JP2000322827A - ディスク状記録媒体およびその記録装置、再生装置、多重ストリーム処理装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体およびその記録装置、再生装置、多重ストリーム処理装置

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JP2000322827A
JP2000322827A JP11126730A JP12673099A JP2000322827A JP 2000322827 A JP2000322827 A JP 2000322827A JP 11126730 A JP11126730 A JP 11126730A JP 12673099 A JP12673099 A JP 12673099A JP 2000322827 A JP2000322827 A JP 2000322827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パケット単位の情報が時分割多重して伝送され
る多重ストリームに対し記録目的のパケットを複数種類
分離、多重しディスク記録媒体に記録する。再生時はデ
ィスク記録媒体からの再生信号に対して目的のパケット
のみの抽出を行う。 【解決手段】少なくとも多重ストリームに対し目的のパ
ケットIDの検出を行い、メモリ手段に対し検出したパ
ケットそのものの書込みを制御する手段と、検出パケッ
トを一時的に記憶するメモリ手段と、記録時にはディス
ク記録媒体上の記録セクタに格納するデータ量と一致す
るように記録パケットに情報の付加を行い、再生時には
その情報を検出、パケットのみを出力する手段と、記録
時は光ディスクの記録に適したディジタル信号に変換
し、再生時は記録前のディジタル情報に変換する手段
と、記録再生装置全体を制御しディスク記録媒体に対す
る記録、再生制御を行う手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク状記録媒体
とそれを用いた記録再生装置に関し、特に複数のチャン
ネル(番組、サービス)に対する映像、音声、データの
ディジタル情報がその伝送単位であるパケットで時分割
多重されて伝送される多重信号の中から、記録目的の複
数のチャンネルに対するパケットを分離し、書き換え可
能なディスク状記録媒体へ記録する記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】映像、音声、データをパケット単位で格
納しそのパケットを時分割多重した多重ストリームとし
て伝送するディジタル放送が開始され、その多重ストリ
ームに対して元の映像、音声をデコードする装置の一例
としてディジタル放送受信機が挙げられる。この装置に
ついては「映像情報メディア学会誌 Vol.51,No9,pp.136
4〜1369」に記載されている技術のように、受信電波に
対してチューナー、QPSK復調、誤り訂正、デスクランブ
ル処理を行い、複数の番組、サービスに対する映像、音
声、データの各パケットが時分割多重された多重ストリ
ームを抽出する。多重ストリームの構成要素であるパケ
ットはTS(Transport Stream)ヘッダとパケットデー
タからなりTSヘッダには多重ストリームの中から目的
の番組、サービスを識別分離する目的でパケットID番
号が含まれている。パケット分離部では多重ストリーム
の中から目的の番組、サービスに対するパケットID番
号と一致するパケットのみを分離し、TSヘッダを除い
たパケットデータのみをメモリに書き込む。メモリに書
き込まれたパケットデータは映像、音声復号部で復号
後、元の映像、音声信号として再生される。
【0003】一方映像、音声、データなどのディジタル
情報を記録する書き換えが可能なディスク記録媒体の一
例として磁気ディスク、光磁気ディスク、DVD−RW
( Digital Versatile Disc−Rewritable)、DVD−R
AM(Digital Versatile Disc−Random Access Memory)
などの光ディスクが挙げられる。例えばDVD−RAM
へのディジタル情報の記録方法、記録したディジタル情
報の管理方法は「日経エレクトロニクス 1997.10.20(n
o.701) p168、p174〜176」と「日経BP社
データ圧縮とディジタル変調98年版 ディジタル変調
編 p117〜125」に記載されている技術のよう
に、ディスク記録媒体の物理的な領域であるリードイン
領域、データ領域、リードアウト領域の中で、データ領
域に含まれるディスクへの情報記録の基本単位である複
数の記録セクタに、記録情報に対して誤り訂正符号の付
加、変調の処理を行いディスクへの記録に適したディジ
タル信号を記録する。更にディスク上で、記録情報の管
理を行う目的で、データ領域内に仮想的な論理領域を確
保し、その論理領域を構成する複数の論理ブロックに対
し記録情報の先頭から終了までを連続した論理ブロック
に割り当てたファイルとして扱う目的でファイル先頭に
対応する論理アドレスと、ファイルのディレクトリ構
造、ファイル名についての情報を含んだパステーブルを
論理領域中に設ける。ディスク再生時はパステーブルの
読取りから各記録情報に対するファイルを認識し、再生
目的のファイルに対する先頭論理アドレスを指定するこ
とでファイルの再生を行う。パステーブルはディスクへ
の情報記録で新たにファイルが発生するたびにその内容
が更新され、ディスク上のパステーブルに上書きする。
また書き換え可能な記録媒体ということから情報が記録
されていない未記録領域の管理を行う未割付マップが設
けられている。未記録領域に情報を記録した場合は、未
割付マップ上の割付フラグを変更し、それをディスク上
の未割付マップに上書きする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年放送衛星、通信衛
星を使った多チャンネルのディジタル放送サービスが本
格的に開始されており、そのディジタル情報の伝送方式
に映像、音声、データの各情報をパケットに格納し、そ
のパケットを時分割多重して伝送するパケット多重方式
が多く採用されている。また将来的に地上波を含む全て
の放送サービスもディジタル化され、その伝送方式にパ
ケット多重方式が採用される方向である。一方でDVD
−RW、DVD−RAMを含むディスク状記録媒体はそ
の大容量という特徴からVTR(Video Tape Recorder)
に替わるの映像記録媒体としての利用が期待されてい
る。ディジタル放送サービスは数多くの番組が時分割多
重されたパケットとして伝送されるという特徴から、目
的の番組複数を任意に選択した後のパケットの伝送レー
トが、記録媒体への記録レート以下であれば複数の番組
に対する同時記録可能となる。しかし時分割多重された
パケットの中から目的の番組に対するパケット複数種類
を分離した場合、分離したパケットは時系列的に不連続
になり、不連続なパケットの記録に適した記録媒体は、
時系列的に連続したデータの記録に適するVTRのよう
なテープ記録媒体には不向きで、記録に必要なデータが
そろうたびにアクセス、記録を行うことが可能、つまり
ランダムアクセスで記録可能なディスク記録媒体が適し
ている。
【0005】しかしながら、(1)時分割多重されたパ
ケットから目的のパケットを複数種類分離してディスク
記録媒体に記録する際、1パケット当りのデータ量と、
ディスクへの記録単位である記録セクタに格納するデー
タ量が異なることから、分離したパケットに対するディ
スクへの記録方法が必要となってくる。(2)また複数
種類のパケットを分離し記録するため、ディスク再生時
に記録したパケットの種類が明らかとなるような記録方
法も必要となる。(3)目的の複数種類のパケットそれ
ぞれに対する記録開始時刻、終了時刻が異なる場合は、
再生時にそれぞれのパケットの記録開始、終了が明らか
となるようなディスク上でのファイル発生方法とそのフ
ァイルの管理方法が、更には(4)ファイルに対する再
生方法が必要となり、そのファイル管理方法、再生方法
はディスクフォーマットから外れないように互換性を維
持する必要がある。(5)ディスク上に発生した複数種
類のパケットが含まれるファイルの再生時には、その中
から目的のパケットのみを分離する再生方法、(6)上
記した課題を解決する方法に従い複数種類のパケットを
分離しディスク記録媒体に記録したり、再生信号から目
的のパケットのみを取り出し、元の映像、音声信号、デ
ータに戻す記録再生装置、(7)更には伝送される映
像、音声、データのディジタル情報に対する著作権の保
護を目的とし、ディスク記録媒体へのディジタル情報の
記録、再生を制限する方法と装置が必要となる。
【0006】従って本発明の目的は上記課題を解決する
ディスク記録再生装置及び記録、再生方法を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した(1)から
(7)までの課題を解決する手段は(1)記録セクタに
格納するデータ量に一致するように多重ストリームから
分離した記録パケット複数単位で情報を付加する。
(2)ディスクへの記録パケットは、パケットの構成要
素であるTSヘッダとパケットデータそのものをディス
クへの記録の対象とし、再生時にはTSヘッダに含まれ
るパケットIDの検出で目的の再生パケットデータの抽
出を行う。(3)多重ストリームから目的の複数種類の
記録パケットそれぞれに対する分離開始時刻、終了時刻
に応じて光ディスク上の論理領域に別ファイルとして発
生させるため、パステーブルに発生させるファイルの先
頭論理アドレス、ファイル名を格納し、更に分離開始、
終了時刻に応じたファイルに対する記録パケットの記録
順をファイルのディレクトリ構造とし、その構造を親デ
ィレクトリ番号として格納する。また同一のパケットI
Dに対する記録パケットを含むファイルの組み合わせ
と、その組み合わせで再生するパケットIDに関する情
報を格納した再生制御ファイルを設ける。(4)、
(5)再生時にはパステーブルの読取りから明らかにな
るファイルに対してスキャンを行いながら、そのファイ
ルに含まれる記録パケットのID検出により、あるいは
再生制御ファイルの再生により、再生目的のパケットを
含むファイルの組み合わせを判定し、パステーブルから
明らかになるディレクトリからその組み合わせの範囲内
で上位ディレクトリに対するファイルから順番に再生、
ファイルからパケットIDの検出により目的のパケット
のみを抽出する。ファイルに対するアクセス再生はパス
