JP2000321107A - フローセンサ故障判定装置及びその方法 - Google Patents

フローセンサ故障判定装置及びその方法

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JP2000321107A
JP2000321107A JP11128778A JP12877899A JP2000321107A JP 2000321107 A JP2000321107 A JP 2000321107A JP 11128778 A JP11128778 A JP 11128778A JP 12877899 A JP12877899 A JP 12877899A JP 2000321107 A JP2000321107 A JP 2000321107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモパイルにダスト等が付着してフローセ
ンサが故障した場合にそのフローセンサが故障したこと
を容易に判定でき、これによって、流体の流量の誤計測
をなくすフローセンサ故障判定装置及びその方法を提供
する。 【解決手段】 マイクロフローセンサ1のマイクロヒー
タ4が流体を加熱すると、マイクロヒータ4の加熱と並
行して、上流側サーモパイル8は、マイクロヒータ4に
よる加熱前の流体の温度を検出し、下流側サーモパイル
5は、マイクロヒータ4による加熱後の流体の温度を検
出する。そして、第1の電圧測定部35は、下流側サー
モパイル5の両端電極間の電圧を測定し、第2の電圧測
定部37は、上流側サーモパイル8の両端電極間の電圧
を測定し、故障判定部43は、第1の電圧測定部35で
測定された両端電極間の電圧に基づく抵抗値及び第2の
電圧測定部37で測定された両端電極間の電圧に基づく
抵抗値に基づきマイクロフローセンサ1の故障の有無を
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量計測として用
いることができる流速センサ(以下、フローセンサと称
する。)のサーモパイルにダスト、ドレン、結露が付着
してフローセンサが故障した場合に、そのフローセンサ
の故障の有無を判定するフローセンサ故障判定装置及び
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の熱型のマイクロフローセン
サの構成図を示す。マイクロフローセンサ1は、Si基
板2、ダイアフラム3、ダイアフラム3上に形成された
白金等からなるマイクロヒータ4、マイクロヒータ4の
下端でダイアフラム3上に形成された下流側サーモパイ
ル5、マイクロヒータ4に図示しない電源から駆動電流
を供給する電源端子6A,6B、マイクロヒータ4の上
端でダイアフラム3上に形成された上流側サーモパイル
8、上流側サーモパイル8から出力される第1温度検出
信号を出力する第1出力端子9A,9B、下流側サーモ
パイル5から出力される第2温度検出信号を出力する第
2出力端子7A,7B、基準電圧を得るための抵抗1
5,16、この抵抗15,16からの基準信号を出力す
る出力端子17A,17Bを備える。
【0003】上流側サーモパイル8、及び下流側サーモ
パイル5は、熱電対から構成されている。この熱電対
は、p++−Si及びALにより構成され、冷接点と温接
点とを有し、熱を検出し、冷接点と温接点との温度差に
より熱起電力が発生することにより、温度検出信号を出
力するようになっている。
【0004】このように構成されたマイクロフローセン
サ1によれば、マイクロヒータ4が、外部からの駆動電
流により加熱を開始し、ガス等の流体がPからQに向か
って流れると、マイクロヒータ4が発生した熱は、流体
を媒体として下流側サーモパイル4に伝達されることに
なる。
【0005】これにより、下流側サーモパイル5は、マ
イクロヒータ4から伝達された熱を検出し、冷接点と温
接点との熱起電力が発生することにより、第2出力端子
7A,7Bに第2温度検出信号を出力する。すなわち、
下流側サーモパイル5は、マイクロヒータ4による加熱
された後の流体の温度を検出し、第2温度検出信号を出
力する。
【0006】また、上流側サーモパイル8は、周囲温
度、すなわち、マイクロヒータ4による加熱される前の
流体の温度熱を検出し、冷接点と温接点との熱起電力が
発生することにより、第1出力端子9A,9Bに第1温
度検出信号を出力する。
【0007】このため、上流側サーモパイル8からの第
1温度検出信号と下流側サーモパイル5からの第2温度
検出信号との差信号に基づいて流体の流量を算出するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来のマイクロフローセンサに、例えば、ダスト、
ドレン等が付着した場合や結露が発生した場合には、上
流側サーモパイル8から出力される第1温度検出信号の
