JP2000323600A - 多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板

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    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層された平行配線群を有する多層配線基板
について、高密度化された半導体素子と効率よく電気的
接続を行ない、しかも積層数の低減を図る。 【解決手段】 半導体素子Dの搭載領域Mの下部に、上
側導体層C1と半導体素子Dが第1の貫通導体群T1で
接続される線路導体C2から成る線路配線層と下側導体
層C3とから成るストリップ線路部を具備し、この周囲
に、線路配線層と同一面内に形成され、搭載領域M内に
交点を有する2〜4本の直線で中心角が略等しくなるよ
うに区分された各区分領域において交点側に向かう平行
配線群から成る第1の配線層L1と、下側導体層C3と
同一面内に形成され、各区分領域において第1の配線層
L1と直交する平行配線群から成る第2の配線層L2と
を第2の貫通導体群T2で接続して成る平行配線部を具
備して成り、半導体素子Dは線路配線層を介して第1の
配線層L1と接続されている多層配線基板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子回路基板等に使
用される多層配線基板に関し、より詳細には高速で作動
する半導体素子を搭載する多層配線基板における配線構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路素子等の半導体素
子が搭載され、電子回路基板等に使用される多層配線基
板においては、内部配線用の配線導体の形成にあたっ
て、アルミナ等のセラミックスから成る絶縁層とタング
ステン(W)等の高融点金属から成る配線導体とを交互
に積層して多層配線基板を形成していた。
【0003】従来の多層配線基板においては、内部配線
用配線導体のうち信号配線は通常はストリップ線路構造
とされており、信号配線として形成された配線導体の上
下に絶縁層を介していわゆるベタパターン形状の広面積
の接地(グランド)層または電源層が形成されていた。
【0004】また、多層配線基板が取り扱う電気信号の
高速化に伴い、比誘電率が10程度であるアルミナセラミ
ックスに代えて比誘電率が3.5 〜5と比較的小さいポリ
イミド樹脂やエポキシ樹脂を用いて絶縁層を形成し、こ
の絶縁層上に蒸着法やスパッタリング法等の気相成長法
による薄膜形成技術を用いて銅(Cu)からなる内部配
線用導体層を形成し、フォトリソグラフィ法により微細
なパターンの配線導体を形成して、この絶縁層と配線導
体とを多層化することにより高密度・高機能でかつ半導
体素子の高速作動が可能となる多層配線基板を得ること
も行なわれていた。
【0005】一方、多層配線基板の内部配線の配線構造
として、配線のインピーダンスの低減や信号配線間のク
ロストークの低減等を図り、しかも高密度配線を実現す
るために、各絶縁層の上面に平行配線群を形成し、これ
を多層化して各層の配線群のうち所定の配線同士をビア
導体やスルーホール導体等の貫通導体を介して電気的に
接続する構造が提案されている。
【0006】例えば、特開昭63−129655号公報には、第
1の方向に延びる複数の第1の信号線およびそれと交互
に配置された第1の電力線を含む第1の導電層と、第1
の方向と交差する第2の方向に延びる第2の信号線およ
びそれと交互に配置された第2の電力線とを含む第2の
導体層とが、絶縁層と交互に積層され、対応する電圧を
受け取る第1および第2の電力線が相互接続されている
多層配線構造体が開示されている。これによれば、実装
される半導体チップのチップ面積を有効に利用して集積
密度を高め、消費電力を減らし、動作速度を高めること
が可能になるというものである。
【0007】また、特開平1−96953 号公報には、各組
が少なくとも第1および第2の配線面を含み、各配線面
が主配線方向に向いた導電性配線および直交線の交点に
配置された複数の接続部位を有し、第1の配線面の主配
線方向が第2の配線面の主配線方向に対して鋭角をなす
複数組の配線面を備えた配線構造体が開示されている。
これによれば、標準化された1組または数組の配線面を
用いて、配線の長さを短縮し、最適化または最小にする
ことができるというものである。
【0008】また、特開平5−343601号公報には、2層
以下の平行導体パターンからなるコンダクター(配線導
体)層を導体パターン同士を直交させて積層し、コンダ
クター層のうち一部のコンダクターを信号用とし、残り
を電源用として用い、電源用コンダクターにより信号用
コンダクター相互間をシールドするように、コンダクタ
