【書類名】 明細書
【発明の名称】 農作業機
【特許請求の範囲】
【請求項１】 農作業装置を作業状態と非作業状態とに切替可能な農作業機において、前進及び後進のいずれにも変速可能な変速装置を操作する変速レバーに後進域への操作を許容するスイッチを設け、該スイッチの操作により前記農作業装置を作業状態から非作業状態に切り替える構成とした農作業機。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農作業装置を作業状態と非作業状態とに切替可能な農作業機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
農作業機の一種である田植機は、植付作業時には植付部を接地させた状態で植付部各部を作動させ、非植付作業時には植付部を地面から浮上させるとともに植付部各部の作動を停止させる。従来、これら作業状態と非作業状態との切替操作を、操縦席の側方に設けた植付昇降レバーで行っていた。この植付昇降レバーは、例えば、植付部を上昇させる「上げ」、植付部を一定高さに固定する「固定」、植付部を自動昇降制御を行う作業位置まで下降させる「自動」、及び植付部を接地させて植付作業を行う「植付」等の各操作位置を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、植付部を作業状態から非作業状態に切り替えるには、植付昇降レバーを「植付」から「自動」及び「固定」を経由して「上げ」まで操作しなければならない。この切替操作を行うのは主に圃場の端部等で機体を旋回させる時であり、このような時に植付昇降レバーを操作するため片手をステアリングハンドルから離すと、ハンドル操作が不安定になりやすい。また、旋回時には上記切替操作やハンドル操作以外にも速度調節操作、線引きマーカの切替操作、安全確認等を行わねばならず、農作業機の運転に不慣れのオペレータにとって、これら旋回時の諸操作を適確に行うのは容易ではなかった。このため、実際には、圃場の端部付近まで移動してきたら早めに植付昇降レバーを操作することとなり、畦際いっぱいまで苗を植付けることができなかった。
【０００４】
そこで、本発明は、旋回時の諸操作を無理なく行えるようにし、畦際いっぱいまで苗を植付けられるようにすることを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明にかかる農作業機は、農作業装置を作業状態と非作業状態とに切替可能な農作業機において、前進及び後進のいずれにも変速可能な変速装置を操作する変速レバーに後進域への操作を許容するスイッチを設け、該スイッチの操作により前記農作業装置を作業状態から非作業状態に切り替える構成としたことを特徴としている。
【０００６】
上記スイッチを設けることにより、農作業装置の作業状態から非作業状態への切替操作を瞬時に行うことができるので、旋回時操作が容易になる。この操作具は農作業装置を作業状態から非作業状態に切り替えるだけであり、逆には切り替わらないので、農作業装置が非作業状態にあるとき誤って操作具に触れても、農作業装置が作業状態に切り替わることがなく安全である。
【０００７】
例えば田植機のように、作業状態では農作業装置が接地し非作業状態では農作業装置が非接地となる農作業機の場合、スイッチの操作により、非作業状態では農作業装置が非接地位置まで上昇する構成とするとよい。
【０００８】
機体を操向するステアリングハンドルの近傍に前記スイッチを設けると、操作性が良好となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、農作業機の一種である乗用田植機について説明する。
【００１０】
この乗用田植機１は、走行車体２の後側に昇降リンク装置３を介して農作業装置である植付部４が昇降可能に装着されている。
【００１１】
走行車体２は、各左右一対の前輪２ａ，２ａ及び後輪２ｂ，２ｂを備えた四輪駆動車両で、機体の前部に配したミッションケース５の背面部から後方に延ばして設けたメインフレーム６の上にエンジン７が搭載されている。エンジン７の回転動力は、前進及び後進のいずれにも変速可能な油圧式無段変速装置８を経由してミッションケース５内のトランスミッションに伝達され、そこから前輪２ａ，２ａ、後輪２ｂ，２ｂ、及び植付部４の各駆動部に伝達される。植付部４への伝動は、ミッションケース１０に内蔵された植付クラッチ（図示せず）により入・切できるようになっている。
【００１２】
エンジン７の上側には操縦席１０が設置され、その前方に前輪２ａ，２ａを操向するステアリングハンドル１１が設けられている。また、操縦席１０から操作可能な範囲内に、トランスミッションを切り替えるチェンジレバー１２、油圧式無段変速装置８を操作する変速レバー１３、植付部４への伝動の入切と植付部４の昇降を行うための植付昇降レバー１４、植付部４を作動状態から非作動状態に切り替えるための操作具であるリフトレバー１５、昇降制御の感度を調節する感度調節レバー１６等が設けられている。
【００１３】
