JP2000317191A - 洗濯方法 - Google Patents
洗濯方法Info
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- JP2000317191A JP2000317191A JP11132012A JP13201299A JP2000317191A JP 2000317191 A JP2000317191 A JP 2000317191A JP 11132012 A JP11132012 A JP 11132012A JP 13201299 A JP13201299 A JP 13201299A JP 2000317191 A JP2000317191 A JP 2000317191A
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- JP
- Japan
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- water
- washing
- cartridge
- free chlorine
- insoluble
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗濯から水洗い更に最後の脱水に至る全ての
工程で、水道水の中の不純物、特に遊離塩素及び金属イ
オンを簡単且つ効率良く除去すること。 【解決手段】 洗濯方法において、水道栓１１と洗濯機
の外付け原水受け入れ口１４の間の給水系に水不溶性高
分子遊離塩素反応材１６及び／又は水不溶性カチオン性
イオン交換材１７を充填したカートリッジ１２を介装し
て行なうこと。
工程で、水道水の中の不純物、特に遊離塩素及び金属イ
オンを簡単且つ効率良く除去すること。 【解決手段】 洗濯方法において、水道栓１１と洗濯機
の外付け原水受け入れ口１４の間の給水系に水不溶性高
分子遊離塩素反応材１６及び／又は水不溶性カチオン性
イオン交換材１７を充填したカートリッジ１２を介装し
て行なうこと。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯方法に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、各家庭での洗濯においては、
水道水を用いて洗濯機で洗濯を行なう場合が多い。衣類
の洗濯は、洗剤、仕上剤等の改良、洗濯機の性能の向上
等で、衣類を傷めず汚れを落し、且つ、洗濯にかかる煩
雑さ、時間等が大幅に改善されてきた。然しながら、上
記方法だけでは洗濯時に発生する問題の一つである水道
水の消毒用として殺菌効果が上がる０．５ｍｇ／リット
ル前後添加されている遊離塩素の酸化作用による色柄物
衣類の色褪せや絹物衣類の黄変等の改善はできない。ま
た、水道水中に数十ｍｇ／リットル含まれる金属イオン
をできるだけ減少させた方が洗浄性能も向上することは
公知の事実として知られ、且つ、衣類への残留量が減る
ことにより風合い等の向上が得られることが知られてい
る。
水道水を用いて洗濯機で洗濯を行なう場合が多い。衣類
の洗濯は、洗剤、仕上剤等の改良、洗濯機の性能の向上
等で、衣類を傷めず汚れを落し、且つ、洗濯にかかる煩
雑さ、時間等が大幅に改善されてきた。然しながら、上
記方法だけでは洗濯時に発生する問題の一つである水道
水の消毒用として殺菌効果が上がる０．５ｍｇ／リット
ル前後添加されている遊離塩素の酸化作用による色柄物
衣類の色褪せや絹物衣類の黄変等の改善はできない。ま
た、水道水中に数十ｍｇ／リットル含まれる金属イオン
をできるだけ減少させた方が洗浄性能も向上することは
公知の事実として知られ、且つ、衣類への残留量が減る
ことにより風合い等の向上が得られることが知られてい
る。
【０００３】これまでにも、水道水中の遊離塩素の上記
作用を防ぎ、硬度を下げることにより洗濯性能を上げる
目的から、洗剤や仕上剤に各種脱塩素剤及び金属イオン
交換剤を添加したものが商品化或いは提案されている
（特開平8-53698、特開平10-72772）。また、洗濯機に
塩素を除去する機能或いは硬度を低下させる機能を付与
したものが商品化或いは提案されている（特開平2-1361
70、特開平6-154474）。然しながら、前者は、最後の水
