JP2000310075A - 自転車用錠 - Google Patents

自転車用錠

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JP2000310075A
JP2000310075A JP11120961A JP12096199A JP2000310075A JP 2000310075 A JP2000310075 A JP 2000310075A JP 11120961 A JP11120961 A JP 11120961A JP 12096199 A JP12096199 A JP 12096199A JP 2000310075 A JP2000310075 A JP 2000310075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万一の際の手動操作も可能で、解錠の際にも
衝撃が少なく品質感の高い遠隔操作による施錠および解
錠を可能にした自転車用錠装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 送信手段24からのコード信号を受けて認
証コードが設定したものと一致した場合にのみ所定動力
により錠駆動部5を駆動して錠機構部3を動作させるため
の信号を発生する受信手段21を有する自転車用錠におい
て、錠駆動部5の正転および逆転により錠機構部3を施錠
および解錠するように構成したことを特徴とするもの
で、従来のもののようなリターンスプリングの復元力に
のみ依存した解錠動作のように衝撃的で大きな音を伴う
ことがなく、高い品質感を保持したまま、キーレスにて
遠隔操作により施錠および解錠動作が行え、そして、こ
のような高い品質感を背景に、駐輪場等の狭隘な場所で
の錠へのキーの抜き差し作業が不要で、無理な姿勢にて
屈むこともなく、体への負担を少なくでき、また、泥土
に汚れた錠機構部に触れることもなく清潔である等の遠
隔操作の利点を最大限に発揮させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作によって
操作され、認証コードが一致した場合に錠動作がなされ
る盗難防止に適した自転車用錠に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車において、盗難防止のために従来
から種々の錠装置が数多く提案されて使用されている。
最も一般的なものとしては、車輪のスポーク間に侵入し
て施錠される馬蹄形状の閂錠が多用されている。通常、
このタイプのものは手動にて馬蹄形状の閂を施錠してロ
ック位置を保持し、シリンダキーの回動によって解錠方
向に付勢された閂を解錠するもので、特開平8−744
58号公報(特許第2759256号公報)や特開平8
−312221号公報に開示されたものがある。そして
近年では、電子技術の発展によって、自転車等二輪車の
分野においても送受信装置の組合せを利用した錠装置も
提案されてきている。それらの例として、特開平8−2
60784号公報や特開平10−196188号公報に
開示されたものがある。前者のものは、手動によって施
錠された錠を、通常の手動キーによって解錠することが
できる他に、錠に対応して予め設定された識別コードを
含む光信号を発信手段から受けた場合にのみ、受信手段
側である錠において解錠制御信号を発生して解錠動作が
なされるように構成したものである。
【0003】また後者のものは、前後両輪の少なくとも
一方の車輪の回転が、手動によるロックバーの押込みに
より阻止されて施錠されたものを、送信手段側からのI
Dコードを含む電波の送信により、受信手段側である錠
側にて送信手段側からの前記IDコードを識別して照合
一致した場合にのみ電磁式解除バルブを作動させて、前
記ロックバーの復元により解錠がなされるように構成し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の遠隔操作式の自転車用錠装置にお
いては、いずれのものも、施錠を手動にて行い、解錠の
みを光あるいは電波を利用した遠隔操作により行うよう
に構成されている。何故なら、施錠を遠隔操作で行う場
合には、通常、車輪のスポーク間等に侵入して車輪の回
転を阻止する閂等の錠機構部の施錠動作時に、スポーク
に当接する位置にて車輪が停止していると施錠が不可能
となるために、施錠は広く手動によって行われているの