昇降リンク装置３は平行リンク構成であって、１本の上リンク２０及び左右一対の下リンク２１，２１を備えている。これらリンク２０，２１，２１は、その基部側がメインフレーム６の後端部に立設したリンクベースフレーム２２に回動自在に取り付けられ、その先端側に連結枠２３が枢結されている。連結枠２３には植付部４をローリング自在に連結するローリング軸２３ａが設けられている。メインフレーム６に固着した支持部材と上リンク２０に一体形成したスイングアーム２４の先端部との間に昇降用油圧シリンダ２５が介装されており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク２０が上下に回動し、連結枠２３に装着した植付部４がほぼ一定姿勢のまま昇降する。昇降用油圧シリンダ２５は、リンクベースフレーム２２に取り付けた油圧バルブ２６によって制御する。
【００１４】
植付部４は６条植えの構成となっていて、フレームを兼ねる伝動ケース３０に、６条分の苗を載せておく苗載台３１と、該苗載台上の苗を水田面に植え付ける６組の植付装置３２，…等が組み付けられている。植付部４の下側には整地用のセンターフロート３４及びサイドフロート３５，３５が設けられ、これらフロートを水田の泥面に接地させた状態で機体を進行させると各フロートが泥面を整地しつつ滑走する。センターフロート３４は水田表土面の凹凸を検出するための接地体でもあり、植付作業時には、センターフロート３４によって検出される水田表土面の凹凸に基づいて前記制御バルブ２６を駆動することにより、苗の植付け深さを常に一定に維持するように植付部４を昇降制御する。
【００１５】
また、植付部４の左右両側には、植付作業時に次行程における機体進路の左右中心を表土面に線引きする線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒが起立・転倒可能に設けられている。図３に示すように、左右の線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒと前記昇降用油圧シリンダ２５のピストンロッド２５ａとがマーカワイヤ３７Ｌ，３７Ｒで繋がっていて、植付部上昇時にピストンロッド２５ａが突出作動すると、マーカワイヤ３７Ｌ，３７Ｒが引かれて線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒが起立し、植付部下降時にピストンロッド２５ａが引込み作動すると、マーカワイヤ３７Ｌ，３７Ｒが戻って線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒが転倒するようになっている。また、マーカ用ソレノイド３８Ｌ，３８Ｒによってマーカワイヤ３７Ｌ，３７Ｒが戻らないように規制すると、植付部４が下降しても、線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒが起立した状態のままに保たれる。
【００１６】
図４及び図５は植付部昇降用油圧装置と植付クラッチの切替機構を表している。次に、その構成について説明する。
【００１７】
操縦席１０の右側方に設けられている植付昇降レバー１４は、レバー軸４０回りに上下に回動操作するようになっており、操作範囲内に上から順に「上げ」「固定」「自動」「植付」の各操作位置が設定されている。レバー軸４０には油圧装置と植付クラッチの切替操作用の操作アーム４１が取り付けられ、この操作アーム４１の先端部に軸支されているカラー４２に、共通の軸４４にそれぞれ回動自在に取り付けられた位置決めアーム４５と油圧アーム４６とが接当している。位置決めアーム４５のカラー接当面には４つの凹部が形成されており、植付昇降レバー１４を前記操作位置に操作すると、カラー４２がそれぞれの操作位置に対応する凹部に嵌り込み、その位置で安定するようになっている。符号４８は、位置決めアーム４５をカラー４２の側に付勢するスプリングである。
【００１８】
一方、油圧アーム４６のカラー接当面には段差が設けられており、植付昇降レバー１４の操作位置に応じて油圧アーム４６が回動し、その作用部４６ａが油圧バルブ２６のスプール２６ａを押し込んだり、或は作用部４６ａがスプールから離れる方向に移動して油圧バルブに内蔵されたスプリングの作用でスプール２６ａが突出したりして油圧バルブ２６を切り替える。具体的には、「固定」に操作されているときは油圧バルブ２６が中立の状態にあり、「上げ」に操作れさているときは昇降用油圧シリンダ２５のピストンが突出作動（植付部４が上昇）する側に油圧バルブ２６が切り替わり、「自動」もしくは「植付」に操作されているときは昇降用油圧シリンダ２５のピストンが引っ込み作動（植付部４が下降）する側に油圧バルブ２６が切り替わる。
【００１９】
また、ミッションケース１０の上面に突出する植付クラッチ操作用クラッチピン５０の上端部に植付クラッチアーム５１の一端部が係合し、その他端部が操作アーム４１の中間部と植付クラッチワイヤ５２を介して結ばれている。これにより、植付昇降レバー１４が「自動」もしくは「植付」に操作されているときは、クラッチピン５０が押し込まれて植付クラッチが入になり、「上げ」もしくは「固定」に操作されているときは、スプリング５３によってクラッチピン５０が戻されて植付クラッチが切になる。
【００２０】