洗いのときに洗い流されたりして効果が無くなったり、
後者では、取扱いの煩雑さ、或いはそのためだけに高価
な洗濯機を買い代えなければならないという問題があっ
た。
作用を防ぎ、硬度を下げることにより洗濯性能を上げる
目的から、洗剤や仕上剤に各種脱塩素剤及び金属イオン
交換剤を添加したものが商品化或いは提案されている
（特開平8-53698、特開平10-72772）。また、洗濯機に
塩素を除去する機能或いは硬度を低下させる機能を付与
したものが商品化或いは提案されている（特開平2-1361
70、特開平6-154474）。然しながら、前者は、最後の水
洗いのときに洗い流されたりして効果が無くなったり、
後者では、取扱いの煩雑さ、或いはそのためだけに高価
な洗濯機を買い代えなければならないという問題があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、洗濯
から水洗い更に最後の脱水に至る全ての工程で、水道水
の中の遊離塩素及び／又は金属イオンを簡単且つ効率良
く除去することができる洗濯方法を提供することにあ
る。
から水洗い更に最後の脱水に至る全ての工程で、水道水
の中の遊離塩素及び／又は金属イオンを簡単且つ効率良
く除去することができる洗濯方法を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、水道栓から供給された原水中の不純物を除去して洗
濯を行なう洗濯方法において、水道栓と洗濯機の外付け
原水受け入れ口の間の給水系に不純物吸着材を充填した
カートリッジを介装して行なうようにしたものである。
は、水道栓から供給された原水中の不純物を除去して洗
濯を行なう洗濯方法において、水道栓と洗濯機の外付け
原水受け入れ口の間の給水系に不純物吸着材を充填した
カートリッジを介装して行なうようにしたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の洗濯方法及びその際に用
いるカートリッジに関しては、不純物吸着材、特に塩素
反応材及び／又は金属イオン交換材等の不純物吸着材を
カートリッジを用意し、水道水を直接全てカートリッジ
に通すことで、原水中の不純物、特に洗濯時に問題とな
る遊離塩素及び／又は金属イオンを簡易に除去でき、遊
離塩素による洗濯物の色柄物衣類の色褪せや絹物衣類の
黄変等を防止できるとともに、水道水の硬度を減少させ
て洗浄性能を向上できる。そして、本発明の洗濯方法で
は、洗濯機への給水系で洗濯機に入る手前に配置される
から、洗濯から水洗い更に最後の脱水に至るまでの全て
の工程で、長期安定的に遊離塩素及び金属イオンを除去
できる。
いるカートリッジに関しては、不純物吸着材、特に塩素
反応材及び／又は金属イオン交換材等の不純物吸着材を
カートリッジを用意し、水道水を直接全てカートリッジ
に通すことで、原水中の不純物、特に洗濯時に問題とな
る遊離塩素及び／又は金属イオンを簡易に除去でき、遊
離塩素による洗濯物の色柄物衣類の色褪せや絹物衣類の
黄変等を防止できるとともに、水道水の硬度を減少させ
て洗浄性能を向上できる。そして、本発明の洗濯方法で
は、洗濯機への給水系で洗濯機に入る手前に配置される
から、洗濯から水洗い更に最後の脱水に至るまでの全て
の工程で、長期安定的に遊離塩素及び金属イオンを除去
できる。
【０００７】本発明の洗濯方法に用いる不純物吸着材と
しては、混合したもの、積層したものいずれかを坦体と
して担持させたものを使用できる。また、本発明に用い
る材の形態としては、粒状、粉末状、膜状、繊維状、ワ
ックス状、ゲル状、カプセル状等が挙げられる。
しては、混合したもの、積層したものいずれかを坦体と
して担持させたものを使用できる。また、本発明に用い
る材の形態としては、粒状、粉末状、膜状、繊維状、ワ
ックス状、ゲル状、カプセル状等が挙げられる。
【０００８】不純物吸着材の中の遊離塩素吸着材として
は、水溶性遊離塩素反応材と水不溶性遊離塩素反応材が
ある。水溶性遊離塩素反応材としては、亜硫酸カルシュ
ーム、チオ硫酸ナトリューム、亜硫酸ナトリューム等の
無機化合物、フェノール及びフェノール誘導体、ポリエ
チレンイミンポリマー、水溶性のアミノ基又はアミド基
を含む化合物、タンニン、Ｌ−アスコルビン酸塩等の有
機化合物等が用いられる。
