JP2000323906A - 非放射性誘電体ガイド及びその製造方法 - Google Patents

非放射性誘電体ガイド及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品レベルでのバラツキをなくした安定した
品質の下に高い伝送性能を獲得し、ひいては低コスト化
を図る。 【解決手段】 二枚の金属板10A,10Bとの間に高
誘電率の誘電体12を挟んで接合し、この誘電体12に
接触する上記金属板部分に多数の調整孔13を穿設し、
高周波の伝送特性が最適となるようにこの調整孔13の
何れかを選択的に導電性シリコンゴム等の導電性ペース
ト14で塞ぐ。また、上記誘電体12にも調整孔13に
連通する調整凹部を形成し、上記ペースト14を埋め込
んでもよい。このような調整孔13や調整凹部によっ
て、インダクタンスLと容量Cを部分的に形成して、伝
送線路における高周波挿入損失、リターンロス等の特性
を改善でき、またNRDガイドに接続する回路に対する
整合を良好に図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非放射性誘電体ガイ
ド、特にミリ波レーダなどに用いられ、伝送線路の最適
化、或いは線路に接続される回路との良好な整合を図る
ことができる高周波伝送ガイドの構成及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、60GHz、76GHz等のミ
リ波帯の高周波伝送線路では、低損失特性、広帯域特
性、小型軽量化、低コスト化、量産性などが求められて
いるが、従来のマイクロストリップ線路や方形導波管で
はこれらの要求を十分に満たすことができない。即ち、
上記マイクロストリップ線路では小型軽量化が可能であ
るが、十分な低損失特性を得ることができないし、上記
方形導波管では、低損失特性が得られるが、発振器とア
ンテナとの間に変換器(例えば同軸導波管変換器)を介
在させる必要があり、小型軽量化、低コスト化を実現す
ることが困難である。
【0003】このようなことから、従来では、図5に示
すような非放射性誘電体ガイド(NRDガイド−Non Ra
diative Dielectric Wave Guide)がミリ波帯の伝送線
路として注目されている。図5において、NRDガイド
は2枚の金属板(平行平板)1Aと1Bとの間に、高周
波を伝送する誘電体(線路)2が接触配置されており、
発振器等の能動回路4から供給された高周波は上記誘電
体2を介してアンテナ等の受動回路5へ伝送される。
【0004】しかし、従来のNRDガイドでは、主要伝
送波に図6(A)に示すLSM01モードを使用し、上記
誘電体2としてテフロンやポリスチレン等の低誘電率材
料を用いていたことから、上記の方形導波管と比較する
と、低損失特性で劣り、不要伝送モードが発生したり、
モード結合を起こしたりするなど、定在波分布が乱れる
という問題があった。なお、図6(A)に示されるよう
に、上記LSM01モードは誘電体2において電界が実線
のように水平方向、磁界が点線のように垂直方向に形成
されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、最近では、主
要伝送波に図6(B)に示すLSE01モードを使用し、
上記誘電体2にリチウムナイオベート(LiNbO3 :
比誘電率εr=35)、セラミックス(比誘電率εr=2
4)等の高誘電率材料を適用したNRDガイドが注目さ
れている。これによれば、良好な伝送特性を呈し、上記
誘電体2の比誘電率が高くなる程、広帯域な伝送線路に
なり得るということが明らかになり、更には能動回路4
をチップ化してNRDガイドにフリップチップ実装する
ことにより小型軽量化が容易に実現できるという利点が
ある。なお、上記LSE01モードでは、図6(B)に示
されるように電界が実線のように誘電体2の中心から上
下方向、磁界が点線のように円を描くように形成される
ものである。
【0006】しかしながら、上記のNRDガイドでは、
金属やプラスチック等の製造プロセスと比較すると、高
誘電率の誘電体における素地の微細構造的要因、例えば
セラミック等を構成している結晶、ガラスの種類、気孔
等の量比又は分布状態等が線路の特性にどのように影響
するか等について不明な点が多い。そのため、伝送線路
としての最適化、或いは線路に接続される回路との良好
な整合をとれない場合があり、量産時には部品レベルで
の誘電率測定検査や選別が必要となり、また部品の歩留
まりの悪化、コスト高を招いていた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、部品レベルでのバラツキをなくし
た安定した品質の下に高い伝送性能を得ることができ、
ひいては低コスト化が可能となる非放射性誘電体ガイド
