JP2000314270A - ドアの取手、手動操作検出器並びにドアの駆動機構及び制御システム - Google Patents

ドアの取手、手動操作検出器並びにドアの駆動機構及び制御システム

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JP2000314270A
JP2000314270A JP11357095A JP35709599A JP2000314270A JP 2000314270 A JP2000314270 A JP 2000314270A JP 11357095 A JP11357095 A JP 11357095A JP 35709599 A JP35709599 A JP 35709599A JP 2000314270 A JP2000314270 A JP 2000314270A
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Koichi Iwata
耕一 岩田
Hiroshi Saito
博 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子利用者や手足の不自由な高齢者の使用
するドアに好適な、構造が単純で、高効率で、低ノイ
ズ、据付時に発生する廃棄物の量を最小限に抑制し、安
全かつ保守性に優れたドアの取手、駆動機構及び制御シ
ステムを提供する。 【解決手段】 ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対
し、その回転方向(円周方向)に周設されたレールを走
行する車輪により、パネルを所定の回転軸の回りに回転
させるドアの駆動機構であって、車輪の駆動部及び動力
伝達機構で構成されたオペレータ部を制御して、駆動部
の出力する回転トルクを、直接、車輪の回転トルクに変
換し、この車輪−レール間のトルクによりパネルを回転
させることにより上記課題は解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアの取手、手
動操作検出器並びに、いままで手動で利用していたスイ
ングドア(開き戸)やスライドドア(引き戸)を、その
まま電動ドアや手動/電動兼用ドア、また自動ドアや自
動/手動兼用ドアに改造する場合に有効なドアの駆動機
構(オペレータ)及び制御システムに関し、特に、車椅
子利用者や手足の不自由な高齢者の使用するドアに好適
な、構造が単純で、小型、高効率で、低ノイズ、据付け
時に発生する廃棄物の量を最小限に抑制し、安全かつ取
付作業や保守性に優れたドアの取手、ドアの手動操作検
出器、並びにドアの駆動機構及び制御システム及び回転
移動機構のリンク手段に関する。
【0002】
【従来の技術】手動ドアや自動ドアは、屋内での各部屋
の入出口や、建物の入出口、更に公共輸送機関の入出口
等で幅広く利用されている。例えば、屋内用ドアでは、
木製ドア、障子、襖、紙製ドア、合成樹脂製ドア、ガラ
スドア、金属製ドア又はこれらの組み合わせドアがあ
り、また、建物の玄関用ドア又は外部との入出口用ドア
では、木製ドア、障子、襖、紙製ドア、合成樹脂製ド
ア、ガラスドア、金属製ドア又はこれらの組み合わせド
ア等がある。ところで、この発明で、電動ドアとは、人
が接触または非接触のスイッチを操作したり、ドアの開
閉操作をすると、電動の駆動部により人手を介さず/ま
たは人手による開閉操作の補助動作として、ドアパネル
が電動駆動機構により開き動作や閉じ動作を実行するド
アをいい、この発明で、自動ドアとは、人がドアパネル
に接近すると、非接触近接スイッチの作動により、駆動
部が自動的に起動され、ドアパネルが自動的に開き動作
や閉じ動作を実行するドアをいう。また、手動兼用電動
/自動ドアとは、上記電動ドアまたは自動ドアが、電動
動作または自動動作中でも手動操作が可能なように改造
されたドアをいう。さらに、ドアには、一般に、引き込
み空間の必要な引き戸(スライドドア)と、引き込み空
間の不要な開き戸(スイングドア)とがある。これらの
ドアの中で、開き戸式の手動ドアは、引き戸と違い占有
空間が少ないので、国内の住宅では非常に多量に使用さ
れており、この開き戸式の手動ドアを電動ドアまたは自
動ドアに改造する場合には、従来は、それまで使用して
いた手動ドアパネルを捨てて、新しいパネルに交換する
と共に、その建物側の取付構造も全て改造することが当
然視されていた。ところで、 a1)米国特許USP4,220,051号には、従来の開き戸の標準
的駆動機構が紹介されている。また、 a2)米国特許USP4,698,937号には、ドアパネルに安全セ
ンサを取付けた開き戸の制御システムも紹介されてい
る。更に、 a3)米国特許USP5,040,331号には、手動兼電動のドアパ
ネル駆動機構も紹介されている。 a4)米国特許USP5,375,374号には、遠隔制御式の電動ド
アパネル駆動機構も紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各技術には、以下のような問題点があった。 b1) a1)のような駆動機構は、ドアの利用者が健常者主
体とされ、デザイン的にリンク機構等の突出部を嫌う余
り、ピボットや蝶番等のドア回転軸の中心近くに駆動機
構を配置する傾向にあり、かかる構造では力の作用する
回転半径が非常に小さいので巨大なトルクを出力する駆
動部等を内蔵した駆動機構が必要となり、その構造も複
雑化し、装置の据付作業や故障時の修理作業が素人では
できかねるといった問題点があった。また、この駆動機
構では、電動運転中に手でパネルを操作することは全く
考慮されておらず、まして、自動運転中に勝手に人が移
動しているドアパネルに近づいて、取手を操作し、自動
運転の方向と反対方向や、自動運転方向に人手で操作し
て移動させることは出来なかった。また、 b2) a2)に開示されている制御システムは、移動パネル
に光学式センサを取付けている点で安全性を高めたシス
テムとなっている。しかしながら、放射光は水平面を分
割するように取付けられて放射され、水平方向の建物の
影響は考慮されているが、垂直(上下)方向の建物の影
響は余り配慮されていない。また、一般に反射光を処理
する光学式の接近/安全センサは、対象物の表面の凹凸
状態や白黒の反射率に大きく影響されやすく、白黒の違
いだけでも反射エネルギーは簡単に10〜100倍異なり、
金属状表面やコーテングした表面と黒色の着物からの反
射エネルギーでも非常に異なることが、ままあるので、
a2)に開示されているように光源のエネルギー放射レベ
ルをドア位置で数十段階に変更してみても、ドアの手前
2〜3mからドア近くの1cmの広範囲で人/障害物を確
実に検出することは大変困難である。 b3) a3)に開示されている手動兼電動のドアパネル駆動
機構では、クラッチ機構により駆動機構とパネルとを切
り離し、手動操作可能な機構となっている。しかしなが
ら、この自動ドアの機構では、リンクのパネルへの取付
部に小さいスプライン歯車を使用する構造となってお
り、この小直径の歯車に直接パネルの回転トルクが集中
してかかるので非常にこの部分が傷み易いという問題点
がある。また、パネル下方の蝶番とモータ駆動部とでそ
れぞれ固定する位置が異なり、従って、それぞれの回転
半径が異なるので、伸縮するスプライン軸にて、かかる
回転半径の相違に基ずく捻れトルクを吸収する必要があ
るが、かかる機能を有するスプライン軸は非常に高価な
部品となる欠点がある。また、従来の自動ドアでは、自
動運転中に取手を操作し、自動運転の方向と反対方向
や、自動運転方向に人手で移動させる配慮はされておら
ず、更に、従来の自動ドア用のセンサでは、人とドアパ
ネルとの相対的な距離計測をするセンサしか実用になっ
ていないので、自動運転の制御パターンも、一度開き動
作や閉まり動作の制御を開始すると、その動作途中で移
動方向を反転して反対方向に移動を開始するような運転
指令の生成は全く出来なかった。 b4) a4)に開示されている遠隔制御式の電動ドアパネル
駆動機構で使用している手動の定義は、駆動機構への運
転指令をリモートから手動で送信するという意味であ
り、その動力伝達機構にはボルトナットが使用されお
り、クラッチ機構等は見あたらないので、このドアを電
動運転中に手で操作することは非常に困難である。ま
た、従来の電動/自動ドアは、その電動/自動運転中に
勝手に人が移動しているドアパネルに近づいて、取手を
操作し、電動/自動運転の方向と反対方向や、電動/自
動運転方向に人手で移動させることが出来なかった。更
にまた、一般の家庭内で開き戸等のドアを電気モータを
動力駆動源として利用して使用する場合、現在の製造技
術レベルでは、電気部品の信頼性が、絶対故障しないこ
とを保証できるほど十分信頼できるものではないので、
電動/自動ドアを家庭に設置する場合には、故障した場
合に容易に手動操作に切り替えて開閉操作ができること
は、電動/自動ドアの普及/利用のためには、必須の条
件となっている。しかしながら、かかる容易な手動兼用
機能を備えた小型の電動/自動ドアは、当業者からは、
ほとんど全く提供されていないのが日本国の現状であ
る。 b5) 一般に、車椅子利用者や手足の不自由な高齢者にと
っては、ドアの下半分の空間、敷居部に障害物がなく、
幅広く利用できると便利であるが、上方のヘッダー部は
ほとんど利用する機会がない。また、開き戸の開閉で
は、身体を上手に回避動作させる必要があるが、かかる
動作は自動ドアでは不要となる。更に、 b6) 日本国内では、室内用ドアは、基本的に全てその取
付構造が木造となっているので、いままで利用していた
手動ドアがそのまま自動ドアのパネルとしても再利用で
き、かつ、素人でも簡単に据付け、保守作業ができる
と、省資源的にも、経済的にも大変有効である。この発
明は上述のような事情に鑑みて成されたものであり、こ
の発明の目的は、車椅子利用者や手足の不自由な高齢者
の使用するドアに好適な、構造が単純で、小型、高効率
で、低ノイズ、据付時に発生する廃棄物の量を最小限に
抑制し、安全かつ保守性に優れたドアの取手、駆動機構
及び制御システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、電動/自動
ドア又は手動兼用電動/自動ドアのパネルに取付ける取
手に関し、この発明の上記目的は、この取手に人/障害
物迄の距離を計測する複数の距離計を配設し、また前記
パネルの絶対回転位置センサと、前記距離計及び前記パ
ネルの駆動機構制御部に結合された主センサ制御部とを
具え、前記絶対位置センサの出力により前記ドアパネル
の各移動位置毎に予め設定した安全確認ゾーン及び/又
は起動ゾーンに応じて前記距離計の出力を自動補正し
て、かかる自動補正した安全確認ゾーン及び/又は起動
ゾーンの範囲内に人/障害物が移動してきた場合、前記
ドアパネルの起動信号及び/又は急停止信号を生成する
ことによって達成される。また、この発明は、ドア(開
き戸)の制御システムにも関し、この発明の上記目的
は、ドアパネルの閉位置−開位置間を回転移動させる駆
動機構と、この駆動機構制御部と、前記パネルの絶対回
転位置センサと、放射エネルギーの反射波を処理して前
記パネルと人/障害物迄の距離を計測する複数の距離計
と、これらの距離計及び前記駆動機構制御部とに結合さ
れた主センサ制御部とを具え、前記駆動機構制御部に予
め加速、定速、減速、微速、急停止の各電動/自動運転
指令を登録しておき、前記主センサ制御部により前記複
数の距離計からの出力を処理して、前記絶対位置センサ
の出力により前記ドアパネルの各移動位置毎に予め設定
した安全確認ゾーン及び/又は起動ゾーンに応じて前記
距離計の出力を自動補正して、かかる自動補正した安全
確認ゾーン及び/又は起動ゾーンの範囲内に人/障害物
が移動してきた場合、前記ドアパネルの起動信号及び/
又は急停止信号を生成することによっても達成される。
更に、この発明は、ドアの手動操作検出器に関し、この
発明の上記目的は、前記パネルの駆動機構制御部内にト
ルク検出器及び/又は現在位置検出器を設け、更に前記
パネルの絶対位置検出器を設け、前記パネルを前記駆動
機構制御部により電動/自動運転中、前記パネルに所定
値以上のトルクが加わったり、前記パネルの絶対位置と
モータ回転位置とが所定の距離以上ずれていることが検
出された場合には、前記手動操作検出器より手動操作オ
ン指令を出力し、前記手動操作検出器より前記手動操作
状態の終了を検出すると手動操作オフ指令を出力し、前
記駆動機構制御部を電動/自動運転状態に自動復帰させ
るようにすることによっても達成される。また、この発
明は、ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対し、その
回転方向(円周方向)に延出され、その一端部が前記パ
ネルに固定され、他端部が自由端となって周設されてい
るレールを、不動部側(建物側)に設けた車輪により移
動させて、前記パネルを所定の回転軸の回りに回転させ
るドアの駆動機構に関し、この発明の上記目的は、前記
車輪の駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペレータ
部を制御して、前記駆動部の出力する回転トルクを、前
記車輪の回転トルクに変換し、この車輪のトルクにより
前記レールを車輪の接線方向に移動せしめ、この移動力
を前記回転軸の回りの回転トルクに直接利用して前記パ
ネルを回転させることによっても達成される。また、こ
の発明は、ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対し、
その回転方向(円周方向)に延出され、その一端部が不
動部側(建物側)に固定され、他端部が自由端となって
いるレールを、前記パネルに設けた車輪により移動させ
て、前記パネルを所定の回転軸の回りに回転させるドア
の駆動機構に関し、この発明の上記目的は、前記車輪の
駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペレータ部を制
御して、前記駆動部の出力する回転トルクを、前記車輪
の回転トルクに変換し、この車輪のトルクにより前記レ
ールを車輪の接線方向に移動せしめ、この移動力を前記
回転軸の回りの回転トルクに直接利用して前記パネルを
回転させることによっても達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の好適な実施例について、詳細に説明する。先ず、ドア
(開き戸)には片開きのものと両開きのものがあり、図
1及び図2はこの発明を屋内用片開きのドアシステム1
に適用したもので、図1(A)では建物等の無目(不動
部)2の外側は、ヘッダー部2a(2b:但し()内は内
側を表す)、戸合せ部2c(2d)、回転軸部2e(2
f)、敷居部2g(2h)から構成され、ドアパネル
(移動部)4が蝶番(又はピボット)3a,3bで回動
自在に回転軸部2eに取付けられ、蝶番3aの一端には
絶対位置センサ13としてレゾルバが取付けられ、パネ
ル4bの上方の空間には、ステンレス、アルミ等の金属
部材又はFRP等の合成樹脂部材で構成された中空部を
有する円弧形状のレール(中空パイプ)、又はゴム/合
成樹脂/バネ材等の可撓性の部材で構成された中空部を
有する直線状のレール、または、中空部の無い丸棒の可
撓性直線状レール12が周設され、その一端が軸12a
により回動自在に固定具12bに連結され、図示しない
シリコーンゲル成形体等からなる防振部材を介挿して、
木ネジ等の締結部材12cによりパネル4bに固定され
ると共に、その途中が後述する車輪11及びローラー5
a7で圧接及び/又は挟持され、その他端は自由端とし
て空中に開放されている。尚、蝶番3の回転軸には、電
動/自動運転中は後述する駆動機構(オペレータ)5に
より手動操作時よりも力がかかり易いので、含油合金軸
受等で軸支したり、回転軸部を合成樹脂部材等で成形す
ると油切れ等によるきしみ音の発生を防止できる。ま
た、上記絶対位置センサ13としてはポテンショメー
タ、回転式エンコーダ等も利用でき、ドアパネルの回転
軸と不動部側との取付空間が直径8mm以内の円筒上の
空間等と非常に狭い取付空間しか確保できないような場
合には、上記絶対回転位置を検出する小型回転センサ1