テーブルの内容にしたがって行われディスク上に存在す
るファイルの管理、再生方法の互換性を維持する。
(6)記録再生装置は少なくとも多重ストリームまたは
再生パケットからパケットIDの検出を行い、メモリ手
段に対し検出した記録パケットあるいは再生パケットそ
のものの書込みを制御するパケットID検出手段と、検
出パケットを一時的に記憶するメモリ手段と、記録セク
タのデータ量と一致するよう記録パケットに対して情報
の付加を行い、再生パケットに対しては付加情報を検出
し、パケットのみを抽出する手段と、記録パケットに対
し光ディスクの記録に適したディジタル信号に変換し、
再生時は記録前のディジタル情報に変換する手段と、記
録再生装置全体を制御し、光ディスク上のファイルに対
する記録制御、再生制御を行うシステム制御手段とを有
し、(7)記録再生装置の一部を構成するシステム制御
手段とパケットID検出手段にそれぞれ多重ストリーム
の供給元との受信契約制御命令と、契約チャンネルの範
囲内でパケットの検出を制御する契約チャンネル制御命
令を設定し、ディスクへ記録の際に記録パケットに対し
て付加する情報として多重ストリームの供給元の識別情
報を含める。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディスク記録
再生装置及び記録、再生方法の実施の形態について、い
くつかの実施例を図面を用いて説明する。
【0009】図1は本発明のディスク記録再生装置及び
記録、再生方法についての第1の実施例を示すブロック
図である。図において1は書き換え可能な光ディスク、
2は光ディスク1上に記録信号の記録または再生を行う
記録再生手段であるヘッド、3はヘッド2を光ディスク
1の半径方向に移動し、光ディスク1上の任意の領域に
ランダムアクセスを可能とするヘッド送り機構、4はヘ
ッド2で読み取った再生信号を増幅するプリアンプ、5
は後述するディジタル信号処理回路6からの信号に応じ
てヘッド2からレーザーを発振させ、光ディスク1への
記録信号を制御するレーザードライバ(レーザ制御手段
ともいう)、6は記録時には記録を行うディジタル情報
に対し誤り訂正符号の付加、変調処理を行うことで光デ
ィスク1への記録に適したディジタル信号に変換し、再
生時にはプリアンプ4からの再生信号に対して復調処
理、誤り訂正処理を行い、元のディジタル情報に変換す
るディジタル信号処理回路、7は誤り訂正符号付加、変
調、復調、誤り訂正処理のディジタル信号処理の際に利
用される第二のメモリ手段(以下RAM2という)、8は
光ディスク1の記録時には記録パケットに対して情報を
付加し光ディスク1への記録データ量にあった情報付加
パケットを生成、再生時には再生された情報付加パケッ
トから付加情報の検出を行い、再生パケットのみを抽出
する情報付加検出回路、9はパケットの構成要素である
TSヘッダを除きパケットデータのみを抽出するパケッ
トデータ抽出回路、10は第一のメモリ手段11(以下
RAM1という)に対して、ディスクへ記録を行うパケ
ットや再生パケットに対する書込み、読み出しを制御す
るRAM1制御回路、12は多重ストリームに含まれる
パケット、あるいは再生パケットに対しそのTSヘッダ
に含まれるパケットIDの検出を行い、目的のパケット
ID番号の検出でRAM1制御回路10にパケットの書
込み制御命令を生成するパケットID検出回路、13は
パケットデータ抽出回路9からの圧縮映像、圧縮音声に
対するパケットデータに対し、圧縮前の映像信号、音声
信号に復号する映像/音声伸長回路、15はシステム全
体の制御を行うシステムコントローラAである。
【0010】ここで図2において伝送される多重ストリ
ームと、ディスクへ記録を行う複数種類の記録パケット
の分離について説明し、図3においてパケットの構成要
素の説明、図4において光ディスク1における記録単位
の記録セクタ(第一の記録ブロックともいう)の構成、
誤り訂正符号の付加単位である訂正ブロック(第二の記
録ブロックともいう)の説明、図5において情報付加検
出回路8で記録パケットに対して付加情報を付加した後
の情報付加パケットについて説明する。
【0011】図2は多重ストリームと、ディスクへ記録
を行う複数種類の記録パケットの分離方法それぞれの一
例を示してある。図中(b)は多重ストリームの構成例
を示してあり、各チャンネルに対する「映像」「音声」
「データ」のディジタル情報やそれとは別のディジタル
情報の伝送単位であるパケットとパケットに対して誤り
訂正を行う目的で付加されるパケット訂正符号の組み合
わせが時分割多重して伝送される。この例の場合、多重
ストリームに含まれるチャンネルは「映像A」「音声
A」「データA」のパケットで構成される番組Aと、
「映像B」「音声B」「データB」のパケットで構成さ
れる番組Bと、「映像C」「音声C」「データC」のパ
ケットで構成される番組Cであり、更に番組の予定表や
受信制御などの情報を含むパケットが時分割多重され
る。ここで例えば多重ストリームから目的の番組B,C
に対するパケット分離、RAM1への分離パケットの書
込みを図中(a)に示す。この場合番組B,Cに対する
パケット分離の開始時刻、終了時刻がそれぞれ異なるよ
うに制御するものとする。その結果RAM1に書き込ま
れるパケットは、図中(c)に示すように番組Bに対す
るパケット分離開始時刻から番組Cに対するパケット分
離開始時刻までは番組Bのみの単一種類のパケットその
ものがRAM1に書き込まれ、次に番組Cに対するパケ
ット分離開始時刻から番組Bに対するパケット分離終了
時刻までは、番組B、Cに対する複数種類のパケットそ
のものがRAM1に書き込まれる。最後に番組Bに対す
るパケット分離終了時刻から番組Cに対するパケット分
離終了時刻までは番組Cのみの単一種類のパケットその
ものがRAM1に書き込まれることになる。
【0012】図3は多重ストリームの伝送単位であるパ
ケットの構成例を示してある。図3においてパケット3
01はデータ長が188バイトで、4バイトのTS(Tr
ansport Stream)ヘッダ302と伝送する圧縮映像、圧
縮音声、データの格納場所であるパケットデータ305
より構成される。TSヘッダ302にはパケット301
の先頭を示すパケット同期信号303と多重ストリーム
から目的の番組に対するパケットの分離の際に用いられ
るパケットID304より構成される。
【0013】図4は光ディスク1への記録単位である記
録セクタの構成と誤り訂正符号の付加単位である訂正ブ
ロックの一例を示してある。光ディスク1はその物理的
な領域としてリードイン領域、データ領域、リードアウ
ト領域からなり、リードイン領域はディスクの識別情報
等が記録されている。データ領域は記録情報の格納領域
であり、その構成単位である記録セクタは図4に示すよ
うにプリフォーマット部401と記録部402に大きく
分けられる。プリフォーマット部401はヘッダ1〜
4、ミラーで構成され、ヘッダは記録セクタのディスク
上の物理的なアドレスを示すセクタID403とセクタ
ID403に対する誤り訂正符号IED、セクタIDの
先頭を示すアドレスマークより構成される。ディスクへ
の記録、再生時にはセクタIDの検出から目的の記録セ
クタへアクセスを行う。記録部402は記録情報の格納
領域であるデータ部404とその先頭を示すデータ同期
信号より構成される。データ部に格納される記録情報に
ついて、まずセクタデータ405の構成図においてディ
スクへ記録するディジタル情報はメインデータ1〜12
に格納され、記録セクタにそのメインデータ1〜12を
記録する際に必要となる付加的なデータとしてデータ部
IDとその訂正符号であるIED、付加データ、セクタ
データのエラーチェックを行うEDCを付加、合計20
64バイトで構成する。このセクタデータに対し誤り誤
り訂正を行う単位である訂正ブロック406は、セクタ
データを16個集め、横方向のデータに対して訂正を行
うPI訂正符号10バイトと、縦方向のデータに対して
訂正を行うPO訂正符号16バイトが406に示すよう
に配置され訂正ブロックを構成する。更にデータ部40
4に格納する際にはPI、PO訂正符号を含む(172
+10)バイト×13のデータ量毎に、その中の1バイ
ト(8ビット)単位のデータを16ビットに変換する変
調処理を行い、変調後1456ビット単位でフレームを
構成し、それに対してフレーム同期信号を付加した後の
合計2418バイトのデータとしてデータ部404に記
録する。
【0014】図5は多重ストリームより目的の番組に対
するパケットを分離した記録パケットに対して情報付加
検出回路8で行われる情報の付加の一例を示してある。
パケットは188バイト単位で、光ディスク1へディジ
タル情報を記録する単位はメインデータ1〜12の20
48バイト単位であるため、複数のパケットを集めてメ
インデータ1〜12に格納するデータ量とのつじつまを
合わせる。図5の一例においては、508のパックヘッ
ダ14バイトをまず付加し、更に残りの2034バイト
には10個のパケット1〜10の1880バイトと、2
034バイトに格納するデータ量に足りない残りの15
4バイトを14バイトで構成される情報Aとその先頭を
検出する同期信号A、14バイトで構成される情報Bと
その先頭を検出する同期信号B10個を、図に示すよう
な配置で付加し、情報付加パケットを生成する。よって
メインデータ1〜12に10個のパケットを当てはめる
ことが可能となり、パケットに対するディジタル情報の
記録セクタへの記録が可能となる。
【0015】図1の記録再生装置における記録動作の説
明を、多重ストリームから目的のパケット分離した記録
パケットに対する情報A、情報B付加までの処理を図7
を用いて、情報A、情報Bの付加を行った情報付加パケ
ットに対する光ディスク1への記録方法、記録後に発生
するファイルの管理方法について図6と図8を用いそれ
ぞれ説明する。
【0016】図1と図7において多重ストリームに対す
る目的のパケット分離から記録パケットに対する情報
A、B付加までの処理は、まず最初にシステムコントロ
ーラA15に対しディスクに記録する複数の番組選択を
行う目的で第1、第2の録画番組設定を行い、システム
コントローラAは設定された録画番組に対する第1、第
2のパケットIDをパケットID検出回路12に対して
設定する(ステップ701)。更にシステムコントロー
ラAには第1、第2番組の録画開始、終了時刻になると
それぞれの録画開始終了制御命令が設定され、ステップ
702からステップ707ではその設定に呼応して第
1、第2の記録パケット分離開始制御命令に従い、パケ
