JP2000316818A - 皮膚の粘弾性特性測定装置および測定方法 - Google Patents

皮膚の粘弾性特性測定装置および測定方法

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JP2000316818A JP11126139A JP12613999A JP2000316818A JP 2000316818 A JP2000316818 A JP 2000316818A JP 11126139 A JP11126139 A JP 11126139A JP 12613999 A JP12613999 A JP 12613999A JP 2000316818 A JP2000316818 A JP 2000316818A
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Motohiro Yanai
基裕 矢内
Mototsugu Takahashi
元次 高橋
Takashi Yoneda
隆志 米田
Hiroyasu Funakubo
煕康 舟久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度かつ高感度に測定することのできる皮
膚の粘弾性特性測定装置および測定方法を提供する。 【解決手段】 粘弾性特性測定装置10には、円筒状の
筐体12と深針14とが備えられている。また、深針1
4を変位させる駆動部16と、深針14に作用する圧力
を測定する圧力センサ部18と、深針の変位を測定する
位置センサ部20とを有する。筐体12の一端面は、中
央部に円形の開口が形成された円盤状部材12aによっ
てほぼ閉塞されている。深針14はその先端部14bが
ほぼ球状に形成されており、先端部14bは筐体12の
円盤状部材12aの開口を挿通できるように設けられて
いる。深針14の先端部14bが筐体12の円盤状部材
12aの開口を挿通して突出して、測定対象物である人
体の皮膚の測定部位に当接される。この状態でロードセ
ル22によって皮膚に加わる圧力を測定するとともに、
リニアゲージ26によって皮膚の変位量(凹み量)を測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚の粘弾性特性測
定装置および測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の粘弾性特性は、一般的に、老化の
程度を判断する指標とされる。また、皮膚の粘弾性特性
は、例えば、化粧品の分野においては、皮膚の状態を表
す重要な指標であり、化粧品使用者の皮膚の状態の類型
に応じた適切な化粧品を開発する際や化粧品使用者ひと
りひとりの皮膚の状態に応じた好適な化粧品を化粧品使
用者に提供する際の有力な道具となる。
【0003】このため、高精度かつ高感度に皮膚の粘弾
性特性を測定することのできる簡易な粘弾性特性測定装
置が求められている。本発明者等は、このような粘弾性
特性測定装置に関して既に1つの提案を行っている。す
なわち、特開平6−78886号公報に示す本発明者等
の開発した粘弾性特性測定装置は、図4に示すように、
張力手段Tに挟持された測定針(深針)Pと、この測定
針P に加わる力を検出するセンサSとを含むセンサユニ
ットUが筒状筐体C内を移動可能に設けられている。こ
の筒状筐体C内にはさらに駆動機構部Dが固設されてお
り、その駆動機構部Dに付勢されて測定針Pの先端が筒
状筐体Cの前縁から突出、引き込み可能なように構成さ
れている。さらに、センサユニットUの軸方向の移動量
を測定する移動量測定部Lが設けられている。ここで、
筒状筐体Cの端面C1は閉塞することなく開口されてい
る。また、測定針Pは所定の径を有する円柱部材であ
る。
【0004】この粘弾性特性測定装置を用いて皮膚の粘
弾性特性を測定するには、皮膚の測定部位に粘弾性特性
測定装置の筒状筐体Cの端面C1を押し当てて粘弾性特
性測定装置を固定した後、駆動機構部Dによって付勢さ
れた測定針Pを変位させてその円柱の先端を皮膚の測定
部位に当接させ、圧力を0から例えば500gfまで上
げていく間の圧力と変位量とを測定する。これにより、
試験片を用いることなく、簡易かつ容易に皮膚の粘弾性
特性を測定することができる。
【0005】また、市販されている粘弾性特性測定装置
として、商品名「Cutemeter」(Courag
e+Khazaka electronic GnbH
製)や商品名「BIOSENSOR」(株式会社アクシ