は、水溶性遊離塩素反応材と水不溶性遊離塩素反応材が
ある。水溶性遊離塩素反応材としては、亜硫酸カルシュ
ーム、チオ硫酸ナトリューム、亜硫酸ナトリューム等の
無機化合物、フェノール及びフェノール誘導体、ポリエ
チレンイミンポリマー、水溶性のアミノ基又はアミド基
を含む化合物、タンニン、Ｌ−アスコルビン酸塩等の有
機化合物等が用いられる。
【０００９】また、カチオン性イオン交換材としては、
水溶性カチオン性イオン交換材と水不溶性カチオン性イ
オン交換材がある。水溶性カチオン性イオン交換材とし
ては、アクリル酸マレイン酸共重合物の塩等の水溶性ポ
リマー、燐酸塩、珪酸塩、炭酸塩等が用いられる。
水溶性カチオン性イオン交換材と水不溶性カチオン性イ
オン交換材がある。水溶性カチオン性イオン交換材とし
ては、アクリル酸マレイン酸共重合物の塩等の水溶性ポ
リマー、燐酸塩、珪酸塩、炭酸塩等が用いられる。
【００１０】ここで、本発明にあっては、上記不純物吸
着材の中で、水溶性の吸着材のように、水道水中の温度
変化や流量による水中への溶解度の変化によって条件が
変わる問題や、洗濯後の衣類等を乾燥した後、微量のこ
れら材及び反応生成物が残留する問題が起こらない水不
溶性遊離塩素吸着材や水不溶性カチオン性イオン交換樹
脂が特に好ましい。
着材の中で、水溶性の吸着材のように、水道水中の温度
変化や流量による水中への溶解度の変化によって条件が
変わる問題や、洗濯後の衣類等を乾燥した後、微量のこ
れら材及び反応生成物が残留する問題が起こらない水不
溶性遊離塩素吸着材や水不溶性カチオン性イオン交換樹
脂が特に好ましい。
【００１１】（Ａ）：水不溶性遊離塩素反応材として
は、(a) 水不溶性高分子遊離塩素反応材と、(b) 水不溶
性無機遊離塩素吸着材がある。
は、(a) 水不溶性高分子遊離塩素反応材と、(b) 水不溶
性無機遊離塩素吸着材がある。
【００１２】(a)：水不溶性高分子遊離塩素反応材とし
ては、(1) キチン、キトサン又はこれらの誘導体又は
(2) 水不溶性タンニン誘導体等が挙げられる。
ては、(1) キチン、キトサン又はこれらの誘導体又は
(2) 水不溶性タンニン誘導体等が挙げられる。
【００１３】(1) キチン、キトサン又はこれらの誘導体
としては、例えば分子内にあるアミノ基、又は水酸基が
アシル化反応、エーテル化反応、エステル化反応、その
他反応によって化学修飾された誘導体でアセチル化物、
ヒドロキシエチル化物、ヒドロキシプロピル化物、硫酸
化物、硝酸化物、燐酸化物等が挙げられる。
としては、例えば分子内にあるアミノ基、又は水酸基が
アシル化反応、エーテル化反応、エステル化反応、その
他反応によって化学修飾された誘導体でアセチル化物、
ヒドロキシエチル化物、ヒドロキシプロピル化物、硫酸
化物、硝酸化物、燐酸化物等が挙げられる。
【００１４】(2) 水不溶性タンニン誘導体としては、タ
ンニン酸金属キレート（特開昭57-118758号、電気化
学）、水不溶性の多糖類誘導体とタンニン成分とよりな
るタンニン誘導体（特開昭52-91898号、田辺：特開平3-
288546 号、十条製紙）等がある。用いられるタンニン
成分としては、タンニン、活性化タンニン、又はタンニ
ンのアミノ誘導体もしくはカルボキシル誘導体等があ
る。キレート化合物を形成する金属としては、例えば、
鉄、アルミニューム、チタン、マグネシューム、カルシ
ュームなどが好ましい。
ンニン酸金属キレート（特開昭57-118758号、電気化
学）、水不溶性の多糖類誘導体とタンニン成分とよりな
るタンニン誘導体（特開昭52-91898号、田辺：特開平3-
288546 号、十条製紙）等がある。用いられるタンニン
成分としては、タンニン、活性化タンニン、又はタンニ
ンのアミノ誘導体もしくはカルボキシル誘導体等があ
る。キレート化合物を形成する金属としては、例えば、
鉄、アルミニューム、チタン、マグネシューム、カルシ
ュームなどが好ましい。
【００１５】(b) 水不溶性無機遊離塩素吸着材として
は、活性炭、イオン交換樹脂、ゼオライト等が挙げられ
る。
は、活性炭、イオン交換樹脂、ゼオライト等が挙げられ
る。
【００１６】（Ｂ）：水不溶性カチオン性イオン交換材
としては、イオン交換樹脂、イオン交換繊維、アルミノ
珪酸塩類、結晶性シリケート等がある。イオン交換樹脂
