JP2000312372A - Phs通信システムにおける呼の制御方法 - Google Patents

Phs通信システムにおける呼の制御方法

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JP2000312372A
JP2000312372A JP11964499A JP11964499A JP2000312372A JP 2000312372 A JP2000312372 A JP 2000312372A JP 11964499 A JP11964499 A JP 11964499A JP 11964499 A JP11964499 A JP 11964499A JP 2000312372 A JP2000312372 A JP 2000312372A
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call
base station
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calls
phs
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Atsushi Hayashida
篤 林田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PHS通信システムにおいて、システムの利
用効率を高めることができる呼の制御方法を提供する。 【解決手段】 基地局が同時に呼処理できる呼数が3呼
であると仮定すると、PHS交換機は、基地局に呼の発
信要求が発生すると、発信要求した呼の種類を識別し
(ステップS5)、発信要求した呼がデータ呼である場
合には、基地局の呼処理状況を識別し(ステップS
7)、基地局が既に2呼のデータ呼を呼処理している場
合には、その発信要求したデータ呼に対して呼処理拒否
する(ステップS13)。基地局で同時に呼処理する全
ての呼がデータ呼となって他の音声呼を呼処理できなく
なる時間が長くなる状況を未然に回避し、発信を待機す
る音声呼の呼数が多くなる状況を未然に回避することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機が基地局を
収容すると共に、保守端末が前記交換機を保守するよう
に構成されたPHS通信システムにおける呼の制御方法
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、PHS(Pe
rsonal Handyphone System)を利用したPHS通信シス
テムが広く普及している。ところで、PHS通信システ
ムにおいて、基地局(CS:Cell Station)が時分割多
重を可能な呼数、つまり、基地局が1局あたりで同時に
呼処理できる呼数には限度がある。
【0003】したがって、基地局が1局あたりで同時に
呼処理できる呼数が例えば3呼であり、その基地局に対
して例えば20局の移動局(PS:Personal Station)
が発信・着信を待機する待機状態にあると仮定すると、
20局の移動局のうちの3局の移動局しか同時に通信す
ることができず、20局の移動局のうちの残りの17局
の移動局は、3局の移動局が通信中にある間は、通信す
ることができないものである。しかしながら、このよう
な状況は、発信を待機する呼数が多くなるということな
ので、PHS通信システムとしてみると、システムの利
用効率が低下することになり、好ましい状況ではなかっ
た。
【0004】ところで、近年では、インターネットやイ
ントラネットなどの普及により、PHSを利用したデー
タ通信が盛んに行われるようになってきている。さて、
ここで、PHSを利用したデータ通信について考えてみ
ると、PHSを利用したデータ通信では32kbit/
sあるいは64kbit/sという比較的大きな通信速
度を実現しているものの、それでも、例えばホームペー
ジを閲覧したり、ネットサーフィンするような場合を考
えると、依然として、通話(音声通信)と比較すると、
通信時間(チャネルを占有する時間)が比較的長い傾向
にある。
【0005】このような事情から、上記したような場合
において、20局の移動局のうちの3局の移動局が全て
データ通信中にあり、それら全ての通信時間が比較的長
いという状況では、20局の移動局のうちの残りの17
局の移動局が発信を待機する時間が極めて長くなり、そ
うなると、発信を待機する呼数が極めて多くなり、シス
テムの利用効率が極めて低下することになる。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、システムの利用効率を高める