位置決めアーム４５には、後述するリフトレバー１５の操作に連動させるリフトワイヤ５５が連結されている。リフトレバー１５を所定操作すると、リフトワイヤ５５が引っ張られ、位置決めアーム４５がカラー４２から離れる側に回動する。すると、位置決めアーム４５によるカラー４２の位置規制がなくなるため、植付昇降レバー１４がスプリング５６によって「上げ」位置まで移動し、昇降用油圧シリンダ２５のピストンが突出作動して植付部４が上昇するとともに、植付クラッチが切りになる。つまり、植付部４が作業状態にある時、リフトレバー１５の操作で植付部４を非作業状態に切り替えられるのである。逆に、植付部４が非作業状態にある時にリフトレバー１５を操作しても、植付部４は作業状態に切り替わらない。
【００２１】
また、油圧バルブ２６のスプール２６ａには、油圧アーム４６とは別に、軸６１に回動自在に取り付けられた自動昇降アーム６２が接当している。この自動昇降アーム６２の先端部にセンターフロート３４の前部と上下動に連動する自動昇降ワイヤ６３が繋着されており、植付昇降レバー１４が「自動」に操作されている時にセンターフロート３４の前部が上下動すると、それに応じて油圧バルブ２６が適宜切り替わり植付部４を昇降させるようになっている。符号６４は自動昇降アーム６２を復帰させるリターンスプリングである。
【００２２】
自動昇降アーム６２を支持している軸６１は、軸６５を支点として回動自在な感度調節アーム６６の先端部に設けられている。感度調節レバー１６と感度調節アーム６６とが感度調節ワイヤ６７で結ばれている。感度調節レバー１６の操作によって自動昇降アーム６２の支点位置を移動させると、センターフロート３４の前部の上下動に対する油圧バルブ２６の切り替えの応答性が変更される。符号６８は感度調節アーム６６を復帰させるリターンスプリングである。
【００２３】
油圧バルブ２６には、昇降用油圧シリンダ２５のピストンが引っ込み作動（植付部４が下降）する側に油圧バルブ２６が切り替わるのを規制する下降ロックピン６９が設けられている。この下降ロックピン６９は、図示しない下降ロックレバーと下降ロックワイヤ７０で結ばれた下降ロックアーム７１によって操作される。
【００２４】
前記リフトレバー１５は、図６に示すように、ステアリングハンドル１１の右下側の位置に、上方に回動可能に設けられている。その操作は、ステアリングハンドル１１を握ったまま、指先だけを動かして行うことができる。リフトレバー１５を上方に操作すると、植付部４が駆動停止及び植付部４が最上げ位置まで上昇するようになっている。すなわち、植付部４が作業状態から非作業状態に切り替わるのである。なお、ステアリングハンドル１１は前後に回動可能なチルトハンドルであるが、リフトレバー１５もステアリングハンドル１１と一体に回動し、両者１１，１５の位置関係は常に変わらないようになっている。
【００２５】
この乗用田植機１は以上の構成で、フロート３４，３５，３５が接地する高さに植付部４を保持し、植付部４を駆動させつつ前輪２ａ，２ａ及び後輪２ｂ，２ｂを回転させて機体を進行させると、フロート３４，３５，３５によって整地された泥面に苗を植付ける。畦際まで苗植付けを行ったなら、植付部４の駆動停止、植付部４の最上げ位置への上昇、線引きマーカ３６Ｌ，３６Ｒの起立・転倒の切替減速等の諸操作を行うとともに、ステアリングハンドル１１を操作して機体を旋回させる。
【００２６】
上記植付部４の駆動停止及び植付部４の最上げ位置への上昇操作、すなわち植付部４の作業状態から非作業状態への切替操作は植付昇降レバー１４及びリフトレバー１５のいずれでも行うことができるが、特に旋回時等のように各種操作を行わなければならない時にはリフトレバー１５で操作する方が簡単である。リフトレバー１５はワンタッチ操作であるので、他の操作を余裕をもって無理なく行うことができ、その分だけ畦際いっぱいまで植付作業を行なえる。また、リフトレバー１５はステアリングハンドル１１を握ったまま操作できるので、ハンドル操作が乱れず安全に旋回できる。このリフトレバー１５は植付部４の作業状態から非作業状態への切替だけを行い、その逆の切替は行えないので、旋回中等に誤ってリフトレバー１５に触れても、植付部４が非作動状態から作動状態に切り替わるおそれがない。旋回終了後は、植付昇降レバー１４の操作で植付部４を作業状態にする。
【００２７】
次に、図７は異なる実施の形態におけるリフトレバーを表している。このリフトレバー１５′は、上方及び後方に回動可能に設けられており、上方に操作すると植付部４が作業状態から非作業状態に切り替わり、後方に操作するとエンジンスロットルが絞られて所定速度まで減速されるようになっている。このように構成すると、旋回時における減速操作もステアリングハンドル１１から手を離さず行え、操作性を更に向上させられる。なお、図６に示すリフトレバー構成で、リフトレバー１５を上方に操作すると、植付部４が作業状態から非作業状態に切り替わると同時に、所定速度まで減速される構成としてもよい。
【００２８】
図８はさらに異なる実施の形態におけるリフトレバーを表している。このリフトレバー１５″は、上方及び前後に回動可能に設けられており、上方に操作すると植付部４が作業状態から非作業状態に切り替わり、前後に操作すると線引きマーカの線引き作用する側が左右切り替わるようになっている。すなわち、リフトレバー１５″を前方に操作すると、前記マーカ用ソレノイド３８ＲがＯＮになり、植付部４が作業位置まで下降したときに左側の線引きマーカ３６Ｌだけが転倒して線引き作用する状態となる。また、リフトレバー１５″を後方に操作すると、前記マーカ用ソレノイド３８ＬがＯＮになり、植付部４が作業位置まで下降したときに左側の線引きマーカ３６Ｒだけが転倒して線引き作用する状態となる。