及びイオン交換繊維としては、公知のものが特に限定さ
れることなく用いられるが、例えば、ポリスチレン、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル、ポリアミド、ポリ
フェノール、ポリエチレン、セルローズ等の基にカチオ
ン交換基として、スルホン酸基、ホスホン酸基、アミノ
カルボン酸基、カルボン酸基などを導入したものが好ま
しい。アルミノ珪酸塩類としては、結晶性又は非結晶の
ものが使用でき、天然に存在するアルミノ珪酸塩を使用
することも、又は合成的に誘導させることもできる。好
ましい構造としては、一般的名称で知られるＡ型、４Ａ
型、Ｐ型の結晶性ゼオライトがイオン交換能と難溶解性
の点からも本発明に用いて好ましい。
としては、イオン交換樹脂、イオン交換繊維、アルミノ
珪酸塩類、結晶性シリケート等がある。イオン交換樹脂
及びイオン交換繊維としては、公知のものが特に限定さ
れることなく用いられるが、例えば、ポリスチレン、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル、ポリアミド、ポリ
フェノール、ポリエチレン、セルローズ等の基にカチオ
ン交換基として、スルホン酸基、ホスホン酸基、アミノ
カルボン酸基、カルボン酸基などを導入したものが好ま
しい。アルミノ珪酸塩類としては、結晶性又は非結晶の
ものが使用でき、天然に存在するアルミノ珪酸塩を使用
することも、又は合成的に誘導させることもできる。好
ましい構造としては、一般的名称で知られるＡ型、４Ａ
型、Ｐ型の結晶性ゼオライトがイオン交換能と難溶解性
の点からも本発明に用いて好ましい。
【００１７】また、本発明の洗濯方法で用いるカートリ
ッジでは、カートリッジ内における水道水の通過性と、
遊離塩素及び／又は金属イオン除去性の双方を考慮した
とき、水溶性吸着材の場合は、通過後の水の中に、0.1
〜100ｍｇ／リットルの溶解度の範囲内で該水溶性吸着
材の溶解度を適宜調整するために、材料を選択し、形態
を考慮する必要がある。水不溶性吸着材の場合は、該吸
着材の粒径が、水道水の通過性と遊離塩素及び金属イオ
ン除去性の点から2〜500メッシュであることを好適とす
る。
ッジでは、カートリッジ内における水道水の通過性と、
遊離塩素及び／又は金属イオン除去性の双方を考慮した
とき、水溶性吸着材の場合は、通過後の水の中に、0.1
〜100ｍｇ／リットルの溶解度の範囲内で該水溶性吸着
材の溶解度を適宜調整するために、材料を選択し、形態
を考慮する必要がある。水不溶性吸着材の場合は、該吸
着材の粒径が、水道水の通過性と遊離塩素及び金属イオ
ン除去性の点から2〜500メッシュであることを好適とす
る。
【００１８】尚、上記本発明において、他の不純物、例
えば、水道中に混入する泥、酸化鉄等の無機浮遊物や、
臭気や毒性成分である有機化合物等を除去する濾過材、
吸着材を適宜併せてカートリッジに充填し用いても良
い。
えば、水道中に混入する泥、酸化鉄等の無機浮遊物や、
臭気や毒性成分である有機化合物等を除去する濾過材、
吸着材を適宜併せてカートリッジに充填し用いても良
い。
【００１９】また、本発明の実施に際しては、図１又は
図２の洗濯装置を採用できる。図１の洗濯装置１０は、
水道栓１１の蛇口ジョイント１１Ａに直接的にカートリ
ッジ１２の上ジョイント１２Ａを接続し、カートリッジ
１２の下ジョイント１２Ｂに給水ホース１３のホースジ
ョイント１３Ａを接続し、給水ホース１３のホース端末
エルボ１３Ｂを洗濯機の給水口（外付け原水受け入れ
口）１４に接続することにより、水道水から遊離塩素及
び／又は金属イオンが除去されたものを洗濯機の槽に供
給するものである。尚、図１において、カートリッジ１
２は、不織布／ナイロンメッシュ等からなる上中下の濾
材１５Ａ〜１５Ｃを設け、上層に水不溶性高分子遊離塩
素反応材１６を、下層に水不溶性カチオン性イオン交換
材１７を積層充填した。
図２の洗濯装置を採用できる。図１の洗濯装置１０は、
水道栓１１の蛇口ジョイント１１Ａに直接的にカートリ
ッジ１２の上ジョイント１２Ａを接続し、カートリッジ
１２の下ジョイント１２Ｂに給水ホース１３のホースジ
ョイント１３Ａを接続し、給水ホース１３のホース端末
エルボ１３Ｂを洗濯機の給水口（外付け原水受け入れ
口）１４に接続することにより、水道水から遊離塩素及