ことができるPHS通信システムにおける呼の制御方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の呼の制御
方法によれば、まず、交換機は、呼識別処理を実行し、
基地局に呼の発信・着信要求が発生した際に、その発信
・着信要求した呼の種類を識別する。次いで、交換機
は、呼処理状況識別処理を実行し、呼の発信・着信要求
が発生した時点における基地局の呼処理状況を識別す
る。そして、交換機は、呼の発信・着信要求が発生した
時点における基地局の呼処理可能な呼数が設定呼数であ
って基地局が呼処理している全ての呼が発信・着信要求
した呼と同じ種類の呼であることを条件として、呼処理
拒否処理を実行し、その発信・着信要求した呼に対して
呼処理拒否する。
【0008】すなわち、この方法によれば、例えば音声
呼の通信時間とデータ呼の通信時間とを比較してデータ
呼の通信時間の方が音声呼の通信時間よりも比較的長い
傾向にあるPHS通信システムであれば、発信・着信要
求した呼がデータ呼であり、その時点で基地局が呼処理
可能な呼数が設定呼数であって、その時点で基地局が呼
処理している全ての呼がデータ呼であるような場合に
は、その発信・着信要求したデータ呼に対して呼処理拒
否する。
【0009】これにより、例えば基地局で同時に呼処理
する全ての呼がデータ呼となって他の音声呼を呼処理で
きなくなる時間が長くなる状況を未然に回避し、発信を
待機する音声呼の呼数が多くなる状況を未然に回避する
ことができ、システムの利用効率を高めることができ
る。
【0010】また、これとは逆に、例えば音声呼の通信
時間とデータ呼の通信時間とを比較して音声呼の通信時
間の方がデータ呼の通信時間よりも比較的長い傾向にあ
るPHS通信システムであれば、発信・着信要求した呼
が音声呼であり、その時点で基地局が呼処理可能な呼数
が設定呼数であって、その時点で基地局が呼処理してい
る全ての呼が音声呼であるような場合には、その発信・
着信要求した音声呼に対して呼処理拒否する。
【0011】これにより、例えば基地局で同時に呼処理
する全ての呼が音声呼となって他のデータ呼を呼処理で
きなくなる時間が長くなる状況を未然に回避し、発信を
待機するデータ呼の呼数が多くなる状況を未然に回避す
ることができ、システムの利用効率を高めることができ
る。
【0012】請求項2記載の呼の制御方法によれば、交
換機は、発信・着信要求した呼に対して呼処理拒否した
のち、次いで、基地局制御処理を実行し、呼の発信・着
信要求が発生した基地局を任意の移動局が送信した発信
信号の受信を許可すると共に任意の移動局への着信信号
の送信を禁止するように発信専用の基地局として制御す
る。
【0013】すなわち、この方法によれば、このように
任意の移動局が送信した発信信号の受信を許可すると共
に任意の移動局への着信信号の送信を禁止するように基
地局を発信専用の基地局を制御すると、これに応じて、
移動局が位置登録する基地局を変更し、つまり、移動局
が他の基地局に位置登録し、呼処理拒否された呼を、再
度、その位置登録を変更した他の基地局に発信・着信要
求するようになるので、PHS通信システムとして呼を
分散して救済することができ、システムの利用効率をよ
り高めることができる。
【0014】請求項3記載の呼の制御方法によれば、交
換機は、発信・着信要求した呼に対して呼処理し、その
呼に係る通信が終了したのち、次いで、呼情報通知処理
を実行し、発信・着信要求した呼に関する通信時間など
の呼情報を保守端末に通知し、次いで、トラヒック集計
端末は、呼情報集計処理を実行し、交換機から通知され
た呼情報を集計する。すなわち、この方法によれば、発
信・着信要求した呼に関する通信時間などの呼情報を集
計することにより、システムにおける呼の発生状況(ト
ラヒック状況)を的確に認識することができる。
【0015】請求項4記載の呼の制御方法によれば、ト
ラヒック集計端末は、呼情報集計処理を実行する際に、
交換機から通知された呼情報を交換機あるいは基地局を
単位として集計する。すなわち、この方法によれば、シ
ステムにおける呼の発生状況(トラヒック状況)を交換
機単位、基地局単位あるいは複数の基地局をグループ化
した単位で的確に認識することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照して説明する。まず、図3は、PHS通
信システムの構成図を概略的に示している。PHS通信
システム1は、PHS交換機(A) 2〜PHS交換機(C)
