JP2000312469A - スイッチング・レギュレータ制御回路 - Google Patents

スイッチング・レギュレータ制御回路

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JP2000312469A
JP2000312469A JP11116642A JP11664299A JP2000312469A JP 2000312469 A JP2000312469 A JP 2000312469A JP 11116642 A JP11116642 A JP 11116642A JP 11664299 A JP11664299 A JP 11664299A JP 2000312469 A JP2000312469 A JP 2000312469A
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JP
Japan
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frequency noise
bleeder
bleeder resistors
control circuit
noise
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JP11116642A
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Inventor
Takaaki Matsuo
高明 松尾
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SWレギュレータを複数個、誤動作なく動作
させること。 【解決手段】 ブリーダ抵抗の出力に高周波ノイズの逆
位相の信号を加えることで、ブリーダ抵抗にのるノイズ
をキャンセルし、スイッチングレギュレータの誤動作を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2個以上のスイ
ッチング・レギュレータ(以下SWレギュレータ)を同時
に動作させるときの誤動作を防止することが可能な、S
Wレギュレータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSWレギュレータ制御回路として
は、図3の回路図に示されるようなSWレギュレータの
制御回路が知られていた。即ち、基準電圧回路10の基
準電圧と、SWレギュレータの出力電圧VOUTを分圧する
ブリーダ抵抗11、12の接続点の電圧との差電圧を、
増幅するエラー・アンプ13がある。エラー・アンプ1
3の出力電圧をVerr、基準電圧回路10の出力電圧をVr
ef、ブリーダ抵抗11、12の接続点の電圧をVaとすれ
ば、Vref>Vaならば、Verrは高くなり、逆にVref<Vaなら
ば、Verrは低くなる。
【0003】PWMコンパレータ15は、発振回路14の
出力、例えば三角波と、エラー・アンプ13の出力を比
較して、信号を出す。図7にこれを示す。つまり、エラ
ー・アンプの出力Verrが上下することで、PWMコンパレー
タ出力のパルスの幅がコントロールされる。このパルス
幅の時間のみ、SWレギュレータのSW素子をONまた
は、OFFに制御する。これが、いわゆるSWレギュレー
タのPWM動作である。
【0004】一般に、SWレギュレータの場合、SWを
ONにする時間が長い方が、負荷に電力を供給する能力が
高くなる。例えば、負荷が重くなると、すなわち出力負
荷電流値が大きくなると、SWレギュレータの出力電圧
が下がり、ブリーダ抵抗の分圧された電圧Vaが下がる。
これによって、エラー・アンプ13の出力Verrは上がる
ので、結果として、PWMコンパレータのパルス幅が広が
り、出力電圧VOUTを一定に保つようにパルス幅が制御さ
れる。逆に、負荷が軽くなると、すなわち出力負荷電流
値が小さくなると、SWレギュレータの出力電圧が上が
り、ブリーダ抵抗の分圧された電圧Vaが上がる。これに
よって、エラー・アンプ13の出力Verrは下がるので、
結果として、PWMコンパレータのパルス幅が狭くなり、
出力電圧VOUTを一定に保つようにパルス幅が制御され
る。
【0005】すなわち、エラー・アンプ13の出力Verr
は、出力負荷電流値に応じて変化し、SWレギュレータ
のパルスの幅をコントロールする。ブリーダ抵抗11、
12の抵抗値をR11、R12とすれば、ブリーダ抵抗11,
12には出力電圧VOUTをR11とR12の和で除した電流値Ib
r=VOUT/(R11+R12)が流れる。この電流によって消費され
る電力は、無効な電力(自己消費電力)であり、高い効
率を得るためにはこの電力を低く抑える必要がある。す
なわち、R11、R12の値を大きくする必要がある。しかし
ながら、R11、R12を大きくするとハイ・インピーダンス
となり、ノイズがのりやすくなる。ブリーダ抵抗にノイ
ズがのると、電圧Vaがノイズによって変動し、結果とし
てPWM制御しているパルスの幅が変動し、SWレギュレー
タが誤動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のSWレ
ギュレータでは、2個以上同時に動作させると、一つの
SWレギュレータの発生するノイズが他のSWレギュレータ
のブリーダ抵抗にのり、SWレギュレータの動作を不安定
なものにしていた。そこで、この発明の目的は従来のこ
のような課題を解決するために、ブリーダー抵抗に高周
波ノイズが重畳したとき、ブリーダー抵抗の出力にノイ
ズと逆位相もしくはそれに類似した波形を加えること
