JP2000311289A - 画像形車両感知装置 - Google Patents

画像形車両感知装置

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JP2000311289A
JP2000311289A JP12077799A JP12077799A JP2000311289A JP 2000311289 A JP2000311289 A JP 2000311289A JP 12077799 A JP12077799 A JP 12077799A JP 12077799 A JP12077799 A JP 12077799A JP 2000311289 A JP2000311289 A JP 2000311289A
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shadow
normalized
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level
road
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JP12077799A
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Osamu Shimizu
修 清水
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】影の中の車両を感知し得る画像処理装置を提供
する。 【解決手段】車線L1、L2のそれぞれを横切る計測ラ
イン27を設定し、計測ライン27上の計測点iにおけ
る輝度レベルを検出する。輝度レベルに基づき、道路輝
度レベル平均値AR、道路正規化輝度レベルAR(i)
を求める。検出された輝度レベルから計測ライン27上
の影部分を検出する。影部分31について、影輝度レベ
ル平均値AK、影正規化輝度レベルAK(i)、影濃度
勾配値AKPI(i)及び影傾斜正規化輝度レベルAK
P(i)を求める。影傾斜正規化輝度レベルAKP
(i)と道路正規化輝度レベルAR(i)との間の傾斜
正規化相関値αより、車両の有無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形車両感知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路交通管制システムにおいて、交通量
を測定するために用いられる画像処理形車両感知装置
は、従来より、種々のタイプのものが提案されている。
【0003】例えば、特開平2ー166598号公報
は、車線毎に検知ラインを設定し、当該検知ラインにお
ける輝度変化を追跡し、道路輝度と車両輝度との差によ
って車両感知を行なう技術を開示している。より具体的
には、最新フレームの輝度データと基準道路輝度データ
との差の累乗値を求め、前記累乗値の総和を輝度データ
の相関値として求め、前記相関値が一定値以上の場合
に、その検知ラインに車両在りと判定する。
【0004】特開平4ー188005号公報に開示され
た車両感知装置は、断面検知ラインの各サンプル点の画
像輝度信号に基づいて、車両が通過していないときの道
路基準輝度パターンと車両が通過したときの車両通過輝
度パターンを求め、道路基準輝度パターンと車両通過輝
度パターンとの相関曲線を求め、相関曲線が検知スレッ
ショルドレベルを超えた場合に、相関曲線のピーク輝度
レベル位置に対応する車線に車両感知信号を出力する。
【0005】特開平5ー40818号公報に開示された
車両感知方法は、基準路面データを作成するに当たり、
所定のフレーム間隔(M)で所定数(N)のフレームに
対応して得られる輝度データ群を平均して1次基準路面
レベルデータを求め、この1次基準路面レベルデータと
前回同様に求めた1次基準路面レベルデータとの同一性
を判定し、同一であるとの判定が所定回数(P回)以上
得られ、かつ、後続して同一でないとの判定が連続して
所定回数(Q回)以上得られた場合に1次基準路面レベ
ルデータを2次基準路面レベルデータとし、同一の2次
基準路面レベルデータが連続して所定回数(R回)得ら
れた場合に、2次基準路面レベルデータを基準路面デー
タとする。
【0006】しかしながら、上述した車両感知装置は、
計測ラインにおける道路輝度と、車両輝度との相関値に