4を収容している。PHS交換機(A) 2は、基地局(A)
5〜基地局(C) 7を収容しており、PHS交換機(B) 3
は、基地局(D) 8〜基地局(F) 10を収容しており、P
HS交換機(C)4は、基地局(G) 11〜基地局(I) 13
を収容している。そして、これら基地局(A) 5〜基地局
(I) 13は、それぞれ同時に呼処理できる呼数が3呼に
構成されている。
【0017】保守端末14は、トラヒック集計端末15
を接続していると共に、LAN(Local Area Network)
16を通じて各PHS交換機(A) 2〜PHS交換機(C)
4を接続しており、各PHS交換機(A) 2〜PHS交換
機(C) 4を保守することが可能になっている。そして、
上記した構成では、PHS交換機(A) 2および基地局
(A) 5〜基地局(C) 7からなる構成をノード(A) 17と
称し、PHS交換機(B)3および基地局(D) 8〜基地局
(F) 10からなる構成をノード(B) 18と称し、PHS
交換機(C) 4および基地局(G) 11〜基地局(I) 13か
らなる構成をノード(C) 19と称する。
【0018】次に、上記した構成の作用について、図
1、図2、図4〜図6も参照して説明する。まず、保守
端末14は、PHS交換機(A) 2〜PHS交換機(C) 4
のうちの任意のPHS交換機に呼の自動制御機能設定指
令を送信することにより、任意のPHS交換機に呼の自
動制御機能を設定する(ステップS1)。ここで、保守
端末14は、ノードあるいは基地局を指定して任意のP
HS交換機に呼の自動制御機能を設定することができ
る。
【0019】すなわち、保守端末14は、ノードを指定
すると、その指定したノードに属するPHS交換機に呼
の自動制御機能を設定することができ、その呼の自動制
御機能を設定したPHS交換機が収容する全ての基地局
を呼の自動制御の対象とする基地局として設定すること
ができる。具体的には、保守端末14は、例えばノード
(A) 17を指定すると、その指定したノード(A) 17に
属するPHS交換機(A) 2に呼の自動制御機能を設定す
ることができ、そのPHS交換機(A) 2が収容する全て
の基地局(A) 5〜基地局(C) 7を呼の自動制御の対象と
する基地局として設定することができる。
【0020】また、保守端末14は、基地局を指定する
と、その指定した基地局を収容するPHS交換機に呼の
自動制御機能を設定することができ、その指定した基地
局のみを呼の自動制御の対象とする基地局として設定す
ることができる。具体的には、保守端末14は、例えば
基地局(A) 5を指定すると、その基地局(A) 5を収容す
るPHS交換機(A) 2に呼の自動制御機能を設定するこ
とができ、その指定した基地局(A) 5のみを呼の自動制
御の対象の基地局として設定することができる。
【0021】尚、ここでは、保守端末14が全てのノー
ド(A) 17〜ノード(C) 19を指定したものと仮定し、
つまり、全てのPHS交換機(A) 2〜PHS交換機(C)
4に呼の自動制御機能を設定し、それらPHS交換機
(A) 2〜PHS交換機(C) 4が収容する全ての基地局
(A) 5〜基地局(I) 13を呼の自動制御の対象の基地局
として設定し、また、自動制御が2呼で起動する、つま
り、本発明でいう設定呼数が2呼であると仮定する。
【0022】さて、ここで、移動局20が発信し、移動
局20が基地局(A) 5に発信信号を送信した場合を考え
る。基地局(A) 5は、移動局20が送信した発信信号を
受信すると、発信検出信号をPHS交換機(A) 2に送信
する。PHS交換機(A) 2は、基地局(A) 5が送信した
発信検出信号を受信すると、呼の発信要求が発生したこ
とを検出し、ステップS2において「YES」と判定
し、自己に呼の自動制御機能が設定されているか否かを
判定する(ステップS3)。ここでは、PHS交換機
(A) 2に呼の自動制御機能が設定されているので、PH
S交換機(A) 2は、ステップS3において「YES」と
判定する。
【0023】次いで、PHS交換機(A) 2は、発信検出
信号を送信した基地局(A) 5が呼の自動制御の対象の基
地局として設定されているか否かを判定する(ステップ
S4)。ここでは、基地局(A) 5が呼の自動制御の対象
の基地局として設定されているので、PHS交換機(A)
2は、ステップS4において「YES」と判定する。そ
して、PHS交換機(A) 2は、移動局20が基地局(A)
5に発信した呼の種類を識別する(ステップS5)。
【0024】さて、移動局20が基地局(A) 5に発信し
た呼がデータ呼である場合には、PHS交換機(A) 2
