JP2000310653A - 信号測定システムにおけるトリガ定義の自動記憶システム - Google Patents

信号測定システムにおけるトリガ定義の自動記憶システム

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JP2000310653A JP2000056452A JP2000056452A JP2000310653A JP 2000310653 A JP2000310653 A JP 2000310653A JP 2000056452 A JP2000056452 A JP 2000056452A JP 2000056452 A JP2000056452 A JP 2000056452A JP 2000310653 A JP2000310653 A JP 2000310653A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31903Tester hardware, i.e. output processing circuits tester configuration
    • G01R31/31912Tester/user interface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号測定システムにトリガ仕様を記憶させる
作業を容易にする。 【解決手段】 現行のトリガ仕様150に従ってデータ
信号を収集し記憶する信号測定システム100に用いら
れるシステム204であって、前記トリガ仕様150
に、トリガ定義209及びトリガ制御パラメータ207
が含まれていることと、前記現行トリガ仕様を記憶する
ために、オペレータ要求を含まない所定の記憶条件の発
生に応答して、現行トリガ仕様の指定部分316を自動
的に保管するように、そして、後続のリコールのための
所定数の前記指定トリガ仕様部分316に対する後続の
アクセスを可能にするように構成され、仕組まれている
こととを特徴とするシステムを開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、信号測定
システムに関するものであり、とりわけ、信号測定シス
テムへのトリガ仕様を記憶するシステムおよび方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】解析器及びテスタは、一般に、マイクロ
プロセッサ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、
読み取り専用メモリ(ROM)、及び、他の回路を組み
込んだ、複雑なデジタル電子/ソフトウェア装置及び集
積回路の開発、製造、及び、障害探索を助けるために利
用可能である。本明細書において一般に信号測定システ
ムと呼ばれるこうした解析器及びテスタには、とりわ
け、論理解析器、デジタル・オシロスコープ、プロトコ
ル解析器、マイクロプロセッサ・エミュレータ、ビット
・エラー・レート・テスタ、ネットワーク解析器が含ま
れている。論理解析器は、特に、このために誕生したも
のであり、ヒューレット・パッカード社、Tektro
nix社等のようないくつかの専門業者から市販されて
いる。
【0003】論理解析器は、オペレータが、テストを受
ける装置(DUT)のアドレス、データ、及び、制御ラ
インを進行するような、多数の論理信号(「信号」)か
らデジタル信号データを収集し、表示することを可能に
するデジタル・データ収集計器である。テストを受ける
装置には、上述のような1つ以上の個別実装装置、並び
に、他の回路及び装置を含むことが可能である。
【0004】信号は、チャネルと呼ばれるハードウェア
・ラインによってテストを受ける装置から収集される。
チャネルは、物理的に、一般にポッドと呼ばれるグルー
プにアセンブルすることが可能である。受信信号は、サ
ンプリングを施され、デジタル化されて、信号データを
形成する。デジタル化には、一般に、各論理信号サンプ
ルの電圧値と基準電圧しきい値を比較して、信号の論理
状態を判定することが含まれる。サンプリングは、サン
プリングを施される信号が論理状態が変化させる頻度に
従って、いくつかの選択されたレートの1つで行うこと
が可能である。結果得られる信号データは、サンプリン
グ・クロックの制御下において、一般にサイズが固定さ
れた信号データ・メモリに記憶される。データは、一般
に、連続した信号サンプルが、連続した記憶場所に記憶
されるように、順次記憶される。信号データ量のため、
信号データ・メモリは、一般に、ラップ・アラウンド・
バッファとして実施される。
【0005】別個に記憶され、後でディスプレイに提示
される信号データの一部の選択が、オペレータ定義トリ
ガ仕様によって決定される。トリガ仕様(トリガ・セッ
トアップとも呼ばれる)は、一般に、トリガ定義、及
び、まとめてトリガ制御パラメータと呼ばれる、また
は、ただ単にトリガ制御と呼ばれる、いくつかのパラメ
ータによって指定される。トリガ定義は、信号データが
記憶されることになる事象を識別する。トリガ制御は、
例えば、トリガ定義によって定義される事象と記憶すべ
き信号データの相対位置を含む捕捉信号データの特性を
識別する。次に、指定の事象の前後に生じる所定の量の
信号データが、後続の解析に備えて、メモリに記憶され
る。
【0006】トリガ・シーケンスとも呼ばれるトリガ定
義は、1つ以上のトリガ・シーケンス・レベルから構成
される。各シーケンス・レベルには、任意の数のトリガ
・ブランチを含むことが可能であり、各トリガ・ブラン
チは、それによって定義されるアクションを論理解析器
に実行させるブランチ条件を示す。こうした実行によっ
て、信号データが記憶されるか、または、後続のシーケ
ンス・レベルの処理がさらに実施される。信号データを
収集させる最終ブランチ条件は、一般に、トリガ条件と
呼ばれる。
【0007】ブランチ条件は、1つ以上の事象の発生に
よって指定される。事象は、立ち上がりまたは立ち下が
りエッジ、論理高または論理低信号状態等のような信号
の所定の特性または性質の発生と定義される。事象は、
内部タイマ、カウンタ等のような内部資源に基づいて定
義することも可能である。一般に、ブランチ条件は、同
時に、または、相対的時間順に発生するいくつかの事象
を指定する。
【0008】トリガ仕様の指定が済むと、オペレータ
は、測定を実施する、すなわち、信号サンプルの収集を
開始することが可能になる。信号データの収集が開始さ
れると、信号データと指定のトリガ定義との比較が行わ
れる。トリガ定義が満たされると、信号データは、指定
のトリガ制御に従って収集される。引き続き、信号デー
タの順次アクセスを行い、信号データを表示することが
可能である。
【0009】適正なトリガ定義の構成は、極めて複雑
で、時間のかかるものになる可能性がある。トリガ定義
を開発する一般的なアプローチは、任意の時間にトリガ
定義の個々の部分を構成し、テストすることである。各
部分が検査されるので、複雑な追加層が、以前に検査さ
れたトリガ定義に加えられる。例えば、オペレータは、
トリガ仕様の開発を単純なトリガ定義で開始し、データ
収集を実施し、収集したデータを検査することが多い。
結果が、予想通りであれば、オペレータは、トリガ定義
に別の部分、すなわち、ブランチまたは事象を追加し
て、さらに、所望の情報が収集されるように、トリガ定
義を定義する。ブランチ条件が、所望のように働かなけ
れば、オペレータは、所望の通りに働くことが分かって
いるトリガ定義に戻ろうと試みて、トリガ定義の最近の
追加部分の1つ以上を除去する。オペレータは、さら
に、次のブランチ条件を開発する別の試みを実施するこ
とが可能である。このプロセスは、トリガ定義の現行部
分が、複雑な追加層を加える前に予想した通りに働くま
で、繰り返される。
【0010】しかし、過去のいくつかの収集において、
トリガ定義のどのアスペクトが変化したか、どのブラン
チ条件によってデータの順次収集がなされたか等を思い
出すのは困難である場合が多い。いくつかの事象が追加
されたり、あるいは、以前の事象及び条件に修正が加え
られたりすることが多い。結果として、オペレータは、
過去の収集の評価にかなりの時間を費やすことが多くな
り、不可避的に、既に検査済みのトリガ定義の部分を開
発する以前の作業を繰り返すことになる。こうした作業
は、時間を浪費するだけではなく、トリガ・プロセスに
習熟していない初心者のオペレータが、より熟練したオ
ペレータからそれ以上の補助またはガイドを受けずに、
有効な収集の呼び出しを行うのを妨げることになる場合
が多い。これは、より熟練したオペレータが応じられな
い可能性があり、また、測定に関連した労働コストが大
幅に増大するので問題である。
【0011】解決法の1つは、所定の数の選択されたト
リガ仕様をメモリに記憶し、後でメモリから検索・取り
出しする機会をオペレータに与える、従来の論理解析器
において一般的な機能による支援を利用することであっ
た。一般に、こうした機能では、オペレータがいくつか
の明示的アクションを実施して、トリガ仕様を記憶する
ことが必要とされる。例えば、オペレータが、独立した
専用ボタン、ソフトキー、GUIボタン、または、メニ
ュー項目等の実施によってトリガ仕様保管機能を呼び出
さなければならないのが珍しいことではない。多くの場
合、オペレータは、まず、一連のソフト・キー・メニュ
ーまたはGUIウィンドウを操作して、この保管機能イ
ンターフェイスを納める適切な論理位置に到達しなけれ
ばならない。選択が済むと、オペレータは、保管すべき
トリガ仕様に名前または他の識別子を指定しなければな
らない。トリガ仕様の保管後、オペレータは、再び、ソ
フト・キー・メニューまたはGUIの操作を行って、追
