JP2000314528A - ガステーブルまたは電気調理器 - Google Patents

ガステーブルまたは電気調理器

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JP2000314528A
JP2000314528A JP11122098A JP12209899A JP2000314528A JP 2000314528 A JP2000314528 A JP 2000314528A JP 11122098 A JP11122098 A JP 11122098A JP 12209899 A JP12209899 A JP 12209899A JP 2000314528 A JP2000314528 A JP 2000314528A
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conductive film
operation display
display unit
substrate
gas table
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JP11122098A
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English (en)
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Tadashi Nakatani
直史 中谷
Yoshihiro Fujiwara
義博 藤原
Haruo Terai
春夫 寺井
Hideki Omori
英樹 大森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガステーブルまたは電気調理器は、所
望の設定値に合わせるために表示部分を確認しながら同
じスイッチを何回か繰り返し押す必要があり、一回の操
作だけで目的の設定値に合わせることができない、ある
いは、この設定は離散的であって微妙な調整はできない
という課題を有している。 【解決手段】 金属板5を指で押し下げたときに、抵抗
体基板1および金属板5が有している電極4及び6間の
電気抵抗値の変化によって押下位置を設定値として検出
するようにして、火力の設定がアナログ的にできる操作
表示部を有するガステーブルまたは電気調理器としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作条件の設定を
アナログ的な感覚で行える電子回路で制御されるガステ
ーブルまたは電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のガステーブルまたは電
気調理器の操作表示パネルの例を示している。102は
調理温度を上げていくためのスイッチであり、103は
調理温度を下げていくためのスイッチである。104
は、このガステーブルまたは電気調理器のヒータ通電を
行わないあるいはガス弁を閉じている“切り”状態か、
必要に応じてヒータに通電を行うあるいはガス弁を開く
“入り”状態かを切り替える入り切りスイッチである。
105a〜105gは動作状態を示す表示素子であり、
LEDが7個一列に並べられている。105gは切り状
態を示すLEDである。105aは火力設定が微弱であ
ることをしめすLEDである。105bは火力設定が弱
であることをしめすLEDである。以下同様に105c
は火力設定が中、105dは火力設定が中強、105e
は火力設定が強、105fは火力設定が最強であること
を示す。105gの切り表示LEDは緑色であるが、他
の7個のLEDは赤色である。
【0003】図14は従来のガステーブルまたは電気調
理器の制御回路の構成図である。101はマイクロコン
ピュータであり、スイッチ102、スイッチ103およ
びスイッチ104のいずれかの入力を受け付けて火力設
定あるいは“入り切り”を検知し、その火力設定値をL
ED105a〜105fの中から対応するLEDを1つ
だけ点灯させる。LEDを点灯させるためには、マイク
ロコンピュータ101の出力端子108a〜108gの
対応するLEDがつながっている出力端子の1つだけを
ローレベルにし、他の出力端子はハイレベルにしておく
ものである。113は温度センサであり鍋底などの温度
を検出できる位置に取り付けられている。マイクロコン