ー層の各コンダクター同士を接続した集積回路の接続シ
ステムが開示されている。これによれば、信号パターン
を一対の電源パターンで挟むように導体コンダクターの
格子を形成したため、信号パターン間の間隔を小さくす
ることができるとともに信号パターンを並列して長く形
成することができ、キャリア表面が有効に利用され、ま
た、クロストークが減少しS/N比が良好になるという
ものである。
【0009】さらに、特開平7−94666 号公報には、少
なくとも第1および第2の相互接続層から成り、相互接
続層のそれぞれは複数の平行導電性領域から成り、第2
相互接続層の導電性領域は第1相互接続層の導電性領域
に対して直交して配置されており、第1および第2の相
互接続層の導電性領域は、少なくとも2つの導電性平面
が本質的に各相互接続層と相互に組み合わされ、各導電
性平面が両方の相互接続層上に表れるように、またさら
に、選択された導電性領域は少なくとも1つの信号回路
を形成するように2つの導電性平面から電気的に隔離が
可能なように、電気的に相互に接続されている電気的相
互接続媒体が開示されている。これによれば、平行電力
および接地平面の特質である低インダクタンス電力配
分、および光学的リソグラフィ製造技術の特質である信
号相互接続配線の高配線密度の利点を失うことなしに、
相互配線数を低減した相互配線媒体となるというもので
ある。
【0010】さらにまた、特開平9−18156 号公報に
は、第1の信号配線部と第1の電源配線部と複数の第1
のグランド配線部とを有する第1層と、第2の信号配線
部と第2の電源配線部と第1層における複数の第1のグ
ランド配線部のそれぞれに接続される複数の第2のグラ
ンド配線部とを有し第1層に積層する第2層とから構成
され、第1層における第1の信号配線部と第2層におけ
る第2の信号配線部とがねじれの位置にある、すなわち
直交する位置にある多層プリント配線板が開示されてい
る。これによれば、配線層総数の削減が可能になり、さ
らに、グランド配線部の配線幅を狭くしても合成コンダ
クタンス値および合成抵抗値を低くコントロールできる
ことからIC等の素子の高密度の配置が可能になり、伝
送信号に対する雑音を低く抑えることができるというも
のである。また、グランド配線部および電源配線部のシ
ールド効果より、信号配線部の特性インピーダンスによ
るノイズを抑えることができ、第1の信号配線部と第2
の信号配線部とがねじれの位置にあることから、2本の
信号配線部間の電磁結合および静電結合によって発生す
るクロストークノイズの影響をコントロールすることが
可能となるというものである。
【0011】以上のような平行配線群を有する多層配線
基板においては、この多層配線基板に搭載される半導体
素子等の電子部品とこの多層配線基板が実装される実装
ボードとを電気的に接続するために、多層配線基板内で
各平行配線群のうちから適当な配線を選択し、異なる配
線層間における配線同士の接続はビア導体等の貫通導体
を介して行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体素子、中
でもMPU(Microprocessing Unit)等の半導体集積回
路に関しては、高速化と高密度化に伴う多ピン化(多入
出力電極化)が進み、動作周波数ではGHz帯のもの
が、またピン(入出力電極)数では2000ピンを超えるよ
うなものが見られるようになっている。
【0013】このような半導体素子に対しては、従来の
ストリップ線路構造の配線層を有する多層配線基板で
は、多ピン化によってシグナル数が増加し、これを信号
配線で展開するための展開層数の増加により積層数が増
加してしまい、多層配線基板が厚くかつ大型となってし
まうという問題点があった。また、動作周波数の高周波
化と配線の高密度化により、信号配線間のクロストーク
ノイズが増加してしまうという問題点もあった。
【0014】これに対し、上記のような直交する平行配
線群を有する多層配線基板によれば、信号配線と電源配
線または接地配線とを同一配線層内に配設することによ
り、多ピン化による積層数の増加に対する影響を小さく
することができるとともに、信号配線間のクロストーク
も抑えることができる。
【0015】しかしながら、半導体素子の入出力電極数
の増加に伴ってその電極間隔が200μm〜150 μm、さ
らにはそれ以下と小さくなっており、平行配線群の配線
間隔よりも狭い間隔となってきており、また、半導体素
子の入出力電極の配置設計も多種多様であるため、従来
の直交させた平行配線群を有する多層配線基板ではこの
ような入出力電極と平行配線群とをそれぞれ電気的に接
続することが非常に困難となっており、その優れた電気
的特性を活かしつつ半導体素子を良好に接続させること
が困難であるという問題点があった。
