせた後、スライド後の移動位置で指示体を接触させたまま維持する操作を検出した場合、処理部は、指示体が移動位置で維持される間、現在選択されているオブジェクトから指示体のスライド方向にある他のオブジェクトに対して順次フォーカスを移動することが好ましい。
本発明の構成によれば、特定操作領域で指示体をスライドした後、スライド後の位置で指示体を接触させたまま維持することで、現在選択されているオブジェクトの上方向、下方向、左方向または右方向にある他のオブジェクトに対して順次フォーカスを移動させる。すなわち、一般的な十字キーの上下スイッチや左右スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の機能を実現できる。これにより、選択したい(フォーカスをあてたい)オブジェクトが、現在選択されているオブジェクトから離れた位置にある場合であっても、操作面上の簡単な操作で、確実に目的のオブジェクトを選択できるため、使い勝手がよく、操作性を向上させることができる。
本発明の入力装置において、表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、指示体により前記特定操作領域をタップする操作を検出した場合、処理部は、表示画面に表示された複数のオブジェクトのうち、現在選択されているオブジェクトに関連付けられた機能を実行することが好ましい。
本発明の構成によれば、確定ボタン(実行ボタン)などのボタンを設けることなく、操作面上での簡単な操作で、確実に目的のオブジェクトの機能を実行することができる。
本発明の入力装置において、操作面は、特定操作領域と、指示体の操作に伴う座標情報に基づく通常操作を行うための通常操作領域と、を有し、特定操作領域は、通常操作領域の一部と重畳する領域であり、処理部は、指示体が特定操作領域と重畳しない通常操作領域から、特定操作領域に移動する操作を検出した場合、特定操作領域を通常操作領域とみなして処理を行うことが好ましい。
本発明の構成によれば、特定操作領域と通常操作領域とを物理的に別領域として設ける必要がないため、特定操作領域を設けても操作面の全てを通常操作領域として使用できる。言い換えれば、操作面に特定操作領域を設けることによって、通常操作領域を狭めることがない。
本発明の入力装置において、特定操作領域は、操作面上の内側周縁に設けられていることが好ましい。
本発明の構成によれば、特定操作領域を操作面上の内側周辺に設けることで、使用者が通常操作を行う場合に邪魔にならない。また、片手で持って片手で操作可能な入力装置の場合、特定操作領域が親指や人差し指に近い位置となるため、操作しやすいという利点がある。
本発明の入力装置において、処理部は、表示装置の表示画面に対して、特定操作領域における指示体の操作に対応した情報を表示することが好ましい。
本発明の構成によれば、今どんな操作をしているのかを使用者が簡単に把握できる。
本発明の入力装置において、操作面に対する特定操作領域のサイズを設定するための設定部を備えたことが好ましい。
本発明の構成によれば、設定により特定操作領域のサイズ(領域の範囲)を変更できるため、各使用者のそれぞれに対して使い勝手の良い操作手段を提供することができる。
本発明の頭部装着型表示装置は、上記に記載の入力装置と、使用者の頭部に装着された状態において使用者に画像を視認させる透過型の表示装置と、から構成されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、操作性の良い入力装置を備えた頭部装着型表示装置を提供することができる。
本実施形態における頭部装着型表示装置の外観構成を示す説明図である。 タッチパッドの操作面を説明するための図である。 頭部装着型表示装置の機能構成について説明するブロック図である。 使用者が視認可能な虚像および外景の一例について説明する図である。 操作面の水平操作領域で操作が行われた場合の処理について説明する図である。 操作面の水平操作領域で操作が行われた場合の処理について説明する図である。 操作面の垂直操作領域で操作が行われた場合の処理について説明する図である。 操作面の垂直操作領域で操作が行われた場合の処理について説明する図である。 操作面のコーナー操作領域で操作が行われた場合の処理について説明する図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る入力装置、頭部装着型表示装置および入力装置の制御方法について説明する。本実施形態では、入力装置を頭部装着型表示装置に適用した例について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における頭部装着型表示装置HMの外観構成を示す説明図である。また、図2は、タッチパッド22の操作面41を説明するための図である。頭部装着型表示装置HMは、使用者の頭部に装着されて、使用者の左右の眼前に虚像を形成するものであり、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:HMD)とも呼ばれる。本実施形態の頭部装着型表示装置HMは、使用者が虚像を視認すると同時に外景も直接視認可能な光学透過型の頭部装着型表示装置HM(透過型頭部装着型表示装置、シースルータイプ・ヘッドマウントディスプレイ)である。
図1に示すように、頭部装着型表示装置HMは、使用者の頭部に装着された状態において使用者に虚像を画像として視認させる画像表示装置10(表示装置)と、画像表示装置10を制御するコントローラー(入力装置)20とを備えている。
画像表示装置10は、使用者の頭部に装着される装着体であり、本実施形態では眼鏡形状を有している。画像表示装置10は、右保持部11と、右表示駆動部12と、左保持部13と、左表示駆動部14と、右光学像表示部15と、左光学像表示部16とを有している。
右光学像表示部15および左光学像表示部16は、頭部装着型表示装置HMの装着時における使用者の右および左の眼前に対応する位置に配置されている。右光学像表示部15の一端と、左光学像表示部16の一端は、それぞれ、頭部装着型表示装置HMの装着時における使用者の眉間に対応する位置で接続されている。右光学像表示部15の他端である端部ERからは、右保持部11が延伸している。同様に、左光学像表示部16の他端である端部ELからは、左保持部13が延伸している。
右保持部11は、右光学像表示部15の端部ERから頭部装着型表示装置HMの装着時における使用者の側頭部に対応する位置にかけて、右光学像表示部15とほぼ直角を成すように延伸して設けられた部材である。同様に、左保持部13は、左光学像表示部16の端部ELから頭部装着型表示装置HMの装着時における使用者の側頭部に対応する位置にかけて、左光学像表示部16とほぼ直角を成すように延伸して設けられた部材である。右保持部11と、左保持部13は、眼鏡のテンプル(つる)のようにして、使用者の頭部に頭部装着型表示装置HMを保持する。
右表示駆動部12は、右保持部11の内側、換言すれば、頭部装着型表示装置HMの装着時における使用者の頭部に対向する側であって、右光学像表示部15の端部ER側に配置されている。また、左表示駆動部14は、左保持部13の内側であって、左光学像表示部16の端部EL側に配置されている。