加のトリガ定義の開発を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このプロセスは、初心
者のオペレータが利用するには困難であり、かつ、熟練
したオペレータにとっても不便で、混乱させられるもの
である。すなわち、初心者のオペレータは、特定のブラ
ンチ条件が予想通りに働かないことが分からなかった
り、あるいは、トリガ定義保管機能性の可用性を思い出
せない場合が多い。結果として、初心者のオペレータ
は、所望のデータを収集しない、また、オペレータが簡
単に回復することのできないトリガ仕様を不注意で生成
してしまうことが多い。従って、典型的な初心者のオペ
レータは、その成功が不確実な、トリガ仕様に対する別
の追加トリガ定義の開発をもう一度実施するためだけ
に、現行の非機能トリガ定義を編集して、問題のあるブ
ランチ条件を除去するのにかなりの時間と努力を費やす
ことになる。
【0013】このことは、より熟練したオペレータにと
っても、複雑なトリガ定義の開発を試みる際にも問題に
なる。熟練したオペレータは、保管されていないトリガ
定義を超えて相当の作業を進めてしまった後にそのトリ
ガ定義に戻りたいが、トリガ定義の複雑さのため、トリ
ガ定義の先行バージョンが保管されてから経過した時間
のため、あるいは、保管されていない場合には、定義の
生成のため、及び、追加または修正されたトリガ定義の
アスペクト数のため、そうすることができない状況に陥
る場合が多い。従って、一般に、従来の信号測定システ
ム、とりわけ、論理解析器のオペレータは、絶えず、ト
リガ定義開発プロセス中に、もう一度利用することを欲
するか必要とする可能性のある重要なトリガ定義を識別
するため、覚えていなければならないという課題を突き
つけられている。オペレータは、また、絶えず用心し
て、こうした重要なトリガ定義を保管しておくか、ある
いは、ある程度時間が経過してから、予測通りにデータ
を収集するトリガ定義のアスペクトと、収集しないトリ
ガ定義のアスペクトを弁別することができなければなら
ない。上述のように、こうした負担によって、論理解析
器の利用効率に悪影響が及ぶことになる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般に、トリ
ガ定義及びトリガ制御パラメータ(「トリガ制御」)を
含むトリガ仕様に従って、信号データを収集し、記憶す
る信号測定システムに用いられるシステム及び方法であ
る。本発明では、オペレータの明示的要求がなくても、
例えば、現行トリガ定義と、トリガ仕様の他の指定部分
を含むトリガ関連データ(「保管トリガ仕様」)がメモ
リに自動的に記憶される(「保管される」)。複数のこ
うした保管トリガ仕様は、後でメモリからの検索や取り
出し(「リコール」)に利用可能である。これによっ
て、オペレータは、現行トリガ定義が望ましくないと判
定すると、以前のトリガ定義バージョンに簡単に戻るこ
とが可能になる。トリガ仕様(またはその一部)の自動
記憶は、1つ以上の所定の事象に応答して行うことが可
能である。本発明の態様の1つでは、こうした所定の事
象に、トリガ定義が保管される、オペレータによるデー
タ収集の試みが含まれる。重要なのは、本発明のこの態
様は、データ収集に利用されるトリガ定義は、オペレー
タにとって潜在的に重要であるため、オペレータがトリ
ガ定義を保管する必要のあることを見越したものである
という点である。すなわち、本発明のこの態様は、呼び
出されるトリガ定義と所望のトリガ仕様の開発における
こうしたトリガ定義の重要性との間に固有の相関関係を
利用するものである。
【0015】以下では、本発明のいくつかの態様に関す
る要約が、要約される各態様のさまざまな実施態様に関
する要約と共に示される。もちろん、実施態様は、必ず
しも互いに包括的または排他的とは限らず、本発明の同
じ態様に関連して提示されるか、異なる態様態様に関連
して提示されるかに関係なく、不調和にならない、また
は、可能性のある別様の任意のやり方で組み合わせるこ
とが可能である。やはり言うまでもないことではある
が、本発明のこれら要約される実施態様は、単なる例証
のためのものであって、制限を加えるものではないとみ
なされる。
【0016】本発明の態様の1つでは、現行トリガ仕様
に従って信号データを収集し、記憶する信号測定システ
ムに用いられるシステムが開示される。このシステム
は、所定の記憶条件の発生に応答して、現行トリガ仕様
の指定部分を自動的に保管するように構成され、仕組ま
れている。所定の記憶条件には、現行トリガ仕様を記憶
するオペレータ要求は含まれない。このシステムによれ
ば、後続のリコールのために、所定の数の指定トリガ仕
様部分に対する後続のアクセスを行うことも可能にな
る。所定の記憶条件は、オペレータによるデータ収集の
試みが望ましい。
【0017】本発明のもう1つの態様では、トリガ仕様
に従って信号データを収集し、記憶する信号測定システ
ムに用いられる自動保管及びリコールシステムが開示さ
れる。このシステムは、オペレータに呼び出される要求
に応答して、現行トリガ仕様の既定の部分を自動的に記
憶し、オペレータが、オペレータによる後続のリコール
及び利用のために記憶されている所定の数の既定のトリ
ガ仕様部分にアクセスできるように構成され、仕組まれ
ている。
【0018】本発明のさらにもう1つの態様では、ユー
ザ・インターフェイス及びメモリ装置を備え、トリガ仕
様に従って信号データを収集して、記憶する、論理解析
器またはデジタル・オシロスコープのような信号測定シ
ステムに用いられる自動保管システムが得られる。この
自動保管システムは、そのシステムに操作可能に結合さ
れたメモリに、現行トリガ関連データを自動的に記憶す
る。所定の数のこうしたトリガ関連データが、後続のメ
モリからのリコールに備えて記憶される。
【0019】自動保管システムは、オペレータ・アクシ
ョンを明確に排除して、信号データを収集するオペレー
タの要求または所定の時間間隔の経過といったトリガ関
連データを記憶する所定の記憶条件の発生に応答して、
トリガ関連データを記憶する。トリガ関連データには、
オペレータの測定実行時において、ユーザ・インターフ
ェイスに現在表示されているトリガ・シーケンスを定義
する、現行トリガ定義のような現行トリガ仕様の一部を
含むことが可能である。トリガ関連データには、信号デ
ータが記憶される方法を定義する1つ以上の現行制御パ
ラメータを含むことも可能である。トリガ制御パラメー
タには、とりわけ、例えば、トリガ条件と記憶される信
号データの相対的位置、記憶条件の発生時に、メモリに
記憶されることになるある量の信号データを識別するメ
モリの深さ、または、記憶条件の発生時に、信号データ
にサンプリングを施し、記憶する頻度を識別するサンプ
ル・レートを含むことが可能である。
【0020】実施態様の1つでは、該システムには、所
定の記憶条件を定義する事象を識別する1つ以上の入力
を受信するように構成され、仕組まれた自動記憶コント
ローラが含まれている。自動記憶コントローラは、ま
た、1つ以上の受信事象が、所定の記憶条件の発生を表
示すると、メモリ装置のある領域にトリガ関連データを
記憶するように構成され、仕組まれている。該システム
には、複数のメモリ装置の領域の1つから領域記憶条件
の以前の発生に関連したオペレータ指定トリガ関連デー
タを検索(取り出し)し、検索したトリガ関連データを
ユーザ・インターフェイスに供給するように構成され、
仕組まれたリコール・コントローラも含まれている。
【0021】実施態様によっては、自動記憶コントロー
ラ及びリコール・コントローラによるアクセスが可能な
ポインタ・アレイを含むものもある。ポインタ・アレイ
には、それぞれ、前記複数のメモリ装置領域の1つを識
別する、ポインタが含まれている。ポインタ・アレイに
は、それぞれ、ポインタの1つに関連し、関連ポインタ
によって識別されるメモリ装置領域に記憶されているト
リガ関連データの記述を提供するトリガ名も含まれてい
る。トリガ名は、対応するトリガ関連データが記憶され
た関連順序を表示するのが望ましい。こうした実施態様
の場合、トリガ名が、対応するトリガ関連データが記憶
された相対的順序を反映するように、トリガ名とポイン
タ・アレイのポインタとの連関を維持する構成及び仕組
みを施されたポインタ・バッファ・コントローラを含む
ことも可能である。
【0022】本発明の別の態様では、トリガ定義及び1
つ以上のトリガ制御パラメータを含むトリガ仕様に従っ
て信号データを収集し、記憶する信号測定システムにお
いて、自動的にトリガ定義を保管し、後でリコールする
ための方法が開示される。この方法には、1)所定の数
の最近の信号収集要求に応答して、自動的に現行トリガ
定義を記憶するステップと、2)所定の数の以前に記憶
されたトリガ定義を提供するステップが含まれている。
この方法には、a)メモリ装置のある領域にトリガ定義
を記憶するステップと、b)トリガ定義が記憶されてい
るメモリ領域、及び、それぞれ、対応するトリガ定義に
関連し、その識別を行う名前に対するポインタが記憶さ
れているポインタ・アレイを更新して、現行トリガ定義
の記憶を反映するステップも含むことが望ましい。
【0023】実施態様によっては、ステップ1)に、
a)トリガ定義の記憶に関連したオペレータの呼び出し
及び他のオペレータ・アクションを明示的に排除する自
動記憶条件を識別するステップと、b)トリガ定義の記
憶に十分なサイズのシステム・メモリ領域を割り当てる
ステップと、c)割り当てられたメモリ領域にトリガ定
義を記憶するステップと、d)割り当てられたメモリ領
域を指示するポインタをポインタ・アレイにセットする
ステップを含むものもある。実施態様によっては、ステ
