JP2000328947A - 内燃機関の可変吸気装置 - Google Patents

内燃機関の可変吸気装置

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JP2000328947A
JP2000328947A JP13686299A JP13686299A JP2000328947A JP 2000328947 A JP2000328947 A JP 2000328947A JP 13686299 A JP13686299 A JP 13686299A JP 13686299 A JP13686299 A JP 13686299A JP 2000328947 A JP2000328947 A JP 2000328947A
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intake
variable
valve
internal combustion
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Fumio Nomizo
文夫 野溝
Natsuhiko Katahira
奈津彦 片平
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の吸気通路が設けられた構成の可変吸気装
置であれ、充分な可変吸気性能を維持しながらも、より
簡易且つコンパクトに構成することのできる内燃機関の
可変吸気装置を提供する。 【解決手段】コネクタポート20には、隔壁21によっ
て区画されることで、第1サージタンク10の第1気室
12及び第2気室13にそれぞれ連結される2つの吸気
通路が形成されている。これら吸気通路は、それぞれ隔
壁22,23によって区画されて、それぞれの管路が互
いに並列となるように隣接して配設された主管路24,
26と可変吸気管路25,27とに分割されている。こ
れらの可変吸気管路25,27を可変吸気バルブ28に
よって同時に連通/遮断させることで、各気室12,1
3に連結された2つの吸気通路の断面積が同時に可変と
されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の可変吸
気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に吸入される空気には、当該機
関の吸排気行程におけるピストンの往復動作やバルブの
開閉動作に伴い圧力変動が発生し、吸気行程でのピスト
ンの下降動作によってはシリンダ内に負圧が発生する。
このピストンの下降動作に伴う吸気の負圧波は、吸気通
路のコレクタ(サージタンク)などの大気開放端を節と
して反転し、正圧波となって吸気ポートに返ってくる。
こうして吸気ポート内の圧力が正圧となる時期と吸気バ
ルブが開かれる時期とが一致すれば、当該機関の燃焼室
内に導入される空気量が増し、その体積効率が向上され
るようになる。このような吸気の圧力変動による体積効
率の増大効果は一般に、慣性過給効果と云われている。
【0003】こうした慣性過給効果が得られる機関回転
数は、吸気通路の実質長さ(吸気の負圧波が遡行するシ
リンダから大気開放端までの吸気通路の長さ)やその断
面積に依存する。そこで従来より、機関運転中に吸気通
路の実質長さや断面積を適宜に可変として、上記慣性過
給効果が得られる機関回転数領域を可変とする可変吸気
装置が実用されている。
【0004】なお、吸気通路の実質長さを可変とする場
合、上記慣性過給効果が得られる機関回転数領域を広範
囲にわたって調整可能とするには、吸気通路の実質長さ
の調整量を大きくしなければならない。したがってこの
場合、可変吸気装置には長い吸気通路が必要となり、こ
のため、可変吸気装置の大型化や複雑化は避けがたいも
のとなる。この点、吸気通路の断面積を可変とするよう
にした場合、特に長い吸気通路を備えずとも、上記慣性
過給効果が得られる機関回転数領域を好適に調整するこ
とができる。したがって、吸気通路の断面積を可変とし
た場合には、上記吸気通路の実質長さを可変とする場合
に比べてコンパクトな構成で同等の効果を得ることがで
きる。
【0005】こうした吸気通路の断面積を可変とする可
変吸気装置の一例として、例えば特開昭60−6021
7号公報に記載の装置が知られている。この可変吸気装
置は、図5に示すように、内燃機関の各シリンダ201
〜204とサージタンク205とを接続する2つの吸気
通路206a,206bを備えている。これら吸気通路
206a,206bは、その一部が、それぞれ互いに並
列に接続された2本の管路、すなわち主管路207a,
207bとこの主管路に並列的に設けられた可変吸気管
路208a,208bとに分割されている。これら両管
路のうちの可変吸気管路208a,208bには、可変
吸気バルブ209a,209bが設けられている。そし
て両可変吸気管路208a,208bは、これら可変吸
気バルブ209a,209bによって、それぞれ選択的
に連通/遮断されている。
【0006】この可変吸気装置では、内燃機関の低速運
転時には上記の両可変吸気バルブ209a,209bを
閉弁して可変吸気管路208a,208bを遮断させる
ことで、各吸気通路206a,206bの断面積を縮小
させるようにしている。また、高速運転時にはこれら両
可変吸気バルブ209a,209bを開弁して可変吸気
管路208a,208bを連通させることで、各吸気通