値や、下流側サーモパイル5から出力される第2温度検
出信号の値が変化して、正確な流速中流量を計測できな
いという故障が発生し、ひどいときにはそのまま破壊し
てしまうことがあった。このため、第1温度検出信号及
び第2温度検出信号に基づき流体の流量を計測するた
め、流体の流量を誤計測することになるという問題点が
あった。
【0009】本発明は、サーモパイルにダスト、ドレ
ン、結露が付着してフローセンサが故障した場合にその
フローセンサが故障したことを容易に判定することがで
き、これによって、流体の流量の誤計測をなくすことが
できるフローセンサ故障判定装置及びその方法を提供す
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成とした。請求項1の発明のフロ
ーセンサ故障判定装置は、流体を加熱するヒータ、この
ヒータに対して前記流体の上流側に配置され、前記流体
の温度を検出する上流側サーモパイル、及び前記ヒータ
に対して前記流体の下流側に配置され、前記流体の温度
を検出する下流側サーモパイルを有するフローセンサ
と、前記上流側サーモパイル及び前記下流側サーモパイ
ルのそれぞれで検出された熱起電力信号の差値に基づき
流体の流速または流量を計測する計測手段と、前記上流
側サーモパイル及び前記下流側サーモパイルのそれぞれ
の抵抗値を測定する抵抗測定手段と、この抵抗測定手段
で測定された抵抗値に基づき前記フローセンサの故障の
有無を判定する故障判定手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項1の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、ヒータが流体を加熱すると、ヒータの加熱
と並行して、上流側サーモパイルは、流体の温度を検出
し、下流側サーモパイルは、流体の温度を検出する。そ
して、計測手段は、上流側サーモパイル及び下流側サー
モパイルのそれぞれで検出された熱起電力信号の差値に
基づき流体の流速または流量を計測する。そして、抵抗
測定手段が、上流側サーモパイル及び下流側サーモパイ
ルのそれぞれの抵抗値を測定すると、故障判定手段は、
抵抗測定手段で測定された抵抗値に基づきフローセンサ
の故障の有無を判定する。
【0012】従って、サーモパイルにダスト、ドレン、
結露が付着してフローセンサが故障した場合に、そのフ
ローセンサが故障したことを容易に判定することがで
き、これによって、流体の流量の誤計測をなくすことが
できる。
【0013】請求項2の発明のフローセンサ故障判定装
置では、前記上流側サーモパイル及び前記下流側サーモ
パイルに一定電流を流す定電流駆動手段と、前記下流側
サーモパイルの両端電極間の電圧を測定する第1の電圧
測定手段と、前記上流側サーモパイルの両端電極間の電
圧を測定する第2の電圧測定手段とを備え、前記抵抗測
定手段は、前記第1の電圧測定手段で得られた電圧に基
づき前記下流側サーモパイルの抵抗値を測定し、前記第
2の電圧測定手段で得られた電圧に基づき前記上流側サ
ーモパイルの抵抗値を測定することを特徴とする。
【0014】請求項2の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、第1の電圧測定手段が下流側サーモパイル
の両端電極間の電圧を測定し、第2の電圧測定手段が上
流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定すると、抵
抗測定手段は、第1の電圧測定手段で得られた電圧に基
づき下流側サーモパイルの抵抗値を測定し、第2の電圧
測定手段で得られた電圧に基づき上流側サーモパイルの
抵抗値を測定する。従って、この抵抗値によりフローセ
ンサの故障の有無の判定が容易に行える。
【0015】請求項3の発明のフローセンサ故障判定装
置では、前記ヒータに電流を流して加熱している時には
前記計測手段が流速または流量を計測し、前記ヒータに
電流を流さず加熱していない時には前記故障判定手段が
前記フローセンサの故障の有無を判定するように、制御
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、制御手段は、ヒータに電流を流して加熱し
ている時には計測手段が流速または流量を計測し、ヒー
タに電流を流さず加熱していない時には故障判定手段が
フローセンサの故障の有無を判定するように、制御する
ため、流量計測が行えるとともに、フローセンサの故障
の有無判定が容易に行える。
【0017】請求項4の発明のフローセンサ故障判定装
置では、前記故障判定手段により前記フローセンサが故
障していると判定された場合には、その旨を報知する報
知手段を備えることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、故障判定手段によりフローセンサが故障し