は、移動局20が発信した呼がデータ呼であることを識
別すると、基地局(A) 5の呼処理状況を識別する(ステ
ップS7)。
【0025】ここで、基地局(A) 5が既に他の2呼を呼
処理しており、つまり、移動局20が発信した呼が基地
局(A) 5からみて3呼目である場合には、PHS交換機
(A)2は、ステップS8において「YES」と判定し、
基地局(A) 5が既に呼処理している2呼について呼の種
類を識別する(ステップS9)。
【0026】そして、PHS交換機(A) 2は、基地局
(A) 5が既に呼処理している2呼が共に音声呼である場
合には、移動局20が基地局(A) 5に発信した呼を呼処
理する(ステップS11)。また、PHS交換機(A) 2
は、基地局(A) 5が既に呼処理している2呼のうち一方
の呼が音声呼であり他方の呼がデータ呼である場合に
も、移動局20が基地局(A) 5に発信した呼を呼処理す
る(ステップS12)。
【0027】これに対して、PHS交換機(A) 2は、基
地局(A) 5が既に呼処理している2呼が共にデータ呼で
ある場合、つまり、移動局20が基地局(A) 5に発信し
た呼と、基地局(A) 5が既に呼処理している2呼とが同
じ種類である場合には、移動局20が基地局(A) 5に発
信した呼を呼処理拒否する(ステップS13)。そし
て、PHS交換機(A) 2は、基地局(A) 5に発信専用設
定指令を送信する。
【0028】さて、基地局(A) 5は、PHS交換機(A)
2が送信した発信専用設定指令を受信すると、これ以
降、任意の移動局が送信した発信信号の受信を許可し、
任意の移動局への着信信号の送信を禁止するようにな
り、つまり、発信専用の基地局として運用する(ステッ
プS14)。そして、このようにして基地局(A) 5が発
信専用の基地局として運用すると、基地局(A) 5に対し
て位置登録している移動局は、位置登録する基地局を変
更し、つまり、他の基地局に位置登録する(ステップS
15)。
【0029】一方、移動局20が基地局(A) 5に発信し
た呼が音声呼である場合には、PHS交換機(A) 2は、
移動局20が発信した呼を呼処理する(ステップS1
6)。そして、PHS交換機(A) 2は、運用する(ステ
ップS17)。
【0030】この場合、上記した処理においては、ステ
ップS5,S6の処理が本発明でいう呼識別処理に相当
し、ステップS7〜S10の処理が本発明でいう呼処理
状況識別処理に相当し、ステップS13の処理が本発明
でいう呼処理拒否処理に相当し、ステップS14の処理
が本発明でいう基地局制御処理に相当するものである。
【0031】以上に説明したように、PHS交換機(A)
2は、移動局20が基地局(A) 5に発信したことを検出
すると、その発信要求した呼がデータ呼であり、そのと
き、基地局(A) 5が既に2呼のデータ呼を呼処理してい
る場合には、その発信要求したデータ呼に対して呼処理
拒否する。これにより、PHS交換機(A) 2は、基地局
(A) 5で同時に呼処理できる全ての呼(3呼)がデータ
呼となる状況を未然に回避するようになる。
【0032】尚、以上は、移動局20が基地局(A) 5に
発信した場合について説明したものであるが、基地局
(A) 5が移動局20に着信する場合も、これと同様であ
る。すなわち、PHS交換機(A) 2は、基地局(A) 5が
移動局20に着信要求した呼がデータ呼であり、そのと
き、基地局(A) 5が既に2呼のデータ呼を呼処理してい
る場合には、その着信要求したデータ呼に対して呼処理
拒否し、これにより、基地局(A) 5で同時に呼処理でき
る全ての呼(3呼)がデータ呼となる状況を未然に回避
するようになる。
【0033】また、以上は、音声呼の通信時間とデータ
呼の通信時間とを比較してデータ呼の通信時間の方が音
声呼の通信時間よりも比較的長い傾向にあるPHS通信
システムを前提としたものであるが、これとは逆に、音
声呼の通信時間の方がデータ呼の通信時間よりも比較的
長い傾向にあるPHS通信システムを前提としても良
い。すなわち、この場合には、PHS交換機(A) 2は、
基地局(A) 5が移動局20に発信要求した呼が音声呼で
あり、そのとき、基地局(A) 5が既に2呼の音声呼を呼
処理している場合には、その発信要求した音声呼に対し
て呼処理拒否し、これにより、基地局(A) 5で同時に呼
処理できる全ての呼(3呼)が音声呼となる状況を未然
に回避するようなる。
【0034】さらに、以上は、基地局(A) 5が同時に呼
処理できる呼数が3呼であることを前提としたものであ
るが、基地局(A) 5が同時に呼処理できる呼数が3呼で
なく他の呼数であっても良い。その際、基地局(A) 5が
