JP2000316064A - デジタル複合装置 - Google Patents
デジタル複合装置Info
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Abstract
めの機器、紙を入力媒体、出力媒体とするための機器を
備える一体的なデジタル複合装置を提供する。 【解決手段】 ネットワークとのインターフェイス10,1
1を有すると共に、コピー機能7,16と、ファクシミリ機
能9,7,16と、プリンタ機能7,16と、スキャナ機能22,26
とを有し、入力媒体から入力した情報を出力媒体に出力
するデジタル複合装置に対し、入力媒体および出力媒体
として、印字することによって情報を記録する紙、電子
的な信号として情報を記録する電子記録媒体のいずれを
も選択できる媒体選択手段110を設ける。
Description
ミリ、プリンタ、スキャナといった機能を併せ持つデジ
タル複合装置にかかり、特に情報を入出力する媒体とし
て、紙と同様に電子記録媒体を使用できるデジタル複合
装置に関する。
によって情報が記録された媒体から情報を読み取ってこ
れを用紙に出力する、つまり紙を入力媒体および出力媒
体として使用するよう構成されたものが主流であった。
しかし、近年は、情報の記録媒体が紙からフロッピィデ
ィスクやCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memor
y)といった電子メディアに移行する傾向にある。この
ため、このような複写装置にも、紙と電子メディアとの
両方に入力、出力可能な機能を備えることが要求されて
いる。
来の複写機としては、例えば、特開平5−151268
号公報に記載されたキーワードメディア変換装置、特開
平6−152849号公報に記載された画像入力装置が
ある。以上のような従来技術のうち、特開平5−151
268号公報に記載されたキーワードメディア変換装置
は、入力用のマイクロフォン、キーボード、タブレット
の他、紙を入力媒体とする写真や絵を入力するためのス
キャナを備えたワークステーションとして構成されてい
る。このワークステーションでは、先に挙げたマイクロ
フォンやディスプレイを出力手段として使用している。
載された画像入力装置では、画像入出力装置と、テレ
ビ、ビデオ、VTRといった他の機器とを接続し、これ
らの機器から情報を入力してプリンタ(紙が出力媒
体)、CRTに出力できるようにしている。さらに、入
力媒体、出力媒体のいずれにも電子メディアを用い、こ
の電子メディア間での規格の互換性をとる構成として
は、特開平5−191469号公報に記載されたマルチ
メディア通信機構がある。
べた構成は、入力媒体、出力媒体のいずれか一方に紙を
媒体とすることができるものの、入力媒体、出力媒体と
して、任意に紙または電子メディアを選択することはで
きない。また、画像入力装置として機能するコンピュー
タなどを中心に複数の独立した機器を接続する構成に
は、機器を組み合わせることによって生じる不具合や、
ハードウェアおよびソフトウェアの互換性を考慮するこ
とが必要になる。このため、装置を操作するユーザの作
業が複雑となる上、ある程度の知識が必要になる。
である。すなわち、本発明は、電子メディアを入力媒
体、出力媒体とするための機器、紙を入力媒体、出力媒
体とするための機器を備える一体的なデジタル複合装置
を提供する。そして、このようなデジタル複合装置に対
し、その操作性を向上させる構成をさらに付加し、入出
力の媒体として紙および電子メディアが任意に選択で
き、しかも操作が簡易なデジタル複合装置を提供するこ
とを目的とするものである。
の手段によって解決できる。すなわち、請求項1記載の
発明は、ネットワークとのインターフェイスを有すると
共に、コピー機能と、ファクシミリ機能と、プリンタ機
能と、スキャナ機能とを有し、入力媒体から入力した情
報を出力媒体に出力するデジタル複合装置であって、入
力媒体および出力媒体として、印字することによって情
報を記録する印字記録媒体、電子的な信号として情報を
記録する電子記録媒体のいずれをも選択できる媒体選択
手段を有することを特徴とするものである。
媒体を媒体とする情報を簡易な操作で電子メディアに変
換することができ、また、異なったメディアに記録され
たデータを統一して管理することができる。
印字記録媒体および情報の記録方式が異なる複数種の電
子記録媒体の中から、情報の用途に応じて出力媒体を選
択することが可能であることを特徴とするものである。
媒体および電子記録媒体を媒体とする情報を装置内に保
存でき、しかも他の機器を使用することなく情報を一元
管理する構成が簡易に構築できる。また、装置内部の記
録媒体が多数種類あるため、この中から情報に最も適し
た記録媒体が選択できる。
る出力媒体複製手段をさらに有し、出力媒体複製手段