である。そのため、折角、遠隔操作にて錠の解錠が行わ
れて手等を汚すことなく自転車の走行がなされても、走
行終了後に泥土で汚れた閂等の錠機構部を、再び手指を
もって操作せねばならず、不衛生であった。
【0005】このようなことから、本件出願人は、前記
従来の遠隔操作式の自転車用錠装置における諸課題を解
決して、施錠動作および解錠動作のいずれの場合も遠隔
操作のみにて行うことを可能にした自転車用錠装置(特
願平10−79136号や特願平10−313223号
等)を提案し、さらに本件出願人は、これらの提案にな
る遠隔操作式の自転車用錠における電池不足や電気回路
の故障時にも施錠および解錠を手動にて行えるようにす
る錠装置を提案した(特願平10−369489号公
報)。しかしながら、この提案になるものは、解錠時に
は閂等の錠機構部は依然として解錠方向に付勢されたス
プリングにより行われるため、解錠が勢いよくなされて
衝撃が大きく、大きな音がして高級な品質感にやや欠け
るものである他、キーレスによる遠隔操作に手動操作を
すると(その逆も)、次のキーレス動作にはキーレス操
作2回分の動作を要する等、操作上違和感があった。
【0006】そこで本発明では、前記本件出願人による
提案発明をさらに改良して、万一の際の手動操作も可能
で、解錠の際にも衝撃が少なく品質感の高い遠隔操作に
よる施錠および解錠を可能にした自転車用錠装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、送信
手段からのコード信号を受けて認証コードが設定したも
のと一致した場合にのみ所定動力により錠駆動部を駆動
して錠機構部を動作させるための信号を発生する受信手
段を有する自転車用錠において、錠駆動部の正転および
逆転により錠機構部を施錠および解錠するように構成し
たことを特徴とするものである。また本発明は、前記錠
機構部のロックが錠駆動部におけるウォームギヤとウォ
ームホイールとの噛合によりなされるように構成したこ
とを特徴とするものである。また本発明は、前記錠機構
部の閂位置の判別のために位置検出手段を設置し、該位
置検出手段に対応する錠機構部における施錠位置と解錠
位置とに、異なった形態の信号が検出されるような識別
形状を付したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記錠機構部を手動にても動作できるように構成し
たことを特徴とするものである。また本発明は、前記錠
駆動部から錠機構部へ回転駆動力を伝達するために配置
された減速歯車内に錠駆動部から錠機構部への回転のみ
が伝達される一方向クラッチを配設したことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記減速歯車を収容する
ギヤホルダを錠機構部から開放自在に構成して解錠方向
に付勢された錠機構部の施錠を開放するように構成した
ことを特徴とするものである。また本発明は、前記ギヤ
ホルダの錠機構部からの開放をキーシリンダを揺動中心
として配設された解錠レバーによりなされるように構成
したことを特徴とするもので、これらを課題解決のため
の手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図9は本発明の自転車用錠の1実
施の形態を示すもので、図1は本発明の自転車用錠にお
ける送受信手段および上ケースを外して内部を示す施錠
状態にある錠本体の全体図、図2は錠本体の外観図、図
3は錠本体における錠駆動部から錠機構部に至る伝動機
構の断面図、図4は解錠状態にある錠本体の内部説明
図、図5はキーレス施錠途中の錠本体の内部説明図、図
6はキーレス解錠途中の錠本体の内部説明図、図7は手
動によるキー施錠途中の錠本体の内部説明図、図8は手
動による解錠途中の錠本体の内部説明図、図9は送信手
段および受信手段を示す制御ブロック構成図である。
【0009】本発明は、リモコン24等の遠隔送信手段
からのコード信号を受けて認証コードが設定したものと
一致した場合にのみ所定動力により錠駆動部(例えば電
力による電動モータ5)を駆動して錠機構部(例えば閂
駆動ギヤ8bにより駆動される閂3)を動作させるため
の信号を発生する受信手段を有する自転車用錠におい
て、錠駆動部5の正転および逆転により錠機構部3を施
錠および解錠するように構成したことを特徴とするもの
である。図1に示すように、本実施の形態では、受信手
段はバッテリーケース21内に電池等の電源23ととも