び／又は金属イオンが除去されたものを洗濯機の槽に供
給するものである。尚、図１において、カートリッジ１
２は、不織布／ナイロンメッシュ等からなる上中下の濾
材１５Ａ〜１５Ｃを設け、上層に水不溶性高分子遊離塩
素反応材１６を、下層に水不溶性カチオン性イオン交換
材１７を積層充填した。
【００２０】図２の洗濯装置２０は、水道栓２１に接続
した給水ホース２２のホース端末エルボ２２Ａにカート
リッジ２３の上ジョイント２３Ａを接続し、カートリッ
ジ２３の下ジョイント２３Ｂに直接的に洗濯機の給水口
（外付け原水受け入れ口）２４を接続することにより、
水道水から遊離塩素及び金属イオンが除去されたものを
洗濯機の槽に供給するものである。
した給水ホース２２のホース端末エルボ２２Ａにカート
リッジ２３の上ジョイント２３Ａを接続し、カートリッ
ジ２３の下ジョイント２３Ｂに直接的に洗濯機の給水口
（外付け原水受け入れ口）２４を接続することにより、
水道水から遊離塩素及び金属イオンが除去されたものを
洗濯機の槽に供給するものである。
【００２１】尚、図２において、カートリッジ２３は、
不織布／ナイロンメッシュ等からなる上中下の濾材２５
Ａ〜２５Ｃを設け、上層に水不溶性高分子遊離塩素反応
材２６を、下層に水不溶性カチオン性イオン交換材２７
を積層充填した。
不織布／ナイロンメッシュ等からなる上中下の濾材２５
Ａ〜２５Ｃを設け、上層に水不溶性高分子遊離塩素反応
材２６を、下層に水不溶性カチオン性イオン交換材２７
を積層充填した。
【００２２】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらになんら限定されない。
が、本発明はこれらになんら限定されない。
【００２３】実施例１：亜硫酸カルシューム（試薬、顆
粒状、5〜10メッシュ、CaSO３・1/2H2O含有90.0％以
上）40g を内径6cm 、高さ5cm の円筒状カートリッジ
に、上下濾材を設けて、充填し、図１に示されるよう
に、水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置し、10リットル／
分の流量に調節する。下記洗濯条件で洗濯を行ない、通
水直後のカートリッジを通過した水道水と、５千リット
ル、１万リットル通過後の水道水の塩素除去率と色褪せ
の結果を表１に示した。残留遊離塩素はO−トルイジン
比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差計によるΔＥ
＊値により定量した。
粒状、5〜10メッシュ、CaSO３・1/2H2O含有90.0％以
上）40g を内径6cm 、高さ5cm の円筒状カートリッジ
に、上下濾材を設けて、充填し、図１に示されるよう
に、水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置し、10リットル／
分の流量に調節する。下記洗濯条件で洗濯を行ない、通
水直後のカートリッジを通過した水道水と、５千リット
ル、１万リットル通過後の水道水の塩素除去率と色褪せ
の結果を表１に示した。残留遊離塩素はO−トルイジン
比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差計によるΔＥ
＊値により定量した。
【００２４】色差計によるΔＥ＊値の測定は、色差計
（日本電色工業（株）製：ND(F)-300A型）を用いて、Ｌ
＊値、ａ＊値、ｂ＊値を測定し、次式により、ΔＥ＊を
求めた。
（日本電色工業（株）製：ND(F)-300A型）を用いて、Ｌ
＊値、ａ＊値、ｂ＊値を測定し、次式により、ΔＥ＊を
求めた。
【００２５】
【数１】
【００２６】
【表１】
【００２７】実施例２：キトサン（ＳＫ-400、4〜10メ
ッシュ、甲陽ケミカル（株） 社製）30g を内径6cm 、
高さ5cm の円筒状カートリッジに、上下濾材を設けて、
充填し、図１に示されるように、水道栓の蛇口と洗濯機
の間に設置し、10リットル／分の流量に調節する。下記
洗濯条件で洗濯を行ない、通水直後のカートリッジを通
過した水道水と、１万リットル通過後の水道水の塩素除
去率と色褪せの結果を表１に示した。残留遊離塩素はO
−トルイジン比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差
