JP2000311159A - 確率過程の出力装置、出力方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

確率過程の出力装置、出力方法、および、情報記録媒体

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JP2000311159A JP11122361A JP12236199A JP2000311159A JP 2000311159 A JP2000311159 A JP 2000311159A JP 11122361 A JP11122361 A JP 11122361A JP 12236199 A JP12236199 A JP 12236199A JP 2000311159 A JP2000311159 A JP 2000311159A
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/18Complex mathematical operations for evaluating statistical data, e.g. average values, frequency distributions, probability functions, regression analysis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確率過程の出力装置、出力方法、情報記録
媒体を提供する。 【解決手段】 本発明の確率過程の出力装置101
は、複数の乱数出力部102と、正規化出力部103
と、結果値出力部104と、を備え、複数の乱数出力部
102は、極限分布の密度関数が解析的に得られる関数
である乱数列をそれぞれ出力105し、正規化出力部1
03は、複数の乱数出力部102により出力された複数
の乱数列105の同じ位置に含まれる乱数の和を正規化
して順次出力し、結果値出力部104は、正規化出力部
103により順次出力された値106を積算し、積算さ
れた値を確率過程に含まれる結果値として順次出力す
る。乱数出力部102において、正接関数の加法定理か
ら得られる漸化式を用いることにより、レビ(安定)過
程を効率よく高速にシミュレートすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、確率過程を出力す
る出力装置、出力方法、および、情報記録媒体に関す
る。特に、本発明は、正接(tangent )関数の加法公式
から得られるカオス写像により株価変動、為替変動、イ
ンターネットなどにおける通信トラフィックの待ち時間
の推移などを表すレビ(安定)過程を効率よく高速にシ
ミュレートして出力するのに好適な確率過程の出力装
置、出力方法、および、情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物理学的現象、化学的現象、
生物学的現象のほか、人間社会のさまざまな活動(物品
の売買、金銭の移動、価値の変動)などを確率過程にあ
てはめて、模擬実験を行うことにより、これらの現象の
性質を解析し、現象に対する最適な対処法を探す試みが
されている。
【0003】このような模擬実験では、確率過程の所定
の区間の変化量が正規分布などの分布の密度関数が陽に
書けるという仮定をおいていた。すなわち、一様乱数を
発生させて、フォン・ノイマン(von Neumann )の逆関
数法を用いてその密度関数にしたがう乱数を得て、確率
過程の各時点の値を得ていた。
【0004】しかしながら、通信トラフィックの待ち時
間、株価変動、為替変動などでは、確率過程の所定の区
間(たとえば数分間や数秒間)の変化量は、レビ(Lev
y)安定分布にしたがうことがわかっている(R. N. Man
tegna & H. E. Stanley, Nature, vol. 376, pp.46-49,
1995)。レビ安定分布は、指数α、βというパラメー
タを有する分布で、[数13]により表現される。レビ
安定分布では、指数α、βが特別な値となる場合を除
き、密度関数の解析的な表示を得ることができない。こ
の点、密度関数を解析的に表すことができる正規分布と
異なる。
【0005】
【数13】
【0006】このため、フォン・ノイマンの逆関数法を
用いてレビ安定分布を求めようとしても、[数13]の
ように一度フーリエ積分を行わないと密度関数が得られ
ない。レビ(安定)過程を得るには、この密度関数によ
って得られた乱数をさらに積算する必要がある。結局、
結果は近似的にしか得ることができない、という特徴を
有している。
【0007】分布の密度関数が明示的に得られるコーシ
ー(Cauthy)分布は、α=1のときのレビ安定分布に相
当するが、これは特異な例である。特に、通信トラフィ
ックの待ち時間、株価変動、為替変動などにおいては、
コーシー分布ではないレビ安定分布が現れることが判明
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このため、一様乱数を