は、出力媒体が電子記録媒体であっても複製が可能であ
ることを特徴とするものである。
媒体と同程度の簡易な操作で電子記録媒体の複製が行え
るようになる。
ファイル形式を、ユーザインターフェイスから指定して
異なるファイル形式に変換し、出力媒体に出力するファ
イル形式変換手段をさらに有し、ファイル形式変換手段
により変換可能なファイル形式の種類をアップデート可
能にすることを特徴とするものである。
複製などの前段階で改めてファイル形式の変換処理を別
途行う必要が無くなる。また、変換されるファイル形式
にユーザのニーズを反映することができるようになる。
情報を記録する記録形式を予めユーザインターフェイス
から指定できる媒体記録形式指定手段をさらに有し、媒
体記録形式指定手段により指定可能な記録形式の種類を
アップデート可能にすることを特徴とするものである。
複製などの前段階で改めて記録形式の変換処理を別途行
う必要が無くなる。また、変換される記録形式にユーザ
のニーズを反映することができるようになる。
ったん記憶する一時記憶手段をさらに有し、一時記憶手
段に記憶された情報を使用する使用権利を、情報を入力
した入力媒体と出力する出力媒体との組み合わせに基づ
いて設定することを特徴とするものである。
力した入力媒体と出力する出力媒体との組み合わせに矛
盾が無い場合についてだけユーザが一時記憶手段に記憶
されている情報を使用できるようになる。
憶された情報の使用権利を有するユーザが、ユーザイン
ターフェイスを介して、あるいは外部に設けられたコン
ピュータから遠隔的に前記情報を操作できるよう構成す
ることを特徴とするものである。
複合装置の内部に記憶された情報を簡易に操作すること
ができるようになる。
を使用できる使用権限をユーザごとに設定する使用権限
設定手段と、ユーザを識別し、識別されたユーザの使用
権限で使用されるユーザインターフェイスだけを提供す
ると共に、ユーザインターフェイスを使用するにあたっ
て必要の無い駆動部に供給される電力を少なくとも低減
する電力節減手段とをさらに有することを特徴とするも
のである。
要な構成にだけ電力が供給できるようになり、デジタル
複合装置に効率的に電力を供給することができ、消費電
力の省力化を図ることができる。
って読み取られ、テキストデータに変換された画像デー
タを、テキストデータの一部を識別名として予め指定さ
れた領域に自動的に記録する画像データ記録手段をさら
に有することを特徴とするものである。
タの識別名が自動的に決定でき、ユーザの負担が軽減さ
れる。
情報入力、出力媒体への情報出力を、各入力媒体および
出力媒体ごとに独立して行うマルチ入出力制御手段をさ
らに有することを特徴とするものである。
出力が並列に処理でき、しかもさらに上位の制御装置の
負荷を軽減することができる。
置内部のメンテナンスおよびアップデートは、ネットワ
ークとのインターフェイスを介して自動的に行われるこ
とを特徴とするものである。
ンスおよびアップデートが自動的になされ、ユーザがこ
のような処理を行う必要がなくなる。
いて説明する。本実施の形態のデジタル複合装置は、ネ
ットワークとのインターフェイスを有すると共に、コピ
ー機能と、ファクシミリ機能と、プリンタ機能と、スキ
ャナ機能とを有し、入力媒体から入力した情報を出力媒
体に出力するデジタル複合装置である。そして、この入
力媒体および出力媒体として、印字することによって情
報を記録する紙などの印字記録媒体、電子的な信号とし
て情報を記録する、例えば、CD−ROM、CD−R
(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact D
isc-ReWritable)、PD(Phot Disc)、MO(Magnet
Optical disc)、DVD−RAM(Digital Versatile-
Random Access Memory)などの電子記録媒体のいずれを
も選択できる媒体選択手段を有するものである。
成を説明するためのブロック図である。なお、図1で
は、アドレスバス、データバス、入出力処理の制御信号
を表す線はすべて太線の矢印でまとめて表す。また、各
構成を指定するためのアドレスデコーダや入出力バッフ
ァといった特に説明する必要の無い構成については図示
しないものとする。
ータ制御部110と、入出力部120と、データ制御部
110と入出力部120の両方からアクセス可能なデュ
アルポート(dual port)SRAM5と、以上の構成の
すべてに電力を供給する電源ユニット6とを有してい
る。以下、入力部100、入出力部120、データ制御
部110の順に各部の構成を説明し、続いて各構成の関
係について説明ものとする。
ルコンピュータ(以下、パソコンという)との互換をと
るシリアルインターフェイス(I/F)8およびパラレ