ップ2)に、a)特定のトリガ定義をリコールするオペ
レータ要求を受信するステップと、b)現行トリガ定義
と選択された記憶されているトリガ定義を等しいと定義
するステップを含むものもある。ステップb)の前に、
ユーザ・インターフェイスに対するスクリーン更新を阻
止するステップc)、及び、ステップb)の後、スクリ
ーン更新を可能にするステップd)を実施するのが望ま
しい。
【0024】本発明のもう1つの態様では、トリガ仕様
に従って、自動的にトリガ関連データを保管し、リコー
ルする方法が開示される。この方法には、1)オペレー
タの呼び出し及びトリガ定義の記憶に関連した他のアク
ションを明示的に排除する所定の記憶条件の発生に応答
して、メモリ装置に少なくともトリガ定義を含むトリガ
関連データを自動的に記憶するステップと、2)それぞ
れ、所定の記憶条件の以前の発生に応答して記憶されて
いる、所定の数の以前に記憶されたトリガ関連データを
ユーザ・インターフェイスに表示するステップと、3)
オペレータによって識別された所定の数の以前に記憶さ
れたトリガ関連データの1つをメモリから検索・取り出
しするステップと、4)現行トリガ仕様を更新して、検
索されたトリガ関連データを含めるステップが含まれて
いる。
【0025】本発明のさらにもう1つの態様では、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェイスを備え、トリガ仕
様に従って信号データの収集及び記憶を行う信号測定シ
ステムにおいて、自動的にトリガ関連データを保管し、
リコールするための方法が開示される。この方法には、
1)グラフィカル・ユーザ・インターフェイスにユーザ
対話式トリガ定義編集領域を表示するステップと、2)
トリガ定義編集領域に表示されたトリガ定義を備える現
行トリガ仕様に対するオペレータの入力を受信するステ
ップと、3)信号収集要求が発生すると、トリガ編集領
域に表示されたトリガ定義を含む現行トリガ定義をメモ
リに記憶するステップと、4)以前に記憶されたトリガ
仕様の表示をグラフィカル・ユーザ・インターフェイス
に表示するステップが含まれている。実施態様によって
は、この方法に、さらに、5)特定のトリガ関連データ
を識別するグラフィカル選択入力を受信するステップ
と、6)選択されたトリガ関連データを検索・取り出し
するステップと、7)現行トリガ定義のトリガ定義編集
領域に、検索されたトリガ関連データに含まれるトリガ
定義を表示するステップを含むものもある。
【0026】本発明のもう1つの態様では、ユーザ・イ
ンターフェイスとメモリ装置を備え、トリガ仕様に従っ
て信号データを収集し、記憶する信号測定システムに用
いられる、自動保管システムが開示される。このシステ
ムは、信号データを収集するオペレータ要求の発生に応
答して、システムに操作可能に結合されたメモリに現行
トリガ仕様を自動的に記憶し、かつ、メモリからの後続
のリコールに備えて、所定の数のトリガ仕様を記憶する
ように構成され、仕組まれている。このシステムには、
所定の記憶条件を定義する事象を識別する1つ以上の入
力を受信し、1つ以上の受信した事象が、所定の記憶条
件の発生を表示している場合、メモリ装置のある領域に
トリガ関連データを記憶するように構成され、仕組まれ
た自動記憶コントローラが含まれている。このシステム
には、メモリ装置の領域からオペレータの指定してトリ
ガ関連データを検索・取り出しして、検索したトリガ関
連データをユーザ・インターフェイスに提供するように
構成され、仕組まれたリコール・コントローラも含まれ
ている。
【0027】本発明のこの態様に関する実施態様によっ
ては、このシステムに、さらに、自動記憶コントローラ
及びリコール・コントローラに操作可能に結合されたポ
インタ・アレイが含まれているものもある。ポインタ・
アレイには、所定数の以前の信号収集要求に応答して保
管されたトリガ仕様が記憶されているメモリ装置の領域
に対するポインタが含まれている。ポインタ・アレイに
は、それぞれ、関連するポインタに対応するトリガ仕様
が保管された相対的順序を識別するトリガ名も含まれて
いる。この実施態様の実施例によっては、トリガ名が、
対応するトリガ関連データが記憶された相対的順序を反
映するように、トリガ名とポインタ・アレイのポインタ
との連関を維持する構成及び仕組みを施されたポインタ
・バッファ・コントローラを含むものもある。
【0028】本発明のさまざまな実施態様によって、い
くつかの利点が得られ、従来の技法のいくつかの欠点が
克服される。本発明の実施態様の全てが、同じ利点を共
有するわけではなく、また、同じ利点を共有する実施態
様が、あらゆる状況下においてそれを共有することはで
きない。これは、すなわち、本発明によれば、オペレー
タによる呼び出しまたは介入を全くなくして、潜在的に
重要な可能性のあるトリガ定義を表す事象のような所定
の事象が発生すると、自動的に、トリガ定義、トリガ仕
様のより大きい部分、または、他のトリガ関連データを
記憶するという顕著な利点を含む数多くの利点が得られ
るということである。この結果、初心者または熟練者の
オペレータがトリガ仕様を生成する効率が大幅に向上す
る。
【0029】本発明のその他の特徴及び利点、並びに、
本発明のさまざまな実施態様の構造及び動作について
は、添付の図面に関連して詳細に後述する。図面中、同
様の参照番号は、同一か、機能的に同様の構成要素を表
している。さらに、参照番号の最も左の1つまたは2つ
の数字は、その参照番号が始めて現れる図面を識別す
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、トリガ定義及び1つ以
上のトリガ制御パラメータ(「トリガ制御」)を含む、
トリガ仕様に従って信号データの収集及び記憶を行う信
号測定システムに用いられるシステム及び方法である。
本発明では、オペレータの呼び出し及び他の係わりを伴
わずに、トリガ定義及び現行トリガ仕様の他の指定部分
を含むトリガ関連データ(「保管トリガ仕様」)をメモ
リに自動的に記憶(「保管」)する。複数のこうした保
管トリガ仕様は、後で、メモリからの検索または取り出
し(「リコール」)に利用可能である。これによって、
オペレータは、現行トリガ定義が望ましくないと判定す
ると、先行バージョンのトリガ定義に簡単に戻ることが
可能になる。トリガ仕様(またはその一部)の自動記憶
は、1つ以上の所定の事象に応答して行うことが可能で
ある。本発明の態様の1つでは、こうした事象に、オペ
レータによるデータ収集の試みが含まれる。重要なの
は、本発明のこの態様は、データ収集に利用されるトリ
ガ定義はオペレータにとって潜在的に重要であるため、
オペレータがトリガ定義を保管する必要のあることを見
越したものであるという点である。すなわち、本発明の
この態様は、呼び出されるトリガ定義と所望のトリガ仕
様の開発におけるトリガ定義の重要性との間に固有の相
関関係を利用するものである。
【0031】上述のように、本発明は、トリガ仕様に従
って信号データを収集する任意の信号測定システムで実
施することが可能である。本発明の態様については、典
型的な信号測定システムである、論理解析器に関連して
解説することにする。図1は、こうした論理解析器の機
能ブロック図である。
【0032】論理解析器100は、一般に、信号の論理
レベル対時間の観点から多種多様な信号を収集し、解析
し、表示する。図1に示す例証となる実施態様では、論
理解析器100には、高レベルのコンピュータ・プログ
ラミング言語を利用してプログラム可能な汎用コンピュ
ータ・システムと、信号収集、解析、及び、表示機能を
実施するために特別にプログラムされた専用ハードウェ
アが含まれている。下記の説明から明らかになるよう
に、本発明は、オン・ボード・プロセッサ、ASIC、
ファームウェア、ハードウェア、または、その組み合わ
せにおいて働く専用プログラムといった他の環境で実施
することも可能である。
【0033】論理解析器100には、プロセッサ10
2、システム・メモリ104、入力/出力(I/O)カ
ード106、ハード・ディスク・ドライブ、フロッピ・
ディスク・ドライブ等のような記憶装置105が含まれ
ている。解析器100には、キーボード108、ポイン
ティング装置110、及び、ディスプレイ112のよう
な1つ以上のユーザ入力/出力装置を含むことも可能で
ある。システム・メモリ104は、他のコンピュータ読
み取り可能プログラム及びデータに加えて、プログラム
命令の記憶に用いられる。望ましい実施態様の場合、シ
ステム・メモリ104には、ランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)が含まれている。ディスプレイ112は、
陰極線管が望ましく、論理的または物理的に、画素(ピ
クセル)アレイに分割される。入力/出力(I/O)イ
ンターフェイス・カード106は、モデム・カード、ネ
ットワーク・インターフェイス・カード、サウンド・カ
ード等とすることが可能である。
【0034】プロセッサ102は、一般に、ヒューレッ
ト・パッカード社製のPA−RISCプロセッサ、イン
テル社製のペンティアム・マイクロプロセッサ、また
は、モトローラ社製PowerPC及び68000シリ
ーズ・マイクロプロセッサのような市販のプロセッサで
ある。他の多くのプロセッサも利用可能である。こうし
たプロセッサは、マイクロソフト社製のウィンドウズ・
オペレーティング・システムの各種バージョン、Nov
ell社から入手可能なNetWareオペレーティン
グ・システム、Sun Microsystems社、
ヒューレット・パッカード社、及び、AT&Tといった
多くの専門業者から入手可能なUnixオペレーティン
