JP2000311341A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JP2000311341A
JP2000311341A JP11122945A JP12294599A JP2000311341A JP 2000311341 A JP2000311341 A JP 2000311341A JP 11122945 A JP11122945 A JP 11122945A JP 12294599 A JP12294599 A JP 12294599A JP 2000311341 A JP2000311341 A JP 2000311341A
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Japan
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data
test signal
area
power
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JP11122945A
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Yutaro Nishimura
勇太郎 西村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体上の実際にデータの書き込みを
行なうデータ領域に対する試し書き量を少なくし、記録
メディアの劣化を最小限にとどめると共に、より正確な
最適記録パワーを得られるようにする。 【解決手段】 CPU10は、PUユニット15を光デ
ィスク2のPCA領域へ移動させ、PCA領域に対する
複数段階のテスト信号の試し書きを行ない、PCA領域
に記録された各テスト信号を再生する。その再生された
各テスト信号の状態に基づいて最適記録パワーの基準値
を求め、PUユニット15をデータ領域のデータ書き込
み位置へ移動させ、そのデータ領域へ上記基準値を中心
にした複数段階のテスト信号の記録を行なう。そして、
データ領域に記録された各テスト信号を再生し、その各
テスト信号の状態に基づいて最適記録パワーを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−RWディ
スク,DVDディスク等の記録媒体に光学的に試し書き
を行なうことで記録レーザパワーの最適値を求めて、そ
の最適値で情報の記録を行なうCD−RWドライブ,D
VDドライブ等の光学的情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクドライブ(光学的情報
記録再生装置)による各種情報を記録可能な光ディスク
への記録では、記録媒体の特性,光ディスクドライブの
レーザダイオード(LD)特性,発光パワーの変化など
を補正して最適な条件で記録する必要がある。
【0003】そこで、光ディスクの最内周にあるパワー
キャリブレーションエリア(PCA)と呼ばれる領域
(PCA領域)を使用して、LDの記録パワーを段階的
に変化させて所定のテストパターンの試し書きを行な
い、その試し書き後、記録したテストパターンの再生信
号の状態の中で最適なものを選ぶ。
【0004】そして、その選んだ最適な再生信号の状態
のテストパターンを記録した時の記録レーザパワーを最
適記録パワーに決定し、以降その求められた最適記録パ
ワーで光ディスクのデータ領域に情報を記録する方式が
あった。
【0005】ただし、PCA領域は光ディスクの内周に
位置するため、実際にデータを書き込むデータ領域とは
半径位置が異なる。このように半径位置が異なると、光
ディスクドライブ内の温度変化によるLD特性,光学部
品,及び光ディスクの記録媒体の特性変化や、光ディス
クのチルトによるLDからのレーザ光の光ディスク面上
でのパワーの変化が生じる。
【0006】そのため、PCA領域に対する試し書きだ
けでは正確な最適記録パワーを得ることが難しくなる。
そこで、光ディスクの実際にデータを書き込む領域でパ
ワーキャリブレーションを行なう方式が提案されてい
る。
【0007】例えば、記録再生可能な光ディスクに情報
を記録する際、光ディスクの半径位置に依存せずに最適
な記録レーザパワーを決定するため、実際に記録しよう
とする位置で試し書きを行なって最適記録パワーを決定
した後、テスト記録したエリアを消去する光学的情報記
録再生装置(例えば、特開平6−44563号公報参
照)が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような光学的情報記録再生装置は、書き換え可能な記録
媒体では一般に書き換えの回数に制限があるので、実際
にデータを記録する領域で試し書きを行なうと、そのデ
ータ領域での書き換え回数が減少してしまうという問題
があった。また、データの書き込みによって記録特性が
劣化する恐れもある。
【0009】そこで、以上の理由から実際に記録するデ
ータ領域にはデータ以外の書き込みを行なわない方が望
ましい。
【0010】また、従来の光学的情報記録再生装置で
は、特に試し書きにおいて最適な記録レーザパワーより
も大幅に高いパワーで記録を行なうと、光ディスクの劣
化を生じ、書き換え可能な回数が減少してしまう恐れも
ある。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、情報記録媒体上の実際にデータの書き込みを行
なうデータ領域に対する試し書き量を少なくし、記録メ