路206a,206bの断面積を拡大させるようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように吸気通路の
一部を2本の管路に分割構成して、これら分割された管
路の一方(可変吸気管路)を選択的に連通/遮断させる
構成とすることによって、コンパクト且つ簡易な構成で
もって、幅広い回転数域において上記の慣性過給効果が
得られるようになる。
【0008】しかしながら、先の図5の例のように、複
数の吸気通路を備える内燃機関に、吸気通路を2つの通
路に分割し、それらの一方を選択的に連通/遮断する構
成の可変吸気装置を適用した場合には、可変吸気バルブ
を各吸気通路についてそれぞれ設ける必要がある。この
ため、可変吸気装置の構成の複雑化を招くこととなり、
製造コストの増大も避けがたいものとなる。先の図5の
例では、2つの吸気通路206a,206bが設けられ
ているため、2つの可変吸気バルブ209a,209b
が必要とされている。
【0009】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、複数の吸気通路が設けられ
た構成の可変吸気装置であれ、充分な可変吸気性能を維
持しながらも、より簡易且つコンパクトに構成すること
のできる内燃機関の可変吸気装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、並列的に配設された複数の吸気通
路を備え、それら通路の断面積が可変とされる内燃機関
の可変吸気装置において、前記各吸気通路は少なくとも
その一部において、常時連通される主管路と、この主管
路に並列的に配設されて選択的に連通/遮断される可変
吸気管路とに更に分割されてなると共に、前記可変吸気
管路はそれぞれ互いに並列となるように隣接され、それ
ら可変吸気管路には同管路の各々を同時に連通/遮断す
る可変吸気バルブが設けられてなることをその要旨とす
るものである。
【0011】内燃機関では、例えば接続される気筒の振
り分けなどに応じて、並列的に配設された複数の吸気通
路が設けられる場合がある。この請求項1に記載の構成
では、こうした複数の吸気通路を、互いに並列的に配設
された主管路と可変吸気管路との2つの管路にそれぞれ
更に分割するようにしている。そして、分割された各吸
気通路の可変吸気管路を、それぞれ互いに並行となるよ
うに隣接して配設することで、これら各吸気通路の可変
吸気管路を1つにまとめ上げている。
【0012】更に、この請求項1に記載の構成では、こ
うして1つにまとめ上げられた可変吸気管路に、これら
可変吸気管路を同時に連通/遮断する可変吸気バルブを
設けるようにしている。これら各吸気通路の可変吸気管
は全て1つにまとめられているため、こうした複数の可
変吸気管路を同時に連通/遮断する可変吸気バルブを、
非常に容易に設置することができる。
【0013】この構成では、可変吸気バルブを閉弁させ
ることで、各吸気通路の可変吸気管路は一斉に遮断され
るようになる。このときの各吸気管路では、主管路のみ
を通じて吸気が流通される。また、可変吸気バルブを開
弁させることで、各吸気通路の可変吸気管路は一斉に連
通されるようになる。このときの各吸気通路では、主管
路に加え、可変吸気管路からも吸気が流通されるように
なる。すなわち、上記構成によれば、1つの可変吸気バ
ルブによって、複数の吸気通路の断面積を同時に可変と
することができるようになる。
【0014】このように、各吸気通路の断面積を可変と
して可変吸気を行っているため、充分な可変吸気性能を
保持しながらも、吸気通路の長さを比較的短くすること
ができるようになる。また、複数の吸気通路の断面積を
1つの可変吸気バルブで可変とすることができるため、
並列に配設された複数の吸気通路を備える構成にあって
も、可変吸気装置の構成の複雑化を好適に回避すること
ができるようになる。したがって、請求項1のこうした
構成によれば、複数の吸気通路が設けられた構成の可変
吸気装置であれ、充分な可変吸気性能を維持しながら
も、より簡易且つコンパクトに構成することができるよ
うになる。
【0015】なお、上記請求項1の構成は、各吸気通路
を主管路と複数の可変吸気管路とに分割し、各吸気通路
の複数の可変吸気通路を順次に連通/遮断して、吸気通
路の断面積を段階的に可変とする構成にも、同様に適用
することができる。すなわち、この場合には、各吸気通
路からそれぞれ1つずつ選択された可変吸気管路を1組
として、それぞれの組において可変吸気管路を互いに並
行となるように隣接して配設するようにする。そして、
可変吸気管の各組毎に、それぞれの組の可変吸気管を同
時に連通/遮断可能な可変吸気バルブを設けるようにす
る。
【0016】このような構成にあっても、多段階に各吸
気通路の断面積を可変とすることのできる高機能、高性
能の可変吸気装置を、複数の吸気通路が設けられた構成
にありながらも、より簡易且つコンパクトな構成で実現
できるようになることは云うまでもない。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記各吸気
通路の主管路は、前記隣接して配設された各可変吸気管
路にそれぞれ互いに並列となるように隣接して配設され
ることをその要旨とするものである。
【0018】この請求項2に記載の構成によれば、可変
吸気装置に設けられた各吸気通路の主管路と可変吸気管
路が、全て互いに並列となるように隣接して配設され、
全ての管路が1つにまとめ上げられるようになる。この
ため、請求項1に記載した内燃機関の可変吸気装置を、
更に簡易且つコンパクトな構成で実現できるようにな