発生させてからフォン・ノイマンの逆関数法を用いて変
化量を得て、これを積算するのでは、多段の積分計算が
必要であり、きわめて長い計算時間がかかる、という問
題が生じていた。また、得られる値が多段の積分を行う
ため、近似値にすぎない値しか得られず、模擬実験とし
ての正当性に劣る、という問題が生じていた。
【0009】一方で、効率のよい通信プロトコルを開発
したり、株価変動や為替変動に対して金融リスク評価を
行うための技術的・産業的な模擬実験を効率よく行いた
いという要望は大きい。このために、レビ(安定)過程
をシミュレートする手法は、産業界から広く望まれてい
る。
【0010】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、確率過程を出力する出力装置、出
力方法、および、情報記録媒体を提供することを目的と
する。特に、本発明は、株価変動、為替変動、インター
ネットなどにおける通信トラフィックの待ち時間の推移
などを表すレビ(安定)過程を効率よく高速にシミュレ
ートして出力するのに好適な出力装置、出力方法、およ
び、情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0012】図1には、本発明の確率過程の出力装置の
概要のブロック構成図を示す。図1に示す通り、本発明
の確率過程の出力装置101は、複数の乱数出力部10
2と、正規化出力部103と、結果値出力部104と、
を備える。
【0013】複数の乱数出力部102は、極限分布の密
度関数が解析的に得られる関数である乱数列をそれぞれ
出力105する。正規化出力部103は、複数の乱数出
力部102により出力された複数の乱数列105の同じ
位置に含まれる乱数の和を正規化して順次出力する。結
果値出力部104は、正規化出力部103により順次出
力された値106を積算し、積算された値を確率過程に
含まれる結果値として順次出力する。
【0014】なお、正規化出力部103が順次出力する
結果値107が、確率過程、たとえばレビ(安定)過程
の各時点の値を表す。
【0015】複数の乱数出力部102の計算には、互い
に依存関係がないため、それぞれ独立して並列計算・並
行計算を行うことができる。特に、複数の乱数出力部1
02で行う計算処理がいずれも同じであり、扱うデータ
が異なる場合には、いわゆるSIMD(Single Instruc
tion Multi Data )型並列計算機を用いることができ、
高速に確率過程をシミュレートして出力することができ
る。
【0016】また、本発明の確率過程の出力装置101
の複数の乱数出力部102により出力される乱数列の極
限分布の密度関数は、いずれも、[数14]に示す性質
を有する関数ρ(・)であるように構成することができ
る。
【0017】
【数14】
【0018】また、本発明の確率過程の出力装置101
の複数の乱数出力部102の個数はN であり、そのi 番
目(ただし1≦i≦N )が出力する乱数列がx(i,0), x(i,
1),x(i,2), …である場合、正規化出力部103は、
[数15]により得られる正規化した値の列v(0), v
(1), v(2), …を出力し、結果値出力部104は、[数
16]により得られる結果値の列L(0), L(1), L(2), …
を出力するように構成することができる。
【0019】
【数15】
【0020】
【数16】
【0021】なお、N が十分に大きいとき、正規化した
値の列v(0), v(1), v(2), …がレビ安定分布にしたがう
乱数となることが証明されている(B. G. Gnedenko and
A.N. Kolmogorov, Limit Distributions for Sums of
Independent Random Variables, Addison Wesley, Read
ing, MA, 1954)。
【0022】また、本発明の確率過程の出力装置101
の複数の乱数出力部102のそれぞれにより出力される
乱数列x(i,0), x(i,1), x(i,2), …は、[数17]によ
り得られる関数f(・) を用いた漸化式x(i,t+1)=f(x(i,
t))により得られるように構成することができる。
【0023】
【数17】
【0024】図2には、本発明の確率過程の出力装置1
01の乱数出力部102の構成の概要を示すブロック構
成図を示す。なお、図2に示す要素のうち、図1と同じ
要素については、同じ符号を付している。
【0025】本発明の確率過程の出力装置101の乱数
出力部102は、記憶部202と、出力部203と、計
算部204と、更新部205と、を備える。
【0026】記憶部202は、次に出力する乱数の値1
05を記憶する。出力部203は、記憶部202に記憶
された乱数の値105を出力する。計算部204は、記
憶部202に記憶された乱数の値105に所定の関数を
適用した結果207を計算する。更新部205は、計算
部204により計算された結果207を記憶部202に