【００２９】
図９は変速レバーを示す図である。変速レバー１３は、ステアリングハンドル１１の左前方に、回動軸８０を支点にして前後に回動可能に設けられている。変速レバー１３の回動操作位置は検出器８１に検出される。そして、変速レバー１３を中立を起点にして前方に操作すると、その操作量に応じた前進速度となり、後方に操作すると、その操作量に応じた後進速度となる。
【００３０】
変速レバー１３の中空内部に摺動自在に嵌合する棒体８３の下端部にストッパプレート８４が固着され、このストッパプレート８４をスプリング８５によって後進規制カム８６に押し付けている。後進規制カム８６には、変速レバー１３が中立から後進域へ操作されるのを規制する凸部８６ａが形成されている。また、変速レバーのグリップ１３ａには後進許容スイッチ８７が設けられ、これと一体に回動するアーム８８に棒体８３の上端部が連結されている。この構成により、常態では変速レバー１３を中立から後進域へ操作することはできないが、後進許容スイッチ８７を引き上げ操作しながらであれば変速レバー１３を中立から後進域へ操作できるようになっている。
【００３１】
後進許容スイッチ８７はグリップ１３ａの下側開口部に出入りするように設けられているとともに、アーム８８は断面Ｕ字状をした後進許容スイッチ８７の内側に設けられている。このようにアーム８８を二重に覆う構造とすることにより、アーム８８の周囲に泥水等が侵入することが防止され、上記後進許容機構の操作性を良好に維持することができる。
【００３２】
また、この実施の形態では、位置決めアーム４５とストッパプレート８４とがリフトワイヤ９０で結ばれている。これにより、後進許容スイッチ８７を引き上げ操作すると、植付昇降レバー１４がスプリング５６によって「上げ」位置まで移動し、昇降用油圧シリンダ２５のピストンが突出作動して植付部４が上昇するとともに、植付クラッチが切りになる。つまり、植付部４が作業状態にある時、後進許容スイッチ８７の操作で植付部４を非作業状態に切り替えられるのである。植付部４が非作業状態にある時に後進許容スイッチ８７を操作しても、植付部４は作業状態に切り替わらない。本来、後進許容スイッチ８７は変速レバー１３を後進域に操作するときに使用されるものであるが、本構成とすれば、植付部４を作業状態から非作業状態に切り替えるだけに後進許容スイッチ８７を使用することもできる。
【００３３】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明にかかる農作業機は、農作業装置を作業状態から非作業状態に一つの操作で切り替えられるスイッチが設けられているので、旋回時には上記スイッチを使用して農作業装置を作業状態から非作業状態に切り替えることにより、旋回時の諸操作を無理なく適確に行うことができるようになった。この操作具は、誤って触れても、農作業装置が非作業状態から作業状態に切り替わることはないので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図１】乗用田植機の側面図である。
【図２】乗用田植機の平面図である。
【図３】線引きマーカの作動機構を表す斜視図である。
【図４】油圧装置と植付クラッチの切替機構を表す図その１である。
【図５】油圧装置と植付クラッチの切替機構を表す図その２である。
【図６】リフトレバーの操作位置を表す（ａ）平面図、及び（ｂ）側面図である。
【図７】異なる実施の形態におけるリフトレバーの操作位置を表す（ａ）平面図、及び（ｂ）側面図である。
【図８】さらに異なる実施の形態におけるリフトレバーの操作位置を表す（ａ）平面図、及び（ｂ）側面図である。
【図９】変速レバーの（ａ）一部断面側面図、及び（ｂ）断面背面図である。
【符号の説明】
１ 乗用田植機（農作業機）
２ 走行車体
３ 昇降リンク装置
４ 植付部（農作業装置）
８ 変速装置
１１ ステアリングハンドル
１３ 変速レバー
１４ 植付昇降レバー
１５ リフトレバー（操作具）
２６ 油圧バルブ
８７ 後進許容スイッチ
[Document name] Specification [Title of invention] Agricultural work machine [Claims]
1. In an agricultural work machine capable of switching an agricultural work device between a working state and a non-working state, a switch that allows a shift lever for operating a transmission capable of shifting forward and backward to operate in the reverse range. A farm work machine having a configuration in which the farm work device is switched from a working state to a non-working state by operating the switch.