に配設された制御部22内に設けられて錠本体の近傍あ
るいは錠本体ケース内に配設される。錠本体は、図示省
略の自転車後輪に臨む後ホーク等に設置されるもので、
後輪スポーク間等に侵入して車輪の回転を阻止して施錠
を行う馬蹄形の閂3が装着された錠機構部と、該錠機構
部を伝動機構を構成する減速歯車列6、7、8を介して
操作する錠駆動部5、6等を収納するものである。一
方、前記制御部22における受信手段に対して所定の認
証コードを有するコード信号を送信するリモコン24に
は、前記コード信号を発信するための操作ボタン24a
が設置されている。また、該リモコン24には錠本体に
おける前記閂3を手動にて解錠するためのキー25も付
設される。
【0010】鋼板プレス成型品等の下ケース1(図3)
および樹脂成型品等の上ケース2にて画成される錠本体
の内部には以下のような各構成部材が配設される。前記
送信手段からのコード信号を受けて認証コードが設定し
たものと一致した場合にのみ電源電池23の電力により
正転および逆転が可能な錠駆動部を構成する電動モータ
5、該電動モータ5を保持してケースに固定されたモー
タブラケット10、該モータブラケット10に軸7dに
よって揺動自在に軸支されたギヤホルダ9(該ギヤホル
ダ9はモータブラケット10との間に配設された付勢ば
ね9cによって付勢部9aが上方へ押圧されて、後述す
る閂駆動ギヤ8bを錠機構部である閂3の外周面の歯部
3bと常時噛合するように構成されている。)が設置さ
れる。
【0011】以下図3を参照しつつ、該電動モータ5の
出力軸に設けられたウォームギヤ6に噛合して伝動機構
となる減速歯車を構成し、前記ギヤホルダ9に軸支され
るところのウォームホイール7a、該ウォームホイール
7aと一体の小径の平歯車7b、さらに、該ウォームホ
イール7aの内周に配設され正転時のみウォームホイー
ル7aから小径の平歯車7bへの回転駆動力の伝達が可
能な一方向クラッチ7c(該一方向クラッチ7cは軸方
向の移動によりウォームホイール7aと小径の平歯車7
bとを正転時の回転駆動力のみ伝達が可能なように接続
される形態であってもよい。その場合には、後述する解
錠レバー11によるギヤホルダ9の開放動作に代えて、
一方向クラッチ7cの軸方向移動を手動により行うこと
で、閂駆動ギヤ8b側と伝動モータ5側の接続を開放し
て錠機構部の手動による解錠を行うことが可能とな
る)、平歯車7bに噛合する大径の平歯車8a、該平歯
車8aと一体の閂駆動ギヤ8b、錠機構部を構成し前記
閂駆動ギヤ8bの正転および逆転時に該ギヤ8bと噛合
して、リターンスプリング4によって解錠方向に付勢さ
れた外周の一部(解錠および施錠位置間)に歯部3bを
設けた馬蹄形状の閂3が円周方向に施錠位置と解錠位置
との間で摺動自在にケース内に支持される。
【0012】一方、前記電動モータ5や減速歯車7、8
と反対側の対向する位置には、施錠状態にある閂3を手
動にて開放するためにケースに軸支されて揺動自在に設
置された解錠レバー11を操作するキーシリンダ12が
配設され、図2に示すように上ケース2の外側から手動
にて前記キー25(図1)を挿入してリターンスプリン
グ12bの復元力に抗して回動操作することで、レバー
12aによって当接部11bを下動させて前記解錠レバ
ー11を反時計方向に揺動させ、その先端部11aを上
動させて前記ギヤホルダ9の先端部の解除部9bを上動
させ、ギヤホルダ9を時計方向に揺動させるように構成
される。また、前記閂3をリターンスプリング4の復元
力に抗して手動にて施錠位置に操作できるように、該閂
3に上ケース2の外部に露出したレバー3a(図2)が
付設される。
【0013】また、ケースの内部には、キーレスによる
遠隔操作によって施錠および解錠がなされる場合に、錠
駆動部である電動モータ5を所定の位置にて停止させる
ため、あるいはキーレスによる遠隔操作および手動によ
って施錠および解錠がなされた場合に、錠機構部を構成
する閂3の現在の位置すなわち施錠位置にあるのか解錠
位置にあるのかを検出するために、マイクロスイッチ1
4等からなる閂位置検出手段が設置される。本実施の形
態では、閂3の外周面に、施錠位置に対応して施錠状態
を検出するための1つの溝を刻設した施錠状態検出部3
dと、解錠位置に対応して解錠状態を検出するための2
つの溝を刻設した解錠状態検出部3cとを刻設すると同
時にこれらの溝に対応する位置に、付勢ばね13aによ