る。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前
記連結された各可変吸気管路は、1つの管路の内部を隔
壁にて区画することで形成されてなることをその要旨と
するものである。
【0020】この請求項3に記載の構成によれば、各吸
気通路に設けられた可変吸気管路は、1つの管路の内部
を隔壁にて区画することで一体に形成されるようにな
り、上記の互いに並列となるように隣接して配設させた
可変吸気管路を、より簡易且つコンパクトに形成するこ
とができる。また、可変吸気管路を同時に連通/遮断す
る可変吸気バルブの設置等も容易となり、請求項1また
は2に記載した内燃機関の可変吸気装置を、更に簡易且
つコンパクトな構成で実現できるようになる。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記複数の
吸気通路は、1つの管路の内部を隔壁にて区画すること
でそれぞれ形成されてなり、前記主管路及び可変吸気管
路は、前記隔壁にて区画形成された各吸気通路を更に別
の隔壁にて区画することでそれぞれ形成されてなること
をその要旨とするものである。
【0022】この請求項4に記載の構成によれば、可変
吸気装置を構成する複数の吸気通路及び各吸気通路から
更に分割された主管路及び可変吸気管路が、1つの管路
の内部を隔壁にて区画することで一体に形成されるよう
になり、上記の互いに並列となるように隣接して配設さ
せた主管路及び可変吸気管路を、より簡易且つコンパク
トに形成することができる。また、可変吸気管路を同時
に連通/遮断する可変吸気バルブの設置等も容易とな
り、先の請求項2に記載した内燃機関の可変吸気装置
を、更に簡易且つコンパクトな構成で実現できるように
なる。
【0023】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または4に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前
記可変吸気バルブの弁体は、前記隣接する各可変吸気管
路を区画する隔壁において、管路方向に直交する方向に
配設された弁軸を中心として回転可能に設けられている
ことをその要旨とするものである。
【0024】この請求項5に記載の構成によれば、隣接
する各可変吸気管路を区画する隔壁において、その管路
方向に直交する方向に配設された弁軸と、この弁軸を中
心に回動する弁体とを有して可変吸気バルブが構成され
るようになる。このように可変吸気バルブを構成するこ
とで、弁軸を回動するだけで、隣接する可変吸気管路を
同時に連通/遮断することができるようになる。また、
弁軸が管路の隔壁に配設されているので、その設置等も
容易となる。したがって、先の請求項3または4に記載
した内燃機関の可変吸気装置の更なる簡易化を図ること
ができるようになる。
【0025】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記可変吸
気バルブの弁体は、同可変吸気バルブが全開されたとき
にその弁軸が配設された隔壁と当接可能に形成されてな
ることをその要旨とするものである。
【0026】上記構成によれば、可変吸気バルブが全開
とされ、可変吸気管路が連通される際に、同バルブの弁
体がその弁軸が配設された隔壁に密接されるようにな
り、可変吸気管路のほぼ断面一杯まで開口面積が確保さ
れるようになる。したがって、可変吸気管路の断面を拡
大せずとも充分な開口面積が確保されるようになり、先
の請求項5に記載の可変吸気装置を更にコンパクトな構
成とすることができるようになる。
【0027】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記可変吸
気バルブの弁軸が配設された隔壁には、同可変吸気バル
ブが全開とされたときにその弁体を収容可能な凹部が形
成されてなることをその要旨とするものである。
【0028】この請求項7に記載の構成によれば、可変
吸気バルブが全開とされて可変吸気管路が連通された際
に、同バルブの弁体はその弁軸が配設された隔壁に設け
られた凹部内に収容されるようになる。このため、可変
吸気管路の内部から可変吸気バルブを完全に退避させる
ことができるようになり、連通時の可変吸気管路の開口
面積の確保も更に容易となる。したがって、請求項6に
記載の内燃機関の可変吸気装置を更にコンパクトな構成
とすることができるようになる。
【0029】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
〜7のいずれかに記載の内燃機関の可変吸気装置におい
て、前記複数の吸気通路は、それぞれ各別の気室に連結
されてなり、それら気室には同気室の各々を選択的に連
通/遮断する可変吸気バルブが更に設けられてなること
をその要旨とするものである。
【0030】この請求項8に記載の構成によれば、先の
請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の可変吸気装
置において、可変吸気バルブによってその断面積が同時
に可変とされるように構成された各吸気通路は、それぞ
れ各別の気室(例えばサージタンクなど)に連結される
ようになる。また、この構成では、各吸気通路が連結さ
れた気室は、吸気通路の断面積を可変とするための可変
吸気バルブとは別の更なる可変吸気バルブによって互い
に連通/遮断されるようになる。
【0031】このように構成した場合、先の吸気通路の