及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、二枚の金属板間に高誘電率
の誘電体を配置する非放射性誘電体ガイドにおいて、上
記金属板の上記誘電体が接触する部分に多数の調整孔を
形成し、高周波の伝送特性が最適となるように、上記多
数の調整孔を選択的に導電性部材で塞いだことを特徴と
する。請求項2に係る発明は、上記調整孔の直径を、上
記誘電体の横幅よりも小さい寸法としたことを特徴とす
る。請求項3に係る発明は、上記誘電体にも上記調整孔
に連通する調整凹部を形成し、この調整凹部を上記導電
性部材で塞いだことを特徴とする。請求項4に係る発明
は、上記導電性部材を、導電性シリコンゴム又は導電性
エポキシ系接着剤からなるペースト材としたことを特徴
とする。請求項5に係る発明は、上記導電性部材を、そ
の内部の導電フィラーと上記金属板との電位差が0.5
ボルト以下になるものとしたことを特徴とする。請求項
6に係る発明は、二枚の金属板間に高誘電率の誘電体を
配置する非放射性誘電体ガイドの製造方法において、上
記金属板の上記誘電体が接触する部分に多数の調整孔を
形成し、又はこれに加えて上記調整孔に連通する調整凹
部を上記誘電体に形成する加工ステップと、この加工ス
テップで得られた加工部品の特性を解析し、高周波の所
定の伝送特性を得るために、導電性部材で塞ぐべき調整
孔又は調整凹部を判別する解析・演算ステップと、この
解析・演算ステップの指令により、選択された上記調整
孔又は調整凹部を導電性部材で塞ぐための導電性部材付
与ステップとを設けたことを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、LSE01モードで高
周波が伝送されるとき、等価回路で表すと、金属板の調
整孔の存在によりインダクタンスLが形成されると共
に、4分の1波長離れた所から見ると容量Cが形成され
る。一方、この調整孔を導電性部材で塞げば、上記イン
ダクタンスL及び容量Cが与えられない(調整孔がな
い)ことになる。従って、例えば4分の1波長(又はこ
れの整数倍)の長さ毎に多数の調整孔を設け、この調整
孔の何れかを選択的に導電性部材で塞ぎ、部分的にイン
ダクタンスL及び容量Cを調整することにより、線路自
体、或いは接続される回路との間のインピーダンスマッ
チングが図られ、挿入損失、リターンロス(電圧定在波
比VSWR)等を最適化することができる。
【0010】上記請求項3の構成によれば、誘電体に調
整凹部を設けた場合には、この凹部を導電性部材で塞げ
ばその深さに応じた容量Cが部分的に形成される。従っ
て、この調整凹部を上記調整孔と組み合わせれば、伝送
特性調整のためのバリエーションが増え、インピーダン
スマッチング等の最適化が更に促進できる。
【0011】上記請求項4の構成によれば、上記導電性
部材を導電性シリコンゴム又は導電性エポキシ系接着剤
等のペースト材とすることにより、導電性部材の調整孔
又は凹部への埋め込み配置が容易となる。上記請求項5
の構成によれば、上記導電性部材を、その内部の導電フ
ィラーと金属板との電位差が0.5ボルト以下となるよ
うにしたので、電食を防ぐことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、実施形態例に
係る第1例の非放射性誘電体ガイドの構造が示されてお
り、図1に示されるように、このNRDガイドは平行平
板である2枚の金属板(銅板、黄銅板、アルミニウム板
等)10Aと10Bとの間に、高誘電率の誘電体(線
路)12を挟んで接合され、この誘電体12に、発振
器、増幅器等の能動回路4及びアンテナ、共振器等の受
動回路5が接続される。また、このNRDガイドの伝送
では、図6(B)に示したLSE01モードの励振高周波
信号が用いられる。
【0013】更に、このNRDガイドを、例えば60G
Hzのミリ波帯の高周波信号の伝送に使用する場合、厚
さ約0.3mmの金属板10A,10Bを間隔a(例え
ば約1.6mm)だけ離して配置し、また上記誘電体1
2として、比誘電率εr=24の高誘電率で誘電正接t
anδ=2.5×10-4となる横幅b(例えば約0.3
mm)のセラミックを用いる。そして、この誘電体12
の上側にある金属板10A(もちろん下側金属板10B
でもよい)に、ピッチn・λg/4(λg:伝送波の波
長、n:整数)の間隔(当該例では、約0.45mm)
で直径約0.2mm(これは上記横幅bよりも小さく設
定される)の調整孔13をドリル等で多数穿設する。
【0014】この調整孔13は、図2(A)に示される
ように、貫通孔であり、誘電体12の横幅方向の中央位
置上側に設けられる。更に、図2(B)に示されるよう
に、この調整孔13内には例えば導電性シリコンゴム又
は導電性エポキシ系接着剤からなる導電性ペースト14
が塗布により埋め込まれる。なお、当該例では、この導
電性ペースト14としては、これに混入される例えばカ