3の回転軸と、前記パネルの回転軸とを、相互に直結さ
せたり、それぞれの回転軸が同一直線上にない状態で取
付/固定された回転軸を、相互にワイヤ等の連結部材に
より連結すると、絶対位置センサの取付作業が容易とな
る。更に後述するようにオペレータ部をパネル4の内部
に埋設したり、パネル表面やパネル上方に固定した場
合、このパネル4に中空部を穿設し、この中空部に上記
レールを挿入し、更に、このレールの一端をストッパ板
に固定し、レールの他端を開放端として、パネルの円周
方向に架設してもよく、レールの形状は、平板状、L字
状、可撓性の丸棒形状、又は弧状、又は、くの字状、又
はVベルトと同等の形状、又は2次曲線形状、又はこれ
らの組合せのものも利用することができ、上記レールは
駆動機構の回転機構(車輪)に対し、案内部材又は駆動
部材として機能している。更にまた、上記レールのパネ
ルへの取付位置は、回転半径の大きい外側に取付ける
と、小さいトルク出力の駆動部(又はモータ)でパネル
を回転駆動することが可能である。また、上記レールと
して、可撓性を有しない直線状のレールを使用すると、
ドアの回転する開閉角度を45°以上とすることは、レ
ールの空間的配置から非常な制約を受けるが、可撓性の
直線状の丸棒部材では、ドアの回転に従って弧状に自然
とレールが曲がるので、かかる制約がない利点がある。
また、上記回転機構は、圧接ローラ機構であったが、こ
のほかに回転機構としては、レールと車輪との間に、歯
車機構、歯付きベルト機構又はラックピニオン機構等を
介在させることも可能である。更に、上述のレール12
としては、ワイヤやロープ、ケーブル、板バネ等の可撓
性部材も利用可能であり、これらの部材を後述するよう
に、伸縮自在に配置したり、同軸状の円筒形保護部材で
被包したり、円筒形部材に巻回させたりすることも可能
である。次に、車輪11を駆動する駆動部8等から成る
駆動機構5がその制御部21と共にヘッダー部2bに固
定され(この駆動機構5及び制御部21は、パネル側に
配設又は埋設してもよい、また、制御部21は、駆動機
構5内に内蔵させて収容することも可能である)、後述
する光電気リンク30により、パネル4b又は取手47
に搭載/内蔵された主センサ制御部22と電気的/エネ
ルギー的に結合され、無目2側との間のエネルギー供給
/信号送受信が中継されるようになっている。更に、パ
ネル外側4aおよび内側4bには、後述するドアに接近
してくる人を検知する接近(アプローチ)センサ23a
や、衝突防止用の安全センサ23b等を兼ねた距離計4
4が取手47a,47bに内蔵されて配設され、各取手
には後述する警告灯25も内蔵され、これらのセンサ等
は主センサ制御部22より制御され、床面には図示しな
いランドマークが描かれ、室内の所定箇所(例えば、ト
イレ96の便座98近傍)には在室センサ2mが設置さ
れるようになっている。尚、上記駆動機構5とヘッダー
部2bとの間にも、図示しないシリコーンゲル成形体等
からなる防振部材を介挿して、建物不動部側に固定する
と、建物側への不要な振動ノイズを低減することができ
る。
【0006】図2(A),(B)は、それぞれ上述の駆
動機構5のより詳細な構造の上面図、側面図の1例であ
り、機構全体の固定具5a1が、図示しないシリコーン
ゲル成形体等からなる防振部材を介して、木ネジ等の締
結部材5a2によりヘッダー部2bに固定され、フレー
ム5a4がピン又は軸5a3により回動自在に固定具5
a1に軸支され、フレーム5a4には3段の棚状に取付
板5a5が突設して設けられ、最上段の取付板には可逆
回転可能な駆動部8が出力軸を下向きに所定の箇所に取
付けられ、下段の取付板には車輪11を軸支するための
軸受5a6が所定箇所に埋込まれ、駆動部8の出力軸と
車輪11との間は、伝動装置を含む動力伝達機構17の
1例としてトルクリミッタを介して直結している。ま
た、後述する図16(D)に示すような非接触磁気式ク
ラッチまたは図示しない駆動部動力のクラッチ手段、減
速(増力)歯車機構及び逆転防止用のラチェット付き歯
車機構等も動力伝達機構17として利用することがで
き、更に、場合によっては保持ブレーキも連結すること
ができる。尚、フレーム5a4と取付板5a5とは、ダ
イキャスト/ロストワックス等で金属部材を型成形した
り、金型等により合成樹脂部材を射出成形して、一体化
した構造のものを利用することもできる。更にまた、固
定具5a1とフレーム5a4との間に遊びを設けること
により、パネル回転半径の変動吸収機構を配設したり、
固定具5a1を左右に移動させることによりレール形状
の変形に対する追従機構を付設することも可能である。
また、通常、段差の激しいヘッダー部2b(または2
a)に駆動機構の固定具5a1を固定する場合には、固
定具5a1又はフレーム5a4に固定位置調整用の長孔
等を穿設しておくと、駆動機構の取付作業や据付作業が
容易となる利点がある。更にまた、段差の激しいヘッダ
ー部2b(または2a)に駆動機構の固定具5a1を固
定するため、固定具5a1及びフレーム5a4に固定位
置調整用の凹凸部を相互に嵌合するように配設し、更に
凹部は複数箇所、所望の間隔で凹設しておくと、駆動機
構の取付位置調整作業が容易となる利点がある。尚、車
輪11及び/又はローラー5a7は、その回転軸がそれ
ぞれ図1(B)に示すように、鉛直方向になるように同
一水平面上に配設され、レール12を圧接/挟持するよ
うになっており、また、それぞれの弧状断面のレール1
2への接触面が凹形状のウレタン樹脂製のものが、接触
面積が大きく確保でき、走行中横振れ防止が図れ、か
つ、離脱しにくく、更に騒音も少なく、静かな走行が実
現出来るので好ましい。そして、上述の車輪11及びロ
ーラー5a7を同一水平面上に配設する構造は、それぞ
れの回転軸を水平方向として、車輪/ローラーを上下二
段に配設する構造と比較すると、駆動機構全体の装置の
高さを低くし、小型化でき、狭い設置空間にも、容易に
取付/据付けできる利点があり、更に、レール12の水
平方向の揺動に対しても容易に追従できる利点もある。
更にまた、下段の取付板には、レール12を挟んで車輪
11の反対側の位置に圧接ローラー5a7を保持するた
めの長穴及び突起部5a9が設けられ、この突起部に張
架された板バネ等の弾性部材5a8によりローラー5a
7をレール12に圧接するようになっている。また、図
2の例では、ローラー5a7は1個の例を示したが、ロ
ーラー5a7を複数個使用すると、車輪11とレール1
2との接触面積が増加し、接触圧が高まるので、より効
率よくレール12を介してパネル4を開閉操作すること
ができる。尚、駆動部8及び動力伝達機構17、車輪1
1、レール12、ローラー5a7で構成された駆動機構
の全体を、以下、オペレータ部5と呼ぶ。そして、この
オペレータ部をパネルの上半分の空間に配設すると、車
椅子等の通行の障害とならない利点がある。かかる図2
のようなオペレータ部5によれば、レール12を走行す
る車輪11により、パネル4を所定の回転軸の回りに回
転させることができ、車輪の駆動部8及び動力伝達機構
17で構成されたオペレータ部5を制御して、駆動部8
の出力する回転トルクを、直接、車輪11の回転トルク
に変換し、このトルクによりレール12を介してパネル
4を回転させることなり、パネル4の回転方向に直角に
絶えず回転トルクを駆動機構5より加えているので、駆
動機構5からパネル4へ理想的な回転駆動トルクが伝達
できると共に、パネル4から駆動機構5に理想的な負荷
トルクの伝達も実現できるので、駆動機構5のトルクセ
ンサにより後述するように、高精度のトルク検出を行う
こともできる。また、リンク機構を利用した従来のオペ
レータ部のように、駆動部8とパネル4との間で、パネ
ルの回転トルクが集中してかかる機構部がなくなり、捻
れや過負荷が駆動部8等に波及する前に、車輪11とレ
ール12との間のすべり作用によりこれらを上手に逃が
すことができるので、オペレータ部5の機構的耐久性が
向上し、既設の手動ドアを容易に手動兼用の電動/自動
ドアに改造できるという利点がある。さらに、駆動部8
とパネル4との間で、トルクリミッタによりドアからの
過負荷が駆動部8等に波及する前に、ドアからの過負荷
を上手に逃がすこともできるので、上述のすべり作用と
共に2重に駆動部8を保護することができ、オペレータ
部5の機構的耐久性が向上し、既設の手動ドアを容易に
手動兼用の電動/自動ドアに改造できるという利点もあ
る。更に、リンク機構を利用した従来のオペレータ部で
は、パネル下方の蝶番とモータ駆動部とでそれぞれ固定
する位置と回転方向が異なり、従って、それぞれの回転
半径が異なるので、伸縮するスプライン軸にて、かかる
回転半径の相違に基づく捻れトルクを吸収する必要があ
ったが、かかる機能を有する高価なスプライン軸は、本
願発明では不要となり、手動操作時の捻れの発生を防止
すると共に、過負荷がパネル4から駆動部8に波及する
前に、車輪11とレール12との間のすべり作用により
これらを上手に逃がすことができる。更にまた、レール
12の一端は固定せず、自由端として空中に開放してい
るので、オペレータ部5の取付作業や据付作業時に厳密
な水平位置だし作業等が不要となり、パネル回転半径の
変動吸収やレール形状の変形に対する追従機能もレール
12に付加できる利点があり、また、人手による手動操
作時に急激なトルク変動等が発生しても、トルクリミッ
タ等の動力伝達機構及びレール/車輪間で容易にかかる
メカニカルな不規則変動を吸収することができる。次
に、上記駆動部8としては電気モータ、超音波モータ、
エアモータ、油圧モータ等が使用できるが、小型で制御
しやすい電気モータ8aが好ましく、電気モータにも直
流ブラシモータ、誘導モータ、回転センサ19にホール
素子19cを使用した永久磁石式ブラシレスモータ、回
転センサにレゾルバ19aを使用した永久磁石式ブラシ
レスモータ、ステッピングモータ、直流ブラシモータ等
があるが、小型強力で回転時の騒音が少ないという点で
は、サマリウム−コバルト系やネオジウム系の希土類永
久磁石式ブラシレスモータ又は誘導モータ又はステッピ
ングモータが好ましく、かかるモータの回転センサ19
としては、回転式エンコーダ19b等も利用できるが振
動の多い環境条件からはレゾルバ19aが好ましい。
【0007】しかして、図1及び図8に示すドアシステ
ム1では、使用する電気モジュール20は、据付空間の
確保、改造工事や作業の難易度、保守性等を考慮する
と、その大部分がパネル4または駆動部8に搭載又は内
蔵することが好ましいが、その配置は同図では、駆動機
構5の制御を行う駆動機構制御部21はヘッダー部2b
に配設され、絶対位置センサ13は蝶番3aの回転軸に
連結され、室内96に在室センサ2mが配設され、これ
ら以外の電気モジュール、すなわち、主センサ制御部2
2、メッセージ(使用中)等の表示手段26、覗き窓2
6b、警報/音声メッセージ出力手段28、外部との通
信手段29、及びドア全開位置/全閉位置検出用のリー
ドスイッチ/マイクロスイッチ等のドア位置検出手段4
9等がそれぞれパネル4又は無目側に配置され、取手4
7a,47bのそれぞれ所定の箇所には、後述するよう
に距離計44の超音波振動子74、警告灯25の発光
部、自動鎖錠解錠手段48等が取付けられ、複数の距離
計が1台の制御部70で計測/制御できるようになって
いる。尚、以下の説明では、距離計44は、収納スペー
ス、デザイン的観点、及び安全性の面から取手47に搭
載しているものとして説明しているが、距離計(起動/
安全センサ)44は、無目2側及びパネル4a,4bの
表面にも配置可能である。しかして、取手47a,47
bへの電力供給及び信号の送受信には、図示しないスリ
ップリングを利用すると効果的であり、上記主センサ制
御部22等は、ハイブリッドIC化や薄板状のモジュー
ルにすると、パネル表面への取付やパネル内部または取
手47の内部への埋設が容易となる。また、警告灯25
/その駆動回路25v,表示手段26/その駆動回路2
6vにも様々な組み合わせが利用でき、表示手段26と
しては、使用中のみ点灯する表示手段26a、液晶等に
よる透明/不透明の切換可能な覗き窓式表示手段26
b,メッセージ表示手段26c,テレビ式表示手段26
e等があり、その駆動回路25v/26vには点滅表示
機能も含まれ、表示素子27としては、冷陰極パネル、
液晶パネル,LEDパネル,ELパネル,プラズマパネ
ル等が使用可能である。更に、上述の警告灯/表示手段
には、パネルの移動方向も点滅順序をタイミング制御す
ることにより重畳表示することが可能である。また、テ
レビ式表示手段26e等では、天気予報/ニュース/販
売商品等の広告情報を表示させることも可能である。
【0008】次に、図3を参照して取手47への接近/
安全センサとしての距離計44の配置の1例を説明する
と、図3(A)はパネル4の水平方向の断面であり、同
図(B)は内側パネル4bに取付られた取手47bを入
出口方向から見たもので、取手47bでは長手方向に略
直方体の形状をした柄が形成され、その側面の複数のセ
ンサ取付面に接近兼安全センサとしての距離計44f〜
44jが時計方向に図3(A)に示すような指向性で配
設され、より具体的には、回転軸中心から戸合せ方向7
fには距離計44fが取付けられ、これより水平の時計
回りに45°回転した方向7gに距離計44gが取付け
られ、さらに45°回転した出入口方向7hには距離計
44hが取付けられ、...以下同様にして、戸合せ側
から回転中心方向7jには距離計44jが取付けられて
いる。また、取手47bの弧状頂上部/センサ取付部の
内側には内側パネル4bの下半分の敷居側を検知する距
離計44x〜44zが図3(B)のように取手下方7
x、中央方向7y、回転軸方向7zにそれぞれ配設さ
れ、取手47bの残りの側方表面には、警告灯としての
点滅モジュール25f〜25jが配設されると共に、弧
状頂上部の外側には点滅モジュール25qが配設されて
いる。尚、上述の弧状センサ取付部は、柄の下端側にも
設けることができ、また、取手47はその長手方向を水
平にして取付けることも可能である。しかして、外側パ
ネル4aには取手47aが取付けられ、その側面には距
離計44a〜44eが時計方向に図3(A)に示すよう
な指向性で内側と同様に配設され、取手47aの弧状頂
上部の内側には外側パネル4aの下半分の敷居側を検知
する距離計44x〜44zが図3(B)のように取手下
方7x、中央方向7y、回転軸方向7zにそれぞれ配設
され、取手47aの残りの側方表面には、警告灯として
の点滅モジュール25a〜25eが配設されると共に、
弧状頂上部の外側には点滅モジュール25pが配設され
ている。従って、人がいかなる空間位置からこのパネル
を眺めても、パネルの全ての回転位置で、表示手段の少
なくとも1つが必ず視認できるようになっている。
【0009】続いて、上記複数の距離計44としては、
反射式超音波距離計70、スポット光投影または走査式
距離計、スリット光投影式距離計、ステレオ画像処理式
距離計、マイクロ波距離計等が利用できるが、図4を参
照して、この発明に好適な反射式超音波距離計70の原
理を次に説明する。この技術は、清弘らにより Procee
dings of the International Conference on Intellige
nt Robot and Systempp.368(USA) 1995.8に ”屋外移
動ロボット用超音波距離計”として発表されており、同
時に複数の超音波センサを動作させ、短時間で安定した
距離計測ができるので、移動中絶えず走査方向が変化す
る開き戸の接近/安全センサとして特に好適である。そ
の原理は、予め使用するセンサの個数tnに対して、互
いに相互相関係数の十分小さい図4(A)及び(B)に
示すような送信パターンTi(t)(i=a~tn)を、図4
(C)に示すような回路のメモリ78に記憶しておき、
超音波キャリア信号USC(40kHz~200kHz)をゲート7
3aにより送信パターンTi(t)で振幅変調して、そ
の出力を増幅器73bにより増幅し、超音波振動子74
a(距離計44a~44zの送信部)から放射する。その反射
波を超音波振動子74b(距離計44a~44zの受信部)で
受信し、増幅器75aで増幅後、復調器75bで復調す
ると図4(D)のような波形Rdとなり、これを比較器