より車両を検出しているので、隣接する車線の一方を走
行する車両が、他方の車線を走行する車両の影の中に入
ってしまった場合は、影の中の車両を感知することがで
きない。また、太陽光が雲によって急に遮られて、道路
面の照度が急激が変化した場合や、または、カメラの絞
りが急激に変化した場合、計測不能になることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、隣接
する車線の一方を走行する車両が、他方の車線を走行す
る車両の影の中に入ってしまった場合でも、影の中の車
両を感知することができる車両感知装置を提供すること
である。
【0008】本発明のもう一つの課題は、道路面の照度
の急激な変化またはカメラの絞りの急激な変化があって
も、誤感知をしない高信頼度の車両感知装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る画像形車両感知装置は、少なくとも1
つのカメラと、画像信号処理装置とを含む。前記カメラ
は、少なくとも2つの車線を含む道路を撮像してその画
像信号を出力する。
【0010】前記画像信号処理装置は、前記カメラから
前記画像信号が供給され、前記画像信号において、前記
車線のそれぞれを横切る計測ラインを設定し、前記計測
ライン上の計測点iにおける輝度レベルを検出する。前
記計測点iは、車線毎に、前記計測ラインの長さ方向に
沿い一定間隔で設定され、i=0からスタートし、i=
nで終わる自然数である。
【0011】画像信号処理装置では、得られた輝度レベ
ルに基づき、道路輝度レベル平均値ARを求め、続い
て、計測点iにおける道路正規化輝度レベルAR(i)
を求める。
【0012】更に、輝度レベルから前記計測ライン上の
影部分を検出する。検出された前記影部分について、影
輝度レベル平均値AKを求め、影輝度レベル平均値AK
によって正規化された影正規化輝度レベルAK(i)を
求める。
【0013】次に、影部分について、計測点iにおける
影濃度勾配値AKPI(i)を求め、影正規化輝度レベ
ルAK(i)を、影濃度勾配値AKPI(i)によって
正規化した影傾斜正規化輝度レベルAKP(i)を求め
る。
【0014】次に、影傾斜正規化輝度レベルAKP
(i)と道路正規化輝度レベルAR(i)との間の傾斜
正規化相関値αを求める。この傾斜正規化相関値αよ
り、車両の有無を検知する。
【0015】上述したように、本発明においては、影部
分について、計測点iにおける影濃度勾配値AKPI
(i)を求め、影正規化輝度レベルAK(i)を、影濃
度勾配値AKPI(i)によって正規化した影傾斜正規
化輝度レベルAKP(i)を求めるので、本来、濃度勾
配をもつ影輝度パターンは、道路輝度パターンと同様に
なる。
【0016】もし、影部分に車両があれば、影傾斜正規
化輝度レベルAKP(i)のパターン中に、車両の輝度
パターンが重畳された形になるので、傾斜正規化相関値
αは、検知スレッショールド以上の値を示すことにな
る。従って、影の中に埋もれた車両を検出することがで
きる。太陽光が雲によって急に遮られて、道路面の照度
が急激が変化した場合や、または、カメラの絞りが急激
に変化した場合も、同様に、誤ることなく、車両を検出
することができる。
【0017】前記道路正規化輝度レベルAR(i)は、
電源投入時に設定された初期値を、後の学習によって修
正して行くのが好ましい。具体的には、電源投入時にお
いて、計測点iのうち、連続するN個の計測点で見た計
測ライン上の輝度レベルが、予め定められた輝度レベル
範囲±△aにあるとき、初期基準道路正規化輝度レベル
として、登録する。
【0018】この後、正規化輝度レベルが前記初期基準
道路正規化輝度レベルを基準にして、予め定められた正
規化輝度レベル範囲±△sにあるとき、新たに、基準道
路正規化輝度レベルを登録する。この構成によれば、道
路事情に合った道路正規化輝度レベルAR(i)を得る
ことができる。
【0019】本発明の更に具体的な特徴及び利点は、図
面を参照して更に具体的に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る画像形車両感
知装置の構成を概略的に示すブロック図である。本発明
に係る車両感知装置は、少なくとも1つのカメラ1と、
画像信号処理装置2とを含む。カメラ1はCCDカメラ
等であり、少なくとも2つの車線L1、L2を含む道路
