JP2000325551A - 電子遊技機の抽選装置 - Google Patents

電子遊技機の抽選装置

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JP2000325551A
JP2000325551A JP11143947A JP14394799A JP2000325551A JP 2000325551 A JP2000325551 A JP 2000325551A JP 11143947 A JP11143947 A JP 11143947A JP 14394799 A JP14394799 A JP 14394799A JP 2000325551 A JP2000325551 A JP 2000325551A
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JP11143947A
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English (en)
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Kiyoji Sawa
喜代治 澤
Kozo Nishimura
幸造 西村
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SAN UESUTO SHOJI KK
Original Assignee
SAN UESUTO SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子遊技機の抽選装置に係り、簡単
な構成で抽選テーブルを交換したり、書き替えたりする
ことなく、入賞確率を多彩に、かつ、しごく容易に変更
できるようにすることを目的とする。 【解決手段】本発明は、従来の乱数発生装置に代えて、
所定の数列の所定の領域内の数値を順に発生する数列発
生手段を設ける。これにより、抽選の基礎となる数値を
発生する手段の構成が簡単になり、しかも、数列発生手
段の一巡の動作の始まりに発生する初期値、その終わり
に発生する最終値、走査領域などの変更により発生する
数値の領域を変化させて入賞確率を多彩に、かつ、しご
く容易に変更できるようにした。又、数値を発生するた
めの複雑な演算が不要になり、数値の更新周期を短縮し
て体感器による不正な遊技が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン、
パチスロ、バチンコ、カードゲーム機、占い機などの電
子遊技機に用いられる抽選装置に関し、特に簡単な構成
で入賞確率を多彩に、かつ、しごく容易に変更できるよ
うにした電子遊技機の抽選装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスロットマシンは、周面に複数
種類の図柄を表示した複数のリールを回転させ、遊技者
の操作によるタイミングでそれらを停止させる一方、ゲ
ーム開始以後、予めゲームの結果を抽選し、その結果通
りに遊技者の操作タイミングで、予め設定されている入
賞ラインに各リールを止めるようにしている。
【0003】ゲームの結果は予め定められた確率で抽選
されるようにしているので、遊技者の技量に関わらず一
定の配当率が保たれ、その結果、未熟な遊技者でもゲー
ムに対する興味を失わずにゲームに興じることができる
のであり、又、熟達した遊技者が連続して高配当になる
ようにリールを停止することが防止されている。
【0004】パチンコに組み込まれたものでは、直接に
は遊技者の操作によって抽選が開始れることはなく、打
球が入賞穴に入るとゲームの結果が抽選され、この後自
動的にリールを始動停止させて抽選の結果通りに予め設
定されている入賞ラインに各リールを止めるようにして
いる。
【0005】遊技者がコンピューターと対戦するポーカ
ーゲーム機のようなカードゲーム機では、コンピュータ
ーが自分の手札として予め作成したカードの組合せと、
遊技者がカードをひく操作をした時に抽選された結果に
基づいてカードが決定され、その操作結果として揃えら
れたカードの組み合わせとを対比して両者の優劣を評価
している。
【0006】遊技場などに設置されている占い機では、
メダルを投入するタイミングで占いの対象となる運勢が
抽選され、その結果に基づいて予め占い機に記憶された
大吉、中吉、小吉などの運勢を表示したり、印字したり
している。
【0007】これら、従来のスロットマシン、パチス
ロ、パチンコ、カードゲーム機、占い機が備える抽選装
置は、一般に、例えば図8の機能ブロック図に示すよう
に、所定の領域内で次々と更新される乱数を発生する乱
数発生手段12と、遊技者の操作に基づいて前記乱数発
生手段12が発生する乱数の中から一つの数値をサンプ
リングするサンプリング手段3と、このサンプリング手
段3がサンプリングした数値に基づいて遊技の評価をす
る評価手段4とを備えている。
【0008】前記評価手段4としては、乱数発生手段が
発生する数値の中から予め定められた確率によって選定
された少なくとも一つの特定の数値及び各特定の数値に
一つずつ対応させた遊技の評価を記憶させた一つの抽選
テーブルTと、前記サンプリング手段3がサンプリング
した数値を読み出すサンプリング値読出手段44と、前
記サンプリング手段3から読み出した数値に基づいてこ
の抽選テーブルTから当該数値に対応させた遊技の評価
を読み出す評価読出手段45とを備えるものがある。
【0009】例えば、特公平3−72313号公報に開
示されているスロットマシンは、乱数発生手段が発生す
る乱数値が取る全領域中、入賞ランクごとに設定された
領域を記憶する入賞確率テーブルを抽選テーブルとして
備え、乱数発生手段から順次発生される乱数から遊技の
開始毎にサンプリング手段で一つの乱数値をサンプリン
グして特定し、特定された乱数値に基づいて前記入賞確
率テーブル(抽選テーブル)から当該乱数値が属する入
賞ランク(遊技の評価)を読み出すようにしている。
【0010】この遊技の評価は、例えばスロットマシ
ン、パチスロ、パチンコなどの場合には、入賞か否かに
大別され、更に入賞が複数の入賞ランク、例えば大当た
り、中当り、小当りなどに細分されている。又、スロッ
トマシン、パチスロの場合には、これらの遊技の評価が
リールの図柄の組み合わせとして抽選テーブルに記憶さ
れ、遊技者が遊技を終了させるためにストップボタンを
押すと、予め設定された入賞ライン上に抽選された図柄
の組み合わせ(遊技の評価)が揃うようにリールを停止
させるようにしている。
【0011】なお、乱数値のサンプリング方法として
は、遊技者がゲームを開始させる毎に乱数発生装置が発
生している乱数をサンプリングする方法と、特許公報第
2567487号に記載されているように、遊技者があ
る遊技を開始させた時に乱数発生手段が発生している乱
数をサンプリングし、その後の遊技についてはこのサン
プリングされた数値に基づいて演算された所定の領域内
の数値をサンプリング値に代用して遊技の評価を行い、
この演算された数値が所定の限界を越えると再び乱数発
生手段が発生している乱数をサンプリングする手順以降
の手順を繰り返す方法とがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
遊技機の抽選装置が備えている乱数発生装置が発生する
乱数とは、等出現性を持ち、無規則性あるいは無相関性
を持つ数の系列をなす数のことであり、簡単に言えば、
不規則、非循環的かつ偶発的に並ぶ数のことで、次に出
現する数が予測できない数のことである。
【0013】この乱数は無作為に何らかの値を抽出する
場合に有効であるとされているので、乱数発生装置を用
いれば高配当の入賞の評価が与えられる数値が発生する
時期を予測することが困難であり、高配当の入賞の評価
が与えられる数値を狙い打ちしてサンプリングすること
が困難になると解されている。
【0014】しかし、前記乱数発生装置は、上述したよ
うに不規則、非循環的かつ偶発的に並ぶ数を順に発生す
るように構成しなければならないので、必然的に構成が
複雑になるという問題を伴う。
【0015】又、前記乱数発生装置は一定の動作周期で
同じ動作を繰り返すので、一つの高配当の入賞の数値を
発生するタイミングを捕らえることができれば、一動作
周期経過毎に、或いは複数の動作周期経過後に同じ数値
が出現することを予測できる。この高配当の入賞の数値
が出現するタイミングを繰り返し遊技者に報知し、遊技
者がこの報知に感応してストップボタンを操作すれば、
遊技者は異常な高配当を得ることができる。
【0016】実際に、体感器と呼ばれる装置を用いてこ
のような方法で異常な高配当を得る遊技者もあるが、こ
のような遊技方法は不正な遊技とされ、入賞が無効とさ
れる上、以後の遊技場への入場禁止、懲罰的な損害賠償
などのペナルティを課せられることも少なくない。
【0017】更に、前記乱数発生装置は、上述したよう
に不規則、非循環的かつ偶発的に並ぶ数を順に発生する
ので、必然的に発生する数値の演算に要する時間が長く
なり、数値の更新時間を一定以下に短縮することが困難
になり、特定の数値をサンプリングできる時間が長くな
る。その結果、高配当の入賞の数値が発生しているタイ
ミングを発見し易くなり、体感器を用いて異常な高配当
を得るという不正な遊技がし易くなるという問題もあ
る。
【0018】しかも、乱数発生装置が発生する数値の領
域は簡単には変更できず、乱数発生装置が発生する数値
の領域を変更して入賞確率を変更するが容易ではないと
いう問題がある。ここで、何らかの理由により入賞確率
を変更するためには、特定の数値に対する遊技の評価を
異ならせた複数の抽選テーブルを用意し、これら複数の
抽選テーブルから一つの抽選テーブルを選択して使用す
るという方法を採用できるが、この場合には複数の抽選
テーブルを記憶させるために膨大な記憶容量が必要にな
る上、入賞確率を柔軟に変更することは容易ではない。
【0019】ところで、乱数値のサンプリング方法とし
ては、上述したように、遊技者がゲームを開始させる毎
に乱数発生装置が発生している乱数をサンプリングする
方法と、遊技者がある遊技を開始させた時に乱数発生手
段が発生している乱数をサンプリングし、その後の遊技
についてはこのサンプリングされた数値に基づいて演算
された所定の領域内の数値をサンプリング値に代用して
遊技の評価を行い、この演算された数値が所定の限界を
越えると再び乱数発生手段が発生している乱数をサンプ
リングする手順以降の手順を繰り返す方法とがある。
【0020】この後の方法を採用すれば、入賞するまで
に非常に多数回のゲームを繰り返し行わなければならな
い場合が生じる。例えば入賞テーブルにサンプリングさ
れる数字として1から4099までの整数が記憶され、
この4099に対して大当たりの評価を記憶させいる場
合に、最初の遊技で乱数発生手段からサンプリングした
数値が2048であったとし、ゲームが繰り返されるご
とにこのサンプリングされた数値に1ずつ増加させた数
値をサンプリング値に代用するとすれば、遊技者は最初
の遊技を含めて2048回の遊技を繰替えさなければ大
当りに辿りつくことができない。このように多数回にわ
たってゲームを繰り返し行う間に遊技者のゲームに対す
る興味は次第に低下するので、入賞に辿りつく前にゲー
ムに対する興味を失ってゲームを止めてしまうおそれが
ある。
【0021】本発明は、前記の事情を鑑みてなされたも
のであって、従来の乱数発生装置に代えて所定の数列の
所定の領域内の各項の数値を順に発生する一つ又は複数
の数列発生手段を用いることにより、これらの従来技術
の技術的課題を解消し、簡単な構成で入賞確率を多彩
に、かつ、しごく容易に変更できるようにした電子遊技
機の抽選装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
目的を達成するため、所定の数列の所定の領域内の数値
を順に発生する一つの数列発生手段と、遊技者の操作に
基づいてこの数列発生手段が発生している一つの数値を
サンプリングする一つのサンプリング手段と、このサン
プリング手段がサンプリングした数値に基づいて遊技を