75cで閾値信号Rth(t)と比較して2値化し、イ
ンタフェース部71のパラレルポート76を介して受信
信号R(t)として演算部77に入力する。演算部77
では、送信パターンT(t)と受信信号R(t)との間
で自己相関係数を、図4(E)に示すように時刻をずら
して順次演算することにより、他の送信パターンを出力
するセンサや周囲の環境雑音と、自分自身の送信信号と
の区別を行いつつ、反射波の到達時間(遅延時間、シフ
ト時間)が決定できる。尚、上述の閾値信号Rth
(t)の大きさは受信信号に含まれる環境雑音よりも大
きく、最遠地点からの反射信号よりも小さい波形関数に
設定するのが好ましい。また、サンプリング周期をmク
ロックずらした送信パターンT(t)の自己相関係数C
TT(m)及び相互相関係数CTR(m)は次式で演算
できる。 CTT(m)=ΣT(t)・T(t+m)/(W・Np)(t=0〜Nd-1)・・・ (1) CTR(m)=ΣT(t)・R(t+m)/(W・Np)(t=0〜Nd-1)・・・ (2) 但し、T(t)は送信パターン、R(t)は受信信号、
Ndは1周期中のサンプリング数、Wは送信信号中のオ
ンパルスの幅、Npは1周期中のオンパルスの個数、m
はシフト時間を表す。例えば、40kHzの超音波振動
子では、サンプリング周期100μsec、データ数N
d=256、パルス幅W=400μsec、オンパルス
の数Np=4とすると、25.6msec毎に434c
mまでの距離を1.7cmの精度で計測できる。また、
200kHzの超音波振動子では、サンプリング周期2
5μsec、データ数Nd=512、パルス幅W=40
μsec、オンパルスの数Np=4とすると、12.8
msec毎に217cmまでの距離を3.4mmの精度
で計測できる。従って、この距離計を取手の表面より少
し内側に引っ込めた状態で取付けると、人が取手を把持
しているか否かを判定する取手の把持状態検出器として
も使用できると共に、光学反射式近接センサ等の非接触
近接センサを取手に内蔵させ、取手の把持状態検出器と
して使用することもできる。かくして演算した相関係数
CTRで対象物までの距離を一意に決定できるために
は、他のセンサから出力される送信パターンとの間の相
互相関係数は相互に十分小さい値であると共に、自己相
関値が周期Ndの中でm=0の場合だけ唯一のピーク値
を持つ非周期的なパターンで、遅延時刻m≠0では十分
小さな次式の条件を満たすことが好ましい。 Max(CTT(m)) < 1/Np 但し、m≠0 ・・・(3) かかる送信パターンT(t)の例を図4(A)に示した
が、これらの送信パターン間では、その相互相関係数が
十分小さくなるように予め設定してあるので、相互に比
較する必要がなく、各センサでは自己相関係数CTT
(m)のみを演算して、この値が図4(E)に示すよう
に所定の値Cthよりも大きく、有意なレベルの反射波
が時刻m=nの時点で検出されたとすると、センサと対
象物までの距離Distは次式で演算できる。 Dist = Vs・n / (2・fs) ・・・(4) 但し、fsはサンプリング周波数、Vsは空気中の音
速、nはシフト数である。尚、図3(A)〜(C)に示
すようなセンサの配置位置及び使用目的では、全ての超
音波振動子間で送信パターンT(t)を変える必要はな
く、例えば、方向7a,7e,7f,7jは同一の送信
パターンが利用でき、方向7b,7d,7g,7iも同
一の送信パターンが利用でき、方向7c,7hや方向7
x〜7zでもそれぞれ同一の送信パターンが利用でき
る。また、方向7x〜7zのように狭い範囲を細かく計
測したい場合には、超音波のキャリア周波数を例えば2
00kHzのように高い周波数に変更するとよく、更
に、キャリア周波数の異なるセンサ間では、送信パター
ンとしては同一のものを同一の方向に使用しても、相互
干渉をそれぞれ発生させずに距離計測でき、計測の信頼
性が一段と向上できる。また、上記距離計44として、
反射式超音波距離計70の替わりに、光学式のスポット
光走査式距離計、スリット光投影式距離計、またはステ
レオ画像処理式距離計を採用した場合には、その反射光
受光素子にPSD(Position Sensing Device)や一次元
/二次元半導体(CCD,MOS)アレイセンサ等を使用する
と、装置を小型化でき、取手47の内部にセンサを内蔵
させることもできる。
【0010】次に、駆動機構制御部としての制御部21
の構成を図5を参照して説明すると、この例では駆動部
8aに永久磁石式ブラシレス同期モータを用い、その回
転センサにレゾルバ19aを用い、モータ8aの出力軸
はトルクリミッタ(動力伝達機構)17を介して車輪1
1に直結され、レゾルバ19aの出力は速度/位置検出
器65aに入力され、その出力機械角θm、機械速度ω
mが加減算器62a,62dにそれぞれフィードバック
され、電気角θeは回転演算器63eに入力され、その
出力は座標変換器63d,63fにそれぞれ入力され、
位置検出器65aの出力電気速度ωeが非干渉化制御器
63gに入力されるようになっている。また、運転指令
記憶/再生部60では、後述する速度プロファイルpf
1〜pf9等や車輪11およびモータ8aの回転位置情
報が所定のメモリ60a,60bにそれぞれ設定/読出
できるようになっており、その位置指令出力θm*は、
サーボ制御部61を構成する加減算器62aを介して位
置制御器62bに入力され、その出力と速度指令ωm*
とがスイッチ手段62cで選択されて加減算器62dに
入力され、その出力が速度制御器62eを介して電流指
令iq*として加減算器63aに入力されるようになっ
ている。尚、電流指令id*は通常0である。一方、モ
ータ8aの3相電流成分iu,ivが電流検出器63h
によりセンスされ、座標変換器63fにより3相座標電
流からdq軸座標電流id,iqに変換されて非干渉化
制御器63g及び手動操作検出器66に入力されると共
に、加減算器63aにフィードバックされ、その出力が
それぞれ電流制御器63bを介して制御器63gの出力
と共に加減算器63cにフィードバックされ、次に電圧
指令vd*,vq*として座標変換器63dに入力さ
れ、その3相出力電圧がゲート64aを介してPWMイ
ンバータ64によりモータ8aを駆動するようになって
いる。尚、上述のサーボ制御部61は、DSP(Digital
Signal Processor)等を使用して、全てソフトウエアで
構成し、デジタル制御することが可能である。また、イ
ンバータ64の整流部の出力をダイオードD1を介して
蓄電池69に接続しておくと、減速時の回生電力を蓄積
したり、停電等の非常時にパネル開制御の補助電源とし
て利用でき、この蓄電池69は無目2側及びパネル4側
のどちらにも配設することができる。
【0011】ところで、蝶番3aに結合された絶対位置
センサとしてのレゾルバ13の出力は、位置検出器65
bに入力され、その絶対位置情報θmaは位置検出器6
5aの出力θmと共に手動操作検出器66に入力され、
更に、自動運転開始時の位置指令θm*としてメモリ6
0bにプリセットされ、また、手動操作検出器66の出
力である制御指令pg*はPWMインバータ64のゲー
ト64aをオンオフ制御するようになっている。尚、位
置検出器65bで演算される絶対位置情報θmaは主セ
ンサ制御部22に絶えず送信する必要があるので、手動
操作検出器66の出力pg*の一端は位置検出器65b
に入力し、絶対位置情報θmaと共に主センサ制御部2
2に伝送すると効率よい。かかるモータ及び制御部とし
ては、例えば、横浜市鶴見区にある株式会社ワコー技研
製のモータCNE005Cモータとそのドライバ制御部
が利用でき、モータ出力は50W、外径40φ、長さ7
1mm、定格トルク1.6kg・cm、最大トルク4.
9kg・cmであり、図6(A)に示すような運転指令
(速度プロファイル)を予めメモリ60aに登録/設定
しておくと、後述する主センサ制御部22により、人が
パネルに接近してきて図13に示す起動ゾーンzs2の
領域に入った時点で、制御部22から制御部21に起動
指令/信号が出力され、期間t1で高速移動速度VHま
で加速パターンpf1で加速し、ドアの自動運転を開始
する。すなわち、距離計44は起動装置の機能を果たす
ことができる。尚、通行人の接近速度に応じて加速パタ
ーンをpf12やpf13のように変更することも容易
である。さて、定速pf2で移動後、パネルが停止する
際の衝撃を緩和するため、停止位置の手前にそれぞれ制
動期間を設け、パネルがこの制動位置を通過した時点t
2で減速パターンpf3に示すような制動を加え、この
減速時の回生電力は蓄電池69に充電すると共に、十分
速度を落とした微速度VLで停止位置直前まで移動し、
最後に停止パターンpf5で停止する(いわゆる、停止
緩衝制御)ように制御できる。従って、かかる電気的減
速制御は、見方を変えると、従来のドアチェック等の果
たしていた機械的な制動装置や緩衝装置の働きを全て電
気的に実行することとなり、機械的な制動装置や緩衝装
置が不要となると共に、がたつきの防止効果や、急速な
停止衝突時の緩衝効果を、モータの電子制御により静か
な状態で実現でき、消耗品等がなく、エネルギーの有効
活用が図れ、非常に有用である。また、定速移動中、図
6(B)に示すように時点t6において、後述する図1
3に示す安全確認ゾーンzs1に人が侵入して、距離計
44が衝突防止用の安全装置/センサとして作動した場
合には、主センサ制御部22から制御部21に急停止指
令/信号が出力され、制御部21では、直ちに急停止パ
ターンに動作モードを切り替え、この急減速時の回生電
力は蓄電池69に充電すると共に、時点t7まで減速パ
ターンpf7で一気に速度VLEまで減速し、続いて、
時点t8から停止パターンpf9で停止する。尚、手動
操作検出器66では、所定の周期毎に、モータ8aの負
荷トルクTqを電流値id,iqから演算したり、絶対
位置情報θmaとモータの機械角θmから演算されるパ
ネルの回転位置とを絶えず比較して、負荷トルクTqが
急増したり、絶対位置情報とモータの機械角から演算さ
れるパネルの回転位置との差が所定の閾値より大きくな
った場合には、パネル4が障害物に当ったり、人が取手
47等を手動操作していると判定し、制御指令pg*に
よりインバータ64のゲート64aをオフとしてモータ
8aの駆動を停止し、絶対位置情報θmaが所定の期間
変化しなくなった時点で、位置指令θm*を絶対位置情
報θmaで置き換え、各センサ情報を参照して後述する
ように運転指令を自己判定し、pf1aやpf1bのよ
うに運転指令をパネル開/パネル閉方向に、適宜、自動
生成するようになっている。また、上述の手動操作状態
が検出された場合には、速度制御モードまたは位置制御
モードからトルク制御モードに制御部21の動作を切り
替えて、モータ8aの駆動を停止せず、例えば、一例と
して、トルク一定制御を制御部21で実行し、絶対位置
情報θmaが所定の期間変化しなくなった時点で、位置
指令θm*を絶対位置情報θmaで置き換え、各センサ
情報を参照して、後述するように運転指令を自己判定
し、pf1aやpf1bのように運転指令を自動生成し
てもよい。尚、上述の説明では、駆動部8aに永久磁石
式ブラシレス同期モータを用いたが、小型の誘導モータ
をPWM制御することにより、永久磁石式ブラシレス同
期モータと同様のトルク制御、速度制御、及び位置制御
ができることは、当業者には明らかである。また、オリ
エンタルモータ製のいわゆるセパレートクローズド制御
方法を利用したレゾルバ内蔵のステッピングモータで
も、偏差カウンタを入力カウンタとロータ位置カウンタ
の切換スイッチとして使用し、偏差が1.8°以内であ
れば、励磁シーケンス制御部により入力カウンタの出力
に従ってモータを制御し、偏差が1.8°を超えるとロ
ータ位置カウンタの出力に従ってモータを制御すると、
いわゆる急激で大きな負荷変動に対しても脱調現象を起
こさず、整定時間の短い、低コストの駆動部8が実現で
きる。また、価格的には、直流のブラシモータも十分実
用的である。
【0012】次に、光電気リンク30の構造を、図7を
参照して説明する。このリンクは回転移動機構のリンク
手段として適しており、回転移動機構の固定点と移動点
との間でケーブル/ホース等を保持/ガイドするのに最
適で、図7(A)はリンク手段30の全体の構成を示
し、ストレスの懸からないリンク部分XXの断面は同図
(B)のような形状をなし、横方向に円弧状に湾曲した
支持部材31には、電力ケーブル32や合成樹脂製の光
ファイバー33、フラットケーブル34等が積層され、
相互にスライド可能に載置され、これら部材の全体が合
成樹脂製の中空部を有する網目状のスリーブ材35で被
包され、支持部材31とスライド可能な状態で一体化さ
れ、リンク手段30の両端は、その断面YYが同図
(C)に示すようになっており、支持部材31のみが金
属製等の部材で構成された固定具37に締結部材36で
固定され、更に固定具37が締結部材38で無目2eや
パネル4b等のそれぞれ所定の箇所に固定されるように
なっている。尚、支持部材31は弾性と強度の大なる材
料が好ましく、例えば、弾性鋼、天然/合成ゴム材又は
合成樹脂/エンジニアリングプラスチック部材等を以て
製作され、それ自体が横方向に円弧状に湾曲している
が、縦方向に折曲していくと転向部を形成していき、こ
の転向部は所定角度以上折曲すると半円状と成り、この
半円状転向部は平らな平板状となる性質を有しており、
例えば、巻尺状の部材が使用でき、長さ方向の縦の湾曲
は容易であるが、横方向の湾曲(横振れ)は非常に困難
な性質を有し、小型、軽量、低騒音で、かつ、耐久性に
優れ、かくしてガイド保持された各ケーブルの両端に
は、フラットケーブル用のコネクタ40、電源ケーブル
用のコネクタ41、光コネクタ42がそれぞれ接続され
るようになっている。かかるリンク手段30により、小
型、軽量、低騒音で、かつ、断線等の事故の無い、高信
頼性でかつ耐久性に優れた回転移動機構の光電気リンク
手段を実現することができる。
【0013】次に、鎖錠解錠手段48の構造を図9を参
照して説明すると、取手クランプを兼ねたシャフト80
に取手47a,47bが止め具81により固定され、こ
のシャフト80が歯車82に穿設された中空部に嵌挿さ
れ、取手47を手動で回転させた場合、歯車82の上方
円周部に刻設された歯列82aが下方に下がりつつ回転
し、ロック用のボルト部材83の上面に刻設されたラッ
ク83aと歯合して、ボルト部材83を吸引する方向に
強制的に移動させるようになっており、かくして手動優
先の開閉操作が実現でき、また、歯車82の下方で、ボ
ルト部材83と干渉する部分は、平面状に切り欠かれ、
更に、歯車82は、通常は、弾性部材82bによりボル
ト部材83と接触しない方向に付勢されて保持されるよ
うになっている。また、ボルト部材の一端83bは、戸
合せ面から無目側に出入りするようになっており、その
他端83cは、巻きバネ等の弾性部材84によりパネル
4から突出する方向に圧接されると共に、電磁石/ソレ
ノイド85により吸引されて自動でドアパネル4内に引
込むようになっている。従って、パネル4が全閉位置に
ある場合、電磁石85を付勢してボルト部材83を吸引
し、ボルト部材83が嵌合していた溝からはずれたら
(解錠)、パネル4の開き制御を開始し、パネル4が微
少角度回転したら、電磁石85の電源をオフすると、ボ
ルト部材83は弾性部材84により元の位置に戻り、そ
の後、パネル4の閉まり動作の終了直前に、再び電磁石
85を付勢してボルト部材83を吸引した状態で全閉位
置まで移動し、全閉位置で静止したら電磁石85の電源
をオフすると、弾性部材84によりボルト部材83が無
目側の溝にロックされる(鎖錠)ようになっている。か
かる構成の鎖錠解錠手段では、パネル4側の取手47を
交換するだけで、建物(無目)2側に一切改造作業を施
すこと無く ドアパネル4を、電動ドアまたは自動ドア
に改造できる利点があり、全閉位置または全開位置で自
動鎖錠中は、駆動部8の電源をオフ制御して、節電制御
が実現できる利点がある。尚、経済的等の事情により、
できるだけ既存の設備/部材を有効活用したい場合に
は、上述の鎖錠解錠手段48を利用せず、また、既設の
鎖錠解錠手段を作動しないようにするため、パネル4の
不動部側との接合/離脱する箇所、すなわち、パネル上