ム製)等がある。前者は、減圧して皮膚の隆起の程度を
調べるサクション法を用いたものであり、吸引する皮膚
面積が小さくまた皮膚の隆起の程度を光学センサによっ
て検知する方式を用いているためプローブが小型化され
ている。
【0006】一方、後者は、センサの先端部を皮膚に押
し付けた際に圧電セラミックによって振動するセンサ全
体の固有振動数の変化を捉えてこれを皮膚の粘弾性特性
と対応付けたものである。したがって、これら市販され
ている粘弾性特性測定装置は、上記した特開平6−78
886号公報に示す粘弾性特性測定装置とはその測定原
理を異にするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した特開平6−78886号公報に示す粘弾性特性測定
装置を改良し、高精度かつ高感度に皮膚の粘弾性特性を
測定することのできる皮膚の粘弾性特性測定装置を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、高精度か
つ高感度に皮膚の粘弾性特性を測定することのできる皮
膚の粘弾性特性測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る皮膚の粘弾
性特性測定装置は、筐体と該筐体の内部に移動可能に保
持された深針(深触子、測定針)とを有し、皮膚に該筐
体を押し当てることにより該深針に加わる圧力と該深針
の変位とを測定する皮膚の粘弾性特性測定装置であっ
て、皮膚に押し当てる側の該筐体の端面が該深針を挿通
できる開口を残してほぼ閉塞されていることを特徴とす
る。また、本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定装置は、
該深針の皮膚に当接される先端部が曲面状に形成されて
いることを特徴とする。
【0009】この粘弾性特性測定装置は、筐体と、該筐
体の内部に移動可能に保持された深針と、該深針を変位
させる駆動部と、該深針に作用する圧力を測定する圧力
センサと、該深針の変位を測定する位置センサとを有す
る。ここで、筐体の端面を深針を挿通できる開口を残し
てほぼ閉塞するとは、例えば、中心部に深針を挿通でき
る開口を有する円盤状等の閉塞部材を筐体の端面に固着
した状態をいうが、皮膚に筐体を押し当てたときに端面
の全面積の30%以上の比率で筐体の端面の周辺部が均
一に皮膚に当接することができるものであれば、その閉
塞部材の形状を特に限定するものではない。また、深針
の先端部の曲面形状は特に限定するものではないが、例
えば、球状、半球状、ラグビーボール状等とすると好適
である。
【0010】これにより、該筐体の端面の閉塞部位に押
圧されて、粘弾性特性測定部位の周辺部の皮膚の部位が
粘弾性特性測定部位の箇所に引き込まれないように張っ
た状態とされるとともに、曲面状に形成された深針の先
端部が粘弾性特性測定部位の皮膚の1点に食い込むこと
なく広い面積の範囲で皮膚に当接するため、高精度かつ
高感度に皮膚の粘弾性特性を測定することのできる皮膚
の粘弾性特性測定装置を得ることができる。粘弾性特性
測定の際に、望ましい粘弾性特性測定部位の周辺部の皮
膚の状態変化を極力安定化(一定化)することにより、
押された皮膚の状態変化のばらつきに起因した測定に与
える外乱(ノイズ)が軽減されるためと考えられる。
【0011】また、本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定
装置は、皮膚に当接された前記深針を基準の位置まで変
位させ、該基準の位置を中心として正負所定の変位幅で
所定回数変位させる駆動制御手段と、該深針を正負所定
の変位幅で所定回数繰り返し変位させたときの1回ごと
の該深針に加わる最大圧力と最小圧力とを測定する測定
手段と、が設けられていることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定
方法は、皮膚に筐体を押し当てることにより該筐体の内
部に移動可能に保持された深針に加わる圧力と該深針の
変位とを測定する皮膚の粘弾性特性測定方法であって、
皮膚に当接された前記深針を基準の位置まで変位させ、
該基準の位置を中心として正負所定の変位幅で所定回数
変位させる工程と、該深針を正負所定の変位幅で所定回
数繰り返し変位させたときの1回ごとの該深針に加わる
最大圧力と最小圧力とを測定する工程と、が設けられて
いることを特徴とする。
【0013】ここで、基準の変位量、正負所定の変位
幅、変位を繰り返す所定回数については、使用する粘弾
