JP2000326845A - 搬送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造 - Google Patents

搬送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造

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JP2000326845A
JP2000326845A JP13991599A JP13991599A JP2000326845A JP 2000326845 A JP2000326845 A JP 2000326845A JP 13991599 A JP13991599 A JP 13991599A JP 13991599 A JP13991599 A JP 13991599A JP 2000326845 A JP2000326845 A JP 2000326845A
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roller
guide rail
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Masao Ogawa
正夫 小河
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受けローラの構造上の強度を担保しつつ、小組
ラインの占有面積を小さくする。 【解決手段】鉛直軸線を有する立ローラ61が、縦ガイ
ドレールGR1に係合しつつ転動して搬送ハンガHの移
動を案内し、水平軸線を有する横ローラ62が、横ガイ
ドレールGR2上を転動して立ローラ61と縦ガイドレ
ールGR1の係合をサポートする受けローラ6におい
て、横ローラ62が、前記横ガイドレールGR2から外
れてしまうことを防止する受けローラ6の外れ防止構造
であって、直線移動部SLを移動している横ローラ62
の掛止領域後端縁長さD2に対し、立ローラ61が縦ガ
イドレールGR1の変位点P1に達した時の横ローラ6
2の掛止領域後端縁長さD1の割合が30〜40%の範
囲内であることを特徴とする搬送ハンガHにおける受け
ローラ6の外れ防止構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インストルメンタ
ルパネル等の搬送に使用される搬送ハンガにおいて、当
該搬送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インストルメンタルパネル等を組み付け
る小組ラインは、占有面積を小さくするため、通常、ル
ープ状に配置する。そのため、少なくとも二箇所のコー
ナー部を有する。図1は、前記二箇所のコーナー部のう
ち、一方のコーナー部を示す概略斜視図である。図1に
示す如く、小組ラインには、ループ状のメインレールM
Rが配設され、このメインレールMRに、複数の搬送ハ
ンガH,H,・・が、移動自在に引っ掛かっている。こ
れら搬送ハンガH,H,・・は、それぞれ自由度を持っ
て連結しており、所定の間隔を有したまま、メインレー
ルMRに沿って循環する。搬送ハンガHの具体的な構造
について、その一つを例に、説明する。
【0003】図2は、搬送ハンガの正面図、図3は、搬
送ハンガの側面図である。搬送ハンガHにおける自走部
1,1は、メインレールMRに引っ掛かり、かつ、メイ
ンレールMRに沿って転動するローラ11,11・・を
有する。また、前後の自走部1,1は、メインフレーム
2によって連結され、このメインフレーム2の下部に、
支柱部3,3を介して、ハンガ部4が連結される。この
ハンガ部4に、図1の如く、インストルメンタルパネル
等の被搬送物Wが載置され、自走部1,1の移動に伴っ
て搬送される。また、支柱部3,3の内側には、図1、
図3の如くステー部5,5が連結し、このステー部5,
5の先端に受けローラ6,6が形成されている。
【0004】受けローラ6,6は、一台の搬送ハンガH
の前後二箇所に形成されており、搬送ハンガHの振れを
防止するとともに、移動を案内する。図3を参照して、
一方の受けローラ6の説明をする。受けローラ6は、鉛
直方向を軸線CL1とする立ローラ61と水平方向を軸
線CL2とする横ローラ62を備える。立ローラ61
は、メインレールMRに沿って配設された断面逆凹字状
の縦ガイドレールGR1内に係合し、転がりながら移動
する。また、横ローラ62は、メインレールMRに沿っ
て配設された略L字状の横ガイドレールGR2上を転が
りながら移動する。この各ガイドレールGR1,GR2
と、受けローラ6との係わり合いにより、搬送ハンガH
の振れが防止され、移動が正確に案内される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】小組ラインは、ループ
状をなすため、少なくとも二箇所にコーナー部Cを有す
る(図1参照)。このコーナー部Cは、カーブを描いて
おり、曲率半径r(図1参照)が大きいと、小組ライン
の占有面積が大きくなって好ましくない。一方、小組ラ
