JP2000329584A - エンコーダの回転体 - Google Patents

エンコーダの回転体

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JP2000329584A
JP2000329584A JP14185499A JP14185499A JP2000329584A JP 2000329584 A JP2000329584 A JP 2000329584A JP 14185499 A JP14185499 A JP 14185499A JP 14185499 A JP14185499 A JP 14185499A JP 2000329584 A JP2000329584 A JP 2000329584A
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JP
Japan
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encoder
code plate
rotary
boss
rotation
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JP14185499A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nishiyama
雅章 西山
Toyohiko Kitano
豊彦 北野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転符号板をエンコーダボスに回転方向、軸
方向ともに機構的に固定できるロータリーエンコーダの
回転体を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転符号板1は、金属製で中央孔部1a
に切欠部1bを3ヵ所備えている。エンコーダボス2に
は回転符号板1の中央孔部1aの案内となる凸部2a
と、回転符号板1の取付面に溝部2bを備えている。止
め輪3は複数の爪部を備えており、エンコーダボス2の
凸部2aに圧入となる上側爪部3aと、回転符号板1の
切欠部1bと対応する位置に下側爪部3bをそれぞれ3
個備えている。そして、止め輪3の下側爪部3bを回転
符号板1の切欠部1bを合わせた状態で、下側爪部3b
を溝部2bを合わせ、上側爪部3aを凸部2aに圧入す
ることで、軸方向と回転方向に機構的な保持ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータ等に
組み込まれるロータリーエンコーダの回転体に関するも
のであり、特に高角加速度、高速回転に耐えられるよう
機構的な固定を施したロータリーエンコーダの回転体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用の各種機器は高精度化、高
耐久性が図られるなか、保守の容易さから、駆動源とし
てACサーボモータの需要が増加しており、ACサーボ
モータにおいても高精度化、高耐久性が求められてい
る。
【0003】ACサーボモータは、モータ本体とこのモ
ータに装着するロータリーエンコーダとで構成され、ロ
ータリーエンコーダには用途に応じて光学式のインクリ
メンタルエンコーダやアブソリュートエンコーダが使用
される。
【0004】このロータリーエンコーダは、一般的に回
転符号板とそれを固定するエンコーダボスで構成する回
転体部分と、エンコーダフレーム,発光素子,固定符号
板,受光素子,アナログ信号処理回路などのエンコーダ
回路部品で構成する固定体部分とで形成され、モータの
回転情報を精度よく検出する必要があり、回転体部の回
転符号板スリットパターンと、固定体部の固定符号板ス
リットパターンの位置精度を保つ必要がある。
【0005】ロータリーエンコーダ回転体部の回転符号
板としてガラス板やSUSなどの金属板等が用いられて
きたが、コスト、強度、信頼性の面を考慮して金属板を
回転符号板として用いることがある。
【0006】以下、従来の回転符号板として金属板を用
いた場合のロータリーエンコーダ回転体の構成について
説明する。
【0007】金属回転符号板をエンコーダボスに固定す
る方法として、接着により固定する方法と、止め輪を用
いて機構的に固定する方法と、2つを併用した固定方法
が一般的に用いられる。
【0008】接着により固定する方法は、中心穴を設け
た回転符号板をエンコーダボスの回転符号板取付面に接
触させ、回転符号板中心穴の内径部とエンコーダボス凸
部側面の間に接着剤を塗布する方法である。また、止め
輪による固定方法は、中心穴を設けた回転符号板をエン
コーダボスの回転符号板取付面に接触させ、止め輪をエ
ンコーダボス凸部に挿入し、回転符号板を押え込んで固
定する方法である。さらに、両者を併用した固定方法
は、止め輪で固定した後、止め輪とエンコーダボスの隙
間に接着剤を塗布し固定する方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロータリーエンコーダの回転符号板の固定において、接
着により固定した場合、回転体の軸方向における固定が
接着剤の塗布量、塗布位置により安定しているとはいえ
ず、また回転方向についても、モータの角加速度、回転
速度が大きい場合、軸方向の保持力以上に安定している
とはいえない。
【0010】さらに、回転符号板とエンコーダボスと接
着剤の熱膨張係数の違いにより剥離強度が低下すること