ットID検出回路12で検出される記録目的のパケット
に対するそれぞれの録画開始時刻に応じたRAM1への
書込み制御を行う。
【0017】例えば図2(a)における番組Bと番組C
それぞれに対するパケット分離開始時刻、終了時刻に応
じ、図2(b)の多重ストリームから番組B,Cそれぞ
れに対するパケットID検出が行われたのであれば、パ
ケットID検出回路12はRAM1制御回路10に対し
て検出パケットIDに対するパケットそのものをRAM
1へ転送するよう制御する。その結果図2(c)に示す
ように、記録パケット分離開始制御、分離終了制御命令
に従った番組B,Cに対する分離パケットそのものがR
AM1に書き込まれることになる。まずステップ702
において第1、第2のパケットそれぞれの分離開始時刻
に応じた制御が行われ、ステップ703、ステップ70
4で多重ストリームで伝送されるパケットに対し、ステ
ップ701で設定された第1、第2のパケットIDの検
出処理を行う。ステップ704において第1或いは第2
のパケットID番号の検出が行われ、多重ストリームか
ら目的のパケットそのものが分離されるとステップ70
5においてRAM1に分離パケットの書込みが行われ
る。ステップ706において例えばRAM1に光ディス
ク1への記録単位である訂正ブロックに必要な数分の記
録パケットが書き込まれ、RAM2へその記録パケット
の転送が可能であるならば、情報付加検出回路8におい
て図5に示すような10パケット単位で情報A,情報B
の付加を行いディスク記録に適したデータ量に変換し、
訂正ブロックのデータ量を満たすまで記録パケットをR
AM2に転送し(ステップ707)、ディジタル信号処
理を行い光ディスク1に記録される。
【0018】ステップ708から70Bの処理は第1、
第2の番組に対するパケットのそれぞれの分離終了時刻
に応じたRAM1への書込み制御を行う。ステップ70
8において、第1或いは第2の番組いづれか一方がパケ
ット分離終了時刻に達したのであれば、ステップ709
において分離終了時刻に達した分離パケットに対するR
AM1への書込み停止を制御し、ステップ705におい
てその分離パケットに対するRAM1への書込みを停
止、未だ分離終了時刻に達していない分離パケットに対
してステップ705からの処理を継続する。ステップ7
08の判定が不成立ならば、第1、第2の番組それぞれ
のパケット分離終了時刻に未達、或いは第1、第2の番
組それぞれのパケット分離終了時刻に到達した場合であ
り、ステップ70Aにおいてその判定を行う。ステップ
70Aの判定が不成立であれば、ステップ705以降の
処理を行い、第1、第2両方の分離パケットに対するR
AM1への書込みを継続する。ステップ70Aの判定が
成立するのであれば、ステップ70Bにおいて最後に分
離終了時刻に達した番組に対するパケット分離処理を、
訂正ブロック分の分離パケットがRAM1に書き込まれ
るまで継続する。
【0019】図6はディスクへ記録する目的の第1、第
2のパケットを多重ストリームから分離後、図5で説明
したメインデータ1〜12に格納するデータ量と、光デ
ィスク1への記録単位である訂正ブロックに格納するデ
ータ量を合わせ、光ディスク1に記録を行う場合を示し
てある。図6において601、602、603は光ディ
スク1に物理的に確保される領域を示しており、ディス
ク識別、記録セクタの管理を行うリードイン領域60
1、ディスクへの記録情報を格納する物理セクタが含ま
れるデータ領域602、リードアウト領域603であ
る。608から60Fはデータ領域602に対して、仮
想的に確保される論理領域であり、ディスクへの記録情
報の先頭から終了までを記録した物理セクタに対応した
論理ファイルと、論理ファイルの管理を行うパステーブ
ル60B、未記録領域の管理を行う未割付マップ60C
を論理領域に確保した一例を示している。仮想的に確保
された論理領域内部には、パステーブル、未割付マップ
が記録された論理ブロックアドレスやディスクの規格識
別子、論理ブロックの単位当りの情報ビット数あるいは
バイト数などを記録したボリューム記述子608、60
9はボリューム記述子の記録場所を探す際に用いるアン
カポイント1、60Aはもう一方のアンカポイント2で
ある。論理領域内部のパステーブル以降にはその構成単
位である論理ブロックに対して、その先頭から順番に論
理ブロックアドレスが与えられる。604、605,6
06はRAM1から転送される記録パケットを示してお
り、607は図4のセクタデータ405のデータ量に対
し、記録パケット10個と付加情報A,Bを加え、更に
ディスクへ記録する際に必要な付加データを加えて記録
データ量を合わせたセクタデータで、610は図4の4
06の訂正ブロックに相当するもので、セクタデータ1
6個に対して更に誤り訂正符号を付加したものである。
この訂正ブロックに対し、更に1セクタ単位のデータ量
で変調処理、フレーム同期信号を付加してディスク上の
物理セクタを構成するデータ部に格納(記録)する。デ
ィスク上の物理セクタへの記録終了後、論理領域内に発
生するファイルについては、パケットB単独の記録パケ
ット604に対するパケットBブロックの先頭から終了
までの記録に対する論理アドレスの範囲に例えばファイ
ル10、パケットB、C多重の記録パケット605に対
するパケットB、Cブロックの先頭から終了までをファ
イル11、パケットC単独の記録パケット606に対す
るパケットCブロックの先頭から終了までをファイル1
2とする。パステーブル60Bには論理領域に発生させ
るファイル10、11、12それぞれの先頭論理アドレ
スH、I、J( H、I、J は正の整数)とパステーブ
ル上のファイル名sub−10、 sub−11、 su
b−12を格納する。更にファイル10、11、12に
対するディレクトリ構造を与えるためパケットBブロッ
クに対応するファイル10に対して最上位のルートディ
レクトリを親ディレクトリとするようにパステーブル上
の親ディレクトリ番号に例えば“0”を与える。パケッ
トB、Cブロックに対応するファイル11に対してはフ
ァイル10を親ディレクトリとするように親ディレクト
リ番号にファイル10のファイル名sub−10と関連
のある番号の“10”を与え、パケットCブロックに対
応するファイル12に対してはファイル11を親ディレ
クトリとするよう親ディレクトリ番号にファイル11の
ファイル名sub−11と関連のある番号の“11”を
与える。パステーブルは記録情報のディスクへの記録が
終了後その内容が更新され、論理領域中のパステーブル
の格納領域に上書き記録される。ディスクへの記録に論
理領域中の未記録領域を利用した場合は、それに対する
論理ブロックが記録済みであることを示すため未割付マ
ップの更新を行い論理領域中の未割付マップの格納領域
に上書き記録される。
【0020】図6で説明した記録パケットのディスクへ
の記録方法、発生させるファイルの管理方法を図1のブ
ロック図と図8のフローチャートを用いて説明する。図
1、図8において記録開始前に光ディスク1に記録され
ているアンカポイント1または2よりボリューム記述子
を読みとり、その内容からパステーブル、未割付マップ
の格納領域にアクセス、ディジタル信号処理回路6で復
調処理、誤り訂正処理を行い15のシステムコントロー
ラAにパステーブル、未割付マップを転送する。システ
ムコントローラAにおいてはディスクから読み取ったパ
ステーブル、未割付マップの内容から、ディスクの論理
領域に存在する記録済みのファイルや未記録領域を利用
して記録情報を格納するための領域を確保する(ステッ
プ801)。RAM1に多重ストリームから分離後の記
録パケットが書き込まれ、RAM1からRAM2に記録
パケットを含む情報付加パケットの転送が開始され(ス
テップ803)、訂正ブロックの生成に必要な記録デー
タが転送されるとディジタル信号処理回路6において訂
正符号の付加、変調処理、フレーム同期信号の付加が行
われ(ステップ804)、システムコントローラAはヘ
ッド送り機構3に対して、情報の記録のために論理領域
中に確保した領域の先頭論理ブロックに対する物理セク
タにアクセスし、その物理セクタのデータ部にステップ
804で生成した変調処理後のディジタル信号をレーザ
ードライバ5、ヘッド2を介して書込みを行う(ステッ
プ805)。目的の物理セクタへのアクセスはプリフォ
ーマット部に含まれるセクタIDの検出をディジタル信
号処理回路6で行い、システムコントローラAにおいて
検出したセクタIDに対する論理ブロックアドレスに変
換して、目的の論理ブロックをサーチ、ヘッド送り機構
3でヘッド2を移動しながら目的の物理セクタへアクセ
スする。ステップ806において多重ストリームに対す
る第1の記録パケットの分離が開始され、ディスクへの
記録が開始されるとシステムコントローラAは記録を開
始した物理セクタに対するセクタIDを一時的に記憶す
る(ステップ807)。また続いてステップ806にお
いて第2の記録パケットの分離が開始されるとシステム
コントローラAは例えばその時点で記録を行っている物
理セクタに対するセクタIDを一時的に記憶する(ステ
ップ807)。ステップ808において多重ストリーム
に対する第1の記録パケットの分離が終了するとシステ
ムコントローラAはその時点で記録を行っている物理セ
クタに対するセクタIDを一時的に記憶する(ステップ
809)。また続いてステップ808において第2の記
録パケットの分離が終了するとシステムコントローラA
はその時点で記録を行っている物理セクタに対するセク
タIDを一時的に記憶する(ステップ809)。更にス
テップ80Aで第1、第2両方の記録パケットの分離が
終了し、RAM1に貯まっている残り記録パケットに対
してディスクへの記録が終了すると、ステップ807、
ステップ809で一時的に記憶したセクタIDに対する
物理セクタを含む訂正ブロックの先頭を構成するセクタ
IDを、論理領域上の論理アドレスに変換し(ステップ
80B)、更に論理領域中に図6で説明したファイルを
発生させるようにパステーブルを更新する。更新された
パステーブルには変換された論理アドレスと親ディレク
トリ番号、ファイル名が図6に示すように与えられ、論
理領域中の元の位置に上書き記録され記録処理を終了す
る(ステップ80C)。
【0021】図1における光ディスク1に記録した記録
パケットを含む記録情報の再生方法について、光ディス
ク1に発生させたファイルに対する再生方法、ファイル
再生から再生目的のパケットのみを取り出しパケットデ
ータに対する映像、音声伸長処理を行う方法を図1のブ
