JP2000325187A - 飾りケース - Google Patents

飾りケース

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JP2000325187A
JP2000325187A JP11136642A JP13664299A JP2000325187A JP 2000325187 A JP2000325187 A JP 2000325187A JP 11136642 A JP11136642 A JP 11136642A JP 13664299 A JP13664299 A JP 13664299A JP 2000325187 A JP2000325187 A JP 2000325187A
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JP
Japan
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ornament
plate
transparent
bottom plate
decoration
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Pending
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JP11136642A
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English (en)
Inventor
Fumio Kuwabara
文雄 桑原
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NANEN KOGEI KK
Original Assignee
NANEN KOGEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飾り物の視認性を向上させ、飾り物や飾りケー
ス全体の意匠性を向上させ、また飾り物を容易に出し入
れすること等のできる飾りケースを提供する。 【解決手段】本発明の飾りケースは、任意の飾り物を載
置するための底板1と、この底板1に載置される飾り物
を囲繞するための収納部2とを備える。この収納部2
は、底板1に載置される飾り物を前後左右から囲繞する
もので相互に接するように配置された複数の透明板3〜
6と、底板1に載置される飾り物を上方から囲繞する天
板7とを備える。そして飾り物の後方に位置する透明板
5を、該飾り物の背景となる図柄11を有する背景板と
する。また透明板3を、開閉自在として収納部2内に飾
り物を出し入れするための開閉扉とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雛人形や五月人形
等の任意の飾り物を飾るための飾りケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飾りケースの全体斜視図を図5に
示し、その分解斜視図を図6に示す。これら図に示すよ
うに従来の飾りケースは、飾り物を載置するための平面
長方形の底板21と、この底板上に載置された飾り物を
囲繞するための収納部22とを備えて構成されていた。
【0003】この収納部22は概略的に、木枠23と、
ガラス板24と、ベニヤ板25とから構成されていた。
このうち木枠23は、より具体的には、底板21の各隅
上に立設された四本の支柱26と、各支柱26の相互間
に架け渡された横桟27と、これら支柱26及び横桟2
7の上面に載置された平面ロ字状の天枠28とから構成
されていた。この木枠23にて区画される前後左右及び
上方の面部のうち、前面部、左右の側面部、及び上面部
にはガラス板24、後面部にはベニヤ板25が嵌め込ま
れていた。
【0004】この収納部22は図示しない接合構造によ
って一体に構成されており、図6に示すように収納部2
2全体を一体として上げ下げすることができる。そして
底板21の上面に飾り物を載置し、この飾り物に対して
上方から収納部22を被せることにより、飾り物を飾り
ケースの内部に収納することができる。このように収納
された飾り物は、ベニヤ板25を背景面として、ガラス
板24を介して観賞することができる。なお収納部22
は、底板21の上面に形成された段部を囲むように該底
板21上に載置され、底板21に対して前後左右に移動
不能に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の飾り
ケースにおいては、上述のように複数の支柱26が設け