同時に呼処理できる呼数が例えば7呼である場合には、
発信・着信要求した呼が7呼目の呼の場合に上記した呼
の自動制御の処理を実行することに限らず、例えば発信
・着信要求した呼が6呼目の場合であっても、上記した
呼の自動制御の処理を実行するようにしても良い。
【0035】ところで、PHS交換機(A) 2は、以上に
説明した呼の自動制御の処理とは別に、トラヒック集計
の処理を実行するようになっており、以下、トラヒック
集計の処理について、図2を参照して説明する。
【0036】まず、PHS交換機(A) 2は、発信・着信
要求した呼に対して呼処理し、その呼に係る通信が終了
したときには、ステップS21において「YES」と判
定し、その呼処理した呼に関する呼情報として、発信・
着信した移動局、使用した基地局、呼の種類、通信相
手、通信開始時刻、通信終了時刻および通信時間を収集
する(ステップS22)。尚、図4は、PHS交換機
(A) 2が収集した呼情報の一例を示しており、ここで
は、PHS通信システムが事業所システムであることを
前提としていることから、全ての移動局の電話番号が4
桁になっているが、PHS通信システムが公衆通信網に
相互接続している場合には、10桁や11桁の電話番号
が混在することになる。
【0037】次いで、PHS交換機(A) 2は、このよう
にして収集した呼情報を保守端末14に送信する(ステ
ップS23)。そして、トラヒック集計端末15は、P
HS交換機(A) 2が送信した呼情報を保守端末14が受
信すると、その保守端末14が受信した呼情報を集計
し、その集計した集計結果をメモリに記憶保持し、必要
に応じて、そのメモリに記憶保持した集計結果をディス
プレイ(図示せず)やプリンタ(図示せず)などに出力
する。尚、トラヒック集計端末15が呼情報を集計した
集計結果の一例として、図5は、各基地局(A) 5〜基地
局(I) 13毎の呼の発生状況(トラヒック状況)の比較
を示しており、図6は、基地局の1局あたりの1日にお
ける呼の発生状況の時間変化を示している。
【0038】この場合、上記した処理においては、ステ
ップS23の処理が本発明でいう呼情報通知処理に相当
し、ステップS24の処理が本発明でいう呼情報集計処
理に相当するものである。
【0039】このように本実施例によれば、PHS交換
機(A) 2は、移動局20が基地局(A) 5に発信したこと
を検出すると、発信要求した呼の種類を識別し、その発
信要求した呼が3呼目のデータ呼である場合には、基地
局(A) 5の呼処理状況を識別し、基地局(A) 5が既に2
呼のデータ呼を呼処理している場合には、その発信要求
したデータ呼に対して呼処理拒否するようにした。これ
により、基地局(A) 5で同時に呼処理できる全ての呼
(3呼)がデータ呼となって他の音声呼を呼処理できな
くなる時間が長くなる状況を未然に回避し、発信を待機
する音声呼の呼数が多くなる状況を未然に回避すること
ができ、システムの利用効率を高めることができる。
【0040】また、PHS交換機(A) 2は、呼処理拒否
したのちに、基地局(A) 5を任意の移動局が送信した発
信信号の受信を許可すると共に任意の移動局への着信信
号の送信を禁止するように発信専用の基地局として制御
するようにした。これにより、このように基地局(A) 5
を発信専用の基地局として制御したことに応じて、移動
局20が位置登録する基地局を変更し、つまり、移動局
20が基地局(A) 5以外の他の例えば基地局(B) 6に位
置登録し、呼処理拒否された呼を、再度、その位置登録
を変更した他の基地局(B) 6に発信するようになるの
で、PHS通信システムとして呼を分散して救済するこ
とができ、システムの利用効率をより高めることができ
る。
【0041】さらに、トラヒック集計端末15は、PH
S交換機(A) 2が呼処理すると、その呼処理した呼に関
する通信時間などの呼情報を集計するようにした。これ
により、呼の発生状況(トラヒック状況)を的確に認識
することができる。
【0042】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。PHS通信システムは、公衆システムや事業所シ
ステムのうちのいずれであっても良く、構内交換機(P
BX:Private Branch eXchange )が各PHS交換機を
収容する構成であっても良い。また、保守端末がデジタ
ル回線を通じて各PHS交換機を接続する構成であって
も良い。
【0043】トラヒック集計端末が集計する集計結果と
しては、基地局単位に限らず、ノード単位や交換機単位
に呼の発生状況を示すものであっても良く、また、呼の
