JP2000329705A - 水硬性硬化体の微小欠陥検出方法 - Google Patents
水硬性硬化体の微小欠陥検出方法Info
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- JP2000329705A JP2000329705A JP11141749A JP14174999A JP2000329705A JP 2000329705 A JP2000329705 A JP 2000329705A JP 11141749 A JP11141749 A JP 11141749A JP 14174999 A JP14174999 A JP 14174999A JP 2000329705 A JP2000329705 A JP 2000329705A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水硬性硬化体の表面に発生した微小欠陥を、特
別な装置を必要とせず、容易かつ短時間に検出すること
のできる検出方法を提供する。 【解決手段】水硬性硬化体からなる被検査物1の表面
に、カーボンブラック又はフタロシアニン系顔料を含有
させたエポキシ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布
し、この検出液を乾燥させた後、被検査物1の表面に生
じる正常部11と微小欠陥12との間の着色濃度差を観
察することにより、被検査物1の微小欠陥12を検出す
る。
別な装置を必要とせず、容易かつ短時間に検出すること
のできる検出方法を提供する。 【解決手段】水硬性硬化体からなる被検査物1の表面
に、カーボンブラック又はフタロシアニン系顔料を含有
させたエポキシ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布
し、この検出液を乾燥させた後、被検査物1の表面に生
じる正常部11と微小欠陥12との間の着色濃度差を観
察することにより、被検査物1の微小欠陥12を検出す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性硬化体の表
面に発生したクラックやピンホールなどの微小欠陥を検
出するための検出方法に関する。
面に発生したクラックやピンホールなどの微小欠陥を検
出するための検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、密実な物体の表面に発生する
微小欠陥を検出する代表的な方法として、浸透探傷検査
法が知られている。この方法は、油溶性染料と石油系溶
剤とを主成分とする浸透液を被検査物の表面に塗布して
浸透させ、表面に付着した余剰の浸透液を水又は溶剤で
洗浄除去した後、白色無機微粉末を揮発性溶剤等に分散
させた現像液を被検査物の表面に塗布することにより、
微小欠陥の内部に浸透した浸透液を引出して表面に欠陥
指示模様を形成させるものである。
微小欠陥を検出する代表的な方法として、浸透探傷検査
法が知られている。この方法は、油溶性染料と石油系溶
剤とを主成分とする浸透液を被検査物の表面に塗布して
浸透させ、表面に付着した余剰の浸透液を水又は溶剤で
洗浄除去した後、白色無機微粉末を揮発性溶剤等に分散
させた現像液を被検査物の表面に塗布することにより、
微小欠陥の内部に浸透した浸透液を引出して表面に欠陥
指示模様を形成させるものである。
【0003】しかし、この浸透探傷検査法を多孔質の吸
水性物体に対して適用すると、浸透液が微小欠陥だけで
なく正常部にも浸透するため、表面を洗浄しても余剰の
浸透液を十分に除去できず、被検査物の表面全体が着色
されて欠陥指示模様の識別ができないという問題があ
る。
水性物体に対して適用すると、浸透液が微小欠陥だけで
なく正常部にも浸透するため、表面を洗浄しても余剰の
浸透液を十分に除去できず、被検査物の表面全体が着色
されて欠陥指示模様の識別ができないという問題があ
る。
【0004】そのため、多孔質の吸水性物体についてそ
の表面の微小欠陥を検出しうる方法として、例えば特開
昭63-307338 号公報に記載の検出方法や特開平1-295148
号公報に記載の検出方法が提案されている。
の表面の微小欠陥を検出しうる方法として、例えば特開
昭63-307338 号公報に記載の検出方法や特開平1-295148
号公報に記載の検出方法が提案されている。
【0005】特開昭63-307338 号公報に記載の検出方法
は、被検査体の表面に蛍光浸透液を塗布して1〜2分間
浸透させ、次に表面に残存する蛍光浸透液と反応して蛍
光浸透液が紫外線域の光を通すようにするための検出液