インの占有面積を小さくするために、曲率半径rを小さ
くし過ぎると、受けローラ6のガイドレールからの脱落
という問題を生じる。曲率半径rを小さくした場合の問
題について、図4に基づいて、さらに詳述する。
【0006】図4は、受けローラ6の作用を示す概略図
であり、図3のX−X断面部分を示す。また、図4
(a)は、曲率半径r1が大(占有面積が大)である場
合を示し、同図(b)は、曲率半径r2が小(占有面積
が小)である場合を示している。さらに、図4(a)、
(b)中において、受けローラ6が直線移動部SLを移
動している状態を二点鎖線、直線移動部SLから曲線移
動部CLに進入している状態を実線で示している。
【0007】受けローラ6における立ローラ61と横ロ
ーラ62の各軸線間は、強度を担保するため、距離Eだ
け、ずれている(以下、この「ずれ」を芯ずれ距離Eと
いう)。そのため、受けローラ6が、曲線移動部CLに
進入すると、掛止領域S1,S2は、縮小し始め、立ロ
ーラ61が、縦ガイドレールGR1の変位点P1に達し
た時に、最小となる。なお、この掛止領域S1,S2と
は、横ローラ62と横ガイドレールGR2との重なりを
上面視にて示す領域S1,S2を意味し、図4中におい
てハッチングで示す。また、変位点P1とは、立ローラ
61が、直線移動部SLの縦ガイドレールGR1から離
れ、曲線移動部CLの縦ガイドレールGR1に係合する
点を意味する。
【0008】ここで、同図(a)の如く、曲率半径r1
が大であると、掛止領域S1は、受けローラ6の外れ防
止に十分な面積を担保している。しかし、同図(b)の
如く、曲率半径r2が小であると、掛止領域S2が極め
て狭くなるため、曲線移動部CLでの搬送ハンガHの振
れに耐え切れず、横ローラ62が、横ガイドレールGR
2から脱落する可能性を生じる。
【0009】ここで、芯ずれ距離Eを縮めると、掛止領
域S1,S2の縮小が軽減され、脱落を回避できる。し
かし、前記した如く、芯ずれ距離Eは、受けローラ6の
構造上の強度を担保するために、必要不可欠な要素であ
り、必要以上に縮めることはできない。つまり、従来の
受けローラ6の構造では、曲率半径r1,r2の限界、
および芯ずれ距離Eを選択する際の目安が存在せず、最
適な状態での受けローラ6の外れ防止構造を設計するこ
とができなかった。本発明は、以上の問題を解決するこ
とを課題としており、受けローラ6の構造上の強度を担
保しつつ、小組ラインの占有面積を小さくすることが可
能な搬送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、鉛直軸線を有する立ローラが、縦ガイド
レールに係合しつつ転動して搬送ハンガの移動を案内
し、水平軸線を有する横ローラが、横ガイドレール上を
転動して前記立ローラと前記縦ガイドレールの係合をサ
ポートする受けローラにおいて、前記横ローラが、前記
横ガイドレールから外れてしまうことを防止する受けロ
ーラの外れ防止構造であって、直線移動部を移動してい
る前記横ローラの掛止領域後端縁長さに対し、前記立ロ
ーラが前記縦ガイドレールの変位点に達した時の前記横
ローラの掛止領域後端縁長さの割合が86〜93%の範
囲内であることを特徴とする搬送ハンガにおける受けロ
ーラの外れ防止構造とする。本発明によれば、掛止領域
が曲線移動部で最小になっても、横ローラは、横ガイド
レールに安定して引っ掛かっており、横ガイドレールか
ら外れてしまうことが無い。したがって、受けローラの
強度を担保しつつ、小組ラインの占有面積を最も小さく
することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を、図5を参照しつつ、具
体的に説明する。図5は、前側の受けローラを示す平面
図であり、図3のY−Y断面図である。また、受けロー
ラ6が、直線移動部SLを移動している状態を、二点鎖
線で示し、受けローラ6が、曲線移動部CLに進入した
状態を、実線で示す。なお、本実施の形態において、従
来の受けローラ6等の構造と、共通する箇所および部材
等には、図面上、同一の符号を付し、詳細説明は省略す
る。
【0012】搬送ハンガHが、メインレールMRのコー
ナー部Cに達すると、受けローラ6が、曲線移動部CL
に達する。この曲線移動部CLでは、横ローラ62の掛
止領域S3が、縮小し始める。そして、立ローラ61
が、縦ガイドレールGR1の変位点P1に達する直前
で、横ローラ62の掛止領域S3が最小となる。
【0013】掛止領域S3が狭くなればなるほど、横ロ
ーラ62は、搬送ハンガHの振れに対応できなくなり、
横ガイドレールGR2から外れ易くなる。つまり、立ロ
ーラ61が、変位点P1に達した時に、横ローラ62
は、横ガイドレールGR2から最も外れ易くなる。な
お、縦ガイドレールGR1の内壁g1,g2のうち、内
側の内壁g1は、変位点P1近傍にて取り除かれてい
る。これは、受けローラ6の曲線移動を円滑に行わせる
ためであるが、この位置に内壁g1が無いため、横ロー
ラ62が、横ガイドレールGR2から外れると、受けロ
ーラ6全体が、脱落してしまう。
【0014】掛止領域S3における横ローラ62の軸線
