JP2000328400A - 電磁波遮断編地 - Google Patents
電磁波遮断編地Info
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- JP2000328400A JP2000328400A JP11144445A JP14444599A JP2000328400A JP 2000328400 A JP2000328400 A JP 2000328400A JP 11144445 A JP11144445 A JP 11144445A JP 14444599 A JP14444599 A JP 14444599A JP 2000328400 A JP2000328400 A JP 2000328400A
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- JP
- Japan
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- yarn
- electromagnetic wave
- yarns
- knitted fabric
- elastic fiber
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、着用による不快感がなく、また金
属アレルギーによる皮膚障害も起こさず、しかも電磁波
シールド性能を維持しつつ、導電性繊維の使用量を減少
させ、コストダウンを実現した電磁波遮断編地を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 本発明の電磁波遮断編地は、表面側とし
て導電性繊維糸条及び弾性繊維糸条、並びに裏面側とし
て天然繊維糸条からなるリバーシブル編地において、表
面側の導電性繊維糸条と弾性繊維糸条とが交編されてい
ること、弾性繊維糸条が、ポリウレタン糸を芯糸とし、
これにナイロン糸をカバリングしたシングルカバリング
ヤーンもしくはダブルカバリングヤーンであること、弾
性繊維糸条の繊度が、１０〜２００ｄであること、導電
性繊維糸条と弾性繊維糸条とを交編する際、弾性繊維糸
条の割合が０より大きくかつ２／３以下であること、電
磁波遮断編地を、肌着に適用することにそれぞれ特徴を
有する。
属アレルギーによる皮膚障害も起こさず、しかも電磁波
シールド性能を維持しつつ、導電性繊維の使用量を減少
させ、コストダウンを実現した電磁波遮断編地を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 本発明の電磁波遮断編地は、表面側とし
て導電性繊維糸条及び弾性繊維糸条、並びに裏面側とし
て天然繊維糸条からなるリバーシブル編地において、表
面側の導電性繊維糸条と弾性繊維糸条とが交編されてい
ること、弾性繊維糸条が、ポリウレタン糸を芯糸とし、
これにナイロン糸をカバリングしたシングルカバリング
ヤーンもしくはダブルカバリングヤーンであること、弾
性繊維糸条の繊度が、１０〜２００ｄであること、導電
性繊維糸条と弾性繊維糸条とを交編する際、弾性繊維糸
条の割合が０より大きくかつ２／３以下であること、電
磁波遮断編地を、肌着に適用することにそれぞれ特徴を
有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や電子レ
ンジ、テレビ、パソコンのＣＲＴ等、電磁波を発生する
電子機器から漏洩した電磁波を遮断する編地に関し、特
に人体に対する電磁波を防護できる編地、更には肌着に
関するものである。
ンジ、テレビ、パソコンのＣＲＴ等、電磁波を発生する
電子機器から漏洩した電磁波を遮断する編地に関し、特
に人体に対する電磁波を防護できる編地、更には肌着に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、電磁波の人体に対する影響が
懸念される中、電磁波を防護できる防護服や衣類などが
各種提案されている。これらは主に電磁波を遮断するた
めに導電性繊維を用いているため、電磁波シールド性に
は優れるものの、導電性繊維が直接肌に接した場合、風
合いが悪いため着用による不快感があったり、また金属
アレルギーによる皮膚障害を起こしてしまうといった問
題があった。
懸念される中、電磁波を防護できる防護服や衣類などが
各種提案されている。これらは主に電磁波を遮断するた
めに導電性繊維を用いているため、電磁波シールド性に
は優れるものの、導電性繊維が直接肌に接した場合、風
合いが悪いため着用による不快感があったり、また金属
アレルギーによる皮膚障害を起こしてしまうといった問
題があった。
【０００３】そこで、高い電磁波減衰効率を維持しなが
ら、快適に衣類を着用できることを目的として、導電性
繊維とともに天然繊維や化学繊維を編み込んだり、また
織り込んだりした生地を用いた衣類が提案されている
（特開平１０−７７５０７号公報）。更に、導電性繊維
を芯糸とし、これに非導電性繊維をカバリングした複合
糸を用い、導電性繊維が直接肌に接しないようにし、電
磁波シールド性と耐金属アレルギー性とを同時に兼ね備
えた布帛が提案されている（特開平１１−５０３５２号
公報）。
ら、快適に衣類を着用できることを目的として、導電性
繊維とともに天然繊維や化学繊維を編み込んだり、また
織り込んだりした生地を用いた衣類が提案されている