ピュータ101はこの温度センサ113により鍋底の温
度を検知し、空焚きなどで過熱になっていないかを検知
し、過熱であればガス流量を減少させたり停止させた
り、電気調理器の場合はヒータをオフしたりする制御を
ヒータ制御回路114あるいはガス弁制御回路114に
よって行っている。
【0004】107はマイクロコンピュータ101及び
LED105a〜105gを駆動するための電源であ
る。106a〜106gはLED105a〜105gに
流れる電流を制限するための電流制限抵抗である。
【0005】以上の構成で、使用者は先ず入り切りスイ
ッチ104を押して、その後、例えば火力を最強にして
調理を始めたい場合には、LED105fが点灯するま
でスイッチ102を続けて5回押するのである。
【0006】このように従来のガステーブルや電気調理
器は、増量やより高温に設定するスイッチと減量やより
低温に設定するスイッチの2つの入力スイッチを持ち、
同じスイッチを何回か繰り返し押すことで目的の設定に
したりするものであり、さらに、設定できるのは3段階
や多くて5段階程度のものとなっている。また、各設定
段階に対して発光ダイオードなどの表示素子が1個ずつ
対応しており、設定された状態が表示されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のガステーブ
ルまたは電気調理器は、所望の設定値に合わせるために
表示部分を確認しながら同じスイッチを何回か繰り返し
押す必要があり、一回の操作だけで目的の設定値に合わ
せることができない、あるいは、この設定は離散的であ
って微妙な調整はできないという課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に電極
を並べこの上に薄い導電性膜を被せ、この導電性膜の表
側から指で押すことにより、基板上の電極と導電性膜と
の電気的接触の有無を検知する事によって押下げられた
位置を設定値として検出する操作表示部を有するガステ
ーブルまたは電気調理器としている。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、金属
板を指で押し下げたときに、抵抗体基板および金属板が
有している電極間の電気抵抗値の変化によって押下位置
を設定値として検出するようにして、火力の設定がアナ
ログ的にできる操作表示部を有するガステーブルまたは
電気調理器としている。
【0010】請求項2に記載した発明は、絶縁板の表面
に金属又は導体膜によって構成した複数の接触電極を一
列に並べた基板と、この基板に覆い被せた導電性膜と、
この導電性膜の裏面と前記基板の表面との隙間の一部に
配置したスペーサ板と、前記導電性膜を指先等で押下げ
たときに導電性膜と導通する前記基板上の接触電極の位
置を調べることによって押下位置を設定値として検出で
き、火力の設定がアナログ的にできる操作表示部を有す
るガステーブルまたは電気調理器としている。
【0011】請求項3に記載した発明は、導電性膜をメ
ッシュ状の金属として、柔軟で火力の設定操作が容易に
でき、電極との接触抵抗が少なく耐久性の高いガステー
ブルまたは電気調理器としている。
【0012】請求項4に記載した発明は、一列に並べた
複数の接触電極の隣り合う接触電極を抵抗素子で電気的
に接続し、基板上の一端の接触電極に電気的に接続する
ための端子を設け、この端子と導電性膜または金属網と
の電気抵抗値によって押下位置を設定値として検出する
ようにして、1本の信号線で信号の処理ができ、構成の
簡単なガステーブルまたは電気調理器としている。
【0013】請求項5に記載した発明は、透明または半
透明のシートの上から小球または円柱状のローラの位置
を設定したい位置に動かすことによって火力の設定が容
易にでき、また設定状態を容易に確認できるガステーブ
ルまたは電気調理器としている。
【0014】請求項6に記載した発明は、ガス流量を制
御するモータ弁にフレキシブルワイヤを接続し、フレキ
シブルワイヤにと、モータ弁の回転軸に接続され回転力
を外部に伝達するフレキシブルワイヤと、フレキシブル
ワイヤで伝達された回転力によって外周面に目印を有す
る円筒を回転させる操作表示部を有するようにして、火
力の設定レベルを電子回路を介さずに行え、非常に簡単
な構成のガステーブルとしている。
【0015】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例のガステーブルまたは電