画像表示装置10は、また、右耳用の右イヤホン18および左耳用の左イヤホン19を有している。右イヤホン18および左イヤホン19は、使用者が頭部装着型表示装置HMを装着した際に、それぞれ右および左の耳に装着される。
画像表示装置10は、さらに、画像表示装置10をコントローラー20に接続するための接続部30を有している。接続部30は、コントローラー20に接続される本体コード31と、本体コード31が2本に分岐した右コード32と、左コード33と、分岐点に設けられた連結部材34と、を含んでいる。右コード32は、右保持部11の延伸方向の先端部APから右保持部11の筐体内に挿入され、右表示駆動部12に接続されている。同様に、左コード33は、左保持部13の延伸方向の先端部APから左保持部13の筐体内に挿入され、左表示駆動部14に接続されている。
画像表示装置10とコントローラー20とは、接続部30を介して各種信号の伝送を行う。本体コード31における連結部材34とは反対側の端部にはコネクター35が設けられており、コントローラー20側に設けられたコネクター(図示省略)との嵌合/嵌合解除により、画像表示装置10とコントローラー20とが接続されたり切り離されたりする。本体コード31と、右コード32と、左コード33には、例えば、金属ケーブルや、光ファイバーを採用することができる。
コントローラー20は、画像表示装置10と接続部30を介して接続し、画像表示装置10による画像表示を制御する装置である。コントローラー20は、点灯部21と、タッチパッド22と、操作キー群23と、電源スイッチ24とを有している。
点灯部21は、頭部装着型表示装置HMの動作状態を、その発光状態によって通知する。頭部装着型表示装置HMの動作状態とは、例えば、電源のON/OFF状態等である。点灯部21としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。操作キー群23は、メニューキー、ホームキー、バックキーなどの各種操作キーを備えている。各操作キーが、使用者に押下されることにより、押下された操作キーに予め対応付けられた処理を示す信号を出力する。電源スイッチ24は、スイッチのスライド操作により頭部装着型表示装置HMの電源のON/OFFを切り替える。
タッチパッド22は、長方形の操作面41を有し、当該操作面41上での指示体(本実施形態では、使用者の指とする)の操作に基づく信号を出力する。また、タッチパッド22(操作面41)の周囲には、コントローラー本体20aとの境界を示すために(言い換えれば、タッチパッド22(操作面41)の領域範囲を示すための)、やや突起して設けられた枠(以下、「操作面枠42」と称す)が形成されている。
図2(a)に示すように、このタッチパッド22の操作面41は、操作面41の全体(全面)に形成された通常操作領域51と、操作面41の内側周縁に沿って形成された特定操作領域52と、を有している。この特定操作領域52は、通常操作領域51の一部と重畳する領域として形成されている。すなわち、図2(a)において通常操作領域51は、図中の白色部分および網掛け部分から成る領域(操作面41全面)であり、特定操作領域52は、図中の網掛け部分の領域である。なお、特定操作領域52は、タッチパッド22(操作面41)への接触を検出するためのセンサー部(図示省略)を形成する各走査線(横方向走査線および縦方向走査線)により構成される座標に基づいて決定される領域である。
通常操作領域51は、一般的なタッチパッドの操作(例えば、使用者によるポインティング(位置指定)操作や、クリック操作、ドラッグ操作、フリック操作など。以下、これらを合わせて「通常操作」と称す)を受け付ける領域である。
一方、特定操作領域52は、使用者による特定の操作(予め定められた手順の操作)に応じた特定の機能(所定の機能。通常操作に応じた機能とは異なる機能)が割り当てられた領域である。本実施形態では、特定操作領域52には十字キーによる操作を行った場合と同様の機能や、ボタン操作を行った場合と同様の機能が割り当てられている。
この特定操作領域52は、操作面41の水平方向に延在する水平操作領域52a(操作面41の上辺および下辺の近傍の領域)と、垂直方向に延在する垂直操作領域52b(操作面41の左辺および右辺の近傍の領域)と、水平操作領域52aと垂直操作領域52bとが交差する(重畳する)操作面41の4隅に位置するコーナー操作領域52cと、に区分けされている。
水平操作領域52aには、十字キーの左右スイッチを操作した場合と同様の機能が割り当てられている。すなわち、使用者が水平操作領域52aで特定の操作をすることにより、十字キーの左スイッチまたは右スイッチが操作された場合と同様の処理を実行することができる。また、垂直操作領域52bには、十字キーの上下スイッチを操作した場合と同様の機能が割り当てられている。すなわち、使用者が垂直操作領域52bで特定の操作をすることにより、十字キーの上スイッチまたは下スイッチが操作された場合と同様の処理を実行することができる。また、コーナー操作領域52cには、確定ボタン(実行ボタン)を操作した場合と同様の機能が割り当てられている。すなわち、使用者がコーナー操作領域52cで特定の操作をすることにより、確定ボタンが操作された場合と同様の処理を実行することができる。なお、これら各操作領域52a、52b、52cにおける操作および当該操作に伴って行われる処理(機能)についての詳細は後述する。
なお、上述のように、本実施形態のコントローラー20は長方形の形状を有しており(図1参照)、使用者から見てその長辺が左右に位置する向き(以下、「縦向き」と称す)で使用することもできるし、使用者から見て長辺が上下に位置する向き(以下、「横向き」と称す)で使用することもできる。言い換えれば、コントローラー20の向きにより、タッチパッド22の操作面41を縦向きで使用することもできるし、横向きで使用することもできる。
本実施形態では、図2(a)のように操作面41を縦向きで使用する場合、操作面41の左側および右側の長辺の縁部に沿った領域が垂直操作領域52bとして設定され、操作面41の上側および下側の短辺の縁部に沿った領域が水平操作領域52aとして設定される。一方、図2(b)のように操作面41を横向きで使用する場合、操作面41の左側および右側の短辺の縁部に沿った領域が垂直操作領域52bとして設定され、操作面41の上側および下側の長辺の縁部に沿った領域が水平操作領域52aとして設定される。すなわち、タッチパッド22の操作面41(コントローラー20)の向きにかかわらず、使用者から見て操作面41の水平方向の縁部が水平操作領域52aとなり、垂直方向の縁部が垂直操作領域52bとなるように設定される。