ロック図と図9のフローチャートを用いて説明する。
【0022】図1と図9において光ディスク1に発生さ
せたファイルの再生を行う前に、パステーブル、未割付
マップをサーチ、アクセスを行い、ディジタル信号処理
回路2で処理後のパステーブル情報、未割付マップをシ
ステムコントローラAに転送する(ステップ901)。
パステーブルに含まれる情報は図6で説明したようにフ
ァイル10,11,12に対する先頭論理アドレスと、
親ディレクトリ番号、ファイル名からなり、その情報を
もとにステップ902でファイルのディレクトリ構造の
最上位に位置するファイル10から下位ディレクトリの
ファイル11、12へと順番にアクセス、1訂正ブロッ
ク以上の再生を行い(ファイルスキャン)、各ファイル
に含まれる記録パケットに対してパケットIDの検出を
パケットID検出回路12で行う。ステップ902のフ
ァイルスキャンで検出された複数種類のパケットIDか
ら、再生番組をシステムコントローラAに対して設定
し、システムコントローラAは設定された番組に対する
パケットIDが含まれるファイルを再生目的のファイル
として選択する(ステップ903)。例えばファイル1
0、11、12に対しファイルスキャンを行うと、ファ
イル10は番組Bに対するパケットIDが検出され、フ
ァイル11は番組B、C両方のパケットID、ファイル
12は番組CのパケットIDが検出される。それらのパ
ケットID検出結果から番組Cの再生を行うようにシス
テムコントローラAに設定すると、番組CのパケットI
Dを含むファイル11、12が再生目的のファイルとし
て選択される。更にシステムコントローラAはそのファ
イル11,12に対する親ディレクトリ番号とファイル
名から再生順を決定し、上位ディレクトリ階層に属する
ファイル11の先頭論理アドレスよりアクセス、再生を
開始する(ステップ904)。パステーブル上の親ディ
レクトリ番号はその上位に属するファイルに対するファ
イル名と関連のある番号が与えられている。例えば図6
でファイル11に対するファイル名sub−11はファ
イル12に対する親ディレクトリ番号11と関連があ
る。従ってシステムコントローラAはファイル12はフ
ァイル11の下位ディレクトリ、つまりファイル11の
再生後にファイル12の再生を行うものと判断する。フ
ァイルの再生が開始されるとディジタル信号処理回路6
において復調、誤り訂正処理を行った後の再生データが
RAM2に貯えられる(ステップ905)。ステップ9
06においてRAM1へ転送が可能であれば、情報付加
検出回路8において記録時に付加した情報A、情報Bの
検出を行いながら、再生パケットを抽出する(ステップ
908)。ステップ906の判定が不成立であれば、ス
テップ907においてファイルの再生を一時的に停止
し、ステップ906の判定が成立すれば再生を停止した
次の記録セクタよりあらためてアクセス、再生する。パ
ケットID検出回路12において再生パケットに対する
パケットIDの検出を行い、システムコントローラAよ
り設定された再生番組に対するパケットIDの検出が行
われれば(ステップ909)、パケットID検出回路1
2はRAM制御回路10に対して検出パケットのRAM
1への書込み制御を行い、検出された再生パケットのみ
をRAM制御回路10を介してRAM1に転送する(ス
テップ90A)。RAM1に書き込まれた再生パケット
は映像/音声伸長回路、データ出力からの転送要求に従
い(ステップ90B)、再生パケットをパケットデータ
抽出回路9に転送、パケットからパケットデータのみの
抽出を行い映像/音声伸長回路13に転送する。映像/
音声伸長回路13においてはパケットデータとして転送
された映像、音声に対する伸長処理を行い、もとの映像
信号、音声信号に復号する(ステップ90C)。ステッ
プ90Dで現在再生しているファイルの再生終了を判定
し、再生目的のファイルとしてあらかじめ選択したファ
イルの中でその下位ディレクトリに属するファイルの存
在を親ディレクトリ番号と、ファイル名より判断する
(ステップ90E)。ファイルに対する再生終了の判断
は、現在再生を行っている記録セクタのセクタIDに対
する論理アドレスがパステーブル上に存在する各ファイ
ルの先頭論理アドレスの一つ手前の論理アドレスである
場合や、未割付マップ上の未記録領域を示す論理アドレ
スの一つ手前の論理アドレスである場合にファイルの終
了であるとシステムコントローラAは判断する。ステッ
プ90Dの判定が不成立であれば再生処理を終了し、判
定が成立すればステップ90Fに処理を移し下位ディレ
クトリ階層のファイル先頭からアクセス、再生を行う。
【0023】図1のディスク記録再生装置で、図6で説
明したように多重ストリームから複数種類の記録パケッ
トを記録し、その記録情報をファイルとして管理するデ
ィスクから、特定の記録パケットに対して消去を行い、
消去を行わないパケットを再度記録し、その記録情報を
ディスクのファイルとして管理する編集方法の一例につ
いて図15、図16を用いて説明する。
【0024】図15(a)は図6で説明した番組B、C
に対するパケットをそれぞれの記録開始時刻、終了時刻
に応じてパケットBのみを含むファイル10、パケット
B、Cが混在したファイル11、パケットCのみを含む
ファイル12として管理されるディスク上の論理空間を
示している。図15(b)はパケットBのみを消去、パ
ケットCのみを再度記録セクタに記録し、パケットCの
みが含まれるファイルとして管理する方法の一例を示
し、図15(c)はパケットCのみを消去、パケットB
のみを再度記録セクタに記録し、パケットBのみが含ま
れるファイルとして管理する方法の一例を示してある。
(b)のパケットCのみが含まれるファイルとして記
録、管理するためには例えば(a)のディスク上の論理
領域中のファイル10、11、12を記録領域として確
保し、パケットCに対する先頭パケットが混在するファ
イル11より再生、ファイル12の終了までの記録セク
タの再生を行いながらパケットCのみを分離し、分離し
たパケットCを記録に確保した領域の先頭であるファイ
ル10の先頭から順次記録する。ファイル11、12に
含まれる全てのパケットCの記録終了後、パケットCの
みのファイル10として管理するためパステーブルを更
新する。更に確保した領域の中で記録に用いなかった領
域に含まれる記録セクタは、未記録領域として扱うため
未割付マップの更新を行う。(c)のパケットBのみが
含まれるファイルとして記録、管理するためには例えば
(a)のディスク上の論理領域中のファイル11、12
を記録領域として確保し、パケットBが混在するファイ
ル11の先頭から終了までの記録セクタの再生を行いな
がらパケットBのみを分離し、分離したパケットBを記
録に確保した領域の先頭であるファイル11の先頭から
順次記録する。ファイル11に含まれる全てのパケット
Bの記録終了後、パケットBのみのファイル10として
管理するためパステーブルを更新する。更に確保した領
域の中で記録に用いなかった領域に含まれる記録セクタ
とパケットCのみのファイル12に含まれる記録セクタ
は、未記録領域として扱うため未割付マップの更新を行
う。
【0025】図15で説明した編集方法を図1で行う様
子を図16のフローチャートを用いて説明する。図16
と図1において、光ディスク1に発生したファイルに含
まれる特定パケットの消去を行う前に、パステーブル、
未割付マップをサーチ、アクセスを行い、ディジタル信
号処理回路2で処理後、システムコントローラAに転送
し、更にシステムコントローラAはパステーブルに含ま
れる情報をもとにファイルのディレクトリ構造の最上位
に位置するファイルから最下位に位置するファイルまで
順にアクセス、ファイルスキャンを行い、各ファイルに
含まれる全ての番組に対するパケットのパケットID検
出をパケットID検出回路12で行う。ファイルスキャ
ンで検出された複数種類のパケットIDから、例えば消
去したい番組に対するパケットID以外の全てのパケッ
トIDをシステムコントローラAに対して設定する(ス
テップ160)。次にシステムコントローラーAは消去
目的の番組に対するパケットのみを含むファイル、また
は別の種類のパケットとの混載であるファイルに含まれ
る全ての記録ブロックに対し、読み取った未割付マップ
上のフラグを未記録を示すように変更し(ステップ16
1)、例えば消去目的のパケットのみのファイル、別の
種類のパケットが混在するファイルに含まれる記録セク
タを再記録を行うための領域として確保する(ステップ
152)。更にシステムコントローラAは読み取ったパ
ステーブルから消去目的のパケットが含まれるファイル
の中でその先頭アドレスの小さい方からアクセス、再生
を開始し、記録セクタに含まれる消去を行わないパケッ
トの抽出を行う(ステップ163、ステップ164)。
抽出したパケットの中からステップ160で設定したパ
ケットIDと一致するパケットそのもののみをRAM1
へ書込み(ステップ165)、RAM1にある一定のパ
ケット数(データ量)を書き込む。ステップ156にお
いてある一定量のパケットの書込みが行われたのであれ
ば、記録セクタに対する再生を中止し(ステップ16
7)、RAM1に書き込まれた順番にパケットの読み出
し、情報付加検出回路8において情報を再度付加し、情
報付加パケットをRAM2へ書き込む(ステップ16
8)。更にディスク上にあらかじめ確保した記録領域の
先頭記録セクタより記録を行う(ステップ169)。ス
テップ16AにおいてRAM1に書き込まれた一定数の
パケットの読み出しが終了したと判断されると、ステッ
プ16Bに処理を移し、消去目的のパケットが含まれる
ファイルの再生が終了したか判断を行う。ステップ16
Bでの判定が不成立ならば、ステップ167で再生を中
止した記録セクタの次のセクタより再生を再開し、前回
情報付加パケットの記録を終了した記録セクタの次から
記録を行いステップ16Bまでの処理を順次繰り返す。
ステップ16Bでの判定が成立したのであれば、システ
ムコントローラAは記憶されている未割付マップ上で、
再記録に用いた記録セクタに対する未割付フラグを記録
済みを示すように変更し、更に読み取ったパステーブル
の階層構造を目的のファイル階層構造となるように変更
する。最後にディスク上の所定の領域に、更新された未
割付マップとパステーブルを再度上書きし処理を終了す
る(ステップ16C)。
【0026】図10は本発明のディスク記録再生装置及
び記録、再生方法についての第2の実施例を示すブロッ
ク図である。図において16はインターフェイス回路、
17はシステムコントローラBであり、図1と共通の部