記憶させる。
【0027】図3には、本発明の確率過程の出力装置1
01の結果値出力部104の構成の概要を示すブロック
構成図を示す。なお、図3に示す要素のうち、図1と同
じ要素については、同じ符号を付している。
【0028】本発明の確率過程の出力装置101の結果
値出力部104は、積算値記憶部302と、積算値出力
部303と、和計算部304と、積算値更新部305
と、を備える。
【0029】積算値記憶部302は、積算した値を記憶
する。積算値出力部303は、積算値記憶部302に記
憶された値を確率過程に含まれる結果値107として出
力する。和計算部304は、正規化出力部103により
出力された値106と積算値記憶部302に記憶された
値107の和306を計算する。積算値更新部305
は、和計算部304により計算された値の和306を積
算値記憶部302に記憶させる。
【0030】なお、正規化出力部103が順次出力する
結果値107が、レビ(安定)過程の各時点の値を表
す。結果値107の変化量が、正規化出力部103の出
力する値106であり、値106がレビ安定分布にした
がうことになる。
【0031】本発明の確率過程の出力方法は、乱数出力
ステップと、正規化出力ステップと、結果値出力ステッ
プと、を含むように構成することができる。
【0032】ここで、乱数出力ステップでは、極限分布
の密度関数が解析的に得られる関数である乱数列を複数
出力する。正規化出力ステップでは、乱数出力ステップ
において出力された複数の乱数列の同じ位置に含まれる
乱数の和を正規化して出力する。結果値出力ステップで
は、正規化出力ステップにおいて順次出力された値を積
算し、積算された値を確率過程に含まれる結果値として
順次出力する。
【0033】また、本発明の確率過程の出力方法の乱数
出力ステップにおいて出力される乱数列の極限分布の密
度関数は、いずれも、[数18]に示す性質を有する関
数ρ(・)であるように構成することができる。
【0034】
【数18】
【0035】また、本発明の確率過程の出力方法の乱数
出力ステップにおいて出力される乱数列の個数はN であ
り、そのi 番目(ただし1≦i≦N )の乱数列がx(i,0),
x(i,1), x(i,2), …である場合、正規化出力ステップ
は、[数19]により得られる正規化した値の列v(0),
v(1), v(2), …を出力し、結果値出力ステップは、[数
20]により得られる結果値の列L(0), L(1), L(2), …
を出力するように構成することができる。
【0036】
【数19】
【0037】
【数20】
【0038】また、本発明の確率過程の出力方法の乱数
出力ステップにおいて出力される乱数列x(i,0), x(i,
1), x(i,2), …は、[数21]により得られる関数f
(・) を用いた漸化式x(i,t+1)=f(x(i,t))により得られ
るように構成することができる。
【0039】
【数21】
【0040】また、本発明の確率過程の出力方法の乱数
出力ステップは、出力ステップと、計算ステップと、更
新ステップとを含むように構成することができる。
【0041】ここで、出力ステップでは、次に出力する
乱数の値を記憶する複数の記憶部に記憶された値をそれ
ぞれ出力する。計算ステップでは、当該複数の記憶部に
記憶された乱数の値に所定の関数を適用した結果をそれ
ぞれ計算する。更新ステップでは、計算ステップにおい
てそれぞれ計算された結果を当該複数の記憶部にそれぞ
れ記憶させる。
【0042】また、本発明の確率過程の出力方法の結果
値出力ステップは、積算値出力ステップと、和計算ステ
ップと、積算値更新ステップとを含むように構成するこ
とができる。
【0043】ここで、積算値出力ステップでは、積算し
た値を記憶する積算値記憶部に記憶された値を確率過程
に含まれる結果値として出力する。和計算ステップで
は、正規化出力ステップにおいて出力された値と当該積
算値記憶部に記憶された値の和を計算する。積算値更新
ステップでは、和計算ステップにおいて計算された値の
和を当該積算値記憶部に記憶させる。
【0044】本発明の確率過程の出力装置、出力方法を
実現するプログラムをコンパクトディスク、フロッピー
ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタ
ルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの情
報記録媒体に記録することができる。
【0045】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、記憶装置、計算装置、出力装置などを備える汎
用コンピュータや並列計算機などの情報処理装置で実行
することにより、上記の確率過程の出力装置、出力方法
を実現することができる。
【0046】また、情報処理装置とは独立して、本発明
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0048】(第1の実施の形態)図4は、本発明の確