Description: TECHNICAL FIELD [Detailed description of the invention]
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an agricultural work machine capable of switching an agricultural work apparatus between a working state and a non-working state.
0002.
[Conventional technology]
A rice transplanter, which is a type of agricultural work machine, operates each part of the planting part with the planting part grounded during planting work, and raises the planting part from the ground during non-planting work and also of each part of the planting part. Stop the operation. Conventionally, the operation of switching between the working state and the non-working state has been performed by the planted lifting lever provided on the side of the cockpit. This planting elevating lever is, for example, "raising" to raise the planting part, "fixing" to fix the planting part to a constant height, and "automatic" to lower the planting part to a working position for automatic elevating control. , And each operation position such as "planting" where the planting part is grounded and the planting work is performed.
0003
[Problems to be Solved by the Invention]
Therefore, in order to switch the planted portion from the working state to the non-working state, the planting lifting lever must be operated from "planting" to "raising" via "automatic" and "fixing". This switching operation is mainly performed when turning the aircraft at the edge of the field, etc. In such a case, if one hand is released from the steering handle to operate the planting lift lever, the handle operation becomes unstable. Cheap. In addition to the above switching operation and steering wheel operation, speed adjustment operation, line drawing marker switching operation, safety confirmation, etc. must be performed when turning, and these various operations during turning are suitable for operators who are unfamiliar with the operation of agricultural work machines. It wasn't easy to do for sure. For this reason, in reality, when the plant moved to the vicinity of the edge of the field, the planting lift lever was operated early, and the seedlings could not be planted to the full ridge.
0004
Therefore, it is an object of the present invention to make it possible to perform various operations at the time of turning without difficulty and to plant seedlings to the full ridge.
0005
[Means for solving problems]
In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows. That is, the agricultural work machine according to the present invention is an agricultural work machine capable of switching the agricultural work device between a working state and a non-working state . It is characterized in that a switch that allows operation is provided, and the agricultural work apparatus is switched from a working state to a non-working state by operating the switch .
0006
By providing the above switch , the operation of switching from the working state to the non-working state of the agricultural work apparatus can be performed instantly, so that the operation at the time of turning becomes easy. This operating tool only switches the agricultural work equipment from the working state to the non-working state, and does not switch in reverse, so even if the operating tool is accidentally touched when the agricultural working equipment is in the non-working state, the agricultural working equipment will be in the working state. It is safe without switching.
0007
For example, in the case of a farm work machine such as a rice transplanter, in which the farm work device is grounded in the working state and the farm work device is not grounded in the non-working state, the farm work device is raised to the non-grounded position in the non-working state by operating a switch. It is good to say.
0008
If the switch is provided in the vicinity of the steering handle that steers the aircraft , the operability is improved .
0009
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, as an embodiment of the present invention, a passenger rice transplanter, which is a kind of agricultural work machine, will be described.
0010
In the passenger rice transplanter 1, a planting portion 4 which is an agricultural work device is mounted on the rear side of the traveling vehicle body 2 via an elevating link device 3 so as to be able to elevate.
0011
The traveling vehicle body 2 is a four-wheel drive vehicle provided with a pair of left and right front wheels 2a, 2a and rear wheels 2b, 2b, and is a main frame provided by extending rearward from the back portion of a mission case 5 arranged at the front portion of the fuselage. The engine 7 is mounted on the 6. The rotational power of the engine 7 is transmitted to the transmission in the transmission case 5 via the hydraulic continuously variable transmission 8 capable of shifting both forward and reverse, from which the front wheels 2a and 2a and the rear wheels 2b and 2b are transmitted. , And each drive unit of the planting unit 4. The transmission to the planting portion 4 can be turned on / off by the planting clutch (not shown) built in the mission case 10.
0012
A driver's seat 10 is installed on the upper side of the engine 7, and a steering steering wheel 11 for steering the front wheels 2a and 2a is provided in front of the driver's seat 10. Further, within the range that can be operated from the driver's seat 10, the change lever 12 that switches the transmission, the speed change lever 13 that operates the hydraulic continuously variable transmission 8, and the on / off and the planting part 4 of the transmission to the planting part 4 A planting lift lever 14 for raising and lowering, a lift lever 15 which is an operating tool for switching the planting portion 4 from an operating state to a non-operating state, a sensitivity adjusting lever 16 for adjusting the sensitivity of lifting control, and the like are provided. There is.