ていると判定された場合には、報知手段がその旨を報知
するため、フローセンサが故障していると認識でき、流
体の流量の誤計測をなくすことができる。
【0019】請求項5の発明のフローセンサ故障判定方
法は、フローセンサのヒータにより流体を加熱し、前記
ヒータに対して前記流体の上流側に配置された前記フロ
ーセンサの上流側サーモパイルにより前記流体の温度を
検出し、前記ヒータに対して前記流体の下流側に配置さ
れた前記フローセンサの下流側サーモパイルにより前記
流体の温度を検出する検出ステップと、前記上流側サー
モパイル及び前記下流側サーモパイルのそれぞれで検出
された熱起電力信号の差値に基づき流体の流速または流
量を計測する計測ステップと、前記上流側サーモパイル
及び前記下流側サーモパイルのそれぞれの抵抗値を測定
する抵抗測定ステップと、測定された抵抗値に基づき前
記フローセンサの故障の有無を判定する故障判定ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、フローセンサのヒータにより流体を加熱
し、ヒータに対して流体の上流側に配置されたフローセ
ンサの上流側サーモパイルにより流体の温度を検出し、
ヒータに対して流体の下流側に配置されたフローセンサ
の下流側サーモパイルにより流体の温度を検出し、上流
側サーモパイル及び下流側サーモパイルのそれぞれで検
出された熱起電力信号の差値に基づき流体の流速または
流量を計測し、上流側サーモパイル及び下流側サーモパ
イルのそれぞれの抵抗値を測定し、測定された抵抗値に
基づきフローセンサの故障の有無を判定するため、サー
モパイルにダスト、ドレン、結露が付着してフローセン
サが故障した場合に、そのフローセンサが故障したこと
を容易に判定することができ、これによって、流体の流
量の誤計測をなくすことができる。
【0021】請求項6の発明のフローセンサ故障判定方
法では、下流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定
する第1の電圧測定ステップと、前記上流側サーモパイ
ルの両端電極間の電圧を測定する第2の電圧測定ステッ
プとを含み、前記抵抗測定ステップは、前記第1の電圧
測定ステップで得られた電圧に基づき前記下流側サーモ
パイルの抵抗値を測定し、前記第2の電圧測定ステップ
で得られた電圧に基づき前記上流側サーモパイルの抵抗
値を測定することを特徴とする。
【0022】請求項6の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、下流側サーモパイルの両端電極間の電圧を
測定し、上流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定
し、第1の電圧測定ステップで得られた電圧に基づき下
流側サーモパイルの抵抗値を測定し、第2の電圧測定ス
テップで得られた電圧に基づき上流側サーモパイルの抵
抗値を測定する。従って、この抵抗値によりフローセン
サの故障の有無の判定が容易に行える。
【0023】請求項7の発明のフローセンサ故障判定方
法では、前記ヒータに電流を流して加熱している時には
流速または流量を計測し、前記ヒータに電流を流さず加
熱していない時には前記フローセンサの故障の有無を判
定するように、制御する制御ステップを含むことを特徴
とする。
【0024】請求項7の発明のフローセンサ故障判定方
法フローセンサ故障判定方法によれば、ヒータに電流を
流して加熱している時には流速または流量を計測し、ヒ
ータに電流を流さず加熱していない時にはフローセンサ
の故障の有無を判定するように、制御するため、流量計
測が行えるとともに、フローセンサの故障の有無判定が
容易に行える。
【0025】請求項8の発明のフローセンサ故障判定方
法は、フローセンサが故障していると判定された場合に
はその旨を報知する報知スプを含むことを特徴とする。
【0026】請求項8の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、フローセンサが故障していると判定された
場合には、その旨を報知手段により報知するため、フロ
ーセンサが故障していると認識でき、流体の流量の誤計
測をなくすことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフローセンサ故障
判定装置及びその方法の実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。
【0028】<第1の実施の形態>図1は第1の実施の
形態のフローセンサ故障判定装置の構成図である。図2
は第1の実施の形態のフローセンサ故障判定装置に設け
られたマイクロフローセンサの構成図である。図3は第
1の実施の形態のマイクロフローセンサの断面図であ
る。
【0029】第1の実施の形態のフローセンサ故障判定
装置は、マイクロフローセンサに有する上流側サーモパ