分については同一の参照数字と付けて説明を省略する。
【0027】図10の記録再生装置はシステムコントロ
ーラA15によって制御されるパケット処理、ディスク
駆動制御部と、システムコントローラB17によって制
御されるディスク駆動部とに大別される。この場合も第
1の実施例と同様、多重ストリームからの記録パケット
の分離、記録パケットをファイルとしてディスクに記録
する方法は図7、図8のフローチャートが適用され、デ
ィスク上に発生したファイルに対するアクセス、再生、
再生パケットに対する目的のパケット抽出、映像、音声
伸長処理は図9のフローチャートが適応される。更に、
特定のパケットに対して消去を行い、消去を行わないパ
ケットを再度記録、その記録情報をディスクのファイル
として管理する編集処理は、図15の一例の様に行わ
れ、図16のフローチャートが適用される。
【0028】図10と図7においてステップ701、7
02、703、704、705、709、70Aまでの
多重ストリームに対する記録目的のパケットID検出か
ら記録パケットの分離を行いRAM1への記録パケット
の書込み処理は第1の実施例で説明した場合と同様の動
作を行う。ステップ706でRAM1に光ディスク1へ
の記録単位である訂正ブロックを構成するのに十分な数
の記録パケットが書き込まれたのであれば、システムコ
ントローラAはインターフェイス回路16に対して、R
AM1に書き込まれた記録パケットをRAM2に転送し
それを含むディジタル信号を光ディスク1に記録するた
め、光ディスク1上に確保した記録領域に含まれる記録
を開始する先頭論理アドレスと転送ブロック数、記録命
令を発行する。ディスク駆動部へインターフェイス回路
16を介し記録パケットの転送が開始されると、RAM
1制御回路はRAM1からの記録パケットの読み出しを
開始し、情報付加検出回路8で図5で説明した記録パケ
ットへの情報A、情報Bの付加した情報付加パケットを
インターフェイス回路16を介しRAM2に転送し、シ
ステムコントローラBはディジタル信号処理回路6で生
成した訂正ブロックに対して記録開始に指定された先頭
論理アドレスに対する記録セクタから順に記録し、指定
された転送ブロック数分の記録を光ディスク1に対して
行うように制御する(ステップ707)。ステップ70
8、70B、70C、70Dの分岐処理は第1の実施例
と同様で、そのステップ70Dの条件が成立するまでシ
ステムコントローラAは多重ストリームからの記録パケ
ットの分離、RAM1への書込みを継続し、ステップ7
07で説明した先頭論理アドレスと転送ブロック数、記
録命令をインターフェイス回路16に対して発行、ディ
スク駆動部はその命令に従い転送された情報付加パケッ
トのディジタル情報をディスク上の記録セクタに記録す
る。
【0029】図10と図8において記録開始前にシステ
ムコントローラAは光ディスク1に記録されているパス
テーブル、未割付マップを読み取るため、その先頭アド
レス、転送ブロック数、再生命令をディスク駆動部に対
して発行し、インターフェイス回路16を介してパステ
ーブル、未割付マップを再生する。システムコントロー
ラAにおいてパステーブル、未割付マップの内容から、
ディスク上の論理領域中に存在する記録済みのファイル
や未記録領域に、情報を記録するための記録領域を確保
する(ステップ801)。多重ストリームから記録パケ
ットの分離が開始されRAM1に転送され、光ディスク
1への記録単位である訂正ブロックを構成するのに十分
な数の記録パケットが書き込まれたのであれば、システ
ムコントローラAは確保した記録領域に対応した先頭論
理アドレス、転送ブロック数、記録命令をインターフェ
イス回路16に対して発行し、情報A,B付加後の情報
付加パケットをインターフェイス回路16を介してRA
M2に転送する(ステップ803)。システムコントロ
ーラBはRAM2に書き込まれた情報付加パケットに対
するディジタル信号処理が終了すると指定された先頭論
理アドレスに対する記録セクタにRAM2のディジタル
信号の記録を開始し、転送ブロック数分の記録を行う。
(ステップ804、ステップ805)。ステップ806
以降の処理は第1の実施例と同様で、ステップ807、
809の処理は、例えばステップ806またはステップ
808の時点でシステムコントローラAがインターフェ
イス回路に対して発行した先頭論理アドレスを一時的に
記憶する。その後ステップ80Aでの判定が成立するま
でインターフェイス回路を介したRAM2への情報付加
パケットの転送、インターフェイス回路に対する命令が
システムコントローラAにより繰り返され、システムコ
ントローラBは受け取った命令に従いディスクへの記録
を継続する。ステップ80Aが成立するとステップ80
7、809で一時的に記憶した論理アドレスを先頭アド
レスとするファイルを発生させるようにシステムコント
ローラAはパステーブルを更新、未記録領域に記録した
場合は未割付マップを更新する。更新されたパステーブ
ル、未割付マップをディスク上に記録するため再度、そ
の先頭論理アドレス、転送ブロック数、記録命令を発行
しインターフェイス回路を介してディスク上の所定の位
置に上書き記録し、ディスク記録処理を終了する(ステ
ップ80C)。
【0030】図10と図9において光ディスク1上に存
在するファイルの再生前にシステムコントローラAはパ
ステーブル、未割付マップを読み取るため、それぞれに
対する先頭アドレス、転送ブロック数、再生命令を発行
し、インターフェイス回路16を介してパステーブル、
未割付マップを再生する(ステップ901)。パステー
ブル上に存在するファイルに対してパケットIDの検出
を行うため各ファイルに対する先頭アドレス、転送ブロ
ック数、再生命令を発行、ファイルスキャンを行い、各
ファイルに含まれるパケットIDを検出する(ステップ
902)。システムコントローラAには再生再生目的の
パケットIDが設定され、設定されたパケットIDを含
む再生ファイルの選択が行われる(ステップ903)。
更にシステムコントローラAにおいては再生に選択され
たファイルに対する親ディレクトリ番号とファイル名か
らそのファイルの再生順を決定しその中で上位ディレク
トリに属するファイルに対する先頭論理アドレス、転送
ブロック数、再生命令をインターフェイス回路16に対
して発行する(ステップ904)。ステップ905以降
ステップ90Dまでは第1の実施例と同様の処理を行
う。ステップ90Dの判定が成立しステップ90Eでの
判定が成立すれば下位ディレクトリに対するファイルの
再生を行うための先頭アドレス、転送ブロック数、再生
命令がシステムコントローラAから発行され、ステップ
90Fに処理を移し、ディスク駆動部は下位ディレクト
リに対するファイルの先頭からアクセス、再生を行い、
パケット処理、ディスク駆動制御部では再生パケットに
対する目的のパケットのRAM1への書込み制御、パケ
ットデータに対する映像、音声の復号処理を行う。
【0031】図11は本発明のディスク記録再生装置及
び記録、再生方法についての第3の実施例を示す図であ
り、光ディスク1上に物理的なデータ領域に仮想的に確
保した論理領域に多重ストリームから目的の記録パケッ
トを分離し、それに対して記録を行う場合の別の例を示
してある。611はファイル21,22,23に対する
再生制御情報が格納された再生制御ファイル、612は
パケットBブロックの記録で発生したファイル21、6
13はパケットB、Cブロックの記録で発生したファイ
ル22、614はパケットCブロックの記録で発生した
ファイル23であり、図6と共通の部分については同一
の参照数字と付けて説明を省略する。
【0032】図11におけるファイルの構成はパケット
Bブロックの先頭から終了までをファイル21、パケッ
トB、Cブロックの先頭から終了までをファイル22、
パケットCブロックの先頭から終了までをファイル2
3、その他に再生制御情報を格納したファイル20から
なる。パステーブル60Bには記録後に発生させるファ
イル21、22、23、20についてそれぞれの先頭論
理アドレスH、I、J、K( H、I、J、K は正の整
数)とパステーブル上のファイル名sub−21、 s
ub−22、 sub−23、sub−20それぞれを
格納する。更にファイル21、22,23,20に対す
るディレクトリ構造を与える際にファイル20を最上位
のルートディレクトリを親ディレクトリとするように親
ディレクトリ番号に例えば“0”を与え、パケットBブ
ロックに対応するファイル21に対してファイル20を
親ディレクトリとするように親ディレクトリ番号にファ
イル名sub−20と関連のある番号の“20”を与
え、パケットB、Cブロックに対応するファイル22に
対しては親ディレクトリ番号“21”、パケットCブロ
ックに対応するファイル23に対しては親ディレクトリ
番号“22”をそれぞれ与え、論理領域中のパステーブ
ルの格納領域に上書き記録される。記録パケットが含ま
れないファイル20はファイル21,22,23に対す
る再生制御情報を格納した再生制御ファイルで、ディレ
クトリ構造上ファイル21,22,23の上位に位置す
るように親ディレクトリ番号が与えられる。ファイル2
0に格納される情報は再生の対象となる同じパケットI
Dが含まれる全てのファイル名と、そのファイルの組み
合わせで再生の対象とするパケットIDについての情報
が格納される。ファイル20の内容の一例として図示す
るように再生方法1についてはパケットBに対する再生
を目的として、そのパケットBが含まれるファイル2
1、22のパステーブル上のファイル名sub−21,
sub−22と再生の対象となるパケットIDの情報が
パケットBである。再生方法2ついてはパケットCに対
する再生を目的として、そのパケットCが含まれるファ
イル22、23に対するファイル名sub−22,su
b−23と再生の対象となるパケットIDの情報がパケ
ットCである。記録後のファイルに対応したパステーブ
ルの内容の更新、再生制御ファイルに格納される内容は
システムコントローラAにおいて生成し、再生制御ファ
イルはパケットに対する記録終了後、パステーブルの内
容が更新されると同時に再生制御ファイルに記録する内
容も新たに生成される。新たに更新したパステーブルは
論理領域中の格納場所に上書き記録され、生成した再生
制御ファイルは論理領域中の任意の位置にファイル20
として記録される。
【0033】図12は図11で説明した再生制御ファイ
ルを用いて、記録パケットを含むファイルの再生方法を
示すフローチャートであり、図9と共通の部分について
は同一の参照数字と付けて説明を省略する。このフロー