断面積を可変とする可変吸気バルブと、各気室を連通/
遮断する可変吸気バルブとの2つの可変吸気バルブを併
せて適宜に駆動制御することで、多段階の可変吸気制御
を行うことができるようになる。
【0032】したがって、この請求項8に記載の内燃機
関の可変吸気装置によれば、多段階の可変吸気制御を行
うことのできる高機能、高性能の可変吸気装置を、より
簡易且つコンパクトな構成で実現することができるよう
になる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
にかかる内燃機関の可変吸気装置を具体化した第1の実
施の形態について詳細に説明する。
【0034】図1は、この実施の形態の可変吸気装置が
適用される内燃機関の吸気通路の構成を模式的に示して
いる。この図1に示すように、この内燃機関のシリンダ
ヘッドCHには、6つのシリンダCY#1〜#6が設け
られている。これらシリンダCY#1〜#6の吸気ポー
トPTは、吸気マニホルドMNを通じて第1サージタン
ク10に接続されている。
【0035】この第1サージタンク10の内部は、隔壁
11によって2つの気室、すなわち第1気室12と第2
気室13とに区画形成されている。そして、前記のシリ
ンダのうち、シリンダCY#1〜#3は第1気室12
に、シリンダCY#4〜CY#6は第2気室13にそれ
ぞれ接続されている。また、この第1サージタンク10
には、これら第1及び第2気室12,13を選択的に連
通あるいは遮断する可変吸気バルブ14が設けられてい
る。
【0036】更に、第1サージタンク10の第1及び第
2気室12,13は、コネクタポート20内に形成され
た吸気通路を通じてスロットルボディ(図示略)に接続
された第2サージタンク15にそれぞれ接続されてい
る。
【0037】このコネクタポート20は、4本の管路2
4〜27を備えている。これらの管路のうち、管路24
と管路26とは上記第1サージタンク10の第1気室1
2にそれぞれ接続されており、管路25と管路27とは
同じく第2気室13にそれぞれ接続されている。すなわ
ち、このコネクタポート20には、第1気室12に接続
された管路24,26と第2気室13に接続された管路
25,27との2つの吸気通路が設けられている。これ
ら4つの管路24〜27は、後述するようにそれぞれ互
いに並列となるように互いに隣接して配設されている。
【0038】また、このコネクタポート20には、管路
26と管路27とを同時に連通/遮断する可変吸気バル
ブ28が設けられており、内燃機関の運転状態に応じて
選択的に連通あるいは遮断される。これに対して管路2
4と管路25は、常時連通されている。すなわち、上記
各吸気通路において、管路24及び管路25は主管路と
なっており、また管路26及び管路27は可変吸気バル
ブ28によって選択的に連通/遮断される可変吸気管路
となっている。
【0039】なお、この実施の形態では、同図1におい
て2点鎖線にて囲まれた部分II、すなわち上記の第1サ
ージタンク10とコネクタポート20と第2サージタン
ク15とは一体成形さている。
【0040】図2は、これら一体成形された第1サージ
タンク10、コネクタポート20及び第2サージタンク
15の斜視断面構造を示している。上述の第1サージタ
ンク10、コネクタポート20及び第2サージタンク1
5は、具体的にはこの図2に示すような態様で形成され
ている。
【0041】この図2に示すように、コネクタポート2
0の内部には、隔壁21〜23によって区画されること
で上記の4つの管路24〜27が形成されている。これ
ら隔壁21〜23のうち、隔壁21は、前記第1サージ
タンク10において第1及び第2気室12,13を区画
する隔壁11と同一の平面に形成されている。そして、
この隔壁21によって、上記2つの吸気通路が、つまり
第1気室12に連結された2つの管路24,26と第2
気室13に連結された同じく2つの管路25,27とが
区画されている。
【0042】また、隔壁22と隔壁23とはそれぞれ、
上記隔壁21に対して直交するように形成されている。
そして、これら隔壁22及び隔壁23によって、上記各
吸気通路の主管路と可変吸気管路とがそれぞれ区画され
ている。つまり、第1気室12に連結された側の吸気通
路においては、隔壁22によって主管路である管路24
と可変吸気管路である管路26とが区画されており、第
2気室13に連結された側の吸気通路においては、隔壁
23によって主管路である管路25と可変吸気管路であ
る管路27とがそれぞれ区画されている。
【0043】このように、この実施の形態では、コネク
タポート20の内部を隔壁21〜23によって区画する
ことで、上記の2つの吸気通路についてそれぞれ2つに
分割された、都合4つの管路24〜27が互いに並列と
なるよう隣接して配設されている。こうしてこれら管路
24〜27は1つにまとめ上げられており、しかも一体
に形成されている。
【0044】また、このコネクタポート20において
は、上述の可変吸気バルブ28は、コネクタポート20
の上流側、つまり第2サージタンク15側の端部に設け
られている。この可変吸気バルブ28の弁体28aは、
同図2に示すように、上記各吸気通路の可変吸気管路で
ある管路26及び管路27を貫通するように配設されて
いる。この弁体28aは、両可変吸気管路26,27を
区画する隔壁21の垂直方向に延伸された弁軸28bを
中心として回動されて、これら両可変吸気管路26,2
7を同時に連通/遮断させている。
【0045】この可変吸気バルブ28によって両可変吸
気管路26,27が連通されているときには、上記第1