グ・システムのような、グラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェイス(GUI)116及びウィンドウ機能システ
ムをもたらす、オペレーティング・システム114と呼
ばれるプログラムを実行する。オペレーティング・シス
テム114は、論理解析モジュール140のソフトウェ
ア実施態様のような他のコンピュータ・プログラムの実
行を制御し、スケジューリング、入力・出力制御、ファ
イル及びデータ管理、メモリ管理、及び、通信制御及び
関連サービスを施す。プロセッサ102及びオペレーテ
ィング・システム114は、一般に、高レベル・プログ
ラミング言語によるアプリケーション・プログラムが書
かれる可能性のある、点線のブロック101で示された
コンピュータ・プラットフォームを形成する。論理解析
器100の機能構成要素は、システム・バス120を介
して互いに通信を行う。
【0035】信号収集モジュール122には、テストを
受ける装置131からの論理信号にサンプリングを施し
て、デジタル化する回路要素及びソフトウェアが含まれ
ている。信号収集モジュール122は、チャネル130
を介してテストを受ける装置131から論理信号を受信
する。信号収集モジュール122には、論理信号152
を受信して、デジタル化するデータ・サンプリング検出
器138が含まれている。論理信号152のサンプル
は、規則正しい時間間隔で得られるのが望ましい。時間
間隔は、オペレータの指定を受けるか、または、DUT
131によって発生するクロック信号のような、テスト
を受ける装置131から受信する論理信号152の1つ
と同期することが可能である。信号データ154は、論
理信号152のサンプリングを施され、デジタル化され
た表現である。信号データ収集モジュール122には、
データ・サンプリング検出器138から信号データ15
4を受信し、一時的に記憶するバッファ132も含まれ
ている。
【0036】トリガ・シーケンサ134は、オペレータ
によって定義されるトリガ仕様150に基づき、後続の
記憶及び表示に備えて、信号データ154の一部を選択
する。上述のように、トリガ仕様150は、一般に、2
つのパラメータ、すなわち、信号データを記憶すること
になる事象を識別するトリガ定義と、トリガ定義によっ
て定義される事象の相対位置を識別するトリガ位置によ
って指定される。トリガ・シーケンサ134は、指定の
事象の前後に発生する所定の量の信号データをメモリに
記憶する。トリガ・シーケンサ134によって、スイッ
チ136にスイッチ制御159が施される。スイッチ1
36によって、バッファ132からデータ記憶メモリ1
42へサンプル論理信号154を送ることが可能にな
る。
【0037】論理アナライザ100には、ビデオ・ディ
スプレイ・コントローラ126も含まれている。コンピ
ュータ・プラットフォーム101は、標準的なウィンド
ウズ・アプリケーション・プログラム・インターフェイ
ス(API)を利用して、ビデオ・ディスプレイ・コン
トローラ126を駆動し、ビデオ・ディスプレイ・コン
トローラ126の制御下にあるディスプレイ112によ
って、論理解析モジュール140からのデータをオペレ
ータに表示する。
【0038】論理解析器140には、オペレータが、チ
ャネル130に生じる所望の信号及びバス情報を収集す
るために、トリガ仕様の生成及び修正を行うことができ
るようにするトリガ・マネージャ180が含まれてい
る。トリガ・マネージャ180によって、オペレータ
は、後続の利用及び修正に備えて、こうしたトリガ仕様
を記憶し、記憶したトリガ定義をリコールすることも可
能になる。
【0039】図2は、トリガ・マネージャ180の実施
態様の1つに関するブロック図である。トリガ・マネー
ジャ180には、図示のように、主として、4つの機能
サブシステムまたはコンポーネントが含まれている。す
なわち、トリガ・マネージャ180には、例示の実施態
様においてグラフィカル・ユーザ・インターフェイス1
16として実施されるユーザ・インターフェイスを介し
て、ユーザがトリガ仕様を開発することを可能ならしめ
るトリガ開発サブシステム204が含まれている。トリ
ガ・シーケンサ・サブシステム202が、トリガ開発サ
ブシステム204からトリガ・シーケンス205を受信
し、トリガ制御システム206から受信したトリガ制御
情報207を利用して、トリガ・シーケンス205を解
釈する。トリガ・シーケンサ206は、信号収集モジュ
ール122を制御するのに適したトリガ定義信号211
を発生する。
【0040】トリガ制御サブシステム206は、オペレ
ータによる収集データの特性指定を可能にし、こうした
トリガ制御207を信号収集モジュール122に供給す
る。トリガ制御207には、例えば、カウント及び記憶
の認定227、228、サンプル・レート229、メモ
リ深さ231、及び、トリガ位置233が含まれる。こ
れらのトリガ制御情報は、当該技術において周知のもの
とみなされる。自動保管及びリコール・サブシステム2
08によって、トリガ仕様の自動及びオペレータ呼び出
し、並びに、後続利用及び修正のためのこうしたトリガ
仕様のリコールが可能になる。自動保管及びリコール・
サブシステム208は、記憶されているトリガ仕様22
3をトリガ開発サブシステム204に送って、グラフィ
カル・ユーザ・インターフェイス116に表示する。
【0041】図3は、図2に関連して上述の自動保管及
びリコール・サブシステム208の実施態様の1つに関
する主コンポーネントを例示した機能ブロック図であ
る。上述のように、自動保管及びリコール・サブシステ
ム208は、オペレータ要求以外の所定の条件(本明細
書では「所定の記憶条件」と呼ばれる)が発生すると、
現行トリガ仕様(またはその一部)を自動的に記憶す
る。こうした所定の記憶条件は、1つ以上の事象の発生
によって定義することが可能である。望ましい実施態様
の1つにおいて、こうした所定の条件は、オペレータの
測定実施、すなわち、収集実行要求である。重要なこと
は、本発明のこの態様は、オペレータが、データの収集
に利用される全てのこうしたトリガ仕様を保管すること
によって、現行トリガ仕様を保管する必要のあることを
見越したものである。本発明のこの態様については、さ
らに詳細に述べることにする。
【0042】自動保管及びリコール・サブシステム20
8には、一般に、ユーザ・インターフェイス(UI)・
インターフェイス・コントローラ304を介してグラフ
ィカル・ユーザ・インターフェイス116と通信を行う
自動記憶コントローラ302及びリコール・コントロー
ラ306が含まれている。この例示の実施態様の場合、
自動記憶コントローラ302は、収集実行要求215が
発生すると、現行トリガ仕様150を記憶する。リコー
ル・コントローラ306は、メモリ104に記憶されて
いる指定のトリガ仕様316を検索・取り出しし、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェイスを介してトリガ開
発サブシステム202に送る。トリガ開発サブシステム
202への組み込みが済むと、オペレータは、検索され
たトリガ仕様316に編集または別様の修正を施すこと
が可能になる。
【0043】自動記憶コントローラ302及びリコール
・コントローラ306は、メモリ104に記憶されてい
るトリガ仕様316に対するポインタ314を記憶して
いるポインタ・アレイ310にアクセスする。ポインタ
・アレイ310には、トリガ仕様名(「名前」)312
も記憶されている。各名前312によって、関連ポイン
タ314の記述が得られる。例示の実施態様の場合、図
3に示す3つの具体例としてのトリガ仕様316A、3
16B、及び、316Cによって明示されているよう
に、メモリ104には、複数のトリガ仕様316が記憶
されている。こうしたトリガ仕様316は、順次記憶さ
れている、すなわち、それぞれ、所定の記憶条件が生じ
たある以前の時点において「現行(current)」トリガ仕
様であった。こうした実施態様の場合、名前312は、
対応するトリガ仕様316が記憶された相対的順序を識
別することによって関連するトリガ仕様316を識別す
る。
【0044】ポインタ・バッファ・コントローラ308
は、自動記憶コントローラ302とポインタ・アレイ3
10の間に操作可能に挿入されている。ポインタ・バッ
ファ・コントローラ308は、アレイ310における名
前312とポインタ314の間の連関を維持して、名前
312が、対応するトリガ仕様316とその関連ポイン
タ314が記憶された順序を適正に反映するようにす
る。
【0045】次に、もう一度図3を参照して、本発明の
特定の実施態様についてさらに詳細に述べることにす
る。既述のように、自動記憶コントローラ302は、収
集実行要求215が発生すると、現行トリガ仕様150
を記憶し、ユーザ・インターフェイス(UI)・インタ
ーフェイス・コントローラ304を利用して、グラフィ
カル・ユーザ・インターフェイス116との通信を行
う。図3に示すように、また、上述のように、トリガ仕
様150には、トリガ制御207とトリガ定義209が
含まれており、その両方とも、図示のように、自動記憶
コントローラ302によって受信される。
【0046】例示の実施態様の場合、自動記憶コントロ
ーラ302は、収集実行要求に応答して、現行トリガ仕
様150を記憶する。こうした要求は、図示のように、
図2に関連して上述の収集要求215として、グラフィ
カル・ユーザ・インターフェイス116によって発生す
る。例示の実施態様の場合、UIインターフェイスの働
きは、UIインターフェイス・コントローラ304にお
いて統合される。当該明細書の他のところで詳述される
他のユーザ・インターフェイスの働きを実施する以外