がある。
【0011】止め輪により固定する場合、軸方向は機構
的に固定できるが、回転方向には機構的に固定していな
い。そして、接着と止め輪による固定を併用しても回転
方向への固定は止め輪により保持する方法と同様に機構
的に固定されていないため、接着による方法と同じ課題
を有する。
【0012】その結果、モータの角加速度、回転速度が
大きい場合、エンコーダの信頼性面で回転符号板とエン
コーダボスの剥離などの不具合が発生すると考えられ
る。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、回転符号板をエンコーダボスに回転方向、軸方向と
もに機構的に固定できるロータリーエンコーダの回転体
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、中央孔部に切欠部を備えた回転符号板と、
この回転符号板をモータ回転軸に固定するエンコーダボ
スと、前記回転符号板を前記エンコーダボスに軸方向お
よび回転方向に固定する止め輪とを備えたものである。
【0015】また、回転符号板と、この回転符号板をモ
ータ回転軸に固定するエンコーダボスと、前記回転符号
板と前記エンコーダボスを機構的に当接させる金属球
と、この金属球を保持するための固定機構部を有した止
め輪とを備えたものである。
【0016】これにより、軸方向および回転方向に機構
的に固定することができ、モータの角加速度、回転速度
が大きくなっても、エンコーダの信頼性面で回転符号板
とエンコーダボスの剥離などの不具合の発生を防ぐこと
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
は、受発光素子の間に回転符号板と固定符号板を備えた
光学式エンコーダにおいて、中央孔部に切欠部を備えた
回転符号板と、この回転符号板をモータ回転軸に固定す
るエンコーダボスと、前記回転符号板を前記エンコーダ
ボスに軸方向および回転方向に固定する止め輪とを備え
たエンコーダの回転体である。
【0018】また、止め輪は、回転符号板を保持するエ
ンコーダボスの取付面に対して上下両側に複数個の爪部
を備え、この下側爪部を回転符号板の切欠部とエンコー
ダボスに当接させ、上側爪部を回転符号板の中央孔部に
嵌合するエンコーダボスの凸部に圧入して固定した請求
項1記載のエンコーダの回転体である。
【0019】また、回転符号板と、この回転符号板をモ
ータ回転軸に固定するエンコーダボスと、前記回転符号
板と前記エンコーダボスを機構的に当接させる金属球
と、この金属球を保持するための固定機構部を有した止
め輪とを備えたエンコーダの回転体である。
【0020】さらに、回転符号板はエンコーダボスの凸
部と嵌合する孔部に径方向への複数個の切欠部を備え、
前記エンコーダボスには前記回転符号板の孔部と嵌合す
る凸部と、前記回転符号板を保持する取付面とを備え、
さらに前記回転符号板の径方向への複数個の切欠部下部
に溝部を備え、金属球を前記回転符号板の切欠部と前記
エンコーダボスの溝部との交差部に当接させ、前記金属
球を保持する固定機構部を有する止め輪により前記回転
符号板と前記金属球を前記エンコーダボスに機構的に当
接させ固定する構成を特徴とした請求項3記載のエンコ
ーダの回転体である。
【0021】このように、止め輪に設けた2方向の爪部
により、回転符号板をエンコーダボスに対して、軸方向
と回転方向に機構的な固定ができる。
【0022】また、金属球を回転符号板の切欠部とエン
コーダボスの溝部との交差部に当接させ、金属球を保持
する固定機構部を有する止め輪ににより、回転符号板を
エンコーダボスに対して軸方向と回転方向に機構的な固
定ができる。
【0023】この構成によって、モータの角加速度、回
転速度が大きくなっても、エンコーダの信頼性面で回転
符号板とエンコーダボスの剥離などの不具合の発生を防
ぐことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。
【0025】(実施例1)図1,2,3において、1は
金属製の回転符号板、2はエンコーダボス、3はばね性
を有する止め輪である。
【0026】この回転符号板1は、金属製で中央孔部1
aに切欠部1bを3ヵ所備えている(符号を生成するた
めのスリット部は図示せず)。また、エンコーダボス2
には回転符号板1の中央孔部1aの案内となる凸部2a
と、回転符号板1の取付面に溝部2bを備えている。止
め輪3は複数の爪部を備えており、エンコーダボス2の
凸部2aに圧入となる上側爪部3aと、回転符号板1の
切欠部1bと対応する位置に下側爪部3bをそれぞれ3
個備えている。なお、下側爪部3bはエンコーダボス2
の凸部2aに圧入にならない寸法に設定している。ま
た、切欠部1bとスリット部は回転符号板1が金属の薄
板であるため加工が容易にできる。
【0027】そして、止め輪3の下側爪部3bを回転符
号板1の切欠部1bを合わせた状態で、下側爪部3bを
溝部2bを合わせ、上側爪部3aを凸部2aに圧入する
ことで、軸方向と回転方向に機構的な保持ができる。
【0028】さらに、周囲の温度変化で部品に膨脹,収
縮があっても、止め輪の爪部の弾性により吸収すること
ができる。
【0029】なお、エンコーダボス取付面の溝部を穴部
に替えても同様に実施できる。
【0030】(実施例2)図4,5において、11は金
属製の回転符号板、12はエンコーダボス、13は金属