ディアの劣化を最小限にとどめると共に、より正確な最
適記録パワーを得られるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、記録媒体に光学的に情報の記録再生を行
なう光学的情報記録再生装置において、上記記録媒体上
の試し書き領域に対して記録レーザパワーを段階的に変
化させてテスト信号を記録する対試し書き領域テスト信
号記録手段と、その手段によって記録されたテスト信号
の再生状態を検出して最適記録パワーの基準値を求める
最適記録パワー基準値決定手段と、上記記録媒体上の実
際にデータの書き込みを行なうデータ領域に対して上記
最適記録パワー基準値決定手段によって求められた最適
記録パワーの基準値を中心にして記録レーザパワーを段
階的に変化させてテスト信号を記録する対データ領域テ
スト信号記録手段と、その手段によって上記データ領域
に記録した各テスト信号の再生状態を検出して最適記録
パワーを求める最適記録パワー決定手段と、上記対試し
書き領域テスト信号記録手段によって試し書き領域にテ
スト信号を記録するときの記録レーザパワーの変化の段
階と、上記対データ領域テスト信号記録手段によってデ
ータ領域にテスト信号を記録するときの記録レーザパワ
ーの変化の段階とをそれぞれ可変に設定する制御を行な
う制御手段を設けたものである。
【0013】また、記録媒体に光学的に情報の記録再生
を行なう光学的情報記録再生装置において、上記記録媒
体上の試し書き領域に対して記録レーザパワーを段階的
に変化させてテスト信号を記録する対試し書き領域テス
ト信号記録手段と、その手段によって記録されたテスト
信号の再生状態を検出して最適記録パワーの基準値を求
める最適記録パワー基準値決定手段と、上記記録媒体上
の実際にデータの書き込みを行なうデータ領域の線速に
応じて上記最適記録パワー基準値決定手段によって求め
られた最適記録パワーの基準値を変更する基準値変更手
段と、上記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行な
うデータ領域に対して上記基準値変更手段によって変更
された最適記録パワーの基準値を中心にして記録レーザ
パワーを段階的に変化させてテスト信号を記録する対デ
ータ領域テスト信号記録手段と、その手段によって上記
データ領域に記録した各テスト信号の再生状態を検出し
て最適記録パワーを求める最適記録パワー決定手段と、
上記対試し書き領域テスト信号記録手段によって試し書
き領域にテスト信号を記録するときの記録レーザパワー
の変化の段階と、上記対データ領域テスト信号記録手段
によってデータ領域にテスト信号を記録するときの記録
レーザパワーの変化の段階とをそれぞれ可変に設定する
制御を行なう制御手段を設けるとよい。
【0014】さらに、上記のような光学的情報記録再生
装置において、上記制御手段に、上記試し書き領域及び
上記データ領域にテスト信号を記録するときの記録レー
ザパワーの変化の段階を、上記記録媒体上の実際にデー
タの書き込みを行なうデータ領域に対する線速に応じて
決定する手段を設けるとよい。
【0015】また、上記のような光学的情報記録再生装
置において、上記記録媒体上の実際にデータの書き込み
を行なうデータ領域に対してテスト信号を記録した後、
その領域に記録されたテスト信号のデータを消去するテ
スト信号データ消去手段を設けるとよい。
【0016】さらに、上記のような光学的情報記録再生
装置において、上記記録媒体上の実際にデータの書き込
みを行なうデータ領域に対してテスト信号を記録した
後、その領域内で最適記録パワーよりも大きい記録レー
ザパワーで記録されたデータ領域のテスト信号のデータ
を消去するテスト信号データ消去手段を設けるとよい。
【0017】この発明の請求項1の光学的情報記録再生
装置は、試し書き領域(PCA領域)にテストデータの
試し書きを行ない、最適記録パワーのおおよその値を求
めて最適記録パワーの基準値にし、その値に基づいて実
際に記録を行なうデータ領域に対して試し書きをするこ
とによって、二段階で最適記録パワーを求めている。
【0018】これにより、データ領域に対する試し書き
量が少なくなると共に、PCA領域ではなく、実際に記
録するデータ領域で最終的な試し書きを行なっているの
で、より正確に最適記録パワーを求めることができる。
【0019】また、試し書き領域及びデータ領域で行な
う試し書きにおいて、記録パワーの段階をそれぞれ変え
ることにより、より最適な条件で最適記録パワーを求め
ることができる。
【0020】例えば、書き換え回数が多い記録媒体では
データ領域への試し書き回数が増大しても影響は少ない
ので、PCA領域での試し書きでは記録パワーの段階を
少なくし、データ領域での試し書きでは記録パワーの段
階を多くすることにより、より正確に最適記録パワーを
求めることができる。
【0021】また、書き換え回数の少ない記録媒体では
データ領域への試し書き回数が増大すると影響が大きい
ので、PCA領域での試し書きでは記録パワーの段階を
多くし、データ領域での試し書きでは記録パワーの段階
を少なくすることにより、データ領域の試し書き回数を
少なくし、記録媒体の劣化を防ぐと共に、正確に最適記
録パワーを求めることができる。
【0022】さらに、記録媒体の特性の他に、その記録
時の条件に応じてPCA領域とデータ領域での試し書き
の記録パワーの段階を変えることもできる。
【0023】この発明の請求項2の光学的情報記録再生
装置は、上述と同じようにしてPCA領域での試し書き
によって最適記録パワーの基準値を求め、データ領域の