サージタンク10の各気室12,13には各々、主管路
24,25及び可変吸気管路26,27の両方から吸気
が流入されている。一方、この可変吸気バルブ28によ
って両可変吸気管路26,27が遮断されると、上記第
1サージタンク10の各気室12,13には各々、主管
路24,25からしか吸気が流入されなくなる。すなわ
ち、この可変吸気バルブ28によって各吸気通路におけ
る吸気の流通面積、つまり各吸気通路の断面積が可変と
されている。
【0046】このように、この実施の形態では、1つの
可変吸気バルブ28によって2つの吸気通路の可変吸気
管路26,27を同時に連通/遮断させ、両吸気通路の
断面積を同時に可変とさせている。
【0047】なお、この可変吸気装置では、上記コネク
タポート20に設けられた可変吸気バルブ28と上述の
第1サージタンク10の各気室12,13を選択的に連
通/遮断する可変吸気バルブ14とを併せ制御すること
で、多段階の可変吸気制御を行っている。
【0048】以下、この実施の形態の可変吸気制御装置
における可変吸気制御の態様について説明する。慣性過
給効果の得られる機関回転数は吸気通路の実質長さや断
面積に依存しており、機関回転数に応じてこうした吸気
通路の実質長さや断面積を可変とすることで上記慣性過
給効果が幅広い運転領域で得られるようになることは、
前述したとおりである。
【0049】この実施の形態では、上記第1サージタン
ク10に設けられた可変吸気バルブ14によって吸気通
路の長さを、コネクタポート20に設けられた可変吸気
バルブ28によって吸気通路の断面積を可変とするよう
にしている。
【0050】第1サージタンク10の可変吸気バルブ1
4を閉じて第1及び第2気室12,13を互いに遮断さ
せた場合、各シリンダCY#1〜#6に通じる吸気通路
の全ては、第2サージタンク15にて集束されるように
なる。このとき、各シリンダCY#1〜#6で発生した
吸気の負圧波は、概ねこの第2サージタンク15まで遡
行し、この第2サージタンク15にて正圧波なって反転
するようになる。
【0051】一方、この可変吸気バルブ14を開いて第
1及び第2気室12,13を互いに連通させた場合、各
シリンダCY#1〜#6に通じる吸気通路の全ては、第
1サージタンク10にて集束されるようになる。このと
き、上記吸気の負圧波は、概ねこの第1サージタンク1
0まで遡行した時点で正圧波となって反転するようにな
る。
【0052】つまりこの可変吸気バルブ14を開閉する
ことで、吸気の負圧波が遡行する吸気通路の実質長さが
可変とされ、各シリンダCY#1〜#6にて生じた負圧
波が正圧波として返ってくるまでの時間が可変とされる
ようになる。ちなみに、可変吸気バルブ14を閉じて吸
気通路の実質長さを短縮すると、上記正圧波が返ってく
るまでの時間も短縮されるようになる。
【0053】これに対して、コネクタポート20に設け
られた可変吸気バルブ28の開閉によっては、上述した
とおり、第1サージタンク10から第2サージタンク1
5までの吸気通路の断面積が可変とされる。こうして吸
気通路の断面積を可変とすることによっても、上記正圧
波が返ってくるまでの時間が可変されるようになる。
【0054】このように両可変吸気バルブ14,28の
開閉によって正圧波が返ってくるまでの時間を変更する
ことで、吸気ポートPT内が正圧となる時期を適宜に調
整し、上記慣性過給効果が得られる機関回転数領域を可
変とするようにしている。
【0055】ちなみに、この可変吸気装置では、次のよ
うな態様で可変吸気制御を行っている。内燃機関の低回
転運転時には、第1サージタンク10の可変吸気バルブ
14を閉じて吸気通路の実質長さを延長させると共に、
コネクタポート20の可変吸気バルブ28を閉じて両サ
ージタンク10,15間の吸気通路の断面積を縮小させ
ている。
【0056】また、中回転運転時には、第1サージタン
ク10の可変吸気バルブ14を閉じて吸気通路の実質長
さを延長させると共に、コネクタポート20の吸気バル
ブ28を開いて各系列の吸気通路の断面積を拡大させて
いる。
【0057】更に、高回転運転時には、第1サージタン
ク10の可変吸気バルブ14を開き、吸気通路の実質長
さを短縮させている。ちなみに、このとき上記負圧波
は、コネクタポート20まで遡行しないため、同ポート
20の可変吸気バルブ28の開閉は上記正圧が得られる
時期には影響を及ぼさなくなる。そこで、このときに
は、この可変吸気バルブ28を開き、コネクタポート2
0での吸気の流動抵抗を低減して、両サージタンク1
0,15間の吸気通路を通る吸気の流量を増大させるよ
うにしている。
【0058】以上のように、この可変吸気装置では、機
関回転数に応じて上記正圧が得られる時期を適宜に調整
して、幅広い回転数域において慣性過給効果が得られる
ようにしている。
【0059】上記実施の形態の内燃機関の可変吸気装置
によれば、以下の優れた効果を得ることができるように
なる。 (1)第1気室12側及び第2気室13側の2つの吸気
通路の可変吸気管路25,27をそれぞれ互いに並列と
なるよう隣接して配設し、これら両可変吸気管路25,
27を可変吸気バルブ28によって同時に連通/遮断さ
せているため、1つの可変吸気バルブ28によって2つ
の吸気通路の断面積を同時に可変とすることができるよ
うになる。したがって、可変吸気装置の小型化やその構
造の簡易化を図ることができるようになる。
【0060】(2)各吸気通路をそれぞれ主管路24,
26及び可変吸気管路25,27の2つの管路に分割