られていた。したがって飾り物を眺める際、支柱26が
飾り物の側方に位置し、飾り物の視認性を妨げるという
問題があった。また絢爛豪華に作られた飾り物の周囲
に、飾り物とは何らデザイン上の関連性のない支柱26
が存在することにより、飾り物や飾りケース全体の意匠
性を低下させることがあった。この他、木材の加工は一
般に手間を要するため、支柱26を設けた分だけ製造コ
ストが上昇していた。
【0006】また飾りケースに飾り物を出し入れする
際、収納部22全体を上げ下げする必要があった。した
がって飾り物の出し入れに大きな力を要すると共に、大
きな動作を要し、飾り物の出し入れが非常に面倒であっ
た。またこのように収納部22全体を大きく動かす必要
があったことから、収納部22で飾り物を引っ掛けて壊
してしまう等の危険性もあった。
【0007】さらに飾り物の後方には単にベニヤ板25
が配置されていたので、飾り物の背景が殺風景であり、
意匠上の観点から改善が望まれていた。また収納部22
のガラス板24は、運搬時や組立て時の振動等によって
破損したり、あるいは展示中に子供のいたずら等によっ
て破損したりするおそれがある。このような場合にはガ
ラスの破片によって怪我をするおそれがあるため、安全
上の問題の観点から改善が求められていた。またガラス
板24は重いため、特に年配者や子供にとっては、飾り
ケースを運搬したり組立てることが困難であった。
【0008】従って本発明の目的は、前記従来の問題点
を解決し、飾り物の視認性を向上させ、飾り物や飾りケ
ース全体の意匠性を向上させ、また飾り物を容易に出し
入れすること等のできる飾りケースを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、任意の飾り物を載置するための底板と、前記
底板に載置される飾り物を囲繞するための収納部とを備
え、前記収納部は、前記底板に載置される飾り物を前後
左右から囲繞するもので、相互に接するように配置され
た複数の透明板と、前記底板に載置される飾り物を上方
から囲繞するもので、前記複数の透明板上に載置された
天板とを備え、前記複数の透明板のうち、前記底板に載
置される飾り物の後方に位置する透明板を、該飾り物の
背景となる任意の図柄を有する背景板とし、他の任意の
一部の透明板を、開閉自在として前記収納部内に前記飾
り物を出し入れするための開閉扉としたことを特徴とし
て構成される。
【0010】また本発明は、前記複数の透明板の各々
を、合成樹脂にて形成したことを特徴として構成され
る。
【0011】また本発明は、前記複数の透明板のうち、
前記底板に載置される飾り物の前方に位置する透明板を
前記開閉扉としたことを特徴として構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。図1は飾りケースの扉閉鎖
状態における全体斜視図、図2は飾りケースの扉開放状
態における全体斜視図、図3(a)(b)はそれぞれ飾
りケースの正面図と側面図、図4は飾りケースの分解斜
視図を示している。
【0013】図1、2において飾りケースは、図示しな
い任意の飾り物を載置するための底板1と、この底板1
上に載置された飾り物を囲繞するための収納部2とを備
えて構成されている。このうち底板1は合板から平面長
方形に形成されている。この底板1は少なくともその上
面に飾り物を載置可能な面を有するものであればよく、
その平面形状は長方形に限られず台形や楕円形の如き任
意の形状にて形成されてよい。また底板1は、木材に限
らず合成樹脂等の任意の材料から形成されてよい。
【0014】一方、収納部2は概略的に、飾り物を前後
左右から囲繞する4枚の透明板3〜6と、飾り物を上方
から囲繞する天板7とから構成されている。
【0015】4枚の透明板3〜6はそれぞれ方形に形成
されており、これら4枚の透明板3〜6によって全体と
して平面ロ字状の角形筒体が構成されている。これら透
明板3〜6にて区画される中空部は飾り物を収納可能な
大きさであり、この中空部に飾り物を配置することによ
って該飾り物の前後左右が透明板3〜6にて囲繞され
る。この透明板3〜6の詳細については後述する。
【0016】一方、天板7は、平面ロ字状の天枠9と、
この天枠9の内側に嵌め込まれた第2の透明板10とか
ら構成されている。これら天枠9及び第2の透明板10
は、上述の4枚の透明板にて構成されるロ字状の筒体よ
り若干幅広に形成されている。そしてこのように構成さ
れる天板7が透明板3〜6の上面に載置されることによ
り、飾り物の上方が囲繞される。この天板7と上述の透
明板3〜6との相互間、及び、これらからなる収納部2