評価する一つの評価手段とが設けられる、という技術的
手段を採用している。
【0023】ここで、抽選の基礎となる数値を発生する
手段(数値発生手段)である前記数列発生手段は、所定
の数列の所定の領域の各項の数値を順に発生するように
構成してあればよいので、発生する数値の演算が乱数の
演算よりも簡単に行え、乱数発生手段よりも構成を簡単
にすることができる。
【0024】又、後に詳細に説明するように、数列の規
則の変更、所定の数列のうち使用する領域の変更などが
多彩に、かつ、容易に行えるので、数列発生手段が発生
する数値、数列発生手段が発生する数値の領域などを変
更して、入賞確率を多彩に、かつしごく容易に変更する
ことができる。
【0025】しかも、前記数列発生手段は発生する数値
の演算が乱数の演算よりも簡単に行えるので、演算時間
を短くできる。その結果、発生する数値の更新周期を短
縮して特定の数値を発生するタイミングが発見し難くな
り、体感器を用いる不正な遊技がやり難くなるのであ
る。
【0026】以下、本発明を更に詳しく説明する。
【0027】まず、本発明において、数列とは、所定の
規則に従って得られる数値が順番に並んでいる数値の列
のことであり、所定の規則に従い、かつ次項が予測可能
な数値が順番に並んでいるような数値の列といい換える
ことができる。等差数列(隣合う数値の差が一定である
数列)、等比数列(隣合う数値の比が一定である数列)
などが代表的な例として挙げられるが、これらの他にも
階差数列、数列を表す一般式が関数によって表される関
数列を挙げることができる。この関数列の関数として
は、対数関数、指数関数、三角関数などが含まれる他、
ガウス記号(実数値を越えない整数のうち最大のものを
表す記号)を用いて表される関数のように、1,1,
1、2,2,2と同じ整数値が続くような関数、複数の
異なる関数を合成した合成関数なども含まれる。又、本
発明において、所定の数列とは、上述した等差、等比、
関数関係などの規則の中から選択された規則に従った数
列のことをいう。
【0028】ところで、本発明の数列発生手段には、所
定の数列の所定の領域内の数値を順に発生するために、
所定の数列の中の所定の領域、即ち、所定の数列の中か
ら抽選に用いる最も若い順番の項(初項)から最も老け
た順番の項(終項)までの全ての数値を順に発生する本
体が設けられる。
【0029】前記本体としては、例えばクロック発振器
と、クロック発振器が発するパルスを所定のパルス数で
1ずつアップカウントし、カウントアップ時にカウント
値が0にリセットされるカウンターと、このカウント値
を出力する出力手段とを備えるものを挙げることができ
るのであり、この本体によれば、初項が0、終項がカウ
ントアップ時のカウント値、例えば9,999、交差が
1という等差数列の全数値を所定のパルス数のクロック
パルスが発振される毎に次々と発生させることができ
る。
【0030】又、前記の構成に加えて、出力手段から出
力される数値を項の順番を表す数として所定の関数式に
代入して演算し、この演算結果を各項の数値として出力
する演算手段を設けると、複雑な関数列の各項の数値を
順番に出力する本体を得ることができる。
【0031】ここで、前記クロック発振器として、1秒
間に1億個以上のパルスを発生することが可能なクロッ
ク発振器を用いると、例えば1000パルス毎に1カウ
ントすれば1秒間に10万カウントすることができ、カ
ウンターのカウント数を0.1秒以内で一巡させること
ができる。このように高速で数列発生手段を作動させる
と、遊技者の生理的反応能力が追従できなくなり、遊技
者が意図的に特定の数値を狙い打ちしてサンプリングす
ることは不可能になり、いわゆる体感器を用いる不正の
遊技を確実に絶滅させることができる。近年開発された
1秒間に1兆パルス以上のパルスを発生するクロック発
振器を用いれば、カウンターが一つの数値を発生してい
る期間、即ち、数値の更新周期を更に短くして、いわゆ
る体感器を用いる不正の遊技を一層確実に絶滅させるこ
とができる。
【0032】又、前記本体としては、所定の数列の所定
の領域の各項の数値を記憶させた数値記憶手段と、この
数値記憶手段の数値を予め定められた順に読み出す読出
手段とを備えるものを用いることもできる。この読出手
段が数値記憶手段から数値を読み出すタイミングを例え
ば前述した高速のクロック発振器を用いて制御すること
により、カウンターを用いる場合と同様に高速で本体が
発生する数値を更新することができ、体感器による不正
な遊技を確実に防止することができる。
【0033】前記数値記憶手段としては、例えば、所定
領域内の整数をマトリックス状に配置して記憶させたも
のや、フロッピィーディスク上に所定の領域内の整数を
渦巻き状に或いは多重リング状に配置して記憶させたも
のを用いることができる。そして、前記読出手段として
は、数値記憶手段の形態に適合するものを用いればよ
い。
【0034】なお、この数値記憶手段に記憶させる数値
が属する数列の規則及び領域は特に限定されず、例えば
0を含み、1から小さい順に所定の領域の整数を記憶さ
せても、円周率を表す数値をその桁順に並べて記憶させ
ても、関数列を構成する数値を順に並べて記憶させても
良い。
【0035】本発明においては、前記本体が出力できる
数列の各項の中から抽選に使用する項として選択された
項を順に出力させて、選択されなかった項の数値の出現
確率を0にすることにより、後述する抽選テーブルを交
換することなく入賞確率を変更することができる。
【0036】例えば、前記数列発生手段に、所定の数列
の所定の領域の全ての数値を順に発生できる本体と、こ
の本体の一巡の動作が始まる時に該本体が発生する初期
値を設定する初期値設定手段とが設けられ、この本体の
一巡の動作が終わる時に該本体が発生する最終値とこの
初期値との間の数値を省いた数値のみを本体が発生する
ように構成すれば、数列発生手段が本体の発生し得る全
ての数値を抽選に用いる場合と異なる入賞確率を設定で
きる。
【0037】例えば、上述したようにクロック発振器
と、クロック発振器が発するパルスを所定のパルス数で
1ずつカウントするカウンターとで前記数列発生手段の
本体を構成する場合に、このカウンターがカウントアッ
プすると0以外のカウント数(例えば5)にカウンター
をリセットする初期値設定手段を設け、リセット時のカ
ウント数(例えば5)からカウントアップするカウント
数(例えば9,999)までの数値のみを数列発生手段
が発生するようにしてもよいのである。
【0038】この場合、数列発生手段は0から4までの
数値を発生することはなく、これらの数値の出現確率は
0になる。その結果、後述する抽選テーブルを交換する
ことなく、これらの数値に対応させた遊技の評価が出現
する確率が減り、これらの数値が出現する場合と異なる
入賞確率が設定されることになる。
【0039】ここで、初期値とは前記本体の一巡の動作
が始まる時に該本体が発生する数値のことであり、本体
が発生し得る数列の中の項の順番や、数値の大小とは関
係ない。即ち、本発明の初期値の項の順番は後述する最
終値の項の順番よりも若い場合もあれば、老けている場
合もあり、本発明の初期値の数値は後述する最終値の数
値よりも大きい場合もあれば小さい場合もあるのであ
る。
【0040】前記初期値設定手段により設定される初期
値は、前記数列発生手段の本体が発生し得る全数値の中
から予め選定された一つの特定の数値に固定してもよい
が、初期値を異ならせた複数の初期値設定手段と、手動
操作により又は自動的にこれらの複数の初期値設定手段
の中から一つの初期値設定手段を選択して作動させる初
期値選択手段とを設けて、予め選定された複数の初期値
の中から択一された初期値から本体の一巡の動作が始ま
るようにすれば、抽選テーブルを交換せずに入賞確率を
柔軟に、かつ、容易に変化させることができる。更に、
本体が発生できる数値の全部又は一部の中から一つの数
値を無作為に抽出し、前記初期値設定手段の初期値をそ
の数値に設定する初期値変更手段を設けて初期値を変更
できるようにすれは、抽選テーブルを交換せずに入賞確
率を一層柔軟に、かつ、容易に変化させることができ
る。
【0041】ここで、本体が発生できる数値の全部の中
から一つの数値を無作為に抽出し、前記初期値設定手段
の初期値をこの数値に設定する初期値変更手段として
は、例えば前記数列発生手段の本体が発生する数値の中
から任意の一つの数値をサンプリングするサンプリング
手段と、このサンプリングした数値を初期値として初期
値設定手段に伝送する初期値伝送手段とを備えるもの
や、前記数列発生手段の本体が発生する全数値の中から
任意の一つの数値をサンプリングする初期値サンプリン
グ手段と、この初期値サンプリング手段がサンプリング
した数値を記憶する初期値記憶手段と、この初期値サン
プリング手段によりサンプリングされ、初期値記憶手段
に記憶させた数値を初期値設定手段に伝送する伝送手段
とを備えるものをその例として挙げることができる。
【0042】又、本体が発生できる数値の一部の中から
一つの数値を無作為に抽出し、前記初期値設定手段の初
期値をこの数値に設定する初期値変更手段としては、前
記数列発生手段の本体が発生する数値の中から任意の一
つの数値をサンプリングする初期値サンプリング手段
と、前記数列発生手段の本体が発生する全数値と初期値
として前記数列発生手段の本体が発生する数値の中から
予め選定された一部の数値を不規則に対応させて記憶さ
せた初期値変更テーブルと、前記初期値サンプリング手
段がサンプリングした数値に基づいてこの初期値変更テ
ーブルから初期値を読み出す読出手段と、読み出された
初期値を初期値設定手段に伝送する伝送手段とを備える
ものをその例として挙げることかできる。
【0043】上述したように、前記初期値変更テーブル
は、数列発生手段の本体が発生する全数値と初期値とし
てその中から予め選定された一部の数値とを対応させて
記憶するので、少なくとも一つの初期値が数列発生手段
の本体が発生する全数値のうちの複数の数値に対応させ
て記憶されることになる。
【0044】数列発生手段の本体が発生する全数値に対
してどの初期値を対応させるかは任意に選択することが
でき、例えば数列発生手段の本体が一巡の動作で0から
9,999までの整数を小さい順に発生できるものとし
て、100に5を対応させ、101に30を対応させ、
102に8を対応させるというように、規則的に並べて
記憶させた数列発生手段が発生する全数値に初期値を不
規則に並べて対応させて記憶させることができる。
【0045】又、規則的に並べて記憶させた数列発生手
段が発生する全数値に初期値を規則的に並べて対応させ
てもよい。例えば、数列発生手段が発生する初項とこれ
から100項置きの項の数値(例えば0、99、19
9、299、…)に共通の初期値を対応させて記憶させ
たり、一定の領域で連続する各項の数値、例えば0から
100までの数値に共通の初期値を対応させて記憶させ
たりしてもよい。
【0046】なお、上述した初期値変更手段の初期値サ
ンプリング手段は、当該遊技機の管理者、遊技者などに
よる随時の手動操作に基づいて作動するように構成して
も、自動的に作動するように構成してもよい。自動的に
作動させる方法としては、例えば数列発生手段が10回
作動を繰り返すと自動的に初期値変更手段が1回作動す
るというように数列発生手段の動作に連動して自動的に
作動させる方法、所定の周期ごとに自動的に作動させる
方法、実際の配当率を測定し、適当な配当率の領域を逸
脱していると判定されたときに自動的に作動させる方法
などを挙げることができる。
【0047】又、前記初期値変更手段としては、前記数
列発生手段の本体が発生する数列の全領域の数値の中か
らサンプリングした数値に基づいて、或いは現在の初期
値などの任意に選定された数値に基づいて、所定の演算
式に従って初期値を演算する演算手段を用いてもよい。
【0048】次に、本発明においては、前記数列発生手
段に、所定の数列の所定の領域の全ての数値を順に発生
する本体と、この本体の一巡の動作が終わる時に該本体
が発生する最終値を設定する最終値設定手段とを設け、
この最終値と本体の一巡の動作が始まる時に該本体が発