また、図2では、便宜上、特定操作領域52を点線および網掛けによって区分け表示しているが、実際のタッチパッド22の操作面41には点線および網掛けは形成されない。すなわち、実際には使用者は特定操作領域52を視覚的に判別することはできない。しかしながら、本実施形態のタッチパッド22には、その周囲に操作面枠42が設けられ且つ操作面41の内側縁部に沿って特定操作領域52を設定している。したがって、使用者はこの操作面枠42に沿って操作を行うことで(操作面枠42と操作面枠42近傍の操作面41とを同時に指で触れながら操作を行うことで)、特定操作領域52が視覚的に把握できなくても(言い換えれば、操作面41を見なくても)、特定操作領域52における操作を行うことが可能となっている。
次に、図3を参照して、頭部装着型表示装置HMの機能構成について説明する。図3に示すように、コントローラー20は、CPU61、記憶部62、操作部63、電源部64、およびインターフェース65を有している。
操作部63は、上述したタッチパッド22、操作キー群23および電源スイッチ24などの操作手段である。電源部64は、頭部装着型表示装置HMの各部に電力を供給するものであり、例えば、二次電池を用いることができる。インターフェース65は、画像(静止画像、動画像)や音声等のコンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するためのものである。外部機器OAとしては、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や携帯端末(携帯電話やスマートフォン等)、ゲーム端末等がある。インターフェース65としては、例えばUSBインターフェース、マイクロUSBインターフェース、メモリーカード用インターフェース、無線LANインターフェース等を採用することができる。
記憶部62は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等により構成されており、種々のコンピュータープログラムが格納されている。CPU61は、記憶部62からコンピュータープログラムを読み出して実行することにより、オペレーティングシステム(OS)71や、操作制御部72(操作検出部)、画像処理部73、表示制御部74、音声処理部75として機能する。なお、請求項における処理部は、画像処理部73および表示制御部74を主要部とする。
操作制御部72は、操作部63における使用者の操作に応じて操作部63から出力される操作信号を受信し、受信した操作信号に基づいて操作面41上における操作状態(操作内容)を検出(判別)する。そして、画像処理部73や表示制御部74などに操作信号に応じた動作を行わせる。特に、本実施形態では、タッチパッド22から出力される操作信号に応じて画像処理部73や表示制御部74などに動作を行わせる。
上述したように、本実施形態のタッチパッド22は、通常操作領域51と特定操作領域52を有しており、特定操作領域52は、通常操作領域51と重畳した領域として設定されている。また、特定操作領域52のコーナー操作領域52cは、水平操作領域52aと垂直操作領域52bとが重畳する領域(交差する領域)として設定されている。このため、操作制御部72は、使用者の操作が通常操作領域51で行われた操作か、特定操作領域52のどの領域(水平操作領域52a/垂直操作領域52b/コーナー操作領域52c)で行われた操作かを判定する。すなわち、操作面41において使用者の指の操作状態を検出し、その検出結果に基づいてどの領域で行われた操作かを判定する。
この判定は、以下のようにして行われる。まず、特定操作領域52と重畳しない通常操作領域51(図2の白色部分の領域)内での操作信号を検出した場合、当然ではあるが、操作制御部72は、当該操作は通常操作領域51での操作であると判定する。一方、特定操作領域52と重畳しない通常操作領域51(図2の白色部分の領域)から特定操作領域52に移動する操作信号を検出した場合、操作制御部72は、当該操作は通常操作領域51での操作であると判定する。すなわち、この場合、特定操作領域52を通常操作領域51と判定して処理を行う。
特定操作領域52においては、水平操作領域52a内や垂直操作領域52b内で使用者が指をスライド(指を操作面41に接触させたまま移動させる操作)する操作信号を検出した場合、操作制御部72は、十字キーの上下スイッチまたは左右スイッチに対応した機能を実行する操作信号であると判定する。この時、使用者の指のスライド先(終点)がコーナー操作領域52c内に位置した場合、指のスライド元(始点)の位置に基づいて、水平操作領域52aでの操作か、垂直操作領域52bでの操作かを判定する。すなわち、水平操作領域52a内(コーナー操作領域52c以外の領域)からコーナー操作領域52c内へスライドする操作が行われた場合は、水平操作領域52aでの操作(十字キーの左右スイッチに対応した機能を実行する操作信号)であると判定し、垂直操作領域52b内(コーナー操作領域52c以外の領域)からコーナー操作領域52c内へスライドする操作が行われた場合は、垂直操作領域52bでの操作(十字キーの上下スイッチに対応した機能を実行する操作信号)であると判定する。
また、使用者の指がコーナー操作領域52c内に接触した状態で、そのまま水平操作領域52aにスライドされた場合、操作制御部72は、水平操作領域52aでの操作(十字キーの左右スイッチに対応した機能を実行する操作信号)であると判定する。また、使用者の指がコーナー操作領域52c内に接触した状態で、そのまま垂直操作領域52bにスライドされた場合、操作制御部72は、垂直操作領域52bでの操作(十字キーの上下スイッチに対応した機能を実行する操作信号)であると判定する。
一方、コーナー操作領域52cをタップ(操作面41に接触した後、所定時間内に操作面41から離す操作)する操作信号を検出した場合、操作制御部72は、確定キーの押下と同様の機能を実行する操作信号であると判定する。また、特定操作領域52から、特定操作領域52と重畳しない通常操作領域51にスライドする操作を検出した場合は、操作制御部72は、通常操作領域51での操作であると判定する。すなわち、この場合、操作制御部72は、特定操作領域52における操作をキャンセルし、通常操作領域51で操作が行われたものと判定する。
画像処理部73は、インターフェース65を介して入力されたコンテンツ等に基づいて画像表示装置10に供給するための信号を生成し、画像表示装置10へ送信する。画像表示装置10に供給するための信号は、アナログ形式とデジタル形式の場合で異なる。
例えば、アナログ形式の場合、画像処理部73はクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、画像データDataとを生成し、送信する。具体的には、画像処理部73は、コンテンツに含まれる画像信号(例えば、1秒あたり30枚のフレーム画像から構成されるアナログ信号)を取得し、取得した画像信号から垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSync等の同期信号を分離する。そして、画像処理部73は、分離した垂直同期信号VSyncや水平同期信号HSync等に応じて図示しないPLL回路等を利用してクロック信号PCLKを生成する。また、画像処理部73は、同期信号が分離されたアナログ画像信号を、図示しないA/D変換回路等を用いてデジタル画像信号に変換して画像データDataを生成する。