線速に応じて最適記録パワーの基準値を変更することに
より、より最適記録パワーに近い値を得ることができ、
より素早く最適記録パワーを求めることができると共
に、データ領域での試し書き量を抑えることができる。
【0024】この発明の請求項3の光学的情報記録再生
装置は、実際に書き込みを行なうデータ領域の線速に応
じて試し書きの記録パワーの段階数を変えるので、例え
ば記録レーザパワーが必要な線速ではPCA領域での試
し書きによる記録レーザパワーの段階を多くし、予めよ
り細かく最適記録パワーの基準値を求めておくことによ
り、正確に最適記録パワーを求めることができると共
に、データ領域に最適記録パワーよりも大幅に大きいパ
ワーで試し書きをすることを防ぐことができ、記録媒体
の劣化を防ぐことができる。
【0025】この発明の請求項4の光学的情報記録再生
装置は、試し書きに使用したデータ領域に対して、その
試し書き後にデータの消去を行なうので、その後のデー
タ領域への記録時においても記録特性の劣化を最小限に
とどめることができる。
【0026】この発明の請求項5の光学的情報記録再生
装置は、試し書きに使用したデータ領域のうち、最適記
録パワーよりも大きいパワーで記録したデータ領域に対
して、試し書き後にデータの消去を行なうので、その後
のデータ領域への記録時においても記録特性の劣化を最
小限にとどめることができ、また消去のための時間を最
小限にとどめることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の光学
的情報記録再生装置の一実施形態の光ディスクドライブ
を含む光ディスクシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【0028】この光ディスクシステムは、光ディスクド
ライブ1と光ディスク2と、光ディスクドライブ1と通
信線4を介して接続しているパーソナルコンピュータ等
のホストマシン3とからなる。
【0029】光ディスクドライブ1は、マイクロコンピ
ュータによって実現され、CPU10,メモリ11,エ
ンコーダ/デコーダ12,信号処理部13,サーボ制御
部14,ピックアップ(PU)ユニット15,ディスク
駆動部16,及びホストインタフェイス(I/F)17
からなり、バス18を介して接続されている。
【0030】ホストマシン3は、CPU,ROM,RA
M等からなるマイクロコンピュータによって実現される
各種の機能部を備えたパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置であり、光ディスクドライブ1を介して光ディ
スク2に記録された情報を取得して各種の処理を実行
し、作成した各種の情報を光ディスクドライブ1を介し
て光ディスク2に記録する。
【0031】光ディスク2は、後述するフォーマットを
有するCD−RWディスク,DVDディスク(光ディス
クメディア)等の書き換え可能な情報記録媒体である。
【0032】CPU10は、光ディスクドライブ1の全
体の制御を司っており、メモリ11上のファームウェア
プログラムを実行することにより、エンコーダ/デコー
ダ12,信号処理部13,サーボ制御部14,ピックア
ップ(PU)ユニット15,ディスク駆動部16等の各
ブロックの制御を行なっている。
【0033】メモリ11は、ファームウェアプログラム
を格納すると共に、ホストマシン3とのデータ送受信バ
ッファとして使用される。
【0034】ホストI/F17は、ホストマシン3との
インタフェイスを担っており、光ディスク2へのデータ
記録時には、ホストマシン3から受信したユーザデータ
をエンコードするためにエンコーダ/デコーダ12に渡
し、光ディスク2からのデータ再生時にはエンコーダ/
デコーダ12でデコードされたユーザデータをホストI
/F17を通じてホストマシン3へ送信する。
【0035】エンコーダ/デコーダ12は、データ再生
時には信号処理部13から送られてくるデジタル信号を
復号し、ユーザデータとしてCPU10又はメモリ11
へ送る。
【0036】また、データ記録時には、ホストI/F1
7からバス18を介して送られてきたユーザデータを光
ディスク2上に記録するデータ配列に符号化し、信号処
理部13へ送る。
【0037】信号処理部13は、データ再生時にはPU
ユニット15からの再生信号及びエラー信号等に基づい
てPUユニット15やディスク駆動部16を制御するた
めの制御データをサーボ制御部14へ送ると共に、再生
信号によるデータをエンコーダ/デコーダ12のデコー
ダへ送る。
【0038】また、データ記録時は、同じくPUユニッ
ト15からの再生信号及びエラー信号等に基づいてPU
ユニット15やディスク駆動部16を制御するための制
御データをサーボ制御部14へ送ると共に、エンコーダ
/デコーダ12のエンコーダから送られてくるデータを
記録用のデータとしてPUユニット15へ送信する。
【0039】ディスク駆動部16は、サーボ制御部14
から送られてきた信号に基づいて光ディスク2の回転速
度を制御する。PUユニット15は、図示を省略した光
源であるレーザダイオード(LD)を持っており、光デ
ィスク2上に光を照射し、その戻り光の反射率によって
データを読み出すユニットである。
【0040】その読み出されたデータは再生信号として
信号処理部13へ転送する。また、データ記録時には、
光ディスク2に対して、ある定められた波形パターンの
記録レーザパワーで光を照射し、信号処理部13から送
られてきたデータを光ディスク2に書き込む処理を行な
っている。
【0041】同時に、光ディスク2上の読み取り及び書