を撮像してその画像信号を出力する。図において、車線
L1に車両29があり、車線L1と隣接する車線L2
に、車両29の影31が生じている。
【0021】画像信号処理装置2は、カメラ1から供給
される画像信号において、車線1、2のそれぞれを横切
る計測ラインを設定し、計測ライン27上の計測点にお
ける輝度レベルを検出する。
【0022】図2は画像信号処理装置2によって受信さ
れた画像信号を、モニタ画面25として示す図である。
図2に図示されるように、車線L1、L2のそれぞれを
横切る計測ライン27を設定する。そして、計測ライン
27上の計測点iにおける輝度レベルを検出する。
【0023】画像信号処理装置2は上述のようにして得
られた輝度レベルのデータから、車両29と共に、車両
29の作る影31の中に位置する車両(図示しない)を
感知する。次に車両感知動作を、傾斜正規化相関処理を
示す図3のフローチャートを参照して説明する。説明の
簡単化のため、車両29の輝度レベルについては、無視
し、道路輝度レベルと、影輝度レベルとの相関関係につ
いて述べる。
【0024】図3において、傾斜正規化相関処理をスタ
ートさせると、まず、各車線Lrの計測ライン27にお
ける輝度データを読み込み、輝度レベルを検知する。実
施例の場合、車線L1、L2を有するのみであるから、
r=1、2であるので、車線Lr(r=1)について輝
度レベルを検知し、その後に、車線Lr(r=2)につ
いて輝度レベルを検知する。
【0025】図4は車線L1、L2において計測ライン
27の上で検出された計測点ー輝度レベル特性を示す図
である。横軸に計測点iが設定され、縦軸に輝度レベル
が設定されている。計測点iは、車線L1、L2毎に、
計測ライン27の長さ方向に沿い一定間隔で設定されて
いる。計測点iは、i=0からスタートし、i=nで終
わる自然数である。輝度レベルは、デジタル処理のため
に、256個に分割されている。
【0026】計測点iにおける影輝度レベルはK(i)
として示されており、道路輝度レベルはR(i)として
示されている。道路輝度レベルR(i)のパターンは、
実施例では、規則的波形となっているが、実際には不規
則波形である。車両輝度レベルはC(i)として示され
ている。画像処理装置2は、検出された輝度レベルから
計測ライン27上の影部分31を検出する。影部分31
の検出は次のように行われる。
【0027】まず、車線Lr(r=1)とし、車線L1
を横切る計測ライン27上において、計測点iで得られ
た輝度レベルを、例えば論理値の3値に変換する。3値
化に当たっては、道路輝度レベルR(i)を「0」と
し、それよりも輝度レベルの高い領域を「1」とし、低
い領域を「−1」とする。
【0028】次に、連続して「0」の後、連続して「−
1」であるかどうか、または、連続して「−1」の後、
連続して「0」であるかどうかを検索する。これによ
り、図5(a)、(b)に示すような波形図が得られ
る。影部分31の検知には、「0」となる道路輝度レベ
ルR(i)を参照すれば足りるので、3値化において
「1」となる車両輝度レベルC(i)は無視するものと
する。
【0029】図5(a)は図4の影部分に対応する波形
図である。図4の場合、輝度レベルは計測点i=pまで
「0」となる。計測点i=pから車線L2の側に向かう
領域では、道路輝度レベルR(i)よりも輝度レベルの
低い「−1」の影輝度レベルK(i)が連続する。従っ
て、計測点i=pが影部分31の開始点(境界点)であ
るとして、検出される。
【0030】車両29が車線L2にあり、車両29の影
が車線L1に生じる場合は、車線L1の影検索におい
て、連続して「−1」の後、車線L2において、連続し
て「0」の領域が生じるので、図5(b)のような波形
図が得られる。この場合、計測点i=pは影部分31の
終点となる。この影検出動作は、影部分が検出されるま
で,繰り返して実行される。
【0031】上述のようにして影部分31が検出された
後、検出された影部分31について、計測点iにおける
影正規化輝度レベルAK(i)を求める。影正規化輝度
レベルAK(i)は、 AK(i)={K(i)−R(i)}/AK の式によって求められる。ここで、K(i)は計測点i
における影輝度レベルであり、R(i)は道路輝度レベ
ルである。AKは影輝度レベル平均値であり、 の式によって求められる。
【0032】次に、計測点iにおける影濃度勾配値AK