（特開平１０−７７５０７号公報）。更に、導電性繊維
を芯糸とし、これに非導電性繊維をカバリングした複合
糸を用い、導電性繊維が直接肌に接しないようにし、電
磁波シールド性と耐金属アレルギー性とを同時に兼ね備
えた布帛が提案されている（特開平１１−５０３５２号
公報）。
【０００４】また、本出願人も同様の目的で、肌側（裏
側）に天然繊維糸条、表側に導電性糸条となるようにリ
バーシブル状に編成した電磁波シールドニット素材を既
に提案している。
側）に天然繊維糸条、表側に導電性糸条となるようにリ
バーシブル状に編成した電磁波シールドニット素材を既
に提案している。
【０００５】しかしながら、上記特開平１０−７７５０
７号公報に記載の衣類では、直接肌に接する導電性繊維
の接触量は減ったものの、未だ導電性繊維が肌に直接接
触してしまう部分があるため、着用による不快感や耐金
属アレルギー性の面からは満足できるものではなかっ
た。また、上記特開平１１−５０３５２号公報に記載の
布帛や本出願人が提案した電磁波シールドニット素材で
は、導電性繊維が直接肌に接することがなくなったた
め、上記問題を解消したものの、導電性繊維は一般に非
常に高価なものであるため、その使用量を減少させ、コ
ストダウンすることが更に求められていた。
７号公報に記載の衣類では、直接肌に接する導電性繊維
の接触量は減ったものの、未だ導電性繊維が肌に直接接
触してしまう部分があるため、着用による不快感や耐金
属アレルギー性の面からは満足できるものではなかっ
た。また、上記特開平１１−５０３５２号公報に記載の
布帛や本出願人が提案した電磁波シールドニット素材で
は、導電性繊維が直接肌に接することがなくなったた
め、上記問題を解消したものの、導電性繊維は一般に非
常に高価なものであるため、その使用量を減少させ、コ
ストダウンすることが更に求められていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、着用による不快感がなく、また金属アレルギーによ
る皮膚障害も起こさず、しかも電磁波シールド性能を維
持しつつ、導電性繊維の使用量を減少させ、コストダウ
ンを実現した電磁波遮断編地を提供しようとするもので
ある。
な実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、着用による不快感がなく、また金属アレルギーによ
る皮膚障害も起こさず、しかも電磁波シールド性能を維
持しつつ、導電性繊維の使用量を減少させ、コストダウ
ンを実現した電磁波遮断編地を提供しようとするもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の電磁波遮
断編地は、表面側として導電性繊維糸条及び弾性繊維糸
条、並びに裏面側として天然繊維糸条からなるリバーシ
ブル編地において、表面側の導電性繊維糸条と弾性繊維
糸条とが交編されていることに特徴を有する。また、弾
性繊維糸条が、ポリウレタン糸を芯糸とし、これにナイ
ロン糸をカバリングしたシングルカバリングヤーンもし
くはダブルカバリングヤーンであることに特徴を有す
る。また、弾性繊維糸条の繊度が、１０〜２００ｄであ
ることに特徴を有する。また、導電性繊維糸条と弾性繊
維糸条とを交編する際、弾性繊維糸条の割合が０より大
きくかつ２／３以下であることに特徴を有する。また、
電磁波遮断編地を、肌着に適用することに特徴を有す
る。
断編地は、表面側として導電性繊維糸条及び弾性繊維糸
条、並びに裏面側として天然繊維糸条からなるリバーシ
ブル編地において、表面側の導電性繊維糸条と弾性繊維
糸条とが交編されていることに特徴を有する。また、弾
性繊維糸条が、ポリウレタン糸を芯糸とし、これにナイ
ロン糸をカバリングしたシングルカバリングヤーンもし
くはダブルカバリングヤーンであることに特徴を有す
る。また、弾性繊維糸条の繊度が、１０〜２００ｄであ
ることに特徴を有する。また、導電性繊維糸条と弾性繊
維糸条とを交編する際、弾性繊維糸条の割合が０より大
きくかつ２／３以下であることに特徴を有する。また、
電磁波遮断編地を、肌着に適用することに特徴を有す
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】前記構成において、導電性繊維糸
条としては、ポリアセチレン等の導電性樹脂を繊維化し
た糸条、あるいはナイロン、ポリエステル、アクリル、
ポリプロピレン等の合成繊維に、ポリアセチレン等の導
電性樹脂を付与した糸条や金、銀、銅、ニッケル等の金
属成分を真空蒸着、スパッタリング、無電解メッキ等に
より付与した糸条、更にはステンレス、金、銀、銅等の
金属の細線等が挙げられる。また、導電性繊維糸条の繊
度は７０〜２１０ｄが好ましい。
条としては、ポリアセチレン等の導電性樹脂を繊維化し
た糸条、あるいはナイロン、ポリエステル、アクリル、
ポリプロピレン等の合成繊維に、ポリアセチレン等の導
電性樹脂を付与した糸条や金、銀、銅、ニッケル等の金
属成分を真空蒸着、スパッタリング、無電解メッキ等に
より付与した糸条、更にはステンレス、金、銀、銅等の
金属の細線等が挙げられる。また、導電性繊維糸条の繊
度は７０〜２１０ｄが好ましい。
【０００９】天然繊維糸条としては、綿、絹、麻等の糸
条、あるいはレーヨン、リヨセル、テンセル等の再生繊
維の糸条、アセテート、ジアセテート等の半合成繊維の
糸条、更には肌着としての快適性に問題のないアクリレ