0013
The elevating link device 3 has a parallel link configuration, and includes one upper link 20 and a pair of left and right lower links 21 and 21. The links 20, 21 and 21 are rotatably attached to a link base frame 22 whose base side is erected at the rear end of the main frame 6, and a connecting frame 23 is pivotally connected to the tip side thereof. The connecting frame 23 is provided with a rolling shaft 23a for freely rolling the planting portion 4. An elevating hydraulic cylinder 25 is interposed between the support member fixed to the main frame 6 and the tip of the swing arm 24 integrally formed with the upper link 20, and the upper link is expanded and contracted hydraulically. 20 rotates up and down, and the planting portion 4 mounted on the connecting frame 23 moves up and down while maintaining a substantially constant posture. The lifting hydraulic cylinder 25 is controlled by a hydraulic valve 26 attached to the link base frame 22.
0014.
The planting section 4 has a structure of 6-row planting, and a seedling stand 31 for placing 6-row seedlings and seedlings on the seedling stand are planted on the paddy field surface in a transmission case 30 that also serves as a frame. Six sets of planting devices 32, ..., Etc. are assembled. Center floats 34 and side floats 35, 35 for leveling are provided on the lower side of the planting portion 4, and when the aircraft is advanced with these floats grounded on the mud surface of the paddy field, each float prepares the mud surface. Glide while doing. The center float 34 is also a grounding body for detecting the unevenness of the topsoil surface of the paddy field, and at the time of planting work, the seedlings are driven by driving the control valve 26 based on the unevenness of the topsoil surface of the paddy field detected by the center float 34. The planting unit 4 is controlled to move up and down so that the planting depth of the planting depth is always kept constant.
0015.
Further, on both the left and right sides of the planting portion 4, line drawing markers 36L and 36R for drawing the left and right centers of the aircraft course in the next process on the topsoil surface during the planting work are provided so as to be able to stand up and fall. As shown in FIG. 3, when the left and right drawing markers 36L and 36R and the piston rod 25a of the lifting hydraulic cylinder 25 are connected by the marker wires 37L and 37R and the piston rod 25a protrudes when the planting portion is raised, the marker wire When 37L, 37R is pulled and the drawing markers 36L, 36R stand up, and the piston rod 25a is pulled in when the planting portion is lowered, the marker wires 37L, 37R return and the drawing markers 36L, 36R fall. Further, if the marker wires 37L and 37R are restricted from returning by the marker solenoids 38L and 38R, the line drawing markers 36L and 36R are kept upright even if the planting portion 4 is lowered.
0016.
4 and 5 show a switching mechanism between the planting part lifting hydraulic system and the planting clutch. Next, the configuration will be described.
[0017]
The planting elevating lever 14 provided on the right side of the driver's seat 10 is designed to rotate up and down around the lever shaft 40, and is "raised", "fixed", and "automatic" in order from the top within the operating range. "Each operation position of" planting "is set. An operation arm 41 for switching between the hydraulic device and the planting clutch is attached to the lever shaft 40, and the collar 42 pivotally supported at the tip of the operation arm 41 is rotatably connected to a common shaft 44. The attached positioning arm 45 and the hydraulic arm 46 are in contact with each other. Four recesses are formed on the collar contact surface of the positioning arm 45, and when the planting lifting lever 14 is operated to the operation position, the collar 42 is fitted into the recesses corresponding to the respective operation positions and is stable at that position. It is designed to do. Reference numeral 48 is a spring that urges the positioning arm 45 toward the collar 42.
0018
On the other hand, a step is provided on the contact surface of the collar of the hydraulic arm 46, the hydraulic arm 46 rotates according to the operation position of the planting elevating lever 14, and the acting portion 46a pushes the spool 26a of the hydraulic valve 26. Alternatively, the acting portion 46a moves away from the spool, and the spool 26a protrudes due to the action of the spring built in the hydraulic valve to switch the hydraulic valve 26. Specifically, the hydraulic valve 26 is in the neutral state when it is operated to be "fixed", and the piston of the lifting hydraulic cylinder 25 is projected when it is operated to be "raised" (planting portion 4). The hydraulic valve 26 is switched to the side where "is rising", and when the operation is "automatic" or "planting", the piston of the lifting hydraulic cylinder 25 is retracted (the planting part 4 is lowered). 26 switches.
0019
Further, one end of the planting clutch arm 51 engages with the upper end of the planting clutch operation clutch pin 50 protruding from the upper surface of the transmission case 10, and the other end is the intermediate portion of the operation arm 41 and the planting clutch wire. It is tied via 52. As a result, when the planting lifting lever 14 is operated "automatically" or "planting", the clutch pin 50 is pushed in to engage the planting clutch, and the planting clutch is operated to "raise" or "fix". When the clutch pin 50 is returned by the spring 53, the planting clutch is disengaged.