発生状況を示すものに限らず、例えば呼の種類に応じて
通信時間の分布を示すものなど他のものであっても良
い。呼の自動制御の処理は、発信・着信要求した呼に限
らず、ハンドオーバを要求した呼に対して行うようにし
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、呼の自動制御
の処理を示すフローチャート
【図2】トラヒック集計の処理を示すフローチャート
【図3】システム構成を概略的に示す図
【図4】呼情報の内容を示す図
【図5】呼情報の集計結果を示す図(その1)
【図6】呼情報の集計結果を示す図(その2)
【符号の説明】
図面中、1はPHS通信システム、2〜4はPHS交換
機(A) 〜PHS交換機(I) 、5〜13は基地局(A) 〜基
地局(I) 、14は保守端末、15はトラヒック集計端
末、20は移動局である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機が基地局を収容すると共に、保守
    端末が前記交換機を保守するように構成されたPHS通
    信システムにおける呼の制御方法において、 前記基地局に呼の発信・着信要求が発生した際に、その
    発信・着信要求した呼の種類を前記交換機が識別する呼
    識別処理と、 前記呼の発信・着信要求が発生した時点における前記基
    地局の呼処理状況を前記交換機が識別する呼処理状況識
    別処理と、 前記呼の発信・着信要求が発生した時点における前記基
    地局の呼処理可能な呼数が設定呼数であって前記基地局
    が呼処理している全ての呼が前記発信・着信要求した呼
    と同じ種類の呼であることを条件として、前記交換機が
    前記発信・着信要求した呼に対して呼処理拒否する呼処
    理拒否処理とを、順次実行することを特徴とするPHS
    通信システムにおける呼の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記交換機が前記呼処理拒否処理したの
    ち、 前記交換機が前記呼の発信・着信要求が発生した基地局
    を任意の移動局が送信した発信信号の受信を許可すると
    共に任意の移動局への着信信号の送信を禁止するように
    発信専用の基地局として制御する基地局制御処理を実行
    することを特徴とする請求項1記載のPHS通信システ
    ムにおける呼の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記交換機が前記発信・着信要求した呼
    に対して呼処理したのち、 前記交換機が前記発信・着信要求した呼に関する通信時
    間などの呼情報を前記保守端末に通知する呼情報通知処
    理と、 トラヒック集計端末が前記交換機から通知された呼情報
    を集計する呼情報集計処理とを、順次実行することを特
    徴とする請求項1または2記載のPHS通信システムに
    おける呼の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記呼情報集計処理は、 前記呼情報を前記交換機あるいは前記基地局を単位とし
    て集計することを特徴とする請求項3記載のPHS通信
    システムにおける呼の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100876809B1 (ko) * 2002-03-07 2009-01-07 삼성전자주식회사 음성 및 데이터 서비스를 제공하는 이동 통신시스템의자원 관리 방법 및 장치
JP2009504109A (ja) * 2005-06-30 2009-01-29 ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド 移動体端末にトリガされる爆破装置の起爆を阻止する方法

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KR100876809B1 (ko) * 2002-03-07 2009-01-07 삼성전자주식회사 음성 및 데이터 서비스를 제공하는 이동 통신시스템의자원 관리 방법 및 장치
JP2009504109A (ja) * 2005-06-30 2009-01-29 ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド 移動体端末にトリガされる爆破装置の起爆を阻止する方法

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