性特性測定装置のセンサの特性や、皮膚の測定部位等の
条件に応じた適正な値を適宜設定することができる。ま
た、所定回数繰り返し測定した測定値は、正負の変位量
の絶対値の所定回数分の平均値を指標として用いてもよ
いし、1回ごとの正負の変位量の差の所定回数分の平均
値を指標として用いてもよい。
【0014】これらの皮膚の粘弾性特性測定装置および
測定方法によれば、特に、複数回測定して安定化した平
均値を用いるため、一層高精度かつ高感度に皮膚の粘弾
性特性を測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る皮膚の粘弾性
特性測定装置および測定方法の好適な実施の形態例につ
いて説明する。図1に示す本実施の形態例に係る皮膚の
粘弾性特性測定装置(以下、単に粘弾性特性測定装置と
いう。)10には、円筒状の筐体12とその筐体12の
内部に移動可能に保持された深針14とが備えられてい
る。また、深針14を変位させる駆動部16と、深針1
4に作用する圧力を測定する圧力センサ部(圧力センサ
ユニット)18と、深針の変位を測定する位置センサ部
20とを有する。
【0016】円筒状の筐体12の一端面は、中央部に円
形の開口が形成された円盤状部材12aによってほぼ閉
塞されている。この筐体12の寸法は、例えば、直径が
約50mm、長さが約245mmである。深針14はそ
の深針本体14aが円筒形状に形成されるとともにその
先端部14bがほぼ球状に形成されており、先端部14
bは筐体12の円盤状部材12aの開口を挿通できるよ
うに設けられている。この球状の先端部14bの直径は
約10mmである。
【0017】また、筐体12内に設けられる圧力センサ
部18は、深針14に作用する圧力を測定する圧力セン
サとしてのロードセル(共和電業社製 型式名LM−1
KA定格負荷1000gf)22が収容されている。こ
のロードセル22に上記した深針14の後端部が接続さ
れている。深針14の後端部は圧力センサ部18の固定
部18aのボールブッシュ23によって支持され、深針
14が、図1中、左右方向にがたつくことなく円滑に移
動可能に設けられている。また、ロードセル22の端面
と圧力センサ部18の固定部18aの内部空間を形成す
る壁の端面との間にばね24が挟持されており、ロード
セル22が固定部18aの内部空間でがたつくことが防
止される。
【0018】また、筐体12内に設けられる位置センサ
部20には、深針14の変位を測定する位置センサとし
てリニアゲージ(ミツトヨ社製 型式名LGB−125
測定範囲0〜25mm、最小表示量1 μm)26が設
けられており、上記した圧力センサ部18全体の変位量
を測定する構成とされている。さらに、筐体12内に設
けられる駆動部16は、駆動源としての直流モータ28
と、リニアアクチュエータとしてのボールねじ装置30
を有する。モータ28の回転軸32はベアリング34に
よって支持されるとともにボールねじ装置30のボール
ネジ30aに機械的に結合されている。一方、圧力セン
サ部18の左端部にはボールねじ装置30のボールナッ
ト30bが形成され、上記ボールネジ30aが螺嵌され
ている。なお、ボールネジ装置30の回転を防止するた
めに図示しないリニアスライダが設けられている。した
がって、モータ28の回転軸32の回転がボールねじ装
置30によって直線運動に変換されて圧力センサ部18
を移動させる構成とされている。
【0019】なお、この粘弾性特性測定装置10のモー
タ28の正転、逆転、停止制御を行うためのモータ駆動
回路(駆動制御手段)38と、リニアゲージ26の出力
信号を変換し変位量としてカウントするためのパルスカ
ウンタ回路40とを有するI/Oボード41と、ロード
セル22の出力信号を増幅し、変換するためのA/Dコ
ンバータ42を有するA/Dボード44とが設けられ、
これらI/Oボード41およびA/Dコンバータ44は
コンピュータ46に接続されて測定手段を構成してい
る。
【0020】上記のように構成される本実施の形態例に
係る粘弾性特性測定装置10の作用を以下説明する。図
示しない直流電源に接続されるモータ駆動回路38の信
号によってモータ28が付勢されると、ボールネジ装置
30の直線運動によって、深針14が、図1中、左方向
に変位し、深針14の先端部14bが筐体12の円盤状
部材12aの開口を挿通して突出して、測定対象物であ
る人体の皮膚の測定部位に当接される。このとき、筐体
12の円盤状部材12aに押圧されて、粘弾性特性測定