き込み位置に光源を含むPUユニット15自身を移動さ
せるシーク,トラッキング,フォーカシング等の処理も
行なっている。
【0042】サーボ制御部14は、信号処理部13にお
いて計算された制御データに基づいてPUユニット15
やディスク駆動部16の制御を行なう。例えば、PUユ
ニット15の位置制御,PUユニット15上のLDパワ
ー調整,ディスク駆動部16の図示を省略したスピンド
ルモータの速度制御等の制御処理を行なう。
【0043】すなわち、この光ディスクドライブ1は、
記録媒体に光学的に情報の記録再生を行なう光学的情報
記録再生装置であり、上記各部がそれぞれ以下の機能を
果たす。
【0044】上記記録媒体上の試し書き領域に対して記
録レーザパワーを段階的に変化させてテスト信号を記録
する対試し書き領域テスト信号記録手段と、その手段に
よって記録されたテスト信号の再生状態を検出して最適
記録パワーの基準値を求める最適記録パワー基準値決定
手段。
【0045】上記記録媒体上の実際にデータの書き込み
を行なうデータ領域に対して上記最適記録パワー基準値
決定手段によって求められた最適記録パワーの基準値を
中心にして記録レーザパワーを段階的に変化させてテス
ト信号を記録する対データ領域テスト信号記録手段と、
その手段によって上記データ領域に記録した各テスト信
号の再生状態を検出して最適記録パワーを求める最適記
録パワー決定手段。
【0046】上記対試し書き領域テスト信号記録手段に
よって試し書き領域にテスト信号を記録するときの記録
レーザパワーの変化の段階と、上記対データ領域テスト
信号記録手段によってデータ領域にテスト信号を記録す
るときの記録レーザパワーの変化の段階とをそれぞれ可
変に設定する制御を行なう制御手段。
【0047】また、上記記録媒体上の実際にデータの書
き込みを行なうデータ領域の線速に応じて上記最適記録
パワー基準値決定手段によって求められた最適記録パワ
ーの基準値を変更する基準値変更手段と、上記記録媒体
上の実際にデータの書き込みを行なうデータ領域に対し
て上記基準値変更手段によって変更された最適記録パワ
ーの基準値を中心にして記録レーザパワーを段階的に変
化させてテスト信号を記録する対データ領域テスト信号
記録手段と、その手段によって上記データ領域に記録し
た各テスト信号の再生状態を検出して最適記録パワーを
求める最適記録パワー決定手段。
【0048】上記対試し書き領域テスト信号記録手段に
よって試し書き領域にテスト信号を記録するときの記録
レーザパワーの変化の段階と、上記対データ領域テスト
信号記録手段によってデータ領域にテスト信号を記録す
るときの記録レーザパワーの変化の段階とをそれぞれ可
変に設定する制御を行なう制御手段。
【0049】さらに、上記制御手段は、上記試し書き領
域及び上記データ領域にテスト信号を記録するときの記
録レーザパワーの変化の段階を、上記記録媒体上の実際
にデータの書き込みを行なうデータ領域に対する線速に
応じて決定する手段の機能も果たす。
【0050】また、上記記録媒体上の実際にデータの書
き込みを行なうデータ領域に対してテスト信号を記録し
た後、その領域に記録されたテスト信号のデータを消去
するテスト信号データ消去手段。
【0051】さらに、上記記録媒体上の実際にデータの
書き込みを行なうデータ領域に対してテスト信号を記録
した後、その領域内で最適記録パワーよりも大きい記録
レーザパワーで記録されたデータ領域のテスト信号のデ
ータを消去するテスト信号データ消去手段。
【0052】図2は、図1に示した光ディスク2のフォ
ーマットを示す説明図である。光ディスク2の記録領域
は、PCA領域20,PMA領域21,リードインエリ
ア22,データ領域23,及びリードアウトエリア24
等からなる。
【0053】光ディスク2の最内周に位置するPCA領
域20は、試し書きのために使用される領域であり、こ
の領域に記録レーザパワーを段階的に変化させてテスト
信号を記録し、その記録したテスト信号を再生し、その
再生状態を検出することによって最適記録パワーを求め
ることができる。
【0054】PMA(Program Memory
Area)領域21は、データ領域に記録される情報の
履歴を格納する領域である。リードインエリア22は、
索引情報などを格納する領域である。リードアウトエリ
ア24は、光ディスクの記録領域の終端を示すコードな
どを格納する領域である。データ領域23は、実際のデ
ータを格納する領域であり、リードインエリア22とリ
ードアウトエリア24の間の領域に位置している。
【0055】次に、この光ディスクドライブ1における
この発明の請求項1に記載の光学的情報記録再生装置に
関る最適記録パワー設定処理の動作を説明する。図3
は、この光ディスクドライブ1における試し書きによっ
て最適記録パワーを求める処理のフローチャートであ
る。
【0056】この最適記録パワー検出処理は、ステップ
(図中「S」で示す)1でPUユニット15を光ディス
ク2のPCA領域20へ移動させ、ステップ2へ進んで
PCA領域20に対する複数段階のテスト信号の試し書
きを行ない、ステップ3へ進んでPCA領域20に記録
された各テスト信号を再生する。
【0057】ステップ4へ進んで再生された各テスト信
号の状態に基づいて最適記録パワーの基準値を求め、ス
テップ5へ進んでPUユニット15をデータ領域23の
データ書き込み位置へ移動させ、ステップ6へ進んでそ
のデータ領域23へ上記基準値を中心にした複数段階の
テスト信号の記録を行なう。
【0058】ステップ7へ進んでデータ領域23に記録