イル8、下流側サーモパイル5の抵抗値の温度ドリフト
等が比較的小さいことに着目し、サーモパイルにダス
ト、ドレンの付着や結露が発生した場合に、サーモパイ
ルの抵抗値が大きく変化することを見出し、サーモパイ
ルの抵抗値を監視することにより、マイクロフローセン
サの故障判定を行うことを特徴とするものである。
【0030】図2に示すマイクロフローセンサ1は、図
6に示すマイクロフローセンサに対して、下流側サーモ
パイル5にダスト21が付着している点が異なるのみ
で、その他の部分は図5に示すマイクロフローセンサの
同一構成であるので、ここでは、その部分の説明は省略
する。
【0031】また、図3に示すように、Si基板2に
は、ダイアフラム3が形成されており、このダイアフラ
ム3には、マイクロヒータ4、上流側サーモパイル8、
下流側サーモパイル5が形成されている。
【0032】フローセンサ故障判定装置は、図1に示す
ように、マイクロフローセンサ1内の下流側サーモパイ
ル5からの第2温度検出信号(熱起電力信号)とマイク
ロフローセンサ1内の上流側サーモパイル8からの第1
温度検出信号(熱起電力信号)との差信号を増幅する差
動アンプ33と、下流側サーモパイル5の両端電極間の
電圧を測定し測定された電圧値に対応する抵抗値を得る
第1の電圧測定部35と、上流側サーモパイル8の両端
電極間の電圧を測定し測定された電圧値に対応する抵抗
値を得る第2の電圧測定部37と、マイクロコンピュー
タ40とを備えて構成される。
【0033】マイクロコンピュータ40は、差動アンプ
33から出力される第2温度検出信号と第1温度検出信
号との差信号に基づき、流体の流量を算出する流量算出
部41と、第1の電圧測定部35からの下流側サーモパ
イル5の電圧値に基づく抵抗値と第2の電圧測定部37
からの上流側サーモパイル8の電圧値に基づく抵抗値と
に基づきマイクロフローセンサ1の故障の有無を判定す
る故障判定部43とを備えて構成される。
【0034】さらに、フローセンサ故障判定装置は、故
障判定部43によりマイクロフローセンサ1が故障と判
定された場合に、マイクロフローセンサ1が故障したこ
とを報知するための発光ダイオード(LED)45及び
ブザー47を有して構成される。
【0035】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、第1の実施の形態のフローセンサ故障判定装置によ
り実現されるフローセンサ故障判定方法を説明する。
【0036】まず、外部からのパルス信号による駆動電
流により、マイクロヒータ4を加熱すると(ステップS
11)、下流側サーモパイル5から第2温度検出信号が
出力され、上流側サーモパイル8から第1温度検出信号
が出力される(ステップS13)。
【0037】次に、差動アンプ33は、下流側サーモパ
イル5からの第2温度検出信号と上流側サーモパイル8
からの第1温度検出信号との差信号を増幅して(ステッ
プS15)、流量算出部41は、差動アンプ33からの
差信号に基づき流体の流量を算出する(ステップS1
7)。
【0038】さらに、第1の電圧測定部35は、下流側
サーモパイル5の両端電極間の電圧を測定し、第2の電
圧測定部37は、上流側サーモパイル8の両端電極間の
電圧を測定する(ステップS18)。
【0039】そして、故障判定部43は、第1の電圧測
定部35からの下流側サーモパイル5の電圧値に基づく
抵抗値と第2の電圧測定部37からの上流側サーモパイ
ル8の電圧値に基づく抵抗値との少なくとも一方の抵抗
値が異常かどうかを判定する(ステップS19)。
【0040】ここで、抵抗値が異常である場合として
は、例えば、図2に示すように、ダスト21が下流側サ
ーモパイル5に付着した場合に、下流側サーモパイル5
の抵抗値が大きく変化するため、下流側サーモパイル5
の抵抗値があらかじめ定められた基準抵抗値に対して大
きく変化する場合である。
【0041】この場合には、下流側サーモパイル5から
の第1温度検出信号が異常な値となり、流体の流量を正
確に計測することができなくなるため、マイクロフロー
センサ1による流量計測が異常と判定し(ステップS2
1)、発光ダイオード(LED)45を点灯したり、ブ
ザー47を鳴動させることで、マイクロフローセンサ1
が故障したことを報知する(ステップS23)。
【0042】なお、ダスト21が下流側サーモパイル5
に付着する代わりに、ダスト21が上流側サーモパイル
8に付着した場合にも、上流側サーモパイル8の抵抗値
が予め定められた基準抵抗値に対して大きく変化するた
め、マイクロフローセンサ1による流量計測が異常と判
定することができる。
【0043】このように第1の実施の形態のフローセン
サ故障判定装置によれば、サーモパイルにダスト、ドレ
ンの付着や結露があった場合には、ダスト等の付着があ
ったことをサーモパイルの抵抗値変化を検知し、この抵
抗値変化が異常であるかどうかによって、流体の流量計