気調理器の操作表示部の構成を示す断面図である。また
図2は、同じく斜視図である。抵抗体基板1は、表面に
塗布されている抵抗体膜2と、端部に設けている接続端
子4とを有している。5は、前記抵抗体基板1に重なる
ように配置した金属板で、前記接続端子6を配置してい
る側と同一側の端部には接続端子6を有している。この
金属板5の裏面と前記抵抗体基板1の表面との隙間の一
部には、スペーサ板3a及びスペーサ板3bを挟み込ん
でいる。また本実施例では、金属板5の表面をメンブレ
ンシート7で被っている。
【0016】以下本実施例の動作について説明する。使
用者がメンブレンシート7の上面を指10で押下げる
と、押し下げた部分の金属板5が下側に湾曲する。この
ため金属板5が抵抗体膜2と接触する。このとき、端子
4は抵抗体膜2に接続されており、端子6は本実施例で
は金属板5の左側に接続されている。このため前記接触
位置が金属板5の左側に近いほど、端子4と端子6との
間の電気抵抗は小さくなる。逆に前記接触位置が金属板
5の右側に近いほど、端子4と端子6間の電気抵抗は大
きくなる。
【0017】このように本実施例では、使用者がメンブ
レンシート7を介して押し下げた金属板5の位置を設定
値として認識するようにしたガステーブルまたは電気調
理器としているものである。この設定位置の選択は、全
く自由で、いわばアナログ的な連続量となっているもの
である。
【0018】図3は本実施例の操作表示部を用いた制御
回路の構成を示す接続図である。11は本実施例の操作
表示部であり、抵抗素子の記号で表している。12は操
作表示部11に直列に挿入した抵抗素子で、一端は直流
電源16に接続している。抵抗素子12と操作表示部1
1との接続点は、マイクロコンピュータ13の入力ポー
ト18に接続されている。入力ポート18はAD変換の
機能を持ったポートである。マイクロコンピュータ13
は、入力ポート18に入力される電圧をAD変換で読み
込むことにより操作表示部11のどの部分が押下げられ
たかを検出している。つまり火力の設定位置を検出して
いる。またマイクロコンピュータ13は、スイッチ14
の信号を入力ポート9で受け付けて“入り切り”を検出
している。こうして検出した火力や“入り切り”を、L
ED15a〜15gによって表示するものである。つま
り前記条件に合致するLEDを1つだけ点灯させるもの
である。このLEDの点灯は、マイクロコンピュータ1
3の出力端子20a〜20fの内、対応するLEDが接
続されている出力端子の1つだけをローレベルにし、他
の出力端子はハイレベルに設定することによって行うこ
とができる。
【0019】16は、マイクロコンピュータ13及びL
ED15a〜15gを駆動するための電源である。17
a〜17gはLED15a〜15gに流れる電流を制限
するための電流制限抵抗である。
【0020】ここで直流電源16の電圧を5Vとし、抵
抗素子12の抵抗値を10kΩ、操作表示部11の一番
右端を押下げたときの抵抗値を10kΩ、操作表示部1
1の一番左端を押下げたときの抵抗値をほぼ0Ωとす
る。操作表示部11が押下げられていないときは、金属
板5と抵抗体膜2とは接触しないため抵抗値は無限大で
あり、マイクロコンピュータ13の入力ポート18に入
る電圧は5Vである。操作表示部11の右端を押下した
ときは操作表示部11の直流抵抗が10kΩになるため
マイクロコンピュータ13の入力ポート18に入る電圧
は2.5Vになる。また、操作表示部11の左端を押下
げたときは、操作表示部11の直流抵抗が0Ωになるた
めマイクロコンピュータ13の入力ポート18に入る電
圧は0Vになる。さらに、操作表示部11の中央を押下
げたときは、操作表示部11の直流抵抗がほぼ5kΩに
なるためマイクロコンピュータ13の入力ポート18に
入る電圧は約1.7Vになる。マイクロコンピュータ1
3は入力ポート18で検出した電圧から押下位置を判定
し、それにもっとも近い設定位置を示すLEDをLED
15a〜LED15fの中から選択して、このLEDを
点灯して表示する。
【0021】図4は本実施例の操作表示部の外観を示す
説明図である。使用者はメンブレンシート7の表面を押
下げることで設定レベルを調節でき、受け付けられた設
定レベルをLED15a〜15fの内の1つのLEDの
点灯によって確認することができる。また、入り切りス
イッチ14を使用者が押すと、マイクロコンピュータ3