率過程の出力装置を実現する情報処理装置の概要を示す
ブロック構成図である。
【0049】情報処理装置401は、CPU(Central
Processing Unit ;中央処理ユニット)402と、RA
M(Random Access Memory)403と、CPU 402
が実行するプログラムや、実行した結果を記録するハー
ドディスクやフロッピーディスクなどの外部記憶装置4
04と、CPU 402が実行したプログラムの結果を
表示するCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレ
イなどの表示装置405と、ユーザからの指示入力を受
け付けるキーボードやマウスなどの入力装置406と、
電源投入後にオペレーティング・システムをロードする
ためのIPL(Initial Program Loader;初期プログラ
ム・ローダ)などが記録されたROM(Read Only Memo
ry)407とを備える。
【0050】CPU 402は、RAM 403、外部
記憶装置404、表示装置405、入力装置406、R
OM 407とデータの交換を行い、これらを制御す
る。
【0051】CPU 402は図示しないALU(Arit
hmetic and Logic Unit ;演算論理ユニット)を備え、
これが各種の計算を行う。ALUが複数あるCPU 4
02においては、前述した通り、SIMD型の計算や、
互いに依存関係を持たない演算の並列計算(スーパー・
スカラー計算)を行うことにより、高速な確率過程の出
力を行うことが可能になる。
【0052】ここで、CPU 402は、RAM 40
3と共働して乱数出力部、正規化出力部、結果値出力
部、出力部、計算部、更新部、積算値出力部、和計算
部、積算値更新部として機能し、RAM 403は、記
憶部、積算値記憶部として機能する。また、外部記憶装
置404や、これに挿入されるフロッピーディスク、コ
ンパクトディスクなどは、本発明の情報記録媒体として
機能する。
【0053】図5には、図4に示す情報処理装置401
において実行される確率過程の出力処理の制御の流れを
表すフローチャートを示す。以下、図5を参照しなが
ら、本発明を実現するための手順について説明する。
【0054】まず、CPU 402は、RAM 403
内に、N個の乱数記憶領域と、積算領域とを確保し、こ
れらを初期化する(ステップS501)。
【0055】図6には、RAM 403内に確保された
各領域の様子を示す。なお、図6に示す要素のうち、図
4に示す要素と同じ要素には、同じ符号を付している。
ここで、N個の乱数記憶領域601は、記憶部202と
して機能し、積算記憶領域602は、積算値記憶部30
2として機能する。
【0056】N個の乱数記憶領域601には、それぞれ
乱数の種となる数値を適当に記憶させる。これらの乱数
の種となる数値は、現在時刻の数値や、放射性元素の崩
壊によるα粒子、β粒子、γ粒子の発生数など、各種の
公知の技法により得ることができる。
【0057】一方、積算記憶領域602には、シミュレ
ートする値の初期値を記憶させる。たとえば株価の場合
には、店頭公開された株価の価格や、シミュレート開始
時点の株価の価格を記憶させることができる。
【0058】次に、CPU 402は、N個の乱数記憶
領域601に記憶された値を取得して、これらの総和を
計算し(ステップS502)、これから[数15]中の
値Aを引き算し(ステップS503)、さらにこれを
[数15]中の値Bで割り算する(ステップS50
4)。
【0059】さらに、CPU 402は、ステップS5
04において得られた結果と積算記憶領域602との和
を計算し(ステップS505)、得られた和を積算記憶
領域602に記憶させる(ステップS506)。
【0060】次に、CPU 402は、ステップS50
6において得られた結果をRAM403、外部記憶装置
404、表示装置405などに出力する(ステップS5
07)。
【0061】さらに、CPU 402は、N個の乱数記
憶領域601のそれぞれについて、以下の処理を行う。
【0062】まず、乱数記憶領域601に記憶された値
を取得し(ステップS508)、この値に、[数17]
中の関数f(・) を適用した値を計算し(ステップS50
9)、得られた値を対応する乱数記憶領域601に記憶
させて更新する(ステップS510)。ステップS50
8〜ステップS510は、N個の乱数記憶領域601に
対してそれぞれ独立に実行することができる。
【0063】これらの処理は、順次繰り返し計算を行っ
て実行しても、並行してコルーチン的に実行しても、複
数のALUを並列に動作させ、SIMD型の並列計算に
より実行してもよい。N個の乱数記憶領域601に対す
る処理はいずれも独立に行うことができるため、さまざ
まな公知の並列・並行計算技術を適用することができ、
これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0064】N個の乱数記憶領域601に対する更新が
終了したら、ステップS502に戻る。