一方、デジタル形式の場合、画像処理部73は、クロック信号PCLKと、画像データDataとを生成し、送信する。具体的には、コンテンツがデジタル形式の場合、クロック信号PCLKが画像信号に同期して出力される。このため、垂直同期信号VSyncおよび水平同期信号HSyncおよびアナログ画像信号のA/D変換が不要となる。
なお、画像処理部73は、必要に応じて画像データDataに対して、解像度変換処理や、輝度・彩度の調整といった色調補正処理や、キーストン補正処理等の画像処理を実行しても良い。
表示制御部74は、右表示駆動部12および左表示駆動部14を制御する制御信号を生成し、画像表示装置10に送信することにより、画像表示装置10における画像表示状態を制御する。具体的には、表示制御部74は、制御信号により、右LCD制御部83による右LCD84の駆動のON/OFFや、右バックライト制御部81による右バックライト82の駆動ON/OFF、左LCD制御部93による左LCD94の駆動ON/OFFや、左バックライト制御部91による左バックライト92の駆動のON/OFF等を個別に制御することにより、右表示駆動部12および左表示駆動部14のそれぞれによる画像光の生成および射出を制御する。例えば、表示制御部74は、右表示駆動部12および左表示駆動部14の両方に画像光を生成させたり、一方のみに画像光を生成させたり、両方共に画像光を生成させなかったりする。
音声処理部75は、コンテンツに含まれる音声信号を取得し、取得した音声信号を増幅して、右イヤホン18および左イヤホン19に送信する。
画像表示装置10は、右表示駆動部12と、左表示駆動部14と、右光学像表示部15としての右導光板86と、左光学像表示部16としての左導光板96と、右イヤホン18と、左イヤホン19とを有している。なお、以下の説明では、右光学像表示部15および右導光板86と、左光学像表示部16および左導光板96と、を総称して「光学部材」とも呼ぶ。
右表示駆動部12、光源として機能する右バックライト(BL)制御部81および右バックライト(BL)82と、表示素子として機能する右LCD制御部83および右LCD84と、右投写光学系85を含んでいる。なお、以下の説明では、右バックライト制御部81、右バックライト82、右LCD制御部83および右LCD84を総称して「画像光生成部」とも呼ぶ。
右バックライト制御部81は、入力された制御信号に基づいて、右バックライト82を駆動制御する。右バックライト82は、例えば、LEDやエレクトロルミネセンス(EL)等の発光体である。右LCD制御部83は、入力されたクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、右目用の画像データDataとに基づいて、右LCD84を駆動制御する。右LCD84は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。
右投写光学系85は、右LCD84から射出された画像光を投写するものであり、例えば、コリメートレンズを用いて構成される。右光学像表示部15としての右導光板86は、光透過性の樹脂素材等によって形成され、右投写光学系85から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の右眼に導く。なお、右投写光学系85と右導光板86とを総称して「導光部」とも呼ぶ。導光部は、画像光を用いて使用者の眼前に虚像を形成する限りにおいて任意の方法を用いることができ、例えば、回折格子(一例としてホログラム素子)を用いても良いし、半透過反射膜を用いても良い。
左表示駆動部14は、右表示駆動部12と同様に、左バックライト(BL)制御部91と、左バックライト(BL)92と、左LCD制御部93と、左LCD94と、左投写光学系95とを含んでいる(上記の右表示駆動部12と同様に、左バックライト制御部91、左バックライト92、左LCD制御部93および左LCD94を総称して「画像光生成部」とも呼ぶ)。左表示駆動部14に含まれる各要素の構成や機能は、右表示駆動部12に含まれる各要素と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、左光学像表示部16としての左導光板96は、光透過性の樹脂素材等によって形成され、左投写光学系95から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の左眼に導く。
図4は、使用者に認識される虚像の一例を説明する図である。上述のようにして、頭部装着型表示装置HMの使用者の両眼に導かれた画像光が網膜に結像することにより、使用者は画像を虚像として視認することができる。図4に示すように、頭部装着型表示装置HMを装着した使用者の視界101には、頭部装着型表示装置HMが生成する虚像102が表示される。また、使用者の視界101の内、虚像102が表示される領域以外の領域には、使用者は右光学像表示部15および左光学像表示部16を透過して、外景103を見ることができる(以下、虚像102が表示される領域を「虚像表示領域104」と称し、これ以外の領域を「外景視認領域105」と称す)。また、本実施例の頭部装着型表示装置HMでは、使用者の視界101の内の虚像102が表示される領域(虚像表示領域104)についても、虚像102の背後に外景103が透けて見えるようになっている。
次に、図5ないし図9を参照して、タッチパッド22(操作面41)の特定操作領域52で操作(特定の操作)が行われた場合の処理について説明する。図5および図6は、操作面41の水平操作領域52aで操作が行われた場合の処理について説明する図であり、図7および図8は、垂直操作領域52bで操作が行われた場合の処理について説明する図である。また、図9は、コーナー操作領域52cで操作が行われた場合の処理について説明する図である。
なお、図5ないし図9では、タッチパッド22を横向きにした状態(図2(b)参照)で使用するものとして説明するが、縦向きにした状態(図2(a)参照)で使用する場合も同様の処理を行うことができる。
図5は、使用者が指(指示体)を水平操作領域52aに接触させた状態でスライドさせ、スライド後、水平操作領域52aから指を離す操作が行われた場合の処理を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、虚像表示領域104(表示画面)に複数のアイコンIC(IC1〜IC15)がそれぞれ選択可能に表示されている状態で、特定操作領域52内で使用者の指の接触が検出されると(使用者により特定操作領域52内でタッチ操作またはタップ操作が行われると)、虚像表示領域104内に表示された複数のアイコンICのうち、1つのアイコンICにフォーカスがあたった状態になる。つまり、1つのアイコンICが選択された状態になる。図5(a)では、操作面41の水平操作領域52aにおいてタッチ操作(タップ操作)が行われることで、アイコンIC1にフォーカスがあたった状態を示している(網掛け表示のアイコンICは、フォーカスがあたっていることを示す)。
