JP2000318783A - ケース保持具 - Google Patents

ケース保持具

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JP2000318783A
JP2000318783A JP11130966A JP13096699A JP2000318783A JP 2000318783 A JP2000318783 A JP 2000318783A JP 11130966 A JP11130966 A JP 11130966A JP 13096699 A JP13096699 A JP 13096699A JP 2000318783 A JP2000318783 A JP 2000318783A
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JP11130966A
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Yasuo Toda
康夫 戸田
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック部材の不本意な解除を確実に阻止する
ことができ、取り扱い性が良く堅牢で簡単な構造のケー
ス保持具を提供する。 【解決手段】 筐体10の開口部に突出する第1のフラ
ンジ(突出部)23を備えたロック部材20を、筐体の
周壁部の1つにその辺方向を軸として回動自在に設け
る。また施錠位置に位置付けられたロック部材の突出部
にて覆われて外部操作不可能な部位に、前記ロック部材
の第2のフランジ(係合部)24に係合する弾性片(係
止部)18を設ける。更にロック部材に上記弾性片を押
圧して弾性変形させる解除部材40を、施錠状態におい
てのみ装着可能な透孔26として設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)等の情報記録媒体を収納したケースを特定の
解除操作時にのみ取り出し可能に保持して、上記情報記
録媒体の盗難を防止しながら販売やレンタルに供するに
適したケース保持具に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近時、販売やレンタルに供するコ
ンパクトディスク(CD)やビデオカセットテープ等の
情報記録媒体の盗難を防止するべく、情報記録媒体を収
納したケースを、特定の解除操作時にのみ取り出し可能
に保持するケース保持具に収納し、店内等の所定のエリ
アから上記ケース保持具が持ち出される際、該ケース保
持具に組み込まれた盗難防止装置を用いて警報を発する
ようにした盗難防止システムが開発されている。しかし
てケースに収納された情報記録媒体は、基本的にはレジ
カウンタ等において販売店員が所有するロック解除キー
を用いてロック解除されて前記ケース保持具からの取り
出された状態でのみ、店内等の所定の管理エリアからの
持ち出しが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来より種々
提唱されているこの種のケース保持具にあっては、その
ロック機構の構造が複雑であったり、ロック解除操作が
煩雑である等の取り扱い性の点で問題があった。またロ
ック機構の簡素化を図ったものにあっては、特定のロッ
ク解除キー以外の工具を用いても比較的簡単にその解除
を行い得たり、耐久性に問題がある等の不具合があっ
た。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、ロック機構の不本意な解除を確
実に阻止することができ、しかもその取り扱いが容易な
簡易で堅牢な構造のケース保持具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係るケース保持具は、一面を前記ケースの
着脱可能な開口部とした有底箱形の筐体の周壁部の1つ
に、その一部に設けられた突出部を前記筐体の開口部に
突出させて前記ケースを取り出し不可能にする施錠位置
と、該突出部を前記開口部から離脱させた開錠位置とに
選択的に位置付けられるロック部材を、上記周壁部の辺
方向に平行な軸心を有して回動自在に装着してなり、前
記筐体の前記ロック部材が装着される壁面部の、施錠位
置に位置付けられた前記ロック部材の突出部にて覆われ
る部位に複数の係止部を弾性変形可能に設けると共に、
前記ロック部材には、前記施錠位置に位置付けられたと
きに前記各係止部にそれぞれ係合する係合部と、前記係
止部を弾性変形させて前記係合部との係合を解除する解
除部材を前記施錠位置に位置付けられたときに装着し得
る解除部材装着部とを設けたことを特徴としている。
【0006】即ち、本発明に係るケース保持具は、筐体