測が正常に行われていないことを判定できるようにな
る。
【0044】これにより、マイクロフローセンサー1が
故障したまま、流体の流量を誤って計測することがなく
なった。また、マイクロフローセンサが故障したり、あ
るいは、破壊していれば、故障したマイクロフローセン
サを良品のマイクロフローセンサと交換すればよい。
【0045】また、サーモパイルにダストが付着する代
わりに、サーモパイルにドレンや結露が発生した場合で
あっても、マイクロフローセンサ1の故障を判定するこ
とができる。
【0046】<第2の実施の形態>次に本発明の第2の
実施の形態のフローセンサ故障判定装置及びその方法を
説明する。図5は第2の実施の形態のフローセンサ故障
判定装置の構成図である。
【0047】第2の実施の形態のフローセンサ故障判定
装置は、図5に示すように、差動アンプ33と、下流側
サーモパイル5の両端抵抗を測定する第1の抵抗測定部
35aと、上流側サーモパイル8の両端抵抗を測定する
第2の抵抗測定部37aと、マイクロコンピュータ40
aとを備えて構成される。
【0048】マイクロコンピュータ40aは、流量算出
部41と、第1の抵抗測定部35aからの下流側サーモ
パイル5の抵抗値と第2の抵抗測定部37aからの上流
側サーモパイル8の抵抗値とに基づきマイクロフローセ
ンサ1の故障の有無を判定する故障判定部43と、マイ
クロヒータ4を駆動するヒータ駆動回路53を制御する
ためのヒータ駆動回路制御部51と、このヒータ駆動回
路制御部51からの制御信号によりスイッチ部57の切
替制御を行うスイッチ切替部55とを備えて構成され
る。
【0049】スイッチ部57は、第1のスイッチ58、
第2のスイッチ60を有する。第1のスイッチ58は、
スイッチ切替部55からの切替信号により、マイクロヒ
ータ4に電流を流して加熱している時には、接片59を
端子bに接続し、マイクロヒータ4に電流を流さず加熱
していない時には接片59を端子cに接続するようにな
っている。
【0050】第2のスイッチ60は、スイッチ切替部5
5からの切替信号により、マイクロヒータ4に電流を流
して加熱している時には接片61を端子eに接続し、マ
イクロヒータ4に電流を流さず加熱していない時には、
接片61を端子fに接続するようになっている。
【0051】このように構成された第2の実施の形態の
フローセンサ故障判定装置によれば、差動アンプ33
は、下流側サーモパイル5からの第2温度検出信号と上
流側サーモパイル8からの第1温度検出信号との差信号
を増幅し、流量算出部41は、差動アンプ33からの差
信号に基づき流体の流量を算出する。第1の抵抗測定部
35aは、下流側サーモパイル5の両端抵抗を測定し、
第2の抵抗測定部37aは、上流側サーモパイル8の両
端抵抗を測定する。
【0052】そして、故障判定部43は、第1の抵抗測
定部35aからの下流側サーモパイル5の抵抗値と第2
の抵抗測定部37aからの上流側サーモパイル8の抵抗
値との少なくとも一方の抵抗値が異常かどうかを判定す
る。
【0053】ここで、例えば、下流側サーモパイル5か
らの第1温度検出信号が異常な値となる場合には、流体
の流量を正確に計測することができなくなる。このた
め、マイクロフローセンサ1による流量計測が異常と判
定し、LED45を点灯したり、ブザー47を鳴動させ
ることで、マイクロフローセンサ1が故障したことを報
知する。
【0054】このように第2の実施の形態のフローセン
サ故障判定装置によっても、第1の実施の形態のフロー
センサ故障判定装置の効果と同様な効果が得られる。ま
た、マイクロヒータ4に電流を流して加熱している時に
は、第1のスイッチ58は、接片59を端子bに接続
し、第2のスイッチ60は、接片61を端子eに接続す
るため、流量算出部41により流速または流量を計測す
ることができる。また、マイクロヒータ4に電流を流さ
ず加熱していない時には、第1のスイッチ58は、接片
59を端子cに接続し、第2のスイッチ60は、接片6
1を端子fに接続するため、故障判定部43がフローセ
ンサ1の故障の有無を判定する。従って、流量計測が行
えるとともに、フローセンサ1の故障の有無判定が容易
に行える。
【0055】なお、本発明は第1の実施の形態及び第2
の実施の形態のフローセンサ故障判定装置及びその方法
に限定されるものではない。第2の実施の形態では、第
1の抵抗測定部35a及び第2の抵抗測定部37aによ
り下流側サーモパイル5、上流側サーモパイル8の抵抗
値を測定したが、例えば、下流側サーモパイル5及び上
流側サーモパイル8のそれぞれの両端に電流計を接続
し、この電流計によりサーモパイルに流れる電流を測定
し、測定された電流値が異常であるか否かによって、マ
イクロフローセンサ1の故障を判定するようにしてもよ
い。
【0056】このほか、本発明の技術的思想を逸脱しな
い範囲内で、種々変形して実施可能であるのは勿論であ