次に、アイコンIC1にフォーカスがあたった状態で、使用者が指を水平操作領域52aに接触させた状態で右方向へスライドした後(矢印111のように指を移動させた後)、指を水平操作領域52aから離す操作が行われた場合、虚像表示領域104では、アイコンIC1から、アイコンIC1の1つ右側(指をスライドした方向)にあるアイコンIC2にフォーカスが移動する(図5(b)参照)。すなわち、使用者が水平操作領域52aで右方向へ指をスライドさせた後、指を離すことで、十字キーの右スイッチを1回押した場合(1回短押しした場合)と同様の処理が行われる。なお、図5(b)の点線の指図形は、水平操作領域52aに指を接触させて右方向にスライドしている状態を示し、実線の指図形は、スライド後、水平操作領域52aから指を離した状態(非接触状態)を示している)。
なお、上述と同様の操作(指を右方向にスライドさせた後、離す操作)を繰り返し行うことで、フォーカスを「アイコンIC2→アイコンIC3→・・・」という具合に右方向に順次移動することができる。また、虚像表示領域104の端部に位置するアイコンIC5にフォーカスがある状態で上述と同様の操作を行った場合は、アイコンIC6にフォーカスが移動する。また、例えば、虚像表示領域104に表示しきれていないアイコンICがアイコンIC5の右側にある場合、且つアイコンIC5にフォーカスがある状態で上述と同様の操作を行った場合は、画面全体を左側にスクロールさせてアイコンIC5の右側にあるアイコンICを虚像表示領域104に表示すると共に、当該アイコンICにフォーカスを移動させる。これらは虚像表示領域104の端部に位置する他のアイコンICに関しても同様である。また、以下の説明においても同様である。
なお、図5(a)では、使用者の指が操作面41の上辺側の水平操作領域52aに接触することで、虚像表示領域104に表示されたアイコンIC1にフォーカスがあたる様子を示しているが、あくまでも一例である。フォーカスをあてるアイコンICを特定操作領域52における指の接触位置に応じて決定してもよいし、あるいは、特定操作領域52における指の接触位置にかかわらず、特定の位置にあるアイコンICにフォーカスをあてるようにしても良い。
また、上述では、水平操作領域52aにおいて指を右方向にスライドした場合について説明したが、指を左方向にスライドさせた場合も同様の処理を行うことが可能である。この場合、現在選択されているアイコンICの1つ左側(左隣)にあるアイコンICにフォーカスが移動する。すなわち、使用者が水平操作領域52aで左方向へ指をスライドさせた後、指を離すことで、十字キーの左スイッチを1回押した場合(1回短押しした場合)と同様の処理を行うことができる。
また、図5(b)では、操作面41の上辺側の水平操作領域52aで操作が行われた場合について説明したが、操作面41の下辺側の水平操作領域52aで操作した場合も同様の処理を行うことができる。
次に、図6を参照して、使用者が指を水平操作領域52aに接触させた状態でスライドし、スライド後の位置で指を接触させたまま維持する操作が行われた場合の処理について説明する。なお、特定操作領域52内での使用者の指の接触を検出し、虚像表示領域104内に表示された複数のアイコンICのうち、1つのアイコンICにフォーカスをあてる処理は上述と同様であるため、説明を省略する。以下の説明においても同様である。
虚像表示領域104に表示されたアイコンIC1にフォーカスがあたった状態で(図6(a)参照)、使用者により水平操作領域52aに指を接触させた状態で右方向にスライドした後(矢印112のように指を移動した後)、スライド後の位置で指を接触させたまま維持する操作が行われた場合、虚像表示領域104では、使用者が指を接触させたまま維持している間、アイコンIC1から、アイコンIC1の右方向にあるアイコンIC(同図では、アイコンIC2〜アイコンIC5)に向かって所定時間間隔で連続してフォーカスが移動する(図6(b)参照。同図の点線の指図形は、水平操作領域52aに指を接触させて右方向にスライドしている状態を示し、実線の指図形は、スライド後の位置において指を接触させたまま維持している状態を示している)。
つまり、図6(b)では、使用者が水平操作領域52aで指を接触させたまま維持している間、フォーカスが、「アイコンIC1→アイコンIC2→アイコンIC3・・・→アイコンIC5」の順に連続的に移動し、使用者が水平操作領域52aから指を離した時にフォーカスの移動が中断され、その時点でフォーカスがあたっているアイコンIC(同図では、アイコンIC5)にフォーカスが固定される。すなわち、使用者が水平操作領域52aで右方向へ指をスライドさせた後、指を接触させたまま維持することで、十字キーの右スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の処理が行われる。
なお、上述では、水平操作領域52aにおいて指を右方向にスライドした場合について説明したが、指を左方向にスライドさせた場合も同様の処理を行うことが可能である。この場合、現在選択されているアイコンICの左方向にあるアイコンICに対して連続的にフォーカスが移動する。すなわち、使用者が水平操作領域52aで左方向へ指をスライドさせた後、指を接触させたまま維持することで、十字キーの左スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の処理を行うことができる。
また、図6(b)では、操作面41の上辺側の水平操作領域52aで操作が行われた場合について説明したが、操作面41の下辺側の水平操作領域52aで操作した場合も同様の処理を行うことができる。
なお、図5および図6では、画像表示装置10を水平にし、虚像表示領域104の長辺が上下に、短辺が左右に位置する向き(以下、「横向き」という)で使用する場合を例示している。この場合、上述のように水平操作領域52aで左右方向のスライド操作を行うことにより、フォーカスは虚像表示領域104の長辺に沿った方向(以下、「虚像表示領域104の横方向」という)に移動する。一方、画像表示装置10を垂直にし、虚像表示領域104の長辺が左右に、短辺が上下に位置する向き(以下、「縦向き」という)で使用することも考えられるが、この場合も上述と同様に、左右方向のスライド操作を行った場合、フォーカスは虚像表示領域104の長辺に沿った方向に移動する。すなわち、左右方向のスライド操作を行った場合、画像表示装置10の向きにかかわらず、フォーカスは虚像表示領域104(画像表示装置10)の横方向(長辺に沿った方向)に移動する。
次に、図7を参照して、使用者が指を垂直操作領域52bに接触させた状態でスライドし、スライド後、垂直操作領域52bから指を離す操作が行われた場合の処理を説明する。