ルインターフェイス9、ネットワーク用のインターフェ
イスであるWAN(Wide Area Network)インターフェ
イス10およびLAN(Local Area Network)インター
フェイス11を有している。シリアルインターフェイス
8には、例えばRS−232Cなどが用いられ、また、
パラレルインターフェイス9には、例えば、セントロニ
クスインターフェイスのようなプリンタのデータ用のも
のが用いられる。また、このようなパラレルインターフ
ェイス9は、スキャナから画像データを入力することに
も使用できる。
ーフェイス8を介してパソコンなどが接続され、このパ
ソコンから遠隔的にデジタル複合装置に保存されたファ
イルを操作できるように構成されるものとする。
イーサネット(登録商標)を中心にしたもので、WAN
インターフェイス10は、電話回線、あるいはISDN
(Interraded services digital network)回線を通じ
て別のネットワークと接続する。なお、WANインター
フェイス10には、電話回線を用いる場合にはモデム
が、ISDN回線を用いる場合にはターミナルアダプタ
が内蔵されるよう構成される。ところで、本実施の形態
のデジタル複合装置は、さらに上位の管理装置などと接
続していて、この管理装置からデジタル複合装置内部の
自動的なメンテナンス、あるいはファイルのアップデー
トが受けられるように構成できる。このように構成した
場合、自動メンテナンスやアップデートは、このWAN
インターフェイス10を介して行われることになる。
置17およびそれを制御するフロントパネルコントロー
ラ12、ハードディスク(HD)装置19、それを駆動
するハードディスクドライバ(HDD)18および制御
するハードディスクドライバコントローラ13、ICカ
ード20を読み取るためのICカードインターフェイス
14、SIMM(Single Inline Memory Module)ある
いはDIMM(DoubleInline Memory Module)21と接
続するメモリモジュールインターフェイス15を有して
いる。
するフロントパネルコントローラ12は、本実施の形態
のデジタル複合装置がユーザと対話するためのユーザイ
ンターフェイスで、ユーザによる操作全体に使用され
る。ユーザは、パネル入力表示装置17、フロントパネ
ルコントローラ12から、入力媒体および出力媒体とし
て、紙、電子メディアのいずれをも選択できる。この入
力媒体、出力媒体の選択は、紙、電子メディアの別だけ
でなく、例えば、CD−R、DVD−RAMといった電
子メディアの種別をも選択することができる。
ている。このコードをパネル入力表示装置17から入力
することによってデジタル複合装置側がユーザを識別す
る。また、ICカード20には、システムデバッグのた
めのプログラムや追加フォントデータ、プリンタエミュ
レーションの追加といったプログラムが書き込まれてい
て、ICカードインターフェイス14と接続するだけで
自動的にこのような処理を行うことができる。さらに、
メモリモジュールインターフェイス15は、後述する一
時記憶用のDRAMのメモリを追加するために設けられ
たものである。
コントローラ7、エンジンドライバ16を有している。
また、スキャナ、CD−R、DVD−RAMといった電
子メディアを制御するためのスキャナコントローラ2
2、CD−Rコントローラ23、DVD−RAMコント
ローラ24と、各電子メディアを駆動するためのスキャ
ナドライバ26、CD−Rドライバ27、DVD−RA
Mドライバ28、さらにはソータや製本機といったオプ
ションユニットを制御するオプションユニットコントロ
ーラ25、オプションユニットを駆動するオプションユ
ニットドライバ29とを有している。なお、30、3
1、32、33は、いずれもリレーを表している。
ンドライバ16でいうエンジンとは用紙搬送、感光体ド
ラムおよびそのモータ、ソレノイド、ヒータ、光学系と
いったプリンタ、コピーに関わる構成を駆動するものを
いう。そして、エンジンコントローラ7、エンジンドラ
イバ16と電子メディアおよびオプションユニットを制
御、駆動する構成とは、データ制御部110によってそ
れぞれ独立に制御されている。このような構成により、
本実施の形態では、デジタル複合装置の各構成の細かな
制御を可能にし、データアクセスおよび後述する電力供
給制御の効率化を図ることができる。
デジタル複合装置全体を制御するメインコントローラ
1、デジタル複合装置を動作するソフトウェアやフォン
トデータが記憶された読み出し専用のメモリであるRO
M2、入力部100から入力したデータを一時記憶する
一時記憶手段であるDRAM(Dinamic RAM)3および
ハードデスク装置19およびハードデスクドライバ、ハ
ードデスクドライバコントローラ13、初期値データや