【0065】本実施形態においては、ステップS502
〜S504は、正規化出力ステップに、ステップS50
5〜S507は、結果値出力ステップに、ステップS5
08〜S510は、乱数出力ステップに、それぞれ対応
し、ステップS504により得られた結果は、レビ安定
分布に従い、ステップS507により得られた結果は、
レビ(安定)過程を表す。
【0066】なお、本実施形態の制御の流れは繰り返し
構造をなしているが、これと等価な処理を行う別の繰り
返し構造に制御の流れを変更することは容易であり、こ
れらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0067】(シミュレーション結果例)図7、図8に
は、[数17]中の関数f(・) の様子を表したグラフを
示す。この関数f(・) は、カオス写像と呼ばれるもので
あり、正接関数の加法定理により、レビ(安定)過程を
出力するための各種のカオス写像を得ることができる。
関数f(・) は、正接関数のl(lは2以上の整数)倍角
公式から得ることができる。これらの数学的背景や証明
については、発明者による論文により開示されている
(Ken Umeno, Superposition of chaotic process with
convergence to Levy:s stable law, Physical Revie
w E, vol. 58, no. 2, The American PhysicalSociety
Aug. 1998)。
【0068】図7は、原点について対称な関数f(・) の
例を示したものであり、パラメータとして[数22]を
与えた場合のグラフである。
【0069】
【数22】
【0070】図8は、原点について非対称な関数f(・)
の例を示したものであり、パラメータとして[数23]
を与えた場合のグラフである。
【0071】
【数23】
【0072】また、各パラメータについては、[数2
4]のような関係が成立する。
【0073】
【数24】
【0074】ここで、パラメータαは、レビ安定分布の
広がりを表し、パラメータβは、レビ安定分布の偏りを
表す。図9、図10には、本実施形態により得られたレ
ビ安定分布の様子を示す。これは、ステップS504で
得られた結果をヒストグラムにしたものである。図9
は、対称(β=0)な場合のシミュレーションの結果で
あり、図10は、非対称(β≠0)の場合のシミュレー
ションの結果である。
【0075】図11には、対称なレビ安定分布と、実際
の株価の1分ごとの変化(差分)の分布の測定結果を示
す(R. N. Mantegna & H. E. Stanley, Nature, vol. 3
76,pp.46-49, 1995)。図中、折線状に変化しているグ
ラフが株価の1分ごとの変化を表し、広い裾野を持つグ
ラフがレビ安定分布を表す。中央部に上に凸のグラフが
表示されているのは、正規分布である。
【0076】このグラフから明らかなように、株価の1
分ごとの変化の分布は、正規分布にあてはめるよりは、
α=1.40、β=0のレビ安定分布と見る方が適切であ
る。
【0077】さらに、図12は、本実施形態により得ら
れた株価変動のシミュレーション結果である。これは、
ステップS507において得られる値をプロットしたも
のである。図12のグラフには、株価が上昇傾向/下降
傾向/安定の3通りが示されているが、これらはそれぞ
れ、β>0/β<0/β=0に対応する。
【0078】また、図12に示す実施結果では、αはい
ずれの場合も同じ値3/2 であるが、αが2と比較して小
さければ小さいほど株価の変動の激しさが増す。
【0079】(第2の実施の形態)第1の実施形態で得
られるレビ安定分布は、正負の両側に広がりを持つ分布
であったが、片側分布を得たい場合がある。たとえば、
確率過程の値が上昇し続ける場合をシミュレーションし
たいときである。
【0080】片側分布は、レビ安定分布のパラメータβ
が1もしくは−1である場合に対応する。β=1の場合
には、確率過程の値は上昇し続ける。β=−1の場合に
は、確率過程の値は下降し続ける。
【0081】このような確率過程を得るためには、βの
値が1もしくは−1になるように、[数24]から他の
パラメータの値を調整する。さらに、β=1の場合に
は、ステップS509で得られた値の絶対値を計算し、
その値をそのまま、乱数記憶領域601に記憶すればよ
い。β=−1の場合には、ステップS509で得られた
値の絶対値を計算し、その値を−1倍して、乱数記憶領
域601に記憶すればよい。
【0082】図13に、片側に分布するレビ安定分布を
本実施形態により出力した結果を示す。これは正側にの
み分布しているため、本実施形態で出力されるレビ(安
定)過程は、単調に増加することになる。
【0083】(第3の実施形態)第1の実施形態、第2
の実施形態では、汎用コンピュータなどの情報処理装置
により本発明の確率過程の出力装置、出力方法を実現し
たが、電子回路により本発明の確率過程の出力装置を構
成してもよい。