された各テスト信号を再生し、ステップ8へ進んで各テ
スト信号の状態に基づいて最適記録パワーを求め、この
処理を終了する。
【0059】さらに、この最適記録パワー検出処理を説
明する。まず、PCA領域20において最適記録パワー
の基準値を求める。
【0060】CPU10の制御により、サーボ制御部1
4は、光ディスク2上のPCA領域20に書き込みを行
なうため、PUユニット15のLDの照射光がPCA領
域20の書き込み領域に合うようにPUユニット15自
身を移動させる。この時、LDの照射光が書き込み位置
に合うようにシーク,フォーカシング,トラッキングの
処理を行なう。
【0061】次に、予め定められた記録パターンである
テスト信号を光ディスク2上のPCA領域20に記録す
るが、この時の記録レーザパワーを、例えば図4に示す
ように、段階的に変化させて複数種類の記録レーザパワ
ーでテスト信号を記録する。
【0062】そして、CPU10の制御により、この記
録レーザパワーの各段階を可変に制御する。例えば、図
4に示すように、P1からPm(mは自然数)までのm
段階に設定する。また、図5に示すように、さらに多く
のP1からPn(nは自然数)までのn段階にしてもよ
い。
【0063】次に、CPU10は、PUユニット15を
介した光ディスク2への書き込みは、例えば、相変化メ
ディアでは記録パワーと消去パワーの2種類のパワーを
交互に印加し、記録レーザパワーをある定められた波形
パターンにすることにより、光ディスク2上に各テスト
信号のマークを形成する。この光ディスク2上のマーク
の有無によってデータの“1”または“0”を表してい
ることになる。
【0064】その後、上述の処理でPCA領域20に記
録されたマークに対して再生時のレーザパワーでLDを
照射し、その反射光をPUユニット15内にあるフォト
ダイオード(Photo Diode:PD)が検知
し、その反射率を測定することによって光ディスク2上
でマークが形成されているか否かを判定することができ
る。
【0065】この時、PCA領域20に記録したマーク
は、図4及び図5に示すような段階的に変化させた複数
種類の記録レーザパワーで記録しているので、そのマー
クの再生信号の特性はそれぞれの記録レーザパワー(P
1〜Pm,P1〜Pn)で異なっている。
【0066】そこで、CPU10は、この各再生信号の
特性の中で最適なものを検出して、その場所に記録した
時の記録レーザパワーを最適記録パワーの基準値に決定
する。
【0067】例えば、以下のような処理によって最適記
録パワーの基準値を求めることができる。まず、テスト
信号の波形パターンを、長マークと短マークを繰り返え
して記録するような波形に設定する。
【0068】そして、再生時に長マークの再生信号の平
均値レベルと短マークの再生信号の平均値レベルを求
め、その差を検出することにより、容易に最適記録パワ
ーを求めることができる。つまり、平均値レベルの差が
最小になる再生信号が得られた場所で試し書きを行なっ
た記録レーザパワーが最適記録パワーの基準値になる。
【0069】図4に示したように、PCA領域20での
記録レーザパワーの段階を少なく設定すれば、最適記録
パワーの基準値はおおまかな値になる。また、図5に示
したように、PCA領域20での記録パワーの段階を多
く設定すれば、最適記録パワーの基準値は細かく決定す
ることができる。
【0070】次に、CPU10は、上記基準値に基づい
て実際にデータの書き込みを行なうデータ領域で最適記
録パワーを求める。まず、上記PCA領域20で求めた
最適記録パワーの基準値を中心にして、図6に示すよう
に段階的に変化させた複数種類の記録レーザパワーでテ
スト信号を記録する。
【0071】この時、予めPCA領域20において最適
記録パワーの基準値が求められているので、データ領域
23での記録レーザパワーの段階を多く設定する必要は
なく、比較的小さな領域だけで試し書きを行なうことが
できる。
【0072】例えば、図4に斜線を施して示す記録レー
ザパワーが最適記録パワーの基準値であった場合、図6
に示すように、その最適記録パワーの基準値を中心にし
た狭い範囲内で記録レーザパワーの段階を少なく設定し
て試し書きを行なうことにより、データ領域23に対す
る試し書きの回数を多くせず必要以上に大きな記録レー
ザパワーを用いなくても最適記録パワーを容易に求める
ことができる。
【0073】次に、CPU10は、この時の記録レーザ
パワーの段階を可変にする。例えば、図4に示したよう
な段階で記録レーザパワーを変化させてPCA領域20
における試し書きを行なった場合、最適記録パワーの基
準値を比較的粗く決定しているので、データ領域23で
の試し書きでは記録レーザパワーの段階を図5に示すよ
うに比較的多く取る。
【0074】また、図5に示すように、多くの段階で記
録レーザパワーを変化させてPCA領域20における試
し書きを行なった場合、細かく最適記録パワーの基準値
を決定しているので、データ領域23での試し書きでは
記録レーザパワーの段階を図7に示すように比較的少な
く取ることができる。
【0075】CPU10は、PCA領域20における試
し書きの場合と同様にして、データ領域23への試し書
きによって記録されたマークに対して再生時のレーザパ
ワーでLDを照射し、その反射光をPUユニット15内
にあるPDが検知し、その反射率を測定することによっ
て光ディスク2上のデータを再生する。そして、この再
生信号の特性の中で最適なものを検出して、その場所に
記録したときの記録レーザパワーを最適記録パワーに決
定する。
【0076】このようにして、PCA領域20を使用し