【0016】本発明は上記問題点に鑑み案出されたもの
であり、その目的は、交互に積層された平行配線群を有
する多層配線基板について、その優れた電気的特性を活
かしつつ高密度化された入出力電極を有する半導体素子
と効率よく電気的接続を行なうことができ、しかも積層
数の低減を図ることができる、半導体素子等を搭載する
電子回路基板等に好適な多層配線基板を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線基板
は、複数の絶縁層と配線層とが順次積層されて成り、表
面の中央部に設けられた半導体素子の搭載領域の下部
に、上側導体層と前記半導体素子が第1の貫通導体群を
介して電気的に接続される複数の線路導体から成る線路
配線層と下側導体層とから成るストリップ線路部を具備
するとともに、このストリップ線路部の周囲に、前記線
路配線層と同一面内に形成され、前記搭載領域内に交点
を有する2〜4本の直線で中心角が略等しくなるように
区分された各区分領域においてそれぞれ前記交点側に向
かう平行配線群から成る第1の配線層と、前記下側導体
層と同一面内に形成され、前記各区分領域においてそれ
ぞれ前記第1の配線層と直交する平行配線群から成る第
2の配線層とを第2の貫通導体群で電気的に接続して成
る平行配線部を具備して成り、かつ前記半導体素子は前
記線路配線層を介して前記第1の配線層と電気的に接続
されることを特徴とするものである。
【0018】また本発明の多層配線基板は、上記構成に
おいて、前記第1および第2の平行配線層の平行配線群
は、それぞれ複数の信号配線と、各信号配線に隣接する
電源配線または接地配線とを有することを特徴とするも
のである。
【0019】本発明の多層回路基板によれば、半導体素
子の搭載領域の下部に位置する多層配線基板の内部に、
半導体素子の入出力電極が第1の貫通導体群で電気的に
接続される線路配線層を有するストリップ線路部を具備
するとともに、その周囲に線路配線層と電気的に接続さ
れた、搭載領域を中心として2〜4本の直線で略4〜8
等分された区分領域においてそれぞれ平行配線群を有す
る平行配線部を具備し、搭載される半導体素子が線路配
線層を介して平行配線部の第1の配線層と電気的に接続
されるようにしたことから、挟ピッチで極めて高密度に
配設された半導体素子の入出力電極に接続された配線を
ストリップ線路部において線路導体の配線ピッチ(配線
間隔)を拡げ、また信号配線・電源配線・接地配線を再
配列して、平行配線部に適した広ピッチの配線に展開し
再配列して接続することができるので、平行配線群が有
する優れた電気的特性を活かしつつ高密度化された入出
力電極を有する半導体素子と効率よく電気的接続を行な
うことができる。しかも、ストリップ線路部により、さ
らにはこの線路部を複数積層して設けることにより、半
導体素子からの信号配線・電源配線・接地配線を効率よ
く再配列してその周囲の平行配線部との接続に最適な配
線に設定して平行配線部に展開することができるので、
半導体素子の高密度化に対応して多層化を図る場合に
も、配線設計を最適化してその積層数を低減させること
が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多層配線基板につ
いて添付図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
【0021】図1〜図7はそれぞれ本発明の多層配線基
板の実施の形態の一例を示す各絶縁層毎の平面図であ
り、図1は多層配線基板の上面に集積回路素子を搭載し
た状態の第1層目の絶縁層の上面図、図2はその集積回
路素子を除いた状態の第1層目の絶縁層の上面図、図3
はその下の第2層目の絶縁層の上面図、図4は第3層目
の絶縁層の上面図、図5は第4層目の絶縁層の上面図、
図6は第5層目の絶縁層の上面図、図7は第5層目の絶
縁層の下面図を示している。また、図8はこれらを積層
した状態の部分断面図を示している。
【0022】これらの図において、I1〜I5はそれぞ
れ第1層目〜第5層目の絶縁層であり、この例では、第
1層目の絶縁層I1は多層配線基板の最上層となり、第
5層目の絶縁層I5は最下層となっている。また、Dは
集積回路素子等の半導体素子であり、第1層目の絶縁層
I1の上面、すなわちこの多層配線基板の上面側の表面
の中央部に設けられた搭載領域Mに搭載されている。
【0023】C1は搭載領域Mの下部で第3層目の絶縁
層I3の上面に配設された上側導体層、C2は同じく第
4層目の絶縁層I4の上面に配設された複数の線路導
体、C3は同じく第5層目の絶縁層I5の上面に配設さ
れた下側導体層であり、これら上側導体層C1・複数の
線路導体C2・下側導体層C3によりストリップ線路部
が形成されている。また、複数の線路導体C2はそれぞ