し、その一方(可変吸気管路25,27)を選択的に連
通/遮断する構成としているため、単に全開/全閉する
だけで吸気通路の断面積を可変とすることができる。し
たがって、充分な可変吸気機能を保持しながらも、可変
吸気バルブ28などの機構やその制御構造の簡易化を図
ることができるようにもなる。しかも、各管路24〜2
7が一体に集束されているため、第2サージタンク15
の容量が小さくとも、各管路24〜27に良好に吸入空
気を流通させることができ、コンパクトな構成でありな
がらも内燃機関の動力性能を好適に確保することができ
るようになる。
【0061】(3)また、両可変吸気管路25,27は
それぞれ互いに並列となるように隣接して配設されてい
るため、これら両可変吸気管路25,27を同時に連通
/遮断する可変吸気バルブ28の設置等も容易となる。
【0062】(4)コネクタポート20内を隔壁21〜
23により区画して4本の管路24〜27を形成するよ
うにしたことで、これら管路24〜27を互いに並列と
なるように隣接して配設させ、しかもこれらを一体に形
成することができるようになる。このため、4本の管路
24〜27を備えるコネクタポート20を更にコンパク
ト且つ簡易な構成とすることができ、その製造等も更に
容易となる。また、各管路24〜27の管壁が共有化さ
れており、コネクタポート20の外部からの熱伝導が低
減されるようになる。このため、吸入空気の温度上昇が
好適に抑制され、内燃機関に導入される吸入空気量を増
量することができるようになる。
【0063】(5)第1及び第2サージタンク10,1
5及びこれらを連結するコネクタポート20を一体とし
てアセンブリ化したことで、これらの製造、組み付け等
も容易となる。
【0064】(6)各吸気通路にそれぞれ2つの管路、
すなわち主管路24,26と可変吸気管路25,27に
分割し、その一方(可変吸気管路)を選択的に連通/遮
断する構成とすることで、非常に簡易な構成でもって吸
気通路の断面積を可変とすることができるようになる。
【0065】(7)また、断面積を可変としていわゆる
可変吸気を行っているため、吸気通路をあまり長くせず
とも、可変吸気装置としての機能を充分な発揮すること
ができるようになる。したがって、可変吸気装置の小型
化やその構成の簡易化を図ることができるようになる。
【0066】(8)断面積が可変とされる2つの吸気通
路をそれぞれ各別の気室12,13に接続すると共に、
接続された両気室12,13を選択的に連通/遮断する
可変吸気バルブ14を更に備える構成としたことで、簡
易且つコンパクトな構成でありながらも多段階の可変吸
気制御を行うことができるようになる。
【0067】(第2の実施形態)続いて、本発明にかか
る内燃機関の可変吸気装置を具体化した第2の実施の形
態について説明する。
【0068】なお、この第2の実施の形態の可変吸気装
置は、第1の実施の形態におけるコネクタポート20の
可変吸気バルブ28の改良に関するものであり、他の部
材等に関しては基本的に共通の構成を採用している。し
たがって、ここでは、共通する部材等については同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0069】図3は、この実施の形態の可変吸気装置に
ついて、一体成形された第1サージタンク10、コネク
タポート20及び第2サージタンク15の斜視断面構造
を示している。
【0070】この図3に示すように、この可変吸気装置
においても、先の第1の実施の形態と同様、吸気マニホ
ルドMNに接続される第1サージタンク10とスロット
ルボディに接続される第2サージタンク15とを接続す
るコネクタポート20には、その内部を隔壁21〜23
によって区画することで、2つの吸気通路にそれぞれ2
つ、都合4つの管路24〜27が設けられている。ま
た、これら2つの吸気通路についてその可変吸気管路2
5,27を選択的に連通/遮断する可変吸気バルブ12
8も、先の第1の実施の形態と同様に、コネクタポート
20の上流側の端部に設けられている。
【0071】ただし、この第2の実施の形態では、この
可変吸気バルブ128の弁体128aは、同図3に示す
ように、上記両吸気通路の可変吸気管路25,27を区
画する隔壁21において、管路方向に直交する方向に配
設された弁軸128bを中心として回動するように配設
されている。
【0072】図4(a)及び(b)は、この可変吸気装
置のコネクタポート20についてその可変吸気バルブ1
28配設位置付近の側部断面構造をそれぞれ示してお
り、図4(a)は可変吸気バルブ128が全閉とされた
ときの、図4(b)は前回とされたときの態様をそれぞ
れ示している。
【0073】この図4に示すように、上記両吸気通路の
可変吸気管路25,27を区画すると共に、上記可変吸
気バルブ128の弁軸128bが配設された隔壁21の
表裏面には、この可変吸気バルブ128が全開とされた
ときに弁体128aを収容可能な凹部21aがそれぞれ
形成されている。このため、図4(b)に示すように、
可変吸気バルブ128の全開時、すなわち可変吸気管路
25,27を連通させるときには、弁体128aは上記
の凹部21a内に収容される。つまりこのときの弁体1
28aは、隔壁21の一部を構成するようになる。
【0074】したがって、この実施の形態の内燃機関の
可変吸気装置によれば、前記第1の実施の形態に記載の
(1)〜(8)の効果に加え、以下の効果を得ることが
できるようになる。
【0075】(9)可変吸気バルブ128の弁軸128
bを、可変吸気管路25,27を区画する隔壁21にお