【0084】乱数出力部は、値を記憶するラッチ回路、
記憶された値から次の値を計算する加減乗除回路(クロ
ック数a )、所定のクロックごとに加減乗除回路が出力
する値を再度ラッチ回路に記憶させる更新回路により構
成することができる。
【0085】正規化出力部は、加減乗除回路(クロック
数b )により構成することができる。
【0086】結果値出力部は、結果値を積算する加算回
路(クロック数c )と、積算された値を記憶するラッチ
回路から構成することができ、所定のクロックごとにラ
ッチ回路に記憶された値を取得すれば、確率過程の時間
経過に応じた値を得ることができる。
【0087】本実施形態の場合、確率過程の値は(a+b+
c) クロックごとに出力される。乱数出力部と結果値出
力部の値の更新は、それぞれ、オフセットとしてa クロ
ック、(a+b+c) クロックを採用して(a+b+c) クロックご
とに実行すればよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。
【0089】すなわち、確率過程を出力する出力装置、
出力方法を提供することができる。特に、株価変動、為
替変動、インターネットなどにおける通信トラフィック
の待ち時間の推移などを表すレビ(安定)過程を効率よ
く高速にシミュレートして出力するのに好適な出力装
置、出力方法を提供することができる。
【0090】さらに、プログラムを記録した情報記録媒
体をソフトウェア商品として、情報処理装置のハードウ
ェアと独立して容易に配布したり販売したりすることが
できるようになる。本発明の情報記録媒体に記録された
プログラムを汎用コンピュータなどの情報処理装置で実
行すれば、上記の発明に係る確率過程の出力装置、出力
方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の確率過程の出力装置の概要のブロック
構成図。
【図2】本発明の確率過程の出力装置の乱数出力部の構
成の概要を示すブロック構成図。
【図3】本発明の確率過程の出力装置の結果値出力部の
構成の概要を示すブロック構成図。
【図4】本発明の確率過程の出力装置を実現する情報処
理装置の概要を示すブロック構成図。
【図5】図4に示す情報処理装置において実行される確
率過程の出力処理の制御の流れを表すフローチャート。
【図6】図4に示す情報処理装置において実行される確
率過程の出力処理において確保されるRAM内の様子を
示す説明図。
【図7】本発明で利用されるカオス写像の様子を示すグ
ラフ。
【図8】第1の実施形態により得られたレビ安定分布の
シミュレーション結果の様子を示すグラフ。
【図9】第1の実施形態により得られたレビ安定分布の
シミュレーション結果の様子を示すグラフ。
【図10】第1の実施形態により得られたレビ安定分布
のシミュレーション結果の様子を示すグラフ。
【図11】実際の株価の所定時間おきの変化と、レビ安
定分布とを比較するグラフ。
【図12】第1の実施形態により得られた株価変動のシ
ミュレーション結果の様子を示すグラフ。
【図13】第2の実施形態により得られたレビ安定分布
の様子を示すグラフ。
【符号の説明】
101 確率過程の出力装置 102 乱数出力部 103 正規化出力部 104 結果値出力部 105 乱数列 106 正規化出力列 107 結果の確率過程の出力列 202 記憶部 203 出力部 204 計算部 205 更新部 207 関数を適用した結果 302 積算値記憶部 303 積算値出力部 304 和計算部 305 積算値更新部 401 情報処理装置 402 CPU 403 RAM 404 外部記憶装置 405 表示装置 406 入力装置 407 ROM 601 乱数記憶領域 602 積算記憶領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月27日(1999.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【数2】
【数3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【数4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【数6】
【数7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【数8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【数10】
【数11】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【数12】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【数15】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【数17】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【数19】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【数21】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極限分布の密度関数が解析的に得られる関