IDコードのようなユーザ固有のデータ、さらに入出力
部120の各コントローラおよびドライバに関する詳細
な情報を記憶し、メイン電源のオフ時にもこのデータを
保持しておくことが可能な不揮発性メモリであるNVR
AM(NonVolatile RAM)4とを有している。
タスクの実行やメインコントローラ1に内蔵されたCP
U(図示せず)のワーキングエリアとしても機能する。
また、入力部100で説明した情報のファイル形式、記
録形式は、ROM2に記憶されている。このような情報
のファイル形式、記録形式は、常にユーザのニーズに応
じてアップデートすることが可能である。
する。メインコントローラ1とエンジンコントローラ7
とは、デュアルポートSRAM5を介して接続されてい
て、メインコントローラ1からエンジンコントローラ7
へのジョブ命令は、デュアルポートSRAM5に書き込
まれる。エンジンコントローラ7は、デュアルポートS
RAM5に書き込まれたコマンドを読み取り、これを実
行するようエンジンドライバ16を制御する。
ローラ7がエンジンの状態に関するデータ(ステータ
ス)をデュアルポートSRAM5に書き込み、これをメ
インコントローラ1が読み取ることによってメインコン
トローラ1に認識される。また、入出力部120に含ま
れる他のコントローラ(スキャナコントローラ22、C
D−Rコントローラ23、DVD−RAMコントローラ
24、オプションユニットコントローラ25)も同様に
デュアルポートSRAM5を介してメインコントローラ
1に接続されていることから、デュアルポートSRAM
5は、メインコントローラ1側のアドレス空間にもマッ
ピングされ、入出力部120の各コントローラ(エンジ
ンコントローラ7、スキャナコントローラ22、CD−
Rコントローラ23、DVD−RAMコントローラ2
4、オプションユニットコントローラ25)側のアドレ
ス空間にもマッピングされる。
スは、入出力部120のエンジンコントローラ7、スキ
ャナコントローラ22、CD−Rコントローラ23、D
VD−RAMコントローラ24、オプションユニットコ
ントローラ25の各々に専用に割り当てられるように分
割されている。一方、エンジンコントローラ7、スキャ
ナコントローラ22、CD−Rコントローラ23、DV
D−RAMコントローラ24、オプションユニットコン
トローラ25では、デュアルポートSRAM5のアドレ
スのうち、各々に割り当てられたアドレスにだけしかア
クセスができないように予めデコードされている。
ラ1の側からは、コントローラがデュアルポートSRA
M5に対してアクセスするアドレスによって入出力部1
20の各コントローラを識別できる。一方、各コントロ
ーラからは、デュアルポートSRAM5に対してそのア
ドレス領域を意識することなくコマンドやステータとい
ったデータの読み込み、書込ができるようになる。この
ような構成により、エンジンコントローラ7、スキャナ
コントローラ22、CD−Rコントローラ23、DVD
−RAMコントローラ24、オプションユニットコント
ローラ25がそれぞれ独立に各ドライバを制御できるよ
うになる。したがって、メインコントローラ1では、こ
の各コントローラにコマンドを与えた後に各コントロー
ラの動作に関与する必要がなくなり、各コントローラの
制御にかかる負担が軽減されることになる。
ントローラ7、スキャナコントローラ22、CD−Rコ
ントローラ23、DVD−RAMコントローラ24、オ
プションユニットコントローラ25のいずれかとの間で
デュアルポートSRAM5に対するアクセスの競合が起
こった場合には、デュアルポートSRAM5の側で排他
処理制御がなされる。また、競合が発生した場合には、
いずれかの側がウェイトされることになる。しかし、デ
ュアルポートSRAM5のバスは他ビットの並列バスで
あるために競合が発生する頻度は比較的少なく、この点
が実質的に問題になることはない。
ついて説明する。図2は、本実施の形態デジタル複合装
置の機能について説明するための図である。本実施の形
態のデジタル複合装置は、前述したように、紙および複
数の電子メディアに対応したインターフェイスを備えて
いる。このため、紙(印刷物)をスキャナで読み取るこ
とによる画像データの入力、LAN、WANといったネ
ットワークや他のコンピュータからの電子データ入力、
CD−ROM、CD−R、CD−RW、さらにはDVD
−RAMといった電子メディアからもデータを入力する
ことができる。
したデータは、デジタル複合装置内でいったん電子デー
タとして蓄積され、処理された後に紙、ネットワーク、
電子メディアといった媒体に出力され、必要に応じて複
製される。また、本実施の形態のデジタル複合装置に
は、各媒体に適応した専用のトレイが設けられている。
このトレイは、出力に使用された媒体が紙である場合に
は、用紙トレイ40、オプションユニットとしての製本