PI(i)を、 AKPI(i)=i{AK(p)−AK(0)}/p+
AK(0) の式によって求める。ここで、AK(p)は、影部分3
1の始点(または終点)である計測点i=pにおける影
正規化輝度レベルであり、AK(0)は計測点i=0に
おける影正規化輝度レベルである。
【0033】次に、計測点iにおける影傾斜正規化輝度
レベルAKP(i)を、 AKP(i)=AK(i)/AKPI(i) の式によって求める。
【0034】次に、計測点i=0からi=nまでの傾斜
正規化相関値αを、 の式によって求める。この傾斜正規化相関値αより、影
部分31の中の車両の有無を検知する。道路正規化輝度
レベルAR(i)は、 AR(i)=R(i)/AR の式によって求められる。R(i)は道路輝度レベルで
あり、ARは道路輝度レベル平均値である。道路輝度レ
ベル平均値ARは、 の式によって求められる。
【0035】車線Lr(r=1)についての傾斜正規化
相関処理が終わった後、車線Lr(r=2)について、
同様の傾斜正規化相関処理を行う。
【0036】図6は上述した傾斜正規化相関処理によっ
て得られた計測点ー輝度正規化レベルのグラフである。
図において、横軸に計測点iをとり、縦軸に輝度正規化
レベルを示してある。
【0037】上述したように、影部分31について、計
測点iにおける影濃度勾配値AKPI(i)を求め、影
正規化輝度レベルAK(i)を、影濃度勾配値AKPI
(i)によって正規化した影傾斜正規化輝度レベルAK
P(i)を求めるので、図6に示すように、本来、濃度
勾配をもつ影輝度パターンK(i)(図4参照)が、道
路輝度パターンの道路正規化レベルAR(i)と同様の
パターンを持つ影傾斜正規化輝度レベルAKP(i)の
パターンとなる。なお、図6において、AC(i)は車
両正規化レベルのパターンである。
【0038】図7は車両29の作る影部分31の中に車
両33がある場合を示し、図8は図7の場合の計測ライ
ン27上の計測点ー輝度レベル特性を示している。図7
に示すように、影部分31に車両33があれば、影輝度
レベルK(i)のパターンに、車両33の輝度レベルC
2(i)が重畳された状態になる(図8参照)。
【0039】従って、傾斜正規化レベルで見た場合、図
9に示すように、影傾斜正規化輝度レベルAKP(i)
のパターンは、車両33がない場合の影傾斜正規化輝度
レベルのパターンに、車両33の輝度正規化パターンC
K2(i)が重畳された形になるので、傾斜正規化相関
値αは、検知スレッショールドSH以上の値を示すこと
になる。従って、影部分31の中に埋もれた車両33を
検出することができる。太陽光が雲によって急に遮られ
て、道路面の照度が急激が変化した場合や、または、カ
メラ1の絞りが急激に変化した場合も、同様に、誤るこ
となく、車両33を検出することができる。車両29に
ついては、輝度レベルまたは輝度正規化レベルC(i)
から検知できることはいうまでもない。
【0040】道路正規化輝度レベルAR(i)は、電源
投入時に設定された値を、後の学習によって修正して行
くのが好ましい。次に、この点について、図10のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0041】電源投入時において、計測点iのうち、連
続するN個の計測点で見た計測ライン27上の輝度レベ
ルが、図11に示すように、予め定められた輝度レベル
範囲±△aにあるとき、初期基準道路正規化輝度レベル
として、登録する。
【0042】この後、図12に示すように、正規化輝度
レベルが初期基準道路正規化輝度レベルを基準にして、
予め定められた正規化輝度レベル範囲±△sにあると
き、新たに、基準道路正規化輝度レベルを登録する。こ
の構成によれば、道路事情または天候条件等に合った道
路正規化輝度レベルAR(i)を得ることができる。
【0043】図13は本発明に係る画像形車両感知装置
の具体的な構成の一例を示すブロック図である。CCD
カメラ1は、電子絞り機構3等を有し、測定対象の道路
を写し出す。ビデオアンプ5は、入力コネクタ23を介
して、カメラ1から入力された画像信号を適切なレベル
まで増幅する。
【0044】同期信号抽出回路11は、ビデオアンプ5
から供給される画像信号に基づき水平同期信号及び垂直
同期信号を抽出する。水平アドレスカウンタ13は、同
期信号抽出回路11から供給される水平同期信号に基づ
いて、走査線上の現在の走査位置を数値化して対応する