生する初期値との間の数値を省いた数値のみを本体が発
生するように構成して、抽選テーブルを交換することな
く、数列発生手段の本体が発生できる全数値を発生させ
る場合と異なる入賞確率を設定することができる。
【0049】例えば、上述したようにクロック発振器
と、クロック発振器が発するパルスを所定のパルス数で
1ずつアップカウントし、0から9,999まできるカ
ウンターとが数列発生手段の本体に設けられる場合に、
このカウンターをリセットしてその一巡の動作を終わら
せるカウント数(例えば9,499)を最終値として設
定する最終値設定手段を設け、前記数列発生手段が発生
する最終値(例えば9,499)が初期値(例えば0)
によって更新され、更に初期値(例えば0)から最終値
(例えば9,499)までの各数値により順に更新され
ることが繰り返されるように構成することにより、数列
発生手段が初期値から最終値までの数列の各項の数値の
みを順に、繰り返して発生するようにできる。
【0050】この最終値設定手段により設定される最終
値は、数列発生手段の本体が発生し得る全数値の中から
予め選定された一つの特定の数値に固定してもよいが、
最終値を異ならせた複数の最終値設定手段と、手動操作
により、又は自動的にこれらの複数の最終値設定手段の
中から一つの最終値設定手段を選択して作動させる最終
値選択手段とを設けて、予め選定された複数の最終値の
中から択一された最終値で本体の一巡の動作が終わるよ
うにすれば、抽選テーブルを交換せずに入賞確率を柔軟
に、かつ、容易に変化させることができる。更に、前記
本体が発生できる数値の全部又は一部の中から一つの数
値を無作為に抽出し、前記最終値設定手段の最終値をそ
の数値に設定する最終値変更手段を設けて最終値を変更
できるようにすれは、抽選テーブルを交換せずに入賞確
率を一層柔軟に、かつ、容易に変化させることができ
る。
【0051】ここで、本体が発生できる数値の全部の中
から一つの数値を無作為に抽出し、前記最終値設定手段
の最終値をこの数値に設定する最終値変更手段として
は、例えば前記数列発生手段の本体が発生する数値の中
から任意の一つの数値をサンプリングするサンプリング
手段と、このサンプリングした数値を最終値として最終
値設定手段に伝送する最終値伝送手段とを備えるもの
や、前記数列発生手段の本体が発生する全数値の中から
任意の一つの数値をサンプリングする最終値サンプリン
グ手段と、この最終値サンプリング手段がサンプリング
した数値を記憶する最終値記憶手段と、この最終値サン
プリング手段によりサンプリングされ、最終値記憶手段
に記憶させた数値を最終値設定手段に伝送する伝送手段
とを備えるものをその例として挙げることができる。
【0052】又、本体が発生できる数値の一部の中から
一つの数値を無作為に抽出し、前記最終値設定手段の最
終値をこの数値に設定する最終値変更手段としては、前
記数列発生手段の本体が発生する数値の中から任意の一
つの数値をサンプリングする最終値サンプリング手段
と、前記数列発生手段の本体が発生する全数値と最終値
として前記数列発生手段の本体が発生する数値の中から
予め選定された一部の数値とを不規則に対応させて記憶
させた最終値変更テーブルと、前記最終値サンプリング
手段がサンプリングした数値に基づいてこの最終値変更
テーブルから最終値を読み出す読出手段と、読み出され
た最終値を最終値設定手段に伝送する伝送手段とを備え
るものをその例として挙げることかできる。
【0053】上述したように、前記最終値変更テーブル
は、数列発生手段の本体が発生する全数値と最終値とし
てその中から予め選定された一部の数値とを対応させて
記憶するので、少なくとも一つの最終値が数列発生手段
の本体が発生する全数値のうちの複数の数値に対応させ
て記憶されることになる。
【0054】数列発生手段の本体が発生する全数値に対
してどの最終値を対応させるかは任意に選択することが
でき、例えば数列発生手段の本体が一巡の動作で0から
9,999までの整数を小さい順に発生できるものとし
て、100に950を対応させ、101に600を対応
させ、102に850を対応させるというように、規則
的に並べて記憶させた数列発生手段が発生する全数値に
最終値を不規則に並べて対応させて記憶させることがで
きる。
【0055】又、規則的に並べて記憶させた数列発生手
段が発生する全数値に最終値を規則的に並べて対応させ
てもよい。例えば、数列発生手段が発生する初項とこれ
から100項置きの項の数値(例えば0、99、19
9、299、…)に共通の最終値を対応させて記憶させ
たり、一定の領域で連続する各項の数値、例えば0から
100までの数値に共通の最終値を対応させて記憶させ
たりしてもよい。
【0056】なお、上述した最終値変更手段の最終値サ
ンプリング手段は、当該遊技機の管理者、遊技者などに
よる随時の手動操作に基づいて作動するように構成して
も、自動的に作動するように構成してもよい。自動的に
作動させる方法としては、例えば数列発生手段が10回
作動を繰り返すと自動的に最終値変更手段が1回作動す
るというように数列発生手段の動作に連動して自動的に
作動させる方法、所定の周期ごとに自動的に作動させる
方法、実際の配当率を測定し、適当な配当率の領域を逸
脱していると判定されたときに自動的に作動させる方法
などを挙げることができる。
【0057】又、前記最終値変更手段としては、前記数
列発生手段の本体が発生する数列の全領域の数値の中か
らサンプリングした数値に基づいて、或いは現在の最終
値などの任意に選定された数値に基づいて、所定の演算
式に従って最終値を演算する演算手段を用いてもよい。
【0058】なお、本発明の最終値とは、前記本体が一
巡の動作を終わる時に発生する数値のことであり、本体
が発生し得る数列の中の項の順番や、数値の大小とは関
係ない。即ち、本発明の最終値の項の順番は初期値の項
の順番よりも若い場合もあれば、老けている場合もあ
り、本発明の最終値の数値は初期値の数値よりも大きい
場合もあれば小さい場合もあるのである。
【0059】勿論、本発明の数列発生手段に初期値設定
手段及び初期値変更手段とともに最終値設定手段及び最
終値変更手段を設けることは何ら支障はなく、これらを
ともに設けることにより、簡単な構成で、抽選テーブル
を交換することなく、抽選に用いられる数列の領域を多
彩に、かつ、しごく容易に変更でき、その結果、入賞確
率を多彩に、かつ、しごく容易に変更できるようになる
のである。
【0060】次に、本発明においては、前記数列発生手
段に、所定の数列の所定の領域の全ての数値を順に発生
できる本体と、この本体の一巡の動作が始まる時に該本
体が発生する数値を設定する初期値設定手段と、前記本
体が一巡の動作で発生する数列の項数を設定する項数設
定手段とを設け、これにより、本体から初期値と、初期
値の項から数えて所定の項数までの数値のみを発生さ
せ、これらの項を除いた項の出現確率を0にすることが
でき、抽選テーブルを交換することなく、本体が発生で
きる数列の全領域の数値が順に読み出される場合とは異
なる入賞確率を設定することができる。
【0061】この初期値設定手段の詳細な説明は重複を
避けるために省略する。又、ここで、前記初期値設定手
段が設定する初期値を変更する初期値変更手段を設け、
入賞確率の変更の柔軟性を高めることができるが、この
初期値変更手段の詳細な説明も重複を避けるために省略
する。
【0062】前記項数設定手段としては、例えば、本体
の一巡の動作が始まる時から数列発生手段が数値を更新
するごとに1カウントずつカウントし、カウントアップ
すると自らをリセットするとともに、数列発生手段が発
生する数値を初期値に更新させるカウンターで構成する
ことができる。
【0063】この最終値設定手段により設定される数列
の項数は、予め選定された一つの数値に固定してもよい
が、項数を異ならせた複数の項数設定手段と、手動操作
により、又は自動的にこれらの複数の項数設定手段の中
からから一つの項数設定手段を選択して作動させる項数
選択手段とを設けて、予め選定された複数の項数の中か
ら択一された項数で本体の一巡の動作が終わるようにす
れば、抽選テーブルを交換せずに入賞確率を柔軟に、か
つ、容易に変化させることができる。更に、本体が発生
できる数値の全部又は一部の中から一つの数値を無作為
に抽出し、前記項数設定手段の項数をその数値に設定す
る項数変更手段を設けて項数を変更できるようにすれ
は、抽選テーブルを交換せずに入賞確率を柔軟に、か
つ、容易に変化させることができる。
【0064】ここで、本体が発生できる数値の全部の中
から一つの数値を無作為に抽出し、前記項数設定手段の
項数をこの数値に設定する項数変更手段としては、例え
ば前記数列発生手段の本体が発生する数値の中から任意
の一つの数値をサンプリングするサンプリング手段と、
このサンプリングした数値を項数として項数設定手段に
伝送する項数伝送手段とを備えるものや、前記数列発生
手段の本体が発生する全数値の中から任意の一つの数値
をサンプリングする項数サンプリング手段と、この項数
サンプリング手段がサンプリングした数値を記憶する項
数記憶手段と、この項数サンプリング手段によりサンプ
リングされ、項数記憶手段に記憶させた数値を項数設定
手段に伝送する伝送手段とを備えるものをその例として
挙げることができる。
【0065】又、本体が発生できる数値の一部の中から
一つの数値を無作為に抽出し、前記項数設定手段の項数
をこの数値に設定する項数変更手段としては、前記数列
発生手段の本体が発生する数値の中から任意の一つの数
値をサンプリングする項数サンプリング手段と、前記数
列発生手段の本体が発生する全数値と項数として前記数
列発生手段の本体が発生する数値の中から予め選定され
た一部の数値とを不規則に対応させて記憶させた項数変
更テーブルと、前記項数サンプリング手段がサンプリン
グした数値に基づいてこの項数変更テーブルから項数を
読み出す読出手段と、読み出された項数を項数設定手段
に伝送する伝送手段とを備えるものをその例として挙げ
ることかできる。
【0066】上述したように、前記項数変更テーブル
は、数列発生手段の本体が発生する全数値と項数として
その中から予め選定された一部の数値とを対応させて記
憶するので、少なくとも一つの項数が数列発生手段の本
体が発生する全数値のうちの複数の数値に対応させて記
憶されることになる。
【0067】前記数列発生手段の本体が発生する全数値
に対してどのように項数を対応させるかは任意に選択す
ることができ、例えば数列発生手段の本体が一巡の動作
で0から9,999までの整数を小さい順に発生できる
ものとして、100に9,499を対応させ、101に
6,000を対応させ、102に8,499を対応させ
るというように、規則的に並べて記憶させた数列発生手
段が発生する全数値に項数を不規則に並べて対応させて
記憶させることができる。
【0068】又、規則的に並べて記憶させた数列発生手
段が発生する全数値に項数を規則的に並べて対応させて
もよい。例えば、数列発生手段が発生する初項とこれか
ら100項置きの項の数値(例えば0、99、199、
299、…)に共通の項数を対応させて記憶させたり、
一定の領域で連続する各項の数値、例えば0から100
までの数値に共通の項数を対応させて記憶させたりして
もよい。
【0069】なお、上述した項数変更手段の項数サンプ
リング手段は、当該遊技機の管理者、遊技者などによる
随時の手動操作に基づいて作動するように構成しても、
自動的に作動するように構成してもよい。自動的に作動
させる方法としては、例えば数列発生手段が10回作動
を繰り返すと自動的に項数変更手段が1回作動するとい
うように数列発生手段の動作に連動して自動的に作動さ
せる方法、所定の周期ごとに自動的に作動させる方法、
実際の配当率を測定し、適当な配当率の領域を逸脱して
いると判定されたときに自動的に作動させる方法などを
挙げることができる。
【0070】又、前記項数変更手段としては、前記数列
発生手段の本体が発生する数列の全領域の数値の中から
サンプリングした数値に基づいて、或いは現在の項数な
どの任意に選定された数値に基づいて、所定の演算式に
従って項数を演算する演算手段を用いてもよい。