いて管路方向に対して直交する方向に配設したことで、
簡易且つコンパクトな構成で、可変吸気管路25,27
を同時に開閉する可変吸気バルブ128の機能を確保す
ることができるようになる。
【0076】(10)可変吸気バルブ128の全開時に
は、弁体128a及び弁軸128bが、隔壁21と一体
となるよう配設されているため、可変吸気装置の更なる
小型化を図ることができるようになる。また、可変吸気
バルブ128の全開時に、弁体128aが可変吸気管路
25,27から完全に退避されるため、これら可変吸気
管路25,27を通る吸気の流れが阻害されないように
もなる。
【0077】(11)弁体128aを収容可能な凹部2
1aを隔壁21に設けたことで、可変吸気バルブ128
の全開時に弁体128aを隔壁21と完全に一体化する
ことができ、吸気の流路面積の確保も更に容易となる。
【0078】以上説明した各実施の形態は、以下のよう
に変更してもよい。 ・上記第2の実施の形態では、隔壁21に弁体128a
を収容可能な凹部21aを形成して、全開時には可変吸
気バルブ128が可変吸気管路25,27内から完全に
退避されるようにしていたが、凹部21aを設けずと
も、弁体128aが全開時に隔壁21の表裏面に密接す
るようにすれば、上記(11)以外の効果を得ることは
できる。
【0079】・また、可変吸気バルブ128の弁体12
8aが全開時に隔壁21に密着しない構成としても、上
記(10),(11)以外の効果を得ることはできる。 ・上記各実施の形態において可変吸気管路25,27を
選択的に連通/遮断させる可変吸気バルブの構成につい
ては任意であり、互いに並列となるよう接続された各可
変吸気管路を同時に連通/遮断させる機能を有していさ
えすれば、例えば適宜なシャッター機構などの別の機構
に基づく可変吸気バルブに変更してもよい。
【0080】・上記各実施の形態では、第1サージタン
ク10とコネクタポート20と第2サージタンク15と
が一体成形される構成としているが、これらを別途に形
成するようにしてもよい。
【0081】・上記各実施の形態では、コネクタポート
20の全長において4つの管路24〜27が互いに並行
となるように隣接して配設される構成としているが、少
なくとも可変吸気バルブ28,128が配設される部位
においてのみ、これら管路がまとめられていさえすれ
ば、1つの可変吸気バルブ28,128で2つの吸気通
路の断面積を同時に可変とすることができる。
【0082】・上記各実施の形態では、主管路24,2
6及び可変吸気管路25,27は、断面略矩形状に形成
される構成としているが、これら各管路24〜27の形
状はこれに限らず任意に変更してもよい。なお、各管路
24〜27の形状の変更に伴い、可変吸気バルブ28の
弁体28aなどの形状もそれに応じて適宜に変更される
ようになる。
【0083】・上記各実施の形態では、コネクタポート
20内の空間を隔壁21〜23によって区画することで
主管路24,26及び可変吸気管路25,27の全てを
互いに並行となるように一体形成する構成としている
が、これら4つの管路24〜27の全てが互いに並行と
なるように隣接して配設されていれば、必ずしも一体成
形されていなくともよい。
【0084】・また、少なくとも可変吸気バルブ28が
設けられる可変吸気管路25,27のみを、1つの管路
内の空間を隔壁にて区画することで一体に形成するよう
にすれば、主管路24,26が別体とされていても、可
変吸気バルブ28の設置を容易にすることはできる。
【0085】・また、少なくとも可変吸気管路25,2
7が互いに並行となるように隣接して配設されていれ
ば、1つの可変吸気バルブ28,128で2つの吸気通
路の断面積を同時に可変とすることができる。つまり、
各吸気通路の可変吸気管路が互いに並行となるように隣
接して配設されていれば、主管路は任意に配設するよう
にしてもよい。
【0086】・上記各実施の形態では、コネクタポート
20に設けられた2つの吸気通路の4つの管路24〜2
7は、第1サージタンク10の各気室12,13に連結
され、しかもこれら気室12,13を連通/遮断する可
変吸気バルブ14を備える構成としているが、これら吸
気通路の連結される部位については任意である。すなわ
ち、いかなる内燃機関の吸気系においても、並列的に配
設された複数の吸気通路が設けられる部位であれば、本
発明にかかる並列的に配設された複数の吸気通路のそれ
ぞれを主管路及び可変吸気管路に分割し、各吸気通路の
可変吸気管路を互いに並行となるように隣接して配設す
ると共に、これら可変吸気管路を同時に連通/遮断する
可変吸気バルブを設ける構成を適用することができる。
【0087】・上記各実施の形態では、並列的に配設さ
れた2つの吸気通路、すなわち第1サージタンク10の
第1気室12に連結された管路24,25からなる吸気
通路と、第2気室13に連結された管路26,27から
なる吸気通路とを備える構成としたが、本発明にかかる
内燃機関の可変吸気装置は、並列的に配設された3つ以
上の吸気通路を備える構成についても、上記各実施の形
態に準じた態様で適用することができる。
【0088】・なお、上記各実施の形態では、各吸気通
路が主管路と可変吸気管路との2つの管路に分割された
構成としていたが、本発明にかかる可変吸気装置は、各
吸気管路が主管路と複数の可変吸気管路とに分割され、
各吸気通路の複数の可変吸気通路を順次に連通/遮断し
て各吸気通路の断面積を段階的に可変とする構成にも、
同様に適用することができる。すなわち、この場合に
は、各吸気通路からそれぞれ1つずつ選択された可変吸