れ第1の貫通導体群T1を介して多層配線基板表面の搭
載領域Mに導出され、搭載される半導体素子Dの各端子
電極に電気的に接続される。なお、図1〜図7中におい
て、第1の貫通導体群T1を始めとする各貫通導体はい
ずれも丸印で示している。
【0024】また、GL1は第2の絶縁層I2の表面に
形成された接地導体層である。この接地導体層GL1
は、半導体素子Dを後述する第1の配線層L1の平行配
線群に効率よく電気的に接続するための再配列を可能に
するとともに、電磁ノイズに対するシールド効果を有す
るものである。この接地導体層GL1は、多層配線基板
において第1層目の導体層、ここでは上側導体層C1と
同じ面に、下方に形成される各導体層・各配線層のほぼ
全領域を覆うように、多層配線基板の仕様に応じて適宜
形成される。このような接地導体層GL1を形成するこ
とにより、半導体素子Dと第1の配線層L1との間で接
地配線を効率的に接続できるように再配列させることが
でき、また電磁ノイズに対して良好なシールド効果を有
する多層配線基板を得ることができる。
【0025】また、PM1は第3の絶縁層I3の表面に
直交格子状の配線導体層により形成された格子状電源導
体層である。この格子状電源導体層PM1は、接地導体
層GL1と同様に、電源配線を半導体素子Dから第1の
配線層L1の平行配線群に効率よく電気的に接続するた
めの再配列を可能とするものであり、後述する第1の配
線層L1中の信号配線S1と第2の配線層L2中の信号
配線S2とのインピーダンスのミスマッチを低減するた
めに、その形状を格子状としているものである。この格
子状電源配線層PM1は、接地導体層GL1と同様に、
多層配線基板の仕様に応じて適宜形成されるものであ
り、このような格子状電源導体層PM1を形成すること
により、半導体素子Dと第1の配線層L1との間で電源
配線を効率的に接続できるように再配列させることがで
き、また信号配線S1と信号配線S2とのインピーダン
スのミスマッチを低減させることができる。
【0026】これら接地導体層GL1および格子状電源
導体層PM1は、上側導体層C1および下側導体層C3
とともに、必要に応じて電源導体層および格子状接地導
体層として用いてもよいものであり、これら各層を接地
または電源のいずれに設定するかは多層配線基板の仕様
に応じて適宜選択すればよい。
【0027】なお、第1の貫通導体群T1はこの接地導
体層GL1および上側導体層C1とは電気的に絶縁され
てこれらの層を貫通している。
【0028】次に、L1およびL2はそれぞれ第4およ
び第5の絶縁層I4・I5の上面に形成された第1およ
び第2の配線層である。また、P1およびP2はそれぞ
れ第1および第2の配線層L1・L2中の電源配線、G
1およびG2はそれぞれ第1および第2配線層L1・L
2中の接地配線、S1およびS2はそれぞれ第1および
第2の配線層L1・L2中の信号配線を示している。
【0029】なお、同じ平面に配設された複数の信号配
線S1・S2はそれぞれ異なる信号を伝送するものとし
てもよく、同じ平面に配設された複数の電源配線P1・
P2はそれぞれ異なる電源を供給するものとしてもよい
ことは言うまでもない。
【0030】また、外部電気回路との接続は、第2の配
線層L2または第1の配線層L1の各配線から第3の貫
通導体群T3を介してそれぞれ電気的に接続された、第
5の絶縁層I5の下面に配設された接続ランドCLに、
それぞれ半田バンプ等の接続導体Bを取着し、これらを
外部電気回路の接続電極に電気的に接続することによっ
て行なわれる。なお、これら多数の接続ランドCLのう
ちCLPは電源配線P1またはP2が接続された電源用
接続ランドを、CLGは接地配線G1またはG2が接続
された接地用接続ランドを、CLSは信号配線S1また
はS2が接続された信号用接続ランドを示している。ま
た、接続ランドCLには必要に応じて上側導体層C1・
下側導体層C3・接地導体層GL1・格子状電源導体層
PM1等もそれぞれ貫通導体を介して電気的に接続され
る。
【0031】第4の絶縁層I4上の第1の配線層L1
は、第4の絶縁層I4の中央部に対応する搭載領域M内
に交点を有する、図5中に一点鎖線で示した2本の直線
で中心角が略等しくなるように区分された各区分領域に
おいて、それぞれ交点側すなわち第4の絶縁層I4の中
央部の搭載領域M側に向かう平行配線群で構成されてい
る。ここでは、略正方形状の第4の絶縁層I4の対角線
に沿った、交点が搭載領域M内に位置する2本の直線で
中心角が約90度になるように区分された4つの区分領域
を設定した場合の例を示している。
【0032】また、第5の絶縁層I5上の第2の配線層
L2は、この各区分領域(図6中にも一点鎖線で示す)
においてそれぞれ第1の配線層L1の平行配線群と直交
する平行配線群で構成されている。そして、ここでは、