部及び/又は戸合せ部及び/又は敷居部等に、厚さの薄
いクッション部材を両面テープ等で貼設すると、建物側
の鍵穴等を、常時、不使用状態に設定できると共に、室
内/外の隙間防止機能のあることが分かった。かかる場
合には、駆動機構8の静止トルク/保持トルクが、鎖錠
解錠手段48を、兼用することとなり、制御部21のソ
フトウエアで鎖錠解錠手段48が実現できるので、部品
点数や据付/改造作業の削減が図れると共に消費エネル
ギーも節約することができる利点がある。
【0014】かかる構成において、その制御動作を図1
0〜図11のフローチャートを参照して説明する。先
ず、電源投入後(S2)、距離計44i(i=a~j)を使用した
安全確認ゾーン及び起動ゾーンの学習が終了したか否か
チェックし(S4)、学習していない場合は、これを行う(S
6)。この学習動作では、ドアの回転半径や、各距離計4
4i(i=a〜j)の取付位置、ドアの回転移動範囲等の、パ
ラメータの初期化を行った後、全閉位置から全開位置
迄、所定の角度毎に(例えば1度毎)絶対位置センサ1
3によりパネル位置を確認しながら移動させ、各距離計
44iの出力を所定のテーブル等に図12のように書込
む(この処理を数回繰り返し、その後、パネルの各絶対
回転角度に対して、建物までの平均化距離(検知ゾー
ン)を求めるのが好ましい)。次に、建物迄の平均化距
離(検知ゾーン)が演算できたら、各パネル回転角度θ
jに対し、各センサ44i毎に起動ゾーン及び安全確認
ゾーンを以下のように演算する。先ず、安全確認ゾーン
は、ドアパネルが人と衝突する可能性のある範囲であ
り、パネルの回転半径方向の長さをr1とすると、図1
3に示すように回転中心から半径r1の円の内側zs1
で、かつ、センサの取付位置を起点として取付角θiの
半直線hliとの共通部分ys1がこのゾーンに該当
し、次ぎに、起動ゾーンは、パネルの回転中心から半径
r2の円の内側で、かつ、半径r1の円の外側の範囲z
s2と、上述の半直線hliとの共通部分ys2であ
り、更に、検知ゾーンは起動ゾーンの外側で、かつ、半
直線hliとの共通部分で建物迄の範囲ys3である。
かかる安全確認ゾーンys1、起動ゾーンys2の演算
は、予め各距離計に対し、各パネル回転位置毎に演算し
て図12の距離テーブル等の対応する各欄に格納してお
いてもよいし、各サンプリング周期毎にパネルの絶対位
置θjを入力して、それぞれ演算してもよい(S6)。
【0015】ところで、上述の安全確認ゾーンys1及
び起動ゾーンys2を利用すると、開き戸制御システム
において、電動又は自動ドア(開き戸)の安全装置又は
安全兼起動装置、および、手動兼用電動/自動ドア(開
き戸)の安全装置又は安全兼起動装置を容易に実現/構
成できる。すなわち、ドアパネル4の閉位置−開位置間
を回転移動させる駆動機構5と、この駆動機構制御部2
1と、パネル4の絶対回転位置センサ13と、放射エネ
ルギーの反射波(超音波)を処理してパネル4と人/障
害物迄の距離を計測する複数の距離計44iと、これら
の距離計44i及び駆動機構制御部21とに結合された
主センサ制御部22とを具え、駆動機構制御部21に予
め加速、定速、減速、微速、急停止の各電動/自動運転
指令を登録しておき、主センサ制御部22により複数の
距離計44iからの距離出力を処理して、絶対位置セン
サ13の出力θjによりドアパネル4の各回転移動位置
θj毎に、予め設定した安全確認ゾーンzs1及び/又
は起動ゾーンzs2に応じて距離計44iの出力を自動
修正して、かかる自動修正した安全確認ゾーンys1及
び/又は起動ゾーンys2の範囲内に人/障害物が移動
してきたことを距離計44iで検知した場合、人/障害
物の検知位置が起動ゾーンys2の範囲内であり、パネ
ル4が静止/停止している場合には、ドアパネル4の起
動信号を主センサ制御部22から駆動機構制御部21に
出力するドアの起動装置が実現できる。また、人/障害
物の検知位置が安全確認ゾーンys1の範囲内であり、
かつ、ドアパネル4が移動中であり、その回転移動する
方向が安全確認ゾーンys1の方向と一致する場合に
は、ドアパネル4の急停止指令信号を主センサ制御部2
2から駆動機構制御部21に出力するドアの安全装置が
実現できる。尚、ドアパネルの回転移動方向が距離計4
4iの安全確認ゾーンys1の方向と一致しない場合に
は、ドアパネル4の急停止指令信号は主センサ制御部2
2から出力しなくてよい。かかる電動/自動ドア(開き
戸)の安全装置又は安全兼起動装置や手動兼用電動/自
動ドア(開き戸)の安全装置又は安全兼起動装置によれ
ば、主センサ制御部22により複数の距離計44iから
の距離出力をパネルの絶対回転位置θjと共に処理し
て、パネルに対し人が接近、停止、遠ざかる行動パター
ンを常時解析し、パネル4の現在位置θjが人の通行の
障害になると判定した場合には、パネル4が人に対し障
害とならない方向への自動運転指令を出力し、パネル4
が回転移動中、回転予定の範囲ys1内に侵入者を検出
した場合には急停止指令を出力するようにできるので、
従来技術では不可能であったパネル4と通行人が衝突す
ることのない極めて安全/確実な自動ドアの制御システ
ムおよびドア(開き戸)の安全装置又は安全兼起動装置
を実現できる。
【0016】かくしてパネルの各回転位置における各距
離計の学習処理が終了すると、所定のサンプリング時刻
(例えば12.8msec)毎に(S7)、パネルの絶対回転位置を
絶対位置センサ13により入力し、モータ回転位置を回
転センサ19aにより入力し、モータトルクを電流検出
器63hにより入力し、各距離計44iの出力をダブル
バッファの一方に入力する(S8)。そして、パネルが手動
操作されているか否かを距離計44i及び手動操作検出
器66により以下のように判定する。すなわち、取手4
7の近傍空間に人が検出され(人と取手の距離が十分小
さく、上述の把持状態検出器の出力がオン状態である
時)、かつ、パネルに所定値以上のトルクが加わった
り、絶対位置とモータ回転位置とが所定の距離以上ずれ
ていることが検出された場合には、手動操作中と判定し
(S10)、パネル駆動中断指令pg*を手動操作検出器6
6からゲート64aに出力する。または、モータの制御
を位置/速度制御からトルク一定制御に切り替える。上
述のパネル駆動中断指令pg*を手動操作検出器66か
らゲート64aに出力した場合には、これにより、駆動
機構の制御部21に設けられたPWMインバータ64の
ゲート64aがサーボ制御オフ状態となり(S12)、手動
操作が終了するまで(例えば、所定の期間内に所定の値
以上のモータトルク値が検出されなかったり、所定の期
間内に、所定の値以上の移動距離の変動が検出されなく
なる迄)サンプリング周期単位で待機する(S12)。尚、
上述の把持状態検出器の出力を、そのまま出力し、手動
操作検出器66の出力として利用することも可能であ
る。かくして、手動操作の終了が検出されたり(S14)、
手動操作中ではないが、滑り等によりパネルの絶対位置
とモータの回転位置とが所定の距離以上離れた場合に
は、モータ位置を絶対回転位置で更新した後(S16)、自
動運転開始指令pg*が手動操作検出器66からゲート
64aに出力され、これにより、駆動機構の制御部21
のゲート64aがサーボ制御オン状態に移行する(S2
0)。すなわち、サーボ制御オン状態では、レール12が
車輪11とローラー5a7により挟持された状態でモー
タ8aの保持トルクにより動きがロックされているの
で、トルクリミッタ17で設定された値以上のトルク
や、図5に示す変換器63fの出力id,iqから演算
されるモータのトルク値が予め設定されている所定の値
をオーバーしてしまうような大きな機械的トルクがパネ
ル4に外部から加えられない限り、ドアパネル4の動き
はモータ8aのトルクにより停止され、静止状態を保ち
続ける。従って、サーボ制御オン状態では、モータが、
電子錠の役目を果たすこととなり、いわゆる従来の手動
ドアのボルトやラッチも全て電子制御で実現でき、サー
ボ制御オン/オフの信号が従来の手動ドアのボルトやラ
ッチの役目を果たすこととなる。また、上述のサーボ制
御オフ状態では、ゲート64aによりモータ8aの駆動
電流は阻止されるので、パネル4がいかなる位置で移動
または停止していても、取手47を人手により開閉操作
した場合、パネル4から少しも抵抗を受けず、非常に滑
らかにパネル4の開閉操作を人手により実行することが
できる。
【0017】次に、パネルの現在位置が全閉位置にある
か否か絶対位置センサ13の出力によりチェックし(S2
2)、全閉位置の範囲内にある場合には、ドア開方向の安
全センサ44iがオン状態か否かチェックし(S60)、安
全確認ゾーンに人が検出された場合には、このゾーンか
ら人が退出するまでステップS7に戻って待機する(S6
0)。また、安全ゾーンに人が検出されない場合には、開
方向又は閉方向の起動ゾーンに人が検出されるか否かチ
ェックし(S62)、起動ゾーンに人が検出された場合に
は、更に、在室センサ2mがオン状態か否かチェックし
(S64)、在室センサ2mがオン状態であれば、パネル開
起動指令は出力せず、閉制御急停止(EMG)フラグを
セットして(S66)、所定の期間待機する。また、在室セ
ンサ2mがオフ状態であれば、閉制御急停止フラグをリ
セットし、電磁石85により自動鎖錠解錠手段48を解
錠した後、図6(A)に示すような所定の速度プロファ
イルに従って、図5に示すサーボ制御部61によりパネ
ルの開制御を開始する起動指令を出力する(S68)。この
場合、起動ゾーンに人を検知した距離計44iは、いわ
ゆるドアの起動装置(起動センサ)の機能を果たし、ま
た、人−パネル間の距離からパネルに接近してくる人の
速度が演算でき、この人の移動速度に応じてドアの開き
速度を変更することもできる。以後は、ステップS26〜S
40の制御に移る。尚、上記パネルが電動/自動運転で移
動中は、通行人に注意を喚起するため、取手47に配設
された表示手段25i(i=a〜q)を点灯又は点滅表示する
ようにすると、通行人に注意を喚起でき、更に、上記表
示手段に、点灯又は点滅表示中、上から下または右から
左または、これらの逆方向等の、パネルの移動方向も重
ねて表示するようにすると、より、通行人に分かりやす
い。また,起動センサ44iがオフ状態の場合には(S6
2)、開制御急停止の待機中か否かチェックし(S70)、待
機中であればS7へ戻る。また、待機中でなければ、開制
御フラグはリセットし(S72)、閉方向の安全センサ44
iがオン状態か否かチェックし(S74)、安全センサがい
ずれか1つオン状態であればS7へ戻る(S74)。一方、全
ての安全センサがオフ状態であれば、パネルが全閉位置
の範囲内にあるか否か再びチェックし(S76)、この範囲
内であればS7へ戻り、全閉位置になければ閉制御急停止
待機フラグをセットして(S78)、S7へ戻る。次に、S22に
戻り、パネルが絶対位置センサ13の出力より全閉位置
になければ、パネルが移動中か否かチェックし(S24)、
パネルが移動中であれば、パネルは、開方向に移動中か
閉方向に移動中かチェックし(S26)、更に、開方向に移
動中の場合には、現在の絶対位置における開方向の安全
センサ(図3の44a~44c及び取手47aの44x~44z)が人
を検出し、オン状態を示しているか否かチェックし(S2
8)、通常、安全確認ゾーンに人が検出されなければ、そ
のままパネルは開移動を続け、その移動期間中はS7へ戻
り(S38)、全開位置迄移動すると(S38)、開移動フラグを
リセットし、全開位置で所定期間(例えば、1sec)、待
機状態となる(S40)。また、S28で開方向の安全センサ4
4iのいずれか1つがオン状態を示すと、開急停止フラ
グをセットし(距離計44iは安全装置の機能を果たし
ている)(S32)、開移動急停止モードに移り、以後、図
6(B)に示すような所定の速度プロファイルに従っ
て、図5に示すサーボ制御部61により急停止を実行し
(S34)、パネル4の移動が停止すると、開急停止フラグ
をリセットし、開急停止待機フラグをセットして、所定
の期間、待機状態となる(S36)。
【0018】次に、S26に戻り、閉方向に移動中の場合
には、現在の絶対位置における閉方向の安全センサ(図
3の44ha~44j及び取手47bの44x~44z)が人を検出
し、オン状態を示しているか否かチェックし(S46)、通
常、安全確認ゾーンに人が検出されなければ、そのまま
パネルは閉移動を続け、その移動期間中はS7へ戻り(S5
4)、全閉位置の直前で電磁石85を付勢しボルト部材8
3を予め吸引し、全閉位置迄移動すると(S56)、電磁石
85をオフとし、弾性部材84により鎖錠解錠手段48
を鎖錠状態に戻した後、閉移動フラグをリセットする。
また、S46で閉方向の安全センサのいずれか1つがオン
状態を示すと、閉急停止フラグをセットし(距離計44
iは安全装置の機能を果たしている)(S44)、閉移動急
停止モードに移り、以後、図6(B)に示すような所定
の速度プロファイルで急停止を実行し(S50)、パネルの
移動が停止すると、閉急停止フラグをリセットし、閉急
停止待機フラグをセットして、所定の期間、待機状態と
なる(S52)。次に、S24に戻り、パネルが移動中でなけれ
ば、開制御急停止待機中か否かチェックし(S58)、この
待機中の場合には、上述と同様にしてS60〜S78の各ステ
ップが実行される。また、開制御急停止待機中でなけれ
ば、閉制御急停止待機中か否かチェックし(S80)、現在
の絶対位置における閉方向の安全センサ44iがオン状
態の場合には、S7へ戻り(S82)、閉方向の安全センサが
オフ状態の場合には、所定の期間の閉急停止待機期間が
終了したか否かチェックし(S84)、この期間が終了した
り、全開位置における待機期間中でなければ、閉制御急
停止待機フラグをリセットし、閉制御を開始する(距離
計44iは起動装置の機能を果たしている)(S86)。ま
た、全開位置における待機期間中であれば、所定の期間
の全開位置における待機期間終了後(S90)、全開待機フ
ラグをリセットし、閉制御を開始する(S92)。かくし
て、パネルの取手に対象物迄の距離を計測する複数の距
離計44iを配設し、これらの距離計及びパネルの駆動
機構制御部に結合された主センサ制御部を具え、上記主
センサ制御部により複数の距離計からの出力を処理し
て、パネルに対し人が接近、停止、遠ざかる行動パター
ンを解析し、パネルの現在位置が人の通行の障害になる
と判定した場合には、パネルが人に対し障害とならない
方向への自動運転指令を出力し、パネルが回転移動中、
回転予定の範囲内に侵入者を検出した場合には急停止指
令を出力する自動ドアの制御システムを実現できる。
尚、上述のフローチャートでは、ドアパネルが、通常、
全閉位置に停止しているとして、その制御動作を説明し
たが、通常のパネル位置が全開位置に停止しているとし
て、ドアの自動開閉動作を制御することも可能である。
かかる制御では、使用する期間だけドアパネルか閉まる
ので、パネルが、通常、全閉位置に停止している場合と
比較して、自動での開閉動作の回数が、トイレ等の部屋
の使用状況によっては半分で済むという利点がある。ま
た、上述の例では、手動/自動兼用のドア及びその制御
装置を説明してきたが、タッチスイッチや固定式のドア
の起動スイッチ(非接触式近接スイッチを含む)を利用
すれば、この発明を容易に手動/電動兼用のドア及びそ
の制御装置に応用できることは、当業者には明かであ
る。更にまた、上述の説明では、ドアが全閉位置にある
ときも、常時、駆動部8に電源電力を供給し、モータの
保持トルクを利用してドアの動きを静止させる例を説明
したが、センサ等により人がドアの近傍空間にいない間
は、自動鎖錠解錠手段により、通常ドアの動きはロック
できるので、自動鎖錠解錠手段を併用している場合は、
人がドアの近くの距離に接近してきて検知できるまで、
駆動部の電源供給を省エネルギーのため停止することも
可能である。また、上述の説明では、手動操作中は、モ
ータトルク=0として説明したが、急激なトルク変動や
ドア移動を避けるため、手動操作中も、手動操作の負担
にならない程度の、0.5〜2Kg・cm等の、所定の
保持トルクを生成するようにサーボ制御部61をトルク
制御することは、当業者には容易である。