チャートに従った再生処理は図1、図10の記録再生装
置のブロック図に適応される。図12においてステップ
901でのディスク上のパステーブルの読取り後、論理
領域に存在するファイルのディレクトリ構造の最上位を
示し、親ディレクトリ番号“0”が与えられている再生
制御ファイルに対してアクセス再生を行う(ステップ9
10)。システムコントローラAは再生制御ファイルの
内容から、再生目的のパケットIDが含まれるファイル
の組み合わせを決定する(ステップ903)。更にパス
テーブル上の親ディレクトリ番号とファイル名から、決
定したファイルのディレクトリ構造を明らかにし、ファ
イルの組み合わせの中で上位ディレクトリに属するファ
イルから再生を開始する(ステップ904)。ステップ
905以降の処理は図9で説明した動作、処理を行い、
ディレクトリ構造の階層順に下位ディレクトリに属する
ファイルの再生を行う。
【0034】図13は本発明のディスク記録再生装置及
び記録、再生方法についての第4の実施例を示す図であ
り、多重ストリームから分離した記録パケットをディス
ク上に仮想的に確保した論理領域に記録し、記録後に発
生させるファイルをLブロック単位(Lは正の整数で訂
正ブロックを構成する記録セクタ16セクタの倍数)の
分割ファイルとした場合のパステーブル、再生制御ファ
イルの構成と、再生目的のパケットを含む分割ファイル
の再生方法について示してあり、図9、図11と共通の
部分については同一の参照数字と付けて説明を省略す
る。
【0035】図13において多重ストリームより記録パ
ケットを分離し、記録後に光ディスク上の論理領域に発
生させるファイルを、パケットBブロックの先頭からパ
ケットB,Cブロック、パケットCブロックの終了まで
をLブロック単位のファイル31からファイル39の分
割ファイルとして、更に再生制御ファイルとしてMブロ
ック(Mは正の整数)のファイル30を発生させる。パ
ステーブル60Bにはファイル31からファイル39そ
れぞれの先頭論理アドレスH、 (H+L)、・・・
・、(H+7×L)、(H+8×L)(Hは正の整数)
とパステーブル上のファイル名sub−31、 sub
−32、・・・・sub−38、sub−39を与え、
再生制御ファイルであるファイル30に対する先頭論理
アドレス(H+9×L)とファイル名sub−30を与
える。更にファイル30からファイル39に対するディ
レクトリ構造を与える際に、再生制御ファイルであるフ
ァイル30を最上位のルートディレクトリを親ディレク
トリとするようにパステーブル上の親ディレクトリ番号
に例えば“0”を与え、ファイル31に対してファイル
30を親ディレクトリとするようにパステーブル上の親
ディレクトリ番号にファイル30のファイル名sub−
30と関連のある番号の“30”を与える。以下順番に
ファイル32に対しては、親ディレクトリ番号“31”
という具合にファイル39に対する親ディレクトリ番号
“38”まで与える。再生制御ファイルであるファイル
30はファイル31からファイル39までに対する再生
制御方法を格納したもので、ファイル31からファイル
39の上位ディレクトリに位置するように親ディレクト
リ番号“0”が与えられている。ファイル30に格納さ
れる情報は再生の対象となる同じパケットIDが含まれ
る全てのファイル名と、そのファイルの組み合わせで再
生の対象とするパケットIDについての情報が格納され
る。ファイル30に格納される内容の一例として図示す
るように再生方法1についてはパケットBに対する再生
を目的として、そのパケットBが含まれるファイル31
から36までのパステーブル上のファイル名sub−3
1からsub−36と再生の対象となるパケットIDの
情報がパケットBである。再生方法2ついてはパケット
Cに対する再生を目的として、そのパケットCが含まれ
るファイル33から39に対するファイル名sub−3
3からsub−39と再生の対象となるパケットIDの
情報がパケットCである。再生制御ファイルに格納され
る内容はシステムコントローラAにおいて生成し、再生
制御ファイルはパケットに対する記録終了後、パステー
ブルの内容が更新されると同時に再生制御ファイルに記
録する内容も新たに生成される。新たに更新したパステ
ーブルは論理領域中の格納場所に上書き記録され、生成
した再生制御ファイルは論理領域中の任意の位置にファ
イル30として記録される。図13の分割ファイルの発
生についてはパケットBブロックの先頭からパケット
B,Cブロック、パケットCブロックの終了に対する訂
正ブロック数がLブロックで割り切れない場合は、記録
の終了を含むファイル39に与えられるブロック数がL
ブロック未満になる。
【0036】この分割ファイルに対する再生方法の一例
を図13を用いて説明する。図13における再生方法は
図11のフローチャートが適用され、記録再生装置は図
1、図10のブロック図が適用される。図13におい
て、Lブロック単位の分割ファイルであるファイル31
からファイル39に対する再生前にパステーブルの読取
りから親ディレクトリ番号“0”のファイル30を再
生、システムコントローラAにそれに格納されている再
生制御情報を取り込む。分割ファイルに対する再生方法
は図示するように例えばパケットBに対する通常再生を
行う場合、再生制御情報からパケットBが含まれる分割
ファイルの組み合わせを決定後、システムコントローラ
Aはファイル31からファイル36までを順番に再生す
るように制御する。分割ファイルの再生順は読み取った
パステーブルに含まれるファイル31からファイル36
までに対する親ディレクトリ番号、ファイル名からその
ディレクトリ構造の上位、下位を決定、システムコント
ローラAでそのディレクトリ構造にしたがった分割ファ
イルに対する再生制御を行う。またパケットBに対する
第1の特殊再生(早送り、高速再生ともいう)はパケッ
トBが含まれる分割ファイルの組み合わせの範囲内で特
殊再生を行い、例えばファイル31の再生途中で、その
再生ファイルに対するファイル名sub−31とパステ
ーブル上の親ディレクトリ番号“31”からファイル3
1直下のディレクトリ階層に存在するファイル32の存
在を知り、システムコントローラAはファイル32にア
クセス、再生を行うように制御する。更に同様の方法で
目的のファイル33の先頭まで到達、そこからファイル
36まで順次再生を行う。第2の特殊再生(逆送り、逆
転再生ともいう)はパケットBが含まれる分割ファイル
の組み合わせの範囲内で別の特殊再生を行う方法で、例
えば現在再生を行っているファイルがファイル34であ
る場合、その再生途中でそのファイルに対する親ディレ
クトリ番号“33”とパステーブル上に存在するファイ
ル名“sub−33”からそのファイル34の上位ディ
レクトリに属するファイル33を知ることでシステムコ
ントローラAはファイル33にアクセス、再生を行うよ
うに制御する。以下同じ要領で目的のファイル32に到
達し、そこからファイル36まで順次再生を行う。
【0037】パケットCに対する分割ファイルに対する
通常再生、第1の特殊再生、第2の特殊再生もパケット
Bと同様の要領で、パケットCが含まれるファイル33
からファイル39の範囲内で行われる。本実施例では再
生制御ファイルには、再生の対象となる同じパケットI
Dが含まれる全てのファイル名と、そのファイルの組み
合わせで再生の対象とするパケットIDについての情報
が格納されることとしたが、さらに、それぞれのファイ
ル名に対応した拡張子を格納しても良い。
【0038】図14は本発明のディスク記録再生装置及
び記録、再生方法についての第5の実施例を示すブロッ
ク図である。図において12のパケットID検出回路に
は多重ストリームの供給元(例えば放送局など)との受
信契約で契約した番組のみのパケット検出を制御する命
令が設定され、15のシステムコントローラAには多重
ストリームの供給元との受信契約に基づいて記録再生装
置の記録、再生を制御する命令が設定される。その他の
部分は図1と共通であり同一の参照数字と付け説明を省
略する。
【0039】図14において、システムコントローラA
は多重ストリームに対する記録パケットの分離、ディス
クへの記録開始前に、例えば記録再生装置外部から設定
される受信契約制御命令に従い、多重ストリームの供給
元との受信契約の有無を判定する。受信契約がある場合
は記録再生装置における光ディスク1への記録動作を許
可する。受信契約がある場合は更に、パケットID検出
回路に契約しているチャンネルのみのパケット検出を行
う目的で、例えば記録再生装置の外部より契約チャンネ
ル制御命令が設定される。契約チャンネル制御命令が設
定されると、その設定内容の範囲のチャンネルに対する
パケットの分離、RAM1への書込みが行われ、更に情
報付加検出回路において例えば図5における情報Aにシ
ステムコントローラAに設定される受信契約制御命令に
基づいた多重ストリームの供給元の識別情報が格納さ
れ、情報付加パケットとして出力、光ディスクへの記録
が行われる。その他の光ディスクへの記録方法は第1の
実施例で説明した図1の記録再生装置における記録動作
が適応される。
【0040】受信契約制御命令、契約チャンネル制御命
令に従い番組に対するパケットを記録した光ディスクに
対する再生は、再生前にシステムコントローラAに設定
される受信契約制御命令に従い、多重ストリームの供給
元との受信契約の有無を判定する。受信契約がある場合
は記録再生装置における光ディスク1への再生動作を許
可する。受信契約がある場合は更に、パケットID検出
回路に契約しているチャンネルのみのパケット検出を行
う目的で契約チャンネル制御命令が設定される。契約チ
ャンネル制御命令が設定されるとディスクの再生が開始
され、情報付加検出手段で記録パケットに対して付加し
た情報A,Bの検出が行われる。システムコントローラ
Aは設定された受信契約制御命令と検出された情報Aの
多重ストリームの供給元の識別情報から供給元との契約
を行わない不正な再生が行われていないか判断する。不
正な再生でないのであれば、再生パケットに含まれるさ
まざまなチャンネル番組の中からパケットID検出回路
に設定されたチャンネル番組の範囲内でパケットを分
離、RAM1へ書き込まれる。その他の光ディスクの再
生方法は第1の実施例で説明した図1の記録再生装置に
おける再生動作が適応される。
【0041】つまり供給元との契約の範囲でパケットの
記録を行った光ディスクを別の記録再生装置で行おうと
しても、その記録再生装置に対する供給元との契約情
報、契約チャンネルの設定がパケットに付随していない