る。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明のフローセンサ故障判定
装置によれば、抵抗測定手段が、上流側サーモパイル及
び下流側サーモパイルのそれぞれの抵抗値を測定する
と、故障判定手段は、抵抗測定手段で測定された抵抗値
に基づきフローセンサの故障の有無を判定する。
【0058】従って、サーモパイルにダスト、ドレン、
結露が付着してフローセンサが故障した場合に、そのフ
ローセンサが故障したことを容易に判定することがで
き、これによって、流体の流量の誤計測をなくすことが
できる。
【0059】請求項2の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、第1の電圧測定手段が下流側サーモパイル
の両端電極間の電圧を測定し、第2の電圧測定手段が上
流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定すると、抵
抗測定手段は、第1の電圧測定手段で得られた電圧に基
づき下流側サーモパイルの抵抗値を測定し、第2の電圧
測定手段で得られた電圧に基づき上流側サーモパイルの
抵抗値を測定する。従って、この抵抗値によりフローセ
ンサの故障の有無の判定が容易に行える。
【0060】請求項3の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、制御手段は、ヒータに電流を流して加熱し
ている時には計測手段が流速または流量を計測し、ヒー
タに電流を流さず加熱していない時には故障判定手段が
フローセンサの故障の有無を判定するように、制御する
ため、流量計測が行えるとともに、フローセンサの故障
の有無判定が容易に行える。
【0061】請求項4の発明のフローセンサ故障判定装
置によれば、故障判定手段によりフローセンサが故障し
ていると判定された場合には、報知手段がその旨を報知
するため、フローセンサが故障していると認識でき、流
体の流量の誤計測をなくすことができる。
【0062】請求項5の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、上流側サーモパイル及び下流側サーモパイ
ルのそれぞれの抵抗値を測定し、測定された抵抗値に基
づきフローセンサの故障の有無を判定するため、サーモ
パイルにダスト、ドレン、結露が付着してフローセンサ
が故障した場合に、そのフローセンサが故障したことを
容易に判定することができ、これによって、流体の流量
の誤計測をなくすことができる。
【0063】請求項6の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、下流側サーモパイルの両端電極間の電圧を
測定し、上流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定
し、第1の電圧測定ステップで得られた電圧に基づき下
流側サーモパイルの抵抗値を測定し、第2の電圧測定ス
テップで得られた電圧に基づき上流側サーモパイルの抵
抗値を測定する。従って、この抵抗値によりフローセン
サの故障の有無の判定が容易に行える。
【0064】請求項7の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、ヒータに電流を流して加熱している時には
流速または流量を計測し、ヒータに電流を流さず加熱し
ていない時にはフローセンサの故障の有無を判定するよ
うに、制御するため、流量計測が行えるとともに、フロ
ーセンサの故障の有無判定が容易に行える。
【0065】請求項8の発明のフローセンサ故障判定方
法によれば、フローセンサが故障していると判定された
場合には、その旨を報知手段により報知するため、フロ
ーセンサが故障していると認識でき、流体の流量の誤計
測をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のフローセンサ故障判定装置
の構成図である。
【図2】第1の実施の形態のフローセンサ故障判定装置
に設けられたマイクロフローセンサの構成図である。
【図3】第1の実施の形態のマイクロフローセンサの断
面図である。
【図4】第1の実施の形態のフローセンサ故障判定装置
により実現されるフローセンサ故障判定方法を示すフロ
ーチャートである。
【図5】第2の実施の形態のフローセンサ故障判定装置
の構成図である。
【図6】従来の熱型のマイクロフローセンサの構成図で
ある。
【符号の説明】
1 マイクロフローセンサ 2 Si基板 3 ダイアフラム 4 マイクロヒータ 5 下流側サーモパイル 8 上流側サーモパイル 33 差動アンプ 35 第1の電圧測定部 35a 第1の抵抗測定部 37 第2の電圧測定部 37a 第2の抵抗測定部 40 マイクロコンピュータ 41 流量算出部 43 故障判定部 45 LED 47 ブザー 51 ヒータ駆動回路制御部 53 ヒータ駆動回路 55 スイッチ切替部 57 スイッチ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を加熱するヒータ、このヒータに対