【0019】次に、図1及び図2に対応させて示す図1
4(A)は、この発明の別の1実施例を示すものであ
り、それぞれ同一の番号を付した装置は同一の機能を果
たすと共に、この例では、オペレータ部5はパネル4側
に配設し、レール12は建物(無目)側にその両端を固
定して架設したもので、無目側の取付空間が非常に狭
く、オペレータ部5の設置空間が確保できないような場
合に有効な構成例であり、かかる構成においても、本発
明は図1及び図2と同様に非常に滑らかな動きの自動/
手動兼用ドアを実現できると共に、手動操作時の捻れや
過負荷が駆動部8aに波及する前に車輪11とレール1
2との間のすべり作用によりこれらを上手に逃がすこと
ができるので、既設の手動ドアに簡単に改造/付設して
利用できる利点があり、オペレータ部5への電源の供給
等は上述の光電気リンク30を利用すると効果的であ
る。尚、オペレータ部5を更に小型化してパネル4の内
部に埋設するようにすると、レール以外に突出部のない
非常にスマートな電動または自動開き戸を実現できる。
【0020】また、図1及び図2に対応させて示す図1
4(B)〜(D)は、この発明のまた別の1実施例を示
すものであり、それぞれ同一の番号を付した装置は同一
の機能を果たすと共に、この例では、無目側が極端に狭
い場合に有効な、オペレータ部5の建物側に必要な設置
空間を最小限の空間とした一構成例であり、先ず、図1
4(D)に示すように、パネル4に中空部4hを穿設
し、中空部4hにレール12を挿入し、レール12の一
端を建物側ストッパ板2sに固定し、レール12の他端
は開放端として空中に開放した状態で設置する。次に、
オペレータ部5が上述の中空部4hに対応した所定のパ
ネル4の箇所に、図示しないシリコーンゲル成形体等か
らなる防振部材及び固定具5a1を介して、木ネジ等の
締結部材5a2により固定され、フレーム5a4がピン
又は軸5a3により回動自在に固定具5a1に軸支さ
れ、フレーム5a4には複数の取付板5a5が棚状に設
けられ、最下段の取付板には可逆回転可能な駆動部8が
出力軸を上向きに所定の箇所に取付けられ、上段の取付
板には車輪11を軸支するための軸受5a6が所定箇所
に埋込まれ、駆動部8の出力軸と車輪11との間は、動
力伝達機構17としてのトルクリミッタを介して直結さ
れている(図14(C),(D))。更に、中空部4h
に挿入されたレール12は、車輪11及び圧接ローラー
5a7により圧接/挟持され、突起部5a9に張架され
た板バネ等の弾性部材5a8によりローラー5a7がレ
ール12に圧接されるようになっている(図14
(B))。尚、レール12に中空部を有するパイブ状の
部材を使用すると、レール(パイプ)12の中空部を、
制御信号線や動力ケーブル/センサ信号のケーブルガイ
ドとして利用することも可能となり、また、レール12
を全開/全閉位置検出等のセンサの固定/保持部材とし
て利用することも可能である。また、動力伝達機構17
として上図ではトルクリミッタを直結した例を示した
が、例えば、駆動部8のモータ出力を小容量のものと
し、合成樹脂製の歯車機構等をトルクリミッタに直列に
介挿して増力する動力伝達機構17とすると、駆動部か
らの振動、騒音の低減した動力伝達機構17が利用で
き、装置全体を更に小型化することもできる。かかる構
成では、建物側にはストッパ板2sしか配置/固定され
ないので、建物側に必要な設置空間を最小限にでき、オ
ペレータ部の設置作業や据付け作業を簡略化でき、室外
からはストッパ板2sしか観察されないので、その美観
も殆ど損なわないという利点がある。また、この発明の
車輪11とレール12のまた別の組合せ例も考えられ、
図示しない車輪11mが、駆動部8aの回転軸の外周に
歯車を挿嵌して直結され、レール12の車輪11mとの
接触面には、歯付きラック12mを刻設してもよく、こ
の場合、車輪11mがピニオンとなって移動し、回転ト
ルクの有効利用が図れる。尚、レール12には、歯付き
ラック12mを刻設しないで、可撓性の合成樹脂等で成
型された丸棒部材を使用し、これを合成樹脂性の歯車1
1m及びローラー5a7で挟持しても同様の効果が得ら
れ、更に、上記歯車に逆転防止用のラチェット等を付設
すると強風等によりドアパネルが揺動する現象を防止す
ることができる利点がある。
【0021】次に、図1及び図14に対応させて示す図
15は、この発明のまた別の1実施例を示すものであ
り、それぞれ同一の番号を付した装置は同一の機能を果
たすと共に、図15の例では、駆動部8に電気モータ8
aに替わって流体作動式弧状シリンダ6を使用し、この
駆動部6から出力される並進力を、直接、パネル(移動
体)4の並進力に変換し、この並進力をレール12の形
状により、直接、パネル回転軸の回りの回転トルクに変
換して、パネル4を回転するようになっている。すなわ
ち、駆動部6は密閉構造のシリンダ6aの一端が軸12
aを介して回動自在に無目2aに固定具12bにより固
定され、その他端はパネル4の回転中の振動を吸収する
ため自由端で空中に開放されており、シリンダ6aの中
空部6bにはエア/油等の作動流体が、端子6cを介し
て図示しない5ポート電磁弁及びホースから適宜切り替
えて所望の方向に移動するように供給され、中空部6b
に嵌入された磁石(移動体)6dを並進力で駆動するよ
うになっており、この磁石6dの外側にはシリンダ6a
を包むように中空磁石6eが連動可能に対向して配設さ
れ、中空磁石6eの一端には軸6fが付設され、軸6f
はリンク6gを介して回動自在に軸5a3に連結され、
軸5a3は固定具5a1及び図示しないシリコーンゲル
成形体等からなる防振部材を介してパネル4aに固定さ
れるようになっている。かかる構成の駆動部6を使用す
ると、駆動部6から生成される流体の並進力が、直接、
磁石6d,6eを介してシリンダ(レールを兼ねる)6
aの形状により、パネル回転軸の回りの回転トルクに変
換され、パネル4を回転駆動するので、非常に効率よく
パネルを回転させることができる。尚、起動/安全セン
サを利用した制御システムの動作は、上述と同様であ
り、作動流体にエアを利用した駆動部6は、引火性の気
体等を扱う部屋のドアパネルに適しており、また、油圧
シリンダを利用すると、装置全体を非常に小型化できる
と共に、高層ビル等で利用される玄関等の風圧の非常に
高いドアパネルにも耐久性よく対応することができる。
【0022】次に、図2及び図15に対応させて示す図
16(A)〜(C)は、この発明のまた別の1実施例を
示すものであり、それぞれ同一の番号を付した装置は同
一の機能を果たすと共に、図16の例では、駆動部8に
電気モータに替わって流体作動式直線状シリンダ6mを
使用し、この駆動部6mのロッド6nから出力される並
進力を、ラック6pを介して駆動ローラー11nの回転
トルクに変換し、この回転トルクをシャフトを介して直
接車輪11kの回転トルクに変換し、車輪11kのトル
クによりレール12を介してパネル4を回転させるよう
になっており、駆動ローラー11nの外側には横振れ防
止のためガイドローラー6qがそれぞれ配設されてい
る。また、駆動部8に電動のリニアスライドモータを使
用することもできる。かかる構成によっても、非常に効
率よくパネルを回転させることができる。尚、起動/安
全センサを利用した制御システムの動作は、上述と同様
であり、作動流体にエアを利用した駆動部6は、引火性
の気体等を扱う部屋のドアパネルに適しており、また、
油圧シリンダを利用すると、装置全体を非常に小型化で
きると共に、高層ビル等で利用される玄関等の風圧の非
常に高いドアパネルにも耐久性よく対応することができ
る。
【0023】次に、図1(B)に対応させて示す図16
(D)は、この発明のまた別の1実施例を示すものであ
り、それぞれ同一の番号を付した装置は同一の機能を果
たすと共に、図16(D)の例では、車輪11のまた別
の構成例を示し、この例では最下段の蓋を兼ねた取付板
5a5が着脱可能に上段のフレーム5a4に嵌入されて
固定され、取付板5a5には軸受5a6及びスペーサ部
材を介して車輪11が片持ちで支持され、車輪11の内
側には磁石11tが埋設され、更にその内側にギャップ
を介してトルクリミッタを兼ねた磁石式のクラッチ17
mが埋設され、このクラッチ17mには、電気モータ8
aの出力軸の先端が縦溝ローレットを刻設されて嵌入さ
れ、磁石17mの離脱防止を図ると共に、出力軸8aが
スペーサ部材及び軸受5a6を介してフレーム5a4に
片持ちで支持され、かくしてレール12の最終駆動部全
体がフレーム5a4及び取付板5a5で密閉されて防塵
/防音効果をあげると共に、駆動機構全体を非常に薄く
小型化できる構造としたものである。また、車輪11と
して、クラッチ17m及び磁石11tの代替として、ア
ウターロータ形の小型永久磁石式ブラシレスDCモータ
を使用すると、駆動機構及びその制御部を更に一段と小
型軽量化することが可能であり、この場合、モータブラ
ッケトが上述のフレーム5a4及び/又は取付板5a5
を兼ねることも可能である。
【0024】また、図1及び図2に対応させて示す図1
7は、この発明のまた別の1実施例を示すものであり、
それぞれ同一の番号を付した装置は同一の機能を果たす
と共に、この例では、レール12として、ワイヤやロー
プ、ケーブル、板バネ等の伸縮自在な可撓性部材12x
を利用して開き戸の駆動機構5を構成し、レール12の
外観/デザイン面を工夫したもので、可撓性部材12x
を利用することにより、駆動機構5及びレール12xの
占有空間を大幅に縮小させている。すなわち、図17
(A)は、開き戸のパネル4が開いた状態を示し、同図
(B)は、駆動機構5の1例を示し、同図(C)は、こ
れらを上方から眺めた図であり、伸縮自在な可撓性部材
12xは、弾性と強度の大なる材料が好ましく、例え
ば、弾性鋼、天然/合成ゴム材又は合成樹脂/エンジニ
アリングプラスチック部材等を以て製作されると共に、
その一端が軸12aにより回動自在に固定具12bに連
結され、図示しないシリコーンゲル成形体等からなる防
振部材を介挿して、木ネジ等の締結部材12cによりパ
ネル4bに固定されると共に、その他端が、建物側に設
けられた駆動機構5を構成し、駆動部8及び動力伝達機
構17に結合されたドラム11xに巻回されるようにな
っている。かかる構成の駆動機構5を使用すると、レー
ル12xの移動範囲はドラム11xまでなので、パネル
4を回転駆動しても、レール12xがドラム11xに順
次巻取られ、レールがドラム11xの後方に移動するこ
となく、非常にコンパクトでデザイン的にも優れた駆動
機構を実現することができる。尚、起動/安全センサを
利用した制御システムの動作は、上述と同様である。ま
た、レール12xの繰り出し長さは、図17の例では、
パネル4が閉じている状態の時が、一番短く、パネル4
が全開の状態で、最大長さとなる。
【0025】次に、図1及び図2に対応させて示す図1
8、図19は、この発明のまた別の1実施例を示すもの
であり、それぞれ同一の番号を付した装置は同一の機能
を果たすと共に、この例では、駆動機構5s及び複数の
レール12を利用して、引き戸4の開閉駆動を行うよう
にしたものである。すなわち、図18(A)は、引き戸
の駆動機構の、全体の正面図であり、同図(B)は、そ
の側面図であり、図19はその上面図であり、図18、
19の片開きの引き戸ドアシステムでは、建物等の無目
(不動部)2側に駆動機構5sを配設し、固定具兼フレ
ーム5a4を締結部材5a2により無目2に固定し、フ
レーム5a4には駆動部8が搭載され、その回転出力は
トルクリミッタ17及び合成樹脂製等の歯車17a,1
7bを介して、駆動車輪11a,11bを駆動し、また
固定したガイド車輪11c,11dによりレール12の
駆動力を高めるようになっている。また、引き戸パネル
4の上方の空間には、ステンレス、アルミ等の金属部材
又はFRP等の合成樹脂部材で構成された中空部を有す
る断面が円形状の棒状レール(中空パイプ)、又はゴム
/合成樹脂/バネ材等の可撓性の部材で構成された中空
部を有する直線状のレール、または、中空部の無い丸棒
の可撓性直線状レール12が図の例では、2本それぞれ
平行に配設され、その一端が固定具12b及び図示しな
いシリコーンゲル成形体等からなる防振部材を介挿し
て、木ネジ等の締結部材12cによりパネル4側に固定
されると共に、レール12の途中が車輪11a〜11d
及びローラー5a7で圧接及び/又は挟持され、その他
端は自由端として空中に開放されている。しかして、上
記複数のレール12は駆動機構の回転機構(車輪)に対
し、駆動部材として機能しており、車輪11を駆動する
駆動部8等から成る駆動機構5sがその制御部21と共
にヘッダー部2bに固定され(この駆動機構5s及び制
御部21は、パネル側に配設又は埋設してもよい、ま
た、制御部21は、駆動機構5s内に内蔵させて収容す
ることも可能である)、上述の光電気リンク30によ
り、パネル4又は取手47に搭載/内蔵された主センサ
制御部22と電気的/エネルギー的に結合され、無目2
側との間のエネルギー供給/信号送受信が中継されるよ
うになっている。更に、パネル外側4aおよび内側4b
には、上述したドアに接近してくる人を検知する接近
(アプローチ)センサ23aや、衝突防止用の安全セン
サ23b等を兼ねた距離計44が取手47a,47bに
内蔵されて配設され、各取手には警告灯25も内蔵さ
れ、これらのセンサ等は主センサ制御部22より制御さ
れ、室内の所定箇所(例えば、トイレ96の便座98近
傍)には在室センサ2mを設置してもよい。尚、上記駆
動機構5sとヘッダー部2bとの間に、図示しないシリ
コーンゲル成形体等からなる防振部材を介挿して、建物
不動部側に固定すると、建物側への不要な振動ノイズを
低減することができ、また、走行パネル4を吊り具等に
より吊った状態で左右に往復移動させると、パネル走行
時の振動ノイズ等を一段と低減させることができる。次
に、上述の駆動機構5sのより詳細な構造の1例を図1
8、19により説明すると、機構全体の固定具兼フレー
ム5a4が、図示しないシリコーンゲル成形体等からな
る防振部材を介して、木ネジ等の締結部材5a2により
ヘッダー部2bに固定され、フレーム5a4には複数の
棚状に取付板5a5が設けられ、最も外側の取付板には
可逆回転可能な駆動部8が出力軸を水平方向にして所定
の箇所に取付けられ、中間及び内側の取付板には車輪1
1a〜11dを軸支するための軸受5a6が所定箇所に
埋込まれ、駆動部8の出力軸と車輪11a,11bとの
間は、トルクリミッタ17及び歯車17a,17bを介
して結合され、車輪11a,11b及びこれらの車輪に
対向するローラー5a7により、それぞれ平行なレール
12を圧接/挟持するようになっており、また、レール
12を挟んで車輪11a,11bのそれぞれ反対側の位
置には、圧接ローラー5a7を保持するための長穴及び
突起部5a9が前後に複数箇所設けられ、この突起部に
張架された複数の板バネ等の弾性部材5a8によりロー
ラー5a7をレール12に圧接するようになっている。
尚、図18、19の例では、レール1本に対し、車輪1
1及びローラー5a7を複数個使用するようになってお
り、複数の車輪11及びローラー5a7を使用すると、
車輪11とレール12との接触面積が増加し、接触圧が
高まるので、車輪11及びローラー5a7を1組だけ使
用する場合と比較すると、約4倍効率よくレール12を
介してパネル4を開閉駆動することができる。また、車
輪11及びローラー5a7のそれぞれの断面形状を円弧
形状とし、それぞれのレール12への接触面が凹形状の
ウレタン樹脂製の車輪及びローラーを使用すると、パネ
ル4の走行中レール12がこれらから離脱しにくく、更
に騒音も少なく、静かな走行が実現出来るので好まし
い。そして、上述の車輪11及びローラー5a7を複数
個配設する構造は、駆動機構全体の前後方向の装置の長
さを短くでき、小型化でき、狭い設置空間でも、容易に
取付/据付けできると共にその調整が容易であるという
利点があり、更に、レール12の横振れ防止効果も期待
できる利点がある。また、フレーム5a4と取付板5a
5とは、ダイキャスト/ロストワックス等で金属部材を
型成形したり、金型等により合成樹脂部材を射出成形し
て、一体化した構造のものを利用することもでき、かか
る図18、19のようなオペレータ部5sによれば、複