方向長さのうち、進行方向最後尾における辺の長さが、
掛止領域後端縁長さである。そして、図5において、横
ローラ62が、横ガイドレールGR2の直線移動部SL
を移動している時の掛止領域後端縁長さを符号D2で示
し、立ローラ61が変位点P1に達した時の横ローラ6
2の掛止領域後端縁長さを符号D1で示している。さら
に、横ローラ62の軸線と立ローラ61の軸線との間に
生ずる芯ずれ距離を符号Eで示す。
【0015】表1は、曲率半径r3が一定で、芯ずれ距
離Eを変更させた場合の掛止領域後端縁長さD1(m
m)、変位点掛止率α(%)、受けローラ6の評価を示
している。そして、評価(○)は、構造上の強度が担保
され、かつ、脱落も生じない状態を意味し、評価(×)
は、構造上の強度不足、もしくは脱落の可能性があるた
め不良であることを意味する。また、前記変位点掛止率
α(%)とは、掛止領域後端縁長さD2に対する掛止領
域後端縁長さD1の割合(D1/D2×100(%))
を意味する。以下、表1を参照して、本実施の形態に係
る受けローラ6の外れ防止構造を詳述する。なお、この
表1で示す本実施の形態では、曲率半径r3(図5参
照)は、500(mm)で一定であり、掛止領域後端縁
長さD2は、42(mm)である。
【0016】
【表1】
【0017】表1で示す如く、変位点掛止率αが、86
〜93%の範囲内にあれば、受けローラ6の構造が良好
な状態にあると想定できる。つまり、受けローラ6の外
れ防止構造として、変位点掛止率αを86〜93%とす
ることで、横ローラ62が、横ガイドレールGR2から
外れてしまうことを防止でき、かつ受けローラ6の強度
の担保を図ることができる。その結果、芯ずれ距離Eや
曲率半径r3が一定の値に定められている場合や、双方
の値を調整する必要がある場合等にも、搬送ハンガHの
安全性を担保しつつ、小組ラインの占有面積を最も小さ
くすることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、受けローラの構造上の
強度を担保しつつ、小組ラインの占有面積を小さくする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小組ラインにおける少なくとも二箇所のコーナ
ー部のうち、一方のコーナー部を示す概略斜視図であ
る。
【図2】搬送ハンガの正面図である。
【図3】搬送ハンガの側面図である。
【図4】受けローラ6の作用を示す概略図であり、図3
のX−X断面部分を示す。
【図5】前側の受けローラを示す平面図であり、図3の
Y−Y断面図である。
【符号の説明】
H:搬送ハンガ 6:受けローラ 61:立ローラ 62:横ローラ GR1:縦ガイドレール GR2:横ガイドレール SL:直線移動部 D1,D2:掛止領域後端縁長さ P1:変位点 CL1,CL2:軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直軸線を有する立ローラが、縦ガイドレ
    ールに係合しつつ転動して搬送ハンガの移動を案内し、
    水平軸線を有する横ローラが、横ガイドレール上を転動
    して前記立ローラと前記縦ガイドレールの係合をサポー
    トする受けローラにおいて、前記横ローラが、前記横ガ
    イドレールから外れてしまうことを防止する受けローラ
    の外れ防止構造であって、 直線移動部を移動している前記横ローラの掛止領域後端
    縁長さに対し、前記立ローラが前記縦ガイドレールの変
    位点に達した時の前記横ローラの掛止領域後端縁長さの
    割合が86〜93%の範囲内であることを特徴とする搬
    送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造。
JP13991599A 1999-05-20 1999-05-20 搬送ハンガにおける受けローラの外れ防止構造 Pending JP2000326845A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328135C (zh) * 2003-09-08 2007-07-25 株式会社大福 摩擦驱动的台车式运送装置
CN100339280C (zh) * 2003-09-08 2007-09-26 株式会社大福 台车式运送装置
CN102991979A (zh) * 2012-11-30 2013-03-27 湖北华昌达智能装备股份有限公司 自行小车系统
CN102991978A (zh) * 2012-11-30 2013-03-27 湖北华昌达智能装备股份有限公司 自行小车系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100339280C (zh) * 2003-09-08 2007-09-26 株式会社大福 台车式运送装置
CN102991979A (zh) * 2012-11-30 2013-03-27 湖北华昌达智能装备股份有限公司 自行小车系统
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