【0071】次に、本発明においては、数列発生手段の
動作中の任意の時点で数列発生手段が初期値を発生する
状態、即ち、前記数列発生手段をその一巡の動作が始ま
る時の状態に復帰させるリセット手段を設けることがで
きる。
【0072】このリセット手段は、前記本体がカウンタ
ーで構成されている場合には、そのカウンターを一巡の
動作が始まる時の状態に復帰させるリセット信号を外部
から与えるリセット信号発生手段(リセット回路)で構
成することができる。
【0073】又、このリセット手段は、前記本体が所定
の数列の所定の領域の全数値を記憶した記憶手段と、所
定の読出制御プログラムに従ってその記憶を読み出す読
出手段とを備える場合には、この読出制御プログラムの
中に組み込まれ、任意の時点で与えられたリセット信号
により開始され、読出手段の読出位置を前記所定の数列
の初項又は前記初期値設定手段により設定された初期値
の位置に強制的に復帰させるサブルーチン(リセットプ
ログラム)で構成することができる。
【0074】このサブルーチンにおいて、この読出手段
の読出位置を前記数列の初項又は初期値設定手段により
設定された初期値の位置に強制的に復帰させる方法とし
ては、記憶手段を構成する記録媒体を移動させる方法、
読出手段の読出ヘッドを移動させる方法、記憶手段を構
成する記録媒体と読出手段のヘッドとの両方を移動させ
る方法、記憶手段を走査して数値を読み出す走査手段の
走査位置(読出位置)を制御する方法等を挙げることが
できる。
【0075】ところで、本発明において、数列発生手段
が発生する数値は現に発生している数値から所定の規則
に基づいて並ぶ予測可能な数値に更新されるが、もちろ
ん、この数値の更新タイミングとしては、一定の固定さ
れた周期毎に更新されるように設定することが可能であ
る。しかし、この更新の周期を変更することにより更新
タイミングを変更できるようにすることも可能である。
【0076】例えば、数列発生手段にその動作タイミン
グを制御するクロック信号を発生するクロック発振器が
設けられている場合には、一更新周期に割り当てるパル
ス数を変化させたり、パルス幅(パルス時間)を変化さ
せたりする更新タイミング変更手段を設け、この更新タ
イミング変更手段により数列発生手段の数値の更新周期
を変化させ、数値の更新タイミングを変更することが可
能になる。
【0077】この更新タイミングの変更は、例えば10
秒経過するごとに100パルスずつパルス数を増加さ
せ、所定の最高パルス数まで増加した後には、10秒経
過するごとに100パルスずつパルス数を減少させ、所
定の最低パルス数まで減少した後には、再び10秒経過
するごとに100パルスずつパルス数を増加させるとい
うように連続的に行ってもよく、例えば2〜5時間ご
と、1〜数日ごとなどの所定の周期ごとに行ってもよ
い。もちろん、任意に選定された時刻に更新タイミング
の変更を行ったり、任意に選定された特定の時間帯内で
連続的に更新タイミングの変更を実行してもよい。
【0078】本発明においては、一つの数列発生手段が
設けられる場合、遊技者の操作に基づいて設定される所
定のタイミングでこの数列発生手段から発生される数値
の個数は一つとは限らないが、この数列発生手段が発生
している一つ又は複数の数値をサンプリングするサンプ
リング手段が設けられる。このサンプリング手段が作動
するタイミングは、ゲームの開始後できるだけ早く遊技
を評価できるようにするため、遊技者がゲームを開始さ
せる操作、即ち、スタートボタン、スタートレバーなど
の操作(ゲーム開始操作)と同時に設定することが望ま
しい。なお、このようなにゲーム開始操作と同時に数列
発生手段から一つ又は複数の数値をサンプリングするた
めには、前記数値発生手段はサンプリングに先立って作
動していることが必要であり、例えば当該電子遊技機の
電源投入と同時に始動させ、サンプリング終了後、例え
ば電源切断と同時に停止されるようにすればよい。
【0079】本発明において、サンプリング手段には、
遊技の評価、前記初期値の設定、前記最終値の設定、前
記項数の設定、遊技の評価に対応する後処理、即ち、遊
技用メダルの配当、遊技用メダルの没収、配当率の計算
などに備えて、サンプリングされた一つ又は複数の数値
を記録する例えばラッチ回路、レジスター、書き換え可
能なRAM(ランダムアクセスメモリー)など公知の記
憶手段からなるサンプリング値記憶手段と、遊技者の操
作に基づいて設定される所定のタイミングで前記数列発
生手段が発生している一つ又は複数の数値をこのサンプ
リング値記憶手段に書き込む書込手段とが設けられる。
【0080】このサンプリング値記憶手段としては、公
知である種々の記憶手段を用いればよいのであるが、記
録の書き換えが非常に頻繁に行われることを考慮して、
これら公知の記憶手段の中でも電子機器に一般的に使用
されている書き換え可能なRAMを用いることが望まし
い。
【0081】又、サンプリング時に一つの数列発生手段
が複数の数値を発生している場合には、必要に応じて、
前記サンプリング手段に、例えばサンプリングされた複
数の数値の組み合わせ、大小、出現率、数列中の項の順
番などを参照して、これら複数の数値の中から一つの数
値を選択する数値選択手段を設け、この数値選択手段が
選択した一つの数値を前記書込手段がサンプリング値記
憶手段に書き込むように構成されたり、例えば数値の組
み合わせ、大小、出現率、数列中の項の順番などを参照
して、サンプリング値記憶手段に同時に書き込まれた複
数の数値の中から一つの数値を選択して読み出す数値選
択読出手段が設けられたり、サンプリングされた複数の
数値に基づいて所定の演算式に従って一つの数値を演算
する演算手段と、この演算値をサンプリング値記憶手段
に書き込む書込手段とが設けられたりする。
【0082】このサンプリング値記憶手段の記憶容量
は、少なくとも1回のサンプリングにより得た一つ又は
複数の数値を記憶できる規模を有していることが必要で
あるが、その上限は特に限定されず、例えば所定の複数
回のサンプリングにより逐次得られる複数の数値を逐次
記憶するようにしてもよい。又、サンプリングされた一
つ又は複数の数値とともに、サンプリングされた数値に
基づいて所定の演算式に従って演算された演算値や、後
に得られるその数値に対応する遊技の評価などをサンプ
リングされた一つ又は複数の数値に対応させて記録でき
る容量を備えるサンプリング値記憶手段を設けてもよ
い。
【0083】次に、本発明においては、一つの数列発生
手段が発生し、一つのサンプリング手段がサンプリング
した一つ又は複数の数値に基づいて遊技を評価する評価
手段が設けられる。この評価手段の構成は、サンプリン
グ手段がサンプリングした一つ又は複数の数値に基づい
て一つの遊技の評価が得られるように構成してあればよ
く、例えば、前記数列発生手段が発生する数値の中から
予め設定された入賞確率に基づいて選定された少なくと
も一つの特定の数値及び当該特定の数値に対応させた一
つの遊技の評価とを記憶させた一つの抽選テーブルと、
前記サンプリング手段がサンプリングした一つ又は複数
の数値に基づいて前記抽選テーブルから一つの遊技の評
価を読み出す評価読出手段が設けらる。
【0084】前記抽選テーブルは、一つの前記数値発生
手段が発生する数値の中から予め設定された入賞確率に
よって選定された少なくとも一つの特定の数値を記憶し
ているのであるが、この入賞確率とは、数列発生手段が
発生する数値の個数と、これらの中で後述する遊技の評
価のうち特定の評価を対応させた数値の個数との割合を
意味している。
【0085】又、本発明における遊技の評価とは、スロ
ットマシンで言えば「ハズレ」、「大当たり」、「中当
り」、「小当り」などの入賞ランクのことであり、ポー
カーゲーム機などで行われるカードゲームで言えば「ワ
ン・ペア」、「ツー・ペア」など予め設定されている特
定のカードの組み合わせを意味する。
【0086】この遊技の評価は、適当な桁数の2進数と
して抽選テーブルに記憶させておけばよく、例えば、ス
ロットマシンの場合には、「ハズレ」は「00」、「小
当り」は「01」、「中当り」は「10」、「大当た
り」は「11」という2桁の2進数として記憶させれば
よい。
【0087】例えば、スロットマシンにおいて、0から
9,999までの領域で公差1の等差数列の数値を順に
出力する数列発生手段を用い、「大当たり」の入賞確率
が1%、「中当り」の入賞確率が10%、「小当り」が
15%、「ハズレ」の入賞確率が74%とする場合、前
記抽選テーブルには数列発生手段が発生する0から9,
999の数値を順に並べて記憶させるとともに、数列発
生手段が発生する数値のうち0から99までに「11」
を対応させ、100から999までに「10」を対応さ
せ、1,000から2,499までに「01」を対応さ
せ、2,500から9,999までに「00」を対応さ
せて記憶させればよい。
【0088】もちろん、このように任意に選択された領
域内で連続する数値に同じ遊技の評価を対応させるとい
うことは本発明に必須のことではなく、数列発生手段が
発生できる数値の中から所定の入賞確率を確保するに必
要な個数の数値を無作為に選定し、選定された各数値に
その遊技の評価を対応させて記憶させてもよい。又、例
えば0から9まで、1,000から1,149まで、
8,000から8039までという3つの領域の数値に
「11」を対応させて記憶させるというように、一つの
遊技の評価を対応させる数値を適当な複数の領域に分散
させて記憶させてもよいのである。
【0089】一つの抽選テーブルが記憶する特定の数値
は、数列発生手段が発生できる全数値、又はこれらの数
値に基づいて所定の演算式に従って演算された全演算値
であってもよいが、抽選テーブルに用いる記憶容量を小
さくするために、特定の遊技の評価、例えばスロットマ
シンにおける「ハズレ」の評価を対応させる特定の数値
(例えば2500から9,999まで)を除いた数値だ
けを記憶させるようにしてもよい。
【0090】もちろん、本発明の評価手段において、入
賞確率を異ならせた複数の抽選テーブル、即ち、記憶さ
せる特定の数値、又はその特定の数値に対応させた一つ
の遊技の評価、若しくは記憶させる特定の数値及びその
特定の数値に対応させた一つの遊技の評価を異ならせた
複数の抽選テーブルと、これら複数の抽選テーブルの中
から使用する一つの抽選テーブルを選択するテーブル選
択手段と、選択された一つの抽選テーブルから、サンプ
リングした数値に基づいて一つの遊技の評価を読み出す
読出手段とを設けて、より多彩に入賞確率を変更できる
ようにしてもよい。
【0091】又、本発明の評価手段に、一つの前記数値
発生手段が発生する数値の中から予め設定された入賞確
率によって選定された少なくとも一つの特定の数値と、
当該特定の数値に対応させた複数の遊技の評価とを記憶
させた一つの抽選テーブルと、サンプリングされた一つ
の特定の数値に対応する複数の遊技の評価をこの抽選テ
ーブルから読み出す評価読出手段と、読み出された複数
の遊技の評価の中から遊技の評価を択一する評価選択手
段とを設けて、例えば配当率、時間帯などを参照してよ
り多彩に入賞確率を変更できるようにしてもよい。
【0092】この場合、これら評価読出手段と評価選択
手段とに代えて、サンプリングされた特定の数値に対応
する複数の遊技の評価の中から一つの遊技の評価を択一
して読み出す評価選択読出手段を設けてもよい。
【0093】更に、本発明の評価手段に、一つの前記数
値発生手段が発生する数値の中から予め設定された入賞
確率によって選定された少なくとも一つの特定の数値
と、当該特定の数値に対応させた複数の遊技の評価とを
その対応関係を異ならせて記憶させた複数の抽選テーブ
ルと、これら複数の抽選テーブルの中から使用する一つ
の抽選テーブルを選択するテーブル選択手段と、サンプ
リングされた特定の数値に対応する複数の遊技の評価を
この選択された抽選テーブルから読み出す評価読出手段
と、読み出された複数の遊技の評価の中から遊技の評価
を択一する評価選択手段とを設けて、例えば配当率、時
間帯などを参照してより多彩に入賞確率を変更できるよ
うにしてもよい。
【0094】ここで、テーブル選択手段は、複数の抽選