虚像表示領域104に表示されたアイコンIC1にフォーカスがあたった状態で(図7(a)参照)、使用者が指を垂直操作領域52bに接触させた状態で下方向へスライドした後(矢印113のように指を移動させた後)、指を垂直操作領域52bから離す操作が行われた場合、虚像表示領域104では、アイコンIC1から、アイコンIC1の1つ下側にあるアイコンIC6にフォーカスが移動する(図7(b)参照)。すなわち、使用者が垂直操作領域52bで下方向へ指をスライドさせた後、指を離すことで、十字キーの下スイッチを1回押した場合(1回短押しした場合)と同様の処理が行われる。なお、図7(b)の点線の指図形は、垂直操作領域52bに指を接触させて下方向にスライドしている状態を示し、実線の指図形は、スライド後、垂直操作領域52bから指を離した状態(非接触状態)を示している。
なお、上述と同様の操作(指を下方向にスライドさせた後、離す操作)を繰り返し行うことで、フォーカスを「アイコンIC1→アイコンIC6→アイコンIC11」という具合に下方向に順次移動することができる。また、虚像表示領域104の端部に位置するアイコンIC11にフォーカスがある状態で上述と同様の操作を行った場合は、アイコンIC2にフォーカスが移動する。また、例えば、虚像表示領域104に表示しきれていないアイコンICがアイコンIC11の下側にある場合、且つアイコンIC11にフォーカスがある状態で上述と同様の操作を行った場合は、画面全体を上側にスクロールさせ、アイコンIC11の下側にあるアイコンICを虚像表示領域104に表示すると共に、当該アイコンICにフォーカスを移動させる。これらは虚像表示領域104の端部に位置する他のアイコンICに関しても同様である。また、以下の説明においても同様である。
なお、上述では、垂直操作領域52bにおいて指を下方向にスライドした場合について説明したが、指を上方向にスライドさせた場合も同様の処理を行うことが可能である。この場合、現在選択されているアイコンICの1つ上側にあるアイコンICにフォーカスが移動する。すなわち、使用者が垂直操作領域52bで上方向へ指をスライドさせた後、指を離すことで、十字キーの上スイッチを1回押した場合(1回短押しした場合)と同様の処理を行うことができる。
また、図7(b)では、操作面41の右辺側の垂直操作領域52bで操作が行われた場合について説明したが、操作面41の左辺側の垂直操作領域52bで操作した場合も同様の処理を行うことができる。
次に、図8を参照して、使用者が指を垂直操作領域52bに接触させた状態でスライドし、スライド後の位置で指を接触させたまま維持する操作が行われた場合の処理について説明する。
虚像表示領域104に表示されたアイコンIC1にフォーカスがあたった状態で(図8(a)参照)、使用者により垂直操作領域52bに指を接触させた状態で下方向にスライドした後(矢印114のように指を移動した後)、スライド後の位置で指を接触させたまま維持する操作が行われた場合、虚像表示領域104では、使用者が指を接触させたまま維持している間、アイコンIC1から、アイコンIC1の下方向にあるアイコンICに向かって所定時間間隔で連続してフォーカスが移動する(図8(b)参照。なお、同図の点線の指図形は、垂直操作領域52bに指を接触させて下方向にスライドしている状態を示し、実線の指図形は、スライド後の位置において指を接触させたまま維持している状態を示している)。
つまり、図8(b)では、使用者が垂直操作領域52bで指を接触させたまま維持している間、フォーカスが、「アイコンIC1→アイコンIC6→アイコンIC11」の順に連続的に移動し、使用者が垂直操作領域52bから指を離した時にフォーカスの移動が中断され、その時点でフォーカスがあたっているアイコンIC(同図では、アイコンIC11)にフォーカスが固定される。すなわち、使用者が垂直操作領域52bで下方向へ指をスライドさせた後、指を接触させたまま維持することで、十字キーの下スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の処理が行われる。
なお、上述では、垂直操作領域52bにおいて指を下方向にスライドした場合について説明したが、指を上方向にスライドさせた場合も同様の処理を行うことが可能である。この場合、現在選択されているアイコンICの上方向にあるアイコンICに対して連続的にフォーカスが移動する。すなわち、使用者が垂直操作領域52bで上方向へ指をスライドさせた後、指を接触させたまま維持することで、十字キーの上スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の処理を行うことができる。
また、図8(b)では、操作面41の右辺側の垂直操作領域52bで操作が行われた場合について説明したが、操作面41の左辺側の垂直操作領域52bで操作した場合も同様の処理を行うことができる。
なお、図7および図8では、画像表示装置10を横向きで使用する場合を例示している。この場合、上述のように垂直操作領域52bで上下方向のスライド操作を行うことにより、フォーカスは虚像表示領域104の短辺に沿った方向(以下、「虚像表示領域104の縦方向」という)に移動する。一方、画像表示装置10を縦向きで使用することも考えられるが、この場合も上述と同様に、上下方向のスライド操作を行った場合、フォーカスは虚像表示領域104の短辺に沿った方向に移動する。すなわち、上下方向のスライド操作を行った場合、画像表示装置10の向きにかかわらず、フォーカスは虚像表示領域104(画像表示装置10)の縦方向(短辺に沿った方向)に移動する。
次に、図9を参照して、使用者が指をコーナー操作領域52cにタップする操作が行われた場合の処理について説明する。このコーナー操作領域52cへのタップ操作は、虚像表示領域104に表示されたアイコンICのうちのいずれか1つのアイコンICにフォーカスがあたった状態で行われる。
図9に示すように、虚像表示領域104に表示されたアイコンIC5にフォーカスがあたった状態で、使用者により右上隅のコーナー操作領域52cをタップする操作が行われた場合、現在フォーカスがあたっているアイコンIC5(現在選択されているアイコンIC5)に関連付けられているプログラム(アプリケーションプログラム)を実行する。すなわち、使用者がコーナー操作領域52cをタップすることで、確定ボタン(実行ボタン)を押下した場合と同様の処理が行われる。
なお、上述では、右上隅のコーナー操作領域52cをタップする操作が行われた場合について説明したが、その他の3隅のコーナー操作領域52cを操作した場合も同様の処理が行われる。すなわち、図9において、右下隅、左上隅、左下隅のコーナー操作領域52cをタップしても、アイコンIC5に対応づけられたプログラムを実行することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、使用者は操作面41上の特定操作領域52で特定の操作をするだけで、その操作に応じた機能を実行することができる。このため、従来のように、表示画面を見ながら、操作面41上で何度も指(指示体)をスライドさせてポインターを目的の位置に移動させるなどの煩雑な操作を行う必要がなく、直感的な操作を行うことができ、操作性を向上させることができる。また、使用者の操作に係る負担を軽減できる。