0020
A lift wire 55 linked to the operation of the lift lever 15 described later is connected to the positioning arm 45. When the lift lever 15 is operated in a predetermined manner, the lift wire 55 is pulled and the positioning arm 45 rotates to the side away from the collar 42. Then, since the position regulation of the collar 42 by the positioning arm 45 is removed, the planting elevating lever 14 is moved to the "raised" position by the spring 56, the piston of the elevating hydraulic cylinder 25 is projected, and the planting portion 4 is raised. At the same time, the planting clutch is disengaged. That is, when the planting portion 4 is in the working state, the planting portion 4 can be switched to the non-working state by operating the lift lever 15. On the contrary, even if the lift lever 15 is operated while the planting portion 4 is in the non-working state, the planting portion 4 does not switch to the working state.
0021.
Further, the spool 26a of the hydraulic valve 26 is in contact with an automatic elevating arm 62 rotatably attached to the shaft 61 in addition to the hydraulic arm 46. The front part of the center float 34 and the automatic elevating wire 63 interlocking with the vertical movement are connected to the tip of the automatic elevating arm 62, and the center float 34 is operated "automatically" when the planting elevating lever 14 is operated "automatically". When the front portion of the above moves up and down, the hydraulic valve 26 is appropriately switched accordingly to raise and lower the planting portion 4. Reference numeral 64 is a return spring for returning the automatic lifting arm 62.
0022.
The shaft 61 that supports the automatic lifting arm 62 is provided at the tip of the sensitivity adjusting arm 66 that is rotatable around the shaft 65 as a fulcrum. The sensitivity adjusting lever 16 and the sensitivity adjusting arm 66 are connected by a sensitivity adjusting wire 67. When the fulcrum position of the automatic lifting arm 62 is moved by operating the sensitivity adjusting lever 16, the responsiveness of switching of the hydraulic valve 26 to the vertical movement of the front portion of the center float 34 is changed. Reference numeral 68 is a return spring for returning the sensitivity adjusting arm 66.
[0023]
The hydraulic valve 26 is provided with a lowering lock pin 69 that regulates switching of the hydraulic valve 26 on the side where the piston of the lifting hydraulic cylinder 25 retracts (the planting portion 4 lowers). The lowering lock pin 69 is operated by a lowering lock arm 71 connected to a lowering lock lever (not shown) by a lowering lock wire 70.
0024
As shown in FIG. 6, the lift lever 15 is provided at a position on the lower right side of the steering handle 11 so as to be rotatable upward. The operation can be performed by moving only the fingertip while holding the steering wheel 11. When the lift lever 15 is operated upward, the planting portion 4 is driven to a stop and the planting portion 4 is raised to the highest position. That is, the planting portion 4 switches from the working state to the non-working state. Although the steering handle 11 is a tilt handle that can rotate back and forth, the lift lever 15 also rotates integrally with the steering handle 11, and the positional relationship between the two 11 and 15 does not always change.
0025
With the above configuration, the passenger rice transplanter 1 holds the planting portion 4 at a height at which the floats 34, 35, and 35 touch the ground, and drives the planting portion 4 to move the front wheels 2a, 2a and the rear wheels 2b, 2b. When the aircraft is rotated and advanced, seedlings are planted on the mud surface leveled by floats 34, 35, 35. After planting the seedlings up to the ridge, perform various operations such as stopping the drive of the planting part 4, raising the planting part 4 to the highest position, switching deceleration of the line drawing markers 36L and 36R, and switching between standing and falling. Operate the steering handle 11 to turn the aircraft.
0026
Either the planting lift lever 14 or the lift lever 15 can be used to stop the drive of the planting portion 4 and raise the planting portion 4 to the highest position, that is, to switch the planting portion 4 from the working state to the non-working state. However, it is easier to operate with the lift lever 15 especially when various operations must be performed such as when turning. Since the lift lever 15 is a one-touch operation, other operations can be performed reasonably with a margin, and the planting work can be performed to the full extent of the ridge. Further, since the lift lever 15 can be operated while holding the steering handle 11, the steering wheel operation can be safely turned without being disturbed. The lift lever 15 only switches from the working state to the non-working state of the planting portion 4, and vice versa. Therefore, even if the lift lever 15 is accidentally touched during turning or the like, the planting portion 4 can switch. There is no risk of switching from the non-operating state to the operating state. After the turning is completed, the planting portion 4 is put into the working state by operating the planting lifting lever 14.
[0027]
Next, FIG. 7 shows a lift lever in a different embodiment. The lift lever 15'is rotatably provided upward and backward, and when operated upward, the planting portion 4 switches from a working state to a non-working state, and when operated backward, the engine throttle is throttled to a predetermined speed. It is designed to be decelerated to. With this configuration, the deceleration operation during turning can be performed without taking the hand off the steering handle 11, and the operability can be further improved. In the lift lever configuration shown in FIG. 6, when the lift lever 15 is operated upward, the planting portion 4 may be switched from the working state to the non-working state, and at the same time, the speed may be reduced to a predetermined speed.