数のレール12を1個の駆動部8により効率よく駆動で
き、駆動部8の出力する回転トルクを、直接、車輪11
の回転トルクに変換し、このトルクによりレール12を
介してパネル4をスライド駆動できるので、駆動機構5
sからパネル4へ理想的な回転駆動トルクが伝達できる
と共に、パネル4から駆動機構5sに理想的な負荷トル
クの伝達も実現できるので、駆動機構5sのトルクセン
サにより、高精度のトルク検出を行うこともできる。ま
た、駆動部8とパネル4との間で、パネルの駆動トルク
が集中してかかる機構部がなくなり、捻れや過負荷が駆
動部8等に波及する前に、車輪11とレール12との間
のすべり作用によりこれらを上手に逃がすことができる
ので、オペレータ部5sの機構的耐久性が向上し、既設
の手動ドアを容易に手動兼用の電動/自動ドアに改造で
きるという利点がある。さらに、駆動部8とパネル4と
の間で、トルクリミッタによりドアからの過負荷が駆動
部8等に波及する前に、ドアからの過負荷を上手に逃が
すこともできるので、上述のすべり作用と共に2重に駆
動部8を保護することができ、オペレータ部5sの機構
的耐久性が向上し、既設の手動ドアを容易に手動兼用の
電動/自動ドアに改造できるという利点もある。更にま
た、レール12の一端は固定せず、自由端として空中に
開放しているので、オペレータ部5sの取付作業や据付
作業時に厳密な水平位置だし作業等が不要となり、パネ
ルの寸法変動の吸収や、レール/パネル形状の変形に対
する追従機能もレール12に付加できる利点があり、ま
た、人手による手動操作時に急激なトルク変動等が発生
しても、トルクリミッタ等の動力伝達機構及びレール/
車輪間で容易にかかるメカニカルな不規則変動を吸収す
ることができる。
【0026】次に、図17に対応させて示す図20は、
この発明のまた別の1実施例を示すものであり、それぞ
れ同一の番号を付した装置は同一の機能を果たすと共
に、この例では、駆動部材12として、ワイヤやロー
プ、ケーブル、板バネ等の伸縮自在な可撓性部材12x
を利用して引き戸の駆動機構5zを構成し、駆動部材1
2の外観/デザイン面を工夫すると共に、図17の駆動
機構5を引き戸の駆動に応用したもので、可撓性部材1
2xを利用することにより駆動機構5及び駆動部材12
xの占有空間を大幅に縮小させたものである。すなわ
ち、図20(A)は、引き戸駆動機構5zの全体の正面
図であり、同図(B)は、その上面図であり、同図
(C)は、駆動機構5zの拡大した上面図であり、同図
(D)は、駆動機構5zの拡大した側面図であり、同図
(E)は、駆動機構5zの拡大した正面図であり、可撓
性部材12xの一端は、引き戸4を吊り下げた状態に保
つ走行ガイドレール(図示せず)に入れられた4個1組
の走行ローラー13bに固定具12bにより連結され、
図示しないシリコーンゲル成形体等からなる防振部材を
介して、木ネジ等の締結部材12cによりパネル4に固
定されると共に、その他端が、建物側に設けられた駆動
機構5sを構成し、駆動部8及び動力伝達機構17によ
り駆動されるドラム11xに巻回されるようになってい
る。しかして、駆動機構5zは、駆動部8、及びこれに
より駆動されるウオーム17kとウオーム歯車17m、
さらにウオーム歯車17mに圧入されドラム11xを回
転駆動するスプライン軸17n、及びドラム11xに巻
回されたワイヤー等の可撓性部材12xとで構成され、
可撓性部材12xは繰り出し口5hから外部に伸縮され
るようになっており、その表面はパイプ部材12yで保
護されている。また、可撓性部材12xとしては、SU
Sワイヤー等の捩り線が好ましく、スプライン軸17n
によりドラム11xを前後方向に移動せしめて、絶えず
固定した繰り出し口5hから可撓性部材12xが伸縮制
御されるようになっている。従って、可撓性部材12x
が伸縮制御によりドラム11xに順次巻取り/繰り出さ
れても、ドラム11xの後方に可撓性部材12xが移動
することはないので、非常にコンパクトでデザイン的に
も優れた駆動機構を実現することができ、パネル4を走
行ガイドレールに吊った状態では、小さいトルクで容易
にパネル4を静かに開閉制御することができる。尚、起
動/安全センサを利用した制御システムの動作は、上述
と同様であり、可撓性部材12xの繰り出し長さは、図
20の例では、パネル4が閉じている状態の時が、一番
短く、パネル4が全開の状態で、最大長さとなる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明のドアの
制御システムによれば、ドアパネルの閉位置−開位置間
を回転移動させる駆動機構と、この駆動機構制御部と、
放射エネルギーの反射波を処理してパネルと対象物間の
距離を計測する複数の距離計と、これらの距離計及び駆
動機構制御部とに結合された主センサ制御部とを具え、
駆動機構制御部に予め加速、定速、減速、微速、急停止
の各自動運転指令を登録しておき、主センサ制御部によ
り複数の距離計からの出力をパネルの絶対回転位置と共
に処理して、パネルに対し人が接近、停止、遠ざかる行
動パターンを解析し、パネルの現在位置が人の通行の障
害になると判定した場合には、該パネルが人に対し障害
とならない方向への自動運転指令を出力し、パネルが回
転移動中、回転予定の範囲内に侵入者を検出した場合に
は急停止指令を出力するようにし、パネルと通行人が衝
突することのない極めて安全な自動ドアの制御システム
を実現できる。また、車椅子利用者や手足の不自由な高
齢者でも、安心して使用することができると共に、パネ
ルの回転方向に直角に絶えず回転トルクを駆動機構より
加えているので、構造が単純で、小型、高効率で、低ノ
イズ、据付時に発生する廃棄物の量を最小限に抑制し、
安全かつ保守性に優れたドアの取手、駆動機構及び制御
システムを提供することもできる。更に、ドアの手動操
作検出器を設けたことにより、ドアの手動操作期間中は
サーボ制御オフ状態に移行でき、ゲート64aによりモ
ータ8aの駆動電流は阻止されるので、パネル4がいか
なる位置で移動または停止していても、取手を人手によ
り開閉操作可能となり、パネルから少しも抵抗を受け
ず、非常に滑らかにパネルの開閉操作を人手により実行
することができる。また、手動操作終了後は、直ちにサ
ーボ制御オン状態に移行でき、レールが車輪とローラー
により挟持された状態でモータのトルクにより動きがロ
ックされているので、トルクリミッタで設定された値以
上のトルクがパネルに外部から加えられない限り、ドア
パネルの動きはモータのトルクにより停止され、保持状
態を保ち続けることができる。また、ドア(開き戸)の
パネルに対し、その回転方向に周設されたレール、又は
パネルに中空部を穿設し、この中空部に挿入されると共
にパネルの円周方向に架設されたレールを走行する車輪
により、パネルを所定の回転軸の回りに回転させるドア
の駆動機構により、車輪の駆動部及び動力伝達機構で構
成されたオペレータ部を制御して、駆動部の出力する回
転トルクを、直接、車輪の回転トルクに変換し、この車
輪のトルクによりレールを介してパネルを回転させるこ
とにより、パネルの回転方向に直角に絶えず回転トルク
を駆動機構より加えているので、構造が単純で、高効率
で、低ノイズ、据付時に発生する廃棄物の量を最小限に
抑制し、安全かつ保守性に優れたドアの駆動機構及び制
御システムを提供することができ、人手による手動操作
時に急激なトルク変動等が発生しても、トルクリミッタ
等の動力伝達機構及びレール/車輪間で容易にかかるメ
カニカルな不規則変動を吸収することができる。更に、
ドアパネルの取付状況によっては、上記オペレータ部を
パネル表面に取り付けても、レールを配設する空間が容
易に確保できない状況も、まま、直面することがある
が、かかる場合には、建物側からストッパ板のみをパネ
ル上方の所定の空間に固定し、このストッパ板に上記レ
ールの一端を固定し、レール中間部はパネル上方に穿設
された中空部に挿入して、他端を開放端とすると、オペ
レータ部の美感を損なうことなく、ドアの駆動機構の取
付の自由度を非常に向上させることができる。また、こ
の発明の開き戸等の回転移動機構のリンク手段では、固
定点と回転移動点との間で、非常に耐久性、信頼性に優
れた電源供給/信号送受信、流体供給等のケーブル/ホ
ース類のリンク手段を低コストで提供することができ
る。しかも、室内に在室センサを配設すると、人が在室
中は自動運転を中断することが可能となり、在室者のプ
ライバシーを保護することができ、また、自動鎖錠解錠
手段に手動優先の解錠機構を並設すると、火災等の非常
時に素早く救急作業が行え、更に、この発明のドアの駆
動機構は、素人でも簡単にいままで使用していたドアに
取付/据付作業ができ、その保守作業も容易にできるの
で、自動化した場合発生する廃棄物の量を最小限に抑制
することができ、かつ、故障した場合の交換作業も非常
に簡単に短時間でできる。更に、この発明のドアの取
手、すなわち、移動中の点滅表示機能を備えたドアの取
手や、距離計、及び/又は起動/安全センサを搭載した
ドアの取手は、引き戸(スライドドア)にも、このま
ま、適用可能である。また、この発明のドアの手動操作
検出器、すなわち、自動ドアを手動及び自動兼用のドア
に改造する場合に有効なドアの手動操作検出器は引き戸
(スライドドア)にも、このまま、適用可能である。ま
た、上述の例では、手動/自動兼用のドア及びその制御
装置を説明してきたが、タッチスイッチや固定式のドア
の起動スイッチ(非接触式近接スイッチを含む)を利用
すれば、この発明を容易に手動/電動兼用のドア及びそ
の制御装置に応用できることは、当業者には明かであ
り、この発明のドアの駆動機構により、従来の機械式ド
アチェックやドア用の錠及びドア用のボルトやラッチも
すべて電子化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のドアの制御システムの構成を示す
斜視図の一例である。
【図2】 この発明の駆動機構の構成の1例を示す図で
ある。
【図3】 この発明の起動/安全センサの構成/配置の
1例を示す図である。
【図4】 この発明の起動/安全センサの動作原理を示
す図である。
【図5】 この発明の駆動機構制御部の1例を示すブロ
ック図である。
【図6】 この発明の駆動機構の運転指令パターン例を
示す図である。
【図7】 この発明の光電気リンクの1構成例を示す図
である。
【図8】 この発明の電気モジュール部の構成例を示す
ブロック図である。
【図9】 この発明の鎖錠解錠手段の1構成例を示す図
である。
【図10】 この発明の動作の1例を示すフローチャー
トである。
【図11】 その続きのフローチャートである。
【図12】 この発明のセンサの自己学習を説明する図
である。
【図13】 この発明の安全確認ゾーン/起動ゾーンの
演算方法を説明する図である。
【図14】 この発明のパネルに駆動部を配設した構成
例を示す図である。
【図15】 この発明の弧状シリンダ駆動の構成例を示
す図である。
【図16】 この発明のまた別の駆動例を示す図であ
る。
【図17】 この発明の伸縮自在レール駆動の1例を示
す図である。
【図18】 この発明の駆動機構を引き戸に応用した1
例を示す図である。
【図19】 その上面図である。
【図20】 この発明の駆動機構を引き戸に応用した別
の駆動例を示す図である。
【符号の説明】
1 制御システム 2,2a,2b、・・・、2f 無目側(建物側) 2m 在室センサ 3a,3b 蝶番 4,4a,4b ドアパネル(移動部) 5 駆動機構 5a7 ローラー 5a8、82a,84 弾性部材 6 移動体(レール) 6d,6e,11t,17m 磁石 7a,7b、・・・、7x,7y,7z 距離センサの
走査方向 8,8a,8b 駆動部 11、11m 車輪 12 レール 13、19,19a,19b 回転位置検出器(セン
サ) 17 動力伝達機構 20 電気モジュール 21 駆動機構制御部 22 主センサ制御部 25,25a〜25q、26 警告灯、表示手段 29 通信手段 30 光電気リンク 31 支持部材 32、33、34 電気ケーブル、光ケーブル、フラト
ケーブル 35 スリーブ部材 44,44a,44b、・・・、44z、70 距離
計、起動/安全センサ 47,47a,47b 取手 48 鎖錠解錠手段 60a,60b 記憶手段 61 サーボ制御部 63h 電流検出器 64 PWMインバータ 64a ゲート部 65a,65b 速度/位置検出部 66 手動操作検出器 69 蓄電池 74a,74b 超音波センサ 77 相関演算部 82 歯車 83 ボルト部材 85 電磁石
フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA01 CA01 CA02 CA06 CA07 DA01 DA03 DA04 DA08 DA09 DB01 DB03 DB04 DB08 DB09 EA02 EA03 EA16 EB01 EC01 GA03 GA06 GA08 GA10 GB04 GB06 GB12 GB13 GD06 GD07 GD08 GD09 KA02 KA06 KA13 KA15 KA16 KA27

Claims (95)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対
    し、その回転方向(円周方向)に周設されたレール、又
    は、 前記パネルに中空部を穿設し、この中空部に挿入される
    と共に前記パネルの円周方向または接線方向に架設され
    たレール、 を走行する車輪により、前記パネルを所定の回転軸の回
    りに回転させるドアの駆動機構であって、 前記車輪の駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペレ
    ータ部を制御して、前記駆動部の出力する回転トルクを
    前記車輪の回転トルクに変換し、この車輪のトルクによ
    り前記レールを介して前記パネルを回転させるようにし
    たことを特徴とするドアの駆動機構。
  2. 【請求項2】 ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対
    し、その回転方向(円周方向)に延出され、その一端部
    が前記パネルに固定され、他端部が自由端となって周設
    されているレールを、不動部側(建物側)に設けた車輪
    により移動させて、前記パネルを所定の回転軸の回りに
    回転させるドアの駆動機構であって、 前記車輪の駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペレ
    ータ部を制御して、前記駆動部の出力する回転トルク
    を、前記車輪の回転トルクに変換し、この車輪のトルク
    により前記レールを車輪の接線方向に移動せしめ、この
    移動力を前記回転軸の回りの回転トルクに直接利用して
    前記パネルを回転させるようにしたことを特徴とするド
    アの駆動機構。
  3. 【請求項3】 ドア(開き戸)のパネル(移動部)に対
    し、その回転方向(円周方向)に延出され、その一端部
    が不動部側(建物側)に固定され、他端部が自由端とな
    っているレールを、前記パネルに設けた車輪により移動
    させて、前記パネルを所定の回転軸の回りに回転させる
    ドアの駆動機構であって、 前記車輪の駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペレ
    ータ部を制御して、前記駆動部の出力する回転トルク
    を、前記車輪の回転トルクに変換し、この車輪のトルク
    により前記レールを車輪の接線方向に移動せしめ、この
    移動力を前記回転軸の回りの回転トルクに直接利用して
    前記パネルを回転させるようにしたことを特徴とするド
    アの駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記レールの一端が自由端となっている
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  5. 【請求項5】 前記車輪の回転軸が鉛直方向に取付られ