    数である乱数列をそれぞれ出力する複数の乱数出力部
    と、 前記複数の乱数出力部により出力された複数の乱数列の
    同じ位置に含まれる乱数の和を正規化して順次出力する
    正規化出力部と、 前記正規化出力部により順次出力された値を積算し、積
    算された値を確率過程に含まれる結果値として順次出力
    する結果値出力部と、を備えることを特徴とする確率過
    程の出力装置。
  2. 【請求項2】前記複数の乱数出力部により出力される乱
    数列の極限分布の密度関数は、いずれも、[数1]に示
    す性質を有する関数ρ(・)であることを特徴とする請求
    項1記載の確率過程の出力装置。 【数1】
  3. 【請求項3】前記複数の乱数出力部の個数はN であり、
    そのi 番目(ただし1≦i≦N )が出力する乱数列がx(i,
    0), x(i,1), x(i,2), …である場合、前記正規化出力部
    は、[数2]により得られる正規化した値の列v(0), v
    (1), v(2), …を出力し、前記結果値出力部は、[数
    3]により得られる結果値の列L(0), L(1), L(2), …を
    出力することを特徴とする請求項2記載の確率過程の出
    力装置。 【数2】 【数3】
  4. 【請求項4】前記複数の乱数出力部のそれぞれにより出
    力される乱数列x(i,0), x(i,1), x(i,2), …は、[数
    4]により得られる関数f(・) を用いた漸化式x(i,t+1)
    =f(x(i,t))により得られることを特徴とする請求項3記
    載の確率過程の出力装置。 【数4】
  5. 【請求項5】前記複数の乱数出力部は、それぞれ、 次に出力する乱数の値を記憶する記憶部と、 前記記憶部に記憶された乱数の値を出力する出力部と、 前記記憶部に記憶された乱数の値に所定の関数を適用し
    た結果を計算する計算部と、 前記計算部により計算された結果を前記記憶部に記憶さ
    せる更新部と、 を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の確率過程の出力装置。
  6. 【請求項6】前記結果値出力部は、 積算した値を記憶する積算値記憶部と、 前記積算値記憶部に記憶された値を確率過程に含まれる
    結果値として出力する積算値出力部と、 前記正規化出力部により出力された値と前記積算値記憶
    部に記憶された値の和を計算する和計算部と、 前記和計算部により計算された値の和を前記積算値記憶
    部に記憶させる積算値更新部と、を備えることを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載の確率過程の出力
    装置。
  7. 【請求項7】極限分布の密度関数が解析的に得られる関
    数である乱数列を複数出力する乱数出力ステップと、 前記乱数出力ステップにおいて出力された複数の乱数列
    の同じ位置に含まれる乱数の和を正規化して出力する正
    規化出力ステップと、 前記正規化出力ステップにおいて順次出力された値を積
    算し、積算された値を確率過程に含まれる結果値として
    順次出力する結果値出力ステップと、を備えることを特
    徴とする確率過程の出力方法。
  8. 【請求項8】前記乱数出力ステップにおいて出力される
    乱数列の極限分布の密度関数は、いずれも、[数5]に
    示す性質を有する関数ρ(・)であることを特徴とする請
    求項7記載の確率過程の出力方法。 【数5】
  9. 【請求項9】前記乱数出力ステップにおいて出力される
    乱数列の個数はN であり、そのi 番目(ただし1≦i≦N
    )の乱数列がx(i,0), x(i,1), x(i,2), …である場
    合、前記正規化出力ステップは、[数6]により得られ
    る正規化した値の列v(0), v(1),v(2), …を出力し、前
    記結果値出力ステップは、[数7]により得られる結果
    値の列L(0), L(1), L(2), …を出力することを特徴とす
    る請求項8記載の確率過程の出力方法。 【数6】 【数7】
  10. 【請求項10】前記乱数出力ステップにおいて出力され
    る乱数列x(i,0), x(i,1), x(i,2), …は、[数8]によ
    り得られる関数f(・) を用いた漸化式x(i,t+1)=f(x(i,
    t))により得られることを特徴とする請求項8記載の確
    率過程の出力方法。 【数8】
  11. 【請求項11】前記乱数出力ステップは、 次に出力する乱数の値を記憶する複数の記憶部に記憶さ