[0028]
FIG. 8 represents a lift lever in a further different embodiment. The lift lever 15 ″ is provided so as to be rotatable upward and back and forth. When operated upward, the planting portion 4 switches from a working state to a non-working state, and when operated back and forth, the drawing marker side on the left and right is left and right. That is, when the lift lever 15 ″ is operated forward, the marker solenoid 38R is turned on, and when the planting portion 4 is lowered to the working position, only the left line drawing marker 36L falls over. It becomes a state where the line is drawn. Further, when the lift lever 15 "is operated backward, the marker solenoid 38L is turned on, and when the planting portion 4 is lowered to the working position, only the left drawing marker 36R falls and draws a line. ..
[0029]
FIG. 9 is a diagram showing a shift lever. The speed change lever 13 is provided on the left front side of the steering handle 11 so as to be rotatable back and forth with the rotation shaft 80 as a fulcrum. The rotation operation position of the speed change lever 13 is detected by the detector 81. Then, when the shift lever 13 is operated forward from the neutral position, the forward speed is adjusted according to the operation amount, and when the speed change lever 13 is operated backward, the reverse speed is adjusted according to the operation amount.
[0030]
A stopper plate 84 is fixed to the lower end of a rod body 83 that is slidably fitted inside the hollow of the speed change lever 13, and the stopper plate 84 is pressed against the reverse movement regulation cam 86 by a spring 85. The reverse movement regulation cam 86 is formed with a convex portion 86a that regulates the operation of the speed change lever 13 from the neutral position to the reverse movement range. Further, a reverse movement allowable switch 87 is provided on the grip 13a of the speed change lever, and the upper end portion of the rod body 83 is connected to an arm 88 that rotates integrally with the switch 87. With this configuration, the shift lever 13 cannot be operated from the neutral position to the reverse range in the normal state, but the shift lever 13 can be operated from the neutral position to the reverse range while pulling up the reverse movement allowance switch 87. ..
0031
The reverse movement allowance switch 87 is provided so as to enter and exit the lower opening of the grip 13a, and the arm 88 is provided inside the reverse movement allowance switch 87 having a U-shaped cross section. By having a structure that double-covers the arm 88 in this way, it is possible to prevent muddy water and the like from entering the periphery of the arm 88, and it is possible to maintain good operability of the reverse movement allowance mechanism.
[0032]
Further, in this embodiment, the positioning arm 45 and the stopper plate 84 are connected by a lift wire 90. As a result, when the reverse movement allowance switch 87 is pulled up, the planting elevating lever 14 is moved to the "raised" position by the spring 56, the piston of the elevating hydraulic cylinder 25 is projected, and the planting portion 4 is raised. The planting clutch is disengaged. That is, when the planting portion 4 is in the working state, the planting portion 4 can be switched to the non-working state by operating the reverse movement allowance switch 87. Even if the reverse movement allowance switch 87 is operated while the planting portion 4 is in the non-working state, the planting portion 4 does not switch to the working state. Originally, the reverse movement allowance switch 87 is used when the speed change lever 13 is operated in the reverse movement range, but with this configuration, the reverse movement allowance switch 87 only switches the planting portion 4 from the working state to the non-working state. 87 can also be used.
0033
【Effect of the invention】
As described above, since the agricultural work machine according to the present invention is provided with a switch for switching the agricultural work device from the working state to the non-working state by one operation, the agricultural work device is operated by using the switch when turning. By switching from the state to the non-working state, various operations during turning can be performed reasonably and accurately. This operating tool is safe because the agricultural work equipment does not switch from the non-working state to the working state even if it is touched by mistake.
[Simple explanation of drawings]
FIG. 1 is a side view of a passenger rice transplanter.
FIG. 2 is a plan view of a passenger rice transplanter.
FIG. 3 is a perspective view showing an operating mechanism of a line drawing marker.
FIG. 4 is FIG. 1 showing a switching mechanism between a hydraulic device and a planting clutch.
FIG. 5 is FIG. 2 showing a switching mechanism between a hydraulic device and a planting clutch.
FIG. 6 is a plan view (a) and a side view (b) showing an operating position of a lift lever.
FIG. 7 is a plan view (a) and a side view (b) showing an operating position of a lift lever in different embodiments.
FIG. 8 is a plan view (a) and a side view (b) showing an operating position of a lift lever in a further different embodiment.
9A and 9B are a partial cross-sectional side view and (b) cross-sectional rear view of the speed change lever.
[Explanation of symbols]
1 Passenger rice transplanter (agricultural work machine)
2 Traveling vehicle body 3 Lifting link device 4 Planting part (agricultural work device)
8 Transmission 11 Steering handle 13 Shift lever 14 Planted lift lever 15 Lift lever (operator)
26 Flood control valve 87 Reverse allowance switch