機41として構成される。また、出力に使用された媒体
が電子媒体である場合には、各電子媒体の寸法形状に適
した各メディア専用トレイ42として構成される。
述できる。なお、各機能について示したアルファベット
は、図2中の矢線に付したアルファベットと対応するも
のである。 1.メディア変換機能 c,d,i,l,m,o 2.記録形式(HFS、ISO9660、ハイブリッドなど)変換機能 k,p 3.ネットワーク対応型CD−R/RWドライブ機能 g,j 4.ネットワーク対応型DVD−RAMドライブ機能 h,m 5.デジタルコピー機能 a 6.デジタルコピーサーバ機能 b 7.ファイルサーバ機能 f 8.ネットワークプリンタ e
置の動作について説明する。なお、本実施の形態のデジ
タル複合装置は、ユーザがデジタル複合装置を使用でき
る権利を、入力媒体と出力媒体との組み合わせによって
決定する機能(セキュリティ機能)と、テキストデータ
に変換された画像データを、テキストデータの一部を識
別名として自動的に保存する機能とを有している。以下
の動作説明では、このセキュリティ機能、画像データ記
録手段についても説明するものとする。
からユーザのIDコードを入力する。このIDコード
は、フロントパネルコントローラ12を介してメインコ
ントローラ1に送られる。メインコントローラ1とバス
で接続されたNVRAM4には、IDコードと、IDコ
ードに対応するユーザ使用範囲とを対応付けたテーブル
が記憶されている。
般のユーザであるか、あるいはサービスマンのようにア
ップデートが許可されたユーザであるかによって変わる
ものである。メインコントローラ1は、IDコードから
このユーザのユーザ使用範囲を知り、ユーザ使用範囲で
使用可能な機能だけを操作する画面のプログラムをRO
M2から呼び出す。そして、呼び出したプログラムに基
づく画面がパネル入力表示装置17に表示されるように
フロントパネルコントローラ12を制御する。
(データ)の入力、出力を指示する。また、ユーザは、
この指示で、図2中に記した紙、電子データ、CD−R
OM、CD−R、CD−RW、DVD−RAMといった
電子メディアの中から入力媒体、出力媒体を選択し、パ
ネル入力表示装置17から入力する。
出力媒体からジョブに必要なドライバを認識し、入出力
部120のうち、必要がないと判断されたドライバのコ
ントローラに対してドライバに供給される電力を停止す
るようデュアルポートSRAM5を通して指示する。こ
の指示を受けたコントローラは、それぞれに設けられた
リレーを切り、電源ユニット6からドライバへの電力供
給を停止する。
線dで表される処理を行う場合、入力媒体は紙であり、
出力媒体はDVD−RAMである。したがって、この入
力時にはスキャナドライバ26を駆動する必要があり、
また、出力時にはDVD−RAMドライバ28を駆動す
る必要がある。そして、この他のドライバは必要ないこ
とになる。このような場合、メインコントローラ1は、
エンジンコントローラ7、CD−Rコントローラ23、
オプションユニットコントローラ25に指示し、それぞ
れと接続するエンジンドライバ16、CD−Rドライバ
27、オプションユニットドライバ29への電力供給を
停止するようにする。
ライバ27、DVD−RAMドライバ28、オプション
ユニットドライバ29には、それぞれリレー30、リレ
ー31、リレー32、リレー33が設けてあって、この
電力供給停止については、それぞれのコントローラが制
御してこのリレーを切ることによって実現できる。ま
た、完全に電力の供給を断ってしまうことが望ましくな
いドライバについては、少なくとも供給する電力を最小
限度まで低減するようにしても良い。
に合わせて必要なドライバにだけ電力を供給するように
しても良い。すなわち、ジョブに必要なスキャナドライ
バ26、DVD−RAMドライバ28のうち、データの
入力時にはスキャナドライバ26にだけ電力を供給する
ようにし、DVD−RAMドライバ28へ電力は供給し
ない。そして、データ入力終了後、スキャナドライバ2
6への電力供給を停止し、DVD−RAMドライバ28
へ電力を供給するようにする。このようにすれば、デジ
タル複合装置が消費する電力をより効率的に省電力化す
ることができる。
からのデータ入力を開始させる。入力媒体から入力され
たデータは、いったんDRAM3に記憶され、メインコ
ントローラ1によって解析された後にハードディスク装
置19にファイルとして保存される。ただし、ハードデ
スク装置19の記憶容量も有限であるから、それ以上フ
ァイルを追加することができなくなってしまうことが起
こり得る。
ローラ1では、ハードデスク装置19に記憶されている
ファイルのアクセス状況をタイムスタンプのデータで監
視している。そして、デュアルポートSRAM5から入
出力部120のコントローラに指示し、最近アクセスさ