で、ノイズによるブリーダー抵抗の出力の変動を抑え込
み、2個以上のSWレギュレータを誤動作なく動作させる
ことを可能とすることである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すSWレギ
ュレータの制御回路図である。基準電圧回路10、2
0、ブリーダ抵抗11、12、21,22、発振回路1
4、24、エラー・アンプ13、23及びPWMコンパ
レータ15、25は、従来と同様である。PWMコンパ
レータ15、25の出力にはバッファ回路16、26が
接続され、バッファ回路16、26の出力でスイッチン
グ素子17、27を駆動する。ブリーダ抵抗11、12
は前述のように、効率を上げるためハイ・インピーダン
スとなっている。 SWレギュレータの制御回路(以下制
御回路と略称する。)100、制御回路200はそれぞ
れ独立して動作し、ここでは制御回路100が誤動作防
止の機構が組み込まれた回路であり、制御回路200は
高周波ノイズの発生源とする。ブリーダ抵抗11、12
の接続点とバッファ回路26の出力(EXT2)の間はコン
デンサ30で接続されている。
【0009】続いて回路の動作について説明する。SWレ
ギュレータを2個同時に動作させた場合、制御回路20
0を組み込んだSWレギュレータのスイッチング素子27
によって発生する高周波ノイズによって、ブリーダ抵抗
11、12の接続点の電圧Va1が変動する。しかしブリ
ーダ抵抗11、12の接続点にはEXT2出力端子からコ
ンデンサ30を介して前記高周波ノイズと逆位相の信号
(逆位相になる理由は後述)が印加される。そのためブ
リーダ抵抗11、12の接続点にのった高周波ノイズは
キャンセルされ、電圧Va1の変動を小さく押さえること
が可能となり、制御回路100は正常に動作する。
【0010】次にEXT2端子から ブリーダ抵抗11、1
2の接続点に、コンデンサ30を介して伝えられる信号
が、高周波ノイズの逆位相になる理由を説明する。高周
波ノイズの主な原因は、スイッチング素子のスイッチン
グ動作によって、スイッチング素子に流れる電流Iswが
急激に変化することにある。急激な電流の変化が回路基
板の電源−グランドラインの配線の寄生インダクタンス
に逆起電力を生じさせ、これが高周波ノイズとなり、ブ
リーダー抵抗に重畳される。仮にスイッチング素子27
がNチャネル型MOSトランジスタだとすると、EXT2
端子出力が上がったときは、スイッチング素子27がON
し、スイッチング素子27に電流が流れる。 EXT2端子
が下がったときは、スイッチング素子27はOFFし、ス
イッチング素子27の電流がストップする。このスイッ
チング素子に流れる電流Iswの急激な変化が、高周波ノ
イズの原因となる。つまり電流Iswがゼロになったこと
で、寄生インダクタンスによって発生するノイズとEXT
2端子出力の上昇と下降のタイミングはちょうど逆位相
の関係になっている。
【0011】EXT2端子出力から ブリーダ抵抗11、1
2の接続点にコンデンサ30を介して伝えられる信号を
VCAN、高周波ノイズをVNOISEとすると、スイッチング素
子27の電流IswとEXT2端子出力の関係から、VCANとVN
OISEは逆位相になり、この信号を ブリーダ抵抗11、
12の接続点に印加することで高周波ノイズの影響をキ
ャンセルすることができる。
【0012】説明に使用したIsw、EXT2端子出力電圧、
VCAN、VNOISEの波形を図2に示す。以上の説明で分かる
ように、本実施例によってSWレギュレータを2個同時に
動作させた場合のSWレギュレータの誤動作を防止する
ことができる。なおSWレギュレータが複数個(3個以
上)同時動作した場合も、同様な方法で誤動作の防止が
できる。
【0013】
【発明の効果】本発明のSWレギュレータ制御回路は、
複数のSWレギュレータを同時に動作させても誤動作を
防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のSWレギュレータ制御
回路の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例のSWレギュレータ制御
回路の動作説明図である。
【図3】従来のSWレギュレータ制御回路の説明図であ
る。
【図4】従来のSWレギュレータ制御回路の動作説明図
である。
【符号の説明】
10、20 基準電圧回路 11、 12、21、22 ブリーダ抵抗 13、23 エラー・アンプ 14、24 発振回路 15、25 PWMコンパレータ 16、26 バッファ回路 17、27 スイッチング素子 30 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧を分圧するブリーダ抵抗と、前
    記ブリーダー抵抗によって分圧された電圧を用いて制御
    を行う回路を含むスイッチング・レギュレータを、2個
    以上同時に動作させるシステムにおいて、少なくとも1
    個のスイッチング・レギュレータの前記ブリーダ抵抗の
    分圧された出力に、他方のスイッチング・レギュレータ
    が発生する高周波ノイズと逆位相、またはそれに類似し
    た信号を加えることで、スイッチング・レギュレータの
    誤動作を防止することを特徴とするスイッチング・レギ
    ュレータ制御回路。
JP11116642A 1999-04-23 1999-04-23 スイッチング・レギュレータ制御回路 Pending JP2000312469A (ja)

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