計によるΔＥ＊値により定量した。
ッシュ、甲陽ケミカル（株） 社製）30g を内径6cm 、
高さ5cm の円筒状カートリッジに、上下濾材を設けて、
充填し、図１に示されるように、水道栓の蛇口と洗濯機
の間に設置し、10リットル／分の流量に調節する。下記
洗濯条件で洗濯を行ない、通水直後のカートリッジを通
過した水道水と、１万リットル通過後の水道水の塩素除
去率と色褪せの結果を表１に示した。残留遊離塩素はO
−トルイジン比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差
計によるΔＥ＊値により定量した。
【００２８】
【表２】
【００２９】実施例３：キトサン（ＳＫ-10 、50〜100
メッシュ、甲陽ケミカル（株）社製）10g と活性炭（ヤ
シガラ製、30〜60メッシュ）20g を内径6cm 、高さ5cm
の円筒状カートリッジに、上下濾材を設けて、充填し、
図１に示されるように水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置
し、10リットル／分の流量に調節する。下記洗濯条件で
洗濯を行ない、通水直後のカートリッジを通過した水道
水と、１万リットル通過後の水道水の塩素除去率と色褪
せの結果を表２に示した。残留遊離塩素はO−トルイジ
ン比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差計によるΔ
Ｅ＊値により定量した。
メッシュ、甲陽ケミカル（株）社製）10g と活性炭（ヤ
シガラ製、30〜60メッシュ）20g を内径6cm 、高さ5cm
の円筒状カートリッジに、上下濾材を設けて、充填し、
図１に示されるように水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置
し、10リットル／分の流量に調節する。下記洗濯条件で
洗濯を行ない、通水直後のカートリッジを通過した水道
水と、１万リットル通過後の水道水の塩素除去率と色褪
せの結果を表２に示した。残留遊離塩素はO−トルイジ
ン比色分析により、衣料の色褪せ評価は色差計によるΔ
Ｅ＊値により定量した。
【００３０】
【表３】
【００３１】実施例４：キトサン（ＳＫ-50、4〜8メッ
シュ、甲陽ケミカル（株）社製）25gとイオン交換樹脂
（スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スルホン酸基
７ミリ当量／ｇ、20メッシュ）150gを内径6cm 、高さ7c
m の円筒状カートリッジに、上中下濾材を設けて、上層
にキトサン、下層にイオン交換樹脂を積層充填し、図１
に示されるように、水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置
し、10リットル／分の流量に調節する。
シュ、甲陽ケミカル（株）社製）25gとイオン交換樹脂
（スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スルホン酸基
７ミリ当量／ｇ、20メッシュ）150gを内径6cm 、高さ7c
m の円筒状カートリッジに、上中下濾材を設けて、上層
にキトサン、下層にイオン交換樹脂を積層充填し、図１
に示されるように、水道栓の蛇口と洗濯機の間に設置
し、10リットル／分の流量に調節する。
【００３２】下記洗濯条件で洗濯を行ない、通水直後の
カートリッジを通過した水道水と 5千リットル通過後の
水道水の遊離塩素濃度と硬度と色褪せの結果を表３に示
した。残留遊離塩素はＯ−トルイジン比色分析により、
硬度は、電気伝導度計の測定値より、衣料の色褪せ評価
は色差計によるΔＥ＊値により定量した（本発明品
）。同様にキトサン単独のもの（比較品）、上記除
去材を充填しないもの（比較品）についても同様の条
件で評価した。
カートリッジを通過した水道水と 5千リットル通過後の
水道水の遊離塩素濃度と硬度と色褪せの結果を表３に示
した。残留遊離塩素はＯ−トルイジン比色分析により、
硬度は、電気伝導度計の測定値より、衣料の色褪せ評価
は色差計によるΔＥ＊値により定量した（本発明品
）。同様にキトサン単独のもの（比較品）、上記除
去材を充填しないもの（比較品）についても同様の条