って付勢されてこれらの溝に先端部が落ち込んで係止さ
れる閂位置検出レバー13の動きによってマイクロスイ
ッチに発生するパルス状態を判断して閂位置が検出され
る閂位置検出手段が構成される。閂位置検出手段として
は、本実施の形態の閂3の検出溝とマイクロスイッチ1
4から構成されるものの他、フォトカプラやアナログ式
ポテンショメータから構成されるものによって、施錠位
置と解錠位置とで異なった形態の信号が検出されるよう
な識別形状を付して構成することも可能である。
【0014】図9は送信手段および受信手段を示すブロ
ック構成図であり、リモコン24側における送信手段に
おいて、リモコン24自体は、ポケット等に入る大きさ
の小型で所定形状のフレームに、外側に露出する送信ス
イッチを構成する操作ボタン24a(図1)を有する。
リモコン24の内部には、電池残量や送信状態あるいは
錠状態(閂の位置)を表示するLED、送信制御用CP
Uからなる送信制御部、送信スイッチ、固有のコード信
号の認証値が記憶されている認証コード記憶部、変調回
路、送信部および送信用電源電池等を備える。なお、本
発明では、受信手段側である錠側にて1つの閂位置検出
手段により閂位置が検出可能に構成され、その検出結果
に基づいて自動的に電動モータ等の錠駆動部の駆動方法
が選択されるので、錠駆動部の駆動方向を送信側で判断
する必要がなく、操作ボタン24aは1つの送信ボタン
のみの設置で足りる。送信手段側で、操作ボタン24a
が押下されて送信スイッチが接続され、送信信号が送信
制御部に送出されると、送信制御部では認証コード記憶
部にて記憶されている固有の認証コードに対応した信号
を変調回路に送出し、変調回路にて変調された信号は送
信部から特定のコード信号として空中に発信される。
【0015】錠本体側である受信手段の制御部22にお
いて、所定の条件(例えば走行の開始の検出や手動スイ
ッチの投入)下にて受信制御部からの指令により電源供
給スイッチの投入のもとで、固有の認証コードに対応し
た送信手段側からの認証コード信号を受信部において受
信すると、復調回路にて復調して受信制御部への固有の
認証コード信号として入力する。受信制御部では、認証
コード記憶部にて記憶されている受信手段側の認証コー
ドと前記受信した送信手段側からのコード信号における
認証コードとが一致した場合には、前記閂3等の錠機構
部を動作させる錠駆動部である電動モータ5を駆動する
ための駆動信号を、施錠・解錠ドライブ部から送出する
ことになる。このとき、受信制御部から図示省略の作動
報知部に作動報知信号を送出して、施錠あるいは解錠の
動作が行われていることを音声等により報知することも
できる。例えば、前記電動モータ5の正転駆動によっ
て、閂駆動ギヤ8bを介して閂3が施錠位置に達する
と、位置検出部がこれを検出して錠駆動部である電動モ
ータ5に停止信号を送出する。なお、図示しての詳述は
しないが、走行状態検出装置(車輪に設置したマグネッ
トを車体側に設置したリードスイッチにて自転車の走行
状態をパルス信号として検出するもの等)を搭載させる
ことによって、リモコン24からの万一の誤動作による
コード信号の送信がなされても、自転車の走行を検出し
た場合には錠駆動部に駆動信号が送出されないように構
成することもできる。
【0016】このように構成された本発明の自転車用錠
装置の動作を説明する。<キーレス施錠>図4に示すよ
うに錠が解錠状態にあって閂3が錠本体内に引き込まれ
て収納された状態にて、マイクロスイッチからの信号に
より制御部が解錠状態と記憶しているとき(例えば閂3
の外周部に2つの溝が近接して刻設された解錠状態検出
部3cに閂位置検出レバー13が落ち込んで、連続して
2つ発生したパルスを認識して解錠状態を記憶させ
る。)、リモコン24における操作ボタン24aが押下
されて固有の認証コードに対応したコード信号が発信さ
れ、錠本体内の受信手段にて前記コード信号が受信手段
側の設定された認証コードと一致した場合に、制御部2
2は施錠を指示して正転の駆動信号を電動モータ5に送
出する。
【0017】電動モータ5の正転駆動により、ウォーム
ギヤ6、該ウォームギヤ6に噛合するウォームホイール
7aが回転し、該ウォームホイール7aと(一方向クラ
ッチ7cを介して)一体の小径の平歯車7bに噛合する
大径の平歯車8aにより減速されて回転が伝達される。
該大径の平歯車8aと一体の閂駆動ギヤ8bが正転し
て、外周部に刻設された歯部3aとの噛合により、閂3