の開口部に突出する、例えばフランジ状の突出部を備え
たロック部材を、筐体の周壁部の1つにその辺方向を軸
として回動自在に設け、施錠位置に位置付けられたロッ
ク部材の突出部にて覆われて外部操作不可能な部位に、
前記ロック部材に設けられた係合部に係合する係止部を
前記筐体に弾性変形可能に設けると共に、前記ロック部
材が施錠位置にあるときにだけ前記係止部を押圧して弾
性変形させる解除部材を、前記係合部と前記突出部との
間に進入可能にその装着部を設けたことを特徴としてい
る。
【0007】好ましくは請求項2に記載するように、前
記係止部を先端に前記係合部と係合するフックを備えた
弾性片として実現すると共に、また前記解除部材を上記
弾性片を押圧して弾性変形させて前記フックと係合部と
の係合を解除する押圧片を備えたものとして実現し、前
記解除部材装着部を、前記施錠位置において前記筐体の
開口部に突出する突出部と、前記係合部との間に前記押
圧片を挿通可能とする孔部として設けることを特徴とし
ている。
【0008】また請求項3に記載するように、ロック部
材の両端に設けられて前記筐体の軸部に嵌合させて該ロ
ック部材を回動自在に装着する嵌合部を、該ロック部材
が開錠状態にあるときにだけその着脱を可能とするC字
状の嵌合部として形成し、一方、前記筐体には、前記ロ
ック部材が施錠位置にあるとき、上記C字状の嵌合部の
背面側に位置付けられて該嵌合部の取り外しを阻止する
抜け止め部を設けることを特徴としている。
【0009】また請求項4に記載するように前記ロック
部材が前記筐体に対して開錠位置に位置付けられたと
き、前記抜け止め部に係合して該ロック部材の回動を規
制するクリック機構を該ロック部材に設けることで、ロ
ック部材の開錠状態を安定に保持し得るようにしたこと
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下。図面を参照して本発明の一
実施形態について、コンパクトディスク(CD)を収納
したケース、所謂CDケースを、特定の解除操作時にの
み取り出し可能に保持するケース保持具を例に説明す
る。図1はこの実施形態に係るケース保持具の概略構成
を示す分解斜視図であり、10はその一面をCDケース
(図示せず)を着脱可能な開口部とした有底箱状の筐体
である。この筐体10は射出等により一体成形された透
明なプラスチック材からなり、CDケースの主面より僅
かに大きい略正方形状の底板部11と、この底板部11
の3つの辺部にそれぞれ立設された板状の周壁部12
a,12b,12cと、ロック部材20の装着部をなす周
壁部12dを備えている。
【0011】尚、底板部11には盗難防止用のセンサ
(図示せず)がその内側より貼付される肉薄部11aが
凹状に形成され、また指等を挿入することで筐体10内
からCDケースを持ち上げる為の矩形状の透孔部11b
とが形成されている。また各周壁部12a,12b,12
cの高さは、CDケースの厚みよりも僅かに高く設定さ
れており、そのコーナ部には筐体10内に収納されたC
Dケースの隅部の上方に位置付けられて、前記底板部1
1との間にCDケースを挟み込むフランジ13が形成さ
れている。
【0012】一方、ロック部材20の装着部をなす周壁
部12dは、前記底板部11に連なって外側に張り出し
た保護プレート14上に立設されて前記筐体10の内壁
面をなす壁面部15と、互いに対向した周壁部12b,
12cに連なって前記保護プレート14の両側に平行に
張り出した四角筒形状の一対の支持部16,16を備え
ている。またこれらの支持部16,16の相対向する内
側面にはロック部材20を回動自在に支持する為の一対
の軸部17,17が突出形成されている。尚、上記保護
プレート14は、後述するように上記ロック部材20の
不本意な取り外し(分解)を防止するための抜け止め部
材として機能する。
【0013】しかして筐体10の内壁面をなす壁面部1
5は、主として保護プレート14上に立設された複数
(例えば5本)の弾性片18と、これらの弾性片18の
間に設けられた支柱19とにより構成されている。上記
各弾性片18は、その上端にそれぞれ鈎状のフック18
aを外側に向けて形成したもので、後述するように前記
ロック部材20に対する係止部をなす。尚、前記保護プ
レート14上には、後述するように開錠位置にあるロッ
ク部材20を仮止めする為のストッパ孔14aが設けら
れている。このストッパ孔14aは、ロック部材20が
開錠位置にあるとき、該ロック部材20に設けられた突
起32と係合することで、ロック部材20を開錠位置に
安定に保持するクリック機構として機能する。
【0014】さて上述した筐体10の周壁部12dに装
着されるロック部材20は、前記筐体10と同様に射出
成形等により一体成形されたプラスチック材からなり、