第2の配線層L2のうち各区分領域の平行配線群の電源
配線P2および接地配線G2が接続されて、略正方形状
の第5の絶縁層I5の各辺に平行な配線を有する略正方
形状の環状配線を形成している場合の例を示している。
【0033】そして、これら第1の配線層L1の平行配
線群と第2の配線層L2の平行配線群とは、第4の絶縁
層I4に形成された第2の貫通導体群T2により対応す
る配線同士が適当な箇所において電気的に接続されてお
り、これにより各区分領域毎に直交する平行配線群が形
成された積層配線体である平行配線部を構成している。
【0034】また、この例では第1および第2の配線層
L1・L2は、信号配線S1・S2に電源配線P1・P
2または接地配線G1・G2がそれぞれ隣接するように
配設されている。これにより、同じ絶縁層I1・I2上
の信号配線S1・S2間を電磁的に遮断して、同じ平面
上の左右の信号配線S1・S2間のクロストークノイズ
を良好に低減することができる。さらに、信号配線S1
・S2に必ず電源配線P1・P2または接地配線G1・
G2を隣接させることで、同じ平面上の電源配線P1・
P2と信号配線S1・S2および接地配線G1・G2と
信号配線S1・S2との相互作用が最大となり、電源配
線P1・P2および接地配線G1・G2のインダクタン
スを減少させることができる。このインダクタンスの減
少により、電源ノイズおよび接地ノイズを効果的に低減
することができる。
【0035】本発明の多層配線基板によれば、このよう
に区分領域を設定し、各区分領域においてそれぞれ互い
に直交する平行配線群が形成された積層配線体を具備し
たことにより、第2の配線層L2を構成する平行配線群
の配線は第5の絶縁層I5の中央部を取り囲むようにほ
ぼ環状の配線構造をとることとなり、これにより、外部
からのEMIノイズの侵入や外部への不要な電磁波ノイ
ズの放射をシールドする効果を有するものとなり、配線
間のクロストークノイズを低減させることができるとと
もに、EMI対策としても効果を有するものとなる。
【0036】また、この第2の配線層L2は、各区分領
域の平行配線群の配線を接続して形成した環状配線を有
するものとしたときには、その環状配線によってEMI
対策の効果を高めることができ、より有効なEMI対策
を施すことができる。
【0037】さらに、この第2の配線層L2は、その配
線層中の最外周側の環状配線が接地配線G2である場合
には、この環状の接地配線G2により非常に効果的にE
MIノイズに対してシールド効果を有するものとなり、
さらに有効なEMI対策を施すことができる。
【0038】これら第1の配線層L1は第4の絶縁層I
4上に、すなわちストリップ線路部の複数の線路導体C
2から成る線路配線層と同一面内に形成されており、例
えばそのうちの信号配線S1が信号配線である複数の線
路導体C2のそれぞれとその面内で搭載領域Mの周辺に
おいて接続されている。また、第2の配線層L2は第5
の絶縁層I5上に、すなわちストリップ線路部の下側導
体層C3と同一面内に形成されており、第1の配線層L
1とは第2の貫通導体群T2で電気的に接続されてい
る。これにより、搭載領域Mに搭載される半導体素子D
の各端子電極と平行配線部の第1または第2の配線層L
1・L2とが、ストリップ線路部を介して電気的に接続
されている。
【0039】このような配線構造とした本発明の多層配
線基板によれば、挟ピッチで極めて高密度に配設された
半導体素子Dの入出力電極に接続された配線をストリッ
プ線路部において線路導体C2の配線ピッチ(配線間
隔)を拡げ、また信号配線・電源配線・接地配線を再配
列して、平行配線部に適した広ピッチの配線に展開し再
配列して接続することができるので、平行配線部が有す
る優れた電気的特性を活かしつつ高密度化された入出力
電極を有する半導体素子Dと効率よく電気的接続を行な
うことができる。しかも、ストリップ線路部により、さ
らには信号配線がすべて展開されるまでこのストリップ
線路部を複数積層して設け、それぞれに対応した平行配
線部を併設することにより、半導体素子Dからの信号配
線・電源配線・接地配線を効率よく再配列してその周囲
の平行配線部との接続に最適な配線に設定して平行配線
部に展開することができるので、半導体素子Dの高密度
化に対応して多層化を図る場合にも、配線設計を最適化
してその積層数を低減させることが可能となる。
【0040】本発明の多層配線基板においては、平行配
線部を構成する各区分領域の設定として上述の例の他に
も、第4の絶縁層I4の中央部に対応する搭載領域M内
に交点を有する、略正方形状の第4の絶縁層I4の辺の
ほぼ中央を通る辺に平行な直線に沿った2本の直線で中
心角が約90度になるように区分された4つの区分領域を
設定してもよく、3本の直線で中心角が約60度と略等し