を表面に塗布した後、紫外線ライトで紫外線を照射し、
微小欠陥に残留した蛍光浸透液が蛍光を発するのを目視
観察することにより、微小欠陥を検出するものである。
は、被検査体の表面に蛍光浸透液を塗布して1〜2分間
浸透させ、次に表面に残存する蛍光浸透液と反応して蛍
光浸透液が紫外線域の光を通すようにするための検出液
を表面に塗布した後、紫外線ライトで紫外線を照射し、
微小欠陥に残留した蛍光浸透液が蛍光を発するのを目視
観察することにより、微小欠陥を検出するものである。
【0006】また、特開平1-295148号公報に記載の検出
方法は、被検査体の表面を揮発性液体で濡らして揮発性
液体を微小欠陥の内部に浸透させた後、被検査体を赤外
線カメラで撮影して、揮発性液体が蒸発して乾いた正常
部と、揮発性液体が残存して未だ濡れている微小欠陥と
の温度差を撮像記録することにより、微小欠陥を検出す
るものである。
方法は、被検査体の表面を揮発性液体で濡らして揮発性
液体を微小欠陥の内部に浸透させた後、被検査体を赤外
線カメラで撮影して、揮発性液体が蒸発して乾いた正常
部と、揮発性液体が残存して未だ濡れている微小欠陥と
の温度差を撮像記録することにより、微小欠陥を検出す
るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような検出方法では、検出のために紫外線ライトや赤外
線カメラなどの特別な装置が必要であり、検出作業の簡
便性に劣るという問題がある。また、被検査体の表面や
微小欠陥の内部に残留する浸透液、検出液の状態がその
乾燥とともに変化しやすいので、検出に好適なタイミン
グがかなり狭い時間帯に限定されてしまうという問題も
ある。
ような検出方法では、検出のために紫外線ライトや赤外
線カメラなどの特別な装置が必要であり、検出作業の簡
便性に劣るという問題がある。また、被検査体の表面や
微小欠陥の内部に残留する浸透液、検出液の状態がその
乾燥とともに変化しやすいので、検出に好適なタイミン
グがかなり狭い時間帯に限定されてしまうという問題も
ある。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、多孔質の吸水性物体、とりわけセメン
ト等の水硬性無機質材料や水硬性ウレタン等の水硬性発
泡樹脂等を主材として形成される水硬性硬化体につい
て、その表面に発生した微小欠陥を容易かつ短時間に検
出することのできる、水硬性硬化体の微小欠陥検出方法
を提供することにある。
で、その目的は、多孔質の吸水性物体、とりわけセメン
ト等の水硬性無機質材料や水硬性ウレタン等の水硬性発
泡樹脂等を主材として形成される水硬性硬化体につい
て、その表面に発生した微小欠陥を容易かつ短時間に検
出することのできる、水硬性硬化体の微小欠陥検出方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
水硬性硬化体の微小欠陥検出方法は、水硬性硬化体から
なる被検査物の表面に、カーボンブラックを含有させた
エポキシ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布し、この
検出液を乾燥させた後、被検査物の表面に生じる正常部
と微小欠陥との間の着色濃度差を観察することにより、
被検査物の微小欠陥を検出することを特徴とする。
水硬性硬化体の微小欠陥検出方法は、水硬性硬化体から
なる被検査物の表面に、カーボンブラックを含有させた
エポキシ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布し、この
検出液を乾燥させた後、被検査物の表面に生じる正常部
と微小欠陥との間の着色濃度差を観察することにより、
被検査物の微小欠陥を検出することを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2記載の水硬性硬化
体の微小欠陥検出方法は、水硬性硬化体からなる被検査
物の表面に、フタロシアニン系顔料を含有させたエポキ
シ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布し、この検出液
を乾燥させた後、被検査物の表面に生じる正常部と微小
欠陥との間の着色濃度差を観察することにより、被検査
物の微小欠陥を検出することを特徴とする。
体の微小欠陥検出方法は、水硬性硬化体からなる被検査
物の表面に、フタロシアニン系顔料を含有させたエポキ
シ樹脂を水で希釈してなる検出液を塗布し、この検出液
を乾燥させた後、被検査物の表面に生じる正常部と微小
欠陥との間の着色濃度差を観察することにより、被検査