場合は再生ができないことになる。
【0042】なお本発明における多重ストリームに伝送
される番組の種類は実施例に示した番組A,B,Cの3
番組に限られるものでなく、更には多重ストリームから
分離、ディスクへの記録を行うパケットの種類は番組
B,Cの2種類に限られるものではない。多重ストリー
ムから分離し、光ディスクに記録可能なパケットの種類
は、複数選択した番組に対する記録パケットの単位時間
当りの伝送レートがディスクへの情報の単位時間当りの
記録レートを超えない範囲で光ディスクへの記録が可能
である。つまり(ディスクへの記録レート)≧(1パケ
ットの伝送レート)×N(Nは正の整数で選択する番組
数、つまり多重ストリームから分離する記録パケットの
選択数)。
【0043】また、図6、図11、図13のディスク記
録媒体上の物理的な構成領域であるデータ領域の構成単
位である物理セクタと、仮想的に確保した論理領域の構
成単位である論理ブロックそれぞれに対するアドレスは
1対1に対応するものではなく、記録可能なディスク記録
媒体ということからデータ領域には、普段情報を記録す
る領域と、物理セクタに欠陥が生じた場合にその代わり
に利用されるスペア領域などが存在する。このため論理
アドレスが連続しているファイルでも、ヘッドによる物
理セクタへのアクセスは不連続に行われることもある。
【0044】また、図6,図11、図13においてディ
スク記録媒体上の物理的なデータ領域に、ボリューム記
述子からアンカポイント2までを含む1つの論理領域を
割り当てているが、データ領域中にはこの仮想的な論理
領域を複数確保してもかまわない。この場合本発明のデ
ィスクへの情報の記録、再生方法はその複数存在する論
理領域ごとに適応される。
【0045】また、図1、図10の記録再生装置におけ
る情報付加検出回路で付加される図5の情報A、情報B
に格納される内容は、例えば多重ストリームから目的の
パケットを分離した時刻、或いは各チャンネルが分離さ
れた時刻からの経過時間が、分離したパケットの種類ご
とに格納される。図1、図10の記録再生装置において
は記録時にシステムコントローラからその情報を情報付
加検出回路に出力し、再生時は情報付加検出回路から検
出された情報A,Bの内容をシステムコントローラに対
して出力、システムコントローラはその検出情報から記
録時刻あるいは経過時刻を表示出力する。
【0046】また、図1、図10の記録再生装置におい
て、RAM1に書き込まれるパケットはディスクに記録
する複数種類の記録パケットのみを書き込むことに限定
されず、光ディスクへ記録するパケット以外の視聴した
い番組に対するパケットの書込みも場合によっては行
う。システムコントローラAには複数の録画番組の設定
と、視聴したい番組の設定が行われ、RAM制御回路は
ディスクに記録するパケットに対してはRAM2への転
送に従い書き込みパケットを転送し、視聴番組について
は映像/音声伸長処理回路のパケットデータ転送要求に
従いRAM1に書き込まれた視聴番組に対するパケット
の転送をパケットデータ抽出回路9に対して行う。この
場合、複数種類の録画番組と、視聴番組はオーバーラッ
プしてもかまわない。
【0047】また、図1、図10の記録再生装置におい
て、RAM1に書き込まれる複数種類のパケットは光デ
ィスクへの記録のみに用いられることに限定されず、シ
ステムコントローラAで設定される視聴したい番組に対
する記録パケットに対しては、映像/音声伸長処理回路
のパケットデータ転送要求に従い視聴したい番組に対す
る記録パケットの転送をパケットデータ抽出回路に対し
て行う。
【0048】また、図11、図13における再生制御フ
ァイルは記録パケットに対する光ディスクへの記録が終
了したファイルの直後に発生させることに限らず、論理
領域中に記録領域として確保した領域中の任意の位置に
発生させてもかまわない。また記録パケットの記録終了
のたびに1つの再生制御ファイルを発生させることに限
らず、論理領域中に1つだけ設けて、全てのファイルに
対する再生制御情報を一括管理してもかまわない。
【0049】また本発明で記録の対象としている多重ス
トリームは、1つの供給元が全てのチャンネルに対する
パケットを供給するものに限らず、複数の供給元から伝
送されたしたパケット同士を時分割多重した多重ストリ
ームも対象に含まれる。
【0050】また本発明のディスク記録再生装置に入力
する多重ストリームは、選択した複数種類のパケットを
同時記録したディスクから再生目的のパケット1種類の
みを本発明のディスク記録再生装置を用いて抽出した再
生ストリームや、ディスク上に同時記録されているパケ
ットの中から複数種類を選択し、抽出した再生ストリー
ムも対象となる。この場合再生ストリームに含まれるパ
ケットの選択をせずに、そのまま本発明のディスク記録
再生装置をもちいてディスク上に記録する。
【0051】また本発明においてパケットを記録する書
き換え可能なディスク記録媒体は、そのセクタ構造、誤
り訂正を行う訂正ブロックの構造が図4に示した構造に
限定されるものではなく、さまざまな物理フォーマット
のディスク記録媒体にも適応できる。この場合情報付加
検出回路において分離したパケット複数と付加情報でセ
クタへの格納データ量にあわせ込み、ディジタル信号処
理回路において記録するディスク記録媒体に適した訂正
符号付加、変調処理などを行いディスク記録媒体へ記録
が行われる。
【0052】また本発明の情報付加検出回路で2048
バイトのメインデータ1〜12に付加されるパックヘッ
ダ、同期信号を含む情報A、Bとパケットの格納方法は
図5の実施例に限らず、例えばパックヘッダを付加せず
に、8バイトの情報Aと16バイトの情報B10個とい
うように、メインデータに格納するパケットで満たせな
い残りのバイト数に、付加情報A,Bを格納することに
より行われる。
【0053】また、図15、図16で、説明した本発明
の編集方法で、消去パケットを除くパケットをディスク
に再記録する際の終了時のパケット、あるいは、図7で
説明した録画時刻に応じたパケットの分離、記録セクタ
格納方法で、全ての番組に対する録画が終了する際のパ
ケットが、記録セクタに格納するパケット量に満たない
場合は、無効となるデータをパケットの代わりとして格
納し、ディスク上に記録してよい。
【0054】
【発明の効果】本発明によると多重ストリームから分離
した記録パケット複数単位で情報を付加し、記録セクタ
に格納するデータ量と合わせることで光ディスクに記録
可能である。またパケットIDを含む記録パケットその
ものが光ディスク上の記録セクタに格納されるので、デ
ィスク再生時に再生目的のパケットIDのみに対するパ
ケットの検出、パケットデータとして伝送された映像、
音声情報の復号処理が可能となる。更に多重ストリーム
から分離し、その分離開始時刻、終了時刻がそれぞれ異
なる複数種類の記録パケットに対し、それぞれの分離開
始、終了時刻に応じて光ディスク上にファイルを発生さ
せるように、ファイルのディレクトリ構造をパステーブ
ルに反映することで、記録パケットが複数種類混ざった
ファイルと単独種類のファイルの管理の互換性を維持で
きると共に、再生時に再生目的のパケットが含まれるフ
ァイルの先頭に直接アクセス、再生することが可能とな
る。また再生制御ファイルを記録パケットの記録で発生
したファイルとは別に設け、そのファイルにパケットI
Dの情報とそのパケットIDの記録パケットを含むファ
イルの組み合わせについての情報を反映させることで記
録再生装置における目的のパケットを含むファイルに対
するアクセス、再生が容易になる。更には記録パケット
の先頭から終了をある記録ブロック単位でディスク上に
分割ファイルとして発生し、その分割ファイルに対する
再生方法を再生制御ファイルに反映させることで、記録
再生装置における特殊再生が容易に可能となる。更に多
重ストリームの供給元との受信契約、契約チャンネルを
記録再生装置に設定し、記録時には多重ストリームの供
給元の識別情報を付加して光ディスクに対する記録する
ことで、記録時には契約した番組の範囲内でディスクへ
のパケットの記録が制限でき、再生時には契約した番組
の範囲内でパケットの再生を制限でき、供給元との契約
が無い記録再生装置での光ディスクに対する不正な記
録、再生を制限することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示した図。
【図2】多重ストリームの構成と分離した記録パケット
を示した図。
【図3】パケットの構成を示した図。
【図4】ディスク記録媒体上の記録セクタの構成を示し
た図。
【図5】複数の記録パケットに対する情報の付加を示し
た図。
【図6】記録パケットをディスク上のファイルとして記
録した場合を示す図。
【図7】ディスク記録時の記録パケットの分離、RAM
1への転送方法を示したフローチャート。
【図8】ディスクへ情報付加パケットの記録方法を示し
たフローチャート。
【図9】ディスク上のファイルに対する再生、パケット
データ抽出方法を示したフローチャート。
【図10】本発明による第2の実施例を示した図。
【図11】本発明による第3の実施例を示した図。
【図12】第3の実施例におけるファイル再生方法を示
したフローチャート。
【図13】本発明による第4の実施例を示した図。
【図14】本発明による第5の実施例を示した図。
【図15】本発明による第6の実施例を示した図。
【図16】第6の実施例によるファイル編集方法を示し
たフローチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…ヘッド、3…ヘッド送り機構、4
…プリアンプ、5…レーザードライバ、6…ディジタル
信号処理回路、7…RAM2、8…情報付加検出回路、
9…パケットデータ抽出回路、10…RAM1制御回
路、11…RAM1、12…パケットID検出回路、1
3…映像/音声伸長回路、15…システムコントローラ
A、16…インターフェイス回路、17…システムコン
トローラB。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/92 H // H04N 7/08 7/08 Z 7/081 G11B 27/00 D Fターム(参考) 5C052 AA03 AB04 CC06 CC11 DD04 5C053 FA20 FA24 FA28 GA06 GB06 GB11 GB21 HA33 JA01 JA24 KA01 LA15 5C063 AA20 AB03 AB07 AB11 AC01 AC05 CA12 CA23 DA07 DA13 DB10 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE02 DE03 DE14 DE38 DE39 DE48 DE49 DE52 GK12 HL08 5D110 AA17 AA26 AA28 DA08 DA11 DB02 DE01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケット群から構成される番組を、Nチャ