くなるように区分された6つの区分領域を設定してもよ
く、さらに、4本の直線で中心角が約45度と略等しくな
るように区分された8つの区分領域を設定してもよい。
【0041】これらいずれの場合であっても、上述の例
と同様に、同じ平面上の左右の信号配線S1・S2間の
クロストークノイズを良好に低減することができ、電源
配線P1・P2および接地配線G1・G2のインダクタ
ンスを減少させることができて、電源ノイズおよび接地
ノイズを効果的に低減することができる。また、第2の
配線層L2を構成する平行配線群の配線がそれらが形成
された絶縁層の中央部を取り囲むように環状の配線構造
をとっており、これにより、外部からのEMIノイズの
侵入や外部への不要な電磁波ノイズの放射をシールドす
る効果を有し、配線間のクロストークノイズを低減させ
ることができるとともに、EMI対策としても効果を有
する。また、第2の配線層L2を各区分領域の平行配線
群の配線を接続して形成した環状配線を有するものとし
たときには、その環状配線によってその内側の領域につ
いてEMI対策の効果を高めることができ、より有効な
EMI対策を施すことができる。この第2の配線層L2
の最外周側の環状配線を接地配線G2としたときには、
この環状の接地配線G2により非常に効果的にEMIノ
イズに対してシールド効果を有するものとなり、さらに
有効なEMI対策を施すことができる。
【0042】なお、本発明の多層配線基板の平行配線部
に対しては、その上側または下側にさらに積層されて多
層配線基板を構成する多層配線部として、図示した例の
他にも種々の配線構造を採ることができる。例えば、平
行配線群を交互に直交させて積層した構成の配線構造、
あるいはストリップ線路構造の配線構造、その他、マイ
クロストリップ線路構造・コプレーナ線路構造等を、多
層配線基板に要求される仕様等に応じて適宜選択して用
いることができる。
【0043】また、例えば、ポリイミド絶縁層と銅蒸着
による導体層といったものを積層して、電子回路を構成
してもよい。また、チップ抵抗・薄膜抵抗・コイルイン
ダクタ・クロスインダクタ・チップコンデンサ・電解コ
ンデンサといったものを取着して半導体素子収納用パッ
ケージを構成してもよい。
【0044】また、第4および第5の絶縁層I4・I5
を始めとする各絶縁層の形状は、図示したような略正方
形状のものに限られるものではなく、長方形状や菱形状
・六角形状・八角形状等の形状であってもよい。
【0045】なお、第1および第2の配線層L1・L2
は、第4および第5の絶縁層I4・I5の表面に形成す
るものに限られず、ストリップ線路部の製造C2および
下側導体層C3とともにそれぞれの絶縁層I4・I5の
内部に形成したものであってもよい。
【0046】本発明の多層配線基板において、第4およ
び第5の絶縁層I4・I5を始めとする各絶縁層は、例
えばセラミックグリーンシート積層法によって、酸化ア
ルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体・炭化
珪素質焼結体・窒化珪素質焼結体・ムライト質焼結体・
ガラスセラミックス等の無機絶縁材料を使用して、ある
いはポリイミド・エポキシ樹脂・フッ素樹脂・ポリノル
ボルネン・ベンゾシクロブテン等の有機絶縁材料を使用
して、あるいはセラミックス粉末等の無機絶縁物粉末を
エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂で結合して成る複合絶
縁材料などの電気絶縁材料を使用して形成される。
【0047】これら絶縁層は、例えば酸化アルミニウム
質焼結体から成る場合であれば、酸化アルミニウム・酸
化珪素・酸化カルシウム・酸化マグネシウム等の原料粉
末に適当な有機バインダ・溶剤等を添加混合して泥漿状
となすとともに、これを従来周知のドクターブレード法
を採用してシート状となすことによってセラミックグリ
ーンシートを得、しかる後、これらのセラミックグリー
ンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに各平行配
線群および各貫通導体群ならびに導体層となる金属ペー
ストを所定のパターンに印刷塗布して上下に積層し、最
後にこの積層体を還元雰囲気中、約1600℃の温度で焼成
することによって製作される。
【0048】これら絶縁層の厚みとしては、使用する材
料の特性に応じて、要求される仕様に対応する機械的強
度や電気的特性・貫通導体群の形成の容易さ等の条件を
満たすように適宜設定される。
【0049】また、第1および第2の配線層L1・L2
を構成する平行配線群や上側導体層C1・線路導体C2
・下側導体層C3およびその他の配線層ならびに貫通導
体群は、例えばタングステンやモリブデン・モリブデン
−マンガン・銅・銀・銀−パラジウム等の金属粉末メタ