図2にその概略構成を示すように、前記軸部17,17
の外周に嵌合されるC字状の嵌合部21をその両端に備
えた一対のフランジ部22,22と、これらのフランジ
部22,22間に平行に設けられた第1および第2のフ
ラップ23,24を備えた構造をなす。
【0015】第1のフラップ23は、前記周壁部12の
上端部に位置付けられるように前記フランジ部22,2
2の周縁部に、特に前記C字状の嵌合部21の開放端側
に位置付けられて、その接線方向に張り出して設けられ
た幅広の形状を有している。そして回動により、その一
部(フラップの先端)を筐体10の開口部に突出させて
前記底板部11との間にCDケースを挟み込む突出部と
して機能する。また第2のフラップ24は、前記フラン
ジ部22,22の略回動中心を通る部位に設けられてい
る。そして前記第1のフラップ23の先端が筐体10の
開口部に位置付けられたとき、その先端を前記フック1
8aに係合させる係合部としての役割を有する。またフ
ランジ部22,22の略回動中心位置に前記第1および
第2のフラップ23,24に直角に設けられて、これら
のフラップ23,24を連結する連結壁部25には、前
記弾性片18のそれぞれに対応する複数の透孔26が穿
たれている。これらの透孔26は、後述する解除部材3
0の押圧片31の挿通を可能とするものである。ロック
部材20に装着される解除部材30の、上記透孔26を
挿通する押圧片31により前記弾性片18が押圧され、
その弾性変形によりフック18aと第2のフラップ24
との係合が解除される。
【0016】しかして上述した如く構成されたロック部
材20は、図1に示すように第1のフラップ23を下側
に向け、前記C字状の嵌合部21,21を前記軸部17,
17にその上方から嵌め込むことで、図3(a)に示すよ
うに筐体10の周壁部12dに、その辺方向を軸心とし
て回動自在に装着される。この装着状態は、第1のフラ
ップ23を筐体10の開口部に突出させることのない状
態、即ち、開口部からCDケースを自由に着脱し得る開
錠位置の状態である。
【0017】しかして図3(b)に示すように第1のフラ
ップ23を持ち上げてロック部材20を回動させ、更に
図3(c)に示すようにロック部材20を180°に亘っ
て回動させて第1のフラップ23を反対側に位置付ける
と、第1のフラップ23の先端部が筐体10の開口部に
突出する。このとき第2のフラップ24の先端が、後述
するようにフック18aに係合する。この状態がロック
部材20の施錠状態であり、筐体10内に収納されたC
Dケースは、その底板部11と第1のフラップ24との
間に挟み込まれて取り出し不可能に保持される。
【0018】さてこのようにして施錠状態に位置付けら
れたロック部材20の開錠は、例えば図4に示す如き形
状の解除部材30を用いて行われる。この解除部材30
は、前記ロック部材20の前記透孔26を挿通して第1
および第2のフラップ23,24の間に填め込まれる複
数の押圧片31を櫛歯状に備えた底部32と、この底部
32の両側に略三角形状の側壁部33,33を介して斜
めに設けられた操作部34とからなり、その前面開口部
を大きく開いたバケット形状をなす部材からなる。この
解除部材30もまた、前記筐体10と同様にプラスチッ
ク成形体等からなる。
【0019】しかしてこの解除部材30は、図5(a)に
示すように筐体10を裏返しにした状態で、ロック部材
20を装着した周壁部12dを覆うようにしてロック部
材20に装着される。そして押圧片31を透孔26に挿
通させ、図5(b)に示すようにその最奥部まで押し込む
と、押圧片31の先端部にて弾性片18が押されて弾性
変形し、その先端に設けられたフック18aが第2のフ
ラップ24の先端から外れてその係合が解除される。こ
の状態で操作部34を筐体10側に向けて押し倒すと、
解除部材30は図5(c)に示すようにロック部材20を
支点として該ロック部材20と共に回動し、第1のフラ
ップ23を筐体10の開口部から離脱させることにな
る。この結果、ロック部材20は開錠位置に向けて自由
に回動し得るようになり、また第1のフラップ23が筐
体10の開口部から外れるので、筐体10内に保持され
たCDケースの取り出しが可能となる。
【0020】かくして上述した如く構成されたケース保
持具によれば、図6(a)〜(f)にその作用を分解して示
すように、ロック部材20を施錠位置に位置付けると、
図6(a)に示すように筐体10の開口部に突出する第1
のフラップ23にて該筐体10に収容されたCDケース
が底板部11との間に挟み込まれる。このとき、図6
(b)に示すように第2のフラップ24が筐体10に設け
られた弾性片18のフック18aに係合するので、フッ
ク18aによりロック部材20の回動が阻止されてその
施錠状態が保持される。従ってCDケースは、第1のフ