テーブルの中から使用する抽選テーブルを択一できるよ
うに構成してあればよく、例えば、各抽選テーブルを特
定する数値からなるインデックスを各抽選テーブルに付
しておき、これらインデックスと数列発生手段が発生で
きる全数値とを無秩序に対応させて記憶する抽選テーブ
ル選択テーブルと、数列発生手段が発生し、自動的に、
又は遊技機の管理者や遊技者の操作によりサンプリング
された数値、あるいはこの数値に基づいて演算された演
算値に対応して前記抽選テーブル選択テーブルからイン
デックスを読み出す抽選テーブル読出手段とを備え、こ
の抽選テーブル読出手段が読み出したインデックスが付
された抽選テーブルが選択されるように構成すればよ
い。
【0095】又、前記評価選択手段は、例えば遊技中に
特定の条件が揃えば立ち上げられる制御データとして一
つ又は複数のフラグを設定し、この一つ又は複数のフラ
グが立っているか否かによって選択される評価が決定さ
れるように構成すればよい。
【0096】もちろん、この評価読出手段と評価選択手
段とに代えて、選択された抽選テーブルにおいてサンプ
リングされた特定の数値に対応させた複数の遊技の評価
の中から一つの遊技の評価を択一して読み出す評価選択
読出手段を設けたりして、例えば配当率、時間帯などを
参照してより多彩に入賞確率を変更できるようにしても
よい。
【0097】要するに、本発明において、一つの数列発
生手段が設けられる場合には、その数列発生手段が発生
する数値の領域を、初期値の設定、初期値の変更、最終
値の設定、最終値の変更、項数の設定、項数の変更など
により当該数列発生手段の本体が発生し得る数値の領域
内で変化させさることにより、容易に特定の数値の出現
率を0にして入賞確率を多彩に、かつ、しごく容易に変
化させることができ、評価手段において入賞確率を変化
させれば更に多彩に入賞確率を変化させることができる
のである。
【0098】しかし、本発明には、一つの数列発生手段
が設けられる場合の他に、複数の数列発生手段が設けら
れる場合が含まれる。即ち、数列の規則が同じであり、
その数値の領域が異なる複数の数列発生手段が設けられ
る場合、数値の領域は同じであるが数列の規則が異なる
複数の数列発生手段が設けられる場合、数列の規則及び
数値の領域が異なる複数の数列発生手段が設けられる場
合などが本発明に含まれる。ここで、数値の領域が異な
るとは、互いに異ならせた数値の領域が部分的に重複す
る場合や、異ならせた数値の領域が順に連続する場合、
異ならせた数値の領域が互いに連続せずに飛び飛びに設
定されている場合などが含まれる。
【0099】ここで、数列の規則が同じであり、その数
値の領域が異なる複数の数列発生手段が設けられる場合
には、使用する数列発生手段を択一することにより特定
の数値の出現率を0にしたり、使用する複数の数列発生
手段を選択することにより特定の数値の出現率を増減さ
せたりして入賞確率を柔軟に、かつ容易に変化させるこ
とができる。
【0100】又、数列の規則が異なるが、発生される数
値の領域が同じ複数の数列発生手段を備える場合には、
数列発生手段を選択することにより特定の数値の出現率
を0にしたり、増減させたりすることができる上、各数
列発生手段が数値を発生するタイミングを重複しないよ
うに連続させることにより所定の範囲内の数値を時間的
に異なった規則に従って発生させることができる。例え
ば前半は数値の小さい順に0から9,999の等差数列
の数値を、後半はその逆の順に9,999から0までの
等差数列の数値を発生させることができる。
【0101】更に、数列の規則及び数値の領域が異なる
複数の数値発生手段を備える場合には、それらの中から
使用する数値発生手段とその使用のタイミングとを適宜
取捨選択することにより非常に多彩に、かつ、容易に入
賞確率を変化させることができる。
【0102】この他に、数列発生手段の負荷を軽減し、
長寿命化を図るためや、数列発生手段の故障に備えるた
めに、数列の規則及び領域が同じ複数の数列発生手段を
設ける場合も本発明に含まれる。
【0103】これら複数の数列発生手段が設けられる場
合には、これら複数の数列発生手段の全てを同期して作
動させても、これらの中から選択された複数のものを同
期して作動させても、これら複数の数列発生手段の全て
又はこれらの中から選択された複数の数列発生手段が順
に交代して作動するようにしても、これら複数の数列発
生手段の中から選択された一つのものだけが繰り返し作
動するようにしてもよい。
【0104】又、一つの数列発生手段の一巡の動作中に
他の一つの数列発生手段の動作が開始され、後から動作
を開始した数列発生手段の一巡の動作中に先に動作して
いた数列発生手段の一巡の動作が終了し、この動作が終
了した数列発生手段と交代するように又他の数列発生手
段の一巡の動作が開始されるというように、各数列発生
手段が順を追って、一つの数列発生手段の一巡の動作が
実行されている時間内に次の数列発生手段の動作が開始
されるようにしてもよい。
【0105】複数の数列発生手段の作動が重複する場
合、例えば複数の数列発生手段の全て又はこれらの中か
ら選択された複数のものを同期して作動させる場合や、
各数列発生手段が順を追って、一つの数列発生手段の一
巡の動作が実行されている時間内に次の数列発生手段の
動作が開始される場合には、作動している数列発生手段
がそれぞれ数値を発生するので、複数の数値を同時にサ
ンプリングすることが可能になる。
【0106】そして、本発明において、複数の数値を同
時にサンプリングできる場合には、複数の特定の数値に
基づいて一つの遊技の評価を止めるために、例えばサン
プリング手段が、数列発生手段発生している複数の数値
の組み合わせ、大小、数列における項の順番、出現率、
どの数列発生手段から発生しているのかなどを参照し
て、数列発生手段発生している複数の数値の中から一つ
の数値を選択してサンプリングし、このサンプリングさ
れた一つの数値に基づいて評価手段が一つの遊技の評価
を与えるように構成すればよい。
【0107】又、本発明において、複数の数値を同時に
サンプリングできる場合には、複数の特定の数値に基づ
いて一つの遊技の評価を止めるために、サンプリング手
段が同時にサンプリングした複数の数値に基づいて所定
の演算式に従って演算し、この演算値がサンプリング値
に代用されるように構成したり、サンプリング手段が同
時にサンプリングした複数の数値に基づいて評価手段に
おいて、サンプリングされたこれら複数の数値にそれぞ
れ対応させた複数の遊技の評価を読出、読み出した複数
の遊技の評価の中から、例えば評価の軽重、配当率、時
間帯などを考慮して、一つ遊技の評価が選択されるよう
に構成してもよい。
【0108】これに対して、複数の数列発生手段の全て
又はこれらの中から選択された複数の数列発生手段が順
に交代して作動する場合や、複数の数列発生手段の中か
ら選択された一つの数列発生手段のみが繰り返し作動す
る場合には、同時に複数の数列発生手段が作動すること
はないので、これら複数の数列発生手段からサンプリン
グされる数値は一つであり、このサンプリングされた一
つの数値に基づいて評価手段が遊技の評価をする。
【0109】即ち、本発明には、数列の規則、又は数値
の領域、若しくは数列の規則及び数値の領域が異なる複
数の数列発生手段と、これら複数の数列発生手段が発生
する一つ又は複数の数値をサンプリングするサンプリン
グ手段と、このサンプリング手段がサンプリングした一
つ又は複数の数値に基づいて遊技を評価する評価手段と
が設けられる場合が含まれる。
【0110】このように、複数の数列発生手段が設けら
れる場合にはそれらの中で作動させる数列発生手段や作
動させる順序などを適宜選択することにより、これら複
数の数列発生手段が発生する数値の領域を異ならせた
り、同じ数値の領域内で数列の規則を異ならせたりして
特定の数値の出現率を0にしたり、減少させたり、増加
させたりすることにより入賞確率を一層柔軟に変更する
ことができる。
【0111】又、複数の数列発生手段が設けられる場合
には、必要に応じて各数列発生手段ごとに初期値を設定
する初期値設定手段、この初期値を変更する初期値変更
手段、最終値を設定する最終値設定手段、最終値を変更
する最終値変更手段、発生する項数を設定する項数設定
手段、発生する項数を変更する項数変更手段などを設
け、入賞確率を更に一層柔軟に変更できるようにするこ
ともできる。
【0112】なお、複数の数列発生手段を設ける場合、
各数列発生手段の構成を共通させることは必要ではな
く、例えば上述したクロック発振器とカウンターとを備
える数列発生手段と、数値記憶手段と読出手とを備える
数列発生手段とを混用してもよいのである。
【0113】ところで、本発明においては、複数の数列
発生手段を設けずに、1つの数列発生手段が発生する数
値の領域を複数の部分領域に分割し、各部分領域から他
の部分領域から独立して数値を発生できるように構成す
れば、数値の領域が異なる複数の数列発生手段を設けた
のと同様の作用ないし効果を得ることができ、又、この
場合に各部分領域のうちの少なくとも一つの数列の規則
を異ならせることにより数列の規則及び数値の領域が異
なる複数の数列発生手段を設けるのと同様の作用ないし
効果を得ることができる。
【0114】例えば0から11,999の数値の領域を
0から1,999まで、2,000から3,999ま
で、4,000から5,999まで、6,000から
7,999まで、8,000から9,999まで、1
0,000から11,999までの部分領域に分割し、
各分割領域の数値がそれぞれ1行に並ぶようにマトリッ
クス状に配置して記憶させた数値記憶手段(渦巻き状に
配置して記憶させた数値記憶手段や、多重リング状に配
置して記憶させた数値記憶手段でもよい。)と、この数
値記憶手段から数値を所定の順に択一して読み出す数値
読出手段とを備える一つの数列発生手段が設けられてい
る場合に、数値読取手段が奇数行の数値群と偶数行の数
値群とを交互に読み出し、奇数行の数値群は数値が増加
する順、即ち、昇順に、偶数行の数値群は数値が減少す
る順、即ち降順に読み出すように構成すれば、数列の規
則と発生する領域が異なる6つの数列発生手段を設ける
場合と同じ作用ないし効果が得られる。
【0115】即ち、この場合、数値記憶手段の数値は、
0から1,999までが昇順で読み出されてから3,9
99から2,000まで降順で読み出され、この後、
4,000から5,999まで昇順で読み出されてから
7,999から6,000まで降順で読み出され、更に
この後、8,000から9,999まで昇順で読み出さ
れてから11,999から10,000まで降順で読み
出される。
【0116】これは、初期値0、最終値1,999、公
差1で増加する等差数列の数値を発生する数列発生手段
と、初期値2,000、最終値3,999、公差1で減
少する等差数列の数値を発生する数列発生手段と、初期
値4,000、最終値5,999、公差1で増加する等
差数列の数値を発生する数列発生手段と、初期値6,0
00、最終値7,999、公差1で減少する等差数列の
数値を発生する数列発生手段と、初期値8,000、最
終値9,999、公差1で増加する等差数列の数値を発
生する数列発生手段と、初期値10,000、最終値1
1,999、公差1で減少する等差数列の数値を発生す
る数列発生手段とを設け、この順に各数列発生手段を連
続的に交代させて作動させる場合と全く同じ順で数値が
発生されることになる。
【0117】もっとも、本発明においては、数値記憶手
段に記憶させている数値の並べ方は自由に設定すること
ができる。例えば、上述のマトリックス状に数値を配置
して記憶する数値記憶手段において、上述のように各行
の数値が同じ数列の規則(公差1の等差)に従って並べ
られていても、1行ごとに異なる数列の規則に従って並
べられていても、連続する所定数の行ごとに数列の規則
を異ならせたり、各行の所定の部分ごとに(例えば各行
の前半と後半とで)数列の規則を異ならせたりしてもよ
いのである。
【0118】本発明においては、このように一つの数列
発生手段を複数の部分領域に分割し、各部分領域が他の
部分領域から独立して数値を発生することができるよう