気管路を1組として、それぞれの組において可変吸気管
路を互いに並行となるように隣接して配設するようにす
る。そして、可変吸気管の各組毎に、それぞれの組の可
変吸気管を同時に連通/遮断可能な可変吸気バルブを設
けるようにする。このような構成にあっても、多段階に
各吸気通路の断面積を可変とすることのできる高機能、
高性能の可変吸気装置を、複数の吸気通路が設けられた
構成にあっても、比較的簡易且つコンパクトな構成で実
現できるようになることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の可変吸気装置についてその適用
対象となる内燃機関の吸気通路の構成を模式的に示す略
図。
【図2】第1実施形態の可変吸気装置についてそのコネ
クタポート付近の斜視断面構造を示す斜視図。
【図3】第2実施形態の可変吸気装置についてそのコネ
クタポート付近の斜視断面構造を示す斜視図。
【図4】第2実施形態の可変吸気装置についてそのコネ
クタポートの部分断面構造を示す断面図。
【図5】従来の可変吸気装置の構成を模式的に示す略
図。
【符号の説明】
10…第1サージタンク、11…隔壁、12…第1気
室、13…第2気室、14…可変吸気バルブ、15…第
2サージタンク、20…コネクタポート、21〜23…
隔壁、21a…凹部、24,26…主管路、25,27
…可変吸気管路、28,128…可変吸気バルブ,28
a,128a…弁体、28b,128b…弁軸、CH…
シリンダヘッド、CY#1〜#6…シリンダ、PT…吸
気ポート、MN…吸気マニホルド。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G031 AA28 AB07 AC01 BA02 BA08 BA14 BA17 BB09 BB11 CA02 DA11 DA32 EA02 EA09 EA10 FA03 HA01 HA04 HA10 HA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列的に配設された複数の吸気通路を備
    え、それら通路の断面積が可変とされる内燃機関の可変
    吸気装置において、 前記各吸気通路は少なくともその一部において、常時連
    通される主管路と、この主管路に並列的に配設されて選
    択的に連通/遮断される可変吸気管路とに更に分割され
    てなると共に、前記可変吸気管路はそれぞれ互いに並列
    となるように隣接され、それら可変吸気管路には同管路
    の各々を同時に連通/遮断する可変吸気バルブが設けら
    れてなることを特徴とする内燃機関の可変吸気装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関の可変吸気装置
    において、 前記各吸気通路の主管路は、前記隣接して配設された各
    可変吸気管路にそれぞれ互いに並列となるように隣接し
    て配設されることを特徴とする内燃機関の可変吸気装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の内燃機関の可変
    吸気装置において、 前記各可変吸気管路は、1つの管路の内部を隔壁にて区
    画することで形成されてなることを特徴とする内燃機関
    の可変吸気装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の内燃機関の可変吸気装置
    において、 前記複数の吸気通路は、1つの管路の内部を隔壁にて区
    画することでそれぞれ形成されてなり、 前記主管路及び可変吸気管路は、前記隔壁にて区画形成
    された各吸気通路を更に別の隔壁にて区画することでそ
    れぞれ形成されてなることを特徴とする内燃機関の可変
    吸気装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4に記載の内燃機関の可変
    吸気装置において、 前記可変吸気バルブの弁体は、前記隣接する各可変吸気
    管路を区画する隔壁において、管路方向に直交する方向
    に配設された弁軸を中心として回転可能に設けられてな
    ることを特徴とする内燃機関の可変吸気装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の内燃機関の可変吸気装置
    において、 前記可変吸気バルブの弁体は、同可変吸気バルブが全開
    されたときにその弁軸が配設された隔壁と当接可能に形
    成されてなることを特徴とする内燃機関の可変吸気装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の内燃機関の可変吸気装置
    において、 前記可変吸気バルブの弁軸が配設された隔壁には、同可
    変吸気バルブが全開とされたときにその弁体を収容可能
    な凹部が形成されてなることを特徴とする内燃機関の可
    変吸気装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関
    の可変吸気装置において、 前記複数の吸気通路はそれぞれ各別の気室に連結されて
    なり、それら気室には同気室の各々を選択的に連通/遮
    断する可変吸気バルブが更に設けられてなることを特徴
    とする内燃機関の可変吸気装置。
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