部位の周辺部の皮膚の部位が粘弾性特性測定部位の箇所
に引き込まれないように張った状態とされる。また、球
状に形成された深針14の先端部14aが粘弾性特性測
定部位の皮膚の1点に食い込むことなく広い面積の範囲
で皮膚に当接する。この状態でロードセル22によって
皮膚に加わる圧力を測定するとともに、リニアゲージ2
6によって皮膚の変位量(凹み量)を測定する。この圧
力の値と変位量の変化の傾向から皮膚の粘弾性特性が把
握される。
【0021】上記のように構成される本実施の形態例に
係る粘弾性特性測定装置10を用いた測定方法につい
て、以下説明する。測定は概略以下の手順で行われる。 (1)粘弾性特性測定装置10を把持し、被験者の前腕
部等の測定部位に筐体12の端面の円盤状部材12aを
押し当て、位置ずれが生じないように密着させる。 (2)駆動部16を付勢して圧力センサ部18を変位さ
せ、筐体12の円盤状部材12aの開口から突出する深
針14の先端部14aを測定部位の皮膚に当接させて、
リニアゲージ26で測定される深針14(圧力センサ部
18)の変位量を0.25mm(基準の変位量)に制御
する(駆動制御手段)。ここで、変位量は、最大圧力が
付与されて深針の先端部が完全に突き出した状態のとき
に0mm、圧力を解除して深針14が完全に筐体12内
に引き戻された状態のときに25mmとしている。 (3)深針14を変位量0.25mmを中心として±
0.1mm変位させる操作を12回(所定回数)繰り返
す(駆動制御手段)。 (4)(3)において深針14を±0.1mm変位させ
たときのロードセル22で測定される圧力(ロードセル
の荷重)の最大値および最小値(ピーク値)を12回分
測定する(図3参照)。そして、最大値および最小値の
それぞれについて12回分の平均値を求める。また、1
回ごとの圧力の最大値および最小値間の差(ピーク値間
の差)を求め、12回分の最大値および最小値間の差の
平均値を求める(測定手段)。 (5)例えば、(4)で測定された各平均値のデータを
用いて、被験者の測定部位の皮膚の粘弾性特性を把握す
る。
【0022】上記した測定方法を用いて、図2に示す被
験者の前腕部、大腿部(1)、大腿部(2)について測
定した結果を図3および表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】図3に示す各測定部位ごとの12回分の測
定値をみると、測定部位によって圧力の絶対値と偏差が
異なることがわかる。これを表1で、例えば、圧力の最
大の平均値に着目してみると、大腿部(2)に対する大
腿部(1)の測定値の比は2.30(=141.38/
61.40)であり、測定部位による差が顕著に表れて
おり、測定感度が高いことがわかる。また、平均値に対
する標準偏差の割合でみた測定ばらつきは、1.0〜
3.6%の範囲内に収まっており、測定精度が高いこと
がわかる。なお、数値を示さないが、圧力の最大値と最
小値の差に着目した場合も同様の傾向が得られる。
【0025】ここで、圧力の絶対値とその最大値と最小
値との差が最も大きい大腿部(1)の測定データに着目
すると、繰り返し回数を重ねるにつれて、言い換えれ
ば、一定時間経過した後半の測定データになるにつれ
て、最大値と最小値とが一定の幅内に収束していること
がわかる。このことから、従来のように、1回分の圧力
の最大値と最小値を測定する方法に比べて、本発明の測
定方法が優れていることが明らかである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定装置
によれば、筐体と筐体の内部に移動可能に保持された深
針とを有し、皮膚に該筐体を押し当てることにより深針
に加わる圧力と深針の変位とを測定する皮膚の粘弾性特
性測定装置であって、皮膚に押し当てる側の筐体の端面
は、深針を挿通できる開口を残してほぼ閉塞され、ま
た、深針の皮膚に当接される先端部が曲面状に形成され
ているため、高精度かつ高感度に皮膚の粘弾性特性を測
定することのできる皮膚の粘弾性特性測定装置を得るこ
とができる。
【0027】また、本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定
装置によれば、皮膚に当接された深針を基準の位置まで
変位させ、基準の位置を中心として正負所定の変位幅で
所定回数変位させる駆動制御手段と、深針を正負所定の
変位幅で所定回数繰り返し変位させたときの1回ごとの
深針に加わる最大圧力と最小圧力とを測定する測定手段
と、が設けられている。