に、UIコントローラ304は、収集実行信号215の
受信に応答して、収集実行信号303を発生する。収集
実行信号215は、オペレータによる測定の呼び出しに
応答して、グラフィカル・ユーザ・インターフェイス1
16によって発生する。こうした呼び出しは、メニュー
項目、専用ボタン、アイコン等を図形選択することによ
って生じさせることが可能である。グラフィカル・ユー
ザ・インターフェイス116以外のユーザ・インターフ
ェイスを組み込んだ実施態様の場合、オペレータは、ソ
フトキー選択項目、専用ボタン、または、他のメカニズ
ムを介して測定の実施を呼び出すことも可能である。
【0047】本発明の態様の1つでは、上記自動記憶及
びリコール能力によって、手動記憶能力が補足される。
例えば、自動記憶コントローラ302は、グラフィカル
・ユーザ・インターフェイス116によって生じた同様
の信号217に応答してUIインターフェイス・コント
ローラ304が発生する保管信号301に応答し、現行
トリガ仕様150の記憶も行う。グラフィカル・ユーザ
・インターフェイス116は、オペレータが現行条件の
保管を明示的に要求するのに応答して、手動保管信号2
17を発生する。
【0048】収集実行信号303、及び、例示の実施態
様では、保管要求301を受信すると、自動記憶コント
ローラ302は、現行トリガ仕様316として、トリガ
制御207及びトリガ定義209をメモリ104に記憶
する。自動記憶コントローラ302は、要求221の発
生によって、オペレーティング・システム114から十
分な量のメモリの要求を発生する。こうした要求に応答
して、オペレーティング・システム114は、ポインタ
223をメモリ104の割り当てられた領域に戻す。
【0049】所定の記憶条件が発生すると、自動記憶コ
ントローラ302は、現行トリガ仕様150をメモリ1
04に送り、ポインタ223で始まる記憶領域に記憶す
る。現行トリガ仕様150の全てまたは一部は、メモリ
104に「トリガ仕様」316として記憶される。次
に、ポインタ223は、ポインタ・バッファ・コントロ
ーラ308に送られて、ポインタ・アレイ310に記憶
される。ポインタ・バッファ・コントローラ308につ
いては、詳細に後述する。
【0050】代替実施態様の場合、選択された所定の記
憶条件には、収集実行要求以外の事象を含むことも可能
である。例えば、本発明の代替実施態様の1つでは、自
動記憶コントローラ302は、周期的に、すなわち、あ
る所定の時間間隔で現行トリガ定義209及びトリガ制
御207を記憶する。こうしたアプローチは、トリガ仕
様の所望の部分に記憶するのに必要なアクションを忘れ
ずに実施することをオペレータに要求する必要がないと
いう特性を上記アプローチと共有している。これらのア
プローチは、所望のトリガ・シーケンスの開発において
オペレータの集中を妨げないという利点も共有してい
る。
【0051】図4には、メモリ104に記憶される典型
的なトリガ仕様316が例示されている。既述のよう
に、現行トリガ仕様150には、トリガ定義209とト
リガ・コントローラ207が含まれている。例示の実施
態様では、これのそれぞれが、本発明の態様に従ってメ
モリ104に自動的に記憶されるトリガ仕様316に含
まれている。
【0052】現行トリガ定義209は、既述のように、
オペレータによる測定の実行時に、グラフィカル・ユー
ザ・インターフェイス116に現在表示されているトリ
ガ・シーケンスである。さらに、いくつかのトリガ制御
パラメータすなわちトリガ制御207が、トリガ仕様3
16の一部として記憶されている。例示の実施態様の場
合、トリガ制御207には、記憶されるトリガ条件と信
号データの相対的位置を定義するトリガ位置233が含
まれている。さらに、メモリ深さパラメータ231が、
トリガ制御207の一部として記憶されている。メモリ
深さ231によって、トリガ条件の発生時に記憶される
ことになる信号データ量が識別される。サンプル・レー
ト・パラメータ229によって、信号データがサンプリ
ングされ、記憶される頻度が識別される。カウント認定
パラメータ227によって、トリガ制御207に含むこ
とが可能なタグ付け情報が与えられる。記憶認定パラメ
ータ228によって、サンプル値データを記憶すべき
か、または、廃棄すべきかを判定するため、サンプル値
データに適用される基準が識別される。
【0053】通常の当該技術者には当然明らかなよう
に、トリガ仕様316には、異なるトリガ制御207ま
たは追加トリガ制御207を含むことが可能である。さ
らに、言うまでもなく、トリガ仕様316には、図4に
示すデータの所定の部分を含むことが可能である。例え
ば、トリガ仕様316には、トリガ定義209だけしか
含まれず、全てのトリガ制御207が排除される場合も
ある。あるいはまた、それぞれに異なる記憶条件の発生
時に、トリガ仕様150の特定部分を選択的に記憶する
フィルタを含むことも可能である。例えば、第1の記憶
条件の発生に応答して、トリガ定義209が記憶され、
第2の記憶条件の発生に応答して、トリガ仕様150全
体が記憶される。
【0054】図5には、ポインタ・アレイ310の実施
態様の1つが示されている。既述のように、ポインタ・
アレイ310には、メモリ104におけるトリガ仕様3
16に対するポインタ314、並びに、例示の実施態様
の場合、関連トリガ仕様316が記憶された入力順を識
別する対応する名前312が記憶される。通常の当該技
術者には明らかなように、メモリ104には、任意の数
のトリガ仕様316を記憶することが可能であり、従っ
て、ポインタ・アレイ310には、任意の数のポインタ
314と、対応する名前312を含むことが可能であ
る。
【0055】例示の実施態様の場合、nのポインタ31
4、すなわち、ポインタ1、ポインタ2、ポインタ
3、...ポインタnが存在する。最近保管されたトリ
ガトリガ仕様316は、ポインタ1によって識別される
記憶場所に記憶されている。図5に示すように、このポ
インタ1に関連した名前は、この記憶場所に記憶された
関連トリガ仕様316A(図3)が、最近データ収集の
ために実施されたトリガ仕様であることを意味する「前
回の実行」である。
【0056】ポインタ2は、ポインタ1の記憶場所にト
リガ仕様316Aより前に記憶されていたトリガ仕様3
16B(図3)を記憶する記憶場所に対するポインタで
ある。従って、ポインタ2に関連した名前312は、
「2回前の実行」である。換言すれば、ポインタ2によ
って識別される記憶場所に記憶されたトリガ仕様316
Bは、最近のデータ収集より前に、データ収集のために
実施されたトリガ仕様である。同様に、ポインタ3は、
「3回前の実行」において発生したトリガ仕様316C
(図3)が記憶されている記憶場所を識別する。代替実
施態様の場合、トリガ仕様316が記憶されている相対
的順序を識別するためではなく、例えば、データ収集の
状況といった他の特性を識別するために、名前312を
つけることが可能である。
【0057】既述のように、ポインタ・バッファ・コン
トローラ308は、アレイ310における名前312と
ポインタ314の連関を維持して、名前312が、トリ
ガ仕様316及び関連ポインタ314が記憶された入力
順を適正に反映するようにする。実施態様の1つでは、
ポインタ・バッファ・コントローラ308は、自動記憶
コントローラ302によって、新たな現行トリガ仕様3
16が記憶されると、表示名312に関連したポインタ
314を更新する。この例示の実施態様では、ポインタ
・アレイ310は、最近のデータ収集の発生を反映する
ように、各名前312に関連したポインタ314を更新
するポインタ・バッファ・コントローラ308によって
動的に管理される。
【0058】すなわち、ポインタn−1は、ポインタn
にコピーされるので、どうしても、ポインタnは上書き
または廃棄されることになる。例えば、図5に示すポイ
ンタ・アレイ310に言及すると、ポインタ3がポイン
タnにコピーされる。同様に、ポインタ2はポインタ2
にコピーされ、ポインタ1はポインタ2にコピーされ
る。次に、ポインタ223がポインタ1として保管され
る。この結果、トリガ仕様316を移動させることな
く、あるいは、グラフィカル・ユーザ・インターフェイ
ス116に表示された名前312に干渉することなく、
迅速かつ簡単に、ポインタ・アレイ310が動的に更新
される。換言すれば、ポインタ・バッファ308は、ポ
インタ314をシフトして、関連トリガ仕様316が記
憶された入力順序を正確に反映する名前312と関連さ
せることによって、ポインタ・アレイ310が動的に更
新される。
【0059】本解説から容易に明らかになるはずである
が、ポインタ・バッファ・コントローラ308は、名前
312によって相対的順序が付けられるので、ただ単
に、名前312とポインタ314の適正な連関を保証す
るだけである。既述のように、ポインタ314は、処理
されるデータ量を減少させ、同時に、グラフィカル・ユ
ーザ・インターフェイス116との一貫したインターフ
ェイスを維持するため、名前312に対して動的に割り
当てられる。代替実施態様では、グラフィカル・ユーザ
・インターフェイス116が所定の数の以前に記憶され
たトリガ仕様316の表示を行い、示された表示とトリ
ガ・シーケンスとの適正な連関が維持されることを保証
するため、他の技法を実施することも可能である。例え
ば、代替実施態様では、自動記憶コントローラ302に
よって追加トリガ仕様316が記憶される通りに、名前
312を再配列することも可能である。
【0060】既述のように、リコール・コントローラ3
06は、オペレータが指定した記憶されているトリガ仕
様316を検索・取り出しし、グラフィカル・ユーザ・