    ンネル分(Nは正数)伝送する時分割多重ストリーム形
    式の入力から希望する番組をディスク状記録媒体へ記録
    する記録媒体記録装置において、前記時分割多重ストリ
    ーム上の番組の内から記録対象番組を設定する番組設定
    手段と、前記パケットの種類を示す識別情報を検出する
    検出手段と、前記識別情報が記録対象番組に対応する識
    別情報であったとき、該パケットを抽出する抽出手段
    と、該抽出されたパケットを記録媒体に記録する記録手
    段と、を具備し、前記番組設定手段にて同時に設定可能
    な番組数はM番組(Mは正数、N≧M)であることを特
    徴とする記録媒体記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録媒体記録装置におい
    て、さらに、それぞれの番組の記録開始時刻または記録
    終了時刻を設定する記録時刻設定手段を具備し、該記録
    時刻設定手段にて前記記録開始時刻または前記記録終了
    時刻が設定された場合には、設定された記録時刻間にの
    み該記録対象チャンネルを記録し、前記記録時間設定手
    段にて前記記録開始時間及び前記記録終了時間が設定さ
    れない場合には、前記記録対象番組の開始時から終了時
    までを記録することを特徴とする記録媒体記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の記録媒体記録装
    置において、さらに、該抽出されたパケットを一時的に
    保持する第一のメモリ手段と、該第一のメモリ手段に保
    持されたパケットの数が一定数に達したとき、該保持さ
    れたパケットを含む第一の記録ブロックを生成する第一
    の記録ブロック生成手段と、該第一の記録ブロックを一
    時的に保持する第二のメモリ手段と、該第二のメモリ手
    段に保持された第一の記録ブロックの数が一定数に達し
    たとき、該保持された第一の記録ブロックを含む第二の
    記録ブロックを生成する第二の記録ブロック生成手段
    と、を記録媒体への記録に適した符号化データへ符号化
    する符号化手段と、を具備し、前記記録手段は前記符号
    化データを記録媒体へ記録することを特徴とする記録媒
    体記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の記録媒体記録装置におい
    て、前記第一の記録ブロック生成手段は、前記保持され
    た一定数のパケットに付加情報を付加する情報付加手段
    を持つことを特徴とする記録媒体記録装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の記録媒体記録装置におい
    て、前記付加情報には同期信号が含まれることを特徴と
    する記録媒体記録装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の記録媒体記録装置におい
    て、前記付加情報には多重ストリームから分離されたこ
    とを示す情報が含まれることを特徴とする記録媒体記録
    装置。
  7. 【請求項7】請求項4に記載の記録媒体記録装置におい
    て、前記付加情報には、前記番組を記録した時刻を示す
    情報、または、前記番組の経過時間を示す情報情報が含
    まれることを特徴とする記録媒体記録装置。
  8. 【請求項8】請求項3に記載の記録媒体記録装置におい
    て、さらに、特定番組のパケットのみを含むデータファ
    イルを生成するデータファイル生成手段を具備すること
    を特徴とする記録媒体記録装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の記録媒体記録装置におい
    て、前記特定番組とは複数の特定番組であることを特徴
    とする記録媒体記録装置。
  10. 【請求項10】請求項3に記載の記録媒体記録装置にお
    いて、前記多重ストリームには契約情報が含まれてお
    り、さらに前記記録媒体記録装置は、固有の装置識別符
    号と、前記契約情報と装置識別符号から、前記番組の処
    理が許諾されているかを判断する処理許諾判断手段と、
    を具備し、前記処理許諾判断手段にて、処理が許諾され
    ていないと判断された場合には、当該番組の前記記録媒
    体への記録処理を禁止することを特徴とする記録媒体記
    録装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の記録媒体記録装置に
    おいて、前記処理許諾判断手段にて、処理が許諾されて
    いると判断された場合には、当該番組の前記記録媒体へ
    の記録処理を禁止しないことを特徴とする記録媒体記録
    装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の記録媒体記録装置に
    おいて、前記番組の前記記録媒体への記録処理時には、
    前記契約情報をパケットと共に記録することを特徴とす
    る記録媒体記録装置。
  13. 【請求項13】パケット群から構成される番組を、Nチ
    ャンネル分(Nは正数)伝送する時分割多重ストリーム
    形式の入力から希望する番組を外部システムへ出力する
    多重ストリーム処理装置において、前記時分割多重スト
    リーム上の番組の内から出力対象番組を設定する番組設
    定手段と、前記パケットの種類を示す識別情報を検出す
    る検出手段と、前記識別情報が記録対象番組に対応する
    識別情報であったとき、該パケットを抽出する抽出手段
    と、該抽出されたパケットを外部システムへ出力する出
    力手段と、を具備し、前記外部システムへ同時出力可能
    な前記出力対象番組数はM番組(Mは正数、N≧M)で
    あることを特徴とする多重ストリーム処理装置。
  14. 【請求項14】パケット群から構成される番組を複数記
    録したディスク状記録媒体からデータを再生する再生手
    段と、前記記録媒体に記録された複数の番組の内から再
    生対象番組を設定する番組設定手段と、前記パケットの
    種類を示す識別情報を検出する検出手段と、前記識別情
    報が再生対象番組に対応する識別情報であったとき、該
    パケットを抽出する抽出手段と、該抽出されたパケット
    を処理する処理手段と、を具備することを特徴とする記
    録媒体再生装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の記録媒体再生装置に
    おいて、前記ディスク状記録媒体には、契約情報が各々
    のパケットに付随して記録されており、さらに該装置は
    固有の装置識別符号と、前記契約情報と装置識別符号か
    ら、前記番組の処理が許諾されているかを判断する処理
    許諾判断手段を具備し、前記処理許諾判断手段にて、処
    理が許諾されていないと判断された場合には、当該番組
    の前記記録媒体からの再生処理を禁止することを特徴と
    する記録媒体記録装置。
  16. 【請求項16】リードイン領域と、データ領域と、リー
    ドアウト領域から構成されるディスク状記録媒体におい
    て、前記データ領域には、複数番組分の音声パケット、
    映像パケット、またはデータパケットを特定の数だけ含
    む第一の記録ブロックと、該第一の記録ブロックを特定
    の数だけ含む第二の記録ブロックと、該第二の記録ブロ
    ックを任意の数だけ含むデータファイルと、前記データ
    ファイルの先頭アドレス、ディレクトリ階層、ファイル
    名を示す情報を記録した第一のテーブルと、前記第二の
    記録ブロック全てに対する情報の割当状態をそのアドレ
    スと割当符号で示す第二のテーブルと、が記録されてい
    ることを特徴とするディスク状記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項16に記載のディスク状記録媒体
    において、前記複数のデータファイルは全て同じ数の記
    録ブロックから構成されることを特徴とするディスク状
    記録媒体。
  18. 【請求項18】請求項16または17に記載のディスク
    状記録媒体において、前記複数のデータファイルのう
    ち、先頭アドレスが小さいほど、より上位の階層のディ
    レクトリにあるとして管理する情報が記録されているこ
    とを特徴とするディスク状記録媒体。
  19. 【請求項19】請求項18に記載のディスク状記録媒体
    において、前記複数番組それぞれに対応するパケット識
    別情報と、同一番組に対応するパケットを含むファイル
    の組み合わせ情報を管理する再生制御ファイルが記録さ
    れていることを特徴とするディスク状記録媒体。
  20. 【請求項20】請求項19に記載のディスク状記録媒体
    において、前記再生制御ファイルを最上位階層のディレ
    クトリにあるとして管理する情報が前記第一のテーブル
    に記録されていることを特徴とするディスク状記録媒
    体。
  21. 【請求項21】請求項20に記載のディスク状記録媒体
    において、前記データ領域では、前記複数のデータファ
    イルはそれぞれファイル名を示す符号と共に記録されて
    おり、さらに、最上位の階層のディレクトリに属するフ
    ァイルは、最上位階層に属することを示す符号と共に記
    録されており、それ以外のファイルは、一階層上位の階
    層に属するデータファイルのファイル名を示す符号と共
    に記録されていることを特徴とするディスク状記録媒
    体。
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