ライズ、あるいは銅・銀・ニッケル・クロム・チタン・
金・ニオブやそれらの合金等の金属材料の薄膜などから
成る。
【0050】例えば、タングステンの金属粉末メタライ
ズから成る場合であれば、タングステン粉末に適当な有
機バインダ・溶剤等を添加混合して得た金属ペーストを
絶縁層となるセラミックグリーンシートに所定のパター
ンに印刷塗布し、これをセラミックグリーンシートの積
層体とともに焼成することによって、各絶縁層の上面に
配設される。
【0051】また,金属材料の薄膜から成る場合であれ
ば、例えばスパッタリング法・真空蒸着法またはメッキ
法により金属層を形成した後、フォトリソグラフィ法に
より所定の配線パターンに形成される。第1および第2
の配線層L1・L2の平行配線群を構成する各配線の幅
および配線間の間隔は、使用する材料の特性に応じて、
要求される仕様に対応する電気的特性や絶縁層I4・I
5への配設の容易さ等の条件を満たすように適宜設定さ
れる。
【0052】なお、各配線層L1・L2の厚みは1〜10
μm程度とすることが好ましい。この厚みが1μm未満
となると配線の抵抗が大きくなるため、配線群による半
導体素子への良好な電源供給や安定したグランドの確保
・良好な信号の伝搬が困難となる傾向が見られる。他
方、10μmを超えるとその上に積層される絶縁層による
被覆が不十分となって絶縁不良となる場合がある。
【0053】第2の貫通導体群T2を始めとする貫通導
体群の各貫通導体は、横断面形状が円形のものの他にも
楕円形や正方形・長方形等の矩形、その他の異形状のも
のを用いてもよい。その位置や大きさは、使用する材料
の特性に応じて、要求される仕様に対応する電気的特性
や絶縁層への形成・配設の容易さ等の条件を満たすよう
に適宜設定される。
【0054】例えば、絶縁層に酸化アルミニウム質焼結
体を用い、平行配線群にタングステンの金属メタライズ
を用いた場合であれば、絶縁層の厚みを200 μmとし、
配線の線幅を100 μm、配線間の間隔を150 μm、貫通
導体の大きさを100 μmとすることによって、信号配線
のインピーダンスを50Ωとし、上下の平行配線群間を高
周波信号の反射を抑えつつ電気的に接続することができ
る。
【0055】また、ストリップ線路部を構成する上側導
体層C1および下側導体層C3の厚みや形成範囲、なら
びに線路導体C2の厚みや幅および配線間の間隔は、例
えば上記と同様に、配線の線幅を100 μm、配線間なら
びに配線−導体層間の間隔を150 μm、配線ならびに導
体層の厚みを300 μmとし、第1の貫通導体の大きさを
100 μmとすることによって、信号配線のインピーダン
スを50Ωとすることができる。
【0056】なお、本発明は以上の実施の形態の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更を加えることは何ら差し支えない。例え
ば、絶縁層を、放熱を考慮した窒化アルミニウム質焼結
体・炭化珪素質焼結体や、低誘電率を考慮したガラスセ
ラミックス質焼結体を用いたものとしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の多層回路基板によれば、半導体
素子の搭載領域の下部に半導体素子の入出力電極が第1
の貫通導体群で電気的に接続される線路配線層を有する
ストリップ線路部を具備するとともに、その周囲に線路
配線層と電気的に接続された、搭載領域を中心として2
〜4本の直線で略4〜8等分された区分領域においてそ
れぞれ平行配線群を有する平行配線部を具備し、搭載さ
れる半導体素子が線路配線層を介して平行配線部の第1
の配線層と電気的に接続されるようにしたことから、挟
ピッチで極めて高密度に配設された半導体素子の入出力
電極に接続された配線をストリップ線路部において展開
し再配列して、平行配線部に適した配線設計を行なって
半導体素子の電極と平行配線部の平行配線群とを電気的
に接続することができるので、平行配線群が有する優れ
た電気的特性を活かしつつ高密度化された半導体素子と
効率よく電気的接続を行なうことができるものとなる。
しかも、ストリップ線路部により、さらにはこの線路部
を複数積層して設けることにより、半導体素子からの信
号配線・電源配線・接地配線を効率よく再配列してその
周囲の平行配線部との接続に最適な配線に設定して平行
配線部に展開することができるので、半導体素子の高密
度化に対応して多層化を図る場合にも、配線設計を最適
化してその積層数を低減させることが可能となる。
【0058】以上のように、本発明によれば、交互に積
層された平行配線群を有する多層配線基板について、そ
の優れた電気的特性を活かしつつ高密度化された入出力
電極を有する半導体素子と効率よく電気的接続を行なう
ことができ、しかも積層数の低減を図ることができる、