件で評価した。
【００３３】
【表４】
【００３４】（結果）水道水の中の遊離塩素を除去す
るため、亜硫酸カルシューム、キトサン単独或いはキト
サンと活性炭とを組み合わせた材を充填したカートリッ
ジを用いた場合、遊離塩素が除去され、且つ多量の水道
水を継続使用しても顕著に効果が持続した。また、洗濯
後の色褪せ防止の効果が大きいことが明らかであった。
るため、亜硫酸カルシューム、キトサン単独或いはキト
サンと活性炭とを組み合わせた材を充填したカートリッ
ジを用いた場合、遊離塩素が除去され、且つ多量の水道
水を継続使用しても顕著に効果が持続した。また、洗濯
後の色褪せ防止の効果が大きいことが明らかであった。
【００３５】水道水の中を不純物、特に遊離塩素の除
去と硬度減少のため、キトサンとイオン交換樹脂を組み
合わせた材を充填したカートリッジを用いた場合、遊離
塩素が除去され、硬度も減少した。且つ多量の水道水を
継続使用しても顕著に効果が持続した。また、洗濯後の
色褪せ防止の効果が大きいことが明らかであり、硬度減
少により以下の通り洗浄性能が向上することがわかっ
た。
去と硬度減少のため、キトサンとイオン交換樹脂を組み
合わせた材を充填したカートリッジを用いた場合、遊離
塩素が除去され、硬度も減少した。且つ多量の水道水を
継続使用しても顕著に効果が持続した。また、洗濯後の
色褪せ防止の効果が大きいことが明らかであり、硬度減
少により以下の通り洗浄性能が向上することがわかっ
た。
【００３６】尚、JIS A K-3362に準拠（JIS A K-3362と
の相違点：(A) 試験布としてポリエステル／綿混紡＝６
５／３５を用いたこと、(B) 試験枚数を１０枚としたこ
と）し、衿汚れの洗浄力評価を、上記表３記載の洗濯条
件にて市販洗浄アタック（花王（株）社製）（洗剤濃度
0.067重量％）を用いて行なったところ、キトサンとイ
オン交換樹脂を組み合わせたものは、キトサン単独のも
のに比べて、洗浄力は優れていた（有意水準５％）。
の相違点：(A) 試験布としてポリエステル／綿混紡＝６
５／３５を用いたこと、(B) 試験枚数を１０枚としたこ
と）し、衿汚れの洗浄力評価を、上記表３記載の洗濯条
件にて市販洗浄アタック（花王（株）社製）（洗剤濃度
0.067重量％）を用いて行なったところ、キトサンとイ
オン交換樹脂を組み合わせたものは、キトサン単独のも
のに比べて、洗浄力は優れていた（有意水準５％）。
【００３７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗濯から
水洗い更に最後の脱水に至る全ての工程で、水道水の中
の不純物、特に遊離塩素及び金属イオンを効率良く除去
し、遊離塩素による洗濯物の色柄物衣類の色褪せや絹物
衣類の黄変等を防止し、更には洗浄性能を向上する洗濯
方法を提供することができる。
水洗い更に最後の脱水に至る全ての工程で、水道水の中
の不純物、特に遊離塩素及び金属イオンを効率良く除去
し、遊離塩素による洗濯物の色柄物衣類の色褪せや絹物
衣類の黄変等を防止し、更には洗浄性能を向上する洗濯
方法を提供することができる。
【図１】図１は本発明の実施に用いられる洗濯装置の一
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【図２】図２は本発明の実施に用いられる洗濯装置の他
の例を示す模式図である。
の例を示す模式図である。
１０、２０ 洗濯装置 １１、２１ 水道栓 １２、２３ カートリッジ １３、２２ 給水ホース １４、２４ 洗濯機の給水口 １６、２６ 水不溶性高分子遊離塩素反応材 １７、２７ 水不溶性カチオン性イオン交換材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B155 AA10 AA17 BA10 BB08 FA02 FA03 FA07 FE05 FE09 FE13 MA01 MA02 4D024 AA02 AB11 BA14 BA16 BA17 BA18 BA19 BB01 BB02 BB05 CA04 CA13 4D025 AA06 AB22 BA08 BA17
Claims (6)
- 【請求項１】 水道栓から供給された原水中の不純物を
除去して洗濯を行なう洗濯方法において、水道栓と洗濯
機の外付け原水受け入れ口の間の給水系に不純物吸着材