と上述の底板1との相互間は、基本的に従来と同様の構
造によって接合されている。ただし、飾り物の前方に位
置する透明板3については、後述するように従来と異な
る構造にて取り付けられている。
【0017】次に、上述した4枚の透明板3〜6につい
てより詳細に説明する。4枚の透明板3〜6は、従来の
ように支柱や横桟を介することなく、隣接する透明板3
〜6同士が相互に直接的に接するように固定されてい
る。具体的には、飾り物の前方に位置する透明板3を除
く3枚の透明板4〜6は、その隣接する側辺において接
着剤にて相互に固定されている。また透明板3は、後述
する開閉構造によって取付けられている。そして図1に
示すように透明板3を閉鎖した状態においては、隣接す
る透明板3〜6同士が相互に接している。したがって透
明板3〜6にて囲繞された飾り物の前後左右には支柱が
存在しないので、飾り物の鑑賞が妨げられることなく、
その視認性を向上させることができる。
【0018】ここで、飾り物の後方に位置する透明板5
には、その飾り物に対向する面の全面に渡り、該飾り物
の背景となる図柄11が特殊加工によって直接的に付さ
れている。すなわちこの透明板5は、飾り物に対する背
景板を構成する。したがって飾り物を正面側から眺めた
場合に、飾り物の後方に図柄11が見えることになり、
飾り物と相俟って意匠性が一層向上する。なお図柄11
は、図示のものに限らず飾り物に併せて任意にデザイン
されてよい。また例えば複数の異なる図柄11を付した
複数の透明板5を用意して、飾り物に合わせて交換可能
としてもよい。なお、透明板5に対する図柄11の具体
的な付加方法は任意であり、例えばエアブラシによる塗
装によって図柄11を付すことができる。
【0019】また飾り物の前方に位置する透明板3は、
図2に示すように開閉自在とされている。すなわちこの
透明板3は、収納部2内に飾り物を出し入れするための
開閉扉を構成する。具体的には、図4に示すように、透
明板3には、上下方向に突出する一対の金属製の支軸3
a、3bが嵌め込み固定されている。また天枠9及び底
板1には、その支軸3a、3bに対応する位置に、該支
軸3a、3bを挿入自在とする径及び深さの軸穴9a、
1aが形成されている。そして支軸3aを天枠9の軸穴
9aに挿入すると共に、支軸3bを底板1の軸穴1aに
挿入することにより、支軸3a、3bを中心として透明
板3全体を回転させ開閉することができる。そして図2
に示すように、透明板3を開放した際に形成される開口
を介して、飾り物を収納部2内に出し入れすることがで
きる。したがって収納部2全体を上げ下げすることなく
飾り物を出し入れでき、作業が非常に容易である。なお
支軸3a、3bと軸穴1a、9aとはこれらの間に適当
な摩擦抵抗が生じるような形状に形成されており、透明
板3が不用意に開閉しないようにされている。この他、
マグネット等のロック機構を設けて透明板3の開閉をロ
ックするようにしてもよい。
【0020】これら4枚の透明板3〜6と、第2の透明
板10とは、その材質においても従来とは異なる。すな
わち各透明板3〜6と第2の透明板10は、従来のよう
にガラスでなく、アクリル樹脂(メタクリル樹脂)にて
形成されている。このようなアクリル樹脂の如き合成樹
脂はガラスに比べて割れ難く、また軽量である。したが
って透明板3〜6や第2の透明板10を誤って割って怪
我をする危険がなくなり、また搬送や組立てが一層容易
となる。さらにこのように合成樹脂にて形成することに
より、透明板5に対する図柄11の付加や、透明板4〜
6相互の接着固定が一層容易になる。なお合成樹脂であ
ればよく、アクリル樹脂以外にも塩化ビニール等より形
成することもできる。
【0021】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。例えば
透明板を4枚として説明したが、より多くの透明板を用
いて多角的な収納空間を構成することも可能である。ま
た背景板を構成する透明板は1枚に限られず、より多く
の透明板を背景板としてもよい。
【0022】また開閉扉を構成する透明板は飾り物の前
方の透明板に限られず、例えば側方の透明板を開閉扉と
してもよい。あるいは複数の透明板を開閉扉としてもよ
い。ただし、飾り物の前方に位置する透明板を開閉扉と
することが好ましい。これは、前方に位置する透明板が
一般には側方の透明板より幅広であるため出し入れが容
易となり、またこの透明板を開閉扉とした場合には飾り
物を正面から見ながら出し入れすることができるからで
ある。なお透明板の開閉構造は上述の構造に限られな
い。例えば隣接する透明板の間に蝶番を設けることによ