ート、変性ナイロン等の吸湿性合成繊維の糸条等が挙げ
られる。また、天然繊維糸条の太さは３０〜９０番手が
好ましい。
条、あるいはレーヨン、リヨセル、テンセル等の再生繊
維の糸条、アセテート、ジアセテート等の半合成繊維の
糸条、更には肌着としての快適性に問題のないアクリレ
ート、変性ナイロン等の吸湿性合成繊維の糸条等が挙げ
られる。また、天然繊維糸条の太さは３０〜９０番手が
好ましい。
【００１０】弾性繊維糸条としては、ポリウレタン糸を
芯糸とし、これにナイロン糸をカバリングしたシングル
カバリングヤーンもしくはダブルカバリングヤーンが好
ましいが、これらと同等の性能を有するものであれば構
わない。また、弾性繊維糸条の繊度は１０〜２００ｄが
好ましい。繊度が１０ｄより小さいと、弾性力不足のた
め導電性繊維糸条間の間隔が大きくなってしまい、電磁
波シールド性能が低下してしまうので好ましくなく、繊
度が２００ｄより大きいと、弾性繊維糸条が太くなりす
ぎてしまい、上記と同様に導電性繊維糸条間の間隔が大
きくなってしまい、電磁波シールド性能が低下してしま
うので好ましくない。
芯糸とし、これにナイロン糸をカバリングしたシングル
カバリングヤーンもしくはダブルカバリングヤーンが好
ましいが、これらと同等の性能を有するものであれば構
わない。また、弾性繊維糸条の繊度は１０〜２００ｄが
好ましい。繊度が１０ｄより小さいと、弾性力不足のた
め導電性繊維糸条間の間隔が大きくなってしまい、電磁
波シールド性能が低下してしまうので好ましくなく、繊
度が２００ｄより大きいと、弾性繊維糸条が太くなりす
ぎてしまい、上記と同様に導電性繊維糸条間の間隔が大
きくなってしまい、電磁波シールド性能が低下してしま
うので好ましくない。
【００１１】本発明の電磁波遮断編地の一実施例を図示
すると図１のようになる。図１において１は導電性繊維
糸条、２は弾性繊維糸条であり、１：１の比率（弾性繊
維糸条の割合１／２）で交編され編地の表面側に、ま
た、３は天然繊維糸条であり編地の裏面側（肌側）にそ
れぞれ編成され、リバーシブル平編地となるように構成
されている。なお、本発明に係る編地は、上記リバーシ
ブル平編地に限定されるものではなく、リバーシブル状
に編成されるものであれば、その編組織等は特にどのよ
うな編組織でも構わない。
すると図１のようになる。図１において１は導電性繊維
糸条、２は弾性繊維糸条であり、１：１の比率（弾性繊
維糸条の割合１／２）で交編され編地の表面側に、ま
た、３は天然繊維糸条であり編地の裏面側（肌側）にそ
れぞれ編成され、リバーシブル平編地となるように構成
されている。なお、本発明に係る編地は、上記リバーシ
ブル平編地に限定されるものではなく、リバーシブル状
に編成されるものであれば、その編組織等は特にどのよ
うな編組織でも構わない。
【００１２】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳細に説明する。
なお、各実施例は本発明を限定するものではない。
なお、各実施例は本発明を限定するものではない。
【００１３】（実施例１）導電性繊維糸条として、繊度
２００ｄの銀メッキナイロン糸（ＳＡＵＱＵＩＴ社製、
商品名Ｘ−ＳＴＡＴＩＣ）を、また弾性繊維糸条とし
て、２０ｄのポリウレタン糸を芯糸としこれに３０ｄの
ナイロン糸をカバリングしたシングルカバリングヤーン
を、更に天然繊維糸条として３０番手の綿糸をそれぞれ
用い、銀メッキナイロン糸：シングルカバリングヤーン
の比率を１：１（シングルカバリングヤーンの割合１／
２）で交編し編地の表面側に、また、綿糸を編地の裏面
側（肌側）にそれぞれ編成し、本発明のリバーシブル平
編地を得た。更に、常法により裁断、縫製して肌着を作
製した。上記得られた肌着の電磁波遮断性能とコストに
ついての関係を図２に示す。なお、電磁波遮断性能につ
いては、ＫＥＣ（関西電子工業振興センター）法に準じ
て測定した８００ＭＨｚにおける磁界遮断率を基にし、
対照区に対する相対値で表した。また、コストについて
も対照区に対する相対値で表した。対照区としては上記
肌着の表面側を銀メッキナイロン糸：シングルカバリン
グヤーンの比率１：０（シングルカバリングヤーンの割
合０）で交編したものとした。
２００ｄの銀メッキナイロン糸（ＳＡＵＱＵＩＴ社製、
商品名Ｘ−ＳＴＡＴＩＣ）を、また弾性繊維糸条とし
て、２０ｄのポリウレタン糸を芯糸としこれに３０ｄの
ナイロン糸をカバリングしたシングルカバリングヤーン
を、更に天然繊維糸条として３０番手の綿糸をそれぞれ
用い、銀メッキナイロン糸：シングルカバリングヤーン
の比率を１：１（シングルカバリングヤーンの割合１／
２）で交編し編地の表面側に、また、綿糸を編地の裏面
側（肌側）にそれぞれ編成し、本発明のリバーシブル平
編地を得た。更に、常法により裁断、縫製して肌着を作
製した。上記得られた肌着の電磁波遮断性能とコストに
ついての関係を図２に示す。なお、電磁波遮断性能につ
いては、ＫＥＣ（関西電子工業振興センター）法に準じ
て測定した８００ＭＨｚにおける磁界遮断率を基にし、
対照区に対する相対値で表した。また、コストについて
も対照区に対する相対値で表した。対照区としては上記
肌着の表面側を銀メッキナイロン糸：シングルカバリン
グヤーンの比率１：０（シングルカバリングヤーンの割
合０）で交編したものとした。
【００１４】（実施例２）実施例１の銀メッキナイロン