インターフェイス116を介して、トリガ開発システム
202に提供する。詳細に後述するように、オペレータ
は、グラフィカル・ユーザ・インターフェイス116に
よって選択を行い、特定のトリガ仕様316が編集のた
めリコールされるようにする。この選択の結果、グラフ
ィカル・ユーザ・インターフェイス116によって、U
Iインターフェイス・コントローラ304が受信するリ
コールトリガ仕様235が発生することになる。UIイ
ンターフェイス304は、リコール・コントローラ30
6によって受信されるリコール(バッファ#)信号30
7を発生する。リコール要求307は、ポインタ・アレ
イ310にアクセスして、識別されたトリガ仕様に関連
したポインタ314を検索・取り出しすることによっ
て、識別されたバッファ番号(1番、2番、3番等)を
メモリに記憶されたトリガ仕様316に変換する。例え
ば、オペレータが3番のトリガ仕様を選択すると、リコ
ール・コントローラ306は、ポインタ・アレイ310
にアクセスし、選択されたトリガ仕様を「3回前の実
行」が保管されたものとして識別する、名前312に関
連したポインタ3を検索・取り出しする。リコール・コ
ントローラ306は、メモリの識別された記憶場所にア
クセスして、その記憶場所のトリガ仕様316Cを検索
・取り出しし、記憶されていたトリガ仕様305とし
て、トリガ仕様316をUIインターフェイス・コント
ローラ304に送り、さらに、UIインターフェイス・
コントローラが、そのデータをGUI116に供給し
て、表示させる。
【0061】図6には、オペレータによるトリガ仕様の
自動及び手動保管が可能な本発明の実施態様の1つに基
づくグラフィカル・ユーザ・インターフェイス・ディス
プレイが示されている。図6に示すように、ディスプレ
イ600には、それぞれ、論理解析器100の主機能に
関連した、タブ式ウィンドウが設けられている。この例
示の実施態様の場合、タブの第1層602が、ディスプ
レイ600の上部に示されている。トリガ関連操作は、
「trigger」タブ606によって簡単に見つか
り、その図形選択によって、その全てが、論理解析器1
00におけるトリガ開発に関連した、タブの第2層60
4が表示される。
【0062】層604における「save/recal
l」タブ608を選択すると、保管/リコールウィンド
ウ610が表示される。本発明の例証となる実施態様に
関連した表示が、ウィンドウ610において見つかる。
保管/リコールウィンドウ610は、主として2つの領
域、すなわち、トリガ定義領域614とトリガ保管/リ
コール制御領域626に分割される。トリガ定義領域6
14によって、トリガ定義の入力及び編集を行う対話環
境がオペレータに与えられる。多くのこうした対話式ト
リガ定義開発ウィンドウが可能であり、任意の既知のア
プローチを利用することが可能である。図6に示す実施
態様の場合、「store rangeuntill p
attern occurs」トリガ機能が、現行トリ
ガ定義として表示される。
【0063】トリガ保管/リコール制御領域626で
は、表示された「Trigger definitio
n」と題するテキスト・フィールドに隣接して、保管ボ
タン616とリコール・ボタン618が設けられてい
る。オペレータが保管ボタン616を図形選択すると、
自動記憶及びリコール・サブシステム208が、トリガ
定義領域614に表示された現行トリガ定義を保管す
る。本発明の例証となる実施態様のこの機能について
は、図7に関連してさらに詳細に後述する。
【0064】リコール・ボタン618によって、オペレ
ータは、メモリ104から以前に記憶されたトリガ仕様
316を呼び出すことが可能になる。リコール・ボタン
618を選択すると、本明細書において、記憶トリガ仕
様ポップ・アップ・メニュー620と呼ばれる、ポップ
・アップ・メニューが表示される。
【0065】ポップ・アップ・メニューには、メモリ1
04に記憶された、あるいは、記憶されている可能性の
あるトリガ仕様名のリスト623が含まれている。本発
明が手動保管システムを補足するものとして設けられる
本発明の態様では、望ましいアプローチは、単一場所に
おいて、検分及び選択のため、保管されているトリガ仕
様の全てをオペレータに提供することである。トリガ仕
様リスト623自体が、2つのサブリスト、すなわち、
自動的に記憶されたトリガ仕様のサブリスト622及び
手動で記憶されたトリガ仕様のサブリスト624に分割
される。図6に示すように、本発明のこの実施態様で
は、5つのトリガ仕様を自動的に記憶し、10のトリガ
仕様を手動で記憶することが可能である。
【0066】自動的に記憶されたトリガ仕様サブリスト
622に表示されたトリガ仕様名は、図3及び5に関連
して上述の仕様名である。すなわち、自動的に保管され
たトリガ仕様に付与された省略時名によって、トリガ仕
様が保管された相対的入力順序が識別される。
【0067】手動で記憶されたトリガ仕様サブリスト6
24に例示の名前は、省略時には、さらに詳細に後述す
るが、図示のように「MEM #n−Empty」とな
り、オペレータがトリガ仕様を手動で保管する際、この
名前を修正することが可能である。図6に例示の実施態
様の場合、こうしたトリガ仕様は手動で保管される。従
って、サブリスト624には、10のこうした省略時名
が示されている。
【0068】ポップ・アップ・メニュー620が表示さ
れると、オペレータは、メモリ104に以前に記憶され
た所望のトリガ仕様をリコールすることが可能になる。
所望のトリガ仕様を図形選択するため、オペレータに与
えられるメカニズムが、ハイライト・バー628であ
る。既知のグラフィカル・ユーザ・インターフェイス技
法によれば、オペレータは、ハイライト・バーを操作し
て、所望のトリガ仕様名を強調表示し、選択することが
できる。こうした操作によって、保管/リコール・ディ
スプレイ・ウィンドウ610のトリガ定義領域614
に、選択されたトリガ仕様のトリガ定義を表示すること
が可能になる。さらに、現行トリガ制御は、選択された
トリガ仕様に記憶されているトリガ制御によって更新さ
れる。
【0069】図7は、トリガ仕様を手動で保管するた
め、オペレータの呼び出しに応答して表示されるポップ
・アップ・メニューを示す、本発明の態様の1つによる
グラフィカル・ユーザ・インターフェイス・ディスプレ
イの説明図である。図7に示すように、保管ボタン61
6を選択すると、本明細書においてトリガ仕様保管ポッ
プ・アップ・メニュー650と呼ばれるポップ・アップ
・メニューが表示される。ポップ・アップ・メニュー6
50には、手動で保管されたトリガ仕様を指示すること
が可能な、ポインタ・アレイ310内の利用可能なポイ
ンタ項目のリストが含まれている。リスト652の省略
時名は、図6に関連して上述の通りである。リスト65
2における表示要素の1つを図形選択すると、トリガ定
義領域614に表示されるトリガ定義を含む現行トリガ
仕様の所定の部分が、選択されたバッファに記憶され
る。こうした時に、従来のグラフィカル技法を実施する
と、オペレータは、手動で保管されたトリガ仕様の名前
を、その省略時名から所望の名前に変更することが可能
になる。
【0070】言うまでもなく、図6及び図7に例示され
たグラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、単なる
例示にすぎない。例えば、例示の実施態様の場合、表示
要素は、ボタンとウィンドウ・タブの形をとる。もちろ
ん、タブ606、608、タブ層602、604、及
び、ボタン616及び618は、オペレータによる選択
またはデータ入力のための表示要素の提示に利用可能
な、数多くあるアプローチの単なる1つでしかない。こ
うした表示要素は、今後開発されるグラフィカル・ユー
ザ・インターフェイス・ディスプレイ技法に従って供給
することが可能である。例えば、アイコン、メニュー・
リスト、ポップ・アップ・メニュー、スクロール・リス
ト、及び、他のこうしたグラフィカル表示要素を任意の
組み合わせで用いることによって、オペレータに同じか
または同様の情報を提示することが可能になる。こうし
た実施例は、全て、関連技術において周知のものとみな
され、また、本発明の範囲内にあるとみなされる。
【0071】やはり言うまでもないことであるが、既述
のように、本発明の態様には、必ずしも、トリガ仕様を
手動で保管する能力が含まれているというわけではな
い。こうした態様の場合、保管ボタン616とその関連
ポップ・アップ・メニュー650及びサブリスト624
は、図6及び図7のグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェイスのディスプレイに提示されない。オペレータに提
供する必要があるのは、オペレータが所望のトリガ仕様
を選択して、リコールできるようにする、保管されてい
るトリガ仕様の表示に加えて、リコール・ボタン618
または実施されるユーザ・インターフェイスにおけるそ
の同等物だけである。本発明のさまざまな態様に適応す
るように、グラフィカル・ユーザ・インターフェイス・
ディスプレイに修正を施すことは、通常の当該技術者に
よる下検分の範囲内に含まれるとみなされる。
【0072】オペレータがトリガ仕様を手動で記憶する
ことが可能な代替実施態様によって、上述のものにさら
なる利点が加えられる。利点の1つは、トリガ仕様が後
日アクセスされるものであるかどうかを判定する能力で
あり、アクセスされる場合、実施の本発明によって支援
される自動記憶トリガ・シーケンスの数には制限がある
かもしれないので、可能性のある自動記憶トリガ・シー
ケンスの損失を回避するため、オペレータはトリガ仕様
を手動で記憶することになる。換言すれば、上述のよう