    ている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のドアの駆
    動機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動部が電気モータ又は超音波モー
    タ又はエアモータである請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載のドアの駆動機構。
  7. 【請求項7】 前記電気モータが直流ブラシモータ、永
    久磁石式ブラシレス同期モータ、誘導モータ、又はステ
    ッピングモータである請求項6に記載のドアの駆動機
    構。
  8. 【請求項8】 前記車輪と前記駆動部との間の動力伝達
    機構に、トルクリミッタ、及び/又はトルク検出手段、
    歯車機構、合成樹脂/エンジニアリングプラスチック製
    歯車機構、及び/又はクラッチを配設するようにした請
    求項1乃至7のいずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  9. 【請求項9】 前記レールが可撓性の丸棒部材又は中空
    パイプ、又は板バネ又はワイヤ部材であり、前記車輪が
    ローラーである請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    ドアの駆動機構。
  10. 【請求項10】 前記レールを、前記車輪とその反対側
    から弾性部材により圧接されたローラーとで挟持するよ
    うになっている請求項1乃至9のいずれか1項に記載の
    ドアの駆動機構。
  11. 【請求項11】 前記レールを、前記車輪で圧接/挟持
    する空間を密閉構造とした請求項1乃至10のいずれか
    1項に記載のドアの駆動機構。
  12. 【請求項12】 前記レール表面に、歯付きベルトまた
    はラックを植設した請求項1乃至11のいずれか1項に
    記載のドアの駆動機構。
  13. 【請求項13】 前記レールの形状が、可撓性の丸棒形
    状、又は弧状、又はくの字状、又はVベルトと同等の形
    状、又は2次曲線形状、又はこれらの組み合わせである
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  14. 【請求項14】 前記レールが、伸縮自在となっている
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  15. 【請求項15】 前記車輪の断面形状が凹形状である請
    求項1乃至14のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  16. 【請求項16】 前記パネルの絶対回転位置を検出する
    回転センサを、前記パネルの回転軸に直結または連結部
    材により連結した請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載のドアの駆動機構。
  17. 【請求項17】 前記回転センサが、ポテンショメー
    タ、レゾルバ又はエンコーダである請求項1乃至16の
    いずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  18. 【請求項18】 前記レール及び/又は前記駆動部を固
    定する場合、前記不動部側及び/又は前記パネル側と、
    前記レール及び/又は前記駆動部との間に、シリコーン
    ゲル成形体からなる防振部材を介挿して、それぞれ前記
    不動部側及び/又は前記パネル側に固定するようにした
    請求項1乃至17のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  19. 【請求項19】 前記駆動部が並進力を出力し、この並
    進力を前記動力伝達機構により回転トルクに変換し、こ
    の回転トルクを更に、前記車輪の回転トルクに変換し、
    この車輪のトルクにより前記レールを介して前記パネル
    を回転させるようにした請求項1乃至18のいずれか1
    項に記載のドアの駆動機構。
  20. 【請求項20】 前記駆動部がリニアスライドモータ又
    はエアシリンダ又は油圧シリンダであり、前記動力伝達
    機構がラックピニオン機構である請求項19に記載のド
    アの駆動機構。
  21. 【請求項21】 ドア(開き戸)のパネル(移動部)に
    対し、その回転方向(円周方向)に周設されたレール、
    又は、 前記パネルに中空部を穿設し、この中空部に挿入される
    と共に前記パネルの円周方向または接線方向に架設され
    たレール、 を走行する移動体により、前記パネルを所定の回転軸の
    回りに回転させるドアの駆動機構であって、 前記移動体の駆動部及び動力伝達機構で構成されたオペ
    レータ部を制御して、前記駆動部から出力される並進力
    を、直接、前記移動体またはパネルの並進力に変換し、
    この移動体/パネルの並進力を前記レールの形状によ
    り、直接、前記回転軸の回りの回転トルクに変換して、
    前記パネルを回転させるようにしたことを特徴とするド
    アの駆動機構。
  22. 【請求項22】 前記駆動部がリニアスライドモータ又
    はエアシリンダ又は油圧シリンダである請求項21に記
    載のドアの駆動機構。
  23. 【請求項23】 前記レールが前記駆動部の一部とし
    て、直接、駆動部の構造に組み込まれている請求項21
    又は22に記載のドアの駆動機構。
  24. 【請求項24】 前記レールの一端が自由端となってい
    る請求項21乃至23のいずれか1項に記載のドアの駆
    動機構。
  25. 【請求項25】 前記レールの形状が、弧状、又は、く
    の字状、又は2次曲線形状、又はこれらの組み合わせで
    ある請求項21乃至24のいずれか1項に記載のドアの
    駆動機構。
  26. 【請求項26】 前記オペレータ部をドアパネルの上半
    分の空間に配設した請求項1乃至25のいずれか1項に
    記載のドアの駆動機構。
  27. 【請求項27】 前記ドアが屋内用ドアであり、木製ド
    ア、障子、襖、紙製ドア、合成樹脂製ドア、ガラスド
    ア、金属製ドア又はこれらの組み合わせドアで構成され
    ている請求項1乃至26のいずれか1項に記載のドアの
    駆動機構。
  28. 【請求項28】 前記ドアが建物の玄関用ドア又は外部
    との入出口用ドアであり、木製ドア、障子、襖、紙製ド
    ア、合成樹脂製ドア、ガラスドア、金属製ドア又はこれ
    らの組み合わせドアで構成されている請求項21乃至2
    6のいずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  29. 【請求項29】 回転機構によりドア(開き戸)を開閉
    するドアの駆動機構であって、前記回転機構の駆動部及
    び動力伝達機構で構成されるオペレータ部を前記ドアの
    パネル(移動部)側に配設し、案内部材(レール)を前
    記ドアの無目(不動部)側に固設し、前記オペレータ部
    を前記案内部材に係合させて移動させるようにしたこと
    を特徴とするドアの駆動機構。
  30. 【請求項30】 前記オペレータ部を前記ドアパネルに
    内蔵し、突出部のないオペレータ部とした請求項29に
    記載のドアの駆動機構。
  31. 【請求項31】 前記ドアパネルに中空部を設け、この
    中空部に前記案内部材を遊嵌して前記不動部に固定する
    ようにした請求項29または30に記載のドアの駆動機
    構。
  32. 【請求項32】 回転機構によりドア(開き戸)を開閉
    するドアの駆動機構であって、前記回転機構の駆動部及
    び動力伝達機構で構成されるオペレータ部を前記ドアの
    無目(不動部)側に配設し、駆動部材(レール)の一端
    部を前記ドアのパネル(移動部)側に固設すると共に前
    記オペレータ部に係合させ、他端部を自由端とし、前記
    オペレータ部により前記駆動部材を駆動して前記ドアを
    開閉するようにしたことを特徴とするドアの駆動機構。
  33. 【請求項33】 前記車輪の回転軸が鉛直方向に取付ら
    れている請求項29乃至32のいずれか1項に記載のド
    アの駆動機構。
  34. 【請求項34】 前記案内部材又は駆動部材の形状が、
    可撓性の丸棒形状、又は弧状、又はくの字状、又はVベ
    ルトと同等の形状、又は2次曲線形状、又はこれらの組
    み合わせである請求項29乃至33のいずれか1項に記
    載のドアの駆動機構。
  35. 【請求項35】 前記回転機構が圧接ローラ機構、歯車
    機構、歯付きベルト機構又はラックピニオン機構である
    請求項29乃至34のいずれか1項に記載のドアの駆動
    機構。
  36. 【請求項36】 前記回転機構の駆動部が電気モータ又
    は超音波モータ又はエアシリンダ又は油圧シリンダであ
    る請求項29乃至35のいずれか1項に記載のドアの駆
    動機構。
  37. 【請求項37】 前記電気モータが直流ブラシモータ、
    永久磁石式ブラシレス同期モータ又は誘導モータ又はス
    テッピングモータ又は超音波モータである請求項29乃
    至36のいずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  38. 【請求項38】 前記ドアパネルと無目側との間の電力
    供給及び/又は信号送受信のため光電気リンクを使用
    し、この光電気リンクは幅方向に湾曲し弧状に形成され
    た支持部材と、この支持部材にスライド可能に積層され
    た電力ケーブル及び/又は信号ケーブルと、これらを保
    護すると共に被包し一体化するスリーブ部材とで構成
    し、前記支持部材の幅方向の弧状凸方向が外側又は内側
    となるようにして前記支持部材の一端部のみを前記無目
    側に固定し、前記支持部材の他端部のみを前記ドアパネ
    ル側に固定し、前記支持部材を主体に前記光電気リンク
    の折り曲げ部がほぼ一定の曲率から成る湾曲部を形成し
    つつ回転するようにした請求項29乃至37のいずれか
    1項に記載のドアの駆動機構。
  39. 【請求項39】 前記駆動部用の電気的駆動回路及び/
    又は接近センサ及び/又は安全センサ及び/又は表示装
    置及び/又は警告装置及び/又は制御部等の電気モジュ
    ールを前記ドアパネル側に配設した請求項29乃至38
    のいずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  40. 【請求項40】 前記電気モジュールを前記ドアパネル
    内に埋設させ、突出部なしの電気モジュールとした請求
    項29乃至39のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  41. 【請求項41】 前記電気モジュールを前記ドアの取手
    内に埋設させ、突出部なしの電気モジュールとした請求
    項29乃至39のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  42. 【請求項42】 前記動力伝達機構内にトルクリミッタ
    及び/又はクラッチを介挿し、所定のトルク値以上のト
    ルクが付勢された場合又は停電等の非常の場合には、前
    記駆動部を前記案内部材から切り離して手動操作ができ
    るようにした請求項29乃至41のいずれか1項に記載
    のドアの駆動機構。
  43. 【請求項43】 前記ドアパネル側にドアの鎖錠解錠手
    段を設けた請求項29乃至42のいずれか1項に記載の
    ドアの駆動機構。
  44. 【請求項44】 前記オペレータ部及び/又は光電気リ
    ンクをドアの上半分の空間に配設した請求項29乃至4
    3のいずれか1項に記載のドアの駆動機構。
  45. 【請求項45】 前記案内/駆動部材と前記車輪との接
    触する空間を密閉構造とした請求項29乃至43のいず
    れか1項に記載のドアの駆動機構。
  46. 【請求項46】 前記車輪の断面形状が凹形状である請
    求項29乃至45のいずれか1項に記載のドアの駆動機
    構。
  47. 【請求項47】 電動又は自動ドア、又は手動兼用電動
    /自動ドアのパネルに取付ける取手であって、この取手
    に表示手段及び/又は警告灯を配設し、前記パネルが電
    動/自動運転で移動中は、通行人に注意を喚起するた
    め、前記表示手段を点灯又は点滅表示するようにしたこ
    とを特徴とするドアの取手。
  48. 【請求項48】 前記表示手段に、前記点灯又は点滅表
    示中、前記パネルの移動方向も重ねて表示するようにし
    た請求項47に記載のドアの取手。
  49. 【請求項49】 前記ドアが開き戸であり、前記パネル
    の全ての回転位置で、前記表示手段の少なくとも1つが
    必ず視認できるようにした請求項47又は48に記載の
    ドアの取手。
  50. 【請求項50】 電動又は自動ドア、又は手動兼用電動
    /自動ドアのパネルに取付ける取手であって、この取手
    に人/障害物迄の距離を計測する複数の距離計を配設
    し、また前記パネルの絶対回転位置センサと、前記距離
    計及び前記パネルの駆動機構制御部に結合された主セン
    サ制御部とを具え、前記主センサ制御部により、前記複
    数の距離計からの出力及び前記パネルの絶対回転位置を
    処理して、前記パネルに対し人が接近、停止、遠ざかる
    行動パターンを解析し、前記パネルの現在位置が人の通
    行の障害になると判定した場合には、該パネルが人に対
    し障害とならない方向への電動/自動運転指令を出力
    し、前記パネルが移動中、移動予定の範囲内に侵入者を
    検出した場合には急停止指令を出力するようにしたこと
    を特徴とするドアの取手。
  51. 【請求項51】 電動又は自動ドア、又は手動兼用電動
    /自動ドアのパネルに取付ける取手であって、この取手
    に人/障害物迄の距離を計測する複数の距離計を配設
    し、また前記パネルの絶対回転位置センサと、前記距離
    計及び前記パネルの駆動機構制御部に結合された主セン
    サ制御部とを具え、前記絶対位置センサの出力により前
    記ドアパネルの各移動位置毎に予め設定した安全確認ゾ
    ーン及び/又は起動ゾーンに応じて前記距離計の出力を
    自動補正して、かかる自動補正した安全確認ゾーン及び
    /又は起動ゾーンの範囲内に人/障害物が移動してきた
    場合、前記ドアパネルの起動信号及び/又は急停止信号
    を生成するようにしたことを特徴とするドアの取手。
  52. 【請求項52】 前記距離計及び/又は前記駆動機構の
    負荷トルクを入力し処理する手動操作検出器を付設し、
    この手動操作検出器により前記パネルが手動で操作され
    ているか否か判定し、手動操作期間中は前記駆動機構の
    電動/自動運転中断指令を前記主センサ制御部より前記
    駆動機構制御部に出力すると共に、手動操作終了を検出
    したら電動/自動運転開始指令を前記駆動機構制御部に
    出力するようにした請求項50または51に記載のドア
    の取手。
  53. 【請求項53】 前記ドアの室内及び/又は室内側パネ
    ルの取手に在室センサを付設し、この在室センサの出力
    を前記主センサ制御部に入力して、前記在室センサがオ
    ン状態の期間中は、前記パネルに人が接近しても電動/
    自動開き運転は中止するようにした請求項50乃至52
    に記載のドアの取手。
  54. 【請求項54】 前記取手の一端又は両端に弧状の距離