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：２（シング
ルカバリングヤーンの割合２／３）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：２（シング
ルカバリングヤーンの割合２／３）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
【００１５】（比較例１）実施例１の銀メッキナイロン
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：３（シング
ルカバリングヤーンの割合３／４）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：３（シング
ルカバリングヤーンの割合３／４）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
【００１６】（比較例２）実施例１の銀メッキナイロン
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：４（シング
ルカバリングヤーンの割合４／５）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
糸：シングルカバリングヤーンの比率を１：４（シング
ルカバリングヤーンの割合４／５）で交編した以外は全
て実施例１と同様に肌着を作製した。結果を実施例１と
同様図２に示す。
【００１７】上記の結果から明らかなように、対照区
（銀メッキナイロン糸：シングルカバリングヤーンの比
率１：０）に対し、実施例１（銀メッキナイロン糸：シ
ングルカバリングヤーンの比率１：１）では、電磁波遮
断性能は同等でありながらコストを３０％ダウンするこ
とができる。また、実施例２（銀メッキナイロン糸：シ
ングルカバリングヤーンの比率１：２）では、電磁波遮
断性能は約２０％低下するものの、適度な電磁波遮断性
能を必要とする場合においては問題となるものではな
く、コストについては５０％と大幅にダウンすることが
できる。比較例１、２については、コストはダウンでき
るものの、ほとんど電磁波遮断性能を有しない。
（銀メッキナイロン糸：シングルカバリングヤーンの比
率１：０）に対し、実施例１（銀メッキナイロン糸：シ
ングルカバリングヤーンの比率１：１）では、電磁波遮
断性能は同等でありながらコストを３０％ダウンするこ
とができる。また、実施例２（銀メッキナイロン糸：シ
ングルカバリングヤーンの比率１：２）では、電磁波遮
断性能は約２０％低下するものの、適度な電磁波遮断性
能を必要とする場合においては問題となるものではな
く、コストについては５０％と大幅にダウンすることが
できる。比較例１、２については、コストはダウンでき
るものの、ほとんど電磁波遮断性能を有しない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
着用による不快感がなく、また金属アレルギーによる皮
膚障害も起こさず、しかも電磁波シールド性能を維持し
つつ、導電性繊維の使用量を減少させ、大幅なコストダ
ウンを実現した電磁波遮断編地、更には肌着を得ること
ができる。なお、本発明は、人体に対する電磁波の影響
を防護できるばかりでなく、人体に植え込まれた医療機
器、例えばペースメーカー等に対する誤作動防止にも有
効に作用するものである。
着用による不快感がなく、また金属アレルギーによる皮
膚障害も起こさず、しかも電磁波シールド性能を維持し
つつ、導電性繊維の使用量を減少させ、大幅なコストダ
ウンを実現した電磁波遮断編地、更には肌着を得ること
ができる。なお、本発明は、人体に対する電磁波の影響
を防護できるばかりでなく、人体に植え込まれた医療機
器、例えばペースメーカー等に対する誤作動防止にも有
効に作用するものである。
【図１】本発明の電磁波遮断編地の一実施例を示す正面
図である。
図である。
【図２】電磁波遮断性能とコストについての相対関係を
示したグラフである。
示したグラフである。
１ 導電性繊維糸条 ２ 弾性繊維糸条 ３ 天然繊維糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 貴広 京都府宮津市惣262番地 グンゼ株式会社 アパレル事業本部内 Ｆターム(参考） 4L002 AA05 AA06 AB02 BA01 BB01 EA00 FA03 5E321 AA21 BB23 BB41 BB44 GG05
Claims (5)
- 【請求項１】 表面側として導電性繊維糸条及び弾性繊
維糸条、並びに裏面側として天然繊維糸条からなるリバ
ーシブル編地において、表面側の導電性繊維糸条と弾性
繊維糸条とが交編されていることを特徴とする電磁波遮
断編地。 - 【請求項２】 前記弾性繊維糸条が、ポリウレタン糸を
芯糸とし、これにナイロン糸をカバリングしたシングル
カバリングヤーンもしくはダブルカバリングヤーンであ
ることを特徴とする請求項１に記載の電磁波遮断編地。 - 【請求項３】 前記弾性繊維糸条の繊度が、１０〜２０
０ｄであることを特徴とする請求項１又は請求項２に記
載の電磁波遮断編地。 - 【請求項４】 前記導電性繊維糸条と弾性繊維糸条とを
交編する際、該弾性繊維糸条の割合が０より大きくかつ
２／３以下であることを特徴とする請求項１に記載の電