れていないファイルをいずれかの媒体に移動させてい
る。このような処理により、ハードデスク装置19には
常に空き領域が設けられる。また、この空き領域の容量
やファイルを移動する先の媒体については、ユーザが前
もって指定することができる。このようなユーザによる
指定内容は、NVRAM4に記憶されている。
ジデータなどの画像データでない場合、必要に応じて別
のファイル形式に変換してハードデスク装置19から他
の記録媒体に記録される。また、ハードデスク装置19
から移動される先の記録媒体が、例えばCD−Rのよう
に複数の記録形式を持つものである場合には、入力時の
データの記録形式を変換して保存することも可能であ
る。
ァイル形式とは、例えば、TIFF(Tag Image File F
ormat)、GIF(Graphic Interchange Format)、ビ
ットマップといった例えば画像情報を保存する形式を指
し、また、記録形式とは、HFS(Hierachical File S
ystem)、ISO9660、ハイブリッドといったファ
イルの管理方式を指すものとする。
イル形式、記録形式の変換を、ユーザがデータの用途
(一時的に使用する、高品質な状態で長期保存するな
ど)に応じてパネル入力表示装置17から決定できる。
このためには、例えば、パネル入力表示装置17がデー
タの用途を入力できる画面を表示するようにフロントパ
ネルコントローラ12に設定することが考えられる。そ
して、データの用途と、用途に適した出力媒体の種別と
のテーブルを例えばROM2、NVRAM4に予め記憶
しておき、このテーブルを表示してユーザが移動先の媒
体を選択できるよう構成することも可能である。
メディアの特性に関する知識が無い場合にも情報の用途
に最適な電子メディアを選択することができるようにな
る。したがって、本実施の形態デジタル複合装置の操作
性がいっそう高まることになる。
ら入力した画像データである場合、そのファイル保存時
には、デジタル複合装置のOCR機能によってそのファ
イル名が自動的に付けられる。以下、この処理を図3の
フローチャートを用いて説明する。図示したフローチャ
ートでは、先ず、ユーザが、入力したイメージのうち、
ファイル名の要素となる領域を設定するOCR領域設定
の処理をする(S1)。この処理に続いて、ファイル名
の最大文字数を設定する(S2)。メインコントローラ
1は、ステップS1、ステップS2の設定に基づいて、
イメージを入力し、設定された領域を識別する。
度を高めるための前処理として、すキュー補正を行って
その傾きを補正する(S4)。続いて、不要なイメージ
を除去するためにノイズ、網掛け除去を行う(S5)。
次に、例えばROM2に記憶された活字テンプレートを
使用し、イメージデータから活字文字を認識する(S
6)。ここで、活字として認識された文字がステップS
2で設定したファイル名の最大文字数に達しているか否
か判断し(S7)、達していない場合には(S7:N
o)、手書き文字の認識に移る(S8)。
るため、文字と認識されたものについては、最終的に何
らかの文字と判定される。このようにして手書き文字認
識が最大文字数に達するまで行われ(S9)、ファイル
名が決められる。そして、このファイル名に対してその
意味の妥当性を判断することにより修正する、などの知
識処理が行われ(S10)、最終的なファイル名が決定
する。なお、ステップS7の判断で、認識された活字文
字が最大数に達した場合には(S7:Yes)、すぐに
この知識処理が行われる(S8)。
て厳密にその妥当性を判断するものではなく、知識処理
前に「風京画」となっていたものを「風景画」とする程
度で良い。そして、最終的に決定したファイル名を移動
先のファイルと照合し、同一のファイル名が存在するか
否か判断する(S11)。この結果、同一のファイル名
が無かった場合には(S11:No)、このファイル名
を採用して登録する(S13)。一方、同一のファイル
名が存在する場合には(S11:Yes)、ファイル名
に連番を付加して登録する(S12)。
ァイル名を入力するユーザの負担を軽減するために行う
ものである。したがって、決定したファイル名は、その
データを連想することができるだけで良く、必ずしも正
確にデータの内容を表現するものである必要はない。
いて説明する。図4は、本実施の形態セキュリティにつ
いて説明する図である。本実施の形態セキュリティは、
このようにしてデジタル複合装置に保存されたファイル
に対し、その入力媒体、出力媒体との組み合わせに基づ
いてこのファイルを使用する権利をユーザに与えるか否
か判断するものである。この判断の基準は、図4のよう
に、インターフェイス権限、ファイルアクセス権限、メ
ディアアクセス権限の3要素から構成され、3要素の理
論積で決定する。
道であるインターフェイスに制限を設けたものである。