がリターンスプリング4の復元力に抗して施錠方向に移
動される。この状態を図5に示す。リターンスプリング
4の復元力によって閂3は解錠方向に引き戻される力を
受けるが、前記ウォームギヤ6とウォームホイール7a
によって解錠方向への移動は規制される。施錠位置への
寸前にて、閂位置検出手段である閂位置検出レバー13
が閂3の外周部の1つの溝から構成された施錠状態検出
部3dに落ち込んでマイクロスイッチ14が施錠位置信
号(1つのパルス)を発生し、制御部22は施錠終了を
指示して電動モータ5を停止させ(図1の状態)と同時
に、施錠状態を記憶する。
【0018】<キーレス解錠>図1の施錠状態から、前
述したキーレス施錠時と同様にして、リモコン24にお
ける操作ボタン24aの押下により送信された固有の認
証コードに対応したコード信号を受信した受信手段の制
御部22では、前記受信コード信号が受信手段側の設定
された認証コードと一致した場合に、さきに記憶した施
錠状態の記憶に基づいて解錠を指示し、図6に示すよう
に、錠駆動部に逆転駆動信号を送出して電動モータ5を
逆転させる。これによって、外周部に刻設された歯部3
aと閂駆動ギヤ8bとの噛合により、減速歯車を介して
閂3はリターンスプリング14の復元力によって矢印の
ように解錠方向に移動し錠本体内に収納されていく。こ
のとき、リターンスプリング4の復元力によって閂3は
解錠方向に引き戻される力を受けるが、前記ウォームギ
ヤ6とウォームホイール7aによって解錠方向への急激
な移動は規制され、減速歯車および電動モータ5の逆転
に同期して円滑かつ静粛に解錠方向に移動する。さら
に、電動モータ5は逆転を続け、解錠位置の寸前にて、
閂位置検出手段である閂位置検出レバー13が閂3の外
周部の2つの溝から構成された解錠状態検出部3cに落
ち込んでマイクロスイッチ14が施錠位置信号(2つの
パルス)を発生し、制御部22は解錠終了を指示して電
動モータ5を停止させ(図4の状態)と同時に、解錠状
態を記憶する。
【0019】<手動で施錠>キーレスにて解錠された図
4の状態や、図5の施錠途中状態において、電源電池切
れや錠駆動部の故障等が生じた万一の場合、図7に示す
ように、閂に3に付設されたレバー3aを手指にて操作
して、閂3をリターンスプリング4の復元力に抗して矢
印の施錠方向に移動させることにより施錠状態にするこ
とができる。つまり、前述したように(図1参照)、ウ
ォームホイール7aと小径の平歯車7bとの間にはウォ
ームホイール7a側から平歯車7bへの回転駆動力のみ
伝達が可能な一方向クラッチ7cが配設されているの
で、ウォームホイール7aに対する平歯車7bの正転動
作はフリーとなっているため、前記ウォームギヤ6とウ
ォームホイール7aから開放されて、手動での閂3の施
錠方向への移動が行えるものである。なお、施錠後の閂
位置検出手段による施錠位置の検出は制御回路内の二次
電池等の存在により記憶が可能である。
【0020】<手動で解錠>図1の施錠状態や図6の解
錠途中状態において、電源電池切れや錠駆動部の故障等
が生じた万一の場合、図8に示すように、一般のサーク
ル錠と同様に、キー25(図1)をキーシリンダ12に
挿入して回動すると、リターンスプリング12bの復元
力に抗してレバー12aを時計方向に回動操作させ、当
接部11bを下動させて前記解錠レバー11を反時計方
向に揺動させ、その先端部11aを上動させて前記ギヤ
ホルダ9の先端部の解除部9bを上動させる。これによ
って、ギヤホルダ9を付勢ばね9cの復元力に抗して軸
7dを揺動中心として時計方向に揺動され、閂3の外周
面の歯部3bと閂駆動ギヤ8bとの噛合が開放されて、
ウォームギヤ6とウォームホイール7aとにより規制さ
れていた解錠方向への移動が、リターンスプリング4の
復元力によってなされる。
【0021】なお、本動作は、万一のやむを得ない場合
であり、リターンスプリング4の復元力によって比較的
大きな衝撃を伴って解錠動作がなされるが、閂3に摩擦
機構や緩衝機構を付設することもできる。また、本動作
の場合も、解錠後の閂位置検出手段による解錠位置の検
出は制御回路内の二次電池等の存在により記憶が可能で
ある。したがって、電源電池の交換や錠駆動部の故障の
修理、交換によって、再びキーレスでの遠隔操作による
錠操作がなされる場合でも、記憶された閂位置の情報に
よって、その後の制御部による制御に支障を来すことが
ない。さらに、キー25を使用しての手動による解錠後