磁波遮断編地。 - 【請求項５】 該電磁波遮断編地を、肌着に適用するこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載
の電磁波遮断編地。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144445A JP2000328400A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 電磁波遮断編地 |
| AU47809/00A AU4780900A (en) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | Electro-magnetic wave shielding knitted material and electro-magnetic wave shielding clothes |
| EP20000929853 EP1205589B1 (en) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | Electro-magnetic wave shielding knitted material and electro-magnetic wave shielding clothes |
| CNB2004100818153A CN100428898C (zh) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | 屏蔽电磁波编织原料及屏蔽电磁波衣服 |
| PCT/JP2000/003333 WO2000071793A1 (en) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | Electro-magnetic wave shielding knitted material and electro-magnetic wave shielding clothes |
| CNB00808887XA CN1190537C (zh) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | 屏蔽电磁波编织原料及屏蔽电磁波衣服 |
| KR10-2001-7014927A KR100433389B1 (ko) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | 전자파 차폐 니트 소재 및 전자파 차폐 의복 |
| US10/924,073 US20060264137A1 (en) | 1999-05-24 | 2004-08-23 | Electromagnetic wave shielding knitted material and electromagnetic wave shielding garment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144445A JP2000328400A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 電磁波遮断編地 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000328400A true JP2000328400A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15362401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11144445A Pending JP2000328400A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-25 | 電磁波遮断編地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000328400A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4584343B1 (ja) * | 2009-06-05 | 2010-11-17 | 東洋紡スペシャルティズトレーディング株式会社 | ストレッチ性に優れた起毛編地 |
| CN102634920A (zh) * | 2012-04-27 | 2012-08-15 | 江阴芗菲服饰有限公司 | 镀银纤维针织面料的织造方法 |
| CN103050163A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-04-17 | 苏州铭晋纺织有限公司 | 一种镀银防辐射布料 |
| CN103397438A (zh) * | 2013-08-16 | 2013-11-20 | 苏州东艺技研有限公司 | 一种防辐射铜氨纤维面料 |
| CN103778986A (zh) * | 2014-01-13 | 2014-05-07 | 扬州锦江有色金属有限公司 | 一种多功能核辐射防护服 |
| CN106337246A (zh) * | 2015-12-18 | 2017-01-18 | 闵庆富 | 一种以合金钢材为纺织原料制造t恤杉的生产工艺 |
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