特に、特定操作領域52で指をスライドさせた後、特定操作領域52から指を離す操作をすることで、現在選択されているアイコンIC(オブジェクト)の1つ上側、1つ下側、1つ左側または1つ右側にあるオブジェクトにフォーカスを移動させる。すなわち、一般的な十字キーの上下スイッチや左右スイッチを1回押して(短押しして)アイコンICのフォーカスを移動する場合と同様の機能を実現できる。これにより、操作面41上の簡単な操作で、確実に目的のアイコンICを選択できるため、使い勝手がよく、操作性を向上させることができる。
また、特定操作領域52で指をスライドした後、スライド後の位置で指を接触させたまま維持することで、現在選択されているアイコンICの上方向、下方向、左方向または右方向にある他のアイコンICに対して順次フォーカスを移動させる。すなわち、一般的な十字キーの上下スイッチや左右スイッチを長押しして、連続的にフォーカスを移動させる場合と同様の機能を実現できる。これにより、選択したい(フォーカスをあてたい)アイコンICが、現在選択されているアイコンICから離れた位置にある場合であっても、操作面41上の簡単な操作で、確実に目的のアイコンICを選択できるため、使い勝手がよく、操作性を向上させることができる。
なお、本実施例では、特定操作領域52における操作により、アイコンICに対するフォーカスの移動、およびアイコンICに関連付けられたプログラムの実行を行うことについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の選択項目を有する選択画面において、所望の選択項目を選択するためにフォーカスを移動する操作、あるいは所望の選択項目に関連付けられたプログラムを実行する操作にも適用可能である。また、アプリケーションにおけるオブジェクトの選択(例えば、「OKボタン」や「キャンセルボタン」の選択や、表計算ソフトのセルの選択など)や、サムネイル表示した画像(写真など)の選択や、ソフトウェアキーボードにおける文字の選択などを行う操作にも適用可能である。
また、本実施例では、操作面41の上辺近傍および下辺近傍に沿って水平操作領域52aを設け、左辺近傍および右辺近傍に沿って垂直操作領域52bを設け、四隅にコーナー操作領域52cを設けているが、これに限定されるものではない。例えば、操作面41の上辺近傍および下辺近傍のいずれか一方に沿って水平操作領域52aを設定し、操作面41の左辺近傍および右辺近傍のいずれか一方に沿って垂直操作領域52bを設定し、その交差領域をコーナー操作領域52cとして設定しても良い。
また、本実施例では、特定操作領域52を操作面41の内側周縁に設けているが、これに限定されるものではなく、操作面41おける特定操作領域52の位置や形状は問わない。
また、操作面41上で特定の操作を受け付けるか否かをモードにより切り替え可能としても良い。例えば、モードがONの場合は特定操作領域52内での特定の操作を受け付け、モードがOFFの場合は特定操作領域52内での特定の操作を受け付けないようにする。この場合、特定操作領域52は操作面41全体で有っても良い。
また、本実施例では、特定の操作として、スライド操作およびタップ操作を例示しているが、これに限定されるものではない。特定の操作として、他の操作を採用することも可能である。
また、操作面41に対する特定操作領域52のサイズ(例えば、水平操作領域52aの垂直方向の幅や、垂直操作領域52bの水平方向の幅など)を固定ではなく、変更できるようにしても良い。この場合、コントローラー20において、特定操作領域52のサイズを設定するための設定部を設ける構成とし、使用者が自身で使い勝手の良いサイズを設定すれば良い。
また、本実施例のタッチパッド22は静電容量式のタッチパッドであっても良いし、抵抗膜式のタッチパッドであっても良い。静電容量式のタッチパッドの場合、上述のスライド操作は必ずしも操作面41に接触する必要はなく、操作面41に近接してスライドする操作も含まれる。また、操作面に近接した状態における指示体のスライド操作を検出する方法として、赤外線や光センサー等を用いる構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、タッチパッド22の操作面41に対する指示体として、使用者の指を例に説明したが、本発明は指示体の種類に限定されるものではない。
また、特定操作領域52の操作時に、当該操作内容を示す情報(操作案内情報)を虚像表示領域104に表示するようにしても良い。例えば、図5(b)のように、特定操作領域52(水平操作領域52a)で、指を右方向にスライド操作をした場合、虚像表示領域104に右矢印の図形などを表示しても良い。また、操作案内情報の表示/非表示を切り替え可能にしても良い。
また、上述で説明した、特定操作領域52に対する各操作(スライド操作など)、および各操作に対応する機能(十字キーと同様の機能など)は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、特定操作領域52の所定位置にコマンドランチャーを起動する機能や、コピー、ペースト、画面キャプチャーなどの機能、画像などをページ送りする機能を割り当て、所定位置をタップ操作あるいはスライド操作することで当該所定位置に割り当てられた各機能を実行するようにしても良い。また例えば、特定操作領域52の所定位置(例えば、左右の水平操作領域52aおよび上下の垂直操作領域52b)を所定の順番でタップ操作することで暗証番号の入力によるロック/解除を行う機能を割り当てても良い。
また、本実施例では、コントローラー20と画像表示装置10とが接続部30により有線接続される構成を例示しているが、コントローラー20と画像表示装置10とが無線LANや赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等により接続する構成としても良い。
また、本実施例では、表示装置として両眼タイプの頭部装着型表示装置HM(光学透過型頭部装着型表示装置)を例示しているが、本発明は、例えばビデオ透過型や非透過型、単眼タイプ等の他の形式の頭部装着型表示装置にも適用可能である。また、上記実施例では、眼の前方を覆う眼鏡タイプの頭部装着型表示装置HMを例示しているが、これに限るものではなく、眼の前方を完全に覆わないタイプ(眼の前方の一部を覆うタイプ)の頭部装着型表示装置にも適用可能である。さらに、本発明の入力装置は、頭部装着型表示装置に限らず、ヘッドアップディスプレイや、パーソナルコンピューター、プロジェクター、テレビ、携帯情報端末(PDA、携帯電話、時計型携帯電話)といった他の情報処理装置にも適用可能である。
また、上記実施例では、画像光生成部は、バックライト制御部(右バックライト制御部81および左バックライト制御部91)と、バックライト(右バックライト82および左バックライト92)と、LCD制御部(右LCD制御部83および左LCD制御部93)と、LCD(右LCD84および左LCD94)とを用いて構成されるものとしたが、この様態はあくまでも一例である。画像光生成部は、これらの構成部と共に、またはこれらの構成部に代えて、他の方式を実現するための構成部を備えても良い。