    して前記流体の上流側に配置され、前記流体の温度を検
    出する上流側サーモパイル、及び前記ヒータに対して前
    記流体の下流側に配置され、前記流体の温度を検出する
    下流側サーモパイルを有するフローセンサと、 前記上流側サーモパイル及び前記下流側サーモパイルの
    それぞれで検出された熱起電力信号の差値に基づき流体
    の流速または流量を計測する計測手段と、前記上流側サ
    ーモパイル及び前記下流側サーモパイルのそれぞれの抵
    抗値を測定する抵抗測定手段と、 この抵抗測定手段で測定された抵抗値に基づき前記フロ
    ーセンサの故障の有無を判定する故障判定手段と、を備
    えることを特徴とするフローセンサ故障判定装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側サーモパイル及び前記下流側
    サーモパイルに一定電流を流す定電流駆動手段と、前記
    下流側サーモパイルの両端電極間の電圧を測定する第1
    の電圧測定手段と、前記上流側サーモパイルの両端電極
    間の電圧を測定する第2の電圧測定手段とを備え、 前記抵抗測定手段は、前記第1の電圧測定手段で得られ
    た電圧に基づき前記下流側サーモパイルの抵抗値を測定
    し、前記第2の電圧測定手段で得られた電圧に基づき前
    記上流側サーモパイルの抵抗値を測定することを特徴と
    する請求項1記載のフローセンサ故障判定装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒータに電流を流して加熱している
    時には前記計測手段が流速または流量を計測し、前記ヒ
    ータに電流を流さず加熱していない時には前記故障判定
    手段が前記フローセンサの故障の有無を判定するよう
    に、制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のフローセンサ故障判定装置。
  4. 【請求項4】 前記故障判定手段により前記フローセン
    サが故障していると判定された場合には、その旨を報知
    する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項記載のフローセンサ故障判定装
    置。
  5. 【請求項5】 フローセンサのヒータにより流体を加熱
    し、前記ヒータに対して前記流体の上流側に配置された
    前記フローセンサの上流側サーモパイルにより前記流体
    の温度を検出し、前記ヒータに対して前記流体の下流側
    に配置された前記フローセンサの下流側サーモパイルに
    より前記流体の温度を検出する検出ステップと、 前記上流側サーモパイル及び前記下流側サーモパイルの
    それぞれで検出された熱起電力信号の差値に基づき流体
    の流速または流量を計測する計測ステップと、 前記上流側サーモパイル及び前記下流側サーモパイルの
    それぞれの抵抗値を測定する抵抗測定ステップと、 測定された抵抗値に基づき前記フローセンサの故障の有
    無を判定する故障判定ステップと、を含むことを特徴と
    するフローセンサ故障判定方法。
  6. 【請求項6】 前記下流側サーモパイルの両端電極間の
    電圧を測定する第1の電圧測定ステップと、前記上流側
    サーモパイルの両端電極間の電圧を測定する第2の電圧
    測定ステップとを含み、 前記抵抗測定ステップは、前記第1の電圧測定ステップ
    で得られた電圧に基づき前記下流側サーモパイルの抵抗
    値を測定し、前記第2の電圧測定ステップで得られた電
    圧に基づき前記上流側サーモパイルの抵抗値を測定する
    ことを特徴とする請求項5記載のフローセンサ故障判定
    方法。
  7. 【請求項7】 前記ヒータに電流を流して加熱している
    時には流速または流量を計測し、前記ヒータに電流を流
    さず加熱していない時には前記フローセンサの故障の有
    無を判定するように、制御する制御ステップを含むこと
    を特徴とする請求項5または請求項6記載のフローセン
    サ故障判定方法。
  8. 【請求項8】 前記フローセンサが故障していると判定
    された場合には、その旨を報知する報知ステップを含む
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項
    記載のフローセンサ故障判定方法。
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