0は入力ポート32がローレベルになったことを検知
し、火力を切り、切り状態を示すLED15gを点灯す
る。
【0022】このように本実施例によれば、使用者が火
力を設定するときに、設定位置を指で押すだけの操作に
よって、従来のような3段階から5段階の離散的な設定
ではなく、アナログ的な無限段階の連続量で設定するこ
とができるものである。また、従来のように、入力部分
を数回も操作する必要はなく、一回の操作で火加減のレ
ベルを自由に設定できるものである。
【0023】また、マイクロコンピュータ13は常に入
力ポート18の電圧を監視することができるため、図4
に示しているように、使用者が指で押下げた位置を横に
滑らせて設定レベルを調整しても、常に正しく押下位置
を判定でき、使用者が設定レベルを決定し指を離した時
点を入力ポート18に入る電圧が5Vになることで検出
でき、最終的な設定レベルを決めることが容易にできる
ものである。
【0024】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図5は本実施例のガステーブルまた
は電気調理器の操作表示部の構成を示す断面図である。
本実施例では、抵抗体基板として絶縁板21を使用して
いる。絶縁板21の表面には、真鍮や銅、あるいはニッ
ケルメッキされた銅、あるいは金メッキされた銅などか
らなる短冊状の電極22a〜22fを一列に並べて配置
している。23a及び23bはスペーサ板である。24
は導電性膜であり、前記絶縁板21とこの導電性膜24
とによってスペーサ板23a及び23bを挟み込んでい
る。また、25は導電性膜24を被うメンブレンシート
である。26a〜26fは、それぞれ電極22a〜22
fに取り付けた電気信号を取り出すための端子である。
27は導電性膜に取り付けた電気信号を取り出すための
端子である。
【0025】以下本実施例の動作について説明する。実
施例1で説明したと同様に、使用者がメンブレンシート
25の上面を指10で押下げると、この部分の導電性膜
24が下側に湾曲して、電極22a〜22fのいずれか
と接触するようになる。導電性膜24につながる端子2
7と、電極22a〜22fにつながる端子26a〜26
fのそれぞれの導通を調べていけば、どの位置を押下げ
たか、つまり設定位置が検出できる。
【0026】このように本実施例によれば、指で押下す
る部分には従来の3から5段階の離散的な押下位置を使
用者に意識させることなく、あたかも無段階に押下位置
を微調整できるかのように入力部分を構成できる。
【0027】図6は本実施例の操作表示部を用いた制御
回路の構成を示す接続図である。30はマイクロコンピ
ュータを示しており、34は本実施例の操作表示部であ
る。操作表示部34の端子26a〜26fは、それぞれ
マイクロコンピュータ30の入力ポート31a〜31f
に接続されている。14は入り切りスイッチで、入力ポ
ート32に接続されている。導電性膜24に接続されて
いる端子27は、グランドレベルに落とされている。入
力ポート31a〜31f及び32は、通常ハイレベルに
調整している。この構成においてマイクロコンピュータ
30は常に入力ポート31a〜31f及び32をスキャ
ンしており、いずれかの入力ポートがローレベルに落ち
れば入力があったと見なしている。つまり、メンブレン
シート25の右端を押下げると導電膜24と電極25f
とが接触するため、入力ポート31fがローレベルにな
る。これをマイクロコンピュータ30が検知すると、L
ED15fを点灯し、最強レベルであることを表示す
る。メンブレンシート25の左端を押下げると、導電膜
24と電極25aとが接触するため、入力ポート31a
がローレベルになる。これをマイクロコンピュータ30
が検知すると、LED15aを点灯し微弱レベルである
ことを表示する。最後に入り切りスイッチ14を使用者
が押すと、マイクロコンピュータ30は入力ポート32
がローレベルになったことを検知し、火力を切り、切り
状態を示すLED15gを点灯する。
【0028】このように本実施例によれば指で押下する
位置を見かけ上、無限段階の連続的な量で受付ることが
でき、しかも、設定レベルが強火であっても入力部分を
従来例のように数回も押下する必要がなく一回の操作で
火加減のレベルを設定できる。また、マイクロコンピュ
ータ30は常に入力ポート31a〜31fを監視するこ
とができるため、実施例1の図4に示したように、使用