て最適記録パワーのおおよその値を最適記録パワーの基
準値として求めた後、実際のデータ領域23で試し書き
をするので、データ領域23を大量に使用することな
く、PCA領域20でのみ求めた場合の最適記録パワー
よりもより正確に最適記録パワーを求めることができ
る。
【0077】次に、この光ディスクドライブ1における
この発明の請求項2に記載の光学的情報記録再生装置に
関る最適記録パワー設定処理の動作を説明する。この処
理は、CPU10が上述した試し書き処理において、実
際にデータの書き込みを行なうデータ領域23の線速に
応じて最適記録パワーの基準値を変更する。
【0078】光ディスク2には数種類の記録フォーマッ
トがあり、その中にはディスク半径位置によって線速の
異なるフォーマットが存在する。この場合、当然のこと
ながら半径位置によって記録特性が異なり、最適となる
記録レーザパワーも半径位置によって異なってくる。
【0079】すなわち、PCA領域20における試し書
きによって求めた最適記録パワーの基準値は、PCA領
域20が存在する半径位置での最適記録パワーになり、
実際にデータを記録するデータ領域23の半径位置での
最適記録パワーとは異なってくる。
【0080】そこで、CPU10は、例えば図4に斜線
を施して示した記録レーザパワーを最適記録パワーの基
準値として検出した場合、その値に対して定数倍などの
補正をかけて最適記録パワーの基準値を変更して更新
し、実際のデータ領域23での試し書きでは、図8に示
すように、更新後の最適記録パワーの基準値を中心にし
て記録レーザパワーを段階的に変化させて複数種類の記
録レーザパワーでテスト信号を記録する。このようにし
て、最適記録パワーをより素早く正確に求めることがで
きる。
【0081】次に、この光ディスクドライブ1における
この発明の請求項3に記載の光学的情報記録再生装置に
関る最適記録パワー設定処理について説明する。この処
理は、CPU10が上述した試し書き処理において、記
録レーザパワーを変化させる段階を実際に書き込みを行
なうデータ領域23の線速に応じて決定する。
【0082】上述したように、データ領域23の半径位
置によって線速が異なり、それに伴って最適記録パワー
も異なる場合がある。例えば、書き込みを行なうデータ
領域23が記録パワーを必要とする線速である場合、図
5に示したように、PCA領域20での試し書きによる
記録レーザパワーの段階を多くし、予め最適記録パワー
の基準値をより細かく求めておく。
【0083】このようにして、図7に示すように、デー
タ領域23での試し書きに必要な領域が少なくなり、最
適記録パワーよりも大幅に大きい記録レーザパワーで試
し書きをすることを防ぐことができる。
【0084】次に、この光ディスクドライブ1における
この発明の請求項4に記載の光学的情報記録再生装置に
関るデータ消去処理について説明する。この処理は、上
述した試し書き処理において、CPU10が実際にデー
タの書き込みを行なうデータ領域23に対して試し書き
を行なった後、その領域のデータを消去する。
【0085】データ記録時の最適記録パワーを求めるた
めに上述のような試し書きを行なう場合、記録レーザパ
ワーのレンジを広くとるので、本来の記録レーザパワー
よりも高記録パワーで記録する領域も存在する。その高
記録パワーで記録した領域に対してそのままデータを上
書きした場合、データの記録特性が劣化する恐れがあ
る。
【0086】そこで、CPU10は、上述のような試し
書きによって最適記録パワーを求めた後、テスト信号で
試し書きを行なったデータ領域23に対してデータの消
去処理を施す。このようにして、光ディスク2のデータ
領域23に対する試し書きによる記録特性の劣化を防ぐ
ことができる。
【0087】次に、この光ディスクドライブ1における
この発明の請求項5に記載の光学的情報記録再生装置に
関るデータ消去処理について説明する。この処理は、上
述した試し書き処理において、CPU10が実際にデー
タの書き込みを行なうデータ領域23に対して試し書き
を行なった後、その領域内で最適記録パワーよりも大き
い記録レーザパワーで記録したデータ領域23に対して
データ消去処理を施す。
【0088】上述と同様に、データ記録時の最適記録パ
ワーを求めるために上述のような試し書きを行なう場
合、記録レーザパワーのレンジを広くとるので、本来の
記録レーザパワーよりも高記録パワーで記録する領域も
存在する。
【0089】例えば、図9に斜線を施して示した記録レ
ーザパワーを最適記録パワーとした場合、それ以上の記
録レーザパワーで記録した領域が存在する。そのような
高記録パワーで記録した領域に対してそのままデータを
上書きした場合、データの記録特性が劣化する恐れがあ
る。
【0090】そこで、CPU10は、上述したような試
し書きによって最適記録パワーを求めた後、その試し書
きを行なったデータ領域23内で最適記録パワーよりも
大きい記録レーザパワーで記録したデータ領域23に対
してデータの消去を行なう。
【0091】このようにして、光ディスク2のデータ領
域23に対する試し書きによる記録特性の劣化を防ぐと
共に、データ消去のための時間を最小限にすることがで
きる。
【0092】次に、この光ディスクドライブ1の作用効
果を列挙する (1)この発明の請求項1に記載の光学的情報記録再生
装置に関る効果 PCA領域にテストデータの試し書きを行ない、最適記
録パワーのおおよその値を求めて最適記録パワーの基準
値にし、その基準値に基づいて実際に記録を行なうデー
タ領域に対して試し書きをすることによって二段階で最