水平座標を得る。垂直アドレスカウンタ15は、同期信
号抽出回路11から供給される垂直同期信号に基づいて
走査線上の現在の走査位置を数値化して対応する垂直座
標を得る。水平アドレスカウンタ13及び垂直アドレス
カウンタ15から出力される水平座標データ及び垂直座
標データは、アドレスバス37、39を通して、デュア
ルポートRAM9に供給される。
【0045】画像A/D変換部7は、ビデオアンプ5か
ら供給されるアナログ画像信号を、デジタル画像信号に
変換して出力する。デュアルポートRAM9は、画像A
/D変換部7から、画像データバス35を介して、供給
されるデジタル画像信号を、水平アドレスカウンタ13
及び垂直アドレスカウンタ15から出力される水平座標
データ及び垂直座標データと対応させて記憶する。
【0046】ROM17は、マイクロプロセッサ21の
プログラムを記憶するものであり、データバス41を介
してマイクロプロセッサ21に接続される。RAM19
は、マイクロプロセッサ21の外部記憶領域を構成し、
アドレスバス43を介してマイクロプロセッサ21に接
続される。
【0047】マイクロプロセッサ21は、ROM17に
記憶されているプログラムに基づき、図3に示した傾斜
正規化相関処理を行い、感知出力を生じると共に、図1
0に示した道路正規化輝度レベルAR(i)の初期設
定、及び、その後の学習による修正処理を行い、処理上
必要なデータをRAM19に記憶させる。マイクロプロ
セッサ21はデジタル信号処理装置(DSP)等を含ん
で構成することができる。
【0048】その他の車両感知に関する具体的な処理技
術は、特開平2ー166598号、特開平4ー1880
05号、特開平5ー40818号公報、特開平5ー26
4744号公報、特開平5ー298594号公報、特開
平6ー96386号公報、特開平6ー195589号公
報に開示された技術を使用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)隣接する車線の一方を走行する車両が、他方の車
線を走行する車両の影の中に入ってしまった場合でも、
影の中の車両を感知し得る車両感知装置を提供すること
でができる。 (b)道路面の照度の急激な変化またはカメラの絞りの
急激な変化があっても、誤感知をしない高信頼度の車両
感知装置を提供することでができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形車両感知装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の画像信号処理装置によって受信される画
像信号を、モニタ画面として示す図である。
【図3】本発明に係る画像形車両感知装置における傾斜
正規化相関処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る画像形車両感知装置において、計
測ラインの上で検出された計測点ー輝度レベル特性を示
す図である。
【図5】本発明に係る画像形車両感知装置において、影
部分の検出動作を示す波形図である。
【図6】本発明に係る画像形車両感知装置において、傾
斜正規化相関処理によって得られた計測点ー輝度正規化
レベル特性を示すグラフである。
【図7】本発明に係る画像形車両感知装置において、影
部分の中に、車両がある場合を示す図である。
【図8】図7の状態おける計測ライン上の計測点ー輝度
レベル特性を示す図である。
【図9】図7の状態おける計測点ー正規化輝度レベル特
性を示す図である。
【図10】本発明に係る画像形車両感知装置における道
路正規化輝度レベルの初期設定、及び、修正の処理を説
明するフローチャートである
【図11】本発明に係る画像形車両感知装置における初
期基準道路正規化輝度レベルの設定方法を説明する図で
ある。
【図12】本発明に係る画像形車両感知装置における基
準道路正規化輝度レベルの設定方法を説明する図であ
る。
【図13】本発明に係る画像形車両感知装置の具体的な
構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 信号処理装置 27 計測ライン L1、L2 車線 i 計測点 K(i) 影輝度レベル R(i) 道路輝度 AK 影輝度レベル平均値 AK(p) 計測点i=pにおける影正規化輝度レ
ベル AK(0) 計測点i=0における影正規化輝度レ