に、自動保管トリガ仕様は、結局、より最近のトリガ仕
様によって上書きされることになる。一方、手動で記憶
されるトリガ仕様は、オペレータによって上書きされる
まで、永久に記憶される。従って、オペレータは、トリ
ガ仕様を無期限に保持することが可能であり、もはや所
望されないと判定すれば、オペレータは、故意にそれを
削除することができる。
【0073】本発明は、特定のユーザ・インターフェイ
スによる実施に制限されるものではない。例えば、論理
解析器100または他の信号測定システムは、フラット
・パネル及びソフトキーによって実施されるユーザ・イ
ンターフェイスを備えることが可能である。こうした実
施態様の場合、記憶されたトリガ仕様名を特定ソフトキ
ーに隣接して提示することにより、ユーザが関連ソフト
キーを押して、所望のトリガ仕様を選択し、リコールさ
せることが可能になる。
【0074】もう1つの実施態様では、ユーザ・インタ
ーフェイスは、信号測定システムのフロント・パネルに
おける専用制御装置とすることが可能である。こうした
実施態様の場合、記憶されているトリガ・シーケンスの
それぞれについて、ボタン、キー、または、回転スイッ
チ位置のような制御装置が設けられる。専用制御装置の
操作によって所望のトリガ・シーケンスを選択すると、
所望のトリガ仕様がリコールされる。
【0075】やはり言うまでもないことではあるが、論
理解析器100は遠隔制御が可能である。こうした実施
態様の場合、入力/出力カード106の一方は、ネット
ワーク・インターフェイス・カード(NIC)である。
論理解析器100(または本発明をホストする他の信号
測定システム)は、オペレータに、NIC106を介し
てネットワークで記憶されているトリガ・シーケンスを
表示する。今後開発される任意の技法を用いて、本発明
をホストする信号測定システムを含むネットワークの遠
隔場所にデータを伝達し、制御することが可能である。
【0076】図8は、本発明の実施態様の1つに従って
実施される自動保管及びリコールのプロセスの高レベル
・フローチャートである。プロセス700は、所定の記
憶条件の発生に応答して、開始ブロック702から開始
される。既述のように、この所定の記憶条件には、任意
の数の事象を含むことが可能であり、オペレータによる
現行トリガ仕様の記憶要求は明示的に排除される。こう
した記憶条件が発生すると、プロセスはブロック704
から続行され、現行トリガ仕様が自動的に記憶される。
本明細書において用いられる限りにおいて、記憶される
「トリガ仕様」には、既述のように、現行トリガ仕様1
50の全てまたは一部を含むことが可能である。
【0077】本発明では、ブロック706において、ユ
ーザ・インターフェイスに所定の数の以前に記憶された
トリガ仕様が表示される。上述の例証となる実施態様の
場合、グラフィカル・ユーザ・インターフェイスを利用
して、こうした表示がなされた。しかし、関連技術者に
は明らかなように、一般に、信号測定システムにおい
て、とりわけ、論理解析器100において、こうした他
のユーザ・インターフェイスを実施することが可能であ
る。本発明では、ブロック706それ自体において、実
施されるユーザ・インターフェイスに適した表示がなさ
れる。
【0078】ブロック708では、オペレータによって
識別される記憶トリガ仕様が、編集のため、メモリから
リコールされ、現行トリガ仕様としてユーザに提示され
る。やはり、オペレータは、実施のユーザ・インターフ
ェイスを利用して、所望の記憶トリガ仕様がリコールさ
れるように選択する。次に、ブロック710において、
処理が終了する。
【0079】図9は、トリガ仕様の所定の部分を自動的
に保管し、リコールするために実施されるプロセスの代
替実施態様に関する高レベル・フローチャートである。
この実施態様の場合、ブロック802において、自動保
管及びリコール・プロセス800が呼び出され、その
後、ブロック804で、信号収集が呼び出されると、現
行トリガ仕様(またはその一部)が自動的に記憶され
る。このブロックで表されるプロセスを実施すると、任
意の所望数のトリガ定義を記憶することが可能になる。
【0080】ブロック806において、所定の数の以前
に記憶されたトリガ仕様に対するオペレータ・アクセス
が行われる。オペレータによるこうしたアクセスを可能
にするための任意のメカニズムを用いることが可能であ
る。そうしたアクセスの場合、オペレータは、メモリ1
04に関して任意の所望のトリガ仕様を検索・取り出し
することが可能である。
【0081】図10は、トリガ仕様の所望の部分を自動
的に記憶するため、本発明の実施態様の1つに従って実
施されるプロセスの高レベル・フローチャートである。
プロセス900は、例えば、図8のブロック704また
は図9のブロック804から実施することが可能であ
る。開始ブロック902が済むと、ブロック904にお
いて、選択されたトリガ仕様データがメモリに記憶され
る。このデータには、上述のように、トリガ定義並びに
任意の数のトリガ制御パラメータを含むことが可能であ
る。このデータの記憶が済むと、ブロック906におい
て処理が続行され、ブロック904における現行トリガ
仕様データの記憶を反映するように、ポインタ・アレイ
310が更新される。ポインタ・アレイ310は、ポイ
ンタと対応するトリガ仕様データ及び名前の適正な連関
が保証されるように、任意の既知の技法を用いて更新す
ることが可能である。次に、ブロック908において、
記憶プロセスが終了する。
【0082】図11は、トリガ仕様を自動的に記憶する
ため、本発明の実施態様の1つに従って実施されるプロ
セスの詳細なフローチャートである。現行トリガ仕様を
保管する決定がなされると、処理は、開始ブロック10
02からブロック1004に進み、所望の現行トリガ仕
様データが検索(取り出し)される。こうした検索で
は、自動保管及びリコール・サブシステム208が、論
理解析器100における他のさまざまなサブシステムま
たは記憶装置にアクセスすることが必要になる場合があ
る。こうしたデータの検索が行われる場合、検索データ
を記憶するため、ブロック1006において十分なサイ
ズのメモリ領域が割り当てられる。
【0083】ブロック1008では、ブロック1004
において検索(取り出し)された現行トリガ仕様データ
が、ブロック1006で割り当てられたメモリ領域に記
憶される。ブロック1010において、ポインタ・バッ
ファ内のポインタが、割り当てられたメモリ領域を指示
するようにセットされる。次に、ブロック1012にお
いて、処理が終了する。
【0084】図12は、以前に保管されたトリガ仕様を
リコールするため、本発明によって実施されるプロセス
の高レベル・フローチャートである。オペレータが特定
のトリガ仕様316のリコールを要求すると、処理は、
開始ブロック1102からブロック1104に進み、グ
ラフィカル・ユーザ・インターフェイス・スクリーンの
更新が阻止される。ブロック1106では、現行トリガ
仕様が、選択された記憶トリガ仕様に等しくなるように
セットされる。すなわち、選択された記憶トリガ仕様
が、メモリから検索(取り出し)またはコピーされ、現
行トリガ仕様として、オペレータに提示される。これが
実施されると、ブロック1108において、スクリーン
更新が可能になる。次に、ブロック1110において、
処理が終了する。
【0085】図13は、以前に保管されたトリガ仕様を
リコールするため、本発明によって実施されるプロセス
の詳細なフローチャートである。ブロック1202の
後、ブロック1204において、スクリーン更新が阻止
される。ブロック1206において、選択されたトリガ
仕様が納められているメモリ104内の領域を識別す
る、選択されたトリガ仕様のポインタが検索・取り出し
される。ブロック1208において、その選択されたト
リガ仕様が検索・取り出しされ、ブロック1210にお
いて、ユーザ・インターフェイスに送られる。ユーザ・
インターフェイスの更新が済むと、ブロック1212に
おいて、スクリーン更新が可能になる。次に、ブロック
1214において、処理が終了する。
【0086】図14は、本発明の実施態様の1つに従っ
て、ユーザ・インターフェイスで実施されるプロセスの
典型的な実施例に関するフローチャートである。開始ブ
ロック1302の後、ブロック1304において、トリ
ガ仕様エントリ・フィールドがユーザ・インターフェイ
スに表示される。ブロック1306において、表示され
たトリガ仕様に対するオペレータの入力が受信される。
こうした入力に、ブロック1308において決定される
信号収集が含まれる場合、処理はブロック1310から
続行される。別様であれば、処理はブロック1306か
ら続行され、追加オペレータ入力を受信することが可能
になる。このプロセスは、オペレータ入力の1つが、信
号収集を所望することを示すまで続行される。こうした
事態が生じると、ブロック1310において、表示され
たトリガ仕様が、現行トリガ仕様としてメモリに保管さ
れる。既述のように、表示されたトリガ仕様の全てまた
は一部をメモリに保管することが可能である。
【0087】ブロック1312において、オペレータ
は、収集の成果を評価する。期待通りであれば、ブロッ
ク1314において、オペレータは、データを解析する
ことが可能になる。期待通りでなければ、再び、ブロッ
ク1304から処理が続行され、トリガ仕様エントリ・
フィールドが、もう一度ユーザ・インターフェイスに表
示される。上記プロセスは、ブロック1312におい
て、オペレータが、期待通りの収集であったと判定する
まで、続行される。こうした判定がなされると、上述の
ように、ブロック1314において、オペレータは信号
データの解析を行うことが可能になる。次に、ブロック