    計取付部を設け、前記パネルの下半分敷居側の空間を集
    中して監視できるようにした請求項50乃至53のいず
    れか1項に記載のドアの取手。
  55. 【請求項55】 前記取手の側面に複数の取付角度を有
    する距離計取付面を設け、前記パネルに複数の方向から
    接近してくる人を検出できるようにした請求項50乃至
    54のいずれか1項に記載のドアの取手。
  56. 【請求項56】 前記複数の距離計を、反射式超音波距
    離計及び/又はスポット光投影/走査式距離計及び/又
    はスリット光投影式距離計及び/又はステレオ画像処理
    式距離計及び/又はマイクロ波距離計で構成した請求項
    50乃至55のいずれか1項に記載のドアの取手。
  57. 【請求項57】 前記反射式距離計に入力する反射波を
    2値化して入力し、2値化相関演算で対象物迄の距離を
    高速演算するようにした請求項56に記載のドアの取
    手。
  58. 【請求項58】 前記複数の距離計により、当該パネル
    に人が接近してくる速度を演算し、所定の距離以内に別
    の人を検出しない場合には、前記人の接近速度に応答し
    て該パネルの開閉速度を変更するようにした請求項50
    乃至57のいずれか1項に記載のドアの取手。
  59. 【請求項59】 前記パネルの戸合せ側に自動鎖錠解錠
    手段を並設した請求項50乃至58のいずれか1項に記
    載のドアの取手。
  60. 【請求項60】 前記自動鎖錠解錠手段の自動鎖錠状態
    は、当該取手を手動操作することにより優先的に解錠で
    きるようにした請求項59に記載のドアの取手。
  61. 【請求項61】 前記ドアが開き戸であり、前記複数の
    距離計の指向性を、回転軸中心から戸合せ方向、及び/
    又は、戸合せ側から回転中心方向、及び/又は、時計回
    り方向/反時計回り方向、及び/又は、上から下方向に
    設定した請求項50乃至60のいずれか1項に記載のド
    アの取手。
  62. 【請求項62】 ドア(開き戸)の制御システムであっ
    て、ドアパネルの閉位置−開位置間を回転移動させる駆
    動機構と、この駆動機構制御部と、前記パネルの絶対回
    転位置センサと、放射エネルギーの反射波を処理して前
    記パネルと人/障害物迄の距離を計測する複数の距離計
    と、これらの距離計及び前記駆動機構制御部とに結合さ
    れた主センサ制御部とを具え、前記駆動機構制御部に予
    め加速、定速、減速、微速、急停止の各電動/自動運転
    指令を登録しておき、前記主センサ制御部により前記複
    数の距離計からの出力を処理して、前記パネルに対し人
    が接近、停止、遠ざかる行動パターンを解析し、前記パ
    ネルの現在位置が人の通行の障害になると判定した場合
    には、該パネルが人に対し障害とならない方向への電動
    /自動運転指令を出力し、前記パネルが回転移動中、回
    転予定の範囲内に侵入者を検出した場合には急停止指令
    を出力するようにしたことを特徴とするドアの制御シス
    テム。
  63. 【請求項63】 ドア(開き戸)の制御システムであっ
    て、ドアパネルの閉位置−開位置間を回転移動させる駆
    動機構と、この駆動機構制御部と、前記パネルの絶対回
    転位置センサと、放射エネルギーの反射波を処理して前
    記パネルと人/障害物迄の距離を計測する複数の距離計
    と、これらの距離計及び前記駆動機構制御部とに結合さ
    れた主センサ制御部とを具え、前記駆動機構制御部に予
    め加速、定速、減速、微速、急停止の各電動/自動運転
    指令を登録しておき、前記主センサ制御部により前記複
    数の距離計からの出力を処理して、前記絶対位置センサ
    の出力により前記ドアパネルの各移動位置毎に予め設定
    した安全確認ゾーン及び/又は起動ゾーンに応じて前記
    距離計の出力を自動補正して、かかる自動補正した安全
    確認ゾーン及び/又は起動ゾーンの範囲内に人/障害物
    が移動してきた場合、前記ドアパネルの起動信号及び/
    又は急停止信号を生成するようにしたことを特徴とする
    ドアの制御システム。
  64. 【請求項64】 前記複数の距離計の少なくとも1つを
    前記パネル側に配設し、このパネルに搭載した距離計の
    指向性を、回転軸中心から戸合せ方向、及び/又は、戸
    合せ側から回転中心方向、及び/又は、時計回り方向/
    反時計回り方向、及び/又は、上から下方向に設定した
    請求項62または63に記載のドアの制御システム。
  65. 【請求項65】 前記距離計及び/又は前記駆動機構の
    負荷トルクを入力し処理する手動操作検出器を付設し、
    この手動操作検出器により前記パネルが手動で操作され
    ているか否か判定し、手動操作期間中は前記駆動機構の
    電動/自動運転中止指令を前記主センサ制御部より前記
    駆動機構制御部に出力すると共に、手動操作終了を検出
    したら電動/自動運転開始指令を前記駆動機構制御部に
    出力するようにした請求項62乃至64に記載のドアの
    制御システム。
  66. 【請求項66】 前記ドアの室内及び/又は室内側パネ
    ルに在室センサを付設し、この在室センサの出力を前記
    主センサ制御部に入力して、前記在室センサがオン状態
    の期間中は、前記パネルに人が接近しても電動/自動開
    き運転を中止するようにした請求項62乃至65のいず
    れか1項に記載のドアの制御システム。
  67. 【請求項67】 前記パネルに搭載した距離計により、
    前記パネルの下半分敷居側の空間を集中して監視できる
    ようにした請求項62乃至66のいずれか1項に記載の
    ドアの制御システム。
  68. 【請求項68】 前記パネルに複数の取付角度を有する
    距離計取付面を設け、前記パネルに複数の方向から接近
    してくる人を検出できるようにした請求項62乃至67
    のいずれか1項に記載のドアの制御システム。
  69. 【請求項69】 前記複数の距離計を、反射式超音波距
    離計及び/又はスポット光投影/走査式距離計及び/又
    はスリット光投影式距離計及び/又はステレオ画像処理
    式距離計及び/又はマイクロ波距離計で構成した請求項
    62乃至68のいずれか1項に記載のドアの制御システ
    ム。
  70. 【請求項70】 前記反射式距離計に入力する反射波を
    2値化して入力し、2値化相関演算で人/障害物迄の距
    離を高速演算するようにした請求項69に記載のドアの
    制御システム。
  71. 【請求項71】 前記複数の距離計により、当該パネル
    に人が接近してくる速度を演算し、所定の距離以内に別
    の人を検出しない場合には、前記人の接近速度に応答し
    て該パネルの開閉速度を変更するようにした請求項62
    乃至70のいずれか1項に記載のドアの制御システム。
  72. 【請求項72】 前記パネルの戸合せ側に自動鎖錠解錠
    手段を並設した請求項62乃至71のいずれか1項に記
    載のドアの制御システム。
  73. 【請求項73】 前記ドアパネルが所定の全開または全
    閉位置で停止中で、前記自動鎖錠解錠手段が自動鎖錠状
    態にあり、かつ、予め設定した前記安全確認ゾーン及び
    /又は起動ゾーンの範囲内に人/障害物を検出しない場
    合には、前記主センサ制御部より前記駆動機構制御部の
    主電源をオフ制御するようにした請求項72に記載のド
    アの制御システム。
  74. 【請求項74】 電動又は自動ドア(開き戸)、又は手
    動兼用電動/自動ドアの安全装置又は安全兼起動装置で
    あって、ドアパネルの閉位置−開位置間を回転移動させ
    る駆動機構と、この駆動機構制御部と、前記パネルの絶
    対回転位置センサと、放射エネルギーの反射波を処理し
    て前記パネルと人/障害物迄の距離を計測する複数の距
    離計と、これらの距離計及び前記駆動機構制御部とに結
    合された主センサ制御部とを具え、前記駆動機構制御部
    に予め加速、定速、減速、微速、急停止の各電動/自動
    運転指令を登録しておき、前記主センサ制御部により前
    記複数の距離計からの出力を処理して、前記絶対位置セ
    ンサの出力により前記ドアパネルの各移動位置毎に予め
    設定した安全確認ゾーン及び/又は起動ゾーンに応じて
    前記距離計の出力を自動補正して、かかる自動補正した
    安全確認ゾーン及び/又は起動ゾーンの範囲内に人/障
    害物が移動してきた場合、前記ドアパネルの起動信号及
    び/又は急停止信号を生成するようにしたことを特徴と
    するドアの安全装置又は安全兼起動装置。
  75. 【請求項75】 前記複数の距離計の少なくとも1つを
    前記パネル側に配設した請求項74に記載のドアの安全
    装置又は安全兼起動装置。
  76. 【請求項76】 前記複数の距離計の少なくとも1つを
    前記パネルの取手に配設した請求項74または75に記
    載のドアの安全装置又は安全兼起動装置。
  77. 【請求項77】 前記パネルの手動操作検出器を付設
    し、この手動操作検出器により前記パネルが手動で操作
    されているか否か判定し、手動操作期間中は前記駆動機
    構の電動/自動運転中止指令を前記主センサ制御部より
    前記駆動機構制御部に出力すると共に、手動操作終了を
    検出したら電動/自動運転開始指令を前記駆動機構制御
    部に出力するようにした請求項74乃至76のいずれか
    1項に記載のドアの安全装置又は安全兼起動装置。
  78. 【請求項78】 前記ドアの室内側及び/又は室内側パ
    ネルの取手に在室センサを付設し、この在室センサの出
    力を前記主センサ制御部に入力して、前記在室センサが
    オン状態の期間中は、前記パネルに人が接近しても電動
    /自動開き運転は中止するようにした請求項74乃至7
    7のいずれか1項に記載のドアの安全装置又は安全兼起
    動装置。
  79. 【請求項79】 前記取手の一端又は両端に弧状のセン
    サ取付部を設け、前記パネルの下半分敷居側の空間を集
    中して監視できるようにした請求項74乃至78のいず
    れか1項に記載のドアの安全装置又は安全兼起動装置。
  80. 【請求項80】 前記取手の側面に複数の取付角度を有
    するセンサ取付面を設け、前記パネルに複数の方向から
    接近してくる人を検出できるようにした請求項74乃至
    79のいずれか1項に記載のドアの安全装置又は安全兼
    起動装置。
  81. 【請求項81】 前記複数の距離計を、反射式超音波距
    離計及び/又はスポット光投影/走査式距離計及び/又
    はスリット光投影式距離計及び/又はステレオ画像処理
    式距離計及び/又はマイクロ波距離計で構成した請求項
    74乃至80のいずれか1項に記載のドアの安全装置又
    は安全兼起動装置。
  82. 【請求項82】 前記複数の距離計の指向性を、回転軸
    中心から戸合わせ方向、及び/又は、戸合わせ側から回
    転中心方向、及び/又は、時計回り方向/反時計回り方
    向、及び/又は、上から下方向に設定した請求項74乃
    至81のいずれか1項に記載のドアの安全装置又は安全
    兼起動装置。
  83. 【請求項83】 ドアの手動操作検出器であって、前記
    パネルの駆動機構制御部内にトルク検出器及び/又は現
    在位置検出器を設け、更に前記パネルの絶対位置検出器
    を設け、前記パネルを前記駆動機構制御部により電動/
    自動運転中、前記パネルに所定値以上のトルクが加わっ
    たり、前記パネルの絶対位置とモータ回転位置とが所定
    の距離以上ずれていることが検出された場合には、前記
    手動操作検出器より手動操作オン指令を出力し、前記手
    動操作検出器より前記手動操作状態の終了を検出すると
    手動操作オフ指令を出力し、前記駆動機構制御部を電動
    /自動運転状態に自動復帰させるようにしたことを特徴
    とするドアの手動操作検出器。
  84. 【請求項84】 ドアの手動操作検出器であって、前記
    パネルの駆動機構制御部内にトルク検出器及び/又は現
    在位置検出器を設け、更に前記パネルの絶対位置検出器
    を設け、また前記取手を人が把持しているか否かの把持
    状態検出器を前記取手に設け、この把持状態検出器の出
    力を前記手動操作検出器に入力し、前記パネルを前記駆
    動機構制御部により電動/自動運転中、前記取手の把持
    状態検出器の出力がオン状態であり、かつ、前記パネル
    に所定値以上のトルクが加わったり、前記パネルの絶対
    位置とモータ回転位置とが所定の距離以上ずれているこ
    とが検出された場合には、前記手動操作検出器より手動
    操作オン指令を出力すると共に、前記手動操作検出器よ
    り前記手動操作状態の終了を検出すると手動操作オフ指
    令を出力し、前記駆動機構制御部を電動/自動運転状態
    に自動復帰させるようにしたことを特徴とするドアの手
    動操作検出器。
  85. 【請求項85】 前記把持状態検出器が距離計または非
    接触近接センサである請求項83又は84に記載のドア
    の手動操作検出器。
  86. 【請求項86】 前記把持状態検出器の出力を、直接、
    前記手動操作検出器の出力とした請求項83乃至85の
    いずれか1項に記載のドアの手動操作検出器。
  87. 【請求項87】 前記把持状態検出器の出力を、直接、
    前記手動操作検出器の出力とした請求項74に記載のド
    アの取手。
  88. 【請求項88】 前記把持状態検出器の出力を、直接、
    前記手動操作検出器の出力とした請求項65に記載のド
    アの制御システム。
  89. 【請求項89】 前記把持状態検出器の出力を、直接、
    前記手動操作検出器の出力とした請求項77に記載のド
    アの安全装置又は安全兼起動装置。
  90. 【請求項90】 前記ドアが引き戸(スライドドア)で
    ある請求項47または48に記載のドアの取手。
  91. 【請求項91】 前記ドアが引き戸(スライドドア)で
    ある請求項83乃至86のいずれか1項に記載のドアの
    手動操作検出器。
  92. 【請求項92】 前記駆動機構制御部に蓄電池を接続
    し、回生電力の充電や非常時の補助電源として利用する
    ようにした請求項62乃至73のいずれか1項に記載の
    ドアの制御システム。
  93. 【請求項93】 回転移動機構の固定点と移動点との間
    で信号/電力の送受信を行う回転移動機構の光電気リン
    クであり、この光電気リンクは幅方向に湾曲し弧状に形
    成された支持部材と、この支持部材にスライド可能に積
    層された電力ケーブル及び/又は信号ケーブルと、これ
    らを保護すると共に被包し一体化するスリーブ部材とで
    構成し、前記支持部材の幅方向の弧状凸方向が外側又は
    内側となるようにして前記支持部材の一端部のみを前記
    固定点側に固定し、前記支持部材の他端部のみを前記移
    動点側に固定し、前記支持部材を主体に前記光電気リン
    クの折り曲げ部がほぼ一定の曲率から成る湾曲部を形成
    しつつ回転するようにしたことを特徴とする回転移動機
    構の光電気リンク。
  94. 【請求項94】 前記支持部材が弾性鋼又は合成樹脂で
    ある請求項93に記載の回転移動機構の光電気リンク。
  95. 【請求項95】 前記スリーブ部材が網目状の合成樹脂
    である請求項93又は94に記載の回転移動機構の光電
    気リンク。
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