ラップ24により邪魔されてその取り出しが禁止(阻
止)される。
【0021】またこの状態においては、軸部17に嵌め
込まれたC字状の嵌合部21は、その開口端側を外側に
向けた状態となり、その裏面の保護プレート14との間
に挟まれたような状態となるので、ロック部材20の取
り外し自体が阻止される。しかも筐体10の開口部に位
置付けられた第1のフラップ23は、押圧片18を覆っ
て該押圧片18の不本意な外部操作から効果的に阻止す
る。
【0022】また図6(b)示すように第2のフラップ2
4の先端に係合する弾性片18(フック18a)は、透
孔26を設けた連結壁部25から奥まった位置にあるの
で、仮にピン状の異物を透孔26に差し込んでも、該異
物を真っ直ぐに押し込まない限り、弾性片18を押圧す
ることは不可能である。まして第2のフラップ24の先
端に係合する弾性片18が複数個設けられているので、
これらの弾性片18を一括して同時に押圧することは極
めて困難である。換言すれば前述した特殊な構造の解除
部材30を用いない限り、複数の弾性片18を一括して
押圧して第2のフラップ24との係合を解除することは
殆ど不可能である。
【0023】さてこのような施錠状態において、前述し
た解除部材30を装着し、その押圧片31を透孔26に
挿通させて図6(c)に示すように弾性片18を押圧し、
該弾性片18を弾性変形させてフック18aによる係合
を解除すると、これによってロック部材20は回動可能
となる。そしてこの状態で解除部材30に回動力を加え
てロック部材20を図6(d)に示すように回動させる
と、これによってCDケースの取り出しが可能となる。
更にロック部材20を回動させると、第1のフラップ2
3の裏面に突設した突起23aが、図6(e)に示すよう
に保護プレート14に設けたストッパ孔14aに入り込
む。そしてロック部材20を180°反転させ、図6
(f)に示すように第1のフラップ23を外側に向けた開
錠状態に位置付けると前記突起23aがストッパ孔14
aに完全に係合して、その開錠状態が安定に保持され
る。尚、この突起23aとストッパ孔14aとの係合お
よびその解除は、クリックストップ程度の軽い係合力を
以て行われる。
【0024】しかしてこの状態においては、C字形状を
なす嵌合部21が保護プレート14と反対側に位置付け
られるので、嵌合部21のC字形状をなす腕部を撓ませ
得る程度の力を持ってロック部材20を引き抜くこと
で、該ロック部材20の取り外しが可能となる。即ち、
この開錠状態においてのみ筐体10に対するロック部材
20の着脱を行い得るものとなっている。従って筐体1
0またはロック部材20の一方が破損したような場合で
あっても、その交換が容易である。
【0025】かくして上述した如き構造のケース保持具
によれば、ロック部材20の回動操作だけで筐体10内
に収納したCDケースを、解除部材30を用いない限り
取り外し不可能に安定に保持することができる。しかも
ロック部材20は、筐体10の辺方向に軸心を有して回
動するので、第1のフラップ23を辺方向に幅広く形成
した場合であっても、その回動操作を円滑に行い得る。
また第1のフラップ23を辺方向に幅広く形成すること
によってCDケースの保持能力(強度)を十分に高める
ことも可能となる。
【0026】またロック部材20を施錠位置と開錠位置
との間で回動自在に支持した構造なので、仮にロック部
材20を開錠した状態で多数のケース保持具を積み重ね
て、或いは並べて箱詰めにして輸送するような場合、外
力を受けてロック部材20が開錠位置に変位するような
虞がない。従ってこの種のケース保持具を所定の個数単
位で箱詰めにした販売するような場合、ロック部材20
の不本意な施錠を招くことがないので好都合である。し
かもロック部材20は、開錠位置にて前述したクリック
機構によりその開錠状態が安定に保持されるので、箱詰
め作業等が容易である等の効果が奏せられる。
【0027】またこのケース保持具は、筐体10とロッ
ク部材20とにより構成された簡易な構造であり、支持
部16に設けられた軸部17とロック部材のC字状の嵌
合部21との嵌合により両者を一体に組み立てた堅牢な
構造をなし、その着脱姿勢を規制した構造をなすので、
その不本意な分解自体も困難である。特に第1のフラッ
プ24にてフック18aを備えた弾性片18を覆い隠
し、また保護プレート14にてロック部材20を覆うよ
うにしているので、施錠状態においてはドライバ等にを
用いて故意に無理やりこじ開けない限りその分解が困難
である。従ってその悪質な行為自体が目立つことになる
ので、CDの盗難を効果的に防止することが可能とな
る。
【0028】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。ここではCDケース用のケース保持具