適記録パワーを求めているので、データ領域に対する試
し書き量を少なくすることができる。
【0093】また、光ディスクのPCA領域(試し書き
領域)では無く、実際に記録するデータ領域で最終的な
試し書きを行なっているので、最適記録パワーをより正
確に求めることができる。
【0094】さらに、光ディスクのPCA領域及びデー
タ領域で行なう試し書きにおいて記録レーザパワーの段
階をそれぞれ変えることにより、最適記録パワーをより
最適な条件で求めることができる。
【0095】例えば、書き換え回数が多い光ディスクで
は、データ領域への試し書き回数が増大しても影響は少
ないので、PCA領域での試し書きでは記録レーザパワ
ーの段階を少なくし、データ領域での試し書きでは記録
レーザパワーの段階を多くすることによって最適記録パ
ワーをより正確に求めることができる。
【0096】また、書き換え回数の少ない光ディスクで
は、データ領域への試し書き回数が増大すると影響が大
きいので、PCA領域での試し書きでは記録レーザパワ
ーの段階を多くし、データ領域での試し書きでは記録レ
ーザパワーの段階を少なくすることによってデータ領域
の試し書き回数を少なくし、光ディスクの劣化を防ぐと
共に、最適記録パワーを正確に求めることができる。
【0097】この実施形態の光ディスクドライブでは、
光ディスクの特性の場合について説明したが、そのデー
タ記録時の条件に応じてPCA領域とデータ領域での試
し書きの記録パワーの段階を変えるようにしてもよい。
【0098】(2)この発明の請求項2に記載の光学的
情報記録再生装置に関る効果 光ディスクのPCA領域での試し書きによって最適記録
パワーの基準値を求め、データ領域の線速に応じて最適
記録パワーの基準値を変更することによって、理想的な
最適記録パワーにより近い値を得ることができるので、
最適記録パワーをより素早く求めることができると共
に、データ領域での試し書き量を抑えることができる。
【0099】(3)この発明の請求項3に記載の光学的
情報記録再生装置に関る効果 光ディスクの実際に書き込みを行なう領域の線速に応じ
て試し書きの記録レーザパワーの段階数を変えるので、
例えば記録レーザパワーが必要な線速ではPCA領域で
の試し書きによる記録レーザパワーの段階を多くし、予
め最適記録パワーの基準値をより細かく求めておくこと
により、最適記録パワーを正確に求めることができる。
【0100】また、データ領域に最適記録パワーよりも
大幅に大きい記録レーザパワーで試し書きをすることを
防ぐことができ,光ディスクのデータ記録領域の劣化を
防ぐことができる。
【0101】(4)この発明の請求項4に記載の光学的
情報記録再生装置に関る効果 光ディスクの試し書きに使用したデータ領域に対して試
し書き後にデータの消去を行なうので、その後のデータ
領域への記録時においても記録特性の劣化を最小限にと
どめることができる。
【0102】(5)この発明の請求項5に記載の光学的
情報記録再生装置に関る効果 光ディスクの試し書きに使用したデータ領域のうち、最
適記録パワーよりも大きい記録レーザパワーで記録した
データ領域に対して試し書き後にデータの消去を行なう
ので、その後のデータ領域への記録時においても記録特
性の劣化を最小限にとどめることができる。また、試し
書きによって記録したテスト信号のデータの消去のため
の時間を最小限にとどめることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の光
学的情報記録再生装置によれば、情報記録媒体上の実際
にデータの書き込みを行なうデータ領域に対する試し書
き量を少なくし、記録メディアの劣化を最小限にとどめ
ると共に、最適記録パワーをより正確に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光学的情報記録再生装置の一実施形
態の光ディスクドライブを含む光ディスクシステムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスク2のフォーマットを示
す説明図である。
【図3】図1に示した光ディスクドライブ1における試
し書きによって最適記録パワーを求める処理のフローチ
ャートである。
【図4】図1に示した光ディスクドライブ1が光ディス
ク2のPCA領域で試し書きをするときの記録レーザパ
ワーの一例を示す線図である。
【図5】同じく図1に示した光ディスクドライブ1が光
ディスク2のPCA領域で試し書きをするときの記録レ
ーザパワーの他の例を示す線図である。
【図6】図1に示した光ディスクドライブ1が光ディス
ク2のデータ領域で試し書きをするときの記録レーザパ
ワーの一例を示す線図である。
【図7】同じく図1に示した光ディスクドライブ1が光
ディスク2のデータ領域で試し書きをするときの記録レ
ーザパワーの他の例を示す線図である。
【図8】同じく図1に示した光ディスクドライブ1が光
ディスク2のデータ領域で試し書きをするときの記録レ
ーザパワーのさらに他の例を示す線図である。
【図9】同じく図1に示した光ディスクドライブ1が光
ディスク2のデータ領域で試し書きをするときの記録レ
ーザパワーのさらにまた他の例を示す線図である。
【符号の説明】
1:光ディスクドライブ 2:光ディスク 3:ホストマシン 4:通信線 10:CPU 11:メモリ 12:エンコーダ/デコーダ 13:信号処理部 14:サーボ制御部 15:ピックアップ(PU)ユニット 16:ディスク駆動部 17:ホストI/F 18:バス 20:PCA領域 21:PMA領域 22:リードインエリア 23:データ領域 24:リードアウトエリア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に光学的に情報の記録再生を行