に構成する場合、各部分領域に属する数値を発生する手
段を部分数列発生手段と呼ぶことにする。
【0119】この場合、分割された複数の部分領域の中
のどの部分領域をどのようなタイミングで使用するかは
自由に選択でき、複数の数列発生手段を設けた場合と同
様に一つの数値を発生させることも、同時に複数の数値
を発生させることも可能である。
【0120】例えば一つの数列発生手段をA1、A2、
A3、・・・、Anというn個の部分領域に分割した場
合、A1、A2、A3、・・・や、A1、An、A2、
An−1、A3、・・・や、An、An−1、An−
2、・・・というように、これらの部分領域が順に連続
的に交代するように使用したり、A1、A3、A5、・
・・というように飛び飛びの部分領域が順に交代するよ
うにに使用したり、A1、A2、A3、A4、A5とい
う連続する一群の部分領域を順に交代するように使用し
た後、この一群の部分領域と部分的に重複するA4、A
5、A6、A7、A8という連続する他の一群の部分領
域を順に交代するように使用したり、複数の部分領域の
中の一つだけを繰り返し使用したりして、複数の部分数
列発生手段を集合させた一つの数列発生手段から一つの
数値が発生されるように使用することが可能である。
【0121】又、この場合に、A1、A3に続いてA
2、A4使用し、これらA2、A4に続いてA5、A7
を使用し、更にこれらA5、A7に続いてA6、A8を
使用するというように、同時に複数の部分領域を使用し
て、複数の数値を発生させることもできる。もちろん、
全部の部分領域を同時に使用して部分領域と同数の数値
を同時に発生させることも可能である。
【0122】上述したように複数の部分数列発生手段か
らなる一つの数列発生手段を設ける場合には、各部分数
列発生手段ごとに初期値設定手段、初期値変更手段、最
終値設定手段、最終値変更手段、項数設定手段、項数変
更手段などを設けて、各部分数列発生手段が発生する数
値の領域をそれぞれの領域内で変化させ、入賞確率を一
層多彩に、かつ容易に変更することができる。又、各部
分数列発生手段ごとに更新タイミング変更手段を設けて
もよく、各部分数列発生手段が数値を発生する順序を変
更できるようにしてもよい。
【0123】複数の部分数値発生手段からなる一つの数
値発生手段が設けられる場合のその他の構成、作用ない
し効果は数値の領域、又は数列の規則及び数値の領域が
異なる複数の数値発生手段が設けられる場合のそれらか
ら容易に類推できるので、これらの詳細な説明は紙幅を
節約するために省略する。
【0124】本発明において、複数の数列発生手段や複
数の部分数列発生手段からなる一つの数列発生手段が設
けられる場合には、各数列発生手段又は各部分数列発生
手段ごとに入賞確率が異なる一つ又は複数の抽選テーブ
ルを設けてもよい。
【0125】例えば初項が0、終項が9,999の領域
で公差1の等差級数の数列の数値を順次発生する数列発
生手段が設けられ、この数列発生手段が0から999ま
で、1,000から4,999まで、5,000から
9,999までという三つの部分数列発生手段で構成さ
れている場合、最初の0から999までの領域では「大
当たり」に対応する数値の数が1個、「中当り」に対応
する数値の数が3個、「小当り」に対応する数値の数が
10個、残りの986個の数が「ハズレ」となるように
入賞確率を設定し、次の1,000から4,999まで
の領域では、「大当たり」が5個、「中当り」が20
個、「小当り」が30個、残りの945個が「ハズレ」
であるように入賞確率を設定し、最後の5,000から
9,999までの領域ではこれらとは異なる入賞確率を
設定するということができるのである。
【0126】なお、複数の抽選テーブルを用いる場合、
複数台の遊技機に共用されるホストコンピュータに数列
の規則、領域、入選確率などを異ならせた多彩な抽選テ
ーブルを管理させ、必要に応じて各遊技機にそれらの中
から択一された抽選テーブルを呼出し、当該遊技機に設
置した抽選テーブル用のメモリ領域にローディングする
ようにしてもよい。又、各遊技機には抽選テーブル用の
メモリ領域は設けず、数列発生手段とサンプリング手段
とを設け、数列発生手段からサンプリングされた数値を
ホストコンピュータが管理する抽選テーブルにアクセス
させ、その結果得られた遊技の評価をホストコンピュー
タを介して各遊技機に伝送するようにしてもよい。
【0127】
【作用】上述したように、本発明に係る電子遊技機の抽
選装置は、従来の乱数発生手段に代えて、所定の数列の
所定の領域内の数値で次々に更新される数値を発生する
数列発生手段を用いるので、抽選の基礎になる数値を発
生する数値発生手段の構成が簡単になる上、この数列の
規則、数列の領域などを変更することにより入賞確率を
多彩に、かつ、しごく容易に変更できる作用が得られ
る。
【0128】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る電子遊技
機の抽選装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以
下の通りである。
【0129】図1の機能ブロック図に示すように、この
電子遊技機の抽選装置は、遊技者が操作する操作手段1
と、数列発生手段2と、サンプリング手段3と、評価手
段4とを備え、遊技者が操作手段1を操作した時に数列
発生手段2が発生している数値がサンプリング手段3に
よってサンプリングされ、このサンプリングれた数値に
基づいて評価手段3が遊技の評価をするようにしてい
る。自動的に、又は、遊技者の操作によりゲームが終了
するとこの評価は表示手段5に伝送されて、表示手段5
により遊技者に表示され、又、後処理手段6に伝送さ
れ、この後処理手段6により必要な後処理、即ち、「大
当たり」、「中当り」、「小当り」或いは「ハズレ」の
後処理が実行される。
【0130】前記数列発生手段2は例えば電源投入によ
り始動され、所定の周期で次々と更新される数値を発生
し、電源遮断により停止するものであり、現に発生して
いる数値とこの数値を更新する新しい数値との間には、
現に発生している数値から新しい数値が所定の規則に基
づいて予測可能であるという関係があり、従って、この
数列発生手段2が次々と発生する数値は、予め選択され
た数列を構成するのである。
【0131】この数列発生手段2は、図2の機能ブロッ
ク図に示すように、所定の数列の所定の領域内の数値を
順に発生する本体21を必須の要素として備える他、必
要に応じて、本体21が一巡の動作を始める時に発生す
る数値、即ち、初期値を設定する初期値設定手段22
と、本体21の一巡の動作が終わる時に発生している数
値、即ち、最終値を設定する最終値設定手段23と、任
意の時点で本体21を一巡の動作を始める状態に復帰さ
せるリセット手段24とを備えている。
【0132】又、この数列発生手段2は初期値設定手段
22が設定する初期値を本体21が発生する数値の領域
内で変更する初期値変更手段25と、最終値設定手段2
3が設定する最終値を本体21が発生する数値の領域内
で変更する最終値変更手段26と、本体21が発生する
数値を更新するタイミングを設定する更新タイミング設
定手段27と、このタイミングを変更する更新タイミン
グ変更手段28とを備えている。
【0133】この本体21は例えば1億Hz/sという
非常に周波数の高いクロックパルスを発生するクロック
発振器と、例えば0から9,999までの数値をカウン
トできるカウンターとを備える。又、このカウンター
は、カウント数0から、このクロック発振器が更新タイ
ミング設定手段27により設定されたパルス数(例えば
1000パルス)のクロックパルスを発振するごとに1
カウントしてそのカウント数を増やし、カウント数が
9,999に達した後、前記このクロック発振器が更新
タイミング設定手段27により設定されたパルス数(例
えば1000パルス)のクロックパルスを発振するとカ
ウント値が0にリセットされるようにしている。
【0134】又、この数列発生手段2の本体21には、
前記カウンターのカウント値を読み出す読出手段が設け
られ、この読出手段により前記カウンターがカウントで
きる0から9,999までの数値を順に読み出して数列
発生手段2の外部に伝送できるようにしている。即ち、
この本体21は、0から9,999までの領域で公差1
の等差数列を構成する数値を小さい順に繰り返し発生で
きるように構成されている。
【0135】なお、前記のように発振周波数が1億Hz
/sという高周波のクロック発振器を用い、上述したよ
うに1000パルスごとにカウンターの数値を1ずつ進
めるように構成すれば、前記カウンターのカウント数を
0.1秒以内の非常に短い周期で一巡させることがで
き、遊技者の生理的反応能力がカウンターの動作速度に
追従することができなくなる。その結果、遊技者が意図
的に特定の数値が発生する時期を検出することが不可能
になり、いわゆる体感器を用いる不正の遊技を絶滅させ
ることができる。クロック発振器として1億Hz/sと
いう非常に周波数の高いクロックパルスを発生するクロ
ック発振器を用いれば更に確実にいわゆる体感器を用い
る不正の遊技を絶滅させることができる。
【0136】実際にこの数列発生手段2が発生する数値
は前記初期値と、これが発生した後、最終値が発生する
までに発生する数値と、最終値とであり、最終値と初期
値との間の数値は発生されない。初期値と最終値とは本
体21が発生できる数列の領域における項の順番として
は前者が若い場合と、後者が若い場合とがあり、前者が
若い場合には本体21が発生できる数列の初項(ここで
は0)から初期値の前の項までの数値と、最終値の次か
ら本体21が発生できる数列の終項(ここでは9,99
9)までの数値は発生されないことになる。
【0137】換言すれば、初期値の項の順番が最終値の
項の順番よりも若い場合には、本体21の一巡の動作で
初期値から最終値までの数値が順次本体21から発生さ
れ、最終値の項の順番が初期値の項の順番よりも若い場
合には、本体21の一巡の動作で初期値から本体21が
発生できる数列の終項の9,999までの数値を順次発
生させた後、これに続いて本体21が発生できる数列の
初項の0から最終値までの数値が順次発生させることに
なる。
【0138】図1に示すように、前記サンプリング手段
3には、サンプリング値記憶手段32と、前記操作手段
1が操作された時に数列発生手段2が発生している数値
をこのサンプリング値記憶手段32に書き込む書込手段
31とが設けられ、前記操作手段1が操作されるごとに
数列発生手段2の本体21に設けた読出手段から伝送さ
れる数値がサンプリング値記憶手段32に書き込まれ、
逐次記憶される。このサンプリング値記憶手段32は所
定数(例えば10,000個)の数値が記憶されると、
新しい数値が記憶されるごとに旧い記憶から順に消去さ
れるようにしている。
【0139】前記評価手段4は、複数(例えば5個)の
抽選テーブルT1、T2、T3、T4、T5を記憶させ
た中央抽選テーブル記憶手段41と、これら複数の抽選
テーブルT1、T2、T3、T4、T5の中の一つを選
択するテーブル選択手段42と、選択された一つの抽選
テーブルTを記憶する端末抽選テーブル記憶手段43
と、前記サンプリング値記憶手段32から最新の記憶を
読み出すサンプリング値読出手段44と、このサンプリ
ング値記憶手段32の最新の記憶に基づいて端末抽選テ
ーブル記憶手段43に記憶させた抽選テーブルTから一
つの遊技の評価を読み出す評価読出手段45とを備え
る。
【0140】なお、前記中央抽選テーブル記憶手段41
は、多数の遊技機を集中管理する中央処理部に設置さ
れ、テーブル選択手段42、端末抽選テーブル記憶手段
43、サンプリング値読出手段44及び評価読出手段4
5は各遊技機に個別に設置されている。
【0141】各抽選テーブルT1、T2、T3、T4、
T5には、前記数列発生手段2が発生する数値のうち所
定の入賞確率に基づいて選定された多数の数値と、その
数値に与えられる遊技の評価とを対応させて記憶させて
ある。
【0142】例えば図3のフォーマット図に示すよう
に、第1の抽選テーブルT1には、「大当たり」の入賞
確率が1%、「中当り」の入賞確率が10%、「小当