について説明したが、ビデオカセットテープ用や各種ゲ
ームソフト用のケース保持具等にも同様に適用すること
ができる。また筐体10の底板部11については、長期
間に亘る使用過程において別のケース保持具等と擦れ合
って、その表面が傷付くことがあり、商品価値を損なう
虞がある。従って予め底板部11の表面に適宜梨地加工
やシボ加工等を施し、多少の傷が目立たないような工夫
を施しておくことが望ましい。また係止部をなす弾性片
18の個数等についても、第1および第2のフラップ2
3,24の幅等の仕様に応じて定めれば良いものであ
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ック部材の不本意な解除を確実に阻止することができ、
しかも堅牢で取り扱い性の良い簡易な構造のケース保持
具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCDケース用のケー
ス保持具の概略構成を示す分解斜視図。
【図2】図1に示すケース保持具におけるロック部材の
概略構成を示す図。
【図3】筐体に装着されたロック部材の動きを示す図。
【図4】図1に示すケース保持具に用いられる解除部材
の概略構成を示す斜視図。
【図5】図4に示す解除部材によるロック部材の開錠作
用を示す図。
【図6】ロック部材の開錠動作を分解して示す図。
【符号の説明】
10 箱状の筐体 14 保護プレート 16 支持部 17 軸部 18 弾性片 18a フック 20 ロック部材 21 C字状の嵌合部 23 第1のフラップ(突起部) 24 第4のフラップ(係合部) 26 孔部(解除部材装着部) 30 解除部材 31 押圧片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体を収納するケースを、特定
    の解除操作時にだけ取り出し可能に保持するケース保持
    具であって、 一面を前記ケースの着脱可能な開口部とした有底箱形の
    筐体と、 この筐体の周壁部の1つにその辺方向に平行な軸心を有
    して回動自在に装着され、その一部に設けられた突出部
    を前記筐体の開口部に突出させて前記ケースを取り出し
    不可能にする施錠位置と、該突出部を前記開口部から離
    脱させた開錠位置とに選択的に位置付けられるロック部
    材とを備え、 前記筐体は、前記ロック部材が装着される壁面部の前記
    施錠位置に位置付けられたロック部材の突出部にて覆わ
    れる部位に弾性変形可能に設けられた複数の係止部を備
    えてなり、 前記ロック部材は、前記施錠位置に位置付けられたとき
    に前記各係止部にそれぞれ係合する係合部と、前記係止
    部を弾性変形させて前記係合部との係合を解除する解除
    部材を前記係合部と突出部との間に進入可能に設けた解
    除部材装着部とを備えることを特徴とするケース保持
    具。
  2. 【請求項2】 前記係止部は、先端に前記係合部と係合
    するフックを備えた弾性片からなり、前記解除部材は、
    上記弾性片を押圧して弾性変形させて前記フックと係合
    部との係合を解除する押圧片を備えたものであって、 前記解除部材装着部は、前記施錠位置において前記筐体
    の開口部に突出する突出部と、前記係合部との間に前記
    押圧片を挿通可能とする孔部として設けられることを特
    徴とする請求項1に記載のケース保持具。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材は、前記筐体に設けられ
    た軸部に、開錠状態において嵌合可能なC字状の嵌合部
    をその両端に有し、前記筐体は、前記ロック部材が施錠
    位置にあるとき、上記C字状の嵌合部の背面側に位置付
    けられて該嵌合部の取り外しを阻止する抜け止め部を備
    え、開錠状態においてのみ前記抜け止め部の反対側に着
    脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の
    ケース保持具。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材は、前記筐体に対して開
    錠位置に位置付けられたとき、前記抜け止め部に係合し
    て該ロック部材の回動を規制するクリック機構を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のケース保持具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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