ーボンや金属粉等の導電フィラーと金属板との電位差が
0.5ボルト以下になるようなものを選択しており、こ
れによって電食を防止するようになっている。
【0015】図3には、上記導電性ペースト14の塗
布、埋め込みのための自動微調整装置の構成が示されて
おり、この装置は、NRDガイドの試料16に対しSパ
ラメータ(散乱パラメータ)等のデータを収集するネッ
トワークアナライザー17、このアナライザー17から
のデータを入力し、試料16において導電性ぺースト1
4で塞ぐ調整孔13と各種の特性との関係を予め演算す
ると共に、この演算データに基づいて塗布すべき調整孔
13を判定し指令する演算処理コンピュータ18、この
コンピュータ18の指令に基づき、導電性ペースト14
を必要な調整孔13に自動塗布するための自動塗布機1
9からなる。
【0016】上記演算処理コンピュータ18では、NR
Dガイド試料16のどの調整孔13に導電性ぺースト1
4を注入すれば、例えばS11,S21,S12,S22の項を
持つ2×2の行列からなるSパラメータのどの項が変化
するかを予め判定し、そのデータをテンプレートファイ
ル化する。即ち、このSパラメータのS11は入射端から
みた反射係数、S22は出力端からみた反射係数、S21,
S12は挿入損失に対応した係数を表しており、これらの
項の変化と塗布すべき調整孔13の関係がテンプレート
ファイルで把握されることになる。
【0017】当該第1例は以上の構成からなり、このN
RDガイドは、まず図1に示されるように調整孔13が
λg/4の間隔で多数形成されて組み立てられる。そし
て、このNRDガイドが伝送線路自体の部品として、或
いは能動回路4、受動回路5が接続されたフリップチッ
プ実装品として、図3の自動微調整装置による導電性ペ
ーストの塗布が実行される。ここでは、上述したよう
に、ネットワークアナライザー17の特性解析によりS
パラメータが求められ、このSパラメータに基づき所定
の規格を具備するように、演算処理コンピュータ18で
選択された調整孔13に導電性ペースト14が塗布さ
れ、図2(B)の状態となる。
【0018】このようなNRDガイドによれば、LSE
01モードにおいて、図6(B)に示されるように金属板
10A,10Bに対し高周波電界が垂直、高周波磁界が
平行に接しているので、上記調整孔13がカットオフと
なり、この調整孔13から電磁波が殆ど逃げない大きさ
であっても、その高周波磁界は調整孔13に多少入り込
み、この高周波磁界及び電界が通常の伝送モードから乱
されることになる。そのため、等価回路で考えると、調
整孔13によりインダクタンスLが形成され、また4分
の1波長離れたところから見ると容量Cが形成される。
このインダクタンスLと容量Cは、導電性ペースト14
で塞がれない調整孔13によって生じ、導電ペースト1
4で埋められた調整孔13では形成されないことにな
る。
【0019】このような部分的な調整によって、NRD
ガイドはその部品レベルでの製造誤差をなくすことがで
き、高周波の挿入損失、リターンロス(電圧定在波比)
の最適化、即ち伝送線路としての最適化が図られる。ま
た、図1のように、能動回路4と受動回路5を接続した
フリップチップ実装した製品において、他の回路の接続
に伴うインピーダンス不整合をキャンセルすることが可
能となる。
【0020】なお、上記調整孔13は上述のようにn・
λg/4のピッチで配置することにより、またその孔径
を誘電体12の横幅bよりも小さくすることにより、上
記の等価的なインダクタンスLと容量Cを良好に付与で
きることになる。また、当該例では、上記導電性ペース
ト14がその内部の導電フィラーと金属板10Aとの電
位差が0.5ボルト以下になるような材料となっている
ので、電食が良好に防止される。
【0021】図4には、第2例の構成が示されており、
この第2例は第1例と同様の構成のNRDガイドにおい
て誘電体にも調整凹部を精密電動研削工具等で設けたも
のである。図4(A)の調整孔13は、上側金属板10
Aにピッチn・λg/4の間隔で多数穿設されると共
に、その調整孔13の下側で、誘電体21の上面に調整
凹部22が設けられる。そして、図4(B)に示される
ように、この調整凹部22に導電性ペースト14が選択
的に埋め込まれることにより、この導電性ペースト14
は上記調整孔13にも接触させた状態とする方法、一方
調整凹部22を深くする等により接触させずこの凹部2
2のみに入れる方法の両方が可能である。
【0022】このようにして調整凹部22に導電ペース
ト14を入れた場合は、そこに容量Cが形成され、この
容量Cは凹部が深くなる程大きくなる。そして、この導
電ペースト14を調整孔13にも接触させる場合は調整
凹部22による容量Cが与えられ、導電ペースト14を
調整孔13に接触させずに調整凹部22にのみ注入する
場合は、調整孔13によるインダクタンスLと容量C