1316において、処理が終了する。
【0088】本発明のさまざまな実施態様について上述
したが、もちろん、例示のためだけに示されたものであ
って、制限のためではない。例えば、本発明の例証とな
る態様は、論理解析器に関連して解説された。通常の当
該技術者には明らかなように、本発明は、トリガ仕様に
従って信号データの収集及び記憶を行う任意の信号測定
システムにおいて実施可能である。例えば、本発明は、
デジタル・オシロスコープ、プロトコル・アナライザ、
マイクロプロセッサ・エミュレータ、ビット・エラー・
レート・テスタ、ネットワーク・アナライザ等において
実施可能である。さらに、メモリ104に記憶されるト
リガ関連データは、現行トリガ仕様またはその一部であ
ると解説された。代替実施態様では、トリガ関連デー
タ、または、上述のように、トリガ仕様316には、伝
統的に、トリガ仕様の一部として含まれることのないト
リガ関連データが含まれる。さらに、以上の説明では、
オペレータが、単一ウィンドウ610に選択トリガ仕様
を表示させ、同時に、現行トリガ定義が表示されるよう
にすることを可能ならしめるユーザ・インターフェイス
の規定が示された。これは、オプションであり、オペレ
ータがトリガ仕様を選択して、ディスプレイ600です
ぐにその編集または評価を開始することができるので、
状況によっては望ましい。もちろん、代替表示アプロー
チを実施することも可能である。従って、本発明の広が
り及び範囲は、上記の例証となる実施態様のいずれによ
っても制限されることはなく、付属の請求項及びその同
等物によって規定されるだけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を実施することが可能な典型
的な論理解析器の機能ブロック図である。
【図2】本発明の態様を実施することが可能なトリガ・
マネージャの機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施態様の1つによる自動保管及びリ
コール・サブシステムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施態様の1つに従ってメモリに記憶
されるトリガ仕様の概略図である。
【図5】本発明のいくつかの態様で維持されるポインタ
・アレイの概略図である。
【図6】オペレータによるトリガ仕様の自動及び手動保
管が可能な、本発明の実施態様の1つによるグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェイス・ディスプレイの説明図
である。
【図7】オペレータによるトリガ仕様の手動保管のため
の呼び出しに応答して表示されるポップ・アップ・メニ
ューを表した、本発明の実施態様の1つによるグラフィ
カル・ユーザ・インターフェイスの説明図である。
【図8】本発明の実施態様の1つに従って実施される自
動保管及びリコールのプロセスの高レベル・フローチャ
ートである。
【図9】トリガ仕様の所定の部分を自動的に保管し、リ
コールするために実施されるプロセスの代替実施態様に
関する高レベル・フローチャートである。
【図10】トリガ仕様を自動的に記憶するために、本発
明の実施態様の1つに従って実施されるプロセスの高レ
ベル・フローチャートである。
【図11】トリガ仕様を自動的に記憶するために、本発
明の実施態様の1つに従って実施されるプロセスの詳細
なフローチャートである。
【図12】以前に保管されたトリガ仕様をリコールする
ために、本発明よって実施されるプロセスの高レベル・
フローチャートである。
【図13】以前に保管されたトリガ仕様をリコールする
ために、本発明よって実施されるプロセスの詳細なフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の実施態様の1つに従って、ユーザ・
インターフェイスにおいて実施されるプロセスの典型的
な実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
100 信号測定システム 104 メモリ装置 116 ユーザ・インターフェイス 150 トリガ仕様 204 自動保管システム 207 トリガ制御パラメータ 208 トリガ定義 209 トリガ定義 215 信号データ 302 自動記憶コントローラ 303 事象 306 リコール・コントローラ 310 ポインタ・アレイ 312 トリガ名 314 ポインタ 316 トリガ仕様の指定部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A.

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現行のトリガ仕様に従ってデータ信号を
    収集し記憶する信号測定システムに用いられるシステム
    であって、前記トリガ仕様に、トリガ定義及びトリガ制
    御パラメータが含まれていることと、前記現行トリガ仕
    様を記憶するために、オペレータ要求を含まない所定の
    記憶条件の発生に応答して、現行トリガ仕様の指定部分
    を自動的に保管するように、そして、後続のリコールの
    ための所定数の前記指定トリガ仕様部分に対する後続の
    アクセスを可能にするように構成され、仕組まれている
    こととを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記所定の記憶条件が、オペレータのデ
    ータを収集する試みであることを特徴とする請求項1に
    記載のシステム。
  3. 【請求項3】 トリガ仕様に従って信号データを収集
    し、記憶する信号測定システムに用いられる自動保管シ
    ステムであって、信号測定システムが、ユーザ・インタ
    ーフェイスとメモリ装置を備えていることと、前記自動
    保管システムが、該システムに操作可能に結合されたメ
    モリ領域に現行トリガに関連したデータを自動的に記憶
    するように構成され、仕組まれていることと、メモリか
    ら以前に記憶されたトリガ関連データを後でリコールす
    るため、所定数の前記メモリ領域にアクセス可能である
    こととを特徴とする自動保管システム。
  4. 【請求項4】 前記自動保管システムが、オペレータ・
    アクションを明確に排除して、前記トリガ関連データを
    記憶する所定の記憶条件の発生に応答して、前記トリガ
    関連データを記憶することを特徴とする、請求項3に記
    載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記所定の記憶条件が、信号データを収
    集するオペレータ要求を含むことを特徴とする請求項3
    に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記現行トリガ仕様の前記部分が、 現行トリガ定義と、 1つ以上の現行トリガ制御パラメータとを含むことを特
    徴とする請求項4に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記所定の記憶条件を定義する事象を識
    別する1つ以上の入力を受信し、前記1つ以上の事象入
    力が、前記所定の記憶条件の発生を表示すると、メモリ
    装置のある領域に前記トリガ関連データを記憶するよう
    に構成され、仕組まれている自動記憶コントローラと、 複数のメモリ装置領域の1つから、前記所定の記憶条件
    の以前の発生に応答して記憶されたオペレータ指定トリ
    ガ関連データを検索・取り出しして、前記検索したトリ
    ガ関連データをユーザ・インターフェイスに供給するよ
    うに構成され、仕組まれたリコール・コントローラとを
    含むことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 それぞれ前記複数のメモリ装置領域の1
    つを識別する複数のポインタと、それぞれ前記複数のポ
    インタの1つに関連し、前記関連するポインタによって
    識別されたメモリ装置領域に記憶されているトリガ関連
    データの記述を提供する複数のトリガ名とを含み、前記
    自動記憶コントローラ及び前記リコール・コントローラ
    によるアクセスが可能なポインタ・アレイを含むことを
    特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 トリガ定義及び1つ以上のトリガ制御パ
    ラメータを含むトリガ仕様に従って、信号データを収集
    し、記憶する信号測定システムにおいて、トリガ定義を
    自動的に保管し、後でリコールするための方法であっ
    て、 1)所定数の最近の信号収集要求に応答して、現行トリ
    ガ定義を自動的に記憶するステップと、 2)前記所定の数の以前に記憶されたトリガ定義に対す
    るオペレータ・アクセスを可能にするステップとを含む
    こと方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ1に、 a)メモリ装置のある領域に前記トリガ定義を記憶する
    ステップと、 b)トリガ定義が記憶されているメモリ領域、及び、そ
    れぞれ、対応するトリガ定義に関連し、その識別を行う
    名前に対するポインタが記憶されている、ポインタ・ア
    レイを更新して、前記現行トリガ定義の記憶を反映する
    ステップとを含むことを特徴とする請求項9に記載の方
    法。
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