    れた値をそれぞれ出力する出力ステップと、 当該複数の記憶部に記憶された乱数の値に所定の関数を
    適用した結果をそれぞれ計算する計算ステップと、 前記計算ステップにおいてそれぞれ計算された結果を当
    該複数の記憶部にそれぞれ記憶させる更新ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項7から9のいずれかに
    記載の確率過程の出力方法。
  12. 【請求項12】前記結果値出力ステップは、 積算した値を記憶する積算値記憶部に記憶された値を確
    率過程に含まれる結果値として出力する積算値出力ステ
    ップと、 前記正規化出力ステップにおいて出力された値と当該積
    算値記憶部に記憶された値の和を計算する和計算ステッ
    プと、 前記和計算ステップにおいて計算された値の和を当該積
    算値記憶部に記憶させる積算値更新ステップと、を備え
    ることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載
    の確率過程の出力方法。
  13. 【請求項13】情報処理装置に、極限分布の密度関数が
    解析的に得られる関数である乱数列を複数出力する乱数
    出力工程と、 前記乱数出力工程において出力された複数の乱数列の同
    じ位置に含まれる乱数の和を正規化して出力する正規化
    出力工程と、 前記正規化出力工程において順次出力された値を積算
    し、積算された値を確率過程に含まれる結果値として順
    次出力する結果値出力工程と、を実行させるための確率
    過程出力プログラムを記録した情報処理装置読み取り可
    能な情報記録媒体。
  14. 【請求項14】前記乱数出力工程において出力される乱
    数列の極限分布の密度関数は、いずれも、[数9]に示
    す性質を有する関数ρ(・)であることを特徴とする請求
    項13記載の確率過程出力プログラムを記録した情報処
    理装置読み取り可能な情報記録媒体。 【数9】
  15. 【請求項15】前記乱数出力工程において出力される乱
    数列の個数はN であり、そのi 番目(ただし1≦i≦N )
    の乱数列がx(i,0), x(i,1), x(i,2), …である場合、前
    記正規化出力工程は、[数10]により得られる正規化
    した値の列v(0), v(1), v(2),…を出力し、前記結果値
    出力工程は、[数11]により得られる結果値の列L
    (0), L(1), L(2), …を出力することを特徴とする請求
    項14記載の確率過程出力プログラムを記録した情報処
    理装置読み取り可能な情報記録媒体。 【数10】 【数11】
  16. 【請求項16】前記乱数出力工程において出力される乱
    数列x(i,0), x(i,1), x(i,2), …は、[数12]により
    得られる関数f(・) を用いた漸化式x(i,t+1)=f(x(i,t))
    により得られることを特徴とする請求項14記載の確率
    過程出力プログラムを記録した情報処理装置読み取り可
    能な情報記録媒体。 【数12】
  17. 【請求項17】前記乱数出力工程は、 次に出力する乱数の値を記憶する複数の記憶部に記憶さ
    れた値をそれぞれ出力する出力工程と、 当該複数の記憶部に記憶された乱数の値に所定の関数を
    適用した結果をそれぞれ計算する計算工程と、 前記計算工程においてそれぞれ計算された結果を当該複
    数の記憶部にそれぞれ記憶させる更新工程と、 を含むことを特徴とする請求項13から16のいずれか
    に記載の確率過程出力プログラムを記録した情報処理装
    置読み取り可能な情報記録媒体。
  18. 【請求項18】前記結果値出力工程は、 積算した値を記憶する積算値記憶部に記憶された値を確
    率過程に含まれる結果値として出力する積算値出力工程
    と、 前記正規化出力工程において出力された値と当該積算値
    記憶部に記憶された値の和を計算する和計算工程と、 前記和計算工程において計算された値の和を当該積算値
    記憶部に記憶させる積算値更新工程と、を備えることを
    特徴とする請求項13から17のいずれかに記載の確率
    過程出力プログラムを記録した情報処理装置読み取り可
    能な情報記録媒体。
  19. 【請求項19】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
    スク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、また
    は、半導体メモリであることを特徴とする請求項13か
    ら18記載の確率過程出力プログラムを記録した情報処
    理装置読み取り可能な情報記録媒体。
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