者が指で押下げた位置を横に滑らせて設定レベルを調整
しても常に正しく押下位置を判定でき、使用者が設定レ
ベルを決定し指を離した時点を、入力ポート31a〜3
1fがすべてハイレベルになることで検出でき最終的な
設定レベルを決めることが容易にできる。
【0029】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図7は本実施例のガステーブルまたは
電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す斜視
図である。本実施例では、前記各実施例で説明した導電
性膜として、メッシュ状の金属網35を使用している。
導電性膜としてメッシュ状の金属網35を使用すること
によって、電気抵抗を非常に少なくすることができ、ま
たメッシュ状とすることで金属でありながら柔軟性を得
ることができるものである。さらに、電極22a〜22
fとの接触抵抗を大幅に少なくすることができるもので
ある。
【0030】以上のことから、本実施例によれば、耐久
性を向上でき、押下操作が容易にできるガステーブルま
たは電気調理器を実現できるものである。
【0031】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図8は本実施例のガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す斜
視図である。本実施例では、抵抗素子36a〜36eに
よって、電極22a〜22fの隣り合う同士の間を接続
している。また本実施例では、メッシュ状の金属網の端
部に設けている端子27と、電極22aについている端
子26aの2つだけの端子を使用しているものである。
【0032】図9は、本実施例の操作表示部41を用い
た制御回路の構成を示している接続図である。マイクロ
コンピュータ40には、本実施例の操作表示部41と、
LED15a〜LED15fを接続している。前記操作
表示部41を接続している端子26aは、マイクロコン
ピュータ40の入力ポート18に接続されていると同時
に、抵抗素子12によって直流電源16の正極に接続さ
れている。
【0033】こうして、操作表示部41からの信号は入
力ポート18でAD変換されてマイクロコンピュータ4
0に読み込まれる。
【0034】ここで直流電源16の電圧を5Vとし、抵
抗素子12及び36a〜36eの抵抗値をそれぞれ10
kΩとする。操作表示部41の一番右端を押下げたとき
には、電極26fと金属網35とが接触するため、金属
網35の端子27と電極22aにつながる端子26aか
ら見た抵抗値は50kΩとなる。このため、マイクロコ
ンピュータ40の入力ポート18に入る電圧は約4.2
Vとなる。操作表示部41の中央部を押下げたときに
は、電極26cと金属網35とが接触するため、金属網
35の端子27と電極22aにつながる端子26aから
見た抵抗値は30kΩになり、マイクロコンピュータ4
0の入力ポート18に入る電圧は3.75Vとなる。ま
た操作表示部41の右端を押下げたときには、電極26
aと金属網35とが接触するため、金属網35の端子2
7と電極22aにつながる端子26aから見た抵抗値は
0Ωになり、マイクロコンピュータ40の入力ポート1
8に入る電圧はほぼ0Vとなる。マイクロコンピュータ
40は、前記入力ポート18で検出した電圧から押下位
置を判定し、これにもっとも近い設定位置を示すLED
をLED15a〜15gの中から選択して点灯させるも
のである。
【0035】このように本実施例によれば、指で押下す
る位置を見かけ上、無限段階の連続的な量で受付けるこ
とができ、しかも、設定レベルが強火であっても入力部
分を従来例のように数回も押下する必要がなく一回の操
作で火加減のレベルを設定できるものである。また、マ
イクロコンピュータ30は常に入力ポート18を監視す
ることができるため、前記実施例1の図1に示したよう
に使用者が指で押下した位置を横に滑らせて設定レベル
を調整しても、常に正しく押下位置を判定でき、使用者
が設定レベルを決定し指を離した時点を入力ポート18
の電圧が5Vになることで検出でき、最終的な設定レベ
ルを決めることが容易にできる。さらに操作表示部41
からの信号線は電極の数がさらに増えたとしても1本で
済むものであり、簡単な構成で、マイクロコンピュータ
40の入力ポートを有効に活用できるものである。