にはキーシリンダ12からキー25を抜き取れることが
できるように構成されていることにより、キーレス操作
時はキーが不要であり、手動によるキー操作時も、解錠
後にキーを抜き取れるために、本自転車のキーを他の用
途のキーと一緒に携行することができて、専用キーとし
て特別に携行する面倒がない。
【0022】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で送信手段と受信手段
との間の遠隔操作のための信号伝達手段の種類(例えば
電波のみならず、光、音声等)、閂駆動ギヤとの噛合形
態を含む閂の形状、リターンスプリング等による解錠形
態、電動モータ等の錠駆動部の形式、閂位置検出手段の
検出方式、減速歯車の組合せ形態、一方向クラッチの形
式およびその配設形態、キーシリンダの設置位置、解錠
レバの形状、キーシリンダによる解錠レバーの操作形
態、ギヤホルダの形状、解錠レバーによるギヤホルダの
操作形態、電源の種類(充電式二次電池等でもよい)、
認証コードの設定方式等については適宜選定することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、送信手段からのコード信号を受けて認証コードが設
定したものと一致した場合にのみ所定動力により錠駆動
部を駆動して錠機構部を動作させるための信号を発生す
る受信手段を有する自転車用錠において、錠駆動部の正
転および逆転により錠機構部を施錠および解錠するよう
に構成したことにより、従来のもののようなリターンス
プリングの復元力にのみ依存した解錠動作のように衝撃
的で大きな音を伴うことがなく、高い品質感を保持した
まま、キーレスにて遠隔操作により施錠および解錠動作
が行えることとなった。そして、このような高い品質感
を背景に、駐輪場等の狭隘な場所での錠へのキーの抜き
差し作業が不要で、無理な姿勢にて屈むこともなく、体
への負担を少なくでき、また、泥土に汚れた錠機構部に
触れることもなく清潔である等の遠隔操作の利点を最大
限に発揮させることができる。
【0024】また、前記錠機構部のロックが錠駆動部に
おけるウォームギヤとウォームホイールとの噛合により
なされるように構成したことにより、減速歯車の一部を
構成するウォームギヤとウォームホイールとの噛合を巧
妙に活用して、閂の移動のロック規制が行え、格別にロ
ック機構を設ける必要がないので、部品点数の削減が図
れる。さらに、前記錠機構部の閂位置の判別のために位
置検出手段を設置し、該位置検出手段に対応する錠機構
部における施錠位置と解錠位置とに、異なった形態の信
号が検出されるような識別形状を付したことにより、1
つの位置検出手段を設置するだけで、錠機構部の施錠位
置と解錠位置とを明確に区別することが可能となるの
で、構成が簡素化されて低コストとなる他、キーレスに
よる遠隔操作による錠動作の後でも、手動による錠動作
の後でも、錠機構部の閂位置が常に記憶されていて次の
錠動作を違和感なく行うことができる。さらにまた、前
記錠機構部を手動にても動作できるように構成したこと
により、施錠後あるいは解錠後もしくはそれらの錠動作
途中において電源電池が切れたり、錠駆動部や伝動機構
等が故障した場合でも、手動によって解錠あるいは施錠
が行えるので、万一の場合でも、解錠しての走行、施錠
による盗難防止が行えることとなる。
【0025】また、前記錠駆動部から錠機構部へ回転駆
動力を伝達するために配置された減速歯車内に錠駆動部
から錠機構部への回転のみが伝達される一方向クラッチ
を配設したことにより、キーレスでの動力を利用した遠
隔操作を円滑に行えるとともに、錠駆動部に影響を及ぼ
すことなく別途に格別の構成を準備せずして錠機構部を
フリーに手動にて施錠することを可能にした。さらに、
前記減速歯車を収容するギヤホルダを錠機構部から開放
自在に構成して解錠方向に付勢された錠機構部の施錠を
開放するように構成したことにより、錠機構部に至るま
でのどの部分に不具合が生じても、ギヤホルダを開放す
れば解錠が可能となるので、走行開始に支障を来すこと
がない。さらにまた、前記ギヤホルダの錠機構部からの
開放をキーシリンダを揺動中心として配設された解錠レ
バーによりなされるように構成したことにより、比較的
小さなキーの回動力にても大きな力でギヤホルダの錠機
構部からの開放、すなわち手動にての解錠を行うことが
できるとともに、手動にての解錠後にキーを抜き取るよ
うに構成して、他の用途のキーと一緒に携行することも