    なう光学的情報記録再生装置において、 前記記録媒体上の試し書き領域に対して記録レーザパワ
    ーを段階的に変化させてテスト信号を記録する対試し書
    き領域テスト信号記録手段と、 該手段によって記録されたテスト信号の再生状態を検出
    して最適記録パワーの基準値を求める最適記録パワー基
    準値決定手段と、 前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行なうデー
    タ領域に対して前記最適記録パワー基準値決定手段によ
    って求められた最適記録パワーの基準値を中心にして記
    録レーザパワーを段階的に変化させてテスト信号を記録
    する対データ領域テスト信号記録手段と、 該手段によって前記データ領域に記録した各テスト信号
    の再生状態を検出して最適記録パワーを求める最適記録
    パワー決定手段と、 前記対試し書き領域テスト信号記録手段によって試し書
    き領域にテスト信号を記録するときの記録レーザパワー
    の変化の段階と、前記対データ領域テスト信号記録手段
    によってデータ領域にテスト信号を記録するときの記録
    レーザパワーの変化の段階とをそれぞれ可変に設定する
    制御を行なう制御手段を設けたことを特徴とする光学的
    情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に光学的に情報の記録再生を行
    なう光学的情報記録再生装置において、 前記記録媒体上の試し書き領域に対して記録レーザパワ
    ーを段階的に変化させてテスト信号を記録する対試し書
    き領域テスト信号記録手段と、 該手段によって記録されたテスト信号の再生状態を検出
    して最適記録パワーの基準値を求める最適記録パワー基
    準値決定手段と、 前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行なうデー
    タ領域の線速に応じて前記最適記録パワー基準値決定手
    段によって求められた最適記録パワーの基準値を変更す
    る基準値変更手段と、 前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行なうデー
    タ領域に対して前記基準値変更手段によって変更された
    最適記録パワーの基準値を中心にして記録レーザパワー
    を段階的に変化させてテスト信号を記録する対データ領
    域テスト信号記録手段と、 該手段によって前記データ領域に記録した各テスト信号
    の再生状態を検出して最適記録パワーを求める最適記録
    パワー決定手段と、 前記対試し書き領域テスト信号記録手段によって試し書
    き領域にテスト信号を記録するときの記録レーザパワー
    の変化の段階と、前記対データ領域テスト信号記録手段
    によってデータ領域にテスト信号を記録するときの記録
    レーザパワーの変化の段階とをそれぞれ可変に設定する
    制御を行なう制御手段を設けたことを特徴とする光学的
    情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光学的情報記録再
    生装置において、 前記制御手段に、前記試し書き領域及び前記データ領域
    にテスト信号を記録するときの記録レーザパワーの変化
    の段階を、前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを
    行なうデータ領域に対する線速に応じて決定する手段を
    設けたことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の光学的情報記録再
    生装置において、 前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行なうデー
    タ領域に対してテスト信号を記録した後、その領域に記
    録されたテスト信号のデータを消去するテスト信号デー
    タ消去手段を設けたことを特徴とする光学的情報記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の光学的情報記録再
    生装置において、 前記記録媒体上の実際にデータの書き込みを行なうデー
    タ領域に対してテスト信号を記録した後、その領域内で
    最適記録パワーよりも大きい記録レーザパワーで記録さ
    れたデータ領域のテスト信号のデータを消去するテスト
    信号データ消去手段を設けたことを特徴とする光学的情
    報記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7092319B2 (en) * 2002-07-31 2006-08-15 Nec Corporation Power calibration method and apparatus for optical disc
KR101483458B1 (ko) * 2008-05-21 2015-01-19 동부대우전자 주식회사 광정보 기록매체

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