物の微小欠陥を検出することを特徴とする。
【0011】
【作用】これらの発明によれば、被検査体の表面に塗布
された検出液が乾燥すると、エポキシ樹脂の硬化特性に
より、被検査体の表面にエポキシ樹脂の薄くて透明な被
膜が形成され、これによって被検査体の表面の屈折率が
均一化される。同時に、微小欠陥の内部には、毛細管現
象によって正常部よりも深くまで検出液が入り込むた
め、その中に含まれるカーボンブラック又はフタロシア
ニン系顔料により、微小欠陥の部分が、カーボンブラッ
クの場合には黒色に、フタロシアニン系顔料の場合には
青色又は緑色に着色され、それを観察することにより微
小欠陥を検出することができる。
された検出液が乾燥すると、エポキシ樹脂の硬化特性に
より、被検査体の表面にエポキシ樹脂の薄くて透明な被
膜が形成され、これによって被検査体の表面の屈折率が
均一化される。同時に、微小欠陥の内部には、毛細管現
象によって正常部よりも深くまで検出液が入り込むた
め、その中に含まれるカーボンブラック又はフタロシア
ニン系顔料により、微小欠陥の部分が、カーボンブラッ
クの場合には黒色に、フタロシアニン系顔料の場合には
青色又は緑色に着色され、それを観察することにより微
小欠陥を検出することができる。
【0012】さらに、検出液が一旦乾燥すると、その状
態はほとんど変化しないので、検出のタイミングについ
ても特に制約されることがない。
態はほとんど変化しないので、検出のタイミングについ
ても特に制約されることがない。
【0013】なお、観察方法については、着色部分の濃
淡を判別しうる方法であれば特に限定はされないが、直
接目視による観察のほか、例えば、カメラによる光学的
な画像処理手段等を用いることも可能である。
淡を判別しうる方法であれば特に限定はされないが、直
接目視による観察のほか、例えば、カメラによる光学的
な画像処理手段等を用いることも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
て詳述する。
【0015】本発明において、水硬性硬化体とは、ポル
トランドセメントをはじめとする各種セメントや石膏、
珪酸カルシウムなどの水硬性無機質材料、或いは水硬性
ウレタン等の水硬性発泡樹脂等を主材とし、これらを他
の骨材や補強繊維等とともに成型するなどして形成され
た多孔質の吸水性物体を総称する。一般に、その強度、
耐熱性、断熱性等を生かして、建材や土木資材等に利用
されるものが多い。
トランドセメントをはじめとする各種セメントや石膏、
珪酸カルシウムなどの水硬性無機質材料、或いは水硬性
ウレタン等の水硬性発泡樹脂等を主材とし、これらを他
の骨材や補強繊維等とともに成型するなどして形成され
た多孔質の吸水性物体を総称する。一般に、その強度、
耐熱性、断熱性等を生かして、建材や土木資材等に利用
されるものが多い。
【0016】この検出液に使用するエポキシ樹脂は、一
液型でも二液型でも構わないが、カーボンブラック又は
フタロシアニン系顔料(以下、これらを「着色剤」と総
称する。)を均一に分散させるためには二液型の方が好
ましく、特に主剤中に着色剤をあらかじめ分散させてお
くのが望ましい。
液型でも二液型でも構わないが、カーボンブラック又は
フタロシアニン系顔料(以下、これらを「着色剤」と総
称する。)を均一に分散させるためには二液型の方が好
ましく、特に主剤中に着色剤をあらかじめ分散させてお
くのが望ましい。
【0017】そして、着色剤をエポキシ樹脂に含有させ
る際、正常部と微小欠陥との着色濃度差を明瞭にするた
めには、着色剤のエポキシ樹脂に対する含有量を1〜1
0重量%程度とするのが望ましい。
る際、正常部と微小欠陥との着色濃度差を明瞭にするた
めには、着色剤のエポキシ樹脂に対する含有量を1〜1
0重量%程度とするのが望ましい。
【0018】また、被検査体に塗布する検出液を微小欠
陥内に浸透しやすくするとともに、検出液を被検査体の
表面全体にムラなく塗布するため、エポキシ樹脂を水で
希釈して検出液の粘度を調整するが、この望ましい粘度
は、80℃において50Pa・s〜109 Pa・sであ
る。
陥内に浸透しやすくするとともに、検出液を被検査体の
表面全体にムラなく塗布するため、エポキシ樹脂を水で
希釈して検出液の粘度を調整するが、この望ましい粘度
は、80℃において50Pa・s〜109 Pa・sであ
る。
【0019】検出液を被検査体の表面に塗布するにあた
っては、予め被検査体を適度に乾燥させて検出液を浸透
させやすくするとともに、被検査体の表面の汚れや付着
物を除去し、サンドペーパー等を用いて被検査体の表面
をできるだけ平滑に研磨しておくのが望ましい。