【0028】また、本発明に係る皮膚の粘弾性特性測定
方法によれば、皮膚に筐体を押し当てることにより筐体
の内部に移動可能に保持された深針に加わる圧力と深針
の変位とを測定する皮膚の粘弾性特性測定方法であっ
て、皮膚に当接された深針を基準の位置まで変位させ、
基準の位置を中心として正負所定の変位幅で所定回数変
位させる工程と、深針を正負所定の変位幅で所定回数繰
り返し変位させたときの1回ごとの深針に加わる最大圧
力と最小圧力とを測定する工程と、が設けられている。
【0029】これらの皮膚の粘弾性特性測定装置および
測定方法によれば、一層高精度かつ高感度に皮膚の粘弾
性特性を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例に係る皮膚の粘弾性特性測定装
置の内部を透視して示す側面図である。
【図2】人体の皮膚の測定部位を説明するための図であ
り、(a)は腕部を示し、(b)は脚部を示す。
【図3】本実施の形態例に係る皮膚の粘弾性特性測定装
置を用いて測定した圧力と時間(繰り返し回数)との関
係を示す図である。
【図4】従来の皮膚の粘弾性特性測定装置の内部を透視
して示す側面図である。
【符号の説明】
10 皮膚の粘弾性特性測定装置 12 筐体 12a 円盤状部材 14 深針 14b 深針の先端部 16 駆動部 22 ロードセル 26 リニアゲージ 40 モータ駆動回路 41 I/Oボード 44 A/Dコンバータ 46 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢内 基裕 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目12番1号 株式会社資生堂第二リサーチセンター内 (72)発明者 高橋 元次 神奈川県横浜市金沢区福浦2丁目12番1号 株式会社資生堂第二リサーチセンター内 (72)発明者 米田 隆志 埼玉県大宮市深作溜井原307 芝浦工業大 学システム工学部内 (72)発明者 舟久保 煕康 埼玉県大宮市深作溜井原307 芝浦工業大 学システム工学部内 Fターム(参考) 2G045 CB09 GC01 GC03 GC04 HA02 HA14 JA07 2G061 AA20 AB01 BA19 CA20 DA01 EA01 EA02 EA05 EB05 EC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と該筐体の内部に移動可能に保持さ
    れた深針とを有し、皮膚に該筐体を押し当てることによ
    り該深針に加わる圧力と該深針の変位とを測定する皮膚
    の粘弾性特性測定装置であって、 皮膚に押し当てる側の該筐体の端面が該深針を挿通でき
    る開口を残してほぼ閉塞されていることを特徴とする皮
    膚の粘弾性特性測定装置。
  2. 【請求項2】 筐体と該筐体の内部に移動可能に保持さ
    れた深針とを有し、皮膚に該筐体を押し当てることによ
    り該深針に加わる圧力と該深針の変位とを測定する皮膚
    の粘弾性特性測定装置であって、 該深針の皮膚に当接される先端部が曲面状に形成されて
    いることを特徴とする皮膚の粘弾性特性測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の皮膚の粘弾性特性測定装
    置において、 皮膚に当接された前記深針を基準の位置まで変位させ、
    該基準の位置を中心として正負所定の変位幅で所定回数
    変位させる駆動制御手段と、 該深針を正負所定の変位幅で所定回数繰り返し変位させ
    たときの1回ごとの該深針に加わる最大圧力と最小圧力
    とを測定する測定手段と、 が設けられていることを特徴とする皮膚の粘弾性特性測
    定装置。
  4. 【請求項4】 皮膚に筐体を押し当てることにより該筐
    体の内部に移動可能に保持された深針に加わる圧力と該
    深針の変位とを測定する皮膚の粘弾性特性測定方法であ
    って、 皮膚に当接された前記深針を基準の位置まで変位させ、
    該基準の位置を中心として正負所定の変位幅で所定回数
    変位させる工程と、 該深針を正負所定の変位幅で所定回数繰り返し変位させ
    たときの1回ごとの該深針に加わる最大圧力と最小圧力
    とを測定する工程と、 が設けられていることを特徴とする皮膚の粘弾性特性測
    定方法。
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