り」が15%、「ハズレ」の入賞確率が74%として、
数列発生手段2が発生する0から9,999の数値を順
に並べて記憶させるとともに、数列発生手段が発生する
数値のうち0から99までに「大当たり」を代表する
「11」を、100から1,099までに「中当り」を
代表する「10」を、1,100から2,599までに
「小当り」を代表する「01」を、2,600から9,
999までに「ハズレ」に対応する「00」をそれぞれ
対応させて記憶させてある。
【0143】又、他の抽選テーブルT2、T3、T4、
T5には、これらの入賞ランクの入賞確率を異ならせ
て、入賞確率に基づいて選定された多数の数値と、その
数値に与えられる遊技の評価とを対応させて記憶させて
ある。
【0144】前記テーブル選択手段42は、例えば各遊
技機の電源投入から所定の期間(例えば10分ないし1
5分)だけ有効になるスイッチ回路を備え、このスイッ
チ回路が有効である間にこのスイッチ回路を切替え操作
することにより使用する抽選テーブルを択一的に指定
し、このスイッチ回路が有効である期間が終了する時
に、この指定された抽選テーブルT1、T2、T3、T
4、T5で端末抽選テーブル記憶手段43のデータを書
き換えるようにしてある。
【0145】又、このスイッチ回路が有効である間にこ
のスイッチ回路が切り替えられない場合には、その時に
このスイッチ回路によって指定されている抽選テーブ
ル、即ち、最後に指定された抽選テーブルが端末抽選テ
ーブル記憶手段43のデータとして残されているが、こ
のスイッチ回路が有効である期間が終了する時に、同じ
データで端末抽選テーブル記憶手段43のデータを書き
換えるようにしてある。
【0146】従って、電源を投入した後、このスイッチ
回路が有効な期間が経過すると、遊技場内のすべての遊
技機の端末抽選テーブル記憶手段43には、選択により
更新された抽選テーブルか、以前と同じ内容の抽選テー
ブルが書き込まれ、この期間が終了した後、遊技場が開
場され、遊技者が操作手段1を操作できるようにしてい
る。
【0147】各遊技機の電源が投入された後、遊技場内
のすべて遊技機の端末抽選テーブル記憶手段43の書換
えが完了するにたる程度の適当な時間が経過してから遊
技場が開場され、更にこの後に遊技者が操作手段1を操
作すると、ゲームが開始されるとともにサンプリング手
段3が作動し、その時に数列発生手段2が発生している
数値がサンプリングされる。このサンプリングされた数
値は、評価手段4に伝送され、評価手段4ではこの数値
に基づいて前記端末抽選テーブル記憶手段43に記憶さ
せてある抽選テーブルTから遊技の評価(入賞ランク)
が読み出される。例えばサンプリングされた数値が54
3であれば「中当り」を代表する「10」が読み出され
る。そして、この遊技の評価は表示手段5と後処理手段
6とに伝送され、遊技者がゲームを終了させる操作を行
うと、表示手段5が「中当り」に入賞したことを表示
し、後処理手段6がその評価に対応する後処理(ここで
は「中当り」の後処理)を行う。
【0148】ところで、例えば遊技場の管理者が任意の
時点で前記初期値変更手段25を操作して初期値設定手
段22が本体21の初期値を5に設定し、又、最終値変
更手段26を操作して最終値設定手段23が本体21の
最終値を8,999に設定すると、本体21が発生する
数値の個数は10,000から1,005少ない8,9
95個となる。又、0から4までの数値の出現率が0と
なるので、「大当たり」に対応する数値の個数は95個
になり、「大当たり」の入賞確率は1.06%になる。
「中当り」に対応する数値の個数(10,00個)及び
「小当り」に対応する数値の個数(1,500個)は変
わらないが、数列発生手段2が発生する数値の個数が
1,005個少ないので、「中当り」の入賞確率は1
1.12%に、「小当り」の入賞確率は16.67%に
なる。更に、9,000から9,999までの数値の出
現率が0となるので、「ハズレ」に対応する数値の個数
が1,000個少なくなり、「ハズレ」の入賞確率は7
1.15%になる。
【0149】初期値を10に、最終値を8,999に設
定すると、「大当たり」の入賞確率は1.00%、「中
当り」の入賞確率は11.12%に、「小当り」の入賞
確率は16.69%に、「ハズレ」の入賞確率は71.
19%になる。又、初期値を10に、最終値を8,49
9に設定すると、「大当たり」の入賞確率は1.06
%、「中当り」の入賞確率は11.78%に、「小当
り」の入賞確率は17.67%に、「ハズレ」の入賞確
率は64.49%になる。初期値を2,700に、最終
値を2,499に設定すれば、2,500から2,69
9までの200個の数値は出現しなくなるので、「大当
たり」の入賞確率は1.02%、「中当り」の入賞確率
は10.20%に、「小当り」の入賞確率は14.29
%に、「ハズレ」の入賞確率は74.49%になる。
【0150】このように数列発生手段2の一巡の動作の
始まる時に当該数列発生手段2が発生する初期値やその
一巡の動作が終わる時に数列発生手段2が発生する最終
値を変更すれば非常に多彩に入賞確率を変更することが
できる。しかも、これら初期値の変更は、抽選テーブル
Tを交換(抽選テーブルTの書換)をせずに、初期値変
更手段25や最終値変更手段26を操作することにより
至極簡単に行えるのである。
【0151】図4は本発明に用いられる数列発生手段2
の本体21の別の構成を示す構成図であり、この数列発
生手段2は0から11,999までの12,000個の
数値をマトリックス状に配置して記憶させた数値記憶手
段21aと、この数値記憶手段21aを行が並ぶ方向に
走査する(主)走査手段21bと、この数値記憶手段2
1aを各行が延びる方向に操作する(副)走査手段21
cとを備え、(主)操作手段21bが走査している行の
中で、(副)走査手段21cが走査している列の数値を
この数列発生手段2が発生する数値として読み出すよう
にしている。
【0152】前記12,000個の数値は、無秩序に並
べて記憶させてもよいのであるが、この実施例では第1
行に0から1,999までの2,000個が左から右に
順に数値が大きくなるように並べられ、第2行には1,
999に続く2,000から3,999までの2,00
0個が左から右に順に数値が大きくなるように並べら
れ、以下同じように、各行に前行の末尾に続く数値と、
これに続く1,999個との合計2,000個の数値
が、左から右に順に数値が大きくなるように並べられて
いる。
【0153】前記(主)走査手段21bは、第1行から
第6行までの各行を所定の周期で順に走査し、第6行の
走査が終了すると第1行の走査に戻り、第1行から第6
行までの各行の走査を繰り返すようにしている。又、前
記(副)走査手段21cは、(主)走査手段21bが奇
数行を走査している間には各行の左から右に順に各数値
を走査し、(主)走査手段21bが偶数行を走査してい
る間には各行の右から左に順に各数値を走査するように
している。
【0154】従って、初期値が初項(0)に設定され、
最終値が終項(10,000)に設定されている場合に
は、この数列発生手段2からは0から1,999まで数
値が1ずつ増加する昇順で数値が発生してからこの1,
999に続いて3,999から2,000まで数値が1
ずつ減少する降順で数値が発生し、又、この2,000
に続いて4,000から5,999まで数値が1ずつ増
加する昇順で数値が発生してからこの5,999に続い
て7,999から6,000まで数値が1ずつ減少する
降順で数値が発生し、更にこの6,000に続いて8,
000から9,999まで数値が1ずつ増加する昇順で
数値が発生してからこの9,999に続いて11,99
9から10,000まで数値が1ずつ減少する降順で数
値が発生する。そして、この10,000の後には走査
位置が初項に戻り、上述した0からの数値の読出が繰り
返される。
【0155】この数列発生手段2の場合には、前例のよ
うに初期値や最終値を変更することにより、抽選テーブ
ルTを交換することなく入賞確率を多彩に、かつ、容易
に変更できるが、更に、適当な調整操作手段を介して両
走査手段21b、21cの動作を制御する制御ブログラ
ム上で(主)走査手段21bの走査範囲や(副)走査手
段21cの走査範囲を変更することにより、抽選テーブ
ルTを交換することなく入賞確率を一層多彩に、かつ、
容易に変更できる。
【0156】例えば、「大当たり」の入賞確率は1%、
「中当り」の入賞確率は10%に、「小当り」の入賞確
率は15%に、「ハズレ」の入賞確率は74%の抽選テ
ーブルとして、0から119までの200個の数値に
「11」を、200から1,399までの1,200個
の数値に「10」を、1,400から3,199までの
1,800個の数値に「01」を、3,200から1
1,999までの8,800個の数値に「00」をそれ
ぞれ対応させて記憶する抽選テーブルTを用いるとし
て、(主)走査手段21bの走査範囲を第1行から第5
行までに制限すると、数列発生手段2が発生する数値
は、0から9,999までの10,000個の数値に減
り、「ハズレ」に対応させた数値が2,000個減る。
その結果、「大当たり」の入賞確率は2%、「中当り」
の入賞確率は12%に、「小当り」の入賞確率は18%
に、「ハズレ」の入賞確率は68%になる。
【0157】又、同じ抽選テーブルTを用いて、(副)
走査手段21cの走査範囲を第5列目から第1,994
列目までに制限すると、0から4まで、1,995から
2,004まで、3,995から4,004まで、4,
995から6,004まで、7,995から8,004
まで、9,995から10,004まで、及び11,9
95から11999までの合計60個の数値は出現しな
くなる。つまり、抽選テーブルTにおいて「大当たり」
に対応させた0から4の数値の5個の数値、「小当り」
に対応させた1,995から2,004までの10個の
数値、「ハズレ」に対応させた3,995から4,00
4まで、4,995から6,004まで、7,995か
ら8,004まで、9,995から10,004まで、
及び11,995から11999までの合計45個の数
値が出現しなくなるのである。その結果、「大当たり」
の入賞確率は1.633%、「中当り」の入賞確率は1
0.050%に、「小当り」の入賞確率は14.992
%に、「ハズレ」の入賞確率は73.325%になる。
【0158】更に、同じ抽選テーブルTを用いて、
(主)走査手段21bの走査範囲を第1行から第5行ま
でに制限するとともに、(副)走査手段21cの走査範
囲を第5列目から第1,994列目までに制限すると、
0から4まで、1,995から2,004まで、3,9
95から4,004まで、4,995から6,004ま
で、7,995から8,004まで、9,995から1
1,999までの合計2050個の数値の出現率が0に
なりる。つまり、「大当たり」に対応させた0から4の
数値の5個の数値、「小当り」に対応させた1,995
から2,004までの10個の数値、「ハズレ」に対応
させた3,995から4,004まで、4,995から
6,004まで、7,995から8,004まで、9,
995から11999までの合計2035個の数値が出
現しなくなり、その結果、「大当たり」の入賞確率は
1.96%、「中当り」の入賞確率は12.06%に、
「小当り」の入賞確率は17.99%に、「ハズレ」の
入賞確率は67.99%になる。
【0159】なお、この本体21においては数値の読出
の順序を例えば全行にわたって昇順で読み出したり、第
1行から第3行までを昇順で、第4行から第6行までを
降順で読み出したり、第1行、第2行を昇順で、第3
行、第4行を降順で、第5行、第6行を昇順で読み出し
た後、第1行、第2行を降順で、第3行、第4行を昇順
で、第5行、第6行を降順で読み出したりするなどして
もよいが、読出順序を変化させることによっては入賞確
率が変化することはなく、読出領域を変化させることに
よってのみ入賞確率を変化させることができる。
【0160】又、前記抽選テーブルTにおいては、各入
賞ランクに対応させた数値がそれぞれ一連の領域を構成
しているが、例えば「大当たり」に0、100、20
0、300、・・・11,900というように適当な順