(13)と調整凹部22による容量C(22)が与えられること
になる。従って、この第2例の場合も、図3の自動微調
整装置を利用して、上記の調整孔13と調整凹部22を
選択的に導電ペースト14で塞ぐことにより、NRDガ
イドの挿入損失、リターンロス等の特性を最適化するこ
とが可能となり、更に詳細な調整が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二枚の金属板間に高誘電率の誘電体を挟んで接合する非
放射性誘電体ガイドにおいて、上記誘電体が接触する上
記金属板部分に多数の調整孔を形成し、この多数の調整
孔の何れかを選択的に導電性部材で塞ぐようにしたの
で、高周波の挿入損失、リターンロス等の伝送特性を最
適化し、部品レベルでのバラツキをなくした安定した品
質の下に高い伝送性能を得ることができ、ひいては低コ
スト化を図ることが可能となる。
【0024】請求項3の発明によれば、誘電体にも上記
調整孔に連通する調整凹部を形成したので、容量付与の
バリエーションが増え、伝送特性の調整が更に促進され
る。請求項4の発明によれば、導電性部材を、導電性シ
リコンゴム又は導電性エポキシ系接着剤からなるペース
ト材としたので、上記調整孔への導電性部材の配置が容
易となる。
【0025】請求項5の発明によれば、導電性部材をそ
の内部の導電フィラーと金属板との電位差が0.5ボル
ト以下になるようにしたので、電食の防止が良好にでき
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例に係る非放射性誘電
体ガイドの構成を示す斜視図である。
【図2】図1の非放射性誘電体ガイドの調整孔[図
(A)]及びこの調整孔に導電性ペーストを入れた状態
[図(B)]を示す図である。
【図3】実施形態のNRDガイドに対し導電性ペースト
を塗布する自動微調整装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】実施形態の第2例に係る非放射性誘電体ガイド
の調整孔及び調整凹部[図(A)]とこの調整孔及び調
整凹部に導電性ペーストを入れた状態[図(B)]を示
す図である。
【図5】従来の非放射性誘電体ガイドの構成を示す斜視
図である。
【図6】従来又は実施形態例の非放射性誘電体ガイドで
用いられる伝送モードを示し、図(A)はLSM01モー
ドの説明図、LSE01モードの説明図である。
【符号の説明】
1A,1B,10A,10B … 金属板、2,12,
21 … 誘電体、4 … 能動回路、 5 …
受動回路、13 … 調整孔、 14 … 導電性ペ
ースト、22 … 調整凹部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の金属板間に高誘電率の誘電体を配
    置する非放射性誘電体ガイドにおいて、 上記金属板の
    上記誘電体が接触する部分に多数の調整孔を形成し、 高周波の伝送特性が最適となるように、上記多数の調整
    孔を選択的に導電性部材で塞いだことを特徴とする非放
    射性誘電体ガイド。
  2. 【請求項2】 上記調整孔の直径は、上記誘電体の横幅
    よりも小さい寸法としたことを特徴とする上記請求項1
    記載の非放射性誘電体ガイド。
  3. 【請求項3】 上記誘電体にも上記調整孔に連通する調
    整凹部を形成し、この調整凹部を上記導電性部材で塞い
    だことを特徴とする上記請求項1又は2記載の非放射性
    誘電体ガイド。
  4. 【請求項4】 上記導電性部材は、導電性シリコンゴム
    又は導電性エポキシ系接着剤からなるペースト材とした
    ことを特徴とする上記請求項1乃至3記載の非放射性誘
    電体ガイド。
  5. 【請求項5】 上記導電性部材は、その内部の導電フィ
    ラーと上記金属板との電位差が0.5ボルト以下になる
    ものとしたことを特徴とする上記請求項1乃至4記載の
    非放射性誘電体ガイド。
  6. 【請求項6】 二枚の金属板間に高誘電率の誘電体を配
    置する非放射性誘電体ガイドの製造方法において、 上
    記金属板の上記誘電体が接触する部分に多数の調整孔を
    形成し、又はこれに加えて上記調整孔に連通する調整凹
    部を上記誘電体に形成する加工ステップと、 この加工ステップで得られた加工部品の特性を解析し、
    高周波の所定の伝送特性を得るために、導電性部材で塞
    ぐべき調整孔又は調整凹部を判別する解析・演算ステッ
    プと、 この解析・演算ステップの指令により、選択された上記
    調整孔又は調整凹部を導電性部材で塞ぐための導電性部
    材付与ステップと、を設けたことを特徴とする非放射性
    誘電体ガイドの製造方法。
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