可能にし、キーの所持が面倒でなく、紛失の虞れも少な
くなる。このように本発明によれば、万一の際の手動操
作も可能で、解錠の際にも衝撃が少なく品質感の高い遠
隔操作による施錠および解錠を可能にした自転車用錠装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自転車用錠の1実施の形態を示すもの
で、本発明の自転車用錠における送受信手段および上ケ
ースを外して内部を示す施錠状態にある錠本体の全体図
である。
【図2】同、錠本体の外観図である。
【図3】同、錠本体における錠駆動部から錠機構部に至
る伝動機構の断面図である。
【図4】同、解錠状態にある錠本体の内部説明図であ
る。
【図5】同、キーレス施錠途中の錠本体の内部説明図で
ある。
【図6】同、キーレス解錠途中の錠本体の内部説明図で
ある。
【図7】同、手動によるキー施錠途中の錠本体の内部説
明図である。
【図8】同、手動による解錠途中の錠本体の内部説明図
である。
【図9】同、送信手段および受信手段を示す制御ブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 上ケース 3 閂(錠機構部) 3a レバー 3b 歯部 3c 解錠状態検出部 3d 施錠状態検出部 4 リターンスプリング 5 電動モータ(錠駆動部) 6 ウォームギヤ 7a ウォームホイール(減速歯車) 7b 小径の平歯車(減速歯車) 7c 一方向クラッチ 7d 軸 8a 大径の平歯車(減速歯車) 8b 閂駆動ギヤ 9 ギヤホルダ 9a 付勢部 9b 解除部 9c 付勢ばね 10 モータブラケット 11 解錠レバー 12 キーシリンダ 12a レバー 12b リターンスプリング 13 閂位置検出レバー 13a 付勢ばね 14 マイクロスイッチ(閂位置検出手段) 21 バッテリーケース 22 制御部(受信手段) 23 電源 24 リモコン(送信手段) 24a 操作ボタン 25 キー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段からのコード信号を受けて認証
    コードが設定したものと一致した場合にのみ所定動力に
    より錠駆動部を駆動して錠機構部を動作させるための信
    号を発生する受信手段を有する自転車用錠において、錠
    駆動部の正転および逆転により錠機構部を施錠および解
    錠するように構成したことを特徴とする自転車用錠。
  2. 【請求項2】 前記錠機構部のロックが錠駆動部におけ
    るウォームギヤとウォームホイールとの噛合によりなさ
    れるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    自転車用錠。
  3. 【請求項3】 前記錠機構部の閂位置の判別のために位
    置検出手段を設置し、該位置検出手段に対応する錠機構
    部における施錠位置と解錠位置とに、異なった形態の信
    号が検出されるような識別形状を付したことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の自転車用錠。
  4. 【請求項4】 前記錠機構部を手動にても動作できるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の自転車用錠。
  5. 【請求項5】 前記錠駆動部から錠機構部へ回転駆動力
    を伝達するために配置された減速歯車内に錠駆動部から
    錠機構部への回転のみが伝達される一方向クラッチを配
    設したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載の自転車用錠。
  6. 【請求項6】 前記減速歯車を収容するギヤホルダを錠
    機構部から開放自在に構成して解錠方向に付勢された錠
    機構部の施錠を開放するように構成したことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の自転車用錠。
  7. 【請求項7】 前記ギヤホルダの錠機構部からの開放を
    キーシリンダを揺動中心として配設された解錠レバーに
    よりなされるように構成したことを特徴とする請求項6
    に記載の自転車用錠。
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