序に並ぶ200個の数値を対応させたり、0から11,
999の中から無作為に選択された200個の数値を対
応させたりしてもよい。
【0161】ここで、例えば「大当たり」の入賞確率を
1%にするために、前記数値記憶手段21aの0から1
1,999の中から無作為に選択された200個の数値
を「大当たり」に対応させる場合には、各行の中の2個
の数値を「大当たり」に対応させて、各行当りの「大当
たり」の入賞確率が1%になるようにしてもよく、又、
各行の「大当たり」に対応させる数値の数を異ならせ、
各行当りの「大当たり」の入賞確率が0%から20%ま
での範囲で異なるが、全体として「大当たり」の入賞確
率が1%になるようにしてもよいのである。
【0162】更に、この実施例では各行の数値の読出が
順に行われているが、例えば第1行、第3行、第5行、
第6行、第4行、第2行の順に読出を行ったり、3行の
奇数行の数値を同時に読み出し、次いで3行の偶数行の
数値を同時に読み出すことを繰り返したり、第1行と第
4行との数値を同時に読み出し、次いで第2行と第5行
との数値を同時に読み出し、更に続いて第3行と第6行
との数値を同時に読み出すことを繰り返したり、全行の
数値を同期して読み出すことを繰り返したりしてもよ
い。
【0163】即ち、前記数列発生手段2は、発生する数
値の領域が6つの部分領域に分割され、各部分領域ごと
に他の領域とは独立して数値を読み出すことができる6
つの部分数列発生手段で構成されていると解することが
できる。しかも、上述のように、各部分領域ごとに数値
の読み出し順序を昇順と降順とに異ならせることによ
り、数列の規則及び領域が異なる6つの部分数列発生手
段で構成されていると解することができる。
【0164】ところで、複数の数値が同時に数列発生手
段2から発生する場合には、図5に示すように、サンプ
リング手段3の中に設けたサンプリング値選択手段33
においてこれらの数値の中から一つの数値を選択し、択
一された数値を書込手段31でサンプリング値記憶手段
32に書込み、評価手段4のサンプリング値読出手段4
4でこの数値を読み出し、この数値に対応する一つの遊
技の評価を評価読出手段45で選択テーブルTから読み
出すようにすればよい。
【0165】又、図6に示すように、これらの複数の数
値を書込手段31でサンプリング値記憶手段32に書込
み、評価手段4に設けたサンプリング値選択読出手段4
6でこれらの数値の中の一つをサンプリング値記憶手段
32から選択して読み出し、選択された数値に対応する
一つの遊技の評価を評価読出手段45で抽選テーブルT
から読み出すようにしてもよい。
【0166】更に、図7に示すように、これらの複数の
数値を書込手段31でサンプリング値記憶手段32に書
込み、評価手段4のサンプリング値読出手段44でこれ
ら複数の数値をサンプリング値記憶手段32から読み出
し、評価読出手段45によって各数値に対応させた2つ
の遊技の評価を抽選テーブルTから読み出し、評価手段
4に設けた評価選択手段47によってこれらの2つの遊
技の評価の中から一つの遊技の評価を選択して、後段、
即ち、表示手段5及び後処理手段6に伝送するようにし
てもよい。
【0167】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、従来
の乱数発生手段に代えて、所定の数列の所定の領域の内
の数値を順に発生する一つの数列発生手段を備えるの
で、複雑な演算をせずに数値を発生させることができる
結果、抽選の基礎となる数値を発生する数値発生手段の
構成を簡単にできるのであり、従って、抽選装置全体と
しての構成を簡単にできる、という効果が得られる。
【0168】又、本発明は、従来の乱数発生手段に代え
て、所定の数列の所定の領域の内の数値を順に発生する
一つの数列発生手段を備えるので、サンプリングされた
数値と遊技の評価とを対照する抽選テーブルを交換した
り、抽選テーブルを書換えたりしなくても、発生可能な
領域内で抽選に用いる数値の領域を、例えば数列発生手
段の一巡の動作が始まる時に発生される初期値や、数列
発生手段の動作が終わる時に発生される最終値を変える
ことにより、多彩に、かつ、しごく容易に変更すること
ができるのであり、これにより、入賞確率を多彩に、か
つ、しごく容易に変更できる、という効果が得られるの
である。
【0169】又、本発明は、従来の乱数発生手段に代え
て、所定の数列の所定の領域の内の数値を順に発生する
一つの数列発生手段を備えるので、抽選の基礎となる数
値を発生する為に複雑な演算を実行する必要がなく、数
値の更新周期を短縮して特定の数値を検出することを困
難にできるので、いわゆる体感器を用いる不正な遊技を
防止し易くなる、という効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の機能ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の数列発生手段の機能ブロック
図である。
【図3】図3は、本発明の抽選テーブルのフォーマット
図である。
【図4】図4は、本発明の数列発生手段の本体の構成図
である。
【図5】図5は、本発明の機能ブロック図である。
【図6】図6は、本発明の機能ブロック図である。
【図7】図7は、本発明の機能ブロック図である。
【図8】図8は、従来例の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 操作手段 2 数列発生手段 3 サンプリング手段 4 評価手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の数列の所定の領域内の数値を順に
    発生する一つの数列発生手段と、遊技者の操作に基づい
    てこの数列発生手段が発生している一つの数値をサンプ
    リングする一つのサンプリング手段と、このサンプリン
    グ手段がサンプリングした数値に基づいて遊技を評価す
    る一つの評価手段とが設けられていることを特徴とする
    電子遊技機の抽選装置。
  2. 【請求項2】 数列発生手段に、所定の数列の所定の領
    域の全ての数値を順に発生する本体が設けられている請
    求項1に記載の電子遊技機の抽選装置。
  3. 【請求項3】 数列発生手段に、所定の数列の所定の領
    域の全ての数値を順に発生できる本体と、この本体の一
    巡の動作が始まる時に該本体が発生する初期値を設定す
    る初期値設定手段とが設けられている請求項1又は2に
    記載の電子遊技機の抽選装置。
  4. 【請求項4】 初期値設定手段が設定する初期値を前記
    所定の領域内で変更する初期値変更手段が設けられてい
    る請求項3に記載の電子遊技機の抽選装置。
  5. 【請求項5】 数列発生手段に、所定の数列の所定の領
    域の全ての数値を順に発生できる本体と、この本体の一
    巡の動作が終わる時に該本体が発生する最終値を設定す
    る最終値設定手段とが設けられている請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の電子遊技機の抽選装置。
  6. 【請求項6】 最終値設定手段が設定する最終値を前記
    所定の領域内で変更する最終値変更手段が設けられてい
    る請求項5に記載の電子遊技機の抽選装置。
  7. 【請求項7】 数列発生手段に、所定の数列の所定の領
    域の全ての数値を順に発生できる本体と、この本体の一
    巡の動作が始まる時に該本体が発生する初期値を設定す
    る初期値設定手段と、この本体の一巡の動作で該本体が
    発生する数値の項数を設定する項数設定手段とが設けら
    れている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子
    遊技機の抽選装置。
  8. 【請求項8】 項数設定手段が設定する項数を変更する
    項数変更手段が設けられている請求項7に記載の電子遊
    技機の抽選装置。
  9. 【請求項9】 任意の時点で前記数列発生手段をその一
    巡の動作が始まる時の状態に復帰させるリセット手段が
    設けられている請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の電子遊技機の抽選装置。
  10. 【請求項10】 数列発生手段が発生する数値を更新す
    る周期又はタイミングを変更する更新タイミング変更手
    段を設けた請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電
    子遊技機の抽選装置。
  11. 【請求項11】 評価手段に、前記数列発生手段が発生
    する数値の中から予め設定された入賞確率に基づいて選
    定された少なくとも一つの特定の数値及びそれに対応さ
    せた一つの遊技の評価を記憶させた一つの抽選テーブル
    と、前記サンプリング手段がサンプリングした数値に基
    づいて前記抽選テーブルから一つの遊技の評価を読み出
    す一つの読出手段とが設けられる請求項1ないし10の
    いずれか1項に記載された電子遊技機の抽選装置。
  12. 【請求項12】 評価手段に、少なくとも一つの共通し
    た前記特定の数値と、当該共通の特定の数値に対応して
    互いに異なる一つの遊技の評価とを記憶する複数の抽選
    テーブルと、これら複数の抽選テーブルの中から使用す
    る一つの抽選テーブルを選択するテーブル選択手段と、
    選択された抽選テーブルからサンプリングした数値に基
    づいて前記抽選テーブルから一つの遊技の評価を読み出
    す読出手段が設けられている請求項1ないし10のいず
    れか1項に記載された電子遊技機の抽選装置。
  13. 【請求項13】 評価手段に、前記数列発生手段が発生
    する数値の中から予め設定された入賞確率に基づいて選
    定された少なくとも一つの特定の数値及び当該特定の数
    値に対応させた複数の遊技の評価を記憶する一つの抽選
    テーブルと、前記特定の数値に対応させた複数の遊技の
    評価を読み出す読出手段と、読み出された複数の遊技の
    評価の中から使用する遊技の評価を択一する評価選択手
    段とが設けられている請求項1ないし10のいずれか1
    項に記載された電子遊技機の抽選装置。
  14. 【請求項14】 数列の規則、又は数値の領域、若しく
    は数列の規則及び数値の領域が異なる複数の数列発生手
    段と、これら複数の数列発生手段から発生される一つの
    数値又は複数の数値をサンプリングするサンプリング手
    段と、このサンプリング手段がサンプリングした数値に
    基づいて遊技を評価する一つの評価手段とが設けられて
    いることを特徴とする電子遊技機の抽選装置。
  15. 【請求項15】 複数の数列発生手段から発生される複
    数の数値をサンプリングするサンプリング手段と、サン
    プリングされた複数の数値から抽選に使用する数値を択
    一する数値選択手段とが設けられ、前記評価手段がこの
    択一された数値に基づいて遊技を評価する請求項14に
    記載の電子遊技機の抽選装置。
  16. 【請求項16】 複数の数列発生手段から発生される複
    数の数値をサンプリングするサンプリング手段が設けら
    れ、前記評価手段に、前記数列発生手段が発生する数値
    の中から予め設定された入賞確率に基づいて選定された
    少なくとも一つの特定の数値及びそれに対応させた一つ
    の遊技の評価を記憶させた一つの抽選テーブルと、サン
    プリングされた複数の数値に基づいて該抽選テーブルか
    ら複数の遊技の評価を読み出す読出手段と、読み出され
    た複数の遊技の評価の中から一つの遊技の評価を選択す
    る評価選択手段とが設けられている請求項14に記載の
    電子遊技機の抽選装置。
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