また、ファイルアクセス権限とは、記録されたファイル
に対するユーザのアクセス権限である。さらに、メディ
アアクセス権限とは、本実施の形態のデジタル複合装置
が紙と同様に電子メディアを複製できるために設定され
た権限であって、選択された出力媒体で決定する。メデ
ィアアクセス権限は、実際にはデジタル複合装置が内蔵
する入出力部120の各装置をユーザが使用できるか否
か判断する要素である。
れば、ユーザが個々の入力媒体(インターフェイス)、
ファイル、出力媒体に対して使用する権利を持つことに
意味はなく、各要素を組み合わせた場合に意味を生じ
る。このような組み合わせによる使用許可、不許可の設
定は、デジタル複合装置の管理者がパネル入力表示装置
17からすべての組み合わせのうち、システム的な矛盾
を生じない組み合わせを選択することによって行うよう
になっている。
の形態デジタル複合装置のような多機能を持った装置に
対し、操作を誤って無駄な複写などを実行し、紙に比べ
て高価な電子メディアを無駄にするといったことを防ぐ
ことができる。
メディア、紙のいずれをも入力媒体、出力媒体とするた
めの機器を備える一体的なデジタル複合装置を提供でき
る。そして、このようなデジタル複合装置に対し、その
操作性を向上させる画像データの自動記録機能やセキュ
リティ機能をさらに付加し、その操作性をいっそう高め
ることができる。また、本実施の形態でいう出力媒体と
は、デジタル複合装置の内部でハードデスクからデータ
が移される先の記録媒体、あるいは最終的にユーザがデ
ジタル複合装置から出力する記録媒体のいずれであって
も良い。
る。すなわち、請求項1記載の発明は、異なったメディ
アに記録されたデータを統一して管理することができる
一体的なデジタル複合装置を提供することができる。
記録媒体が簡易な操作で選択することができ、デジタル
複合装置の操作性を高めることができる。
製が操作を簡易化し、デジタル複合装置の操作性をいっ
そう高めることができる。
ファイル形式の変換処理を行う必要が無く、デジタル複
合装置の操作性をいっそう高めることができる。
記録形式の変換処理を行う必要が無く、デジタル複合装
置の操作性をいっそう高めることができる。
ことなく入力媒体と出力する出力媒体との組み合わせの
矛盾をなくし、デジタル複合装置の誤操作を防ぐことが
できる。
の内部に記憶された情報操作を簡易化し、デジタル複合
装置の操作性をいっそう高めることができる。
ることなく、デジタル複合装置の省電力化を実現でき
る。
減され、デジタル複合装置の操作性をいっそう高めるこ
とができる。
御装置の負荷を軽減することができ、より処理が高速に
行えるデジタル複合装置を提供できる。
よびアップデートをユーザする必要がなく、デジタル複
合装置の操作性をいっそう高めることができる。
成を説明するためのブロック図である。
について説明するための図である。
を説明するフローチャートである。
明する図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 ネットワークとのインターフェイスを有
すると共に、コピー機能と、ファクシミリ機能と、プリ
ンタ機能と、スキャナ機能とを有し、入力媒体から入力
した情報を出力媒体に出力するデジタル複合装置であっ
て、 前記入力媒体および出力媒体として、印字することによ
って情報を記録する印字記録媒体、電子的な信号として
情報を記録する電子記録媒体のいずれをも選択できる媒
体選択手段を有することを特徴とするデジタル複合装
置。 - 【請求項2】 前記媒体選択手段は、印字記録媒体およ
び情報の記録方式が異なる複数種の電子記録媒体の中か
ら、情報の用途に応じて前記出力媒体を選択することが
可能であることを特徴とする請求項1記載のデジタル複
合装置。 - 【請求項3】 前記出力媒体を複製する出力媒体複製手
段をさらに有し、前記出力媒体複製手段は、前記出力媒
体が電子記録媒体であっても複製が可能であることを特
徴とする請求項1または2に記載のデジタル複合装置。 - 【請求項4】 入力した情報のファイル形式を、ユーザ
インターフェイスから指定して異なるファイル形式に変
換し、前記出力媒体に出力するファイル形式変換手段を
さらに有し、前記ファイル形式変換手段により変換可能
なファイル形式の種類をアップデート可能にすることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のデジタ
ル複合装置。 - 【請求項5】 電子記録媒体に情報を記録する記録形式
を予めユーザインターフェイスから指定できる媒体記録
形式指定手段をさらに有し、前記媒体記録形式指定手段
により指定可能な記録形式の種類をアップデート可能に
することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記
載のデジタル複合装置。 - 【請求項6】 入力した情報をいったん記憶する一時記
憶手段をさらに有し、前記一時記憶手段に記憶された情
報を使用する使用権利を、情報を入力した入力媒体と出
力する出力媒体との組み合わせに基づいて設定すること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のデジ
タル複合装置。 - 【請求項7】 前記一時記憶手段に記憶された情報の使
用権利を有するユーザが、ユーザインターフェイスを介
して、あるいは外部に設けられたコンピュータから遠隔
的に前記情報を操作できるよう構成することを特徴とす
る請求項6に記載のデジタル複合装置。 - 【請求項8】 デジタル複合装置を使用できる使用権限
をユーザごとに設定する使用権限設定手段と、 ユーザを識別し、識別されたユーザの使用権限で使用さ
れるユーザインターフェイスだけを提供すると共に、前
記ユーザインターフェイスを使用するにあたって必要の
無い駆動部に供給される電力を少なくとも低減する電力
節減手段とをさらに有することを特徴とする請求項1〜
7のいずれか一つに記載のデジタル複合装置。 - 【請求項9】 前記スキャナ機能によって読み取られ、
テキストデータに変換された画像データを、テキストデ
ータの一部を識別名として予め指定された領域に自動的
に記録する画像データ記録手段をさらに有することを特
徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のデジタル
複合装置。 - 【請求項10】 前記入力媒体からの情報入力、前記出
力媒体への情報出力を、各入力媒体および出力媒体ごと
に独立して行うマルチ入出力制御手段をさらに有するこ
とを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のデ
ジタル複合装置。 - 【請求項11】 デジタル複合装置内部のメンテナンス
およびアップデートは、前記ネットワークとのインター
フェイスを介して自動的に行われることを特徴とする請
求項1〜10のいずれか一つに記載のデジタル複合装
置。
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---|---|---|---|
JP12525999A JP3689258B2 (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | デジタル複合装置 |
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---|---|---|---|
JP12525999A JP3689258B2 (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | デジタル複合装置 |
Publications (2)
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---|---|
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Family
ID=14905673
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12525999A Expired - Fee Related JP3689258B2 (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | デジタル複合装置 |
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JP (1) | JP3689258B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7698404B2 (en) | 2003-07-23 | 2010-04-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Status information notification system |
JP2010140503A (ja) * | 2001-09-27 | 2010-06-24 | Qualcomm Inc | 統一データ交換および記憶フォーマットを供給するための方法とシステム |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP12525999A patent/JP3689258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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