半導体素子等を搭載する電子回路基板等に好適な多層配
線基板を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、多層配線基板の上面に集積回路素子を搭載した状態
の第1層目の絶縁層の上面図である。
【図2】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、集積回路素子を除いた状態の第1層目の絶縁層の上
面図である。
【図3】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、第2層目の絶縁層の上面図である。
【図4】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、第3層目の絶縁層の上面図である。
【図5】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、第4層目の絶縁層の上面図である。
【図6】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、第5層目の絶縁層の上面図である。
【図7】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、第5層目の絶縁層の下面図である。
【図8】本発明の多層配線基板の実施の形態の一例を示
す、各絶縁層を積層した状態の部分断面図である。
【符号の説明】
I1〜I5・・・・第1〜第5の絶縁層 M・・・・・・・・搭載領域 D・・・・・・・・半導体素子 C1・・・・・・・上側導体層 C2・・・・・・・線路導体 C3・・・・・・・下側導体層 T1・・・・・・・第1の貫通導体群 L1、L2・・・・第1、第2の平行配線群 P1、P2・・・・第1、第2の電源配線 G1、G2・・・・第1、第2の接地配線 S1、S2・・・・第1、第4の信号配線 T2・・・・・・・第2の貫通導体群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍋 義博 鹿児島県国分市山下町1番1号 京セラ株 式会社鹿児島国分工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁層と配線層とが順次積層され
    て成り、表面の中央部に設けられた半導体素子の搭載領
    域の下部に、上側導体層と前記半導体素子が第1の貫通
    導体群を介して電気的に接続される複数の線路導体から
    成る線路配線層と下側導体層とから成るストリップ線路
    部を具備するとともに、該ストリップ線路部の周囲に、
    前記線路配線層と同一面内に形成され、前記搭載領域内
    に交点を有する2〜4本の直線で中心角が略等しくなる
    ように区分された各区分領域においてそれぞれ前記交点
    側に向かう平行配線群から成る第1の配線層と、前記下
    側導体層と同一面内に形成され、前記各区分領域におい
    てそれぞれ前記第1の配線層と直交する平行配線群から
    成る第2の配線層とを第2の貫通導体群で電気的に接続
    して成る平行配線部を具備して成り、かつ前記半導体素
    子は前記線路配線層を介して前記第1の配線層と電気的
    に接続されることを特徴とする多層配線基板。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の平行配線層の平行
    配線群は、それぞれ複数の信号配線と、各信号配線に隣
    接する電源配線または接地配線とを有することを特徴と
    する請求項1記載の多層配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149731A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板、半導体装置、及び配線基板の製造方法
US7324351B2 (en) 2003-01-30 2008-01-29 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Display, wiring board, and method of manufacturing the same
CN104347585A (zh) * 2013-07-25 2015-02-11 国际商业机器公司 集成电路变压器结构

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CN104347585A (zh) * 2013-07-25 2015-02-11 国际商业机器公司 集成电路变压器结构

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