ベル AR 道路輝度レベル平均値 AR(i) 計測点iにおける道路正規化輝度レベ
ル AK(i) 計測点iにおける影正規化輝度レベル AKPI(i) 計測点iにおける影濃度勾配値 AKP(i) 影傾斜正規化輝度レベル α 傾斜正規化相関値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのカメラと、画像信号処
    理装置とを含む車両感知装置であって、 前記カメラは、少なくとも2つの車線を含む道路を撮像
    してその画像信号を出力し、 前記画像信号処理装置は、 前記カメラから前記画像信号が供給され、前記画像信号
    において、前記車線のそれぞれを横切る計測ラインを設
    定し、前記計測ライン上の計測点における輝度レベルを
    検出し、 輝度レベルから前記計測ライン上の影部分を検出し、検
    出された前記影部分について、影輝度レベル平均値を求
    め、影輝度レベル平均値によって正規化された影正規化
    輝度レベルを求め、 次に、前記影部分について、影濃度勾配値を求め、影正
    規化輝度レベルを、影濃度勾配値によって正規化した影
    傾斜正規化輝度レベルを求め、 次に、前記影傾斜正規化輝度レベルと道路正規化輝度レ
    ベルとの間の傾斜正規化相関値を求め、前記傾斜正規化
    相関値より、車両の有無を検知する車両感知装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのカメラと、画像信号処
    理装置とを含む車両感知装置であって、 前記カメラは、少なくとも2つの車線を含む道路を撮像
    してその画像信号を出力し、 前記画像信号処理装置は、 前記カメラから前記画像信号が供給され、前記画像信号
    において、前記車線のそれぞれを横切る計測ラインを設
    定し、前記計測ライン上の計測点iにおける輝度レベル
    を検出するとともに、検出された輝度レベルから前記計
    測ライン上の影部分を検出し、 前記計測点iは、車線毎に、前記計測ラインの長さ方向
    に沿い一定間隔で設定され、i=0からスタートし、i
    =nで終わる自然数とし、 計測点iにおける影輝度レベルをK(i)とし、 計測点iにおける道路輝度レベルをR(i)とし、 i=0からi=nまでの影輝度レベル平均値をAKと
    し、 影部分の終点である計測点i=pにおける影正規化輝度
    レベルをAK(p)とし、 計測点i=0における影正規化輝度レベルをAK(0)
    とし、 i=1からi=nまでの計測ライン上の道路輝度レベル
    平均値をARとし、 計測点iにおける道路正規化輝度レベルAR(i)とし
    たとき、 前記道路輝度レベル平均値ARを、 の式によって求め、 前記道路正規化輝度レベルAR(i)を、 AR(i)=R(i)/AR の式によって求め、 更に、検出された前記影部分について、 前記影輝度レベル平均値AKを、 の式によって求め、 計測点iにおける影正規化輝度レベルAK(i)を、 AK(i)={K(i)−R(i)}/AK の式によって求め、 次に、計測点iにおける影濃度勾配値AKPI(i)
    を、 AKPI(i)=i{AK(p)−AK(0)}/p+
    AK(0) の式によって求め、 次に、計測点iにおける影傾斜正規化輝度レベルAKP
    (i)を、 AKP(i)=AK(i)/AKPI(i) の式によって求め、 次に、計測点i=0からi=nまでの傾斜正規化相関値
    αを、 の式によって求め、前記傾斜正規化相関値αより、車両
    の有無を検知する車両感知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    車両感知装置であって、 前記道路正規化輝度レベルは、 電源投入時において、計測点iのうち、連続するN個の
    計測点で見た計測ライン上の輝度レベルが、予め定めら
    れた輝度レベル範囲±△aにあるとき登録される初期基
    準道路正規化輝度レベルと、 この後、道路正規化輝度レベルが前記初期基準道路正規
    化輝度レベルを基準にして、予め定められた正規化輝度
    レベル範囲±△sにあるとき、新たに登録される基準道
    路正規化輝度レベルとを含む画像形車両感知装置。
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