【0036】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図10は本実施例のガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す断
面図である。本実施例では、小球または小さい円柱状の
ローラ52を、透明または半透明のメンブレンシート5
0と、前記各実施例で説明した操作表示部52との間に
挟み込んだ構成としている。
【0037】以下本実施例の動作について説明する。小
球または小さい円柱状のローラ51は、透明または半透
明のメンブレンシート50の弾性によって操作表示部5
2の表面に常に押さえつけられた状態となっている。つ
まり、操作表示部52は常にどこかの部分を指で押下さ
れたに等しい状態になっている。この状態で使用者が透
明のメンブレンシート50の表面から、指で小球または
小さい円柱状のローラ51を左右に移動させると、操作
表示部52の検出する押下位置を変えることができるも
のである。同時に、メンブレンシート50が透明または
半透明であるため、このときの設定位置は使用者の目で
容易に確認できるものとなっている。
【0038】このように本実施例によれば、非常に簡単
な構成で、入力設定ができ、またLEDなどの表示素子
を使わずにその設定レベルを表示することができるもの
である。さらにLEDなどを用いた数段階の表示ではな
くアナログ的な連続量で設定レベルを表示できるもので
ある。
【0039】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。図11は本実施例のガステーブルま
たは電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す
斜視図である。本実施例では、操作表示部を、円筒64
と表示窓枠65によって構成している。前記円筒64
は、外周面に螺旋状の目印が描かれている。また表示窓
枠65は、中央部に横長の窓が開けられており、内部の
円筒64の外周面の螺旋状の目印の一部が見られるよう
になっている。また、60はガスバーナ、61はガスバ
ーナの火力を調整するためのモータ弁である。62はモ
ータ弁61のステッピングモータである。ステッピング
モータ62の回転軸には、フレキシブルワイヤ63を接
続している。フレキシブルワイヤ63の他端は、前記円
筒64に接続している。
【0040】こうして、ステッピングモータ62の回転
はフレキシブルワイヤ63を介して、円筒64に伝達さ
れているものである。
【0041】図12は本実施例で使用しているモータ弁
の構造を示す説明図である。66はステッピングモータ
62の回転軸であり、モータ弁容器70に入っている部
分には螺旋状のねじが切られている。67はニードルで
あり、ステッピングモータ62の回転軸66の螺旋状の
ねじ構造によって上下動し、吐出口68の開口度合いを
大きくしたり小さくしたりしてガスの流量を制御してい
る。69はガスが入る流入口である。
【0042】以上の構成で、ステッピングモータ62を
駆動すると、ニードル67が上下して吐出されるガス流
量が制御されるとともに、ステッピングモータ62の回
転量がそのままフレキシブルワイヤ63によって円筒6
4に伝達されるものである。従って、外周面に螺旋状の
目印が描かれている円筒64はステッピングモータ62
の回転に応じて回転する。この回転の状況は、表示窓枠
65の表示窓から見えるものである。つまり、円筒64
の外周面に描かれた螺旋状の目印の一部が横方向に動く
ように見ることができるものである。このため図13に
示しているように、強火にするためにステッピングモー
タ62を多く回転させた場合には、螺旋状の目印は右の
方に位置し、弱火にするためにステッピングモータ62
を逆に回転させた場合には、螺旋状の目印は左の方に位
置するものである。つまり、火力の設定レベルを電子回
路を介さずに非常に簡単な構成で忠実に表示することが
できるものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、表面に抵抗
体膜を、端部に接続端子を有する抵抗体基板と、前記抵
抗体基板に重なるように配置し、前記抵抗体基板の接続
端子と同方向の端部に接続した端子を有する金属板と、
この金属板の裏面と前記抵抗体基板の表面との隙間の一
部に配置したスペーサとを備え、前記金属板を指先等で
押下げたときの抵抗体基板および金属板が有している電