球、14は固定機構部を有する止め輪である。
【0031】回転符号板11は、中央孔部11aに切欠
部11bを4ヵ所備えている(符号を生成するためのス
リット部は図示せず)。エンコーダボス12は、回転符
号板11の中央孔部11aの案内となる凸部12aと回
転符号板11の取付面にリング状の溝部12bを備えて
いる。止め輪14は、ばね性を備えており、エンコーダ
ボス12の凸部12aに圧入となる複数の爪部14a
と、金属球13を保持する4つの固定機構部14bとを
備えている。
【0032】金属球13を回転符号板11の切欠部11
bとエンコーダボスの溝部12bの交差部に配置し、次
に、止め輪14の爪部14aをエンコーダボス12の凸
部12aに圧入し、固定機構部14bで金属球13を押
え込むように保持する。
【0033】これにより、回転符号板11を軸方向およ
び回転方向に機構的に固定することができる。
【0034】なお、回転符号板の切欠部と止め輪の保持
機構部の数は4つに限らず、3つでも同様に実施でき
る。
【0035】上記の構成にすることで、モータの角加速
度,回転速度が大きくなっても、回転符号板とエンコー
ダボスの締結力の高いロータリーエンコーダの回転体を
得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように請求項
1記載の発明によれば、止め輪に設けた2方向の爪部に
より、回転符号板をエンコーダボスに対して軸方向と回
転方向に機構的に固定することができる。
【0037】また、請求項3記載の発明によれば、金属
球を保持するための固定機構部を有した止め輪により、
回転符号板をエンコーダボスに対して軸方向と回転方向
に固定することができる。
【0038】したがって、モータの角加速度、回転速度
が大きくなっても、回転符号板とエンコーダボスの剥離
などの不具合の発生を防ぐことができ、ロータリーエン
コーダの回転体の信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における回転体の部分断面図
【図2】本発明の実施例1における回転符号板の平面図
【図3】(a)は本発明の実施例1における止め輪の平
面図 (b)は同側面図
【図4】(a)は本発明の実施例2における回転体の断
面図 (b)は同要部拡大断面図
【図5】本発明の実施例2における回転符号板の平面図
【符号の説明】
1,11 回転符号板 1b,11b 切欠部 2,12 エンコーダボス 2b,12b 溝部 3 止め輪 3a,3b 爪部 13 金属球 14 止め輪 14b 固定機構部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受発光素子の間に回転符号板と固定符号
    板を備えた光学式エンコーダにおいて、中央孔部に切欠
    部を備えた回転符号板と、この回転符号板をモータ回転
    軸に固定するエンコーダボスと、前記回転符号板を前記
    エンコーダボスに軸方向および回転方向に固定する止め
    輪とを備えたエンコーダの回転体。
  2. 【請求項2】 止め輪は、回転符号板を保持するエンコ
    ーダボスの取付面に対して上下両側に複数個の爪部を備
    え、この下側爪部を回転符号板の切欠部とエンコーダボ
    スに当接させ、上側爪部を回転符号板の中央孔部に嵌合
    するエンコーダボスの凸部に圧入して固定した請求項1
    記載のエンコーダの回転体。
  3. 【請求項3】 回転符号板と、この回転符号板をモータ
    回転軸に固定するエンコーダボスと、前記回転符号板と
    前記エンコーダボスを機構的に当接させる金属球と、こ
    の金属球を保持するための固定機構部を有した止め輪と
    を備えたエンコーダの回転体。
  4. 【請求項4】 回転符号板はエンコーダボスの凸部と嵌
    合する孔部に径方向への複数個の切欠部を備え、前記エ
    ンコーダボスには前記回転符号板の孔部と嵌合する凸部
    と、前記回転符号板を保持する取付面とを備え、さらに
    前記回転符号板の径方向への複数個の切欠部下部に溝部
    を備え、金属球を前記回転符号板の切欠部と前記エンコ
    ーダボスの溝部との交差部に当接させ、前記金属球を保
    持する固定機構部を有する止め輪により前記回転符号板
    と前記金属球を前記エンコーダボスに機構的に当接させ
    固定する構成を特徴とした請求項3記載のエンコーダの
    回転体。
JP14185499A 1999-05-21 1999-05-21 エンコーダの回転体 Pending JP2000329584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669346B2 (en) * 2007-03-30 2010-03-02 USDigital LLC Encoder hub to disc attachment method and apparatus
JP2013076715A (ja) * 2013-01-29 2013-04-25 Canon Electronics Inc 被読取板固定用部材、被読取板固定用組立体、及び信号検出装置、並びにロータリーエンコーダ
KR101475428B1 (ko) * 2013-04-23 2014-12-23 한국로봇융합연구원 인코더

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