り、透明板を開閉自在としてもよい。
【0023】また上述の実施形態においては透明板を相
互に接着するものとして説明したが、接着以外にも例え
ば樹脂性の透明な連結ビス等を介して接合してもよい。
また飾り物の視認性に問題ない場合には、例えば金属製
の非透明の連結構造を用いて連結してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、飾り物の前
後左右に透明板のみが配置され支柱が存在しないので、
飾り物の鑑賞が妨げられることなく、その視認性を向上
させることができる。また飾り物の周囲に支柱が存在し
ないので、飾り物や飾りケース全体の意匠性が一層向上
する。その他、木材を極力減らすことができ、製造コス
トを低減することができる。
【0025】また前方や側方の透明板を開閉させること
によって飾りケースに飾り物を出し入れすることができ
るので、飾り物の出し入れが非常に容易である。
【0026】さらに飾り物の後方には背景図柄を付した
背景板が配置されるので、飾り物がその背景と相俟って
一層際立ち、意匠性が一層向上する。
【0027】しかも透明板が合成樹脂にて形成されてい
るので、破損のおそれが低く安全性が向上する。また軽
量化を図ることができて、運搬や組立てが一層容易とな
る。
【0028】また前方の透明板を開閉扉とした場合に
は、幅広の開口を介して、かつ飾り物を正面から見なが
ら出し入れでき、一層作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飾りケースの扉閉鎖状態における
全体斜視図である。
【図2】本発明に係る飾りケースの扉開放状態における
全体斜視図である。
【図3】(a)は飾りケースの正面図、(b)は飾りケ
ースの側面図である。
【図4】飾りケースの分解斜視図である。
【図5】従来の飾りケースの全体斜視図である。
【図6】図5の飾りケースの分解斜視図である。
【符号の説明】
1、21 底板 1a、9a 軸穴 2、22 収納部 3〜6 透明板 3a、3b 支軸 7 天板 9 天枠 10 第2の透明板 11 図柄 23 木枠 24 ガラス板 25 ベニヤ板 26 支柱 27 横桟 28 天枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の飾り物を載置するための底板と、
    前記底板に載置される飾り物を囲繞するための収納部と
    を備え、 前記収納部は、前記底板に載置される飾り物を前後左右
    から囲繞するもので、相互に接するように配置された複
    数の透明板と、前記底板に載置される飾り物を上方から
    囲繞するもので、前記複数の透明板上に載置された天板
    とを備え、 前記複数の透明板のうち、前記底板に載置される飾り物
    の後方に位置する透明板を、該飾り物の背景となる任意
    の図柄を有する背景板とし、他の任意の一部の透明板
    を、開閉自在として前記収納部内に前記飾り物を出し入
    れするための開閉扉とした、ことを特徴とする飾りケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記複数の透明板の各々を、合成樹脂に
    て形成したことを特徴とする請求項1記載の飾りケー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記複数の透明板のうち、前記底板に載
    置される飾り物の前方に位置する透明板を前記開閉扉と
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の飾りケー
    ス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469992B1 (ko) * 2002-12-10 2005-02-05 주식회사 시공테크 문화재 전시용 벽부형 진열장
JP2007508884A (ja) * 2003-10-23 2007-04-12 パルファン クリスチャン ディオール 製品陳列台
JP2018114094A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 オートメディア出版株式会社 組立式ディスプレイケース
JP2022065230A (ja) * 2020-10-15 2022-04-27 オートメディア出版株式会社 組立式透明樹脂製ディスプレイケース

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