っては、予め被検査体を適度に乾燥させて検出液を浸透
させやすくするとともに、被検査体の表面の汚れや付着
物を除去し、サンドペーパー等を用いて被検査体の表面
をできるだけ平滑に研磨しておくのが望ましい。
【0020】検出液の塗布方法は、刷毛又はローラー等
による塗布でも、スプレーガン等による噴霧でもよい。
また、容器内に貯留した検出液に被検査体を浸積しても
よい。いずれにしても、検出液が、被検査体の表面に、
できるだけ薄く均一に塗布されるようにするのが望まし
い。
による塗布でも、スプレーガン等による噴霧でもよい。
また、容器内に貯留した検出液に被検査体を浸積しても
よい。いずれにしても、検出液が、被検査体の表面に、
できるだけ薄く均一に塗布されるようにするのが望まし
い。
【0021】図1は、被検査体1の表面に検出液が塗布
され、その検出液が乾燥した状態を示す。検出液を構成
するエポキシ樹脂が硬化すると、被検査体1の表面にエ
ポキシ樹脂の薄くて透明な被膜2が形成される。これに
よって、被検査体1の表面の正常部11は薄く均一に着
色される。一方、微小欠陥12の内部には毛細管現象に
よって正常部11よりも深くまで検出液が入り込み、微
小欠陥12の形状に沿って着色剤の色が濃く現れた模様
を観察することができる。
され、その検出液が乾燥した状態を示す。検出液を構成
するエポキシ樹脂が硬化すると、被検査体1の表面にエ
ポキシ樹脂の薄くて透明な被膜2が形成される。これに
よって、被検査体1の表面の正常部11は薄く均一に着
色される。一方、微小欠陥12の内部には毛細管現象に
よって正常部11よりも深くまで検出液が入り込み、微
小欠陥12の形状に沿って着色剤の色が濃く現れた模様
を観察することができる。
【0022】
【実施例】水硬性硬化体からなる被検査体としてビニロ
ン繊維補強セメント板を用意し、予めその表面側から乾
燥と加湿を反復して行い、被検査体の表面に微小なクラ
ックを発生させた後、大気中で含水率約5%の状態にな
るように乾燥させた。そして、被検査体の表面を#16
0のサンドペーパーで軽く研磨した。この状態での目視
観察では、被検査体の表面にクラックらしきものがかす
かに認められるが、決して鮮明ではなかった。
ン繊維補強セメント板を用意し、予めその表面側から乾
燥と加湿を反復して行い、被検査体の表面に微小なクラ
ックを発生させた後、大気中で含水率約5%の状態にな
るように乾燥させた。そして、被検査体の表面を#16
0のサンドペーパーで軽く研磨した。この状態での目視
観察では、被検査体の表面にクラックらしきものがかす
かに認められるが、決して鮮明ではなかった。
【0023】検出液は、エポキシ樹脂の主剤中にカーボ
ンブラックを主剤に対して2.5重量%含有させ、主
剤:硬化剤(ポリアミド):水=1:1:10の重量比
で希釈混合したものを用意した。
ンブラックを主剤に対して2.5重量%含有させ、主
剤:硬化剤(ポリアミド):水=1:1:10の重量比
で希釈混合したものを用意した。
【0024】この検出液を刷毛を用いて被検査体の表面
全体に塗布した後、被検査体を立てかけて放置し、余剰
の検出液を流下させながら、大気中で10分間乾燥させ
た。そして、乾燥後、被検査体の表面を目視観察し、カ
ーボンブラックが入り込んで正常部よりも黒く着色され
た微小なクラックを容易に確認することができた。
全体に塗布した後、被検査体を立てかけて放置し、余剰
の検出液を流下させながら、大気中で10分間乾燥させ
た。そして、乾燥後、被検査体の表面を目視観察し、カ
ーボンブラックが入り込んで正常部よりも黒く着色され
た微小なクラックを容易に確認することができた。
【0025】また、前記実施例と同じ条件で、カーボン
ブラックの替わりにフタロシアニンブルーを含有する検
出液を使用しても、同様の結果を得ることができた。
ブラックの替わりにフタロシアニンブルーを含有する検
出液を使用しても、同様の結果を得ることができた。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の水硬性硬
化体の微小欠陥検出方法によれば、検出に必要な処理工
程は被検査体への検出液の塗布及び乾燥だけでよいの
で、特別な装置や高度な処理技術を必要とせず、目視観
察やカメラによる撮影などの簡便な手段によって、容易
かつ短時間に微小欠陥を検出することができる。
化体の微小欠陥検出方法によれば、検出に必要な処理工
程は被検査体への検出液の塗布及び乾燥だけでよいの
で、特別な装置や高度な処理技術を必要とせず、目視観
察やカメラによる撮影などの簡便な手段によって、容易
かつ短時間に微小欠陥を検出することができる。
【0027】また、被検査体の表面を水や溶剤等で洗浄
する必要がないので、洗浄廃液の処理等にかかる手間や
費用も一切不要である。
する必要がないので、洗浄廃液の処理等にかかる手間や
費用も一切不要である。
【図1】被検査体の表面に塗布した検出液が乾燥した状
態での、被検査体の表面付近の断面図(a)及び表面図
(b)である。
態での、被検査体の表面付近の断面図(a)及び表面図
(b)である。
1 被検査物 11 正常部 12 微小欠陥 2 被膜
Claims (2)
- 【請求項1】 水硬性硬化体からなる被検査物の表面
に、カーボンブラックを含有させたエポキシ樹脂を水で
希釈してなる検出液を塗布し、この検出液を乾燥させた
後、被検査物の表面に生じる正常部と微小欠陥との間の
着色濃度差を観察することにより、被検査物の微小欠陥
を検出することを特徴とする水硬性硬化体の微小欠陥検
出方法。 - 【請求項2】 水硬性硬化体からなる被検査物の表面
に、フタロシアニン系顔料を含有させたエポキシ樹脂を
水で希釈してなる検出液を塗布し、この検出液を乾燥さ
せた後、被検査物の表面に生じる正常部と微小欠陥との
間の着色濃度差を観察することにより、被検査物の微小
欠陥を検出することを特徴とする水硬性硬化体の微小欠
陥検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141749A JP2000329705A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 水硬性硬化体の微小欠陥検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141749A JP2000329705A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 水硬性硬化体の微小欠陥検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329705A true JP2000329705A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15299312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11141749A Pending JP2000329705A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 水硬性硬化体の微小欠陥検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000329705A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000346642A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-15 | Toto Ltd | 施釉製品表面の平滑性評価方法並びにその評価に使用するための鉛筆及び/又は油性筆記具、濃淡見本 |
JP2018185292A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-11-22 | スピリット アエロシステムズ,アイエヌシー. | 航空構造体における不連続部の検査のための光学的測定装置 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141749A patent/JP2000329705A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000346642A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-15 | Toto Ltd | 施釉製品表面の平滑性評価方法並びにその評価に使用するための鉛筆及び/又は油性筆記具、濃淡見本 |
JP2018185292A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-11-22 | スピリット アエロシステムズ,アイエヌシー. | 航空構造体における不連続部の検査のための光学的測定装置 |
JP7055041B2 (ja) | 2017-03-09 | 2022-04-15 | スピリット アエロシステムズ,アイエヌシー. | 航空構造体における不連続部の検査のための光学的測定装置 |
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