を充填したカートリッジを介装して行なうことを特徴と
する洗濯方法。 - 【請求項２】 前記不純物吸着材が水不溶性高分子遊離
塩素反応材及び／又は水不溶性カチオン性イオン交換材
であることを特徴とする請求項１に記載の洗濯方法。 - 【請求項３】 前記水不溶性高分子遊離塩素反応材及び
／又は水不溶性カチオン性イオン交換材の粒径が２〜５
００メッシュであることを特徴とする請求項２に記載の
洗濯方法。 - 【請求項４】 前記水不溶性高分子遊離塩素反応材がキ
チン、キトサン又はこれらの誘導体及び／又は水不溶性
タンニン誘導体であることを特徴とする請求項２又は３
に記載の洗濯方法。 - 【請求項５】 前記不純物吸着材を充填したカートリッ
ジを水道栓の蛇口に直接接続することを特徴とする請求
項１〜４のいずれかに記載の洗濯方法。 - 【請求項６】 前記不純物吸着材を充填したカートリッ
ジを洗濯機の外付けの原水受け入れ口に直接接続するこ
とを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の洗濯方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11132012A JP2000317191A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 洗濯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11132012A JP2000317191A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 洗濯方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000317191A true JP2000317191A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15071481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11132012A Withdrawn JP2000317191A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 洗濯方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000317191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100477112B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2005-03-17 | 삼성전자주식회사 | 세탁기 |
| JP2005139103A (ja) * | 2003-11-05 | 2005-06-02 | Teruyuki Tazawa | 化粧品類，水処理剤又は脱臭剤 |
| JP2011092330A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toshiba Corp | 洗濯機用の濾過装置 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11132012A patent/JP2000317191A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100477112B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2005-03-17 | 삼성전자주식회사 | 세탁기 |
| JP2005139103A (ja) * | 2003-11-05 | 2005-06-02 | Teruyuki Tazawa | 化粧品類，水処理剤又は脱臭剤 |
| JP2011092330A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toshiba Corp | 洗濯機用の濾過装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |