JP2000314560A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP2000314560A JP2000314560A JP11122029A JP12202999A JP2000314560A JP 2000314560 A JP2000314560 A JP 2000314560A JP 11122029 A JP11122029 A JP 11122029A JP 12202999 A JP12202999 A JP 12202999A JP 2000314560 A JP2000314560 A JP 2000314560A
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- Japan
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- pipe
- heat
- fin
- pipes
- peripheral
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、リン脱酸銅等の銅基合金で
構成された熱交換器が、低ｐＨ、低硬度等の腐食性の高
い水質条件で使用されても、周パイプやＵ字パイプ部で
の局部腐食や疲労破壊が生じない熱交換器を提供するこ
とにある。 【解決手段】リン脱酸銅で構成されたフィンパイプ及び
ふろ循環系パイプに対し、給水、給湯系の周パイプ及び
又はＵ字パイプ材質を耐熱性銅基合金で構成させる。
構成された熱交換器が、低ｐＨ、低硬度等の腐食性の高
い水質条件で使用されても、周パイプやＵ字パイプ部で
の局部腐食や疲労破壊が生じない熱交換器を提供するこ
とにある。 【解決手段】リン脱酸銅で構成されたフィンパイプ及び
ふろ循環系パイプに対し、給水、給湯系の周パイプ及び
又はＵ字パイプ材質を耐熱性銅基合金で構成させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材を角筒状に折
り曲げて形成するドラムと、多数が整列された吸熱フィ
ン群と、前記フィン群に対して複数列貫通固着させたフ
ィンパイプと、前記ドラムの外周に巻着した周パイプ
と、前記各フィンパイプの端部間及び周パイプの端部を
直列に接続するＵ字パイプにより成るより成る熱交換器
に関するものである。
り曲げて形成するドラムと、多数が整列された吸熱フィ
ン群と、前記フィン群に対して複数列貫通固着させたフ
ィンパイプと、前記ドラムの外周に巻着した周パイプ
と、前記各フィンパイプの端部間及び周パイプの端部を
直列に接続するＵ字パイプにより成るより成る熱交換器
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の瞬間湯沸器、給湯機等の熱交換器
に使用されている構成材は、熱伝導性、導電性に加えて
耐熱性に優れたリン脱酸銅が最も一般的であった。ま
た、組立構成は、フィンパイプとフィンやドラムと周パ
イプやＵ字パイプ等がろう付けや溶接等により取着され
たものであり、一般には取着箇所にろう材をセットした
状態で、非酸化性雰囲気に保持された加熱炉内を通過さ
せることによって行われる方法と、構成材の形状や構造
によっては炉内ろう付け法を採用できないことがある
が、この場合は人為的にトーチ加熱することによりろう
付けを行う。かかるろう付け法にあっては、強度やコス
トの面からリン銅ろうが使用されるが、このリン銅ろう
の融点仕様から８００℃程度又はそれ以上の高温加熱が
必要である。
に使用されている構成材は、熱伝導性、導電性に加えて
耐熱性に優れたリン脱酸銅が最も一般的であった。ま
た、組立構成は、フィンパイプとフィンやドラムと周パ
イプやＵ字パイプ等がろう付けや溶接等により取着され
たものであり、一般には取着箇所にろう材をセットした
状態で、非酸化性雰囲気に保持された加熱炉内を通過さ
せることによって行われる方法と、構成材の形状や構造
によっては炉内ろう付け法を採用できないことがある
が、この場合は人為的にトーチ加熱することによりろう
付けを行う。かかるろう付け法にあっては、強度やコス
トの面からリン銅ろうが使用されるが、このリン銅ろう
の融点仕様から８００℃程度又はそれ以上の高温加熱が
必要である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱交換器では、
ろう付け時の高温加熱によりリン脱酸銅の結晶粒子が粗
大化し、機械的強度が著しく低下している周パイプやＵ
字パイプは、低ｐＨ、低硬度の腐食性の高い水質下での
使用においては耐食性に劣り、結晶粒界部が局所的に浸
食され、かつ熱膨張と熱収縮とを繰り返すため孔空き漏
水や局所的に疲労破壊を引き起こす場合がある。
ろう付け時の高温加熱によりリン脱酸銅の結晶粒子が粗
大化し、機械的強度が著しく低下している周パイプやＵ
字パイプは、低ｐＨ、低硬度の腐食性の高い水質下での
使用においては耐食性に劣り、結晶粒界部が局所的に浸
食され、かつ熱膨張と熱収縮とを繰り返すため孔空き漏
水や局所的に疲労破壊を引き起こす場合がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項１は、板材を角筒状に折り
曲げて形成するドラムと、多数が整列された吸熱フィン
群と、前記フィン群に対して複数列貫通固着させたフィ
ンパイプと、前記ドラムの外周に巻着した周パイプと、
前記各フィンパイプの端部間及び周パイプの端部を直列
に接続するＵ字パイプにより成る熱交換器において、周
パイプ及び又はＵ字パイプの材質を耐熱性銅基合金で構
成されたことにより腐食性の高い水質下での使用におい
ても、局部腐食や疲労破壊を防止することができる。
目的を達成するために請求項１は、板材を角筒状に折り
曲げて形成するドラムと、多数が整列された吸熱フィン
群と、前記フィン群に対して複数列貫通固着させたフィ
ンパイプと、前記ドラムの外周に巻着した周パイプと、
前記各フィンパイプの端部間及び周パイプの端部を直列
に接続するＵ字パイプにより成る熱交換器において、周
パイプ及び又はＵ字パイプの材質を耐熱性銅基合金で構
成されたことにより腐食性の高い水質下での使用におい
ても、局部腐食や疲労破壊を防止することができる。
【０００５】請求項２は、板材を角筒状に折り曲げて形
成するドラムと、多数が整列された吸熱フィン群と、前
記フィン群に対して上下一対にして配置される２系統の
水管を複数列貫通固着させたフィンパイプと、前記ドラ
ムの外周に巻着した２系統の周パイプと、前記各フィン
パイプの端部間及び周パイプの端部を直列に接続するＵ
字パイプにより成る１缶２水路式熱交換器において、給
湯系の周パイプ及び又はＵ字パイプの材質を耐熱性銅基
合金で構成されたことにより腐食性の高い水質下での使
用においても、局部腐食や疲労破壊を防止することがで
きる。
成するドラムと、多数が整列された吸熱フィン群と、前
記フィン群に対して上下一対にして配置される２系統の
水管を複数列貫通固着させたフィンパイプと、前記ドラ
ムの外周に巻着した２系統の周パイプと、前記各フィン
パイプの端部間及び周パイプの端部を直列に接続するＵ
字パイプにより成る１缶２水路式熱交換器において、給
湯系の周パイプ及び又はＵ字パイプの材質を耐熱性銅基
合金で構成されたことにより腐食性の高い水質下での使
用においても、局部腐食や疲労破壊を防止することがで
きる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図１と図２は、本発明の一実
施形態である給湯専用熱交換器に適用した構成図を示
す。上記熱交換器は、図示のように、角筒状のドラム１
１、燃焼装置側フランジ１２、排気室側フランジ１３、
ドラムの外周に巻着した周パイプ２１、多数が整列され
た吸熱フィン３１に対して複数列貫通固着されたフィン
パイプ２３、各フィンパイプの端部を接続するＵ字パイ
プ２５、フィンパイプ出口パイプ２６で構成されている
が、周パイプ２１とＵ字パイプ２５とフィンパイプ出口
パイプ２６の材質は、耐熱性銅基合金で構成されてい
る。
面により詳細に説明する。図１と図２は、本発明の一実
施形態である給湯専用熱交換器に適用した構成図を示
す。上記熱交換器は、図示のように、角筒状のドラム１
１、燃焼装置側フランジ１２、排気室側フランジ１３、
ドラムの外周に巻着した周パイプ２１、多数が整列され
た吸熱フィン３１に対して複数列貫通固着されたフィン
パイプ２３、各フィンパイプの端部を接続するＵ字パイ
プ２５、フィンパイプ出口パイプ２６で構成されている
が、周パイプ２１とＵ字パイプ２５とフィンパイプ出口
パイプ２６の材質は、耐熱性銅基合金で構成されてい
る。
【０００７】図３と図４は、本発明の一実施形態である
一缶二水路式熱交換器に適用した構成図を示す。上記熱
交換器は、図示のように、角筒状のドラム１１、燃焼側
フランジ１２、排気側フランジ１３、ドラムの外周に巻
着した周パイプ２１とふろ循環系の周パイプ２２、多数
が整列された吸熱フィン３２に対して複数列貫通固着さ
れたフィンパイプ２３とふろ循環系フィンパイプ２４、
各フィンパイプの端部を接続するＵ字パイプ２５、フィ
ンパイプ出口パイプ２６で構成されているが、周パイプ
２１とＵ字パイプ２５とフィンパイプ出口パイプ２６の
材質は、耐熱性銅基合金で構成されている。給湯系の周
パイプ及び又はＵ字パイプを耐熱性銅基合金で構成させ
ることにより、腐食性の高い水質条件での使用において
も、局部腐食や疲労破壊が生じない熱交換器を提供でき
る。
一缶二水路式熱交換器に適用した構成図を示す。上記熱
交換器は、図示のように、角筒状のドラム１１、燃焼側
フランジ１２、排気側フランジ１３、ドラムの外周に巻
着した周パイプ２１とふろ循環系の周パイプ２２、多数
が整列された吸熱フィン３２に対して複数列貫通固着さ
れたフィンパイプ２３とふろ循環系フィンパイプ２４、
各フィンパイプの端部を接続するＵ字パイプ２５、フィ
ンパイプ出口パイプ２６で構成されているが、周パイプ
２１とＵ字パイプ２５とフィンパイプ出口パイプ２６の
材質は、耐熱性銅基合金で構成されている。給湯系の周
パイプ及び又はＵ字パイプを耐熱性銅基合金で構成させ
ることにより、腐食性の高い水質条件での使用において
も、局部腐食や疲労破壊が生じない熱交換器を提供でき
る。
【図１】本発明の一実施形態である給湯専用熱交換器の
全体斜視図
全体斜視図
【図２】給湯専用熱交換器のフィン部の断面図
【図３】本発明の一実施形態である一缶二水路式熱交換
器の全体斜視図
器の全体斜視図
【図４】一缶二水路式熱交換器のフィン部の断面図
１１…ドラム １２…燃焼装置側フランジ １３…排気室側フランジ ２１…周パイプ（給湯） ２２…周パイプ（ふろ） ２３…フィンパイプ（給湯） ２４…フィンパイプ（ふろ） ２５…Ｕ字パイプ ２６…フィンパイプ出口パイプ ３１…吸熱フィン（給湯専用） ３２…吸熱フィン（一缶二水路用）
Claims (2)
- 【請求項１】 板材を角筒状に折り曲げて形成するドラ
ムと、多数が整列された吸熱フィン群と、前記フィン群
に対して複数列貫通固着させたフィンパイプと、前記ド
ラムの外周に巻着した周パイプと、前記各フィンパイプ
の端部間及び周パイプの端部を直列に接続するＵ字パイ
プにより成る熱交換器において、、周パイプ及び又はＵ
字パイプの材質を耐熱性銅基合金で構成されたことを特
徴とする熱交換器。 - 【請求項２】 板材を角筒状に折り曲げて形成するドラ
ムと、多数が整列された吸熱フィン群と、前記フィン群
に対して上下一対にして配置される２系統の水管を複数
列貫通固着させたフィンパイプと、前記ドラムの外周に
巻着した２系統の周パイプと、前記各フィンパイプの端
部間及び周パイプの端部を直列に接続するＵ字パイプに
より成る１缶２水路式熱交換器において、給湯系の周パ
イプ及び又はＵ字パイプの材質を耐熱性銅基合金で構成
されたことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122029A JP2000314560A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122029A JP2000314560A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000314560A true JP2000314560A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14825840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11122029A Withdrawn JP2000314560A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000314560A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003329375A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Denso Corp | 熱交換器 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP11122029A patent/JP2000314560A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003329375A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Denso Corp | 熱交換器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040809 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040809 |