極間の電気抵抗値の変化によって押下位置を設定値とし
て検出する操作表示部を有する構成として、金属板を指
で押し下げたときに、抵抗体基板および金属板が有して
いる電極間の電気抵抗値の変化によって押下位置を設定
値として検出するようにして、火力の設定がアナログ的
にできるガステーブルまたは電気調理器を実現するもの
である。
【0044】請求項2に記載した発明は、絶縁板の表面
に金属又は導体膜によって構成した複数の接触電極を一
列に並べた基板と、前記基板に覆い被せた導電性膜と、
この導電性膜の裏面と前記基板の表面との隙間の一部に
配置したスペーサ板とを備え、前記導電性膜を指先等で
押下げたときに前記導電性膜と導通する前記基板上の接
触電極の位置を調べることによって押下位置を設定値と
して検出する操作表示部を有する構成として、導電性膜
を指先等で押下げたときに導電性膜と導通する前記基板
上の接触電極の位置を調べることによって押下位置を設
定値として検出でき、火力の設定がアナログ的にできる
操作表示部を有するガステーブルまたは電気調理器を実
現するものである。
【0045】請求項3に記載した発明は、導電性膜をメ
ッシュ状の金属とした構成により、柔軟で設定操作が容
易にでき、電極との接触抵抗が少なく耐久性の高いガス
テーブルまたは電気調理器を実現するものである。
【0046】請求項4に記載した発明は、一列に並べた
複数の接触電極の隣り合う接触電極を抵抗素子で電気的
に接続し、基板上の一端の接触電極に電気的に接続する
ための端子とを備え、この端子と導電性膜または金属網
との電気抵抗値によって押下位置を設定値として検出す
る操作表示部を有する構成として、1本の信号線で信号
の処理ができ、構成の簡単なガステーブルまたは電気調
理器を実現するものである。
【0047】請求項5に記載した発明は、導電性膜また
は金属網を被う透明または半透明のシートと、導電性膜
または金属網との間に配置した小球または円柱状のロー
ラとを備え、この小球または円柱状のローラを前記透明
または半透明のシートの上面から力を加えて転がすこと
によって設定値を検出するようにした操作表示部を有す
る構成として、小球または円柱状のローラの位置を設定
したい位置に動かすことによって火力の設定が容易にで
き、また設定状態を容易に確認できるガステーブルまた
は電気調理器を実現するものである。
【0048】請求項6に記載した発明は、軸が回転する
力を利用してガス流量を制御するモータ弁と、モータ弁
の回転軸に接続され回転力を外部に伝達するフレキシブ
ルワイヤと、フレキシブルワイヤで伝達された回転力に
よって外周面に目印を有する円筒を回転させる操作表示
部を有する構成として、火力の設定レベルを電子回路を
介さずに行え、非常に簡単な構成のガステーブルを実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す断
面図
【図2】同、操作表示部の構成を示す斜視図
【図3】同、電気接続を示す接続図
【図4】同、設定操作の状態を説明する説明図
【図5】本発明の第2の実施例であるガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す断
面図
【図6】同、電気接続を示す接続図
【図7】本発明の第3の実施例であるガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す断
面図
【図8】本発明の第4の実施例であるガステーブルまた
は電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す断
面図
【図9】同、電気接続を示す接続図
【図10】本発明の第5の実施例であるガステーブルま
たは電気調理器に使用している操作表示部の構成を示す
断面図
【図11】本発明第6の実施例であるガステーブルに使
用している操作表示部の構成を示す斜視図
【図12】同、モータ弁の構成を説明する説明図
【図13】同、操作表示部の表示状態を説明する説明図
【図14】従来のガステーブルまたは電気調理器に使用
している操作表示部の構成を示す説明図
【図15】同、電気接続を示す接続図
【符号の説明】