例えば、画像光生成部は、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス,Organic Electro-Luminescence)のディスプレイと、有機EL制御部とを備える構成としても良い。また、例えば、画像光生成部は、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon,LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、例えば、レーザー網膜投影型の頭部装着型表示装置に対して本発明を適用することも可能である。レーザー網膜投影型の場合、「画像光生成部における画像光の射出可能領域」とは、使用者の眼に認識される画像領域として定義することができる。すなわち、この画像領域は、本実施形態における虚像表示領域104に相当する。また、頭部装着型表示装置の光学系は、外光を光学部材を透過させて画像光と共に使用者の眼に入射させるもので有り使用者の眼の一部を覆うものであっても良く、光学部材はレーザー等の走査方式の画像光であっても良く、光学部材は画像光を部材内部を導光させる物に限らず、使用者の眼の方向に屈折または反射させる機能のみを有しても良い。
また、本実施例では、光学系として画像光生成部で射出された画像光を投写する投写光学系(右投写光学系85および左投写光学系95)を適用しているが、この様態はあくまでも一例である。例えば、光学系としてMEMSミラーで構成された走査光学系を採用し、走査光学系に信号光を射出する信号光変調部(信号光形成部)を備える構成としても良い。この場合、信号光変調部で形成し射出された信号光をスキャン部である走査光学系(MEMSミラー)に入射する。走査光学系は信号光を走査光としてハーフミラー層を有する導光体に向けて射出し、ハーフミラー層の面上において走査光が走査されることにより、画像光による虚像が形成され、この虚像を使用者が眼で捉えることで画像を認識することができる。この場合、使用者の眼が画像を認識する領域が、本実施形態における虚像表示領域104に相当する。
また、上記の実施形態に示したコントローラー20の各機能(各処理)をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを、コントローラー20の各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。
また、上述した実施例によらず、頭部装着型表示装置HMやコントローラー20の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
10…画像表示装置 20…コントローラー 22…タッチパッド 41…操作面 51…通常操作領域 52…特定操作領域 52a…水平操作領域 52b…垂直操作領域 52c…コーナー操作領域 72…操作制御部 73…画像処理部 74…表示制御部 104…虚像表示領域 HM…頭部装着型表示装置

Claims (12)

  1. 表示装置と分離して設けられる入力装置であって、
    指示体に操作される操作面と、
    前記操作面における前記指示体の操作状態を検出する操作検出部と、
    前記操作面に対する前記指示体の操作に対応した処理をする処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記操作面において特定の操作を検出した場合、所定の機能を実行することを特徴とする入力装置。
  2. 前記所定の機能は、
    少なくとも十字キーによる入力操作と同様の機能を含むことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記操作面は、
    前記特定の操作を受け付ける特定操作領域を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、前記特定操作領域で前記指示体をスライドさせた後、前記特定操作領域から前記指示体を離す操作を検出した場合、
    前記処理部は、
    現在選択されているオブジェクトから前記指示体のスライド方向にある次のオブジェクトにフォーカスを移動することを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、前記特定操作領域で前記指示体をスライドさせた後、前記スライド後の移動位置で前記指示体を接触させたまま維持する操作を検出した場合、
    前記処理部は、
    前記指示体が前記移動位置で維持される間、現在選択されているオブジェクトから前記指示体のスライド方向にある他のオブジェクトに対して順次フォーカスを移動することを特徴とする請求項3または4に記載の入力装置。
  6. 前記表示装置の表示画面に選択可能な複数のオブジェクトが表示されている状態で、前記指示体により前記特定操作領域をタップする操作を検出した場合、
    前記処理部は、
    前記表示画面に表示された複数のオブジェクトのうち、現在選択されているオブジェクトに関連付けられた機能を実行することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の入力装置。
  7. 前記操作面は、前記特定操作領域と、前記指示体の操作に伴う座標情報に基づく通常操作を行うための通常操作領域と、を有し、
    前記特定操作領域は、前記通常操作領域の一部と重畳する領域であり、
    前記処理部は、
    前記指示体が前記特定操作領域と重畳しない前記通常操作領域から、前記特定操作領域に移動する操作を検出した場合、前記特定操作領域を前記通常操作領域とみなして処理を行うことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記特定操作領域は、
    前記操作面上の内側周縁に設けられていることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の入力装置。
  9. 前記処理部は、
    前記表示装置の表示画面に対して、前記特定操作領域における前記指示体の操作に対応した情報を表示することを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載の入力装置。
  10. 前記操作面に対する前記特定操作領域のサイズを設定するための設定部を備えたことを特徴とする請求項3ないし9のいずれか1項に記載の入力装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の入力装置と、使用者の頭部に装着された状態において使用者に画像を視認させる透過型の表示装置と、から構成されることを特徴とする頭部装着型表示装置。
  12. 表示装置と分離して設けられる入力装置の制御方法であって、
    前記入力装置は、
    指示体に操作される操作面を有し、
    前記操作面における前記指示体の特定の操作を検出するステップと、
    検出した前記特定の操作に対応した所定の機能を実行するステップと、を実行することを特徴とする入力装置の制御方法。
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