1 抵抗体基板 2 抵抗体膜 3a スペーサ板 3b スペーサ板 4 端子 5 金属板 6 端子 7 メンプレンシート 11 操作表示部 13 マイクロコンピュータ 14 スイッチ 15a〜15g LED 16 直流電源 21 抵抗体基板 22a〜22f 電極板 23a スペーサ板 23b スペーサ板 24 導電性膜 25 メンプレンシート 26a〜26f 端子 27 端子 30 マイクロコンピュータ 34 操作表示部 35 金属網 36a〜36e 抵抗素子 40 マイクロコンピュータ 41 操作表示部 50 メンプレンシート 51 小球 52 操作表示部 60 ガスバーナ 61 モータ弁 62 ステッピングモータ 63 フレキシブルワイヤ 64 円筒 65 表示窓枠 66 回転軸 67 ニードル 68 吐出口 69 流入口 70 モータ弁容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 春夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L087 AA02 AA03 BA02 BA03 BA09 BB20 BC14 DA24 4B055 AA01 BA31 BA42 CA65 CA66 CC02 CD48 DB01 DB08 GA03 GB29 GC36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に抵抗体膜を、端部に接続端子を有
    する抵抗体基板と、前記抵抗体基板に重なるように配置
    し、前記抵抗体基板の接続端子と同方向の端部に接続し
    た端子を有する金属板と、この金属板の裏面と前記抵抗
    体基板の表面との隙間の一部に配置したスペーサとを備
    え、前記金属板を指先等で押下げたときの抵抗体基板お
    よび金属板が有している電極間の電気抵抗値の変化によ
    って押下位置を設定値として検出する操作表示部を有す
    るガステーブルまたは電気調理器。
  2. 【請求項2】 絶縁板の表面に金属又は導体膜によって
    構成した複数の接触電極を一列に並べた基板と、前記基
    板に覆い被せた導電性膜と、この導電性膜の裏面と前記
    基板の表面との隙間の一部に配置したスペーサ板とを備
    え、前記導電性膜を指先等で押下げたときに前記導電性
    膜と導通する前記基板上の接触電極の位置を調べること
    によって押下位置を設定値として検出する操作表示部を
    有するガステーブルまたは電気調理器。
  3. 【請求項3】 導電性膜をメッシュ状の金属とした請求
    項2に記載したガステーブルまたは電気調理器。
  4. 【請求項4】 一列に並べた複数の接触電極の隣り合う
    接触電極を抵抗素子で電気的に接続し、基板上の一端の
    接触電極に電気的に接続するための端子とを備え、この
    端子と導電性膜または金属網との電気抵抗値によって押
    下位置を設定値として検出する操作表示部を有するガス
    テーブルまたは電気調理器。
  5. 【請求項5】 導電性膜または金属網を被う透明または
    半透明のシートと、導電性膜または金属網との間に配置
    した小球または円柱状のローラとを備え、この小球また
    は円柱状のローラを前記透明または半透明のシートの上
    面から力を加えて転がすことによって設定値を検出する
    ようにした操作表示部を有する請求項1から4のいずれ
    か1項に記載したガステーブルまたは電気調理器。
  6. 【請求項6】 軸が回転する力を利用してガス流量を制
    御するモータ弁と、モータ弁の回転軸に接続され回転力
    を外部に伝達するフレキシブルワイヤと、フレキシブル
    ワイヤで伝達された回転力によって外周面に目印を有す
    る円筒を回転させる操作表示部を有する請求項1から5
    のいずれか1項に記載したガステーブル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032353A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2008112686A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2019066119A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 リンナイ株式会社 加熱調理器

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